JPS61249832A - 4輪駆動装置の油圧制御装置 - Google Patents
4輪駆動装置の油圧制御装置Info
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- JPS61249832A JPS61249832A JP9297585A JP9297585A JPS61249832A JP S61249832 A JPS61249832 A JP S61249832A JP 9297585 A JP9297585 A JP 9297585A JP 9297585 A JP9297585 A JP 9297585A JP S61249832 A JPS61249832 A JP S61249832A
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- torque
- engine
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両用4輪駆動装置の油圧制御装置に関し、
詳しくは、4輪駆動用トランスファ装置に湿式多板の油
圧クラッチを用いる場合において、その油圧クラッチの
発進から停止に至る走行全域のクラッチトルク制御にr
IAする。
詳しくは、4輪駆動用トランスファ装置に湿式多板の油
圧クラッチを用いる場合において、その油圧クラッチの
発進から停止に至る走行全域のクラッチトルク制御にr
IAする。
4輪駆動車における伝動系の4輪駆動装置は、フロント
エンジン・フロントドライブ(FF)またはリアエンジ
ン・リアドライブ(RR)をベースとし、4輪駆動時に
トランス77′@置により更に前後輪の他方へも動力伝
達する構造になっており、上記トランスファ装置のトラ
ンスファクラッチに油圧クラッチを用いたものがある。 ところで、センターデフを持たずトランスファクラッチ
の係合で4輪駆動する直結方式の4輪駆動装置において
は、舗装路のようなタイヤグリップ力の大きい路面を前
後輪が略直結して4輪駆動走行する場合に、旋回の際に
前後輪に大きい回転差を生じると、駆動系に過大な捩り
トルクを生じる。これにより、ブレーキング現象を生じ
てエンストしたり、操舵力が重くなる等の不具合を招く
ことが知られている。 そこで従来、上記油圧式トランスファ装置を備えた4輪
駆動装置において、ブレーキング現象の回避等を目的と
して油圧制御するものに関しては、例えば特開昭56−
138020号公報、特開昭57−.84227号公報
の先行技術がある。 ここで前者のものは、発進を含む設定車速以下の走行条
件では4輪駆動をベースとして発進加速性等の向上を図
り、旋回の場合には2輪駆動に切換えてブレーキング現
象を回避するようになっている。また後者のものは、4
輪駆動時に旋回等により駆動系に捩りトルクが生じた場
合に、上述と同様に2輪駆動に切換えるものである。
エンジン・フロントドライブ(FF)またはリアエンジ
ン・リアドライブ(RR)をベースとし、4輪駆動時に
トランス77′@置により更に前後輪の他方へも動力伝
達する構造になっており、上記トランスファ装置のトラ
ンスファクラッチに油圧クラッチを用いたものがある。 ところで、センターデフを持たずトランスファクラッチ
の係合で4輪駆動する直結方式の4輪駆動装置において
は、舗装路のようなタイヤグリップ力の大きい路面を前
後輪が略直結して4輪駆動走行する場合に、旋回の際に
前後輪に大きい回転差を生じると、駆動系に過大な捩り
トルクを生じる。これにより、ブレーキング現象を生じ
てエンストしたり、操舵力が重くなる等の不具合を招く
ことが知られている。 そこで従来、上記油圧式トランスファ装置を備えた4輪
駆動装置において、ブレーキング現象の回避等を目的と
して油圧制御するものに関しては、例えば特開昭56−
138020号公報、特開昭57−.84227号公報
の先行技術がある。 ここで前者のものは、発進を含む設定車速以下の走行条
件では4輪駆動をベースとして発進加速性等の向上を図
り、旋回の場合には2輪駆動に切換えてブレーキング現
象を回避するようになっている。また後者のものは、4
輪駆動時に旋回等により駆動系に捩りトルクが生じた場
合に、上述と同様に2輪駆動に切換えるものである。
ところで、上記先行技術のものにあっては、旋回時にい
ずれも2輪駆動に切換えることで、タイトコーナブレー
キング現象は回避し得るが、この場合に4輪駆動として
の性能を全く消失することになる。従って、特にスリッ
プを生じ易い路面。 登板等の走行状態で4輪駆動車としての特有の性能を充
分発揮し得なくなるという問題がある。 そこで、旋回時にも4輪駆動状態を保ちつつブレーキン
グ現象を回避することが最適制御として望まれる。また
、トランスファ装置の油圧クラッチのクラッチ容量は、
油圧、クラッチの大きさ等により定められるが、このク
ラッチ容量は、伝達トルク等を考慮して必要容量に定め
ることが最適制御する上で望まれる。 即ち、トランスファクラッチの必要容量に関して言えば
、例えばFFベースの方式では、前輪のグリップ力の不
充分さを後輪で補うようにトランスファクラッチで動力
伝達すれば良い。従って、後輪がグリップ可能な最大の
トルクに対応してトランスファクラッチの必要最大容量
を設定すれば良く、それ以上クラッチ容量を大きくして
も無意味である。また、アクセル開放のエンジンブレー
キ時に前後輪を直結可能にクラッチの必要最小容量 t
設定すれば良いことになる。 次いで、タイトコーナブレーキング現象に関して言えば
、かかるブレーキング現象は、主として発進を含む低速
時に大転舵する際に生じる。そしてこの走行条件では、
エンジン側クラッチが半クラツチ状態になっていること
が多(、転舵の大きさは半クラッチの度合いに応じて行
われる。このことから、エンジン側のクラッチ伝達トル
クを用い、これに応じてトランスファクラッチのトルク
制御を行えば、ブレーキング現象を回避するためクラッ
チの伝達トルクを小さくすることと、4輪駆動化のため
そのクラッチの伝達トルクを大きくすると言う相反する
2つの要求を共に満たすことが可能となる。 また、エンジン側のクラッチが直結した走行条件では、
エンジントルクを用いて負荷に応じてトランスファクラ
ッチのトルク制御を行えば、低負荷では旋回時のブレー
キング現象の回避と、高負荷の4輪駆動の性能の発揮を
共に行うことが可能となる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、トラ
ンスファクラッチの容量を必要最大および最小の範囲内
で最適に定め、かつ発進から停止に至る走行全域におい
て、ブレーキング現象を回避しつつ、4輪駆動を最大限
確保することが可能な4輪駆動装置の油圧制御装置を提
供することを目的としている。
ずれも2輪駆動に切換えることで、タイトコーナブレー
キング現象は回避し得るが、この場合に4輪駆動として
の性能を全く消失することになる。従って、特にスリッ
プを生じ易い路面。 登板等の走行状態で4輪駆動車としての特有の性能を充
分発揮し得なくなるという問題がある。 そこで、旋回時にも4輪駆動状態を保ちつつブレーキン
グ現象を回避することが最適制御として望まれる。また
、トランスファ装置の油圧クラッチのクラッチ容量は、
油圧、クラッチの大きさ等により定められるが、このク
ラッチ容量は、伝達トルク等を考慮して必要容量に定め
ることが最適制御する上で望まれる。 即ち、トランスファクラッチの必要容量に関して言えば
、例えばFFベースの方式では、前輪のグリップ力の不
充分さを後輪で補うようにトランスファクラッチで動力
伝達すれば良い。従って、後輪がグリップ可能な最大の
トルクに対応してトランスファクラッチの必要最大容量
を設定すれば良く、それ以上クラッチ容量を大きくして
も無意味である。また、アクセル開放のエンジンブレー
キ時に前後輪を直結可能にクラッチの必要最小容量 t
設定すれば良いことになる。 次いで、タイトコーナブレーキング現象に関して言えば
、かかるブレーキング現象は、主として発進を含む低速
時に大転舵する際に生じる。そしてこの走行条件では、
エンジン側クラッチが半クラツチ状態になっていること
が多(、転舵の大きさは半クラッチの度合いに応じて行
われる。このことから、エンジン側のクラッチ伝達トル
クを用い、これに応じてトランスファクラッチのトルク
制御を行えば、ブレーキング現象を回避するためクラッ
チの伝達トルクを小さくすることと、4輪駆動化のため
そのクラッチの伝達トルクを大きくすると言う相反する
2つの要求を共に満たすことが可能となる。 また、エンジン側のクラッチが直結した走行条件では、
エンジントルクを用いて負荷に応じてトランスファクラ
ッチのトルク制御を行えば、低負荷では旋回時のブレー
キング現象の回避と、高負荷の4輪駆動の性能の発揮を
共に行うことが可能となる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、トラ
ンスファクラッチの容量を必要最大および最小の範囲内
で最適に定め、かつ発進から停止に至る走行全域におい
て、ブレーキング現象を回避しつつ、4輪駆動を最大限
確保することが可能な4輪駆動装置の油圧制御装置を提
供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段1
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン側クラッ
チ、変速機を介して前後輪の一方へは直接伝動構成し、
その他方へは油圧クラッチを有するトランスファ装置を
介して伝動構成した4輪駆動装置において、上記エンジ
ン側クラッチの半クラッチと直結の状態を検出し、半ク
ラッチの発進を含む低速走行条件では、エンジン側クラ
ッチのトルク容量に基づき、走行状態に応じて上記油圧
クラッチのトルク容量を設定し、クラッチ直結の走行条
件では、エンジントルクに基づき各走行状態に応じて上
記油圧クラッチのトルク容量を、後輪のグリップ可能な
最大トルクとエンジンブレーキ相当の最小トルクの範囲
内で設定し、ブレーキング時は、上記制御に優先してこ
の場合の油圧クラッチのトルク容量を設定するように構
成されている。 【作 用】 上記構成に基づき、本発明は、エンジン側クラッチの半
