JP6627732B2 - 電源回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電池を有する電源システムに適用される電源回路装置に関するものである。
従来、例えば車両に搭載される車載電源システムとして、電気負荷に対して並列接続される2つの蓄電池(例えば鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池)を用い、これら各蓄電池を使い分けながら車載の各種電気負荷に対して電力を供給する構成が知られている。この場合、電気負荷と鉛蓄電池との間の電気経路、及び電気負荷とリチウムイオン蓄電池との間の電気経路にスイッチがそれぞれ設けられており、各スイッチの開閉により各蓄電池の放電が制御される。
また、電気負荷と鉛蓄電池との間の電気経路におけるスイッチを迂回するようにしてバイパス経路を設け、そのバイパス経路に常閉式のバイパスリレーを設ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。かかる技術では、車両停止中において各スイッチがオフ(開放)された状態にあっても、バイパスリレーを閉鎖状態にすることによって鉛蓄電池から電気負荷への暗電流の供給が可能となっている。
特開2012−130108号公報
しかしながら、車両停止中、電気負荷とリチウムイオン蓄電池との間の電気経路を遮断するスイッチが、オン故障(閉故障)している場合がある。これにより、2つの蓄電池が、バイパスリレーを介して接続される。この場合、各蓄電池の電圧差によっては、バイパスリレーなどに意図しない過剰な電流が流れ、バイパスリレーなどが故障する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、スイッチがオン故障した場合であっても、回路を保護することができる電源回路装置を提供することを主たる目的とするものである。
第1の発明は、第1蓄電池と第2蓄電池とが並列接続されている電源システムに適用される電源回路装置において、前記第1蓄電池の電力が供給される第1電気経路に設けられ、前記第1電気経路を通電又は通電遮断の状態とする第1スイッチと、前記第2蓄電池の電力が供給される第2電気経路に設けられ、前記第2電気経路を通電又は通電遮断の状態とする第2スイッチと、前記第1スイッチを迂回するバイパス経路に設けられ、前記バイパス経路を通電又は通電遮断の状態とするバイパススイッチと、前記第2スイッチのオン故障を検出する検出部と、を備え、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフされるオフ期間中、前記第2スイッチのオン故障が検出されていない場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電の状態とされる一方、前記第2スイッチのオン故障が検出された場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電遮断の状態とされることを要旨とする。
これにより、第2スイッチがオン故障した場合、第1蓄電池と第2蓄電池とが、バイパススイッチ及び第2スイッチを介して、意図せずに接続されることを防止できる。このため、バイパススイッチ等に過剰な電流が流れることを防止し、回路を保護できる。
第2の発明では、前記バイパススイッチに対して指示信号を出力することにより、前記バイパススイッチを制御する制御部を備え、前記検出部は、前記第2電気経路に接続され、前記第2電気経路における電圧又は電流に基づき、前記第2スイッチのオン故障を示す検出信号を出力する回路であり、前記制御部は、前記検出信号を入力した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とする指示信号を前記バイパススイッチに出力することを要旨とする。
これにより、バイパススイッチを制御する制御部が、検出信号に基づいてバイパススイッチを制御するため、適切にバイパス経路を通電遮断の状態とすることができる。また、例えば、オン故障したことを制御部に記憶することも可能となる。
第3の発明において、前記制御部は、各種制御を実行する起動状態又は停止状態を取りうるように構成されており、停止状態中に前記検出信号を入力した場合、起動状態となって、前記バイパススイッチを制御することを要旨とする。
これにより、制御部は、停止状態であっても、検出信号を入力することにより起動状態に移行する。このため、故障監視のために、制御部を起動状態にしておく必要がなくなり、消費電力を抑えることができる。
第4の発明では、前記電源システムの開始を指示する開始信号を入力するように外部端子と接続されているとともに、前記検出信号を入力するように前記検出部と接続されており、前記開始信号と前記検出信号のうちいずれかを入力した場合に、起動信号を前記制御部に出力する論理回路を備え、前記制御部は、各種制御を実行する起動状態又は停止状態を取りうるように構成されており、停止状態中に前記起動信号を入力した場合、起動状態となって、前記バイパススイッチを制御することを要旨とする。
これにより、開始信号を入力した場合に出力される起動信号が、検出信号が出力された場合にも出力される。このため、制御部は、起動信号を共用することにより、検出信号専用の端子を設ける必要がなくなる。また、検出信号が出力された場合であっても、起動信号によって起動状態に移行するため、起動時における制御を共通化することができる。
