JP4970436B2 - 車両座席用取り付け具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両座席用取り付け具に関するものであって、特に、自動車座席用取り付け具に関する。
この種の従来の車両座席用取り付け具は、DE10352630A1に記載されているように、ブレーキが外側に配置されているとともに、車両座席用取り付け具の非駆動時に、駆動シャフトが第1取り付け部材に固定されている。
そのため、例えば背もたれの重さや背もたれに作用する負荷や振動などに起因して出力側に作用するトルクを阻止できるようになっている。
車両座席用取り付け具の駆動時は、前述したブレーキが解除され、その結果、取り付け部材は、何らの妨害を受けることなく転動動作を行なうことができるようになっている。
そこで、本発明の目的は、前述したような従来の車両座席用取り付け具を改良することである。
本発明の目的は、ラップスプリングブレーキがドライバーおよび/または偏心手段によって作動するようになっている車両座席用取り付け具により達成される。
有益な改良は、従属する請求項の要旨である。
本発明の車両座席用取り付け具では、ドライバー、および/または、偏心手段によって作動するラップスプリングブレーキがブレーキとして設けられていることにより、ラップスプリングブレーキを作動させるとともに2つの機能を担うギア付きの車両座席用取り付け具の各構成部材を用いて、ラップスプリングブレーキを車両座席用取り付け具に機能的に一体化できるようになっている。
ラップスプリングブレーキの作動は、ラップスプリングブレーキを作動させるために形成されたラップスプリングアームにドライバー、および/または、偏心手段を直接的に当接させることで行われるか、もしくは、ディスクや別部材のカムなどの中間部材を用いて間接的に行われるようになっている。
前述したラップスプリングブレーキの機能的な一体化は、構造的な一体化を伴うものであり、この構造的な一体化とは、例えば、ラップスプリングアームを車両座席用取り付け具の中心に配置することや、また、ラップスプリングアームと協働してラップスプリングブレーキの制動機能(braking action)を担うラップスプリングブシュを取り付け部材に取り付けることや、また、取り付け部材のカラーや段や広い軸受孔としてラップスプリングブシュを取り付け部材に一体成形することである。
この場合、各部材の内周面や外周面が、ラップスプリングブレーキの制動機能(braking action)を担うようになっている。
この種の車両座席用取り付け具は、車両座席の少なくとも一方の側面に設けられているとともに、背もたれの後倒に関する安全性および駆動効率を向上するようになっている。
なお、本発明の車両座席用取り付け具で言うところの「後倒」とは、規則的または不規則的な機械的振動などによって生じる偏心手段の回動が取り付け部材の転動動作を生じさせ、その結果、背もたれの重量などに起因して背もたれが後方に旋回してしまうことを意味している。
ラップスプリングブレーキは、車両座席の両側に設けられているのがより好ましいが、車両座席の片側のみに設けられていても何ら構わない。
ラップスプリングブレーキは、出力側において高い固定モーメントを供給するようになっており、駆動側において駆動トルクが作用した際には、前記固定モーメントに対して低い自由転輪モーメント(freewheeling moment)を伴って回転するようになっている。
駆動側における駆動トルクはドライバーを介して生じるようになっているため、このドライバーは、駆動時においてラップスプリングブレーキに開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させて開放するように設計されており、例えば、ドライバーに設けられた駆動カムでラップスプリングアームに当接して作用し、その結果、ラップスプリングブレーキに開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させるように設計されているのが好ましい。
前述した駆動カムの代わりに、ラップスプリングアーム用の収容部をドライバーに設けても良く、さらには、一定の遊びを受けるように収容部を設計しても良い。
偏心手段は、第1取り付け部材と第2取り付け部材との間における力の流れ(force flux)の内側に配置された状態で、第1取り付け部材と第2取り付け部材に取り付けられており、出力側において第1取り付け部材と第2取り付け部材との間における噛合や機械的振動などに起因して生じる揺らぎを含む力とトルクとを受けるために、例えば、ラップスプリングアームに当接して作用し、その結果、ラップスプリングブレーキに閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させる制御カムを有することで、ラップスプリングブレーキに閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させて制動機能(braking action)を奏させるように設計されているのが好ましい。
前述した制御カムの代わりに、ラップスプリングアーム用の収容部を偏心手段に設けても良く、さらには、一定の遊びを受けるように収容部を設計しても良い。
偏心手段は、取り付け部材に形成されたカラー、取り付け部材に形成された段部の内側(半径方向内側)、あるいは、取り付け部材に形成された段部の外側(半径方向外側)に取り付けても良い。
前述したラップスプリングブレーキは、突起部を第2取り付け部材の内歯部に嵌合させることで、例えば、半径方向に突出形成されたアームを第2取り付け部材の内歯部に嵌合させることで第2取り付け部材に対して非回転状態で配置されたラップスプリングブシュに当接し、その結果、固定モーメントを生じるようになっているのが好ましい。
ラップスプリングブレーキは、ラップスプリングブシュの内壁に接触するように配置されているのが好ましく、また、ラップスプリングアームは、半径方向内側に向けて突出形成されているのが好ましい。
