JP5726218B2 - 電池状態監視装置及び電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、池状態監視装置及び電池パックに関するものである。
一般に、リチウムイオン二次電池等の二次電池パックは、複数の単電池が電気的に接続されて構成されている。ここで、複数の電池間の電圧のばらつきを調整するための装置として、例えば特許文献1に記載の二次電池パックが提案されている。
特許文献1に記載の二次電池パックは、単位セルが直列に接続された組電池部と、二次電池の状態を検出する二次電池状態検出部と、二次電池の状態を管理する二次電池管理部とを備えている。
この二次電池状態検出部は、各単位セルのエネルギーを均等化するエネルギー均等化部を備えている。さらに、二次電池状態検出部は、マイクロプロセッサである制御部と、複数の単位セル毎に設けられた抵抗体及び充放電スイッチとを備えている。
上記の二次電池パックでは、エネルギー均等化部は、二次電池管理部からの情報に基づいて、均等化の対象となる単位セルに対して、接続された充放電スイッチのオン・オフを調整して、充放電を行っている。
特開2011−19329号公報
ここで、上記の特許文献1に記載の二次電池パックでは、二次電池状態検出部に設けられた抵抗体に電流を流して放電を行うために、二次電池状態検出部に設けられた制御部が、その放電に伴う抵抗体の熱により悪影響を受ける虞がある。また、この影響を考慮し、スイッチのオン・オフを切り換え電流を連続して流さない方法も考えられるが、この場合、単位セル間の電圧のばらつきを調整するために時間を要してしまうという問題点がある。
さらに、二次電池状態検出部以外に抵抗体を設けるとしても、電極端子に抵抗体を接続するための配線等を別途接続しなければならず、その接続に多大な労力と時間を要してしまうという問題点もある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、効率的にセルバランスを調整することができる電池状態監視装置及び電池パックを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る電池状態監視装置は、電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子、前記電池の安全弁に対向した位置に形成される貫通孔を有する基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、前記基板に設けられ、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、前記基板に設けられ、前記温度計測子に接続された計測配線と、を備え、前記計測配線は、前記貫通孔を挟んで前記抵抗体と反対側に配置されていることを特徴する。
このようなセルバランス装置では、スイッチの切り換えにより、抵抗体及び固定子を介して一対の固定子間に配された抵抗体に電流が流れて、電池の放電を行うことができる。ここで、放電により抵抗体が発熱した場合でも、セルバランス装置の外部に設けられた制御装置は、抵抗体の熱的影響を受けずに正常に作動するため、放電を継続することができる。よって、セルバランスを効果的に調整することができる。
また、放電する際には、スイッチを切り換えるだけでよく、一対の電極端子と抵抗体とを別途配線等で接続する必要がない。よって、電池にセルバランス装置の取り付けを容易にし、その取り付けに要する労力と時間とを低減することができる。
また、本発明に係るセルバランス装置は、前記基板に設けられ、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度を計測する温度計測子をさらに備えていることを特徴とする。
このようなセルバランス装置では、例えば、スイッチが故障すると、スイッチを電気的に接続にしても抵抗体に電流が流れず、又はスイッチを電気的に非接続にしても抵抗体に電流が流れたままであるような異常状態となる。ここで、温度計測子は、抵抗体の温度を計測することができるため、セルバランス装置を構成するスイッチの異常状態を検出することができる。
また、本発明に係るセルバランス装置は、前記抵抗体、及び前記温度計測子は前記基板の表裏面のうち前記電池側の面に設けられていてもよい。
このように構成されたセルバランス装置では、抵抗体、及び温度計測子は、基板の電池側の面に設けられているため、基板を電池に取り付ける際には、ユーザーが抵抗体及びスイッチに接触する虞がない。
このように構成された電池状態監視装置では、温度計測子は固定子を介して電極端子の温度、しいては電池の内部の温度を計測することができる。
また、本発明に係る電池状態監視装置は、前記温度計測子は、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測することが好ましい。
このように構成された電池状態監視装置では、例えば、セルバランス装置のスイッチが故障すると、スイッチが電気的に接続状態になっても抵抗体に電流が流れず、又はスイッチが電気的に非接続状態になっても抵抗に電流が流れたままであるような異常状態となる。ここで、温度計測子は、抵抗の温度を計測することができるため、セルバランス装置を構成するスイッチの異常状態を検出することができる。
さらに、温度計測子は固定子を介して電極端子の温度、しいては電池の内部の温度を計測することができる。
また、本発明に係る電池状態監視装置は、前記固定子は、前記電極端子の電位を計測するための端子電位計測用端子を成すことが好ましい。
このように構成された電池状態監視装置では、固定子を介して電池の電圧を計測することができる。
また、本発明に係る電池パックは、電池と、前記電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子及び前記電池の安全弁に対向した位置に形成される貫通孔を備える基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、前記基板において、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測可能で、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、前記基板に設けられ、前記温度計測子に接続された計測配線と、前記電池の状態に応じて、前記温度計測子が計測した温度を、前記電極端子の温度及び前記抵抗体の温度のいずれか一方として認識する制御装置と、を備え、前記計測配線は、前記貫通孔を挟んで前記抵抗体と反対側に配置されていることを特徴とする。
