JP2008155814A - 車両用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、給電能力が低い場合でも、給電不足にならないようにしつつ、防犯性能を確保することができる、車両用電源装置の提供を目的とする。
【解決手段】車両の使用許可要求の正当性を認証する認証システム50と、認証システムによる認証が成立した場合に使用が許可されるシステム52と、認証システム50とシステム52に給電可能な低圧系バッテリ10と、低圧系バッテリ10の給電状態を検出する電源監視システム51と、電源監視システム51によって低圧系バッテリ10の給電状態が低下していることを示す所定の給電低下状態が検出された場合にシステム52よりも優先的に認証システム50に給電するDC/DCコンバータ70及び高圧系バッテリ20とを備えることを特徴とする、車両用電源装置。
【選択図】図1
【解決手段】車両の使用許可要求の正当性を認証する認証システム50と、認証システムによる認証が成立した場合に使用が許可されるシステム52と、認証システム50とシステム52に給電可能な低圧系バッテリ10と、低圧系バッテリ10の給電状態を検出する電源監視システム51と、電源監視システム51によって低圧系バッテリ10の給電状態が低下していることを示す所定の給電低下状態が検出された場合にシステム52よりも優先的に認証システム50に給電するDC/DCコンバータ70及び高圧系バッテリ20とを備えることを特徴とする、車両用電源装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載の電気的負荷に給電する車両用電源装置に関する。
従来、バッテリの劣化を検出しているときには盗難判定処理をエンジン始動完了後に延期し、バッテリの劣化を検出していないときにはエンジン始動操作時にエンジン始動完了を待たずに直ちに盗難判定処理を実行させる、車両盗難防止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両盗難防止装置は、バッテリが劣化しているときには、エンジン始動時のバッテリ電圧低下により車載制御コンピュータの電源電圧が正常動作電圧より低下することも起こり得るので、バッテリ電圧が回復するエンジン始動完了後に盗難判定処理を延期することにより、盗難判定の誤動作を防止するものである。
特開平8−192723号公報
しかしながら、上述の従来技術では、エンジンの始動完了後にはバッテリ電圧が回復することを前提としているため、例えば盗難判定処理を実施するコンピュータとともに消費電力の大きい電気負荷が接続されている場合には、その消費電力の大きい電気負荷に供給電力が奪われるため、バッテリ電圧が回復せずに盗難判定処理が正しく行われないおそれがある。
そこで、本発明は、給電能力が低い場合でも、給電不足にならないようにしつつ、防犯性能を確保することができる、車両用電源装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用電源装置は、
車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記第1の給電手段の給電状態を検出する給電状態検出手段と、
前記給電状態検出手段によって前記第1の給電手段の給電状態が低下していることを示す所定の給電低下状態が検出された場合に前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備えることを特徴としている。
車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記第1の給電手段の給電状態を検出する給電状態検出手段と、
前記給電状態検出手段によって前記第1の給電手段の給電状態が低下していることを示す所定の給電低下状態が検出された場合に前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備えることを特徴としている。
これにより、第1の給電手段の給電能力が低くても、第2の給電手段によって前記電気負荷よりも優先的に認証手段に給電できるので、防犯性能は確保され得る。
また、上記目的を達成するため、第2の発明に係る車両用電源装置は、
車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記認証手段による認証が少なくとも成立するまで前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備えることを特徴としている。
車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記認証手段による認証が少なくとも成立するまで前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備えることを特徴としている。
これにより、第1の給電手段の給電能力が低くても、第2の給電手段によって少なくとも認証が成立するまでは認証手段に給電できるので、防犯性能は確保され得る。
ここで、前記第2の給電手段から前記認証手段に優先的に給電するために、例えば前記電気負荷に対する給電経路が遮断されることが好ましい。
ところで、前記第2の給電手段は、ユーザが携帯可能な端末装置に内蔵される給電手段であって、前記端末装置が前記車両に取り付けられることにより前記認証手段に給電又は給電可能状態となると好適である。例えば、前記端末装置は、前記認証手段による認証の成立に必要な識別信号を送信する携帯端末である。より具体的な例として、車両に搭載されるイモビライザと通信可能なキーである。また、前記認証手段への給電を可能にするために、前記端末装置の前記車両への取り付けをユーザに促すための情報提供手段を備えるとよい。
また、前記第2の給電手段は、所定の電圧系の蓄電手段と、前記蓄電手段の電圧を電圧変換した電力を前記認証手段に供給する電圧変換手段とを有するものでもよい。さらに、前記蓄電手段の電圧を分圧した電力が前記認証手段に供給されるようにしてもよい。
本発明によれば、給電能力が低い場合でも、給電不足にならないようにしつつ、防犯性能を確保することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例である車両用電源装置の構成図を示す。本実施例の車両用電源装置は、車両に搭載され、高圧系バッテリ20の電源電圧を降圧可能な直流/直流電圧変換器(DC/DCコンバータ)を備える。本車両用電源装置が搭載される車両は、高圧系(例えば、200V系)の蓄電手段である高圧系バッテリ20と、低圧系(例えば、12V系)の蓄電手段である低圧系バッテリ10と、高圧系の電圧を低圧系の電圧に降圧変換して高圧系から低圧系への電力供給を行う降圧モードを少なくとも有するDC/DCコンバータ70とを備えている。DC/DCコンバータ70は、低圧系の電圧を高圧系の電圧に昇圧変換して低圧系から高圧系への電力供給を行う昇圧モードも有する昇降圧型コンバータでもよい。このようなDC/DCコンバータを備える車両として、モータを駆動源とする電気自動車やエンジンとモータを駆動源とするハイブリッド車両などが挙げられる。