前述した偏心手段は、少なくとも部分的に、ほとんど摩擦を生じさせることなく第1取り付け部材と第2取り付け部材に取り付けられているのが好ましく、例えば、偏心手段を構成する楔形セグメントは、滑り軸受ブシュを介して、および/または、転がり軸受ブシュを介して、および/または、表面加工を施して、および/または、表面処理を施して、ほとんど摩擦を生じさせることなく第1取り付け部材と第2取り付け部材とに取り付けられている。
滑り軸受ブシュ(または、転がり軸受)と該軸受に対して滑動する構成部材との間で生じる摩擦は、楔形セグメントと取り付け部材との間で生じる直接的な摩擦よりも低いため、車両座席用取り付け具の駆動時、すなわち、傾斜調節の動作時における駆動損失を低減でき、車両座席用取り付け具の駆動効率を向上するようになっている。
そのため、車両座席用取り付け具の駆動時に必要とされる力を低減できるようになっている。
そして、車両座席用取り付け具内の遊びが皆無である状態や車両座席用取り付け具の強度を依然として維持できるようになっている。
滑り軸受ブシュの表面に特殊な表面加工を施すことにより、従来の鋼材同士の接触に起因して生じる摩擦よりも小さくなるようになっている。
このような表面加工(例えば、機械加工)、または、コーティングを含む表面処理加工(例えば、化学処理)を取り付け部材に対して施しても良い。
また、転がり軸受けブシュを設けることにより、鋼材同士の接触に起因して生じる摩擦よりも小さくなるように設計しても良い。
そして、これら滑り軸受ブシュと転がり軸受けブシュの双方を組み合わせて採用しても何ら構わない。
偏心手段は、例えば、相互に離間するように移動することで車両座席用取り付け具を非作動時に遊びのない状態にする2つの楔形セグメントから構成されている。
これら楔形セグメントは、取り付け部材の移動平面に対して平行な平面上で移動するようになっている。
2つの楔形セグメントは、ディスク状に形成しても良く、また、相互に対して軸方向にずれた状態で配置しても何ら構わない。
偏心手段は、車両座席用取り付け具の内部の遊びをなくすものであれば、単一の部材として、例えば、鎌形セグメントやディスク状の一体形偏心部材として設計しても良く、この場合、製造負担や取り付け負担を軽減できる。
ドライバーは、単一部品として形成しても良く、また、複数部品から形成しても良い。
通常、背もたれは前方向よりも後方向に高い負荷を受けるため、2つの楔形セグメントのうち1つは、より高い負荷を受けて周辺部材との間で大きな摩擦を生じさせるようになっている。
そのため、前述したより高い負荷を受ける楔形セグメントは、その内周面および外周面に滑り軸受ブシュを配置した状態で取り付けられているのが好ましい。
なお、他方の低い負荷を受ける楔形セグメントまたは両方の楔形セグメントは、その内周面および外周面に滑り軸受ブシュを配置した状態で取り付けられていても、何ら構わない。
2つのラップスプリングブレーキをドライバーの回転方向毎にそれぞれ設けても良い。
そのため、前述したより強い負荷を受ける楔形セグメント(作動楔形セグメント)は、背もたれの後倒動作時に、楔形セグメントと関連のラップスプリングアームとの間に存在する空通路に起因して逸脱することなく、両方向に即時かつ直接的に固定されるようになっている。
そして、より低い負荷を受ける楔形セグメント(固定楔形セグメント)は、車両座席用取り付け具の非動作状態において遊びのない位置に配置されるようになっている。
本発明の車両座席用取り付け具は、手動式、または、モータ駆動式のいずれであっても良く、傾斜調節用の車両部材、特に、座席部材または背もたれに用いられるものであり、前述した座席構成部材の相互間における傾斜角度、例えば、座席のベース部に対する座席クッションの傾斜角度や、座席フレームに対する大腿支持部(thigh support)やロッカー(rocker)の傾斜角度を調節して、その結果、座席フレームまたは座席のベース部に対する座席の高さ調節を実現するようになっており、また、他の座席構成部材に対する傾斜角度、例えば、座席部材に対する背もたれの傾斜調整を実現するようになっている。
本発明を図面に示された5つの実施例とその2つの変形例に基づいて、以下に詳細に説明する。
本発明の第1実施例である車両座席1は、座席部材3と、この座席部材3に対して傾斜調節可能な背もたれ4とで構成されている。
この背もたれ4の傾斜調節を行うために手動で作動するハンドル5は、座席部材3と背もたれ4との間に設けられた水平な駆動シャフト(図示しない)を車両座席1の一方側において回転させるようになっているとともに、車両座席1の両側において車両座席用取り付け具10に非回転状態で係合している。
そして、背もたれ4は、一対の車両座席用取り付け具10を介して座席部材3に接続されている。
車両座席用取り付け具10は、ロック用および傾斜調節用のギアによって第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とが相互に接続されたギア付き取り付け具として設計されており、前述したギアは、偏心遊星ギア(an eccentric epicyclic gear)として設計されている。
これらの第1取り付け部材11および第2取り付け部材12は、平坦な形状を呈しているとともに鋼材から成形されている。
第1取り付け部材11は、ハンドル5と駆動シャフトとを支持する車両構造体(本実施例においては、背もたれ4の構造体)に対して固定状態で接続されており、図面において上側に図示されている。
また、本実施例における第2取り付け部材12は、座席部材3、すなわち、座席部材3の構造体に対して固定状態で接続されており、図面において下側に示されている。
なお、第1取り付け部材11および第2取り付け部材12の配置関係は、実施条件に応じて相互に置換しても良く、すなわち、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とを相互に置換した場合、車両座席用取り付け具10を介した力の流れ(force flux)の方向は、前述した説明とは逆になる。
したがって、以下で用いられる用語「取り付け(mounting)」および「支持(supporting)は、力の流れ(force flux)の方向に関して制限を加えるものではない。
第2取り付け部材12をエンボス加工することで形成された外歯付きの歯付きホイール16と第1取り付け部材11をエンボス加工することで形成された内歯付きの歯付きリング17とが、相互に噛み合うことでギアを形成している。
歯付きホイール16の外歯の歯先円の直径は、歯付きリング17の内歯の歯元円の直径よりも少なくとも1歯高さ分だけ小さくなるように設定されている。
このような歯付きホイール16と歯付きリング17との間にある歯数の差によって、歯付きリング17は、歯付きホイール16に対して回動するようになっている。
第1取り付け部材11は、歯付きリング17の内歯と同心状で一体成形されたカラー19を歯付きホイール16に対向する側面に有している。
上述した説明に関しては、全ての実施例に共通するものである。
まず、以下に、第1実施例および第2実施例を併せて説明する。
プラスチックから成形されたドライバー21は、駆動シャフトの外周に形成されたキー溝に係合するように形成されているとともに軸方向に延在する孔23をその中心に有しており、この孔23は、以下に使用される円筒状座標系を規定している。
また、ドライバー21は、一体成形された湾曲した形状の駆動セグメント25を有しており、この駆動セグメント25は、第1取り付け部材11に形成されたカラー19の周りに配置されている。
第1楔形セグメント27aと第2楔形セグメント27bは、それぞれ湾曲した形状を呈しており、その内周面でカラー19によって少なくとも間接的に支持されているとともに、第2取り付け部材12内に非回転状態で圧入された第1滑り軸受ブシュ28をその外周面で支持している。
金属製である第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bの外周面と第1滑り軸受ブシュ28の内周面との間で生じる摩擦は、第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bと第1取り付け部材11および第2取り付け部材12との間で生じる摩擦よりも大幅に小さくなるように設定されている。
ドライバー21に形成された駆動セグメント25は、第1楔形セグメント27aの肉薄な端部と第2楔形セグメント27bの肉薄な端部との間に遊びを有した状態で配置されているとともに、環状に巻かれたオメガ字状ばね30の両端部を折り曲げることで形成された端部フィンガーは、第1楔形セグメント27aの肉厚な端部と第2楔形セグメント27bの肉厚な端部とによってそれぞれ支持されている。
このオメガ字状ばね30は、第1楔形セグメント27aと第2楔形セグメント27bとを周方向に相互離間させるように付勢することで非駆動時における車両座席用取り付け具10内の遊びを無くすようになっている。
ドライバー21は、このドライバー21に嵌着された保持リング31を介して第1取り付け部材11の側面で軸方向に固定されている。
軸方向に作用する力を吸収するために、第1取り付け部材11および第2取り付け部材12には保持板(図面しない)がそれぞれ溶接されており、この保持板は、傾斜調節動作を阻害することなく他方の取り付け部材にそれぞれ係合するようになっている。
第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bは、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12との間における力の流れ(force flux)の内側に配置された状態で第1取り付け部材11と第2取り付け部材12に取り付けられて偏心手段を構成している。
また、ドライバー21に形成された駆動セグメント25は、力の流れ(force flux)の外側に配置されて偏心手段を構成している。
このような偏心手段は、その偏心方向の延長線上で歯付きホイール16と歯付きリング17とを押圧して相互に係合させるように設計されている。
駆動シャフトを回転させることによって開始される車両座席用取り付け具10の駆動時に、その駆動トルクは、ドライバー21に伝達された後に前述した偏心手段に伝達されるようになっており、そして、この偏心手段は、第1滑り軸受ブシュ28の内周面に沿って滑動することでその偏心方向を変移させて、すなわち、歯付きリング17と歯付きホイール16との係合点を変移させるように設計されており、その結果、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、相互に揺動状態(wobbling rolling movement)で回動するようになっている。
背もたれ4の旋回方向前方に配置されてより高い負荷を受けるように設計された第1楔形セグメント27aと、より低い負荷を受けるように設計された第2楔形セグメント27bとは、通常は傾斜状態で使用される背もたれ4の重量と背もたれ4に対してかかる使用者の体重とによって、相互に離間するようになっている。
車両座席用取り付け具10の駆動効率は、第1楔形セグメント27aとカラー19との間で生じる摩擦に顕著に依存している。
本発明では、第1楔形セグメント27aとカラー19との間で生じる摩擦を低減するために、第1楔形セグメント27aに対してほぼ固定された状態(付着状態)で配置されているとともにカラー19に対してほとんど摩擦を生じさせることなく滑動する第2滑り軸受ブシュ41が配設されており、この第2滑り軸受ブシュ41が、第1滑り軸受ブシュ28と同様な摩擦低減機能を担っている。
第1実施例における第2滑り軸受ブシュ41は、第1楔形セグメント27aの内周面よりも幾分小さい範囲にわたって周方向に延在するリング片として設計されており、第2実施例においては、第2滑り軸受ブシュ41は、ほぼ環状になるように設計されているとともにより低い負荷を受ける第2楔形セグメント27bの内周面側にも達するように配置されている。
これら第1実施例および第2実施例は、この第2滑り軸受ブシュ41の形状配置のみが異なっており、同様に作用する部材には共通の参照符号が付与されている。
また、第1実施例および第2実施例の変形例では、カラー19内に配置された第2滑り軸受ブシュ41は、ハブ22から離間した位置に配置されており、より強い負荷を受ける第1楔形セグメント27aは、延長アームを介して第2滑り軸受ブシュ41の内部に取り付けられている。
第1楔形セグメント27aとカラー19との間で生じる摩擦は、車両座席用取り付け具10の駆動効率だけではなく車両座席用取り付け具10に用いられるギアのセルフロック機能(self-locking)にも影響を及ぼしている。
この第1楔形セグメント27aを外周側および内周側で滑動するように取り付けた場合においても、車両座席1に用いられる一対の車両座席用取り付け具10のうち少なくとも一方は非駆動時において出力側に作用するトルクに対抗してセルフロック機能(self-locking)を発揮するように、非駆動時において有効であるブレーキ、すなわち、圧縮応力によりラップスプリングブシュ46の内壁に摩擦状態で当接するラップスプリングブレーキ44が、ラップスプリングブシュ46の内部に配設されている。
ラップスプリングブシュ46は、例えばアルミニウム合金やプラスチックから成形されているとともに、3組のラップスプリングブシュアーム48を介して第2取り付け部材12に対して非回転状態で固定されており、この3組のラップスプリングブシュアーム48は、相互に周方向に120°ずれた状態で半径方向に向けて突出形成されて歯付きホイール16の後側面にエンボス加工により形成された内歯に嵌合するようになっている。
ラップスプリングブレーキ44は、その作動のために、その両端部に半径方向内側に向けて突出形成されたラップスプリングアーム50を有している。
第1楔形セグメント27aは、その軸方向に突出形成されて一対のラップスプリングアーム50の間に周方向に遊びを有した状態で配置された制御カム51を有している。
なお、用語「間(between)」または「内(within)」は、周方向における2つの角度範囲のうちで小さい角度範囲のことを意味するものであり、また、用語「外(outside)」は、周方向における2つの角度範囲のうちで大きい角度範囲のことを意味する。
制御カム51がラップスプリングアーム50に当接することにより、このラップスプリングアーム50がラップスプリングブレーキ44に閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させて、すなわち、ラップスプリングブレーキ44の外径を増大させてラップスプリングブシュ46に対する摩擦を増大させることで、ラップスプリングブレーキ44が制動機能(braking action)を奏するとともに、偏心手段を形成する各構成部材が第2取り付け部材12に対して回動することを防止するようになっている。
このようにして、偏心手段を構成する各構成部材の回動を防止することにより、第2取り付け部材12に対する第1取り付け部材11の回動を防止するようになっている。
ドライバー21の駆動時において、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするために、ドライバー21は、周方向に向けて駆動セグメント25に突出形成されて第1楔形セグメント27aに対向する第1駆動カム53と、軸方向に向けて突出形成されて孔23を中心として駆動セグメント25とほぼ点対象になるように配置された第2駆動カム55とを有している。
ラップスプリングアーム50と制御カム51は、第1駆動カム53と第2駆動カム55との間に遊びを有した状態でそれぞれ配置されており、すなわち、第1駆動カム53と第2駆動カム55は、一対のラップスプリングアーム50の周方向外側にそれぞれ配置されている。
ドライバー21の回転時には、第1駆動カム53または第2駆動カム55が周方向に移動することでラップスプリングアーム50に当接して作用し、その結果、ラップスプリングアーム50はラップスプリングブレーキ44に開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させて、すなわち、ラップスプリングブレーキ44の外径を小さくしてラップスプリングブシュ46に対する摩擦を減少させ、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするようになっている。
そして、ラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にすることで、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、偏心手段を介して相互に揺動状態で回動するようになっている。
つぎに、本発明の第3実施例について、図7に基づいて説明する。
ここで第3実施例の構成については、以下に特段の説明がない限り、第1実施例または第2実施例、特に、第2実施例の構成と実質的に同一であるため、第1実施例または第2実施例と同じ構成部材には同じ参照符号が付与される。
ドライバー21は、第1取り付け部材11に形成されたカラー19の内部に取り付けられており、また、鎌形セグメント127は、カラー19の外周面で支持されているとともに湾曲した外周面で第1滑り軸受ブシュ28を支持しており、そして、第1滑り軸受ブシュ28は、第2取り付け部材12の内部に非回転状態で圧入されている。
なお、この鎌形セグメント127は、第1実施例または第2実施例における第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bを一体に成形したものであり、その形状および機能は同様である。
ドライバー21に形成された駆動セグメント25は、鎌形セグメント127の肉薄な端部の間に遊びを有した状態で保持されている。
また、保持リング31と保持板(図示しない)は、第1実施例および第2実施例と同様である。
鎌形セグメント127は、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12との間における力の流れ(force flux)の内側に配置されるとともに、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12に取り付けられる偏心手段の一部を形成している。
このような偏心手段は、その偏心方向の延長線上で歯付きホイール16と歯付きリング17とを押圧して相互に係合させるように設計されている。
駆動シャフトを回転させることによって開始される車両座席用取り付け具10の駆動時に、その駆動トルクは、ドライバー21に伝達された後に前述した偏心手段に伝達されるようになっており、そして、この偏心手段は、第1滑り軸受ブシュ28の内周面に沿って滑動することでその偏心方向を変移させて、すなわち、歯付きリング17と歯付きホイール16との係合点を変移させるように設計されており、その結果、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、相互に揺動状態で回動するようになっている。
