JP5234052B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛蓄電池と、鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池(例えばリチウム蓄電池)との両蓄電池を備えた電源装置に関する。
内燃機関を走行駆動源とする車両には、スタータモータ等の各種電気負荷へ電力供給する鉛蓄電池が搭載されているのが一般的である。鉛蓄電池は、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等の高出力・高エネルギ密度の蓄電池(高性能蓄電池)に比べて安価であるものの、頻繁な充放電(累積充放電量)に対する耐久性が低い。特にアイドルストップ機能を有した車両においては、鉛蓄電池が頻繁に放電されることとなり早期劣化が懸念される。また、車両の回生エネルギによりオルタネータを発電させて充電する車両においては、鉛蓄電池が頻繁に充電されることにもなるため、早期劣化が懸念される。これらの懸念に対し、鉛蓄電池を上記高性能蓄電池に替えただけでは、大幅なコストアップを招く。
そこで特許文献1〜5では、頻繁な充放電に対する耐久性の高い高性能蓄電池(第2蓄電池)と安価な鉛蓄電池との両方を、並列接続して搭載することが提案されている。すなわち、アイドルストップ中における電気負荷への電力供給や充電(特に回生充電)は、高性能蓄電池が優先的に実施することで、鉛蓄電池の劣化軽減を図る。一方、車両を駐車する場合等、長時間に亘って要求される電力供給(暗電流補給)に対しては、安価な鉛蓄電池が実施することで、高性能蓄電池を小容量化してコストアップ抑制を図る。
特開2007−46508号公報 特開2007−131134号公報 特開2008−29058号公報 特開2008−155814号公報 特開2009−126395号公報
ところで、蓄電池が過充電や過放電の状態になると早期劣化が懸念される。したがって、充電状態を表すSOC(State of charge:満充電時の充電量に対する実際の充電量の割合)が過充放電とならない範囲(適正範囲)となるよう、両蓄電池の充電と放電を制御することが要求される。具体的には、鉛蓄電池のSOCが適正範囲より低下した場合には、レギュレータで調整される発電電力の設定電圧Vregを高く設定することで鉛蓄電池への充電を促進させる。一方、鉛蓄電池のSOCが適正範囲より上昇した場合には、設定電圧Vregを低く設定することで鉛蓄電池からの放電を促進させる。
しかし、SOCに応じて蓄電池の開放電圧は異なる値となるが、鉛蓄電池の適正範囲における開放電圧(例えば12.7V〜12.8V)と、高性能蓄電池の適正範囲における開放電圧とは一致しないのが通常である。そのため、例えば鉛蓄電池への充電を促進させるべく設定電圧Vregを高く設定すると、高性能蓄電池のSOCが十分に高い場合であっても高性能蓄電池へ発電電力が流れ込んでしまい、高性能蓄電池が過充電になることが懸念される。また、鉛蓄電池を電力供給源として作動するよう配置されたスタータモータ等の電気負荷へ、高性能蓄電池から電力供給されてしまい、高性能蓄電池が過放電になることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、鉛蓄電池に加え、高性能蓄電池(第2蓄電池)を備えることで鉛蓄電池の劣化抑制とコストダウンとの両立を図った電源装置において、第2蓄電池の過充電回避及び過放電回避を図った電源装置を提供することにある。
本発明は、以下の検討により明らかとなった問題点に着目することで想起するに至った。本発明の構成を説明する前に、先ずはその検討内容について以下に説明する。
第2蓄電池の過充電及び過放電といった先述の懸念に対し、本発明者らは、図18(a)(b)に示す如くオルタネータ10(発電機)及び鉛蓄電池20とリチウム蓄電池30(第2蓄電池)との間に開閉スイッチ50を設けることを検討した。これによれば、鉛蓄電池20へ充電させつつリチウム蓄電池30へは充電させたくない場合や、鉛蓄電池の側にはリチウム蓄電池30から放電させたくない場合に、開閉スイッチ50により通電を遮断させることで上記懸念を解消できる。
但し、この開閉スイッチ50は頻繁にオンオフを切り替えることになるため、オンオフ切替に対する耐久性が要求される。そこで上記開閉スイッチ50には、機械式リレーではなくMOS−FET等の半導体スイッチを採用することとした。
しかしながら、一般的なMOS−FET50は、その内部構造上必然的に寄生ダイオード51を有するため、以下の問題が生じることが本発明者らの検討により明らかとなった。
すなわち、図18(a)の向きにMOS−FET50を設けた場合において、MOS−FET50をオフさせていても、寄生ダイオード51による障壁電圧以上の電位差がMOS−FET50に生じると、寄生ダイオード51を通じてオルタネータ10からリチウム蓄電池30へ電流が流れ込んでしまう(図中の点線参照)。よって、リチウム蓄電池30の過充電防止を確実には回避できない。
また、図18(b)の向きにMOS−FET50を設けた場合において、MOS−FET50をオフさせていても、寄生ダイオード51による障壁電圧以上の電位差がMOS−FET50に生じると、寄生ダイオード51を通じてリチウム蓄電池30からスタータモータ41へ電流が流れ込んでしまう(図中の点線参照)。よって、リチウム蓄電池30の過放電防止を確実には回避できない。
本発明は、この問題を解決しつつ、第2蓄電池の過充電回避及び過放電回避を図るものであり、以下、本発明による作用及び効果について説明する。
請求項1記載の発明では、発電機による発電電力を充電可能な鉛蓄電池と、前記鉛蓄電池に対して電気的に並列接続され、前記発電電力を充電可能であり、かつ、前記鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池と、前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との間に電気接続され、前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との通電及び遮断を切り替える開閉手段と、を備え、前記開閉手段は、複数の半導体スイッチを、当該半導体スイッチに存在する寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続して構成されていることを特徴とする。
上記発明は、要するに、発電機及び鉛蓄電池と第2蓄電池との間に、複数の半導体スイッチ(開閉手段)を、寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続して構成する。そのため、全ての半導体スイッチをオフにすれば、ある半導体スイッチについて寄生ダイオードを通じて電流が流れたとしても、寄生ダイオードが逆向きの他の半導体スイッチにより通電が遮断されることとなる。
よって、第2蓄電池の過充電が懸念される状況の場合には、全ての半導体スイッチをオフにすれば、発電機から第2蓄電池へ電流が流れ込むことを確実に回避できるので、第2蓄電池の過充電回避を確実にできる。また、第2蓄電池の過放電が懸念される状況の場合についても、全ての半導体スイッチをオフにすれば、鉛蓄電池から電力供給させるよう配置されたスタータモータ等の電気負荷へ第2蓄電池から電力供給することを確実に回避できるので、第2蓄電池の過放電回避を確実にできる。
