JPH1169820A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JPH1169820A
JPH1169820A JP9214534A JP21453497A JPH1169820A JP H1169820 A JPH1169820 A JP H1169820A JP 9214534 A JP9214534 A JP 9214534A JP 21453497 A JP21453497 A JP 21453497A JP H1169820 A JPH1169820 A JP H1169820A
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voltage
converter
control circuit
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power supply
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JP9214534A
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Kazumasa Matsuoka
一正 松岡
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流電圧を測定する電圧検出器が故障/異常に
なった場合でも、装置を構成する主回路へのストレスを
抑制して装置の信頼性を向上させること。 【解決手段】直流電圧制御回路15に入力される電圧検出
器13からの検出信号と直流電圧基準との偏差が所定の偏
差以上であることにより、電圧検出器13が故障/異常で
あると判定する判定手段51と、判定手段51により電圧検
出器13の故障/異常が判定されると、直流電圧制御回路
15からの出力である入力電流振幅基準を一定期間“0”
に切り換える第1の切換手段52,53 と、判定手段51によ
り電圧検出器13の故障/異常が判定されてから一定期間
経過した後に、コンバータ8のゲートをブロックする第
2の切換手段54とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバータ、イン
バータ、および切換回路で主回路が構成され、商用電源
との切り換えを行なうことが可能な無停電電源装置に係
り、特に直流電圧を測定する電圧検出器が故障/異常に
なった場合でも、装置を構成する主回路へのストレスを
抑制して装置の信頼性を向上できるようにした無停電電
源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電源装置の一つとして、商用電源
から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバー
タと、このコンバータにより変換された直流電力を交流
電力に変換して負荷へ供給するインバータと、このイン
バータの入力側に接続された蓄電池と、負荷への電力供
給を商用電源側またはインバータ側のいずれかに切り換
える切換回路とを備えて、商用電源に異常が発生してコ
ンバータが停止し、蓄電池を介してインバータから負荷
へ電力を供給している状態から、商用電源が回復して再
度コンバータを起動させるように主回路を構成した無停
電電源装置が用いられてきている。
【0003】図11は、この種の従来の無停電電源装置
の構成例を示すブロック図である。。
【0004】図11において、インバータ1の出力側
は、インバータトランス2の一方の巻線に接続してい
る。
【0005】また、インバータトランス2のもう一方の
巻線は、本無停電電源装置の出力側となり、切換回路3
に接続している。
【0006】さらに、切換回路3は、接触器4と半導体
スイッチ5とから構成されており、負荷6への電力供給
を、インバータ1側(無停電電源装置)または商用電源
7側のいずれかに切り換えるために用いる。
【0007】なお、切換回路3は、接触器4と半導体ス
イッチ5とから構成されているが、いずれか一方のみで
あっても構わない。
【0008】この切換回路3は、常時は、商用電源7か
らの交流電圧が、コンバータ8によって所望の直流電圧
源に変換され、この直流電圧源を入力とするインバータ
1が所望の交流電圧を出力することによって、無停電電
源装置から負荷6へ電力を供給する。
【0009】一方、交流入力停電時等の交流入力異常時
には、それが電圧検出器9により検出されて停電検出回
路10が動作し、コンバータ8を停止させ、蓄電池11
のような直流電圧源を構成できるものからインバータ1
へ電力供給を継続することによって、無停電電源装置か
ら負荷6への電力供給を継続する。
【0010】一方、直流コンデンサ12等の直流電圧を
測定する電圧検出器13の出力は、コンバータ制御回路
14に入力され、コンバータ制御回路14内の直流電圧
制御回路15に直流電圧フィードバック16として入力
する。
【0011】また、直流電圧制御回路15の出力は、入
力電流振幅基準17として入力電流制御回路10に入力
する。
【0012】さらに、コンバータ制御回路14のPLL
回路19の出力は、電圧位相20として入力電流制御回
路18に入力する。
【0013】また、コンバータ8の入力電流を測定する
電流検出器21の出力は、入力電流フィードバック22
として入力電流制御回路10に入力する。
【0014】さらに、電圧検出器9の出力は、入力電圧
フィードバック23として入力電流制御回路18に入力
する。
【0015】一方、入力電流制御回路18の出力は、入
力電圧指令24としてゲート制御回路25に入力する。
【0016】また、ゲート制御回路25の出力は、ゲー
ト信号26としてコンバータ8に入力する。
【0017】なお、交流フィルタ27は、コンバータ8
で発生する高調波を商用電源7に回生させないために設
けている。
【0018】図12は、上記コンバータ制御回路14の
構成例を示すブロック図である。
【0019】図12において、直流電圧制御回路15
は、無停電電源装置が本来出力すべき電圧相当の出力を
インバータ8が出力できるように、入力電流振幅基準1
7を出力する。
【0020】また、入力電流制御回路18は、電流検出
器20によって検出された入力電流のフィードバック2
2が入力電圧振幅基準17と等しくなるように、および
PLL回路19によって検出された電圧位相20と等し
くなるように制御を行ない、入力電圧指令24を出力す
る。
【0021】さらに、ゲート制御回路23は、コンバー
タ8の出力が入力電圧指令24に一致するように、ゲー
卜信号26を出力する。
【0022】なお、コンバータ8には、蓄電池11を充
電するための充電制御回路が設けられているが、ここで
はその説明を省略する。
【0023】また、インバータ1についても、実際には
インバータ制御回路が設けられているが、ここではその
説明を省略する。
【0024】図13は、上記コンバータ8の構成例を示
すブロック図である。
【0025】図13において、正極Pは、スイッチング
素子31a,31c,31eのコレクタにそれぞれ接続
している。
【0026】また、これらのスイッチング素子31a,
31c,31eには、それぞれ逆並列にダイオード32
a,32c,32eを接続している。そして、これらは
直流電圧部のP側として、コンバータ出力34としてい
る。
【0027】一方、スイッチング素子31b,31d,
31fのエミッタは、直流コンデンサ12のもう一つの
端子に接続している。
【0028】また、これらのスイッチング素子31b,
31d,31fには、それぞれ逆並列にダイオード32
b,32d,32fを接続している。そして、これらは
直流電圧部のN側として、コンバータ出力34としてい
る。
【0029】なお、各スイッチング素子31a,31
b,31c,31d,31e,31fには、個別にまた
は一括して、スイッチング時のサージ電圧抑制用のスナ
