JP5122265B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理基板を薬液やリンス液等の洗浄液に浸漬して洗浄した後、乾燥するような基板処理装置および基板処理方法に関し、とりわけ、被処理基板の表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができる基板処理装置および基板処理方法に関する。
一般に、半導体製造装置における製造工程においては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理基板(以下にウエハ等という)を、薬液やリンス液等の洗浄液が貯留された洗浄槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広く採用されている。また、洗浄後のウエハ等の表面に例えばIPA(イソプロピルアルコール)等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなる乾燥ガスを接触させて、乾燥ガスの蒸気をウエハ等の表面に凝縮あるいは吸着させて、その後N2ガス等の不活性ガスをウエハ等の表面に供給することによりウエハ等の表面にある水分の除去及び乾燥を行う乾燥処理方法が知られている。
従来のこの種の洗浄・乾燥処理方法を行う洗浄・乾燥処理装置は、薬液やリンス液等の洗浄液を貯留する洗浄槽の上部開口部にフード(蓋体)を開閉可能に装着し、このフードの内部に乾燥室が形成されるよう構成されている(例えば、特許文献1、2等参照)。
特許文献1、2等に示す従来の洗浄・乾燥処理装置においては、まず洗浄槽に貯留された洗浄液にウエハ等を浸し、このウエハ等の洗浄を行う。その後、このウエハ等を洗浄槽内の洗浄液から引き上げて当該洗浄槽の上方にある乾燥室内まで移動させ、ウエハ等が乾燥室にある状態においてシャッタ等により乾燥室を密閉状態にする。その後、乾燥室内に乾燥ガスを供給し、この乾燥ガスをウエハ等の表面に接触させることにより、乾燥ガスの蒸気をウエハの表面に凝縮あるいは吸着させて、その後不活性ガスをウエハ等の表面に供給することによりウエハ等の表面にある水分の除去及び乾燥を行っていた。
特開平10−284459号公報 特開平11−16876号公報
しかしながら、上述のような洗浄・乾燥処理方法においては、ウエハ等を洗浄槽内の洗浄液から引き上げて当該洗浄槽の上方にある乾燥室内まで移動させ、その後、乾燥室内に乾燥ガスを供給しているので、ウエハ等を洗浄槽内の洗浄液から引き上げはじめてからこのウエハ等の表面に乾燥ガスが供給されるまで時間がかかってしまい、ウエハ等の表面を均一に乾燥させることができず、ウエハ等の表面に付着した洗浄液の水滴等により当該ウエハ等の表面にウォーターマークが形成されるおそれがある。
また、ウエハ等を洗浄槽内の洗浄液から引き上げる前に、乾燥室内においてIPA(イソプロピルアルコール)等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなる乾燥ガスを上方向または斜め上方向に供給し、この乾燥室内を乾燥ガスで充満させるとともに洗浄槽内の洗浄液に乾燥ガスの液膜を形成する方法も考えられる。しかしながら、このような方法では、乾燥ガスは上方向または斜め上方向に供給されるので、乾燥室の上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられ、この高温の乾燥ガスにより乾燥室の上部壁等が結露するおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、被処理基板を洗浄槽内の洗浄液から引き上げはじめてからこの被処理基板の表面に乾燥ガスが供給されるまでの時間を短縮することができ、被処理基板の表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができ、被処理基板の表面に付着した洗浄液の水滴等により当該被処理基板の表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することを目的とする。
本発明の基板処理装置は、被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽の上方に位置し、乾燥ガスの供給を行うガス供給部が内部に設けられた乾燥室と、被処理基板を保持して当該被処理基板を前記洗浄槽内と前記乾燥室内との間で移動させる保持部と、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部であって、まず前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸し、次に前記乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、前記乾燥室内において乾燥ガスが前記ガス供給部から供給されている状態で前記保持部により被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させ、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するよう、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の基板処理方法は、被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽および当該洗浄槽の上方に位置する乾燥室を備えた基板処理装置における被処理基板の基板処理方法であって、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸す工程と、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、前記乾燥室内において乾燥ガスが供給されている状態で被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させる工程と、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する工程と、を備えたことを特徴とする。
上述の基板処理装置及び基板処理方法において、乾燥ガスは、有機溶剤の蒸気、とりわけ例えばIPA(イソプロピルアルコール)等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなることが好ましいが、乾燥ガスは、有機溶剤の蒸気以外のものから構成されていてもよい。
このような基板処理装置及び基板処理方法によれば、乾燥室内において乾燥ガスが既に供給されている状態で被処理基板が洗浄槽内から乾燥室内まで移動させられるので、被処理基板を洗浄槽内の洗浄液から引き上げはじめてからこの被処理基板の表面に乾燥ガスが供給されるまでの時間を短縮することができる。このため、被処理基板の表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができ、被処理基板の表面に付着した洗浄液の水滴等により当該被処理基板の表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、被処理基板が洗浄槽内の洗浄液から引き上げられる際に、乾燥ガスは略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されているので、洗浄槽内の洗浄液に乾燥ガスの液膜を形成することができ、被処理基板を洗浄槽内から引き上げるときに当該被処理基板の表面にこの乾燥ガスの液膜を付着させることができる。また、乾燥ガスが略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されるので、乾燥室を構成する上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられることなく、当該乾燥ガスにより乾燥室の上部壁が結露することはない。
また、被処理基板が乾燥室に向かって引き上げられているときに、この被処理基板の一部分が洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止するようにしている。このように、被処理基板が洗浄槽内から乾燥室内まで移動する間の全工程において乾燥ガスを供給させる必要はなく、被処理基板の一部分が洗浄槽内の洗浄液から取り出された状態で乾燥ガスの供給を停止させても、乾燥ガスは拡散性を有するので被処理基板の表面の略全域に乾燥ガスを行きわたらせることができ、乾燥ガスの使用量を節減することができるようになる。
さらに、乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後にこの乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するので、乾燥ガスは乾燥室を構成する上部壁等に一度当たってから下方に均一に流れるようになり、乾燥ガスの蒸気を被処理基板の表面に均一に凝縮あるいは吸着させることができるようになる。このため、被処理基板の表面にある水分の除去及び乾燥を被処理基板全面にわたって均一に行うことができる。