クラッチと直結の各領域に分番ノで、トランスファ装置
の油圧クラッチのトルク容量を定める油圧制御を行うよ
うになる。そして、半クラッチの発進を含む低速走行条
件ではエンジン側クラッチのトルク容量に基づき、クラ
ッチ直結の走行条件ではエンジントルクに基づき油圧ク
ラッチのトルク容量が設定されることで、そのクラッチ
トルクを最適ill Hすることが可能となる。また、
低負荷で大転舵される場合のブレーキング現象の回避と
、高負荷で4輪駆動性を共にW4tことが可能となる。 更に、ブレーキング時には、それに応じてトルク容量を
優先的に設定することで、4輪駆動状態でのブレーキ能
力を効果的に発揮することが可能となる。
チ、変速機を介して前後輪の一方へは直接伝動構成し、
その他方へは油圧クラッチを有するトランスファ装置を
介して伝動構成した4輪駆動装置において、上記エンジ
ン側クラッチの半クラッチと直結の状態を検出し、半ク
ラッチの発進を含む低速走行条件では、エンジン側クラ
ッチのトルク容量に基づき、走行状態に応じて上記油圧
クラッチのトルク容量を設定し、クラッチ直結の走行条
件では、エンジントルクに基づき各走行状態に応じて上
記油圧クラッチのトルク容量を、後輪のグリップ可能な
最大トルクとエンジンブレーキ相当の最小トルクの範囲
内で設定し、ブレーキング時は、上記制御に優先してこ
の場合の油圧クラッチのトルク容量を設定するように構
成されている。 【作 用】 上記構成に基づき、本発明は、エンジン側クラッチの半
クラッチと直結の各領域に分番ノで、トランスファ装置
の油圧クラッチのトルク容量を定める油圧制御を行うよ
うになる。そして、半クラッチの発進を含む低速走行条
件ではエンジン側クラッチのトルク容量に基づき、クラ
ッチ直結の走行条件ではエンジントルクに基づき油圧ク
ラッチのトルク容量が設定されることで、そのクラッチ
トルクを最適ill Hすることが可能となる。また、
低負荷で大転舵される場合のブレーキング現象の回避と
、高負荷で4輪駆動性を共にW4tことが可能となる。 更に、ブレーキング時には、それに応じてトルク容量を
優先的に設定することで、4輪駆動状態でのブレーキ能
力を効果的に発揮することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動装置の一
例として、FFベースの横置きトランスアクスル型で電
磁粉式クラッチにベルト式無段変速機を組合わせたもの
について説明する。 符号1は電磁粉式クラッチ、2は前後進切換装置、3は
無段変速機、4はフロントデフ装置、5は油圧式トラン
スファ装置である。そしてクラッチハウジング6の一方
に電磁粉式クラッチ1が収容され、そのクラッチハウジ
ング6の他方と、そこに接合されるメインケース7、更
にメインケース7のクラッチハウジング6と反対側に接
合されるサイドケース8の内部に、前後進切換装置2゜
無段変速機3.フロントデフ装置4およびトランスファ
装!!5が収容され、クラッチハウジング6の後部にエ
クステンションケース9が接合する。 電磁粉式クラッチ1は、エンジンからのクランク軸10
にドライブプレート11を介して一体結合するリング状
のドライブメンバ12.変速機入力軸13に回転方向に
一体的にスプライン結合プ゛るディスク状のドリブンメ
ンバ14を有する。そしてドリブンメンバ14の外周部
側にコイル15が内蔵されて、両メンバ12.14の間
に円周に沿いギャップ16が形成され、このギャップ1
6は電磁粉を有する。またコイル15を具備するドリブ
ンメンバ14のハブ部のスリップリング18には、給電
用ブラシ19が虐接し、スリップリング18から更にド
リブンメンバ14内部を通りコイル15に結線されてク
ラッチ電流回路が構成されている。 こうして、コイル15にクラッチ電流を流すと、ギャッ
プ16を介してドライブおよびドリブンメンバ12.1
4の間に生じる磁力線により、そのギャップ1Gに電磁
粉が鎖状に結合して集積し、これによる結合力でドライ
ブメンバ12に対しドリブンメンバ14が滑りながら一
体結合して、クラッチ接続状態になる。一方、クラッチ
電流をカットすると、if粉によるドライブおよびドリ
ブンメンバ12゜14の結合力が消失してクラッチ切断
状態になる。 そしてこの場合のクラッチ電流の制御を、前後適切換装
M2の操作に連動して行うようにすれば、P(パーキン
グ)またはNにュートラル)レンジから前進のO(ドラ
イブ)、[)S<スポーティドライブ)または後退のR
(リバース)レンジへの切換え時に自動的にクラッチ1
が桜餅して、クラッチペダル操作が不要になる。 次いで前後進切換装置112は、上記クラッチ1からの
入力軸13と、これに同軸上に配置された主軸20との
間に設けられる。即ち、入力軸13に前進被係合側を兼
ねた後進用ドライブギヤ21が形成され、主軸20には
後進用被係合側のギヤ22が0転自在に嵌合してあり、
これらのギヤ21.22が、軸23で支持されたカウン
タギヤ24.軸25で支持されたアイドラギヤ2Gを介
して噛合い構成される。そして主軸20とギヤ21およ
び22との間に、切換機構27が設けられる。ここで常
時噛合っている上記ギヤ21゜24、26.22は、ク
ラッチ1のコイル15を有するドリブンメンバ14に連
結しており、クラッチ切断時のこの部分の慣性マスが比
較的大きい点に対応して切換機構27は、主軸20のハ
ブ28にスプライン嵌合するスリーブ29が、シンクロ
機構30.31を介して各ギヤ21.22に噛合い結合
するように構成されている。 これによりPまたはNレンジの中立位置では、切換機構
27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌合して、主軸2
0が入力軸13から切離される。次いでスリーブ29を
、シンクロ機構30を介してギヤ21側に噛合わすと、
入力軸13に対し主軸20が直結してDまたはDSレン
ジの前進状態になる。一方、スリーブ29を、逆にシン
クロ機構31を介してギヤ22側に噛合わせると、入力
軸13はギヤ21.24.26.22を介して主軸20
に連結され、エンジン動力が減速逆転してRレンジの後
進状態になる。 無段変速機3は、上記主軸20に対し副軸35が平行配
置され、これらの両輪20.35にそれぞれ主プーリ3
6.副プーリ37が設けられ、かつ両プーリ3G。 37の間にエンドレスの駆動ベルト34が掛は渡しであ
る。プーリ36.37はいずれも2分割に構成され、一
方のブーり半体36a、37aに対し、他方のプーリ半
体36b、37bがブーり間隔を可変にすべく移動可能
にされ、可動側ブーり半休36b、 37bには、それ
自体ピストンを兼ねた油圧サーボ装置1138.39が
付設され、更に副プーリ37の可動側ブーり半体37b
には、プーリ間隔を狭くする方向にスプリング40が付
勢されている。 また油圧制御系として、作動源のオイルポンプ41が主
プーリ36の隣りに設置される。このオイルポンプ41
は、高圧用のギヤポンプであり、ポンプ駆動軸42が、
主プーリ36.主軸20および入力軸13の内部を貫通
してクランク軸10に直結し、エンジン運転中、常に油
圧を生じるようになっている。 そしてこのオイルポンプ41の油圧をIIJIIIして
、各油圧サーボ装置238.39に給排油し、主プーリ
36と副プーリ37のブーり間隔を逆の関係に変化して
、駆動ベルト34のプーリ36.37におけるブーり比
を無段階に変換し、無段変速した動力を副軸35に出力
する。 フロントデフ装置4は、上記無段変速機3の高速段側最
小ブーり比が、例えば0.5と非常に小さく、このため
副軸35の回転数が大きい点に鑑み、副軸35に対し1
組の中間減速ギヤ43を介して出力軸44が連結される
。そしてこの出力軸44のドライブギヤ45に、ファイ
ナルギヤ46が噛合い、ファイナルギヤ46から差動機
構47を介して左右の前輪の車軸48.49に伝動構成
される。 更にトランスファ装置5は、上記ファイナルギヤ46に
噛合うトランスファギヤ50が、車体と左右方向に設置
されるトランス77軸51に回転自在に嵌合しており、
これらのトランスファギヤ50と軸51の間に、4輪駆
動用の湿式多板式油圧クラッチ52が設けられる。そし
てトランス77軸51は、一対のベベルギヤ53.54
により方向変換されてリヤドライブ軸55に連結され、
リヤドライブ軸55から更に後輪側に伝動構成される。 油圧クラッチ52は、トランスファギヤ50と一体的な
へ156.トランスファ軸51と一体的なドラム57を
有し、これらのハブ56とドラム57の間に、ピストン
58により押圧されるプレート59が多板式に設置され
る。そしてピストン58には、リターン用スプリング6
0が付勢され、プレート59と反対側にピストン室61
が設けである。またメインケース7において、トランス
ファ軸51の延長線上にカバー62が被着され、このカ
バ−62内部でメインケース7にバルブボデー63が取
付けられ、更にバルブボデー63にソレノイド手段64
が搭載される。こうしてバルブボデー63からのクラッ
チ油圧が、トランス77軸51等の油路65を介してピ
ストン室61に導入されて、クラッチトルクを制御する
ようなっている。 第2図において、無段変速機3の油圧制御系について説
明すると、主プーリ側油圧サーボ装置38において、主
軸20と一体的なシリンダ38aに可動側プーリ半体3
6bが嵌合し、シリンダ38a内にライン圧が導入され
る主プーリサーボ室38bを有する。また副ブーり側油
圧サーボ装置39においても、副軸35と一体的なシリ
ンダ39aに可動側プーリ半体37bが嵌合し、シリン
ダ39a内にライン圧が導入される副プーリサーボ室3
9bを有し、ここでプ−り半体37りに比べてプーリ半
体36bの方が、ライン圧の受圧面積が大きくなってい
る。 そして油溜70からオイルポンプ41により汲み上げら
れたオイルは、油路71を介して圧力調整弁80に導か
れ、油路71から分岐するライン圧の油路72が、副プ
ーリサーボ室39bに常にライン圧を導入ずべく連通す
る。油路71は、更に変速比制御弁90に連通し、この
変速比制御弁90と主プーリサーボ室38bの間にライ
ン圧を給排油する油路73が連通し、8弁80.90の
ドレン油路74.75が油溜側に連通する。また主プー
