JP4902281B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特にそのうち、画像転写後の用紙、OHPフィルム等の記録シート上に1次定着工程でトナー像を仮定着してから、そのトナー像を仮定着した記録シートに光沢付与シートを重ね合わせ、その光沢付与シートを重ね合わせた状態において2次定着工程で記録シート上にトナー像を本定着する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを利用したフルカラー複写機やフルカラープリンタでは、用紙上に複数色(通常は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)のトナー像を重ねて配置し、このトナー像を定着器において加熱・加圧することで、用紙上に固定している。
定着器の1例としては、加熱ローラ、加圧ローラと呼ばれる一対の定着ローラから構成されたものが提案されている。この加熱ローラ内部には、ハロゲンランプなどの加熱源が配置されている。この一対の定着ローラ間に、トナー像を形成した用紙を通過させることで、カラートナーを熱溶融して用紙上に定着する。
この他の定着器構成として、シリコンゴムなどの離型層が表面に形成された定着ベルトを複数の張架ロールに掛け渡し、この定着ベルトを挟んで一対の張架ロールと加圧ロールとを対向配置するとともに、上記の張架ロールの内部にハロゲンランプなどの加熱源を内蔵させるものがある。そして、この定着ベルトと加圧ローラ間にトナー像を形成した用紙を通過させることで、カラートナーを熱溶融して用紙上に定着する。この定着ベルト方式では、ベルト構成にすることにより、定着ニップを自在に設定できることから、低温定着による省エネルギー化、分離性向上といった利点を持つ。
また、ここで使用する上記のトナーは、ポリエステル樹脂、スチレン/アクリル共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体などの熱可塑性の樹脂を主成分として、着色剤を分散させてなる1〜10μmの粒子に対して、平均粒径5〜100nm程度の微粒子、例えば酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子を外添して構成されている。
トナーの着色剤としては、Y(イエロー)としては、ベンジジンイエロ、キノリンイエロ、バンザイイエロなど、M(マゼンタ)としては、ローダミンB、ローズベンガル、ピグメントレッドなど、C(シアン)としては、フタロシアニンブルー、アニリンブルー、ピグメントブルーなど、K(ブラック)としては、カーボンブラック、アニリンブラックなどである。
しかしながら、通常このような構成の定着器を使用して用紙上に画像を形成した場合、トナー像の表面に細かな凹凸が残ってしまう。こうした細かな表面凹凸が生じたトナー像の場合、入反射光がこの表面凹凸で散乱されるため、彩度の低い画像しか得られない。つまり、色再現性が劣る出力画像になってしまうといった問題につながる。
このトナー表面に細かな凹凸が残ってしまう現象の原因は、詳細に解明されているわけではないが、後述する「冷却分離」の手法によってトナー表面の凹凸が改善することから、トナーが熱溶融した状態のままトナー像と定着部材との剥離を行った場合、トナーが定着部材側に引っ張られて変形するとか、トナーがもとの形状である球形に戻ってしまうとかなどの現象が発生しているためであると予測している。
また、上述の細かな表面凹凸は、こうした色再現範囲低下の問題の他に、光沢均一性といった点においても画質劣化につながる場合がある。電子写真プロセスは多くの場合、普通紙とよばれる表面凹凸が大きな用紙への出力に適用される場合が多い。この場合には、トナー像に細かな表面凹凸が生じていても、光沢均一性の低下はそれほど問題とならない。普通紙の場合、用紙の凹凸が非常に大きいため、トナー像の表面凹凸は、これに埋もれてしまうため問題が顕在化しないからである。
しかしながら、近年においては、電子プロセスを、アート紙、コート紙、微コート紙といった、光沢度が大きく、表面凹凸が小さな用紙に適用して高画質な画像の出力を行いたい、といった要望が多くなってきている。表面凹凸の小さな用紙においては、トナー像の細かな表面凹凸が影響し、画質低下の要因となる。例えば、表面凹凸の小さい用紙では、用紙自体の光沢度が高い(60度の光沢度において、20%〜80%)ため、上記で説明したトナー像の表面凹凸が大きくなり光沢度が低くなってしまうと、用紙部分とトナー像部分とで光沢差が生じることになる。この結果、画像の光沢均一性が著しく損なわれる。光沢均一性が損なわれた画像は、使用者に強い違和感を与えることになるため、画質劣化の大きな要因となる。
さらに、光沢度が大きく、表面凹凸が小さな用紙の出力画像では、別の問題も生ずる。すなわち、電子写真プロセスのトナー像は、中間濃度を再現するために面積階調の手法が用いられる。面積階調とは、トナーが付着する領域と付着しない領域との比率を変更することで、画像の濃淡を表現する方法である。このため、中間濃度の領域では、トナーが付着する領域とトナーが付着せず用紙が露出している部分とが混在した状態となっている。つまり、表面凹凸が小さい用紙上にトナーが所々に付着しているため、トナー像を含めた状態では大きな表面凹凸を持つような表面状態になっている。この結果、画像面積率が小さい場合に光沢度が高く(トナーが付着している部分が少ないため、ほぼ紙の光沢度となるため高光沢となる)、画像面積率が中程度の場合に光沢度が低く(トナー付着している部分と紙が露出している部分との凹凸があるため、表面凹凸が大きく光沢度が低くなる)、画像面積率が大きい場合にはトナーの溶融状態によって光沢が大きくなったり小さくなったりする。つまり、画像面積率によって光沢度が変わってしまうため、1枚の画像中で光沢差が生じる原因となる。この結果、先ほどと同じように、光沢均一性が著しく損なわれた画像となるため、画質劣化の大きな要因となる。
以上説明を行ったように、従来からの通常の定着器を用いて得られる出力画像は、色再現性が不良であり、また、画像の光沢均一性も不良であるため、この点を改良して高画質の出力画像を得る試みが行われている。
