JPH08223822A - 無停電電源装置の制御方法 - Google Patents
無停電電源装置の制御方法Info
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- JPH08223822A JPH08223822A JP7022467A JP2246795A JPH08223822A JP H08223822 A JPH08223822 A JP H08223822A JP 7022467 A JP7022467 A JP 7022467A JP 2246795 A JP2246795 A JP 2246795A JP H08223822 A JPH08223822 A JP H08223822A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】常時商用給電中に半導体スイッチに失孤現象が
発生したとき、バイパスコンタクタから商用給電を受
け、負荷への電力供給の信頼性を確保する。 【構成】商用電源2Aから電力供給を受け，商用電力の供
給／遮断を行う半導体スイッチ４と、商用電源2Aが停電
時，蓄電池2Bから給電を受けインバータとして働く多機
能インバータ６と、半導体スイッチ失孤検出手段７と、
半導体スイッチ４に並列に接続されるバイパスコンタク
タ８と、を備え、商用電源2Aが健全時はこの商用電源2A
から半導体スイッチ４を介して負荷５に給電し、停電時
は多機能インバータ６から負荷５に給電を行う無停電電
源装置１において、商用電源2Aからの給電中に半導体ス
イッチ４が失孤したとき、半導体スイッチ失孤検出手段
７は失孤を検出しバイパスコンタクタ８を投入し、この
バイパスコンタクタ８を介して商用電源2Aからの給電を
行う。
発生したとき、バイパスコンタクタから商用給電を受
け、負荷への電力供給の信頼性を確保する。 【構成】商用電源2Aから電力供給を受け，商用電力の供
給／遮断を行う半導体スイッチ４と、商用電源2Aが停電
時，蓄電池2Bから給電を受けインバータとして働く多機
能インバータ６と、半導体スイッチ失孤検出手段７と、
半導体スイッチ４に並列に接続されるバイパスコンタク
タ８と、を備え、商用電源2Aが健全時はこの商用電源2A
から半導体スイッチ４を介して負荷５に給電し、停電時
は多機能インバータ６から負荷５に給電を行う無停電電
源装置１において、商用電源2Aからの給電中に半導体ス
イッチ４が失孤したとき、半導体スイッチ失孤検出手段
７は失孤を検出しバイパスコンタクタ８を投入し、この
バイパスコンタクタ８を介して商用電源2Aからの給電を
行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源が健全時は、
商用電源より半導体スイッチを介して負荷に交流電力を
供給し、商用電源が停電時は、蓄電池より多機能インバ
ータを介して負荷に交流電力を供給する無停電電源装置
の制御方法に関する。
商用電源より半導体スイッチを介して負荷に交流電力を
供給し、商用電源が停電時は、蓄電池より多機能インバ
ータを介して負荷に交流電力を供給する無停電電源装置
の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来技術における無停電電源装置
の制御方法を説明するブロック線図を示す。図５におい
て、無停電電源装置１は、商用電源2Aから端子U,V,W を
経由して電力供給を受け，回路遮断器3Aを経て商用電力
の供給／遮断を行う半導体スイッチ４と、商用電源2Aが
停電時，蓄電池2Bから給電を受けインバータとして働く
多機能インバータ６と、を備えて構成される。
の制御方法を説明するブロック線図を示す。図５におい
て、無停電電源装置１は、商用電源2Aから端子U,V,W を
経由して電力供給を受け，回路遮断器3Aを経て商用電力
の供給／遮断を行う半導体スイッチ４と、商用電源2Aが
停電時，蓄電池2Bから給電を受けインバータとして働く
多機能インバータ６と、を備えて構成される。
【０００３】かかる構成において、無停電電源装置１は
次の様に動作する。まず、商用電源2Aが健全時（以下、
この状態のときを常時と呼ぶ）は，この商用電源2Aから
端子U,V,W を経由し, 回路遮断器3A，半導体スイッチ４
および端子u,v,w を介して負荷５に交流電力を供給する
と共に、多機能インバータ６は，商用電源2Aから蓄電池
2Bへの充電動作と，基本波無効電流補償動作と，アクテ
ィブフィルタ動作と，を行う。多機能インバータ６の動
作のうち、上記基本波無効電流補償動作は，商用電源2A
の電圧と負荷５に流れる電流とを検出し，商用電源電圧
に対する負荷電流の位相整合をとり，負荷力率(cosφ)