リ側のシリンダ38aの個所には、クラッチ係合後の変
速制御において、エンジン回転数に応じたピトー圧のも
す帥信号圧を取出す回転センサ76が設置され、この回
転センサ76からのピトー圧が、油路77を介して8弁
80.90に導かれる。 更に、エンジン回転数の低い状態を含む広範囲で変速制
御を行うDレンジに対し、エンジン回転数の高い範囲に
限定して変速制御を行い、アクセル開放の場合にエンジ
ンブレーキ作用するDsレンジを得る油圧系として、圧
力調整弁80からのドレン油路74にリリーフ弁78が
設けられ、このリリーフ弁78の上流側から分岐する潤
滑油圧回路の油路79が、セレクト位置検出弁110に
連通し、油路19から更に分岐する油路88が、変速比
制御弁90のアクチュエータ120に連通している。 圧力調整弁80は、弁本体81.スプール82.スプー
ル82の一方のブツシュ83との間に付勢されるスプリ
ング84を有し、主ブーり可動側ブーり半体36bに係
合して実際の変速比を検出するセンサシュー85が、m
滑通路を兼ねた軸管86で移動可能に支持されてブツシ
ュ83に連結する。弁本体81において、スプール82
のスプリング84と反対側のボート81aには油路77
のピトー圧が、ボート81bには油路71のポンプ油圧
が導かれる。またボート819には、油路71と変速比
制御弁90への油路87が連通している。このボート8
1cのスプリング84側のボート81f、およびボート
81aと81bの間に設けられてポンプ油圧の漏れがピ
トー圧に影響するのを防ぐボート81eが設けられてお
り、漏れた油はドレンされ油溜10に導かれる。また、
スプール82のランド82aのチャンファ部でボート8
1cと81dを連通して調圧するようになっている。 即ち、スプール82にはピトー圧およびポンプ油圧が、
ドレンボート81dを開く方向に作用し、これに対しセ
ンサシュー85による変速比に応じたスプリング84の
荷重が、ドレンポート81dを閑じる方向に作用する。 これにより、例えば変速比の大きい低速段ではボート8
1cにベルトのスリップを避けるために高いライン圧を
生じ、ブーり半体361)が図示右側に動くことにより
、変速比が小さい高速段に移行するのに従ってセンサシ
ュー85が図示右側に動き、スプリング84の荷重の低
下によりライン圧を低下すべく制御し、こうして常にベ
ルトスリップを生じないブーり押付力を保持する。 変速比制御弁90は、弁本体91.スプール92.スプ
ール92の一方の操作プランジャ93との間に付勢され
るスプリング94を有し、弁本体91におけるスプール
92のスプリング94と反対側の端部のボート91aに
油路77のピトー圧が導かれる。また中間のボート91
bに油路73が、そのスプリング側ボート91cに油路
87が、反対側ボート91dにドレン油路75が連通し
、スプール92の溝部92aが、ボート91bと91c
または91dを連通してライン圧を、主プーリサーボ室
38bに給排油するようになっている。 スプール92の内部からスプリング94側に調整プラン
ジtF95が突出して移動可能に挿入され、このプラン
ジャ95の突出部先端のリテーナ9Gと操作プランジャ
93との間に、調整スプリング97が設置され、プラン
ジャ95とスプール92との間に、リターン用スプリン
グ98が付勢される。そしてライン圧ポート91cが、
スプール92の小孔99を介してスプール92内部に連
通し、ライン圧をスプール92とプランジャ95に作用
して、ライン圧によりスプール92に対するプランジャ
95の突出量、即ち調整スプリ、ング97の荷重を変化
するようになっている。 更に、操作プランジャ93は、アクセル開度に応じてリ
フト作用するカム100からのロッド101と分離して
弱いスプリング102を介して連結し、ロッド101と
同じストローク移動すべくストッパ103を有する。そ
してプランジャ93内部が、切欠き104.ボート93
a、オリフィス105.油路106を介してボート91
aに連通し、スプリング102の荷重を調整するスプリ
ング101が、スプール92の端部で弁本体91との間
に付勢される。 こうしてスプール92には、ピトー圧が、ボート91b
と91cの連通でライン圧を主プーリサーボ室38bに
導入してシフトアップする方向に作用し、一方、アクセ
ル開度に応じたスプリング94とライン圧で調整される
スプリング97の荷重が、ボート911)と91dの連
通で主プーリサーボ室38bをドレンしてシフトダウン
する方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定める。 ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合は、調整プ
ランジャ95が最も引込んでスプリング97の荷重を零
にし、このことから、スプリング97が無い状態で平衡
して変速開始点を定め、この変速量始点以降は、ライン
圧の低下に基づいてスプリング97の荷重を増し、変速
比の小さい高速段ヘシフトされるのに従ってエンジン回
転数を上昇する。更に、上述の関係で平衡するピトー圧
は、油路106等により操作プランジャ93に作用し、
このプランジャ93が受ける上記ピトー圧による力を相
殺する。 セレクト位置検出弁110は、弁本体111にドレン孔
112を有する弁体113が挿入され、弁体113には
セレクト操作に応じて回動するカム115が当接しであ
る。ここでカム115において、D、N。 Rのレンジ位置は凸部115aであり、両端のP、O3
のレンジ位置は凹部115bになっており、上記り。 N、Rの各レンジでドレン孔112を閉じて操作油圧を
生じる。また油路79における油路88の分岐部上流側
には、オリフィス11Gが設けられて、P。 [)Sレンジでドレン孔112が開く際の油路74の油
圧の低下を防ぐようになっている。 アクチュエータ120は、シリンダ121にピストン1
22が挿入され、このピストン122の一方にリターン
用スプリング123が付勢され、その他方のピストン室
124に油路8Bの操作油圧が導かれる。 またピストン122の先端のレバー125が、変速比制
御弁90のロッド101のビン126と係合可能になっ
ており、P、DSレンジで操作油圧が無い場合にピスト
ン122.レバー125によりロッド101を強制的に
所定のストローク押込み、変速領域をエンジン回転数の
高い側に制限する。これによりDSレンジでアクセル開
放の場合は、シフトダウンしてエンジンブレーキが効く
ようになる。 更に、Dsレンジの特性を補正するため、変速比に応じ
て変化するセンサシュー85とアクチュエータ120の
ピストン先端のレバー125との間に、中間をピン12
7で支持した天秤式の補正レバー128が設けられる。 この補正レバー128は、アクチュエータ120の押込
み動作の場合にのみそのピストンレバー125に一端が
係合し、この状態で変速比の大きい低速段側にシフトし
てセンサシュー85が所定の変速比の位置に達した場合
に、そのセンサシュー85にレバー128の他端が係合
する。そしてこれ以降は、変速比が大きくなるに従って
アクチュエータ120のピストン122を引き戻し、変
速最大においてピストン122を、路光の待機位置まで
戻すようになっている。 次いで、油圧クラッチ52の油圧制御系について説明す
る。 先ず、上記無段変速機3の油圧Ill m系におけるラ
イン圧回路の油路71から油路130が分岐し、この油
路130が常に一定のレデューシング圧に調圧する調圧
弁140に連通し、油路130から分岐する油路131
がトランスファ制御弁1501.:連通する。 また調圧弁140からのレデューシング圧油路132は
、制御弁150の制御側を経てデユーティソレノイド弁
133に連通し、制御弁150からのクラッチ圧油路1
34が、油圧クラッチ52のピストン室61に連通しで
ある。なお、符号135はオリフィスである。 調圧弁140は、弁本体141.スプール142.スプ
ール142の一方のレデューシング圧油路132と連通
する油圧室143.油路132に減圧された油圧を導く
油路144.スプール142の他方に付勢されるスプリ
ング145から成る。そしてスプール142の一方の油
圧室143における力と、スプリング145の力の平衡
関係によりスプール142を移動して、ボート141a
から油路130のライン圧を導出し−またはドレンボー
ト141bからドレンして圧力調整し、その油圧を油路
144によりレデューシング圧油路132と油圧室14
3に導くのであり、こうしてレデューシング圧油路13
2には、常に一定圧力のレデューシング圧を発生する。 即ち油圧室143におけるランド受圧面積をS、レデュ
ーシング圧をPR。 スプリング力をFとすると、 R−8−F となり、 PR=F/S による一定圧力のレデューシング圧を常時発生する。 ソレノイド弁133は、IIJ IIユニット160か
らのデユーティ信号に基づき、ドレンポート133ae
開くことで、ライン圧調圧弁140によるレデューシン
グ圧PRを排圧制御して制御圧pcを生じ、これをトラ
ンスファ制御弁150に作用する。 トランスファ制御弁150は、弁本体151.ランド受
圧面積の異なるスプール152.スプール152の一方
の制りp圧PCS導入される油圧室153.その他方に
付勢されるスプリング154から成り、ボート151a
から導入される油路131のライン圧を$制御してクラ
ッチ圧PTを発生し、このクラッチ圧PTを、ボート1
51bから油路134に取出す。即ちスプール152の
ランド受圧面積差によるクラッチ圧PTによる力と、油
圧室153の制御圧pcによる力とが下方に作用し、ス
プリング154の力がそれに対向して上方に作用する。 そして制御圧Pcが高くなると、スプール152を下方
移動してボー)−l51aを閏じ、かつドレンボート1
51Cを開いてクラッチ圧PTを低下し、制御圧Pcが
低くなると、逆にスプール152の上方移動によりボー
ト151aの開度を増して、クラッチ圧PTを上昇する
ように動作する。 これにより、制御圧PC,クラッチ圧PT、スプリング
カF、スプール大径面8Is1.小径面積Sgの間には
次式が成立する。 PC−8z+P丁(Sl−8t )=FPT= (F−
Pc −8z )/ (St Sz )ここで81.
