JPH10210367A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JPH10210367A
JPH10210367A JP9007831A JP783197A JPH10210367A JP H10210367 A JPH10210367 A JP H10210367A JP 9007831 A JP9007831 A JP 9007831A JP 783197 A JP783197 A JP 783197A JP H10210367 A JPH10210367 A JP H10210367A
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lines
line
imaging device
pixels
solid
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Takayuki Kijima
貴行 木島
Junzo Sakurai
順三 櫻井
Masaru Kawase
大 川瀬
Hiroyuki Watabe
洋之 渡部
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い駆動周波数を用いることなく高画素の固
体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ数の出力を
得ることができる、色信号が欠落することのない電子的
撮像装置を提供する。 【解決手段】 光を受けて電気信号に変換する画素を2
次元状に配列して有し該画素の水平方向の一並びをライ
ンとしてそのラインが垂直方向に複数並設されて構成さ
れているCCDと、このCCDを順次走査することによ
り静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を取り出
す(A)に示すようなモードと、静止画を記録しまたは
動画処理するべく上記CCDから垂直方向の一部連続す
るk(kは正の整数)ラインに係る画素信号を取り出す
(B)に示すようなモードと、を選択的に制御するCP
Uとを備えた電子的撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的撮像装置、
より詳しくは、2次元状に配列された画素を有する固体
撮像素子から画素信号を取り出して静止画を記録しまた
は動画処理を行う電子的撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の微細加工技術の進歩に伴い、光学
的な画像を電気的な画像信号に変換するCCD等の固体
撮像素子も高画素化が進んでいる。
【0003】こうした高画素のCCDとして、例えば1
00万画素相当のインターライン型の固体撮像素子を考
えると、該固体撮像素子を20MHz(メガヘルツ)以
下の周波数により順次走査駆動させた場合には、画素数
の関係から、通常は毎秒10〜15フレーム程度の画像
が得られることになる。
【0004】このフレーム数は、動画データとして用い
るには十分なコマ数とはいえず、該固体撮像素子を有す
る電子的撮像装置に動画データを必要とするような制御
系がある場合には、例えばオートフォーカス(AF)や
自動露出制御(AE)やオートホワイトバランス(AW
B)などの処理を高速に行うことができないという不都
合があった。
【0005】これについて、図24を参照して詳細に説
明する。図24は、従来のCCD駆動手段により得られ
るCCD出力データおよび液晶表示データを示すタイム
チャートである。
【0006】図24中、1/60VDと記載されている
のが、1/60秒周期の垂直同期信号であり、これに対
して、CCDからの出力データが図示の符号A,B,
C,D,Eに示すように秒10コマの割合で得られる。
【0007】これに対して、例えばシステムに液晶表示
装置が設けられている場合には、液晶表示を行うに際し
て1秒あたりに60コマ程度の駆動を行わないと、液晶
の反応等の理由により良好な表示を行うことができない
ために、例えばメモリ等の手段を用いてCCDの出力デ
ータを記憶させておき、該メモリに記憶された同一のコ
マのデータを何度か出力することにより、コマ数を多く
して表示を行うことができるように対応していた。
【0008】つまり、図24に示すように、例えば、C
CDからAというデータが出力されると、そのデータA
を一旦メモリに記憶させて、データAが全てメモリに記
憶されたところで、液晶表示データとして、該メモリか
らデータAを6回繰り返して出力するようにしている。
ここではデータAは上述したように秒10コマの割合で
出力されるために、液晶表示データとしては秒60コマ
の割合で出力されることになる。
【0009】このような駆動手段を用いる場合には、必
ずメモリ等の手段が必要となるが、表示用にコマ数を調
整するためだけに高価なメモリを用いるのは、コスト的
に効率が良いとはいえなかった。
【0010】また、上述したようなCCD出力データ
を、高速な動画データを用いて処理をしたい制御用のデ
ータとして、例えば図24のCCD出力データに()書
きで示したようなAFデータや、その他にもAEデータ
あるいはAWBデータとして用いる必要がある場合があ
る。
【0011】例えばオートフォーカスを行う場合に、1
コマ分のCCDデータを用いて必ず合焦させることがで
きるとは限らないために、複数コマを用いてオートフォ
ーカスを行うことになるが、上述したような1秒間に1
0コマ程度しか動画を得ることができない場合には、オ
ートフォーカス動作を行うのに長い時間を要するという
不都合があった。
【0012】特に、電子的撮像装置が電子スチルカメラ
である場合には、静止画の撮影を行うものであるため
に、シャッタチャンス等を逃がさないことが大変に重要
であり、AF,AE,AWB等に時間を要するのはこの
点において大きな不都合となっていた。
【0013】しかも、上述のように秒10コマ程度のフ
レームレートしか得られない場合には、AF,AE,A
WBを同時に平行処理しなければ制御が間に合わないた
めに、上述したようにメモリが必要であったり、回路規
模が大きくなったりして、コスト的に不利となってい
た。
【0014】そこで、メモリを設けることなくコマ数を
上げるために、間引き読み出しを行う手段が考えられ
る。図25,図26を参照して従来の間引き読み出しに
ついて説明する。
【0015】図25は従来の固体撮像素子の色フィルタ
の構成例を示す図である。
【0016】この図25に示すような線順次のフィルタ
構成は、原色のベイヤー配列として公知のものであり、
1ライン目がレッド(R)とグリーン(G)の繰り返
し、2ライン目がグリーン(G)とブルー(B)の繰り
返しとなっていて、その後の奇数ラインは上記1ライン
目と、偶数ラインは上記2ライン目とそれぞれ同様に構
成されている。一般的に全画素読み出しと呼ばれるCC
Dでは、このような原色のベイヤー配列という色差線順
次形式のフィルタ配列が一般的となっている。
【0017】一般的にCCDにおいて、間引き処理を行
うことにより単位時間当たりのフレーム数を上げようと
すると、図26に示すように、単純に1ラインずつ間引
く走査が考えられる。
【0018】しかし、このような間引き読み出しを行う
と、例えば1ライン目,3ライン目,5ライン目,…な
どの奇数ライン目が読み出されることになるために、上
記図25に示したようなベイヤー配列のフィルタ構成の
CCDでは、RGのライン(赤色情報を含むラインであ
るために、図26において(CR)と表示してある。)
のみが読み出されてグリーン(G)とレッド(R)の色
信号が得られるデータのみが出てきてしまい、偶数ライ
ンに存在するブルー(B)の信号(同図26において、
青色情報を含むラインは(CB)と表示してある。)が
得られないことになってしまう。
【0019】こうして、コマ数を上げるために単純に1
ラインを飛ばして間引き走査を行っても、必ずG,R,
Bの全ての信号を得られるとは限らないために、液晶表
示用のカラーデータとして用いることはできず、液晶表
示装置が設けられている電子スチルカメラに使用するに
は適さなかった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、高画
素のインターライン型の固体撮像素子を動画信号処理を
行うに適した単位時間当たりのコマ数で駆動するために
は、高い駆動周波数が必要であり、20MHz以下の周
波数で順次走査駆動させると、単位時間当たりのコマ数
が少なくなってしまった。
【0021】これに対応するために、間引き走査を行う
と、上述したように全画素読み出し方式のCCDイメー
ジセンサでは、従来より一般的にベイヤー配列などの色
差線順次形式の配列の色フィルタが用いられているため
に、色信号が欠落して必要なカラー信号が得られないこ
とがあった。
【0022】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、高い駆動周波数を用いることなく固体撮像素子か
ら単位時間当たりに多くのコマ数の出力を得ることがで
きる電子的撮像装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による電子的撮像装置は、光を受けて
電気信号に変換する画素を2次元状に配列して有し該画
素の水平方向の一並びをラインとしてそのラインが垂直
方向に複数並設されて構成されている固体撮像素子と、
上記固体撮像素子を順次走査することにより静止画を記
録するべく全画素に係る画素信号を取り出すモードと静
止画を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素子
から垂直方向の一部連続するk(kは正の整数)ライン
に係る画素信号を取り出すモードとを選択的に制御する
制御手段とを備えたものである。
【0024】また、第2の発明による電子的撮像装置
は、光を受けて電気信号に変換する画素を2次元状に配
列して有し該画素の水平方向の一並びをラインとしてそ
のラインが垂直方向に複数並設されて構成されている固
体撮像素子と、上記固体撮像素子を順次走査することに
より静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を取り
出すモードと静止画を記録しまたは動画処理するべく上
記固体撮像素子から垂直方向のm(m≧3、mは整数)
ライン毎にn(n≧1、nは整数)ラインに係る画素信
号を一部連続するk(k≧6、kは整数)ラインにおい
て取り出すモードとを選択的に制御する制御手段とを備
えたものである。
【0025】さらに、第3の発明による電子的撮像装置
は、光を受けて電気信号に変換する画素を2次元状に配
列して有し該画素の水平方向の一並びをラインとしてそ
のラインが垂直方向に複数並設されて構成されている固
体撮像素子と、上記固体撮像素子を順次走査することに
より静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を取り
出すモードと静止画を記録しまたは動画処理するべく上
記固体撮像素子から垂直方向のm(m≧3、mは整数)
ライン毎にn(n≧2、nは整数)ラインを加算した画
素信号を一部連続するk(k≧6、kは整数)ラインに
おいて取り出すモードとを選択的に制御する制御手段と
を備えたものである。
【0026】従って、第1の発明による電子的撮像装置
は、固体撮像素子が光を受けて電気信号に変換する画素
を2次元状に配列して有し該画素の水平方向の一並びを
ラインとしてそのラインが垂直方向に複数並設されて構
成され、制御手段が上記固体撮像素子を順次走査するこ
とにより静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を
取り出すモードと静止画を記録しまたは動画処理するべ
く上記固体撮像素子から垂直方向の一部連続するk(k
は正の整数)ラインに係る画素信号を取り出すモードと
を選択的に制御する。
【0027】また、第2の発明による電子的撮像装置
は、固体撮像素子が光を受けて電気信号に変換する画素
