JP3128643B2 - 洗浄・乾燥処理装置 - Google Patents

洗浄・乾燥処理装置

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JP3128643B2 JP09099803A JP9980397A JP3128643B2 JP 3128643 B2 JP3128643 B2 JP 3128643B2 JP 09099803 A JP09099803 A JP 09099803A JP 9980397 A JP9980397 A JP 9980397A JP 3128643 B2 JP3128643 B2 JP 3128643B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理基板を薬液やリン
ス液等の洗浄液に浸漬して洗浄した後、乾燥する洗浄・
乾燥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理基板
(以下にウエハ等という)を薬液やリンス液(洗浄液)
等の処理液が貯留された処理槽に順次浸漬して洗浄を行
う洗浄処理方法が広く採用されている。また、このよう
な洗浄処理装置においては、洗浄液の表面に例えばIP
A(イソプロピルアルコール)等の揮発性を有する有機
溶剤の蒸気からなる乾燥ガスを接触させて、マランゴニ
ー効果によってウエハ等の水分の除去及び乾燥を行う乾
燥処理装置が装備されている(特開平8−148458
号公報参照)。
【0003】従来のこの種の洗浄・乾燥処理装置は、薬
液やリンス液等の洗浄液を貯留する洗浄槽の上部開口部
にフード(蓋体)を開閉可能に装着してなる。また、一
般に、蓋体は、乾燥処理時には外気から密閉されるため
強度を有する材質例えばポリプロピレンやステンレス鋼
製部材等にて形成されている。この洗浄・乾燥処理装置
によれば、処理されるウエハを搬送アームで保持して蓋
体が開放された開口部から受渡し部を移動する保持手段
に受け渡した後、搬送アームを後退させて蓋体を閉じ、
そして、上述のように、洗浄槽内で洗浄を行った後、洗
浄槽より引き上げると共に、乾燥を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄・乾燥処理装置においては、洗浄槽の上部
に配設された受渡し部の上部から被処理基板であるウエ
ハを搬入し、処理後に搬出する構造であるため、搬送ア
ームの垂直方向の長さ(高さ)が大きくなり、装置全体
が大型となるという問題があった。特に、近年の半導体
デバイスの微細高集積化、量産化に伴ないウエハも8イ
ンチウエハから12インチウエハへと大口径化の傾向に
あるため、更に装置全体が大型になり、それに伴ってス
ープットが低下するという問題があった。
【0005】また、蓋体や洗浄槽はポリプロピレンやス
テンレス鋼製部材にて形成されるため、パーティクルが
発生し易く、また経年変化により金属不純物等が析出さ
れたり、溶出するなどの問題があり、これら金属不純物
等がウエハに付着して製品歩留まりの低下をきたすとい
う問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、洗浄処理と乾燥処理を行う装置全体を小型にしてス
ループットの向上を図れるようにすると共に、製品歩留
まりの向上を図れるようにした洗浄・乾燥処理装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成される。
【0008】請求項1記載の発明は、被処理基板の洗浄
液を収容する洗浄槽と、上記洗浄槽の上部に位置する乾
燥室と、上記被処理基板を保持してこの被処理基板を上
記洗浄槽内と乾燥室内に移動する保持手段とを具備し、
上記乾燥室を、上記洗浄槽の開口部に連通する固定基
体と、この固定基体に密接する乾燥室本体とで構成する
と共に、乾燥室本体を昇降可能に形成してなる、ことを
特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明において、乾燥室本体
は洗浄槽の開口部側の固定基体に対して昇降可能に形成
されるものであれば、その形態は任意であっても差し支
えないが、好ましくは上記固定基体と乾燥室本体との間
にシール部材を介在する方がよく(請求項2)、また、
洗浄槽の開口部に、洗浄室と乾燥室とを遮蔽するシャッ
タを設ける方がよい(請求項3)。また、上記乾燥室本
体を断面逆U字状の石英製部材にて形成する方が好まし
い(請求項4)。また、乾燥室本体を断面逆U字状の石
英製部材にて形成すると共に、上記固定基体及び洗浄槽
を石英製部材にて形成する方が好ましい(請求項5)。
【0010】上記乾燥室本体を石英製部材にて形成する
場合には、乾燥室本体の外側位置に、加熱源を配設する
ことができ、この場合、この加熱源の背面側に反射板を
配設する方が好ましい(請求項6)。なおこの場合、加
熱源として、例えば加熱ランプあるいはラバーヒータ等
を使用することができる。
【0011】また、上記乾燥室内に乾燥ガスを供給する