本発明の基板処理装置においては、前記ガス供給部は、乾燥ガスの供給方向を自在に変更することができるよう構成されていることが好ましい。とりわけ、前記ガス供給部は、略水平方向に延びる円筒部材と、前記円筒部材に設けられた孔と、前記円筒部材を回転駆動させる回転駆動機構とを有し、乾燥ガスは前記円筒部材内から前記孔を介して前記円筒部材の外方へ供給されるようになっており、前記回転駆動機構が前記円筒部材を回転駆動させることにより乾燥ガスの供給方向を自在に変更することができるようになっていることが特に好ましい。このような基板処理装置によれば、ガス供給部を構成する円筒部材の数を増やすことなく、乾燥室内において乾燥ガスを様々な方向に供給することができる。
あるいは、本発明の基板処理装置においては、前記ガス供給部は、乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する第1のガス供給部分と、乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する第2のガス供給部分とから構成されており、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に供給し、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後の状態において、前記第2のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するようになっていることが好ましい。このような基板処理装置によれば、第1のガス供給部分は乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に供給することができ、また第2のガス供給部分は乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給することができる。このため、被処理基板を洗浄槽内から乾燥室内まで移動させる場合と、被処理基板が乾燥室内にある状態の場合とで、使用されるべきガス供給部分を変更することにより、乾燥室内における乾燥ガスの供給方向を容易に切り換えることができる。
この場合、前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向に供給することが好ましい。あるいは、前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを鉛直方向下方に供給することが好ましい。このことにより、乾燥室を構成する上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられることはなく、当該乾燥ガスにより乾燥室の上部壁が結露することはない。
また、この場合、前記第1のガス供給部分および前記第2のガス供給部分は前記乾燥室内において上下方向に近接して配設されていることが好ましい。
また、本発明の基板処理装置においては、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスが略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給される際に、前記乾燥室内が密閉状態とされることが好ましい。このことにより、乾燥室内において供給された乾燥ガスの蒸気を効率的に被処理基板の表面に凝縮あるいは吸着させることができる。
本発明の基板処理方法においては、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向に供給することが好ましい。あるいは、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記乾燥室内において乾燥ガスを鉛直方向下方に供給することが好ましい。このことにより、乾燥室を構成する上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられることはなく、当該乾燥ガスにより乾燥室の上部壁が結露することはない。
また、本発明の基板処理方法においては、前記乾燥室内において乾燥ガスが供給されている状態で被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板を停止させることなく連続的に前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させることが好ましい。このような基板処理方法によれば、被処理基板を迅速に洗浄槽内から乾燥室内まで移動させることができる。
また、本発明の基板処理方法においては、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する際に、前記乾燥室内を密閉状態とすることが好ましい。このことにより、乾燥室内において供給された乾燥ガスの蒸気を効率的に被処理基板の表面に凝縮あるいは吸着させることができる。
また、本発明の基板処理装置においては、前記乾燥室から乾燥ガスの排気を選択的に行うガス排気部が設けられており、前記制御部は、前記ガス供給部から前記乾燥室内に乾燥ガスが供給される際に前記ガス排気部により前記乾燥室から乾燥ガスの排気を行わせ、前記ガス供給部からの前記乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる際に前記ガス排気部による前記乾燥室からの乾燥ガスの排気を停止させるよう、前記ガス排出部の制御を行うことが好ましい。あるいは、本発明の基板処理方法においては、前記乾燥室から乾燥ガスの排気を選択的に行うようになっており、前記乾燥室内に乾燥ガスが供給される際に当該乾燥室から乾燥ガスの排気を行わせ、前記乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる際に前記乾燥室からの乾燥ガスの排気を停止させることが好ましい。このことにより、乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる間は、乾燥室内にある乾燥ガスは外部に排気されることはない。このため、乾燥室内における乾燥ガスの濃度の低下を防止することができ、また、乾燥室内における乾燥ガスの雰囲気が乱れることがないのでこの乾燥ガスの雰囲気を均一に保つことができる。よって、乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる間でも、被処理基板の乾燥をより迅速に行うことができるようになるとともに、被処理基板の表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、本発明の基板処理装置においては、前記制御部は、前記保持部が被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板が前記洗浄槽内にある状態からこの被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となるまでの被処理基板の速度よりも、被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となったときから前記乾燥室内まで移動し終わるまでの被処理基板の速度が大きくなるよう、前記保持部の制御を行うことが好ましい。あるいは、本発明の基板処理方法においては、被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板が前記洗浄槽内にある状態からこの被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となるまでの被処理基板の速度よりも、被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となったときから前記乾燥室内まで移動し終わるまでの被処理基板の速度が大きくなるよう、被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させることが好ましい。このことにより、被処理基板を洗浄槽内から乾燥室内まで移動させるのにかかる時間をより一層短縮することができる。
本発明の他の基板処理装置は、被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽の上方に位置し、乾燥ガスの供給を行うガス供給部が内部に設けられた乾燥室と、被処理基板を保持して当該被処理基板を前記洗浄槽内と前記乾燥室内との間で移動させる保持部と、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部であって、まず前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸し、次に前記乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、その後前記乾燥室内における前記ガス供給部からの乾燥ガスの供給を停止させ、その後前記保持部により被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、その後前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するよう、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の基板処理方法は、被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽および当該洗浄槽の上方に位置する乾燥室を備えた基板処理装置における被処理基板の基板処理方法であって、前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸す工程と、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させ、その後被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後において、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する工程と、を備えたことを特徴とする。