特許文献1には、記録シート上のトナー像と接する「フィルム」と、このフィルムと1側端で一体化される「基本シート」とを有し、この「フィルム」および「基体シート」は記録シートよりも大きく、かつ「フィルム」の「基体シート」と一体化される側と反対側は「基本シート」よりも寸法が大きいことを特徴とする発明が記載されている。従来、OHPフィルムなどの記録シート上のトナー像に薄いフィルムを重ね合わせて加熱し、加熱したトナー画像が冷えた後に、薄いフィルムを剥離することで、画質向上を行なうことが可能であるとの提案がこの発明以前から行なわれていた。しかしながら、この薄いフィルムを画像から剥離する際に取り扱いが難しいといった問題が発生していた。より具体的には、薄いフィルムが薄いほど薄いフィルムと記録シートとの密着がよく、記録シートの端から薄いフィルムが剥離しにくいという問題があった。そこで、このような従来からの問題に対して、上記のような構成をとることで、記録シート上の画像に接する薄いフィルムが該記録シートの寸法よりも大きいので、剥離における取り扱い性を向上でき、優れた良質画像を確実に得ることができるとしている。
特許文献2には、紙などの記録材のトナー画像にシートを重ねる手段と、内部にヒータを有しシートを重ねたままの記録材を挟持搬送する回転体対と、記録材からシートを剥離する手段とを有することを特徴とする発明が記載されている。このようにトナー画像にシートを重ねるような方法をとらない従来の構成では、トナー像が半定着の状態になってしまうなどの理由により、鮮明で濃度の高い光沢のある高画質の画像を得ることができないといった問題が存在していた。そこで、このような従来からの問題に対して、上記のような構成をとることで、トナー像の表面が平滑化されるため、鮮明な光沢のある濃度の高いコピー画質を得ることができるとしている。さらに、トナー像をOHP用シートのような樹脂シートに形成した場合に透光性の良好な画像をえることができるとしている。
特許文献3には、トナー像を支持する画像支持体において、ベース材と、ベース材上に設けられる白色顔料と熱可塑性樹脂とが含まれる光散乱層と、この光散乱層上に設けられる熱可塑性樹脂が少なくとも含まれるカラートナー受容層とを備え、上記の光散乱層とカラー受容層について、材料と粘度特性を一定の範囲内に規定したことを特徴とする発明が記載されている。このような構成にすることにより、銀塩写真のように画像全面に一様な高光沢をもち、耐熱性、機械強度、エネルギー消費の小さく、定着装置による低温定着性を容易に満たすことが可能な画像支持材、その使用方法、およびこれを用いた画像形成装置を提供するものである。なお、この発明の望ましい形態として、定着装置として、加熱加圧された後に基材を冷却剥離する冷却剥離装置を備えることが記載されている。冷却剥離装置とは、ベルト状定着部材にて加熱加圧された画像支持体を冷却した後に剥離部材にて剥離するものである。
また、特許文献4には、定着ニップの出口側近傍にトナー画像を保持した記録材を加熱ローラ上に形成された離型層上から剥離させる剥離シートを備え、この剥離シートは加熱ローラ上の離型層の略外形形状に沿うように曲率を持ちながら、離型層に対して所定の間隙を持って取り付けられることを特徴とする発明が記載されている。このような構成にすることにより、剥離シートが先端を定着ニップの出口側に十分接近して取り付けても剥離シートの基部側を記録材の排出経路側から離すことができ、剥離シートの取り付けが容易化される。しかも、記録材が薄紙の場合でも記録材の種類によらず離型層側である定着ローラや定着ベルトからの記録材分離性が良く、巻き付きや定着ジャムを防止できる。
すなわち、特許文献1などは、用紙である記録シート上にトナー像をいったん形成した後で、トナー層上にフィルムを当接させて加熱・加圧し、トナー像を冷却した後でこのフィルムを剥離する冷却剥離を行うことで、トナー像の光沢度を高くすることができ、画像濃度の大きい高画質の出力画像を得ることができると指摘している。
また、特許文献2、特許文献3なども同じ思想である。これらの従来技術では、定着器の加熱側がベルト構成になっており、またこのベルトとトナー像とを当接した状態でトナー像の冷却をおこなう冷却機構を有している。つまり、記録用紙は、この定着器を通過することで冷却剥離が行なわれ、定着器のベルト表面性が写し取られるようになり、表面凹凸の少ないトナー像表面を実現している。この場合でもやはり、トナー像の光沢度を高くすることができ、画像濃度の大きい高画質の出力画像を得ることができる。
特公平4−262号公報 特公平4−31393号公報 特開2005−283654号公報 特開2003−76201号公報
特許文献1には、シートをトナー層に重ね合わせた後、定着器に通紙させるといった内容が簡単に記載されているが、シートを重ね合わせる前の定着器とこのシートを重ね合わせた後の定着器との関係については、何も記載されていない。また、シートを重ね合わせる前の定着条件とシートを重ね合わせた後の定着条件との関係についても、何も記載されていない。仮に、シートを重ね合わせる前の定着器とシートを重ね合わせた後の定着器とが、別体であると予想すると、画像出力を行うために2つの定着器が必要になってしまい、装置の大型化を引き起こす。つまり、特許文献1に記載の発明には、装置が大型化するといった課題が生じていた。
特許文献2、特許文献4では、定着器の定着ベルトを使用してトナー像の加熱・加圧を行った後に、トナー像を冷却し、その後分離を行っている。この方法では、トナー像の十分な冷却のため冷却領域を広く設ける必要があるため、定着装置が通紙方向の長く伸びた形状となってしまう。このため、定着装置の大型化、ひいては、画像形成装置全体の大型化といった問題が発生することになる。
また、十分な冷却のための冷却領域を設ける結果、定着ベルトが1周するごとに、高温定着領域から低温冷却領域への移行を繰り返すため、せっかく高温にあたためたベルトを冷やさなければならず、エネルギ損失が大きい。つまり、省エネルギの点では、効率が悪い方法となってしまっていた。
さらに、十分な冷却時間を確保するため、定着ベルトを高速で回転して高速での定着を行うことができないため、プリント速度が遅く、いわゆる生産性が低いといった問題が生じていた。
この他にも、この方法では特許文献1などとは異なり、通常定着と冷却分離を行う定着とを1つの定着器で行うことができるといった長所があるものの、冷却分離を行う際には定着ベルトの表面性を写し取ることでトナー像の光沢度を高くしているので、定着ベルトの表面キズなどの影響を受けやすいといった欠点を持つ。つまり、光沢が不要な画像を出力する場合でも、定着ベルト表面が摺擦されるため、長期に渡って高い光沢を維持することが難しいといった課題が存在する。すなわち、耐久性の面で問題が生じていた。
そこで、この発明の第1の目的は、上記の課題解決を行うべく、画像形成装置の小型化、省エネルギ化、プリント速度が速い高生産性、長期にわたる高光沢の維持を実現しながら、トナー像の表面凹凸を良好に再現することが可能な画像形成装置を実現することにある。