乾燥ガス供給部を設ける方が好ましい(請求項7)。こ
の場合、好ましくは乾燥ガス供給部を、乾燥室の固定基
体に設ける方がよく(請求項8)、更に好ましくは乾燥
ガス供給部を、乾燥室の側方から上方に向かって乾燥ガ
スを供給するように設ける方がよい(請求項9)。ま
た、乾燥室の固定基体に乾燥ガスの排出部を設ける方が
好ましい(請求項10)。
【0012】また、上記乾燥ガスとしては、不活性ガス
を使用することができる他、有機溶剤の蒸気ガス又は不
活性ガスと有機溶剤の混合ガスを使用することができる
(請求項11,12)。
【0013】請求項13記載の発明は、被処理基板の洗
浄液を収容する洗浄槽と、上記洗浄槽の開口部に連通す
る固定基体と、この固定基体との間にシール部材を介し
て密接する乾燥室本体とからなる乾燥室と、上記被処理
基板を保持してこの被処理基板を上記洗浄槽内と乾燥室
内に移動する保持手段と、上記乾燥室本体を昇降する第
1の昇降手段と、上記保持手段を昇降する第2の昇降手
段とを具備し、 上記第1の昇降手段と第2の昇降手段
をそれぞれボールねじ機構にて形成すると共に、共通の
ガイドレール上を摺動可能に形成してなる、ことを特徴
とする。
【0014】請求項13記載の発明において、上記保持
手段に連結するロッドを、乾燥室本体に設けた透孔内を
貫通して第2の昇降手段に連結し、上記透孔とロッドと
の隙間に、気密性を有する可撓性部材とこの可撓性部材
内に封入される気体とからなるシール機構を介在する方
が好ましい(請求項14)。
【0015】また、上記第1の昇降手段に、保持手段の
上昇移動を規制するストッパを設ける方が好ましい(請
求項15)。
【0016】請求項16記載の発明は、請求項1又は1
3記載の洗浄・乾燥処理装置において、 上記保持手段
は、複数の被処理基板を適宜間隔をおいて立設保持する
一対の下部保持部材と、これら下部保持部材の上部側方
に位置する一対の上部保持部材とを具備し、上記下部保
持部材を、剛性を有する心材と、この心材の表面に設け
られ異なる種類の洗浄液に対して耐液性を有する合成樹
脂製被覆層とで形成し、かつ、上記下部保持部材に、断
面略V字状の被処理基板支持溝を形成し、上記上部保持
部材には、断面略Y字状の被処理基板傾斜防止用溝を形
成してなる、ことを特徴とする。
【0017】請求項1ないし3記載の発明によれば、乾
燥室を、洗浄槽の開口部に連通する固定基体と、この固
定基体に密接する乾燥室本体とで構成すると共に、乾燥
室本体を昇降可能に形成することにより、乾燥室本体を
上昇させて洗浄槽の開口部の上方に被処理基板挿入用ス
ペースを確保することができるので、側方からスペース
内に移動する被処理基板の搬送手段と保持手段との間で
被処理基板の受渡しを行うことができる。したがって、
装置の小型化が図れると共に、スループットの向上が図
れる。
【0018】請求項4又は5記載の発明によれば、乾燥
室本体を断面逆U字状の石英製部材にて形成するので、
乾燥室の容積を必要最小限にすることができ、更に装置
の小型化が図れ、更に金属不純物等の析出や溶出がなく
パーティクルの発生を抑制することができる。この場
合、乾燥室本体の外に固定基体及び洗浄槽を石英製部材
にて形成することにより、更にパーティクル等の発生を
抑制することができる(請求項5)。また、乾燥室本体
の外側位置に、加熱用光源を配設すると共に、この加熱
用光源の背面側に反射板を配設することにより、加熱用
光源を利用して乾燥室内を加熱することができるので、
乾燥効率の向上を図ることができる(請求項6)。
【0019】また、請求項7ないし12記載の発明によ
れば、乾燥室内に乾燥ガスを供給する乾燥ガス供給部を
設けることにより、被処理基板に対して乾燥ガスを均一
に接触させることができ、乾燥を確実にかつ迅速に行う
ことができる。
【0020】請求項13記載の発明によれば、乾燥室本
体を昇降する第1の昇降手段と、保持手段を昇降する第
2の昇降手段を、それぞれボールねじ機構にて形成する
と共に、共通のガイドレール上を摺動可能に形成するこ
とにより、乾燥室本体と保持手段の駆動部の構造を簡素
化することができると共に、駆動精度の向上を図ること
ができる。
【0021】請求項14記載の発明によれば、保持手段
に連結するロッドを、乾燥室本体に設けた透孔内を貫通
して第2の昇降手段に連結し、透孔とロッドとの隙間
に、気密性を有する可撓性部材とこの可撓性部材内に封
入される気体とからなるシール機構を介在することによ
り、乾燥室本体と保持手段の昇降部とのシール性の向上
を図ることができる。また、第1の昇降手段に、保持手
段の上昇移動を規制するストッパを設けることにより、
不用意に保持手段が上昇して乾燥室本体に衝突するのを
防止することができる(請求項15)。
【0022】また、請求項16記載の発明によれば、保
持手段は、複数の被処理基板を適宜間隔をおいて立設保
持する一対の下部保持部材と、これら下部保持部材の上
部側方に位置する一対の上部保持部材とを具備し、下部
保持部材を、剛性を有する心材と、この心材の表面に設
けられ異なる種類の洗浄液に対して耐液性を有する合成
