JP3776275B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3776275B2
JP3776275B2 JP2000003608A JP2000003608A JP3776275B2 JP 3776275 B2 JP3776275 B2 JP 3776275B2 JP 2000003608 A JP2000003608 A JP 2000003608A JP 2000003608 A JP2000003608 A JP 2000003608A JP 3776275 B2 JP3776275 B2 JP 3776275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
inverter
output
commercial power
output voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000003608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001197683A (ja
Inventor
一正 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority to JP2000003608A priority Critical patent/JP3776275B2/ja
Publication of JP2001197683A publication Critical patent/JP2001197683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3776275B2 publication Critical patent/JP3776275B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、商用電力を出力する商用電源とを備え、常時は商用電源からの出力電力を負荷に供給し、商用電源の停電時にはインバータからの出力電力を負荷に供給するように給電切り換えを行なう無停電電源装置に係り、特に負荷への給電信頼性を向上できるようにした無停電電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電源装置の一つとして、常時は商用電源からの電力を負荷に直接供給し、商用電源の停電時にはインバータからの電力を負荷に供給する無停電電源装置が用いられてきている。
【0003】
図7は、この種の従来の無停電電源装置の構成例を示すブロック図である。
【0004】
図7において、電力貯蔵手段である直流電源9からの直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ1の出力は、インバータトランス2を介して負荷6に供給される。
【0005】
また、商用電源7からの商用電力は、切換回路3を介して負荷6に供給される。
【0006】
切換回路3は、接触器4と半導体スイッチ5とから構成されており、負荷6への電力供給を、インバータ1または商用電源7のいずれかへ切り換えるために用いられる。
【0007】
なお、切換回路3は、接触器4と半導体スイッチ5とから構成されているが、いずれか一方だけで構成しても構わない。
【0008】
切換回路3内の接触器4の接点は、常時は商用電源7から負荷6へ給電が行なわれる状態になっている。
【0009】
一方、商用電源7停電時等の交流入力異常時には、商用電源7からの出力電圧を検出する電圧検出器8aからの出力が停電検出回路20に入力されて停電検出がなされ、基準発生回路21が動作して、インバータ1が所望の電圧出力を出力することによって、インバータ1から負荷6へ給電が行なわれる。
【0010】
なお、直流電源9は、直流電圧源を構成できるものであれば、コンバータおよび蓄電池等でも構わない。
【0011】
インバータトランス2を介したインバータ出力電圧36は、電圧検出器8bにより検出される。
【0012】
電圧検出器8bからの出力は、インバータ制御回路11内の出力電圧制御回路22に出力電圧フィードバック31として入力される。
【0013】
インバータ制御回路11内の基準発生回路21からの出力は、出力電圧基準32として出力電圧制御回路22に入力される。
【0014】
また、インバータ制御回路11の位相同期回路(以下、PLL回路と称する)23からの出力は、出力電圧位相基準33として出力電圧制御回路22に入力される。
【0015】
出力電圧制御回路22からの出力は、出力電圧指令34としてゲート制御回路24に入力される。
【0016】
ゲート制御回路24からの出力は、ゲート信号35としてインバータ2に接続入力される。
【0017】
すなわち、図7 において、基準発生回路21は、本無停電電源装置が本来出力すべき電圧相当の出力竃圧基準32を出力する。
【0018】
出力電圧制御回路22は、電圧検出器8bによって検出された出力電圧のフィードバック31が、出力電圧基準32と等しくなるように制御を行ない、出力電圧指令34を出力する。
【0019】
ゲート制御回路24は、インバータ1からの出力が出力電圧指令34に一致するようにゲート信号35を出力する。
【0020】
インバータ1は、ゲート信号35に応じた電圧36を出力し、インバータトランス2の巻線構成、巻線比等で変換された出力が、本無停電電源装置の出力となる。
【0021】
図8は、インバータ1の構成例を示す回路図である。
【0022】
図8において、直流電源9の正極Pは、直流コンデンサ41の一端子に接続されている。
【0023】
また、直流電源9の正極Pは、スイッチング素子42a,42c,42eのコレクタに各々接続されている。
【0024】
さらに、これらは各々U相,V相,W相として、インバータ出力36となっている。
【0025】
スイッチング素子42b,42d,42fのエミッタは、直流コンデンサ41のもう一つの端子に接続され、さらに直流電源9の負極Nに接続されている。