この発明の第2の目的は、通常の定着時と光沢付与シートを重ねての定着時とにおいて、適正な定着条件が異なることに鑑み、1次定着時と2次定着時とでそれぞれに対して最適な定着条件を設定することが可能な画像形成装置を提案することにある。
ところで、光沢付与シートを重ね合わせて2次定着を行った後に、光沢付与シートを付着させたままの状態で機外に排出するようにして、使用者に価値を提供する方法も考えられる。この場合には、お客様が自らで光沢付与シートを剥がすことで、高画質画像を自ら作り出したような感覚になり、楽しいといった価値を見出す可能性がある。その一方で、光沢付与シートを剥がすという行為が使用者にとって余計な作業となってしまう場合がある。光沢付与シートを剥がした画像自体に高画質としての価値があり、この画質をなるべく簡単に手に入れたい場合には、光沢付与シートを剥がした状態で画像を出力する方が望ましい。
そこで、この発明の第3の目的は、光沢付与シートを剥離した状態で画像出力が可能な画像形成装置を提案することにある。
また、記録シートが、普通紙などの表面凹凸が大きく光沢度が小さい用紙である場合には、トナー像の表面凹凸が画質面において大きな問題とはならないことが多い。このため、普通紙での出力の場合には、定着器を2度通紙するような構成ではプリント速度が遅くなってしまい、画像品質とプリント速度とのバランスが悪くなってしまうといった問題を生じてしまう。
そこで、この発明の第4の目的は、このような課題に対して、出力を行う記録シートに対応して、画像品質とプリント速度とのバランスをとって、使用者の要望に沿った最適な出力を提供することができる画像形成装置を提案することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、上述した第1、3の目的を達成すべく、1次定着工程で用紙、OHPフィルム等の記録シート上にトナー像を仮定着してから、そのトナー像を仮定着した記録シートに光沢付与シートを重ね合わせ、その光沢付与シートを重ね合わせた状態において2次定着工程で記録シート上にトナー像を本定着する画像形成装置において、
上記1次定着工程と上記2次定着工程の双方を行う共通の定着器を備えるとともに、
上記1次定着工程でトナー像を仮定着した記録シートをいったん蓄積する記録シート蓄積手段と、上記2次定着工程では、その記録シート蓄積手段から上記定着器へと搬送される記録シートにタイミングを取って、収容されている上記光沢付与シートが記録シートに重ね合わされるように、搬送されるようになっている光沢付与シートトレイと、上記2次定着工程で本定着後の記録シートから上記光沢付与シートを分離する分離手段と、その分離された光沢付与シートを上記光沢付与シートトレイに戻す経路とを備え、
トナー像を形成するトナーが内部に離型剤を内包していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、請求項1に記載の画像形成装置において、トナー像を仮定着した記録シートを上記記録シート蓄積手段に蓄積している間に、上記定着器で本定着を行う定着条件を変更する定着条件制御手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、請求項2に記載の画像形成装置において、上記定着条件制御手段により上記定着器の定着条件のうちの定着温度を変更することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、請求項2に記載の画像形成装置において、上記定着条件制御手段により上記定着器の定着条件のうちの定着速度を変更することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、請求項2に記載の画像形成装置において、上記定着条件制御手段により上記定着器の定着条件のうち、定着器で記録シートを挟む加圧力を変更することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置において、上記光沢付与シートを使用して上記2次定着工程で本定着して後、記録シートを排出する光沢付与出力モードとともに、上記定着器で上記2次定着工程を行わずに一度の定着を行って後、直ちに記録シートをそのまま排出するノーマル出力モードを持つことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、請求項に記載の画像形成装置において、使用者が操作することにより上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える操作部を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、請求項に記載の画像形成装置において、例えば使用者が入力した記録シートの種類から判断して上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える記録シート判定部を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、請求項に記載の画像形成装置において、記録シートの光沢度を検知した検知結果に基づいて上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える光沢度検知手段を、例えば記録シートの搬送経路に沿って備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか1に記載の画像形成装置において、上記光沢付与シートの厚さが70μmであることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか1に記載の画像形成装置において、上記光沢付与シートの表面粗さ(Rz)が0.2μmであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、1次定着と2次定着とを1つの定着器を用いて行っているので、物理的スペースが小さくて済み、小型の画像形成装置の提案に寄与する。また、定着器の加熱部材とは別体の光沢付与シートを用いることで、従来行なわれている冷却剥離を実現して、トナー像の表面凹凸を低減し、高光沢画像を得ることを可能にしている。光沢付与シートを使用しているため、従来のように冷却領域を持つ定着ベルトの構成にする必要がなくなる。また、従来のように冷却領域を持つような構成の場合には、定着器が記録シート搬送方向に大きくなってしまうため、装置の大型化を引き起こしてしまっていた。これに対して、定着器に冷却領域を持たせる必要がない。このため、冷却領域を持たない定着器を使用することが可能となり、定着器を小型とし、ひいては小型の画像形成装置を実現することができる。
