JPH0974685A - 系統連系電源装置 - Google Patents

系統連系電源装置

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JPH0974685A
JPH0974685A JP7248703A JP24870395A JPH0974685A JP H0974685 A JPH0974685 A JP H0974685A JP 7248703 A JP7248703 A JP 7248703A JP 24870395 A JP24870395 A JP 24870395A JP H0974685 A JPH0974685 A JP H0974685A
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JP
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inverter
signal
circuit
pwm
power supply
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JP7248703A
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Masaki Yugou
政樹 湯郷
Kazuhisa Otagaki
和久 太田垣
Yasuhiro Makino
康弘 牧野
Masahiro Maekawa
正弘 前川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/20Climate change mitigation technologies for sector-wide applications using renewable energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統連系電源装置の独立運転モードにおい
て、急激な家庭内負荷の変動に伴って発生する瞬間的な
過電流の発生を未然に防止し、直流電源を有効に利用す
る。 【解決手段】 瞬時過電流保護回路7において、CT20
により検出された電流検出信号は、過電流検出回路71に
入力される。該過電流検出回路71は、保護回路21のしき
い値よりも小さいしきい値を有し、前記電流検出信号が
該しきい値を越えたときにこれを検出し、該検出信号を
タイマー72へ供給する。タイマー72は、入力された検出
信号に基づいて、一定期間だけローとなるPWMオン/
オフ信号S3を作成し、AND回路8へ供給する。AN
D回路8から出力されるPWMスイッチング信号S4
は、インバータ2へ供給される。この結果、前記一定期
間だけ、インバータ2の出力電圧は0に低下し、急激な
家庭内負荷の変動に伴って発生する瞬間的な過電流が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池等の直流
電源を、インバータを介して商用電力系統へ連系する系
統連系電源装置に関し、特に、商用系統に何らかの事故
が発生して、通常運転を停止したときに、直流電源の発
生電力を家庭内負荷にのみ供給する独立運転の可能な系
統連系電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池に代表される直流の新エ
ネルギー源を各家庭や工場或いは地域に設置すると共
に、電力会社の商用電力系統へ連系し、新エネルギー源
の余剰電力は商用電力系統へ逆潮流する系統連系電源装
置が実用化されている。
【0003】図3は従来の系統連系電源装置の構成を表
わしている。太陽電池からなる直流電源(1)はインバー
タ(2)を介して商用電力系統(6)に連系されており、イ
ンバータ(2)と商用電力系統(6)の間には、インバータ
(2)の出力電圧を目標出力電圧に昇圧すべき昇圧トラン
ス(3)と、商用電力系統(6)に対する連系運転を停止す
る際に開放すべき連系切り離し用ブレーカ(5)が介在す
ると共に、インバータ(2)と連系切り離し用ブレーカ
(5)の間には家庭内負荷(4)が接続されている。インバ
ータ(2)にはPWM制御回路(25)が接続されている。
【0004】PWM制御回路(25)は、インバータ(2)の
スイッチング素子(図示省略)をオン/オフ制御するPW
Mパルス信号S2を作成し、インバータ(2)のスイッチ
ング素子へ供給することによって、インバータ(2)を駆
動制御している。又、インバータ(2)の出力端には、イ
ンバータ(2)から出力される交流の電流を検出するCT
(23)が設けられ、CT(23)から得られる電流検出信号
は、保護回路(24)へ供給される。保護回路(24)は、イン
バータ(2)における定格出力電流値(実効値)の例えば1
