JP4645514B2 - 二次電池の容量調整方法及び装置 - Google Patents

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    • H02J7/0016Circuits for equalisation of charge between batteries using shunting, discharge or bypass circuits

Description

本発明は、二次電池の容量調整方法及び装置に関する。
複数の単電池(二次電池)を接続してなる組電池では、充放電を繰り返したり放置したりすると、各単電池の特性のばらつきにより容量に差が生じてくる。こうした容量差が生じた状態で組電池を使用すると、過充電や過放電となる単電池が発生し、組電池全体の寿命が短くなる。このため、所定の頻度で各単電池の容量を均一化することが行われている。
ところで、正極にコバルト酸リチウム、負極にカーボンを使用したリチウムイオン二次電池や、正極にコバルト酸リチウム、負極にリチウムメタルを使用したリチウム二次電池(以下、これらを総称してリチウム系二次電池ともいう。)では、電解質に炭酸エチレンなどの有機溶媒を使用するため、過充電すると、この有機溶媒が分解して気化し、二次電池の筐体が異常に膨張したり、電解質である有機溶媒が気化してしまうので次の充電時には充電容量が極端に低下したりする。
このため、リチウム系二次電池の組電池では、他より容量の大きい単電池を放電させることにより各単電池の容量を均一にする方法が採用されている。たとえば、特許文献1には、単電池の個々の開放電圧値と、この開放電圧値のうち最大電圧値Aに最小電圧値Bを加えた電圧値の1/xとの偏差から、調整量を演算する方法が開示されている。なお、単電池の容量調整は、各単電池に並列接続された容量調整用バイパス抵抗に調整容量に相当する時間だけ放電させることにより行われる。
ところが、多数の容量調整用バイパス抵抗に放電させると放電による発熱量が過大となり、バイパス抵抗に隣接して制御基板に実装されたCPUなどの電子部品に悪影響を及ぼすおそれがある。
特開2003−284253号公報
本発明は、容量調整時の発熱量を適切に制御して制御基板を過熱することなく短時間で容量調整を実行できる方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の二次電池の容量調整方法は、複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整方法であって、前記制御基板の放熱量に応じて、同時に容量調整すべき二次電池の個数を、前記各二次電池の容量を調整する前に決定するステップと、前記複数の二次電池の中から前記ステップで決定された個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するステップと、全ての二次電池の容量調整が終了していない場合は、容量調整が終了していない二次電池の中から前記個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するとともに、全ての二次電池の容量調整が終了するまでこれを繰り返すステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の二次電池の容量調整装置は、複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整装置であって、前記制御基板の放熱量に応じて、同時に容量調整すべき二次電池の個数を、前記各二次電池の容量を調整する前に決定する手段と、前記複数の二次電池の中から前記決定された個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するとともに、全ての二次電池の容量調整が終了していない場合は、容量調整が終了していない二次電池の中から前記個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整し、全ての二次電池の容量調整が終了するまでこれを繰り返す手段と、を有することを特徴とする。
本発明では、組電池を構成する各二次電池の容量を調整するにあたり、発熱源である容量調整手段が実装された制御基板の放熱量に応じて同時に容量調整すべき二次電池の個数を決定する。これにより、制御基板の冷却能に応じた効率的な容量調整、すなわち制御基板の冷却能が大きい場合には多数の二次電池に対して同時に容量調整を行う一方で、冷却能が小さい場合にはそれに応じた少数の二次電池に対して同時に容量調整を行うこととなり、制御基板を過熱することなく短時間で効率的に容量調整を実行できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の容量調整装置の実施形態を示すブロック図、図2は本発明の容量調整装置の動作を示すフローチャート、図4は実施形態に係る制御マップ、図6は本発明に係る組電池の車載例を示す概念図、図7は本発明に係る組電池の構成例を示す断面図、図8は本発明に係る制御基板の一例を示す斜視図である。
