JPH10126980A - 無停電電源装置の制御回路 - Google Patents
無停電電源装置の制御回路Info
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- JPH10126980A JPH10126980A JP8274303A JP27430396A JPH10126980A JP H10126980 A JPH10126980 A JP H10126980A JP 8274303 A JP8274303 A JP 8274303A JP 27430396 A JP27430396 A JP 27430396A JP H10126980 A JPH10126980 A JP H10126980A
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】通常は商用電源から半導体スイッチを介して負
荷に給電し、商用電源が停電時には、インバータより負
荷に給電する無停電電源装置における該半導体スイッチ
の失弧を確実に検出する制御回路を提供する。 【解決手段】半導体スイッチ１１の両端それぞれの端子
電圧を検出する変圧器２１，２２と失弧検出回路２３と
を備え、変圧器２１，２２それぞれの二次側電圧の偏差
が所定の値をこえたときに、半導体スイッチ１１が失弧
したと判定し、半導体スイッチ１１を消弧させ、多機能
インバータ１３より負荷２に給電する無停電電源装置２
０を提供する。
荷に給電し、商用電源が停電時には、インバータより負
荷に給電する無停電電源装置における該半導体スイッチ
の失弧を確実に検出する制御回路を提供する。 【解決手段】半導体スイッチ１１の両端それぞれの端子
電圧を検出する変圧器２１，２２と失弧検出回路２３と
を備え、変圧器２１，２２それぞれの二次側電圧の偏差
が所定の値をこえたときに、半導体スイッチ１１が失弧
したと判定し、半導体スイッチ１１を消弧させ、多機能
インバータ１３より負荷２に給電する無停電電源装置２
０を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、商用電源が健全
時には、商用電源より電力の供給／遮断を行う半導体ス
イッチを介して負荷に給電を行うとともに、インバータ
により商用電源から蓄電池への充電動作と、負荷から発
生する高調波電流や無効電力を吸収するアクティブフィ
ルタ動作とを行わせ、商用電源が停電時には、蓄電池よ
りインバータを介して負荷に給電を行う無停電電源装置
の制御回路に関する。
時には、商用電源より電力の供給／遮断を行う半導体ス
イッチを介して負荷に給電を行うとともに、インバータ
により商用電源から蓄電池への充電動作と、負荷から発
生する高調波電流や無効電力を吸収するアクティブフィ
ルタ動作とを行わせ、商用電源が停電時には、蓄電池よ
りインバータを介して負荷に給電を行う無停電電源装置
の制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の無停電電源装置の従来のブロッ
ク構成図を図４に示す。図４において、１は商用電源、
２は負荷、１０は無停電電源装置を示し、無停電電源装
置１０には商用電源１の各相毎に、例えば、サイリスタ
を逆並列接続した半導体スイッチ１１、自己消弧形半導
体素子のＩＧＢＴとダイオードとを逆並列接続しブリッ
ジ接続したインバータ主回路などからなる多機能インバ
ータ１２、蓄電池１３、半導体スイッチ１１，多機能イ
ンバータ１２などを制御する変換器制御回路１４、半導
体スイッチ１１の負荷２側に設置された不足電圧継電器
１５、半導体スイッチ１１の両端に接続されたバイパス
コンタクタ１６などを備えている。
ク構成図を図４に示す。図４において、１は商用電源、
２は負荷、１０は無停電電源装置を示し、無停電電源装
置１０には商用電源１の各相毎に、例えば、サイリスタ
を逆並列接続した半導体スイッチ１１、自己消弧形半導
体素子のＩＧＢＴとダイオードとを逆並列接続しブリッ
ジ接続したインバータ主回路などからなる多機能インバ
ータ１２、蓄電池１３、半導体スイッチ１１，多機能イ
ンバータ１２などを制御する変換器制御回路１４、半導
体スイッチ１１の負荷２側に設置された不足電圧継電器
１５、半導体スイッチ１１の両端に接続されたバイパス
コンタクタ１６などを備えている。
【０００３】この無停電電源装置１０の変換器制御回路
１４は、商用電源１が健全時には商用電源１より電力の
供給／遮断を行う半導体スイッチ１１を点弧させて負荷
２に給電を行うとともに、多機能インバータ１２により
商用電源１から蓄電池１３への充電動作と、負荷２から
発生する高調波電流や無効電力を吸収するアクティブフ
ィルタ動作とを行わせる。