82.Fは一定であるから、クラッチ圧pTはデユーテ
ィ制御される制御圧pcに対し、反比例の関係で制御さ
れることになる。 これを第4図(へ)により説明すると、ソレノイド弁1
33のデユーティ比が0%では全く排圧されないで、制
御圧pcは調圧弁140のレデューシング圧PRと等し
い最も高い値になり、この状態からデユーティ比が順次
大きくなって排圧されるのに伴い制御圧pcは低下して
、破線のような特性となる。一方、上記制御圧pcとの
関係においてクラッチ圧PTは、成るデユーティ比d1
より小さい領域では零であり、そのデユーティ比d1以
降は比例的に大きくなり、実線のような特性となる。 第3図において、制御ユニット160を含む電気11J
IIIl系について説明する。 先ず、4輪駆動の切換えを検出する4WDスイッチ16
1.アクセルn放を検出するアクセルスイッチ162.
エンジン負荷を検出するアクセル開度スイッチ163.
エンジン回転センサ1G4.車速センサ165.D、O
3,Rの各レンジを検出するシフトレンジスイッチ16
G、ブレーキの踏込みを検出するセンサ167、電磁粉
式クラッチ1の容量を検出するクラッチ電流センサ16
8および油温センサ169を有する。そして各スイッチ
およびセンサの信号は、入力インターフェイス170に
より4WDスイツヂ161がオンの場合にのみ入力する
ようになっている。 制御ユニット160において、アクセル間度演鐸部17
1は、変速入力側のエンジン回転数と変速機出力側の車
速との関係で変速比(プーリ比)を算出し、無段変速機
3における変速パターンは、第4図(C)のように各ア
クセルn度毎にエンジン回転数と車速の関係で定められ
ているので、この変速パターンのマツプを参照すること
でアクセル開度が求まる。電磁粉式クラッチ1では第4
図(C)の設定車速■1以下の領域D1において、半ク
ラツチ状態でクラッチ電流が第4図の)のように制御さ
れるので、クラッチトルク演算部172ではこのクラッ
チ電流から直接クラッチ容量を求める。そこでエンジン
トルク演算部173では、アクセル開度。 エンジン回転数からエンジントルクマツプを参照してエ
ンジン出力トルクを求める。油瀉判定部174は、油温
を判定する。 また走行条件判定部175は、設定車速v1以下の発進
を含む低速判定部175a、設定阜速■1以上のクラッ
チ直結判定部175b、ブレーキ操作判定部175Cを
有する。低速判定部175aからの信号は、領域判定部
176に入力し、アクセルスイッチ162によるアクセ
ル開放、アクセル開度スイッチ163による低負荷、高
負荷の領域判定され、各負荷では更にシフトレンジスイ
ッチ166によりシフト位置が判定される。クラッチ直
結判定部175bに対しても領域判定部177があり、
第4図(C)の設定エンジン回転数N1を基準にしてそ
れ以下の低負荷、それ以上の高負荷の領域D1.Dsが
判定される。 ここでエンジン回転数N1は、全問時の変速開始点N2
より低く定められ、アクセル全開の場合の変速量始点付
近でトランスファクラッチのトルクが変動するのを防止
している。更に、ブレーキ操作判定部17紅の信号は、
減速度演算部178に入力して減速度を算出する。 上記各演算部172 、173 、178 、および判
定部176 、177の出力信号は、油圧クラッチトル
ク演算部180に入力し、演算部180には定数設定部
179から油圧クラッチトルクの全駆動力に対する分担
比率の定数が入力しており、各領域で最適な油圧クラッ
チトルクを設定するようになっている。 この場合の分担比率の一例が以下の表に示されている。 そこで半クラッチの低速走行条件では、電磁粉式クラッ
チ1の伝達トルクをベースとし、そこに表の各分担比率
を乗算して油圧クラッチトルクを演算する。またクラッ
チ直結の走行条件では、エンジントルクまたはエンジン
全開性能トルクをベースとし、同様にして油圧クラッチ
トルクを演算する。更に、ブレーキングの減速度が大き
い場合は、その操作時の走行条件から上記いずれか1つ
を選択したトルクをベースとし、上述と同様にして演算
する。 デユーティ比設定部181は、上記演算部180で演算
されたトルクに応じたデユーティ比を設定するものであ
り、このデユーティ比の信号が、駆動部182を介して
ソレノイド弁133に入力する。更に、油温が設定11
rtxより低い場合は、補正係数設定部183からの信
号によりデユーティ比を補正するようになっている。 ここで油圧クラッチ52の最大伝達トルク容量は、後輪
タイヤの最大グリップ力(後輪の軸荷岨に比例)に一致
させれば実用上充分であることが確かめられており、表
中の分担比率最大60%はその一実施例を示したもので
ある。 後輪の必要最小トルク容量は、エンジンブレーキ相当の
ものであり、この場合の変速機主軸のトルクを設定し、
上述と同様の分担比率にすることで定めることができる
。 次いで、このように構成された油圧制御装置の作用につ
いて説明する。 車両の走行開始時、アクセルの踏込みによりエンジン回
転数が上界すると、電磁粉式クラッチ1がクラッチ電流
により係合する。そこで前後進切換装置2を前進段にシ
フトすることで、エンジン動力が主軸20を介して主プ
ーリ36に入力する。ここで走行開始時には、油圧制御
系の変速比制御弁90により主プーリサーボ室38bが
排圧されて、駆動ベルト34は主プーリ36に最も深く
巻回して変速比最大の低速段となり、その後エンジン回
転数に応じたピトー圧が^くなることで、主プーリサー
ボ室38bにもライン圧が導入され、主プーリ3Gのプ
ーリ間隔を狭くしながらそのベルト巻付は径を増す。こ
うして、エンジン回転数を一定に保つように無段変速さ
れ、この変速された駆動力が、主プーリ3Gから駆動ベ
ルト34.副プーリ37を介して副軸35に取出され、
更にフロントデフ装置4に伝達する。 ところで、4WDスイツチ161がオフしていると、制
御ユニット160でデユーティ比0%付近の信号が出力
し、ソレノイド弁133は完全に閉じた状態になり、制
御圧pcを最大にする。このため、トランスファ制御弁
150によりクラッチ圧PTは零になって油圧クラッチ
52を解放するようになり、これにより上記フロントデ
フ装置4の動力は前輪にのみ伝達してFFの2輪駆動走
行となる。 続いて、4WDスイツチ161をオンした場合の作用を
、第5図のフローチャートを用いて説明する。 先ず、4WDスイツチ161をオンすることで、入力イ
ンターフェース170により各スイッチおよびセンサの
信号が、制御ユニット160に入力して制御可能となる
。そこで、設定車速■1以下の発進を含む低速の走行条
件では、クラッチトルク演算部172において電磁粉式
クラッチ1のクラッチ容量がそのクラッチ電流を用いて
WX算され・る。そしてブレーキングの無い場合は、走
行条件判定部175の低速判定部175aからの信号に
より領域判定部176で領域判定され、アクセルスイッ
チ162がオフするアクセル開放の場合は、油圧クラッ
チトルク演算部180で最も小さい分担比率10%の固
定が選択される。これにより、油圧クラッチトルク演算
部180では、エンジン全開の最大値に対する10%に
油圧クラッチ52のトルク容量が演算され、これに基づ
くデユーティ信号がソレノイド弁133に入力する。 そこでトランスファ制御弁150により、油圧クラッチ
52に給油されて若干係合することになり、半クラツチ
状態の電磁粉式クラッチ1の伝達トルクの10%がトラ
ンスファ装置5により後輪側にも伝達して、4輪駆動走
行となる。そしてこの走行状態では、油圧クラッチ52
のトルク容量が非常に小さくてスリップし易い状況にあ
ることから、大転舵した場合の駆動系の捩りトルクが油
圧クラッチ52のスリップで充分吸収され、ブレーキン
グ現象の発生が回避される。 次いで、アクセルスイッチ162はオンするが、アクセ
ル開度スイッチ163はオフする低負荷の場合で、例え
ばDレンジにシフトされていると、演算部180で分担
比率20%が選択される。そこで、油圧クラッチ52の
トルク容量は少し大きくなり、この比率で電磁粉式クラ
ッチ1の容量の増大に応じて比例的に順次増す。このこ
とから、4輪駆動の性能がアップし、かつ未だスリップ
し易いことから、ブレーキング現象の回避が可能となる
。 一方、アクセル開度スイッチ163もオンする^負荷で
上述と同じDレンジの場合は、演算部180で分担比率
50%が選択され、油圧クラッチ52のトルク容量は更
に大きく設定される。そのため、この条件では油圧クラ
ッチ52が、前後輪の駆動力を等しくするように直結し
、4輪駆動の例えば発進加速性が充分発揮される。また
、この場合も油圧クラッチ52のトルク容量はクラッチ
1のものに応じて漸増することから、前後輪が同じ駆動
力で発進することが確保される。 そこでトランス77制御弁150により、油圧クラッチ
52に給油されてスリップ可能な状態で係合することに
なり、エンジントルクの30%がトランスファ装置5に
より後輪側にも伝達して、4輪駆動走行となる。そして
この走行状態では、スリップ可能であることから、転舵
する場合の駆動系の捩りトルクが油圧クラッチ52のス
リップで吸収され、ブレーキング現象の発生が回避され
る。 また各車速毎に、変速比に伴ってエンジントルクが変化
するのに応じて油圧クラッチ52のトルク容量も制御さ
れるので、常にエンジントルクの30%が後輪側に伝達
して一定の4輪駆動の性能を確保することになる。 一方、設定エンジン回転数N1以上の領域り。 の場合には演算部180で分担比率50%が選択され。 エンジン全開性能トルクをベーストルクにする。 そこで油圧クラッチ52のトルク容量は、このトルクに
対して50%に設定され、前後輪の駆動力を等しくする