バ回路が設けられているが、ここではその説明を簡単に
するために省略している。
【0030】一方、ゲート駆動回路33には、ゲート信
号26を入力している。
【0031】このゲート信号26に対し、ゲート駆動回
路33は、上下直列に接続されたスイッチング素子、例
えば31a,31b等が同時にオンすることを防止する
(デッドタイム)を生成したり、各スナバ回路の充放電
の期間を確保したりする。
【0032】以上により、コンバータ8は、パルス幅変
調(PWM)によって直流電圧を制御する。
【0033】図14は、上記コンバータ制御回路14内
の直流電圧制御回路15の構成例を示すブロック図であ
る。
【0034】図14において、直流電圧基準35の出力
としては、一定の直流電圧を出力する。
【0035】また、ソフトスタート信号36は、コンバ
ータ8起動時に直流電圧を、コンバータ8を構成するス
イッチング素子31a〜31fに逆接続されたダイオー
ド32a〜32fによって発生する直流電圧から所望の
出力電圧基準まで徐々に立ち上げる信号であり、コンバ
ータ8起動期間中、ランプ関数等の暫時増加関数であ
り、起動完了後は1等の一定値となる。
【0036】本回路により、無停電電源装置の起動時直
流電圧を徐々に増加させることができる。これは、一般
的にソフトスタートと言われる手法である。
【0037】このソフトスタート信号36と直流電圧基
準35とを乗算器37で乗算したものと、直流電圧フィ
ードバック16との差分を、PI制御回路38の入力と
している。
【0038】なお、本例では電圧制御としてPI制御を
用いた例としているが、PID制御やI−P制御その他
の一般的な制御手法や現代制御理論などを用いた制御回
路でもかまわないPI制御回路38の出力は入力電流基
準17となる。
【0039】図15は、上記コンバータ制御回路14内
の入力電流制御回路18の構成例を示すブロック図であ
る。
【0040】図15において、入力電流振幅基準17
と、PLL回路19からの出力である電圧位相20と
は、乗算器41a〜41cにそれぞれ入力する。この乗
算器41a〜41cの出力は、U相、V相、W相の交流
入力電流基準となる。
【0041】コンバータ8起動時の入力電流基準につい
ては、上記直流電圧制御基準で述べたソフトスタート手
法を用いている。
【0042】この交流入力電流基準は、入力電流フィー
ドバック22との差分をそれぞれとり、P制御回路42
a〜42cにそれぞれ入力する。
【0043】このP制御回路42a〜42cは、入力電
流フィードバック22が入力電流基準に追従するように
制御を行なう。
【0044】なお、本例では、電圧制御としてP制御を
用いる例としているが、PID制御やI−P制御、その
他の一般的な制御手法や現代制御理論等を用いた制御回
路であっても構わない。
【0045】特に、高速化や安定化を図る意味で入力電
流の後段または前段あるいは並列に、入力電圧などのオ
フセットを付加することがあってもかまわない。ここで
は、後段に入力電圧フィードバック23を各相毎に加算
して、入力電圧指令24としている。
【0046】また、本構成例は、1相毎に個別に制御を
行なう構成としているが、公知のd−q軸理論を用い
て、3相の電流、電圧を振幅成分と位相成分とに分けて
制御を行なう構成としても構わない。
【0047】図16は、上記コンバータ制御回路14内
のゲート制御回路25の構成例を示すブロック図であ
る。
【0048】図16において、入力電圧指令24は、キ
ャリア発生回路43からの出力との差分をそれぞれと
り、コンパレータ44a〜44cに入力する。
【0049】また、コンパレータ44a〜44cの出力
は、ゲート生成回路45a〜45cに入力する。
【0050】さらに、ゲート生成回路45a〜45cの
出力は、ゲート信号26となる。
【0051】なお、本構成例は、一般的に言われる三角
波比較方式を示した一例である。
【0052】また、ゲートパルスの発生手法は、特に限
定しない。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無停電電源装置においては、以下のような問題点があ
る。
【0054】すなわち、図11において、電圧検出器1
3が故障あるいはオープン等による異常により、定格直
流電圧に対して著しく異なる直流電圧フィードバック1
6が得られた場合、直流電圧制御回路15は、直流電圧
基準35と直流電圧フィードバック16(直流電圧検出
値)との偏差が“0”となるように、PI制御等を行な
う。
【0055】このため、直流電圧制御回路15からの出
力である入力電流振幅基準17が大きく変動して、本入
力電流振幅基準17の変動に見合うゲート信号26がコ
ンバータ8に出力されることから、制御量である直流電
圧が装置の定格に対して過大な出力が発生する。
【0056】そして、この過大に出力されたエネルギー
は、インバータ1側で必要とされるエネルギーに対して
過大であるため、直流回路内のエネルギー蓄積要素であ
る直流コンデンサ12にエネルギーが吸収されてしま
う。
【0057】この結果、直流回路は直流過電圧の状態に
なるが、前記したように、電圧検出器13の故障/異常
によって検出が不可能であるため、本故障検出による保
護連動が行なわれず、無停電電源装置の主回路等の構成
部品の保護である直流ヒューズ断やコンバータヒューズ
断を検出して、無停電電源装置が停止するという問題が
ある。
【0058】本発明の目的は、直流電圧を測定する電圧
検出器が故障/異常になった場合でも、装置を構成する
主回路へのストレスを抑制して装置の信頼性を向上させ
ることが可能な無停電電源装置を提供することにある。
【0059】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、商用電源から供給される交流電力を直流電力に変
換するコンバータと、当該コンバータにより変換された
直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給するインバー
タと、当該インバータの入力側に接続された蓄電池と、
負荷への電力供給を商用電源側またはインバータ側のい
ずれかに切り換える切換回路とを備えて、商用電源に異
常が発生してコンバータが停止し、蓄電池を介してイン
バータから負荷へ電力を供給している状態から、商用電
源が回復して再度コンバータを起動させるように主回路
を構成し、コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器
と、当該電圧検出器から出力される検出信号を入力と
し、当該検出信号に基づいてコンバータの入力電流振幅
基準を発生する直流電圧制御回路と、商用電源から供給
される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
該PLL回路により検出された電圧位相と直流電圧制御
回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づいて、
当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成される入
力電流指令に、コンバータの入力電流を検出する電流検
出器から出力される検出信号が一致するようにコンバー
タの入力電圧指令を作成する入力電流制御回路と、当該
入力電流制御回路からの入力電圧指令に基づいて、コン
バータのスイッチング素子のゲートを制御するゲート制
御回路とからなるコンバータ制御回路を備えた無停電電
源装置において、請求項1の発明では、電圧検出器に故
障/異常が発生したことを判定すると、直流電圧制御回
路からの出力である入力電流振幅基準を一定期間調整す
る手段を備えている。
【0060】従って、請求項1の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間調