このような電池パックでは、制御装置は電池の状態に応じて電極端子の温度又は抵抗の温度を認識することができるため、電池の温度と抵抗の温度との両方を計測することができる。
また、本発明に係る電池パックは、前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御して、所定時間経過後に、前記温度計測子が計測した温度を前記電極端子の温度として認識してもよい。
このような電池パックでは、スイッチを電気的に非接続として、時間が経過して抵抗の温度が低下するにともない、抵抗の温度を計測可能な位置に配された温度計測子の温度も低下する。よって、所定時間経過後に、温度計測子は電極端子の温度を正確に計測することができる。
また、本発明に係る電池パックは、前記電池を冷却するファンを備え、前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御して、前記ファンを駆動した後に、前記温度計測子が計測した温度を前記電極端子の温度として認識してもよい。
このような電池パックでは、スイッチを電気的に非接続として、ファンを駆動して抵抗の温度が低下するにともない、抵抗の温度を計測可能な位置に配された温度計測子の温度も低下する。よって、所定時間経過後に、温度計測子は電極端子の温度を正確に計測することができる。
また、本発明に係る電池パックは、前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に接続とするように前記スイッチを制御した後に、前記温度計測子が計測した前記抵抗体の温度が上昇しない場合、又は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御した後に、前記温度計測子が計測した前記抵抗体の温度が低下しない場合に、前記セルバランス装置が異常と判定してもよい。
このような電池パックでは、制御装置が、上記の状態を異常と判定することができるため、セルバランス装置の異常状態を検出することができる。
本発明に係るセルバランス装置、電池状態監視装置及び電池パックによれば、効率的にセルバランスを調整することができる。また、電池にセルバランス装置の取り付けを容易にし、その取り付け(接続)に要する労力と時間を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックの模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電池パックを構成する電池の要部切り欠き斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電池パックを構成する電池状態監視装置の下面図である。 本発明の一実施形態に係る電池パックの要部の分解断面図である。 本発明の一実施形態に係る電池パックの要部の断面図である。 図3のA−A断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電池パックについて説明する。
図1に示すように、電池パック1は、複数の電池2と、電池2の状態を監視する電池状態監視装置3と、複数の電池2を互いに電気的に連結するバスバー4と、複数の電池を制御する制御装置5と、電池2をそれぞれ冷却するファン6とを備えている。なお、本実施形態において、電池2は、リチウムイオン二次電池を例にとって説明する。
まず、電池2について説明する。
図2に示すように、電池2は、複数の正極板10と、複数の負極板20と、負極板20を覆うセパレータ30と、電解液と、これらを収納する金属製の電池ケース60とを有している。
各電極板10,20は、アルミニウム箔や銅箔等の矩形状の芯材に、活物質等が付着した極板本体11,21と、この極板本体11,21の芯材の縁から伸びているタブ14,24とを有している。負極板20の極板本体21は、セパレータ30により完全に覆われ、負極板20のタブ24は、一部がセパレータ30から露出している。
複数の正極板10と、それぞれがセパレータ30で覆われている複数の負極板20とは、それぞれタブ14,24が同じ側へ突出するよう、交互に積層されて、電極積層体40を形成している。
複数の正極板10と複数の負極板20とが積層されている状態では、正極タブ14と負極タブ24とは、この積層の方向に対して垂直な方向に並んでいる。
ここで、複数の正極板10及び複数の負極板20が積層されている積層方向をZ方向、Z方向に垂直な方向であって、正極タブ14と負極タブ24とが並んでいる方向をX方向、Z方向及びX方向に垂直な方向をY方向とする。
電池ケース60は、電極積層体40が収納される直方体形状の収納凹部が形成されているケース本体61と、このケース本体61の矩形状の開口を塞ぐ蓋65とを有している。
ケース本体61は、矩形状を成し、互いに対向している一対の第一側板63と、同じく矩形状を成し互いに対向する一対の第二側板64と、矩形状の底板62とを有し、これらの板62,63,64で収納凹部を形成している。
ここで、一対の第一側板63は、Z方向において互いに対向し、一対の第二側板64は、X方向において互いに対向している。
また、このケース本体61の開口は、底板62に対して(+)Y側に形成されている。
蓋65は、ケース本体61の矩形状の開口の形状に対応して矩形板状を成している。この蓋65には、正極端子70(電極端子)及び負極端子75(電極端子)が絶縁材79を介して固定されている。この正極端子70及び負極端子75には、それぞれ雌ねじ70X,75Xが形成されている。
さらに、蓋65には、正極端子70と負極端子75との中間位置に、電池ケース60内の圧力が所定以上になると作動する安全弁78が設けられている。
ここで、正極端子70と負極端子75と安全弁78とは、X方向に並んでいる。また、正極端子70及び負極端子75は、それぞれ蓋65から(+)Y側に向かって突出している。
また、矩形板状の蓋65の4角のうち、(+)Z側であって(−)X側の角の近傍には、ケース本体61内に電解液を入れるための注入口66が形成されている。但し、この注入口66から電池ケース60内に電解液が入れられた後、注入口66の(+)Y側に口蓋67が設けられ、口蓋67にボルト68が螺合されて、注入口66は封印される。口蓋67には、ボルト68用の雌ねじ68Aが形成されている。