を2次元状に配列して有し該画素の水平方向の一並びを
ラインとしてそのラインが垂直方向に複数並設されて構
成され、制御手段が上記固体撮像素子を順次走査するこ
とにより静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を
取り出すモードと静止画を記録しまたは動画処理するべ
く上記固体撮像素子から垂直方向のm(m≧3、mは整
数)ライン毎にn(n≧1、nは整数)ラインに係る画
素信号を一部連続するk(k≧6、kは整数)ラインに
おいて取り出すモードとを選択的に制御する。
【0028】さらに、第3の発明による電子的撮像装置
は、固体撮像素子が光を受けて電気信号に変換する画素
を2次元状に配列して有し該画素の水平方向の一並びを
ラインとしてそのラインが垂直方向に複数並設されて構
成され、制御手段が上記固体撮像素子を順次走査するこ
とにより静止画を記録するべく全画素に係る画素信号を
取り出すモードと静止画を記録しまたは動画処理するべ
く上記固体撮像素子から垂直方向のm(m≧3、mは整
数)ライン毎にn(n≧2、nは整数)ラインを加算し
た画素信号を一部連続するk(k≧6、kは整数)ライ
ンにおいて取り出すモードとを選択的に制御する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図6は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は電子的撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【0030】この電子的撮像装置は、基本的には静止画
を撮像して記録することを主目的としたものであり、図
1に示すように、レンズおよび絞り17を介して入射し
た被写体像を電気信号に変換する2次元配列の固体撮像
素子たるCCD1と、このCCD1の出力からリセット
雑音などを取り除くための相関二重サンプリング回路
(CDS)2と、この相関二重サンプリング回路2の出
力のゲインを調節するゲインコントロールアンプ(AM
P)3と、このゲインコントロールアンプ3の出力信号
をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器(A
/D)4と、デジタル信号に変換された映像信号に各種
の処理を施すプロセス処理回路5と、上記CCD1を駆
動するための転送パルスを出力するとともに、上記相関
二重サンプリング回路2用のサンプルホールドのパルス
を出力し、さらに上記アナログデジタル変換器4により
A/D変換を行うためのタイミングパルスを出力するタ
イミングジェネレータ(TG)6と、このタイミングジ
ェネレータ6と後述するCPU8との同期をとるための
信号を発生するシグナルジェネレータ(SG)7と、こ
の電子的撮像装置全体についてタイミング等を含む各種
の制御を行う例えばマイクロコンピュータでなるCPU
8と、上記プロセス処理回路5から出力された上記CC
D1の画素データを蓄積するメモリたるDRAM9と、
上記レンズおよび絞り17によるオートフォーカス用の
演算を行う制御回路でなるオートフォーカス回路(A
F)10と、上記CCD1上に結像される被写体像の測
光を行うための制御回路でなる自動露出制御回路(A
E)11と、ホワイトバランスを自動的に制御するため
の制御回路であるオートホワイトバランス回路(AW
B)12と、この電子的撮像装置に設けられているモニ
タである液晶表示装置13と、該電子的撮像装置の外部
のモニタ等でなる外部表示装置へ出力を行うための出力
端子を有してなる外部表示用端子14と、上記DRAM
9に蓄積された1画面分の画素データを後述する記録媒
体16にデータ量を減らして記録するために圧縮し、ま
たは該記録媒体16から読み出した圧縮データの伸長を
行う圧縮伸長回路15と、静止画データを記録する記録
媒体16とを有して構成されている。
【0031】このような電子的撮像装置において、画像
を記録する際には次のような動作を行う。
【0032】上記CCD1からCDS2,AMP3,A
/D4,プロセス処理回路5を介して出力された画像信
号が、例えば液晶表示装置13により表示される。撮影
者は、この液晶表示装置13を見ながら被写体の構図等
を決定して、図示しない撮影ボタンを押す。
【0033】すると、上記プロセス処理回路5の出力が
DRAM9を介して圧縮伸長回路15により圧縮され、
記録媒体16に記録される。
【0034】また、上記電子的撮像装置において、記録
した画像の再生を行う場合には、次のような動作を行
う。
【0035】上記記録媒体16に蓄えられている圧縮デ
ータを読み出して、圧縮伸長回路15により伸長処理を
し、その伸長されたデータがDRAM9に書き込まれ
る。
【0036】このデータを再びプロセス処理回路5を介
して液晶表示装置13や外部表示用端子14から外部表
示装置に出力することにより、静止画として再生され
る。
【0037】次に、上述したような構成において、上記
CCD1を駆動して画像データを得る手段について説明
する。図2はCCDを構成するラインからの画像データ
の読み出し方法を示す図である。
【0038】図2において、この2次元配列の固体撮像
素子であるCCD1を構成する画素の水平方向の並びを
ラインと呼び、このラインが垂直方向に1ラインからL
ラインまで並んでいて、これらがこのCCD1の垂直方
向に並ぶ全てのラインであるとする。
【0039】図2(A)は、上記CCD1を1ラインか
らLラインまで順次走査することによって、全画素に係
る画素信号を取り出して、静止画を記録するモードを示
している。
【0040】つまり、いわゆるプログレッシブと呼ばれ
る方法により、図4において外側の大きな矩形枠で示す
ようなフル画面エリアについて順次走査を行い、全画素
に係る情報を出力しているために、静止画として高解像
度の画像を得ることができるモードである。
【0041】これに対して、図2(B)は、上記CCD
1から図4において斜線で示すような垂直方向の一部連
続するk(kは正の整数)ライン、つまりj+1ライン
からj+kライン(jは0以上の整数)の画素信号を取
り出して、動画処理するモードを示している。なお、こ
のモードの出力を静止画として記録することも可能であ
る。
【0042】このような連続するkラインの部分のみを
読み出す手段を用いれば、全Lラインを読み出す場合に
比べてフレームレートをL/k倍に向上することができ
るために、動画処理を行う場合に大変有効であり、早い
フレームレートの動画データを得ることが可能となる。
【0043】ここに、上記連続するkラインは、例えば
CCD1のフル画面エリアの中央部を取るようにすると
良い。このモードにより読み出した画像データは、後述
するように、例えばオートフォーカス(AF)や自動露
出制御(AE)やオートホワイトバランス(AWB)等
の処理に用いられるが、こうした処理においては中央重
点処理が行われることが多いからである。
【0044】次に、上記図2(A)に示したようなモー
ドと図2(B)に示したようなモードとがどのように実
行されるかを図3を参照して説明する。図3は電子的撮
像装置におけるCCDの読み出しモードを示すタイムチ
ャートである。
【0045】図3において、1/60VDと記載された
部分は、1/60秒周期の垂直同期信号であり、上記従
来例において図24に示したものと同様に、垂直同期信
号を例えば1/60秒周期にした例を示すものである。
【0046】また、図3において、上記1/60VDの
下側にはCCD1から読み出す信号のモードを示してい
る。
【0047】静止画用の高画質な画像を取り込む以外の
ときは、上記図2(B)に示したようなモードにより連
続するkライン部分を読み出すことにより、フレームレ
ートを向上して上記垂直同期信号VDに同期させ、例え
ば動画処理を行うことを可能としている。こうして出力
された画像データは、図6に示すように、AE,AF,
AWBなどの制御用データを算出する処理に、例えば1
フレームずつ順に繰り返して用いられる。
【0048】なお、このようなフレーム毎に異なる処理
を繰り返して行う場合には、例えば制御用データを蓄積
することが考えられるが、この場合には、蓄積するデー
タを各々の処理内容に合わせて同一の蓄積系により蓄積
して処理することも可能となる。
【0049】上述のような処理を行っている最中に、図
示しない撮影ボタンが押されるなどによりトリガが発せ
られると、それまでの動画処理により露光やピントが適
切に合った状態に既に制御されているために、トリガが
入力されたフレームの次から直ちに静止画を撮影するこ
とができる。
【0050】この静止画の撮影は、上記図2(A)に示
したようなモードにより、CCD1を1ラインからLラ
インまで順次走査することによって行われる。この全ラ
インの走査が例えば1/10秒の時間を要するとする
と、1/60秒周期の垂直同期信号VDによりカウント
する場合には、静止画の全データを出力するのに、6コ
マ分の時間が必要となる。
【0051】この静止画データの出力が終了すると、該
電子的撮像装置は、再び動画処理を行うモードに入っ
て、連続するkライン部分を読み出して出力し、AE,
AF,AWB等の処理を行って、次の撮影に備える。
【0052】また、図5は、上記図4の変形例を示した
ものであり、上記連続するkラインを1つのブロックと
して、複数のブロックを取り出す例を示す図である。
【0053】すなわち、上記図4においては、連続する
kラインをCCD1のフル画面エリアの例えば中央部か
ら1つだけ取るようにしていた。
【0054】これに対して、図5は、連続するkライン
をCCD1のフル画面エリアの例えば中央の上下部に2
つ取るようにするものである。
【0055】このように複数ブロックを取り出すことに
より、AEやAFの情報を得る範囲が広くなるととも
に、いわゆる多分割方式のAEやAFを行うことが可能
になって、AF精度やAE精度を高めることができると
いう利点を有する。
【0056】なお、連続するkラインのブロックを複数
読み出す場合には、1つのブロックだけ読み出す場合に
比べてフレームレートが低下するが、依然として全画素
を読み出す場合に比べて高いフレームレートを得ること
ができるために、制御を高速化するという効果は得られ
る。あるいは、フレームレートを低下させないために
は、連続するライン数kを、1つのブロックだけ読み出
す場合よりも小さくすることも考えられる。
【0057】また、上述では読み出すブロック数として
2の場合を示したが、これに限定されるものではなく、
例えば中央部分をブロックとして加えて3つ程度にすれ
ば、より精度の高い制御を行うことが可能となる。
【0058】このような実施形態によれば、オートフォ
ーカスやAEやオートホワイトバランスなどの制御を行
うために早いフレームレートが必要な場合には一部連続
するkラインを読み出し、静止画用の高解像度の画像出
力が必要な場合にのみ全ラインの順次走査を行うことに
より、レリーズタイムラグが短く、高画質の画像を得る
ことができる、シャッタチャンスを逃すことのない電子
的撮像装置となる。
【0059】また、図6はAF,AE,AWBの制御の
ためのタイミングを示す図であり、フレームレートを向
上しているために、AF,AE,AWBなどの制御を図
6に示すように平行して処理する必要がなくなり、メモ
リが不要になるとともに、制御回路を共通に用いること
ができるために、回路規模を小さくすることが可能とな
る。
【0060】さらに、このようにAF,AE,AWBな
どの制御を1フレームずつ順番に行うことにより、各々
のデータに対してフリッカの影響を低減することができ
るという利点がある。
【0061】図7から図12は本発明の第2の実施形態
を示したものであり、図7はCCDを構成するラインか
らの画素データの読み出し方法を示す図である。この第
2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様で
ある部分については説明を省略し、主として異なる点に
ついてのみ説明する。
【0062】この第2の実施形態の電子的撮像装置の主