ところで、そもそも鉛蓄電池と第2蓄電池とを両方設ける意図は、先述したように第2蓄電池を小容量化してコストアップ抑制を図ることにある。そのため、内燃機関の停止時に両蓄電池から電気負荷へ電力供給するにあたり、第2蓄電池の容量は鉛蓄電池に比べて小さいので、第2蓄電池から電力供給されるよう配置された電気負荷(第2電気負荷)に対して、長時間に亘っては十分な電力を供給できなくなる。この場合、開閉手段をオンさせれば鉛蓄電池から第2電気負荷へ電力供給できる。しかしながら、開閉手段への通電信号の出力を制御する制御手段への電源供給が、例えばイグニッションスイッチをオフ(IGオフ)操作する等に起因して停止されている場合には、開閉手段をオン作動させることができず、第2電気負荷へ電力供給できなくなることが懸念される。
このような懸念に対し、請求項記載の発明では更に、前記開閉手段に対して前記第2蓄電池の側には、前記第2蓄電池から電力供給され得る電気負荷(第2電気負荷)が接続されており、前記開閉手段への通電信号の出力を制御することで、前記開閉手段の作動を制御する制御手段を備え、前記開閉手段は、前記制御手段への電源供給が停止されている場合に、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持させる通電保持手段を有することを特徴とする。
これによれば、内燃機関を停止させて制御手段への電源供給が停止されている状況下であっても、通電保持手段により、鉛蓄電池から第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持されるので、第2蓄電池に比べて容量の大きい鉛蓄電池から第2電気負荷へ電力供給することができる。
請求項記載の発明では、前記通電保持手段は、前記開閉手段に対して電気的に並列接続された抵抗素子を有するとともに、前記制御手段への電源供給が停止されることに伴い前記通電信号の出力が停止されている時に、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ前記抵抗素子を通じて電力供給するよう構成されていることを特徴とする(図10〜13参照)。
通電保持手段の保持機能により鉛蓄電池から第2電気負荷へ供給される電力は、極めて少ない電力量であることが想定される。よって、上記抵抗素子の抵抗値を十分に大きく設定しても、通電保持手段により第2電気負荷へ供給する電力量は十分に確保できる。よって、内燃機関を停止させて制御手段への電源供給が停止されている状況下であっても、抵抗素子を通じて鉛蓄電池から第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持することができる。
一方、内燃機関の作動時においては、上記抵抗素子の抵抗値を十分に大きく設定することで、開閉手段の遮断作動時であっても鉛蓄電池の側から第2蓄電池の側へ抵抗素子を通じて流れてしまう電力量は、無視できる程度に少ない量にできる。
以上により、上記請求項記載の発明によれば、抵抗素子を設けるだけで通電保持手段を構成することができるので、少ない部品点数で安価に通電保持手段を実現できる。
請求項記載の発明では、前記通電保持手段は、前記抵抗素子と、前記抵抗素子と直列接続され、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す向きが順方向となるよう配置された整流素子と、を有して構成されていることを特徴とする(図10〜12参照)。
これによれば、内燃機関を停止させて制御手段への電源供給が停止されていることに伴い、通電保持手段が通電状態に保持させている状況下において、鉛蓄電池から電力供給されるよう配置された電気負荷へ、第2蓄電池から電力供給してしまうことを回避できる。よって、第2蓄電池の過放電回避を促進できる。
請求項記載の発明では、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す向きが前記寄生ダイオードの順方向となるよう配置された前記半導体スイッチを、前記抵抗素子と直列接続させ、その直列接続された半導体スイッチの寄生ダイオードを、前記整流素子として機能させることを特徴とする(図11,12参照)。
これによれば、通電保持手段専用の整流素子を、半導体スイッチの寄生ダイオードとは別に設ける場合に比べて、部品点数の低減を図ることができる(図12参照)。或いは、通電保持手段専用の整流素子と、半導体スイッチの寄生ダイオードとを直列接続することで(図11参照)、整流素子及び寄生ダイオードのいずれか一方が損傷しても第2蓄電池の過放電を回避できるように構成してもよい。
請求項記載の発明では、前記通電保持手段は、複数の前記半導体スイッチのうち少なくとも1つに対して電気的に並列接続された、自己保持機能を有するラッチスイッチであり、前記制御手段への電源供給が停止されることに伴い前記通電信号の出力が停止される場合に、前記通電状態に自己保持するよう前記ラッチスイッチをオン作動させることを特徴とする(図14,15参照)。
これによれば、内燃機関を停止させて制御手段への電源供給が停止されている状況下であっても、ラッチスイッチをオン作動させることで、鉛蓄電池から第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持することができる。
一方、内燃機関の作動時においては、ラッチスイッチをオフ作動させることで、開閉手段の遮断作動時に、通電保持手段(ラッチスイッチ)を通じて通電状態になってしまうことを完全に回避できる。この点で、抵抗素子により通電保持手段を構成した先述の発明に比べて有利である。
請求項記載の発明では、前記通電保持手段は、前記制御手段への電源供給が停止されている時に、前記通電信号を出力状態のまま保持させる出力保持回路を有して構成されていることを特徴とする(図16参照)。
これによれば、内燃機関を停止させて制御手段への電源供給が停止されている状況下であっても、通電信号を出力状態のまま保持させることで、鉛蓄電池から第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持することができる。
請求項記載の発明では、前記開閉手段と前記第2蓄電池との間に接続され、前記制御手段により通電と遮断を切り替えるよう制御される第2開閉手段を備え、前記第2開閉手段は、前記制御手段からの第2通電信号が入力されていない時には遮断するよう開作動するノーマリオープン式のスイッチであることを特徴とする。
これによれば、制御手段への電源供給が、例えばIGオフ操作する等に起因して停止されている場合には、ノーマリオープン式のスイッチである第2開閉手段は開作動する。そのため、第2蓄電池を電力供給源として作動するよう配置された電気負荷(第2電気負荷)に対して、IGオフ停止時には第2蓄電池から放電することを回避できる。よって、長時間に亘って第2蓄電池を放電させて過放電になることを回避できる。
特に、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明に上記発明を適用させた場合には、IGオフ停止時には、通電保持手段の作用により鉛蓄電池から第2電気負荷へ電力供給するので、第2開閉手段により第2蓄電池の放電を回避させても第2電気負荷への電力供給を維持できるので好適である。
請求項記載の発明では、前記第2蓄電池の蓄電量が下限閾値よりも少なくなっている場合には、前記開閉手段を通電作動させて前記第2蓄電池を充電させることを特徴とする。これによれば、第2蓄電池が過放電の状態となって著しく劣化してしまうことを防止できる。
なお、アイドルストップ機能を有する車両において、アイドルストップさせる条件(例えばブレーキペダルを踏み込んで車速ゼロになっている等の条件)が成立したとしても、上述の如く第2蓄電池の蓄電量が下限閾値よりも少なくなっている場合には、過放電防止を図るべく、アイドルストップを禁止させることが望ましい。
請求項記載の発明では、前記第2蓄電池の蓄電量が上限閾値よりも多くなっている場合には、前記開閉手段を遮断作動させて前記第2蓄電池への充電を禁止させることを特徴とする。これによれば、第2蓄電池が過充電の状態となって著しく劣化してしまうことを防止できる。
