JP4493308B2 - 無停電電源装置及び無停電電源システム - Google Patents

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本発明は、無停電電源装置、及びこの無停電電源装置を予備無停電電源装置として常用無停電電源装置と組合せてなる無停電電源システムに関する。
常用の無停電電源装置と予備の無停電電源装置とを組み合わせたものとして、常用予備無停電電源システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図12はこの無停電電源システムの構成を示すブロック回路図である。同図において、無停電電源装置1aは、主に、インバータ2a、インバータ用トランス3a、切換回路4a、直流電源8a及びインバータ制御回路9aによって構成されている。このうち、電力貯蔵手段としての直流電源8aはインバータ2aの入力側に接続されており、このインバータ2aの出力側にインバータ用トランス3aの1次巻線が接続され、このインバータ用トランス3aの2次巻線は切換回路4aの接触器5aに接続されている。接触器5aはインバータ用トランス3aの2次巻線の出力を無停電電源装置1bから入力された交流に切り換えて負荷7に供給するもので、接触器5aの動作時間に起因する交流出力の瞬間停止を防止するために、これに逆並列接続された一対の半導体スイッチ6aを備えている。インバータ制御回路9aは無停電電源装置1bに同期し、所定の電圧を出力するようにインバータ2aを制御するものである。
一方、無停電電源装置1bは、主に、インバータ2b、インバータ用トランス3b、切換回路4b、直流電源8b及びインバータ制御回路9bによって構成されている。このうち、電力貯蔵手段としての直流電源8bはインバータ2bの入力側に接続されており、このインバータ2bの出力側にインバータ用トランス3bの1次巻線が接続され、このインバータ用トランス3bの2次巻線は切換回路4bの接触器5bに接続されている。接触器5bはインバータ用トランス3bの2次巻線の出力を商用電源10から入力された交流に切り換えて無停電電源装置1aに供給するもので、接触器5bの動作時間に起因する交流出力の瞬間停止を防止するために、これに逆並列接続された一対の半導体スイッチ6bを備えている。インバータ制御回路9bは商用電源10に同期し、所定の電圧を出力するようにインバータ2bを制御するものである。
図12に示した無停電電源装置1aは常用の無停電電源装置として動作し、直流電源8aの直流を交流に変換し、インバータ用トランス3aを介して、無停電電源装置1bの出力に等しい電圧及び位相を有する交流を負荷7に給電している。この無停電電源装置1aのインバータ2aに過負荷等の故障が発生した場合、切換回路4aが無停電電源装置1b側に切り換わり、無停電電源装置1bの出力を負荷に給電する。そして、無停電電源装置1bは予備の無停電電源装置として動作し、直流電源8bの直流を交流に変換し、インバータ用トランス3bを介して、商用電源10に等しい電圧及び位相を有する交流を無停電電源装置1aに供給する。この無停電電源装置1bのインバータ2b等に故障が発生した場合、切換回路4bが商用電源10側に切り換わり、商用電源10の交流を無停電電源装置1aに供給する。
なお、上述した無停電電源装置1a,1bは直流電源8a,8bからそれぞれ電力の供給を受けているが、これらの直流電源は蓄電池、PWMコンバータ、D−Dコンバータのいずれであっても良い。また、無停電電源装置1bに無停電電源装置1aと同様な構成の無停電電源装置が並列接続されるような構成にすることも可能である。
図13は上述したインバータ制御回路9a,9bの詳細な構成を示すブロック図であり、この両者が同一に構成されているため、これらをインバータ制御回路9と表すと共に、前述したインバータ2a,2bをインバータ2と表し、インバータ用トランス3a,3bをインバータ用トランス3と表し、直流電源8a,8bを直流電源8と表したものである。ここに示した、インバータ制御回路9は基準発生回路21、PLL回路22、出力電圧制御回路23及びゲート制御回路24で構成され、出力電圧制御回路23にはインバータ用トランス3の出力電圧を検出する電圧検出回路11が外部接続されている。この構成により、PLL回路22は出力電圧基準の位相を決定し、他の電源又は商用電源に同期するように位相を調整する出力電圧位相基準32を基準発生回路21に加える。基準発生回路21は無停電電源装置が本来出力すべき電圧相当の出力電圧基準31を出力して出力電圧制御回路23に加える。出力電圧制御回路23は電圧検出回路11で検出された出力電圧フィードバック信号33が出力電圧基準31と等しくなるように、所定の演算処理を施して出力電圧指令34を出力する。ゲート制御回路24はインバータ2の出力が出力電圧指令34に一致するようにインバータゲート信号35を生成する。これによって、インバータ2はインバータゲート信号35に応じてオン、オフされたパルスを出力し、インバータ用トランス3の巻線構成、巻線比等に応じて変換された交流が無停電電源装置の出力となる。
図14はインバータ2の詳細な構成を示した回路図であり、例えば、IGBTでなる6個のスイッチング素子41a,41b,41c,41d,41e,41fと、これらにそれぞれ逆並列接続されたダイオード42a,42b,42c,42d,42e,42fとを備えている。この場合、スイッチング素子41a,41bの直列接続回路と、スイッチング素子41c,41dの直列接続回路と、スイッチング素子41e,41fの直列接続とが並列接続され、これらの並列接続回路の正側の一端が直流電源8の正極に接続され、負側の他端が直流電源8の負極に接続されている。