第5の発明において、前記制御部は、前記検出信号の入力に基づいて停止状態から起動状態に移行した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とする指示信号を出力した後、停止状態となることを要旨とする。
これにより、指示信号を出力した後、停止状態に移行するため、消費電力を抑えることができる。
第6の発明では、前記検出部は、前記第2電気経路に接続され、前記第2電気経路における電圧又は電流に基づき、前記第2スイッチのオン故障を示す検出信号を出力する回路であり、前記バイパススイッチは、前記検出部と接続されており、前記検出信号を前記検出部から入力した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とすることを要旨とする。
これにより、バイパススイッチに、検出信号が入力されるため、例えば制御部などが介在する場合と比較して、迅速にバイパス経路を通電遮断の状態とすることができる。
第7の発明では、前記第1蓄電池と前記第2蓄電池とが電気負荷に対して並列接続されている電源システムに適用され、前記電源システムがオフ状態とされた場合に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフされるものであり、前記バイパススイッチは、常閉式のリレースイッチであり、前記オフ期間中、前記第2スイッチのオン故障が検出されていない場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電の状態とされ、前記バイパス経路を介して前記第1蓄電池から前記電気負荷に暗電流が供給されることを要旨とする。
これにより、第1蓄電池と第2蓄電池とが電気負荷に対して並列接続されている電源システムがオフ状態とされた場合に設定されるオフ期間中であっても、電気負荷にバイパス経路を介して第1蓄電池から暗電流が供給される。このため、電気負荷として、電源失陥が許容されない負荷を利用することができる。そして、第2スイッチがオフ故障した場合には、バイパススイッチを介して電流が流れないようにしている。このため、電源システムがオフ状態とされた場合に、暗電流が流れることを想定してバイパススイッチを設計することができる。
第8の発明において、前記第2スイッチは、複数のスイッチ部と、前記複数のスイッチ部にそれぞれ並列接続されたダイオードとを有し、前記複数のスイッチ部は、各スイッチ部に並列に接続されたダイオードが互いに逆向きになるように直列に接続され、前記検出部は、複数のスイッチ部がオフされた状態で、複数のダイオードのいずれかに電流が流れた場合、前記第2スイッチのオン故障を検出することを要旨とする。
これにより、複数のスイッチ部を全てオフした状態において、第2電気経路における通電を完全に遮断することが可能となる。このため、いずれかのダイオードに意図しない電流が流れた場合、複数のスイッチ部のいずれかがオン故障したと検出することができる。すなわち、複数のスイッチ部のいずれかがオン故障した場合、オン故障したスイッチ部とは別のスイッチ部側のダイオードに意図しない電流が流れるので、この電流を検出することにより、オン故障を検出することができる。
電源システムを示す電気回路図。 (a)は、IGオン状態における通電状態を示す図、(b)は、IGオフ状態における通電状態を示す図。 第2スイッチがオン故障した場合の通電状態を示す図。 回路保護処理を示すフローチャート。 別例の電源システムを示す電気回路図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、エンジン(内燃機関)を駆動源として走行する車両において、当該車両の各種機器に電力を供給する車載電源システムを具体化するものとしている。
図1に示すように、本電源システムは、第1蓄電池として鉛蓄電池11と、第2蓄電池としてのリチウムイオン蓄電池12と、を有する2電源システムである。各蓄電池11,12に対して発電機としてのオルタネータ13による充電が可能となっており、また、各蓄電池11,12からはスタータ14や、各種の電気負荷15,16への給電が可能となっている。本システムでは、オルタネータ13に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されるとともに、電気負荷15,16に対して並列に鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12が接続されている。
鉛蓄電池11は周知の汎用蓄電池である。これに対し、リチウムイオン蓄電池12は、鉛蓄電池11に比べて、充放電における電力損失が少なく、出力密度、及びエネルギ密度の高い高密度蓄電池である。リチウムイオン蓄電池12は、鉛蓄電池11に比べて充放電時のエネルギ効率が高い蓄電池であるとよい。また、リチウムイオン蓄電池12は、それぞれ複数の単電池を有してなる組電池として構成されている。これら各蓄電池11,12の定格電圧はいずれも同じであり、例えば12Vである。
図示による具体的な説明は割愛するが、リチウムイオン蓄電池12は、収容ケースに収容されて基板一体の電池ユニットUとして構成されている。電池ユニットUは、出力端子P1,P2を有しており、このうち出力端子P1に鉛蓄電池11とオルタネータ13とスタータ14と電気負荷15とが接続され、出力端子P2に電気負荷16が接続されている。
オルタネータ13の回転軸は、ベルトなどを介して図示しないエンジン出力軸に連結されており、エンジン出力軸の回転に伴ってオルタネータ13の回転軸が回転するように構成されている。オルタネータ13は、エンジン出力軸や車軸の回転により発電(回生発電)を行う。
各電気負荷15,16は、各蓄電池11,12から供給される供給電力の電圧について要求が相違するものである。このうち電気負荷16には、供給電力の電圧が一定、又は所定範囲内で変動することが要求される定電圧要求負荷が含まれる。これに対し、電気負荷15は、定電圧要求負荷以外の一般的な電気負荷である。電気負荷16は被保護負荷ともいえる。また、電気負荷16は電源失陥が許容されない負荷であり、電気負荷15は、電気負荷16に比べて電源失陥が許容される負荷であるともいえる。
定電圧要求負荷である電気負荷16の具体例としては、ナビゲーション装置やオーディオ装置、メータ装置、エンジンECU等の各種ECUが挙げられる。この場合、供給電力の電圧変動が抑えられることで、上記各装置において不要なリセット等が生じることが抑制され、安定動作が実現可能となっている。電気負荷16として、電動ステアリング装置やブレーキ装置等の走行系アクチュエータが含まれていてもよい。また、電気負荷15の具体例としては、シートヒータやリヤウインドウのデフロスタ用ヒータ、ヘッドライト、フロントウインドウのワイパ、空調装置の送風ファン等が挙げられる。
次に、電池ユニットUについて説明する。本実施形態において、電池ユニットUは、電源回路装置として構成されている。以下、電池ユニットUにおける電気的構成について詳しく説明する。図1に示すように、電池ユニットUには、ユニット内電気経路として、各出力端子P1,P2を繋ぐ通電経路L1と、通電経路L1上の接続点N1とリチウムイオン蓄電池12とを繋ぐ通電経路L2とが設けられている。このうち通電経路L1に第1スイッチSW1が設けられ、通電経路L2に第2スイッチSW2が設けられている。
なお、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを接続する電気経路で言えば、接続点N1よりも鉛蓄電池11の側に第1スイッチSW1が設けられ、接続点N1よりもリチウムイオン蓄電池12の側に第2スイッチSW2が設けられている。以上により、出力端子P1から接続点N1までの電気経路が、第1電気経路となり、通電経路L2が、第2電気経路となる。
第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2は、それぞれ2つ一組の半導体スイッチ21a,21b,31a,31bを備えている。半導体スイッチ21a,21b,31a,31bは、MOSFETであり、その2つ一組のMOSFETの寄生ダイオードが互いに逆向きになるように直列に接続されている。
例えば、第2スイッチSW2について詳しく説明すると、半導体スイッチ31a,31bが直列に接続されて構成されている。半導体スイッチ31a,31bは、その内部構造上必然的に整流手段を有している。つまり、半導体スイッチ31aの内部回路は、スイッチ部S1と寄生ダイオードD1とが並列に接続された回路となっている。同様に、半導体スイッチ31bも、スイッチ部S2と寄生ダイオードD2とが並列に接続された回路となっている。そして、これらの半導体スイッチ31a,31bは、寄生ダイオードD1,D2が互いに逆向きとなるように直列に接続されている。なお、便宜上、第2スイッチSW2を用いて説明したが、第1スイッチSW1も同様に構成されている。また、図1では、寄生ダイオードD1,D2が互いにアノード同士で接続されるようにしたが、寄生ダイオードD1,D2のカソード同士が接続されるようにしてもよい。
上記のようにして、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2とが構成されることで、例えば第2スイッチSW2がオフとなった場合、つまり半導体スイッチ31a,31bがオフとなった場合において、寄生ダイオードD1,D2を通じて電流が流れることが完全に遮断される。つまり、リチウムイオン蓄電池12から鉛蓄電池11の側に意図せず放電されること、及び鉛蓄電池11の側からリチウムイオン蓄電池12に意図せず充電されることを回避できる。
なお、半導体スイッチ21a,21b,31a,31bとして、MOSFETに代えて、IGBTやバイポーラトランジスタ等を用いることも可能である。IGBTやバイポーラトランジスタをスイッチ部として用いた場合には、上記寄生ダイオードD1,D2の代わりとなるダイオードを当該スイッチ部にそれぞれ並列に接続させればよい。また、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2において、2つ一組のMOSFETを複数設けて、複数組のMOSFETを並列に接続するようにしてもよい。
また、電池ユニットUには、第1スイッチSW1を迂回するバイパス経路B1が設けられている。バイパス経路B1の一端は、通電経路L1上において、出力端子P1と第1スイッチSW1との間に存在する接続点N2に接続されている。また、バイパス経路B1の他端は、通電経路L1上において、接続点N1に接続されている。すなわち、バイパス経路B1は、通電経路L1と並列に設けられている。このバイパス経路B1によって、第1スイッチSW1を介さずに、鉛蓄電池11と電気負荷16との接続が可能となっている。
バイパス経路B1上には、常閉式の機械式リレーからなるバイパススイッチSW3が設けられている。バイパススイッチSW3は、通電により励磁されるコイル40aと、コイル40aの励磁に応じて移動する可動接点40bと、リレー駆動スイッチ40c等を有するリレーモジュール(リレースイッチ)である。
コイル40aの一端側は電源に接続されており、コイル40aの他端側は接地されている。コイル40aの通電経路にはリレー駆動スイッチ40cが設けられている。リレー駆動スイッチ40cがオンされることにより、コイル40aに電流が流れる。コイル40aに電流が流れて励磁されると、その磁力により可動接点40bが固定接点から離れ、バイパススイッチSW3が開放(オン)される。これにより、バイパス経路B1が通電遮断の状態となる。
一方、リレー駆動スイッチ40cがオフされてコイル40aに電流が流れなくなった場合、又は電源から電力が供給されなくなった場合、戻りバネの付与勢力により、可動接点40bが固定接点側に移動し、バイパススイッチSW3が閉鎖(オフ)される。これにより、バイパス経路B1が通電の状態となる。
バイパススイッチSW3が閉鎖されることで、第1スイッチSW1がオフ(開放)されていても、バイパス経路B1を介して鉛蓄電池11と電気負荷16とが電気的に接続される。例えば、車両の電源スイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされている状態(以下、IGオフ状態と示す)では、バイパススイッチSW3を介して電気負荷16に対して暗電流が供給される。
電池ユニットUは、各スイッチSW1,SW2,SW3のオンオフ(開閉)を制御する制御部50を備えている。制御部50は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むマイコンにより構成されている。制御部50は、電源遮断後も記憶内容を保持することが可能なバックアップ用のメモリ51を有している。また、制御部50には、電池ユニットU外のECU100が接続されている。つまり、これら制御部50及びECU100は、CAN等の通信ネットワークにより接続されて相互に通信可能となっており、制御部50及びECU100に記憶される各種データが互いに共有できるものとなっている。
制御部50は、各蓄電池11,12の蓄電状態や、上位制御装置であるECU100からの指令値に基づいて、各スイッチSW1,SW2、SW3のオンオフを制御する。例えば、制御部50は、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とを選択的に用いて充放電を実行する。
より詳しく説明すると、鉛蓄電池11の通電経路には、鉛蓄電池11のバッテリ電圧を検出する電圧センサが接続されており、リチウムイオン蓄電池12の通電経路には、リチウムイオン蓄電池12のバッテリ電圧を検出する電圧センサが接続されている。制御部50は、これらの電圧センサから取得したバッテリ電圧に基づき、各蓄電池11,12のSOC(残存容量:State Of Charge)を算出する。制御部50は、算出したSOCが所定の使用範囲内に保持されるように、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のオンオフを制御して、各蓄電池11,12の充電及び放電を制御する。
また、制御部50は、各種制御を実行する起動状態と、停止状態を取りうるように構成されている。ここで、制御部50が、起動状態となるための構成について説明する。電池ユニットUは、外部端子としての入力端子P3を備え、入力端子P3を介して、車両の電源スイッチ(イグニッションスイッチ)がオンされた状態(以下、IGオン状態と示す)を知らせる開始信号を入力する。電池ユニットUの内部において、入力端子P3は、論理和回路A1(OR回路)を介して、制御部50に接続されている。論理和回路A1は、開始信号、又は後述する検出信号を入力した場合、制御部50に対して起動信号を出力する。
制御部50は、起動信号を入力すると、起動状態となり、各種制御を所定周期ごとに実行する。すなわち、制御部50は、各蓄電池11,12の蓄電状態や、ECU100からの指令値に基づいて、各スイッチSW1,SW2,SW3のオンオフを制御する。
一方、ECU100からイグニッションスイッチのオフに伴う停止指令を入力した場合(IGオフ状態となった場合)、制御部50は、バイパススイッチSW3を閉鎖(オフ)の状態にした後、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフとなるように制御する。その後、制御部50は、停止状態に移行する。なお、IGオフ状態中、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフとなるので、オフ期間が設定される(オフ期間中である)といえる。
次に、IGオン状態中における電池ユニットUの様子について説明する。図2(a)に示すように、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオン(閉鎖)、バイパススイッチSW3が開放(オン)の状態になっている。そして、かかる状態においてオルタネータ13の発電が実施されていれば、鉛蓄電池11や電気負荷15に対して発電電力が供給されるとともに、電池ユニットUの通電経路L1、L2を介してリチウムイオン蓄電池12や電気負荷16に発電電力が供給される。
なお、IGオン状態中では、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の少なくともいずれかがオンとなるように、オンオフが適宜制御される。このため、鉛蓄電池11及びリチウムイオン蓄電池12の少なくとも一方から、電気負荷15,16への電力の供給が可能となっている。また、オルタネータ13が発電している場合、発電された電力は、鉛蓄電池11、リチウムイオン蓄電池12、及び電気負荷15,16へ供給可能となっている。
次に、IGオフ状態中における電池ユニットUの様子について説明する。IGオフ状態では、図2(b)に示すように、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフ(開放)、バイパススイッチSW3が閉鎖(オフ)の状態になっている。かかる状態では、鉛蓄電池11からバイパス経路B1を介して電気負荷16に暗電流が供給される。
ところで、このIGオフ状態中、第2スイッチSW2の半導体スイッチ31aがオン故障する場合がある。オン故障は、接続状態の切り替え時に発生する過渡電流の熱等によって、スイッチ部S1がオンに固着してしまう状態をいう。この場合には、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12との電圧の違いに応じて、意図せず電流が流れるという事態が生じる。図3に、半導体スイッチ31aのオン故障に伴い開閉部31に意図せず電流が流れる場合を示す。
図3に示す半導体スイッチ31aのオン故障時において、鉛蓄電池11の電圧の方がリチウムイオン蓄電池12の電圧よりも大きい場合には、鉛蓄電池11から半導体スイッチ31aを介してリチウムイオン蓄電池12に電流が流れる。つまり、半導体スイッチ31aがオン故障により導通し、さらに半導体スイッチ31bの寄生ダイオードD2が導通することで、リチウムイオン蓄電池12に電流が流れることになる。そして、この場合、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とをつなぐ電気経路や、バイパススイッチSW3、寄生ダイオードD2に意図しない電流が流れることになる。鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とをつなぐ電気経路とは、例えば、バイパス経路B1や、通電経路L2、出力端子P1から接続点N2までの経路などのことである。意図しない電流が流れると、電気経路、バイパススイッチSW3、及び寄生ダイオードD2における許容電流の大きさによっては破損が生じる懸念がある。
そこで、電池ユニットUでは、IGオフ状態中(第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をオフ(開放)にした状態中)、オフにした第2スイッチSW2がオン故障(閉故障)した場合、バイパススイッチSW3を開放(オン)するようにした。すなわち、バイパススイッチSW3によってバイパス経路B1を通電遮断の状態となるようにした。以下、そのための構成及び制御について説明する。
最初に、第2スイッチSW2のオン故障の検出について説明する。図1に示すように、半導体スイッチ31a及び半導体スイッチ31bの間の中間点N10には、当該中間点N10における電圧を検出(監視)する電圧検出回路60が設けられている。
電圧検出回路60は、一対の抵抗60a,60bを有する分圧回路であり、その分圧回路(抵抗直列回路)の一端側が中間点N10に接続されるとともに、他端側が接地されている。そして、抵抗60a,60bの間の電圧を示す検出信号が制御部50及び論理和回路A1へ出力される。
ここで、例えば半導体スイッチ31a及び半導体スイッチ31bのいずれかがオンの状態であれば、中間点N10の電圧に基づき分圧された分圧電圧の電圧値が所定値(例えば、3V)以上になる。一方、半導体スイッチ31a及び半導体スイッチ31bがいずれもオフの状態であれば、分圧電圧の電圧値は所定値未満になる。
本実施形態における電圧検出回路60は、分圧電圧の電圧値が所定値以上である場合に、第2スイッチSW2のオン故障を示す検出信号(ハイ信号)を出力するA/D変換回路(図示せず)を有している。
このため、電圧検出回路60から出力される検出信号に基づき、第2スイッチSW2のオン故障を検出可能となっている。つまり、第2スイッチSW2がオン故障となった場合、電圧検出回路60は、通電経路L2における中間点N10の電圧に基づき、第2スイッチSW2のオン故障を示す検出信号(分圧電圧が所定値以上であることを示す信号)を出力する回路といえる。したがって、電圧検出回路60は、第2スイッチSW2のオン故障を検出する検出部である。
論理和回路A1は、第2スイッチSW2のオン故障を示す検出信号を入力した場合、起動信号を出力する。IGオフ状態中、制御部50は、起動端子に起動信号(ハイ信号)を入力すると、停止状態から起動状態に移行する。そして、制御部50は、電圧検出回路60から入力した検出信号に基づいて、第2スイッチSW2のオン故障を判定する。
すなわち、IGオフ状態中で、第2スイッチSW2をオフにしている状態にもかかわらず、制御部50が、電圧検出回路60から分圧電圧が所定値以上であることを示す検出信号を入力した場合、第2スイッチSW2がオン故障していると判定する。
そして、制御部50は、第2スイッチSW2がオン故障していると判定した場合、バイパススイッチSW3の開放(オン)を指示する指示信号を出力する。具体的には、制御部50は、リレー駆動スイッチ40cをオンさせる指示信号を出力し、リレー駆動スイッチ40cをオンさせてコイル40aに電流を流させる。これにより、コイル40aが励磁されて可動接点40bが固定接点から離れ、バイパススイッチSW3が開放(オン)される。すなわち、バイパス経路B1が通電遮断の状態となり、鉛蓄電池11と、リチウムイオン蓄電池12との接続が遮断される。
これにより、バイパス経路B1を介して鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とが接続されることがない。したがって、第2スイッチSW2がオン故障して通電経路L2が意図せず接続されたとしても、バイパススイッチSW3及び寄生ダイオードD2に意図しない電流が流れることはない。
なお、バイパススイッチSW3のリレー駆動スイッチ40cは、バイパススイッチSW3の開放を指示する指示信号を入力すると、原則として、バイパススイッチSW3の閉鎖(オフ)を指示する指示信号を入力するまで、開放を維持する。すなわち、コイル40aに電流を流し続ける。
続いて、停止状態(IGオフ状態)中、起動信号を入力した場合に、制御部50が実行する回路保護処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。この回路保護処理は、起動信号を入力した場合に実行される。
制御部50は、IGオフ状態中であるか否かを判定する(ステップS101)。制御部50は、ECU100から停止指令を入力した後、イグニッションスイッチのオンに伴う起動指令を入力するまでIGオフ状態中であると判定する。一方、起動指令を入力した後、停止指令を入力するまでIGオン状態中であると判定する。IGオン状態中であるか否かは、メモリ51等に記憶される。IGオフ状態中でない場合(ステップS101:NO)、制御部50は、回路保護処理を終了する。
IGオフ状態中である場合(ステップS101:YES)、制御部50は、第2スイッチSW2がオン故障したか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、制御部50は、電圧検出回路60から検出信号を入力したか否かを判定することにより、第2スイッチSW2のオン故障を判定する。
オン故障したと判定した場合(ステップS102:YES)、制御部50は、バイパス経路B1を通電遮断の状態とするように、バイパススイッチSW3を制御する(ステップS103)。すなわち、制御部50は、バイパススイッチSW3を開放(オン)させる指示信号を、バイパススイッチSW3のリレー駆動スイッチ40cに、出力する。
また、制御部50は、第2スイッチSW2がオン故障したことを示す検出結果(故障履歴、ダイアグデータ)をメモリ51に記憶する(ステップS104)。なお、第2スイッチSW2がオン故障したことを示す検出結果がメモリ51に記憶されている場合、制御部50は、IGオン状態後、ECU100に対してオン故障している旨の信号を出力する。また、制御部50は、オン故障していることを前提として、各スイッチSW1,SW2,SW3のオンオフを制御する。
オン故障したと判定しなかった場合(ステップS102:NO)、又はステップS104の処理後、制御部50は、停止状態に移行し(ステップS105)、回路保護処理を終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフされるIGオフ状態中、第2スイッチSW2のオン故障が検出されていない場合には、バイパススイッチSW3によりバイパス経路B1が通電の状態とされる。これにより、電気負荷16に鉛蓄電池11から暗電流が供給される。その一方、第2スイッチSW2のオン故障が検出された場合には、バイパススイッチSW3によりバイパス経路B1が通電遮断の状態とされる。これにより、第2スイッチSW2がオン故障した場合、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とが、バイパススイッチSW3及び第2スイッチSW2を介して、意図せずに接続されることを防止できる。
すなわち、半導体スイッチ31aがオン故障した場合、バイパススイッチSW3及び寄生ダイオードD2を介して、鉛蓄電池11とリチウムイオン蓄電池12とが接続され、鉛蓄電池11からリチウムイオン蓄電池12への電流供給が可能となる。この場合、制御部50が、バイパススイッチSW3を開放して、バイパス経路B1が通電遮断の状態とする。このため、バイパススイッチSW3や第2スイッチSW2の寄生ダイオードD2に過剰な電流が流れることを防止し、回路を保護できる。
バイパススイッチSW3を制御する制御部50が、電圧検出回路60から検出信号を入力し、検出信号に基づき、オン故障判定を行う。そして、制御部50は、判定結果に基づいて、バイパススイッチSW3を制御する。このため、検出信号にノイズなどがあっても、確実にオン故障判定を行って、適切にバイパス経路B1を通電遮断の状態とすることができる。また、例えば、オン故障したことを制御部50に記憶することも可能となる。これにより、IGオン状態となった場合、制御部50は、オン故障に基づく各種制御を実行することができる。
制御部50は、停止状態であっても、第2スイッチSW2がオン故障したことを示す検出信号が出力された場合、起動状態に移行する。このため、故障監視のために、制御部50を常に起動状態にしておく必要がなくなり、消費電力を抑えることができる。
外部からIGオン状態を知らせる(電源システムの開始を指示する)開始信号を入力した場合、又は第2スイッチSW2がオン故障したことを示す検出信号を入力した場合に、起動信号を制御部50に出力する論理回路としての論理和回路A1を備えた。これにより、開始信号を入力した場合に出力される起動信号が、第2スイッチSW2がオン故障したことを示す検出信号が出力された場合にも出力される。このため、制御部50は、IGオフ状態中における第2スイッチSW2のオン故障を検出した場合、起動信号を利用して、起動状態に移行可能となる。これにより、検出信号入力用の端子を設ける必要がなくなる。また、起動開始時における制御を共通化することができる。
停止状態中に、起動状態に移行した場合、制御部50は、バイパス経路B1を通電遮断の状態とする指示信号を出力した後、停止状態に移行する。このため、消費電力を抑えることができる。
第2スイッチSW2は、直列接続された複数のスイッチ部S1,S2と、複数のスイッチ部S1,S2にそれぞれ並列接続された寄生ダイオードD1,D2と、を有し、それら複数の寄生ダイオードD1,D2が、互いに逆向きになるように配置される。これにより、第2スイッチSW2を構成するスイッチ部S1,S2を全てオフした状態において、通電経路L2における通電を完全に遮断することが可能となる。このため、いずれかの寄生ダイオードD1,D2に意図しない電流が流れた場合、スイッチ部S1,S2のいずれかがオン故障したと検出することができる。すなわち、スイッチ部S1,S2のいずれかがオン故障した場合、オン故障したスイッチ部S1,S2とは別のスイッチ部S1,S2側の寄生ダイオードD1,D2に、意図しない電流が流れる。このため、この電流を検出することにより又はスイッチ部S1,S2の間の電圧を検出することにより、第2スイッチSW2のオン故障を検出することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されず、例えば以下のように実施してもよい。なお、以下では、各実施形態で互いに同一又は均等である部分には同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
・上記実施形態では、出力端子P1に鉛蓄電池11とオルタネータ13とスタータ14と電気負荷15とが接続され、出力端子P2に電気負荷16が接続された電源システムに、制御部50を適用したが、その他の電源システムに適用してもよい。
例えば、発電機としてのISG(Integrated Starter Generator)に対して各蓄電池11,12が並列に接続されるとともに、電気負荷16に対して各蓄電池11,12が並列に接続される電源システムに適用してもよい。
この電源システムについて詳しく説明すると、図5に示すように、鉛蓄電池11とISG70との通電経路L1に、第1スイッチSW11が設けられ、リチウムイオン蓄電池12とISG70との通電経路L2に、第2スイッチSW12が設けられる。また、鉛蓄電池11と電気負荷16との通電経路L3に、第3スイッチSW13が設けられ、リチウムイオン蓄電池12と電気負荷16との通電経路L4に、第4スイッチSW14が設けられる。各スイッチSW11〜SW14は、第2スイッチSW2と同様の構成である。
また、この電源システムには、第1スイッチSW11を迂回するバイパス経路B1が設けられ、バイパス経路B1に、第1バイパススイッチSW15が設けられる。また、電源システムには、第3スイッチSW13を迂回するバイパス経路B2が設けられ、バイパス経路B2に、第2バイパススイッチSW16が設けられる。各バイパススイッチSW15,SW16は、バイパススイッチSW3と同様の構成である。
このような電源システムでは、制御部50は、IGオフ状態中、各スイッチSW11〜SW14をオフとし、各バイパススイッチSW15,SW16を閉鎖状態とする。このIGオフ状態中、第2スイッチSW12がオン故障した場合、制御部50は、第1バイパススイッチSW15により、バイパス経路B1を電源遮断の状態とする。同様に、制御部50は、IGオフ状態中、第4スイッチSW14がオン故障した場合、第2バイパススイッチSW16により、バイパス経路B2を電源遮断の状態とする。これにより、バイパススイッチSW15,SW16等に過剰な電流が流れることを防止できる。
・電圧検出回路60とバイパススイッチSW3とを直接接続して、バイパススイッチSW3が、オン故障を示す検出信号(分圧電圧の電圧値が所定値以上であることを示す検出信号)を入力した場合、バイパス経路B1を通電遮断の状態としてもよい。すなわち、リレー駆動スイッチ40cに検出信号が入力された場合、コイル40aに電流を流すようにしてもよい。これにより、制御部50がオン故障判定を行った後、バイパススイッチSW3を開放させる場合と比較して、制御部50による処理が行われない分、迅速に開放させることができる。
・IGオフ状態となっても、制御部50は、起動状態を維持してもよい。また、第2スイッチSW2のオン故障を判定した場合、バイパススイッチSW3に指示信号を出力した後、停止状態に移行せずに、起動状態を維持してもよい。
・第2スイッチSW2の構成を変更してもよい。例えば、第2スイッチSW2を1又は複数の機械式リレーによって構成してもよい。また、第2スイッチSW2を半導体スイッチ31aだけで構成にしてもよい。
・第2スイッチSW2のオン故障を検出する検出部として、電圧検出回路60を用いたが、他の構成を採用してもよい。例えば、第2スイッチSW2に流れる電流を計測する回路又は装置を用いて、オン故障を検出してもよい。また、制御部50が、第2スイッチSW2における電圧又は電流を監視して、オン故障を判定してもよい。
・A/D変換回路を備えなくてもよい。すなわち、分圧回路と直接接続し、分圧電圧の電圧値が所定値以上であるか否かに基づき、第2スイッチSW2のオン故障を検出するようにしてもよい。この場合、所定値以上の電圧を有する信号が入力された場合に、第2スイッチSW2のオン故障を示す検出信号が入力されたこととなる。
11…鉛蓄電池、12…リチウムイオン蓄電池、60…電圧検出回路、B1…バイパス経路、L1…通電経路、L2…通電経路、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ、SW3…バイパススイッチ、U…電池ユニット。

Claims (8)

  1. 第1蓄電池(11)と第2蓄電池(12)とが並列接続されている電源システムに適用される電源回路装置(U)において、
    前記第1蓄電池の電力が供給される第1電気経路(L1)に設けられ、前記第1電気経路を通電又は通電遮断の状態とする第1スイッチ(SW1)と、
    前記第2蓄電池の電力が供給される第2電気経路(L2)に設けられ、前記第2電気経路を通電又は通電遮断の状態とする第2スイッチ(SW2)と、
    前記第1スイッチを迂回するバイパス経路(B1)に設けられ、前記バイパス経路を通電又は通電遮断の状態とするバイパススイッチ(SW3)と、
    前記第2スイッチのオン故障を検出する検出部(60)と、を備え、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフされるオフ期間中、前記第2スイッチのオン故障が検出されていない場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電の状態とされる一方、前記第2スイッチのオン故障が検出された場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電遮断の状態とされる電源回路装置。
  2. 前記バイパススイッチに対して指示信号を出力することにより、前記バイパススイッチを制御する制御部(50)を備え、
    前記検出部は、前記第2電気経路に接続され、前記第2電気経路における電圧又は電流に基づき、前記第2スイッチのオン故障を示す検出信号を出力する回路であり、
    前記制御部は、前記検出信号を入力した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とする指示信号を前記バイパススイッチに出力する請求項1に記載の電源回路装置。
  3. 前記制御部は、各種制御を実行する起動状態又は停止状態を取りうるように構成されており、停止状態中に前記検出信号を入力した場合、起動状態となって、前記バイパススイッチを制御する請求項2に記載の電源回路装置。
  4. 前記電源システムの開始を指示する開始信号を入力するように外部端子(P3)と接続されているとともに、前記検出信号を入力するように前記検出部と接続されており、前記開始信号と前記検出信号のうちいずれかを入力した場合に、起動信号を前記制御部に出力する論理回路(A1)を備え、
    前記制御部は、各種制御を実行する起動状態又は停止状態を取りうるように構成されており、停止状態中に前記起動信号を入力した場合、起動状態となって、前記バイパススイッチを制御する請求項2に記載の電源回路装置。
  5. 前記制御部は、前記検出信号の入力に基づいて停止状態から起動状態に移行した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とする指示信号を出力した後、停止状態となる請求項3又は4に記載の電源回路装置。
  6. 前記検出部は、前記第2電気経路に接続され、前記第2電気経路における電圧又は電流に基づき、前記第2スイッチのオン故障を示す検出信号を出力する回路であり、
    前記バイパススイッチは、前記検出部と接続されており、前記検出信号を前記検出部から入力した場合、前記バイパス経路を通電遮断の状態とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の電源回路装置。
  7. 前記第1蓄電池と前記第2蓄電池とが電気負荷(16)に対して並列接続されている電源システムに適用され、前記電源システムがオフ状態とされた場合に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフされるものであり、
    前記バイパススイッチは、常閉式のリレースイッチであり、
    前記オフ期間中、前記第2スイッチのオン故障が検出されていない場合には、前記バイパススイッチにより前記バイパス経路が通電の状態とされ、前記バイパス経路を介して前記第1蓄電池から前記電気負荷に暗電流が供給される請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の電源回路装置。
  8. 前記第2スイッチは、複数のスイッチ部(S1,S2)と、前記複数のスイッチ部にそれぞれ並列接続されたダイオード(D1、D2)とを有し、前記複数のスイッチ部は、各スイッチ部に並列に接続されたダイオードが互いに逆向きになるように直列に接続され、
    前記検出部は、複数のスイッチ部がオフされた状態で、複数のダイオードのいずれかに電流が流れた場合、前記第2スイッチのオン故障を検出する請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の電源回路装置。
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