JPH11299244A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH11299244A
JPH11299244A JP10100700A JP10070098A JPH11299244A JP H11299244 A JPH11299244 A JP H11299244A JP 10100700 A JP10100700 A JP 10100700A JP 10070098 A JP10070098 A JP 10070098A JP H11299244 A JPH11299244 A JP H11299244A
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JP10100700A
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Kazumasa Matsuoka
一正 松岡
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流フィルタを介してコンバータが接続され
ていると、交流フィルタのコンデンサの影響で進み電流
が流れるので、それを補正するためにコンバータの位相
角を補正するが、システム容量が変化すると補正量が少
ないため、入力電流が進みとなる。 【解決手段】 電力変換装置の負荷容量に応じて入力電
圧の位相と入力電流の位相が一致するようにコンバータ
の位相の補正量が設定された位相補正テーブルを有して
おり、運転する負荷容量が決まると前記位相補正テーブ
ルに基づいてコンバータの電流位相を調整する。これに
より、負荷容量に応じてコンバータの電流位相に補正を
加えることができるので、常に入力力率“1”の交流入
力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力を交流電
力あるいは交流電力を直流電力に変換する電力変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に電力変換装置の一つである無停電
電源装置の一構成例を示す。図9において、インバータ
1の出力はインバータトランス2の巻線に接続され、イ
ンバータトランス2のもうひとつの巻線は本無停電電源
装置の出力となり、切換え回路3に接続されている。切
換え回路3は接触器4と半導体スイッチ5から構成され
ており、負荷6への電力供給を無停電電源装置と商用電
源7のいずれかを切り換えるために用いる。ここでは、
切換え回路3は接触器4と半導体スイッチ5で構成され
ているが、いずれか一方だけでも構わない。
【0003】インバータ1の入力側には、商用電源7か
らの交流電力を交流フィルタ8を介して入力し直流電力
を出力するコンバータ9と、コンバータ9の出力を平滑
化する直流コンデンサ10と、交流入力停電時等の交流
入力異常時の電圧源となる蓄電池11とが接続されてい
る。交流フィルタ8は、コンバータ9で発生する高調波
を商用電源7に回生させないために設けられている。
【0004】そして常時は、商用電源7からコンバータ
8により所望の直流電圧源に変換され、この直流電圧源
を入力とするインバータ1が所望の電圧出力を出力する
ことによって無停電電源装置から負荷6へ給電が行われ
る。
【0005】交流入力停電時等の交流入力異常時は、交
流入力の異常が検出されるとコンバータ8を停止させ、
蓄電池11のような直流電圧源を構成できるものからイ
ンバータ1へ電力供給を継続し、無停電電源装置から負
荷6への給電を継続する。
【0006】次にコンバータの制御回路について説明す
る。直流コンデンサ10等の直流電圧を測定する電圧検
出器12の出力は、コンバータ制御回路13に入力さ
れ、コンバータ制御回路内の直流電圧制御回路14に直
流電庄フィードバックVdcとして入力される。また、
直流電圧制御回路14には、交流電圧を検出する電圧検
出器15の出力に基づいて交流入力停電時等の交流入力
異常を検出する停電検出回路16が接続される。
【0007】入力電流制御回路17には、入力電流振幅
基準Irefとして直流電圧制御回路14の出力が、電
圧位相θとしてPLL回路18の出力が、入力電圧フィ
ードバックとして電圧検出器15の出力が、入力電流フ
ィードバックIfbとして電流検出器19の出力が、そ
れぞれ入力される。
【0008】入力電流制御回路17の出力は入力電圧指
令Ecとしてゲート制御回路20に入力され、ゲート制
御回路20の出力はゲート信号Gとしてコンバータ9に
接続される。
【0009】図10において、直流電圧制御回路14
は、無停電電源装置が本来出力すべき電圧相当の出力を