を１にするための動作であり、また、上記アクティブフ
ィルタ動作は，負荷５の高調波電流を多機能インバータ
６から供給することにより，商用電源2Aの高調波電流を
吸収する動作である。
次の様に動作する。まず、商用電源2Aが健全時（以下、
この状態のときを常時と呼ぶ）は，この商用電源2Aから
端子U,V,W を経由し, 回路遮断器3A，半導体スイッチ４
および端子u,v,w を介して負荷５に交流電力を供給する
と共に、多機能インバータ６は，商用電源2Aから蓄電池
2Bへの充電動作と，基本波無効電流補償動作と，アクテ
ィブフィルタ動作と，を行う。多機能インバータ６の動
作のうち、上記基本波無効電流補償動作は，商用電源2A
の電圧と負荷５に流れる電流とを検出し，商用電源電圧
に対する負荷電流の位相整合をとり，負荷力率(cosφ)
を１にするための動作であり、また、上記アクティブフ
ィルタ動作は，負荷５の高調波電流を多機能インバータ
６から供給することにより，商用電源2Aの高調波電流を
吸収する動作である。
【０００４】次に、商用電源2Aが停電したときは，商用
電源2Aを半導体スイッチ４により負荷５の回路から遮断
し、多機能インバータ６は，蓄電池2Bから電磁接触器3B
を介して直流電力の供給を受け，スイッチングして三相
交流電力に変換し，変圧器61でその電圧を昇圧し，交流
リアクトル62とフィルタコンデンサ63により上記多機能
インバータ６のスイッチング動作に基づく高周波成分を
除去し，正弦波の三相交流電力を端子u,v,w を介して負
荷５に無瞬断に給電を行う。尚、半導体スイッチ４は、
多機能インバータ６の出力が端子U,V,W を介して商用電
源2A側に還流することを高速遮断し、多機能インバータ
６が過負荷になることを防止する。
電源2Aを半導体スイッチ４により負荷５の回路から遮断
し、多機能インバータ６は，蓄電池2Bから電磁接触器3B
を介して直流電力の供給を受け，スイッチングして三相
交流電力に変換し，変圧器61でその電圧を昇圧し，交流
リアクトル62とフィルタコンデンサ63により上記多機能
インバータ６のスイッチング動作に基づく高周波成分を
除去し，正弦波の三相交流電力を端子u,v,w を介して負
荷５に無瞬断に給電を行う。尚、半導体スイッチ４は、
多機能インバータ６の出力が端子U,V,W を介して商用電
源2A側に還流することを高速遮断し、多機能インバータ
６が過負荷になることを防止する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
半導体スイッチは、商用電源が停電し無停電電源装置を
商用電源運転モードからインバータ運転モードに無瞬断
で切り替えるとき、多機能インバータ出力が商用電源系
統に還流することを防止する。このため、機械的に動作
するスイッチに較べて高速で遮断動作ができる半導体ス
イッチの使用が好ましい。この観点と、適用する半導体
スイッチのサージ電圧耐量，過負荷耐量の観点とからサ
イリスタが多くの場合採用されている。このサイリスタ
を用いた半導体スイッチで失孤が現象が発生した場合、
商用電源側が生きているため、停電検出動作は行われ
ず、多機能インバータはインバータ運転モードに切り替
わらない。また現状では、半導体スイッチ失孤検出手段
が設置されていないため、負荷５に供給されるべき交流
電力は遮断され、出力電圧が零になる。
半導体スイッチは、商用電源が停電し無停電電源装置を
商用電源運転モードからインバータ運転モードに無瞬断
で切り替えるとき、多機能インバータ出力が商用電源系
統に還流することを防止する。このため、機械的に動作
するスイッチに較べて高速で遮断動作ができる半導体ス
イッチの使用が好ましい。この観点と、適用する半導体
スイッチのサージ電圧耐量，過負荷耐量の観点とからサ
イリスタが多くの場合採用されている。このサイリスタ
を用いた半導体スイッチで失孤が現象が発生した場合、
商用電源側が生きているため、停電検出動作は行われ
ず、多機能インバータはインバータ運転モードに切り替
わらない。また現状では、半導体スイッチ失孤検出手段
が設置されていないため、負荷５に供給されるべき交流
電力は遮断され、出力電圧が零になる。
【０００６】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、常時は
商用電源から給電し、商用電源運転モード中に半導体ス
イッチに失孤現象が発生したとき、この半導体スイッチ
の失孤現象を検出しバイパスコンタクタを作動させ、こ
のバイパスコンタクタからの商用給電を受け負荷への給
電停止に至ることを防ぎ、負荷への電力供給の信頼性確
保を図る無停電電源装置の制御方法を提供することにあ
る。
のであり、その目的は前記した課題を解決して、常時は
商用電源から給電し、商用電源運転モード中に半導体ス
イッチに失孤現象が発生したとき、この半導体スイッチ
の失孤現象を検出しバイパスコンタクタを作動させ、こ
のバイパスコンタクタからの商用給電を受け負荷への給
電停止に至ることを防ぎ、負荷への電力供給の信頼性確
保を図る無停電電源装置の制御方法を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、商用電源から電力供給を受け，
商用電力の供給／遮断を行う半導体スイッチと、商用電
源が停電時，蓄電池から給電を受けインバータとして働
く多機能インバータと、を備え、商用電源が健全時は，
この商用電源から半導体スイッチを介して負荷に給電
し、同時に多機能インバータは商用電源から電力供給を
受け蓄電池への充電動作を行い、商用電源が停電時は、
多機能インバータから負荷に給電を行う無停電電源装置
の制御方法において、半導体スイッチ失孤検出手段と、
半導体スイッチに並列に接続されるバイパスコンタクタ
と、を備えるものとする。
に、本発明においては、商用電源から電力供給を受け，
商用電力の供給／遮断を行う半導体スイッチと、商用電
源が停電時，蓄電池から給電を受けインバータとして働
く多機能インバータと、を備え、商用電源が健全時は，
この商用電源から半導体スイッチを介して負荷に給電
し、同時に多機能インバータは商用電源から電力供給を
受け蓄電池への充電動作を行い、商用電源が停電時は、
多機能インバータから負荷に給電を行う無停電電源装置
の制御方法において、半導体スイッチ失孤検出手段と、
半導体スイッチに並列に接続されるバイパスコンタクタ
と、を備えるものとする。
【０００８】また、半導体スイッチ失孤検出手段は、負
荷に供給される出力電圧を電圧リレーで監視するものと
する。
荷に供給される出力電圧を電圧リレーで監視するものと
する。
【０００９】
【作用】上記構成により、本発明では、商用電源からの
給電中に半導体スイッチが失孤したとき、半導体スイッ
チ失孤検出手段は、半導体スイッチの失孤現象を検出
し、バイパスコンタクタを投入し、このバイパスコンタ
クタを介して商用電源から負荷への給電を継続する。
給電中に半導体スイッチが失孤したとき、半導体スイッ
チ失孤検出手段は、半導体スイッチの失孤現象を検出
し、バイパスコンタクタを投入し、このバイパスコンタ
クタを介して商用電源から負荷への給電を継続する。
【００１０】また、交流スイッチ失孤検出手段は、負荷
に供給される出力電圧の相間電圧を電圧リレーで監視
し、その論理和にてトリガされるインターロック回路で
バイパスコンタクタを投入する。
に供給される出力電圧の相間電圧を電圧リレーで監視
し、その論理和にてトリガされるインターロック回路で
バイパスコンタクタを投入する。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の一実施例の無停電電源装置の
制御方法を説明するブロック線図、図２は一実施例の半
導体スイッチの失孤を検出する回路図、図３は一実施例
のバイパスコンタクタを作動させるインターロック回路
図、図４は無停電電源装置を起動し，半導体スイッチ失
孤現象が発生し，バイパスコンタクタを介した商用電源
からの給電を継続し，無停電電源装置を停止するまでの
動作を説明する説明図であり、図５に対応する同一機能
部材には同じ符号が付してある。
制御方法を説明するブロック線図、図２は一実施例の半
導体スイッチの失孤を検出する回路図、図３は一実施例
のバイパスコンタクタを作動させるインターロック回路
図、図４は無停電電源装置を起動し，半導体スイッチ失
孤現象が発生し，バイパスコンタクタを介した商用電源
からの給電を継続し，無停電電源装置を停止するまでの
動作を説明する説明図であり、図５に対応する同一機能
部材には同じ符号が付してある。
【００１２】図１において、無停電電源装置１は、常時
は、商用電源2Aから電力供給を受け，端子U,V,W を経由
して回路遮断器3Aと半導体スイッチ４と端子u,v,w とを
経由して負荷５に商用電力を供給する回路と、商用電源
2Aが停電したとき蓄電池2Bから給電を受け、電磁接触器
3Bと多機能インバータ６と変圧器61と交流リアクトル62
とフィルタコンデンサ63と端子u,v,w とを経由して負荷
５にインバータ出力電力を供給する回路と、半導体スイ
ッチ４の失孤現象を検出する半導体スイッチ失孤検出手
段７と、半導体スイッチ４に並列に接続されるバイパス
コンタクタ８と、を備えて構成される。
は、商用電源2Aから電力供給を受け，端子U,V,W を経由
して回路遮断器3Aと半導体スイッチ４と端子u,v,w とを