１４は、商用電源１が健全時には商用電源１より電力の
供給／遮断を行う半導体スイッチ１１を点弧させて負荷
２に給電を行うとともに、多機能インバータ１２により
商用電源１から蓄電池１３への充電動作と、負荷２から
発生する高調波電流や無効電力を吸収するアクティブフ
ィルタ動作とを行わせる。
【０００４】また、この変換器制御回路１４は、商用電
源１が停電し図示しない停電検出器がこれを検知した時
には、半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３より
多機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行う動作
をする。さらに、商用電源１が健全時で半導体スイッチ
１１を介して負荷２に給電中に不足電圧継電器１５が動
作したときには、半導体スイッチ１１に失弧などの異常
が起きたと判定し、この信号を受けて変換器制御回路１
４は半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３より多
機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行うように
動作し、この動作が蓄電池１３が許容する所定の時間
（例えば１５分間）経過すると、バイパスコンタクタ１
６を閉路させるとともに多機能インバータ１２を停止さ
せる。
源１が停電し図示しない停電検出器がこれを検知した時
には、半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３より
多機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行う動作
をする。さらに、商用電源１が健全時で半導体スイッチ
１１を介して負荷２に給電中に不足電圧継電器１５が動
作したときには、半導体スイッチ１１に失弧などの異常
が起きたと判定し、この信号を受けて変換器制御回路１
４は半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３より多
機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行うように
動作し、この動作が蓄電池１３が許容する所定の時間
（例えば１５分間）経過すると、バイパスコンタクタ１
６を閉路させるとともに多機能インバータ１２を停止さ
せる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無停電電源
装置１０によると、商用電源１が健全時で半導体スイッ
チ１１を介して負荷２に給電中には、多機能インバータ
１２は前述のアクティブフィルタ動作のために、商用電
源１の電圧の瞬時値にほぼ等しい電圧波形を発生させて
いるため、半導体スイッチ１１に失弧などの異常が発生
した直後の負荷２への電圧降下が僅かであり、その結果
不足電圧継電器１５が該失弧を検知して動作するのが商
用電源１の周波数の１サイクル以上遅れたり、また、上
述のアクティブフィルタ動作のため、半導体スイッチ１
１を構成する１素子のみの失弧では検知しないことがあ
り、負荷２にこの間多大な電圧変動を与えるという問題
があった。
装置１０によると、商用電源１が健全時で半導体スイッ
チ１１を介して負荷２に給電中には、多機能インバータ
１２は前述のアクティブフィルタ動作のために、商用電
源１の電圧の瞬時値にほぼ等しい電圧波形を発生させて
いるため、半導体スイッチ１１に失弧などの異常が発生
した直後の負荷２への電圧降下が僅かであり、その結果
不足電圧継電器１５が該失弧を検知して動作するのが商
用電源１の周波数の１サイクル以上遅れたり、また、上
述のアクティブフィルタ動作のため、半導体スイッチ１
１を構成する１素子のみの失弧では検知しないことがあ
り、負荷２にこの間多大な電圧変動を与えるという問題
があった。
【０００６】この発明の目的は、上記問題点を解決する
無停電電源装置の制御回路を提供することにある。
無停電電源装置の制御回路を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】商用電源が健全時には、
商用電源より電力の供給／遮断を行う半導体スイッチを
介して負荷に給電を行うとともに、インバータにより商
用電源から蓄電池への充電動作と、負荷から発生する高
調波電流や無効電力を吸収するアクティブフィルタ動作
とを行わせ、商用電源が停電時には、蓄電池よりインバ
ータを介して負荷に給電を行う無停電電源装置の制御回
路において、この第１の発明は、前記半導体スイッチの
商用電源側の端子電圧を検出する第１の変圧器と、前記
半導体スイッチの負荷側の端子電圧を検出する第２の変