【0026】
ゲート駆動回路43には、ゲート信号35が入力されている。
【0027】
なお、実際には、各スイッチング素子42には、個別または一括にスイッチング時のサージ電圧抑制用のスナバ回路が設けられているが、ここでは説明を簡単にするため、その図示を省略している。
【0028】
ゲート信号35に対し、ゲート駆動回路43は、上下直列に接続されたスイッチング素子、例えば42a,42b等が同時にオンすることを防止するデッドタイムを生成したり、各スナバ回路の充放電の期間を確保したりする。
【0029】
インバータ1は、パルス幅変調(PWM)制御により出力電圧を制御する。
【0030】
図9は、インバータ制御回路11内の基準発生回路21の構成例を示すブロック図である。
【0031】
図9において、電圧基準信号51a〜51cの出力は、各々乗算器53a〜53cに入力される。
【0032】
乗算器53a〜53cからの出力は、基準発生回路21の出力である出力電圧基準32となる。
【0033】
図9は、U相,V相,W相の3相で構成した場合の一例であり、一定の正弦波電圧を出力する例を示す。
【0034】
なお、出力電圧基準が時間と共に変化する(例えばVVVF…可変電圧可変周波数電源)場合でも構わない。
【0035】
ソフトスタート信号52は、インバータ1の起動時に出力電圧を零から徐々に立ち上げる信号で、起動期間中、ランプ関数等の暫時増加関数であり、起動完了後は1等の一定値となる。
【0036】
本回路により、無停電電源装置は、起動時出力電圧を徐々に増加させることができる。これは、一般的にソフトスタートといわれる手法である
図10は、インバータ制御回路11内の出力電圧制御回路22の構成例を示すブロック図である。
【0037】
図10において、出力電圧基準32は、出力電圧フィードバック31との差分が各々とられ、PI制御回路54a〜54cに各々入力される。
【0038】
なお、本例では、電圧制御としてPI制御を用いた例を示しているが、PID 制御やI−P制御、その他の一般的な制御手法や現代制御理論等を用いた制御回路でも構わない。
【0039】
図10において、PI制御回路54a〜54cは、出力電圧フィードバック31が出力電圧基準32に追従するように制御を行なう。
【0040】
特に、高速化や安定化を図る意味で、出力電圧の後段または前段あるいは並列に、出力電流等の電流制御を付加することがあっても構わない。
【0041】
ここでは、説明を簡単にするために、その図示を省略している。
【0042】
図11はインバータ制御回路11内のゲート制御回路24の構成例を示すブロック図である。
【0043】
図11において、出力電圧指令34は、キャリア発生回路55からの出力との差分が各々とられて、コンパレータ56a〜56cに入力される。
【0044】
コンパレータ56a〜56cからの出力は、ゲート信号出力回路57a〜57cに入力される。
【0045】
ゲート信号出力回路57a〜57cからの出力は、ゲート信号35となる。
【0046】
本構成例は、一般的に言われる三角波比較方式を示した一例である。なお、ゲートパルスの発生手法については特に限定されない。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の無停電電源装置においては、次のような問題点がある。
【0048】
すなわち、商用電源7の復電時に、インバータ1から商用電源7へ負荷6への給電を切り換える場合、PLL回路23の過渡応答特性が良くない。
【0049】
このため、商用電源7電圧が定格に回復したにも関わらず、インバータ1と商用電源7との間の同期がとれず、PLL回路23が十分応答するまでの間、数秒程度余計に、電力貯蔵手段である直流電源9から電力を供給しなければならない。
【0050】
この結果、電力貯蔵手段である直流電源9およびインバータ1を構成する主回路が、温度上昇等によって劣化が進むことが考えられる。
【0051】
また、インバータ1と商用電源7との間に電圧差や位相差があると、インバータ1と商用電源7との間に流れる横流によって、インバータ1が保護停止することがある。
【0052】
インバータ1は、保護停止後、一定期間は待機状態となるため、負荷6への給電手段は商用電源7のみとなる。
【0053】
このため、インバータ1が保護停止後の待機状態にて再度停電が発生すると、インバータ1が動作不能なため、負荷6への給電が不可能となり、給電停止に至ることがある。
【0054】
本発明の目的は、商用電源復電後に直ちに商用電源からの負荷給電に切り換えてインバータの動作時間を低減することができ、さらにインバータと商用電源とを給電切り換えした場合に、インバータと商用電源との間に流れる横流によってインバータが保護停止することなく負荷への給電を継続して行なうことが可能な信頼性の高い無停電電源装置を提供することにある。
【0055】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に対応する発明では、複数のスイッチング素子からなり、直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、商用電力を出力する商用電源とを備え、常時は商用電源からの出力電力を負荷に供給し、商用電源の停電時にはインバータからの出力電力を負荷に供給するように給電切り換えを行なう無停電電源装置において、商用電源からの出力電力を入力とし、当該商用電源の停電を検出する停電検出手段と、停電検出手段により商用電源の停電が検出されると動作して、出力電圧基準を出力する基準発生手段と、商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し所定の速度で追従させて位相を調整する低速位相同期手段と、商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し所定の速度よりも速い速度で追従させて位相を調整する高速位相同期手段と、常時は低速位相同期手段からの出力を、停電検出手段により商用電源の停電が検出された時には高速位相同期手段からの出力を、出力電圧位相基準として切り換え出力する切換手段と、インバータの出力電圧と、基準発生手段からの出力電圧基準と、切換手段からの出力電圧位相基準とに基づいて、インバータの出力電圧が出力電圧基準に一致するようにインバータの出力電圧指令を生成し出力する出力電圧制御手段と、出力電圧制御手段からの出力電圧指令に基づいてゲート信号を生成し、インバータを構成するスイッチング素子のゲートを制御するゲート制御手段とを備えている。