スイッチング素子41a,41bの相互接続点、スイッチング素子41c,41dの相互接続点、スイッチング素子41e,41fの相互接続点がそれぞれU相、V相、W相のインバータ出力電圧36の出力端になっている。また、スイッチング素子41a,41b,41c,41d,41e,41fに対して個別に、又は一括してスイッチング時のサージ電圧を抑制するためのスナバ回路が設けられるが、ここでは図面及び説明の簡単化のために省略している。ゲート駆動回路43はインバータゲート信号35に従って各スイッチング素子を所定の順番でオン、オフ駆動するもので、この場合、直列に接続されたスイッチング素子、例えば、42a,42bなどが同時にオン状態になることを防止するためのデッドタイムを生成したり、スナバ回路の充放電期間を確保したりすることによって、パルス幅変調(PWM)された電圧を出力する。
図15はインバータ制御回路9内の基準発生回路21の詳細な構成を示す回路図である。ここで、PLL回路22から出力された出力電圧位相基準32に基づいて生成された電圧基準信号51a,51b,51cはそれぞれ乗算器53a,53b,53cの一方入力として加えられ、これらの乗算器53a,53b,53cの他方入力としてソフトスタート信号52が加えられ、各乗算結果がU相、V相、W相の出力電圧基準31として出力される。ソフトスタート信号52は、インバータの起動時に出力電圧をゼロから徐々に立ち上げる信号で、起動期間中はランプ関数などの暫時増加関数であり、起動完了後は1などの一定値となる。この構成により、無停電電源装置はその起動時に出力電圧を徐々に増加させることができるもので、この手法が一般にソフトスタートといわれている。
図16はインバータ制御回路9内の出力電圧制御回路23の詳細な構成を示す回路図である。ここで、出力電圧基準31はPI制御回路54a,54b,54cの一方の入力端に加えられ、これらのPI制御回路54a,54b,54cの他方の入力端には出力電圧フィードバック信号33が加えられる。PI制御回路54a,54b,54cは各入力の差分に対してPI演算を施して出力電圧指令34として出力する。なお、PI制御回路54a,54b,54cの代わりに、PID制御や、I−P制御を行う構成の制御回路を用いても良く、さらに、ロバスト制御など最新の制御理論を用いた制御回路を用いてもかまわない。このPI制御回路54a,54b,54cは出力電圧フィードバック信号33が出力電圧基準31に追従するように制御を行うものであるが、制御の高速化や安定化を図る意味で、その前段又は後段、あるいは、並列に出力電流などの電流制御回路を付加するようにしても良いが、ここでは。説明を簡単にするために図示を省略している。なお、図16はU,V,Wの相毎に個別に電圧制御信号を生成する構成としたが、周知のd−q理論を用いて、3相電圧を振幅成分と位相成分とに分けた制御回路を構成しても良い。
図17はインバータ制御回路9内のゲート制御回路24の詳細な構成を示すブロック回路図である。このゲート制御回路24には相毎の出力電圧指令34と、キャリア発生回路55のキャリア信号とがコンパレータ56a,56b,56cに加えられ、それらの差信号がゲート信号出力回路57a,57b,57cに加えられ、ここで、ゲート信号が生成されて信号切換回路58a,58b,58cの一方の切換入力端子に加えられる。信号切換回路58a,58b,58cの他方の入力端子にはインバータを構成するスイッチング素子をオフ状態にするゲートブロック信号が加えられる。この信号切換回路58a,58b,58cの切換には、無停電電源装置の故障信号59が用いられる。従って、無停電電源装置の正常時には、信号切換回路58a,58b,58cを介して、インバータゲート信号35が出力され、故障時にはゲートブロック信号が出力される。なお、ここでは、ごく一般的な三角波比較方式でゲート信号を生成するものについて説明したが、他のゲートパルス発生手法を採用することもできる。
図18は従来のもう一つの無停電電源システムの構成を示すブロック回路図である。図中、図12と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この無停電電源システムは無停電電源装置101aと無停電電源装置101bとを備え、このうち、無停電電源装置101aが図12に示す無停電電源装置1aの機能を有し、無停電電源装置101bが図12に示す無停電電源装置1bの機能を有している。ここで、無停電電源装置101aは、直流電源8aとインバータ2aの間に、直流リアクトル15a、チョッパ13a、これを制御するチョッパ制御回路14a及び直流コンデンサ16aとでなるチョッパ装置を備えた点が無停電電源装置1aと構成を異にし、これ以外は無停電電源装置1aと同一に構成されている。また、無停電電源装置101bは、直流電源8bとインバータ2bの間に、直流リアクトル15b、チョッパ13b、これを制御するチョッパ制御回路14b及び直流コンデンサ16bとでなるチョッパ装置を備えた点が無停電電源装置1bと構成を異にし、これ以外は無停電電源装置1bと同一に構成されている。
上記の構成により、チョッパ13aは、直流リアクトル15aを介して、直流電源8bから直流電力の供給を受け、チョッパ制御回路14aの制御によって所定の電圧を出力してインバータ2bに供給するものである。同様に、チョッパ13bは、直流リアクトル15bを介して、直流電源8bから直流電力の供給を受け、チョッパ制御回路14bの制御によって所定の電圧を出力してインバータ2bに供給するものである。