要な構成は、上記図1に示したものと同様である。
【0063】次に、この実施形態は、図7に示すよう
に、垂直方向のm(m≧3、mは整数)ラインについて
n(n≧1、nは整数)ラインに係る画素信号を一部連
続するk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出す
処理を行うようにしたものである。
【0064】より詳しくは、CCD1から画素データを
読み出す場合に、上記図2(A)に示したような1ライ
ンからLラインまでの全ラインを順次走査し読み出して
高画質撮影を行うための静止画記録モード以外に、図8
(A)に示すようなmラインについてnラインの画素信
号を取り出すモードと、図8(B)に示すようなmライ
ンについてnラインの画素信号を一部連続するkライン
において取り出すモードとを有していて、これらを選択
することができるようになっている。
【0065】この図8においては、一例として、m=
3,n=1としており、これにより3ラインについて1
ラインの信号が得られることになる。
【0066】それゆえに、図8(A)に示すモードで
は、フレームレートを3倍に上げることができる。な
お、一般的には、全Lラインの内、読み出されるライン
はL×n/mとなるために、フレームレートはm/n倍
となる。
【0067】また、図8(B)に示すモードでは、一般
的に、全Lラインの内、読み出されるラインはk×n/
mとなるために、フレームレートは(m×L)/(n×
k)倍となる。
【0068】上記図2(B)や図8(B)に示すような
CCD1の一部の画面のデータは、上記液晶表示装置1
3や外部表示用端子14を介した外部表示装置に動画表
示を行うには適しておらず、特にフレーミングなどを行
うには不適切である。このために、全画面に係る画像デ
ータが必要であるが、上述したように、全ラインを読み
出すのでは単位時間当たりのコマ数が上がらないという
不都合が生じるために、この図8(A)に示すようなフ
ル画面について間引き処理を行って読み出すモードを設
けたものである。
【0069】これにより、メモリを必要とすることな
く、上記液晶表示装置13や外部表示用端子14を介し
た外部表示装置に、実際に撮影する静止画と同じフレー
ミングの全画面の動画を、速いフレームレートにより表
示することができる。
【0070】また、図8(B)に示すモードでは、3ラ
インにつき1ラインを間引いて読み出したものを用いて
kラインを出力するようにしているために、上述した第
1の実施形態と同様の割合でフレームレートを向上させ
る場合には、図9の斜線部に示すようなkラインの読み
出し範囲となって、上記図4の斜線部に示したkライン
の読み出し範囲に比して3倍のエリアを有することにな
る。
【0071】これにより、フレームレートを落とすこと
なく、より広いエリアをAF,AE,AWB等の制御に
用いることができるこうして、間引きにより全画面を読
むモードと、間引きによりkラインだけ抜き出すモード
とを両方有することにより、AF等の高速処理を行う場
合と液晶表示を行う場合とにモードを使い分けることが
できる。
【0072】さらに、上述したようなm=3,n=1の
場合、つまり、3ラインを1つの単位として順番に間引
き読み出しをしていく場合には、図11に示すように、
3ライン目がR信号の得られるライン(CR)、6ライ
ン目がB信号の得られるライン(CB)となる(上記図
25に示すような線順次のフィルタ構成を参照)。
【0073】このようにRの情報を含む色信号とBの情
報を含む色信号が線順次データで得られるために、同時
化処理を施すことによって全ての色信号を含む動画処理
データを得られることになる。このような信号が得られ
れば、液晶表示装置13等によりカラー表示することが
でき、実際に撮影する画像と同じイメージで撮影者がフ
レーミングを行うことができる。
【0074】なお、1ライン毎に異なる色フィルタが配
列された線順次の色フィルタを用いる場合には、狭い範
囲で全ての色データを得ることができ、色に係る解像度
を高めることができるという利点も有する。
【0075】また、上述ではm=3,n=1について述
べたが、これに限定されるものではなく、その他の数で
あってもよい。ただし、ベイヤー配列の色フィルタに対
して適用する場合には、m=2α+1(αは正の整
数)、つまりmは奇数であることが望ましい。これによ
り、間引いた場合と、順次走査した場合との互換性をと
ることができるようになるためである。
【0076】次に、上記図8(A)に示したようなモー
ドと図8(B)に示したようなモードとがどのように実
行されるかを図12を参照して説明する。図12は電子
的撮像装置におけるCCDの読み出しモード等を示すタ
イムチャートである。
【0077】図12においては、上段に1/60秒周期
の垂直同期信号(1/60VD)が、中段にCCDの読
み出しモードが、下段に制御用データがそれぞれ示され
ていて、さらにその下に静止画記録を行う部分が示され
ている。
【0078】通常は、例えば上記図8(A)に示したよ
うに、全画面においてmラインにつきnラインを読み出
す間引き走査を行っておくことにより、フレーミングを
行うのに適した全画面に係る画像が液晶表示装置13に
表示されるとともに、このときには、AEとAWBの制
御を互いに繰り返して行うようにする。
【0079】ここで、この電子的撮像装置の図示しない
撮影ボタンが2段トリガでなり、つまり、操作者が静止
画を撮りたいと考えて軽く撮影ボタンを押した状態で発
せられる記録の準備段階に相当する第1トリガと、この
第1トリガにより制御された状態において静止画像を記
録させるべく発せられる第2トリガとを有してなるもの
とする。
【0080】そして、図8(A)に示したような全画面
についての間引き読み出しを行っている最中に、第1ト
リガが発せられると、次のフレームからは図8(B)に
示したようなkライン読み出しに変更される。このkラ
イン読み出しにおいては、レンズおよび絞り17のフォ
ーカス位置を被写体に確実に合わせるために、AF制御
が行われる。
【0081】こうして合焦を行ったところで、第2トリ
ガが発せられると、全画面の全ラインについて、例えば
垂直同期信号の1/60秒の6コマ分となる毎秒10フ
レーム等のレートにより順次走査を行い、その静止画像
出力を記録媒体16に記録する。
【0082】静止画記録を行った後は、次の撮影に備え
るために、通常の液晶表示を行うことができるnライン
読み出しのモードに入り、再びAE,AWBを繰り返し
て行う。
【0083】このような動作方法によれば、第1トリガ
が発せられた段階で既にAEおよびAWBは終了してい
るために、第1トリガから第2トリガまでの期間におい
てはAFのみを行えば良く、しかもkライン読み出しを
行っているために、この期間が一層短くなり、レリーズ
タイムラグを短縮することができる。
【0084】なお、上述では第1トリガと第2トリガの
間においてはAFのみを行ったが、AFおよびAEを行
うようにしても良い。
【0085】また、図10は、上記図9の変形例を示し
たものであり、kラインを1つのブロックとして、複数
のブロックを取り出す例を示す図である。
【0086】この図10に示す例は、上述の第1の実施
形態において図5に示したものと同様にして、kライン
のブロックをCCD1のフル画面エリアの例えば中央の
上下部に2つ取るようにするものである。この図10に
おいても、上記図9に示したものと同様に、kラインの
ブロックの幅が、上記図5に示したものよりも広くなっ
ている。
【0087】こうしてAEやAFの情報を得る範囲がさ
らに広くなるために、AF精度やAE精度をより一層向
上することができる。
【0088】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
より広い範囲の情報を得られるために、AEやAFの精
度を向上することができる。また、液晶表示装置に表示
するのに適した全画面に係るカラー画像を、速いフレー
ムレートで得ることができる。そして、複数のモードを
適切に使い分けることにより、レリーズタイムラグの短
い、シャッタチャンスを逃すことのない電子的撮像装置
となる。
【0089】図13から図17は本発明の第3の実施形
態を示したものであり、図13はCCDを構成するライ
ンからの画素データの読み出し方法を示す図である。こ
の第3の実施形態において、上述の第1,第2の実施形
態と同様である部分については説明を省略し、主として
異なる点についてのみ説明する。
【0090】この第3の実施形態の電子的撮像装置の主
要な構成は、上記図1に示したものとほぼ同様である。
【0091】次に、この実施形態は、図13に示すよう
に、m(m≧3、mは整数)ラインにつきn(n≧2、
nは整数)ラインを加算した画素信号を、一部連続する
k(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出すように
したものであり、例えば、3ラインにつき1ラインを読
み出すという点では上述した第2の実施形態と同様であ
るが、その読み出す1ラインを、3ラインの内から例え
ば2つのラインを加算して読み出す点が異なっている。
なお、フレームレートは上述した第2の実施形態と同様
である。
【0092】より詳しくは、CCD1から画素データを
読み出す場合に、上記図2(A)に示したような1ライ
ンからLラインまでの全ラインを順次走査し読み出して
高画質撮影を行うための静止画記録モード以外に、図1
5(A)に示すようなmラインにつきnラインを加算し
た後に画素信号を取り出すモードと、図15(B)に示
すようなmラインにつきnラインを加算したものを一部
連続するkラインにおいて取り出すモードとをさらに有
していて、これらを選択することができるようになって
いる。
【0093】ここで、図14を参照して、複数のライン
における信号の加算について説明する。図14は、イン
ターライン型のCCDにおいて、信号を転送する際に行
われる加算を示す図である。
【0094】図14において、GA,GB,GC,BA,B
B,BC,RA,RB,RCは、それぞれフォトダイオード
を示しており、これらのフォトダイオードの右隣に位置
する縦の道が垂直転送路、これら垂直転送路の下端側に
水平方向に位置する横の道が水平転送路である。
【0095】この図14においては、m=3,n=2の
場合、つまり3ラインにつき2ラインを加算して1ライ
ンを得る場合を例にとって説明する。
【0096】露光が終了するタイミングにより、フォト
ダイオードから垂直転送路へ電荷が移送される。この移
送の際には、図に示すように、3ラインのうちの2つフ
ォトダイオード、つまり添え字Aがついたフォトダイオ
ードと添え字Cがついたフォトダイオードから、図中、
楕円で示すような電荷が垂直転送路へ移送される。
【0097】その後に、垂直転送路内において、水平転
送路に向かって電荷を転送する動作が行なわれる。この
垂直転送は、上述したようにm=3であるために、3回
の転送を1単位として行われる。これにより、添え字A
がついたフォトダイオードからの電荷と添え字Cがつい
たフォトダイオードからの電荷が加算される。
【0098】例えば、図14中の一番左下のm=3とい
う部分については、3つのフォトダイオードRA ,GB
,RC の内のRA とRC の電荷が垂直転送路に送られ
る。
【0099】次に、これを垂直方向に1回転送すると、
まずRC からの電荷が水平転送路に転送されるととも
に、上記RA からの電荷がGB の隣となる垂直転送路内
の位置に転送される。
【0100】そして、垂直方向への2回目の転送を行う
と、RC からの電荷は水平転送路内にそのまま止まり、
上記RA からの電荷がRC の隣となる垂直転送路内の位
置に転送される。
【0101】さらに、垂直方向への3回目の転送を行う
と、RC からの電荷は水平転送路内にそのまま止まり、
上記RA からの電荷も水平転送路内に転送されるため
に、結局、RA からの電荷とRC からの電荷が加算され
ることになる。
【0102】こうして加算された電荷を、水平転送路か
ら順に読み出して行くことにより、1つのラインの信号