50%をしきい値とし、電流検出信号が該しきい値を越
えないときはオン、越えたときはオフとなるゲートブロ
ック信号S1を作成し、PWM制御回路(25)へ供給す
る。この結果、PWM制御回路(25)においては、インバ
ータ(2)へ供給すべきPWMパルス信号S2にゲートブ
ロック信号S1によるゲート制御がかけられ、ゲートブ
ロック信号S1がオフのときはPWMパルス信号S2の
送出が停止される。これによって、インバータ(2)は停
止することとなり、異常発生に対する保護が図られる。
【0005】上記従来の系統連系電源装置は、災害や落
雷等によって商用電力系統に停電が発生したとき、家庭
内負荷への電力の供給と、太陽電池の発生電力の有効利
用を図るため、連系切り離し用ブレーカ(5)によって商
用電力系統に対する連系を切り離した状態で、インバー
タを独立運転させることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、独立運転モ
ードにおいては、インバータ(2)が頻繁に停止する問題
があった。以下、その原因につき、図4に基づいて説明
する。図4は、図3の装置における独立運転モードでの
各点の電気的状態量の変化を表わし、具体的には夫々、
(a)はインバータの出力電圧V1の波形、(b)はインバ
ータの出力電流I1の波形、(c)は保護回路から出力さ
れるゲートブロック信号S1の波形、(d)はPWM制御
回路から出力されるPWMパルス信号S2の波形を表わ
している。ここで、PWMパルス信号S2は、本来、パ
ルス信号であるが、同図(d)では便宜上、直流信号に模
式化して表わしている。独立運転モードにおいて、電気
機器等の電源をオン/オフすると、その急激な家庭内負
荷の変動に起因して、図4(a)の如く、インバータ(2)
の出力電圧V1には直流成分(DC成分)が重畳される。
該直流成分が大きくなると、ヒステリシス特性により昇
圧トランス(3)の鉄心が直流励磁されて、昇圧トランス
(3)のコアの磁束が飽和することになる。この結果、同
図(b)の如く、瞬間的に過電流が流れ、保護回路(24)の
しきい値を越えることとなる。このとき、保護回路(24)
は、インバータ(2)の出力電流I1がしきい値を越えた
時点t1で、同図(c)の如く、ゲートブロック信号S1
をオンからオフとして、PWM制御回路(24)へ供給す
る。PWM制御回路(24)は、同図(d)の如く、インバー
タ(2)の出力電流I1が保護回路(24)のしきい値を越
え、前記ゲートブロック信号S1がオンからオフとされ
た時点t1で、PWMパルス信号S2の送出を停止す
る。これによって、インバータ(2)は家庭内負荷(4)が
変動する度に停止することとなる。
【0007】この様に、従来の系統連系電源装置におい
ては、急激な家庭内負荷(4)の変動に伴って発生する瞬
間的な過電流により保護回路が動作し、直流電源(1)か
ら家庭内負荷(4)へ至る系統に異常がないにも拘わらず
インバータは停止することとなり、直流電源を有効に利
用することが出来ない問題があった。本発明の目的は、
独立運転モードにおいて、急激な家庭内負荷の変動に伴
って発生する瞬間的な過電流の発生を未然に防止し、直
流電源を有効に利用することが出来る系統連系電源装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る系統連系電源
装置は、直流電源がインバータを介して商用電力系統に
連系され、インバータと商用電力系統の間には連系切り
離し装置が介在する。又、インバータと連系切り離し装
置の間に家庭内負荷が接続されると共に、インバータの
出力電流値が所定の基準範囲を逸脱したときにインバー
タの運転を停止するための保護回路と、インバータを駆
動制御する制御回路とを具え、家庭内負荷及び商用電力
系統へ同時に交流電力の供給が可能な通常運転モード
と、商用電力系統から解列された状態で家庭内負荷にの
み交流電力を供給する独立運転モードの2つのモード間
で切換え運転が可能である。
【0009】そして、該系統連系電源装置の特徴的構成
は、独立運転モードにて、前記保護回路が動作すべき基
準範囲よりも狭い第2基準範囲を有し、インバータの出
力電流値が第2基準範囲を逸脱したときにこれを検出す
る検出手段と、前記制御回路からインバータに供給され
る駆動信号を、前記逸脱時から家庭内負荷の変動に伴う
瞬間的な過電流の発生を阻止し得る所定の一定期間だ
け、無効化する無効化手段とを具えている。
【0010】上記本発明の系統連系電源装置において、
インバータから得られる出力電流は検出手段によってそ
の瞬時値が検出される。検出手段は、該出力電流値が第
2基準範囲を逸脱したときにこれを検出し、該検出信号
を無効化手段へ供給する。無効化手段は、制御回路から
インバータに供給される駆動信号を、前記逸脱時から前