図19はチョッパ制御回路14a及び14bの詳細な構成を示すブロック図であり、これらが同一に構成されているのでこれをチョッパ制御回路14と表し、チョッパ13a及び13bをチョッパ13と、直流リアクトル15a及び15bを直流リアクトル15と、直流コンデンサ16a及び直流コンデンサ16bを直流コンデンサ16と表している。なお、ここでは、図13を用いて説明したインバータ制御回路9と併せて示されている。
図19において、チョッパ制御回路14は直流電圧基準71、直流電圧制御回路72及びチョッパゲート制御回路73を備え、さらに、チョッパ13の出力電圧を検出する電圧検出回路11aを付帯している。ここで、直流電圧基準71はインバータ2が本来所望する直流電圧相当の直流電圧基準81を発生して直流電圧制御回路72に加える。直流電圧制御回路72は直流電圧基準81と電圧検出回路11aで検出された直流電圧フィードバック信号82とが等しくなるような直流電圧指令83を出力する。チョッパゲート制御回路73は直流電圧指令83に従ってチョッパ13を制御するチョッパゲート信号84を出力する。
図20はチョッパ13の詳細な構成を前述したインバータ2と併せて示した回路図である。図中、図14と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。チョッパ13は、例えば、IGBTでなるスイッチング素子41g及び41hが直列接続され、その正極端がインバータ2の正極端に接続され、その負極端がインバータ2の負極端に接続されている。この場合、スイッチング素子41g及び41hにダイオード42g,42hが逆並列に接続されている。そして、直流電源8の正極に直流リアクトル15の一端が接続され、この直流リアクトル15の多端が、スイッチング素子41gとダイオード42hとの相互接続点に接続されている。また、直流電源8の負極がスイッチング素子41g及び41hの直列接続回路の負極端に接続されているている。さらに、前述した直流コンデンサ16として、直流コンデンサ16a及び16bの直列接続回路がスイッチング素子直列接続回路の出力端子間に接続され、これらのコンデンサの相互接続点が接地されている。この構成により、チョッパーゲート回路44がチョッパゲート信号84に基づいてスイッチング素子41g及び41hをオン、オフ制御するように構成されている。
図21はチョッパ制御回路14を構成する直流電圧基準発生回路71の詳細な構成を示す回路図である。ここでは、直流電圧基準信号91の出力が加算器93の一方入力として加えられ、チョッパ起動信号92が加算器93の他方入力として加えられる。チョッパ起動信号92は、チョッパの起動時に直流電圧を直流電源8の電圧から徐々に所望の直流電圧に移行させるための信号で、起動期間中は暫時減少する減少関数であり、起動完了後は0などの一定値となる。そして、加算器93から直流電圧基準81が出力される。これにより、チョッパは起動時に出力電圧を徐々に増加させることができる。
図22はチョッパ制御回路14を構成する直流電圧制御回路72の詳細な構成を示す回路図である。ここで、直流電圧基準81から直流電圧フィードバック信号82を差し引いた差分がPI制御回路54dに入力され、PI演算されて直流電圧指令83として出力される。つまり、PI制御回路54dは直流電圧フィードバック信号82が直流電圧基準81に追従するような制御を行う直流電圧指令83を出力する。なお、高速化や安定化を図る意味でPI制御回路54dの後段又は前段、あるいは、並列に、直流電流などの電流制御回路を付加するようにしても良いが、ここでは、説明を簡単にするために省略してある。
図23はチョッパ制御回路14を構成するチョッパゲート制御回路73の詳細な構成を示す回路図である。同図において、直流電圧指令83とキャリア発生回路55の出力とがコンパレータ56dに加えられその差分が演算され、ゲート信号出力回路57dに加えられる。このゲート信号出力回路57dの出力は信号切換回路58dの一方の入力として加えられる。他方の入力としてゲートオフ信号が加えられる。従って、通常の制御時にはゲート信号出力回路57dの出力がチョッパゲート信号84として出力され、故障信号59が出力されたときチョッパゲート信号84はゲートオフ信号に切換えられる。
特開2003−87998号公報
上述した2種類の常用予備無停電電源システムにおいては、定格負荷以上の運転状態で常用の無停電電源装置1a又は無停電電源装置101aが故障した場合、直ちに予備の無停電電源装置1b又は無停電電源装置101bからの給電に切り換わる。このとき、予備の無停電電源装置1b又は無停電電源装置101bは無停電電源装置1a又は無停電電源装置101aの故障点と負荷7との両方に電力を供給する形となる。従って、無停電電源装置1b又は無停電電源装置101bは装置定格を超える電流を流そうとするため、無停電電源装置1b又は無停電電源装置101bの保護回路が動作し、商用電源10に切り換わりやすかった。このため、無停電電源装置1a又は無停電電源装置101bが復旧するまでの間、負荷7に電力を供給するバックアップ手段が無いことになり、この状態で停電が発生すると負荷7の電力供給ができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、過負荷状態に陥る時間が所定の時間以内であれば、過負荷耐量限界まで給電を継続させることのできる無停電電源装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、この無停電電源装置を予備の無停電電源装置とすることにより、常用の無停電電源装置が過負荷状態に陥った場合においても、その過負荷耐量限界まで給電を継続させることを可能にし、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることのできる無停電電源システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、