経由して負荷５に商用電力を供給する回路と、商用電源
2Aが停電したとき蓄電池2Bから給電を受け、電磁接触器
3Bと多機能インバータ６と変圧器61と交流リアクトル62
とフィルタコンデンサ63と端子u,v,w とを経由して負荷
５にインバータ出力電力を供給する回路と、半導体スイ
ッチ４の失孤現象を検出する半導体スイッチ失孤検出手
段７と、半導体スイッチ４に並列に接続されるバイパス
コンタクタ８と、を備えて構成される。
【００１３】かかる構成において、商用電源2Aが健全な
常時は，この商用電源2Aから回路遮断器3Aと半導体スイ
ッチ４を介して負荷５に商用電力が給電される。尚、こ
のとき同時に、多機能インバータ６は、商用電源2Aから
電力供給を受け蓄電池2Bへの充電動作と，商用電源2Aの
負荷力率を改善する基本波無効電流補償動作と，負荷５
の高調波電流を吸収するアクティブフィルタ動作と，を
行う。
常時は，この商用電源2Aから回路遮断器3Aと半導体スイ
ッチ４を介して負荷５に商用電力が給電される。尚、こ
のとき同時に、多機能インバータ６は、商用電源2Aから
電力供給を受け蓄電池2Bへの充電動作と，商用電源2Aの
負荷力率を改善する基本波無効電流補償動作と，負荷５
の高調波電流を吸収するアクティブフィルタ動作と，を
行う。
【００１４】商用電源2Aが停電したときは、商用電源2A
を半導体スイッチ４により負荷５の回路から遮断し、多
機能インバータ６は，蓄電池2Bから電磁接触器3Bを介し
て直流電力の供給を受け，スイッチング動作を行い, 三
相交流電力に変換し，変圧器61でその電圧を昇圧し，交
流リアクトル62とフィルタコンデンサ63により上記多機
能インバータ６のスイッチング動作に基づく高周波成分
を除去し，正弦波の三相交流電力を端子u,v,w を介して
負荷５に無瞬断に給電を行う。尚、半導体スイッチ４
は、多機能インバータ６の出力が端子U,V,W を介して商
用電源2A側に還流することを高速遮断し、多機能インバ
ータ６が過負荷になることを防止する。
を半導体スイッチ４により負荷５の回路から遮断し、多
機能インバータ６は，蓄電池2Bから電磁接触器3Bを介し
て直流電力の供給を受け，スイッチング動作を行い, 三
相交流電力に変換し，変圧器61でその電圧を昇圧し，交
流リアクトル62とフィルタコンデンサ63により上記多機
能インバータ６のスイッチング動作に基づく高周波成分
を除去し，正弦波の三相交流電力を端子u,v,w を介して
負荷５に無瞬断に給電を行う。尚、半導体スイッチ４
は、多機能インバータ６の出力が端子U,V,W を介して商
用電源2A側に還流することを高速遮断し、多機能インバ
ータ６が過負荷になることを防止する。
【００１５】次に、商用電源2Aからの給電中に半導体ス
イッチ４が失孤したとき、半導体スイッチ失孤検出手段
７は失孤現象を検出し、バイパスコンタクタ８を投入
し、このバイパスコンタクタ８を介して商用電源2Aから
負荷５への給電を継続する。図２は一実施例の半導体ス
イッチの失孤を検出する回路図である。図２において、
半導体スイッチ失孤検出手段７は、負荷５に供給される
出力電圧を電圧リレーで監視する。一実施例では、三相
交流出力電圧を電圧リレー(71a〜71c)で監視し、この電
圧リレー(71a〜71c)の出力接点の論理和をとり、図３に
図示されるインターロック回路を介してバイパスコンタ
クタ８を投入する。
イッチ４が失孤したとき、半導体スイッチ失孤検出手段
７は失孤現象を検出し、バイパスコンタクタ８を投入
し、このバイパスコンタクタ８を介して商用電源2Aから
負荷５への給電を継続する。図２は一実施例の半導体ス
イッチの失孤を検出する回路図である。図２において、
半導体スイッチ失孤検出手段７は、負荷５に供給される
出力電圧を電圧リレーで監視する。一実施例では、三相
交流出力電圧を電圧リレー(71a〜71c)で監視し、この電
圧リレー(71a〜71c)の出力接点の論理和をとり、図３に
図示されるインターロック回路を介してバイパスコンタ
クタ８を投入する。
【００１６】図３は一実施例のバイパスコンタクタ８を
作動させるインターロック回路図である。図３におい
て、無停電電源装置１の起動ボタン72のＡ接点（動作時
ON）と停止ボタン73のＢ接点（動作時OFF)とを直列に接
続して補助リレー74を駆動し、補助リレー74の接点74a
を起動ボタン72に並列接続してインターロック回路を構
成する。次に、補助リレー74の接点74b を介して図２に
図示される電圧リレー(71a〜71c)の出力接点の論理和
（並列接続）をとり補助リレー75を駆動する。この補助
リレー75の接点75a を上記電圧リレー(71a〜71c)の並列
接続された出力接点回路に並列接続してインターロック
回路を構成する。そして、補助リレー75の接点75b を介
してバイパスコンタクタ８を駆動する。
作動させるインターロック回路図である。図３におい
て、無停電電源装置１の起動ボタン72のＡ接点（動作時
ON）と停止ボタン73のＢ接点（動作時OFF)とを直列に接
続して補助リレー74を駆動し、補助リレー74の接点74a
を起動ボタン72に並列接続してインターロック回路を構
成する。次に、補助リレー74の接点74b を介して図２に
図示される電圧リレー(71a〜71c)の出力接点の論理和
（並列接続）をとり補助リレー75を駆動する。この補助
リレー75の接点75a を上記電圧リレー(71a〜71c)の並列
接続された出力接点回路に並列接続してインターロック
回路を構成する。そして、補助リレー75の接点75b を介
してバイパスコンタクタ８を駆動する。
【００１７】また、図４は無停電電源装置１を起動し，
半導体スイッチ４の失孤現象が発生し，バイパスコンタ
クタ８を介した商用電源2Aからの給電を継続し，無停電
電源装置１を停止するまでの動作を説明する説明図であ
る。以下、図３、図４を併用して説明する。起動ボタン
72をONすることにより、補助リレー74が作動し、接点74
a を介してインターロックされ、ON状態を持続する。補
助リレー74が作動したことにより図示省略してあるが、
回路遮断器3Aを作動させ、無停電電源装置１を起動し、
商用電源2Aから負荷５への給電を行う。また、同時に、
補助リレー74の接点74b がONすることにより、補助リレ
ー75は、電圧リレー(71a〜71c)からの失孤現象検出トリ
ガ信号待ちの待機状態に入る。
半導体スイッチ４の失孤現象が発生し，バイパスコンタ
クタ８を介した商用電源2Aからの給電を継続し，無停電
電源装置１を停止するまでの動作を説明する説明図であ
る。以下、図３、図４を併用して説明する。起動ボタン
72をONすることにより、補助リレー74が作動し、接点74
a を介してインターロックされ、ON状態を持続する。補
助リレー74が作動したことにより図示省略してあるが、
回路遮断器3Aを作動させ、無停電電源装置１を起動し、
商用電源2Aから負荷５への給電を行う。また、同時に、
補助リレー74の接点74b がONすることにより、補助リレ
ー75は、電圧リレー(71a〜71c)からの失孤現象検出トリ
ガ信号待ちの待機状態に入る。
【００１８】次に、半導体スイッチ４に失孤現象が発生
すると、負荷５へ電力供給する出力端子電圧は降下す
る。半導体スイッチ失孤検出手段７の電圧リレー(71a〜
71c)はこの三相出力端子電圧を監視し、いずれかの相の
端子電圧が降下すると、例えば一実施例では、端子電圧
が−10％降下すると、Ｂ接点が作動し、トリガ信号を発
生する。即ち、電圧リレー(71a〜71c)のいずれかの出力
接点（Ｂ接点）がONすることにより、補助リレー75が作
動し、補助リレー75の接点75a を介してインターロック
がかかり、補助リレー75がON状態を持続する。補助リレ
ー75の接点75b を介してバイパスコンタクタ８を駆動す
ることにより、商用電源2Aからの給電時に半導体スイッ
チ４の失孤現象が発生しても、商用電源2Aからの給電を
継続して行うことができる。尚、多機能インバータの機
能は、半導体スイッチ４の失孤現象を検出した時点でイ
ンバータ動作を停止する。
すると、負荷５へ電力供給する出力端子電圧は降下す
る。半導体スイッチ失孤検出手段７の電圧リレー(71a〜
71c)はこの三相出力端子電圧を監視し、いずれかの相の
端子電圧が降下すると、例えば一実施例では、端子電圧
が−10％降下すると、Ｂ接点が作動し、トリガ信号を発
生する。即ち、電圧リレー(71a〜71c)のいずれかの出力
接点（Ｂ接点）がONすることにより、補助リレー75が作
動し、補助リレー75の接点75a を介してインターロック
がかかり、補助リレー75がON状態を持続する。補助リレ
ー75の接点75b を介してバイパスコンタクタ８を駆動す
ることにより、商用電源2Aからの給電時に半導体スイッ
チ４の失孤現象が発生しても、商用電源2Aからの給電を
継続して行うことができる。尚、多機能インバータの機
能は、半導体スイッチ４の失孤現象を検出した時点でイ
ンバータ動作を停止する。
【００１９】停止ボタン73をONすることにより、補助リ
レー74のインターロック回路は解除され、補助リレー74
はOFF する。従って、回路遮断器3Aが遮断し、半導体ス
イッチ失孤検出手段７の失孤現象検出に基づくインター
ロックも解除され、無停電電源装置１の動作が停止す
る。以上述べた様に、無停電電源装置１が、常時、運転
中に半導体スイッチ４の失孤現象により負荷５に供給さ
