JP2017114303A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの故障を判定する。【解決手段】モータジェネレータ16に接続されるリチウムイオンバッテリ27と、リチウムイオンバッテリ27と並列にモータジェネレータ16に接続され、車体負荷38が接続される鉛バッテリ28と、モータジェネレータ16とリチウムイオンバッテリ27とを接続する導通状態と、モータジェネレータ16とリチウムイオンバッテリ27とを切り離す遮断状態と、に制御される開閉スイッチSW1と、モータジェネレータ16と鉛バッテリ28とを接続する導通状態と、モータジェネレータ16と鉛バッテリ28とを切り離す遮断状態と、に制御される開閉スイッチSW2と、鉛バッテリ28の充電状態が閾値を下回る場合に、開閉スイッチSW1が遮断状態に制御され、開閉スイッチSW2が導通状態に制御された状態のもとで、鉛バッテリ28の充放電状況に基づいて開閉スイッチSW2の故障を判定する故障判定部60と、を有する。【選択図】図13

Description

本発明は、車両に搭載される車両用電源装置に関する。
車両に搭載される車両用電源装置として、車両減速時に発電機によって発電された電力を、鉛バッテリだけでなくリチウムイオンバッテリに充電させるようにした電源装置が開発されている(特許文献1参照)。これにより、車両減速時の回生電力を効率良く回収することができ、車両のエネルギー効率を高めることができる。
特開2014−36557号公報
ところで、車両用電源装置には、発電機やバッテリ等の接続状態を制御するスイッチが組み込まれている。このように車両用電源装置に組み込まれるスイッチは、電源装置の充放電状況に応じて、導通状態や遮断状態に切り替えられている。このようなスイッチに抵抗増加や開固着等の故障が発生していた場合には、車両用電源装置を適切に機能させることが困難になることから、スイッチが故障しているか否かを判定することが求められている。
本発明の目的は、スイッチの故障を判定することにある。
本発明の車両用電源装置は、車両に搭載される車両用電源装置であって、エンジンに連結される発電機と、前記発電機に接続される第1蓄電体と、前記第1蓄電体と並列に前記発電機に接続され、電気負荷が接続される第2蓄電体と、前記発電機と前記第1蓄電体とを接続する導通状態と、前記発電機と前記第1蓄電体とを切り離す遮断状態と、に制御される第1スイッチと、前記発電機と前記第2蓄電体とを接続する導通状態と、前記発電機と前記第2蓄電体とを切り離す遮断状態と、に制御される第2スイッチと、前記第2蓄電体の充電状態が閾値を下回る場合に、前記第1スイッチが遮断状態に制御され、前記第2スイッチが導通状態に制御された状態のもとで、前記第2蓄電体の充放電状況に基づいて前記第2スイッチの故障を判定する故障判定部と、を有する。
本発明によれば、第2蓄電体の充電状態が閾値を下回る場合に、第1スイッチが遮断状態に制御され、第2スイッチが導通状態に制御された状態のもとで、第2蓄電体の充放電状況に基づいて第2スイッチの故障を判定する故障判定部を有する。これにより、第2スイッチの故障を判定することができる。
本発明の一実施の形態である車両用電源装置を備えた車両の構成例を示す概略図である。 車両用電源装置の構成例を示すブロック図である。 車両用電源装置の構成を簡単に示した回路図である。 バッテリの端子電圧と充電状態との関係を示す線図である。 モータジェネレータの制御状況とリチウムイオンバッテリの充電状態との推移を示すタイミングチャートである。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 故障判定制御の実行状況の一例を示すタイミングチャートである。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 車両用電源装置の電力供給状況を示す説明図である。 故障判定制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用電源装置10を備えた車両11の構成例を示す概略図である。図1に示すように、車両11には、エンジン12を備えたパワーユニット13が搭載されている。エンジン12のクランク軸14には、ベルト機構15を介してモータジェネレータ(発電機)16が連結されている。このように、エンジン12には、モータジェネレータ16が機械的に連結されている。また、エンジン12にはトルクコンバータ17を介して変速機構18が連結されており、変速機構18にはデファレンシャル機構19等を介して車輪20が連結されている。さらに、パワーユニット13には、クランク軸14を始動回転させるスタータモータ21が設けられている。