加えて、請求項1に記載の発明では、1次定着と2次定着とを1つの定着器で行っている。こうした構成では、1次定着を終えた記録シートを搬送して、再度同じ定着器を通過させるためには、長距離のシート搬送経路を経由して記録シートを定着器の上流側に戻さなければならない。しかし、記録シート蓄積手段がない場合には、この工程を1枚ずつ行わなければならない。つまり、上述した長距離の搬送経路を経由して定着器上流に戻す間の時間を待たなければならない。さもなければ、1次定着を行う記録シートと2次定着を行う記録シートとが、定着器の上流部で衝突してしまう。したがって、記録シート蓄積手段がない場合には、通紙間隔を大きく取らなければならず、効率的なプリントを行うことができない。
このような問題に対して、請求項1に記載の発明では、記録シート蓄積手段を持つため、1次定着を終えた記録シートを定着器の上流に戻す前にこの記録シート蓄積手段で蓄積を行うため、通紙間隔を小さくした場合でも問題が生じることがない。このように請求項1に記載の発明では、効率的なプリントを行うことができ、プリント速度の速い高生産性の画像形成装置を実現することができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、1次定着器を通過させた仮定着画像を有する記録シートを上記の記録シート蓄積手段で一時的に蓄積する。その後に、記録シート上のトナー像に光沢付与シートを接触させた状態で同じ定着器を通過させて2次定着を行う。このように、1次定着と2次定着との間に一時的に記録シートを蓄積する記録シート蓄積手段を設けることで、1次定着条件と2次定着条件を、この蓄積期間に切り換えることが可能となる。つまり、例えば1次定着の定着温度と2次定着の定着温度とが異なるように設定することも可能となり、1次定着と2次定着とのそれぞれに適した定着条件を適用することが可能となる。実際に、光沢付与シートを用いて冷却剥離を行なう場合、1次定着の定着温度と2次定着の定着温度とでは、異なる定着温度を適用することが多い。これは、2次定着では光沢付与シートが介在するようになるため、その分だけ熱容量が大きくなり、トナーが加熱されにくくなるためである。請求項1に記載の発明のように記録シート蓄積手段を設けることによって、1次定着と2次定着とで異なる定着条件を設定した場合であっても、定着条件の切り換えを1度行うだけで済むので、定着条件の切り換えを1枚通紙するごとに切り換える場合に比べて、エネルギ効率を上げることができるようになる。つまり、省エネルギ化を実現した画像形成装置を実現することができる。
また、定着温度の上昇・下降を繰り返すと、その度に設定温度に合う(実際に定着ローラがその温度になる)まで定着器への通紙を行うことができないため、待機時間が必要となる。請求項1に記載の発明では、1次定着を行った画像を複数枚蓄積した後で、まとめて2次定着を行うようにしている。このため、上述の定着条件の切り換えを繰り返し行なう必要がないため、待機時間が短く効率的なプリントを行うことができ、プリント速度の速い高生産性の画像形成装置を実現することができる。
この他、定着ベルトに光沢付与の機能を持たせる従来の定着装置に比べて、請求項1に記載の発明では、光沢付与の機能を光沢付与シートに持たせるようにしている。このため、従来の方式で問題であった、定着ベルトの長期間の使用にともなうキズなどの発生による劣化は、大きな問題とはならない。光沢付与シートは光沢を付与したいときにのみ使用するので、それ以外の場合では使用せず劣化が少ない。また、交換部材が、従来のような定着ベルトではなくシートのみであるので、安価な部材となる。つまり、請求項1に記載の発明では、長期間に渡って使用を繰り返した場合であっても、光沢付与シートの劣化を最小限にとどめることができるため、高耐久な画像形成装置の提供に寄与する。
請求項2に記載の発明によれば、上述した請求項1に記載の発明の効果に加えて、1次定着と2次定着とで異なる定着条件を適用してそれぞれの定着を行うので、最適な光沢度を付与した画像出力を行うことができる。2次定着では、1次定着では使用しない光沢付与シートを使用する。このため、1次定着に比べて2次定着では大きな熱量が必要になる。つまり、1次定着と2次定着とでは、最適な定着条件が異なっている。そこで、1次定着と2次定着とを異なる定着条件で行うようにする。
また、上記のように1次定着と2次定着とにそれぞれ最適な定着条件を提供しても、1次定着と2次定着との間に記録シートを蓄積する手段を持つため、必要枚数分の1次定着を行った後で、2次定着のために最適な定着条件への切り換えを行い、まとめて2次定着を行うような、使用法が可能となる。こうした使用法では、定着条件の切り換えを1度行えば済むため、記録シート1枚ごとに定着条件の切り換えを行う場合に比べて、効率的なプリントを行えるようになるため、高生産性の画像形成装置を実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上述した請求項2に記載の発明の効果に加えて、1次定着時の定着温度と2次定着時の定着温度とを異なるように設定することで、1次定着と、光沢付与シートを介在させて定着を行うために1次定着に比べて多くの熱量が必要になる2次定着とのそれぞれにおいて最適な定着を行うことができる。つまり、画像濃度が高く、光沢均一性に優れた画像出力が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、上述した請求項2に記載の発明の効果に加えて、1次定着時の定着速度と2次定着時の定着速度とを異なるように設定することで、1次定着と、光沢付与シートを介在させて定着を行うために1次定着に比べて多くの熱量が必要になる2次定着とのそれぞれにおいて記録シートに与える熱量を異ならしめ、この結果1次定着および2次定着で最適な定着を行うことができるようになる。つまり、画像濃度が高く、光沢均一性にすぐれた画像出力が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、上述した請求項2に記載の発明の効果に加えて、定着条件制御手段により定着器の加圧力を変更するので、トナー像の表面凹凸が小さくなり、美しい光沢を有する出力画像を得ることができる。つまり、2次定着においては、光沢付与シートを介在させて定着を行う。このため、2次定着では、光沢付与シートの光沢面をトナー像表面として写し取る作用を持つため、光沢付与シートとトナー像とがより密着するように強い圧力で光沢付与シートをトナー像に接触させる必要があり、1次定着に比べて2次定着の方に高い圧力を加える方が望ましく、2次定着時の加圧力を制御して最適な条件にすることにより、トナー像表面の凹凸が良好な、美しい光沢を有する画像を出力することができる。
