JP5541134B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛蓄電池と、鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池(例えばリチウム蓄電池)との両蓄電池を備えた電源装置に関する。
内燃機関を走行駆動源とする車両には、スタータモータ等の各種電気負荷へ電力供給する鉛蓄電池が搭載されているのが一般的である。鉛蓄電池は、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等の高出力・高エネルギ密度の蓄電池(高性能蓄電池)に比べて安価であるものの、頻繁な充放電(累積充放電量)に対する耐久性が低い。特にアイドルストップ機能を有した車両においては、鉛蓄電池が頻繁に放電されることとなり早期劣化が懸念される。また、車両の回生エネルギによりオルタネータを発電させて充電する車両においては、鉛蓄電池が頻繁に充電されることにもなるため、早期劣化が懸念される。これらの懸念に対し、鉛蓄電池を上記高性能蓄電池に替えただけでは、大幅なコストアップを招く。
そこで特許文献1〜5では、頻繁な充放電に対する耐久性の高い高性能蓄電池(第2蓄電池)と安価な鉛蓄電池との両方を、並列接続して搭載することが提案されている。すなわち、アイドルストップ中における電気負荷への電力供給や充電(特に回生充電)は、高性能蓄電池が優先的に実施することで、鉛蓄電池の劣化軽減を図る。一方、車両を駐車する場合等、長時間に亘って要求される電力供給(暗電流補給)に対しては、安価な鉛蓄電池が実施することで、高性能蓄電池を小容量化してコストアップ抑制を図る。
特開2007−46508号公報 特開2007−131134号公報 特開2008−29058号公報 特開2008−155814号公報 特開2009−126395号公報
上記特許文献1〜5記載の電源装置では、両蓄電池の間にDCDCコンバータを備えることを前提とするが、従来必須となっていたDCDCコンバータを不要にして十分なコストダウンを実現可能にした電源装置を、本発明者らは先に出願している(先願1:特願2009−156947)。また、この先願1にかかる発明(先願発明1)を改良した発明も既に出願している(先願2:特願2009−223947、先願3:特願2010−101829)。しかし、これら先願2,3にかかる発明(先願発明2,3)を実施しようとすると、DCDCコンバータを備えることを前提とした従来装置では生じなかった新たな問題が生じることが分かった。
この新たな問題を解決するのが本発明であり、以下、先願発明1〜3の概要を説明するとともに前記新たな問題について説明する。
<先願発明1の概要>
ここで、蓄電池が過充電や過放電の状態になると早期劣化が懸念される。したがって、充電状態を表すSOC(State of charge:満充電時の充電量に対する充電量の割合)が過充放電とならない範囲(SOC使用範囲)となるよう蓄電池を使用することが望ましい。そして、SOCに応じて蓄電池の開放電圧は異なる値となるが、鉛蓄電池のSOC使用範囲における開放電圧(例えば12.7V〜12.8V)と、高性能蓄電池のSOC使用範囲における開放電圧とは一致しないのが通常である。
すると、両蓄電池は並列接続されているため、放電時において、端子電圧Vd(以下の式1参照)の高い側の蓄電池から低い側の蓄電池へ電流が流れ込み、SOC使用範囲から外れた過充電状態になることが懸念される。なお、放電電流をId、蓄電池の内部抵抗をR、蓄電池の開放電圧をV0とすると、放電時における蓄電池の端子電圧Vdは「Vd=V0−Id×R」といった式1で表される。
そこで上記特許文献1〜5記載の電源装置では、両蓄電池の間にDCDCコンバータを備え、高い電圧となっている側の蓄電池(主に高機能蓄電池)の端子電圧をDCDCコンバータにより調整することで、低い電圧となっている側の蓄電池(主に鉛蓄電池)に高機能蓄電池から電流が流れ込むことを回避して、鉛蓄電池の過充電を回避させている。
しかしながら、DCDCコンバータは高価なものであるため、DCDCコンバータを備えることが必須となっている上記電源装置では、コストダウンを十分に図ることができなかった。
そこで先願発明1では、鉛蓄電池のSOC使用範囲と高性能蓄電池のSOC使用範囲とで、鉛蓄電池の開放電圧と高性能蓄電池の開放電圧とが一致するポイントが存在するように、鉛蓄電池及び高性能蓄電池の開放電圧及び内部抵抗を設定している。これによれば、従来必須となっていたDCDCコンバータを廃止しつつも、鉛蓄電池が過充電状態になるおそれを抑制できる。よって、上記DCDCコンバータを不要にして十分なコストダウンを図ることができる。
<先願発明2,3の概要>
しかし、先願発明1では、鉛蓄電池(及び発電機)と高性能蓄電池とが、DCDCコンバータを介することなく直接接続されるので、鉛蓄電池を電力供給源として作動するよう配置されたスタータモータへ、高性能蓄電池から電流が流れ込んでしまい、高性能蓄電池が過放電になることが懸念される。
そこで先願発明2,3では、鉛蓄電池(及び発電機)と高性能蓄電池との間に半導体スイッチを設け、スタータモータ駆動時には半導体スイッチをオフ作動させる。これによれば、高性能蓄電池からスタータモータへ電流が流れ込むことを回避でき、高性能蓄電池が過放電になることの懸念を解消できる。
<先願発明2,3において新たに生じる問題>
しかし、先願発明2,3では、半導体スイッチの作動を制御する制御手段が故障した場合や、半導体スイッチ自体が故障した場合等、半導体スイッチを通電作動させることができなくなる場合に、高性能蓄電池を充電できなくなってしまう。すると、高性能蓄電池を電力供給源として作動するよう配置された電気負荷へは、高性能蓄電池から電力供給できなくなることは勿論のこと、発電機及び鉛蓄電池からも電力供給できなくなるので、前記電気負荷を作動させることができなくなる、といった問題が生じる。
ちなみに、鉛蓄電池(及び発電機)と高性能蓄電池とがDCDCコンバータを介して接続されていた従来装置では、DCDCコンバータが故障しても、昇圧ができなくなるだけで通電は可能である。そのため、前記電気負荷へは発電機及び鉛蓄電池からの電力供給が確保されるので、前記問題が生じることはない。つまり、先願発明2,3においては、半導体スイッチを通電作動できなくなる故障が生じた場合、前記電気負荷を作動できなくなるといった問題が新たに生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、故障に対するフェールセーフ機能が付与された電源装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、発電機による発電電力を充電可能な鉛蓄電池と、前記鉛蓄電池に対して電気的に並列接続され、前記発電電力を充電可能であり、かつ、前記鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池と、前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との間に電気接続され、前記発電機及び前記鉛蓄電池と、前記第2蓄電池との通電及び遮断を切り替える半導体スイッチと、前記半導体スイッチに対して前記第2蓄電池の側に電気接続された電気負荷及び前記第2蓄電池へ、前記発電機又は前記鉛蓄電池から電力供給する給電線と、前記給電線に電気接続され、前記半導体スイッチをバイパスして前記発電機又は前記鉛蓄電池から前記電気負荷へ給電するバイパス給電線と、前記バイパス給電線の通電及び遮断を切り替えるバイパス開閉手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明によれば、半導体スイッチをバイパスして発電機又は鉛蓄電池から電気負荷へ給電するバイパス給電線を備えるので、電気負荷へ電力供給できなくなる故障時にはバイパス給電線を通電させれば、前記故障が生じても電気負荷への電力供給を確保できる。
また、バイパス給電線にバイパス開閉手段を設け、故障が生じていない通常時にはバイパス給電線を遮断させるようにすれば、通常時には半導体スイッチにより給電線の通電及び遮断を制御できる。以上により、上記発明によれば、半導体スイッチの作動を制御する手段(半導体スイッチ制御手段)の故障や半導体スイッチ自体の故障等に対するフェールセーフ機能を付与できる。
さらに、請求項1記載の発明では、前記バイパス開閉手段は、ノーマリクローズ式の電磁リレーであることを特徴とする。
バイパス開閉手段に電磁リレーを採用した場合において、その電磁リレーの作動を制御する手段(バイパス制御手段)が故障することも考えられる。そして、例えば電源装置が水没した場合等、バイパス制御手段及び半導体スイッチ制御手段が同時に故障することも考えられ、その場合にバイパス給電線を通電できなければ、上記フェールセーフ機能を発揮できなくなる。
この点を鑑みた上記発明では、ノーマリクローズ式の電磁リレーを採用するので、例えばバイパス制御手段及び半導体スイッチ制御手段が同時に故障した場合であっても、バイパス給電線を通電できるので、上記フェールセーフ機能を発揮できる。
請求項記載の発明では、前記第2蓄電池と前記給電線との通電及び遮断を切り替える第2蓄電池用スイッチを備え、前記バイパス開閉手段が通電作動している時には、前記第2蓄電池と前記給電線との通電を遮断させるよう前記第2蓄電池用スイッチが遮断作動することを特徴とする。
ここで、バイパス給電線を通電させてフェールセーフを機能させている時に、上記発明に反して第2蓄電池と給電線とを通電状態にしておくと、バイパス給電線から給電線を介して第2蓄電池へ電流が流れ込み、第2蓄電池が過充電に陥ることが懸念される。また、バイパス給電線は、電気負荷が要する小電流(例えば10A)を流すことを想定した規格で設計することが妥当であるが、上述の如く第2蓄電池へ電流が流れ込むと、バイパス給電線に大電流(例えば100A)が流れることとなり、バイパス給電線を大電流対応の規格で設計しなければならなくなる。
これらの点を鑑みた上記発明によれば、バイパス給電線の通電時には、第2蓄電池と給電線との通電を遮断させるよう第2蓄電池用スイッチを遮断作動させるので、上述した第2蓄電池の過充電の懸念を解消できるとともに、バイパス給電線を小電流用の低規格で設計できる。
請求項記載の発明では、前記第2蓄電池用スイッチの遮断作動は、前記バイパス開閉手段の遮断作動から通電作動への切り替えが完了した後に実施させることを特徴とする。
これによれば、給電線及びバイパス給電線のいずれもが同時に遮断状態になることを回避できるので、両給電線からの電気負荷への給電が途絶えて瞬断することを回避できる。
請求項記載の発明では、前記給電線のうち、前記半導体スイッチの作動を制御する制御手段へ電力供給するよう分岐する点を制御手段用給電分岐点とした場合において、前記バイパス給電線のうち前記発電機の側に接続される一端を、前記給電線のうち前記制御手段用給電分岐点よりも前記発電機の側に接続したことを特徴とする。
ここで、給電線は、複数のハーネスやそれらのハーネスを接続するコネクタ等により構成されているが、特にコネクタ部分での接触不良による通電故障が懸念される。そのため、給電線のうちバイパス給電線によりバイパスされない部分には、コネクタの数ができるだけ少なく存在するように、バイパス給電線の両端を離して給電線に接続することで、バイパス給電線の通電時に通電故障のコネクタを介さずに電気負荷へ電力供給できるようにすることが望ましい。
この点を鑑みた上記発明では、バイパス給電線のうち発電機の側に接続される一端を制御手段用給電分岐点よりも発電機の側に接続するので、制御手段用給電分岐点よりも電気負荷の側に接続する場合に比べて、バイパス給電線の両端を離して給電線に接続することができる。
また、請求項記載の発明では、前記給電線のうち、前記第2蓄電池へ電力供給するよう分岐する点を第2蓄電池用給電分岐点とした場合において、前記バイパス給電線のうち前記電気負荷の側に接続される一端を、前記給電線のうち前記第2蓄電池用給電分岐点よりも前記電気負荷の側に接続したことを特徴とする。
これによれば、バイパス給電線のうち電気負荷の側に接続される一端を、第2蓄電池用給電分岐点よりも前記電気負荷の側に接続するので、第2蓄電池用給電分岐点よりも発電機の側に接続する場合に比べて、バイパス給電線の両端を離して給電線に接続することができる。
請求項記載の発明では、前記半導体スイッチ及び前記バイパス開閉手段が実装されるとともに、前記給電線の一部及び前記バイパス給電線が電気接続される基板と、前記基板を内部に収容する筐体と、を備え、前記給電線の一部は、前記筐体に設けられた筐体端子と前記基板に設けられた基板端子とを電気接続するハーネスにより構成されており、前記バイパス給電線のうち前記発電機の側に接続される一端、及び前記電気負荷の側に接続される一端の少なくとも一方は、前記基板端子に電気接続されていることを特徴とする。
半導体スイッチ及びバイパス開閉手段を1つの基板に実装させて基板数低減を図り、当該基板を筐体に収容して構成することが現実的な構成として考えられる。そしてこの場合には、給電線を接続する端子(筐体端子)を筐体に設け、基板に設けられた端子(基板端子)と筐体端子とをハーネスで接続することが必要となる。
このような構成を前提とした上記発明では、バイパス給電線を基板端子に接続するので、バイパス給電線を基板に接続する場合において、バイパス給電線の両端をできるだけ離して給電線に接続することができる。
請求項記載の発明では、前記半導体スイッチは複数備えられており、これら複数の半導体スイッチを、当該半導体スイッチに存在する寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続して構成されていることを特徴とする。
上記発明に反して半導体スイッチを1つにすると、次の問題が生じる。すなわち、一般的なMOS−FET等の半導体スイッチは、その内部構造上必然的に寄生ダイオードを有する。すると、半導体スイッチをオフさせていても、寄生ダイオードによる障壁電圧以上の電位差が半導体スイッチに生じると、寄生ダイオードを通じて電流が流れてしまう。よって、第2蓄電池の過充電や過放電が懸念されるようになる。
これに対し上記発明では、複数の半導体スイッチを、寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続するので、両半導体スイッチをオフさせておけば、発電機及び鉛蓄電池と第2蓄電池との通電を確実に遮断できるので、上記懸念を解消できる。
なお、半導体スイッチを1つ備えるようにすれば、半導体スイッチを通電作動できない故障が生じたとしても、寄生ダイオードを通じて鉛蓄電池から電気負荷へ給電できるようになるので、フェールセーフの機能を発揮するとも言える。しかしその背反として、第2蓄電池の過充電や過放電が懸念されるようになる。
したがって上記発明は、半導体スイッチを複数備えることで第2蓄電池の過充放電回避を図るとともに、半導体スイッチを複数備えることで顕著となった問題、つまり故障時に電気負荷へ給電できなくなるといった問題を、バイパス給電線及びバイパス開閉手段を備えることで解決する発明であると言える。
請求項記載の発明では、前記第2蓄電池、前記半導体スイッチ、及び前記半導体スイッチの作動を制御する制御手段を共通の筐体に収容して構成され、前記発電機、前記鉛蓄電池及び前記電気負荷と電気接続するコネクタを有した電池パックを備え、前記電池パックが、車両のうちエンジンルームの外部に配置されていることを特徴とする。
これによれば、発電機、各種電気負荷及び鉛蓄電池を備えて構成される既存の電源装置に、電池パックを追加する作業を実施して、鉛蓄電池に第2蓄電池を並列接続した上記発明にかかる電源装置に変更することができる。よって、既存の電源装置に対してハード的に設計変更が要求される変更点を少なくできる。
また、上記発明にかかる電源装置を車両に搭載する場合において、鉛蓄電池はエンジンルームに配置されるのが一般的であるが、第2蓄電池は熱に弱いため、電池パックをエンジンルームの外に配置することが要求される。そのため、車室内の乗員座席シートの下方や、コンソールボックスの下方が、電池パックの配置の有力候補となる。
しかし、このようにシートの下方等に電池パックを配置すると、車室の床上まで車両が浸水した場合には、筐体内部に水が浸入して、半導体スイッチの作動を制御する制御手段(半導体スイッチ制御手段)が故障することが懸念されるようになる。
よって、このようにエンジンルームの外部に電池パックを配置した電源装置に、バイパス給電線及びバイパス開閉手段を備えさせた上記発明によれば、半導体スイッチ制御手段が故障した場合のフェールセーフ機能を、好適に発揮させることができる。
本発明の一実施形態にかかる電源装置を示す電気ブロック図。 図1の電源装置において、回生充電時の作動を示す図。 図1の電源装置において、自動再始動時の作動を示す図。 図1の電源装置において、アイドルストップ時(Vd(Pb)>Vd(Li))の作動を示す図。 図1の電源装置において、アイドルストップ時(Vd(Pb)≦Vd(Li))の作動を示す図。 図1の電源装置において、マイコン故障時の、定電圧要求電気負荷への給電経路を説明する図である。 図1の電源装置において、電池パックの詳細構造を示す電気ブロック図である。 図1の電源装置において、バイパス給電線の接続点の位置をより詳細に示した電池パックの模式図である。 図1の電源装置において、電池パックの車両Vへの搭載位置を示す図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態にかかる電源装置は車両V(図9参照)に搭載されており、当該車両Vは内燃機関Eを駆動源として走行するものである。また、所定の自動停止条件を満たした場合に内燃機関Eを自動停止させ、所定の自動再始動条件を満たした場合に内燃機関Eを自動再始動させる、アイドルストップ機能を有する。なお、内燃機関Eの始動時にクランク軸を回転させるスタータモータは搭載されているものの、車両走行をアシストする走行用モータは搭載されていない。
図1に示すように、当該車両Vには、以下に説明するオルタネータ10(発電機)、レギュレータ11(発電制御手段)、鉛蓄電池20、リチウム蓄電池30(第2蓄電池)、各種の電気負荷41,42,43、2つのMOS−FET50,60(半導体スイッチ)及びLi蓄電池リレー70(第2蓄電池用スイッチ)が搭載されており、これら鉛蓄電池20、リチウム蓄電池30及び電気負荷41〜43はオルタネータ10に対して並列に電気接続されている。
MOS−FET50,60は、オルタネータ10及び鉛蓄電池20と、リチウム蓄電池30との間に配置されており、オルタネータ10及び鉛蓄電池20に対するリチウム蓄電池30の通電(オン)と遮断(オフ)を切り替えるスイッチとして機能する。
また、MOS−FET50,60は、その内部構造上必然的に整流手段を有していると言える。すなわち、MOS−FET50,60の内部回路は、半導体スイッチ部52,62と寄生ダイオード51,61(整流手段)とを並列接続した回路と等価であると言える。なお、半導体スイッチ部52,62のゲートへの入力信号は電子制御装置(ECU80)により制御される。つまり、MOS−FET50,60のオン作動(通電作動)とオフ作動(遮断作動)とは、電子コントロールユニット(ECU80)により切り替えられるよう制御される。
2つのMOS−FET50,60は、寄生ダイオード51,61が互いに逆向きになるよう直列に接続されている。そのため、2つのMOS−FET50,60をオフ作動させた場合において、寄生ダイオード51,61を通じて電流が流れることを完全に遮断できる。よって、2つのMOS−FET50,60をオフ作動させれば、リチウム蓄電池30から鉛蓄電池20の側に放電されることも回避でき、鉛蓄電池20の側からリチウム蓄電池30へ充電されることも回避できる。
Li蓄電池リレー70は機械式接点を有する電磁リレーであり、整流手段を有することのないものである。そして、Li蓄電池リレー70のオン作動(通電作動)とオフ作動(遮断作動)とは、ECU80により切り替えられるよう制御される。このLi蓄電池リレー70は緊急時用であり、通常時は、ECU80からの励磁電流を常時出力させてオン作動させておく。そして、以下に例示する緊急時には、励磁電流の出力を停止してLi蓄電池リレー70をオフ作動させて、リチウム蓄電池30の過充電及び過放電の回避を図る。
例えば、レギュレータ11が故障して設定電圧Vregが異常に高くなる場合には、リチウム蓄電池30が過充電の状態になることが懸念される。この場合にはLi蓄電池リレー70をオフ作動させる。
また、オルタネータ10の故障やMOS−FET50,60の故障によりリチウム蓄電池30へ充電ができなくなる場合には、リチウム蓄電池30が過放電になることが懸念される。この場合にもLi蓄電池リレー70をオフ作動させる。
また、ノーマリオープン式の電磁リレーをLi蓄電池リレー70として採用している。したがって、ECU80が故障してLi蓄電池リレー70の作動を制御できなくなった場合には、Li蓄電池リレー70は自動的に開作動して通電を遮断する。
電気負荷41〜43のうち符号43に示す負荷は、供給電力の電圧が概ね一定、又は少なくとも所定範囲内で変動するよう安定であることが要求される定電圧要求電気負荷43であり、MOS−FET50,60に対してリチウム蓄電池30の側に電気接続される。これにより、定電圧要求電気負荷43への電力供給は、リチウム蓄電池30が分担することとなる。
定電圧要求電気負荷43の具体例としてはナビゲーション装置やオーディオ装置が挙げられる。例えば、供給電力の電圧が一定ではなく大きく変動している場合、或いは前記所定範囲を超えて大きく変動している場合には、電圧が瞬時的に最低動作電圧よりも低下して、ナビゲーション装置等の作動がリセットする不具合が生じる。そこで、定電圧要求電気負荷43へ供給される電力は、電圧が最低動作電圧よりも低下することのない一定の値に安定していることが要求される。
図1に示す給電線90,91,92は、オルタネータ10及び鉛蓄電池20から定電圧要求電気負荷43へ電力供給する給電経路を形成するものであり、ハーネス、コネクタ、基板上のプリント配線等から構成される。給電線90は、オルタネータ10及び鉛蓄電池20からMOS−FET60までの給電経路を形成する。給電線91は、MOS−FET50から定電圧要求電気負荷43までの給電経路を形成する。給電線92は、MOS−FET60からMOS−FET50までの給電経路を形成する。
図1に示すバイパス給電線93は、給電線90,91に電気接続され、2つのMOS−FET50,60をバイパスしてオルタネータ10及び鉛蓄電池20へ電力供給する給電経路を形成するものであり、ハーネス、コネクタ、基板上のプリント配線等から構成される。また、バイパス給電線93には、ノーマリクローズ式の電磁リレーであるバイパスリレー94(バイパス開閉手段)が備えられている。バイパスリレー94の作動はECU80により制御される。
このバイパスリレー94は、後に詳述するようにECU80が故障した場合の故障時用であり、通常時は、ECU80励磁電流を常時出力してオフ作動させておく。そして、ECU80が故障して励磁電流を出力できなくなると、ノーマリクローズ式であるバイパスリレー94はオン作動して、バイパス給電線93を通電させる。
電気負荷41〜43のうち符号41に示す負荷は、内燃機関Eを始動させるスタータモータであり、符号42に示す負荷は、定電圧要求電気負荷43及びスタータモータ41以外の一般的な電気負荷である。一般電気負荷42の具体例としてはヘッドライト、フロントウインドシールド等のワイパ、空調装置の送風ファン、リヤウインドシールドのデフロスタ用ヒータ等が挙げられる。
これらのスタータモータ41及び一般電気負荷42は、MOS−FET50,60に対して鉛蓄電池20の側に電気接続される。これにより、スタータモータ41及び一般電気負荷42への電力供給は鉛蓄電池20が分担することとなる。
オルタネータ10は、クランク軸の回転エネルギにより発電するものである。具体的には、オルタネータ10のロータがクランク軸により回転すると、ロータコイル10aに流れる励磁電流に応じてステータコイルに交流電流が誘起され、図示しない整流器により直流電流に変換される。そして、ロータコイル10aに流れる励磁電流をレギュレータ11が調整することで、発電された直流電流の電圧を設定電圧Vregとなるよう調整する。
オルタネータ10で発電した電力は、各種電気負荷41〜43へ供給されるとともに、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30へ供給される。内燃機関Eの駆動が停止してオルタネータ10で発電されていない時には、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30から電気負荷41〜43へ電力供給される。鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30から電気負荷41〜43への放電量、及びオルタネータ10からの充電量は、SOC(State of charge:満充電時の充電量に対する実際の充電量の割合)が過充放電とならない範囲(適正範囲)となるよう、設定電圧Vregを調整するとともにMOS−FET50,60の作動を制御している。
また、本実施形態では、車両Vの回生エネルギによりオルタネータ10を発電させて両蓄電池20,30(主にはリチウム蓄電池30)に充電させる減速回生を行っている。この減速回生は、車両Vが減速状態であること、内燃機関Eへの燃料噴射をカットしていること、等の条件が成立した時に実施される。
鉛蓄電池20は周知の汎用蓄電池である。具体的には、正極活物質が二酸化鉛(PbO)、負極活物質が鉛(Pb)、電解液が硫酸(HSO)である。そして、これらの電極から構成された複数の電池セルを直列接続して構成されている。なお、鉛蓄電池20の蓄電容量は、リチウム蓄電池30の蓄電容量よりも大きく設定している。
一方、リチウム蓄電池30の正極活物質には、リチウムを含む酸化物(リチウム金属複合酸化物)が用いられており、具体例としては、LiCoO、LiMn、LiNiO、LiFePO等が挙げられる。リチウム蓄電池30の負極活物質には、カーボン(C)やグラファイト、チタン酸リチウム(例えばLiTiO)、Si又はSuを含有する合金等が用いられている。リチウム蓄電池30の電解液には有機電解液が用いられている。そして、これらの電極から構成された複数の電池セルを直列接続して構成されている。特に本実施形態では、リチウム蓄電池30の負極活物質にチタン酸リチウムを採用している。
なお、図1中の符号21,31は、鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30の電池セル集合体を表し、符合22,32は鉛蓄電池20及びリチウム蓄電池30の内部抵抗を表している。また、以下の説明において、蓄電池の開放電圧V0とは、電池セル集合体21,31により生じた電圧のことであり、蓄電池の端子電圧Vd,Vcとは、次の式1,2で表される電圧のことである。
Vd=V0−Id×R・・・(式1)
Vc=V0+Ic×R・・・(式2)
なお、放電電流をId、充電電流をIc、蓄電池の内部抵抗をR、蓄電池の開放電圧をV0とする。これらの式1,2に示すように、放電時の端子電圧Vdは内部抵抗Rが大きいほど小さい値となり、充電時の端子電圧Vcは内部抵抗Rが大きいほど大きい値となる。
ここで、両蓄電池20,30は並列接続されているため、オルタネータ10から充電する際には、MOS−FET50,60をオン作動させていれば、端子電圧Vcの低い側の蓄電池へオルタネータ10の起電流が流れ込むこととなる。一方、電気負荷42,43へ電力供給(放電)する際には、非発電時にMOS−FET50,60をオン作動させていれば、端子電圧Vdの高い側の蓄電池から電気負荷へ放電されることとなる。
そして、回生充電時には、リチウム蓄電池30の端子電圧Vc(Li)が鉛蓄電池20の端子電圧Vc(Pb)より低くなる機会が多くなるようにして、鉛蓄電池20よりも優先してリチウム蓄電池30に充電されるように設定している。また、放電時には、リチウム蓄電池30の端子電圧Vd(Li)が鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)より高くなる機会が多くなるようにして、鉛蓄電池20よりも優先してリチウム蓄電池30から定電圧要求電気負荷43へ放電されるように設定している。
これらの設定は、両蓄電池20,30の開放電圧V0及び内部抵抗値Rを設定することで実現可能であり、開放電圧V0の設定は、リチウム蓄電池30の正極活物質、負極活物質及び電解液を選定することで実現可能である。
以下、回生充電時にVc(Li)<Vc(Pb)、放電時にVd(Li)>Vd(Pb)となる機会を多くする設定の詳細について説明する。
鉛蓄電池20のSOCの適正範囲(Pb)は例えばSOC88%〜92%であり、リチウム蓄電池30のSOC適正範囲(Li)は例えばSOC35%〜80%である。適正範囲(Li)の上限は適正範囲(Pb)の上限より小さく、適正範囲(Li)の下限は適正範囲(Pb)の下限より小さい。そして、以下の条件(a)〜(c)を満たすリチウム蓄電池30の電圧特性(開放電圧とSOCとの関係)となるよう、リチウム蓄電池30は設定されている。具体的には、リチウム蓄電池30の正極活物質、負極活物質及び電解液の組み合わせを選定することで、条件(a)〜(c)を満たす電圧特性を作りこむことができる。
条件(a):鉛蓄電池20の適正範囲(Pb)とリチウム蓄電池30の適正範囲(Li)とで、鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)とリチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)とが一致するポイントVdSが存在する。
条件(b):リチウム蓄電池30の適正範囲(Li)のうち一致ポイントVdsの上限側では、リチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)が、鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)よりも高い。
条件(c):リチウム蓄電池30の適正範囲(Li)のうち一致ポイントVdsの下限側では、リチウム蓄電池30の開放電圧V0(Li)が鉛蓄電池20の開放電圧V0(Pb)よりも低い。
次に、内燃機関Eの運転状態に応じてMOS−FET50,60のオンオフをどのように切り替えるのかを説明する。なお、Li蓄電池リレー70については、先述したような緊急時でない限り常時オン作動させておく。
図2に示すように、減速回生によりオルタネータ10を発電させている場合には、MOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、減速回生による発電電力はリチウム蓄電池30へ充電される。また、回生エネルギの一部は、電気負荷42,43及び鉛蓄電池20へ供給される。
図3に示すように、アイドルストップ機能による自動再始動時には、MOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、スタータモータ41への電力供給は鉛蓄電池20から為されることとなり、リチウム蓄電池30からスタータモータ41への放電は回避される。スタータモータ41への供給電力は、他の電気負荷42,43への供給電力に比べて桁違いに大きい。そのため、鉛蓄電池20に比べて容量の小さいリチウム蓄電池30からスタータモータ41へ電力供給すると、リチウム蓄電池30のSOC(Li)は直ぐに過放電の状態となってしまう。そこで、上述の如くリチウム蓄電池30からスタータモータ41への放電を回避することで、リチウム蓄電池30の過放電を防止している。なお、一般電気負荷42へは鉛蓄電池20から電力供給され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
図4に示すように、アイドルストップ機能によるアイドルストップ時(自動停止時)であって、鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)がリチウム蓄電池30の端子電圧Vd(Li)より高い時には、MOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30へ電流が流れ込むことを回避して、リチウム蓄電池30の過充電が回避される。なお、一般電気負荷42へは鉛蓄電池20から電力供給され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
一方、図5に示すように、アイドルストップ機能によるアイドルストップ時であって、Vd(Pb)≦Vd(Li)である時には、MOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、一般電気負荷42へはリチウム蓄電池30から電力供給されるので、一般電気負荷42への電力供給不足を解消できる。また、鉛蓄電池20はリチウム蓄電池30から充電され、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給される。
減速回生によりオルタネータ10を発電させていない非回生時(例えばアイドル運転時、加速走行時、定常走行時等)には、リチウム蓄電池30のSOC(Li)に応じてMOS−FET50,60のオンオフを切り替えることで、SOC(Li)が最適範囲となるよう制御する。
具体的には、非回生時であってSOC(Li)が第1閾値TH1(上限閾値)よりも大きい時には、図4に示すようにMOS−FET50,60をオフ作動させる。これにより、定電圧要求電気負荷43へはリチウム蓄電池30から電力供給させる。一方、非回生時であってSOC(Li)が第2閾値TH2(下限閾値)以下である時には、図2に示すようにMOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、定電圧要求電気負荷43へは鉛蓄電池20又はオルタネータ10から電力供給させる。よって、リチウム蓄電池30の過放電を回避できる。
ECU80は、リチウム蓄電池30のSOC(Li)が適正範囲となるよう、主にMOS−FET50,60の作動を制御する。一方、ECU80Aは、鉛蓄電池20のSOC(Pb)が適正範囲となるよう、主にレギュレータ11の設定電圧Vregを制御する。
ECU80及びECU80Aの各々は、両蓄電池20,30の端子電圧Vc,Vd又は開放電圧V0(Li)の検出値を常時取得するとともに、電流検出手段71,72(図1参照)により検出される、両蓄電池20,30を流れる電流値を常時取得する。
また、ECU80は、リチウム蓄電池30の温度(リチウム温度)、及び鉛蓄電池20の温度(鉛温度)を常時取得する。そして、取得したリチウム蓄電池30の端子電圧及びリチウム温度等に基づきSOC(Li)を算出する。ECU80Aは、取得した鉛蓄電池20の端子電圧及び鉛温度等に基づきSOC(Pb)を算出する。
ECU80は、SOC(Li)が第1閾値TH1より大きい場合には、リチウム蓄電池30の過充電回避を図るべく、MOS−FET50,60のオン作動を禁止する。これにより、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30への充電が禁止される(図4参照)。一方、SOC(Li)が第2閾値TH2以下の場合には、リチウム蓄電池30の過放電回避を図るべく、MOS−FET50,60をオン作動させる。これにより、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からリチウム蓄電池30へ充電させる(図2参照)。
ECU80Aは、設定電圧Vregを調整することでSOC(Pb)を最適範囲に制御する。具体的には、算出したSOC(Pb)が所定の上限閾値よりも高い場合には、設定電圧Vregを、鉛蓄電池20の端子電圧Vd(Pb)よりも低くなるように制御することで、オルタネータ10から鉛蓄電池20へ充電されることを回避して、鉛蓄電池20の過充電防止を図る。一方、算出したSOC(Pb)が所定の下限閾値よりも低い場合には、設定電圧Vregを、鉛蓄電池20の端子電圧Vc(Pb)よりも高くなるように制御することで、オルタネータ10から鉛蓄電池20へ充電させて鉛蓄電池20の過放電防止を図る。
図6は、ECU80が水没等により故障してMOS−FET50,60をオン作動できなくなった時の、定電圧要求電気負荷43への給電経路を説明する図である。
ECU80からMOS−FET50,60へ出力される信号が停止すると、MOS−FET50,60はオフ状態になって、給電線90〜92の通電が遮断される。また、ノーマリオン式のバイパスリレー94は、ECU80からの励磁電流の出力停止に伴いオン作動して、バイパス給電線93を通電させる。これによれば、通電遮断された給電線92及びMOS−FET50,60をバイパスして、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からバイパス給電線93を通じて定電圧要求電気負荷43へ電力供給されるようになる。
また、ノーマリオフ式のLi蓄電池リレー70は、ECU80からの励磁電流の出力停止に伴いオフ作動して、バイパス給電線93及び給電線91とリチウム蓄電池30との通電を遮断させる。これによれば、オルタネータ10又は鉛蓄電池20からバイパス給電線93を通じてリチウム蓄電池30へ電流が流れ込むことを回避でき、リチウム蓄電池30の過充電を防止できる。
ここで、図1に示すリチウム蓄電池30、ECU80及びMOS−FET50,60は、共通の筐体30kに収容されてユニット化されている。以下、このユニットを電池パック30Pと呼ぶ。
図7は、電池パック30Pの詳細構造を示す電気ブロック図である。
ECU80は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータ(マイコン81)、給電線90の電圧を所定の低電圧に降圧してマイコン81へ供給するマイコン電源82、給電線90の電圧を昇圧してMOS−FET50,60のゲートへ出力するチャージポンプ83、Li蓄電池リレー70への励磁電流の出力オンオフを制御する半導体スイッチ84、等を有して構成されている。
マイコン81がチャージポンプ83へ通電指令信号を出力すると、チャージポンプ83はMOS−FET50,60へゲート信号を出力する。また、マイコン81が半導体スイッチ84へ通電指令信号を出力すると、半導体スイッチ84は通電作動してLi蓄電池リレー70へ励磁電流を出力する。要するに、マイコン81がチャージポンプ83及び半導体スイッチ84の作動を制御することで、MOS−FET50,60及びLi蓄電池リレー70の作動を制御する。
但し、半導体スイッチ84とLi蓄電池リレー70との間にはディレイ回路85が設けられているので、マイコン81が半導体スイッチ84へ通電指令信号を出力してから所定のディレイ時間が経過した後に、Li蓄電池リレー70はオン作動する。同様に、マイコン81が半導体スイッチ84へ通電指令信号の出力を停止すると、その停止時点から所定のディレイ時間が経過した後に、Li蓄電池リレー70はオフ作動する。
バイパス給電線93及びバイパスリレー94を有して構成されるバイパス回路は、バイパスリレー94への励磁電流の出力オンオフを制御する半導体スイッチ94aと、以下に説明するコンパレータ94bを備える。
コンパレータ94bは、半導体スイッチ84とLi蓄電池リレー70との接続点での電圧が所定の閾値電圧よりも高くなっている場合に、バイパスリレー94へ通電指令信号を出力する。つまり、半導体スイッチ84から励磁電流が出力されていればコンパレータ94bは通電指令信号を出力する。すると、バイパスリレー94はオン作動してバイパスリレー94へ励磁電流を出力し、その結果、ノーマリクローズ式のバイパスリレー94はオフ作動する。
一方、マイコン81又は半導体スイッチ84が故障する等に起因して、半導体スイッチ84からLi蓄電池リレー70へ励磁電流が出力されなくなると、コンパレータ94bからの通電指令信号は出力停止される。すると、バイパスリレー94はオフ作動し、その結果、ノーマリクローズ式のバイパスリレー94はオン作動する。
要するに、コンパレータ94bは、マイコン81及び半導体スイッチ84の故障を検出する故障検出手段として機能する。そして、故障を検出した場合にはバイパスリレー94をオン作動させるよう制御する故障時制御手段として機能する。
また、ディレイ回路85を備えるので、上記故障等に起因してLi蓄電池リレー70へ励磁電流が出力されなくなると、バイパスリレー94が上述の如くオン作動した時点から、所定のディレイ時間が経過した後にLi蓄電池リレー70はオフ作動する。そのため、定電圧要求電気負荷43への給電に関し、給電線90〜92及びバイパス給電線93のいずれもが同時に遮断状態になることを回避できるので、両給電線からの定電圧要求電気負荷43への給電が途絶えて瞬断することが回避される。
図7中の符号70aは、給電線91のうち、リチウム蓄電池30へ電力供給するようハーネスを分岐させた分岐点(第2蓄電池用給電分岐点)を示す。図7中の符号93a,93bは、給電線90,91のうち、バイパス給電線93の一端が接続される接続点を示す。図7中の符号90a,91aは、給電線90,91からECU80へ電力を引き込むハーネスを示し、符号90b,91bは、これらのハーネス90a,91aが給電線90,91に接続される接続点を示す。また、符号t1,t2は、筐体30kに設けられた端子を示しており、筐体端子t1は、鉛蓄電池20と同電位になるハーネスが接続され、筐体端子t2は、リチウム蓄電池30と同電位になるハーネスが接続される。
ハーネス90aの接続点90b(制御手段用給電分岐点)は、MOS−FET60に対してオルタネータ10の側に位置する。そのため、リチウム蓄電池30が未だ充電されていない内燃機関Eの初回起動時に、オルタネータ10からECU80へ給電する場合にハーネス90aは用いられることとなる。一方、ハーネス91aの接続点91bは、MOS−FET50に対してリチウム蓄電池30の側に位置する。スタータモータ41の駆動時等鉛蓄電池20の電圧が低下している時であっても、リチウム蓄電池30による安定した電圧がハーネス91aを通じてECU80へ引き込まれることとなる。
そして、バイパス給電線93の接続点93aは、ハーネス90aの接続点90bに対して鉛蓄電池20の側(上流側)に設けられている。また、バイパス給電線93の接続点93bは、分岐点70aに対して定電圧要求電気負荷43の側(下流側)に設けられている。
図8は、バイパス給電線93の接続点93a,93bの位置をより詳細に示した、電池パック30Pの模式図である。筐体30kの内部には、MOS−FET50,60及びバイパスリレー94が実装される基板95が収容されている。また、筐体30k内部に位置する給電線90,91は、複数のハーネスH、及びこれらのハーネスHを接続するコネクタCにより構成されている。そして、これらのハーネスHは、基板95に実装された基板端子95tと筐体端子t1,t2とを接続する。そして、先述したバイパス給電線93の接続点93a,93bは、前記基板端子95tに接続されている。
図9は、電池パック30Pの車両Vへの搭載位置を示す図である。鉛蓄電池20は、内燃機関Eが搭載されるエンジンルームVa内に配置されている。これに対してリチウム蓄電池30は、鉛蓄電池20に比べて耐熱温度が低いので、エンジンルームVaに配置することができない。そこで図9に示す例では、リチウム蓄電池30が収容された電池パック30Pを、エンジンルームVaの外であり、かつ、車室Vbに配置している。例えば、図9に示すように乗員座席シートVdの下方に配置してもよいし、運転席と助手席の間に位置するコンソールボックスの下方に配置してもよいし、車室VbのフロアパネルVcの下方に配置してもよい。
但し、このように、電池パック30PをエンジンルームVaの外に配置しようとすると、電池パック30Pは鉛蓄電池20よりも下方に配置せざるを得なくなる。そのため、例えばフロアパネルVcの上まで車両が浸水した場合には、電池パック30Pが水没する可能性が高くなる。そして、筐体30k内部に水が浸入すると、特に低電圧で駆動するマイコン81等の回路部品が故障しやすい。そして、マイコン81が故障するとMOS−FET50,60をオン作動できなくなるので、給電線90〜91を通じてリチウム蓄電池30への充電ができなくなる。すると、SOC(Li)の低下が進行して、定電圧要求電気負荷43への電力供給ができなくなることが懸念されるようになる。
この懸念に対し、以上に説明した本実施形態によれば、マイコン81が故障するとバイパスリレー94がオン作動するので、バイパス給電線93を通じて定電圧要求電気負荷43への電力供給が可能になる。よって、上記懸念を解消できる。
また、本実施形態によれば、ディレイ回路85を備えるので、給電線90〜92及びバイパス給電線93のいずれもが同時に遮断状態になることを回避できるので、両給電線からの定電圧要求電気負荷43への給電が途絶えて瞬断することを回避できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・図7に示す上記実施形態では、バイパス給電線93の接続点93aを、ハーネス90aの接続点90bに対して鉛蓄電池20の側(上流側)に設けているが、この接続点93aを、接続点90bよりも下流側に設けてもよいし、筐体端子t1に設けてもよい。
・図7に示す上記実施形態では、バイパス給電線93の接続点93bを、分岐点70aに対して定電圧要求電気負荷43の側(下流側)に設けているが、この接続点93bを、分岐点70aよりも上流側に設けてもよいし、ハーネス91aの接続点91bの下流側又は上流側に設けてもよいし、筐体端子t2に設けてもよい。
・筐体30k内に水が浸入すると、図8に示すコネクタCや基板端子95tが接続不良となることが懸念される。そこで、バイパス給電線93の接続点93a,93bを筐体端子t1,t2に接続して、上記懸念の解消を図るようにしてもよい。
・図7に示す実施形態では、半導体スイッチ94a及びコンパレータ94bをECU80の外部に設けているが、これらの半導体スイッチ94a及びコンパレータ94bをECU80に設けてもよい。
10…オルタネータ(発電機)、20…鉛蓄電池、30…リチウム蓄電池(第2蓄電池)、43…定電圧要求電気負荷(電気負荷)、50,60…MOS−FET(半導体スイッチ)、70a…第2蓄電池用給電分岐点、90b…接続点(制御手段用給電分岐点)、90〜92…給電線、93…バイパス給電線、94…バイパスリレー(バイパス開閉手段)。

Claims (8)

  1. 発電機による発電電力を充電可能な鉛蓄電池と、
    前記鉛蓄電池に対して電気的に並列接続され、前記発電電力を充電可能であり、かつ、前記鉛蓄電池に比べて出力密度又はエネルギ密度の高い第2蓄電池と、
    前記発電機及び前記鉛蓄電池と前記第2蓄電池との間に電気接続され、前記発電機及び前記鉛蓄電池と、前記第2蓄電池との通電及び遮断を切り替える半導体スイッチと、
    前記半導体スイッチに対して前記第2蓄電池の側に電気接続された電気負荷及び前記第2蓄電池へ、前記発電機又は前記鉛蓄電池から電力供給する給電線と、
    前記給電線に電気接続され、前記半導体スイッチをバイパスして前記発電機又は前記鉛蓄電池から前記電気負荷へ給電するバイパス給電線と、
    前記バイパス給電線の通電及び遮断を切り替えるバイパス開閉手段と、
    を備え
    前記バイパス開閉手段は、ノーマリクローズ式の電磁リレーであることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第2蓄電池と前記給電線との通電及び遮断を切り替える第2蓄電池用スイッチを備え、
    前記バイパス開閉手段が通電作動している時には、前記第2蓄電池と前記給電線との通電を遮断させるよう前記第2蓄電池用スイッチが遮断作動することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第2蓄電池用スイッチの遮断作動は、前記バイパス開閉手段の遮断作動から通電作動への切り替えが完了した後に実施させることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  4. 前記給電線のうち、前記半導体スイッチの作動を制御する制御手段へ電力供給するよう分岐する点を制御手段用給電分岐点とした場合において、
    前記バイパス給電線のうち前記発電機の側に接続される一端を、前記給電線のうち前記制御手段用給電分岐点よりも前記発電機の側に接続したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  5. 前記給電線のうち、前記第2蓄電池へ電力供給するよう分岐する点を第2蓄電池用給電分岐点とした場合において、
    前記バイパス給電線のうち前記電気負荷の側に接続される一端を、前記給電線のうち前記第2蓄電池用給電分岐点よりも前記電気負荷の側に接続したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  6. 前記半導体スイッチ及び前記バイパス開閉手段が実装されるとともに、前記給電線の一部及び前記バイパス給電線が電気接続される基板と、
    前記基板を内部に収容する筐体と、
    を備え、
    前記給電線の一部は、前記筐体に設けられた筐体端子と前記基板に設けられた基板端子とを電気接続するハーネスにより構成されており、
    前記バイパス給電線のうち前記発電機の側に接続される一端、及び前記電気負荷の側に接続される一端の少なくとも一方は、前記基板端子に電気接続されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  7. 前記半導体スイッチは複数備えられており、
    これら複数の半導体スイッチを、当該半導体スイッチに存在する寄生ダイオードが逆向きになるよう直列に接続して構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  8. 前記第2蓄電池、前記半導体スイッチ、及び前記半導体スイッチの作動を制御する制御手段を共通の筐体に収容して構成され、前記発電機、前記鉛蓄電池及び前記電気負荷と電気接続するコネクタを有した電池パックを備え、
    前記電池パックが、車両のうちエンジンルームの外部に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
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