【0056】
従って、請求項1に対応する発明の無停電電源装置においては、商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し所定の速度で追従させて位相を調整する低速位相同期手段と、商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し所定の速度よりも速い速度で追従させて位相を調整する高速位相同期手段と、常時は低速位相同期手段からの出力を、停電検出手段により商用電源の停電が検出された時には高速PLL手段からの出力を、出力電圧位相基準として切り換え出力する切換手段とを備えて、常時は低速位相同期手段からの出力に、商用電源の停電時には高速位相同期からの出力に、出力電圧位相基準を切り換えることにより、商用電源復電後に直ちに商用電源からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータの動作時間を低減することができる。
これにより、電力貯蔵手段である直流電源およびインバータを構成する主回路が、温度上昇等によって劣化が進むことがなくなる。
【0057】
一方、請求項2の発明では、上記請求項1に対応する発明の無停電電源装置において、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の振幅に対してインバータの出力電圧振幅指令を調整する手段を付加している。
【0058】
従って、請求項2に対応する発明の無停電電源装置においては、上記請求項1に対応する発明と同様の作用を奏するのに加えて、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の振幅に対してインバータの出力電圧振幅指令を調整する手段を備えて、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の振幅に対してインバータの出力電圧振幅指令を調整することにより、インバータと商用電源とを給電切り換えした場合に、インバータと商用電源との間に流れる横流によって、インバータが保護停止することなく、負荷への給電を継続して行なうことができる。
また、請求項3の発明では、上記請求項1に対応する発明の無停電電源装置において、インバータの出力電圧位相指令を調整商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の位相に対してする手段を付加している。
【0059】
従って、請求項3に対応する発明の無停電電源装置においては、上記請求項1に対応する発明と同様の作用を奏するのに加えて、インバータの出力電圧位相指令を調整商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の位相に対してする手段を備えて、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の位相に対してインバータの出力電圧位相指令を調整することにより、インバータと商用電源とを給電切り換えした場合に、インバータと商用電源との間に流れる横流によって、インバータが保護停止することなく、負荷への給電を継続して行なうことができる。
さらに、請求項4に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の無停電電源装置において、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、過電流制御手段により過電流が検出された時に、インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段とを付加している。
【0060】
従って、請求項4に対応する発明の無停電電源装置においては、上記請求項1に対応する発明と同様の作用を奏するのに加えて、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、過電流制御手段により過電流が検出された時に、インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段とを備えて、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、インバータの電流が所定の値を超えて過電流となった時にインバータのゲート出力をブロックすることにより、インバータを商用電源に給電切り換えする際、インバータのスイッチング素子を点弧してインバータと商用電源をラップ運転する期間に、突然位相差や電圧差が発生しても、インバータが過電流検出等で保護停止せず、負荷への影響を与えることなく給電切り換えを行ない、負荷への給電を継続して行なうことができる。
【0061】
また、請求項5に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の無停電電源装置において、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の振幅に対してインバータの出力電圧振幅指令を調整する手段と、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、過電流制御手段により過電流が検出された時に、インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段とを付加している。
【0062】