圧器と、第１の変圧器の二次側電圧と第２の変圧器の二
次側電圧との偏差を演算する加算演算器と、加算演算器
の出力のノイズ成分を除去するフィルタと、フィルタの
出力値が所定の正極性の設定値以上になったときに動作
する第１のコンパレータと、フィルタの出力値が所定の
負極性の設定値以下になったときに動作する第２のコン
パレータと、第１のコンパレータ及び第２のコンパレー
タのいずれか又は双方が動作したときに前記半導体スイ
ッチの失弧信号を出力する論理演算回路とを備える。
商用電源より電力の供給／遮断を行う半導体スイッチを
介して負荷に給電を行うとともに、インバータにより商
用電源から蓄電池への充電動作と、負荷から発生する高
調波電流や無効電力を吸収するアクティブフィルタ動作
とを行わせ、商用電源が停電時には、蓄電池よりインバ
ータを介して負荷に給電を行う無停電電源装置の制御回
路において、この第１の発明は、前記半導体スイッチの
商用電源側の端子電圧を検出する第１の変圧器と、前記
半導体スイッチの負荷側の端子電圧を検出する第２の変
圧器と、第１の変圧器の二次側電圧と第２の変圧器の二
次側電圧との偏差を演算する加算演算器と、加算演算器
の出力のノイズ成分を除去するフィルタと、フィルタの
出力値が所定の正極性の設定値以上になったときに動作
する第１のコンパレータと、フィルタの出力値が所定の
負極性の設定値以下になったときに動作する第２のコン
パレータと、第１のコンパレータ及び第２のコンパレー
タのいずれか又は双方が動作したときに前記半導体スイ
ッチの失弧信号を出力する論理演算回路とを備える。
【０００８】また、第２の発明は前記無停電電源装置の
制御回路において、前記半導体スイッチの商用電源側の
端子電圧を検出する第１の変圧器と、前記半導体スイッ
チの負荷側の端子電圧を検出する第２の変圧器と、第１
の変圧器の二次側電圧を整流する第１の整流回路と、第
２の変圧器の二次側電圧を整流する第２の整流回路と、
第１の整流回路の整流電圧と第２の整流回路の整流電圧
との偏差を演算する加算演算器と、加算演算器の出力の
ノイズ成分を除去するフィルタと、フィルタの出力値が
所定の設定値を越えたときに前記半導体スイッチの失弧
信号を出力するコンパレータとを備える。
制御回路において、前記半導体スイッチの商用電源側の
端子電圧を検出する第１の変圧器と、前記半導体スイッ
チの負荷側の端子電圧を検出する第２の変圧器と、第１
の変圧器の二次側電圧を整流する第１の整流回路と、第
２の変圧器の二次側電圧を整流する第２の整流回路と、
第１の整流回路の整流電圧と第２の整流回路の整流電圧
との偏差を演算する加算演算器と、加算演算器の出力の
ノイズ成分を除去するフィルタと、フィルタの出力値が
所定の設定値を越えたときに前記半導体スイッチの失弧
信号を出力するコンパレータとを備える。
【０００９】この発明によれば、前記半導体スイッチの
点弧中の両端それぞれの端子電圧の偏差または該両端そ
れぞれの端子電圧の整流値の偏差が、所定の設定値を越
えたことにより該半導体スイッチが失弧したと判定する
ことで、素早く確実に該失弧が検知でき、負荷に与える
電圧変動を最小限にすることが可能である。
点弧中の両端それぞれの端子電圧の偏差または該両端そ
れぞれの端子電圧の整流値の偏差が、所定の設定値を越
えたことにより該半導体スイッチが失弧したと判定する
ことで、素早く確実に該失弧が検知でき、負荷に与える
電圧変動を最小限にすることが可能である。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、この発明の実施の形態を
示す無停電電源装置のブロック構成図であり、図４に示
した従来の無停電電源装置と同一機能を有するものには
同一符号を付して、その説明を省略する。すなわち図１
において、この無停電電源装置２０には制御回路とし
て、半導体スイッチ１１の商用電源１側の端子電圧を検
出する変圧器２１と、半導体スイッチ１１の負荷２側の
端子電圧を検出する変圧器２２と、失弧検出回路２３又
は２４のいずれかと、従来と同一の変換器制御回路１４
とを備えている。
示す無停電電源装置のブロック構成図であり、図４に示
した従来の無停電電源装置と同一機能を有するものには
同一符号を付して、その説明を省略する。すなわち図１
において、この無停電電源装置２０には制御回路とし
て、半導体スイッチ１１の商用電源１側の端子電圧を検
出する変圧器２１と、半導体スイッチ１１の負荷２側の
端子電圧を検出する変圧器２２と、失弧検出回路２３又
は２４のいずれかと、従来と同一の変換器制御回路１４
とを備えている。
【００１１】図１に示した失弧検出回路２３又は２４が
失弧信号を出力すると、この信号を受けて変換器制御回