インバータ9が出力できるように入力電流振幅基準Ir
efを出力する。入力電流制御回路17は電流検出器1
9によって検出された入力電流フィードバックIfdが
入力電圧振幅基準Irefと等しくなり、かつPLL回
路18によって検出された電圧位相θと等しくなるよう
に制御を行い、入力電圧指令Ecを出力する。ゲート制
御回路20はコンバータ9の出力が入力電圧指令Ecに
一致する様にゲート信号Gを出力する。
【0010】また、コンバータ9には蓄電池11を充電
するための充電制御回路が設けられているが、ここでは
説明を省略する。図11はコンバータ9の一構成例であ
る。
【0011】正極Pはスイッチング素子31a,31
c,31eのコレクタに各々接続され、これらのスイッ
チング素子には各々逆並列にダイオード32a,32
c,32eが接続されている。これらは直流電圧部のP
側としてコンバータ出力34となっている。
【0012】スイッチング素子31b,31d,31f
のエミッタは直流コンデンサ10のもう一つの端子に接
続され、これらのスイッチング素子には各々逆並列にダ
イオード32b,32d,32fが接続されている。こ
れらは直流電圧部の負極Nとしてコンバータ出力34と
なっている。
【0013】各スイッチング素子32には個別または一
括にスイッチング時のサージ電圧抑制用のスナバ回路が
設けられているがここでは説明を簡単にするため省略し
ている。
【0014】ゲート駆動回路33にはゲート信号Gが入
力されている。ゲート信号26に対し、ゲート駆動回路
33は上下直列に接続されたスイッチング素子、例えば
31a,31bなどが同時にオンすることを防止する
(デッドタイム)を生成したり、各スナバ回路の充放電
の期間を確保したりする。
【0015】図12は、コンバータ制御回路13内の直
流電圧制御回路14の一構成例である。直流電圧基準信
号Vrefは一定の直流電圧を出力する。ソフトスター
ト信号36はコンバータ起動時に直流電圧をコンバータ
9を構成するスイッチング素子に逆接続されたダイオー
ド32a〜32fによって発生する直流電圧から所望の
出力電圧基準まで徐々に立ち上げる信号で、起動期間
中、ランプ関数などの暫時増加関数であり、起動完了後
は1などの一定値となる。本回路により、電力変換装置
の起動時直流電圧を徐々に増加させることができる。一
般的にソフトスタートといわれる手法である。
【0016】このソフトスタート信号と直流電圧基準信
号Vrefを乗算器37で乗算したものと直流電圧フィ
ードバックVfbの差分がPI制御回路38の入力とな
り、PI制御回路38の出力は入力電流振幅基準Ire
fとなる。
【0017】なお、本側では電圧制御としてPI制御を
用いた例としているが、PlD制御やI−P制御その他
の一般的な制御手法や現代制御理論などを用いた制御回
路でもかまわない。
【0018】図13はコンバータ制御回路13内の入力
電流制御回路17の一構成例である。直流電圧制御回路
14の出力である入力電流振幅基準Irefと、PLL
回路18の出力である電圧位相θは乗算器41a〜41
cに接続され、乗算器41a〜41cの出力はそれぞれ
U相、V相、W相の交流入力電流基準Iref−U、I
ref−V、Iref−Wとなる。
【0019】コンバータ起動時の入力電流基準に付いて
は、前記直流電圧制御回路で述べたソフトスタート手法
を用いている。交流入力電流基準は入力電流フィードバ
ックとの差分を各々とられ、P制御回路42a〜42c
に各々入力される。
【0020】図13において、P制御回路は入力電流フ
ィードバックが入力電流基準に追従するように行う。な
お、本例では電圧制御としてP制御を用いた例としてい
るが、PlD制御やI−P制御その他の一般的な制御手
法や現代制御理論などを用いた制御回路でもかまわな
い。
【0021】特に、高速化や安定化を図る意味で入力電
流の後段または前段あるいは並列に、入力電圧などのオ
フセットを付加することがあってもかまわない。ここで
は、後段に入力電圧フィードバックVfbを各相毎に加
算して、入力電圧指令Ecとしている。
【0022】また、本構成例は1相毎に個別に制御を行
う構成であるが、公知のd−q軸理論を用いて、3相の
電流、電圧を振幅成分と位相成分に分けて制御回路構成
でもかまわない。
【0023】図14はコンバータ制御回路13内のゲー
ト制御回路20の一構成例である。入力電圧指令はキャ
リア発生回路43との差分を各々とられ、コンパレータ
44a〜44cに入力される。コンパレータ44a〜4
4cの出力はゲート生成回路45a〜45cに入力され
る。ゲート生成回路45a〜45cの出力はゲート信号
26となる。本構成例は、一般的に言われる三角波比較
方式であるが、ゲートパルスの発生手法は特に限定する
ものではない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電力変換装置は以下の欠点がある。コンバータ9には、
交流フィルタ(L−Cフィルタ)が電源系統側へのスイ
ッチング素子によるリプル電流を除去するために取り付
けている。この交流フィルタは、コンデンサの容量分だ
け進みの電流が流れる。
【0025】コンバータの位相を電圧検出器9で検出し
た電圧位相に合わせただけでは、図15(a)のベクト
ル図(位相補正無し)で示すように、システム容量(1
00%)のコンバータ電流Iconvに対して、交流フ
ィルタのコンデンサ分の進み電流Icの影響で、入力電
流Isは進みとなる。
【0026】このため、図15(b)のように、位相角
αをあらかじめ補正して、入力電流Isと入力電圧Vs
の位相差がない力率“1”となるように固定の値に調整
していた。
【0027】ところが負荷が少ない場合、交流フィルタ
のコンデンサ分の進み電流Icは一定であるが、コンバ
ータ電流Iconvが小さくなる。例えば図15(c)
のようにコンバータ電流が50%の場合、補正量が少な
いため、位相角βだけ入力電流が進みとなる。
【0028】このため負荷が少ない場合、入力系統側に
進み電流(無効電力)を返すことやコンデンサ電流分の
進み電流の影響で入力系統側が振動しやすいという問題
があった。
【0029】よって、本発明は、上記の欠点を除去する
ためになされたもので、負荷率に関わらず、常に力率
“1”で運転することのできる電力変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電力変換装置では、電力変
換装置の負荷容量に応じて入力電圧の位相と入力電流の
位相が一致するようにコンバータの位相の補正量が設定
された位相補正テーブルを有しており、運転する負荷容
量が決まると前記位相補正テーブルに基づいてコンバー
タの電流位相を調整する。これにより、負荷容量に応じ
てコンバータの電流位相に補正を加えることができるの
で、交流フィルタの影響により入力系統側に無効電力が
流出したり、振動が起こりやすくなることも無くなり、
常に入力力率“1”の交流入力を得ることができる。
【0031】本発明の請求項2に係る電力変換装置で
は、電力変換装置の出力電力を検出し、出力電力に応じ
て入力電圧の位相と入力電流の位相が一致するようにコ
ンバータの電流位相を調整する。これにより、負荷容量
に応じてコンバータの電流位相に補正を加えることがで
きるので、交流フィルタの影響により入力系統側に無効
電力が流出したり、振動が起こりやすくなることも無く
なり、常に入力力率“1”の交流入力を得ることができ
る。
【0032】本発明の諸求項3に係る電力変換装置で
は、インバータの出力電流を検出し、出力電流に応じて
入力電圧の位相と入力電流の位相が一致するようにコン
バータの電流位相を調整する。これにより、負荷容量に
応じてコンバータの電流位相に補正を加えることができ
るので、交流フィルタの影響により入力系統側に無効電
力が流出したり、振動が起こりやすくなることも無くな
り、常に入力力率“1”の交流入力を得ることができ
る。
【0033】本発明の諸求項4に係る電力変換装置で
は、直流回路の電流を検出し、直流回路の電流に応じて
入力電圧の位相と入力電流の位相が一致するようにコン
バータの電流位相を調整する。これにより、負荷容量に
応じてコンバータの電流位相に補正を加えることができ
るので、交流フィルタの影響により入力系統側に無効電
力が流出したり、振動が起こりやすくなることも無くな
り、常に入力力率“1”の交流入力を得ることができ
る。
【0034】本発明の請求項5に係る電力変換装置で
は、コンバータの電流を検出し、コンバータの電流に応
じて入力電圧の位相と入力電流の位相が一致するように
前記コンバータの電流位相を調整する。これにより、負
荷容量に応じてコンバータの電流位相に補正を加えるこ
とができるので、交流フィルタの影響により入力系統側
に無効電力が流出したり、振動が起こりやすくなること
も無くなり、常に入力力率“1”の交流入力を得ること
ができる。
【0035】本発明の請求項6に係る電力変換装置で
は、電流制御手段からの出力電圧指令を検出し、出力電
圧指令に応じて入力電圧の位相と入力電流の位相が一致
するように前記コンバータの電流位相を調整する。これ
により、負荷容量に応じてコンバータの電流位相に補正
を加えることができるので、交流フィルタの影響により
入力系統側に無効電力が流出したり、振動が起こりやす
くなることも無くなり、常に入力力率“1”の交流入力
を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の入力電流制御回路の構成図であり、ここでは図
13に示した従来の入力電流制御回路と同一要素につい
ては同一符号を付し説明を省略する。
【0037】図1において、図13に示した従来の入力
電流制御回路と異なる点は、PLL回路18の出力であ
る電圧位相基準と判定回路51の出力である位相補正量
との差分を演算し、その値を電圧位相θとしている点で
ある。それ以外の構成は図13と同様なので説明を省略
する。
【0038】つまり、図1では使用する負荷が決まり、
負荷率が決定したところで、この負荷率に応じた位相補
正量を判定回路51より位相補正量として出力する。こ
の位相補正量は、コンバータが出力する電流の位相を力
率‘1’となるように決定される。
【0039】図2は本発明の第1の実施の形態の判定回
路の構成図である。判定回路51は、負荷容量に対し
て、入力電圧の位相とコンバータが出力する電流の位相
が一致して、位相差がないように、あらかじめ求めてい
た補正量を選択する位相補正テーブル52を設け、判定
回路51の出力として電圧位相補正出力とする。
【0040】この位相補正テーブル52は、負荷率に対
する交流入力フィルタのコンデンサによる進み電流分の
力率を求め、角度(位相)に変換したものであり、テー
ブル例は、負荷が10%毎に変化した場合の位相補正量
を示しており、負荷が10%の場合、位相は45°補正
する構成となっている。ここでは、負荷率は10%毎に
100%まで示しているが、特に10%刻みに固定する
必要はない。
【0041】以上のように、本実施の形態によれば、電
力変換装置の負荷が変化しても、位相補正テーブルを利
用することにより、負荷量が決まれば補正する角度は決
まり、常に入力力率を“1”にすることができる。
【0042】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図3は本発明の第2の実施の形態の判定回路の
構成図である。判定回路51は、負荷量に相当するフィ
ードバック量を入力とし、このフィードバック量にゲイ
ン設定器53で決定されたゲインを乗算器54により乗
算し、判定回路51の出力として位相補正量を出力す
る。
【0043】図4は本発明の第2の実施の形態のフィー
ドバック量算出の説明図であり、ここでは、図9に示し
た従来の構成と同一要素については同一符号を付し説明
を省略する。
【0044】図9と異なる点は、負荷の電圧を検出する
電圧検出器60と、負荷の電流を検出する電流検出器6
1と、電圧検出器60の出力と電流検出器61の出力と
を基にフィードバック量を演算する電力検出回路62
と、電力検出回路62からのフィードバック量を基に位
相補正量を演算する判定回路51とが追加された点であ
る。
【0045】電力検出回路62では、電圧検出器60の
出力と電流検出器61の出力を乗算器63で乗算し電力
変換装置の出力電力を演算し、更にこの乗算器63の出
力を割算器64により定格電圧値で除算することでコン
バータが供給する電流量を求める。
【0046】そして、この割算器64の出力は、負荷容
量に相当するフィードバック量として、図3に示した判
定回路51の入力され、位相補正量が求められる。ここ
では、乗算器63の出力を割算器64により定格電圧値
で除算して、コンバータが供給する電流量をフィードバ
ック量としたが、乗算器63の出力である電力変換装置
の出力電力をフィードバック量としても構わない。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、電
力変換装置の負荷が変化しても、負荷容量に応じて、位
相を補正することにより、常に入力力率を“1”にする
ことができる。
【0048】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図5は本発明の第3の実施の形態のフィードバ
ック量算出の説明図であり、ここでは、図9に示した従
来の構成と同一要素については同一符号を付し説明を省
略する。
【0049】図9と異なる点は、インバータの出力電流
を検出する電流検出器61と、電流検出器61の出力を
基に位相補正量を演算する判定回路51とが追加された
点である。
【0050】電流検出器61の出力は、負荷容量に相当
するフィードバック量として、図3に示した判定回路5
1の入力され、位相補正量が求められる。以上のよう
に、本実施の形態によれば、電力変換装置の負荷が変化
しても、負荷容量に応じて、位相を補正することによ
り、常に入力力率を“1”にすることができる。
【0051】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図6は本発明の第4の実施の形態のフィードバ
ック量算出の説明図であり、ここでは、図9に示した従
来の構成と同一要素については同一符号を付し説明を省
略する。
【0052】図9と異なる点は、直流回路の電流を検出
する電流検出器61と、電流検出器61の出力を基に位
相補正量を演算する判定回路51とが追加された点であ
る。電流検出器61の出力は、負荷容量に相当するフィ
ードバック量として、図3に示した判定回路51の入力
され、位相補正量が求められる。
【0053】以上のように、本実施の形態によれば、電
力変換装置の負荷が変化しても、負荷容量に応じて、位
相を補正することにより、常に入力力率を“1”にする
ことができる。
【0054】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図7は本発明の第5の実施の形態のフィードバ
ック量算出の説明図であり、ここでは、図9に示した従
来の構成と同一要素については同一符号を付し説明を省
略する。
【0055】図9と異なる点は、コンバータの電流検出
器19の出力を基に位相補正量を演算する判定回路51
とが追加された点である。電流検出器19の出力は、負
荷容量に相当するフィードバック量として、図3に示し
た判定回路51の入力され、位相補正量が求められる。
【0056】以上のように、本実施の形態によれば、電
力変換装置の負荷が変化しても、負荷容量に応じて、位
相を補正することにより、常に入力力率を“1”にする
ことができる。
【0057】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図8は本発明の第6の実施の形態の入力電流制
御回路の構成図であり、ここでは図13に示した従来の
入力電流制御回路と同一要素については同一符号を付し
説明を省略する。
【0058】図8において、図13に示した従来の入力
電流制御回路と異なる点は、入力電圧指令が最大値判定
回路65に入力され、最大値判定回路65の出力が判定
回路51に入力され、PLL回路18の出力である電圧
位相基準と判定回路51の出力である位相補正量との差
分を演算し、その値を電圧位相θとしている点である。
【0059】入力電圧指令は最大値判定回路65の入力
となり、最大値判定回路65は、これら三相の入力の中
から最大値を判定する。最大値判定回路65の出力は、
負荷容量に相当するフィードバック量として、図3に示
した判定回路51の入力され、位相補正量が求められ
る。位相補正量は、入力電圧の位相とコンバータが出力
する電流の位相が一致して、位相差がないように決定さ
れるので、入力力率を“1”にすることができる。
【0060】以上のように、本実施の形態によれば、電
力変換装置の負荷が変化しても、負荷容量に応じて、位
相を補正することにより、常に入力力率を“1”にする
ことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では電力変
換装置の負荷が変化しても、商用電源側には常に入力力
率“1”となるようにできるため、電力変換装置の性能
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の入力電流制御回
路の構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の判定回路の構成
図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の判定回路の構成
図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のフィードバック
量算出の説明図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態のフィードバック
量算出の説明図。
【図6】 本発明の第4の実施の形態のフィードバック
量算出の説明図。
【図7】 本発明の第5の実施の形態のフィードバック
量算出の説明図。
【図8】 本発明の第6の実施の形態の入力電流制御回
路の構成図。
【図9】 従来の電力変換装置の構成図。
【図10】 従来のコンバータ制御回路の構成図。
【図11】 コンバータの構成図。
【図12】 直流電圧制御回路の構成図。
【図13】 従来の入力電流制御回路の構成図。
【図14】 ゲート制御回路の構成図。
【図15】 交流フィルタによる影響を説明するベクト