モータジェネレータ16は、所謂ISG(integrated starter generator)であり、クランク軸14に駆動されて発電する発電機として機能するだけでなく、クランク軸14を始動回転させる電動機として機能している。モータジェネレータ16は、ステータコイルを備えたステータ22と、フィールドコイルを備えたロータ23と、を有している。また、モータジェネレータ16には、ステータコイルやフィールドコイルの通電状態を制御するため、インバータ、レギュレータおよびマイクロコンピュータ等を備えたISGコントローラ24が設けられている。さらに、モータジェネレータ16には、発電電圧を検出する電圧センサ25や、発電電流を検出する電流センサ26が設けられている。ISGコントローラ24によってフィールドコイルやステータコイルの通電状態を制御することにより、発電機として機能するモータジェネレータ16の発電電圧や発電電流を制御することができる。また、ISGコントローラ24によってフィールドコイルやステータコイルの通電状態を制御することにより、電動機として機能するモータジェネレータ16の駆動トルクや回転数を制御することができる。
続いて、車両用電源装置10の構成について詳細に説明する。図2は車両用電源装置10の構成例を示すブロック図である。図3は車両用電源装置10の構成を簡単に示した回路図である。図1〜図3に示すように、車両用電源装置10は、第1蓄電体であるリチウムイオンバッテリ27と、このリチウムイオンバッテリ27に並列に接続される第2蓄電体である鉛バッテリ28と、を備えている。リチウムイオンバッテリ27と鉛バッテリ28とは、互いに並列となってモータジェネレータ16に電気的に接続されている。
リチウムイオンバッテリ27の正極端子27aには、正極ライン29が接続されており、鉛バッテリ28の正極端子28aには、正極ライン30が接続されている。また、発電電流を出力するモータジェネレータ16の正極端子16aには、正極ライン31が接続されている。これらの正極ライン29〜31は、接続点32を介して互いに接続されている。さらに、リチウムイオンバッテリ27の負極端子27bには、負極ライン33が接続されており、鉛バッテリ28の負極端子28bには、負極ライン34が接続されている。また、モータジェネレータ16の負極端子16bには、負極ライン35が接続されている。これらの負極ライン33〜35は、基準電位点36に接続されている。
リチウムイオンバッテリ27に接続される負極ライン33には、第1スイッチである開閉スイッチSW1が設けられている。また、鉛バッテリ28に接続される正極ライン30には、第2スイッチである開閉スイッチSW2が設けられている。これらの開閉スイッチSW1,SW2は、MOSFET等の半導体素子によって構成される半導体スイッチである。この半導体スイッチとして、例えば、互いに並列接続された複数の半導体素子からなる半導体スイッチを用いることができる。このような開閉スイッチSW1,SW2は、閉じられた状態つまり導通状態(ON状態)と、開かれた状態つまり遮断状態(OFF状態)とに動作可能である。
すなわち、開閉スイッチSW1は、モータジェネレータ16とリチウムイオンバッテリ27とを電気的に接続する導通状態と、モータジェネレータ16とリチウムイオンバッテリ27とを電気的に切り離す遮断状態とに切り替えられる。同様に、開閉スイッチSW2は、モータジェネレータ16と鉛バッテリ28とを電気的に接続する導通状態と、モータジェネレータ16と鉛バッテリ28とを電気的に切り離す遮断状態とに切り替えられる。なお、図示する例では、リチウムイオンバッテリ27の負極ライン33に開閉スイッチSW1を設けているが、これに限られることはない。例えば、図3に一点鎖線で示すように、リチウムイオンバッテリ27の正極ライン29に対し、開閉スイッチSW1を設けることも可能である。
正極ライン30には、瞬低保護負荷37、車体負荷38およびスタータモータ21等が接続されている。このように、鉛バッテリ28には、正極ライン30を介して、瞬低保護負荷37、車体負荷38およびスタータモータ21等の電気負荷が接続されている。また、正極ライン30には、瞬低保護負荷37、車体負荷38およびスタータモータ21等を保護するヒューズ40が設けられている。なお、瞬低保護負荷37とは、アイドリングストップ制御のエンジン再始動時に、作動状態を継続することが必要な電気負荷である。瞬低保護負荷37として、エンジン12補機類、ブレーキアクチュエータ、パワーステアリングアクチュエータ、インストルメントパネル、各種コントローラ等が挙げられる。また、車体負荷38とは、アイドリングストップ制御のエンジン再始動時に、瞬間的な停止状態が許容される電気負荷である。車体負荷38として、ドアミラーモータ、パワーウィンドウモータ、ラジエータファンモータ等が挙げられる。
図1および図2に示すように、車両用電源装置10には、リチウムイオンバッテリ27およびモータジェネレータ16によって第1電源回路41が構成されている。また、車両用電源装置10には、鉛バッテリ28、瞬低保護負荷37、車体負荷38およびスタータモータ21等によって第2電源回路42が構成されている。そして、第1電源回路41と第2電源回路42とは、開閉スイッチSW2を介して接続されている。なお、第1電源回路41に設けられる開閉スイッチSW1は、車両用電源装置10からリチウムイオンバッテリ27を電気的に切り離すスイッチとして機能している。また、車両用電源装置10にはバッテリモジュール43が設けられており、このバッテリモジュール43にリチウムイオンバッテリ27および開閉スイッチSW1が組み込まれている。