なお、本実施形態では、正極端子70はアルミで形成され、負極端子75は銅で形成されている。
次に、上記のように構成された電池2の状態を監視する電池状態監視装置3について、詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、電池状態監視装置3は、電池2の充電電圧を調整するセルバランス装置7と、負極端子75の温度を計測する温度計測子151と、温度計測子151に接続された第一配線171(計測配線),第二配線172(計測配線)とを有している。
セルバランス装置7は、基板100と、電池2の正極端子70及び負極端子75と固定関係になる正側固定子141A(固定子)及び負側固定子141B(固定子)と、基板100に設けられたコネクタ161、抵抗体181及びスイッチ182と、抵抗体181及びスイッチ182と接続されたセルバランス配線162,163,166と、セルバランススイッチ配線164,165とを備えている。
基板100は、略矩形状の板状部材であって、そのX方向の長さがケース本体61のX方向の長さと略同一であり、そのZ方向の長さがケース本体61のZ方向の長さと略同一に形成されている。なお、基板100の形状は、正極端子70及び負極端子75と固定関係を有する形状であればよく、ケース本体61の上記X方向及びZ方向と略同一でなくてもよい。
この基板100は、電池2の蓋65に対して(+)Y側に対向配置されている。
ここで、基板100は、その(+)Y側の面を表面、電池2が配される側であるその(−)Y側の面を裏面とする。
図4に示すように、基板100は、表面を形成する表層101と、裏面を形成する裏層102と、表層101と裏層102との間に積層されたシールド層103とを有している。
シールド層103は導電材で形成され、本実施形態では導電材の一例として銅により形成されている。シールド層103は、配線162,163,164,165,166,171,172に影響し得るノイズを低減する効果を有するため有効であるが、本実施形態において、シールド層103は省略してもよい。
図2及び図3に示すように、基板100には、正極端子70が挿通される正側挿通孔111A(端子挿通孔)及び負極端子75が挿通される負側挿通孔111B(端子挿通孔)が形成されている。また、基板100には、電池2の安全弁78に対向した位置に安全弁用孔113(貫通孔)が形成されている。この正側挿通孔111A、負側挿通孔111B及び安全弁用孔113は、開口が略円形状の貫通孔である。なお、安全弁用孔113は、電池2において、安全弁78が万一作動したとき、安全弁78から放出されるガスを上部に逃がすことができるため有効であるが、本実施形態において、安全弁用孔113を省略してもよい。
また、基板100には、蓋65に形成された注入口66に対応した位置に注入用の貫通孔114が形成されている。この貫通孔114の縁に沿って、導体で形成された縁部材115が設けられている。この縁部材115には、雌ねじ115Aが形成されている。なお、本実施形態において、基板100に貫通孔114を形成しなくてもよい。
詳細については後述するが、電池状態監視装置3が電池2に取り付けられた状態で、この縁部材115の雌ねじ115A及び注入口66に設けられた口蓋67のボルト68の雌ねじ68Aに対してボルト(不図示)が螺合される。
さらに、図2及び図5に示すように、基板100は、正側挿通孔111A及び負側挿通孔111Bの周囲から基板100の表側すなわち(+)Y側に向かって突出する正側絶縁突出部121A及び負側絶縁突出部121Bと、安全弁用孔113の周囲から対向する安全弁側すなわち(−)Y側に向かって延びる筒状部122とを有している。なお、本実施形態において、筒状部122は適宜省略してもよい。
負側絶縁突出部121Bは、絶縁材で形成され、本実施形態では樹脂により形成されている。この負側絶縁突出部121Bは、負側挿通孔111Bの周囲に配された壁部131と、壁部131の(+)Y側から負側挿通孔111Bの径方向外側に向かって広がる鍔部132と、鍔部132の径方向外側から(+)Y側に向かって立設され、その周囲の一部に切欠き部133Aが形成された立設壁部133とを有している。立設壁部133は、XZ平面の断面形状がC字状となる。
なお、本実施形態では、正側絶縁突出部121Aは負側絶縁突出部121Bと同一の構成であるため、説明を省略する。
正側固定子141Aは、正側挿通孔111Aの周囲に設けられている。また、負側固定子141Bは、負側挿通孔111Bの周囲に設けられている。
負側固定子141Bは、熱伝材且つ導電材で形成され、本実施形態では銅等の金属で形成されている。これにより、負側固定子141Bは、負極端子75の温度を計測するための温度計測用端子としての役目を担うとともに、負極端子75の電位を計測するための端子電位計測用端子としての役目も担う。
また、正側固定子141Aは、導電材で形成され、本実施形態では銅等の金属で形成されている。これにより、正側固定子141Aは、正極端子70の電位を計測するための端子電位計測用端子としての役目を担う。
図3及び図4に示すように、負側固定子141Bは、環状に形成されるとともに基板100の裏面に設けられた負側環状部142Bと、負側環状部142Bから(+)Y側に向かって形成された3個の負側押圧部143Bとを有している。
負側環状部142Bには、熱伝材で形成され、負側挿通孔111Bの径方向外側に向かって延びる固定子接続端145が接続されている。この固定子接続端145は、負側固定子141Bと後述する温度計測子151とを熱的に接続している。
図5に示すように、負側押圧部143Bは、負側環状部142Bから負側挿通孔111Bの径方向内側に向かうにしたがって(+)Y側に向かうように形成されている。
負側挿通孔111Bに負極端子75が挿通されると、3個の負側押圧部143Bは、負側挿通孔111Bの径方向外側に広がるように弾性変形して、負極端子75の外周に沿って配置された状態となる。これにより、3個の負側押圧部143Bは、それぞれ負極端子75と接して、負極端子75を径方向内側(内径側)に向かって押圧する。これにより、負側固定子141Bは、負極端子75と固定関係になる。なお、負側押圧部143Bは、3個でなく、負極端子75の大きさ及び形状を考慮して、負側固定子141Bが負極端子75とより強固な固定関係となるようにその数を適宜決めることができる。
また、負側押圧部143Bの周方向両側には、負側挿通孔111Bの径方向外側に向かって凹む凹部146が形成されている。