従って、請求項5に対応する発明の無停電電源装置においては、上記請求項2に対応する発明の作用と上記請求項4に対応する発明の作用とを同時に奏することができる。
これにより、インバータと商用電源の給電切り換え時の負荷給電信頼性をより一層向上させることができる。
【0063】
さらに、請求項6に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の無停電電源装置において、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、商用電源からの出力電力の位相に対してインバータの出力電圧位相指令を調整する手段と、商用電源が復電した後の給電切り換え時に、インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、過電流制御手段により過電流が検出された時に、インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段とを付加している。
【0064】
従って、請求項6に対応する発明の無停電電源装置においては、上記請求項3に対応する発明の作用と上記請求項4に対応する発明の作用とを同時に奏することができる。
これにより、インバータと商用電源の給電切り換え時の負荷給電信頼性をより一層向上させることができる。
【0065】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0066】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態による無停電電源装置の構成例を示すブロック図であり、図7と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0067】
すなわち、本実施の形態の無停電電源装置は、図1に示すように、図7におけるインバータ制御回路11内のPLL回路23を省略し、これに代えて、低速PLL 回路58と、高速PLL回路59と、切換回路60とを付加して、新たなインバータ制御回路80を構成している。
【0068】
低速PLL回路58は、前記商用電源7からの出力電力を入力とし、この入力電力に対し所定の速度で追従させて位相を調整する。
【0069】
この低速PLL回路58は、前記PLL回路23と同様の構成を有している。
【0070】
高速PLL回路59は、商用電源7からの出力電力を入力とし、この入力電力に対し低速PLL回路58の所定の速度よりも速い速度で追従させて位相を調整する。
【0071】
この高速PLL回路59は、低速PLL回路58とは異なり、過渡特性、すなわち高速応答性を重視した設計を行なっている。
【0072】
これにより、商用電源7が復電後に、直ちにインバータ1の出力位相を商用電源7の位相に同期させることができる。
【0073】
切換回路60は、常時は低速PLL回路58からの出力を、前記停電検出回路20により商用電源7の停電が検出された時には高速PLL回路59からの出力を、前記出力電圧位相基準33として切り換え出力する。
【0074】
図2は、本実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路80内の高速PLL回路59の構成例を示すブロック図である。
【0075】
図2において、商用電源7からの三相交流入力電圧を入力とした三相→二相変換回路62からの出力と後述する正弦波発生回路6からの二相正弦波とに基づいて演算回路63で演算された位相差△θは、PI制御回路(誤差増幅器)64により高い周波数成分のノイズ、歪み分が除去され、誤差増幅される。
【0076】
このPI制御回路64からの出力は、電圧制御発振器(VCO)65に入力されて、その出力パルス周波数が制御される。
【0077】
この出力パルス周波数はカウンタ66で計数されて、ディジタル位相検出値θとして出力される共に、正弦波発生回路67に入力されて、二相正弦波に変換される。
【0078】
そして、この二相正弦波は、上記演算回路63にフィードバックされる構成となっている。
【0079】
本構成により、商用電源7からの三相交流入力電圧は、その各相の瞬時値からその時々の位相を計算することが可能となる。
【0080】
すなわち、図2の回路は、商用電源7の復電時に、インバータ1の出力電圧の位相を直ちに商用電源7の位相に同期させるため、位相連続比較方式を用いたPLL回路であり、本方式により、高速応答を実現させることができる。
【0081】
次に、以上のように構成した本実施の形態の無停電電源装置の作用について説明する。
【0082】
なお、図7と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0083】
常時は、低速PLL回路58からの出力が、出力電圧位相基準33として出力電圧制御回路34へ与えられて、インバータ1の出力電圧が制御される。
【0084】
一方、商用電源7が停電した時には、切換回路60により、高速PLL回路59からの出力が、出力電圧位相基準33として出力電圧制御回路34へ与えられて、インバータ1の出力電圧の位相を、低速PLL回路58から高速PLL回路59に切り換えることができる。
【0085】
この高速PLL回路59に切り換えることにより、商用電源7の復電後に、インバータ1の出力電圧の位相を、直ちに商用電源7の位相に同期させることができる。
【0086】
上述したように、本実施の形態の無停電電源装置では、常時は低速PLL回路58からの出力に、商用電源7の停電時には高速PLL回路59からの出力に、出力電圧位相基準33を切り換えるようにしているので、商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となる。
これにより、電力貯蔵手段である直流電源およびインバータを構成する主回路が、温度上昇等によって劣化が進むことがなくなる。
【0087】
