JP5423192B2 - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッションに対してシートバックを傾斜させるための車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、車両用シートリクライニング装置として、歯数の異なる内歯歯車及び外歯歯車の噛み合いを利用した無段階調整式(いわゆるタウメルギヤ方式)のものが知られている(例えば特許文献1、2など)。これらの車両用シートリクライニング装置では、内歯歯車及び外歯歯車の噛み合い位置を移動させる駆動側の部材及び被駆動側の部材間に設けられるブレーキとしてのトーションスプリングを備えている。このトーションスプリングは、被駆動側の部材に作用する外力(例えばシートバックに加わる負荷や振動)により該被駆動側の部材が回転(逆転)しようとする際には、これに摩擦係合して当該回転を規制する。
すなわち、例えば特許文献1では、ドライバ(21)と楔部材(27a,27b)とによって制御されるトーションスプリング(44)を備えており、外力の作用時には該トーションスプリングの外面が外歯歯車(第2取り付け部材)に固着されるブッシュ(46)の内面に摩擦係合することで前記した逆転現象を防止している。一方、特許文献2でも、同様のトーションスプリングを備えており、外力の作用時には該トーションスプリングの外面が内歯歯車の中心部に配置された同心のバーリング(20)の内面に摩擦係合することで前記した逆転現象を防止している。
特開2008−543456号公報 独国特許出願公開第10 2008 019 120 A1号明細書
ところで、特許文献1では、ブッシュ及びトーションスプリングは、楔部材を押し広げるオメガ字状ばね(30)との干渉をさけるため、その外側に配置されている。このため、トーションスプリング等が必要以上に大径化され、シートバックの傾斜角度調整時に必要な操作力が大きくなってしまう。一方、オメガ字状ばねは、楔部材を押し広げる力の確保及び該力の一定化(即ちばね定数が小さいこと)という相反する特性が要求されることから、ある程度の自由長が必要となる。しかしながら、オメガ字状ばねの外径を大きくできないことから、その自由長を確保するために複雑な二重巻き構造になっている。
また、特許文献2では、トーションスプリングの配置をバーリング内部で成立する必要があり、該トーションスプリングのサイズが小さくなってしまう。このため、前記した逆転現象を防止するために必要な摩擦係合力(ブレーキ力)の確保が難しくなってしまう。
本発明の目的は、必要な操作力を徒に大きくすることなく、逆転現象を防止するために必要な摩擦係合力を好適に確保することができる車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に取り付けられ内歯歯車を有する第1プレートと、シートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に取り付けられ前記内歯歯車よりも少ない歯数で該内歯歯車と噛合する外歯歯車を有する第2プレートと、前記第1及び第2プレートの間に配置され前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されてこれら内歯歯車及び外歯歯車の噛合い位置を保持する一対の楔部材と、カム部を有して前記第1プレートに対し相対回転自在に設けられ回転操作に伴い前記カム部で前記一対の楔部材を押圧してこれら楔部材を一体回転させ前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を移動させる駆動カムとを備える車両用シートリクライニング装置において、前記各楔部材は、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の軸方向の位置と重合して配置され前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を保持する保持部と、該保持部から軸方向にずれて配置され前記カム部に押圧される被押圧部とを一体的に有し、前記内歯歯車と同心で前記第1プレートの中央部に突設された突出柱部と、前記被押圧部の軸方向の位置と重合して配置されて前記突出柱部の外周側に装着されるコイル部を有し、各端末が周方向で各隣り合う前記カム部及び前記被押圧部間に配置されて、前記カム部が前記端末を介して前記被押圧部を押圧する際に前記コイル部及び前記突出柱部間の摩擦係合を軽減するように弾性変形し、反対に前記被押圧部が前記端末を押圧する際に前記コイル部及び前記突出柱部間の摩擦係合を増強するように弾性変形するトーションスプリングとを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記突出柱部の外周側に装着される前記コイル部は、前記楔部材の前記保持部から軸方向にずれて配置される前記被押圧部の軸方向の位置と重合して配置されるため、前記保持部に制約を受けることなく前記コイル部の外径を設定することができる。従って、前記トーションスプリング(コイル部)のサイズを好適に確保することで、例えばシートバックに加わる負荷や振動による逆転現象を防止するために必要な摩擦係合力(ブレーキ力)をより確実に得ることができる。