このような基板処理装置及び基板処理方法によれば、最初に乾燥室内において乾燥ガスが供給され、被処理基板を洗浄槽内から乾燥室内に向かって引き上げる前に乾燥室内において乾燥ガスの供給が停止されるので、被処理基板が乾燥室内に移動させられる際に、既に乾燥室内は乾燥ガスの雰囲気となっているとともに洗浄槽内の洗浄液に乾燥ガスの液膜が形成されている。このため、被処理基板を洗浄槽内の洗浄液から引き上げはじめてからこの被処理基板の表面に乾燥ガスが供給されるまでの時間を短縮することができ、被処理基板の表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができ、被処理基板の表面に付着した洗浄液の水滴等により当該被処理基板の表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、被処理基板が洗浄槽内の洗浄液から引き上げられる際に、乾燥ガスは略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されているので、洗浄槽内の洗浄液に前述のような乾燥ガスの液膜を形成することができる。また、乾燥ガスが略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されるので、乾燥室を構成する上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられることなく、当該乾燥ガスにより乾燥室の上部壁が結露することはない。
また、被処理基板が乾燥室に向かって引き上げられる際に乾燥ガスの供給を停止し、この被処理基板の一部分が洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室内における乾燥ガスの供給を再開するようにしている。このように、被処理基板が洗浄槽内から乾燥室内まで移動する間の全工程において乾燥ガスを供給させる必要はなく、被処理基板の一部分が洗浄槽内の洗浄液から取り出された状態で乾燥ガスの供給を再開させても、乾燥室内は既に乾燥ガスの雰囲気となっているとともに洗浄槽内の洗浄液に乾燥ガスの液膜が形成されているので、被処理基板の表面の略全域に乾燥ガスを行きわたらせることができ、乾燥ガスの使用量を節減することができるようになる。
さらに、乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後にこの乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するので、乾燥ガスは乾燥室を構成する上部壁等に一度当たってから下方に均一に流れるようになり、乾燥ガスの蒸気を被処理基板の表面に均一に凝縮あるいは吸着させることができるようになる。このため、被処理基板の表面にある水分の除去及び乾燥を被処理基板全面にわたって均一に行うことができる。
本発明の基板処理装置および基板処理方法によれば、被処理基板の表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では本発明を半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説明する。
図1は本発明に係る基板処理装置を適用した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図であり、図2はその概略側面図である。
図1、2に示す洗浄処理システムは、被処理体である半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬送部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等で液処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬送部2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構成されている。
搬送部2は、洗浄処理システムの一側端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで構成されている。また、搬入部5及び搬出部6のキャリア1の搬入口5a及び搬出口6aには、キャリア1を搬入部5、搬出部6に出し入れ自在のスライド式の載置テーブル7が設けられている。また、搬入部5と搬出部6には、それぞれキャリアリフタ8が配設されており、このキャリアリフタ8によって搬入部間又は搬出部間でのキャリア1の搬送を行うことができると共に、空のキャリア1について搬送部2上方に設けられたキャリア待機部9への受け渡し及びキャリア待機部9からの受け取りを行うことができるように構成されている(図2参照)。
インターフェース部4は、区画壁4cによって搬入部5に隣接する第1の室4aと、搬出部6に隣接する第2の室4bとに区画されている。そして、第1の室4a内には、搬入部5のキャリア1から複数枚のウエハWを取り出して搬送する水平方向(X・Y方向)移動、鉛直方向(Z方向)移動及び回転(θ方向)可能なウエハ取出しアーム10と、ウエハWに設けられたノッチを検出するノッチアライナー11と、ウエハ取出しアーム10によって取り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調整機構12とを具備すると共に、水平状態のウエハWを垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置13が配設されている。
また、第2の室4b内には、処理済みの複数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま受け取って搬送するウエハ受渡しアーム14と、ウエハ受渡しアーム14から受け取ったウエハWを垂直状態から水平状態に変換する第2の姿勢変換装置13Aと、この第2の姿勢変換装置13Aによって水平状態に変換された複数枚のウエハWを受け取って搬出部6に搬送された空のキャリア1内に収納する水平方向(X・Y方向)移動、鉛直方向(Z方向)移動及び回転(θ方向)可能なウエハ収納アーム15が配設されている。なお、第2の室4bは外部から密閉されており、図示しない不活性ガス例えば窒素(N2)ガスの供給源から供給されるN2ガスによって室内の雰囲気がN2ガスに置換されるように構成されている。
一方、処理部3には、ウエハWに付着するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユニット16と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する第2の処理ユニット17と、ウエハWに付着する化学酸化膜を除去すると共に乾燥処理を行う洗浄・乾燥処理ユニット18及びチャック洗浄ユニット19が直線状に配列されている。これらの各ユニット16〜19と対向する位置に設けられた搬送路20に、水平方向(X・Y方向)移動、鉛直方向(Z方向)移動及び回転(θ)可能なウエハ搬送アーム21が配設されている。
次に、本発明に係る基板処理装置(洗浄・乾燥処理ユニット18)の構成の詳細について図3を用いて以下に説明する。図3は、本発明に係る基板処理装置の断面図である。
洗浄・乾燥処理ユニット18は、図3に示すように、例えばフッ化水素酸等の薬液や純水等の洗浄液を貯留(収容)し、貯留した洗浄液にウエハWを浸漬する洗浄槽22と、洗浄槽22の上方に位置する乾燥室23と、複数枚、例えば50枚のウエハWを保持してこのウエハWを洗浄槽22内及び乾燥室23内の間で移動させるウエハボード24(保持部)とで主に構成されている。また、洗浄・乾燥処理ユニット18において、各構成要素の制御を行う制御部60が設けられている。
洗浄槽22は、例えば石英製部材やポリプロピレンにて形成される内槽22aと、この内槽22aの上端部外側に配設されて内槽22aからオーバーフローした洗浄液を受け止める外槽22bとで構成されている。また、内槽22aの下部両側には洗浄槽22内に位置するウエハWに向かって洗浄液を噴射する左右一対の洗浄液供給ノズル25が配設されている。この洗浄液供給ノズル25に接続される図示しない薬液供給源及び純水供給源から切換弁によって当該洗浄液供給ノズル25に薬液又は純水が供給されて洗浄槽22内に薬液又は純水が貯留されるようになっている。また、内槽22aの底部には排出口が設けられており、この排出口に、排出バルブ26aが介設されたドレン管26が接続されている。外槽22bの底部に設けられた排出口にも、排出バルブ27aが介設されたドレン管27が接続されている。なお、外槽22bの外側には排気ボックス28が配設されており、この排気ボックス28に設けられた排気口に、バルブ29aが介設された排気管29が接続されている。