を得ることができる。
【0103】このように1つのラインの信号を読み出し
た後には、同様な動作を行うことにより、次の3つのラ
イン内の2ラインの電荷が加算されたものが出力される
ことになる。
【0104】このような加算法を用いると、線順次のベ
イヤー配列でフィルタ配列が構成されている場合に、図
16に示すように、Rの情報を含むCRラインである1
ライン目と3ライン目が加算して出力され、次に、Bの
情報を含むCBラインである4ライン目と6ライン目が
加算して出力され、その後、Rの情報を含むライン出力
とBの情報を含むライン出力が繰り返して得られるため
に、色信号を線順次で得ることができる。
【0105】なお、液晶表示装置13等に表示を行う際
には、Rの情報を含むラインとBの情報を含むラインと
で同時化を行って補間するが、このときに、例えば上記
図25に示すようなRの情報を含む3ライン目とBの情
報を含む4ライン目とはCCD上において互いに隣り合
っているために、相関性の高いデータを得ることがで
き、ライン数が少なくても良好な画質の信号を得ること
ができる。
【0106】また、上記ベイヤー配列の色フィルタを有
する固体撮像素子の場合には、m=2α+1(αは正の
整数)、つまりmは奇数であることが同一の色信号を加
算して、しかも色信号を線順次で取り出すためには望ま
しい。
【0107】図13,図15は、上記図14と同様に、
m=3,n=2とした例を示すものである。
【0108】まず、液晶表示などに用いる全画面に係る
画像データを得る場合には、図15(A)に示すような
モードにより行う。
【0109】すなわち、1ライン目からLライン目まで
の全ラインにおいて、1ライン目から3ライン目までの
3つのラインの内の1ライン目と3ライン目を加算して
読み出しを行い、続く4ライン目から6ライン目までの
3つのラインの内の4ライン目と6ライン目を加算して
読み出しを行う。
【0110】同様にして次々と加算読み出しを行い、L
−2,L−1,Lの3つのラインの内のL−2ライン目
とLライン目を加算して読み出すまでを行う。このとき
に、読み出すラインの数はL/mとなる。
【0111】次に、AF,AE,AWBなどの処理を行
うために、速いフレームレートの画像データを得る場合
には、図13,図15(B)に示すようなモードにより
行う。
【0112】すなわち、j+1ライン目からj+kライ
ン目までの一部連続するkラインにおいて、j+1,j
+2,j+3の3つのラインの内のj+1ライン目とj
+3ライン目を加算して読み出し、次の、j+4,j+
5,j+6の3つのラインの内のj+4ライン目とj+
6ライン目を加算して読み出す。同様にして、j+k−
2,j+k−1,J+kの3つのラインの内のj+k−
2ライン目とj+kライン目を加算して読み出すまで行
う。このとき、読み出すラインの数はk/mとなる。
【0113】図17は、電子的撮像装置におけるCCD
の読み出しモード等を示すタイムチャートである。
【0114】この図17に示したものは、上記図12に
示したものと基本的には同様であって、通常の液晶表示
等に用いる部分において、CCD読み出しモードがnラ
イン加算である点が異なるだけである。
【0115】すなわち、通常の場合は、上記図15
(A)に示したようなモードにより、AEとAWBを1
フレーム毎に交互に行いつつ液晶表示等を行う。
【0116】そして、第1トリガが発せられると、上記
図15(B)に示したようなkラインの読み出しモード
により、オートフォーカスの処理を行う。
【0117】さらに、第2トリガが発せられたところ
で、全画面の全ラインについて順次走査を行い、静止画
を記録媒体16に記録する。
【0118】なお、本実施形態においても、上記図10
に示したものと同様に、kラインで構成されるブロック
を複数取り出しても良い。
【0119】このような第3の実施形態によれば、上述
の第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとと
もに、複数のラインの信号を加算して出力するために、
ダイナミックレンジを大きくすることができ、また、モ
アレ等の影響を低減することができる。
【0120】図18から図23は本発明の第4の実施形
態を示したものであり、図18はCCDを構成するライ
ンからの画素データの読み出し方法を示す図である。こ
の第4の実施形態において、上述の第1から第3の実施
形態と同様である部分については説明を省略し、主とし
て異なる点についてのみ説明する。
【0121】この第4の実施形態の電子的撮像装置の主
要な構成は、上記図1に示したものとほぼ同様である。
【0122】次に、この実施形態は、図18に示すよう
に、一部連続するk(k≧6、kは整数)ラインについ
てq(q≧3、qは整数)ライン毎に該qライン全部を
加算した画素信号を取り出すようにしたものであり、例
えば、3ラインにつき1ラインを読み出すという点では
上述した第2,第3の実施形態と同様であるが、その読
み出す1ラインを、3ライン全部を加算して読み出す点
が異なっている。なお、フレームレートは上述した第
2,第3の実施形態と同様である。
【0123】より詳しくは、CCD1から画素データを
読み出す場合に、上記図2(A)に示したような1ライ
ンからLラインまでの全ラインを順次走査し読み出して
高画質撮影を行うための静止画記録モード以外に、図2
0(A)に示すようなmラインにつきnラインの画素信
号を取り出すモードと、図20(B)に示すような一部
連続するkラインにおいてqラインを加算した画素信号
を取り出すモードとをさらに有していて、これらを選択
することができるようになっている。
【0124】ここで、図19を参照して、複数のライン
における信号の加算について説明する。図19は、イン
ターライン型のCCDにおいて、信号を転送する際に行
われる加算を示す図である。
【0125】図19において、A,B,Cは、それぞれ
フォトダイオードを示しており、その他の垂直転送路や
水平転送路については上記図14に示したものと同様で
ある。
【0126】この図19においては、q=3の場合、つ
まり3ラインを加算する場合を例にとって説明する。
【0127】露光が終了するタイミングにより、フォト
ダイオードから垂直転送路へ電荷が移送される。この移
送の際には、図に示すように、全てのフォトダイオー
ド、つまり全てのフォトダイオードA,B,Cから、図
中、楕円で示すような電荷が垂直転送路へ移送される。
【0128】その後に、垂直転送路内において、水平転
送路に向かって電荷を垂直転送する動作が行なわれる。
この垂直転送は、上述したようにq=3であるために、
3回の転送を1単位として行われる。これにより、3つ
のフォトダイオードA,B,Cの電荷が水平転送路内に
おいて加算される。
【0129】このようにして加算された3つのフォトダ
イオードA,B,Cの電荷を、水平転送路から順に読み
出して行くことにより、1つのラインの信号を得ること
ができる。
【0130】1つのラインの信号を読み出した後には、
同様な動作を次々と行うことにより、3つのラインの電
荷が加算されたものが順次出力されることになる。
【0131】ここで、線順次のベイヤー配列でフィルタ
配列が構成されている場合に、q=4としたときに得ら
れる信号について説明する。
【0132】図22に示すように、RおよびGの情報よ
りなるCRラインである1ライン目および3ライン目と
BおよびGの情報よりなるCBラインである2ライン目
および4ライン目とが加算されると、(R+2G+B)
×2の信号が算出されることになる。
【0133】このような信号は、いわゆる輝度信号に非
常に近い出力信号であり、しかも複数ラインを加算した
ことによって、ダイナミックレンジを大きくすることが
できるとともに、モアレ等の影響を低減することができ
る信号となっている。
【0134】従って、オートフォーカスや測光等の、必
ずしも色信号を必要としない制御を行う場合には、この
加算された信号を利用することにより、非常に有効な信
号として用いることができる。
【0135】図23は、電子的撮像装置におけるCCD
の読み出しモード等を示すタイムチャートである。
【0136】この図23に示したものは、上記図12に
示したものと基本的には同様であって、第1トリガが発
せられた後のAF制御を行う部分において、CCD読み
出しモードがq加算したkライン読み出しである点が異
なるだけである。
【0137】すなわち、通常の場合は、上記図20
(A)に示したようなモードにより、AEとAWBを1
フレーム毎に交互に行いつつ液晶表示等を行う。この図
20(A)に示すモードは色信号が線順次で得られるモ
ードであるために、AWB等の制御を行うのに適した信
号が得られる。
【0138】そして、第1トリガが発せられると、上記
図20(B)に示したようなq加算したkライン読み出
しモードにより、オートフォーカスの処理を行う。この
図20(B)に示すモードは輝度信号に近い信号が得ら
れるモードであるために、AF等の制御を行うのに適し
た信号が得られる。
【0139】さらに、第2トリガが発せられたところ
で、全画面の全ラインについて順次走査を行い、静止画
を記録媒体16に記録する。
【0140】図21は、上記図20の変形例を示したも
のであり、CCD1から画素データを読み出す場合に、
上記図2(A)に示したような1ラインからLラインま
での全ラインを順次走査し読み出して高画質撮影を行う
ための静止画記録モード以外に、m(m≧3、mは整
数)ラインにつきn(n≧2、nは整数)ラインを加算
するモードと、q(q≧3、qは整数)ライン毎に該q
ライン全部を加算するモードとをさらに有し、各々のモ
ードを用途に応じて選択することができるようにしたも
のである。
【0141】従って、mライン毎にnラインを加算する
モードの場合には、液晶表示等に適した線順次出力が得
られ、一方、qラインを加算するモードの場合には、輝
度信号に近い信号出力が得られるようになっており、線
順次フィルタにおける加算する色フィルタを巧みに組み
合わせることにより、用途に合わせて適切なモードを選
択することができる。
【0142】なお、本実施形態においても、上記図10
に示したものと同様に、kラインで構成されるブロック
を複数取り出しても良い。
【0143】このような第4の実施形態によれば、上述
の第1から第3の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると
ともに、第1トリガ後のAF等を行う際に、輝度信号に
近い信号が得られ、しかも信号のダイナミックレンジが
より大きくなるために、AFの精度やAFを行うに必要
な最低被写体照度を改善することができる。
【0144】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成および効果を得る
ことができる。
【0145】(1) 光を受けて電気信号に変換する画
素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並
びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設さ
れて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素子
を順次走査することにより静止画を記録するべく全画素
に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録しま
たは動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向の
一部連続するk(kは正の整数)ラインに係る画素信号
を取り出すモードとを選択的に制御する制御手段と、を
具備することを特徴とする電子的撮像装置。
【0146】従来は、例えば100万画素クラスのイン
ターライン型の固体撮像素子を、20MHz以下で順次
走査駆動させた場合には、単位時間当たりに得られるフ
レーム数が10〜15フレーム/秒となってしまい、例
えば動画データが必要となる制御においては処理を高速
に行うことができないという難点があった。
