JP2007288886A - 二次電池の容量調整方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容量調整時の発熱量を適切に制御して制御基板を過熱することなく短時間で容量調整を実行できる方法を提供する。
【解決手段】複数の二次電池14と、複数の二次電池を制御する電子部品151,155および各二次電池の容量調整用抵抗152とが実装された制御基板15とを有する組電池1の、各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整方法であって、制御基板15の容量調整前の実温度Trと限界温度Tmとの温度差を求めるステップと、各二次電池の容量調整量の総和を求めるステップと、温度差及び容量調整量の総和に基づいて容量調整用抵抗を制御し、各二次電池の容量を調整するステップとを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、二次電池の容量調整方法及び装置に関する。
複数の単電池を接続してなる組電池では、充放電を繰り返したり放置したりすると、各単電池の特性のばらつきにより容量に差が生じてくる。こうした容量差が生じた状態で組電池を使用すると、過充電や過放電となる単電池が発生し、組電池全体の寿命が短くなる。このため、所定の頻度で各単電池の容量を均一化することが行われている。
ところで、正極にコバルト酸リチウム、負極にカーボンを使用したリチウムイオン二次電池や、正極にコバルト酸リチウム、負極にリチウムメタルを使用したリチウム二次電池(以下、これらを総称してリチウム系二次電池ともいう。)では、電解質に炭酸エチレンなどの有機溶媒を使用するため、過充電すると、この有機溶媒が分解して気化し、二次電池の筐体が異常に膨張したり、電解質である有機溶媒が気化してしまうので次の充電時には充電容量が極端に低下したりする。
このため、リチウム系二次電池の組電池では、他より容量の大きい単電池を放電させることにより各単電池の容量を均一にする方法が採用されている。たとえば、特許文献1には、単電池の個々の開放電圧値と、この開放電圧値のうち最大電圧値Aに最小電圧値Bを加えた電圧値の1/xとの偏差から、調整量を演算する方法が開示されている。なお、単電池の容量調整は、各単電池に並列接続された容量調整用バイパス抵抗に調整容量に相当する時間だけ放電させることにより行われる。
ところが、多数の容量調整用バイパス抵抗に放電させると放電による発熱量が過大となり、バイパス抵抗に隣接して制御基板に実装されたCPUなどの電子部品に悪影響を及ぼすおそれがある。
特開2003−284253号公報
本発明は、容量調整時の発熱量を適切に制御して制御基板を過熱することなく短時間で容量調整を実行できる方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の二次電池の容量調整方法は、複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整方法であって、前記制御基板の容量調整前の実温度と限界温度との温度差を求めるステップと、前記各二次電池の容量調整量の総和を求めるステップと、前記温度差及び前記容量調整量の総和に基づいて前記容量調整手段を制御し、前記各二次電池の容量を調整するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の二次電池の容量調整装置は、複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整装置であって、前記制御基板の容量調整前の実温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段で検出した実温度と予め決められた制御基板の限界温度との温度差を求める手段と、前記各二次電池の容量調整量の総和を求める手段と、前記温度差及び前記容量調整量の総和に基づいて前記容量調整手段を制御し、前記各二次電池の容量を調整する手段とを有することを特徴とする。
本発明では、組電池を構成する各二次電池の容量を調整するにあたり、問題となる制御基板の実温度が限界温度に対してどの程度の余裕があるのかという点と、容量調整すべきトータル量がどの程度あるのかという点とに基づいて、各二次電池の容量調整を実行する。すなわち、制御基板の限界温度までの余裕代の範囲内で容量調整すべきトータル量を割り付けて容量調整を実行する。これにより、制御基板を過熱することなく短時間で効率的に容量調整を実行できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の容量調整装置の実施形態を示すブロック図、図2は本発明の容量調整装置の動作を示すフローチャート、図3は本発明の容量調整装置及び方法による容量調整と実温度との関係を示すグラフ、図4は本発明に係る組電池の車載例を示す概念図、図5は本発明に係る組電池の構成例を示す断面図、図6は本発明に係る制御基板の一例を示す斜視図である。