なお、回生発電している時には、回生発電電力を第2蓄電池へ充電して回収することが望ましい。但し、上述の如く第2蓄電池の蓄電量が上限閾値よりも多くなっている場合には、過充電防止を図るべく、回生発電中であっても開閉手段の通電作動を禁止することが望ましい。
本発明の第1実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 図1の電源装置において、回生充電時の作動を示す図。 図1の電源装置において、自動再始動時の作動を示す図。 図1の電源装置において、アイドルストップ時(Vd(Pb)>Vd(Li))の作動を示す図。 図1の電源装置において、アイドルストップ時(Vd(Pb)≦Vd(Li))の作動を示す図。 駆動許可フラグ及び駆動要求フラグの設定条件を示す図。 SOC(Li)適正化制御の手順を示すフローチャート。 イグニッションスイッチ及びアクセサリスイッチの状態に応じた、MOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70の制御内容を示す図。 図8の如く制御するためのECU80による処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 第2実施形態の変形例1を示す電気ブロック図。 第2実施形態の変形例2を示す電気ブロック図。 第2実施形態の変形例2を示す電気ブロック図。 本発明の第3実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 第3実施形態の変形例を示す電気ブロック図。 本発明の第4実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 本発明の第5実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 本発明を想起する過程で本発明者らが検討した電源装置を示す電気ブロック図。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる電源装置が搭載される車両は、内燃機関を走行駆動源とした車両であり、所定の自動停止条件を満たした場合に内燃機関を自動停止させ、所定の自動再始動条件を満たした場合に内燃機関を自動再始動させる、アイドルストップ機能を有する。なお、内燃機関の始動時にクランク軸を回転させるスタータモータは搭載されているものの、車両走行をアシストする走行用モータは搭載されていない。
図1に示すように、当該車両には、以下に説明するオルタネータ10(発電機)、レギュレータ11(発電制御手段)、鉛蓄電池20、リチウム蓄電池30(第2蓄電池)、各種の電気負荷41,42,43、2つのMOS−FET50,60(開閉手段、半導体スイッチ)及びLi蓄電池リレー70(第2開閉手段)が搭載されており、これら鉛蓄電池20、リチウム蓄電池30及び電気負荷41〜43はオルタネータ10に対して並列に電気接続されている。
MOS−FET50,60は、オルタネータ10及び鉛蓄電池20と、リチウム蓄電池30との間に配置されており、オルタネータ10及び鉛蓄電池20に対するリチウム蓄電池30の通電(オン)と遮断(オフ)を切り替える開閉手段として機能する。
また、MOS−FET50,60は、その内部構造上必然的に整流手段を有していると言える。すなわち、MOS−FET50,60の内部回路は、半導体スイッチ部52,62(開閉手段)と寄生ダイオード51,61(整流手段)とを並列接続した回路と等価であると言える。なお、半導体スイッチ部52,62のゲートへの入力信号は電子制御装置(ECU80)により制御される。つまり、MOS−FET50,60のオン作動(通電作動)とオフ作動(遮断作動)とは、ECU80(制御手段)により切り替えられるよう制御される。
2つのMOS−FET50,60は、寄生ダイオード51,61が互いに逆向きになるよう直列に接続されている。そのため、2つのMOS−FET50,60をオフ作動させた場合において、寄生ダイオード51,61を通じて電流が流れることを完全に遮断できる。よって、2つのMOS−FET50,60をオフ作動させれば、リチウム蓄電池30から鉛蓄電池20の側に放電されることも回避でき、鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30へ充電されることも回避できる。
Li蓄電池リレー70は機械式接点を有する電磁リレーであり、整流手段を有することのないものである。そして、Li蓄電池リレー70のオン作動(通電作動)とオフ作動(遮断作動)とは、ECU80により切り替えられるよう制御される。このLi蓄電池リレー70は緊急時用であり通常時は常時オン作動させる。そして、以下に例示する緊急時にはLi蓄電池リレー70オフ作動させて、リチウム蓄電池30の過充電及び過放電の回避を図る。
例えば、レギュレータ11が故障して設定電圧Vregが異常に高くなる場合には、リチウム蓄電池30が過充電の状態になることが懸念される。この場合にはLi蓄電池リレー70をオフ作動させる。また、オルタネータ10の故障やMOS−FET50,60の故障によりリチウム蓄電池30へ充電ができなくなる場合には、リチウム蓄電池30が過放電になることが懸念される。この場合にもLi蓄電池リレー70をオフ作動させる。
電気負荷41〜43のうち符号43に示す負荷は、供給電力の電圧が概ね一定、又は少なくとも所定範囲内で変動するよう安定であることが要求される定電圧要求電気負荷43であり、MOS−FET50,60に対してリチウム蓄電池30の側に電気接続される。これにより、定電圧要求電気負荷43への電力供給は、リチウム蓄電池30が分担することとなる。
定電圧要求電気負荷43の具体例としてはナビゲーション装置やオーディオ装置が挙げられる。例えば、供給電力の電圧が一定ではなく大きく変動している場合、或いは前記所定範囲を超えて大きく変動している場合には、電圧が瞬時的に最低動作電圧よりも低下するとナビゲーション装置等の作動がリセットする不具合が生じる。そこで、定電圧要求電気負荷43へ供給される電力は、電圧が最低動作電圧よりも低下することのない一定の値に安定していることが要求される。
電気負荷41〜43のうち符号41に示す負荷は内燃機関を始動させるスタータモータであり、符号42に示す負荷は、定電圧要求電気負荷43及びスタータモータ41以外の一般的な電気負荷である。一般電気負荷42の具体例としてはヘッドライト、フロントウインドシールド等のワイパ、空調装置の送風ファン、リヤウインドシールドのデフロスタ用ヒータ等が挙げられる。
これらのスタータモータ41及び一般電気負荷42は、MOS−FET50,60に対して鉛蓄電池20の側に電気接続される。これにより、スタータモータ41及び一般電気負荷42への電力供給は鉛蓄電池20が分担することとなる。
オルタネータ10は、クランク軸の回転エネルギにより発電するものである。具体的には、オルタネータ10のロータがクランク軸により回転すると、ロータコイル10aに流れる励磁電流に応じてステータコイルに交流電流が誘起され、図示しない整流器により直流電流に変換される。そして、ロータコイル10aに流れる励磁電流をレギュレータ11が調整することで、発電された直流電流の電圧を設定電圧Vregとなるよう調整する。
オルタネータ10で発電した電力は、各種電気負荷41〜43へ供給されるとともに、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30へ供給される。内燃機関の駆動が停止してオルタネータ10で発電されていない時には、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30から電気負荷41〜43へ電力供給される。鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30から電気負荷41〜43への放電量、及びオルタネータ10からの充電量は、SOC(State of charge:満充電時の充電量に対する実際の充電量の割合)が過充放電とならない範囲(適正範囲)となるよう、設定電圧Vregを調整するとともにMOS−FET50,60の作動を制御している。