DC/DCコンバータ70は、その内部にあるスイッチングレギュレータやシリーズレギュレータ等の電圧変換手段によって、高圧系バッテリ20側の電圧を降圧変換して低圧系バッテリ10側に出力し、あるいは、低圧系バッテリ10側の電圧を昇圧変換して高圧系バッテリ20側に出力する。
DC/DCコンバータ70は、低圧系バッテリ側の出力電圧を制御する。DC/DCコンバータ70の低圧系バッテリ側の目標出力電圧(出力設定電圧。例えば、13.5V〜14.5Vの範囲内の電圧値)は、車両の走行状態(例えば、車両の加速状態や定常走行状態、エンジンのアイドル運転状態、アイドルストップ状態)や発電機の発電状態や各バッテリの状態などに基づいて設定される。DC/DCコンバータ70は、低圧系バッテリ側の電圧が当該目標出力電圧となるように、高圧系バッテリ20側の電圧を降圧する。これにより、高圧系バッテリ20では、低圧系バッテリ側の目標出力電圧に応じた放電がなされる。
この低圧系バッテリ側の出力電圧の制御は、アイドルストップ時、若しくは、高圧系バッテリ20が過充電状態の時などに実行されてよい。これにより、アイドルストップ時には、低圧系バッテリ10と同様に高圧系バッテリ20が認証システム50等の低圧系負荷の電力源として機能し、低圧系バッテリ10の寿命低下が防止される。また、高圧系バッテリ20が過充電状態の時には、高圧系バッテリ20の放電が促進され、高圧系バッテリ20の過充電状態が解消される。
また、DC/DCコンバータ70の動作モードが停止モードに設定された場合には、電圧変換の出力動作を停止する。DC/DCコンバータ70の出力動作の停止は、車両加速時に実行されてよい。
従って、DC/DCコンバータ70は、図示しないECUから得られる情報(例えば、エンジン回転数や発電機の発電状態)やアクセルセンサ等の各種センサの出力値を監視しつつ、車両の走行状態等が所定の状態になった場合には、その車両の走行状態等に応じた動作モードを実現する(即ち、所定の切替条件が成立すると、DC/DCコンバータ70の各動作モード間の切り替えが実現される)。
また、車両上には複数の電気負荷が存在し電圧系の異なる電気負荷が混在する場合があり、高圧系バッテリ20は高圧系の電圧で作動する高圧系負荷への電力供給に主に対応し、低圧系バッテリ10は低圧系の電圧で作動する低圧系負荷50,51,52への電力供給に主に対応する。高圧系バッテリ20の具体例としてリチウムイオンバッテリがあり、低圧系バッテリ10の具体例として鉛バッテリがある。リチウムイオンバッテリは、鉛バッテリに比して、パワー密度(単位は、W/kgまたはW/l)が高く、内部抵抗が小さく、充放電によるエネルギー損失が少ない。なお、低圧系バッテリ10や高圧系バッテリ20は、ニッケル水素電池や電気二重層キャパシタでもよいし、鉛バッテリとリチウムイオンバッテリとニッケル水素電池と電気二重層キャパシタの中でいずれかを組み合わせたものでもよい。
低圧系バッテリ10には、低圧系電源ライン19を介して、運動エネルギーを電気エネルギーに変換することにより発電を行う発電機が接続されていてもよい。発電機は、車両を走行させるためのエンジンの出力によって発電を行う。発電機が発電した電力は、低圧系負荷50,51,52に供給されたり低圧系バッテリ10に充電されたりする。DC/DCコンバータ70が昇圧方向に電圧変換可能であれば、DC/DCコンバータ70を介して、高圧系負荷への供給もありうる。発電機の具体例として、オルタネータがある。エンジンの回転数が上昇するにつれてオルタネータの発電量も増加する。
また、発電機が停止している状態では、低圧系バッテリ10から低圧系負荷50等に給電可能である。例えば、エンジンが停止してオルタネータの不作動状態である駐車状態で必要とされる電力は、低圧系バッテリ10から供給することができる。
低圧系バッテリ10側の低圧系負荷には、認証システム50、電源監視システム51、それらのシステム以外のその他のシステム52(以下、「システム52」という)がある。低圧系負荷50,51,52は、低圧系バッテリ10及び発電機に並列に接続されていると共に、DC/DCコンバータ70の低圧系バッテリ側に接続されている。低圧系バッテリ10及び発電機は、蓄えている電力又は発電した電力を主に低圧系負荷50,51,52に放電・供給する。低圧系負荷50,51,52は、低圧系バッテリ10の蓄えている電力や発電機の発電した電力が供給されることにより作動可能となる。
認証システム50は、車両の使用許可要求を受けた場合にその正当性を認証するシステムである。認証システム50は、例えば、イモビライザECU(Electronic Control Unit)を備え、ドアロックの解除やエンジンの始動など、車両の使用要求があった場合に、トランスポンダ内蔵のキーとの間で電気的にID照合をすることによって、そのキーがその車両に対する正当なキーであるか否かの認証を行う。
例えば、エンジンを始動させるためには、まず、イグニッションキーがキーシリンダに挿入されたことを示す信号や、通信機能を備えたイグニッションキーからの無線信号の受信によって、エンジン始動のための認証動作が開始する。認証システム50は、トランスポンダに書き込まれたキーのIDコードを受信し、EEPROM等の不揮発性メモリに記憶された各車両固有の車両登録IDコードと照合する。両IDコードの一致により認証が成立すればエンジンは始動可能となり、両IDコードの不一致により認証が成立しなければ不正なキーであるとしてエンジンは始動不可能となる。認証システム50は、認証結果などを電源監視システム51に送信する。また、認証システム50は、認証結果に基づいて、DC/DCコンバータ70の起動を許可する許可信号や高圧系バッテリ20とDC/DCコンバータ70との間が導通状態となるように高圧スイッチ71を起動する許可信号を送信する。高圧スイッチ71は、DC/DCコンバータ70と高圧系バッテリ20との導通(オン)/非導通(オフ)を切り替えるリレー等のスイッチである。高圧スイッチ71は、エンジンの停止指令信号(例えば、イグニッションキーによるエンジンの停止操作信号)を受信した場合にオフされる。なお、高圧スイッチ71は、なくてもよい。このようなIDコードによる認証を行うことによって、車両の盗難や車載の電子デバイスの盗難を防止することが可能となる。
なお、認証システム50は、上記例示のキー認証を用いた認証システムに限らず、虹彩認証、顔認証、声紋認証、指紋認証、静脈認証等の生体認証を用いて、正当なユーザを特定する認証システムでもよい。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の給電状態を監視するシステムである。電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の電圧を検出する電圧センサを用いて低圧系バッテリ10の電圧値を検出する。また、電源監視システム51は、例えば、低圧系バッテリ10の充放電電流を検出する電流センサや低圧系バッテリ10の電圧を検出する電圧センサを用いて低圧系バッテリ10の電流値や電圧値を検出することによって、低圧系バッテリ10の充電状態を検出してもよい。より具体的には、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の電流値や電圧値を検出することによって、低圧系バッテリ10の容量がどれだけ残っているのかを示す「充電率(SOC:State of Charge)」を算出する。充電率は、満充電容量に対する残容量を示すものである。電源監視システム51は、例えば、低圧系バッテリ10の充放電電流の積算(積分)などにより充電率(残容量)を算出する。電気量(低圧系バッテリ10の容量)の時間的変化の割合が、電流に相当するからである。残容量は低圧系バッテリ10の満充電時の容量から低圧系バッテリ10から放電された放電量を引いた値に相当することから、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充放電電流をモニターしその履歴をメモリに記録することによって、充電率(残容量)を算出することが可能になる。なお、満充電時の初期容量は、メモリに記憶されている。