【0147】これに対して付記(1)に記載の発明によ
れば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比して、
フレームレートを(全ライン数)/k倍に向上すること
ができる。こうして、高い駆動周波数を用いることなく
固体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ数の出力
を得ることができる電子的撮像装置となる。
【0148】(2) 上記制御手段は、静止画を記録し
または動画処理するべく、上記kラインを1つのブロッ
クとして、全ラインから複数のブロックを取り出すモー
ドを制御するものであることを特徴とする付記(1)に
記載の電子的撮像装置。
【0149】従来は付記(1)に記載のものと同様の問
題点があった。
【0150】これに対して付記(2)に記載の発明によ
れば、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートを(全ライン数)/{k×(kライ
ンにより構成されるブロック数)}倍に向上することが
できる。
【0151】(3) 上記制御手段は、kラインに係る
画素信号を取り出して動画処理を行い、その動画処理さ
れた信号をAF情報、AE情報、またはAWB情報とし
て用いるべく制御を行うものであることを特徴とする付
記(1)または付記(2)に記載の電子的撮像装置。
【0152】従来は、単位時間当たりに得られるフレー
ム数が例えば10〜15フレーム/秒であったために、
AF、AE、またはAWBの何れの制御を行う場合にも
時間を要し、短い時間で静止画撮影に入ることができな
かった。
【0153】これに対して付記(3)に記載の発明によ
れば、付記(1)または付記(2)に記載の発明と同様
の効果を奏するとともに、フレームレートを(全ライン
数)/k倍または(全ライン数)/{k×(kラインに
より構成されるブロック数)}倍に向上して、AF、A
E、またはAWBの制御を行うことができるために、よ
り短い時間で静止画撮影に入ることができる。さらに、
AF、AE、またはAWBの制御を行うに必要なエリア
に係る画素信号のみを高速に得ることができる。
【0154】(4) 上記制御手段は、kラインに係る
画素信号を取り出して動画処理を行い、その動画処理し
た信号をAF情報、AE情報、またはAWB情報として
用いるべく制御を行い、その際に、AF、AE、または
AWBの制御用データの何れかを1フレームに一つずつ
算出して、該データの算出を、順番に繰り返して行うも
のであることを特徴とする付記(1)または付記(2)
に記載の電子的撮像装置。
【0155】従来は、フレームレートが遅かったため
に、AF、AE、またはAWBを同時に平行して処理す
る必要があり、回路規模が大きくなってしまっていた。
【0156】これに対して付記(4)に記載の発明によ
れば、付記(1)または付記(2)に記載の発明と同様
の効果を奏するとともに、AF、AE、またはAWBの
制御用データを順番に算出することにより、各々のデー
タに発生する可能性のあるフリッカの影響を軽減するこ
とができる。
【0157】(5) 光を受けて電気信号に変換する画
素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並
びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設さ
れて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素子
を順次走査することにより静止画を記録するべく全画素
に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録しま
たは動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向の
m(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧1、nは整
数)ラインに係る画素信号を一部連続するk(k≧6、
kは整数)ラインにおいて取り出すモードとを選択的に
制御する制御手段と、を具備することを特徴とする電子
的撮像装置。
【0158】従来は、例えば100万画素クラスのイン
ターライン型の固体撮像素子を、20MHz以下で順次
走査駆動させた場合には、単位時間当たりに得られるフ
レーム数が10〜15フレーム/秒となってしまい、例
えば動画データが必要となる制御においては処理を高速
に行うことができないという難点があった。
【0159】これに対して付記(5)に記載の発明によ
れば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比して、
フレームレートを(m/n)×(全ライン数)/k倍に
向上することができる。また、ラインを間引くことによ
り、フレームレートを落とすことなくより広いエリアに
係る画素信号を得ることができる。こうして、高い駆動
周波数を用いることなく固体撮像素子から単位時間当た
りに多くのコマ数の出力を得ることができる電子的撮像
装置となる。
【0160】(6) 光を受けて電気信号に変換する画
素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並
びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設さ
れて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素子
を順次走査することにより静止画を記録するべく全画素
に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録しま
たは動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向の
m(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧1、nは整
数)ラインに係る画素信号を取り出すモードと、静止画
を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素子から
垂直方向のmライン毎にnラインに係る画素信号を一部
連続するk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出
すモードとを選択的に制御する制御手段と、を具備する
ことを特徴とする電子的撮像装置。
【0161】従来は付記(5)に記載のものと同様の問
題点があった。
【0162】これに対して付記(6)に記載の発明によ
れば、フレームレートをm/n倍に向上した全画面を間
引いたデータと、フレームレートを(m/n)×(全ラ
イン数)/k倍に向上した垂直方向の一部の連続領域を
取り出したデータとを固体撮像素子の出力として得るこ
とができる。こうして、高い駆動周波数を用いることな
く固体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ数の出
力を得ることができる電子的撮像装置となる。
【0163】(7) 上記制御手段は、静止画を記録し
または動画処理するべく、上記kラインを1つのブロッ
クとして、全ラインから複数のブロックを取り出すモー
ドを制御するものであることを特徴とする付記(6)に
記載の電子的撮像装置。
【0164】従来は付記(5)に記載のものと同様の問
題点があった。
【0165】これに対して付記(7)に記載の発明によ
れば、付記(6)に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、フレームレートを(m/n)×(全ライン数)
/{k×(kラインにより構成されるブロック数)}倍
に向上することができる。
【0166】(8) 静止画を記録しまたは動画処理す
るべく、垂直方向のmライン毎にnラインの画素信号を
取り出して得られる画像データは、その色信号が線順次
データであることを特徴とする付記(5)、付記
(6)、または付記(7)に記載の電子的撮像装置。
【0167】単板式カメラにおいて、解像度を重視して
固体撮像素子のフィルタを構成すると、色線順次にする
のが有利である。しかしながら、単純に2ラインに付き
1ラインの間引き等を行う従来の手段では、線順次のデ
ータを得ることができないという難点があった。
【0168】これに対して付記(8)に記載の発明によ
れば、付記(5)、付記(6)、または付記(7)に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、線順次で色信
号を得ることにより、解像度を維持しつつ必要な色信号
を得ることができる。
【0169】(9) 上記固体撮像素子は、色フィルタ
が線順次のフィルタにより構成されたものであることを
特徴とする付記(5)、付記(6)、または付記(7)
に記載の電子的撮像装置。
【0170】従来は付記(8)に記載のものと同様の問
題点があった。
【0171】これに対して付記(9)に記載の発明によ
れば、付記(5)、付記(6)、または付記(7)に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、順次走査によ
る出力、mライン毎の出力ともに、線順次で色信号を得
ることができる。
【0172】(10) m=2α+1(αは正の整
数)、n=1であることを特徴とする付記(5)、付記
(6)、または付記(7)に記載の電子的撮像装置。
【0173】単純に2ラインに付き1ラインの間引き等
を行う従来の手段では、線順次のデータを得ることがで
きないという難点があった。
【0174】これに対して付記(10)に記載の発明に
よれば、付記(5)、付記(6)、または付記(7)に
記載の発明と同様の効果を奏するとともに、奇数本のラ
インであるmライン毎にn=1ラインを読み出すことに
より、線順次フィルタの場合に、そのまま線順次の画像
信号を得ることができる。
【0175】(11) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用いることを特徴とする付記
(5)、付記(6)、または付記(7)に記載の電子的
撮像装置。
【0176】従来は、単位時間当たりに得られるフレー
ム数が例えば10〜15フレーム/秒であったために、
AF、AE、またはAWBの何れの制御を行う場合にも
時間を要し、短い時間で静止画撮影に入ることができな
かった。
【0177】これに対して付記(11)に記載の発明に
よれば、付記(5)、付記(6)、または付記(7)に
記載の発明と同様の効果を奏するとともに、フレームレ
ートを(m/n)×(全ライン数)/k倍、または(m
/n)×(全ライン数)/{k×(kラインにより構成
されるブロック数)}倍に向上してAF、AE、または
AWBの処理を行うことができるために、より短い時間
で静止画撮影に入ることができる。さらに、AF、A
E、またはAWBの制御を行うに必要なエリアに係る画
素信号のみを高速に得ることができる。
【0178】(12) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用い、その際に、AF、AE、
またはAWBの制御用データの何れかを1フレームに一
つずつ算出して、該データの算出を、順番に繰り返して
行うことを特徴とする付記(5)、付記(6)、または
付記(7)に記載の電子的撮像装置。
【0179】従来は、フレームレートが遅かったため
に、AF、AE、AWBを同時に平行して処理する必要
があり、回路規模が大きくなってしまっていた。
【0180】これに対して付記(12)に記載の発明に
よれば、付記(5)、付記(6)、または付記(7)に
記載の発明と同様の効果を奏するとともに、AF、A
E、またはAWBの制御用データを順番に算出すること
により、各々のデータに発生する可能性のあるフリッカ
の影響を軽減することができる。
【0181】(13) 上記制御手段は、当該電子的撮
像装置に付属して設けられた表示装置に表示させるべ
く、当該電子的撮像装置の外部の表示装置に供給するべ
く、またはAE情報もしくはAWB情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmラ
イン毎にnラインに係る画素信号を取り出すモードを選
択し、AF情報もしくはAE情報として用いるべく、動
画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmライン毎
にnラインに係る画素信号を一部連続するkラインにお
いて取り出すモードを選択するものであることを特徴と
する付記(6)に記載の電子的撮像装置。
【0182】固体撮像素子の一部分のラインに係る画素
のみから出力した画素信号は、そのままでは表示装置の
全画面に表示を行うには適した出力ではなかった。
【0183】これに対して付記(13)に記載の発明に
よれば、付記(6)に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、フレームレートを(m/n)×(全ライン
数)/k倍、または(m/n)×(全ライン数)/{k
×(kラインにより構成されるブロック数)}倍に向上
して処理するモードとは別に、表示装置に用いるモード
を有することにより、全画面を構成するラインを間引い
たデータを用いて、全画面に係る画像を表示することが
可能となる。
【0184】(14) 光を受けて電気信号に変換する
画素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一
並びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設
されて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素
子を順次走査することにより静止画を記録するべく全画
素に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録し
または動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向
のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧2、nは
整数)ラインを加算した画素信号を一部連続するk(k
≧6、kは整数)ラインにおいて取り出すモードとを選
択的に制御する制御手段と、を具備することを特徴とす
る電子的撮像装置。
【0185】従来は、例えば100万画素クラスのイン
ターライン型の固体撮像素子を、20MHz以下で順次
走査駆動させた場合には、単位時間当たりに得られるフ
レーム数が10〜15フレーム/秒となってしまい、例
えば動画データが必要となる制御においては処理を高速
に行うことができないという難点があった。
【0186】これに対して付記(14)に記載の発明に
よれば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートをm×(全ライン数)/k倍に向上
することができる。また、nラインを加算することによ
り、ダイナミックレンジの大きいデータを固体撮像素子
の出力として得ることができる。こうして、高い駆動周
波数を用いることなく固体撮像素子から単位時間当たり
に多くのコマ数の出力を得ることができる電子的撮像装
置となる。
【0187】(15) 光を受けて電気信号に変換する
画素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一
並びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設
されて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素
子を順次走査することにより静止画を記録するべく全画
素に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録し
または動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向
のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧2、nは
整数)ラインを加算して取り出すモードと、静止画を記
録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直
方向のmライン毎にnラインを加算した画素信号を一部
連続するk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出
すモードとを選択的に制御する制御手段と、を具備する
ことを特徴とする電子的撮像装置。
【0188】従来は付記(14)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0189】これに対して付記(15)に記載の発明に
よれば、フレームレートをm倍に向上した全画面を間引
いたデータと、フレームレートをm×(全ライン数)/
k倍に向上した垂直方向の一部の連続領域を取り出した
データとを固体撮像素子の出力として得ることができ
る。こうして、高い駆動周波数を用いることなく固体撮
像素子から単位時間当たりに多くのコマ数の出力を得る
ことができる電子的撮像装置となる。
【0190】(16) 上記制御手段は、静止画を記録
しまたは動画処理するべく、上記kラインを1つのブロ
ックとして、全ラインから複数のブロックを取り出すモ
ードを制御するものであることを特徴とする付記(1
4)または付記(15)に記載の電子的撮像装置。
【0191】従来は付記(14)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0192】これに対して付記(16)に記載の発明に
よれば、付記(14)または付記(15)に記載の発明
と同様の効果を奏するとともに、全ラインを順次走査し
て読み出す場合に比して、フレームレートをm×(全ラ
イン数)/{k×(kラインにより構成されるブロック
数)}倍に向上することができる。
【0193】(17) 静止画を記録しまたは動画処理
するべく、垂直方向のmライン毎にnラインを加算した
画素信号を取り出して得られる画像データは、その色信
号が線順次データであることを特徴とする付記(1
4)、付記(15)、または付記(16)に記載の電子
的撮像装置。
【0194】固体撮像素子の色フィルタが線順次フィル
タである場合には、単純に加算を行ったのでは、色信号
が混ざり合ってしまうという難点を有する。
【0195】これに対して付記(17)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、線順
次で色信号を得ることにより、解像度を維持しつつ必要
な色信号を得ることができる。
【0196】(18) 上記固体撮像素子は、色フィル
タが線順次のフィルタにより構成されたものであること
を特徴とする付記(14)、付記(15)、または付記
(16)に記載の電子的撮像装置。
【0197】従来は付記(17)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0198】これに対して付記(18)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、順次
走査による出力、mライン毎の出力ともに、線順次で色
信号を得ることができる。
【0199】(19) 上記加算するnラインは、同一
の色フィルタにより構成されていることを特徴とする付
記(14)、付記(15)、または付記(16)に記載
の電子的撮像装置。
【0200】従来は付記(17)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0201】これに対して付記(19)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、色信
号を混ぜることなく、モアレ等の影響を低減することが
できる。
【0202】(20) 上記加算するnラインは、同一
の色フィルタにより構成されていて、mライン毎に、該
加算するnラインの色フィルタを異ならせることを特徴
とする付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の電子的撮像装置。
【0203】従来は付記(17)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0204】これに対して付記(20)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、mラ
イン毎に線順次の色信号を得ることができる。
【0205】(21) m=2α+1(αは正の整数)
であることを特徴とする付記(19)に記載の電子的撮
像装置。
【0206】従来は付記(17)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0207】これに対して付記(21)に記載の発明に
よれば、付記(19)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、奇数本のラインであるmライン毎にnライ
ンを加算することにより、該mライン毎に線順次の色信
号を得る場合には、隣接するmラインのブロックに最も
近いラインのデータを用いることになるために、同時化
を行う際に偽色が発生するのを抑制することができる。
【0208】(22) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用いることを特徴とする付記
(14)、付記(15)、または付記(16)に記載の
電子的撮像装置。
【0209】従来は、単位時間当たりに得られるフレー
ム数が例えば10〜15フレーム/秒であったために、
AF、AE、またはAWBの何れの制御を行う場合にも
時間を要し、短い時間で静止画撮影に入ることができな
かった。
【0210】これに対して付記(22)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、フレ
ームレートをm×(全ライン数)/k倍、またはm×
(全ライン数)/{k×(kラインにより構成されるブ
ロック数)}倍に向上してAFを行うことができるため
に、より一層の高速化を図ることができる。さらに、A
Fの制御を行うに必要なエリアに係る画素信号のみを高
速に得ることができる。
【0211】(23) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用い、その際に、AF、AE、
またはAWBの制御用データの何れかを1フレームに一
つずつ算出して、該データの算出を、順番に繰り返して
行うことを特徴とする付記(14)、付記(15)、ま
たは付記(16)に記載の電子的撮像装置。
【0212】従来は、フレームレートが遅かったため
に、AF、AE、AWBを同時に平行して処理する必要
があり、回路規模が大きくなってしまっていた。
【0213】これに対して付記(23)に記載の発明に
よれば、付記(14)、付記(15)、または付記(1
6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、A
F、AE、またはAWBの制御用データを順番に算出す
ることにより、各々のデータに発生する可能性のあるフ
リッカの影響を軽減することができる。
【0214】(24) 上記制御手段は、当該電子的撮
像装置に付属して設けられた表示装置に表示させるべ
く、当該電子的撮像装置の外部の表示装置に供給するべ
く、またはAE情報もしくはAWB情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmラ
イン毎にnラインを加算して画素信号を取り出すモード
を選択し、AF情報もしくはAE情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmラ
イン毎にnラインに係る画素信号を一部連続するkライ
ンにおいて取り出すモードを選択するものであることを
特徴とする付記(15)に記載の電子的撮像装置。
【0215】固体撮像素子の一部分のラインに係る画素
のみから出力した画素信号は、そのままでは表示装置の
全画面に表示を行うには適した出力ではなかった。
【0216】これに対して付記(24)に記載の発明に
よれば、付記(15)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、フレームレートをm×(全ライン数)/k
倍、またはm×(全ライン数)/{k×(kラインによ
り構成されるブロック数)}倍に向上して処理するモー
ドとは別に、表示装置に用いるモードを有することによ
り、全画面を間引いたデータを用いて、該全画面に係る
画像を表示することが可能となる。
【0217】(25) 光を受けて電気信号に変換する
画素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一
並びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設
されて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素
子を順次走査することにより静止画を記録するべく全画
素に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録し
または動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向
の連続するq(q≧3、qは整数)ライン毎に該qライ
ン全部を加算した画素信号を一部連続するk(k≧6、
kは整数)ラインにおいて取り出すモードとを選択的に
制御する制御手段と、を具備することを特徴とする電子
的撮像装置。
【0218】従来は、例えば100万画素クラスのイン
ターライン型の固体撮像素子を、20MHz以下で順次
走査駆動させた場合には、単位時間当たりに得られるフ
レーム数が10〜15フレーム/秒となってしまい、例
えば動画データが必要となる制御においては処理を高速
に行うことができないという難点があった。
【0219】これに対して付記(25)に記載の発明に
よれば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートをq×(全ライン数)/k倍に向上
することができる。さらに、qラインを加算することに
より、ダイナミックレンジの大きいデータを固体撮像素
子の出力として得ることができる。こうして、高い駆動
周波数を用いることなく固体撮像素子から単位時間当た
りに多くのコマ数の出力を得ることができる電子的撮像
装置となる。
【0220】(26) 光を受けて電気信号に変換する
画素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一
並びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設
されて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素
子を順次走査することにより静止画を記録するべく全画
素に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録し
または動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向
のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧1、nは
整数)ラインの画素信号を取り出すモードと、静止画を
記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素子から垂
直方向の連続するq(q≧3、qは整数)ライン毎に該
qライン全部を加算した画素信号を一部連続するk(k
≧6、kは整数)ラインにおいて取り出すモードとを選
択的に制御する制御手段と、を具備することを特徴とす
る電子的撮像装置。
【0221】従来は付記(25)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0222】これに対して付記(26)に記載の発明に
よれば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートをm/n倍に向上した全画面を間引
いたデータと、フレームレートをq×(全ライン数)/
k倍に向上した垂直方向の一部の連続領域を取り出した
データとを固体撮像素子の出力として得ることができ
る。さらに、異なるフィルタ色のデータを加算したデー
タと、加算しないデータとを固体撮像素子の出力として
得ることができる。こうして、高い駆動周波数を用いる
ことなく固体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ
数の出力を得ることができる電子的撮像装置となる。
【0223】(27) 光を受けて電気信号に変換する
画素を2次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一
並びをラインとして、そのラインが垂直方向に複数並設
されて構成されている固体撮像素子と、上記固体撮像素
子を順次走査することにより静止画を記録するべく全画
素に係る画素信号を取り出すモードと、静止画を記録し
または動画処理するべく上記固体撮像素子から垂直方向
のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn(n≧2、nは
整数)ラインを加算して画素信号を取り出すモードと、
静止画を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素
子から垂直方向の連続するq(q≧3、qは整数)ライ
ン毎に該qライン全部を加算した画素信号を一部連続す
るk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出すモー
ドとを選択的に制御する制御手段と、を具備することを
特徴とする電子的撮像装置。
【0224】従来は付記(25)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0225】これに対して付記(27)に記載の発明に
よれば、フレームレートをm倍に向上した全画面を間引
いたデータと、フレームレートをq×(全ライン数)/
k倍に向上した垂直方向の一部の連続領域を取り出した
データとを固体撮像素子の出力として得ることができ
る。さらに、異なるフィルタ色のデータを加算したデー
タと、加算しないデータとを固体撮像素子の出力として
得ることができる。こうして、高い駆動周波数を用いる
ことなく固体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ
数の出力を得ることができる電子的撮像装置となる。
【0226】(28) 上記制御手段は、静止画を記録
しまたは動画処理するべく、上記kラインを1つのブロ
ックとして、全ラインから複数のブロックを取り出すモ
ードを制御するものであることを特徴とする付記(2
5)、付記(26)、または付記(27)に記載の電子
的撮像装置。
【0227】従来は付記(25)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0228】これに対して付記(28)に記載の発明に
よれば、付記(25)、付記(26)、または付記(2
7)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、全ラ
インを順次走査して読み出す場合に比して、フレームレ
ートをq×(全ライン数)/{k×(kラインにより構
成されるブロック数)}倍に向上することが可能であ
る。
【0229】(29) 上記固体撮像素子は、色フィル
タが線順次のフィルタにより構成されたものであること
を特徴とする付記(26)、付記(27)、または付記
(28)に記載の電子的撮像装置。
【0230】従来は、固体撮像素子の色フィルタが線順
次フィルタである場合には、単純に加算を行っても色信
号が混合されてしまうことがあった。
【0231】これに対して付記(29)に記載の発明に
よれば、付記(26)、付記(27)、または付記(2
8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、加算
する色フィルタの組み合わせを、モード毎に異ならせる
ことができる。
【0232】(30) 上記加算するnラインは、同一
の色フィルタにより構成されていることを特徴とする付
記(27)に記載の電子的撮像装置。
【0233】従来は付記(29)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0234】これに対して付記(30)に記載の発明に
よれば、付記(27)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、色信号を混合させることなく、モアレ等の
影響を低減することができる。
【0235】(31) 上記加算するnラインは、同一
の色フィルタにより構成されていて、mライン毎に加算
するnラインの色フィルタを異ならせたものであること
を特徴とする付記(27)に記載の電子的撮像装置。
【0236】従来は付記(29)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0237】これに対して付記(31)に記載の発明に
よれば、付記(27)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、mライン毎に線順次の色信号を得ることが
できる。
【0238】(32) m=2α+1(αは正の整
数)、n=1であることを特徴とする付記(26)に記
載の電子的撮像装置。
【0239】従来は付記(29)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0240】これに対して付記(32)に記載の発明に
よれば、付記(26)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、奇数本のラインであるmライン毎にn=1
ラインを読み出すことにより、色フィルタが線順次フィ
ルタである場合に、そのまま線順次の画像信号を得るこ
とができる。
【0241】(33) m=2α+1(αは正の整数)
であることを特徴とする付記(30)に記載の電子的撮
像装置。
【0242】従来は付記(29)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0243】これに対して付記(33)に記載の発明に
よれば、付記(30)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、奇数本のラインであるmライン毎にnライ
ンを加算することにより、該mライン毎に線順次の色信
号を得る場合には、隣接するmラインのブロックに最も
近いラインデータを用いることになるために、同時化を
行う際に偽色が発生するのを抑制することができる。
【0244】(34) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用いることを特徴とする付記
(25)、付記(26)、付記(27)、または付記
(28)に記載の電子的撮像装置。
【0245】従来は、単位時間当たりに得られるフレー
ム数が例えば10〜15フレーム/秒であったために、
AF、AE、またはAWBの何れの制御を行う場合にも
時間を要し、短い時間で静止画撮影に入ることができな
かった。
【0246】これに対して付記(34)に記載の発明に
よれば、付記(25)、付記(26)、付記(27)、
または付記(28)に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、フレームレートをq×(全ライン数)/k