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路80内の基準発生回路の構成例を示すブロック図であり、図9と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0088】
すなわち、本実施の形態の基準発生回路は、図3に示すように、ワンショット回路61と、減算器81とを、図9に付加した構成としている。
【0089】
ワンショット回路61は、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、ワンショット信号を出力する。
【0090】
減算器81は、前記ソフトスタート信号52から、ワンショット回路61からのワンショット信号を減じる。
【0091】
そして、このワンショット信号が減じられたソフトスタート信号52と前記電圧基準信号51a〜51cとを乗算器53a〜53cで乗算したものを、前記出力電圧基準32として出力する。
【0092】
本構成により、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、商用電源7からの出力電力の振幅に対して、インバータ1の出力電圧振幅指令を調整することが可能となる。
【0093】
次に、以上のように構成した本実施の形態の無停電電源装置の作用について説明する。
【0094】
なお、図9と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0095】
商用電源7の復電後に、インバータ1の出力を商用電源7に給電切り換えする際、インバータ1のスイッチング素子を点弧して、インバータ1と商用電源7とをラップ運転する期間だけ、ワンショット回路61により、所定の電圧振幅にインバータ1の出力を変更することができる。
【0096】
商用電源7に対してインバータ1の出力電圧振幅を下げておけば、給電切り換え時に負荷電流は直ちに商用電源7に移行させることができる。
【0097】
上述したように、本実施の形態の無停電電源装置では、前述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる、すなわち商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となるのに加えて、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、商用電源7からの出力電力の振幅に対してインバータ1の出力電圧振幅指令を調整するようにしているので、インバータ1と商用電源7とを給電切り換えした場合に、インバータ1と商用電源7との間に流れる横流によって、インバータ1が保護停止することなく、負荷6への給電を継続して行なうことが可能となる。
【0098】
(第3の実施の形態)
図4は、本実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路80内の基準発生回路の構成例を示すブロック図であり、図9と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0099】
すなわち、本実施の形態の基準発生回路は、図4に示すように、ワンショット回路61と、減算器81a,81b,81cとを、図9に付加した構成としている。
【0100】
ワンショット回路61は、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、ワンショット信号を出力する。
【0101】
減算器81a,81b,81cは、前記電圧基準信号51a,51b,51cから、ワンショット回路61からのワンショット信号を減じる。
【0102】
そして、このワンショット信号が減じられた電圧基準信号51a〜51cとソフトスタート信号52とを乗算器53a〜53cで乗算したものを、前記出力電圧基準32として出力する。
【0103】
本構成により、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、商用電源7からの出力電力の位相に対して、インバータ1の出力電圧位相指令を調整することが可能となる。
【0104】
次に、以上のように構成した本実施の形態の無停電電源装置の作用について説明する。
【0105】
なお、図9と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0106】
商用電源7の復電後に、インバータ1の出力を商用電源7に給電切り換えする際、インバータ1のスイッチング素子を点弧して、インバータ1と商用電源7とをラップ運転する期間だけ、ワンショット回路61により所定の電圧位相差をインバータ1の出力に与えることができる。
【0107】
商用電源7に対してインバータ1の出力電圧位相を遅らせておけば、給電切り換え時に負荷電流は直ちに商用電源7に移行させることができる。
【0108】
上述したように、本実施の形態の無停電電源装置では、前述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる、すなわち商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となるのに加えて、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、商用電源7からの出力電力の振幅に対してインバータ1の出力電圧位相指令を調整するようにしているので、インバータ1と商用電源7とを給電切り換えした場合に、インバータ1と商用電源7との間に流れる横流によって、インバータ1が保護停止することなく、負荷6への給電を継続して行なうことが可能となる。
【0109】
(第4の実施の形態)
図5は、本実施の形態による無停電電源装置の構成例を示すブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0110】
すなわち、本実施の形態の無停電電源装置は、図5に示すように、図1におけるインバータ制御回路80内に、電流検出器69と、過電流検出回路70とを付加して、新たなインバータ制御回路90を構成している。