電力を貯蔵して直流を出力する電力貯蔵手段と、制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記ゲートを制御することによって前記電力貯蔵手段から与えられた直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧基準を発生する基準発生回路と、前記出力電圧基準に基づき前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段と、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記スイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段と、前記インバータからの交流電力を、外部から供給される交流に切り換えて出力する切換手段と、を備えた無停電電源装置において、
前記インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、
第1の過電流基準信号、およびこの第1の過電流基準信号よりも低レベルの第2の過電流基準信号を形成する回路を有し、前記電流検出手段により検出された出力電流が前記第2の過電流基準信号を超えないように、前記ゲート制御手段にゲート制御信号を与えて前記インバータを運転し、過負荷により前記出力電流が前記第1の過電流基準信号を超えたときは、前記切換手段が切換を行うに要する時間だけ、前記ゲート制御手段に前記ゲート制御信号をブロックする指令を与える過電流検出手段と、
を備えたことを特徴とする無停電電源装置、である。
請求項5記載の発明は、
請求項記載の無停電電源装置である予備無停電電源装置と、
制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記インバータの出力電圧と出力電圧基準との偏差分に対して所定の演算処理を施して前記インバータの出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記インバータのスイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び、前記インバータによって変換された交流を前記予備無停電電源装置から供給される交流と切り換えて出力する切換手段を有する常用無停電電源装置と、
を備えた無停電電源システム、である。
請求項6記載の発明は、
請求項記載の無停電電源装置である予備無停電電源装置と、
制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記インバータの出力電圧と出力電圧基準との偏差分に対して所定の演算処理を施して前記インバータの出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記インバータのスイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び前記予備無停電電源装置から供給される交流と前記インバータによって変換された交流とを切り換えて出力する切換手段をそれぞれ有する複数の常用無停電電源装置と、
を備えた無停電電源システム、である。
請求項7記載の発明は、
請求項記載の無停電電源装置でなる予備無停電電源装置と、
制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記インバータの出力電圧と出力電圧基準との偏差分に対して所定の演算処理を施して前記インバータの出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記インバータのスイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び、前記インバータによって変換された交流を外部から供給される交流に切り換えて出力する切換手段をそれぞれ有する常用無停電電源装置と、
前記常用無停電電源装置から出力される交流を前記予備無停電電源装置から出力される交流に切り換えて負荷に供給する外部切換手段と、
を備えた無停電電源システム、である。
本発明に係る無停電電源装置は、インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段によって検出された電流が過負荷耐量限界よりも低い所定の値になったことを検出し、所定の時間だけ、インバータを構成するスイッチング素子に対するゲートブロック指令を与える過電流検出手段とを備えているため、過負荷状態に陥る時間が所定の時間以内であれば、過負荷耐量限界まで給電を継続させることができる。