上述のように構成される洗浄槽22と排気ボックス28は、有底筒状のボックス30内に配設されている。ボックス30を水平に仕切る仕切板31によって、洗浄槽22側の上部室32aと、内槽22a及び外槽22bに接続するドレン管26、27の排液口ならびに排気管29の排気口が各々あるような下部室32bとが区画されている。このことにより、下部室32bの雰囲気や、飛散した排液等が上部室32a内に入り込むことを防ぎ、上部室32a内が清浄に保たれる。なお、上部室32aの側壁には排気窓33が設けられている。一方、下部室32bの上部側壁には排気窓34が、下部側壁には排液口35がそれぞれ設けられている。
乾燥室23は、洗浄槽22の開口部22cとの間にシャッタ36を介して連通する固定基体37と、この固定基体37との間に例えばOリング38等のシール部材を介して密接する乾燥室本体39とで構成されている。この場合、乾燥室本体39は断面逆U字状の石英製部材により形成されており、固定基体37も石英製部材により形成されている。また、乾燥室23内の固定基体37の内方には、当該固定基材37の側壁に沿って設けられた左右一対の下部ガス供給ノズル(第1のガス供給ノズル)44および左右一対の上部ガス供給ノズル(第2のガス供給ノズル)42が配設されている。図3に示すように、各下部ガス供給ノズル44および各上部ガス供給ノズル42は、乾燥室23内において上下方向に近接して配設されている。各ガス供給ノズル42、44については後述する。
乾燥室本体39の頂部には貫通孔39aが設けられており、この貫通孔39a内にウエハボート24のロッド(図示せず)が鉛直方向(図3の上下方向)に摺動可能に貫通している。そして、貫通孔39aとロッドとの隙間にシール機構が介設されて貫通孔39aとロッドとの間の隙間の気密性が保持されている。
固定基体37における、下部ガス供給ノズル44よりも下方の位置には、乾燥室23内のガスを排気させるガス排気孔80が設けられており、このガス排気孔80にはガス排気管82が接続されている。また、ガス排気管82にはバルブ84が介設されている。バルブ84が開状態のときには、乾燥室23内にあるガスはガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気されるようになっている。一方、バルブ84が閉状態のときには、乾燥室23内にあるガスは外部に排気されることはない。このようなバルブ84の開閉は、制御部60により行われるようになっている。
下部ガス供給ノズル44(第1のガス供給ノズル)は、略水平方向に延びるパイプおよびこのパイプに等間隔で設けられた複数のノズル孔から構成されており、各ノズル孔は、略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に向いている。このことにより、乾燥室23内においてこの下部ガス供給ノズル44から、IPA等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなる乾燥ガスやN2ガスが略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されるようになっている。
上部ガス供給ノズル42(第2のガス供給ノズル)は、略水平方向に延びるパイプおよびこのパイプに等間隔で設けられた複数のノズル孔から構成されており、各ノズル孔は、略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に向いている。このことにより、乾燥室23内においてこの上部ガス供給ノズル42から、乾燥ガスやN2ガスが略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給されるようになっている。
図3に示すように、各下部ガス供給ノズル44はガス供給管44aに接続されており、また各上部ガス供給ノズル42はガス供給管42aに接続されている。そして、ガス供給管44aおよびガス供給管42aは合流してガス供給管48に接続されている。なお、ガス供給管44aおよびガス供給管42aの合流箇所の近傍においてガス供給管44aにバルブ44bが介設されているとともにガス供給管42aにバルブ42bが介設されている。そして、各バルブ42b、44bが制御部60によって制御されることにより、ガス供給管48からのガス供給管44aまたはガス供給管42aへのガスの流れが切り換えられるようになっている。
また、図3に示すようにIPA等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなる乾燥ガスの供給源50(図3ではIPAと表記している)およびN2ガスの供給源52(図3ではN2と表記している)が設置されており、各供給源50、52はそれぞれガス供給管48に接続されている。各供給源50、52からガス供給管48への乾燥ガスまたはN2ガスの供給は、バルブ50a、52aにより調整されるようになっている。バルブ50a、52aはそれぞれ制御部60によって制御されるようになっている。このことにより、制御部60の制御によって、上部ガス供給ノズル42および下部ガス供給ノズル44の各々に、乾燥ガスまたはN2ガスを選択的に送ることができるようになっている。
一方、図3に示すように、洗浄槽22の開口部22cの両側には、N2ガスを開口部22c中心に向かって噴射するN2ガス供給ノズル46が設置されている。このN2ガス供給ノズル46は、略水平方向に延びるパイプおよびこのパイプに等間隔で設けられた複数のノズル孔から構成されており、各ノズル孔は、N2ガスを開口部22c中心に向かって噴射するよう略水平方向に向いている。各N2ガス供給ノズル46はガス供給管46aに接続されており、このガス供給管46aはN2ガスの供給源54に接続されている。N2ガスの供給源54からガス供給管46aへのN2ガスの供給はバルブ54aにより調整されるようになっており、このバルブ54aは制御部60によって制御されるようになっている。このことにより、制御部60の制御によって、N2ガス供給ノズル46にN2ガスを送ることができるようになっている。
ウエハボード24は、複数枚、例えば50枚のウエハWを僅かな隙間を隔てて立位状態で保持するようになっている。このウエハボード24は、ウエハボード駆動機構(図示せず)により洗浄槽22内と乾燥室23内との間で鉛直方向に移動させられるようになっている。具体的には、ウエハボード24が洗浄槽22内に移動させられたときには、このウエハボード24に保持されるウエハWは洗浄槽22内の洗浄液に浸されるようになっており、一方ウエハボード24が乾燥室23内に移動させられたときには、このウエハボード24に保持されるウエハWは乾燥室23内に完全に収容されるようになる。
シャッタ36は、図3の実線に示すように乾燥室23を閉じる閉止位置と、図3の二点鎖線に示すように乾燥室23を開く開放位置との間で水平方向に往復移動するようになっている。このようなシャッタ36の往復移動はシャッタ駆動機構58により行われるようになっており、シャッタ駆動機構58は制御部60により制御されるようになっている。シャッタ36の上面にはシール部材が設けられており、シャッタ36が閉止位置にあるときにおいてこのシール部材により乾燥室23が密閉状態とされるようになっている。
次に、このような構成からなる洗浄・乾燥処理ユニット18の動作について、図4および図5を用いて説明する。図4は、本発明に係る基板処理装置(洗浄・乾燥処理ユニット18)における一連の洗浄処理および乾燥処理の動作を順に示す説明図であり、図5は、本発明に係る基板処理装置(洗浄・乾燥処理ユニット18)における一連の洗浄処理および乾燥処理の動作を示すフローチャートである。なお、以下に示すような一連の洗浄処理および乾燥処理は、制御部60が洗浄・乾燥処理ユニット18のバルブ42b、44b、50a、52a、54a、シャッタ駆動機構58、ウエハボード駆動機構(図示せず)、バルブ84等を制御することにより行われる。
まず、図4(a)に示すように、洗浄液供給ノズル25から洗浄槽22内に洗浄液を供給し、この洗浄槽22の上部から洗浄液を溢れさせるようにする。溢れ出た洗浄液は外槽22bにより回収され、ドレン管27から排出される。この排出された洗浄液は再利用されるようになっていてもよい。この際に、シャッタ36は開放位置に位置させられるようになっている。洗浄槽22に洗浄液が貯留された状態で、ウエハボード24によりウエハが洗浄液に浸される(図5のStep1)。この際に、左右一対の上部ガス供給ノズル42から例えば40〜50℃のN2ガスが略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に向かって噴射される。このことにより、乾燥室23内および乾燥室本体39が温められ、乾燥室23内における液溜まりが解消される(図5のStep2)。このときに、ガス排気管82に介設されたバルブ84は開かれており、上部ガス供給ノズル42から乾燥室23内に供給されたN2ガスは、ガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気される。
また、左右一対のN2ガス供給ノズル46から、洗浄槽22の開口部22c中心に向かってN2ガスが噴射される。このことにより、洗浄槽22の洗浄液が蒸発することにより生成される蒸気が乾燥室本体39の内面に接触してこの内面で水滴が生成されてしまうことを防止することができる。