記一定期間だけ無効化する。この結果、インバータの出
力電圧は瞬間的に低下する。
【0011】この様に、インバータの出力電流値が、検
出手段の第2基準範囲を逸脱した時点で、インバータの
出力電圧を瞬間的に低下させるので、それ以上の過電流
は流れず、急激な家庭内負荷の変動により保護回路が動
作することはない。従って、直流電源から家庭内負荷へ
至る系統に異常がないにも拘わらずインバータが停止す
ることはなく、直流電源を有効に利用することが出来
る。
【0012】具体的には、制御回路は、PWMパルス信
号をインバータへ供給するPWM制御回路であって、無
効化手段は、検出手段からの検出信号に基づいて前記一
定期間、PWMオフ信号を作成する信号作成手段と、信
号作成手段から得られるPWMオフ信号に従って前記P
WMパルス信号の通過を阻止するゲート回路とを具えて
いる。
【0013】PWM制御回路は、インバータのスイッチ
ング素子をオン/オフ制御するPWMパルス信号を作成
し、インバータのスイッチング素子へ供給することによ
って、インバータを駆動制御している。一方、検出手段
から出力された検出信号は、先ず、信号作成手段へ供給
される。信号作成手段は、該検出信号に基づいて前記一
定期間、PWMオフ信号を作成し、ゲート回路へ供給す
る。ゲート回路は、通常は開放状態で前記PWM制御回
路からのPWMパルス信号を通過させるが、前記PWM
オフ信号が入力されると、これに従って閉じ、PWMパ
ルス信号の通過を阻止する。これによって、インバータ
の出力電圧は瞬間的に低下することとなる。
【0014】又、具体的には、第2基準範囲は、インバ
ータの出力電流の定格値の120乃至140%である。
【0015】第2基準範囲が狭すぎると、軽微な過電流
によってもインバータの出力電圧が低下することとな
り、これに対し、広すぎると、急激な家庭内負荷の変動
に伴って発生する瞬間的な過電流を抑制しきれず、保護
回路が動作してインバータが停止してしまう虞れがあ
る。従って、第2基準範囲を上記具体的範囲とすること
で、前記過電流を効果的に抑制することが出来る。
【0016】更に、具体的には、前記一定期間は、1乃
至5msecである。
【0017】前記一定期間を上記具体的範囲とすること
で、家庭内負荷として接続されている電気機器等の動作
に支障を与えず、且つ、急激な家庭内負荷の変動に伴っ
て発生する瞬間的な過電流を効果的に抑制することが出
来る。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る系統連系電源装置によれ
ば、独立運転モードにおいて、急激な家庭内負荷の変動
に伴って発生する瞬間的な過電流の発生を未然に防止
し、直流電源を有効に利用することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。図1に示す如く、
太陽電池等からなる直流電源(1)は、インバータ(2)を
介して商用電力系統(6)へ連系され、インバータ(2)と
商用電力系統(6)の間には、インバータ(2)の出力電圧
を目標出力電圧に昇圧すべき昇圧トランス(3)と、商用
電力系統(6)に対する通常運転を停止する際に開放すべ
き連系切り離し用ブレーカ(5)が介在すると共に、イン
バータ(2)と連系切り離し用ブレーカ(5)の間に家庭内
負荷(4)が接続されている。インバータ(2)は、PWM
制御回路(22)によって駆動制御されている。
【0020】又、インバータ(2)の出力端には、インバ
ータ(2)から出力される交流の電流を検出するCT(20)
が設けられ、該CT(20)から得られる電流検出信号は、
保護回路(21)へ供給されると共に、瞬時過電流保護回路
(7)へ供給される。
【0021】保護回路(21)は、インバータ(2)の定格出
力電流値(実効値)の150%をしきい値とし、前記電流
検出信号が該しきい値を越えないときはオン、越えたと
きはオフとなるゲートブロック信号S1を作成し、PW
M制御回路(22)へ供給する。PWM制御回路(22)は、イ
ンバータ(2)のスイッチング素子をオン/オフ制御する
ためのPWMパルス信号S2を作成し、保護回路(21)か
らのゲートブロック信号S1がオンのときにはPWMパ
ルス信号S2を送出し、オフのときにはPWMパルス信
号S2の送出を停止する。
【0022】一方、瞬時過電流保護回路(7)において
は、前記電流検出信号は先ず、過電流検出回路(71)に入
力される。過電流検出回路(71)は、保護回路(21)のしき
い値よりも小さいしきい値を有し、前記電流検出信号の
絶対値が該しきい値を越えたときにこれを検出し、該検
出信号をタイマー(72)へ供給する。例えば、過電流検出
回路(71)のしきい値は、インバータの定格出力電流値
(実効値)の120乃至140%に設定される。タイマー
(72)は、入力された検出信号に基づいて、該検出信号の