バッテリモジュール43には、リチウムイオンバッテリ27の電流、電圧、温度等を検出するバッテリセンサ44が設けられている。また、バッテリモジュール43には、開閉スイッチSW1の作動状態を制御するため、駆動回路部やマイクロコンピュータ等を備えたバッテリコントローラ45が設けられている。バッテリコントローラ45は、後述する制御ユニット50からの制御信号に基づいて、開閉スイッチSW1を開閉制御する。また、バッテリコントローラ45は、リチウムイオンバッテリ27の過度な充放電電流や温度上昇が検出された場合に、開閉スイッチSW1を開いて車両用電源装置10からリチウムイオンバッテリ27を切り離す。
図2に示すように、車両用電源装置10は、モータジェネレータ16、バッテリモジュール43および開閉スイッチSW2等を制御する制御ユニット50を有している。制御ユニット50は、モータジェネレータ16の発電電圧等を制御することにより、リチウムイオンバッテリ27の充放電を制御する機能を有している。制御ユニット50は、他のコントローラやセンサからの入力信号に基づいて、リチウムイオンバッテリ27の充電状態や、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作状況を判定する。そして、制御ユニット50は、リチウムイオンバッテリ27の充電状態や車体負荷38等の消費電流に基づいて、モータジェネレータ16の発電電圧および発電電流を制御し、リチウムイオンバッテリ27の充放電を制御する。
また、制御ユニット50は、エンジン12の停止や再始動を制御する機能を有している。制御ユニット50は、他のコントローラやセンサからの入力信号に基づいて、エンジン12の停止条件や始動条件を判定する。そして、制御ユニット50は、停止条件が成立した場合にエンジン12を自動的に停止する一方、始動条件が成立した場合にエンジン12を自動的に再始動する。エンジン12の停止条件としては、例えば、車速が所定車速以下であり、かつブレーキペダルが踏み込まれることが挙げられる。また、エンジン12の始動条件としては、例えば、ブレーキペダルの踏み込みが解除されることや、アクセルペダルが踏み込まれることが挙げられる。
制御ユニット50に接続されるセンサとして、鉛バッテリ28の充放電電流や充電状態等を検出するバッテリセンサ51、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ52、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキセンサ53がある。また、制御ユニット50に接続されるセンサとして、車両11の走行速度である車速を検出する車速センサ54、エンジン始動時に手動操作されるスタートスイッチ55等がある。また、制御ユニット50には、ISGコントローラ24から、モータジェネレータ16の発電電圧、発電電流、発電トルク、駆動トルク等が入力される。同様に、制御ユニット50には、バッテリコントローラ45から、リチウムイオンバッテリ27の充放電電流や充電状態、開閉スイッチSW1の作動状態等が入力される。さらに、制御ユニット50には、車両用電源装置10の異常を乗員に通知する警告灯56が接続されている。
なお、制御ユニット50には、CPU、ROM、RAM等によって構成されるマイクロコンピュータや、各種アクチュエータに対する制御電流を生成する駆動回路等が設けられる。また、制御ユニット50、モータジェネレータ16およびバッテリモジュール43等は、CANやLIN等の車載ネットワーク57を介して互いに接続されている。
[バッテリの電圧特性]
続いて、リチウムイオンバッテリ27および鉛バッテリ28の電圧特性について説明する。図4はバッテリの端子電圧と充電状態SOCとの関係を示す線図である。なお、充電状態SOC(state of charge)とは、バッテリの充電度合を示す値であり、バッテリの設計容量に対する蓄電量の比率である。また、図4に示される端子電圧V_LIBや端子電圧V_Pbとは、電流が流れていないときのバッテリ電圧つまり開放端電圧である。また、図4に示される符号GHは、モータジェネレータ16の最大発電電圧を示している。
図4に示すように、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBは、鉛バッテリ28の端子電圧V_Pbよりも高く設定されている。すなわち、リチウムイオンバッテリ27の充放電範囲X1における下限電圧Laは、鉛バッテリ28の充放電範囲X2における上限電圧Hbよりも高く設定されている。また、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBは、鉛バッテリ28の充電電圧上限(例えば、16V)よりも低く設定されている。すなわち、リチウムイオンバッテリ27の充放電範囲X1における上限電圧Haは、鉛バッテリ28の充電電圧上限よりも低く設定されている。これにより、リチウムイオンバッテリ27と鉛バッテリ28とを並列接続した場合であっても、リチウムイオンバッテリ27による鉛バッテリ28の過充電を回避することができ、鉛バッテリ28の劣化を回避することができる。なお、充電電圧上限とは、蓄電体の劣化を抑制する観点から、蓄電体の種類毎に設定される充電電圧の上限値である。