また、電源監視システム51は、放電初期時の低圧系バッテリ10の電圧の極小値を測定することによって充電率を推定してもよい。放電初期時の電圧の落ち込みにより生ずる極小値と充電率は相関があることが知られているため、電源監視システム51は、その相関関係(例えば、マップデータ)に基づいて充電率を推定することができる。
また、電源監視システム51は、放電初期時の低圧系バッテリ10の内部抵抗を測定することによって充電率及び満充電容量を算出してもよい。内部抵抗は、初期放電電流と初期放電電圧によって算出される。内部抵抗と充電率、ならびに、内部抵抗と満充電容量は、相関があることが知られている。電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の内部抵抗に対する充電率の算出マップを参照して、低圧系バッテリ10の内部抵抗に対応する充電率を算出する。電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の内部抵抗に対する満充電容量の算出マップを参照して、低圧系バッテリ10の内部抵抗に対応する満充電容量を算出する。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が所定の充電状態を満たしている場合には(例えば、低圧系バッテリ10の電圧が所定電圧以上の場合には、又は低電圧系バッテリ10の充電率が所定値以上の場合には)、システム52と低圧系バッテリ10との導通/非導通を切り替えるスイッチ4をオンする。若しくは、電源監視システム51は、認証システム50から認証が成立しシステム52に対する給電を許可する許可信号を受信し、且つ、低圧系バッテリ10の充電状態が所定の充電状態を満たしている場合には、システム52と低圧系バッテリ10との導通/非導通を切り替えるスイッチ4をオンするようにしてもよい。スイッチ4がオンすることによって、システム52と低圧系バッテリ10が導通し、システム52に低圧系電源ライン19を介して電力供給がなされる。電力供給がなされたシステム52は、作動可能状態となる。また、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が所定の充電状態を満たしていない場合にはスイッチ4をオフしたままとし、システム52には給電がなされない。スイッチ4は、エンジンの停止指令信号(例えば、イグニッションキーによるエンジンの停止操作信号)を受信した場合にオンからオフに切り替わるようにしてもよいし、低圧系バッテリ10の充電状態が所定の充電状態を満たしていない場合にオンからオフに切り替わるようにしてもよい。
システム52は、その具体例として、エンジン制御装置、ブレーキ制御装置、エアコン、ヘッドライト、リヤデフォッガ、リヤワイパー、ミラーヒータ、シートヒータ、オーディオ、ランプ、シガーソケット、各種ECU、ソレノイドバルブなどが挙げられる。
なお、高圧系バッテリ20側の高圧系負荷として、例えば、電動パワーステアリング(EPS)や電動スタビライザ、車両動力の一つである駆動モータなどの電気負荷が挙げられる。高圧系バッテリ20は、蓄えている電力を主に高圧系負荷に放電・供給する。高圧系負荷は、高圧系バッテリ20の蓄えている電力が供給されることにより作動可能となる。
それでは、第1実施例の車両用電源装置の動作について説明する。本実施例の車両用電源装置において、ユーザからのキーによる始動要求を認証システム50が受信すると、認証システム50は認証を開始する。一方、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態を検出し、充電状態の低下が検出された場合には、認証システム50による認証を正常に動作させるため、システム52よりも優先的に認証システム50に電力が供給されるように、低圧系バッテリ10の充電状態が回復するまでスイッチ4をオンさせない。低圧系バッテリ10の充電状態を回復させるためには、DC/DCコンバータ70の降圧変換によって高圧系バッテリ20から電力を供給する。
図2は、第1実施例の車両用電源装置の動作フローである。スイッチ4は、まず、オフ状態であるとする。
認証システム50がユーザからの始動要求を受信すると(ステップ122)、認証システム50と通信可能な電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって判断する(ステップ124)。例えば、電源監視システム51は、認証システム50と電源監視システム51の動作時(低圧系バッテリ10からの給電による認証システム50及び電源監視システム51の通電時)の低圧系電源ライン19の電圧低下の度合に基づいて、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを判断する。電圧低下の度合が基準状態と比較して大きいと判断された場合には、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているとみなされて(ステップ124;Yes)、スイッチ4を導通状態にさせないまま認証システム50による認証を開始し、認証が成立した場合には高圧スイッチ71とDC/DCコンバータ70を起動させて、低圧系バッテリ10の充電が行われる。低圧系バッテリ10の充電状態が所定の状態まで回復した後にスイッチ4を導通状態にすることによりシステム52への給電が開始される。
すなわち、認証システム50は、電源監視システム51が低圧系バッテリ10の充電状態が低下していると判断した場合には(ステップ124;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可する前に、認証動作を開始する(ステップ126)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ128;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせる(ステップ130)。ステップ130においてDC/DCコンバータ70が起動することにより、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換した電力の供給が開始される。DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から電力が供給されることによって低圧系バッテリ10が充電され、低圧系バッテリ10の電源電圧が上昇する。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態の回復状態を確認するため低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧を監視し(ステップ132)、所定値以上の電圧(少なくともシステム52が正常動作可能な電圧)まで上昇した場合にはスイッチ4をオンする(ステップ134)。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ136)。
一方、認証システム50は、電源監視システム51が低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないと判断した場合には(ステップ124;No)、認証動作を開始する(ステップ138)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ140;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせ、さらに、認証が成立しシステム52に対する給電を許可する許可信号を電源監視システム51に送信し、その許可信号を受信した電源監視システム51は、スイッチ4をオンする(ステップ142)。ステップ142においてDC/DCコンバータ70が起動した場合、低圧系バッテリ10の充電状態がシステム52の正常動作ができないほど低下していなければ、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換する動作はしなくてもよい。また、電源監視システム51は、認証システム50からの許可信号を受信しなくても、電圧低下の度合が基準状態と比較して小さい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないとみなして、認証システム50の動作電圧が確保されているとして、スイッチ4をオンにしてもよい。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ144)。
したがって、第1実施例によれば、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、スイッチ4をオフにしたままDC/DCコンバータ70からの給電を行うようにしている。これにより、システム52よりも優先的にDC/DCコンバータ70から認証システム50に給電されることとなり、スイッチ4をオフすることによって認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。また、認証システム50による認証が成立しなければ、DC/DCコンバータ70の起動許可が行われないので、DC/DCコンバータ70の不用意な起動を規制することができる。
第2実施例の車両用電源装置の構成図は、図1に示される第1実施例の車両用電源装置の構成図と同じである。したがって、第2実施例の構成については、説明を省略する。図3は、第2実施例の車両用電源装置の動作フローである。スイッチ4は、まず、オン状態であるとする。
認証システム50がユーザからの始動要求を受信すると(ステップ152)、認証システム50と通信可能な電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって判断する(ステップ154)。例えば、電源監視システム51は、認証システム50と電源監視システム51の動作時(低圧系バッテリ10からの給電による認証システム50及び電源監視システム51の通電時)の低圧系電源ライン19の電圧低下の度合に基づいて、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを判断する。電圧低下の度合が基準状態と比較して大きいと判断された場合には、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているとみなされて(ステップ154;Yes)、スイッチ4をオンからオフにして認証システム50による認証を開始し、認証が成立した場合には高圧スイッチ71とDC/DCコンバータ70を起動させて、低圧系バッテリ10の充電が行われる。低圧系バッテリ10の充電状態が所定の状態まで回復した後にスイッチ4を導通状態にすることによりシステム52への給電が開始される。
すなわち、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していると判断した場合には(ステップ154;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可する前に、スイッチ4をオフする(ステップ155)。認証システム50は、スイッチ4をオフした後に、認証動作を開始する(ステップ156)。これ以降の図3に示される動作フローのステップ158からステップ166は、図2に示される動作フローのステップ128からステップ136と同様であるため、説明を省略する。
一方、認証システム50は、電源監視システム51が低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないと判断した場合には(ステップ154;No)、認証動作を開始する(ステップ168)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ170;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせる(ステップ172)。ステップ172においてDC/DCコンバータ70が起動した場合、低圧系バッテリ10の充電状態がシステム52の正常動作ができないほど低下していなければ、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換する動作はしなくてもよい。スイッチ4は既にオンされているため、システム52の起動は可能となっている(ステップ174)。
したがって、第2実施例によれば、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、スイッチ4をオフにしたままDC/DCコンバータ70からの給電を行うようにしている。これにより、システム52よりも優先的にDC/DCコンバータ70から認証システム50に給電されることとなり、スイッチ4をオフすることによって認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。また、認証システム50による認証が成立しなければ、DC/DCコンバータ70の起動許可が行われないので、DC/DCコンバータ70の不用意な起動を規制することができる。
第3実施例の車両用電源装置の構成図は、図1に示される第1実施例の車両用電源装置の構成図と同じである。したがって、第3実施例の構成については、説明を省略する。図4は、第3実施例の車両用電源装置の動作フローである。スイッチ4は、まず、オフ状態であるとする。