倍、またはq×(全ライン数)/{k×(kラインによ
り構成されるブロック数)}倍に向上してAF、AE、
またはAWBを行うことができるために、より一層の高
速化を図ることができる。さらに、AF、AE、AWB
の制御を行うに必要なエリアに係る画素信号のみを高速
に得ることができる。
【0247】(35) 上記モードの内の何れかのモー
ドにおいて動画処理した信号を、AF情報、AE情報、
またはAWB情報として用い、その際に、AF、AE、
またはAWBの制御用データの何れかを1フレームに一
つずつ算出して、該データの算出を、順番に繰り返して
行うことを特徴とする付記(25)、付記(26)、付
記(27)、または付記(28)に記載の電子的撮像装
置。
【0248】従来は、フレームレートが遅かったため
に、AF、AE、AWBを同時に平行して処理する必要
があり、回路規模が大きくなってしまっていた。
【0249】これに対して付記(35)に記載の発明に
よれば、付記(25)、付記(26)、付記(27)、
または付記(28)に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、AF、AE、またはAWBの制御用データを
順番に算出することにより、各々のデータに発生する可
能性のあるフリッカの影響を軽減することが可能であ
る。
【0250】(36) 上記制御手段は、当該電子的撮
像装置に付属して設けられた表示装置に表示させるべ
く、当該電子的撮像装置の外部の表示装置に供給するべ
く、またはAE情報もしくはAWB情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmラ
イン毎にnラインの画素信号を取り出すモードを選択
し、AF情報もしくはAE情報として用いるべく、動画
処理した信号を得る場合には、垂直方向の連続するqラ
イン毎に該qライン全部を加算した画素信号を一部連続
するkラインにおいて取り出すものであることを特徴と
する付記(26)に記載の電子的撮像装置。
【0251】固体撮像素子の一部分のラインに係る画素
のみから出力した画素信号は、そのままでは表示装置の
全画面に表示を行うには適した出力ではなかった。
【0252】これに対して付記(36)に記載の発明に
よれば、付記(26)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、フレームレートをq×(全ライン数)/k
倍、またはq×(全ライン数)/{k×(kラインによ
り構成されるブロック数)}倍に向上して処理するモー
ドとは別に、表示装置に用いるモードを有することによ
り、全画面を間引いたデータを用いて、該全画面に係る
画像を表示することが可能となる。
【0253】(37) 上記制御手段は、当該電子的撮
像装置に付属して設けられた表示装置に表示させるべ
く、当該電子的撮像装置の外部の表示装置に供給するべ
く、またはAE情報もしくはAWB情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向のmラ
イン毎にnラインを加算して画素信号を取り出すモード
を選択し、AF情報もしくはAE情報として用いるべ
く、動画処理した信号を得る場合には、垂直方向の連続
するqライン毎に該qライン全部を加算した画素信号を
一部連続するkラインにおいて取り出すものであること
を特徴とする付記(27)に記載の電子的撮像装置。
【0254】従来は付記(36)に記載のものと同様の
問題点があった。
【0255】これに対して付記(37)に記載の発明に
よれば、付記(27)に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、フレームレートをq×(全ライン数)/k
倍、またはq×(全ライン数)/{k×(kラインによ
り構成されるブロック数)}倍に向上して処理するモー
ドとは別に、表示装置に用いるモードを有することによ
り、全画面を間引いたデータを用いて、該全画面に係る
画像を表示することが可能となる。
【0256】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による本
発明の電子的撮像装置によれば、全ラインを順次走査し
て読み出す場合に比して、フレームレートを(全ライン
数)/k倍に向上することができる。こうして、高い駆
動周波数を用いることなく固体撮像素子から単位時間当
たりに多くのコマ数の出力を得ることができる電子的撮
像装置となる。
【0257】請求項2による本発明の電子的撮像装置に
よれば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートを(m/n)×(全ライン数)/k
倍に向上することができる。また、ラインを間引くこと
により、フレームレートを落とすことなくより広いエリ
アに係る画素信号を得ることができる。こうして、高い
駆動周波数を用いることなく固体撮像素子から単位時間
当たりに多くのコマ数の出力を得ることができる電子的
撮像装置となる。
【0258】請求項3による本発明の電子的撮像装置に
よれば、全ラインを順次走査して読み出す場合に比し
て、フレームレートをm×(全ライン数)/k倍に向上
することができる。また、nラインを加算することによ
り、ダイナミックレンジの大きいデータを固体撮像素子
の出力として得ることができる。そして、フレームレー
トを落とすことなくより広いエリアに係る画素信号を得
ることができる。こうして、高い駆動周波数を用いるこ
となく固体撮像素子から単位時間当たりに多くのコマ数
の出力を得ることができる電子的撮像装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子的撮像装置の構
成を示すブロック図。
【図2】上記第1の実施形態において、CCDを構成す
るラインからの画像データの読み出し方法を示す図。
【図3】上記第1の実施形態の電子的撮像装置における
CCDの読み出しモードを示すタイムチャート。
【図4】上記第1の実施形態の電子的撮像装置におい
て、読み出しが行われる垂直方向のkラインを示す図。
【図5】上記第1の実施形態の電子的撮像装置におい
て、読み出しが行われる垂直方向のkラインを複数とし
た例を示す図。
【図6】上記第1の実施形態の電子的撮像装置における
CCDの読み出しモードと制御用データを示すタイムチ
ャート。
【図7】本発明の第2の実施形態の電子的撮像装置にお
いて、CCDを構成するラインからの画像データの読み
出し方法を示す図。
【図8】上記第2の実施形態における複数の画像データ
の読み出しモードを示す図。
【図9】上記第2の実施形態の電子的撮像装置におい
て、読み出しが行われる垂直方向のkラインを示す図。
【図10】上記第2の実施形態の電子的撮像装置におい
て、読み出しが行われる垂直方向のkラインを複数とし
た例を示す図。
【図11】上記第2の実施形態の電子的撮像装置におい
て、間引き読み出しにより得られる線順次の色信号を示
す図。
【図12】上記第2の実施形態の電子的撮像装置におけ
るCCDの読み出しモードと制御用データおよび静止画
記録を示すタイムチャート。
【図13】本発明の第3の実施形態の電子的撮像装置に
おいて、CCDを構成するラインからの画像データの読
み出し方法を示す図。
【図14】上記第3の実施形態の電子的撮像装置におけ
る複数のラインの信号電荷の加算を説明するための図。
【図15】上記第3の実施形態における複数の画像デー
タの読み出しモードを示す図。
【図16】上記第3の実施形態の電子的撮像装置におい
て得られる線順次の色信号を示す図。
【図17】上記第3の実施形態の電子的撮像装置におけ
るCCDの読み出しモードと制御用データおよび静止画
記録を示すタイムチャート。
【図18】本発明の第4の実施形態の電子的撮像装置に
おいて、CCDを構成するラインからの画像データの読
み出し方法を示す図。
【図19】上記第4の実施形態の電子的撮像装置におけ
る複数のラインの信号電荷の加算を説明するための図。
【図20】上記第4の実施形態における複数の画像デー
タの読み出しモードを示す図。
【図21】上記第4の実施形態における複数の画像デー
タの読み出しモードの他の例を示す図。
【図22】上記第4の実施形態の電子的撮像装置におい
て、q加算により輝度信号に近い信号が得られることを
示す図。
【図23】上記第4の実施形態の電子的撮像装置におけ
るCCDの読み出しモードと制御用データおよび静止画
記録を示すタイムチャート。
【図24】従来のCCD駆動手段により得られるCCD
出力データおよび液晶表示データを示すタイムチャー
ト。
【図25】従来のCCDにおけるベイヤー配列の色フィ
ルタを示す図。
【図26】従来の電子的撮像装置におけるCCDの間引
き読み出しを示す図。
【符号の説明】
1…CCD(固体撮像素子) 8…CPU(制御手段) 10…オートフォーカス回路(AF) 11…自動露出制御回路(AE) 12…オートホワイトバランス回路(AWB) 13…液晶表示装置 14…外部表示用端子 16…記録媒体
フロントページの続き (72)発明者 渡部 洋之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を受けて電気信号に変換する画素を2
    次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並びをラ
    インとして、そのラインが垂直方向に複数並設されて構
    成されている固体撮像素子と、 上記固体撮像素子を順次走査することにより静止画を記
    録するべく全画素に係る画素信号を取り出すモードと、
    静止画を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素
    子から垂直方向の一部連続するk(kは正の整数)ライ
    ンに係る画素信号を取り出すモードとを選択的に制御す
    る制御手段と、 を具備することを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】 光を受けて電気信号に変換する画素を2
    次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並びをラ
    インとして、そのラインが垂直方向に複数並設されて構
    成されている固体撮像素子と、 上記固体撮像素子を順次走査することにより静止画を記
    録するべく全画素に係る画素信号を取り出すモードと、
    静止画を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素
    子から垂直方向のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn
    (n≧1、nは整数)ラインに係る画素信号を一部連続
    するk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出すモ
    ードとを選択的に制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】 光を受けて電気信号に変換する画素を2
    次元状に配列して有し、該画素の水平方向の一並びをラ
    インとして、そのラインが垂直方向に複数並設されて構
    成されている固体撮像素子と、 上記固体撮像素子を順次走査することにより静止画を記
    録するべく全画素に係る画素信号を取り出すモードと、
    静止画を記録しまたは動画処理するべく上記固体撮像素
    子から垂直方向のm(m≧3、mは整数)ライン毎にn
    (n≧2、nは整数)ラインを加算した画素信号を一部
    連続するk(k≧6、kは整数)ラインにおいて取り出
    すモードとを選択的に制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする電子的撮像装置。
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