本発明に係る無停電電源システムは、この無停電電源装置を予備の無停電電源装置としているので、常用の無停電電源装置の故障発生による故障点への電力供給と負荷への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置を過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る無停電電源装置の第1の実施形態の構成を示す回路図であり、従来装置として示した図12中の無停電電源装置1bとして使用するもので、図13に詳細を示したインバータ制御回路9に替えて図1に示したインバータ制御回路9Aを用いた点が構成上異なっており、これ以外は従来装置と同一に構成されている。図中、従来装置と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態を構成するインバータ制御回路9Aは、インバータ2の出力電流を検出する電流検出器61を付帯し、この電流検出器61の出力であるインバータ電流検出信号62が予め設定された設定値を超えたことを判定する機能を有し、設定値を超えたとき所定の時間だけゲート信号を操作する過電流検出回路63を備えたものである。
図2は過電流検出回路63の詳細な構成を示す回路図である。この過電流検出回路63は装置の負荷耐量限界に対応する過電流基準信号65aを発生する第1の保護レベル設定手段と、負荷耐量限界に対して20%程度、値の小さい過電流基準信号65bを発生する第2の保護レベル設定手段と、過電流基準信号65aとインバータ電流検出信号62とを比較し、過電流基準信号65a<インバータ電流検出信号62であるときに論理レベルが「1」の故障信号59を出力するコンパレータ56dと、過電流基準信号65bとインバータ電流検出信号62とを比較し、過電流基準信号65b<インバータ電流検出信号62であるときに論理レベルが「1」のインバータゲート操作信号64を出力するコンパレータ56eとで構成されている。
図3は過電流検出回路63を付加したことに対応してその構成を変更したゲート制御回路24Aの詳細な構成を示す回路図であり、図中、図17と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。このゲート制御回路24Aは故障信号59を一方入力、インバータゲート操作信号64を他方入力とする論理和回路66を設け、その出力によって信号切換回路58a,58b,58cを切り換えるようにした点が図17と構成を異にし、これ以外は図17と同一に構成されている。
上記のように構成された無停電電源装置の第1の実施形態の動作について、特に、従来装置と構成を異にする部分を中心にして以下に説明する。電流検出器61はインバータ2の出力電流を検出してインバータ電流検出信号62を過電流検出回路63に加える。過電流検出回路63はこのインバータ電流検出信号62と過電流基準信号65aとを比較すると共に、インバータ電流検出信号62と過電流基準信号65bとを比較する。この場合、過電流基準信号65bは過電流基準信号65aに対して20%程度小さいので、コンパレータ56dが論理レベル「1」の信号を出力する前にコンパレータ56eが論理レベル「1」の信号を出力する。すなわち、無停電電源装置の出力がその負荷耐量限界に到達するかなり前の状態で論理和回路66から論理レベル「1」の信号が信号切換回路58a,58b,58cに加えられる。このとき、信号切換回路58a,58b,58cは、所定の時間、例えば、切換回路4a(図12参照)の切換動作時間だけ、インバータにゲートブロック信号を加える側に切り換えられる。これによって、常用の無停電電源装置の故障発生による故障点への電力供給と負荷への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられる。
かくして、本発明に係る無停電電源装置の第1の実施形態によれば、過負荷状態に陥る時間が所定の時間以内であれば、過負荷耐量限界まで給電を継続させることができる。
図4は本発明に係る無停電電源装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図であり、図中、第1の実施形態を示す図1と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。ここに示したインバータ制御回路9Bは、過電流検出回路63のインバータゲート操作信号64が基準発生回路21Aに加えられた点、基準発生回路21Aが図5に示すように、ソフトスタート信号52に定時間基準発生回路67の出力信号を加算して乗算器53a,53b,53cに加えられるようにした点が第1の実施形態と構成を異にし、これ以外は図1と同一に構成されている。
上記のように構成された無停電電源装置の第2の実施形態の動作について、特に、第1の実施形態と構成を異にする部分を中心にして以下に説明する。過電流検出回路63のインバータゲート操作信号64によってゲート制御回路24Aがインバータ2にゲートブロック信号を出力した後、正規のゲート信号を出力する状態に復帰すると、このとき出力電圧変動が発生する。定時間基準発生回路67はこの電圧変動を抑制するために、ゲートブロック信号を出力する期間、出力電圧基準31を増大する信号を発生する。これによって、ゲートブロック信号を加えた状態から元の状態に復帰したときの電圧変動が抑制されるという新たな効果が得られる。
以上、本発明に係る無停電電源装置の第1及び第2の実施形態について説明したが、この無停電電源装置を図12に示した無停電電源装置1bとして無停電電源システムを構成すれば、常用の無停電電源装置1aの故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置を過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