第1実施例および第2実施例と同様に、第3実施例の車両座席用取り付け具10における駆動効率は、鎌形セグメント127とカラー19との間で生じる摩擦に顕著に依存している。
第2実施例と同様に、ほぼ環状に設計された第2滑り軸受ブシュ41が配設されていることにより、鎌形セグメント127とカラー19との間で生じる摩擦を低減するようになっている。
この第2滑り軸受ブシュ41は、例えば、スロットを有する実施例における圧入または閉鎖状実施例における付着といったように、カラー19の外周面に固定状態で配置されて、ほとんど摩擦を生じさせることなく鎌形セグメント127を滑動させるようになっているか、もしくは、鎌形セグメント127の外周面にほぼ固定された状態(付着状態)で配置されて、ほとんど摩擦を生じさせることなくカラー19の外周面を滑動するようになっており、いずれの場合も機能面で第1滑り軸受ブシュ28に対応している。
車両座席用取り付け具10が非駆動時において出力側に作用するトルクに対抗してセルフロック機能(self-locking)を発揮するように、ラップスプリングブレーキ44が配設されている。
ラップスプリングブレーキ44を摩擦によって保持するラップスプリングブシュ46は、その外周の全周に亘って半径方向に突出したラップスプリングブシュアーム48を有しており、なお、このように外周の全周にわたってラップスプリングブシュアーム48を突出形成したラップスプリングブシュ46は、第1実施例または第2実施例においても適用しうる。
このラップスプリングブシュアーム48は、歯付きホイール16の後側にエンボス加工で形成された内歯に嵌合している。
車両座席用取り付け具10を作動させるために、ラップスプリングブレーキ44は、2つのラップスプリングアーム50を有しており、また、鎌形セグメント127は、これら2つのラップスプリングアーム50の間に配置されるとともに軸方向に突出する制御カム51を有している。
なお、本実施例においても、前述した用語「間」、「内」、「外」の意味するところは、同様である。
制御カム51がラップスプリングアーム50に当接することにより、このラップスプリングアーム50がラップスプリングブレーキ44に閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させるようになっている。
ドライバー21の駆動時において、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするために、ドライバー21は、第1駆動カム53と第2駆動カム55とを有しており、この第1駆動カム53と第2駆動カム55との間に、ラップスプリングアーム50が配置されている。
ドライバー21の回転時には、第1駆動カム53または第2駆動カム55がラップスプリングアーム50に当接して作用し、その結果、ラップスプリングアーム50はラップスプリングブレーキ44に開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させて、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするようになっている。
そして、第1駆動カム53または第2駆動カム55をさらに移動させることで、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、偏心手段を介して相互に揺動状態で回動するようになっている。
つぎに、本発明の第4実施例について、図8および図9に基づいて説明する。
ここで第4実施例の構成については、以下に特段の説明がない限り、第1実施例ないし第3実施例の構成と実質的に同一であるため、第1実施例ないし第3実施例と同じ構成部材には同じ参照符号が付与される。
ドライバー21は、第1取り付け部材11に形成されたカラー19の内部にハブ22を介して取り付けられており、このハブ22は、駆動シャフトを配置する中央孔23を半径方向中央に有しているとともに、外側に面した端部にカバーディスクを有している。
また、このドライバー21は、一体成形された2つの駆動セグメント25を有するとともに非回転状態でハブ22に接続された孔あきの駆動ディスク224と係合しており、また、前述した2つの駆動セグメント25は、相互間に隙間を有した状態で半円形状を呈するようにカラー19の外周に配置されている。
偏心リング226は、カラー19の外周で支持されており、また、第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bは、その湾曲した内周面で偏心リング226に支持されているとともに湾曲した外周面で第1滑り軸受ブシュ28を支持している。
そして、第1滑り軸受ブシュ28は、第2取り付け部材12の内部に非回転状態で圧入されている。
これら部材間の摩擦条件は、第1実施例、第2実施例および第3実施例と同様である。
駆動セグメント25は、第1楔形セグメント27aの肉薄な端部と第2楔形セグメント27bの肉薄な端部との間に遊びを有した状態で配置され、また、オメガ字状ばね30の両端部を折り曲げることで形成された端部フィンガーは、第1楔形セグメント27aの肉厚な端部と第2楔形セグメント27bの肉厚な端部との間で支持され、そして、オメガ字状ばね30は、駆動ディスク224を挟んで駆動セグメント25を配置した側とは逆側に配置され、さらに、オメガ字状ばね30の端部フィンガーは、駆動ディスク224に形成されたスロット付きガイド部を貫通して軸方向に延在している。
オメガ字状ばね30は、第1楔形セグメント27aと第2楔形セグメント27bとを周方向に相互離間させるように付勢することで非駆動時における車両座席用取り付け具10内の遊びを無くすようになっている。
また、保持リング31と保持板(図示しない)は、第1実施例ないし第3実施例と同様である。
第1楔形セグメント27aと第2楔形セグメント27bと偏心リング226とは、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12との間における力の流れ(force flux)の内側に配置されるとともに、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12に取り付けられる偏心手段を構成している。