まず、本発明に係る組電池の構成例と車載例について説明すると、本例に係る組電池ユニット1は、図6に示すように車両BのトランクルームB1内に搭載される。同図に示す例は、組電池ユニット1内に冷風を導入するために、車両のリヤパーセルパネルB2に開口部B3を形成し、ここからダクト19を介して車室内の空気がユニット1内へ導入される。なお、本発明において、組電池ユニット1の搭載位置は同図に示す例にのみ限定される趣旨ではなく、車室内、床裏、エンジンルーム内等々に搭載することができる。
図7に示すように、本例の組電池ユニット1は、複数枚の薄型二次電池を積み重ねるとともに正負極端子を直列接続したものを電池パック11とし、これをさらに複数個(同図では4個)積み重ねるとともに両端の正負極端子を直列接続する。そして、こうして積み重ねた電池パック11を複数列(同図では3列)に並べ、さらにそれぞれの両端の正負極端子を直列接続し、上下に端板12,12を設けてボルト13などで固定する。
また、上の端板12には、組電池を構成する各二次電池14(二次電池14自体は図1に示す。)を制御するための制御基板15がケース16に収納された状態で取り付けられている。この制御基板15は、組電池を構成する各二次電池14を制御する集積回路などの電子部品151や容量調整するための抵抗152などが実装されたプリント基板である。
制御基板15の概観を図8に示すが、配線パターンが形成されたプリント基板153の表裏それぞれに、各二次電池14を制御するための集積回路(ICチップ)151と、各二次電池14の容量調整を行うための抵抗152がマトリックス状に実装されている。図8には便宜的に12個の集積回路151と12個の抵抗152を示すが、組電池ユニット1が、たとえば60個の薄型二次電池14から構成される場合には、それぞれの二次電池14の容量調整を行うための60個の抵抗152と60個の集積回路がプリント基板153に実装される。この様子を図1に示す。なお、同図において154は入出力端子が設けられたコネクタ、155は組電池全体の制御を司るための集積回路(ICチップ)である。
図7に戻り、上下の端板12,12で把持された複数の電池パック11は組電池ケース17に収納されている。この組電池ケース17には、車室内の空気を取り入れるための取入口171と、組電池ケース17内に取り入れた空気を排出するための排出口172が形成され、取入口171には、吸込みファン18が設けられたダクト19が接続されている。このダクト19の上端は、上述した車両BのリヤパーセルパネルB2の開口部B3に接続されている。
二次電池は充電時などに発熱することから、電池パック11に収納された各二次電池14を冷却するために、吸込みファン18を作動して車室内の空気(冷却風)を組電池ケース17に取り込む。組電池ケース17の取入口171から取り入れられた空気は、主として電池パック11の隙間を通過しながら二次電池14を冷却し、排出口172から排出されるが、一部の空気は上の端板12に設けられた制御基板15の冷却にも機能する。この場合、制御基板15を収納するケース16の空気流通方向の両端に開口部161を形成することでケース16内に空気を取り込む。この空気によって制御基板15に実装された容量調整用の抵抗152も冷却されることになるが、ケース16に廻り込む空気量は成り行きであって期待できないことから、本例では容量調整用の抵抗152による各二次電池14の容量調整を、以下のようにしている。
まず、図1を参照しながら本発明に係る容量調整方法及び装置の対象となる組電池ユニット1の電気的構成例を説明する。
本例の組電池ユニット1は、複数の二次電池14が直列に接続されてなり、その両端に、たとえばスタータモータ、電気自動車の駆動モータなどの車両負荷2が接続されている。
一方、各二次電池14には、それぞれの二次電池14の電圧値を検出してこれを制御回路155へ送出する電圧検出回路151aと、それぞれの二次電池14の容量を調整するための抵抗である容量調整回路152が接続されている。電圧検出回路151aはたとえば図8に示す集積回路151に組み込まれている。なお、図1に示すアイソレーション回路155aは複数の二次電池14のそれぞれに設けられた電圧検出回路151a及び容量調整回路152と、制御回路155との間の信号の伝送を、たとえばフォトカプラなどを用いて電気的に絶縁しながら行う絶縁伝送回路であって、たとえば図8に示す集積回路155に組み込まれている。また、図1に示す制御回路155も図8に示す集積回路155に組み込まれている。
本例では、車室内に室内温度センサ3Aを設けるとともに、吸込みファン18の回転数を検出するセンサ3Bを設け、室内温度センサ3Aにより検出された車室内温度と、吸込みファン回転数センサ3Bにより検出された回転数を制御回路155に送出する。なお、室内温度センサ3Aに代えて制御基板15の温度を検出する温度センサを設けることもでき、こうすると容量調整時の冷却能の把握がより正確になる。
図1において符号4は、組電池1の全体の電圧値を検出する総電圧センサ、符号5は組電池1の全体に流れる電流を検出する電流センサである。
特に本例では、制御基板15に流れる冷却風の温度と風量、換言すれば制御基板15の放熱量に応じて、同時に容量調整すべき二次電池14の個数を決定する。すなわち、容量調整によって抵抗152に余剰電流が流される結果、その抵抗152が発熱し、これによって制御基板15に実装された電子部品151,155が限界温度を超えるおそれがあるが、制御基板15の放熱量が大きい(換言すれば制御基板15に対する冷却エネルギが大きい)ときは同時に多数の二次電池の容量調整を行っても抵抗152からの発熱を吸収できるので、電子部品151,155が過熱されることなく効率的に容量調整を行うことができる。また、制御基板15の放熱量が小さい(換言すれば制御基板15に対する冷却エネルギが小さい)ときは、その冷却能に応じた個数の同時調整数とすることで、電子部品151,155の過熱を防止することができる。
この冷却エネルギに基づく同時容量調整個数の設定の一例を図4に示す。ここでは、制御基板15に対して流れる冷却風は室内から取り込まれるので、冷却風の温度を室内温度とし、また制御基板15に対して流れる冷却風の風量は吸込みファン18の回転数に相関するので、吸込みファン18の回転数とする。そして、これら室内温度と吸込みファン18の回転数の組み合わせ状態によって、同時に容量調整する二次電池14の個数を同図に示すように設定する。なお、同図においてA〜Eは、A<B<C<D<E≦二次電池総数、を満たす自然数である。たとえば、同図において、室内温度が高温で吸込みファン18が低回転であるときは、制御基板15の冷却能が最も小さいので、同時に容量調整する二次電池14の個数を少数Aにする。これに対して、室内温度が低温で吸込みファン18が高回転であるときは、制御基板15の冷却能が最も大きいので、同時に容量調整する二次電池14の個数を多数Eにする。この制御マップは制御回路155のメモリに記憶させておく。
また、制御基板15に対する冷却能のほか、その二次電池14の容量調整時間によって全体の容量調整時間が影響されるので、最終的に容量調整すべき二次電池14を選択するにあたっては、それぞれの二次電池の容量調整時間が長いものから優先的に選択する。
次に、本例の容量調整方法を説明する。
図2に示すように、ステップST10にて容量調整モードかどうかを判断する。この容量調整のタイミングは特に限定されないが、たとえば車両の起動時や停止時などを挙げることができる。勿論、車両の走行時であっても容量調整を行うことは可能である。
ステップST20にて、組電池1を構成する各二次電池14の各電圧検出回路151aを用いて各二次電池14の容量を電圧値で求め、次のステップST30にて、この電圧値と抵抗152の値とに基づいて各二次電池14が必要とされる容量調整時間を演算する。ここで演算される各二次電池14の容量調整量について、その演算手法は特に限定されず全ての二次電池の平均値との偏差から決定したり、上述した特許文献1に記載のように最大値と最小値とを用いた偏差から決定したりすることができる。
次に、ステップST40にて吸込みファン回転数センサ3Bにより吸込みファン18の回転数を計測するとともに、ステップST50にて室内温度センサ3Aにより室内温度、つまり制御基板15に流される冷却風の温度を計測する。そして、ステップST60にて図4に示す制御マップを参照して同時に容量調整できる二次電池の個数を決定する。
次のステップST70では、ステップST60で決定された個数において、ステップST30にて演算された各二次電池14の容量調整時間の長いものから優先的に選択する。
容量調整すべき二次電池14の同時調整個数と順序を決定したら、ステップST80にて、選択された二次電池14の容量調整を開始する。この操作は、図1に示す制御回路155から容量調整回路152に容量調整用信号を送出し、抵抗152に電流を所定時間流すことにより実行される。
次いで、ステップST90にて、容量調整を終了した二次電池14があるかどうかを監視し、終了した二次電池14があるとステップST100へ進んで全ての二次電池14の容量調整を終了したかどうかを判断し、残っている二次電池14があるときはステップST110へ進んで次の順番(優先度)の二次電池14を選択したのち、ステップST80へ戻ってその二次電池14の容量調整を開始する。そしてこのルーチンを繰り返し、ステップST100にて全ての二次電池14の容量調整が終了したら、この処理を終了する。
このように、本例では発熱源である抵抗152が実装された制御基板15に対して供給される冷却媒体の温度と風量、すなわち冷却エネルギ(放熱量)に応じて同時に容量調整すべき二次電池14の個数を決定するので、制御基板15を過熱することなく短時間で効率的に容量調整を実行できる。
ところで、図4に示すように制御基板15に流れる冷却風の冷却エネルギが大きいと同時に容量調整できる二次電池14の個数も多数となり、容量調整を短時間で終了することができるが、冷却エネルギを大きくするために室内温度を低くすると乗員の意思に反した室内温度になることもあり、また吸込みファン18の回転数を高回転にすると、その騒音で乗員に不快感を与えることもある。そこで、室内温度は成り行きにする一方で、室内の騒音が大きいときは吸込みファン18の回転数を多少大きくしても乗員に不快感を与えない点に着目し、室内の騒音状態に応じて吸込みファン18の回転数を制御しても良い。
この制御例を図3に示す。同図に示すように、ステップST10にて容量調整モードかどうかを判断する。この容量調整のタイミングは特に限定されないが、たとえば車両の起動時や停止時などを挙げることができる。勿論、車両の走行時であっても容量調整を行うことは可能である。
ステップST20にて、組電池1を構成する各二次電池14の各電圧検出回路151aを用いて各二次電池14の容量を電圧値で求め、次のステップST30にて、この電圧値と抵抗152の値とに基づいて各二次電池14が必要とされる容量調整時間と容量調整が必要な二次電池14の個数を演算する。ここで演算される各二次電池14の容量調整量について、その演算手法は特に限定されず全ての二次電池の平均値との偏差から決定したり、上述した特許文献1に記載のように最大値と最小値とを用いた偏差から決定したりすることができる。
次に、ステップST35にて、エンジン回転数、車両の走行速度、あるいは駆動トルクなどのように室内騒音に相関する特性値を取り込み、室内の騒音状態を計測する。なお、騒音状態は室内にセンサを設けて検出しても良い。
ステップST40では、ステップST30及びステップST35で計測された容量調整が必要な二次電池14の個数と室内の騒音状態から、吸込みファン18の回転数を決定する。この決定にあたっては、たとえば図5に示すような制御マップを用いる。同図に示す制御マップは、容量調整が必要な二次電池14の個数と室内の騒音状態との組み合わせに応じて吸込みファン18の回転数を予め定めたもので、同図に示す回転数A〜Eは、A<B<C<D<E≦最大回転数、を満たす自然数である。たとえば、同図において、容量調整必要数が少なく室内の騒音が小さいときは、発熱量も小さく、また吸込みファン18の回転数を高くすると乗員に不快感を与えるので、吸込みファン18の回転数を最も低回転Aにする。これに対して、容量調整必要数が多く室内の騒音が大きいときは、発熱量も大きく、また吸込みファン18の回転数を高くしても他の騒音にかき消されるので、吸込みファン18の回転数を最も高回転Eにする。この制御マップは制御回路155のメモリに記憶させておく。
ステップST40にて吸込みファン18の回転数を吸込みファン18の制御装置に送出したら、ステップST50にて室内温度センサ3Aにより室内温度、つまり制御基板15に流される冷却風の温度を計測する。そして、ステップST60にて図4に示す制御マップを参照して同時に容量調整できる二次電池の個数を決定する。
次のステップST70では、ステップST60で決定された個数において、ステップST30にて演算された各二次電池14の容量調整時間の長いものから優先的に選択する。
容量調整すべき二次電池14の同時調整個数と順序を決定したら、ステップST80にて、選択された二次電池14の容量調整を開始する。この操作は、図1に示す制御回路155から容量調整回路152に容量調整用信号を送出し、抵抗152に電流を所定時間流すことにより実行される。
次いで、ステップST90にて、容量調整を終了した二次電池14があるかどうかを監視し、終了した二次電池14があるとステップST100へ進んで全ての二次電池14の容量調整を終了したかどうかを判断し、残っている二次電池14があるときはステップST110へ進んで次の順番(優先度)の二次電池14を選択したのち、ステップST80へ戻ってその二次電池14の容量調整を開始する。そしてこのルーチンを繰り返し、ステップST100にて全ての二次電池14の容量調整が終了したら、この処理を終了する。