ように直結することになり、4輪駆動の性能を最大限発
揮する。 更に、設定車速v1以下の半クラッチ、またはそれ以上
のクラッチ直結の走行条件でブレーキ操作し、その減速
度が大きい場合は減速度演算部178から信号が出力す
る。そこで油圧クラッチトルク演算部180では、半ク
ラッチの場合はクラッチトルクを、クラッチ直結の場合
はエンジントルクをベーストルクとし、分担比率30%
を用いてトルク容量を演算し、これに応じて油圧クラッ
チ52のトルクを優先的に定める。 ここでこのブレーキング時には、アクセル間数によりエ
ンジントルクは大幅に低下しているため、上記トルク容
量により油圧クラッチ52は、略直結してエンジンブレ
ーキ相当の動力を伝達可能になる。そこで4輪にエンジ
ンブレーキが効き、かつ車輪ロックを回避しながらブレ
ーキ能力を効果的に発揮して制動される。 以上、本発明の一実施例について述べたが、実施例以外
のクラッチおよび変速機の場合にも同様に適用すること
ができる。また、電気ill IIJ系の入力手段、制
御ユニットの構成1前後輪の分担比率は、上記実施例に
限定されるものではない。更に4WDスイツチの無いフ
ルタイム式にも適用できる。
る。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動装置の一
例として、FFベースの横置きトランスアクスル型で電
磁粉式クラッチにベルト式無段変速機を組合わせたもの
について説明する。 符号1は電磁粉式クラッチ、2は前後進切換装置、3は
無段変速機、4はフロントデフ装置、5は油圧式トラン
スファ装置である。そしてクラッチハウジング6の一方
に電磁粉式クラッチ1が収容され、そのクラッチハウジ
ング6の他方と、そこに接合されるメインケース7、更
にメインケース7のクラッチハウジング6と反対側に接
合されるサイドケース8の内部に、前後進切換装置2゜
無段変速機3.フロントデフ装置4およびトランスファ
装!!5が収容され、クラッチハウジング6の後部にエ
クステンションケース9が接合する。 電磁粉式クラッチ1は、エンジンからのクランク軸10
にドライブプレート11を介して一体結合するリング状
のドライブメンバ12.変速機入力軸13に回転方向に
一体的にスプライン結合プ゛るディスク状のドリブンメ
ンバ14を有する。そしてドリブンメンバ14の外周部
側にコイル15が内蔵されて、両メンバ12.14の間
に円周に沿いギャップ16が形成され、このギャップ1
6は電磁粉を有する。またコイル15を具備するドリブ
ンメンバ14のハブ部のスリップリング18には、給電
用ブラシ19が虐接し、スリップリング18から更にド
リブンメンバ14内部を通りコイル15に結線されてク
ラッチ電流回路が構成されている。 こうして、コイル15にクラッチ電流を流すと、ギャッ
プ16を介してドライブおよびドリブンメンバ12.1
4の間に生じる磁力線により、そのギャップ1Gに電磁
粉が鎖状に結合して集積し、これによる結合力でドライ
ブメンバ12に対しドリブンメンバ14が滑りながら一
体結合して、クラッチ接続状態になる。一方、クラッチ
電流をカットすると、if粉によるドライブおよびドリ
ブンメンバ12゜14の結合力が消失してクラッチ切断
状態になる。 そしてこの場合のクラッチ電流の制御を、前後適切換装
M2の操作に連動して行うようにすれば、P(パーキン
グ)またはNにュートラル)レンジから前進のO(ドラ
イブ)、[)S<スポーティドライブ)または後退のR
(リバース)レンジへの切換え時に自動的にクラッチ1
が桜餅して、クラッチペダル操作が不要になる。 次いで前後進切換装置112は、上記クラッチ1からの
入力軸13と、これに同軸上に配置された主軸20との
間に設けられる。即ち、入力軸13に前進被係合側を兼
ねた後進用ドライブギヤ21が形成され、主軸20には
後進用被係合側のギヤ22が0転自在に嵌合してあり、
これらのギヤ21.22が、軸23で支持されたカウン
タギヤ24.軸25で支持されたアイドラギヤ2Gを介
して噛合い構成される。そして主軸20とギヤ21およ
び22との間に、切換機構27が設けられる。ここで常
時噛合っている上記ギヤ21゜24、26.22は、ク
ラッチ1のコイル15を有するドリブンメンバ14に連
結しており、クラッチ切断時のこの部分の慣性マスが比
較的大きい点に対応して切換機構27は、主軸20のハ
ブ28にスプライン嵌合するスリーブ29が、シンクロ
機構30.31を介して各ギヤ21.22に噛合い結合
するように構成されている。 これによりPまたはNレンジの中立位置では、切換機構
27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌合して、主軸2
0が入力軸13から切離される。次いでスリーブ29を
、シンクロ機構30を介してギヤ21側に噛合わすと、
入力軸13に対し主軸20が直結してDまたはDSレン
ジの前進状態になる。一方、スリーブ29を、逆にシン
クロ機構31を介してギヤ22側に噛合わせると、入力
軸13はギヤ21.24.26.22を介して主軸20
に連結され、エンジン動力が減速逆転してRレンジの後
進状態になる。 無段変速機3は、上記主軸20に対し副軸35が平行配
置され、これらの両輪20.35にそれぞれ主プーリ3
6.副プーリ37が設けられ、かつ両プーリ3G。 37の間にエンドレスの駆動ベルト34が掛は渡しであ
る。プーリ36.37はいずれも2分割に構成され、一
方のブーり半体36a、37aに対し、他方のプーリ半
体36b、37bがブーり間隔を可変にすべく移動可能
にされ、可動側ブーり半休36b、 37bには、それ
自体ピストンを兼ねた油圧サーボ装置1138.39が
付設され、更に副プーリ37の可動側ブーり半体37b
には、プーリ間隔を狭くする方向にスプリング40が付
勢されている。 また油圧制御系として、作動源のオイルポンプ41が主
プーリ36の隣りに設置される。このオイルポンプ41
は、高圧用のギヤポンプであり、ポンプ駆動軸42が、
主プーリ36.主軸20および入力軸13の内部を貫通
してクランク軸10に直結し、エンジン運転中、常に油
圧を生じるようになっている。 そしてこのオイルポンプ41の油圧をIIJIIIして
、各油圧サーボ装置238.39に給排油し、主プーリ
36と副プーリ37のブーり間隔を逆の関係に変化して
、駆動ベルト34のプーリ36.37におけるブーり比
を無段階に変換し、無段変速した動力を副軸35に出力
する。 フロントデフ装置4は、上記無段変速機3の高速段側最
小ブーり比が、例えば0.5と非常に小さく、このため
副軸35の回転数が大きい点に鑑み、副軸35に対し1
組の中間減速ギヤ43を介して出力軸44が連結される
。そしてこの出力軸44のドライブギヤ45に、ファイ
ナルギヤ46が噛合い、ファイナルギヤ46から差動機
構47を介して左右の前輪の車軸48.49に伝動構成
される。 更にトランスファ装置5は、上記ファイナルギヤ46に
噛合うトランスファギヤ50が、車体と左右方向に設置
されるトランス77軸51に回転自在に嵌合しており、
これらのトランスファギヤ50と軸51の間に、4輪駆
動用の湿式多板式油圧クラッチ52が設けられる。そし
てトランス77軸51は、一対のベベルギヤ53.54
により方向変換されてリヤドライブ軸55に連結され、
リヤドライブ軸55から更に後輪側に伝動構成される。 油圧クラッチ52は、トランスファギヤ50と一体的な
へ156.トランスファ軸51と一体的なドラム57を
有し、これらのハブ56とドラム57の間に、ピストン
58により押圧されるプレート59が多板式に設置され
る。そしてピストン58には、リターン用スプリング6
0が付勢され、プレート59と反対側にピストン室61
が設けである。またメインケース7において、トランス
ファ軸51の延長線上にカバー62が被着され、このカ
バ−62内部でメインケース7にバルブボデー63が取
付けられ、更にバルブボデー63にソレノイド手段64
が搭載される。こうしてバルブボデー63からのクラッ
チ油圧が、トランス77軸51等の油路65を介してピ
ストン室61に導入されて、クラッチトルクを制御する
ようなっている。 第2図において、無段変速機3の油圧制御系について説
明すると、主プーリ側油圧サーボ装置38において、主
軸20と一体的なシリンダ38aに可動側プーリ半体3
6bが嵌合し、シリンダ38a内にライン圧が導入され
る主プーリサーボ室38bを有する。また副ブーり側油
圧サーボ装置39においても、副軸35と一体的なシリ
ンダ39aに可動側プーリ半体37bが嵌合し、シリン
ダ39a内にライン圧が導入される副プーリサーボ室3
9bを有し、ここでプ−り半体37りに比べてプーリ半
体36bの方が、ライン圧の受圧面積が大きくなってい
る。 そして油溜70からオイルポンプ41により汲み上げら
れたオイルは、油路71を介して圧力調整弁80に導か
れ、油路71から分岐するライン圧の油路72が、副プ
ーリサーボ室39bに常にライン圧を導入ずべく連通す
る。油路71は、更に変速比制御弁90に連通し、この
変速比制御弁90と主プーリサーボ室38bの間にライ
ン圧を給排油する油路73が連通し、8弁80.90の
ドレン油路74.75が油溜側に連通する。また主プー
リ側のシリンダ38aの個所には、クラッチ係合後の変
速制御において、エンジン回転数に応じたピトー圧のも
す帥信号圧を取出す回転センサ76が設置され、この回
転センサ76からのピトー圧が、油路77を介して8弁
80.90に導かれる。 更に、エンジン回転数の低い状態を含む広範囲で変速制
御を行うDレンジに対し、エンジン回転数の高い範囲に