整することにより、コンバータのゲート信号を絞って、
装置を構成する主回路へのストレスを抑制することが可
能となるため、無停電電源装置の信頼性を向上すること
ができる。
【0061】一方、請求項2の発明では、直流電圧制御
回路に入力される電圧検出器からの検出信号と直流電圧
基準との偏差が所定の偏差以上であることにより、電圧
検出器が故障/異常であると判定する判定手段と、判定
手段により電圧検出器の故障/異常が判定されると、直
流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一
定期間“0”に切り換える第1の切換手段と、判定手段
により電圧検出器の故障/異常が判定されてから一定期
間経過した後に、コンバータのゲートをブロックする第
2の切換手段とを備えている。
【0062】従って、請求項2の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間
“0”(停止)に切り換え、さらに一定期間経過後にコ
ンバータのゲートをブロックすることにより、コンバー
タのゲート信号を絞ってコンバータ制御を停止させ、装
置を構成する主回路へのストレスを抑制することが可能
となるため、無停電電源装置の信頼性を向上することが
できる。
【0063】また、請求項3の発明では、インバータの
出力電力を検出する電力検出手段と、直流電圧制御回路
に入力される電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準
との偏差が所定の偏差以上であることにより、電圧検出
器が故障/異常であると判定する判定手段と、判定手段
により電圧検出器の故障/異常が判定されると、直流電
圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一定期
間、電力検出手段から出力される検出信号によって得ら
れた出力電力に相当する入力電流振幅基準に切り換える
第1の切換手段と、判定手段により電圧検出器の故障/
異常が判定されてから一定期間経過した後に、コンバー
タのゲートをブロックする第2の切換手段とを備えてい
る。
【0064】従って、請求項3の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間イ
ンバータの出力電力に相当する入力電流振幅基準に切り
換え、さらに一定期間経過後にコンバータのゲートをブ
ロックすることにより、コンバータのゲート信号を絞っ
て、装置を構成する主回路へのストレスを抑制すること
が可能となるため、無停電電源装置の信頼性を向上する
ことができる。
【0065】また、この場合、直流電圧制御回路の出力
である入力電流振幅基準をインバータの出力電力に相当
する入力電流振幅基準に切り換えることにより、直流電
圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一定期
間“0”に切り換える場合に比べて、電圧検出器の故障
/異常の発生時の入力電流振幅基準の切り換えを、より
一層スムーズに行なうことができる。
【0066】さらに、請求項4の発明では、直流電圧制
御回路からの出力である入力電流振幅基準が所定の大き
さ以上であることにより、電圧検出器が故障/異常であ
ると判定する判定手段と、判定手段により電圧検出器の
故障/異常が判定されると、直流電圧制御回路からの出
力である入力電流振幅基準を一定期間“0”に切り換え
る第1の切換手段と、判定手段により電圧検出器の故障
/異常が判定されてから一定期間経過した後に、コンバ
ータのゲートをブロックする第2の切換手段とを備えて
いる。
【0067】従って、請求項4の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間
“0”(停止)に切り換え、さらに一定期間経過後にコ
ンバータのゲートをブロックすることにより、コンバー
タのゲート信号を絞ってコンバータ制御を停止させ、装
置を構成する主回路へのストレスを抑制することが可能
となるため、無停電電源装置の信頼性を向上することが
できる。
【0068】また、この場合、直流電圧制御回路からの
出力である入力電流振幅基準が所定の大きさ以上である
ことで、電圧検出器が故障/異常であると判定すること
により、電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準との
偏差が所定の偏差以上であることで、電圧検出器が故障
/異常であると判定する場合に比べて、電圧検出器の故
障/異常の発生をより一層的確に検出することができ
る。
【0069】一方、請求項5の発明では、インバータの
出力電力を検出する電力検出手段と、直流電圧制御回路
からの出力である入力電流振幅基準が所定の大きさ以上
であることにより、電圧検出器が故障/異常であると判
定する判定手段と、判定手段により電圧検出器の故障/
異常が判定されると、直流電圧制御回路からの出力であ
る入力電流振幅基準を一定期間、電力検出手段から出力
される検出信号によって得られた出力電力に相当する入
力電流振幅基準に切り換える第1の切換手段と、判定手
段により電圧検出器の故障/異常が判定されてから一定
期間経過した後に、コンバータのゲートをブロックする
第2の切換手段とを備えている。
【0070】従って、請求項5の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間イ
ンバータの出力電力に相当する入力電流振幅基準に切り
換え、さらに一定期間経過後にコンバータのゲートをブ
ロックすることにより、コンバータのゲート信号を絞っ
て、装置を構成する主回路へのストレスを抑制すること
が可能となるため、無停電電源装置の信頼性を向上する
ことができる。
【0071】また、この場合、直流電圧制御回路からの
出力である入力電流振幅基準が所定の大きさ以上である
ことで、電圧検出器が故障/異常であると判定すること
により、電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準との
偏差が所定の偏差以上であることで、電圧検出器が故障
/異常であると判定する場合に比べて、電圧検出器の故
障/異常の発生をより一層的確に検出することができ
る。
【0072】さらに、この場合、直流電圧制御回路の出
力である入力電流振幅基準をインバータの出力電力に相
当する入力電流振幅基準に切り換えることにより、直流
電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一定
期間“0”に切り換える場合に比べて、電圧検出器の故
障/異常の発生時の入力電流振幅基準の切り換えを、よ
り一層スムーズに行なうことができる。
【0073】また、請求項6の発明では、蓄電池の電流
を検出する電流検出手段と、直流電圧制御回路に入力さ
れる電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準との偏差
が所定の偏差以上であることにより、電圧検出器が故障
/異常であると判定する判定手段と、判定手段により電
圧検出器の故障/異常が判定されると、直流電圧制御回
路からの出力である入力電流振幅基準を一定期間、電流
検出手段から出力される検出信号によって得られた蓄電
池電流フィードバックに相当する入力電流振幅基準に切
り換える第1の切換手段と、判定手段により電圧検出器
の故障/異常が判定されてから一定期間経過した後に、
コンバータのゲートをブロックする第2の切換手段とを
備えている。
【0074】従って、請求項6の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間蓄
電池電流フィードバックに相当する入力電流振幅基準に
切り換え、さらに一定期間経過後にコンバータのゲート
をブロックすることにより、コンバータのゲート信号を
絞って、装置を構成する主回路へのストレスを抑制する