れるべき交流電圧が喪失した場合、電圧リレー(71a〜71
c)は検出時間遅れ10msec以内に検出し、半導体スイッチ
４の並列回路に設けたバイパスコンタクタ８を投入させ
る。この回路動作では、失孤現象が発生し、バイパスコ
ンタクタ８が投入されるまでの遅れ時間 (20〜80msec)
は瞬断が発生するが、負荷５への交流電流を供給・切断
することができる。
レー74のインターロック回路は解除され、補助リレー74
はOFF する。従って、回路遮断器3Aが遮断し、半導体ス
イッチ失孤検出手段７の失孤現象検出に基づくインター
ロックも解除され、無停電電源装置１の動作が停止す
る。以上述べた様に、無停電電源装置１が、常時、運転
中に半導体スイッチ４の失孤現象により負荷５に供給さ
れるべき交流電圧が喪失した場合、電圧リレー(71a〜71
c)は検出時間遅れ10msec以内に検出し、半導体スイッチ
４の並列回路に設けたバイパスコンタクタ８を投入させ
る。この回路動作では、失孤現象が発生し、バイパスコ
ンタクタ８が投入されるまでの遅れ時間 (20〜80msec)
は瞬断が発生するが、負荷５への交流電流を供給・切断
することができる。
【００２０】従来技術では半導体スイッチ４の失孤現象
により負荷５への電力供給が停止してが、本発明では、
商用電源運転モード中に半導体スイッチに失孤現象が発
生したとき、この半導体スイッチの失孤現象を検出しバ
イパスコンタクタを作動させ、このバイパスコンタクタ
からの商用給電を受け負荷への給電停止に至ることを防
ぎ、負荷への電力供給の信頼性確保を図ることができ
る。
により負荷５への電力供給が停止してが、本発明では、
商用電源運転モード中に半導体スイッチに失孤現象が発
生したとき、この半導体スイッチの失孤現象を検出しバ
イパスコンタクタを作動させ、このバイパスコンタクタ
からの商用給電を受け負荷への給電停止に至ることを防
ぎ、負荷への電力供給の信頼性確保を図ることができ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、半導
体スイッチ失孤検出手段とこの半導体スイッチに並列に
接続されるバイパスコンタクタとを設けることにより、
半導体スイッチに失孤現象が発生した場合でも、負荷に
交流電力を供給することができ、負荷への電力供給の信
頼性確保を図ることができる。
体スイッチ失孤検出手段とこの半導体スイッチに並列に
接続されるバイパスコンタクタとを設けることにより、
半導体スイッチに失孤現象が発生した場合でも、負荷に
交流電力を供給することができ、負荷への電力供給の信
頼性確保を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例の無停電電源装置の制御方法
を説明するブロック線図
を説明するブロック線図
【図２】一実施例の半導体スイッチの失孤を検出する回
路図
路図
【図３】バイパスコンタクタを作動させるインターロッ
ク回路図
ク回路図
【図４】無停電電源装置を起動し，半導体スイッチ失孤
現象が発生し，バイパスコンタクタを介した商用電源か
らの給電を継続し，無停電電源装置を停止するまでの動
作を説明する説明図
現象が発生し，バイパスコンタクタを介した商用電源か
らの給電を継続し，無停電電源装置を停止するまでの動
作を説明する説明図
【図５】従来技術における無停電電源装置の制御方法を
説明するブロック線図
説明するブロック線図
１ 無停電電源装置 2A 商用電源 2B 蓄電池 3A 回路遮断器 3B 電磁接触器 ４ 半導体スイッチ ５ 負荷 ６ 多機能インバータ ７ 半導体スイッチ失孤検出手段 71,71a〜71c 電圧リレー 72 起動ボタン 73 停止ボタン 74、75 補助リレー 74a,74b,75a,75b 補助リレーの接点 ８ バイパスコンタクタ
Claims (2)
- 【請求項１】商用電源から電力供給を受け，商用電力の
供給／遮断を行う半導体スイッチと、前記商用電源が停
電時，蓄電池から給電を受けインバータとして働く多機
能インバータと、を備え、前記商用電源が健全時は，こ
の商用電源から前記半導体スイッチを介して負荷に給電
し、同時に、前記多機能インバータは前記商用電源から
電力供給を受け前記蓄電池への充電動作を行い、前記商
用電源が停電時は，前記多機能インバータから負荷に給
電を行う無停電電源装置の制御方法において、 半導体スイッチ失孤検出手段と、前記半導体スイッチに
並列に接続されるバイパスコンタクタと、を備え、 前記商用電源からの給電時に前記半導体スイッチが失孤
したとき、前記半導体スイッチ失孤検出手段は、失孤を
検出し、前記バイパスコンタクタを投入し、このバイパ