【0111】
電流検出器69は、インバータ1の出力電流を検出する。
【0112】
過電流検出回路70は、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、電流検出器69により検出されたインバータ1の電流があらかじめ設定された所定の値を超えて過電流となったことを検出すると出力を生ずる。
【0113】
図6は、本実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路90内のゲート制御回路24'の構成例を示すブロック図であり、図11と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0114】
すなわち、本実施の形態のゲート制御回路24'は、図6に示すように、図11におけるゲート信号出力回路57a,57b,57cの出力側に、ゲートブロック手段としての切換スイッチ68a〜68cを付加した構成としている。
【0115】
切換スイッチ68a〜68cは、常時はゲート信号出力回路57a,57b,57cからの出力信号をそのままゲート信号35としてインバータ1へ出力し、切換信号として入力される前記過電流検出回路70からの出力によりインバータ1へのゲート信号35の出力をブロックするように切り換える。
【0116】
次に、以上のように構成した本実施の形態の無停電電源装置の作用について説明する。
【0117】
なお、図1および図11と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0118】
電流検出器69により、インバータ1の出力電流が検出されて、過電流検出回路70に入力される。
【0119】
過電流検出回路70では、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、電流検出器69で検出されたインバータ1の電流が所定 の値を超えて過電流となったことを検出すると、その出力がゲート制御回路24'に切換信号として入力される。
【0120】
一方、ゲート制御回路24'では、過電流検出回路70から切換信号が入力されると、この切換信号により切換スイッチ68a〜68cが切換動作して、ゲート信号出力回路57a,57b,57cからインバータ1に対するゲート信号35の出力がブロックされる。
【0121】
このようにして、過電流検出回路70での過電流判定結果に応じて、インバータ1のゲートを制御することができる。
【0122】
上述したように、本実施の形態の無停電電源装置では、前述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる、すなわち商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となるのに加えて、商用電源7が復電した後の給電切り換え時に、インバータ1の電流が所定の値を超えて過電流となった時にインバータ1のゲート出力をブロックするようにしているので、インバータ1を商用電源7に給電切り換えする際、インバータ1のスイッチング素子を点弧してインバータ1と商用電源7をラップ運転する期間に、突然位相差や電圧差が発生しても、インバータ1が過電流検出等で保護停止せず、負荷6への影響を与えることなく給電切り換えを行ない、負荷6への給電を継続することが可能となる。
【0123】
(他の実施の形態)
(a)前述した第1および第2の実施の形態と前述した第4の実施の形態とを組合わせた構成とすることにより、商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となり、またインバータ1と商用電源7とを給電切り換えした場合に、インバータ1と商用電源7との間に流れる横流によって、インバータ1が保護停止することなく、負荷6への給電を継続して行なうことが可能となり、さらにインバータ1を商用電源7に給電切り換えする際、インバータ1のスイッチング素子を点弧してインバータ1と商用電源7をラップ運転する期間に、突然位相差や電圧差が発生しても、インバータ1が過電流検出等で保護停止せず、負荷6への影響を与えることなく給電切り換えを行ない、負荷6への給電を継続することが可能となる。
【0124】
これにより、インバータ1と商用電源7の給電切り換え時の負荷給電信頼性をより一層向上させることが可能となる。
【0125】
(b)前述した第1および第3の実施の形態と前述した第4の実施の形態とを組合わせた構成とすることにより、商用電源7の復電後に直ちに商用電源7からの負荷給電に切り換えることができるため、インバータ1の動作時間を低減することが可能となり、またインバータ1と商用電源7とを給電切り換えした場合に、インバータ1と商用電源7との間に流れる横流によって、インバータ1が保護停止することなく、負荷6への給電を継続して行なうことが可能となり、さらにインバータ1を商用電源7に給電切り換えする際、インバータ1のスイッチング素子を点弧してインバータ1と商用電源7をラップ運転する期間に、突然位相差や電圧差が発生しても、インバータ1が過電流検出等で保護停止せず、負荷6への影響を与えることなく給電切り換えを行ない、負荷6への給電を継続することが可能となる。
【0126】
これにより、インバータ1と商用電源7の給電切り換え時の負荷給電信頼性をより一層向上させることが可能となる。
【0127】
(c)前述した第1乃至第4の実施の形態では、低速PLL 回路58、および高速PLL回路59としては、商用電源7からの出力電力に対し所定の速度で追従させて位相を調整する場合について説明したが、速度に限らず、単に時間で取り扱うようにしても構わない。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の無停電電源装置によれば、商用電源復電後に直ちに商用電源からの負荷給電に切り換えて、インバータの動作時間を低減することが可能となる。これにより、電力貯蔵手段である直流電源およびインバータを構成する主回路が、温度上昇等によって劣化が進むことがなくなる。