樹脂製被覆層とで形成し、かつ、下部保持部材に、断面
略V字状の被処理基板支持溝を形成し、上部保持部材に
は、断面略Y字状の被処理基板傾斜防止用溝を形成する
ので、保持部材すなわち保持手段の容積を可及的に小さ
くすることができる。したがって、洗浄槽を大きくする
ことなく所定の洗浄液貯留量を確保することができると
共に、装置全体の小型化を図ることができ、かつ被処理
基板を安定した状態で保持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0024】図1はこの発明の基板搬送処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図、図2は
その概略側面図である。
【0025】上記洗浄処理システムは、被処理基板であ
る半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に
収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための
搬送部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理すると
共に乾燥処理する処理部3と、搬送部2と処理部3との
間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換
等を行うインターフェース部4とで主に構成されてい
る。
【0026】上記搬送部2は、洗浄処理システムの一側
端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで構成
されている。また、搬入部5及び搬出部6のキャリア1
の搬入口5a及び搬出口6bには、キャリア1を搬入部
5、搬出部6に出入れ自在のスライド式の載置テーブル
7が設けられている。また、搬入部5と搬出部6には、
それぞれキャリアリフタ8(容器搬送手段)が配設さ
れ、このキャリアリフタ8によって搬入部間又は搬出部
間でのキャリア1の搬送を行うことができると共に、空
のキャリア1を搬送部2上方に設けられたキャリア待機
部9への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている(図2参照)。
【0027】上記インターフェース部4は、区画壁4c
によって搬入部5に隣接する第1の室4aと、搬出部6
に隣接する第2の室4bとに区画されている。そして、
第1の室4a内には、搬入部5のキャリア1から複数枚
のウエハWを取り出して搬送する水平方向(X,Y方
向),垂直方向(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウ
エハ取出しアーム10(基板取出し手段)と、ウエハW
に設けられたノッチを検出するノッチアライナー11
(位置検出手段)と、ウエハ取出しアーム10によって
取り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調
整機構12を具備すると共に、水平状態のウエハWを垂
直状態に変換する第1の姿勢変換装置13(姿勢変換手
段)が配設されている。
【0028】また、第2の室4b内には、処理済みの複
数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま受け取っ
て搬送するウエハ受渡しアーム14(基板搬送手段)
と、ウエハ受渡しアーム14から受け取ったウエハWを
垂直状態から水平状態に変換する第2の姿勢変換装置1
3A(姿勢変換手段)と、この第2の姿勢変換装置13
Aによって水平状態に変換された複数枚のウエハWを受
け取って搬出部6に搬送された空のキャリア1内に収納
する水平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方向)及び
回転(θ方向)可能なウエハ収納アーム15(基板収納
手段)が配設されている。なお、第2の室4bは外部か
ら密閉されており、図示しない不活性ガス例えば窒素
(N2)ガスの供給源から供給されるN2ガスによって室
内が置換されるように構成されている。
【0029】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユ
ニット16と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する
第2の処理ユニット17と、ウエハWに付着する化学酸
化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理ユニ
ットであるこの発明の洗浄・乾燥処理装置18及びチャ
ック洗浄ユニット19が直線状に配列されており、これ
ら各ユニット16〜19と対向する位置に設けられた搬
送路20に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方
向)及び回転(θ)可能なウエハ搬送アーム21(搬送
手段)が配設されている。