一方、前記トーションスプリングの前記コイル部は、前記突出柱部の外周側に装着されるものの、前記コイル部及び前記突出柱部間の摩擦係合は、前記コイル部の内面と前記突出柱部の外面との間で実現されるため、前記コイル部の大径化を抑制することができる。これにより、シートバックの傾斜角度調整時に必要な前記トーションスプリングの弾性変形を伴う前記駆動カムの操作力(回転操作力)を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、周方向で各隣り合う前記端末及び前記被押圧部間に配置され、前記カム部の前記端末を介した押圧力を前記被押圧部に伝達するとともに、前記被押圧部の押圧力を前記端末に伝達する一対の中間伝達部を有する中間部材を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記トーションスプリング(コイル部)による前記摩擦係合力(ブレーキ力)の制御は、前記中間部材(中間伝達部)を介して行われる。従って、例えば減速機付きモータにより電動で前記駆動カムを駆動(回転操作)する場合など、減速機自体のブレーキ機能を利用することで前記トーションスプリング(ブレーキ)を割愛する場合であっても、基本的に前記中間部材及び前記トーションスプリングを割愛するのみで対応することができ、例えば前記駆動カムとの連係のために前記楔部材の形状を変更する必要がないことから、該楔部材の汎用性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記一対の楔部材は、前記カム部及び前記被押圧部の外周側に装着され軸方向と平行に延在する両端末がそれぞれ係止される保持スプリングによって前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記保持スプリングは、前記カム部及び前記被押圧部の外周側に装着されることで、例えば前記保持部に制約を受けることなくその外径、即ち自由長を十分に大きく確保することができる。従って、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる付勢力(楔部材を押し広げる力)の確保及び該付勢力の一定化(即ちばね定数が小さいこと)のために、例えば前記保持スプリングを複雑な多重巻き構造にして自由長を確保する必要がなく、製造工数を削減することができる。
本発明では、シートバックの傾斜角度調整時に必要な操作力を徒に大きくすることなく、逆転現象を防止するために必要な摩擦係合力を好適に確保することができる車両用シートリクライニング装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態が適用される車両用シートの側面図。 同実施形態を示す断面図。 同実施形態を示す側面図。 図3のA−A線に沿った断面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 (a)〜(f)は、同実施形態の動作を示す断面図。 本発明の第2の実施形態を示す側面図。 図7のB−B線に沿った断面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 (a)〜(f)は、同実施形態の動作を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を自動車などの車両に搭載される車両用シートに具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、車両用シート1を示す側面図である。同図に示されるように、車両用シート1は、その座面を形成するシートクッション2を備える。そして、シートクッション2の後端部には、背もたれ部を形成するシートバック3がリクライニング装置4を介して傾斜するように回動可能に連結されている。図2の断面図に示すように、前記リクライニング装置4は、シート幅方向両側に対で設けられており、両リクライニング装置4はシート幅方向に延在する略六角柱の金属棒からなる連結シャフト5に連結されることで同期して作動する。なお、リクライニング装置4を貫通する連結シャフト5の一側(図2の左側)端部には、該連結シャフト5を回転駆動する操作力を入力するための操作ハンドル6が一体回転するように連結されている。
図3は、リクライニング装置4をシート幅方向外側から見た側面図であり、図4は、図3のA−A線に沿った断面図である。また、図5は、リクライニング装置4の分解斜視図である。
同図に示されるように、リクライニング装置4は、シートクッション2の骨格(シートクッションフレーム)の内側面に固着される第1プレートとしてのロアプレート21を備える。このロアプレート21は、金属板の半抜き(ハーフブランキング)により成形されたもので、シート幅方向外側から円形に凹設された凹部22が形成されている。この凹部22には、内歯歯車22aが形成されている。また、上記凹部22の中央部には、円筒状のボス部21aが凹部22と同心で外側に突出形成されている。このボス部21aは、バーリング加工により成形されたものである。