正側固定子141Aは負側固定子141Bと同様に、正側環状部142Aと、正側押圧部143Aとを有している。なお、本実施形態では、正側固定子141Aには固定子接続端145が設けられていない点以外は、正側固定子141Aは負側固定子141Bと同一の構成であるため、説明を省略する。
図3に示すように、コネクタ161は、基板100の裏面において、コネクタ161は、安全弁用孔113と正側挿通孔111Aとの間に設けられている。
抵抗体181は、基板100の裏面において、一対の正側固定子141Aと負側固定子141Bとの間に配されている。この抵抗体181は、負側固定子141Bの負側環状部142Bと配線162で接続されている。つまり、配線162は、負側固定子141Bを介して、負極端子75と抵抗体181とを電気的に接続している。
スイッチ182は、基板100の裏面において、正側固定子141Aと負側固定子141Bとを間に配されている。また、スイッチ182は、抵抗体181,正側固定子141A及び負側固定子141Bを介して、一対の正極端子70と負極端子75との間を電気的に接続可能とされている。本実施形態では、スイッチ182は、抵抗体181とコネクタ161との間に設けられている。このスイッチ182は、抵抗体181と配線163で接続されている。
さらに、スイッチ182は、正側固定子141Aの正側環状部142Aと配線166で接続されている。つまり、配線166は、正側固定子141Aを介して、正極端子70とスイッチ182とを電気的に接続している。
ここで、これら配線162,163,166は、セルバランス配線を構成している。
また、スイッチ182は、コネクタ161に設けられた端子161Aと配線164で接続されるとともに、コネクタ161に設けられた端子161Bと配線165で接続されている。
ここで、配線164,165は、スイッチ182とコネクタとを接続するセルバランススイッチ配線を構成している。
温度計測子(サーミスタ)151は、基板100の表裏面のうち電池2が配される面、すなわち裏面に固定されている。なお、本実施形態では、温度計測子としてサーミスタを用いて説明するが、本発明はこれに限られず、例えば、温度などの計測データを電気信号に変換して出力するものであればよい。
図6に示すように、温度計測子151は、温度に応じて抵抗値が変化する抵抗が内蔵された本体部153と、一端が本体部153に接続され他端が基板100の裏面に固定された正極側端部152A(正極端)及び負極側端部152B(負極端)とを有している。
また、本体部153は、基板100に設けられた固定子接続端145との間に間隙を介して配されている。
この温度計測子151と負側固定子141Bとは、固定子接続端145により熱的に接続されている。そして、負側挿通孔111Bに負極端子75が挿通された状態で、温度計測子151は負側固定子141Bに接続された固定子接続端145を介して、負極端子75の温度を計測することができる。
また、温度計測子151は、温度計測子151は、抵抗体181の(−)Z側であって、抵抗体181の温度を計測可能な位置に配されている。抵抗体181の発熱により温度計測子151周辺の温度が上昇する。温度計測子151はこの温度上昇を検知することができる。よって、温度計測子151は、抵抗体181の温度を計測することもできる。
なお、本実施形態では、負極端子75を形成する銅が正極端子70を形成するアルミニウムよりも熱伝導率が高いため、温度計測子151は負極端子75側に設けられている。よって、正極端子70を形成する材料の方が負極端子75を形成する材料よりも熱伝導率が高い場合には、温度計測子151は正極端子70側に設けることが望ましい。
このように、温度計測子151、安全弁用孔113及びコネクタ161は、この順に(−)X方向に並んでいる。換言すると、温度計測子151は、安全弁用孔113を挟んでコネクタ161と反対側に設けられている。
この温度計測子151には、第一配線171及び第二配線172が接続されている。
第一配線171は、一端が温度計測子151の正極側端部152Aに接続され、他端がコネクタ161に設けられた端子161Cに接続されている。
詳細には、第一配線171は、正極側端部152Aから(−)Z側に向かう配線部171Aと、配線部171Aの端部から屈曲して(−)X側に向かう略直線状の配線部171Bと、配線部171Bの端部から安全弁用孔113の円弧状に沿うように配される配線部171Cとを有している。
第二配線172は、一端が温度計測子151の負極側端部152Bに接続され、他端がコネクタ161に設けられた端子161Dに接続されている。
詳細には、第二配線172は、負極側端部152Bから(+)Z側に向かう配線部172Aと、配線部172Aの端部から屈曲して(−)X側に向かう略直線状の配線部172Bと、配線部172Bの端部から安全弁用孔113の円弧状に沿うように配される配線部172Cとを有している。
このように、第一配線171及び第二配線172は、基板100における安全弁用孔113の(−)Z側に沿うように配されている。第一配線171及び第二配線172は、安全弁用孔113に対して並び方向((−)X方向)と直交する方向のうち一方向((−)Z)側に沿うように配されている。なお、並び方向は、温度計測子151、安全弁用孔113及びコネクタ161の並ぶ方向である。
一方、上述のセルバランス配線162,163,166は、安全弁用孔113に対して上記の並び方向((−)X方向)と直交する方向のうち他方向((+)Z)側に沿うように配されている。
なお、第一配線171のうち配線部171Cと、第二配線172のうち配線部172Cとは互いに近接するとともに略平行に配されている。
また、負側固定子141Bの負側環状部142Bに設けられた固定子接続端145と、コネクタ161に設けられた端子161Eとは、負極配線173で接続されているこの負極配線173は、安全弁用孔113に対して上記の並び方向((−)X方向)と直交する方向のうち他方向((+)Z)側に沿うように配されている。
また、正側固定子141Aの正側環状部142Aと、コネクタ161に設けられた端子161Fとは、正極配線174で接続されている。
また、注入用の貫通孔114に設けられた縁部材115と、コネクタ161に設けられた端子161Gとは、電池容器配線175で接続されている。さらに、縁部材115と、正側環状部142Aとは、抵抗体176Aを介して配線176で接続されている。
ここで、基板100上に縁部材115と正側環状部142Aとを接続する配線176を設けることで、正側固定子141Aと接続された正極端子70と電池ケース60とを実質的に同電位にすることができ、電解液と接する電池ケース60の内部表面を酸化性雰囲気とし、電池ケース60の電位をリチウムイオンとのLiAlへの合金化を阻止できる電位域に保つことができる。
また、抵抗体176Aを設けることで、例えば、負極端子75と電池ケース60とが短絡する等の異常が発生しても正極端子70から電池ケース60へ流れる電流を微小な電流、例えば、mAオーダーに制限することができる。抵抗体176A(プルアップ抵抗体)の抵抗値は、電池2に流れ得る電流値などを考慮して適宜自由に設定することができ、例えば、1kΩのものを用いることができる。
次に、バスバー4について説明する。
図1及び図5に示すように、バスバー4は、隣接する電池2の電極同士を互いに電気的に連結する部材である。このバスバー4には、ボルト4Xが貫通する貫通孔4Aが形成され、電池2の正極端子70、負極端子75に対応する位置に貫通孔4Aが形成されている。この貫通孔4Aにボルト4Xを挿通させて、正極端子70又は負極端子75に形成された雌ねじ70X,75Xにボルト4Xを螺合させることで、バスバー4は電池2の電極に接続される。
次に、制御装置5について説明する。
図1に示すように、制御装置5は、複数の電池2に取り付けられた電池状態監視装置3に設けられたコネクタ161と、配線Lを介して接続されている。
この制御装置5は、コネクタ161を介して送信される複数の電池2の電圧値の情報に基づいて、電池状態監視装置3を制御する。具体的には、制御装置5は電池2毎の電圧値を収集して、比較する。そして、制御装置5は、収集した電圧値に基づき、各電池2の電圧値を均等化するために、放電対象となる電池2を特定する。その後、制御装置5は、放電対象となる電池2に取り付けられた電池状態監視装置3のコネクタ161を介してスイッチ182に対して、制御信号を入力する。また、制御装置5は、ファン6の起動・停止を制御する。なお、制御装置5の詳細なセルバランス制御については後述する。
ファン6は、複数の電池2を冷却するためのものであって、複数の電池2が配設される配設方向の一方側に設けられている。このファン6は、制御装置5と、配線Mを介して接続されている。ファン6は、制御装置5から起動信号を受けると起動して、複数の電池2に対して空冷を行い、制御装置5から停止信号を受けると停止する。
次に、上記のように構成された電池パック1の組み立てについて説明する。
まず、電池2の正極端子70に電池状態監視装置3に形成された正側挿通孔111Aを対向させ、負極端子75に負側挿通孔111Bを対向させ、電池2の安全弁78に安全弁用孔113を対向させるようにして、電池2の(+)Y側に電池状態監視装置3を配置する。
この際、正側押圧部143Aは、正側環状部142Aから(+)Y側に向かって形成されているため、正側押圧部143Aと正極端子70とが対応し、負側押圧部143Bは、負側環状部142Bから(+)Y側に向かって形成されているため、負側押圧部143Bと負極端子75とが対応することで、基板100は電池2に対して位置決めされる。その結果、正側挿通孔111Aに正極端子70を確実且つ簡易に、及び負側挿通孔111Bに負極端子75を確実且つ簡易に位置決めして挿通させやすくなる。
この状態で、正側挿通孔111Aに正極端子70を挿通させるとともに、負側挿通孔111Bに負極端子75を挿通させる。このとき、負側固定子141Bの3個の負側押圧部143Bは、負側挿通孔111Bの径方向外側に広がるように弾性変形する。これにより、3個の負側押圧部143Bは、それぞれ負極端子75と接して、負極端子75を負側挿通孔111Bの径方向内側に向かって押圧する。よって、負側固定子141Bは、負極端子75に対して固定関係になる。
ここで、負側挿通孔111Bに負極端子75を挿通させる際に、負側固定子141Bの負側押圧部143Bが負極端子75の外周面と接触しながら(−)Y方向に移動する。このため、仮に、電池2の負極端子75の外周面に異物等があったとしても、異物は負側押圧部143Bの接触移動にともなって、負極端子75の外周面から取り除かれる。
同様に、正側固定子141Aの正側押圧部143Aも、正極端子70を径方向内側に向かって押圧する。
また、基板100に形成された注入用の貫通孔114に設けられた縁部材115の雌ねじ151Aと電池ケース60の注入口66に螺合されたボルト68の雌ねじ68Aとに、ボルト(不図示)を螺合させる。これにより、電池状態監視装置3が電池2に取り付けられる。
電池状態監視装置3が電池2に取り付けられた状態で、負極端子75側では、熱伝材で形成された負側固定子141Bが、負極端子75と固定関係になっている。また、負側固定子141Bの負側環状部142Bに接続され熱伝材で形成された固定子接続端145は、温度計測子151と負側固定子141Bとを熱的に接続している。よって、負極端子75と温度計測子151とは、負側固定子141B及び固定子接続端145を介して、熱的に接続されている。
さらに、この負側固定子141Bが導電材で形成されている。よって、負極端子75とコネクタ161とは、負側固定子141B及び負極配線173を介して、電気的に接続されている。
また、正極端子70側では、導電材で形成された正側固定子141Aが、正極端子70と固定関係になっている。よって、正極端子70とコネクタ161とは、正側固定子141A及び正極配線174を介して、電気的に接続されている。
また、電池ケース60では、注入口66に螺合されたボルト68、基板100に設けられ導体で形成された縁部材115、ボルト68の雌ねじ68Aと縁部材115の雌ねじ115Aとに螺合されるボルト(不図示)及び配線170を介して、電池ケース60とコネクタ161とは電気的に接続されている。
次に、複数の電池2を配設し、電池2の正極端子70、負極端子75に形成された雌ねじ70X,75Xと、バスバー4に形成された貫通孔4Aとに、ボルト4Xを螺合させる。また、これら複数の電池2は、外部に設けられた負荷や他の電源(以下、「外部負荷」と称する。不図示。)に接続されている。
そして、複数の電池2にそれぞれ取り付けられた電池状態監視装置3のコネクタ161と制御装置5とを、互いに配線Lで接続する。さらに、制御装置5とファン6とを、互いに配線Mで接続する。これにより、電池パック1が組み立てられる。
次に、上記のように構成された電池パック1におけるセルバランス動作について説明する。
なお、制御装置5がセルバランス制御をする際には、電池2と外部負荷との接続を遮断して、電池2から外部負荷に電流が流れていない状態にすることが望ましい。
正極端子70とコネクタ161とが、正側固定子141A及び正極配線174を介して電気的に接続されている。負極端子75とコネクタ161とが、負側固定子141B及び負極配線173を介して電気的に接続されている。
これにより、正極配線174と負極配線173とがコネクタ161を介して制御装置5に接続され、制御装置5内に設けられた電圧計により、電池2の正極端子70と負極端子75との間の電圧値が計測される。
制御装置5は、計測された各電池2の電圧値を比較して、放電対象となる電池(以下、「放電対象電池」と称する。)2を特定する。そして、放電対象電池2に取り付けられた電池状態監視装置3に対してスイッチ182をオンにするオン信号(制御信号)を送信する。
スイッチ182は、オン信号に基づいてスイッチをオン状態にする。つまり、負極端子75と正極端子70とが、負側固定子141B、セルバランス配線162,163,166、抵抗体181、正側固定子141Aを介して電気的に接続される。これにより、放電対象電池2は抵抗体181により放電を行う。この放電期間中も、放電対象電池2の電圧値は、制御装置5にて計測されている。
そして、制御装置5は、送信されてくる電圧値の情報に基づいて、電圧値が所定の値に達したと判断したら、放電対象電池2に取り付けられた電池状態監視装置3に対して、スイッチ182をオフにするオフ信号(制御信号)を送信する。
スイッチ182は、オフ信号に基づいてスイッチをオフ状態にする。つまり、負極端子75と正極端子70とが、抵抗体181を介して電気的に非接続となる。
さらに、制御装置5は、オフ信号を送信した後、配線Mを介してファン6を駆動するために駆動信号をファン6に送信する。これにより、複数の電池2はそれぞれ冷却されると同時に、抵抗体181の熱の影響を受けた温度計測子151を冷却することができる。
次に、電池パック1の制御装置5が認識する温度について説明する。
温度計測子151は、導体である負側固定子141Bを介して負極端子75に接続されているため、負極端子75の温度を計測する。この温度計測子151の正極側端部152Aは、第一配線171を介してコネクタ161に接続されている。また、温度計測子151の負極側端部152Bは、第二配線172を介してコネクタ161に接続されている。これにより、温度計測子151が測定した温度情報が、コネクタ161を介して制御装置5に送信される。
スイッチ182がオン状態では、抵抗体181が発熱して、抵抗体181の温度が上昇する。この場合、通常、複数の電池2から外部負荷に電流が流れていないため、電池2自体の温度上昇はなく、よって、制御装置5は、温度計測子151からコネクタ161を介して受信した温度情報を抵抗体181の温度として認識する。
スイッチ182がオン状態からオフ状態に移行して所定時間経過する前又はファン6が所定時間駆動する前でも、抵抗体181の温度は高温のままである。制御装置5は、受信した温度情報を抵抗体181の温度として認識する。
スイッチ182がオン状態からオフ状態に移行して所定時間経過後又はファン6が所定時間駆動した後では、抵抗体181の温度が低下し、その結果、温度計測子151の周辺温度も低下する。そこで、スイッチ182がオン状態からオフ状態に移行して所定時間経過後又はファン6が駆動して所定時間経過したことを条件として、制御装置5は、受信した温度情報を負極端子75の温度として認識する。
ここで、制御装置5がスイッチ182に対してオン信号を送信したにもかかわらず、温度計測子151で計測した温度が上昇しない場合には、制御装置5はセルバランス装置7が異常であると判定する。具体的には、制御装置5がオン信号を送信して抵抗体181の温度が上昇しない場合は、負極端子75、抵抗体181、スイッチ182、及び正極端子70が電気的に接続されていないと判定し、制御装置5はセルバランス装置7を異常と判定することができる。
また、制御装置5が、セルバランス後に、スイッチ182に対してオフ信号を送信したにもかかわらず、温度計測子151で計測した温度が低下しなし場合にも、制御装置5はセルバランス装置7が異常であると判定する。この場合、例えば、スイッチ182のオン状態からオフ状態への切り換えができていないと判定し、制御装置5はセルバランス装置7を異常と判定することができる。
また、制御装置5は上記のように異常であると判定すると、異常情報を表示装置などの外部装置へ出力し、ユーザに対して通知することもできる。
一方、スイッチ182はオフ状態であって、制御装置5は受信した温度情報を負極端子75の温度として認識する。
このように構成された電池パック1では、スイッチ182をオン状態にすることにより、正極端子70と負極端子75との間に配された抵抗体181に電流が流れて、電池2の放電を行うことができる。ここで、放電により抵抗体181が発熱した場合でも、制御装置5は抵抗体181が設けられたセルバランス装置7の外部に設けられているため、抵抗体181の熱的影響を受けずに正常に作動する。よって、制御装置5の制御信号に基づいて、セルバランスを効果的に調整することができる。
また、温度計測子151と接続された第一配線171及び第二配線172は、基板100における安全弁用孔113の(−)Z側に沿うように配されている。一方、抵抗体181、スイッチ182及び抵抗体181に接続されたセルバランス配線162,163,166は、基板100における安全弁用孔113の(+)Z側に沿うように配されている。このように、第一配線171及び第二配線172は、安全弁用孔113を挟んで抵抗体181等と反対側に配設されている。よって、第一配線171及び第二配線172は、セルバランス配線162,163,166に接続された抵抗体181の発熱の影響を受けることがない。したがって、温度計測子151で計測した温度情報が、第一配線171、第二配線172及びコネクタ161を介して制御装置5に確実に送信される。
また、負極端子75を基板100に形成された負側挿通孔111Bに挿通すれば、負側固定子141Bは負極端子75に接触し固定関係になる。また、負極端子75の温度を計測する温度計測子151は、基板100に固定されている。このため、電池2に振動が生じても、負側固定子141Bと負極端子75とが安定接触した状態を維持することができる。よって、負側固定子141Bは熱伝材で形成されているため、温度計測子151は負側固定子141Bを介して負極端子75の温度、つまり電池2の温度を安定して正確に測定することができる。
また、温度計測子151は、抵抗体181の温度を計測可能な位置に配されている。よって、温度計測子151は、抵抗体181の温度も計測することができる。
上述のとおり、制御装置5は、電池2の状態に応じて、温度計測子151が計測した温度を、負極端子75の温度または抵抗体181の温度のいずれかと認識することができる。
さらに、セルバランス装置7のスイッチ182が故障すると、スイッチ182をオン状態にしても抵抗体181に電流が流れず温度計測子151で計測した温度が上昇しない。また、スイッチ182をオフ状態にしても抵抗体181に電流が流れたままとなり、温度計測子151で計測した温度が低下しない。このような場合には、制御装置5はセルバランス装置7が異常であると判定して、スイッチ182の異常状態を検出することができる。
また、第一配線171に流れる電流の向きと、第二配線172に流れる電流の向きとは、互いに対向方向となっている。よって、同一のノイズによって生じる第一配線171における磁界の向きと第二配線172における磁界の向きとは、互いに反対方向となり互いに打ち消し合うため、ノイズを低減することができる。
また、抵抗体181及びスイッチ182は、基板100表裏面のうち電池2側の面に設けられている。よって、基板100を電池2に取り付ける際などに、ユーザは抵抗体181及びスイッチ182に触れることなく安全に取り付けることが可能となる。さらに、第一配線171及び第二配線172は基板100における電池2側の面に設けられていることで、基板100における電池2側と反対側((−)Y側)からノイズの影響を最小限に抑えることができる。
また、万が一、電池2の安全弁78からガスが噴出した場合には、ガスが安全弁78に対向配置された筒状部122を通過して、安全弁用孔113から電池2と反対側((+)Y側)に向かって流れる。よって、ガスが隣接する他の電池2の方に向かって流れることがないため、他の電池2等へ悪影響を及ぼす虞がない。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、電池2としてリチウム二次電池を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、電極端子が電池ケースの一つの面に配された電池であればよく、電池の種類・形状は適宜変更が可能である。
また、上記に示す実施形態では、抵抗体の温度を計測可能な位置に温度計測子151を設けて、抵抗体181の温度を計測する場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、本発明のセルバランス装置としては、基板100に配された抵抗体181によりセルバランスを行うことができれば本発明の目的を達成することができるので、温度計測子151は抵抗体181の温度を計測可能な位置に必ずしも配する必要もなく、また、温度計測子151を省略してもよい。
また、本実施形態では、温度計測子151は、基板100の表裏面のうち電池2側の面(裏層102)に設けられている場合を例にとって説明したが、基板100表面(表層101)に設けられていてもよい。
またさらに、上記に示す実施形態では、一の温度計測子151にて負極端子75の温度及び抵抗体181の温度を計測しているが、負極端子75の温度を計測する温度計測子と抵抗体181の温度を計測する温度計測子とを別々に設けてもよい。この場合、電極端子(例えば、負極端子75)の温度を計測する温度計測子を固定子に接続し、且つ、シリコンなどの絶縁材で覆うことで、外部の熱の影響を抑え、負極端子75の温度を確実に計測することができる。また、抵抗体181の温度を計測する温度計測子については、電池2の温度を計測するために冷却する必要がなく、ファン6等を省略することもできる。
さらに、本実施形態では、正側固定子141A及び負側固定子141Bは、正極端子70及び負極端子75の電位を計測するための端子電位計測用端子を成す場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、本発明のセルバランス装置としては、基板100に配された抵抗体181によりセルバランスを行うことができればよいので、正側固定子141A及び負側固定子141Bは、電池2と基板100とを固定するための役割を担い、端子電位計測用端子として成さなくてもよい。
またさらに、上記に示す実施形態では、制御装置5が、一対の正極端子70と負極端子75との間を電気的に非接続とするようにスイッチを制御(オフ)して、ファン6を駆動した後に、温度計測子151の計測した温度を電極端子の温度として認識する場合を例にとって説明した。しかし、抵抗体181、及び温度計測子151の周辺温度が十分下がった後に電池2の温度を計測するのであれば、ファン6を省略してもよい。同様に、本発明は、制御装置5が、一対の正極端子70と負極端子75との間を電気的に非接続とするようにスイッチを制御(オフ)して、所定時間経過後に、温度計測子151の計測した温度を電極端子の温度として認識する場合も例にとって説明した。しかし、例えば、温度計測子151の温度が使用環境等によりすぐに冷却可能な場合であれば、スイッチ182をオフにした後に計測される温度を電池2の温度と認識するようにしてもよい。
さらに、制御装置5は、電池2の温度が一定以上の場合、ファン6を起動させるなど電池2を冷却させた上で、抵抗体181の温度を計測するようにしてもよい。また、電池2の温度が一定以下の場合は、電池2の温度を冷却せずに、抵抗体181の温度を計測するようにしてもよい。
またさらに、上記に示す実施形態では、制御装置5が、一対の正極端子70と負極端子75との間を電気的に接続するようにスイッチ182を制御した後に温度計測子151が計測した抵抗体181の温度が上昇しない場合、又は、一対の正極端子70と負極端子75との間を電気的に非接続とするようにスイッチ182を制御した後に温度計測子151が計測した抵抗体181の温度が低下しない場合にセルバランス回路が異常と判定する場合を例にとって説明した。しかし、本発明において、制御装置5のセルバランス装置を異常と判定する機能を省略してもよい。
1…電池パック
2…電池
3…電池状態監視装置
5…制御装置
7…セルバランス装置
70…正極端子(電極端子)
75…負極端子(電極端子)
100…基板
111B…負側挿通孔(端子挿通孔)
113…安全弁用孔(貫通孔)
141B…負側固定子(固定子)
151…温度計測子
152A…正極側端部(正極端)
152B…負極側端部(負極端)
161…コネクタ
162,163,166…セルバランス配線
171…第一配線
172…第二配線
181…抵抗体
182…スイッチ

Claims (7)

  1. 電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子、及び前記電池の安全弁に対向した位置に形成される貫通孔を有する基板と前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、
    前記基板に設けられ、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、
    前記基板に設けられ、前記温度計測子に接続された計測配線と、を備え、
    前記計測配線は、前記貫通孔を挟んで前記抵抗体と反対側に配置されていることを特徴する電池状態監視装置。
  2. 請求項1に記載の電池状態監視装置において、
    前記温度計測子は、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測することを特徴とする電池状態監視装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電池状態監視装置において、
    前記固定子は、前記電極端子の電位を計測するための端子電位計測用端子を成すことを特徴とする電池状態監視装置。
  4. 電池と、
    前記電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子、及び前記電池の安全弁に対向した位置に形成される貫通孔を備える基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、
    前記基板において、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測可能で、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、
    前記基板に設けられ、前記温度計測子に接続された計測配線と、
    前記電池の状態に応じて、前記温度計測子が計測した温度を、前記電極端子の温度及び前記抵抗体の温度のいずれか一方として認識する制御装置と、を備え
    前記計測配線は、前記貫通孔を挟んで前記抵抗体と反対側に配置されていることを特徴とする電池パック。
  5. 電池と、
    前記電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔、及び前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子を備える基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、
    前記基板において、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測可能で、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、
    前記電池の状態に応じて、前記温度計測子が計測した温度を、前記電極端子の温度及び前記抵抗体の温度のいずれか一方として認識する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御して、所定時間経過後に、前記温度計測子が計測した温度を前記電極端子の温度として認識することを特徴とする電池パック。
  6. 電池と、
    前記電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔、及び前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子を備える基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、
    前記基板において、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測可能で、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、
    前記電池の状態に応じて、前記温度計測子が計測した温度を、前記電極端子の温度及び前記抵抗体の温度のいずれか一方として認識する制御装置と、
    前記電池を冷却するファンと、を備え、
    前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御して、前記ファンを駆動した後に、前記温度計測子が計測した温度を前記電極端子の温度として認識することを特徴とする電池パック。
  7. 電池と、
    前記電池の一対の電極端子がそれぞれ挿通される端子挿通孔、及び前記端子挿通孔の周囲に設けられ、前記端子挿通孔に前記電極端子が挿通された状態で、前記電極端子に接して該電極端子と電気的に接続され且つ固定関係になる固定子を備える基板と、前記基板に設けられ、一対の前記固定子間に配された抵抗体と、前記基板に設けられ、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続可能なスイッチと、を備え、前記スイッチは、前記電池の充電電圧を調整する際に、前記抵抗体及び前記固定子を介して一対の前記電極端子間を電気的に接続するように切り換えられるセルバランス装置と、
    前記基板において、前記固定子を介して前記電極端子の温度を計測可能で、且つ、前記抵抗体の温度を計測可能な位置に配されて、前記抵抗体の温度又は前記電極端子の温度を計測する温度計測子と、
    前記電池の状態に応じて、前記温度計測子が計測した温度を、前記電極端子の温度及び前記抵抗体の温度のいずれか一方として認識する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、一対の前記電極端子間を電気的に接続とするように前記スイッチを制御にした後に、前記温度計測子が計測した前記抵抗体の温度が上昇しない場合、又は、一対の前記電極端子間を電気的に非接続とするように前記スイッチを制御した後に、前記温度計測子が計測した前記抵抗体の温度が低下しない場合に、前記セルバランス装置が異常と判定することを特徴とする電池パック。
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