スコンタクタを介して前記商用電源からの給電を行う、 ことを特徴とする無停電電源装置の制御方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の無停電電源装置の制御方
法において、半導体スイッチ失孤検出手段は、負荷に供
給される出力電圧を電圧リレーで監視する、ことを特徴
とする無停電電源装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7022467A JPH08223822A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 無停電電源装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7022467A JPH08223822A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 無停電電源装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223822A true JPH08223822A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12083520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7022467A Pending JPH08223822A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 無停電電源装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223822A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7964990B2 (en) | 2003-10-27 | 2011-06-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power supply apparatus |
| JP2012130108A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Denso Corp | 電源装置 |
| CN103647321A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-19 | 乐金电子研发中心(上海)有限公司 | 电动汽车多功能车载充电电路 |
| CN110745021A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-04 | 上海玖行能源科技有限公司 | 一种用于电动汽车充电枪电子锁的控制系统及控制方法 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7022467A patent/JPH08223822A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7964990B2 (en) | 2003-10-27 | 2011-06-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power supply apparatus |
| US8502415B2 (en) | 2003-10-27 | 2013-08-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Uninterrupted power supply unit |
| JP2012130108A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Denso Corp | 電源装置 |
| CN103647321A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-19 | 乐金电子研发中心(上海)有限公司 | 电动汽车多功能车载充电电路 |
| CN103647321B (zh) * | 2013-12-13 | 2016-05-11 | 乐金电子研发中心(上海)有限公司 | 电动汽车多功能车载充电电路 |
| CN110745021A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-04 | 上海玖行能源科技有限公司 | 一种用于电动汽车充电枪电子锁的控制系统及控制方法 |
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