限定して変速制御を行い、アクセル開放の場合にエンジ
ンブレーキ作用するDsレンジを得る油圧系として、圧
力調整弁80からのドレン油路74にリリーフ弁78が
設けられ、このリリーフ弁78の上流側から分岐する潤
滑油圧回路の油路79が、セレクト位置検出弁110に
連通し、油路19から更に分岐する油路88が、変速比
制御弁90のアクチュエータ120に連通している。 圧力調整弁80は、弁本体81.スプール82.スプー
ル82の一方のブツシュ83との間に付勢されるスプリ
ング84を有し、主ブーり可動側ブーり半体36bに係
合して実際の変速比を検出するセンサシュー85が、m
滑通路を兼ねた軸管86で移動可能に支持されてブツシ
ュ83に連結する。弁本体81において、スプール82
のスプリング84と反対側のボート81aには油路77
のピトー圧が、ボート81bには油路71のポンプ油圧
が導かれる。またボート819には、油路71と変速比
制御弁90への油路87が連通している。このボート8
1cのスプリング84側のボート81f、およびボート
81aと81bの間に設けられてポンプ油圧の漏れがピ
トー圧に影響するのを防ぐボート81eが設けられてお
り、漏れた油はドレンされ油溜10に導かれる。また、
スプール82のランド82aのチャンファ部でボート8
1cと81dを連通して調圧するようになっている。 即ち、スプール82にはピトー圧およびポンプ油圧が、
ドレンボート81dを開く方向に作用し、これに対しセ
ンサシュー85による変速比に応じたスプリング84の
荷重が、ドレンポート81dを閑じる方向に作用する。 これにより、例えば変速比の大きい低速段ではボート8
1cにベルトのスリップを避けるために高いライン圧を
生じ、ブーり半体361)が図示右側に動くことにより
、変速比が小さい高速段に移行するのに従ってセンサシ
ュー85が図示右側に動き、スプリング84の荷重の低
下によりライン圧を低下すべく制御し、こうして常にベ
ルトスリップを生じないブーり押付力を保持する。 変速比制御弁90は、弁本体91.スプール92.スプ
ール92の一方の操作プランジャ93との間に付勢され
るスプリング94を有し、弁本体91におけるスプール
92のスプリング94と反対側の端部のボート91aに
油路77のピトー圧が導かれる。また中間のボート91
bに油路73が、そのスプリング側ボート91cに油路
87が、反対側ボート91dにドレン油路75が連通し
、スプール92の溝部92aが、ボート91bと91c
または91dを連通してライン圧を、主プーリサーボ室
38bに給排油するようになっている。 スプール92の内部からスプリング94側に調整プラン
ジtF95が突出して移動可能に挿入され、このプラン
ジャ95の突出部先端のリテーナ9Gと操作プランジャ
93との間に、調整スプリング97が設置され、プラン
ジャ95とスプール92との間に、リターン用スプリン
グ98が付勢される。そしてライン圧ポート91cが、
スプール92の小孔99を介してスプール92内部に連
通し、ライン圧をスプール92とプランジャ95に作用
して、ライン圧によりスプール92に対するプランジャ
95の突出量、即ち調整スプリ、ング97の荷重を変化
するようになっている。 更に、操作プランジャ93は、アクセル開度に応じてリ
フト作用するカム100からのロッド101と分離して
弱いスプリング102を介して連結し、ロッド101と
同じストローク移動すべくストッパ103を有する。そ
してプランジャ93内部が、切欠き104.ボート93
a、オリフィス105.油路106を介してボート91
aに連通し、スプリング102の荷重を調整するスプリ
ング101が、スプール92の端部で弁本体91との間
に付勢される。 こうしてスプール92には、ピトー圧が、ボート91b
と91cの連通でライン圧を主プーリサーボ室38bに
導入してシフトアップする方向に作用し、一方、アクセ
ル開度に応じたスプリング94とライン圧で調整される
スプリング97の荷重が、ボート911)と91dの連
通で主プーリサーボ室38bをドレンしてシフトダウン
する方向に作用し、両者の平衡関係で変速比を定める。 ここで、変速開始前のライン圧が最大の場合は、調整プ
ランジャ95が最も引込んでスプリング97の荷重を零
にし、このことから、スプリング97が無い状態で平衡
して変速開始点を定め、この変速量始点以降は、ライン
圧の低下に基づいてスプリング97の荷重を増し、変速
比の小さい高速段ヘシフトされるのに従ってエンジン回
転数を上昇する。更に、上述の関係で平衡するピトー圧
は、油路106等により操作プランジャ93に作用し、
このプランジャ93が受ける上記ピトー圧による力を相
殺する。 セレクト位置検出弁110は、弁本体111にドレン孔
112を有する弁体113が挿入され、弁体113には
セレクト操作に応じて回動するカム115が当接しであ
る。ここでカム115において、D、N。 Rのレンジ位置は凸部115aであり、両端のP、O3
のレンジ位置は凹部115bになっており、上記り。 N、Rの各レンジでドレン孔112を閉じて操作油圧を
生じる。また油路79における油路88の分岐部上流側
には、オリフィス11Gが設けられて、P。 [)Sレンジでドレン孔112が開く際の油路74の油
圧の低下を防ぐようになっている。 アクチュエータ120は、シリンダ121にピストン1
22が挿入され、このピストン122の一方にリターン
用スプリング123が付勢され、その他方のピストン室
124に油路8Bの操作油圧が導かれる。 またピストン122の先端のレバー125が、変速比制
御弁90のロッド101のビン126と係合可能になっ
ており、P、DSレンジで操作油圧が無い場合にピスト
ン122.レバー125によりロッド101を強制的に
所定のストローク押込み、変速領域をエンジン回転数の
高い側に制限する。これによりDSレンジでアクセル開
放の場合は、シフトダウンしてエンジンブレーキが効く
ようになる。 更に、Dsレンジの特性を補正するため、変速比に応じ
て変化するセンサシュー85とアクチュエータ120の
ピストン先端のレバー125との間に、中間をピン12
7で支持した天秤式の補正レバー128が設けられる。 この補正レバー128は、アクチュエータ120の押込
み動作の場合にのみそのピストンレバー125に一端が
係合し、この状態で変速比の大きい低速段側にシフトし
てセンサシュー85が所定の変速比の位置に達した場合
に、そのセンサシュー85にレバー128の他端が係合
する。そしてこれ以降は、変速比が大きくなるに従って
アクチュエータ120のピストン122を引き戻し、変
速最大においてピストン122を、路光の待機位置まで
戻すようになっている。 次いで、油圧クラッチ52の油圧制御系について説明す
る。 先ず、上記無段変速機3の油圧Ill m系におけるラ
イン圧回路の油路71から油路130が分岐し、この油
路130が常に一定のレデューシング圧に調圧する調圧
弁140に連通し、油路130から分岐する油路131
がトランスファ制御弁1501.:連通する。 また調圧弁140からのレデューシング圧油路132は
、制御弁150の制御側を経てデユーティソレノイド弁
133に連通し、制御弁150からのクラッチ圧油路1
34が、油圧クラッチ52のピストン室61に連通しで
ある。なお、符号135はオリフィスである。 調圧弁140は、弁本体141.スプール142.スプ
ール142の一方のレデューシング圧油路132と連通
する油圧室143.油路132に減圧された油圧を導く
油路144.スプール142の他方に付勢されるスプリ
ング145から成る。そしてスプール142の一方の油
圧室143における力と、スプリング145の力の平衡
関係によりスプール142を移動して、ボート141a
から油路130のライン圧を導出し−またはドレンボー
ト141bからドレンして圧力調整し、その油圧を油路
144によりレデューシング圧油路132と油圧室14
3に導くのであり、こうしてレデューシング圧油路13
2には、常に一定圧力のレデューシング圧を発生する。 即ち油圧室143におけるランド受圧面積をS、レデュ
ーシング圧をPR。 スプリング力をFとすると、 R−8−F となり、 PR=F/S による一定圧力のレデューシング圧を常時発生する。 ソレノイド弁133は、IIJ IIユニット160か
らのデユーティ信号に基づき、ドレンポート133ae
開くことで、ライン圧調圧弁140によるレデューシン
グ圧PRを排圧制御して制御圧pcを生じ、これをトラ
ンスファ制御弁150に作用する。 トランスファ制御弁150は、弁本体151.ランド受
圧面積の異なるスプール152.スプール152の一方
の制りp圧PCS導入される油圧室153.その他方に
付勢されるスプリング154から成り、ボート151a
から導入される油路131のライン圧を$制御してクラ
ッチ圧PTを発生し、このクラッチ圧PTを、ボート1
51bから油路134に取出す。即ちスプール152の
ランド受圧面積差によるクラッチ圧PTによる力と、油
圧室153の制御圧pcによる力とが下方に作用し、ス
プリング154の力がそれに対向して上方に作用する。 そして制御圧Pcが高くなると、スプール152を下方
移動してボー)−l51aを閏じ、かつドレンボート1
51Cを開いてクラッチ圧PTを低下し、制御圧Pcが
低くなると、逆にスプール152の上方移動によりボー
ト151aの開度を増して、クラッチ圧PTを上昇する
ように動作する。 これにより、制御圧PC,クラッチ圧PT、スプリング
カF、スプール大径面8Is1.小径面積Sgの間には
次式が成立する。 PC−8z+P丁(Sl−8t )=FPT= (F−
Pc −8z )/ (St Sz )ここで81.