【0030】上記洗浄・乾燥処理装置18は、図3ない
し図5に示すように、例えばフッ化水素酸等の薬液や純
水等の洗浄液を貯留(収容)し、貯留した洗浄液にウエ
ハWを浸漬する洗浄槽22と、洗浄槽22の上部に位置
する乾燥室23と、複数例えば50枚のウエハWを保持
してこのウエハWを洗浄槽22内及び乾燥室23内に移
動する保持手段例えばウエハボート24とで主に構成さ
れている。
【0031】この場合、洗浄槽22は、例えば石英製部
材やポリプロピレンにて形成される内槽22aと、この
内槽22aの上端部外側に配設されて内槽22aからオ
ーバーフローした洗浄液を受け止める外槽22bとで構
成されている。また、内槽22aの下部両側には洗浄槽
22内に位置するウエハWに向かって洗浄液を噴射する
洗浄液供給ノズル25が配設され、この洗浄液供給ノズ
ル25に接続する図示しない薬液供給源及び純水供給源
から切換弁によって薬液又は純水が供給されて洗浄槽2
2内に薬液又は純水が貯留されるようになっている。ま
た、内槽22aの底部には排出口が設けられており、こ
の排出口に排出バルブ26aを介設するドレン管26が
接続されている。外槽22bの底部に設けられた排出口
にも排出バルブ27aを介設するドレン管27が接続さ
れている。なお、外槽22bの外側には排気ボックス2
8が配設されており、この排気ボックス28に設けられ
た排気口にバルブ29aを介設する排気管29が接続さ
れている。
【0032】上記のように構成される洗浄槽22と排気
ボックス28は、有底筒状のボックス30内に配設され
ており、ボックス30を水平に仕切る仕切板31によっ
て洗浄槽側の上部室32aと内槽22a及び外槽22b
に接続するドレン管26,27及び排気管29の排液口
及び排気口側の下部室32bとが区画されている。それ
によって、下部室32bの雰囲気、排液の飛散が上部室
32a内に入り込むことを防ぎ、上部室32a内が清浄
に保たれる。なお、上部室32aの側壁には排気窓33
が設けられ、下部室32bの上部側壁に排気窓34が、
下部側壁には排液口35が設けられている。
【0033】上記乾燥室23は、洗浄槽22の開口部2
2cとの間にシャッタ36を介して連通する固定基体3
7と、この固定基体37との間にシール部材例えばOリ
ング38を介して密接する乾燥室本体39とで構成され
ている。この場合、乾燥室本体39は断面逆U字状の石
英製部材にて形成され、固定基体37も石英製部材にて
形成されて、外部から内部のウエハWの状態が目視でき
るようになっている。また、乾燥室23内の固定基体3
7の側方には、側方から上方に向かって例えばIPAの
溶剤の蒸気からなる乾燥ガスの供給部40と乾燥ガスを
排出する排出部41が設けられている。乾燥ガス供給部
40には図示しないIPAガス発生部及び乾燥ガスの圧
送用気体例えば窒素(N2)ガス加熱部が接続されてい
る。また、排出部41には図示しない排気装置が接続さ
れている。このように乾燥ガス供給部40と排出部41
を設けることにより、乾燥ガス供給部40から乾燥室2
3内に供給される乾燥ガスは図4に矢印で示すように乾
燥室本体39の両側の内壁面に沿って上方に流れた後、
中央部から下方に流れて排出部41から排出されるの
で、ウエハWに均一に乾燥ガスが接触し、乾燥ガスの蒸
気を凝縮置換させて均一に乾燥することができる。
【0034】また、乾燥室本体39の両外側位置には、
加熱ランプ42(加熱用光源)が配設され、加熱ランプ
42の背面側には反射板43が配設されている。このよ
うに加熱ランプ42を配設することにより、加熱ランプ
42から直接あるいは反射板43から反射された光が乾
燥室23内に照射されることによって乾燥室23内が加
熱されるので、乾燥室23内のウエハWの乾燥が促進さ
れる。
【0035】一方、上記乾燥室本体39は第1の昇降手
段44によって昇降可能すなわち固定基体37に対して
接離可能に形成されている。この場合、第1の昇降手段
44は、図5及び図6に示すように、モータ46によっ
て回転するねじ軸47と、このねじ軸47にボールを介
して螺合する可動子48とからなるボールねじ機構にて
形成されており、かつ、ねじ軸47と平行に配設された
2本のガイドレール50上を摺動する2つのスライダ4
9と可動子48とを連結してなり、この第1の昇降手段
44にブラケット51を介して乾燥室本体39を連結す
ることにより、乾燥室本体39が昇降し得るように構成
されている。
【0036】また、上記ウエハボート24は第2の昇降
手段45によって昇降可能すなわち洗浄槽22内及び乾
燥室23内を移動可能に形成されている。この場合、第
2の昇降手段45は、上記第1の昇降手段44を形成す
るボールねじ機構のねじ軸47と平行に配設され、モー
タ46Aによって回転するねじ軸47Aと、このねじ軸
47Aにボールを介して螺合する可動子48Aとからな
るボールねじ機構にて形成されており、かつ、ねじ軸4
7Aと平行な上記2本のガイドレール50上を摺動する
2つのスライダ49Aと可動子48Aとを連結してな
り、この第2の昇降手段45にブラケット51Aを介し
てウエハボート24のロッド24aを連結することによ
り、ウエハボート24が昇降し得るように構成されてい
る。
【0037】上記のように構成することにより、第1の
昇降手段44の駆動によって乾燥室本体39を上昇させ
て手洗浄槽22の開口部22cの上方にウエハ挿入用の
スペースを形成することができ、この状態で側方から搬
送アーム21によってウエハWを搬入し、その後、第2
の昇降手段45を駆動してウエハボート24を上昇させ
て搬送アーム21上のウエハWを受け取ることができる
(図6参照)。
【0038】また、上記のように、第1の昇降手段44
と第2の昇降手段45をボールねじ機構にて形成すると
共に、共通のガイドレール50上を摺動するスライダ4
9,49Aを設けることによって、駆動機構を簡素化す
ることができると共に、乾燥室本体39とウエハボート
24の昇降移動を高精度に行うことができる。
【0039】なお、乾燥室本体39の頂部の一側側には
透孔39aが設けられており、この透孔39a内にウエ
ハボート24のロッド24aが摺動可能に貫通してお
り、透孔39aとロッド24aとの隙間にシール機構5
2が介在されて透孔39aとロッド24aとの隙間の気
密性が保持されている。この場合、シール機構52は、
図7(a),(b)に示すように、気密性を有する可撓
性チューブ52aと、この可撓性チューブ52a内に封
入される空気等の気体とからなり、可撓性チューブ52
a内に封入される気体によってチューブ52aが膨脹す
ることにより、透孔39aとロッド24aの隙間がシー
ルされるようになっている。
【0040】また、上記第1の昇降手段44の可動子4
8及びスライダ49の可動部には、第2の昇降手段45
の可動子48A及びスライダ49Aの可動部の上昇移動
を規制するストッパ53が固設されている(図5及び図
6参照)。このように第1の昇降手段44に第2の昇降
手段45の上昇移動を規制するストッパ53を設けるこ
とにより、不用意にウエハボート24が上昇して乾燥室
本体39に衝突するのを防止することができる。
【0041】 また、上記ウエハボート24は、図8
(a),(b)に示すように、複数例えば50枚のウエ
ハWを適宜間隔をおいて立設保持する一対の下部保持部
材54と、これら下部保持部材54の上部側方に位置す
る一対の上部保持部材55とを具備し、これら下部保持
部材54及び上部保持部材55を上記ロッドに連結する
支持板(図示せず)と連結板56との間に架設した構造
となっている。この場合、下部保持部材54は、図9
(a),(b)に示すように、剛性を有する心材例えば
ステンレス鋼製パイプ57aと、このステンレスパイプ
57aの表面に設けられ異なる種類の洗浄液例えば薬液
と純水に対して耐液性を有する合成樹脂製部材例えば
リエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)からなる被
覆層57bとで形成されており、ウエハ保持面には図9
(b)及び図10(a)に示すように断面略V字状の支
持溝58が適宜間隔をおいて設けられている。一方、上
部保持部材55は例えばPEEK等の合成樹脂製部材に
て形成されており、その上部には、図10(b)に示す
ように、拡開テーパ面59aと狭小テーパ面59bとか
らなる断面略Y字状の傾斜防止用溝59が適宜間隔をお
いて設けられている。
【0042】上記のように下部保持部材54を剛性を有
する心材用ステンレスパイプ57aとPEEK製被覆層
57bとで形成することにより、下部保持部材54に強
度をもたせることができると共に、容積を可及的に少な
くすることができる。したがって、下部保持部材54の
容積を小さくした分洗浄液の貯留量を多くすることがで
きるので、結果的に洗浄槽22の容積を小さくすること
ができる。また、ウエハWを下部保持部材54に設けら
れた支持溝58にて支持し、ウエハWの中心よりやや下
側の側部を上部保持部材55の傾斜防止用溝59内に位
置させることにより、例えば12インチウエハのような
大口径ウエハWを安定した状態で保持することができ
る。
【0043】 次に、この発明の洗浄・乾燥処理装置の
動作態様について図11ないし図20を参照して説明す
。なお、以下の動作は図示しない制御部によって行わ
れる。
【0044】まず、洗浄槽22の開口部22cのシャッ
タ36を閉じ、第1の昇降手段44の駆動により乾燥室
本体39が上昇して洗浄槽22の上方にスペースが形成
されると、側方からスペース内にウエハWを保持した搬
送アーム21が移動してウエハWを搬入する(図11参
照)。このとき、第2の昇降手段45が駆動してウエハ
ボート24が上昇し、搬送アーム21にて保持されたウ
エハWをウエハボート24が受け取る(図12参照)。
ウエハWを受け渡した搬送アーム21が退いた後、前記
シャッタ36が開き、第2の昇降手段45の駆動により
ウエハボート24が下降して洗浄槽22内にウエハWを
搬入する(図13参照)。このとき、第1の昇降手段4
4が駆動して乾燥室本体39が下降して固定基体37に
密接する。なお、シャッタ36は最初から開いていても
よい。
【0045】その後、洗浄液供給ノズル25から薬液例
えば例えばフッ化水素酸を供給してウエハWを薬液洗浄
する。なお、予め薬液は洗浄槽22に供給されててもよ
い。次いで、洗浄液供給ノズル25から純水を供給して
薬液と置換後、洗浄処理する(図14参照)。ウエハW
が洗浄処理された後、第2の昇降手段45が駆動してウ
エハボート24が上昇し、ウエハWは乾燥室23内に搬
送される(図15参照)。このとき、シャッタ36が閉
じて乾燥室23内が洗浄槽22及び外気と遮断される。
なお、シャッタ36は、ウエハWが洗浄槽22で処理さ
れている間、閉じていてもよい。
【0046】その後、乾燥ガス供給部から乾燥ガス例え
ばIPAとN2との混合ガスが乾燥室23内に供給され
乾燥室23内がIPA雰囲気とされ、ウエハWとIPA
とが接触して乾燥処理が行われる(図16参照)。この
とき、乾燥ガスの一部は排出部41から排出される。
【0047】ウエハWに付着した水とIPAが置換され
た後、又は乾燥処理が終了し、乾燥ガス供給部40から
N2ガスが供給され、乾燥室23からIPA雰囲気が除
かれた後、第1の昇降手段44が駆動して乾燥室本体3
9が上昇し、洗浄槽22との間にスペースを形成する
(図17参照)。すると、側方から搬送アーム21がス
ペース内のウエハボート24の下方に移動し(図18参
照)、第2の昇降手段45の駆動によりウエハボート2
4が下降してウエハWを搬送アーム21に受け渡す(図
19参照)。ウエハWを受け取った後、搬送アーム21
は洗浄槽22の上方から後退して次の処理工程に搬送す
る(図20参照)。
【0048】上記のように、乾燥室本体39を上昇して
洗浄槽22の上方にスペースを形成することにより、搬
送アーム21を側方から移動させてウエハWを受け渡す
ことができるので、従来のこの種の装置のように乾燥室
23の上方からウエハWを受け渡す構造のものに比べて
装置の高さを低くすることができると共に、装置全体を
小型にすることができる。また、搬送アーム21の移動
量を少なくすることができるので、移動時間の短縮が図
れ、スループットの向上が図れる。
【0049】なお、上記実施形態では、この発明の洗浄
・乾燥処理装置を半導体ウエハの洗浄処理システムに適
用した場合について説明したが、洗浄処理以外の処理シ
ステムにも適用できることは勿論であり、また、半導体
ウエハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できること
は勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
・乾燥処理装置によれば、上記のように構成されている
ので、以下のような優れた効果が得られる。
【0051】1)請求項1ないし3記載の発明によれ
ば、乾燥室を、洗浄槽の開口部に連通する固定基体と、
この固定基体に密接する乾燥室本体とで構成すると共
に、乾燥室本体を昇降可能に形成することにより、乾燥
室本体を上昇させて洗浄槽の開口部の上方に被処理基板
挿入用スペースを確保することができるので、側方から
スペース内に移動する被処理基板の搬送手段と保持手段
との間で被処理基板の受渡しを行うことができる。した
がって、装置の小型化が図れると共に、スループットの
向上が図れる。
【0052】2)請求項4又は5記載の発明によれば、
乾燥室本体を断面逆U字状の石英製部材にて形成するの
で、乾燥室の容積を必要最小限にすることができ、上記
1)に加えて更に装置の小型化が図れ、更に金属不純物
等の析出や溶出がなくパーティクルの発生を抑制するこ
とができると共に、歩留まりの向上が図れる。また、乾
燥室本体の外に固定基体及び洗浄槽を石英製部材にて形
成することにより、更にパーティクル等の発生を抑制す
ることができると共に、歩留まりの向上が図れる。
【0053】3)請求項6記載の発明によれば、乾燥室
本体の外側位置に、加熱用光源を配設すると共に、この
加熱用光源の背面側に反射板を配設することにより、加
熱用光源を利用して乾燥室内を加熱することができるの
で、上記2)に加えて乾燥効率の向上を図ることができ
る。
【0054】4)請求項7ないし12記載の発明によれ
ば、乾燥室内に乾燥ガスを供給する乾燥ガス供給部を設
けるので、上記1)に加えて被処理基板に対して乾燥ガ
スを均一に接触させることができ、乾燥を確実にかつ迅
速に行うことができる。
【0055】5)請求項13記載の発明によれば、乾燥
室本体を昇降する第1の昇降手段と、保持手段を昇降す
る第2の昇降手段を、それぞれボールねじ機構にて形成
すると共に、共通のガイドレール上を摺動可能に形成す
るので、乾燥室本体と保持手段の駆動部の構造を簡素化
することができると共に、駆動精度の向上を図ることが
できる。
【0056】6)請求項14記載の発明によれば、保持
手段に連結するロッドを、乾燥室本体に設けた透孔内を
貫通して第2の昇降手段に連結し、透孔とロッドとの隙
間に、気密性を有する可撓性部材とこの可撓性部材内に
封入される気体とからなるシール機構を介在するので、
上記5)に加えて乾燥室本体と保持手段の昇降部とのシ
ール性の向上を図ることができる。
【0057】7)請求項15記載の発明によれば、第1
の昇降手段に、保持手段の上昇移動を規制するストッパ
を設けるので、不用意に保持手段が上昇して乾燥室本体
に衝突するのを防止することができ、上記5)に加えて
装置の安全性及び信頼性を高めることができる。
【0058】8)請求項16記載の発明によれば、保持
手段を、複数の被処理基板を適宜間隔をおいて立設保持
する一対の下部保持部材と、これら下部保持部材の上部
側方に位置する一対の上部保持部材とで構成し、下部保
持部材を、剛性を有する心材と、この心材の表面に設け
られ異なる種類の洗浄液に対して耐液性を有する合成樹
脂製被覆層とで形成し、かつ、下部保持部材に、断面略
V字状の被処理基板支持溝を形成し、上部保持部材に
は、断面略Y字状の被処理基板傾斜防止用溝を形成する
ので、保持部材すなわち保持手段の容積を可及的に小さ
くすることができる。したがって、上記1)及び5)に
加えて洗浄槽を大きくすることなく所定の洗浄液貯留量
を確保することができると共に、装置全体の小型化を図
ることができ、かつ被処理基板を安定した状態で保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄・乾燥処理装置を適用した洗浄
処理システムの概略平面図である。
【図2】上記洗浄処理システムの概略側面図である。
【図3】この発明の洗浄・乾燥処理装置の概略斜視図で
ある。
【図4】上記洗浄・乾燥処理装置の断面図である。
【図5】この発明における乾燥室本体及び保持手段の昇
降手段を示す断面図である。
【図6】上記昇降手段の駆動状態を示す断面図である。
【図7】この発明におけるシール機構の断面斜視図
(a)及びその要部拡大断面図(b)である。
【図8】この発明における保持手段の要部平面図(a)
及びその正面図(b)である。
【図9】上記保持手段の下部保持部材の正面断面図
(a)及びその側面断面図(b)である。
【図10】この発明における下部保持部材の支持溝を示
す拡大断面図(a)及び上部保持部材の傾斜防止溝を示
す拡大断面図(b)である。
【図11】被処理基板の受け渡し前の状態を示す概略断
面図である。
【図12】被処理基板の受け渡し時の状態を示す概略断
面図である。
【図13】被処理基板を洗浄槽に搬入する状態を示す概
略断面図である。
【図14】被処理基板の洗浄状態を示す概略断面図であ
る。
【図15】被処理基板を乾燥室に搬入する状態を示す概
略断面図である。
【図16】被処理基板の乾燥状態を示す概略断面図であ
る。
【図17】乾燥処理後の乾燥室本体の上昇状態を示す概
略断面図である。
【図18】乾燥処理後の被処理基板を受け取る前の状態
を示す概略断面図である。
【図19】乾燥処理後の被処理基板を受け取る状態を示
す概略断面図である。
【図20】被処理基板の搬出状態を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理基板) 22 洗浄槽 22c 開口部 23 乾燥室 24 ウエハボート(保持手段) 24a ロッド 36 シャッタ 37 固定基体 38 Oリング(シール部材) 39 乾燥室本体 39a 透孔 40 乾燥ガス供給部 41 排出部 42 加熱ランプ(加熱源) 43 反射板 44 第1の昇降手段 45 第2の昇降手段 46,46A モータ 47,47A ねじ軸 48,48A 可動子 49,49A スライダ 50 ガイドレール 52 シール機構 52a 可撓性チューブ 53 ストッパ 54 下部保持部材 55 上部保持部材 57a ステンレス鋼製パイプ(心材) 57b 合成樹脂製被覆層 58 支持溝 59 傾斜防止用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 毅 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エ レクトロン九州株式会社 佐賀事業所内 (56)参考文献 特開 平6−283497(JP,A) 特開 平7−130699(JP,A) 特開 平6−283496(JP,A) 特開 平6−326073(JP,A) 特開 平4−251930(JP,A) 特開 平6−77203(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 651 B08B 3/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板の洗浄液を収容する洗浄槽
    と、上記洗浄槽の上部に位置する乾燥室と、上記被処理
    基板を保持してこの被処理基板を上記洗浄槽内と乾燥室
    内に移動する保持手段とを具備し、 上記乾燥室を、上記洗浄槽の開口部に連通する固定基体
    と、この固定基体に密接する乾燥室本体とで構成すると
    共に、乾燥室本体を昇降可能に形成してなる、ことを特
    徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記固定基体と乾燥室本体との間にシール部材を介在し
    てなることを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記洗浄槽の開口部に、洗浄室と乾燥室とを遮蔽するシ
    ャッタを設けたことを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記乾燥室本体を断面逆U字状の石英製部材にて形成し
    てなることを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記乾燥室本体を断面逆U字状の石英製部材にて形成
    し、上記固定基体及び洗浄槽を石英製部材にて形成して
    なる、ことを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の洗浄・乾燥処理装
    置において、 上記乾燥室本体の外側位置に、加熱源を配設すると共
    に、この加熱源の背面側に反射板を配設してなる、こと
    を特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の洗
    浄・乾燥処理装置において、 上記乾燥室内に乾燥ガスを供給する乾燥ガス供給部を設
    けてなることを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記乾燥ガス供給部を、乾燥室の固定基体に設けたこと
    を特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の洗浄・乾燥処理装置にお
    いて、 上記乾燥ガス供給部を、乾燥室の側方から上方に向かっ
    て供給すべく固定基体に設けたことを特徴とする洗浄・
    乾燥処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5、7ないし9のいずれかに記
    載の洗浄・乾燥処理装置において、 上記乾燥室の固定基体に乾燥ガスの排出部を設けたこと
    を特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の洗浄・乾燥処理装置に
    おいて、 上記乾燥ガスが不活性ガスであることを特徴とする洗浄
    ・乾燥処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の洗浄・乾燥処理装置に
    おいて、 上記乾燥ガスが有機溶剤の蒸気ガス又は不活性ガスと有
    機溶剤の混合ガスであることを特徴とする洗浄・乾燥処
    理装置。
  13. 【請求項13】 被処理基板の洗浄液を収容する洗浄槽
    と、上記洗浄槽の開口部に連通する固定基体と、この固
    定基体との間にシール部材を介して密接する乾燥室本体
    とからなる乾燥室と、上記被処理基板を保持してこの被
    処理基板を上記洗浄槽内と乾燥室内に移動する保持手段
    と、上記乾燥室本体を昇降する第1の昇降手段と、上記
    保持手段を昇降する第2の昇降手段とを具備し、 上記第1の昇降手段と第2の昇降手段をそれぞれボール
    ねじ機構にて形成すると共に、共通のガイドレール上を
    摺動可能に形成してなる、ことを特徴とする洗浄・乾燥
    処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の洗浄・乾燥処理装置
    において、 上記保持手段に連結するロッドを、乾燥室本体に設けた
    透孔内を貫通して第2の昇降手段に連結し、上記透孔と
    ロッドとの隙間に、気密性を有する可撓性部材とこの可
    撓性部材内に封入される気体とからなるシール機構を介
    在してなる、ことを特徴とする洗浄・乾燥処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の洗浄・乾燥処理装置
    において、 上記第1の昇降手段に、保持手段の上昇移動を規制する
    ストッパを設けたことを特徴とする洗浄・乾燥処理装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項1又は13記載の洗浄・乾燥処
    理装置において、 上記保持手段は、複数の被処理基板を適宜間隔をおいて
    立設保持する一対の下部保持部材と、これら下部保持部
    材の上部側方に位置する一対の上部保持部材とを具備
    し、上記下部保持部材を、剛性を有する心材と、この心
    材の表面に設けられ異なる種類の洗浄液に対して耐液性
    を有する合成樹脂製被覆層とで形成し、かつ、上記下部
    保持部材に、断面略V字状の被処理基板支持溝を形成
    し、上記上部保持部材には、断面略Y字状の被処理基板
    傾斜防止用溝を形成してなる、ことを特徴とする洗浄・
    乾燥処理装置。
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