ことが可能となるため、無停電電源装置の信頼性を向上
することができる。
【0075】また、この場合、直流電圧制御回路の出力
である入力電流振幅基準を蓄電池電流フィードバックに
相当する入力電流振幅基準に切り換えることにより、直
流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一
定期間“0”に切り換える場合に比べて、電圧検出器の
故障/異常の発生時の入力電流振幅基準の切り換えを、
より一層スムーズに行なうことができると共に、装置構
成の簡略化を図ることができる。
【0076】さらに、請求項7の発明では、蓄電池の電
流を検出する電流検出手段と、直流電圧制御回路からの
出力である入力電流振幅基準が所定の大きさ以上である
ことにより、電圧検出器が故障/異常であると判定する
判定手段と、判定手段により電圧検出器の故障/異常が
判定されると、直流電圧制御回路からの出力である入力
電流振幅基準を一定期間、電流検出手段から出力される
検出信号によって得られた蓄電池電流フィードバックに
相当する入力電流振幅基準に切り換える第1の切換手段
と、判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
てから一定期間経過した後に、前記コンバータのゲート
をブロックする第2の切換手段とを備えている。
【0077】従って、請求項7の発明の無停電電源装置
においては、電圧検出器の故障/異常に対して、直流電
圧制御回路の出力である入力電流振幅基準を一定期間蓄
電池電流フィードバックに相当する入力電流振幅基準に
切り換え、さらに一定期間経過後にコンバータのゲート
をブロックすることにより、コンバータのゲート信号を
絞って、装置を構成する主回路へのストレスを抑制する
ことが可能となるため、無停電電源装置の信頼性を向上
することができる。
【0078】また、この場合、直流電圧制御回路からの
出力である入力電流振幅基準が所定の大きさ以上である
ことで、電圧検出器が故障/異常であると判定すること
により、電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準との
偏差が所定の偏差以上であることで、電圧検出器が故障
/異常であると判定する場合に比べて、電圧検出器の故
障/異常の発生をより一層的確に検出することができ
る。
【0079】さらに、この場合、直流電圧制御回路の出
力である入力電流振幅基準を蓄電池電流フィードバック
に相当する入力電流振幅基準に切り換えることにより、
直流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を
一定期間“0”に切り換える場合に比べて、電圧検出器
の故障/異常の発生時の入力電流振幅基準の切り換え
を、より一層スムーズに行なうことができると共に、装
置構成の簡略化を図ることができる。
【0080】
【発明の実施の形態】本発明では、前述した無停電電源
装置において、電圧検出器に故障/異常が発生したこと
を判定した場合に、直流電圧制御回路からの出力である
入力電流振幅基準を一定期間調整する(停止または他の
指令に切り換える)ことにより、コンバータのゲート信
号を絞って、無停電電源装置を構成する主回路へのスト
レスを抑制することを特徴とする。
【0081】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0082】(第1の実施の形態:請求項1および請求
項2に対応)図1は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図1
4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0083】本実施の形態の直流電圧制御回路15は、
図1に示すように、判定回路51、および切換回路53
を、図14に付加した構成としている。
【0084】すなわち、図1において、直流電圧基準3
5とソフトスタート信号36とを乗算器37で乗算した
信号と、直流電圧フィードバック16との差分(偏差)
を、PI制御回路38、および判定回路51のそれぞれ
入力としている。
【0085】判定回路51は、入力した差分(偏差)が
所定の偏差以上であることにより、前記電圧検出器13
が故障/異常であると判定する。
【0086】そして、この判定回路51の一つの出力
を、切換信号52として切換回路53に入力し、また判
定回路のもう一つの出力を、ゲートブロック信号54と
して前記ゲート制御回路25に入力している。
【0087】切換回路53は、常時は、PI制御回路3
8からの出力を入力電流振幅基準17として出力し、判
定回路51からの切換信号52の入力により、“0”指
令を入力電流振幅基準17として出力するようにしてい
る。
【0088】図2は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15内の判定回路51の構成例を示すブロック図であ
る。図2において、直流電圧基準35とソフトスタート
信号36とを乗算器37で乗算した信号と直流電圧フィ
ードバック16との差分(偏差)と異常検出レベルとを
比較する比較器55の出力を、S−Rフリップフロップ
56aのSET入力とし、S−Rフリップフロップ56
aからの出力を、タイマ57の入力としている。
【0089】また、タイマ57からの出力を、S−Rフ
リップフロップ56bのSET入力、切換信号52の出
力、S−Rフリップフロップ56aのRESET入力と
それぞれし、S−Rフリップフロップ56bからの出力
を、ゲートブロック信号54としている。
【0090】判定回路51からの出力である切換信号5
2は、タイマ57で生成される波形を出力し、もう一つ
の出力であるゲートブロック信号54は、タイマ57で
生成される時間後に、出力“1”に固定するようにして
いる。
【0091】さらに、S−Rフリップフロップ56bの
RESET入力は、外部からの故障復旧の信号としてい
る。
【0092】図3は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内のゲート制御回路
25の構成例を示すブロック図であり、前述した図16
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0093】図3において、コンパレータ44a〜44
cの出力を、切換回路53a〜53cに入力している。
【0094】この切換回路53a〜53cのもう一つの
端子は、“0”指令を入力するようにしている。
【0095】また、判定回路51からの出力である切換
信号52は、常時は、コンパレータ44a〜44c側を
接続する指令を出力しており、異常検出時(切換信号5
2による切換指令有りの時)のみ、“0”指令端子側に
接続するようにしている。
【0096】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0097】なお、前述した従来の無停電電源装置と同
一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異
なる部分の作用についてのみ述べる。
【0098】図1の直流電圧制御回路15において、電
圧検出器13が故障またはオープンにより、著しく異な
る検出値を示した場合には、判定回路51によって異常
が判定され、出力される切換信号52により、切換回路
53を“0”指令側に一定時間接続して、入力電流振幅
基準17を“0”にする。
【0099】これにより、入力電流制御回路18は、コ
ンバータ8のゲート信号26を絞るような入力電圧指令
24を生成する。
【0100】すなわち、図2の判定回路51において、
常時、異常検出レベルと直流電圧基準35と直流電圧フ
ィードバック16との差分(偏差)とを比較し、電圧検
出器13が故障またはオープンにより、著しく異なる検