路１４は半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３よ
り多機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行うよ
うに動作し、この動作が蓄電池１３が許容する所定の時
間（例えば１５分間）経過すると、バイパスコンタクタ
１６を閉路させるとともに多機能インバータ１２を停止
させる。
失弧信号を出力すると、この信号を受けて変換器制御回
路１４は半導体スイッチ１１を消弧させ、蓄電池１３よ
り多機能インバータ１２を介して負荷２に給電を行うよ
うに動作し、この動作が蓄電池１３が許容する所定の時
間（例えば１５分間）経過すると、バイパスコンタクタ
１６を閉路させるとともに多機能インバータ１２を停止
させる。
【００１２】図２は、この発明の第１の実施例を示す図
１に示した失弧検出回路２３の詳細回路構成図である。
図２において、２３ａは変圧器２１の二次側電圧と変圧
器２２の二次側電圧との偏差を演算する加算演算器、２
３ｂは加算演算器２３ａの出力のノイズ成分を除去する
フィルタ、２３ｃはフィルタ２３ｂの出力値が所定の正
極性の設定値以上になったときに動作するコンパレー
タ、２３ｄはフィルタ２３ｂの出力値が所定の負極性の
設定値以下になったときに動作するコンパレータ、２３
ｅはコンパレータ２３ｃ及びコンパレータ２３ｄのいず
れか又は双方が動作したときに半導体スイッチ１１が失
弧したとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力する
論理回路としてのオア素子である。
１に示した失弧検出回路２３の詳細回路構成図である。
図２において、２３ａは変圧器２１の二次側電圧と変圧
器２２の二次側電圧との偏差を演算する加算演算器、２
３ｂは加算演算器２３ａの出力のノイズ成分を除去する
フィルタ、２３ｃはフィルタ２３ｂの出力値が所定の正
極性の設定値以上になったときに動作するコンパレー
タ、２３ｄはフィルタ２３ｂの出力値が所定の負極性の
設定値以下になったときに動作するコンパレータ、２３
ｅはコンパレータ２３ｃ及びコンパレータ２３ｄのいず
れか又は双方が動作したときに半導体スイッチ１１が失
弧したとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力する
論理回路としてのオア素子である。
【００１３】この失弧検出回路２３の動作を以下に説明
する。変換器制御回路１４よりの制御信号で商用電源１
から半導体スイッチ１１を介して負荷２に正常な給電中
は、半導体スイッチ１１の両端電圧の偏差はほぼ零であ
り、また商用電源１の電圧波形に重畳したノイズ成分、
或いは多機能インバータ１２や負荷２から発生するノイ
ズ成分はフィルタ２３ｂにより除去されるので，コンパ
レータ２３ｃ，２３ｄが不動作状態にある。
する。変換器制御回路１４よりの制御信号で商用電源１
から半導体スイッチ１１を介して負荷２に正常な給電中
は、半導体スイッチ１１の両端電圧の偏差はほぼ零であ
り、また商用電源１の電圧波形に重畳したノイズ成分、
或いは多機能インバータ１２や負荷２から発生するノイ
ズ成分はフィルタ２３ｂにより除去されるので，コンパ
レータ２３ｃ，２３ｄが不動作状態にある。
【００１４】この状態で、半導体スイッチ１１の順側サ
イリスタ（図示の上側サイリスタ）が失弧すると、変圧
器２１の二次側電圧＞変圧器２２の二次側電圧となり、
正極性の偏差が発生し、この偏差のフィルタ２３ｂを介
したコンパレータ２３ｃへの入力値が所定の所定の正極
性の設定値以上になるとコンパレータ２３ｃが動作し、
オア素子２３ｅを介して失弧信号を出力する。
イリスタ（図示の上側サイリスタ）が失弧すると、変圧
器２１の二次側電圧＞変圧器２２の二次側電圧となり、
正極性の偏差が発生し、この偏差のフィルタ２３ｂを介
したコンパレータ２３ｃへの入力値が所定の所定の正極
性の設定値以上になるとコンパレータ２３ｃが動作し、
オア素子２３ｅを介して失弧信号を出力する。
【００１５】また、半導体スイッチ１１の逆側サイリス
タ（図示の下側サイリスタ）が失弧すると、変圧器２１
の二次側電圧＜変圧器２２の二次側電圧となり、負極性
の偏差が発生し、この偏差のフィルタ２３ｂを介したコ
ンパレータ２３ｃへの入力値が所定の負極性の設定値以
下になるとコンパレータ２３ｄが動作し、オア素子２３
ｅを介して失弧信号を出力する。
タ（図示の下側サイリスタ）が失弧すると、変圧器２１
の二次側電圧＜変圧器２２の二次側電圧となり、負極性
の偏差が発生し、この偏差のフィルタ２３ｂを介したコ
ンパレータ２３ｃへの入力値が所定の負極性の設定値以