図6は本発明に係る無停電電源システムの他の構成例を示すブロック回路図であり、この実施形態は内部構成が略同一の2つの常用の無停電電源装置1a,1bに対して予備の無停電電源装置1cが交流電力を供給するように構成すると共に、予備の無停電電源装置1cとして図1又は図4を用いて説明した無停電電源装置を使用して無停電電源システムを構成したものである。
この図6に示した構成においても、常用の無停電電源装置1a又は1bの故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置1cを過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
図7は本発明に係る無停電電源システムのもう一つ他の構成例を示すブロック回路図であり、この実施形態はそれぞれ商用電源10a,10bに接続された2組の無停電電源装置1a,1bの出力を、接触器4と2組の半導体スイッチ素子とでなる外部切換手段としての無瞬断切換回路5Cによって負荷7に切換出力するに当たり、無停電電源装置1a,1bのいずれか一方を常用とし、いずれか他方を予備とする場合、予備として使用される側に図1又は図4を用いて説明した無停電電源装置を使用して無停電電源システムを構成したものである。
この図7に示した構成においても、常用の無停電電源装置の故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の予備の無停電電源装置の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置を過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
図8は本発明に係る無停電電源装置の第3の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図であり、従来装置として示した図18中の無停電電源装置101bとして使用するもので、図19に詳細を示したインバータ制御回路9に替えて図8に示したインバータ制御回路9Cを用いた点が構成上異なっており、これ以外は従来装置と同一に構成されている。図中、従来装置と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態を構成するインバータ制御回路9Cは、インバータ2の出力電流を検出する電流検出器61を付帯し、この電流検出器61の出力であるインバータ電流検出信号62が予め設定された設定値を超えたことを判定する機能を有し、設定値を超えたとき所定の時間だけゲート信号を操作する過電流検出回路63を備えたものである。
過電流検出回路63は図2に示したものと全く同様に構成され、過電流基準信号65aとインバータ電流検出信号62とを比較し、過電流基準信号65a<インバータ電流検出信号62であるときに論理レベルが「1」の故障信号59を出力し、過電流基準信号65b<インバータ電流検出信号62であるときに論理レベルが「1」のインバータゲート操作信号64を出力するように構成されている。
ゲート制御回路24Aもまた、図3を用いて説明したとおり、故障信号59を一方入力、インバータゲート操作信号64を他方入力とする論理和回路66を設け、その出力によって信号切換回路58a,58b,58cを切り換えるように構成されている。
上記のように構成された無停電電源装置の第3の実施形態の動作について、特に、従来装置と構成を異にする部分を中心にして以下に説明する。電流検出器61はインバータ2の出力電流を検出してインバータ電流検出信号62を過電流検出回路63に加える。過電流検出回路63はこのインバータ電流検出信号62と過電流基準信号65aとを比較すると共に、インバータ電流検出信号62と過電流基準信号65bとを比較する。この場合、過電流基準信号65bは過電流基準信号65aに対して20%程度小さいので、コンパレータ56dが論理レベル「1」の信号を出力する前にコンパレータ56eが論理レベル「1」の信号を出力する。すなわち、無停電電源装置の出力がその負荷耐量限界に到達するかなり前の状態で論理和回路66から論理レベル「1」の信号が信号切換回路58a,58b,58cに加えられる。このとき、信号切換回路58a,58b,58cは、所定の時間、例えば、切換回路4a(図12参照)の切換動作時間だけ、インバータにゲートブロック信号を加える側に切り換えられる。これによって、常用の無停電電源装置の故障発生による故障点への電力供給と負荷への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられる。
かくして、本発明に係る無停電電源装置の第3の実施形態によれば、過負荷状態に陥る時間が所定の時間以内であれば、過負荷耐量限界まで給電を継続させることができる。
図9は本発明に係る無停電電源装置の第4の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図であり、図中、第3の実施形態を示す図8と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。ここに示したインバータ制御回路9Dは、過電流検出回路63のインバータゲート操作信号64が基準発生回路21Aに加えられた点、基準発生回路21Aが図5に示すように、ソフトスタート信号52に定時間基準発生回路67の出力信号を加算して乗算器53a,53b,53cに加えられるようにした点が第3の実施形態と構成を異にし、これ以外は図8と同一に構成されている。