また、図4に示すように、リチウムイオンバッテリ27はサイクル特性に優れることから、リチウムイオンバッテリ27には広い充放電範囲X1が設定されている。一方、鉛バッテリ28には、バッテリ劣化を防止する観点から、満充電付近の狭い充放電範囲X2が設定されている。さらに、リチウムイオンバッテリ27の内部抵抗は、鉛バッテリ28の内部抵抗よりも小さく設定されている。
[リチウムイオンバッテリの充放電制御]
続いて、モータジェネレータ16を用いたリチウムイオンバッテリ27の充放電制御について説明する。図5はモータジェネレータ16の制御状況とリチウムイオンバッテリ27の充電状態S_LIBとの推移を示すタイミングチャートである。また、図6〜図8は車両用電源装置10の電力供給状況を示す説明図である。図6にはモータジェネレータ16を燃焼発電状態または回生発電状態に制御したときの状況が示されており、図7にはモータジェネレータ16を回生待機電状態に制御したときの状況が示されている。また、図8にはモータジェネレータ16を発電停止状態に制御したときの状況が示されている。
まず、図5に符号A1で示すように、リチウムイオンバッテリ27の充電状態S_LIBが、所定値Sb(例えば30%)を下回る場合、つまり充電ゾーンに位置する場合について説明する。充電状態S_LIBが充電ゾーンに位置する場合には、リチウムイオンバッテリ27を充電するため、モータジェネレータ16が燃焼発電状態に制御される。なお、モータジェネレータ16の燃焼発電状態とは、エンジン動力によってモータジェネレータ16を発電させることにより、エンジン12に供給される燃料の熱エネルギーを電気エネルギーに変換する発電状態である。モータジェネレータ16を燃焼発電状態に制御する際には、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBよりも高い所定電圧Vaに制御される(符号B1)。これにより、図6に黒塗りの矢印で示すように、モータジェネレータ16の発電電流は、リチウムイオンバッテリ27および車体負荷38等に供給される。なお、モータジェネレータ16を燃焼発電状態に制御する際に、開閉スイッチSW1,SW2は導通状態に保持される。
続いて、図5に符号A2で示すように、リチウムイオンバッテリ27の充電状態S_LIBが、所定値Sbを上回りかつ所定値Sa(例えば40%)を下回る場合、つまり回生待機ゾーンに位置する場合について説明する。充電状態S_LIBが回生待機ゾーンに位置する場合には、モータジェネレータ16の発電電流を抑制しながら回生発電の機会を待つため、モータジェネレータ16が回生待機状態に制御される。モータジェネレータ16を回生待機状態に制御する際には、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBよりも低く、かつ鉛バッテリ28の端子電圧V_Pbよりも高い所定電圧Vbに制御される(符号B1)。これにより、図7に黒塗りの矢印で示すように、モータジェネレータ16の発電電流は、車体負荷38等の消費電流を賄うように第2電源回路42に供給される。また、モータジェネレータ16を回生待機状態においては、リチウムイオンバッテリ27の充放電電流がほぼ「0」に制御されている。なお、モータジェネレータ16を回生待機状態に制御する際に、開閉スイッチSW1,SW2は導通状態に保持される。
続いて、図5に符号A3で示すように、リチウムイオンバッテリ27の充電状態S_LIBが、所定値Saを上回る場合、つまり放電ゾーンに位置する場合について説明する。充電状態S_LIBが放電ゾーンに位置する場合には、リチウムイオンバッテリ27に蓄えられた電力を積極的に放電させるため、モータジェネレータ16が発電停止状態に制御される。モータジェネレータ16を発電停止状態に制御する際には、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBよりも低い「0」に制御される(符号B4)。これにより、図8に黒塗りの矢印で示すように、リチウムイオンバッテリ27の放電電流は、車体負荷38等の消費電流を賄うように第2電源回路42に供給される。なお、モータジェネレータ16を発電停止状態に制御する際に、開閉スイッチSW1,SW2は導通状態に保持される。