【0129】
また、インバータを商用電源に給電切り換えする際、インバータのスイッチング素子を点弧してインバータと商用電源をラップ運転する期間に、突然位相差や電圧差が発生しても、インバータが過電流検出等で保護停止せず、負荷への影響を与えることなく給電切り換えを行ない、負荷への給電を継続して行なうことが可能となる。
【0130】
さらに、インバータと商用電源とを給電切り換えした場合に、インバータと商用電源との間に流れる横流によってインバータが保護停止することなく、負荷への給電を継続することができ、無停電電源装置の負荷給電信頼性を向上することが可能となる。
【0131】
以上により、インバータと商用電源の給電切り換え時の負荷給電信頼性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無停電電源装置の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路内の高速PLL回路の構成例を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路内の基準発生回路の構成例を示すブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路内の基準発生回路の構成例を示すブロック図。
【図5】本発明による無停電電源装置の第4の実施の形態を示すブロック図。
【図6】同第4の実施の形態による無停電電源装置におけるインバータ制御回路内のゲート制御回路の構成例を示すブロック図。
【図7】従来の無停電電源装置の構成例を示すブロック図。
【図8】従来の無停電電源装置におけるインバータの構成例を示す回路図。
【図9】従来の無停電電源装置におけるインバータ制御回路内の基準発生回路の構成例を示すブロック図。
【図10】従来の無停電電源装置におけるインバータ制御回路内の出力電圧制御回路の構成例を示すブロック図。
【図11】従来の無停電電源装置におけるインバータ制御回路内のゲート制御回路の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…インバータ
2…インバータトランス
3…切換回路
4…接触器
5…半導体スイッチ
6…負荷
7…商用電源
8…電圧検出器
9…直流電源
11…インバータ制御回路
20…停電検出回路
21…基準発生回路
22…出力電圧制御回路
24…ゲート制御回路
24'…ゲート制御回路
31…出力電圧フィードバック
32…出力電圧基準
33…出力電圧位相基準
34…出力電圧指令
35…ゲート信号
36…インバータ出力電圧
41…直流コンデンサ
42…スイッチング素子
43…ゲート駆動回路
51…電圧基準信号
52…ソフトスタート信号
53a…乗算器
53b…乗算器
53c…乗算器
54a…PI制御回路
54b…PI制御回路
54c…PI制御回路
55…キャリア発生回路
56a…コンパレータ
56b…コンパレータ
56c…コンパレータ
57a…ゲート信号出力回路
57b…ゲート信号出力回路
57c…ゲート信号出力回路
58…低速PLL回路
59…高速PLL回路
60…切換回路
61…ワンショット回路
62…三相→二相変換回路
63…演算回路
64…PI制御回路
65…電圧制御発信器(VCO)
66…カウンタ
67…正弦波発生回路
68a…切換スイッチ
68b…切換スイッチ
68c…切換スイッチ
69…電流検出器
70…過電流制限回路
80…インバータ制御回路
81…減算器
81a…減算器。
81b…減算器
81c…減算器
90…インバータ制御回路。

Claims (6)

  1. 複数のスイッチング素子からなり、直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、商用電力を出力する商用電源とを備え、常時は前記商用電源からの出力電力を負荷に供給し、前記商用電源の停電時には前記インバータからの出力電力を前記負荷に供給するように給電切り換えを行なう無停電電源装置において、
    前記商用電源からの出力電力を入力とし、当該商用電源の停電を検出する停電検出手段と、
    前記停電検出手段により商用電源の停電が検出されると動作して、出力電圧基準を出力する基準発生手段と、
    前記商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し所定の速度で追従させて位相を調整する低速位相同期手段と、
    前記商用電源からの出力電力を入力とし、当該入力電力に対し前記所定の速度よりも速い速度で追従させて位相を調整する高速位相同期手段と、
    常時は前記低速位相同期手段からの出力を、前記停電検出手段により商用電源の停電が検出された時には前記高速位相同期手段からの出力を、出力電圧位相基準として切り換え出力する切換手段と、
    前記インバータの出力電圧と、前記基準発生手段からの出力電圧基準と、前記切換手段からの出力電圧位相基準とに基づいて、前記インバータの出力電圧が出力電圧基準に一致するように前記インバータの出力電圧指令を生成し出力する出力電圧制御手段と、
    前記出力電圧制御手段からの出力電圧指令に基づいてゲート信号を生成し、前記インバータを構成するスイッチング素子のゲートを制御するゲート制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記請求項1に記載の無停電電源装置において、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記商用電源からの出力電力の振幅に対して前記インバータの出力電圧振幅指令を調整する手段を付加したことを特徴とする無停電電源装置。
  3. 前記請求項1に記載の無停電電源装置において、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記商用電源からの出力電力の位相に対して前記インバータの出力電圧位相指令を調整する手段を付加したことを特徴とする無停電電源装置。