請求項に記載の発明によれば、上述した効果に加えて、光沢付与シートを記録シートから剥離した後に記録シートを画像形成装置の機外に排出するので、使用者に光沢付与シートを剥がすといった余計な作業を強いることなく、高画質の出力画像を得ることができる画像形成装置を実現する。従来、記録シートから光沢付与シートを剥がさないで機外に排出することにより使用者に価値を提供するする方法も考えられるものの、光沢付与シートを剥がした画像自体に高画質として価値を感じている場合には、この光沢付与シートを剥がすという行為が使用者にとって余計な作業となってしまっていた。請求項に記載の発明では、そのような従来考えられる方法の問題を解消することができる。
請求項に記載の発明によれば、上述した請求項1ないしに記載の発明のそれぞれの効果に加えて、2次定着までを行う光沢付与モード出力の他に、1次定着後にそのまま出力を行うノーマル出力モードとの、2つの出力モードをもつ構成ため、使用者にとって、画像品質とプリント速度とのバランスが一番とれた状態での画像出力を可能にする。すなわち、記録シートが、普通紙などの表面凹凸が大きく光沢度が小さい用紙である場合、トナー像の表面凹凸をそれほど均一に形成しなくても問題とはならないケースがほとんどである。このため、記録シートが普通紙の場合には、1次定着後の画像をそのまま出力した方が、プリント速度が速く、使用者にとっての利便性が向上する。そこで、光沢付与出力モードとノーマル出力モードとの選択を可能とする。
請求項に記載の発明によれば、上述した請求項1ないし6に記載の発明のそれぞれの効果に加えて、使用者の操作により光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換える操作部を備えるので、使用者が操作部を操作して光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換えることにより、画像品質とプリント速度とのバランスをとり、使用者の要望に合った最適な出力を可能とする画像形成装置を提案することができる。
請求項に記載の発明によれば、上述した請求項1ないし6に記載の発明のそれぞれの効果に加えて、記録シートの種類から光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換える記録シート判定部を備えるので、記録シートの種類から記録シート判定部で判定して光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換えることにより、画像品質とプリント速度とのバランスをとり、使用者の要望に合った最適な出力を可能とする画像形成装置を提案することができる。
請求項に記載の発明によれば、上述した請求項1ないし6に記載の発明のそれぞれの効果に加えて、記録シートの光沢度を検知した検知結果に基づいて光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換える光沢度検知手段を備えるので、その光沢度検知手段で記録シートの光沢度を検知してその検知結果に基づいて光沢付与出力モードとノーマル出力モードとを切り換えることにより、画像品質とプリント速度とのバランスをとり、使用者の要望に合った最適な出力を可能とする画像形成装置を提案することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明により画像形成装置の全体概略構成を示す。
画像形成装置の下部には。給紙カセット1、2が配置されている。給紙カセット1、2はいずれも、記録シートである用紙Pを収納している。記録シートとしては、一般的に複写機やプリンタなどに使用されるOA用紙(普通紙)と呼ばれる情報用紙などの他に、キャストコート紙・アート紙・微塗工紙などの塗工紙、上質紙・中質紙・下級紙などの非塗工紙など、どのようなものであっても構わない。また、PETなどのプラスチック素材で形成されるいわゆるOHPフィルムなどであっても構わない。
図示画像形成装置は、均一な高光沢なトナー像を得ることに優れた画像形成装置であるため、記録シートとしては、表面凹凸が小さな塗工紙などが好適である。また、記録シート表面に熱可塑性の樹脂を設けてトナー層を埋め込むことで平滑な画像を得ることができるような特殊な記録シートも好適である。
給紙カセット1から排出された用紙Pは、搬送経路に従って画像形成装置上部へと搬送されて行く。搬送ベルト3は、用紙Pを表面に支持しながら搬送を行う。カラー画像プリント部4では、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成し、搬送ベルト3上の用紙Pへと転写する。トナー像が転写された用紙Pは、さらに搬送ベルト3によって画像形成装置上部へと搬送されて行く。
用紙Pは、表面にトナー層を保持した状態で、定着器5へと搬送され、定着器5を通過することでトナー像が加熱・加圧され、用紙P上に定着される。この発明では、この最初の定着のことを仮定着といい、仮定着を行う工程を1次定着工程と呼ぶことにする。仮定着されたトナー像を保持した用紙Pは、搬送経路切換爪8によって画像形成装置上部で下向き搬送されるような搬送経路をとり、記録シート蓄積手段である用紙蓄積トレイ6に蓄積される。図示画像形成装置では、必要枚数分だけ、トナー像を仮定着した用紙Pを作成して、用紙蓄積トレイ6に蓄積する。
用紙蓄積トレイ6に蓄積された用紙Pは、再度搬送経路に戻り再び定着器5へと搬送される。このとき、用紙Pの搬送とタイミングを取り、光沢付与シートトレイ7に収容されている光沢付与シートSが、用紙Pのトナー像に重ね合わさるように、搬送されるようになっている。光沢付与シートSが用紙Pに重ね合わされた状態で、定着器5へと搬送され、定着器5を通過することでトナー像が加熱・加圧され、用紙P上に定着されるとともに、トナー像の表面は用紙Pの表面にならうように変形する。この発明では、この2回目の定着のことを本定着といい、本定着を行う工程を2次定着工程と呼ぶことにする。本定着された用紙Pは、光沢付与シートSとともに搬送され、搬送経路切換爪8により、今度は機外へ排出されるような搬送経路が選択され、画像形成装置の機外へと排出される。