上記のように構成された無停電電源装置の第4の実施形態の動作について、特に、第3の実施形態と構成を異にする部分を中心にして以下に説明する。過電流検出回路63のインバータゲート操作信号64によってゲート制御回路24Aがインバータ2にゲートブロック信号を出力した後、正規のゲート信号を出力する状態に復帰すると、このとき出力電圧変動が発生する。定時間基準発生回路67はこの電圧変動を抑制するために、ゲートブロック信号を出力する期間、出力電圧基準31を増大する信号を発生する。これによって、ゲートブロック信号を加えた状態から元の状態に復帰したときの電圧変動が抑制されるという新たな効果が得られる。
以上、本発明に係る無停電電源装置の第3及び第4の実施形態について説明したが、この無停電電源装置を図18に示した無停電電源装置101bとして無停電電源システムを構成すれば、常用の無停電電源装置101aの故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置を過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
図10は本発明に係る無停電電源システムの他の構成例を示すブロック回路図であり、この実施形態は内部構成が略同一の2つの常用の無停電電源装置101a,101bに対して予備の無停電電源装置101cが交流電力を供給するように構成すると共に、予備の無停電電源装置101cとして図8又は図9を用いて説明した無停電電源装置を使用して無停電電源システムを構成したものである。
この図10に示した構成においても、常用の無停電電源装置101a又は101bの故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置101cを過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
図11は本発明に係る無停電電源システムのもう一つ他の構成例を示すブロック回路図であり、この実施形態はそれぞれ商用電源10a,10bに接続された2組の無停電電源装置101a,101bの出力を、接触器4と2組の半導体スイッチ素子とでなる外部切換手段としての無瞬断切換回路5Cによって負荷7に切換出力するに当たり、無停電電源装置101a,101bのいずれか一方を常用とし、いずれか他方を予備とする場合、予備として使用される側に図8又は図9を用いて説明した無停電電源装置を使用して無停電電源システムを構成したものである。
この図11に示した構成においても、常用の無停電電源装置の故障発生による故障点への電力供給と負荷7への電力供給とが同時に行われる期間の予備の無停電電源装置の供給電力が低く抑えられ、予備の無停電電源装置を過負荷耐量限界まで給電を継続させることができ、これによって、無停電電源システムの給電の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る無停電電源装置の第1の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 本発明に係る無停電電源装置の第1の実施形態の構成要素である過電流検出回路の詳細な構成を示す回路図。 本発明に係る無停電電源装置の第1の実施形態の構成要素であるゲート制御回路の詳細な構成を示す回路図。 本発明に係る無停電電源装置の第2の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 本発明に係る無停電電源装置の第2の実施形態の構成要素である基準発生回路の詳細な構成を示す回路図。 本発明に係る無停電電源システムの構成例を示すブロック回路図。 本発明に係る無停電電源システムの他の構成例を示すブロック回路図。 本発明に係る無停電電源装置の第3の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 本発明に係る無停電電源装置の第4の実施形態の構成要素であるインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 本発明に係る無停電電源システムのもう一つ他の構成例を示すブロック回路図。 本発明に係る無停電電源システムのさらに別の構成例を示すブロック回路図。 従来の無停電電源システムの構成を示すブロック回路図。 図12に示した無停電電源システムを構成する無停電電源装置のインバータ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 図12に示した無停電電源システムを構成する無停電電源装置のインバータの詳細な構成を示した回路図。 図12に示した無停電電源システムを構成する無停電電源装置のインバータ制御回路内の基準発生回路の詳細な構成を示す回路図。 図12に示した無停電電源システムを構成する無停電電源装置のインバータ制御回路内の出力電圧制御回路の詳細な構成を示す回路図。 図12に示した無停電電源システムを構成する無停電電源装置のインバータ制御回路内のゲート制御回路の詳細な構成を示すブロック回路図。 従来のもう一つの無停電電源システムの構成を示すブロック回路図。 図18に示した無停電電源システムを構成するチョッパ制御回路の詳細な構成を示すブロック図。 図18に示したチョッパの詳細な構成をインバータと併せて示した回路図。 図19に示したチョッパ制御回路を構成する直流電圧基準発生回路の詳細な構成を示す回路図。 図19に示したチョッパ制御回路を構成する直流電圧制御回路の詳細な構成を示す回路図。 図19に示したチョッパ制御回路を構成するチョッパゲート制御回路の詳細な構成を示す回路図。
符号の説明
1a,1b,1c,101a,101b,101c 無停電電源装置
2 インバータ
3 インバータ用トランス
5C 無瞬断切換回路
8 直流電源
9A,9B,9C,9D インバータ制御回路
10,10a,10b 商用電源
11,11a 電圧検出回路
13 チョッパ
14 チョッパ制御回路
15 直流リアクトル
16 直流コンデンサ
21,21A 基準発生回路
22 PLL回路
23 出力電圧制御回路
24,24A ゲート制御回路
53a,53b,53c 乗算器
61 電流検出器
63 過電流検出回路
66 論理和回路
67 定時間基準発生回路

Claims (7)

  1. 電力を貯蔵して直流を出力する電力貯蔵手段と、制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記ゲートを制御することによって前記電力貯蔵手段から与えられた直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧基準を発生する基準発生回路と、前記出力電圧基準に基づき前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段と、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記スイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段と、前記インバータからの交流電力を、外部から供給される交流に切り換えて出力する切換手段と、を備えた無停電電源装置において、
    前記インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、
    第1の過電流基準信号、およびこの第1の過電流基準信号よりも低レベルの第2の過電流基準信号を形成する回路を有し、前記電流検出手段により検出された出力電流が前記第2の過電流基準信号を超えないように、前記ゲート制御手段にゲート制御信号を与えて前記インバータを運転し、過負荷により前記出力電流が前記第1の過電流基準信号を超えたときは、前記切換手段が切換を行うに要する時間だけ、前記ゲート制御手段に前記ゲート制御信号をブロックする指令を与える過電流検出手段と、
    を備えたことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 請求項1記載の無停電電源装置において、
    前記第1の過電流基準信号は、前記インバータの過負荷耐量限界に対応する値であり、前記第2の過電流基準信号は、前記過負荷耐量限界よりも小さい値であることを特徴とする無停電電源装置。
  3. 請求項1記載の無停電電源装置において、
    前記電力貯蔵手段の出力を所定電圧の直流に変換して前記インバータに与えるチョッパ装置を備えたことを特徴とする無停電電源装置。
  4. 請求項1記載の無停電電源装置において、
    前記過電流検出手段が、前記ゲート制御手段にゲートブロック指令を与えている期間、前記インバータの出力電圧基準を所定値だけ増大させる定時間基準発生手段を備えたことを特徴とする無停電電源装置。
  5. 請求項記載の無停電電源装置でる予備無停電電源装置と、
    制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記出力電圧基準に基づき前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記スイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び前記インバータによって変換された交流を前記予備無停電電源装置から供給される交流と切り換えて出力する切換手段を有する常用無停電電源装置と、
    を備えた無停電電源システム。
  6. 請求項記載の無停電電源装置でる予備無停電電源装置と、
    制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記出力電圧基準に基づき前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記インバータのスイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び前記予備無停電電源装置から供給される交流と前記インバータによって変換された交流とを切り換えて出力する切換手段をそれぞれ有する複数の常用無停電電源装置と、
    を備えた無停電電源システム。
  7. 請求項1記載の無停電電源装置でる予備無停電電源装置と、
    制御のためのゲートを持ちブリッジ接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のゲートを制御することによって直流を交流に変換するインバータ、前記出力電圧基準に基づき前記インバータの出力電圧を制御するための出力電圧指令を出力する出力電圧制御手段、前記出力電圧制御手段の出力電圧指令に基づき、前記インバータのスイッチング素子のゲート制御信号を生成するゲート制御手段、及び前記インバータによって変換された交流を外部から供給される交流に切り換えて出力する切換手段をそれぞれ有する常用無停電電源装置と、
    前記常用無停電電源装置から出力される交流を前記予備無停電電源装置から出力される交流に切り換えて負荷に供給する外部切換手段と、
    を備えた無停電電源システム。
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