下になるとコンパレータ２３ｄが動作し、オア素子２３
ｅを介して失弧信号を出力する。
【００１６】図３は、この発明の第２の実施例を示す図
１に示した失弧検出回路２４の詳細回路構成図である。
図３において、２４ａは変圧器２１の二次側電圧を整流
する整流回路、２４ｂは変圧器２２の二次側電圧を整流
する整流回路、２４ｃは整流回路２４ａの整流電圧と整
流回路２４ｂの整流電圧との偏差を演算する加算演算
器、２４ｄは加算演算器２４ｃの出力のノイズ成分を除
去するフィルタ、２４ｅはフィルタ２４ｄの出力値が所
定の設定値を越えたときに半導体スイッチ１１が失弧し
たとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力するコン
パレータである。
１に示した失弧検出回路２４の詳細回路構成図である。
図３において、２４ａは変圧器２１の二次側電圧を整流
する整流回路、２４ｂは変圧器２２の二次側電圧を整流
する整流回路、２４ｃは整流回路２４ａの整流電圧と整
流回路２４ｂの整流電圧との偏差を演算する加算演算
器、２４ｄは加算演算器２４ｃの出力のノイズ成分を除
去するフィルタ、２４ｅはフィルタ２４ｄの出力値が所
定の設定値を越えたときに半導体スイッチ１１が失弧し
たとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力するコン
パレータである。
【００１７】この失弧検出回路２４の動作を以下に説明
する。変換器制御回路１４よりの制御信号で商用電源１
から半導体スイッチ１１を介して負荷２に正常な給電中
は、半導体スイッチ１１の両端の整流電圧（整流回路２
４ａ，２４ｂそれぞれの出力）の偏差はほぼ零であり、
また商用電源１の電圧波形に重畳したノイズ成分、或い
は多機能インバータ１２や負荷２から発生するノイズ成
分はフィルタ２４ｄにより除去されるので，コンパレー
タ２４ｅが不動作状態にある。
する。変換器制御回路１４よりの制御信号で商用電源１
から半導体スイッチ１１を介して負荷２に正常な給電中
は、半導体スイッチ１１の両端の整流電圧（整流回路２
４ａ，２４ｂそれぞれの出力）の偏差はほぼ零であり、
また商用電源１の電圧波形に重畳したノイズ成分、或い
は多機能インバータ１２や負荷２から発生するノイズ成
分はフィルタ２４ｄにより除去されるので，コンパレー
タ２４ｅが不動作状態にある。
【００１８】この状態で、半導体スイッチ１１の順側サ
イリスタ（図示の上側サイリスタ）、又は逆側サイリス
タ（図示の下側サイリスタ）が失弧すると、整流回路２
４ａの整流電圧＞整流回路２４ｂの整流電圧となって偏
差が発生し、この偏差のフィルタ２４ｄを介したコンパ
レータ２４ｅへの入力値が所定の所定の設定値を越える
とコンパレータ２４ｅが動作し、半導体スイッチ１１が
失弧したとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力す
る。
イリスタ（図示の上側サイリスタ）、又は逆側サイリス
タ（図示の下側サイリスタ）が失弧すると、整流回路２
４ａの整流電圧＞整流回路２４ｂの整流電圧となって偏
差が発生し、この偏差のフィルタ２４ｄを介したコンパ
レータ２４ｅへの入力値が所定の所定の設定値を越える
とコンパレータ２４ｅが動作し、半導体スイッチ１１が
失弧したとして失弧信号を変換器制御回路１４に出力す
る。
【００１９】なお図１〜図３に示したこの発明の実施例
においては、変圧器２１，２２と失弧検出回路２３又は
２４とは１組の構成で示したが、この無停電電源装置が
３相出力の場合には、それぞれ３組必要であることは自
明であり、このとき３相構成の半導体スイッチ１１の両
端の線間電圧または相間電圧のいずれを検出電圧として
もよい。
においては、変圧器２１，２２と失弧検出回路２３又は
２４とは１組の構成で示したが、この無停電電源装置が
３相出力の場合には、それぞれ３組必要であることは自
明であり、このとき３相構成の半導体スイッチ１１の両
端の線間電圧または相間電圧のいずれを検出電圧として
もよい。
【００２０】
【発明の効果】この発明によれば、無停電電源装置を構
成する半導体スイッチの点弧中の両端それぞれの端子電
圧の偏差または該両端それぞれの端子電圧の整流値の偏
差が、所定の設定値を越えたことにより該半導体スイッ
チが失弧したと判定することで、素早く確実に該失弧が
検知でき、負荷に与える電圧変動を最小限にする動作信
頼性の高い装置が提供できる。
成する半導体スイッチの点弧中の両端それぞれの端子電
圧の偏差または該両端それぞれの端子電圧の整流値の偏
差が、所定の設定値を越えたことにより該半導体スイッ
チが失弧したと判定することで、素早く確実に該失弧が
検知でき、負荷に与える電圧変動を最小限にする動作信