82.Fは一定であるから、クラッチ圧pTはデユーテ
ィ制御される制御圧pcに対し、反比例の関係で制御さ
れることになる。 これを第4図(へ)により説明すると、ソレノイド弁1
33のデユーティ比が0%では全く排圧されないで、制
御圧pcは調圧弁140のレデューシング圧PRと等し
い最も高い値になり、この状態からデユーティ比が順次
大きくなって排圧されるのに伴い制御圧pcは低下して
、破線のような特性となる。一方、上記制御圧pcとの
関係においてクラッチ圧PTは、成るデユーティ比d1
より小さい領域では零であり、そのデユーティ比d1以
降は比例的に大きくなり、実線のような特性となる。 第3図において、制御ユニット160を含む電気11J
IIIl系について説明する。 先ず、4輪駆動の切換えを検出する4WDスイッチ16
1.アクセルn放を検出するアクセルスイッチ162.
エンジン負荷を検出するアクセル開度スイッチ163.
エンジン回転センサ1G4.車速センサ165.D、O
3,Rの各レンジを検出するシフトレンジスイッチ16
G、ブレーキの踏込みを検出するセンサ167、電磁粉
式クラッチ1の容量を検出するクラッチ電流センサ16
8および油温センサ169を有する。そして各スイッチ
およびセンサの信号は、入力インターフェイス170に
より4WDスイツヂ161がオンの場合にのみ入力する
ようになっている。 制御ユニット160において、アクセル間度演鐸部17
1は、変速入力側のエンジン回転数と変速機出力側の車
速との関係で変速比(プーリ比)を算出し、無段変速機
3における変速パターンは、第4図(C)のように各ア
クセルn度毎にエンジン回転数と車速の関係で定められ
ているので、この変速パターンのマツプを参照すること
でアクセル開度が求まる。電磁粉式クラッチ1では第4
図(C)の設定車速■1以下の領域D1において、半ク
ラツチ状態でクラッチ電流が第4図の)のように制御さ
れるので、クラッチトルク演算部172ではこのクラッ
チ電流から直接クラッチ容量を求める。そこでエンジン
トルク演算部173では、アクセル開度。 エンジン回転数からエンジントルクマツプを参照してエ
ンジン出力トルクを求める。油瀉判定部174は、油温
を判定する。 また走行条件判定部175は、設定車速v1以下の発進
を含む低速判定部175a、設定阜速■1以上のクラッ
チ直結判定部175b、ブレーキ操作判定部175Cを
有する。低速判定部175aからの信号は、領域判定部
176に入力し、アクセルスイッチ162によるアクセ
ル開放、アクセル開度スイッチ163による低負荷、高
負荷の領域判定され、各負荷では更にシフトレンジスイ
ッチ166によりシフト位置が判定される。クラッチ直
結判定部175bに対しても領域判定部177があり、
第4図(C)の設定エンジン回転数N1を基準にしてそ
れ以下の低負荷、それ以上の高負荷の領域D1.Dsが
判定される。 ここでエンジン回転数N1は、全問時の変速開始点N2
より低く定められ、アクセル全開の場合の変速量始点付
近でトランスファクラッチのトルクが変動するのを防止
している。更に、ブレーキ操作判定部17紅の信号は、
減速度演算部178に入力して減速度を算出する。 上記各演算部172 、173 、178 、および判
定部176 、177の出力信号は、油圧クラッチトル
ク演算部180に入力し、演算部180には定数設定部
179から油圧クラッチトルクの全駆動力に対する分担
比率の定数が入力しており、各領域で最適な油圧クラッ
チトルクを設定するようになっている。 この場合の分担比率の一例が以下の表に示されている。 そこで半クラッチの低速走行条件では、電磁粉式クラッ
チ1の伝達トルクをベースとし、そこに表の各分担比率
を乗算して油圧クラッチトルクを演算する。またクラッ
チ直結の走行条件では、エンジントルクまたはエンジン
全開性能トルクをベースとし、同様にして油圧クラッチ
トルクを演算する。更に、ブレーキングの減速度が大き
い場合は、その操作時の走行条件から上記いずれか1つ
を選択したトルクをベースとし、上述と同様にして演算
する。 デユーティ比設定部181は、上記演算部180で演算
されたトルクに応じたデユーティ比を設定するものであ
り、このデユーティ比の信号が、駆動部182を介して
ソレノイド弁133に入力する。更に、油温が設定11
rtxより低い場合は、補正係数設定部183からの信
号によりデユーティ比を補正するようになっている。 ここで油圧クラッチ52の最大伝達トルク容量は、後輪
タイヤの最大グリップ力(後輪の軸荷岨に比例)に一致
させれば実用上充分であることが確かめられており、表
中の分担比率最大60%はその一実施例を示したもので
ある。 後輪の必要最小トルク容量は、エンジンブレーキ相当の
ものであり、この場合の変速機主軸のトルクを設定し、
上述と同様の分担比率にすることで定めることができる
。 次いで、このように構成された油圧制御装置の作用につ
いて説明する。 車両の走行開始時、アクセルの踏込みによりエンジン回
転数が上界すると、電磁粉式クラッチ1がクラッチ電流
により係合する。そこで前後進切換装置2を前進段にシ
フトすることで、エンジン動力が主軸20を介して主プ
ーリ36に入力する。ここで走行開始時には、油圧制御
系の変速比制御弁90により主プーリサーボ室38bが
排圧されて、駆動ベルト34は主プーリ36に最も深く
巻回して変速比最大の低速段となり、その後エンジン回
転数に応じたピトー圧が^くなることで、主プーリサー
ボ室38bにもライン圧が導入され、主プーリ3Gのプ
ーリ間隔を狭くしながらそのベルト巻付は径を増す。こ
うして、エンジン回転数を一定に保つように無段変速さ
れ、この変速された駆動力が、主プーリ3Gから駆動ベ
ルト34.副プーリ37を介して副軸35に取出され、
更にフロントデフ装置4に伝達する。 ところで、4WDスイツチ161がオフしていると、制
御ユニット160でデユーティ比0%付近の信号が出力
し、ソレノイド弁133は完全に閉じた状態になり、制
御圧pcを最大にする。このため、トランスファ制御弁
150によりクラッチ圧PTは零になって油圧クラッチ
52を解放するようになり、これにより上記フロントデ
フ装置4の動力は前輪にのみ伝達してFFの2輪駆動走
行となる。 続いて、4WDスイツチ161をオンした場合の作用を
、第5図のフローチャートを用いて説明する。 先ず、4WDスイツチ161をオンすることで、入力イ
ンターフェース170により各スイッチおよびセンサの
信号が、制御ユニット160に入力して制御可能となる
。そこで、設定車速■1以下の発進を含む低速の走行条
件では、クラッチトルク演算部172において電磁粉式
クラッチ1のクラッチ容量がそのクラッチ電流を用いて
WX算され・る。そしてブレーキングの無い場合は、走
行条件判定部175の低速判定部175aからの信号に
より領域判定部176で領域判定され、アクセルスイッ
チ162がオフするアクセル開放の場合は、油圧クラッ
チトルク演算部180で最も小さい分担比率10%の固
定が選択される。これにより、油圧クラッチトルク演算
部180では、エンジン全開の最大値に対する10%に
油圧クラッチ52のトルク容量が演算され、これに基づ
くデユーティ信号がソレノイド弁133に入力する。 そこでトランスファ制御弁150により、油圧クラッチ
52に給油されて若干係合することになり、半クラツチ
状態の電磁粉式クラッチ1の伝達トルクの10%がトラ
ンスファ装置5により後輪側にも伝達して、4輪駆動走
行となる。そしてこの走行状態では、油圧クラッチ52
のトルク容量が非常に小さくてスリップし易い状況にあ
ることから、大転舵した場合の駆動系の捩りトルクが油
圧クラッチ52のスリップで充分吸収され、ブレーキン
グ現象の発生が回避される。 次いで、アクセルスイッチ162はオンするが、アクセ
ル開度スイッチ163はオフする低負荷の場合で、例え
ばDレンジにシフトされていると、演算部180で分担
比率20%が選択される。そこで、油圧クラッチ52の
トルク容量は少し大きくなり、この比率で電磁粉式クラ
ッチ1の容量の増大に応じて比例的に順次増す。このこ
とから、4輪駆動の性能がアップし、かつ未だスリップ
し易いことから、ブレーキング現象の回避が可能となる
。 一方、アクセル開度スイッチ163もオンする^負荷で
上述と同じDレンジの場合は、演算部180で分担比率
50%が選択され、油圧クラッチ52のトルク容量は更
に大きく設定される。そのため、この条件では油圧クラ
ッチ52が、前後輪の駆動力を等しくするように直結し
、4輪駆動の例えば発進加速性が充分発揮される。また
、この場合も油圧クラッチ52のトルク容量はクラッチ
1のものに応じて漸増することから、前後輪が同じ駆動
力で発進することが確保される。 そこでトランス77制御弁150により、油圧クラッチ
52に給油されてスリップ可能な状態で係合することに
なり、エンジントルクの30%がトランスファ装置5に
より後輪側にも伝達して、4輪駆動走行となる。そして
この走行状態では、スリップ可能であることから、転舵
する場合の駆動系の捩りトルクが油圧クラッチ52のス
リップで吸収され、ブレーキング現象の発生が回避され
る。 また各車速毎に、変速比に伴ってエンジントルクが変化
するのに応じて油圧クラッチ52のトルク容量も制御さ
れるので、常にエンジントルクの30%が後輪側に伝達
して一定の4輪駆動の性能を確保することになる。 一方、設定エンジン回転数N1以上の領域り。 の場合には演算部180で分担比率50%が選択され。 エンジン全開性能トルクをベーストルクにする。 そこで油圧クラッチ52のトルク容量は、このトルクに
対して50%に設定され、前後輪の駆動力を等しくする
ように直結することになり、4輪駆動の性能を最大限発
揮する。 更に、設定車速v1以下の半クラッチ、またはそれ以上
のクラッチ直結の走行条件でブレーキ操作し、その減速
度が大きい場合は減速度演算部178から信号が出力す
る。そこで油圧クラッチトルク演算部180では、半ク
ラッチの場合はクラッチトルクを、クラッチ直結の場合
はエンジントルクをベーストルクとし、分担比率30%
を用いてトルク容量を演算し、これに応じて油圧クラッ
チ52のトルクを優先的に定める。 ここでこのブレーキング時には、アクセル間数によりエ
ンジントルクは大幅に低下しているため、上記トルク容
量により油圧クラッチ52は、略直結してエンジンブレ
ーキ相当の動力を伝達可能になる。そこで4輪にエンジ
ンブレーキが効き、かつ車輪ロックを回避しながらブレ
ーキ能力を効果的に発揮して制動される。 以上、本発明の一実施例について述べたが、実施例以外
のクラッチおよび変速機の場合にも同様に適用すること
ができる。また、電気ill IIJ系の入力手段、制
御ユニットの構成1前後輪の分担比率は、上記実施例に
限定されるものではない。更に4WDスイツチの無いフ
ルタイム式にも適用できる。
以上述べてきたたように、本発明によれば、トランスフ
ァ装置に油圧クラッチを有する4輪駆動装置の油圧制御
Il装置において、半クラッチの発進を含む低速とクラ
ッチ直結の領域に分けて制御されるので、低速域で大転
舵する場合のブレーキング現象とクラッチ直結での本格
的な4輪駆動に対して的確に対処し得る。 各走行条件で、クラッチトルクまたはエンジントルクを
ベーストルクとし、それに分担比率の定数を用いて油圧
クラッチのトルク′B量を演算するので、各トルク容量
を的確に定めることができる。 また、これによりシビアなIIJ Illが可能となり
、4輪駆動を保持したブレーキング現象の回避を効果的
に行い得る。 ブレーキング時には、優先的にそれに対応したトルク容
量に定められるので、ブレーキング効果が大きい。 油圧クラッチのトルク容量は、路面μ値、登板勾配等を
考慮した必要最大なものと・エンジンブレーキ相当の必
要最小なものに対応して設定されているので、最適制御
を促し、油圧クラッチの大きさ、油圧等の選択に過不足
を生じない・
ァ装置に油圧クラッチを有する4輪駆動装置の油圧制御
Il装置において、半クラッチの発進を含む低速とクラ
ッチ直結の領域に分けて制御されるので、低速域で大転
舵する場合のブレーキング現象とクラッチ直結での本格
的な4輪駆動に対して的確に対処し得る。 各走行条件で、クラッチトルクまたはエンジントルクを
ベーストルクとし、それに分担比率の定数を用いて油圧
クラッチのトルク′B量を演算するので、各トルク容量
を的確に定めることができる。 また、これによりシビアなIIJ Illが可能となり
、4輪駆動を保持したブレーキング現象の回避を効果的
に行い得る。 ブレーキング時には、優先的にそれに対応したトルク容
量に定められるので、ブレーキング効果が大きい。 油圧クラッチのトルク容量は、路面μ値、登板勾配等を
考慮した必要最大なものと・エンジンブレーキ相当の必
要最小なものに対応して設定されているので、最適制御
を促し、油圧クラッチの大きさ、油圧等の選択に過不足
を生じない・
第1図は本発明が適用される4輪駆動装置の一例を示す
断面図、第2図は油圧制御系の実施例を示す回路図、第
3図は電気制御系の回路図、第4図Qはソレノイド弁の
特性図、@は電磁粉式クラッチの電流特性図、(C)は
無段変速機の変速パターン、第5図は作用を説明するフ
ローチャート図である。 1・・・電磁粉式クラッチ、2・・・前後進切換装置、
3・・・無段変速機、4・・・フロントデフ装置、5・
・・トランスファ装置、52・・・油圧クラッチ、13
3・・・ソレノイド弁、140・・・調圧弁、150・
・・トランスファR11制御弁、160・・・制御ユニ
ット、115・・・走行条件判定部、175 a−7・
低速判定部、175b・・・クラッチ直結判定部、17
5c・・・ブレーキ操作判定部、180−゛°油圧クラ
ッチトルク演算部。
断面図、第2図は油圧制御系の実施例を示す回路図、第
3図は電気制御系の回路図、第4図Qはソレノイド弁の
特性図、@は電磁粉式クラッチの電流特性図、(C)は
無段変速機の変速パターン、第5図は作用を説明するフ
ローチャート図である。 1・・・電磁粉式クラッチ、2・・・前後進切換装置、
3・・・無段変速機、4・・・フロントデフ装置、5・
・・トランスファ装置、52・・・油圧クラッチ、13
3・・・ソレノイド弁、140・・・調圧弁、150・
・・トランスファR11制御弁、160・・・制御ユニ
ット、115・・・走行条件判定部、175 a−7・
低速判定部、175b・・・クラッチ直結判定部、17
5c・・・ブレーキ操作判定部、180−゛°油圧クラ
ッチトルク演算部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 エンジン側クラッチ、変速機を介して前後輪の一方へは
直接伝動構成し、その他方へは油圧クラッチを有するト
ランスファ装置を介して伝動構成した4輪駆動装置にお
いて、 上記エンジン側クラッチの半クラッチと直結の状態を検
出し、 エンジン側クラッチの伝達トルクにより駆動力が決まる
低速走行条件では、エンジン側クラッチのトルク容量に
基づき、走行状態に応じて上記油圧クラッチのトルク容
量を設定し、 クラッチ直結の走行条件では、エンジントルクに基づき
各走行状態に応じて上記油圧クラッチのトルク容量を、
後輪のグリップ可能な最大トルクとエンジンブレーキ相
当の最小トルクの範囲内で設定し、 ブレーキング時は、上記制御に優先してこの場合の油圧
クラッチのトルク容量を設定する4輪駆動装置の油圧制
御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297585A JPS61249832A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 4輪駆動装置の油圧制御装置 |
US06/856,000 US4711318A (en) | 1985-04-30 | 1986-04-24 | System for controlling a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle |
CA000507726A CA1257985A (en) | 1985-04-30 | 1986-04-28 | System for controlling a transfer clutch of a four- wheel drive vehicle |
EP86303228A EP0206474B1 (en) | 1985-04-30 | 1986-04-29 | System for controlling a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle |
DE8686303228T DE3667637D1 (de) | 1985-04-30 | 1986-04-29 | Steuersystem fuer eine verteilerkupplung eines vierradgetriebenen fahrzeuges. |
AU56870/86A AU573083B2 (en) | 1985-04-30 | 1986-04-30 | Control system for a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297585A JPS61249832A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 4輪駆動装置の油圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249832A true JPS61249832A (ja) | 1986-11-07 |
Family
ID=14069399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9297585A Pending JPS61249832A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 4輪駆動装置の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249832A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62218228A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-25 | Toyota Motor Corp | 四輪駆動装置の制御方法 |
JP2005086870A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 無停電電源装置及び無停電電源システム |
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1985
- 1985-04-30 JP JP9297585A patent/JPS61249832A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62218228A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-25 | Toyota Motor Corp | 四輪駆動装置の制御方法 |
JP2005086870A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 無停電電源装置及び無停電電源システム |
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