このように、モータジェネレータ16は、リチウムイオンバッテリ27の充電状態S_LIBに基づいて、燃焼発電状態、回生待機状態または発電停止状態に制御されるが、車両11のエネルギー効率を向上させて燃費性能を高める観点から、車両減速時にはモータジェネレータ16が回生発電状態に制御される。なお、モータジェネレータ16の回生発電状態とは、車両減速時にモータジェネレータ16を発電させることにより、車両11の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電状態である。このモータジェネレータ16による回生発電を実行するか否かについては、アクセルペダルやブレーキペダルの操作状況等に基づいて決定される。例えば、アクセルペダルの踏み込みが解除される車両減速時や、ブレーキペダルが踏み込まれる車両減速時には、モータジェネレータ16が回生発電状態に制御される。一方、アクセルペダルが踏み込まれた場合や、ブレーキペダルの踏み込みが解除された場合には、モータジェネレータ16の回生発電状態が解除される。なお、モータジェネレータ16の回生発電状態が解除されると、モータジェネレータ16は、解除時点の充電状態S_LIBに基づいて、燃焼発電状態、回生待機状態または発電停止状態に制御される。
例えば、図5に符号C1で示すように、ブレーキペダルが踏み込まれると、モータジェネレータ16が回生発電状態に制御される。モータジェネレータ16を回生発電状態に制御する際には、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBよりも高い所定電圧Vbに制御される(符号B3)。これにより、図6に黒塗りの矢印で示すように、モータジェネレータ16の発電電流は、リチウムイオンバッテリ27および第2電源回路42に供給される。なお、モータジェネレータ16を回生発電状態に制御する際に、開閉スイッチSW1,SW2は導通状態に保持される。
これまで説明したように、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGを制御することにより、リチウムイオンバッテリ27の充放電を制御することができる。すなわち、発電電圧V_ISGを端子電圧V_LIBよりも上げることにより、リチウムイオンバッテリ27を充電することができる。一方、発電電圧V_ISGを端子電圧V_LIBよりも下げることにより、リチウムイオンバッテリ27を放電させることができる。しかも、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBを、鉛バッテリ28の端子電圧V_Pbよりも高く設定したので、開閉スイッチSW1,SW2を閉じた状態に保持したまま、リチウムイオンバッテリ27を充放電させることができる。すなわち、リチウムイオンバッテリ27から鉛バッテリ28を切り離さずに、リチウムイオンバッテリ27を放電させることができるため、車両用電源装置10の回路構造やスイッチ制御を複雑にすることなく、リチウムイオンバッテリ27を積極的に充放電させることが可能である。これにより、車両11のエネルギー効率を向上させつつ、車両用電源装置10のコストを下げることができる。
図6に示すように、モータジェネレータ16が発電する際には、リチウムイオンバッテリ27を積極的に充電することができ、鉛バッテリ28に対する充電を抑制することができる。すなわち、リチウムイオンバッテリ27の内部抵抗は、鉛バッテリ28の内部抵抗よりも小さいことから、リチウムイオンバッテリ27に積極的に充電することが可能である。また、図8に示すように、モータジェネレータ16の発電が休止する際には、リチウムイオンバッテリ27を積極的に放電させることができ、鉛バッテリ28の放電を抑制することができる。すなわち、リチウムイオンバッテリ27の端子電圧V_LIBは、鉛バッテリ28の端子電圧V_Pbよりも高いことから、リチウムイオンバッテリ27を積極的に放電させることが可能である。このように、鉛バッテリ28の充放電を抑制することができるため、鉛バッテリ28に求められる出力特性やサイクル特性を緩和することができ、鉛バッテリ28のコストを下げることが可能である。この点からも、車両用電源装置10のコストを下げることができる。
[エンジン始動制御]
続いて、エンジン始動時における車両用電源装置10の電力供給状況について説明する。図9および図10は車両用電源装置10の電力供給状況を示す説明図である。図9にはスタートスイッチ操作によるエンジン初始動時の電力供給状況が示されており、図10にはアイドリングストップ制御によるエンジン再始動時の電力供給状況が示されている。
図9に示すように、運転手のスタートスイッチ操作によるエンジン初始動時においては、開閉スイッチSW2が閉じられた後に、スタータリレー58が閉じられる。これにより、鉛バッテリ28からスタータモータ21に電力が供給され、スタータモータ21のクランキング動作によってエンジン12が始動される。なお、開閉スイッチSW1は、エンジン12が始動された後に閉じられる。前述の説明では、リチウムイオンバッテリ27の放電を抑制する観点から、開閉スイッチSW1は開かれているが、これに限られることはない。例えば、寒冷地等の低温環境下においては、開閉スイッチSW1,SW2を閉じることにより、鉛バッテリ28とリチウムイオンバッテリ27との双方から、スタータモータ21に対して電力を供給しても良い。
図10に示すように、アイドリングストップ制御によるエンジン再始動時においては、開閉スイッチSW2が開かれた後に、モータジェネレータ16の目標駆動トルクが引き上げられる。これにより、リチウムイオンバッテリ27からモータジェネレータ16に電力が供給され、モータジェネレータ16のクランキング動作によってエンジン12が始動される。アイドリングストップ制御によるエンジン再始動時においては、開閉スイッチSW2を開いて第1電源回路41と第2電源回路42とを切り離すことにより、第2電源回路42の瞬低保護負荷37に対する瞬間的な電圧低下つまり瞬低を防止することができる。これにより、エンジン再始動時に瞬低保護負荷37の作動状態を継続することができるため、車両品質を向上させることができる。
[開閉スイッチSW2の故障判定制御]
以下、開閉スイッチSW2の故障判定制御について説明する。前述したように、鉛バッテリ28や車体負荷38等からなる第2電源回路42には、モータジェネレータ16やリチウムイオンバッテリ27から開閉スイッチSW2を経て電力が供給されている。この開閉スイッチSW2は、並列接続される複数の半導体素子によって構成されており、一部の半導体素子に故障が発生した場合には、開閉スイッチSW2の電気抵抗が増加することになっていた。また、開閉スイッチSW2の電気抵抗の増加は、モータジェネレータ16等から第2電源回路42に流入する電流を減少させる要因であり、この減少する電流を補うように鉛バッテリ28を放電させる要因である。そこで、車両用電源装置10は、制御ユニット50に故障判定制御を実行する故障判定部60を有している。制御ユニット50の故障判定部60は、鉛バッテリ28の電力枯渇を未然に防止する観点から、故障判定制御を実行することで開閉スイッチSW2の故障状態を判定する。
図11は故障判定制御の実行状況の一例を示すタイミングチャートである。図12および図13は車両用電源装置10の電力供給状況を示す説明図である。図12および図13には故障判定制御に伴って実行される鉛バッテリ充電モードでの状況が示されている。
図11に示すように、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが、所定の閾値S1(例えば80%)を下回ると(符号a1)、鉛バッテリ28を積極的に充電する鉛バッテリ充電モードの実行が決定される。鉛バッテリ充電モードを実行する際には、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが所定電圧V1に向けて引き上げられ(符号b1)、開閉スイッチSW2を導通状態(ON状態)に保持したまま、開閉スイッチSW1が遮断状態(OFF状態)に切り替えられる(符号c1)。このように、鉛バッテリ充電モードにおいては、モータジェネレータ16からリチウムイオンバッテリ27が切り離されるため、モータジェネレータ16の発電電流は第2電源回路42だけに供給される。これにより、第2電源回路42の鉛バッテリ28を積極的に充電することができる。
ここで、図12に示すように、モータジェネレータ16と第2電源回路42とを接続する開閉スイッチSW2が正常であった場合には、モータジェネレータ16から第2電源回路42に十分な電流を供給することが可能である。このため、モータジェネレータ16の発電電流は、消費電流として車体負荷38等に供給されるだけでなく、充電電流I_Pbとして鉛バッテリ28に供給されることになる。一方、図13に示すように、モータジェネレータ16と第2電源回路42とを接続する開閉スイッチSW2が故障していた場合には、開閉スイッチSW2の電気抵抗が増加するため、モータジェネレータ16から第2電源回路42に十分な電流を供給することが不可能である。このように、モータジェネレータ16から第2電源回路42に供給される電流が不足する場合には、不足する電流を補うために鉛バッテリ28から車体負荷38等に対して電流I_Pbが供給される。すなわち、開閉スイッチSW2が故障していた場合には、鉛バッテリ充電モードを実行したとしても、鉛バッテリ28の放電が継続されることになる。そこで、制御ユニット50の故障判定部60は、鉛バッテリ充電モードの実行中に鉛バッテリ28の充放電状況を検出し、この鉛バッテリ28の充放電状況に基づいて開閉スイッチSW2の故障を判定する。
例えば、図11に符号d1で示すように、鉛バッテリ充電モードが実行されたにも拘わらず、鉛バッテリ28の充放電電流I_Pbが放電側の所定値I1(例えば−5A)を下回る場合、つまり鉛バッテリ28の放電が継続される場合に、開閉スイッチSW2が故障していると判定される。一方、符号d2で示すように、鉛バッテリ充電モードの実行に伴って、鉛バッテリ28の充放電電流I_Pbが充電側に転じる場合、つまり鉛バッテリ28が充電される場合に、開閉スイッチSW2が正常であると判定される。