頼性の高い装置が提供できる。
【図１】この発明の実施の形態を示す無停電電源装置の
ブロック構成図
ブロック構成図
【図２】この発明の第１の実施例を示す無停電電源装置
の制御回路の詳細回路構成図
の制御回路の詳細回路構成図
【図３】この発明の第２の実施例を示す無停電電源装置
の制御回路の詳細回路構成図
の制御回路の詳細回路構成図
【図４】従来例を示す無停電電源装置のブロック構成図
１ 商用電源 ２ 負荷 １０ 無停電電源装置 １１ 半導体スイッチ １２ 多機能インバータ １３ 蓄電池 １４ 変換器制御回路 １５ 不足電圧継電器 １６ バイパスコンタクタ ２０ 無停電電源装置 ２１ 変圧器 ２２ 変圧器 ２３ 失弧検出回路 ２４ 失弧検出回路
Claims (2)
- 【請求項１】商用電源が健全時には、商用電源より電力
の供給／遮断を行う半導体スイッチを介して負荷に給電
を行うとともに、インバータにより商用電源から蓄電池
への充電動作と、負荷から発生する高調波電流や無効電
力を吸収するアクティブフィルタ動作とを行わせ、商用
電源が停電時には、蓄電池よりインバータを介して負荷
に給電を行う無停電電源装置の制御回路において、 前記半導体スイッチの商用電源側の端子電圧を検出する
第１の変圧器と、 前記半導体スイッチの負荷側の端子電圧を検出する第２
の変圧器と、 第１の変圧器の二次側電圧と第２の変圧器の二次側電圧
との偏差を演算する加算演算器と、 加算演算器の出力のノイズ成分を除去するフィルタと、 フィルタの出力値が所定の正極性の設定値以上になった
ときに動作する第１のコンパレータと、 フィルタの出力値が所定の負極性の設定値以下になった
ときに動作する第２のコンパレータと、 第１のコンパレータ及び第２のコンパレータのいずれか
又は双方が動作したときに前記半導体スイッチの失弧信
号を出力する論理演算回路とを備えたことを特徴とする
無停電電源装置の制御回路。 - 【請求項２】商用電源が健全時には、商用電源より電力
の供給／遮断を行う半導体スイッチを介して負荷に給電
を行うとともに、インバータにより商用電源から蓄電池
への充電動作と、負荷から発生する高調波電流や無効電
力を吸収するアクティブフィルタ動作とを行わせ、商用
電源が停電時には、蓄電池よりインバータを介して負荷
に給電を行う無停電電源装置の制御回路において、 前記半導体スイッチの商用電源側の端子電圧を検出する
第１の変圧器と、 前記半導体スイッチの負荷側の端子電圧を検出する第２
の変圧器と、 第１の変圧器の二次側電圧を整流する第１の整流回路
と、 第２の変圧器の二次側電圧を整流する第２の整流回路
と、 第１の整流回路の整流電圧と第２の整流回路の整流電圧
との偏差を演算する加算演算器と、 加算演算器の出力のノイズ成分を除去するフィルタと、 フィルタの出力値が所定の設定値を越えたときに前記半
導体スイッチの失弧信号を出力するコンパレータとを備
えたことを特徴とする無停電電源装置の制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8274303A JPH10126980A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 無停電電源装置の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8274303A JPH10126980A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 無停電電源装置の制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10126980A true JPH10126980A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17539771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8274303A Pending JPH10126980A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 無停電電源装置の制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10126980A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-10-17 JP JP8274303A patent/JPH10126980A/ja active Pending
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