出値を示した場合には、比較器55からの出力が“1”
となり、S−Rフリップフロップ56aをSETする。
そして、この信号をトリガとして、タイマ57で作成さ
れる時間分切換信号52を出力する。
【0101】また、タイマ57で作成された時間(一定
時間)経過した後、直ちにゲートブロック信号54を出
力する。
【0102】これにより、電圧検出器13の異常時、コ
ンバータ制御指令を一定時間“0”にした後に、コンバ
ータ8のゲートをブロックする。
【0103】一方、図3のゲート制御回路25におい
て、上記ゲートブロック信号54を入力し、切換回路5
3a〜53cを“0”指令端子側に接続する。
【0104】これにより、コンバータ8のゲート信号2
6を“0”(停止)にする。
【0105】そして、コンバータ8の停止後は、蓄電池
11により負荷6への給電を行なうことになる。
【0106】上述したように、本実施の形態の無停電電
源装置では、直流電圧制御回路15に入力される電圧検
出器13からの直流電圧フィードバック16と、直流電
圧基準35とソフトスタート信号36との乗算信号との
偏差が所定の偏差以上であることにより、電圧検出器1
3が故障/異常であると判定し、この電圧検出器13の
故障/異常が判定された場合に、直流電圧制御回路15
からの出力である入力電流振幅基準17を一定期間
“0”に切り換え、さらにこの一定期間経過後に、コン
バータ8のゲートをブロックするようにしているので、
電圧検出器13の故障/異常に対して、コンバータ8の
ゲート信号26を絞ってコンバータ制御のみ速やかに停
止させ、装置を構成する主回路へのストレスを抑制する
ことができるため、無停電電源装置の信頼性を向上する
ことが可能となる。
【0107】(第2の実施の形態:請求項1および請求
項3に対応)図4は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14の構成例を示すブロ
ック図であり、前述した図11と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0108】本実施の形態のコンバータ制御回路14
は、図4に示すように、電圧検出器58、電流検出器5
9、および電力検出回路60を、図11に付加した構成
としている。
【0109】すなわち、図4において、インバータ1の
出力電圧を検出する電圧検出器58からの出力と、イン
バータ1の出力電流を検出する電流検出器59からの出
力とを、電力検出回路60に入力している。
【0110】電力検出回路60は、これら2つの入力を
乗算器61に入力し、さらに乗算器61からの出力を割
算器62の入力として、もう一つの入力である定格電圧
の値で割算し、電力検出信号63として出力する。
【0111】そして、この電力検出信号63を、前記直
流電圧制御回路15に入力するようにしている。
【0112】図5は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図1
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0113】すなわち、本実施の形態の直流電圧制御回
路15は、図5に示すように、図1における“0”指令
を省略し、これに代えて、上記電力検出回路60からの
出力である電力検出信号63を、前記切換回路53に入
力する構成としている。
【0114】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0115】なお、前述した第1の実施の形態の無停電
電源装置と同一部分の作用についてはその説明を省略
し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0116】図4の電力検出回路60において、電圧検
出器58の出力と電流検出器59の出力とから、インバ
ータ1の出力電力を演算し、さらにインバータ1が必要
とする電流量を求め、これを電力検出信号63として直
流電圧制御回路15に入力する。
【0117】一方、図5の直流電圧制御回路15におい
て、電圧検出器13が故障またはオープンにより、著し
く異なる検出値を示した場合には、判定回路51によっ
て異常が判定され、出力される切換信号52により、切
換回路53を電力検出信号63側に一定時間接続して、
入力電流振幅基準17をインバータ1の出力電力に相当
する入力電流振幅基準とする。
【0118】これにより、入力電流制御回路18は、コ
ンバータ8のゲート信号26を絞るような入力電圧指令
24、すなわちインバータ1が必要とする電流分の指令
を生成する。
【0119】これ以降の作用については、前述した第1
の実施の形態の場合と同様である。上述したように、本
実施の形態の無停電電源装置では、直流電圧制御回路1
5に入力される電圧検出器13からの直流電圧フィード
バック16と、直流電圧基準35とソフトスタート信号
36との乗算信号との偏差が所定の偏差以上であること
により、電圧検出器13が故障/異常であると判定し、
この電圧検出器13の故障/異常が判定された場合に、
直流電圧制御回路15からの出力である入力電流振幅基
準17を一定期間、電力検出回路60からの電力検出信
号63によって得られたインバータ1の出力電力に相当
する入力電流振幅基準に切り換え、さらにこの一定期間
経過後に、コンバータ8のゲートをブロックするように
しているので、電圧検出器13の故障/異常に対して、
コンバータ8のゲート信号26を絞ってコンバータ制御
のみ速やかに停止させ、装置を構成する主回路へのスト
レスを抑制することができるため、無停電電源装置の信
頼性を向上することが可能となる。
【0120】また、直流電圧制御回路15の出力である
入力電流振幅基準17をインバータ1の出力電力に相当
する入力電流振幅基準17に切り換えるようにしている
ので、電圧検出器13の故障/異常の発生時の入力電流
振幅基準17の切り換えを、より一層スムーズに行なう
ことが可能となる。
【0121】(第3の実施の形態:請求項1および請求
項4に対応)図6は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図1
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0122】すなわち、本実施の形態の直流電圧制御回
路15は、図6に示すように、図1における直流電圧基
準35とソフトスタート信号36とを乗算器37で乗算
した信号と、直流電圧フィードバック16との差分(偏
差)を、前記判定回路51に入力するのに代えて、PI
制御回路38からの出力を、判定回路51に入力する構
成としている。
【0123】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0124】なお、前述した第1の実施の形態の無停電
電源装置と同一部分の作用についてはその説明を省略
し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0125】図6の直流電圧制御回路15において、電
圧検出器13が故障またはオープンにより、著しく異な
る検出値を示した場合には、判定回路51によって異常
を判定する。
【0126】すなわち、PI制御回路38からの出力が
判定回路51の入力となっており、判定回路51では、
あらかじめ設定したPI制御の応答時間内に制御量が安
定しない場合に異常であると判定され、出力される切換
信号52により、切換回路53を“0”指令側に一定時
間接続して、入力電流振幅基準17を“0”にする。こ
れにより、入力電流制御回路18は、コンバータ8のゲ
ート信号26を絞るような入力電圧指令24を生成す
る。
【0127】これ以降の作用については、前述した第1
の実施の形態の場合と同様である。上述したように、本
実施の形態の無停電電源装置では、PI制御回路38か