機外へと排出された用紙Pは、使用者が用紙Pから光沢付与シートSを剥離することにより、トナー像の表面凹凸が平滑になった状態で現れる。光沢付与シートSを剥離された用紙P上の画像は、色再現性が良好で、画像濃度が高い、といった高画質な画像となっている。このため、図示画像形成装置の構成により、高画質画像を得ることができる。
以上のとおり、図1に示す画像形成装置では、1次定着工程と2次定着工程の双方を行う共通の定着器5を備えるとともに、1次定着工程でトナー像を仮定着した用紙Pをいったん蓄積する記録シート蓄積手段として用紙蓄積トレイ6を備える。
図2には、カラー画像プリント部4の拡大概略構成を示す。
カラー画像プリント部4は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の色成分画像を用紙P上で重ね合わせて画像を形成する作像装置である。図示例では、YCMKの各色成分に対応して、4つの画像形成ユニット20Y、20C、20M、20Kが図2のように配置されている。各画像形成ユニットで形成された各色成分トナー像は、4つの画像形成ユニットに当接して配置されているベルト状の中間転写ベルト21へと、順次転写される。中間転写ベルト21は、不図示の駆動手段によって所定のタイミングで回転しているため、中間転写ベルト21上において、各色成分トナー像が所定の位置で重ね合わされるようになっている。中間転写ベルト21上で重ね合された各色成分トナー像は、搬送ベルト3上の用紙Pへと一括転写され、用紙P上のトナー像となる。
ところで、4色の画像形成ユニット20Y、20C、20M、20Kは、それぞれ共通の構成となっているため、その1組について説明を行う。画像形成ユニット20は、感光体ドラム22と、この感光体ドラム22を所望の電位に帯電する帯電器23、所望の電位に帯電された感光体ドラム22に出力用画像データ(後述する画像処理を施した画像データ)に対応して書き込みを行うレーザ光学ユニット24、レーザ光学ユニット24による書き込みによって感光体ドラム22上に形成された静電潜像を各色成分に対応するトナーによって現像する現像器25、現像器25によって感光体ドラム22上に現像されたトナー像を上記の中間転写ベルト21上へと転写する1次転写器26、中間転写ベルト21へ転写されずに感光体ドラム22上に残った未転写トナーをクリーニングするクリーナ27とから構成される。図2においては、それぞれ22、23、25ないし27の符号にYCMKを付して示す。
次に、図示カラー画像プリント部4での画像データ入力から出力用画像データを得るまでの画像処理部30を説明する。スキャナ部(コピー機の場合)、またはパーソナルコンピューター(プリンタの場合)などからの入力データは、RGB多値(多くの場合8bit)画像であり、画像処理部の中の、MTFフィルタ処理部において強調処理され、次いで色分解によりRGB色空間からCMYK色空間へと分解されたあと、階調補正処理部(γ変換部)によりあらかじめ設定されている階調を実現するための濃度制御がなされる。次いで、擬似中間調処理部によりプリンタ特性に合うように擬似中間調処理が施され、出力用画像データ(600dpi、4bitデータ)として、画像出力側(ビデオ信号処理部31)へと引き渡される。
このビデオ信号処理部31でのデータの流れの説明を行うが、ここでは1色分(仮にY色と考える)のデータの流れだけの説明を行う。他のCMK3色についても、それぞれ別個のビデオ信号処理部を有し、同様の処理が施されるため、ここでは1色分のデータの流れを説明する。
ビデオ信号処理部31では、前述の出力用画像データ(画像処理の結果)を受け取り、発光点(レーザーダイオード)の個数分のデータをラインメモリ上に記憶し、ポリゴンミラーの回転に同期した信号(いわゆる同期信号)に合せて、各画素に対応する上記ラインメモリ状のデータを所定のタイミング(画素クロック)で、PWM制御部へと引き渡す。(なお、図示例では、発光点の数は、各色ともに1つである。)PWM制御部では、このデータがパルス幅変調(PWM)信号へと変換され、LDドライバへと引き渡される。LDドライバでは、このパルス幅変調信号に対応して所定の光量でLD素子(LDアレイ)を光変調駆動する。図示例では、各色成分の出力用画像データに対応して、パルス幅変調(PWM)制御を行い、レーザの光変調駆動を行うようになっている。
LD素子からの発光光は、コリーメートレンズにおいて平行光を形成するようになり、アパーチャにより所望のビーム径に対応する光束に切り取られる。アパーチャ通過後の光束はシリンドリカルレンズを通過し、ポリゴンミラーへと入射される。ポリゴンミラーで反射された光束は、走査レンズ(f−θレンズ)によって集光されて、折り返しミラーで折り返した後に、感光体ドラム22位置上で結像するようになっている。以上で説明を行ったように、感光体ドラム22に対して静電潜像を形成した後、この静電潜像をトナー像へと現像して、用紙P上のトナー像とするまでの工程は先述の通りである。
次に、図1に示す画像形成装置で使用するトナーについて説明する。使用するトナーは重合法によって作製を行った、いわゆる重合トナーである。また、1次定着工程時にオイルレス定着を実現すことができ、2次定着工程後に光沢付与シートSとの分離が容易になるように、トナー内部に離型剤であるWAXを内包している。トナーの粒径は、体積平均粒径は5.5μmとなるように製造した。トナー粒径の測定は、コールターエレクトロニクス社製の粒度測定器「コールターカウンターTAII」を用い、アパーチャ径100μmで測定した。ほぼ同一の製法により、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーについて作製を行っている。なお、トナーは、このような仕様のものに限定されるものではなく、上記作製方法のほか、分散重合法、あるいは粉砕法などによって作製したトナーであっても構わない。
さて、光沢付与シートSは、用紙Pと同程度またはやや大き目の大きさとなるようにした。用紙PがA4サイズであるため、光沢付与シートSの大きさもA4サイズ大の大きさである。例では、光沢付与シートSとして、PET素材の厚さ70μmのシート材を使用している。また、このPETシートの表面粗さ(Rz)は、0.2μmである。光沢付与シートSとしては、PET素材以外の素材であっても同じ効果が得られる。例えば、ポリイミド、ポリエステル、ポリプロピレンなどの材質であってもよい。また、単層のシート材を使用しているが、複数の層を持つような構成であっても構わない。
定着器5は、図1に示すように、定着ローラ(トナー像側)33と加圧ローラ(非トナー像側)34とを有する。定着ローラ33は、直径が30mmに形成され、アルミ素管上に液状シリコーンゴムの弾性層を形成し、表層には離型層としてフッ素樹脂であるPTFE層を形成してある。また、加圧ローラ34は、直径が30mmに形成され、アルミ芯金上にシリコーンゴムの弾性層を形成し、表層にはフッ素系樹脂(PTFE)を離型層として形成してある。
実施例1では、この定着器5の定着ローラ33の温度を170度になるように設定し、線速200mm/secで用紙Pを通過させることで、トナー像を用紙P上に仮定着する。そして、トナー像上に光沢付与シートSを接触させて本定着を行う際には、定着ローラ33の温度を185度に設定し、線速200mm/secで光沢付与シートSをトナー像に接触させた状態で用紙Pを通過させる。
すなわち、トナー像を仮定着した記録シートである用紙Pを、記録シート蓄積手段である用紙蓄積トレイ6に蓄積している間に、定着器5の定着条件を変更する定着条件制御手段を備える。そして、その定着条件制御手段により、用紙Pを用紙蓄積トレイ6に蓄積している間に、定着器5の定着温度を170度から185度に変更する。
実施例1では、定着条件制御手段により定着器5の定着温度を変更したが、実施例2では、定着速度を変更する。すなわち、実施例2では、1次定着工程の際には、定着器5の定着ローラ温度を170度になるように設定し、線速200mm/secで用紙Pを通過させることで、トナー像を記用紙P上に仮定着する。そして、2次定着工程を行う際には、定着ローラ33の温度を170度のままとし、線速100mm/secで光沢付与シートSをトナー像に接触させた状態で用紙Pを通過させる。
実施例2の構成においても、光沢付与シートSを剥離された用紙P上の画像は、色再現性が良好で、画像濃度が高い、といった高画質な画像となっており、高画質画像を得ることができる。
実施例3では、定着条件制御手段により定着器5の定着条件のうち、定着器5で用紙Pを挟む加圧力を変更する。すなわち、1次定着工程の際には、定着器5の定着ローラ温度を170度に設定し、線速200mm/secで用紙Pを通過させることで、トナー像を用紙P上に仮定着する。このとき、定着ローラ33と加圧ローラ34との間には、ニップ幅が8mm形成されるように定着ニップを形成し、0.3MPaの面圧が印加されるように設定した。そして、2次定着工程を行う際には、定着ローラ33の温度を185度に設定し、定着ローラ33と加圧ローラ34との間には、0.5MPa面圧が印加されるように設定した。このとき、定着ローラ33と加圧ローラ34との間には、ニップ幅が9mmの定着ニップが形成される。2次定着工程では、線速200mm/secで、光沢付与シートSをトナー像に接触させた状態で用紙Pを通過させる。
実施例3の構成においても、光沢付与シートSを剥離された用紙P上の画像は、色再現性が良好で、画像濃度が高い、といった高画質な画像となっているが、2次定着工程の際の加圧力を大きくした結果、トナー像のトナー付着が少ない箇所での埋まりがよくなり、トナー像の表面凹凸が改善されるようになった。この結果、より表面平滑性がすぐれた高画質画像を得ることができた。
実施例4では、図3に示すように、2次定着工程で本定着後の用紙Pから、その用紙Pに重ね合わせた光沢付与シートSを剥離する分離手段9を備える。そして、光沢付与シートSをトナー像に接触させて本定着を行った後、この光沢付与シートSを用紙Pから剥離してから用紙Pを画像形成装置の機外に排出する。
図3に示す画像形成装置において、用紙P上にトナー像を形成して仮定着を行って用紙蓄積トレイ6に蓄積し、この用紙蓄積トレイ6に蓄積された用紙Pに光沢付与シートSを接触させて2次定着を行うまでの手順は、図1に示す画像形成装置と同じである。
図3に示す画像形成装置では、定着器5を通過させて本定着が行われた用紙Pを、分離手段9によって用紙Pと光沢付与シートSへと分離する。分離手段9は、爪の近くを搬送されている最中に固定位置を変更することで、用紙Pと光沢付与シートSとの分離を行う。用紙Pから分離された光沢付与シートSは、1次定着工程後の用紙Pと同じ搬送経路を経て、画像形成上部で下向きに位置を変えた後、搬送経路選択手段10によって光沢付与シートトレイ5へ戻るような経路が選択される。光沢付与シートは、光沢付与シートトレイ7へと戻された後、繰り返し使用される。一方、用紙Pの方は、分離手段9によって、光沢付与シートSと分離された後、搬送経路選択手段8によって、画像形成装置の機外への経路が選択され、画像形成装置の機外へと出力画像として排出される。
実施例4の構成により、光沢付与シートSを剥離された状態での出力画像を得ることができるため、使用者に対して光沢付与シートSを剥離する手間を強いることなく、色再現性が良好で、画像濃度が高い、高画質な画像を得ることができる。
実施例5では、光沢付与シートSをトナー像に接触させて本定着を行ってから画像を排出する光沢付与出力モードと、本定着を行わず仮定着を行った後、そのまま画像を排出するノーマルモードとを、使用者が選択することを可能とする。
実施例5の画像形成装置での動作判定(光沢付与モードとノーマルモードとの判定)の様子をブロックチャートで表したものが、図4である。操作部40において、使用者が光沢付与モードまたはノーマルモードを選択して指示することで、本体動作判定部41にて、本体動作制御部があらかじめ記憶されている光沢付与モードの動作またはノーマルモードの動作のいずれかを呼び出し、本体動作制御部へと指示された出力モードをセットする。光沢付与モードとノーマルモードとの大きな違いは、図1の搬送経路選択手段8の動作や仮定着・本定着の条件差であるので、このような違いを上記の動作モードに記憶させておく。
実施例6では、光沢付与モードとノーマルモードとの選択を使用者が直接行なうのではなく、使用者が用紙Pの情報(用紙の銘柄)などを入力することで、あらかじめ画像形成装置内に記憶させてある用紙情報を参照し、記録シートの種類から出力モードとして光沢付与モードとノーマルモードのどちらが適切であるのかを判定してそれらを切り換える記録シート判定部を備える。
例えば図5に示すように、使用者による記録シートの選択があったときには、記録シート判定部42にて記録シート情報記憶部43に記憶させてある用紙情報を参照し、本体動作判定部44にて、本体動作制御部があらかじめ記憶されている光沢付与モードの動作またはノーマルモードの動作のいずれかを呼び出し、本体動作制御部へと指示された出力モードをセットする。
実施例7では、用紙Pの光沢度を検知した検知結果に基づいて上記出力モードとして光沢付与モードとノーマルモードとを切り換える光沢度検知手段45を備える。図6は、その光沢度検知手段45のブロックチャートである。記録シート光沢検知部46の検知結果に基づき、記録シート光沢判定部47にて記録シートの光沢度を判定し、その判定結果に基づき本体動作判定部48にて、本体動作制御部があらかじめ記憶されている光沢付与モードの動作またはノーマルモードの動作のいずれかを呼び出し、本体動作制御部へと指示された出力モードをセットする。また、実施例7では、記録シートの光沢度の検知を、図7に示す光沢度センサ11を用いて、正反射光の大きさを検知することで行っている。
図7には、実施例7の画像形成装置の全体図を示す。この図7に示す画像形成装置では、記録シート光沢検知部46として光沢度センサ11を、用紙搬送経路12に対向して備える。そして、光沢度センサ11の検知結果に基づいて、出力モードとして光沢付与モードとノーマルモードのどちらかが選択されるような構成になっている。
実施例7で使用する光沢度センサ11は、例えば図8のような構成になっており、入射角度60°の位置から発光部50であるタングステンフィラメントランプを照射し、出射角度60°の位置に配置した受光部51で用紙表面からの反射光を受光するようになっている。なお、受光部51は、フォトダイオード素子から構成されている。
実施例7の構成により、用紙Pの光沢度に対応させて、画像出力を光沢付与モードで行うか、ノーマルモードで行うかの選択が的確に行えるようになるため、用紙Pに適した、色再現性が良好で、画像濃度が高い、高画質な画像を得ることができる。
この発明による画像形成装置の全体概略構成図である。 その画像形成装置に備えるカラー画像プリント部の拡大概略構成図である。 この発明による別の画像形成装置の全体概略構成図である。 さらに別の画像形成装置での動作判定(光沢付与モードとノーマルモードとの判定)の様子を表したブロックチャートである。 またさらに別の画像形成装置での動作判定(光沢付与モードとノーマルモードとの判定)の様子を表したブロックチャートである。 さらにまた別の画像形成装置での動作判定(光沢付与モードとノーマルモードとの判定)の様子を表したブロックチャートである。 この発明によるさらに別の画像形成装置の全体概略構成図である。 光沢度センサの一例の構成図である。
符号の説明
5 定着器
6 用紙蓄積トレイ(記録シート蓄積手段)
9 分離手段
40 操作部
42 記録シート判定部
45 光沢度検知手段
P 用紙(記録シート)
S 光沢付与シート

Claims (11)

  1. 1次定着工程で記録シート上にトナー像を仮定着してから、そのトナー像を仮定着した記録シートに光沢付与シートを重ね合わせ、その光沢付与シートを重ね合わせた状態において2次定着工程で記録シート上にトナー像を本定着する画像形成装置において、
    上記1次定着工程と上記2次定着工程の双方を行う共通の定着器を備えるとともに、
    上記1次定着工程でトナー像を仮定着した記録シートをいったん蓄積する記録シート蓄積手段と、上記2次定着工程では、その記録シート蓄積手段から上記定着器へと搬送される記録シートにタイミングを取って、収容されている上記光沢付与シートが記録シートに重ね合わされるように、搬送されるようになっている光沢付与シートトレイと、上記2次定着工程で本定着後の記録シートから上記光沢付与シートを分離する分離手段と、その分離された光沢付与シートを上記光沢付与シートトレイに戻す経路とを備え、
    トナー像を形成するトナーが内部に離型剤を内包していることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像を仮定着した記録シートを上記記録シート蓄積手段に蓄積している間に、上記定着器の定着条件を変更する定着条件制御手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記定着条件制御手段により上記定着器の定着温度を変更することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 上記定着条件制御手段により上記定着器の定着速度を変更することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 上記定着条件制御手段により上記定着器で記録シートを挟む加圧力を変更することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 上記光沢付与シートを使用して上記2次定着工程で本定着して後、記録シートを排出する光沢付与出力モードとともに、上記定着器で上記2次定着工程を行わずに一度の定着を行って後、記録シートをそのまま排出するノーマル出力モードを持つことを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置。
  7. 使用者の操作により上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える操作部を備えることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  8. 記録シートの種類から上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える記録シート判定部を備えることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 記録シートの光沢度を検知した検知結果に基づいて上記光沢付与出力モードと上記ノーマル出力モードとを切り換える光沢度検知手段を備えることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  10. 上記光沢付与シートの厚さが70μmであることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1に記載の画像形成装置。
  11. 上記光沢付与シートの表面粗さ(Rz)が0.2μmであることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1に記載の画像形成装置。
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