立ち上がり時点から一定期間だけハイからローに切り替
わるPWMオン/オフ信号S3を作成し、AND回路
(8)へ向けて送出する。例えば、前記一定期間は1乃至
5msecに設定される。AND回路(8)は、瞬時過電
流保護回路(7)から入力されるPWMオン/オフ信号
と、PWM制御回路(22)から入力されるPWMパルス信
号S2の論理積をとることによって、PWMパルス信号
S2の通過をオン/オフするゲート回路を構成する。即
ち、PWMオン/オフ信号S3がハイのときは、PWM
パルス信号S2を通過させ、PWMオン/オフ信号S3
がローのときは、PWMパルス信号S2の通過を阻止す
るのである。
【0023】又、タイマー(72)とAND回路(8)の間に
は、第2モード切換えスイッチ(73)が介在し、モード切
換え回路(9)によって制御されている。通常運転モード
から独立運転モードへ切換えるべく第1モード切換えス
イッチ(91)がオン操作されると、第1電圧源(92)からモ
ード切換え回路(9)へハイ信号が供給される。これに応
じてモード切換え回路(9)は、第2スイッチ制御信号及
びブレーカ制御信号を作成して、夫々第2切換えスイッ
チ(73)及び連系切り離し用ブレーカ(5)へ供給する。こ
れによって、第2モード切換えスイッチ(73)は、端子b
から端子aに切換えられる。一方、連系切り離し用ブレ
ーカ(5)は、通常運転モードでの閉成状態から開放さ
れ、独立運転モードが設定される。
【0024】独立運転モードの設定により、第2モード
切換えスイッチ(73)が端子aに接続されているときは、
前記タイマー(72)から送出されるPWMオン/オフ信号
S3と、PWM制御回路(22)から送出されるPWMパル
ス信号S2が、AND回路(8)へ供給される。一方、通
常運転モードの設定により、第2モード切換えスイッチ
(73)が端子bに接続されているときは、第2電圧源(74)
からのハイ信号と、前記PWMパルス信号S2が、AN
D回路(8)へ供給される。
【0025】この結果、通常運転モードにおいては、常
にPWMパルス信号S2と同一のPWMスイッチング信
号S4が、AND回路(8)からインバータ(2)のスイッ
チング素子(図示省略)へ供給される。これによって、イ
ンバータ(2)のスイッチング素子はオン/オフ制御さ
れ、インバータ(2)の出力端から交流の出力が得られる
こととなる。一方、独立運転モードにおいては、前述し
たAND回路(8)のゲート開閉動作によって、PWMオ
ン/オフ信号S3がハイのときはPWMパルス信号S2
と同一となり、PWMオン/オフ信号S3がローのとき
はその期間だけローレベルを維持するPWMスイッチン
グ信号S4が作成され、インバータ(2)のスイッチング
素子へ供給される。
【0026】次に、上記系統連系電源装置における独立
運転モードでの動作を具体的に説明する。図2は、図1
の装置における独立運転モードでの各点の電気的状態量
の変化を表わし、具体的には夫々、(a)はインバータの
出力電圧V1の波形、(b)はインバータの出力電流I1の
波形、(c)は保護回路から出力されるゲートブロック信
号S1の波形、(d)はPWM制御回路から出力されるP
WMパルス信号S2の波形、(e)はタイマーから出力さ
れるPWMオン/オフ信号S3の波形、(f)はAND回
路から出力されるPWM制御信号S4の波形を表わして
いる。ここで、PWMパルス信号S2及びPWMスイッ
チング信号S4は、本来、パルス信号であるが、同図
(d)及び(f)では便宜上、直流信号に模式化して表わし
ている。独立運転モードにおいて、電気機器等の電源の
オン/オフにより、急激に家庭内負荷(4)が変動したと
き、図2(a)の如く、インバータ(2)の出力電圧V1に
直流成分(DC成分)が重畳され、同図(b)の如く、瞬間
的に電流が上昇する。
【0027】ここで、過電流検出回路(71)は、インバー
タ(2)の出力電流I1がしきい値を越えた時点t1でこれ
を検出し、該検出信号をタイマー(72)へ供給する。タイ
マー(72)は、同図(e)の如く、t1の時点から一定時間
経過後のt2の時点までローとなるPWMオン/オフ信
号S3を作成して、AND回路(8)へ向けて送出する。
独立運転モードにおいて、第2モード切換えスイッチ(7
3)は端子aに接続されているので、該PWMオン/オフ
信号S3は、第2モード切換えスイッチ(73)を経て、A
ND回路(8)へ供給される。
【0028】一方、保護回路(21)においては、t1の時
点では、インバータ(2)の出力電流I1はしきい値を越
えておらず、保護回路(21)は、同図(c)の如く、ゲート
ブロック信号S1をそのままオンとして、PWM制御回
路(22)へ供給する。従って、PWM制御回路(22)は、同
図(d)の如く、PWMパルス信号S2を継続的にAND