このように、本例では、室内の騒音状態に応じて吸込みファン18の回転数を制御し、さらに発熱源である抵抗152が実装された制御基板15に対して供給される冷却媒体の温度と風量、すなわち冷却エネルギ(放熱量)に応じて同時に容量調整すべき二次電池14の個数を決定するので、制御基板15を過熱することなく短時間で効率的に容量調整を実行できる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の容量調整装置の実施形態を示すブロック図である。 本発明の容量調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の容量調整装置の他例の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る室内温度と吸込みファン回転数に対する同時調整個数の一例を示す制御マップである。 本発明に係る容量調整必要数と室内騒音に対する吸込みファンの回転数の一例を示す制御マップである。 本発明に係る組電池の車載例を示す概念図である。 本発明に係る組電池の構成例を示す断面図である。 本発明に係る制御基板の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1…組電池
11…電池パック
14…二次電池
15…制御基板
151…集積回路(電子部品)
152…抵抗(容量調整手段)
153…プリント基板
154…コネクタ
155…集積回路(電子部品)
16…ケース
17…ケース
18…吸込みファン
19…ダクト
2…車両負荷
3A…室内温度センサ
3B…吸込みファン回転数センサ
4…総電圧センサ
5…電流センサ

Claims (8)

  1. 複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整方法であって、
    前記制御基板の放熱量に応じて、同時に容量調整すべき二次電池の個数を、前記各二次電池の容量を調整する前に決定するステップと、
    前記複数の二次電池の中から前記ステップで決定された個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するステップと、
    全ての二次電池の容量調整が終了していない場合は、容量調整が終了していない二次電池の中から前記個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するとともに、全ての二次電池の容量調整が終了するまでこれを繰り返すステップと、
    を有することを特徴とする二次電池の容量調整方法。
  2. 前記放熱量は、前記制御基板に対して流れる冷却媒体の温度及び流量に応じて検出されることを特徴とする請求項1記載の二次電池の容量調整方法。
  3. 前記二次電池及び制御基板が搭載される車両の騒音状態に応じて、前記制御基板に流れる冷却媒体の流量を制御するステップを有することを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池の容量調整方法。
  4. 前記電子部品と容量調整手段は、前記制御基板の主面にほぼマトリックス状に実装されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の二次電池の容量調整方法。
  5. 複数の二次電池と、前記複数の二次電池を制御する電子部品および前記各二次電池の容量調整手段とが実装された制御基板とを有する組電池の、前記各二次電池の容量を電圧値により調整する容量調整装置であって、
    前記制御基板の放熱量に応じて、同時に容量調整すべき二次電池の個数を、前記各二次電池の容量を調整する前に決定する手段と、
    前記複数の二次電池の中から前記決定された個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整するとともに、全ての二次電池の容量調整が終了していない場合は、容量調整が終了していない二次電池の中から前記個数の二次電池を選択し、当該選択された二次電池に対して前記容量調整手段を制御して当該二次電池の容量を調整し、全ての二次電池の容量調整が終了するまでこれを繰り返す手段と、を有することを特徴とする二次電池の容量調整装置。
  6. 前記放熱量は、前記制御基板に対して流れる冷却媒体の温度及び流量に応じて検出されることを特徴とする請求項5記載の二次電池の容量調整装置。
  7. 前記二次電池及び制御基板が搭載される車両の騒音状態を検出する手段と、前記車両の騒音状態に応じて前記制御基板に流れる冷却媒体の流量を制御する手段とを有することを特徴とする請求項5又は6記載の二次電池の容量調整装置。
  8. 前記電子部品と容量調整手段は、前記制御基板の主面にほぼマトリックス状に実装されていることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の二次電池の容量調整装置。
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