ル図。
【符号の説明】
1…インバータ 2…インバータトランス 3…切換回路 4…接触器 5…半導体スイッチ 6…負荷 7…商用電源 8…交流フィルタ 9…コンバータ 10…直流コンデンサ 11…蓄電池 12…電圧検出器 13…コンバータ制御回路 14…直流電圧制御回路 15…電圧検出器 16…停電検出回路 17…入力電流制御回路 18…PLL回路 19…電流検出器 20…ゲート制御回路 31…スイッチング素子 32…ダイオード 33…ゲート駆動回路 36…ソフトスタート信
号 37…乗算器 38…PI制御回路 41…乗算器 42…P制御回路 43…キャリア発生回路 44…コンパレータ 45…ゲート生成回路 51…判定回路 52…位相補正テーブル 53…ゲイン設定器 60…電圧検出器 61…電流検出器 62…電力検出回路 63…乗算器 64…割算器 65…最大値判定回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 7/48 H02M 7/48 Y

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 電力変換装置の負荷容量に応じて入力電圧の位相と入力
    電流の位相が一致するようにコンバータの位相の補正量
    が設定された位相補正テーブルと、 該位相補正テーブルに基づいて前記コンバータの電流位
    相を調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とす
    る電力変換装置。
  2. 【請求項2】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 電力変換装置の出力電力を検出する電力検出手段と、 該電力検出手段の出力に応じて入力電圧の位相と入力電
    流の位相が一致するように前記コンバータの電流位相を
    調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とする電
    力変換装置。
  3. 【請求項3】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段の出力に応じて入力電圧の位相と入力電
    流の位相が一致するように前記コンバータの電流位相を
    調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とする電
    力変換装置。
  4. 【請求項4】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 直流回路の電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段の出力に応じて入力電圧の位相と入力電
    流の位相が一致するように前記コンバータの電流位相を
    調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とする電
    力変換装置。
  5. 【請求項5】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 コンバータの電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段の出力に応じて入力電圧の位相と入力電
    流の位相が一致するように前記コンバータの電流位相を
    調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とする電
    力変換装置。
  6. 【請求項6】 商用電源から交流フィルタを介して供給
    される交流を直流に変換するコンバータと、 該コンバータの直流を交流に変換するインバータと、 前記コンバータの電流が電流振幅基準に一致するように
    前記コンバータの出力電圧指令を作成する電流制御手段
    と、 該電流制御手段からのコンバータ出力電圧指令に基づき
    前記コンバータを構成するスイッチング素子のゲートを
    制御するゲート回路と、を有した電力変換装置におい
    て、 前記電流制御手段からの出力電圧指令を検出する電圧指
    令検出手段と、 該電圧指令検出手段の出力に応じて入力電圧の位相と入
    力電流の位相が一致するように前記コンバータの電流位
    相を調整する位相補正手段とを具備したことを特徴とす
    る電力変換装置。
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