回路(8)へ供給する。
【0029】AND回路(8)は、PWMパルス信号S1
及びPWMオン/オフ信号S3に基づいて、同図(f)の
如く、PWMオン/オフ信号S3がローとなるt1時点
からt2時点の一定期間だけローレベルを維持するPW
Mスイッチング信号S4を作成し、インバータ(2)のス
イッチング素子へ供給する。この結果、インバータ(2)
の出力電圧V1は、同図(a)の如く、インバータ(2)の
出力電流I1が過電流検出回路(71)のしきい値を越えた
t1時点から急激に0まで低下し、一定時間経過後のt2
時点で立ち上がる。この結果、インバータ(2)の出力電
流I1は、同図(b)の如くt1時点から低下し、保護回路
(21)のしきい値を越えることはない。
【0030】この様に、過電流検出回路(71)のしきい値
が、保護回路(21)が動作すべきしきい値よりも小さく設
定され、インバータ(2)の出力電流I1が過電流検出回
路(71)のしきい値を越えた時点で、インバータ(2)の出
力電圧を瞬間的に低下させるので、それ以上の過電流は
流れず、急激な家庭内負荷の変動により保護回路が動作
することはない。従って、直流電源(1)から家庭内負荷
(4)へ至る系統に異常がないにも拘わらずインバータが
停止することはなく、直流電源を有効に利用することが
出来る。尚、上記の瞬間的な電圧低下が、電気機器の動
作に支障を与えることはない。
【0031】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る系統連系発電装置の構成を表わす
ブロック図である。
【図2】該装置の独立運転モードにおける動作を表わす
波形図である。
【図3】従来の系統連系発電装置の構成を表わすブロッ
ク図である。
【図4】該装置の独立運転モードにおける動作を表わす
波形図である。
【符号の説明】
(1) 直流電源 (2) インバータ (6) 商用電力系統 (7) 瞬時過電流保護回路 (8) AND回路 (21) 保護回路 (22) PWM制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 正弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源がインバータを介して商用電力
    系統に連系され、インバータと商用電力系統の間には連
    系切り離し装置が介在し、インバータと連系切り離し装
    置の間に家庭内負荷が接続されると共に、インバータの
    出力電流値が所定の基準範囲を逸脱したときにインバー
    タの運転を停止するための保護回路と、インバータを駆
    動制御する制御回路とを具え、家庭内負荷及び商用電力
    系統へ同時に交流電力の供給が可能な通常運転モード
    と、商用電力系統から解列された状態で家庭内負荷にの
    み交流電力を供給する独立運転モードの2つのモード間
    で切換え運転が可能な系統連系電源装置において、 独立運転モードにて、前記保護回路が動作すべき基準範
    囲よりも狭い第2基準範囲を有し、インバータの出力電
    流値が第2基準範囲を逸脱したときにこれを検出する検
    出手段と、 前記制御回路からインバータに供給される駆動信号を、
    前記逸脱時から家庭内負荷の変動に伴う瞬間的な過電流
    の発生を阻止し得る所定の一定期間だけ、無効化する無
    効化手段とを具えたことを特徴とする系統連系電源装
    置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、PWMパルス信号をインバ
    ータへ供給するPWM制御回路であって、無効化手段
    は、検出手段からの検出信号に基づいて前記一定期間、
    PWMオフ信号を作成する信号作成手段と、信号作成手
    段から得られるPWMオフ信号に従って前記PWMパル
    ス信号の通過を阻止するゲート回路とを具えている請求
    項1に記載の系統連系電源装置。
  3. 【請求項3】 第2基準範囲は、インバータの出力電流
    の定格値の120乃至140%である請求項1又は請求
    項2に記載の系統連系電源装置。
  4. 【請求項4】 前記一定期間は、1乃至5msecであ
    る請求項1乃至請求項3の何れかに記載の系統連系電源
    装置。
JP7248703A 1995-08-31 1995-08-31 系統連系電源装置 Pending JPH0974685A (ja)

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JP (1) JPH0974685A (ja)

Cited By (6)

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