まず、本発明に係る組電池の構成例と車載例について説明すると、本例に係る組電池ユニット1は、図4に示すように車両BのトランクルームB1内に搭載される。同図に示す例は、組電池ユニット1内に冷風を導入するために、車両のリヤパーセルパネルB2に開口部B3を形成し、ここからダクト19を介して車室内の空気がユニット1内へ導入される。なお、本発明において、組電池ユニット1の搭載位置は同図に示す例にのみ限定される趣旨ではなく、車室内、床裏、エンジンルーム内等々に搭載することができる。
図5に示すように、本例の組電池ユニット1は、複数枚の薄型二次電池を積み重ねるとともに正負極端子を直列接続したものを電池パック11とし、これをさらに複数個(同図では4個)積み重ねるとともに両端の正負極端子を直列接続する。そして、こうして積み重ねた電池パック11を複数列(同図では3列)に並べ、さらにそれぞれの両端の正負極端子を直列接続し、上下に端板12,12を設けてボルト13などで固定する。
また、上の端板12には、組電池を構成する各二次電池14(二次電池14自体は図1に示す。)を制御するための制御基板15がケース16に収納された状態で取り付けられている。この制御基板15は、組電池を構成する各二次電池14を制御する集積回路などの電子部品151や容量調整するための抵抗152などが実装されたプリント基板である。
制御基板15の概観を図6に示すが、配線パターンが形成されたプリント基板153の表裏それぞれに、各二次電池14を制御するための集積回路(ICチップ)151と、各二次電池14の容量調整を行うための抵抗152がマトリックス状に実装されている。図6には便宜的に12個の集積回路151と12個の抵抗152を示すが、組電池ユニット1が、たとえば60個の薄型二次電池14から構成される場合には、集積回路151及び抵抗152もそれぞれ60個がプリント基板153に実装される。なお、同図において154は入出力端子が設けられたコネクタ、155は組電池全体の制御を司るための集積回路(ICチップ)である。
図5に戻り、上下の端板12,12で把持された複数の電池パック11は組電池ケース17に収納されている。この組電池ケース17には、車室内の空気を取り入れるための取入口171と、組電池ケース17内に取り入れた空気を排出するための排出口172が形成され、取入口171には、吸込みファン18が設けられたダクト19が接続されている。このダクト19の上端は、上述した車両BのリヤパーセルパネルB2の開口部B3に接続されている。
二次電池は充電時などに発熱することから、電池パック11に収納された各二次電池14を冷却するために、吸込みファン18を作動して車室内の空気を組電池ケース17に取り込む。組電池ケース17の取入口171から取り入れられた空気は、主として電池パック11の隙間を通過しながら二次電池14を冷却し、排出口172から排出されるが、一部の空気は上の端板12に設けられた制御基板15の冷却にも機能する。この場合、制御基板15を収納するケース16の空気流通方向の両端に開口部161を形成することでケース16内に空気を取り込む。この空気によって制御基板15に実装された容量調整用の抵抗152も冷却されることになるが、ケース16に廻り込む空気量は成り行きであって期待できないことから、本例では容量調整用の抵抗152による各二次電池14の容量調整を、以下のようにしている。
まず、図1を参照しながら本発明に係る容量調整方法及び装置の対象となる組電池ユニット1の電気的構成例を説明する。
本例の組電池ユニット1は、複数の二次電池14が直列に接続されてなり、その両端に、たとえばスタータモータ、電気自動車の駆動モータなどの車両負荷2が接続されている。
一方、各二次電池14には、それぞれの二次電池14の電圧値を検出してこれを制御回路155へ送出する電圧検出回路151aと、それぞれの二次電池14の容量を調整するための抵抗である容量調整回路152が接続されている。電圧検出回路151aはたとえば図6に示す集積回路151に組み込まれている。なお、図1に示すアイソレーション回路155aは複数の二次電池14のそれぞれに設けられた電圧検出回路151a及び容量調整回路152と、制御回路155との間の信号の伝送を、たとえばフォトカプラなどを用いて電気的に絶縁しながら行う絶縁伝送回路であって、たとえば図6に示す集積回路155に組み込まれている。また、図1に示す制御回路155も図6に示す集積回路155に組み込まれている。
特に本例では、図6に示す制御基板15の集積回路151の近傍に、これら複数実装された集積回路151の実温度を検出するための温度センサ3が制御基板15に設けられ、この温度センサ3により検出された実温度Trは制御回路155に送出される。
温度センサ3の個数、配置は特に限定されず、図6に示す複数の集積回路151の中央Xに1個、または所定間隔の位置Yに複数個設けることができる。複数の温度センサを設ける方が後述する容量調整時の実温度Trの把握がより正確になる。
なお、図1において符号4は、組電池1の全体の電圧値を検出する総電圧センサ、符号5は組電池1の全体に流れる電流を検出する電流センサである。
次に、本例の容量調整方法を説明する。
制御基板15に実装された集積回路151,155などの電子部品は高温に晒されると誤作動したり破損したりするため、電子部品のグレードによって限界温度Tmが定められている。以下の説明ではこの限界温度Tmを70℃として、予め制御回路155に記憶させる。限界温度Tmは、その電子部品が晒されると好ましくない温度を示すもの、換言すれば限界温度を超えない限りその電子部品の動作品質が保証されるといったものである。ここでは、集積回路151,155が容量調整用抵抗152からの熱影響によって限界温度70℃を超えないように容量調整を実行するものとする。
図2に示すように、ステップST10にて容量調整モードかどうかを判断する。この容量調整のタイミングは特に限定されないが、たとえば車両の起動時や停止時などを挙げることができる。勿論、車両の走行時であっても容量調整を行うことは可能である。
ステップST10にて容量調整モードであると判断されたときはステップST20へ進み、温度センサ3により制御基板15の実温度Trを検出する。制御回路155には、上述した限界温度Tmである70℃という値が記憶されているので、次のステップST30にて実温度Trと限界温度Tmとの差を演算する。
次に、ステップST40にて、組電池1を構成する各二次電池14の各電圧検出回路151aを用いて各二次電池14の容量を電圧値で求め、この電圧値に基づいて各二次電池14が必要とされる容量調整量を演算する。ここで演算される各二次電池14の容量調整量について、その演算手法は特に限定されず全ての二次電池の平均値との偏差から決定したり、上述した特許文献1に記載のように最大値と最小値とを用いた偏差から決定したりすることができる。
ステップST40にて各二次電池14の容量調整量が求められたら、次のステップST50にてこれらを総和し、組電池1の全体で必要とされる容量調整量の総和を演算する。なお、ステップST20及びST30とステップST40及びST50は並行して実行することができる。
制御基板15の実温度Trと限界温度Tmとの温度差は、容量調整に許容された熱量を温度で示した値であり、一方、容量調整量の総和は容量調整によって生じる熱量を電力で示した値であるが、これらの次元を合わせることで、その温度差の範囲で行える容量調整量を予測することができる。具体的には、ある二次電池14に必要とされる容量調整量がWであるとき、これを容量調整用抵抗152に電流を流すことでそのエネルギーWを消費することができ、その二次電池14の容量を目標とする電圧値まで下げることができるが、このときの抵抗152の抵抗値は既知であることから、抵抗152による発熱量が求められる。また、抵抗152からの発熱によって制御基板15がどの程度温度上昇するか(すなわち上昇温度がどの程度であるか)も、演算又は実験的に予め求めることができる。したがって、制御基板15の実温度Trと限界温度Tmとの温度差が求まれば、この温度差範囲内でどのような順序や同時調整個数で容量調整を行うことができるかを決定することができる。
ステップST60では、上述したステップで求められた温度差Tm−Trと容量調整量の総和に基づいて、同時に容量調整できる二次電池14の個数を決定する。温度差が大きい場合や容量調整量の総和が小さい場合などは、全ての二次電池14を同時に容量調整できるが、温度差が小さい場合や容量調整量の総和が大きい場合には全ての二次電池14を同時に容量調整すると制御基板15の限界温度Tmを超えてしまうおそれがあるので、このような場合は二次電池14の個数を制限して容量調整を開始し、幾つかの二次電池14の容量調整が終わったら残りの二次電池14の容量調整を順次行うようにする。
また、次のステップST70では、容量調整すべき二次電池14に順番を付与する。このとき、たとえば容量調整に最も時間がかかる二次電池14を優先的に選定する。容量調整時間は、容量調整量と抵抗152の抵抗値によって求められ、全ての抵抗152の抵抗値が等しければ、容量調整量が大きいものから順番に容量調整を実施する。なお、ステップST60とST70の処理順序を逆にしても良い。
容量調整すべき二次電池14の同時調整個数と順序を決定したら、ステップST80にて、選択された二次電池14の容量調整を開始する。この操作は、図1に示す制御回路155から容量調整回路152に容量調整用信号を送出し、抵抗152に電流を所定時間流すことにより実行される。
ステップST90〜ST130は後述するが、ステップST140にて、容量調整を終了した二次電池14があるかどうかを監視し、終了した二次電池14があるとステップST150へ進んで次の順番の二次電池14を選択したのち、ステップST80へ戻ってその二次電池14の容量調整を開始する。そしてこのルーチンを繰り返し、ステップST160にて全ての二次電池14の容量調整が終了したら、この処理を終了する。
以上説明したルーチンによって実行された容量調整につき、容量調整時間と調整が必要な残容量及び制御基板15の実温度Trとの関係を図3の上図に示す。この例は、ステップST60で決定された同時調整個数及びステップST70で選択された順序で容量調整を行った結果、当初の予定通り制御基板15の実温度Trが限界温度Tmを超えなかった場合を示す。
これに対して、容量調整の過程でも制御基板15の実温度Trを検出して、この実温度Trが限界温度Tmを超えた場合又は超えそうになった場合にはその対策をすることもできる。図2に示すステップST90及びST100がその処理であり、ステップST90にて温度センサ3により検出した制御基板15の実温度Trが第1の所定温度に到達したかどうかを判断し、第1の所定温度に到達した場合にはステップST100へ進んで、現在容量調整を行っている二次電池14のうちから1個選択して容量調整を中止する。これにより、その中止された二次電池14に対応する容量調整用抵抗152からの発熱がなくなるので、容量調整が必要な残容量の減少速度は遅くなるものの、制御基板15の実温度Trを降下させることができる。
ここで、第1の所定温度は、制御基板15の限界温度Tmとしても良いし、あるいは限界温度Tmよりも低い温度にしても良い。上述したとおり、電子部品が限界温度Tmに達したからといって必ずしも故障する訳ではないので第1の所定温度として限界温度Tmを設定することができる。ただし、第1の所定温度を限界温度Tmよりも低い温度に設定することで、実温度Trが限界温度Tmを超えるのを防止することができるので電子部品の動作保証の点から好ましい。
なお、1回目のステップST90→ST100→ST80の処理によって、1個の二次電池14を減らしてもなお実温度Trが第1の所定温度を超える場合には、再びステップST90→ST100の処理を実行し、さらに1個の二次電池14を減少させて容量調整を行う。
このように、容量調整中に制御基板15の実温度Trを監視し、この実温度Trが第1の所定温度を超えたら容量調整中の二次電池の個数を減少させることにより、図3の中図に示すように限界温度Tmを超えることなく容量調整を完了することができる。
ところで、ステップST90〜ST100では容量調整途中で制御基板15の実温度Trが上昇しすぎた場合を想定してこれを防止する処理を追加したが、これとは逆に、容量調整途中で制御基板15の実温度Trが予想したより上昇せず、容量調整に余裕がある場合も考えられる。図2のステップST110〜ST130がこの処理であり、まずステップST110にて容量調整の進捗状況がたとえば50%終了するタイミングを監視する。この容量調整の進捗は調整すべき残容量を総容量で除した値である。ここで、容量調整の進捗状況を監視するのは、容量調整の開始直後では、殆どの場合、制御基板15の実温度Trは上昇していないからである。したがって、本発明では進捗状況の50%という数字は何ら限定されず、単なる一例である。
ステップST110にて容量調整が50%まで進んだことが確認されたらステップST120へ進み、そのときの制御基板15の実温度Trを温度センサ3により検出し、これと第2の所定温度とを比較する。ここで、第2の所定温度とは、上述した限界温度Tm及び第1の所定温度より低い温度であれば、特に数値には限定されない。本例では、たとえば40℃とする。
ステップST120にて制御基板15の実温度Trが40℃を超える場合は次のステップST130をジャンプしてステップST140へ進むが、制御基板15の実温度Trが40℃以下である場合(40℃自体は何れに含ませても良い。)には、ステップST130にて、容量調整すべき二次電池14を待機中のなかから1つ選択し、容量調整を開始する。このとき追加する二次電池14はステップST70にて決定した順番で選択する。
このように、容量調整の途中で、制御基板15の実温度Tmが、それ以上に容量調整すべき個数を増加させるだけの余裕があるときは、容量調整する二次電池14の個数を増加させることにより、図3の下図に示すように、より短時間で容量調整を終了することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の容量調整装置の実施形態を示すブロック図である。 本発明の容量調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の容量調整装置及び方法による容量調整と実温度との関係を示すグラフである。 本発明に係る組電池の車載例を示す概念図である。 本発明に係る組電池の構成例を示す断面図である。 本発明に係る制御基板の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1…組電池
11…電池パック
14…二次電池
15…制御基板
151…集積回路(電子部品)
152…抵抗(容量調整手段)
153…プリント基板
154…コネクタ
155…集積回路(電子部品)
16…ケース
17…ケース
18…吸込みファン
19…ダクト
2…車両負荷
3…温度センサ(温度検出手段)
4…総電圧センサ
5…電流センサ

Claims (12)

  1. 複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整方法であって、
    前記制御基板の容量調整前の実温度と限界温度との温度差を求めるステップと、
    前記各二次電池の容量調整量の総和を求めるステップと、
    前記温度差及び前記容量調整量の総和に基づいて前記容量調整手段を制御し、前記各二次電池の容量を調整するステップとを有することを特徴とする二次電池の容量調整方法。
  2. 前記各二次電池の容量を調整するステップにおいて、前記容量調整量の総和に基づいて、容量調整前の基板の温度に対する容量調整後の基板の上昇温度を求め、前記温度差と前記上昇温度とに基づいて前記容量調整手段を制御することを特徴とする請求項1記載の二次電池の容量調整方法。
  3. 前記各二次電池の容量を調整するステップにおいて、同時に調整する二次電池の個数を制限することを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池の容量調整方法。
  4. 前記各二次電池の容量を調整するステップにおいて、容量を調整すべき前記二次電池のうち、容量調整にかかる時間が長い二次電池を優先して容量調整することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の二次電池の容量調整方法。
  5. 前記各二次電池の容量を調整するステップにおいて、このステップの途中で前記制御基板の実温度が限界温度以下の第1の所定温度に達したら、容量調整中の二次電池の個数を減ずることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の二次電池の容量調整方法。
  6. 前記各二次電池の容量を調整するステップにおいて、容量調整の進捗割合が所定割合に達したときの前記制御基板の実温度が限界温度未満の第2の所定温度に達していなかったら、容量調整する二次電池の個数を増やすことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の二次電池の容量調整方法。
  7. 複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整装置であって、
    前記制御基板の容量調整前の実温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段で検出した実温度と予め決められた制御基板の限界温度との温度差を求める手段と、
    前記各二次電池の容量調整量の総和を求める手段と、
    前記温度差及び前記容量調整量の総和に基づいて前記容量調整手段を制御し、前記各二次電池の容量を調整する手段とを有することを特徴とする二次電池の容量調整装置。
  8. 前記各二次電池の容量を調整する手段は、前記容量調整量の総和に基づいて、容量調整前の基板の温度に対する容量調整後の基板の上昇温度を求め、前記温度差と前記上昇温度とに基づいて容量調整することを特徴とする請求項7記載の二次電池の容量調整装置。
  9. 前記各二次電池の容量を調整する手段は、同時に調整する二次電池の個数を制限することを特徴とする請求項7又は8記載の二次電池の容量調整装置。
  10. 前記各二次電池の容量を調整する手段は、容量を調整すべき前記二次電池のうち、容量調整にかかる時間が長い二次電池を優先して容量調整することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の二次電池の容量調整装置。
  11. 前記各二次電池の容量を調整する手段は、容量調整の途中で前記制御基板の実温度が限界温度以下の第1の所定温度に達したら、容量調整中の二次電池の個数を減ずることを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載の二次電池の容量調整装置。
  12. 前記各二次電池の容量を調整する手段は、容量調整の進捗割合が所定割合に達したときの前記制御基板の実温度が限界温度未満の第2の所定温度に達していなかったら、容量調整する二次電池の個数を増やすことを特徴とする請求項7〜11の何れかに記載の二次電池の容量調整装置。
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