一方、リクライニング装置4は、シートバック3の骨格(シートバックフレーム)の外側面に固着される第2プレートとしてのアッパプレート23を備える。このアッパプレート23は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記凹部22の内径よりも小さい外径を有して内側(ロアプレート21側)に円環状に突設された円環部24が形成されている。この円環部24には、外歯歯車24aが形成されている。また、円環部24には、その内径と同等の外径を有する円環状のブッシュ25が圧入にて固着されている。このブッシュ25の内径は、前記ボス部21aの外径よりも大きく設定されている。
ここで、内歯歯車22aは、外歯歯車24aよりも所定枚数(1枚)だけ多い歯数を有している。そして、内歯歯車22aの歯形は外歯歯車24aと噛み合うように成形されている。図3に示したように、内歯歯車22a及び外歯歯車24aが噛み合う状態では、内歯歯車22aの中心軸O1と外歯歯車24aの中心軸O2とが偏心している。従って、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置(以下、単に「噛合い位置」ともいう)が周方向に順次移動すると、1回転するごとにアッパプレート23はロアプレート21に対して上記歯数の差分相当の角度だけ回動する。
内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う状態では、ブッシュ25の軸方向の位置は、ボス部21aの軸方向の位置と重合している(図4参照)。そして、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心した噛合いにより、ブッシュ25の内周面とボス部21aの外周面との間に形成される環状の空間には、これら内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置及びその反対側の角度位置で周方向で2分された一対の楔部材26,27が装着されている。
これら楔部材26,27は、ブッシュ25の内周面とボス部21aの外周面との間に形成される空間の形状に合わせて互いに対称形状をなす劣弧状に成形されており、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置側となる周方向先端部側に向かって径方向の幅が広くなるように形成されている。また、楔部材26,27の軸方向の幅は、ボス部21a及びブッシュ25(内歯歯車22a及び外歯歯車24a)の軸方向の幅よりも大きく設定されている。つまり、各楔部材26,27は、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの軸方向の位置と重合して配置されこれら内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置を保持する保持部26a,27aと、該保持部26a,27aから軸方向(シート幅方向外側)にずれて配置される被押圧部26b,27bとを一体的に有する。なお、楔部材26,27の前記噛合い位置側の周方向先端部は、内周側の角部が切り欠かれて係止部26c,27cを形成する。
そして、これら楔部材26,27は、保持スプリング28によって互いに押し広げられるように、即ち内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる側に付勢されている。すなわち、この保持スプリング28は、前記被押圧部26b,27bの外周側に装着される優弧形状のばね部28aと、該ばね部28aの両端から屈曲されて中心軸O1,O2と平行に延在する対の端末28bとを有して、いわゆるΩ形状に成形されており、両端末28bが前記係止部26c,27cに係止されることで、楔部材26,27を内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量が増加する側に付勢する。これにより、これら楔部材26,27は、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置を保持する。つまり、リクライニング装置4は、一対の楔部材26,27の摩擦力、保持スプリング28の付勢力でロアプレート21に対するアッパプレート23の回転角度を保持している。
前記ロアプレート21の中央部には、固定ブッシュ29が固定されている。この固定ブッシュ29は、ボス部21aの内径と同等の外径を有する円筒状の筒部29a及びロアプレート21の内側面に当接する外向きのフランジ29bを一体的に備えている。固定ブッシュ29は、溶接又は筒部29aがボス部21aに圧入される態様でロアプレート21に固定されている。なお、筒部29aの先端部は、ボス部21aよりも更に外側に突出して突出柱部30を形成する。この突出柱部30の軸方向の位置は、前記楔部材26,27の被押圧部26b,27bの軸方向の位置と重合している(図4参照)。また、固定ブッシュ29には、前記連結シャフト5が遊挿されている。
前記固定ブッシュ29に遊挿される前記連結シャフト5の先端部には、例えば樹脂材からなる駆動カム31が嵌合している。この駆動カム31は、径方向外側に延出して前記突出柱部30の先端面に当接するフランジ31aを有するとともに、前記筒部29aの内径と同等の外径を有して筒状に形成された軸受部31bを有する。軸受部31bの軸方向の長さは、前記固定ブッシュ29の軸方向の長さよりも長く設定されており、該固定ブッシュ29を貫通する軸受部31bの先端部には金属板からなる止め輪32が装着されている。駆動カム31は、軸方向においてフランジ31a及び止め輪32間に固定ブッシュ29(及びロアプレート21)を位置決めする態様で該固定ブッシュ29を回転自在に支持する。また、駆動カム31のフランジ31aよりも外側に突出する先端部は、例えば金属板からなるカバー40に挿通されている。そして、カバー40を貫通する駆動カム31の先端部には、金属板からなる止め輪41が装着されている。つまり、駆動カム31は、軸方向において両止め輪32,41間に位置決めされている。
なお、駆動カム31には、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置とは反対側の角度位置で、前記フランジ31aの外周部から軸方向に突出して前記ブッシュ25に当接又は近接する円弧状のカム部31cが一体形成されている。このカム部31cの外径は、ブッシュ25の内径よりも小さく、且つ、ボス部21aの外径よりも大きく設定されている(図4参照)。図3に示すように、カム部31cは、前記角度位置で、周方向で隣り合う前記楔部材26,27の被押圧部26b,27b間に所定の間隙を有して配置されている。また、カム部31cの軸方向の位置は、前記楔部材26,27の被押圧部26b,27bや、前記突出柱部30の軸方向の位置と重合している(図4参照)。そして、カム部31c及び被押圧部26b,27bの内周面と、前記突出柱部30の外周面との間に、略円環状の収容空間Sが形成されている。
収容空間Sに収まる態様で、突出柱部30の外周側にトーションスプリング33のコイル部33aが装着されている。このトーションスプリング33の各端末33bは、径方向に延出して周方向で各隣り合うカム部31c及び被押圧部26b,27b間に配置されている。トーションスプリング33は、カム部31cが端末33bを介して被押圧部26b,27bを周方向に押圧する際にコイル部33aが拡径されるように、即ちコイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合を軽減するように弾性変形する。また、トーションスプリング33は、被押圧部26b,27bが端末33bを周方向に押圧する際にコイル部33aが縮径されるように、即ちコイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合を増強するように弾性変形する。
ここで、本実施形態の動作について図6に基づき説明する。図6(a)に示す初期状態において、前記操作ハンドル6の回転操作により、これに連動して駆動カム31が一体回転したとする。このとき、駆動カム31は、カム部31cにおいてその回転方向に対向する一方の端末33bに当接する(図6(b)参照)。続いて、駆動カム31は、カム部31cにおいて当該端末33bを楔部材26(27)の被押圧部26b(27b)に当接するまで押圧して、トーションスプリング33のコイル部33aが拡径されるように(緩むように)弾性変形させる(図6(c)参照)。そして、駆動カム31は、カム部31cにおいて当該端末33bを介して該当の楔部材26(27)の被押圧部26b(27b)を押圧する。これにより、トーションスプリング33ともども両楔部材26(27)は、保持スプリング28を弾性変形させつつ連れ回りする(図6(d)参照)。そして、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が移動して、前述の態様でロアプレート21に対しアッパプレート23が回動する。これにより、シートクッション2に対するシートバック3の角度位置が連続的に調整される。つまり、トーションスプリング33は、コイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合を軽減するように弾性変形することから、駆動カム31の回転に伴う両楔部材26,27の連れ回り等を阻害することはない。
一方、図6(a)に示す初期状態において、例えばシートバック3に加わる負荷や振動の逆入力があると、楔部材26,27が緩む方向の力を受けて回転しようとする。これは、通常、楔部材26,27は、その外周面及び内周面における摩擦力が優勢で緩むことがないが、振動等により摩擦角が楔角よりも小さくなることで、楔部材26,27に緩み方向の力がかかるためである。例えば楔部材26に逆入力があり、保持スプリング28を介して回転方向の進行側の楔部材27が回転したとする。このとき、楔部材27の被押圧部27bは、当該回転方向に対向する一方の端末33bに当接する(図6(e)参照)。この状態では、楔部材26とともに楔部材27が更に回転しようとしても、当該回転方向がトーションスプリング33のコイル部33aを縮径する方向(コイル部33aが突出柱部30に巻き付いて摩擦係合を増強する方向)に一致することからそれ以上の楔部材27の回転が不能となる。従って、楔部材27の回転が係止された状態で楔部材26のみが更に回転すると、該楔部材26は、保持スプリング28を押し縮めつつ楔部材27に当接してそれ以上の楔部材26の回転が不能となる(図6(f)参照)。このように、コイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合がブレーキとして機能することで、ロアプレート21に対するアッパプレート23の回動が不能となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、突出柱部30の外周側に装着されるトーションスプリング33のコイル部33aは、楔部材26,27の保持部26a,27aから軸方向にずれて配置される被押圧部26b,27bの軸方向の位置と重合して配置されるため、保持部26a,27aに制約を受けることなくコイル部33aの外径を設定することができる。従って、トーションスプリング33(コイル部33a)のサイズを好適に確保することで、例えばシートバック3に加わる負荷や振動による逆転現象を防止するために必要な摩擦係合力(ブレーキ力)をより確実に得ることができる。一方、コイル部33aは、突出柱部30の外周側に装着されるものの、コイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合は、コイル部33aの内面と突出柱部30の外面との間で実現されるため、コイル部33aの大径化を抑制することができる。これにより、シートバック3の傾斜角度調整時に必要なトーションスプリング33の弾性変形を伴う駆動カム31(操作ハンドル6)の操作力(回転操作力)を低減することができる。また、コイル部33aの大径化を抑制することで、コストを削減することができる。
(2)本実施形態では、保持スプリング28は、カム部31c及び被押圧部26b,27bの外周側に装着されることで、例えば保持部26a,27aに制約を受けることなくその外径、即ち自由長を十分に大きく確保することができる。従って、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる付勢力(楔部材26,27を押し広げる力)の確保及び該付勢力の一定化(即ちばね定数が小さいこと)のために、例えば保持スプリング28を複雑な多重巻き構造にして自由長を確保する必要がなく、製造工数及びコストを削減することができる。
(3)本実施形態では、突出柱部30を有する固定ブッシュ29は、ロアプレート21と別体であることで、例えば該ロアプレート21の軸線ずれの影響を緩和して突出柱部30の芯出しをより高精度に行うことができる。
(4)本実施形態では、トーションスプリング33のコイル部33aと摩擦係合する突出柱部30(筒部29a)は、周方向の全体に亘って連続する堅固な構造(円筒形状)を有しており、例えば他部材との結合用の切り欠き等が存在しないことから、当該部材との連係に係る外力によって変形することもない。従って、突出柱部30の外周面の真円度を高精度に維持することができ、ひいてはコイル部33aとの摩擦係合をより正確に行うことができる。
(5)本実施形態では、駆動カム31のカム部31cに押圧されるトーションスプリング33の端末33bにて、楔部材26,27の被押圧部26b,27bを直に押圧するようにしたことで、例えばこれらの間に押圧力を伝達するための中間部材を別設する場合に比べて部品点数及びコストを削減することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、周方向で各隣り合うトーションスプリング33の端末33b及び楔部材の被押圧部間の押圧力を中継する中間部材を設けたことが第1の実施形態とは異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図7は、本実施形態のリクライニング装置50をシート幅方向外側から見た側面図であり、図8は、図7のB−B線に沿った断面図である。また、図9は、リクライニング装置50の分解斜視図である。
同図に示されるように、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心した噛合いにより、ブッシュ25の内周面とボス部21aの外周面との間に形成される環状の空間には、これら内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置及びその反対側の角度位置で周方向で2分された一対の楔部材51,52が装着されている。これら楔部材51,52は、ブッシュ25の内周面とボス部21aの外周面との間に形成される空間の形状に合わせて互いに対称形状をなす劣弧状に成形されており、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置側となる周方向先端部側に向かって径方向の幅が広くなるように形成されている。そして、各楔部材51,52は、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの軸方向の位置と重合して配置されこれら内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置を保持する保持部51a,52aと、該保持部51a,52aの前記噛合い位置側の周方向先端部から軸方向(シート幅方向外側)にずれて配置される被押圧部51b,52bとを一体的に有する。つまり、前記噛合い位置とは反対側の角度位置において、両楔部材51,52間の周方向の間隙は、保持部51a,52a間より被押圧部51b,52b間の方が大きく設定されている。そして、これら楔部材51,52は、前記保持スプリング28によって互いに押し広げられるように、即ち内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる側に付勢されている。一対の楔部材51,52の摩擦力、保持スプリング28の付勢力でロアプレート21に対するアッパプレート23の回転角度が保持されることは前記第1の実施形態と同様である。
前記固定ブッシュ29の筒部29aには、中間部材としての蝶型の中間カム53が回転自在に支持されている。この中間カム53は、筒部29aの外径と同等の内径及び前記ボス部21aの外径よりも若干小さい外径を有する円環状のリング部54を備えるとともに、該リング部54の対向する両角度位置から軸方向(シート幅方向外側)に突出する円弧状の中間伝達部としての対のカム片55,56を備える。中間カム53は、リング部54がボス部21aの先端面に当接する態様で筒部29aに支持されている。両カム片55,56の軸方向の位置は、前記楔部材51,52の被押圧部51b,52b(及び駆動カム31のカム部31c)の軸方向の位置と重合している。各カム片55,56は、周方向で各隣り合う被押圧部51b,52b及び端末33b間に所定の間隙を有して配置されており、前記駆動カム31のフランジ31aに当接する。つまり、中間カム53は、軸方向においてボス部21a及びフランジ31a間に位置決めされる態様で固定ブッシュ29に回転自在に支持されている。
なお、本実施形態において、前記トーションスプリング33は、被押圧部51b,52bがカム片55,56を介して端末33bを周方向に押圧することで、コイル部33aが縮径されるように、即ちコイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合を増強するように弾性変形する。
ここで、本実施形態の動作について図10に基づき説明する。図10(a)に示す初期状態において、前記操作ハンドル6の回転操作により、これに連動して駆動カム31が一体回転したとする。このとき、駆動カム31は、カム部31cにおいてその回転方向に対向する一方の端末33bに当接する(図10(b)参照)。続いて、駆動カム31は、カム部31cにおいて当該端末33bを介して中間カム53のカム片55(56)を楔部材51(52)の被押圧部51b(52b)に当接するまで押圧して、トーションスプリング33のコイル部33aが拡径されるように(緩むように)弾性変形させる(図10(c)参照)。そして、駆動カム31は、カム部31cにおいて当該端末33b及びカム片55(56)を介して該当の楔部材51(52)の被押圧部51b(52b)を押圧する。これにより、トーションスプリング33ともども両楔部材51(52)は、保持スプリング28を弾性変形させつつ連れ回りする(図10(d)参照)。これにより、シートクッション2に対するシートバック3の角度位置が連続的に調整されることは既述のとおりである。この際、トーションスプリング33は、コイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合を軽減するように弾性変形することから、駆動カム31の回転に伴う両楔部材51,52の連れ回り等を阻害することはない。
一方、図10(a)に示す初期状態において、例えば楔部材51に逆入力があり、保持スプリング28を介して回転方向の進行側の楔部材52が回転したとする。このとき、楔部材52の被押圧部52bは、当該回転方向に対向する一方のカム片56を押圧することで、該カム片56が端末33bに当接する(図10(e)参照)。この状態では、楔部材51とともに楔部材52が更に回転しようとしても、当該回転方向がトーションスプリング33のコイル部33aを縮径する方向(コイル部33aが突出柱部30に巻き付いて摩擦係合を増強する方向)に一致することからそれ以上の楔部材52の回転が不能となる。従って、楔部材52の回転が係止された状態で楔部材51のみが更に回転すると、該楔部材51は、保持スプリング28を押し縮めつつ楔部材52に当接してそれ以上の楔部材51の回転が不能となる(図10(f)参照)。このように、コイル部33a及び突出柱部30間の摩擦係合がブレーキとして機能することで、ロアプレート21に対するアッパプレート23の回動が不能となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(4)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、トーションスプリング33(コイル部33a)による摩擦係合力(ブレーキ力)の制御は、中間カム53(カム片55,56)を介して行われる。従って、例えば減速機付きモータにより電動で駆動カム31を駆動(回転操作)する場合など、減速機自体のブレーキ機能を利用することでトーションスプリング33(ブレーキ)を割愛する場合であっても、基本的に中間カム53及びトーションスプリング33を割愛するのみで対応することができ、例えば駆動カム31との連係のために楔部材51,52の形状を変更する必要がないことから、該楔部材51,52の汎用性を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態において、ボス部21aを割愛してもよい。この場合、固定ブッシュ29は、ロアプレート21(凹部22)を貫通させてこれに固着すればよい。
・前記各実施形態においては、固定ブッシュ29(筒部29a)の先端部で突出柱部30を形成したが、例えばボス部21aを軸方向に更に突出させてその先端部で突出柱部を形成してもよい。つまり、ロアプレート21に一体形成された突出柱部であってもよい。このように変更することで、その分、部品点数及びコストを削減することができる。
・前記各実施形態において、内歯歯車22aの歯数は、外歯歯車24aの歯数よりも2枚以上多くてもよい。
・前記各実施形態においては、ロアプレート21及びアッパプレート23をそれぞれシートクッション2側及びシートバック3側に配設したが、これらの関係は逆であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記突出柱部は、前記第1プレートと別体に設けられて該第1プレートに固着されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。同構成によれば、前記突出柱部は、前記第1プレートと別体であることで、例えば該第1プレートの軸線ずれの影響を緩和して前記突出柱部の芯出しをより高精度に行うことができる。
(ロ)請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記突出柱部は、前記第1プレートに一体形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。同構成によれば、前記突出柱部は、前記第1プレートに一体形成されていることで、その分、部品点数を削減することができる。
2…シートクッション、3…シートバック、21…ロアプレート(第1プレート)、22a…内歯歯車、23…アッパプレート(第2プレート)、24a…外歯歯車、26,27,51,52…楔部材、26a,27a,51a,52a…保持部、26b,27b,51b,52b…被押圧部、28…保持スプリング、28b,33b…端末、30…突出柱部、31…駆動カム、31c…カム部、33…トーションスプリング、33a…コイル部、33b…端末、53…中間カム(中間部材)、55,56…カム片(中間伝達部)。

Claims (3)

  1. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に取り付けられ内歯歯車を有する第1プレートと、シートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に取り付けられ前記内歯歯車よりも少ない歯数で該内歯歯車と噛合する外歯歯車を有する第2プレートと、前記第1及び第2プレートの間に配置され前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されてこれら内歯歯車及び外歯歯車の噛合い位置を保持する一対の楔部材と、カム部を有して前記第1プレートに対し相対回転自在に設けられ回転操作に伴い前記カム部で前記一対の楔部材を押圧してこれら楔部材を一体回転させ前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を移動させる駆動カムとを備える車両用シートリクライニング装置において、
    前記各楔部材は、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の軸方向の位置と重合して配置され前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を保持する保持部と、該保持部から軸方向にずれて配置され前記カム部に押圧される被押圧部とを一体的に有し、
    前記内歯歯車と同心で前記第1プレートの中央部に突設された突出柱部と、
    前記被押圧部の軸方向の位置と重合して配置されて前記突出柱部の外周側に装着されるコイル部を有し、各端末が周方向で各隣り合う前記カム部及び前記被押圧部間に配置されて、前記カム部が前記端末を介して前記被押圧部を押圧する際に前記コイル部及び前記突出柱部間の摩擦係合を軽減するように弾性変形し、反対に前記被押圧部が前記端末を押圧する際に前記コイル部及び前記突出柱部間の摩擦係合を増強するように弾性変形するトーションスプリングとを備えたことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    周方向で各隣り合う前記端末及び前記被押圧部間に配置され、前記カム部の前記端末を介した押圧力を前記被押圧部に伝達するとともに、前記被押圧部の押圧力を前記端末に伝達する一対の中間伝達部を有する中間部材を備えたことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記一対の楔部材は、前記カム部及び前記被押圧部の外周側に装着され軸方向と平行に延在する両端末がそれぞれ係止される保持スプリングによって前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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