認証システム50がユーザからの始動要求を受信すると(ステップ2)、認証システム50と通信可能な電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって判断する(ステップ4)。例えば、電源監視システム51は、認証システム50と電源監視システム51の動作時(低圧系バッテリ10からの給電による認証システム50及び電源監視システム51の通電時)の低圧系電源ライン19の電圧低下の度合に基づいて、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを判断する。電圧低下の度合が基準状態と比較して大きいと判断された場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているとみなされて(ステップ4;Yes)、スイッチ4を導通状態にさせないまま高圧スイッチ71とDC/DCコンバータ70を先に起動させて、低圧系バッテリ10の充電が行われる。低圧系バッテリ10の充電状態が所定の状態まで回復した後に認証システム50による認証を開始し、認証が成立した場合にスイッチ4を導通状態にすることにより低圧系バッテリ10の充電が行われる。
すなわち、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していると判断した場合には(ステップ4;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせる(ステップ6)。ステップ6においてDC/DCコンバータ70が起動することにより、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換した電力の供給が開始される。DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から電力が供給されることによって低圧系バッテリ10が充電され、低圧系バッテリ10の電源電圧が上昇する。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態の回復状態を確認するため低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧を監視し(ステップ8)、所定値以上の電圧(例えば、認証システム50が正常な認証動作を実行できる電圧)になった場合には認証システム50に対し認証動作の開始を許可する。電源監視システム51よりその許可信号を受信した認証システム50は、認証動作を開始する(ステップ10)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ12;Yes)、認証が成立しシステム52に対する給電を許可する許可信号を電源監視システム51に送信し、その許可信号を受信した電源監視システム51はスイッチ4をオンする(ステップ14)。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ16)。
一方、電源監視システム51は、電圧低下の度合が基準状態と比較して小さい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないとみなして(ステップ4;No)、認証システム50の動作電圧が確保されているとして、認証システム50に対し認証動作の開始を許可する。電源監視システム51よりその許可信号を受信した認証システム50は、認証動作を開始する(ステップ18)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ20;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせ、さらに、認証が成立しシステム52に対する給電を許可する許可信号を電源監視システム51に送信し、その許可信号を受信した電源監視システム51は、スイッチ4をオンする(ステップ22)。ステップ22においてDC/DCコンバータ70が起動した場合、低圧系バッテリ10の充電状態がシステム52の正常動作ができないほど低下していなければ、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換する動作はしなくてもよい。また、電源監視システム51は、認証システム50からの許可信号を受信しなくても、電圧低下の度合が基準状態と比較して小さい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないとみなして、認証システム50の動作電圧が確保されているとして、スイッチ4をオンにしてもよい。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ24)。
したがって、第3実施例によれば、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、スイッチ4をオフにしたままDC/DCコンバータ70からの給電を行うようにしている。これにより、システム52よりも優先的にDC/DCコンバータ70から認証システム50に給電されることとなり、スイッチ4をオフすることと低圧系バッテリ10の充電状態の回復を待ってスイッチ4をオンすることとによって認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。
図5は、本発明の第4実施例である車両用電源装置の構成図を示す。本実施例の車両用電源装置は、第1実施例と同様にDCDCコンバータ70及び高圧系バッテリ20を有する一方で、外部電源30から給電可能な構成を有している。なお、第4実施例の構成について、第1実施例と同様の機能・構成については、同一の符号を付して、説明を省略又は簡略する。
外部電源30は、例えば、ユーザが携帯可能な端末装置31の内蔵電源である。端末装置31は、例えば、携帯電話やトランスポンダ内蔵のキーである。外部電源30の電力を認証システム50に電力を供給することによって、低圧系バッテリ10の充電量の低下により電源ライン19の電圧が降下したとしても、認証システム50が正常に認証動作を実行できる程度の電圧を確保することができる。
端末装置31の内蔵電源30の電力を認証システム50に供給するにあたり、スイッチ8及び9が設けられている。スイッチ8は認証システム50と端末装置31(内蔵電源30)を結ぶ電源供給ラインの導通/非導通を切り替え、スイッチ9は低圧系バッテリ10と認証システム50を結ぶ電源供給ラインの導通/非導通を切り替える。
図9は、車室内(例えば、インストルメントパネル)に設置されたキースロット33とそれに挿入される端末装置31の状態を示した図である。端末装置31をキースロット33に挿入することによって、キースロット底部に設置されたスイッチ8と端末装置31の内部電源30の電極32とが接触し、導通する。したがって、端末装置31をキースロット33に挿入することによってスイッチ8はオンし、認証システム50に内蔵電源30の電力が供給可能となる。なお、内蔵電源30の電力が認証システム50以外の電気負荷に供給されることを防止するため、スイッチ8がオンするのと同時にスイッチ9はオフする。
また、情報提供装置53は、ドライバーに対して端末装置31をキースロット33に挿入するように促すための情報を提供する手段である。情報提供装置53は、例えば、メータの指針やランプやディスプレイによって、ドライバーに対して低圧系バッテリ10の充電状態を示す情報を提供する。
それでは、第4実施例の車両用電源装置の動作について説明する。本実施例の車両用電源装置において、ユーザからのキーによる始動要求を認証システム50が受信すると、認証システム50は認証を開始する。一方、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態を検出し、充電状態の低下が検出された場合には、認証システム50による認証を正常に動作させるため、システム52よりも優先的に認証システム50に電力が供給されるように、低圧系バッテリ10の充電状態が回復するまでスイッチ4をオンさせない。低圧系バッテリ10の充電状態を回復させるためには、DC/DCコンバータ70の降圧変換によって高圧系バッテリ20から電力を供給する。また、認証システム50による認証を正常に動作させるため、システム52よりも優先的に認証システム50に電力が供給されるように、スイッチ4及び9をオフのまま、端末装置31の内蔵電源30から電力を供給する。
図6は、第4実施例の車両用電源装置の動作フローである。スイッチ4は、まず、オフ状態であるとする。
認証システム50が、ユーザからの始動要求を受信すると(ステップ62)、認証システム50と通信可能な電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって判断する(ステップ64)。例えば、電源監視システム51は、認証システム50と電源監視システム51の動作時(低圧系バッテリ10からの給電による認証システム50及び電源監視システム51の通電時)の低圧系電源ライン19の電圧低下の度合に基づいて、低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているか否かを判断する。電源監視システム51は、電圧低下の度合が基準状態と比較して大きい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているとみなして(ステップ64;Yes)、スイッチ4を接続させないまま、端末装置31の内蔵電源30から認証システム50のみへの給電を行う。
すなわち、電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していると判断した場合には(ステップ64;Yes)、キースロット33に挿入された状態の端末装置31の内蔵電源30から認証システム50に対する給電を許可する(ステップ66)。このとき、スイッチ9はオフであり、スイッチ8はオンである。端末装置31の内部電源30からの電力供給を受けることにより、認証システム50の正常に認証動作を実施する程度の電力は確保され得る。
ここで、端末装置31の内蔵電源30から認証システム50に対して給電を可能にするためには、端末装置31がキースロット33に挿入されていなければならないため、電圧低下の度合が基準状態と比較して大きい場合にはドライバーに端末装置31をキースロット33に挿入することを促す必要がある。そこで、図6に示されるように、電源監視システム51が低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないと判断した場合には(ステップ64;No)、情報提供装置53がそのときの低圧系バッテリ10の充電状態をドライバーに対して通知し(ステップ79)、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していると判断した場合には(ステップ64;Yes)、情報提供装置53は低圧系バッテリ10の充電状態をドライバーに対して何も通知しないようにする。これによって、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合に普段通知される充電状態が通知されないことをドライバーに認識させることができるので、ドライバーに端末装置31をキースロット33に挿入することを促すことができる。
情報提供装置53による低圧系バッテリ10の充電状態の通知方法は、例えば、音声案内や視覚的な表示案内(ランプ点灯や充電状態を示すメータ指針)によって行われる。例えば低圧系バッテリ10の充電状態が低下していない場合には、充電状態が良好であることを示すランプの点灯や点滅によってその旨を通知したり、動いたメータ指針の指す位置によってそのときの充電状態を通知したりすることができる。一方、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、充電状態が良好であることを示すランプの消灯によって充電状態が低下していることをドライバーに認識させることができたり、メータ指針が動かないことによって充電状態が低下していることをドライバーに認識させたりすることができる。
このように、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していない場合にはドライバーに対して通知し、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合にはドライバーに対して何も通知しないようにすることによって、ドライバーに充電状態を認識させることができるようになるだけでなく、その通知動作によって充電状態が低下している低圧系バッテリ10が更に電力を消費しないようにすることができる。もちろん、通知動作の電力消費が許容範囲内であれば、上述とは逆に、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していない場合にはドライバーに対して何も通知せず、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合にはドライバーに対して通知するようにしてもよい。低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合にはドライバーに対して通知するようにすれば、ドライバーに端末装置31をキースロット33に挿入することを積極的に促すことができる。
端末装置31の内蔵電源30から電力供給を受ける認証システム50は、認証動作を開始する(ステップ68)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ70;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせる(ステップ72)。DC/DCコンバータ70が起動することにより、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換した電力の供給が開始される。DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から電力が供給されることによって低圧系バッテリ10が充電され、低圧系バッテリ10の電源電圧が上昇する。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態の回復状態を確認するため低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧を監視し(ステップ74)、所定値以上の電圧になった場合には、スイッチ4をオンする(ステップ76)。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ78)。
一方、低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないと判断された場合には(ステップ64;No)、情報提供装置53はそのときの低圧系バッテリ10の充電状態をドライバーに対して通知し(ステップ79)。認証システム50は認証動作を開始する(ステップ80)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ82;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせ、さらに、認証が成立しシステム52に対する給電を許可する許可信号を電源監視システム51に送信し、その許可信号を受信した電源監視システム51は、スイッチ4をオンする(ステップ84)。ステップ84においてDC/DCコンバータ70が起動した場合、低圧系バッテリ10の充電状態がシステム52の正常動作ができないほど低下していなければ、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換する動作はしなくてもよい。また、電源監視システム51は、認証システム50からの許可信号を受信しなくても、電圧低下の度合が基準状態と比較して小さい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下していないとみなして、認証システム50の動作電圧が確保されているとして、スイッチ4をオンにしてもよい。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ86)。
したがって、第4実施例によれば、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、スイッチ4及び9をオフにしたままDC/DCコンバータ70及び端末装置31の内蔵電源30からの給電を行うようにしている。これにより、システム52よりも優先的にDC/DCコンバータ70及び端末装置31の内蔵電源30から認証システム50に給電されることとなり、認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。
また、端末装置31の内蔵電源30から認証システム50のみに給電可能であるため、たとえ低圧系バッテリ10の充電状態が低圧系の電気負荷を起動できないほど低下していても、認証システム50による認証動作が正常に実施可能となる。そして、認証システム50による認証が成立すれば、他の電気負荷の起動も許可され得るので、低圧系バッテリ10の充電状態が低圧系の電気負荷を起動できないほど低下していても、DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から低圧系側に電力供給が可能であるため、低圧系の電気負荷の動作電源も確保され得る。なお、認証動作のみに対する給電であれば、車両のエンジンを始動させるスタータや車両の動力源であるモータを駆動させる低圧系バッテリ10のような大容量のバッテリは不要であり、端末装置31の内蔵電源30のような小さな電源でよい。
図7は、本発明の第5実施例である車両用電源装置の構成図を示す。本実施例の車両用電源装置は、第1実施例と同様にDCDCコンバータ70及び高圧系バッテリ20を有する。なお、第5実施例の構成について、上述の実施例と同様の機能・構成については、同一の符号を付して、説明を省略または簡略する。
本実施例の車両用電源装置は、高圧系バッテリ20の電源電圧を分圧した電力を認証システム50に供給可能となっている。高圧系バッテリ20の電源電圧は、抵抗21と抵抗22によって分圧される。高圧系バッテリ20の高電圧を認証システム50に適合する低電圧に降圧するため、抵抗22の抵抗値は抵抗21に比べ極めて小さい。その分圧した電力を供給することによって、低圧系バッテリ10の充電量の低下によって、電源ライン19の電圧が降下したとしても、認証システム50が正常に認証動作を実行できる程度の電圧を確保するものである。
高圧系バッテリ20の電力を認証システム50に供給するにあたり、スイッチ8及び9が設けられている。スイッチ8は認証システム50と高圧系バッテリ20を結ぶ電源供給ラインの導通/非導通を切り替え、スイッチ9は低圧系バッテリ10と認証システム50を結ぶ電源供給ラインの導通/非導通を切り替える。
それでは、第5実施例の車両用電源装置の動作について説明する。本実施例の車両用電源装置において、上述の実施例と同様に、システム52よりも優先的に認証システム50に電力が供給されるように、低圧系バッテリ10の充電状態が回復するまでスイッチ4をオンさせずに、DC/DCコンバータ70の降圧変換によって高圧系バッテリ20から電力を供給する。また、認証システム50による認証を正常に動作させるため、システム52よりも優先的に認証システム50に電力が供給されるように、スイッチ4をオフのまま、高圧系バッテリ20から電力を供給する。
図8は、第5実施例の車両用電源装置の動作フローである。まず、スイッチ4はオフ状態、スイッチ8はオフ状態、スイッチ9はオン状態であるとする。
認証システム50が、ユーザからの始動要求を受信すると(ステップ92)、認証システム50と通信可能な電源監視システム51は、バッテリ10の充電状態が低下しているか否かをバッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって判断する(ステップ94)。電源監視システム51は、電圧低下の度合が基準状態と比較して大きい場合には低圧系バッテリ10の充電状態が低下しているとみなして(ステップ94;Yes)、スイッチ4を接続させないまま、スイッチ8をオンし、スイッチ9をオフする(ステップ96)。スイッチ8がオンすることによって、高圧系バッテリ20からの電力供給を受けることが可能となり、認証システム50の正常に認証動作を実施する程度の電力は確保され得る。
高圧系バッテリ20から抵抗21,22による分圧した電力の供給を受ける認証システム50は、認証動作を開始する(ステップ98)。認証システム50は、認証が成立した場合には(ステップ100;Yes)、DC/DCコンバータ70の起動を許可するとともに高圧スイッチ71をオンさせ、さらに、スイッチ8をオフするとともに、スイッチ9をオンする(ステップ102)。スイッチ8をオフし、スイッチ9をオンするのは、認証が成立すれば、高圧系バッテリ20から抵抗21,22を介して直接給電を受けなくてもよいためである。DC/DCコンバータ70が起動することにより、高圧系バッテリ20の電源電圧を低圧系の電源電圧に降圧変換した電力の供給が開始される。DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から電力が供給されることによって低圧系バッテリ10が充電され、低圧系バッテリ10の電源電圧が上昇する。
電源監視システム51は、低圧系バッテリ10の充電状態の回復状態を確認するため低圧系バッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧を監視し(ステップ104)、所定値以上の電圧になった場合には、スイッチ4をオンする(ステップ106)。スイッチ4のオンによって、システム52の起動が可能となる(ステップ108)。
図8に示される動作フローのステップ110からステップ116は、図2に示される動作フローのステップ138からステップ144と同様であるため、説明を省略する。
したがって、第5実施例の構成によれば、低圧系バッテリ10の充電状態が低下している場合には、スイッチ4をオフにしたまま高圧系バッテリ20からDC/DCコンバータ70を介して及び抵抗21,22を介して給電を行うようにしている。これにより、システム52よりも優先的に高圧系バッテリ20から認証システム50に給電されることとなり、認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。
また、高圧系バッテリ20から抵抗21,22を介して認証システム50のみに給電可能であるため、たとえ低圧系バッテリ10の充電状態が低圧系の電気負荷を起動できないほど低下していても、認証システム50による認証動作が正常に実施可能となる。そして、認証システム50による認証が成立すれば、他の電気負荷の起動も許可され得るので、低圧系バッテリ10の充電状態が低圧系の電気負荷を起動できないほど低下していても、DC/DCコンバータ70を介して高圧系バッテリ20から低圧系側に電力供給が可能であるため、低圧系の電気負荷の動作電源も確保され得る。
ところで、上記の実施例のシステムは、認証システム50、電源監視システム51及びシステム52が属する低電圧系のバッテリ10(低圧系電源ライン19)の電圧等によって、低圧系バッテリ10の充電状態を監視している。しかしながら、認証システム50、電源監視システム51及びシステム52が高電圧系に属する場合、高電圧系バッテリ20の電圧等を監視し、高電圧系バッテリ20の充電状態が低下しているときにはDC/DCコンバータ70を昇圧変換することによって必要な電力を確保するようにすればよい。
このように、本発明に係る車両用電源装置によれば、バッテリ10の給電能力が低下していても優先的にDC/DCコンバータ70や端末装置31から認証システム50に給電されるため、認証システム50の正常な認証動作に必要な給電量を確保することで、防犯性能を確保することができる。
また、バッテリ10の給電能力が低下していても優先的にDC/DCコンバータ70や端末装置31から認証システム50に給電されるため、バッテリ10の充電状態が認証システム50を起動できないくらい低くても、認証システム50を起動することができ、車両を走行させることができる。
すなわち、高圧系バッテリ20の充電容量が十分残っていれば、低圧系バッテリ10の充電容量がほとんどない場合であっても、端末装置31からの給電によって動作可能となった認証システム50による認証が成立し、その成立により起動可能となったDC/DCコンバータ70を降圧変換動作させることによって低圧系バッテリ10を充電することができる。例えば、高圧系側に異常がなくても、低圧系側の給電不足により認証システム50の認証動作ができないために走行不能に陥ることを防止することができる。なぜならば、認証システム50による認証が成立しなければ低圧系電気負荷の使用許可がされないため、低圧系電気負荷であるエンジンECU等の走行に関わる装置が作動できないからである。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形、置換及び組合せを加えることができる。
例えば、上述の実施例では、外部電源30は、ユーザが携帯可能な端末装置31の内蔵電源であるとしたが、乾電池やバイク等の小電力バッテリでもよい。また、給電状態の監視によってバッテリの劣化判断が可能であるため、ユーザへのバッテリの交換時期や充電不足・異常などを知らせる通知装置を備えてもよい。また、バッテリ10と端末装置31が双方向に導通可能であれば、バッテリ10の充電状態が基準状態を満たしている場合には、バッテリ10から端末装置31の内部電源30を充電することができる。
また、認証システム50と電源監視システム51については、両者が別体構成のシステムでもよいが、両者が一体構成のシステムでもよい。
4,8,9 スイッチ
10 低圧系バッテリ
20 高圧系バッテリ
30 端末装置31の内蔵電源
31 端末装置
50 認証システム
51 電源監視システム
52 その他のシステム
53 情報提供装置
70 DC/DCコンバータ
10 低圧系バッテリ
20 高圧系バッテリ
30 端末装置31の内蔵電源
31 端末装置
50 認証システム
51 電源監視システム
52 その他のシステム
53 情報提供装置
70 DC/DCコンバータ
Claims (8)
- 車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記第1の給電手段の給電状態を検出する給電状態検出手段と、
前記給電状態検出手段によって前記第1の給電手段の給電状態が低下していることを示す所定の給電低下状態が検出された場合に前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備える、車両用電源装置。 - 車両の使用許可要求の正当性を認証する認証手段と、
前記認証手段による認証が成立した場合に使用が許可される電気負荷と、
前記認証手段と前記電気負荷に給電可能な第1の給電手段と、
前記認証手段による認証が少なくとも成立するまで前記電気負荷よりも優先的に前記認証手段に給電する第2の給電手段とを備える、車両用電源装置。 - 前記第2の給電手段は、前記電気負荷に対する給電経路が遮断されることによって前記認証手段に優先的に給電する、請求項1又は2に記載の車両用電源装置。
- 前記第2の給電手段は、ユーザが携帯可能な端末装置に内蔵される給電手段であって、
前記端末装置が前記車両に取り付けられることにより前記認証手段に給電又は給電可能状態となる、請求項1から3のいずれかに記載の車両用電源装置。 - 前記端末装置は、前記認証手段による認証の成立に必要な識別信号を送信する携帯端末である、請求項4に記載の車両用電源装置。
- 前記端末装置の前記車両への取り付けをユーザに促すための情報提供手段を備える、請求項4又は5に記載の車両用電源装置。
- 前記第2の給電手段は、
所定の電圧系の蓄電手段と、
前記蓄電手段の電圧を電圧変換した電力を前記認証手段に供給する電圧変換手段と、を有する、請求項1から6のいずれかに記載の車両用電源装置。 - 前記蓄電手段の電圧を分圧した電力が前記認証手段に供給される、請求項7に記載の車両用電源装置。
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