また、図11に符号a2で示すように、鉛バッテリ充電モードが実行されたにも拘わらず、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが所定の基準値(例えば、所定時間当たり5%)を超えた速度で減少する場合、つまり鉛バッテリ28の放電が継続される場合に、開閉スイッチSW2が故障していると判定される。一方、符号a3で示すように、鉛バッテリ充電モードの実行に伴って、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが増加する場合、つまり鉛バッテリ28が充電される場合に、開閉スイッチSW2が正常であると判定される。
[フローチャート(故障判定制御)]
以下、前述した故障判定制御をフローチャートに沿って説明する。図14は故障判定制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、ステップS10では、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが、所定の閾値S1(例えば80%)以下であるか否かが判定される。ステップS10において、充電状態S_Pbが閾値S1以下であると判定された場合には、ステップS11に進み、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが所定電圧V1に向けて引き上げられる。続いて、ステップS12では、開閉スイッチSW1が遮断状態(OFF状態)に切り替えられ、開閉スイッチSW2が導通状態(ON状態)に保持される。このように、充電状態S_Pbが閾値S1以下であると判定された場合には、鉛バッテリ28を積極的に充電する鉛バッテリ充電モードが実行される。
続くステップS13では、鉛バッテリ充電モードの実行状況を判断するため、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが所定電圧V2以上であり、かつリチウムイオンバッテリ27の充放電電流I_LIBが「0」であるか否かが判定される。ステップS13において、発電電圧V_ISGが所定電圧V2を下回ると判定された場合には、モータジェネレータ16が正常に発電していない虞があることから、開閉スイッチSW2の故障判定を行うことなくルーチンを抜ける。同様に、ステップS13において、充放電電流I_LIBが「0」以外であると判定された場合には、開閉スイッチSW1が遮断状態に切り替えられていない虞があることから、開閉スイッチSW2の故障判定を行うことなくルーチンを抜ける。
ステップS13において、モータジェネレータ16の発電電圧V_ISGが所定電圧V2以上であり、かつリチウムイオンバッテリ27の充放電電流I_LIBが「0」であると判定された場合には、ステップS14に進み、鉛バッテリ28の充放電状況が判定される。ステップS14では、鉛バッテリ28の充放電電流I_Pbが、所定時間t1に渡り、放電側の所定値I1(例えば−5A)を下回るか否かが判定される。ステップS14において、充放電電流I_Pbが所定値I1を下回ると判定された場合、つまり鉛バッテリ充電モードにおいて鉛バッテリ28の放電が継続された場合には、ステップS15に進み、開閉スイッチSW2が故障していると判定される。このステップS15においては、乗員に対して開閉スイッチSW2の故障発生を通知するため、警告灯56を点灯させる等のフェールセーフ処理が実行される。
また、ステップS14において、充放電電流I_Pbが所定値I1を上回ると判定された場合には、ステップS16に進み、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが、所定時間t2に渡り、所定速度を超えて減少するか否かが判定される。ステップS16においては、充電状態S_Pbに基づいて、充電状態S_Pbの変化速度dtS_Pbが算出される。続いて、ステップS16においては、変化速度dtS_Pbが、所定時間t2に渡り、放電側の所定値D1(例えば、所定時間当たり5%減少)を下回るか否かが判定される。そして、ステップS16において、変化速度dtS_Pbが所定値D1を下回ると判定された場合、つまり鉛バッテリ充電モードにおいて鉛バッテリ28の放電が継続された場合には、ステップS15に進み、開閉スイッチSW2が故障していると判定される。一方、ステップS16において、変化速度dtS_Pbが所定値D1を上回ると判定された場合、つまり鉛バッテリ充電モード中に鉛バッテリ28が充電された場合には、ステップS17に進み、開閉スイッチSW2が正常であると判定される。