らの出力、すなわち直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とにより、電圧検出器13が故障/異常であると判定
し、この電圧検出器13の故障/異常が判定された場合
に、直流電圧制御回路15からの出力である入力電流振
幅基準17を一定期間“0”に切り換え、さらにるこの
一定期間経過後に、コンバータ8のゲートをブロックす
るようにしているので、電圧検出器13の故障/異常に
対して、コンバータ8のゲート信号26を絞ってコンバ
ータ制御のみ速やかに停止させ、装置を構成する主回路
へのストレスを抑制することができるため、無停電電源
装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0128】また、直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とで、電圧検出器13が故障/異常であると判定するよ
うにしているので、電圧検出器13の故障/異常の発生
をより一層的確に検出することが可能となる。
【0129】(第4の実施の形態:請求項1および請求
項5に対応)図7は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図5
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0130】すなわち、本実施の形態の直流電圧制御回
路15は、図7に示すように、図5における直流電圧基
準35とソフトスタート信号36とを乗算器37で乗算
した信号と、直流電圧フィードバック16との差分(偏
差)を、前記判定回路51に入力するのに代えて、PI
制御回路38からの出力を、判定回路51に入力する構
成としている。
【0131】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0132】なお、前述した第2の実施の形態の無停電
電源装置と同一部分の作用についてはその説明を省略
し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0133】図7の直流電圧制御回路15において、電
圧検出器13が故障またはオープンにより、著しく異な
る検出値を示した場合には、判定回路51によって異常
を判定する。
【0134】すなわち、PI制御回路38からの出力が
判定回路51の入力となっており、判定回路51では、
あらかじめ設定したPI制御の応答時間内に制御量が安
定しない場合に異常であると判定され、出力される切換
信号52により、切換回路53を“0”指令側に一定時
間接続して、入力電流振幅基準17を“0”にする。こ
れにより、入力電流制御回路18は、コンバータ8のゲ
ート信号26を絞るような入力電圧指令24を生成す
る。
【0135】これ以降の作用については、前述した第2
の実施の形態の場合と同様である。上述したように、本
実施の形態の無停電電源装置では、PI制御回路38か
らの出力、すなわち直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とにより、電圧検出器13が故障/異常であると判定
し、この電圧検出器13の故障/異常が判定された場合
に、直流電圧制御回路15からの出力である入力電流振
幅基準17を一定期間、電力検出回路60からの電力検
出信号63によって得られたインバータ1の出力電力に
相当する入力電流振幅基準に切り換え、さらにこの一定
期間経過後に、コンバータ8のゲートをブロックするよ
うにしているので、電圧検出器13の故障/異常に対し
て、コンバータ8のゲート信号26を絞ってコンバータ
制御のみ速やかに停止させ、装置を構成する主回路への
ストレスを抑制することができるため、無停電電源装置
の信頼性を向上することが可能となる。
【0136】また、直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とで、電圧検出器13が故障/異常であると判定するよ
うにしているので、電圧検出器13の故障/異常の発生
をより一層的確に検出することが可能となる。
【0137】さらに、直流電圧制御回路15の出力であ
る入力電流振幅基準17をインバータ1の出力電力に相
当する入力電流振幅基準17に切り換えるようにしてい
るので、電圧検出器13の故障/異常の発生時の入力電
流振幅基準17の切り換えを、より一層スムーズに行な
うことが可能となる。
【0138】(第5の実施の形態:請求項1および請求
項6に対応)図8は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14の構成例を示すブロ
ック図であり、前述した図11と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0139】本実施の形態のコンバータ制御回路14
は、図8に示すように、電流検出器64を、図11に付
加した構成としている。
【0140】すなわち、図8において、蓄電池11の電
流を検出する電流検出器64からの出力である蓄電池電
流フィードバック65を、前記直流電圧制御回路15に
入力するようにしている。
【0141】図9は、本実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御回
路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図1
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0142】すなわち、本実施の形態の直流電圧制御回
路15は、図9に示すように、図1における“0”指令
を省略し、これに代えて、上記電流検出器64からの出
力である蓄電池電流フィードバック65を、前記切換回
路53に入力する構成としている。
【0143】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0144】なお、前述した第1の実施の形態の無停電
電源装置と同一部分の作用についてはその説明を省略
し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0145】図8の電流検出器64において、蓄電池1
1の電流を検出し、これを蓄電池電流フィードバック6
5として直流電圧制御回路15に入力する。
【0146】一方、図9の直流電圧制御回路15におい
て、電圧検出器13が故障またはオープンにより、著し
く異なる検出値を示した場合には、判定回路51によっ
て異常が判定され、出力される切換信号52により、切
換回路53を蓄電池電流フィードバック65側に一定時
間接続して、入力電流振幅基準17を蓄電池電流フィー
ドバック65に相当する入力電流振幅基準とする。
【0147】これにより、入力電流制御回路18は、コ
ンバータ8のゲート信号26を絞るような入力電圧指令
24を生成する。
【0148】これ以降の作用については、前述した第1
の実施の形態の場合と同様である。上述したように、本
実施の形態の無停電電源装置では、直流電圧制御回路1
5に入力される電圧検出器13からの直流電圧フィード
バック16と、直流電圧基準35とソフトスタート信号
36との乗算信号との偏差が所定の偏差以上であること
により、電圧検出器13が故障/異常であると判定し、
この電圧検出器13の故障/異常が判定された場合に、
直流電圧制御回路15からの出力である入力電流振幅基
準17を一定期間、電流検出器64から出力される検出
信号によって得られた蓄電池電流フィードバック65に
相当する入力電流振幅基準に切り換え、さらにこの一定
期間経過後に、コンバータ8のゲートをブロックするよ
うにしているので、電圧検出器13の故障/異常に対し
て、コンバータ8のゲート信号26を絞ってコンバータ
制御のみ速やかに停止させ、装置を構成する主回路への
ストレスを抑制することができるため、無停電電源装置
の信頼性を向上することが可能となる。
【0149】また、直流電圧制御回路15の出力である
入力電流振幅基準17を蓄電池電流フィードバック65
に相当する入力電流振幅基準17に切り換えるようにし
ているので、装置構成の簡略化を図ることが可能とな
る。
【0150】(第6の実施の形態:請求項1および請求
項7に対応)図10は、本実施の形態による無停電電源
装置におけるコンバータ制御回路14内の直流電圧制御
回路15の構成例を示すブロック図であり、前述した図
9と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0151】すなわち、本実施の形態の直流電圧制御回
路15は、図10に示すように、図1における直流電圧
基準35とソフトスタート信号36とを乗算器37で乗
算した信号と、直流電圧フィードバック16との差分
(偏差)を、前記判定回路51に入力するのに代えて、
PI制御回路38からの出力を、判定回路51に入力す
る構成としている。
【0152】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無停電電源装置の作用について説明する。
【0153】なお、前述した第5の実施の形態の無停電
電源装置と同一部分の作用についてはその説明を省略
し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0154】図10の直流電圧制御回路15において、
電圧検出器13が故障またはオープンにより、著しく異
なる検出値を示した場合には、判定回路51によって異
常を判定する。
【0155】すなわち、PI制御回路38からの出力が
判定回路51の入力となっており、判定回路51では、
あらかじめ設定したPI制御の応答時間内に制御量が安
定しない場合に異常であると判定され、出力される切換
信号52により、切換回路53を蓄電池電流フィードバ
ック65側に一定時間接続して、入力電流振幅基準17
を蓄電池電流フィードバック65に相当する入力電流振
幅基準とする。
【0156】これにより、入力電流制御回路18は、コ
ンバータ8のゲート信号26を絞るような入力電圧指令
24を生成する。
【0157】これ以降の作用については、前述した第5
の実施の形態の場合と同様である。上述したように、本
実施の形態の無停電電源装置では、PI制御回路38か
らの出力、すなわち直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とにより、電圧検出器13が故障/異常であると判定
し、この電圧検出器13の故障/異常が判定された場合
に、直流電圧制御回路15からの出力である入力電流振
幅基準17を一定期間、電流検出器64から出力される
検出信号によって得られた蓄電池電流フィードバック6
5に相当する入力電流振幅基準に切り換え、さらにこの
一定期間経過後に、コンバータ8のゲートをブロックす
るようにしているので、電圧検出器13の故障/異常に
対して、コンバータ8のゲート信号26を絞ってコンバ
ータ制御のみ速やかに停止させ、装置を構成する主回路
へのストレスを抑制することができるため、無停電電源
装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0158】また、直流電圧制御回路15からの出力で
ある入力電流振幅基準17が所定の大きさ以上であるこ
とで、電圧検出器13が故障/異常であると判定するよ
うにしているので、電圧検出器13の故障/異常の発生
をより一層的確に検出することが可能となる。
【0159】さらに、直流電圧制御回路15の出力であ
る入力電流振幅基準17を蓄電池電流フィードバック6
5に相当する入力電流振幅基準17に切り換えるように
しているので、装置構成の簡略化を図ることが可能とな
る。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無停電電
源装置によれば、電圧検出器に故障/異常が発生したこ
とを判定すると、直流電圧制御回路からの出力である入
力電流振幅基準を一定期間調整するようにしているの
で、直流電圧を測定する電圧検出器が故障/異常になっ
た場合でも、装置を構成する主回路へのストレスを抑制
して、装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0161】また、直流電圧制御回路からの出力である
入力電流振幅基準が所定の大きさ以上であることで、電
圧検出器が故障/異常であると判定するようにしている
ので、電圧検出器からの検出信号と直流電圧基準との偏
差が所定の偏差以上であることで、電圧検出器が故障/
異常であると判定する場合に比べて、電圧検出器の故障
/異常の発生をより一層的確に検出することが可能とな
る。
【0162】さらに、直流電圧制御回路の出力である入
力電流振幅基準をインバータの出力電力に相当する入力
電流振幅基準に切り換えるようにしているので、直流電
圧制御回路からの出力である入力電流振幅基準を一定期
間“0”に切り換える場合に比べて、電圧検出器の故障
/異常の発生時の入力電流振幅基準の切り換えを、より
一層スムーズに行なうことが可能となる。
【0163】さらにまた、この場合、直流電圧制御回路
の出力である入力電流振幅基準を蓄電池電流フィードバ
ックに相当する入力電流振幅基準に切り換えるようにし
ているので、直流電圧制御回路からの出力である入力電
流振幅基準を一定期間“0”に切り換える場合に比べ
て、電圧検出器の故障/異常の発生時の入力電流振幅基
準の切り換えを、より一層スムーズに行なうことが可能
となると共に、装置構成の簡略化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路の
構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路内
の判定回路の構成例を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内のゲート制御回路の構
成例を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路の構成例を示すブロック
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路の
構成例を示すブロック図。
【図6】本発明の第3の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路の
構成例を示すブロック図。
【図7】本発明の第4の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路の
構成例を示すブロック図。
【図8】本発明の第5および第6の実施の形態による無
停電電源装置におけるコンバータ制御回路の構成例を示
すブロック図。
【図9】本発明の第5の実施の形態による無停電電源装
置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路の
構成例を示すブロック図。
【図10】本発明の第6の実施の形態による無停電電源
装置におけるコンバータ制御回路内の直流電圧制御回路
の構成例を示すブロック図。
【図11】従来の無停電電源装置の構成例を示すブロッ
ク図。
【図12】従来の無停電電源装置におけるコンバータ制
御回路の構成例を示すブロック図。
【図13】従来の無停電電源装置におけるコンバータの
構成例を示すブロック図。
【図14】従来の無停電電源装置におけるコンバータ制
御回路内の直流電圧制御回路の構成例を示すブロック
図。
【図15】従来の無停電電源装置におけるコンバータ制
御回路内の入力電流制御回路の構成例を示すブロック
図。
【図16】従来の無停電電源装置におけるコンバータ制
御回路内のゲート制御回路の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…インバータ、 2…インバータトランス、 3…切換回路、 4…接触器、 5…半導体スイッチ、 6…負荷、 7…商用電源、 8…コンバータ、 9…電圧検出器、 10…停電検出回路、 11…蓄電池、 12…直流コンデンサ、 13…電圧検出器、 14…コンバータ制御回路、 15…直流電圧制御回路、 16…直流電圧フィードバック、 17…入力電流振幅基準、 18…入力電流制御回路、 19…PLL回路、 20…電圧位相、 21…電流検出器、 22…入力電流フィードバック、 23…入力電圧フィードバック、 24…入力電圧指令、 25…ゲート制御回路、 26…ゲート信号、 27…交流フィルタ、 31…スイッチング素子、 32…ダイオード、 33…ゲート駆動回路、 34…コンバータ出力、 35…直流電圧基準、 36…ソフトスタート信号、 37…乗算器、 38…PI制御回路、 41…乗算器、 42…P制御回路、 43…キャリア発生回路、 44…コンパレータ、 45…ゲート生成回路、 51…判定回路、 52…切換信号、 53,53a,53b,53c…切換回路、 54…ゲートブロック信号、 55…比較器、 56a,56b…S−Rフリップフロップ、 57…タイマ、 58…電圧検出器、 59…電流検出器、 60…電力検出器、 61…乗算器、 62…割算器、 63…電力検出信号、 64…電流検出器、 65…蓄電池電流フィードバック。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記電圧検出器に故障/異常が発生したことを判定する
    と、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流振
    幅基準を一定期間調整する手段を備えて成ることを特徴
    とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記直流電圧制御回路に入力される前記電圧検出器から
    の検出信号と直流電圧基準との偏差が所定の偏差以上で
    あることにより、前記電圧検出器が故障/異常であると
    判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間“0”に切り換える第1の切換手段
    と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記インバータの出力電力を検出する電力検出手段と、 前記直流電圧制御回路に入力される前記電圧検出器から
    の検出信号と直流電圧基準との偏差が所定の偏差以上で
    あることにより、前記電圧検出器が故障/異常であると
    判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間、前記電力検出手段から出力される
    検出信号によって得られた出力電力に相当する入力電流
    振幅基準に切り換える第1の切換手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基
    準が所定の大きさ以上であることにより、前記電圧検出
    器が故障/異常であると判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間“0”に切り換える第1の切換手段
    と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記インバータの出力電力を検出する電力検出手段と、 前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基
    準が所定の大きさ以上であることにより、前記電圧検出
    器が故障/異常であると判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間、前記電力検出手段から出力される
    検出信号によって得られた出力電力に相当する入力電流
    振幅基準に切り換える第1の切換手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記蓄電池の電流を検出する電流検出手段と、 前記直流電圧制御回路に入力される前記電圧検出器から
    の検出信号と直流電圧基準との偏差が所定の偏差以上で
    あることにより、前記電圧検出器が故障/異常であると
    判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間、前記電流検出手段から出力される
    検出信号によって得られた蓄電池電流フィードバックに
    相当する入力電流振幅基準に切り換える第1の切換手段
    と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  7. 【請求項7】 商用電源から供給される交流電力を直流
    電力に変換するコンバータと、当該コンバータにより変
    換された直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する
    インバータと、当該インバータの入力側に接続された蓄
    電池と、前記負荷への電力供給を前記商用電源側または
    インバータ側のいずれかに切り換える切換回路とを備え
    て、 前記商用電源に異常が発生してコンバータが停止し、前
    記蓄電池を介してインバータから負荷へ電力を供給して
    いる状態から、前記商用電源が回復して再度コンバータ
    を起動させるように主回路を構成し、 前記コンバータの出力電圧を検出する電圧検出器と、当
    該電圧検出器から出力される検出信号を入力とし、当該
    検出信号に基づいて前記コンバータの入力電流振幅基準
    を発生する直流電圧制御回路と、前記商用電源から供給
    される交流電力の電圧位相を検出するPLL回路と、当
    該PLL回路により検出された電圧位相と前記直流電圧
    制御回路からの出力である入力電流振幅基準とに基づい
    て、当該電圧位相および入力電流振幅基準から構成され
    る入力電流指令に、前記コンバータの入力電流を検出す
    る電流検出器から出力される検出信号が一致するように
    前記コンバータの入力電圧指令を作成する入力電流制御
    回路と、当該入力電流制御回路からの入力電圧指令に基
    づいて、前記コンバータのスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート制御回路とからなるコンバータ制御回路
    を備えた無停電電源装置において、 前記蓄電池の電流を検出する電流検出手段と、 前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流振幅基
    準が所定の大きさ以上であることにより、前記電圧検出
    器が故障/異常であると判定する判定手段と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    ると、前記直流電圧制御回路からの出力である入力電流
    振幅基準を一定期間、前記電流検出手段から出力される
    検出信号によって得られた蓄電池電流フィードバックに
    相当する入力電流振幅基準に切り換える第1の切換手段
    と、 前記判定手段により電圧検出器の故障/異常が判定され
    てから前記一定期間経過した後に、前記コンバータのゲ
    ートをブロックする第2の切換手段と、 を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
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