次に、図4(b)に示すように、左右一対の上部ガス供給ノズル42からの乾燥室23内へのN2ガスの噴射が停止し、代わりに左右一対の下部ガス供給ノズル44から乾燥室23内に70〜80℃の乾燥ガス(図4ではIPAと表記している)を略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に噴射する(図5のStep3)。なお、図4および図5にでは乾燥ガスを斜め下方に噴射した例について図示している。また、この際に、左右一対のN2ガス供給ノズル46からのN2ガスの噴射も停止する。このことにより、乾燥室23内が乾燥ガスの雰囲気となるとともに、洗浄槽22に貯留された洗浄液に乾燥ガスの液膜が形成されるようになる。このときも、ガス排気管82に介設されたバルブ84は引き続き開かれており、下部ガス供給ノズル44から乾燥室23内に供給された乾燥ガスは、ガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気される。
次に、図4(c)に示すように、下部ガス供給ノズル44が乾燥室23内に乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に噴射し続けたまま、ウエハボード24によりウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23に向かって上方に引き上げはじめる(図5のStep4)。ここで、ウエハWが洗浄槽22内に貯留された洗浄液の液面を通過する際に、この洗浄液に形成された乾燥ガスの液膜をもウエハWが通過するので、ウエハWの表面にこの乾燥ガスの液膜を付着させることができる。
次に、図4(d)に示すように、ウエハボード24によりウエハWが乾燥室23に向かって移動させられている際に、ウエハWの一部分(上部分)が洗浄槽22内の洗浄液の液面よりも上方に露出し、ウエハWの一部分(下部分)が洗浄槽22内の洗浄液に浸された状態となったときに、図4(e)に示すように、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射を停止する。具体的には、ウエハWの下部分1/5程度の領域が洗浄槽22内の洗浄液に浸されるような状態までウエハボード24によりウエハWが乾燥室に向かって引き上げられたときに、下部ガス供給ノズル44からの乾燥ガスの噴射を停止する。
また、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射が停止したときに、ガス排気管82に介設されたバルブ84が閉じられる。このことにより、乾燥室23内にある乾燥ガスは外部に排気されることはない。
その後、ウエハWは停止させられることなくウエハボード24により引き続き上方に引き上げられる(図5のStep5)。
ここで、ウエハボード24によりウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内に移動させるときに、すなわち、ウエハWを図4(c)に示す状態から図4(f)に示す状態まで移動させるときに、ウエハWが洗浄槽22内にある状態(図4(c)参照)からこのウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態となるまでのウエハWの搬送速度よりも、ウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態から乾燥室23内まで移動し終わる状態(図4(f)参照)となるまでのウエハWの搬送速度が大きくなるようになっている。具体的には、ウエハWが洗浄槽22内にある状態からこのウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態となるまでのウエハWの搬送速度は例えば毎秒60mmであり、ウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態から乾燥室23内まで移動し終わる状態となるまでのウエハWの搬送速度は例えば毎秒200mmである。
そして、図4(f)に示すように、ウエハWが乾燥室23内まで完全に引き上げられたら、シャッタ36がシャッタ駆動機構により駆動させられ、このシャッタ36が開放位置から閉止位置まで移動させられる。このことにより、シャッタ36によって乾燥室23内が密閉状態となる(図5のStep6)。
次に、図4(g)に示すように、ウエハWが乾燥室23内に収容され、この乾燥室23内が密閉状態とされたときに、乾燥室23内において上部ガス供給ノズル42から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射する(図5のStep7)。なお、図4および図5にでは乾燥ガスを斜め上方に噴射した例について図示している。このことにより、上部ガス供給ノズル42から乾燥室23内に供給される乾燥ガスは一旦乾燥室本体39の上部壁(天井壁)等に一度当たってから下方に均一に流れるようになり、乾燥ガスの蒸気をウエハWの表面に均一に凝縮あるいは吸着させることができるようになる。乾燥室23内において上部ガス供給ノズル42から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射する際に、ガス排気管82に介設されたバルブ84を再び開く。このことにより、上部ガス供給ノズル42から乾燥室23内に供給された乾燥ガスは、ガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気される。
次に、図4(h)に示すように、上部ガス供給ノズル42からの乾燥ガスの噴射を停止し、その後、代わりに上部ガス供給ノズル42からN2ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射する(図5のStep8)。このことにより、ウエハWの表面に凝縮または吸着された乾燥ガスの蒸気が除去され、ウエハWの表面の乾燥が均一に行われる。このときも、ガス排気管82に介設されたバルブ84は引き続き開かれており、上部ガス供給ノズル42から乾燥室23内に供給されたN2ガスは、ガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気される。
その後、図4(i)に示すように、上部ガス供給ノズル42からのN2の噴射を停止し、代わりに下部ガス供給ノズル44からN2ガスを略水平方向よりも斜め下方に噴射する。そして、一定時間が経過した後、図4(j)に示すように、下部ガス供給ノズル44からのN2の噴射を停止し、代わりに再び上部ガス供給ノズル42からN2ガスを略水平方向よりも略水平方向よりも斜め上方に噴射する。このように、図4(i)に示すようなN2ガスの噴射および図4(j)に示すようなN2ガスの噴射が交互に行われ、乾燥室23内がN2ガスによって温められながら、乾燥室23内の雰囲気について乾燥ガスからN2ガスへの置換が行われるとともに、ウエハWの表面の乾燥が引き続き行われる(図5のStep9)。
その後、上部ガス供給ノズル42および下部ガス供給ノズル44の両方のノズルからのN2ガスの供給を停止し、一連の洗浄処理および乾燥処理を終了させる。
以上のように本実施の形態の基板処理装置(洗浄・乾燥処理ユニット18)および基板処理方法によれば、乾燥室23内において乾燥ガスが既に供給されている状態でウエハWが洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させられるので、ウエハWを洗浄槽22内の洗浄液から引き上げはじめてからこのウエハWの表面に乾燥ガスが供給されるまでの時間を短縮することができる。このため、ウエハWの表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができ、ウエハWの表面に付着した洗浄液の水滴等により当該ウエハWの表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、ウエハWが洗浄槽22内の洗浄液から引き上げられる際に、乾燥ガスは略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に噴射されているので、洗浄槽22内の洗浄液に乾燥ガスの液膜を形成することができ、ウエハWを洗浄槽22内から引き上げるときに当該ウエハWの表面にこの乾燥ガスの液膜を付着させることができる。また、乾燥ガスが略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されるので、乾燥室23の乾燥室本体39を構成する上部壁等に比較的高温である乾燥ガスが直接的に吹き付けられることなく、当該乾燥ガスにより乾燥室23の上部壁が結露することはない。
また、ウエハWが乾燥室23に向かって引き上げられているときに、このウエハWの一部分が洗浄槽22に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室23内における乾燥ガスの供給を停止するようにしている。このように、ウエハWが洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動する間の全工程において乾燥ガスを供給させる必要はなく、ウエハWの一部分が洗浄槽22内の洗浄液から取り出された状態で乾燥ガスの供給を停止させても、乾燥ガスは拡散性を有するのでウエハWの表面の略全域に乾燥ガスを行きわたらせることができ、乾燥ガスの使用量を節減することができるようになる。
さらに、乾燥室23内にウエハWが移動し終わった後にこの乾燥室23内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するので、乾燥ガスは乾燥室23を構成する上部壁等に一度当たってから下方に均一に流れるようになり、乾燥ガスの蒸気をウエハWの表面に均一に凝縮あるいは吸着させることができるようになる。このため、ウエハWの表面にある水分の除去及び乾燥をウエハW全面にわたって均一に行うことができる。
また、乾燥室23内にウエハWが移動し終わった後に当該乾燥室23内において上部ガス供給ノズル42から乾燥ガスが略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給される際に、乾燥室23内が密閉状態とされるようになっているので、乾燥室23内において供給された乾燥ガスの蒸気を効率的にウエハWの表面に凝縮あるいは吸着させることができる。
また、乾燥室23内において乾燥ガスが供給されている状態でウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させる際に、ウエハWを停止させることなく連続的に洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させるようになっている。このような基板処理方法によれば、ウエハWを迅速に洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させることができる。
また、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射が停止したときに、ガス排気管82に介設されたバルブ84が閉じられるようになっており、乾燥室23内にある乾燥ガスは外部に排気されることはない。このため、乾燥室23内における乾燥ガスの濃度の低下を防止することができ、また、乾燥室23内における乾燥ガスの雰囲気が乱れることがないのでこの乾燥ガスの雰囲気を均一に保つことができる。よって、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射を停止している間でも、ウエハWの乾燥をより迅速に行うことができるようになるとともに、ウエハWの表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、ウエハボード24によりウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内に移動させるときに、ウエハWが洗浄槽22内にある状態(図4(c)参照)からこのウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態となるまでのウエハWの搬送速度よりも、ウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た直後の状態から乾燥室23内まで移動し終わる状態(図4(f)参照)となるまでのウエハWの搬送速度が大きくなるようになっている。ここで、洗浄槽22に貯留された洗浄液からウエハWを上方に出す際に、ウエハWにウォーターマークが形成されないようにするためには、ウエハWの搬送速度をある程度抑える必要がある。しかしながら、ウエハWが洗浄槽22に貯留された洗浄液から完全に出た後は、ウエハWをより高速で図4(f)に示すような乾燥室23内の位置まで移動させたほうが時間の短縮を図ることができるようになる。
なお、本発明による基板処理装置(洗浄・乾燥処理ユニット18)および基板処理方法は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、上記の態様では、本発明による基板処理装置を半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説明したが、洗浄処理以外の処理システムにも適用することができる。また、半導体ウエハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用することができる。
また、乾燥室23内に乾燥ガスを供給するガス供給ノズルとしては、図3等に示すようにガスの噴射方向が異なる2種類のもの(上部ガス供給ノズル42および下部ガス供給ノズル44)に限定されることはなく、左右一対の一組のガス供給ノズルが設けられるような構成とすることもできる。このような変形例について、図6および図7を用いて説明する。図6は、本発明に係る他の基板処理装置の断面図であり、図7は、本発明に係る他の基板処理装置のガス供給ノズルの構成を示す斜視図である。
図6に示すように、乾燥室23内の固定基体37の内方には、当該固定基材37の側壁に沿って設けられた左右一対のガス供給ノズル70が配設されている。図7に示すように、各ガス供給ノズル70は、略水平方向に延びるパイプ70qおよびこのパイプ70qに等間隔で設けられた複数のノズル孔70pから構成されている。このようなガス供給ノズル70においては、ガスはパイプ70q内からノズル孔70pを介してパイプ70qの外方へ噴射されるようになっている。また、各ガス供給ノズル70のパイプ70qの一端にはモータ70rが設けられており、図7の矢印に示すようにこのモータ70rによりパイプ70qを時計回りおよび反時計回りの両方に回転駆動させることができるようになっている。このように、モータ70rがパイプ70qを正逆両方向に回転駆動させることにより、ノズル孔70pの向きが異なるようになるので、ガス供給ノズル70からのガスの噴射方向を自在に変更することができるようになる。なお、各モータ70rは制御部60により制御されるようになっている。
また、図6に示すように、各ガス供給ノズル70はガス供給管70aに接続されており、このガス供給管70aからガスがパイプ70qに供給されるようになっている。一方、図6に示すように、IPA等の揮発性を有する有機溶剤の蒸気からなる乾燥ガスの供給源50(図6ではIPAと表記している)およびN2ガスの供給源52(図6ではN2と表記している)がそれぞれ設置されており、各供給源50、52はそれぞれバルブ70bを介してガス供給管70aに接続されている。各供給源50、52からガス供給管70aへの乾燥ガスまたはN2ガスの供給は、バルブ50a、52aにより調整されるようになっている。バルブ50a、52a、70bはそれぞれ制御部60によって制御されるようになっている。このことにより、制御部60の制御によって、各ガス供給ノズル70に、乾燥ガスまたはN2ガスを選択的に送ることができるようになっている。
図6および図7に示すようなガス供給ノズル70が設置されていることにより、洗浄槽22に貯留された洗浄液にウエハWが浸された状態において、モータ70rがパイプ70qに設けられたノズル孔70pの向きを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方にすることにより、図4(b)〜(d)に示す工程の際にガス供給ノズル70は乾燥室23内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に噴射させることができる。そして、乾燥室23内にウエハWが移動し終わった後の状態において、モータ70rがパイプ70qに設けられたノズル孔70pの向きを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方にすることにより、図4(g)に示す工程の際にガス供給ノズル70は乾燥室23内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射させることができる。
また、ウエハWの乾燥処理方法は図4および図5に示すようなものに限定されることはない。すなわち、上述のような、乾燥室23内において乾燥ガスが供給されている状態でウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させ、この際にウエハWの一部分が洗浄槽22に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室23内における乾燥ガスの供給を停止させ、乾燥室23内にウエハWが移動し終わった後にこの乾燥室23内において乾燥ガスを再び供給するような態様に限定されることはない。代わりに、ウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内に移動させはじめる前に乾燥室23内における乾燥ガスの供給を停止させ、その後ウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動させ、この際にウエハWの一部分が洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室23内において乾燥ガスを再び供給しはじめるような構成となっていてもよい。このような変形例について、図8および図9を用いて説明する。図8は、本発明に係る基板処理装置における他の洗浄処理および乾燥処理の動作を順に示す説明図であり、図9は、本発明に係る基板処理装置における他の洗浄処理および乾燥処理の動作を示すフローチャートである。なお、図8および図9に示すような一連の洗浄処理および乾燥処理は、制御部60が洗浄・乾燥処理ユニット18のバルブ42b、44b、50a、52a、54a、シャッタ駆動機構58、およびウエハボード駆動機構(図示せず)等を制御することにより行われる。
図8(a)(b)に示す動作(図9のStep1〜3に対応)は、図4(a)(b)に示す動作(図5のStep1〜3に対応)と略同一なので説明を省略する。
図8(c)に示すように、ウエハボード24によりウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23に向かって上方に引き上げはじめる際に、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの供給を停止させる。ここで、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射が停止したときに、ガス排気管82に介設されたバルブ84が閉じられる。このことにより、乾燥室23内にある乾燥ガスは外部に排気されることはない。
そして、乾燥室23内に乾燥ガスが供給されない状態において、ウエハボード24によりウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23に向かって上方に引き上げはじめる(図9のStep4)。
次に、図8(d)に示すように、ウエハボード24によりウエハWが乾燥室23に向かって移動させられている際に、ウエハWの一部分(上部分)が洗浄槽22内の洗浄液の液面よりも上方に露出し、ウエハWの一部分(下部分)が洗浄槽22内の洗浄液に浸された状態となったときに、図8(e)に示すように、下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射を再開させる。下部ガス供給ノズル44からの乾燥室23内への乾燥ガスの噴射を再開させたとき、ガス排気管82に介設されたバルブ84を再び開く。このことにより、下部ガス供給ノズル44から乾燥室23内に供給された乾燥ガスは、ガス排気孔80からガス排気管82を介して外部に自然排気されるようになる。
その後、下部ガス供給ノズル44により乾燥室23内に乾燥ガスが供給され続ける状態において、ウエハWは停止させられることなくウエハボード24により引き続き上方に引き上げられる(図8のStep5)。
その後の図8(f)〜(j)に示す動作(図9のStep6〜9に対応)は、図4(f)〜(j)に示す動作(図5のStep6〜9に対応)と略同一なので説明を省略する。
このような図8および図9に示すウエハWの乾燥方法によれば、最初に乾燥室23内において乾燥ガスが供給され、ウエハWを洗浄槽22内から乾燥室23内に向かって引き上げる前に乾燥室23内において乾燥ガスの供給が停止されるので、ウエハWが乾燥室23内に移動させられる際に、既に乾燥室23内は乾燥ガスの雰囲気となっているとともに洗浄槽22内の洗浄液に乾燥ガスの液膜が形成されている。このため、ウエハWを洗浄槽22内の洗浄液から引き上げはじめてからこのウエハWの表面に乾燥ガスが供給されるまでの時間を短縮することができ、ウエハWの表面を均一にかつ迅速に乾燥させることができ、ウエハWの表面に付着した洗浄液の水滴等により当該ウエハWの表面にウォーターマークが形成されることを抑制することができる。
また、ウエハWが洗浄槽22内の洗浄液から引き上げられる際に、乾燥ガスは略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給されているので、洗浄槽22内の洗浄液に前述のような乾燥ガスの液膜を形成することができる。
ここで、ウエハWが乾燥室23に向かって引き上げられる際に乾燥ガスの供給を停止し、このウエハWの一部分が洗浄槽22に貯留された洗浄液に浸された状態のときに乾燥室23内における乾燥ガスの供給を再開するようにしている。このように、ウエハWが洗浄槽22内から乾燥室23内まで移動する間の全工程において乾燥ガスを供給させる必要はなく、ウエハWの一部分が洗浄槽22内の洗浄液から取り出された状態で乾燥ガスの供給を再開させても、乾燥室23内は既に乾燥ガスの雰囲気となっているとともに洗浄槽22内の洗浄液に乾燥ガスの液膜が形成されているので、ウエハWの表面の略全域に乾燥ガスを行きわたらせることができ、乾燥ガスの使用量を節減することができるようになる。
なお、ウエハWが洗浄槽22内の洗浄液から引き上げられる途中で、洗浄槽22内の洗浄液に形成された乾燥ガスの液膜が全てウエハWに付着し、乾燥ガスの液膜がなくなってしまった場合でも、このウエハWの引き上げの途中で乾燥室23内における乾燥ガスの供給が再開されるので、ウエハWに対する乾燥ガスの供給量が不足することはない。
更に他の変形例としては、図4(g)に示すように乾燥室23内において上部ガス供給ノズル42から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射する際に、シャッタ36は乾燥室23内を完全に閉止していなくともよい。すなわち、シャッタ36が開放位置から閉止位置まで移動するのに時間がかかるため、ウエハボード24によりウエハWが乾燥室23内に収容された後に、シャッタ36を開放位置から閉止位置まで移動させはじめると同時に、上部ガス供給ノズル42から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に噴射するようにしてもよい。この場合、シャッタ36が開放位置から閉止位置まで移動しはじめてから数秒間の間、乾燥室23内は完全に密閉状態とならないが、ウエハWに対しては問題なく乾燥処理を行うことができる。また、この場合、ウエハWの乾燥時間を短縮することができる。
本発明に係る基板処理装置を適用した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。 図1に示す洗浄処理システムの概略側面図である。 本発明に係る基板処理装置の断面図である。 本発明に係る基板処理装置における一連の洗浄処理および乾燥処理の動作を順に示す説明図である。 本発明に係る基板処理装置における一連の洗浄処理および乾燥処理の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る他の基板処理装置の断面図である。 本発明に係る他の基板処理装置のガス供給ノズルの構成を示す斜視図である。 本発明に係る基板処理装置における他の洗浄処理および乾燥処理の動作を順に示す説明図である。 本発明に係る基板処理装置における他の洗浄処理および乾燥処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 キャリア
2 搬送部
3 処理部
4 インターフェース部
4a 第1の室
4b 第2の室
4c 区画壁
5 搬入部
5a 搬入口
6 搬出部
6a 搬出口
7 載置テーブル
8 キャリアリフタ
9 キャリア待機部
10 ウエハ取出しアーム
11 ノッチアライナー
12 間隔調整機構
13 第1の姿勢変換装置
13A 第2の姿勢変換装置
14 ウエハ受渡しアーム
15 ウエハ収納アーム
16 第1の処理ユニット
17 第2の処理ユニット
18 洗浄・乾燥処理ユニット
19 チャック洗浄ユニット
20 搬送路
21 ウエハ搬送アーム
22 洗浄槽
22a 内槽
22b 外槽
22c 開口部
23 乾燥室
24 ウエハボード
25 洗浄液供給ノズル
26 ドレン管
26a 排出バルブ
27 ドレン管
27a 排出バルブ
28 排気ボックス
29 排気管
29a バルブ
30 ボックス
31 仕切板
32a 上部室
32b 下部室
33 排気窓
34 排気窓
35 排液口
36 シャッタ
37 固定基体
38 Oリング
39 乾燥室本体
39a 貫通孔
42 上部ガス供給ノズル
42a ガス供給管
42b バルブ
44 下部ガス供給ノズル
44a ガス供給管
44b バルブ
46 N2ガス供給ノズル
46a ガス供給管
48 ガス供給管
50 乾燥ガスの供給源
50a バルブ
52 N2ガスの供給源
52a バルブ
54 N2ガスの供給源
54a バルブ
58 シャッタ駆動機構
60 制御部
70 ガス供給ノズル
70a ガス供給管
70b バルブ
70p ノズル孔
70q パイプ
70r モータ
80 ガス排気孔
82 ガス排気管
84 バルブ

Claims (21)

  1. 被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽の上方に位置し、乾燥ガスの供給を行うガス供給部が内部に設けられた乾燥室と、
    被処理基板を保持して当該被処理基板を前記洗浄槽内と前記乾燥室内との間で移動させる保持部と、
    前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部であって、まず前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸し、次に前記乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、前記乾燥室内において乾燥ガスが前記ガス供給部から供給されている状態で前記保持部により被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させ、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するよう、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記ガス供給部は、乾燥ガスの供給方向を自在に変更することができるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記ガス供給部は、略水平方向に延びる円筒部材と、前記円筒部材に設けられた孔と、前記円筒部材を回転駆動させる回転駆動機構とを有し、乾燥ガスは前記円筒部材内から前記孔を介して前記円筒部材の外方へ供給されるようになっており、前記回転駆動機構が前記円筒部材を回転駆動させることにより乾燥ガスの供給方向を自在に変更することができるようになっていることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記ガス供給部は、乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する第1のガス供給部分と、乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する第2のガス供給部分とから構成されており、
    前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方、または鉛直方向下方に供給し、前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後の状態において、前記第2のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するようになっていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  5. 前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向に供給することを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記第1のガス供給部分は前記乾燥室内において乾燥ガスを鉛直方向下方に供給することを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  7. 前記第1のガス供給部分および前記第2のガス供給部分は前記乾燥室内において上下方向に近接して配設されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスが略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給される際に、前記乾燥室内が密閉状態とされることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記乾燥室から乾燥ガスの排気を選択的に行うガス排気部が設けられており、
    前記制御部は、前記ガス供給部から前記乾燥室内に乾燥ガスが供給される際に前記ガス排気部により前記乾燥室から乾燥ガスの排気を行わせ、前記ガス供給部からの前記乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる際に前記ガス排気部による前記乾燥室からの乾燥ガスの排気を停止させるよう、前記ガス排出部の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記制御部は、前記保持部が被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板が前記洗浄槽内にある状態からこの被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となるまでの被処理基板の速度よりも、被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となったときから前記乾燥室内まで移動し終わるまでの被処理基板の速度が大きくなるよう、前記保持部の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽の上方に位置し、乾燥ガスの供給を行うガス供給部が内部に設けられた乾燥室と、
    被処理基板を保持して当該被処理基板を前記洗浄槽内と前記乾燥室内との間で移動させる保持部と、
    前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部であって、まず前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸し、次に前記乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、その後前記乾燥室内における前記ガス供給部からの乾燥ガスの供給を停止させ、その後前記保持部により被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給し、その後前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において前記ガス供給部から乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給するよう、前記ガス供給部および前記保持部の制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  12. 前記乾燥ガスは、有機溶剤の蒸気からなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  13. 被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽および当該洗浄槽の上方に位置する乾燥室を備えた基板処理装置における被処理基板の基板処理方法であって、
    前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸す工程と、
    前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、
    前記乾燥室内において乾燥ガスが供給されている状態で被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させる工程と、
    前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する工程と、
    を備えたことを特徴とする基板処理方法。
  14. 前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向に供給することを特徴とする請求項13記載の基板処理方法。
  15. 前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板が浸された状態において、前記乾燥室内において乾燥ガスを鉛直方向下方に供給することを特徴とする請求項13記載の基板処理方法。
  16. 前記乾燥室内において乾燥ガスが供給されている状態で被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板を停止させることなく連続的に前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  17. 前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後に当該乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する際に、前記乾燥室内を密閉状態とすることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  18. 前記乾燥室から乾燥ガスの排気を選択的に行うようになっており、
    前記乾燥室内に乾燥ガスが供給される際に当該乾燥室から乾燥ガスの排気を行わせ、前記乾燥室内への乾燥ガスの供給が停止させられる際に前記乾燥室からの乾燥ガスの排気を停止させることを特徴とする請求項13乃至17のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  19. 被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させる際に、被処理基板が前記洗浄槽内にある状態からこの被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となるまでの被処理基板の速度よりも、被処理基板が前記洗浄槽に貯留された洗浄液から完全に出た状態となったときから前記乾燥室内まで移動し終わるまでの被処理基板の速度が大きくなるよう、被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させることを特徴とする請求項13乃至18のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  20. 被処理基板の洗浄液を貯留する洗浄槽および当該洗浄槽の上方に位置する乾燥室を備えた基板処理装置における被処理基板の基板処理方法であって、
    前記洗浄槽に貯留された洗浄液に被処理基板を浸す工程と、
    前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、
    前記乾燥室内における乾燥ガスの供給を停止させ、その後被処理基板を前記洗浄槽内から前記乾燥室内まで移動させ、この際に被処理基板の一部分が前記洗浄槽に貯留された洗浄液に浸された状態のときに前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向、略水平方向よりも斜め下方または鉛直方向下方に供給する工程と、
    前記乾燥室内に被処理基板が移動し終わった後において、前記乾燥室内において乾燥ガスを略水平方向よりも斜め上方または鉛直方向上方に供給する工程と、
    を備えたことを特徴とする基板処理方法。
  21. 前記乾燥ガスは、有機溶剤の蒸気からなることを特徴とする請求項13乃至20のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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