これまで説明したように、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbが閾値S1を下回る場合には、開閉スイッチSW1が遮断状態に制御され、開閉スイッチSW2が導通状態に制御された状態のもとで、鉛バッテリ28の充放電状況に基づいて開閉スイッチSW2の故障が判定される。これにより、開閉スイッチSW2の故障診断を行うためのセンサや診断回路を追加することなく、開閉スイッチSW2の故障を検出することができ、車両用電源装置10のコストを抑制することができる。特に、バッテリモジュール43に開閉スイッチSW2が組み込まれていない場合には、バッテリコントローラ45による開閉スイッチSW2の故障診断が困難であるが、制御ユニット50等を用いて簡単に開閉スイッチSW2の故障診断を実行することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述したように、第1蓄電体としてリチウムイオンバッテリ27を採用し、第2蓄電体として鉛バッテリ28を採用しているが、これらの蓄電体に限られることはない。例えば、第1蓄電体として、鉛バッテリ、ニッケル水素バッテリ、電気二重層キャパシタ等を採用しても良い。また、第2蓄電体として、リチウムイオンバッテリ、ニッケル水素バッテリ、電気二重層キャパシタ等を採用しても良い。さらに、第1蓄電体および第2蓄電体として、端子電圧や内部抵抗の異なる同種の蓄電体を採用しても良いことはいうまでもない。なお、リチウムイオンバッテリと鉛バッテリとを組み合わせる際には、リチウムイオンバッテリとして、正極材料にリン酸鉄リチウムを適用したリン酸鉄リチウムイオンバッテリが好ましい。
前述の説明では、開閉スイッチSW1,SW2として、半導体素子からなる半導体スイッチを用いているが、これに限られることはなく、開閉スイッチSW1,SW2として、電磁力等を用いて機械的に接点を開閉させるスイッチを用いても良い。例えば、開閉スイッチSW2として、機械的に接点を開閉させるスイッチを用いた場合であっても、前述した故障判定制御を実行することにより、電気抵抗が増大するスイッチの故障を検出することができ、遮断状態で固着するスイッチの開固着等の故障を検出することができる。また、前述の説明では、バッテリモジュール43と開閉スイッチSW2とを別個に設けているが、これに限られることはなく、バッテリモジュール43に開閉スイッチSW2を組み込んでも良い。
前述の説明では、鉛バッテリ28の充放電電流I_Pbと充電状態S_Pbとの双方に基づいて、鉛バッテリ28の放電が継続しているか否かを判定しているが、これに限られることはない。例えば、鉛バッテリ28の充放電電流I_Pbに基づいて、鉛バッテリ28の放電が継続しているか否かを判定しても良い。また、鉛バッテリ28の充電状態S_Pbに基づいて、鉛バッテリ28の放電が継続しているか否かを判定しても良い。
前述の説明では、発電機および電動機として機能するモータジェネレータ16を用いているが、これに限られることはなく、電動機として機能しない発電機を用いても良い。また、モータジェネレータ16としては、誘導発電機に限られることはなく、他の形式の発電機を採用しても良い。また、前述の説明では、制御ユニット50に故障判定部60を設けているが、これに限られることはなく、他の制御ユニットやコントローラに故障判定部60を設けても良い。
10 車両用電源装置
12 エンジン
16 モータジェネレータ(発電機)
21 スタータモータ(電気負荷)
27 リチウムイオンバッテリ(第1蓄電体)
28 鉛バッテリ(第2蓄電体)
37 瞬低保護負荷(電気負荷)
38 車体負荷(電気負荷)
60 故障判定部
SW1 開閉スイッチ(第1スイッチ)
SW2 開閉スイッチ(第2スイッチ,半導体スイッチ)
S1 閾値
S_Pb 充電状態
I_Pb 充放電電流

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車両用電源装置であって、
    エンジンに連結される発電機と、
    前記発電機に接続される第1蓄電体と、
    前記第1蓄電体と並列に前記発電機に接続され、電気負荷が接続される第2蓄電体と、
    前記発電機と前記第1蓄電体とを接続する導通状態と、前記発電機と前記第1蓄電体とを切り離す遮断状態と、に制御される第1スイッチと、
    前記発電機と前記第2蓄電体とを接続する導通状態と、前記発電機と前記第2蓄電体とを切り離す遮断状態と、に制御される第2スイッチと、
    前記第2蓄電体の充電状態が閾値を下回る場合に、前記第1スイッチが遮断状態に制御され、前記第2スイッチが導通状態に制御された状態のもとで、前記第2蓄電体の充放電状況に基づいて前記第2スイッチの故障を判定する故障判定部と、
    を有する、車両用電源装置。
  2. 請求項1記載の車両用電源装置において、
    前記故障判定部は、前記発電機を発電させた状態のもとで前記第2蓄電体の放電が継続された場合に、前記第2スイッチが故障していると判定する、車両用電源装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用電源装置において、
    前記第1蓄電体の内部抵抗は、前記第2蓄電体の内部抵抗よりも小さい、車両用電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用電源装置において、
    前記第2スイッチは、半導体スイッチである、車両用電源装置。
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