このような偏心手段は、その偏心方向の延長線上で歯付きホイール16と歯付きリング17とを押圧して相互に係合させるように設計されている。
駆動シャフトを回転させることによって開始される車両座席用取り付け具10の駆動時に、その駆動トルクは、ドライバー21に伝達された後に前述した偏心手段に伝達されるようになっており、そして、この偏心手段は、第1滑り軸受ブシュ28の内周面に沿って滑動することでその偏心方向を変移させて、すなわち、歯付きリング17と歯付きホイール16との係合点を変移させるように設計されており、その結果、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、相互に揺動状態で回動するようになっている。
そして、第1実施例ないし第3実施例と同様に、第4実施例の車両座席用取り付け具10における駆動効率は、偏心リング226とカラー19との間で生じる摩擦に顕著に依存している。
第2実施例と同様に、ほぼ環状に設計された第2滑り軸受ブシュ41が配設されていることにより、偏心リング226とカラー19との間で生じる摩擦を低減するようになっている。
この第2滑り軸受ブシュ41は、カラー19の外周面に固定状態で配置されて、ほとんど摩擦を生じさせることなく偏心リング226を滑動させるようになっているか、もしくは、偏心リング226の外周面にほぼ固定された状態で配置されて、ほとんど摩擦を生じさせることなくカラー19の外周面を滑動するようになっており、いずれの場合も機能面で第1滑り軸受ブシュ28に対応している。
車両座席用取り付け具10が非駆動時において出力側に作用するトルクに対抗してセルフロック機能(self-locking)を発揮するために、ラップスプリングブレーキ44が配設されている。
ラップスプリングブレーキ44を摩擦によって保持するラップスプリングブシュ46は、その外周の全周に亘って半径方向に突出したラップスプリングブシュアーム48を有している。
このラップスプリングブシュアーム48は、歯付きホイール16の後側にエンボス加工で形成された内歯に嵌合している。
車両座席用取り付け具10を作動させるために、ラップスプリングブレーキ44は、2つのラップスプリングアーム50を有しており、また、偏心リング226は、これら2つのラップスプリングアーム50の間に配置されるとともに駆動ディスク224の中央開口を貫通して軸方向に延在する制御カム51を有している。
なお、本実施例においても、前述した用語「間」、「内」、「外」の意味するところは、同様である。
制御カム51がラップスプリングアーム50に当接することにより、このラップスプリングアーム50がラップスプリングブレーキ44に閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させるようになっている。
ドライバー21の駆動時において、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするために、ドライバー21に形成されたハブ22は、第1駆動カム53と第2駆動カム55とを有しており、この第1駆動カム53と第2駆動カム55との間で、ラップスプリングアーム50を保持するようになっている。
ドライバー21の回転時には、第1駆動カム53または第2駆動カム55がラップスプリングアーム50に当接して作用し、その結果、ラップスプリングアーム50はラップスプリングブレーキ44に開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させて、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするようになっている。
そして、第1駆動カム53または第2駆動カム55をさらに移動させることで、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、偏心手段を介して相互に揺動状態で回動するようになっている。
つぎに、本発明の第5実施例について、図10および図11に基づいて説明する。
ここで第5実施例の構成については、以下に特段の説明がない限り、第1実施例ないし第4実施例の構成と実質的に同一であるため、第1実施例ないし第4実施例と同じ構成部材には同じ参照符号が付与される。
一体形偏心部材327は、その外周面で第1滑り軸受ブシュ28を支持する円筒状ディスク形状の本体部と、この本体部の中心から偏心した状態で一体成形されるとともにカラー19の内部に第2滑り軸受ブシュ41を介して取り付けられるハブ部とを有しており、また、第1滑り軸受ブシュ28は、第2取り付け部材12の内部に非回転状態で圧入されている。
第2滑り軸受ブシュ41は、例えば、閉じたリング状に形成されてカラー19の内部に圧入されるとともに、ほとんど摩擦を生じさせることなく一体形偏心部材327を滑動させるようになっているか、もしくは、閉じたリング状に形成されて一体形偏心部材327の外周面にほぼ固定された状態で配置されるとともに、ほとんど摩擦を生じさせることなくカラー19の内部を滑動するようになっている。
また、第2滑り軸受ブシュ41は、前述したいずれの場合も機能面で第1滑り軸受ブシュ28に対応しており、第1実施例ないし第4実施例と同様に、一体形偏心部材327とカラー19との間で生じる摩擦を低減させて車両座席用取り付け具10の駆動効率を向上させるようになっている。
ドライバー21は、そのハブ22を介して一体形偏心部材327に形成された中空ハブの内部に回転自在な状態で取り付けられているとともに、一体形偏心部材327を移動させ、すなわち、空経路を通過した後に一体形偏心部材327を周方向に移動させるようになっている。
そして、保持リング31と保持板(図示しない)は、第1実施例ないし第4実施例と同様である。
一体形偏心部材327は、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12との間における力の流れ(force flux)の内側に配置された状態で第1取り付け部材11と第2取り付け部材12に取り付けられて偏心手段を構成している。
このような偏心手段は、その偏心方向の延長線上で歯付きホイール16と歯付きリング17とを押圧して相互に係合させるように設計されている。
駆動シャフトを回転させることによって開始される車両座席用取り付け具10の駆動時に、その駆動トルクは、ドライバー21に伝達された後に一体形偏心部材327に伝達されるようになっており、そして、この一体形偏心部材327は、第1滑り軸受ブシュ28の内周面に沿って滑動することでその偏心方向を変移させて、すなわち、歯付きリング17と歯付きホイール16との係合点を変移させるように設計されており、その結果、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、相互に揺動状態で回動するようになっている。
車両座席用取り付け具10が非駆動時において出力側に作用するトルクに対抗してセルフロック機能(self-locking)を発揮するように、ラップスプリングブレーキ44が配設されている。
ラップスプリングブレーキ44を摩擦によって保持するラップスプリングブシュ46は、その外周の全周に亘って半径方向に突出したラップスプリングブシュアーム48を有している。
このラップスプリングブシュアーム48は、歯付きホイール16の後側にエンボス加工で形成された内歯に嵌合している。
車両座席用取り付け具10を作動させるために、ラップスプリングブレーキ44は、2つのラップスプリングアーム50を有しており、また、一体形偏心部材327は、これら2つのラップスプリングアーム50の間に配置されるとともに軸方向に突出する制御カム51を有している。
なお、本実施例においても、前述した用語「間」、「内」、「外」の意味するところは、同様である。
制御カム51がラップスプリングアーム50に当接することにより、このラップスプリングアーム50がラップスプリングブレーキ44に閉じた状態(closing manner、制動する状態)を呈させるようになっている。
ドライバー21の駆動時において、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするために、ドライバー21は、第1駆動カム53と第2駆動カム55とを有しており、この第1駆動カム53と第2駆動カム55との間で、ラップスプリングアーム50を保持するようになっている。
ドライバー21の回転時には、第1駆動カム53または第2駆動カム55がラップスプリングアーム50に当接して作用し、その結果、ラップスプリングアーム50はラップスプリングブレーキ44に開いた状態(opening manner、解除する状態)を呈させて、前述したラップスプリングブレーキ44の制動機能(braking action)を無効にするようになっている。
そして、第1駆動カム53または第2駆動カム55をさらに移動させることで、第1取り付け部材11と第2取り付け部材12とは、一体形偏心部材327を介して相互に揺動状態で回動するようになっている。
つぎに、前述した第1実施例ないし第5実施例の全ての実施例に共通した変形例を以下に示す。
ここで、本発明の変形例では、ドライバー21の回転方向ごとにそれぞれ設けられて相互に反対の方向に閉じる2つのラップスプリングブレーキ44が設けられている。
各ラップスプリングブレーキ44には、図12に示すように、ラップスプリングアーム50がそれぞれ2つずつ設けられており、各ラップスプリングブレーキ44の片方のラップスプリングアーム50が、第1楔形セグメント27a、鎌形セグメント127、一体形偏心部材327、または、各々に形成された制御カム51に遊びのない状態で固定されるとともに、もう片方のラップスプリングアーム50が、少しの空経路を経た後にドライバー21に形成された第1駆動カム53または第2駆動カム55によって作用を受けるようになっている。
そして、ドライバー21の駆動時には、2つのラップスプリングブレーキ44のうちの一方は、第1駆動カム53または第2駆動カム55によって開かれる(解除される)ようになっており、他方は、第1楔形セグメント27aなどによって開かれる(解除される)ようになっている。
さらに、これら2つのラップスプリングブレーキ44は、図13に示すように、単一のラップスプリングブシュ46の内部で相互に軸方向に並んだ状態で配置されているのが好ましい。
つぎに、前述した第1実施例ないし第5実施例の全ての実施例に共通した更なる変形例を以下に示す。
ここで、本発明の更なる変形例では、ラップスプリングブシュが、第1滑り軸受ブシュ28を軸受けする孔を有する材料部分を介して第2取り付け部材12に一体成形されているとともに、カラー態様で軸方向に延在し、また、第1滑り軸受ブシュ28を軸受けする内周面とは逆側の外周面でラップスプリングブレーキ44を保持するようになっている。
このようにラップスプリングブレーキ44がラップスプリングブシュの外周に配置された場合、前述した第1実施例ないし第5実施例とはラップスプリングブレーキ44の作用態様が逆転し、すなわち、ラップスプリングブレーキ44の直径の増加は開く(解除する)態様の作用を及ぼすとともに、ラップスプリングブレーキ44の直径の減少を伴う収縮は、閉じる(制動する)態様の作用を及ぼすようになっている。
そのため、第1楔形セグメント27a、鎌形セグメント127、または、一体形偏心部材327には、半径方向外方に突出する2つ制御カム51が設けられており、また、これら2つ制御カム51は、相互間でラップスプリングアーム50を保持するようになっており、そして、第1駆動カム53が、ラップスプリングアーム50の間に配置されている。
なお、ここでの用語「間」、「内」、「外」の意味するところは、第1実施例ないし第5実施例と同様である。
さらには、第1楔形セグメント27aおよび第2楔形セグメント27bを採用した場合には、第1楔形セグメント27aの取付けは、延長アームを介してカラー19の内側において行なわれ、また、第2楔形セグメント27bの取付けは、カラー19の外側において行なわれるようになっている。
本発明の第1実施例である車両座席用取り付け具の分解図。 図1に示す車両座席用取り付け具の横断面図。 図1に示す車両座席用取り付け具の縦断面図。 車両座席の概略図。 本発明の第2実施例である車両座席用取り付け具の分解図。 図5に示す車両座席用取り付け具の横断面図。 本発明の第3実施例である車両座席用取り付け具の分解図。 本発明の第4実施例である車両座席用取り付け具の分解図。 図8に示す車両座席用取り付け具の断面図。 本発明の第5実施例である車両座席用取り付け具の分解図。 図10に示す車両座席用取り付け具の断面図。 本発明の変形例である車両座席用取り付け具の説明図。 図12に示す車両座席用取り付け具を示す一部斜視図。
1 ・・・ 車両座席
3 ・・・ 座席部材
4 ・・・ 背もたれ
5 ・・・ ハンドル
10 ・・・ 車両座席用取り付け具
11 ・・・ 第1取り付け部材
12 ・・・ 第2取り付け部材
16 ・・・ 歯付きホイール
17 ・・・ 歯付きリング
19 ・・・ カラー
21 ・・・ ドライバー
22 ・・・ ハブ
23 ・・・ 孔
25 ・・・ 駆動セグメント
27a・・・ 第1楔形セグメント
27b・・・ 第2楔形セグメント
28 ・・・ 第1滑り軸受ブシュ
30 ・・・ オメガ字状ばね
31 ・・・ 保持リング
41 ・・・ 第2滑り軸受ブシュ
44 ・・・ ラップスプリングブレーキ
46 ・・・ ラップスプリングブシュ
48 ・・・ ラップスプリングブシュアーム
50 ・・・ ラップスプリングアーム
51 ・・・ 制御カム
53 ・・・ 第1駆動カム
55 ・・・ 第2駆動カム
127 ・・・ 鎌形セグメント
224 ・・・ 駆動ディスク
226 ・・・ 偏心リング
327 ・・・ 一体形偏心部材

Claims (12)

  1. 第1取り付け部材(11)と、該第1取り付け部材(11)に対してギア接続された第2取り付け部材(12)と、前記第1取り付け部材(11)と第2取り付け部材(12)とに回転自在な状態で取り付けられて第1取り付け部材(11)と第2取り付け部材(12)とを転動動作させる偏心手段(27a、27b;127:327)と、該偏心手段(27a、27b;127;327)を駆動させるドライバー(21)と、非駆動時に出力側に作用するトルクに対抗して車両座席用取り付け具(10)をロックするラップスプリングブレーキ(44)とを備えた車両座席用取り付け具(10)において、
    前記ドライバー(21)が、前記ラップスプリングブレーキ(44)に駆動時に開いた状態を呈させて解除するように構成され、
    前記偏心手段(27a、27b;127;327)が、前記ラップスプリングブレーキ(44)に閉じた状態を呈させるように構成され、
    前記ラップスプリングブレーキ(44)が、前記第2取り付け部材(12)に非回転状態で固定されたラップスプリングブシュ(46)に当接するようになっているか、または、前記第2取り付け部材(12)に一体成形されたラップスプリングブシュ(46)に当接するようになっていることを特徴とする車両座席用取り付け具(10)。
  2. 前記ラップスプリングブレーキ(44)が、その作動のために2つのラップスプリングアーム(50)を有していることを特徴とする請求項1記載の車両座席用取り付け具(10)。
  3. 前記ドライバー(21)が、前記ラップスプリングアーム(50)の一方に当接して作用することで前記ラップスプリングブレーキ(44)に開いた状態を呈させる駆動カム(53、55)を有していることを特徴とする請求項2記載の車両座席用取り付け具(10)。
  4. 前記偏心手段(27a、27b;127;327)が、前記ラップスプリングアーム(50)の一方に当接して作用することで前記ラップスプリングブレーキ(44)に閉じた状態を呈させる制御カム(51)を有していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の車両座席用取り付け具(10)。
  5. 前記ラップスプリングブシュ(46)が、前記第2取り付け部材(12)に形成された内歯に嵌合するように半径方向に突出形成された複数のラップスプリングブシュアーム(48)を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  6. 前記第1取り付け部材(11)または第2取り付け部材(12)に一体成形されて偏心手段(27a、27b;127;327)を支持するカラーが、前記偏心手段(27a、27b;127;327)を支持する側とは反対側を用いて前記ラップスプリングブシュ(46)としての機能を発揮するように設計されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  7. 前記ラップスプリングブレーキ(44)が、前記車両座席用取り付け具(10)に対して構造的に一体化されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  8. 前記偏心手段(27a、27b;127;327)が、前記第1取り付け部材(11)と第2取り付け部材(12)とに対して低摩擦状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  9. 前記偏心手段(27a、27b;127;327)が、複数の楔形セグメント(27a、27b)、または、鎌形セグメント(127)、または、一体形の偏心部材(327)から構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  10. 前記ラップスプリングブレーキ(44)が、前記ドライバー(21)の回転方向ごとにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)。
  11. 車両座席(1)の傾斜調節自在な座席構成部材(3、4)において、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の車両座席用取り付け具(10)を用いて前記座席構成部材(3、4)の相互間の傾斜角度、または、他の座席構成部材(3、4)に対する傾斜角度が調整されるようになっていることを特徴とする傾斜調節自在な座席構成部材(3、4)。
  12. 請求項11記載の傾斜調整自在な座席構成部材(3、4)を備えていることを特徴とする車両座席(1)。
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