また、本実施形態では、車両の回生エネルギによりオルタネータ10を発電させて両蓄電池20,30(主にはリチウム蓄電池30)に充電させる減速回生を行っている。この減速回生は、車両が減速状態であること、内燃機関への燃料噴射をカットしていること、等の条件が成立した時に実施される。
鉛蓄電池20は周知の汎用蓄電池である。具体的には、正極活物質が二酸化鉛(PbO)、負極活物質が鉛(Pb)、電解液が硫酸(HSO)である。そして、これらの電極から構成された複数の電池セルを直列接続して構成されている。なお、鉛蓄電池20の蓄電容量は、リチウム蓄電池30の蓄電容量よりも大きく設定している。
一方、リチウム蓄電池30の正極活物質には、リチウムを含む酸化物(リチウム金属複合酸化物)が用いられており、具体例としては、LiCoO、LiMn、LiNiO、LiFePO等が挙げられる。リチウム蓄電池30の負極活物質には、カーボン(C)やグラファイト、チタン酸リチウム(例えばLiTiO)、Si又はSuを含有する合金等が用いられている。リチウム蓄電池30の電解液には有機電解液が用いられている。そして、これらの電極から構成された複数の電池セルを直列接続して構成されている。特に本実施形態では、リチウム蓄電池30の負極活物質にチタン酸リチウムを採用している。
なお、図1中の符号21,31は、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30の電池セル集合体を表し、符合22,32は鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30の内部抵抗を表している。また、以下の説明において、蓄電池の開放電圧V0とは、電池セル集合体21,31により生じた電圧のことであり、蓄電池の端子電圧Vd,Vcとは、次の式1,2で表される電圧のことである。
Vd=V0−Id×R・・・(式1)
Vc=V0+Ic×R・・・(式2)
なお、放電電流をId、充電電流をIc、蓄電池の内部抵抗をR、蓄電池の開放電圧をV0とする。これらの式1,2に示すように、放電時の端子電圧Vdは内部抵抗Rが大きいほど小さい値となり、充電時の端子電圧Vcは内部抵抗Rが大きいほど大きい値となる。
ここで、両蓄電池20,30は並列接続されているため、オルタネータ10から充電する際には、MOS−FET50,60をオン作動させていれば、端子電圧Vcの低い側の蓄電池へオルタネータ10の起電流が流れ込むこととなる。一方、電気負荷42,43へ電力供給(放電)する際には、非発電時にMOS−FET50,60をオン作動させていれば、端子電圧Vdの高い側の蓄電池から電気負荷へ放電されることとなる。
そして、回生充電時には、リチウム蓄電池30の端子電圧Vc(Li)が鉛蓄電池20の端子電圧Vc(Pb)より低くなる機会が多くなるようにして、鉛蓄電池20よりも優先してリチウム蓄電池30に充電されるように設定している。また、放電時には、リチウム蓄電池30の端子電圧Vd(Li)が鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)より高くなる機会が多くなるようにして、鉛蓄電池20よりも優先してリチウム蓄電池30から定電圧要求電気負荷43へ放電されるように設定している。
これらの設定は、両蓄電池20,30の開放電圧V0及び内部抵抗値Rを設定することで実現可能であり、開放電圧V0の設定は、リチウム蓄電池30の正極活物質、負極活物質及び電解液を選定することで実現可能である。
以下、回生充電時にVc(Li)<Vc(Pb)、放電時にVd(Li)>Vd(Pb)となる機会を多くする設定の詳細について説明する。
鉛蓄電池20のSOCの適正範囲(Pb)はSOC88%〜92%であり、リチウム蓄電池30のSOC適正範囲(Li)は例えばSOC35%〜80%である。適正範囲(Li)の上限は適正範囲(Pb)の上限より小さく、適正範囲(Li)の下限は適正範囲(Pb)の下限より小さい。そして、以下の条件(a)〜(c)を満たすリチウム蓄電池30の電圧特性(開放電圧とSOCとの関係)となるよう、リチウム蓄電池30は設定されている。具体的には、リチウム蓄電池30の正極活物質、負極活物質及び電解液の組み合わせを選定することで、条件(a)〜(c)を満たす電圧特性を作りこむことができる。
条件(a):鉛蓄電池20の適正範囲(Pb)とリチウム蓄電池30の適正範囲(Li)とで、鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)とリチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)とが一致するポイントVdSが存在する。
条件(b):リチウム蓄電池30の適正範囲(Li)のうち一致ポイントVdsの上限側では、リチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)が、鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)よりも高い。
条件(c):リチウム蓄電池30の適正範囲(Li)のうち一致ポイントVdsの下限側では、リチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)が鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)よりも低い。
次に、エンジンの運転状態に応じてMOS−FET50,60のオンオフをどのように切り替えるのかを説明する。なお、Li蓄電池リレー70については、先述したような緊急時でない限り常時オン作動させておく。
図2に示すように、減速回生によりオルタネータ10を発電させている場合には、MOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、減速回生による発電電力はリチウム蓄電池30へ充電される。また、回生エネルギの一部は、電気負荷42,43及び鉛蓄電池20へ供給される。
図3に示すように、アイドルストップ機能による自動再始動時には、MOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、スタータモータ41への電力供給は鉛蓄電池20から為されることとなり、リチウム蓄電池30からスタータモータ41への放電は回避される。スタータモータ41への供給電力は、他の電気負荷42,43への供給電力に比べて桁違いに大きい。そのため、鉛蓄電池20に比べて容量の小さいリチウム蓄電池30からスタータモータ41へ電力供給すると、リチウム蓄電池30のSOC(Li)は直ぐに過放電の状態となってしまう。そこで、上述の如くリチウム蓄電池30からスタータモータ41への放電を回避することで、リチウム蓄電池30の過放電を防止している。なお、一般電気負荷42へは鉛蓄電池20から電力供給され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
図4に示すように、アイドルストップ機能によるアイドルストップ時(自動停止時)であって、鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)がリチウム蓄電池30の端子電圧Vd(Li)より高い時には、MOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30へ電流が流れ込むことを回避して、リチウム蓄電池30の過充電が回避される。なお、一般電気負荷42へは鉛蓄電池20から電力供給され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
一方、図5に示すように、アイドルストップ機能によるアイドルストップ時であって、Vd(Pb)≦Vd(Li)である時には、MOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、一般電気負荷42へはリチウム蓄電池30から電力供給されるので、一般電気負荷42への電力供給不足を解消できる。また、鉛蓄電池20はリチウム蓄電池30から充電され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
減速回生によりオルタネータ10を発電させていない非回生時(例えばアイドル運転時、加速走行時、定常走行時等)には、リチウム蓄電池30のSOC(Li)に応じてMOS−FET50,60のオンオフを切り替えることで、SOC(Li)が最適範囲となるよう制御する。
具体的には、非回生時であってSOC(Li)が第1閾値TH1(上限閾値)よりも大きい時には、図4に示すようにMOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給させる。一方、非回生時であってSOC(Li)が第2閾値TH2(下限閾値)以下である時には、図2に示すようにMOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、定電圧要求電気負荷43へは鉛蓄電池20又はオルタネータ10から電力供給させる。よって、リチウム蓄電池30の過放電を回避できる。
上述の如くSOC(Li)を適正範囲にするための制御(SOC(Li)適正化制御)を、図6及び図7を用いて説明する。
ECU80は、両蓄電池20,30の端子電圧Vc,Vd又は開放電圧V0(Li)の検出値を常時取得するとともに、電流検出手段71,72(図1参照)により検出される、両蓄電池20,30を流れる電流値を常時取得する。また、リチウム蓄電池30の温度(リチウム温度)、及び鉛蓄電池20の温度(鉛温度)を常時取得する。そして、取得したリチウム蓄電池30の端子電圧及びリチウム温度等に基づきSOC(Li)を算出する。また、取得した鉛蓄電池20の端子電圧及び鉛温度等に基づきSOC(Pb)を算出する。
そして、図6中の横軸は、算出したSOC(Li)の値を示しており、この値に応じて、MOS−FET50,60に対する駆動許可フラグ及び駆動要求フラグを、以下に説明するように設定する。
すなわち、SOC(Li)が第1閾値TH1(図6の例ではTH1=80,90)より大きい場合には、リチウム蓄電池30の過充電回避を図るべく、駆動許可フラグをオフにしてMOS−FET50,60のオン作動を禁止する。これにより、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30への充電が禁止される(図4参照)。
一方、SOC(Li)が第2閾値TH2(図6の例ではTH2=30,40)以下の場合には、リチウム蓄電池30の過放電回避を図るべく、駆動要求フラグをオンにしてMOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30へ充電させる(図2参照)。なお、これらの第1閾値TH1及び第2閾値TH2は、SOC(Li)の上昇時と下降時とで異なる値となるようヒステリシスを有して設定されている。
図7は、SOC(Li)適正化制御の手順を示すフローチャートであり、ECU80が有するマイコンにより所定周期で繰り返し実行される。
先ず、図7のステップS10において減速回生中であるか否かを判定する。減速回生中であれば(S10:YES)、駆動許可フラグがオンに設定されている(SOC(Li)<TH1である)ことを条件として(S11:YES)、続くステップS12においてMOS−FET50,60をオン作動させる(図2参照)。これにより、減速回生電力がリチウム蓄電池30へ回収される。但し、減速回生中であっても(S10:YES)、駆動許可フラグがオフに設定されていれば(S11:NO)、続くステップS13においてMOS−FET50,60のオン作動を禁止して、リチウム蓄電池30の過充電回避を図る。この場合、回生発電を中止させることが望ましい。
一方、減速回生中でない場合には(S10:NO)、駆動要求フラグがオンに設定されていない(SOC(Li)≧TH2である)ことを条件として、続くステップS13においてMOS−FET50,60をオフ作動させる(図4参照)。これにより、リチウム蓄電池30は定電圧要求電気負荷43へ放電する。但し、減速回生中でない場合であっても(S10:NO)、SOC(Li)<TH2であれば、ステップS12においてMOS−FET50,60をオン作動させる(図2参照)。これにより、鉛蓄電池20又はオルタネータ10からリチウム蓄電池30へ充電させて、リチウム蓄電池30の過放電回避を図る。
なお、減速回生中でない場合(S10:NO)においてアイドルストップ時には、図4及び図5を用いて先に説明したように、Vd(Pb)とVd(Li)との大小比較に基づきMOS−FET50,60のオンオフ作動を決定する。また、減速回生中でない場合(S10:NO)において再始動時には、図3を用いて先に説明したようにMOS−FET50,60をオフ作動させて、リチウム蓄電池30の過放電を回避させる。
以上により、MOS−FET50,60のオンオフ作動を切り替えることで、リチウム蓄電池30のSOC(Li)を最適範囲に制御できる。一方、鉛蓄電池20のSOC(Pb)については、設定電圧Vregを調整することでSOC(Pb)を最適範囲に制御する。
具体的には、算出したSOC(Pb)が所定の上限閾値よりも高い場合には、設定電圧Vregを、鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)よりも低くなるように制御することで、オルタネータ10から鉛蓄電池20へ充電されることを回避して、鉛蓄電池20の過充電防止を図る。一方、算出したSOC(Pb)が所定の下限閾値よりも低い場合には、設定電圧Vregを、鉛蓄電池20の端子電圧Vc(Pb)よりも高くなるように制御することで、オルタネータ10から鉛蓄電池20へ充電させて鉛蓄電池20の過放電防止を図る。
以上の説明は、イグニッションスイッチがオン状態(IGオン)に操作されている時におけるMOS−FET50,60等の制御内容である。これに対し図8を用いた以下の説明では、イグニッションスイッチがオフ状態(IGオフ)に操作されている時におけるMOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70等の制御内容である。
図8中の(a)欄に示すように、車両の電源状態がオフである場合、つまり、IGオフであり、かつ、アクセサリスイッチもオフ状態である場合には、ECU80への電源供給が停止されることに伴い、ECU80からMOS−FET50,60へ出力されるオンオフ信号(通電信号)も出力停止されるので、MOS−FET50,60はオフ状態となる。
ここで、Li蓄電池リレー70は、ECU80からのオンオフ信号(第2通電信号)に応じてオンオフ状態が切り替えられるよう制御されるが、緊急時でない通常時は常時オン作動されている。そして、Li蓄電池リレー70には、ECU80からのオンオフ信号が入力されていない時には遮断するようオフ作動(開作動)するノーマリオープン式のスイッチが採用されている。したがって、上述の如くECU80への電源供給が停止されている場合には、ノーマリオープン式のLi蓄電池リレー70はオフ状態となる。
図8中の(b)欄に示すようにIGオフであり、かつ、アクセサリスイッチがオン操作されていれば、ECU80への電源が供給されているので、MOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70を制御可能となる。但しこの時点では、Li蓄電池リレー70をオン作動させることを許可する判定(例えば、Li蓄電池リレー70の接点が溶着していないことの判定、リチウム蓄電池30の電圧や温度が正常範囲内であることの判定など)が完了していないことが想定されるので、Li蓄電池リレー70をオフ作動させておく。また、MOS−FET50,60をオン作動させることにより、定電圧要求電気負荷43へは鉛蓄電池20から電力供給させる。
図8中の(c)欄に示すように、IGオン操作されている場合において、初回のエンジン始動前及び初回のエンジン始動中においては、Li蓄電池リレー70をオン作動させることを許可する判定(例えば、Li蓄電池リレー70の接点が溶着していないことの判定、リチウム蓄電池30の電圧や温度が正常範囲内であることの判定など)が完了していないことが想定されるので、Li蓄電池リレー70をオフ作動させておく。また、MOS−FET50,60をオン作動させることにより、定電圧要求電気負荷43へは鉛蓄電池20から電力供給させる。
また、アイドルストップ中には、図4及び図5を用いて先述した通り、Vd(Pb)とVd(Li)との大小比較に基づきMOS−FET50,60のオンオフ作動を決定するとともに、Li蓄電池リレー70をオン作動させる。
アイドルストップ後の再始動時には、図3を用いて先述した通り、MOS−FET50,60をオフ作動させるとともに、Li蓄電池リレー70をオン作動させる。
減速回生時には、図2を用いて先述した通り、MOS−FET50,60をオン作動させるとともに、Li蓄電池リレー70をオン作動させる。但し、SOC(Li)≧TH1となっており駆動許可フラグがオンに設定されていなければ(S11:NO)、MOS−FET50,60のオン作動を禁止する。
始動時以外かつ減速回生以外の通常稼動時には、駆動要求フラグの設定に応じてMOS−FET50,60のオンオフ作動を決定するとともに、Li蓄電池リレー70をオン作動させる。
図9は、図8の如く制御するためのECU80による処理手順を示すフローチャートである。先ず、図9のステップS20において、IGオフ、かつ、アクセサリスイッチもオフである電源オフ状態であるか否かを判定する。電源オフであれば(S20:YES)、ECU80への電源供給が停止されることに伴い、MOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70はオフ状態となる(S21)。
電源オフでなければ(S20:NO)、続くステップS22においてIGオンになっているか否かを判定する。IGオンでない場合(S22:NO)、つまりアクセサリスイッチがオンの場合には、MOS−FET50,60をオン作動させるとともにLi蓄電池リレー70はオフ状態を維持させる(S23)。
IGオン状態(S22:YES)でありエンジン停止中(S24:YES)である場合において、初回始動の前である(S25:YES)場合には、MOS−FET50,60をオン作動させるとともにLi蓄電池リレー70はオフ状態を維持させる(S23)。
IGオン状態(S22:YES)でありエンジン停止中(S24:YES)である場合において、初回始動の前でない(S25:NO)場合には、Vd(Pb)とVd(Li)との大小比較に基づきMOS−FET50,60のオンオフ作動を決定する。具体的には、Vd(Pb)<Vd(Li)であれば(S26:YES)、MOS−FET50,60をオン作動させるとともにLi蓄電池リレー70をオン作動させる(S12)。一方、Vd(Pb)≧Vd(Li)であれば(S26:NO)、MOS−FET50,60をオフ作動させるとともにLi蓄電池リレー70をオン作動させる(S13)。
IGオン状態(S22:YES)でありエンジンが稼動中(S24:NO)である場合において、初回のエンジン始動中であれば(S27:YES,S28:YES)、MOS−FET50,60をオン作動させるとともにLi蓄電池リレー70はオフ状態を維持させる(S23)。一方、アイドルストップ機構による自動再始動中であれば(S27:YES,S28:NO)、MOS−FET50,60をオフ作動させるとともにLi蓄電池リレー70をオン作動させる(S13)。
エンジンが稼動中(S24:NO)である場合において、エンジン始動中でなければ(S27:NO)、先述した図7の処理(一点鎖線に示すS10〜S13の処理)を実施する。すなわち、減速回生中の有無、駆動要求フラグ及び駆動許可フラグの状態に応じて、MOS−FET50,60のオンオフ状態を決定する。
ここで、リチウム蓄電池30の充電中はリチウム温度は上昇する。そして、リチウム温度が過剰に高くなると、リチウム蓄電池30の劣化が促進されてしまう。そこで、ステップS11及びステップS13の処理において、リチウム温度が所定値TH3未満であることを条件として、ステップS12によるMOS−FET50,60のオン作動(つまりリチウム蓄電池30の充電)を実施させるようにしてもよい。
以上により、本実施形態によれば以下の効果が得られるようになる。
すなわち、オルタネータ10及び鉛蓄電池20とリチウム蓄電池30との間に、複数の2つのMOS−FET50,60を、寄生ダイオード51,61が逆向きになるよう直列に接続する。そのため、両方のMOS−FET50,60をオフにすれば、いずれか一方の寄生ダイオードを通じて電流が流れることが遮断される。
よって、リチウム蓄電池30の過充電が懸念される状況の場合には、MOS−FET50,60をオフにすれば、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30へ電流が流れ込むことを確実に回避できるので、リチウム蓄電池30の過充電回避を確実にできる。また、リチウム蓄電池30の過放電が懸念される状況の場合についても、MOS−FET50,60をオフにすれば、特にスタータモータ41へリチウム蓄電池30から放電されることを確実に回避できるので、リチウム蓄電池30の過放電回避を確実にできる。
また、鉛蓄電池20のSOC(Pb)を、設定電圧Vregを調整することで適正範囲に制御するにあたり、リチウム蓄電池30へ充電させたくない場合にはMOS−FET50,60をオフ作動させれば、リチウム蓄電池30の端子電圧Vcの大きさに拘わらずに設定電圧Vregを調整できる。一方、リチウム蓄電池30のSOC(Li)についてはMOS−FET50,60のオンオフを切り替えることで調整できる。したがって、SOC(Pb)及びSOC(Li)を独立して別々に制御できる。
(第2実施形態)
ところで、車両の電源状態がオフである場合には、ECU80への電源供給が停止されることに伴い、ECU80からMOS−FET50,60へ出力されるオンオフ信号(通電信号)も出力停止されるので、MOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70はオフ状態になることは先述した通りである。
したがって、電源オフ時に要求される一般電気負荷42への暗電流は鉛蓄電池20から供給されるものの、電源オフ時に要求される定電圧要求電気負荷43への暗電流はリチウム蓄電池30からは供給できない。仮に、Li蓄電池リレー70にノーマリクローズ式のリレーを採用すれば、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から暗電流を供給できる。しかしながらリチウム蓄電池30は鉛蓄電池20に比べて極めて容量が小さく設定されているので、リチウム蓄電池30は直ぐに過放電になってしまう。
この懸念に対し本実施形態では、図10に示すように、MOS−FET50,60に対して抵抗素子90(通電保持手段)を並列接続させている。そして、電源オフ時には、抵抗素子90を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させている。
なお、電源オフ時に要求される定電圧要求電気負荷43への暗電流は、極めて少ない電力量であることが想定される。よって、上記抵抗素子90の抵抗値を十分に大きく設定しても、定電圧要求電気負荷43への暗電流供給量は十分に確保できる。そして、電源オン状態の時においては、抵抗素子90の抵抗値を十分に大きく設定することで、MOS−FET50,60のオフ作動時であっても鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30の側へ抵抗素子90を通じて流れてしまう電力量は、無視できる程度に少ない量にできる。
さらに本実施形態では、図10に示すように、整流素子91を抵抗素子90に直列接続させている。この整流素子91は、鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30の側へ電流を流す向きが順方向となる向きに配置されている。これによれば、Li蓄電池リレー70が故障して電源オフ時にもオン状態を維持させている場合であっても、電源オフ時において、抵抗素子90を通じてリチウム蓄電池30から一般電気負荷42へ暗電流を供給してしまうことを回避でき、リチウム蓄電池30が過放電になることを回避できる。
また、Li蓄電池リレー70にはノーマリオープン式のリレーが採用されているので、電源オフ時にはLi蓄電池リレー70はオフ状態が維持される。そのため、電源オフ時の定電圧要求電気負荷43への暗電流供給は鉛蓄電池20に分担させ、リチウム蓄電池30から定電圧要求電気負荷43へ暗電流供給することを回避できる。よって、電源オフ時にリチウム蓄電池30が過放電になることを回避できる。
(第2実施形態の変形例1)
図10では、2つのMOS−FET50,60と並列して抵抗素子90を接続しているが、図11に示すように抵抗素子90の接続を変形させてもよい。すなわち、鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30の側へ電流を流す向きが順方向となる向きに配置されたMOS−FET50とは抵抗素子90及び整流素子91を直列接続し、逆向きに配置されたMOS−FET60とは抵抗素子90及び整流素子91を並列接続する。
これによれば、電源オフ時には、抵抗素子90及び寄生ダイオード51を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させることができるので、図10に示す実施形態と同様の効果が発揮される。
また、本変形例1によれば、電源オフ時に抵抗素子90を流れる暗電流に対し、MOS−FET50の整流素子(寄生ダイオード51)及び整流素子91の2つで整流するので、一方の整流素子の整流機能が故障しても、電源オフ時にリチウム蓄電池30から一般電気負荷42へ放電されることを確実に回避できる。
(第2実施形態の変形例2)
図10及び図11では、抵抗素子90に対して整流素子91を直列に接続しているが、図12に示すように整流素子91を廃止して、MOS−FET50の整流素子(寄生ダイオード51)により電源オフ時の暗電流に対する整流機能を発揮させるようにしてもよい。これによっても図10と同様の効果が発揮される。
なお、整流素子91を廃止するにあたり、図13に示すように、2つのMOS−FET50,60と並列して抵抗素子90を接続するようにしてもよい。これによっても、電源オフ時に、抵抗素子90を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させることができる。
(第3実施形態)
図10〜図13に示す上記第2実施形態では、電源オフ時には、抵抗素子90を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させている。これに対し図14に示す本実施形態では、自己保持機能を有するラッチリレー92(ラッチスイッチ(通電保持手段))を抵抗素子90に置換させており、この場合、整流素子91は不要にできる。
ラッチリレー92のオン作動及びオフ作動は、ECU80により切り替え制御される。アクセサリスイッチがオン操作されてECU80に電源供給されている時には、ラッチリレー92を常時オフさせるように制御する。そして、アクセサリスイッチをオフ操作してECU80への電源供給を遮断する直前に、ECU80はラッチリレー92をオン操作させる。よって、ECU80への電源供給を遮断した以降は、ラッチリレー92はオン状態を保持する。
これによれば、電源オフ時には、オン状態となっているラッチリレー92を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させることができる。また、抵抗素子90を用いた図10〜図13に示す上記実施形態では、電源オン時において、MOS−FET50,60をオフ作動させても僅かながら抵抗素子90を通じて電流が流れてしまう。これに対し本実施形態によれば、電源オン時においてはラッチリレー92を常時オフに制御するため、MOS−FET50,60をオフ作動させれば電流を完全に遮断できる。
但し、抵抗素子90を用いた上記実施形態では、ラッチリレー92に比べて部品点数を少なくできるので、小型化及びコストダウンを図ることができる点で有利である。
ちなみに、本実施形態にかかるラッチスイッチは、電磁ソレノイドにより接点を開閉させる機械式のリレー及び自己保持回路を有して構成されているが、半導体スイッチ及び自己保持回路により構成させてもよい。
(第3実施形態の変形例)
図14では、2つのMOS−FET50,60と並列してラッチリレー92を接続しているが、図15に示すようにラッチリレー92の接続を変形させてもよい。すなわち、鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30の側へ電流を流す向きが順方向となる向きに配置されたMOS−FET50とはラッチリレー92を直列接続し、逆向きに配置されたMOS−FET60とはラッチリレー92を並列接続する。
これによれば、電源オフ時には、ラッチリレー92及び寄生ダイオード51を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させることができるので、図14に示す実施形態と同様の効果が発揮される。
また、本変形例によれば、Li蓄電池リレー70が故障して電源オフ時に通電オフ状態に作動しなかったとしても、寄生ダイオード51の整流作用により、リチウム蓄電池30からラッチリレー92を通じて一般電気負荷42へ暗電流供給してしまうことを防止できるので、電源オフ中にリチウム蓄電池30が過放電になることを抑制できる。
(第4実施形態)
図16に示す本実施形態では、ECU80からMOS−FET50,60へ出力されるオンオフ信号(通電信号)を保持する出力保持回路93(通電保持手段)を備え、上述したラッチリレー92及び抵抗素子90を廃止している。
出力保持回路93は、MOS−FET50,60及びECU80の間に接続されており、出力保持回路93の信号保持機能はECU80により停止可能に構成されている。そして、アクセサリスイッチがオン操作されてECU80に電源供給されている時には、出力保持回路93による信号保持機能を停止させる。一方、アクセサリスイッチをオフ操作してECU80への電源供給を遮断する直前に、ECU80は信号保持機能を作動させるとともに、MOS−FET50,60をオン作動させる通電信号を出力する。よって、ECU80への電源供給を遮断した以降は、MOS−FET50,60はオン状態を保持する。
これによれば、電源オフ時には、オン状態となっているMOS−FET50,60を通じて鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ暗電流を供給させることができる。
(第5実施形態)
図1等に示す上記各実施形態では、鉛蓄電池20のSOC(Pb)を算出してそのSOC(Pb)が適正範囲となるようレギュレータ11の作動を制御する鉛蓄電池制御と、リチウム蓄電池30のSOC(Li)を算出してそのSOC(Li)が適正範囲となるようMOS−FET50,60の作動を制御するリチウム蓄電池制御との両制御を、1つのECU80により実施している。
これに対し、図17に示す本実施形態では、鉛蓄電池制御を実施するECU81と、リチウム蓄電池制御を実施するECU82とを別々に構成している。そして、このECU82、リチウム蓄電池30、MOS−FET50,60、及びLi蓄電池リレー70をリチウム蓄電池ユニット30Uとして一体に構成している。なお、両ECU81,82は双方向通信が可能に接続されている。
これによれば、オルタネータ10、レギュレータ11、各種電気負荷41,42,43、鉛蓄電池20及びECU81を備えて構成される既存の電源装置に、リチウム蓄電池ユニット30Uを追加するだけで、鉛蓄電池20にリチウム蓄電池30を並列接続した電源装置に変更することができる。よって、既存の電源装置に対してハード的に設計変更が要求される変更点を少なくできる。
なお、図17に示す本実施形態のハード構成においても、MOS−FET50,60、Li蓄電池リレー70及びレギュレータ11を制御するにあたり、上記第1〜第4実施形態と同様の制御を実施する。したがって、本実施形態によっても上記第1〜第4実施形態と同様の作用及び効果が発揮される。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、2つのMOS−FET50,60のソース端子を互いに接続させているが、MOS−FET50及びMOS−FET60の位置を入れ替えて、ドレイン端子を互いに接続させるようにしてもよい。また、MOS−FET50,60の数は2つに限らず3つ以上でもよい。
・上記各実施形態では、緊急時用にLi蓄電池リレー70を備えているが、当該Li蓄電池リレー70は廃止してもよい。
・上記各実施形態では、電圧特性A2となる第2蓄電池として非水電解液系のリチウム蓄電池30を採用しているが、本発明の第2蓄電池はリチウム蓄電池30に限定されるものではなく、例えば、電極にニッケル化合物を用いたニッケル蓄電池を採用してもよい。但し、上記条件(a)〜(c)を満たすものであることが望ましい。
10…オルタネータ(発電機)、20…鉛蓄電池、30…リチウム蓄電池(第2蓄電池)、43…定電圧要求電気負荷(電気負荷)、50,60…MOS−FET(半導体スイッチ、開閉手段)、51,61…MOS−FETの寄生ダイオード(整流手段)、70…Li蓄電池リレー(第2開閉手段)、80,82…ECU(制御手段)、90…抵抗素子(通電保持手段)、91…整流素子(通電保持手段)、92…ラッチリレー(ラッチスイッチ(通電保持手段))、93…出力保持回路。

Claims (9)

  1. 発電機による発電電力を充電可能な鉛蓄電池と、
    前記鉛蓄電池に対して電気的に並列接続され、前記発電電力を充電可能であり、かつ、前記鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池と、
    前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との間に電気接続され、前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との通電及び遮断を切り替える開閉手段と、
    を備え、
    前記開閉手段に対して前記第2蓄電池の側には、前記第2蓄電池から電力供給され得る電気負荷が接続されており、
    前記開閉手段への通電信号の出力を制御することで、前記開閉手段の作動を制御する制御手段を備え、
    前記開閉手段は、複数の半導体スイッチを、当該半導体スイッチに存在する寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続して構成され、前記制御手段への電源供給が停止されている場合に、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す通電状態に保持させる通電保持手段を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記通電保持手段は、
    前記開閉手段に対して電気的に並列接続された抵抗素子を有するとともに、
    前記制御手段への電源供給が停止されることに伴い前記通電信号の出力が停止されている時に、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ前記抵抗素子を通じて電力供給するよう構成されていることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  3. 前記通電保持手段は、
    前記抵抗素子と、
    前記抵抗素子と直列接続され、前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す向きが順方向となるよう配置された整流素子と、
    を有して構成されていることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  4. 前記鉛蓄電池から前記第2蓄電池の側へ電流を流す向きが前記寄生ダイオードの順方向となるよう配置された前記半導体スイッチを、前記抵抗素子と直列接続させ、
    その直列接続された半導体スイッチの寄生ダイオードを、前記整流素子として機能させることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  5. 前記通電保持手段は、複数の前記半導体スイッチのうち少なくとも1つに対して電気的に並列接続された、自己保持機能を有するラッチスイッチであり、
    前記制御手段への電源供給が停止されることに伴い前記通電信号の出力が停止される場合に、前記通電状態に自己保持するよう前記ラッチスイッチをオン作動させることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  6. 前記通電保持手段は、前記制御手段への電源供給が停止されている時に、前記通電信号を出力状態のまま保持させる出力保持回路を有して構成されていることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  7. 前記開閉手段と前記第2蓄電池との間に接続され、前記制御手段により通電と遮断を切り替えるよう制御される第2開閉手段を備え、
    前記第2開閉手段は、前記制御手段からの第2通電信号が入力されていない時には遮断するよう開作動するノーマリオープン式のスイッチであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の電源装置。
  8. 前記第2蓄電池の蓄電量が下限閾値よりも少なくなっている場合には、前記開閉手段を通電作動させて前記第2蓄電池を充電させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  9. 前記第2蓄電池の蓄電量が上限閾値よりも多くなっている場合には、前記開閉手段を遮断作動させて前記第2蓄電池への充電を禁止させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
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