  4. 前記請求項1に記載の無停電電源装置において、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、
    前記過電流制御手段により過電流が検出された時に、前記インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段と、
    を付加したことを特徴とする無停電電源装置。
  5. 前記請求項1に記載の無停電電源装置において、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記商用電源からの出力電力の振幅に対して前記インバータの出力電圧振幅指令を調整する手段と、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、
    前記過電流制御手段により過電流が検出された時に、前記インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段と、
    を付加したことを特徴とする無停電電源装置。
  6. 前記請求項1に記載の無停電電源装置において、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記商用電源からの出力電力の位相に対して前記インバータの出力電圧位相指令を調整する手段と、
    前記商用電源が復電した後の給電切り換え時に、前記インバータの電流が所定の値を超えて過電流となったことを検出する過電流制御手段と、
    前記過電流制御手段により過電流が検出された時に、前記インバータへのゲート信号の出力をブロックするゲートブロック手段と、
    を付加したことを特徴とする無停電電源装置。
JP2000003608A 2000-01-12 2000-01-12 無停電電源装置 Expired - Fee Related JP3776275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003608A JP3776275B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003608A JP3776275B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 無停電電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001197683A JP2001197683A (ja) 2001-07-19
JP3776275B2 true JP3776275B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18532524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000003608A Expired - Fee Related JP3776275B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3776275B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4505978B2 (ja) * 2000-11-15 2010-07-21 株式会社デンソー 移動ロボット
JP4702094B2 (ja) * 2006-02-24 2011-06-15 株式会社明電舎 インバータの同期制御装置
KR101617346B1 (ko) * 2015-11-13 2016-05-02 대농산업전기(주) 무정전 전원 공급 장치 및 그의 제어 방법
JP6785383B2 (ja) 2017-09-08 2020-11-18 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001197683A (ja) 2001-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3725015B2 (ja) 無停電電源装置
JP7374816B2 (ja) 電力変換装置の制御システム
JP3255797B2 (ja) 分散電源の運転制御方法
JP3776275B2 (ja) 無停電電源装置
JPH0480620B2 (ja)
JP3523017B2 (ja) 電源装置
JP3186430B2 (ja) 分散電源用系統連系装置
JP3259308B2 (ja) インバータ装置及びそれを使用した無停電電源装置
JP3488320B2 (ja) インバータの同期切り換え回路
JP4777914B2 (ja) 三相電圧型交直変換装置
JP4091456B2 (ja) 無停電電源装置
JP2006067728A (ja) 無停電電源装置
JP4789376B2 (ja) 電源切換装置
JP3367737B2 (ja) 系統連系インバータの制御装置
JP4493308B2 (ja) 無停電電源装置及び無停電電源システム
JP3272495B2 (ja) 電力変換装置
JP3911598B2 (ja) 交流励磁型発電電動装置
JP3441634B2 (ja) 発電電動機の制御装置及びこれを用いた発電システム
JP7310766B2 (ja) 電力変換システム
JPH06205547A (ja) 電力貯蔵型非常用電源装置の停電制御回路
JP5332229B2 (ja) 瞬低補償装置
JPS61106031A (ja) 電力変換装置の起動方法
JPH1169820A (ja) 無停電電源装置
JPH08265975A (ja) 自励式電力変換器を用いた静止形無効電力補償装置
JPH03195364A (ja) 電力変換器の位相制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees