JP5223863B2 - 回動機構 - Google Patents

回動機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5223863B2
JP5223863B2 JP2009519175A JP2009519175A JP5223863B2 JP 5223863 B2 JP5223863 B2 JP 5223863B2 JP 2009519175 A JP2009519175 A JP 2009519175A JP 2009519175 A JP2009519175 A JP 2009519175A JP 5223863 B2 JP5223863 B2 JP 5223863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meshing
teeth
internal gear
tooth
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009519175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008152829A1 (ja
Inventor
篤敬 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2009519175A priority Critical patent/JP5223863B2/ja
Publication of JPWO2008152829A1 publication Critical patent/JPWO2008152829A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223863B2 publication Critical patent/JP5223863B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/225Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by cycloidal or planetary mechanisms
    • B60N2/2252Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by cycloidal or planetary mechanisms in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear, e.g. one gear without sun gear
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/19647Parallel axes or shafts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、回動機構に関する。詳しくは、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する二つの連結装置が二つの対象部材を同軸心回りに回転させられるように軸線方向に向かい合って配設された回動機構に関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックの背凭れ角度を調整可能にするリクライニング装置が配設された構成が知られている。ここで、特開2002−34697号公報には、車両用シートの左右両サイドに、シートバックとシートクッションとを互いに連結するリクライニング装置が配設された構成が開示されている。この開示では、車両用シートの左右どちらか一方側のサイドにおいて、シートバックの肩口部にシートベルト装置のベルト引出口が設けられている。
そして、このベルト引出口が設けられた側のシートバックとシートクッションとの連結部には、上述したリクライニング装置が二個横並びに配設されている。これにより、同サイドにおけるシートバックとシートクッションとの連結強度が高められている。
しかし、上記開示の従来技術では、リクライニング装置を横並びに配設することで、部品点数が増大したり組付け工数が増加したりする。そこで、例えば連結強度を高めたい側のリクライニング装置を大型化すれば、単体であっても連結強度を高めることができる。しかし、リクライニング装置が特表2003−507101号公報に開示されているように内歯車の内周歯面上を外歯車が噛合位置を変えながら周回する偏心構造となっている場合には、単に形状を大きくするだけでは、上記した周回運動が左右で異なる態様で行われるようになってしまう。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、上述したリクライニング装置のように、左右一対で設けられて二つの対象部材を互いに相対回転可能となるように連結する従来の連結装置の連結強度の向上を目的とした改良を図ることにある。
すなわち、本発明は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する二つの連結装置が二つの対象部材を同軸心回りに回転させられるように軸線方向に向かい合って配設された回動機構である。各連結装置は、二つの対象部材の一方に連結されて円周状に形成された内周面に内歯が形成された内歯車と、内歯車の内歯と噛合する外歯が円周状に形成された外周面に形成されて二つの対象部材の他方に連結された外歯車と、を有する。各連結装置の外歯車は、各内歯車よりも小径で、かつ、互いに異なる歯数に形成されている。二つの対象部材の相対回転は、各外歯車が各内歯車と噛合した状態から各内歯車の内周歯面上を噛合位置を変えながら相対的に周回する歯数差に基づくずれの回転変位によって行われるようになっている。各連結装置は、互いに異なる大きさに形成されていると共に、互いの内歯車同士及び外歯車同士の歯数が同じ数に設定されており、更に互いの内歯車と外歯車との間の中心間距離も同じ長さに設定されている。少なくとも形状の大きい方の連結装置は、その内歯車と外歯車との噛合い線が、その噛合い領域を定める二本の曲線のうち半径方向内側に位置する曲線側から当該二本の曲線間の間隔が広くなる側の円周方向に延びて、半径方向外側に位置する曲線側まで延設される線として形成されている。
この発明の構成によれば、少なくとも形状の大きい方の連結装置の内歯車と外歯車との噛合い線は、例えば噛合い線がその噛合い領域を定める二本の曲線のうち半径方向外側に位置する曲線上から二本の曲線間の間隔が広くなる側の円周方向に延びて半径方向内側に位置する曲線と交わるように描かれる構成と比べると、同噛合い領域内で描かれる噛合い線の長さがより長く確保される。これにより、少なくとも形状の大きい方の連結装置の噛合い率を高めることができる。また、少なくとも形状の大きい方の連結装置の噛合い線を上記のように設定しても、両連結装置の内歯車同士の歯数と外歯車同士の歯数とを同じ数に揃え、かつ、互いの中心間距離を同じ長さに設定することで、両連結装置を互いに同じ態様で周回運動させられる歯形に形成することが可能となる。これにより、少なくとも一方の連結装置の歯形を大きくして連結強度を向上させても、両連結装置を互いに協働させて同じ態様で回転動作させることができる。
また、本発明は、各連結装置の内歯車と外歯車との噛合い線が、それぞれ、それらの噛合い領域を定める二本の曲線のうち半径方向内側に位置する曲線側から当該二本の曲線間の間隔が広くなる側の円周方向に延びて、半径方向外側に位置する曲線側まで延設される線として形成されていてもよい。この発明の構成によれば、両連結装置の噛合い線を長く確保して両連結装置の連結強度の向上を図ることができる。
また、本発明は、少なくとも形状の大きい方の連結装置の内歯車と外歯車との噛合い線が螺旋の噛合い線となっているものであってもよい。ここで、「螺旋」とは、湾曲した曲線によって螺旋状に描かれる線と、直線が折り曲げられて螺旋状に描かれる線と、を含んだ意味である。この発明の構成によれば、少なくとも形状の大きい方の連結装置の噛合い線を螺旋にすることにより、限られた噛合い領域内で描くことのできる噛合い線の長さをより長く確保することができる。これにより、同連結装置の噛合い率を高めて連結強度を更に高めることができる。
また、本発明は、各連結装置が車両用シートのシートバックをシートクッションに対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置として構成されているものであってもよい。この発明の構成によれば、各連結装置を車両用シートのシートバックの背凭れ角度調整を行うリクライニング装置として用いることにより、シートバックの背凭れ角度の調整を良好に行えるようにすることができると共に、シートクッションに対する連結強度の向上も図ることができる。
実施例1の車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 大型側のリクライニング装置の分解斜視図である。 大型側のリクライニング装置の組み付け構造を表した分解斜視図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図4のV-V線断面図である。 リクライニング装置が回転操作された状態を表した構成図である。 大型側のリクライニング装置の両歯車の噛合い線及びその噛合い領域を定める二つの円を表した構成図である。 大型側のリクライニング装置の噛合い線から内歯車の歯形を求める手順を示した構成図である。 形成された大型側のリクライニング装置の内歯車及び外歯車の歯形を拡大して表した模式図である。 大型側のリクライニング装置の内歯車及び外歯車の歯形全体形状を表した模式図である。 小型側のリクライニング装置の両歯車の噛合い線及びその噛合い領域を定める二つの円を表した構成図である。 小型側のリクライニング装置の内歯車及び外歯車の歯形全体を表した構成図である。 各リクライニング装置の内歯車及び外歯車の歯形を比較して表した構成図である。 中型に形成したリクライニング装置の内歯車及び外歯車の歯形全体を表した構成図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の回動機構の構成について図1〜図14を用いて説明する。ここで、図1には、本発明の連結装置に相当するリクライニング装置4,5を備えた車両用シート1の概略構成が示されている。この車両用シート1は、背凭れとなるシートバック2が、その左右各サイドの下部位置に配設されたリクライニング装置4,5によって、着座部となるシートクッション3と連結されている。
これらリクライニング装置4,5は、常時はシートバック2の背凭れ角度を維持した状態に保たれている。しかし、各リクライニング装置4,5は、そららの内部に挿通された操作軸4c,5cを軸回転させる操作によって、シートバック2の背凭れ角度を変化させるようになっている。ここで、各操作軸4c,5cは、連結ロッドFによって互いに一体的に連結されており、その一方の操作軸4c(或いは操作軸5c)に連結された図示しない電動モータの駆動に伴って、左右で同期した軸回転操作が行われるようになっている。
この図示しない電動モータは、例えば車両用シート1の側部位置に配設されたスイッチの切り換え操作によって、ON/OFFや正転/逆転の切換えが行われるようになっている。これにより、各リクライニング装置4,5は、各操作軸4c,5cが軸回転操作される前の常時は、シートバック2の傾き角度を維持した状態に保たれている。そして、各リクライニング装置4,5は、電動モータの駆動によって各操作軸4c,5cが軸回転操作されることにより、その動きに連動してシートバック2の背凭れ角度を変動させるように作動する。
以下、各リクライニング装置4,5の構成について詳しく説明をする。ここで、各リクライニング装置4,5は、それらの基本的構成は互いに同じものとなっているが、図示向かって右側に示されているリクライニング装置5の方が、反対側のリクライニング装置4よりも形状が大型に形成されている。これにより、同サイドにおけるシートバック2とシートクッション3との連結強度が高められている。
そして、本実施例の車両用シート1では、図示は省略されているが、大型のリクライニング装置5が配設された図示向かって右側のシートバック2の肩口部において、着座者の身体を拘束するシートベルト装置のベルト引出口が設けられている。これにより、同シートバック2の右側の肩口部には、着座者の身体拘束に伴うベルトの張力がかけられるようになっている。そして、この張力に伴ってシートバック2にかけられる捩れ負荷は、同サイドに設けられた大型のリクライニング装置5の連結強度によって強固に支持されるようになっている。
なお、前述もしたように、各リクライニング装置4,5は、それらの基本的構成は互いに同じものとなっているため、以下ではこれらを代表して、図示右側に示されている大型のリクライニング装置5の構成についてのみ説明することとする。ここで、図2には、リクライニング装置5を構成する各構成部品が分解斜視図によって示されている。同図に示されるように、リクライニング装置5は、円盤形状の内歯部材10及び外歯部材20と、一対の駒状の偏心部材30A,30Bと、開リング形状のバネ部材40と、筒状の操作部材50と、棒状の操作軸5cと、薄い円筒状の保持部材70とが一つに組み付けられて構成されている。
これら各部材は、鉄鋼製の部材によって形成されており、内歯部材10を保持部材70の円筒内部に組み付けるように軸方向に順にセットしていくことにより一つに組み付けられている(図3参照)。以下、図2を参照しながら、上記した各部材の構成について更に詳しく説明をする。
先ず、内歯部材10の構成について説明をする。この内歯部材10は、その円盤形状の外周縁部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した部位の内周面には内歯11aが形成されており、この突出した円筒部が内歯車11として形成されている。そして、内歯部材10の中心部には、上述した内歯車11の突出方向と同じ方向に突出する円筒形状の筒部12が形成されている。
この筒部12の軸心は、内歯部材10(内歯車11)の中心11rと同心となっており、その筒内には、円形状の軸孔12aが貫通して形成されている。この内歯部材10は、図3に示されるように、その外盤面がシートバック2の骨格を成すバックフレーム2fの板面と接合されることによって、バックフレーム2fと一体的に連結されている。ここで、バックフレーム2fが本発明の二つの対象部材の一方に相当する。
ここで、内歯部材10の円盤部には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ13a・・(・・は複数を表す)やDダボ13bが形成されている。これらダボ13a・・やDダボ13bは、円盤部のより外周縁に近い位置で、円周方向に等間隔に並べて配置形成されている。このうち、Dダボ13bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれて形成されており、円筒形状に突出したダボ13a・・とは形状が区別されるようになっている。
一方、バックフレーム2fには、上述したダボ13a・・やDダボ13bを嵌合させることのできるダボ孔2a・・やDダボ孔2bが貫通形成されている。したがって、これらダボ13a・・やDダボ13bを、バックフレーム2fに形成されたダボ孔2a・・やDダボ孔2bにそれぞれ嵌合させて、各嵌合部を溶着して接合することにより、内歯部材10がバックフレーム2fに対して強固に一体的に連結されている。
なお、バックフレーム2fにも、上述した内歯部材10に貫通形成された軸孔12aと同径となる円形状の軸孔2cが板厚方向に貫通して形成されている。これら各軸孔12a,2c内には、後述する棒状の操作軸5c(図2参照)が挿通されるようになっている。
次に、図2に戻って、外歯部材20の構成について説明する。この外歯部材20は、上述した内歯部材10よりもひとまわり大きな外径をもった円盤形状に形成されている。この外歯部材20は、その円盤形状の中心部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した部位の外周面には外歯21aが形成されており、この突出した円筒部が外歯車21として形成されている。この外歯車21は、上述した内歯部材10に形成された内歯車11よりも小径に形成されている。
したがって、上述した外歯部材20は、内歯部材10に対して、外歯車21を内歯車11に噛合させるように軸方向に組み付けられることにより、互いに噛合し合って相対回転することのできる状態に組み付けられる。ここで、外歯部材20の中心部には、上述した内歯部材10の中心部に形成された軸孔12aよりもひとまわり大きな径をもつ大孔22が形成されている。この大孔22の軸心は、外歯部材20(外歯車21)の中心21rと同心となっている。
よって、上述した外歯部材20は、図4〜図6に示されるように、その大孔22の孔内に、内歯部材10に形成された筒部12を受け入れた状態として、内歯部材10に対してそれらの中心21r,11rが互いに偏心した配置状態に組み付けられる。ここで、外歯車21は、内歯車11よりも少ない歯数で形成されている。具体的には、外歯車21の外歯21aの歯数は33個であり、内歯車11の内歯11aの歯数は34個となっている。
したがって、図5に示されるように、上述した外歯部材20は、外歯車21を内歯車11の内周面に沿って互いの噛合位置を変えるように相対的に公転運動させることにより、互いの歯数差によって、内歯部材10に対する姿勢向きが漸次変動していくようになっている。具体的には、例えば図6を参照して、外歯車21が内歯車11の内周面に沿って時計回り方向に公転する相対運動が行われると、外歯部材20は、内歯部材10に対して図示反時計回り方向にその姿勢向きを回転(自転)させていく。
なお、実際には、内歯部材10がバックフレーム2fと連結されており、外歯部材20が図3において後述するようにシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fと連結されるため、内歯部材10が外歯部材20に対して噛合位置を変えながら回転運動するようになっている。したがって、上記のように外歯車21と内歯車11との間の回転運動が行われることにより、図1に示されるようにシートバック2の背凭れ角度の調整操作が行われるようになっている。なお、これら内歯車11や外歯車21の歯形形状については、後に詳しく説明をする。
ここで、外歯部材20の円盤部には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ23a・・やDダボ23bが形成されている。これらダボ23a・・やDダボ23bは、円盤部のより外周縁に近い位置で、円周方向に等間隔に並べて配置形成されている。このうち、Dダボ23bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれて形成されており、円筒形状に突出したダボ23a・・とは形状が区別されるようになっている。
一方、図3に示されるように、クッションフレーム3fには、上述したダボ23a・・やDダボ23b(図2参照)を嵌合させることのできるダボ孔3a・・やDダボ孔3bが貫通形成されている。したがって、これらダボ23a・・やDダボ23bを、クッションフレーム3fに形成されたダボ孔3a・・やDダボ孔3bにそれぞれ嵌合させて、各嵌合部を溶着して接合することにより、外歯部材20がクッションフレーム3fに対して強固に一体的に連結されている。
なお、クッションフレーム3fにも、上述した外歯部材20に貫通形成された大孔22と同径となる円形状の大孔3cが板厚方向に貫通して形成されている。これら各大孔22,3c内には、後述する棒状の操作軸5c(図2参照)が挿通されるようになっている。ここで、クッションフレーム3fが本発明における二つの対象部材の他方に相当する。
次に、図2に戻って、一対の偏心部材30A,30Bの構成について説明する。これら偏心部材30A,30Bは、互いに左右対称に湾曲した円弧状の駒形状に形成されている。これら偏心部材30A,30Bは、前述した外歯部材20に形成された大孔22の内部に収められた状態に組み付けられる。これにより、各偏心部材30A,30Bは、図5に示されるように、大孔22の内周面と前述した内歯部材10の筒部12の外周面との間に形成される偏心した隙間内に配置されるようになっている。
詳しくは、各偏心部材30A,30Bは、外歯部材20の大孔22と内歯部材10の筒部12との間の狭くなる隙間内(図5では下方側に形成される狭くなる隙間内)に両挟み状に入り込むことのできる先細状の形状に形成されている。ここで、各偏心部材30A,30Bには、これらに跨るようにして、開リング形状のバネ部材40の掛部41A,41Bがそれぞれ掛着されている。これにより、各偏心部材30A,30Bは、常時はバネ部材40の附勢力によって、それらの先細状の下端部を上記した狭くなる隙間内に入り込ませた状態に保持されている。
そして、このバネ部材40のバネ力の作用により、外歯部材20は、常時は各偏心部材30A,30Bによって筒部12に対して図示上方側に押圧された状態として、外歯車21が内歯車11に対して互いの間に隙間(バックラッシ)が生じない状態に押し付けられた状態に保持されている。そして、この保持力により、外歯部材20は、内歯部材10に対して、前述した公転運動が押し留められた状態(回転留め状態)とされて保持されている。
しかし、この両偏心部材30A,30Bの附勢による回転留め状態は、操作軸5cの軸回転操作が行われることによって解除される。具体的には、図2に示されるように、操作軸5cには、筒状の操作部材50が軸方向に嵌め込まれて互いに回転方向に一体的に連結されている。詳しくは、操作軸5cの外周面には、セレーション状の凹凸形状が軸方向に延びて形成されている。そして、この操作軸5cが、操作部材50の筒部51に貫通形成された軸孔50a内に嵌め込まれることにより、操作軸5cがこの軸孔50aの内周面に形成されたセレーション状の凹凸形状と嵌合して、操作部材50と回転方向に一体的に連結されるようになっている。
そして、この操作軸5cと連結された操作部材50の円筒端部に形成された円盤部には、その両肩側の部位に、前述した各偏心部材30A,30Bを押し回す操作をすることのできる押部52A,52Bが形成されている。これら押部52A,52Bは、図5に示されるように、各偏心部材30A,30Bに形成された軸方向に突出する突部31A,31Bの図示下部側の位置に配置されるようになっている。
これにより、押部52A,52Bは、操作部材50が例えば図示時計回り方向に回転操作されると、図6に示されるように、図示左側の偏心部材30Aの突部31Aを下方側から押圧し、同左側の偏心部材30Aを大孔22の内周面に沿って同方向に押し回す。そして、この偏心部材30Aの回転移動に伴って、外歯車21は、その大孔22の内周面が押される動きによって、内歯車11の内周面に沿って図示時計回り方向に噛合い位置を移動させながら回転運動する。
そして、この動きによって、図示右側の偏心部材30Bは、上記の移動によって空けられた隙間内に更に附勢によって入り込むようにして、バネ部材40の附勢によって図示時計回り方向に回転移動する。そして、この移動により、図1において前述したように、シートバック2が前倒し方向に回転操作されたり後倒し方向に回転操作されたりするようになっている。
そして、図5に示されるように、上記した操作軸5cの回転操作をやめることにより、各偏心部材30A,30Bは再びバネ部材40の附勢力によって狭くなる隙間内に入り込んだ状態となり、リクライニング装置5が再び回転留めされた状態に戻される。
次に、図1に戻って、保持部材70について説明する。この保持部材70は、薄い鉄鋼板がリング状に打ち抜かれて形成されており、更に軸方向に半抜き加工されることによって、図示左奥側の一端に軸方向に面を向けたフランジ状の当てがい面71を有する円筒型形状に形成されている。この保持部材70は、その円筒内部に前述した内歯部材10と外歯部材20とを組み付けてから、その図示右手前側の他端を半径方向内方側に折り曲げてかしめることにより、外歯部材20の外盤面側に軸方向に面を向けたフランジ状の当てがい面72が形成されるようになっている。
これにより、内歯部材10の外盤面と当てがい面71との間に僅かな隙間を設けた状態として、内歯部材10と外歯部材20とが互いの相対回転が阻害されない状態として両当てがい面71,72によって軸方向に保持された状態に組み付けられている。
次に、前述したリクライニング装置5の内歯車11及び外歯車21の歯形について、図7〜図10を用いて説明する。ここで、図7には、内歯車11のピッチ円11p及び外歯車21のピッチ円21pと、両歯車11,21の歯(内歯11aと外歯21a)同士が当接する点の軌跡として描かれる噛合い線Trとが示されている。同図に示されるように、本実施例では、両歯車11,21の噛合い線Trが、螺旋状に描かれるように定められている。そして、この螺旋状の噛合い線Trを用いて、内歯11aと外歯21aの歯形が、それぞれ次の手順によって求められている。
先ず、内歯11aの歯形の求め方について説明する。ここで、図7の実線で示されている2つの円は、それぞれ、内歯車11と外歯車21のピッチ円11p,21pである。これら各ピッチ円11p,21pの直径は、各歯車の歯数(内歯車11の歯数:34、外歯車21の歯数:33)とモジュール(2.6)との積によってそれぞれ与えられている。具体的には、内歯車11のピッチ円11pの直径は88.4mmとして与えられており、外歯車21のピッチ円21pの直径は85.8mmとして与えられている。
上述した各ピッチ円11p,21pは、同図における交点Pにおいて互いに接触しており、それらの中心11r,21r間の距離は、上記の幾何学的関係から1.3mmとして与えられている。そして、前述した噛合い線Trは、アルキメデスの螺旋によって同図に示される形状に任意に与えられている。この噛合い線Trの描かれる領域(噛合い領域Ge)は、噛合い線Trが、後述する半径方向内側に位置する内歯車11の有効歯先円11hと交わる点(交点a)から、半径方向外側に位置する外歯車21の有効歯先円21hと交わる点(交点b)まで描かれる円周方向の領域として設定されている。
詳しくは、噛合い線Trは、その噛合い領域を定める半径方向内側に位置する有効歯先円11hの曲線上から、両有効歯先円11h,21h間の間隔が広くなる側の円周方向(図示時計回り方向)に延びて、半径方向外側に位置する有効歯先円21hの曲線と交わる形状の螺旋として描かれている。より詳しくは、噛合い線Trは、図9に示されるように、半径方向内側に位置する有効歯先円11hとの交点aと、半径方向外側に位置する有効歯先円21hとの交点bとの円周方向の中間位置においては、内側の有効歯先円11hよりも外側の有効歯先円21hにより近い点(通り点c)を通る線として描かれている。
始めに、内歯車11の歯形を求めるために、図8に示されるように、噛合い線Trの線上の位置に任意の点Oを定め、更に、点Oから順に少しずつ離れた位置に点B1,B2,B3,・・・と任意に定めていく。なお、図8では、説明を分かり易くするために、噛合い線Trを実際よりも長くして示してある。次に、点Oを通る線分P−Oの法線Ve1を引く。そして、内歯車11の中心11rと、点B1及び点Pとの相対的な位置関係を変えないで、点B1及び点Pを、中心11rの回りに紙面内時計回り方向に回転させる。そして、この回転により、点B1と法線Ve1とが交わった点をA1として定め、この回転による点Pの移動後の位置を点P1と定める。
次に、点A1を通る線分P1−A1の法線Ve2を引く。そして、内歯車11の中心11rと、点B2及び点Pとの相対的な位置関係を変えないで、点B2及び点Pを、中心11rの回りに紙面内時計回りに回転させる。そして、この回転により、点B2と法線Ve2とが交わった点をA2として定め、この回転による点Pの移動後の位置を点P2と定める。
同じように、点A2を通る線分P2−A2の法線Ve3を引く。そして、内歯車11の中心11rと、点B3及び点Pとの相対的な位置関係を変えないで、点B3及び点Pを、中心11rの回りに紙面内時計回りに回転させる。そして、この回転により、点B3と法線Ve3とが交わった点をA3として定め、この回転による点Pの移動後の位置を点P3と定める。
以下、同様にして得られる点O,A1,A2,A3,・・・を滑らかに結ぶと、これが内歯車11の歯形の一部となる。同じように、外歯車21の歯形も、噛合い線Tr上に定めた各点を外歯車21の中心21rの回りに順に移動させていくことにより得ることができる。このように二つのピッチ円11p,21pと噛合い線Trとの幾何学的関係から歯形を求める手法は、公知の手法であり、刊行物(福永節夫ら著、「図説 機構学」、第1版、理工学社、1972年4月10日、図10.2)に記載されている。
したがって、上記の手法を用いることにより、図9に示されるように内歯車11と外歯車21の歯形を得ることができる。ここで、内歯車11や外歯車21の歯先や歯底には、それらのプレス成形時に必要なR形状部(丸みを付けた形状部)R1〜R4がそれぞれ設定されている。このうち、内歯車11の歯先となるR形状部R1は、内歯車11に設定された歯先円11mから有効歯先円11hにかけて形成されている。
そして、外歯車21の歯先となるR形状部R3は、外歯車21に設定された歯先円21mから有効歯先円21hにかけて形成されている。また、内歯車11の歯底となるR形状部R2は、内歯車11に設定された歯底円11nから図示しない有効歯底円にかけて形成されている。そして、外歯車21の歯底となるR形状部R4は、外歯車21に設定された歯底円21nから図示しない有効歯底円にかけて形成されている。なお、この大型のリクライニング装置5では、内歯車11の歯底円11nの直径は、72mmとして設定されている。
上記のように歯形が形成された両歯車11,21は、上記した噛合い線Tr上の位置で互いに噛合する。本実施例では、アルキメデスの螺旋から成る噛合い線Trを採用しているため、前述した有効歯先円11hと有効歯先円21hとの間の噛合い領域Ge内において、長い線長の噛合い線が得られている。これにより、この大型のリクライニング装置5の両歯車11,21の噛合い率は、2に設定されている。
ここで、上述した噛合い率は、噛合い線Trの線長を法線ピッチで除して得られる数値である。この噛合い率の数値が高いほど、両歯車11,21の噛合い強度が高くなり、リクライニング装置5の連結強度が高くなる。なお、図10には、上記の手法によって形成されたリクライニング装置5の両歯車11,21の全体の歯形形状が示されている。
次に、図1の紙面向かって左側に示されている小型のリクライニング装置4の内歯車11'及び外歯車21'の歯形について、図11〜図12を用いて説明する。これら両歯車11',21'の歯形は、図7〜図10において前述した大型のリクライニング装置5の両歯車11,21の歯形を求める手法と同じ手法によって形成されている。すなわち、先ず、図11に示されるように、両歯車11',21'の噛合い線Tr'も、アルキメデスの螺旋によって同図に示される形状に任意に与えられるものである。
そして、この噛合い線Tr'の描かれる領域(噛合い領域Ge')も、噛合い線Tr'が、半径方向内側に位置する内歯車11'の有効歯先円11h'と交わる点(交点a')から、半径方向外側に位置する外歯車21'の有効歯先円21h'と交わる点(交点b')まで描かれる円周方向の領域として設定されている。なお、各歯車11',21'の歯数は、図12に示されているが、大型のリクライニング装置5における歯数と同じ歯数(内歯車11'の歯数:34個、外歯車21'の歯数:33個)に設定されている。
そして、両歯車11',21'のモジュールも、大型のリクライニング装置5におけるモジュールと同じ2.6に設定されている。これにより、大型のリクライニング装置5と同じように、内歯車11'のピッチ円11p'の直径は88.4mmとして与えられ、外歯車21'のピッチ円21p'の直径は85.8mmとして与えられている。そして、これにより、ピッチ円11p',21p'の中心11r',21r'間の距離も、大型のリクライニング装置5における中心11r,21r間の距離と同じ1.3mmとして与えられている。
そして、この小型のリクライニング装置4では、内歯車11'の歯底円11n'の直径が51.2mmとなるように、内歯車11'の有効歯先円11h'や外歯車21'の有効歯先円21h'の大きさが定められている。したがって、図8において前述した手法を用いることにより、各歯車11',21'の歯形を、図12に示される形状のように得ることができる。これにより、この小型のリクライニング装置4の噛合い率は、3に設定されている。
上記のように歯形が定められた小型のリクライニング装置4は、図13に比較して示されているように、前述した大型のリクライニング装置5に対して各ピッチ円11p',21p'の径や歯数が同じで、かつ、中心11r',21r'間の距離も同じに設定されている。したがって、この小型のリクライニング装置4は、大型のリクライニング装置5と互いに同じ態様で回動運動することとなる。よって、これら大きさや形状の異なる二つのリクライニング装置4,5の協働した作動によって、シートバック2の背凭れ角度の調整操作(回動操作)を左右でバランス良く同期させて行うことができる。
このように、両リクライニング装置4,5は、互いの中心間の距離や歯数やピッチ円の径が同じに設定されているにもかかわらず、それらの有効歯先円の大きさを任意に定めることによって、互いに異なる大きさの歯形をもつように形成されている。なお、上記の手法を用いることにより、図14に示されるように、どちらか一方側のリクライニング装置(4,5)の内歯車11''や外歯車21''の歯形を、図14に示されるように中型の大きさに形成することもできる。
すなわち、内歯車11''の内歯11a''の歯数や外歯車21''の外歯21a''の歯数、それから両歯車11'',21''のピッチ円11p'',21p''の直径や中心11r'',21r''間の距離を変えずに、それらの有効歯先円11h'',21h''の直径のみを、中型の歯形が形成されるように任意に定めることにより、各有効歯先円11h'',21h''間に挟まれた領域(噛合い領域Ge'')内に噛合い線Tr''をもつ歯形をそれぞれ形成することができる。なお、各有効歯先円11h'',21h''の大きさは、内歯車11''の歯底円11n''の直径が61.6mmとなるようにそれぞれ定められている。
したがって、この場合にも、リクライニング装置(4,5)を互いに同じ態様で回動運動させることができ、シートバック2の背凭れ角度の調整操作(回動操作)を左右でバランス良く同期させて行うことができる。なお、本実施例の使用方法については、前述したリクライニング装置4,5の作動構造によって説明されているため、省略する。
ここで、前述した大型側のリクライニング装置5に、例えば公知のインボリュート曲線よりなる歯形を用いると、以下の問題を生じることとなる。すなわち、この場合には、リクライニング装置の歯形を大きくするためには、各歯車のピッチ円径を大きくとる必要がある。したがって、両歯車の歯数を変えることなくピッチ円径のみを大きくすることにより、各歯車のモジュールが大きくなってしまう。これにより、両歯車の中心間距離が大きくなってしまう。
そこで、この中心間距離を狭めるような位置補正を行うと、噛合状態にない両歯の歯同士が互いに接近して干渉し易くなってしまう。したがって、この両歯の干渉を回避するために、互いの歯先形状を削るような調整を行うと、噛合い線が短くなって噛合い率(噛合強度)を低下させてしまうこととなる。このように、インボリュート曲線を用いて互いに大きさの異なる歯形を持つリクライニング装置を形成する場合には、これらを左右でバランス良く同じ態様で回動させられるようにすることは困難となる。
このように、本実施例の回動機構によれば、一方のリクライニング装置5を他方のリクライニング装置4よりも歯形を大きく形成しても、両者に良好な噛合い率を持たせて、これらを互いに同じ態様で周回運動させることができる。したがって、これら大きさの異なる二つのリクライニング装置4,5の協働した作動によって、シートバック2の背凭れ角度の調整操作を左右でバランス良く支障なく行わせることができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、本発明が対象とする連結装置は、上記実施例で示したリクライニング装置としての用途以外にも、二つのフレーム部材の間に位置してこれらを互いに相対回動可能な状態に連結するための様々な構成に適用することができる。また、連結装置(リクライニング装置)は、シートバックを車体フロアに対して連結する用途にも適用することができる。
また、連結装置を、シート本体を車体フロアに対して旋回方向に回転させられるように連結する用途にも適用することができる。また、連結装置を、着座者の下腿部を下方側から持ち上げて支持するいわゆるオットマン装置をシートクッションや車体フロアに対して傾動可能に連結する用途にも適用することができる。
また、外歯車が内歯車よりも歯数が多く設定されていてもよい。但しこの場合には、外歯車の相対的な公転運動に伴って、外歯部材が内歯部材に対して上記実施例で示した方向とは逆方向に相対回転することとなる。また、両歯車の噛合い線がアルキメデスの螺旋で描かれたものを示したが、ベルヌーイの螺旋によって描かれたものであってもよい。
また、噛合い線は、螺旋ではない直線(折れ曲がり線を含む)や曲線によって描かれたものであってもよい。また、この噛合い線として描かれる曲線や螺旋は、直線が小刻みに折り曲げられて曲線に近似した線として描かれるものであってもよい。また、小型側のリクライニング装置も大型側のリクライニング装置と同じように、螺旋の噛合い線に基づいて歯形が形成されたものを例示したが、小型側のリクライニング装置の歯形は、インボリュート曲線やトロコイド曲線の噛合い線に基づいて形成されていてもよい。

Claims (1)

  1. 車両用シートのシートバックをシートクッションに対して背凭れ角度調整可能に連結する二つの異なる大きさの連結装置が軸線方向に並んで設けられた回動機構であって、
    前記各連結装置は、それぞれ、
    内周面に円周状に並ぶ内歯が形成された内歯車と、
    該内歯車の内歯と噛合する異なる歯数の外歯が外周面に円周状に並んで形成され、前記内歯車の内周面上を噛合回転することで前記内歯車に対して回転する外歯車と、を有し、
    前記各連結装置は、互いの前記内歯車同士及び前記外歯車同士の歯数が同じであると共に、互いの歯車間の中心間距離も同じであり、かつ、互いの歯車同士の噛合い線が、それぞれの噛合い領域を定める二本の曲線のうちの半径方向内側に位置する曲線上から当該二本の曲線間の間隔が広くなる側の円周方向に延びて半径方向外側に位置する曲線と交わるアルキメデスの螺旋として形成されており、
    前記アルキメデスの螺旋は、前記半径方向内側に位置する曲線上から前記半径方向外側に位置する曲線に向かって偏角が増大していく形に描かれることにより、前記半径方向内側に位置する曲線との交点と、前記半径方向外側に位置する曲線との交点と、の円周方向の中間位置において前記半径方向内側に位置する曲線よりも前記半径方向外側に位置する曲線に近い点を通る線として描かれていることを特徴とする回動機構。
JP2009519175A 2007-06-11 2008-02-07 回動機構 Expired - Fee Related JP5223863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009519175A JP5223863B2 (ja) 2007-06-11 2008-02-07 回動機構

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007153831 2007-06-11
JP2007153831 2007-06-11
JP2009519175A JP5223863B2 (ja) 2007-06-11 2008-02-07 回動機構
PCT/JP2008/052027 WO2008152829A1 (ja) 2007-06-11 2008-02-07 回動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008152829A1 JPWO2008152829A1 (ja) 2010-08-26
JP5223863B2 true JP5223863B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=40129443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009519175A Expired - Fee Related JP5223863B2 (ja) 2007-06-11 2008-02-07 回動機構

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8460145B2 (ja)
JP (1) JP5223863B2 (ja)
WO (1) WO2008152829A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2153751B1 (en) * 2007-05-08 2012-02-01 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Connection device
DE102009039648B3 (de) 2009-08-28 2011-02-24 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz
DE102010018952B4 (de) * 2010-04-28 2013-03-14 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz, Fahrzeugsitz und Verfahren zum Zusammenbau eines Beschlags
FR2963288B1 (fr) * 2010-07-29 2014-04-25 Faurecia Sieges Automobile Mecanisme d'articulation et siege de vehicule comportant un tel mecanisme.
US8820788B2 (en) * 2011-05-09 2014-09-02 Tk Holdings Inc. Occupant restraint system
DE102011051990A1 (de) * 2011-07-20 2013-01-24 C. Rob. Hammerstein Gmbh & Co. Kg Sitzbeschlag für einen Kraftfahrzeugsitz
JP5770601B2 (ja) * 2011-10-31 2015-08-26 富士機工株式会社 シートリクライニング装置
JP5872853B2 (ja) * 2011-11-08 2016-03-01 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
DE102012005963B3 (de) * 2012-01-12 2013-02-28 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz sowie Fahrzeugsitz
US9475409B2 (en) * 2013-06-17 2016-10-25 Hubei Aviation Precision Machinery Technology Co., Ltd. Seat recliner and oil collecting element
JP6431254B2 (ja) * 2013-09-30 2018-11-28 トヨタ紡織株式会社 リクライナ
KR101422418B1 (ko) * 2013-10-31 2014-07-22 주식회사다스 자동차 시트의 리클라이너
JP2021000935A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
DE102019216677A1 (de) * 2019-10-29 2021-04-29 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Fahrzeugsitz mit unterschiedlich großen Drehbeschlägen

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180477A (ja) * 2001-11-27 2003-07-02 Faurecia Sieges D'automobile Sa ヒンジ機構を備えた乗物用シート
JP2004290243A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Aisin Seiki Co Ltd シートリクライニング装置
JP2005083535A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Aisin Seiki Co Ltd 角度位置調整機構
JP2005230116A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Aisin Seiki Co Ltd 角度位置調整機構

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3982445A (en) * 1975-09-02 1976-09-28 Rouverol William S High torque gearing
US4469375A (en) * 1981-11-25 1984-09-04 Keiper U.S.A., Inc. Taumel hinge recliner
DE3222758A1 (de) * 1982-06-18 1983-12-22 Keiper Automobiltechnik Gmbh & Co Kg, 5630 Remscheid Stellvorrichtung fuer sitze, insbesondere kraftfahrzeugsitze
SE460921B (sv) * 1987-01-26 1989-12-04 Gustav Rennerfelt Excentervaexel samt foerfarande foer grafisk framstaellning av kuggar
CA1283594C (en) * 1987-09-01 1991-04-30 Peter Kershaw Double stage taumel gear reduction unit
DE4034843C2 (de) * 1990-11-02 1997-04-17 Keiper Recaro Gmbh Co Lehneneinstellbeschlag für Fahrzeugsitze, insbesondere Kraftfahrzeugsitze
DE4436101C5 (de) * 1993-11-30 2008-12-11 Keiper Gmbh & Co.Kg Lehneneinstellbeschlag für Sitze mit verstellbarer Rückenlehne, insbesondere Kraftfahrzeugsitze
DE4340696C1 (de) * 1993-11-30 1995-06-29 Keiper Recaro Gmbh Co Rückenlehnenverstellvorrichtung für Sitze, insbesondere Kraftfahrzeugsitze
US6076889A (en) * 1999-07-30 2000-06-20 Hornling Industrial Co. Reclining car seat hinge
JP4457434B2 (ja) * 1999-08-02 2010-04-28 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置
DE19938666C5 (de) * 1999-08-14 2008-01-03 Keiper Gmbh & Co.Kg Verstellbeschlag für Sitze mit neigungseinstellbarer Lehne, insbesondere für Kraftfahzeugsitze
JP4608747B2 (ja) 2000-07-31 2011-01-12 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置
WO2002026522A1 (en) * 2000-09-29 2002-04-04 Intier Automotive Inc. Planocentric disc recliner
CN1461269A (zh) * 2001-02-12 2003-12-10 大众汽车有限公司 特别是优先用于汽车座椅的两个对中安置的匹配部件的旋转调整调节装置及所用的行星齿轮传动装置
TW505118U (en) * 2001-09-26 2002-10-01 Hornling Ind Inc Improved backlash eliminating device
JP3967971B2 (ja) * 2002-07-02 2007-08-29 株式会社今仙電機製作所 自動車シートのリクライニング装置
JP4112461B2 (ja) * 2003-08-29 2008-07-02 株式会社日本自動車部品総合研究所 内接噛合遊星歯車機構
TWI249482B (en) * 2003-09-10 2006-02-21 Aisin Seiki Angular position adjusting mechanism
US20060025270A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-02 Van De Geer Bernardus W G Constantly engaged rotary recliner mechanism
DE102004050152A1 (de) * 2004-10-15 2006-04-20 Keiper Gmbh & Co.Kg Getriebebeschlag für einen Fahrzeugsitz
DE102005028779B4 (de) * 2005-06-22 2007-07-26 Keiper Gmbh & Co.Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz
JP4816644B2 (ja) * 2005-09-26 2011-11-16 トヨタ紡織株式会社 回転ロック装置
JP4922627B2 (ja) * 2006-02-28 2012-04-25 富士機工株式会社 車両用シートリクライニング装置
WO2008015845A1 (en) * 2006-07-31 2008-02-07 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Gear and connection device using the gear
JP5470740B2 (ja) * 2008-05-08 2014-04-16 アイシン精機株式会社 車両用シートリクライニング装置
WO2009149878A2 (de) * 2008-06-13 2009-12-17 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Verstellbeschlag

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180477A (ja) * 2001-11-27 2003-07-02 Faurecia Sieges D'automobile Sa ヒンジ機構を備えた乗物用シート
JP2004290243A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Aisin Seiki Co Ltd シートリクライニング装置
JP2005083535A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Aisin Seiki Co Ltd 角度位置調整機構
JP2005230116A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Aisin Seiki Co Ltd 角度位置調整機構

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008152829A1 (ja) 2008-12-18
US20100180705A1 (en) 2010-07-22
JPWO2008152829A1 (ja) 2010-08-26
US8460145B2 (en) 2013-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223863B2 (ja) 回動機構
JP4992901B2 (ja) 連結装置
JP5077115B2 (ja) 歯車及びこの歯車を用いた連結装置
JP5338165B2 (ja) 歯車及びこの歯車を用いた連結装置
EP2586650A2 (en) Seat reclining device
JP5537662B2 (ja) 車両シート用取付具
US8231176B2 (en) Rotation prevention devices of vehicle seat
JP2000217657A (ja) 角度調整具
JP4935423B2 (ja) 連結装置
KR101743427B1 (ko) 차량 시트용 피팅
JP5186827B2 (ja) 回転留め装置
JP2009174679A (ja) 歯車及びこの歯車を用いた連結装置
JP4720660B2 (ja) 連結装置
JP5184762B2 (ja) リクライニング装置
JP2008012034A (ja) リクライニング装置
JP5176560B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP6807708B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP2008194281A (ja) 連結装置
JP4720659B2 (ja) 連結装置
KR20140082851A (ko) 차량 시트용 피팅 및 차량 시트
JP5034759B2 (ja) 回転留め装置
JP2010184035A (ja) 車両用シートの連結装置およびその製造方法
JP2009254438A (ja) 車両用シートの連結装置
JP4844265B2 (ja) 連結装置
JP2008196625A (ja) 連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5223863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees