JP2003076096A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2003076096A
JP2003076096A JP2001264584A JP2001264584A JP2003076096A JP 2003076096 A JP2003076096 A JP 2003076096A JP 2001264584 A JP2001264584 A JP 2001264584A JP 2001264584 A JP2001264584 A JP 2001264584A JP 2003076096 A JP2003076096 A JP 2003076096A
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JP2001264584A
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English (en)
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Toru Saito
齋藤  亨
Masato Yoshioka
真人 吉岡
Masahide Hirai
政秀 平井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォームアップタイムの短いカラー定着装置を
用いて簡易な機構、方法で安価にOHPシート画像の透
過性、定着後画像の光沢アップを、画像形成モードによ
り最適な定着モードで定着を行うカラー画像形成装置の
提供。 【解決手段】弾性層を有しない定着部材、厚み1mm以
上の弾性層を有する加圧部材を使用した定着装置を使用
したカラー画像形成装置にて、記録材がOHPシートで
ある場合、a)画像形成が黒単色モード時には、OHP
シート上のトナー画像を一度定着させたのみで完成定着
画像として排紙し、b)画像形成が、Y、M、Cいずれ
かの単色カラーモードまたはフルカラーモードの場合に
は、一度定着装置において定着したOHPシートを、定
着後トナー画像面が弾性層を有する加圧部材面側に接す
ように定着装置に再度搬送を行い、一度目の定着速度よ
りも遅い定着速度で2度目の定着を行い完成定着画像と
して排紙する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター(LBP)、プリンター、ファクシミ
リ、マイクロフィルムリーダプリンター、記録機等のカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、電子写真、静電記録、磁
気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融
性の樹脂等よりなるトナーを用いて、記録材(紙、印刷
紙、転写材シート、エレクトロファックスシート、静電
記録シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルムな
ど)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で目的の
画像情報に対応した未定着トナー画像を形成担持させ、
該未定着トナー画像を、該画像を担持している記録材面
上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の定着装
置を使用したカラー画像形成装置において、定着後画像
の画質向上(光沢アップ、OHPシート画像の透過性向
上等)に関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、プリンターや複写機等の画像形成
装置におけるカラー化が進んできている。
【0004】このようなカラー画像形成装置に使用され
る定着装置としては、定着部材に弾性層を有する熱ロー
ラ定着がよく知られている。このような弾性層を有する
定着ローラを使用する定着装置の一例を図4に示す。
【0005】この定着装置101では、温度調整された
定着ローラ102及び加圧ローラ103からなる2本の
加熱ローラの当接ニップ部(定着ニップ部)104で未
定着トナー画像105を載せた記録材Pが通過出来るよ
うに構成されている。
【0006】未定着トナー画像105がニップ部104
を一度通過する際に、定着ローラ102及び加圧ローラ
103により加熱、加圧されて記録材P上に完成画像と
して定着される。
【0007】各々のローラ102,103の表面にはサ
ーミスタ106a,106bが接触しており、該サーミ
スタ106a,106bにより検知した温度に基づいて
各々のローラ102,103の温度調整が行なわれてい
る。
【0008】また、各々のローラ102,103は、中
央にハロゲンヒータ107a,107bを備えており、
該ヒータ107a,107bから発生する輻射エネルギ
ーを各ローラ102,103内側のアルミ芯金108
a,108bで吸収して加熱される。
【0009】アルミ芯金108a,108bの周りには
厚さ2mmのシリコンゴムからなる弾性層109a,1
09bが設けられており、更にその外側の各ローラ10
2,103の表面にはトナーや紙粉等が固着することを
防ぐためにPFA(テトラフルオロエチレン・パーフル
オロアルキルエーテル共重合体/4フッ化エチレン・パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン/4フッ化エチレン
樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフル
オロプロピレン共重合体/4フッ化エチレン・6フッ化
プロピレン共重合樹脂)等の離型性かつ耐熱性の良い樹
脂によるコーティング層110a,110bが設けられ
ている。
【0010】定着ニップ部104において、未定着トナ
ー105が接する定着部材である定着ローラ102側に
弾性層109aを設けている理由は、トナー画像表面を
できるだけ均一に定着するためである。
【0011】定着部材である定着ローラ102側に弾性
層109aが無いと記録材P表面やトナー層の有無によ
る凹凸に定着ローラ102表面が追随出来ず、凸部と凹
部で定着部材から加えられる熱に差が出来てしまう。定
着部材と良く接する凸部では定着部材から良く熱が伝わ
り、凹部では定着部材からの熱が凸部に比べ伝わりにく
い。カラー画像においては、トナー層の凹凸が白黒画像
にくらべ大きいので、定着部材102に弾性層109a
が無い場合、定着後画像の光沢むらが大きくなって画像
品質を低下させたり、記録材PがOHPシートの場合に
は、定着後画像を投影した場合、透過性が悪かったりし
て画像品質の低下が有った。
【0012】しかし、このような弾性層109aを有す
る定着ローラ102を使用する定着装置においては、弾
性層109aを設けることにより定着部材102の熱容
量が大きくなってしまい、定着ローラ102をトナー画
像定着に適した温度までに昇温させるまでに必要な時間
(ウォームアップタイム)が長いという問題が有った。
また定着部材のコストも高価なものとなっていた。
【0013】ウォームアップタイムの短い定着装置とし
て、白黒プリンター等に良く使用されているフィルム定
着方式の定着装置がよく知られている。このようなフィ
ルム定着装置の一例を図5に示す。
【0014】この定着装置201では、薄層の定着フィ
ルム203を介しヒータ204を記録材Pに押し当てて
加熱するよう構成された定着フィルムユニット202を
加熱装置として採用している。
【0015】定着フィルム203は、例えば厚さ50μ
m程度の耐熱性樹脂のエンドレスフィルムの表面に厚さ
10μmの離型層を形成したものであり、ヒータ204
は、セラミック基盤上に抵抗発熱体を形成したものであ
る。また、定着フィルムの熱容量を小さくするため、定
着フィルムには弾性層を設けていない。
【0016】205は記録材Pを介して定着フィルムユ
ニット202に対向して配置された加圧ローラである。
【0017】記録材P上の未定着トナー像105は、定
着ニップ部206を一度通過する際に、熱と圧力を受
け、記録材P上に完成定着画像として定着される。
【0018】このような構成の定着装置201では、定
着フィルム203の熱容量が非常に小さくなっているの
で、ヒータ204に電力を投入した後、短時間で定着ニ
ップ部206をトナー画像の定着可能温度まで昇温させ
ることが可能である。
【0019】しかし、このような弾性層を設けていない
定着フィルム203を使用しているフィルム定着装置を
カラー画像形成装置の定着装置として使用すると、定着
部材である定着フィルム203に弾性層が無いため、定
着後画像の光沢むらが大きかったり、OHPシートの定
着後画像の透過性が悪かったりして、画像品質の良い定
着後画像が得られない問題が有った。
【0020】定着フィルム203に弾性層を設けてしま
うと、定着後画像の画像品質は向上するが、定着フィル
ム203の熱容量が大きくなってしまうためウォームア
ップタイムが長くなってしまう問題が有る。
【0021】また、弾性層を有しない定着部材203
と、記録材Pや未定着トナー像105の凹凸部分に満遍
なく良く熱が伝わるようにシリコンオイル等を定着部材
に塗布すると、コストが高くなったり、定着後画像およ
び転写材がオイルでべとつく問題が有った。
【0022】このような問題を解決するため、一度定着
した定着後画像を反転させ、弾性層を有する加圧部材2
05側に一度定着されたトナー画像が接するようにし
て、再度定着装置にて定着を行う画像形成装置が特開平
08−220904号公報に開示されている。
【0023】しかし、特開平08−220904号公報
で開示されている画像形成装置では一度定着した記録材
を、加圧離間した定着装置の通過させ反転給紙させてい
る。このため定着装置の加圧解除、離間機構が必要であ
り、定着装置の構成が複雑になり、コストも高いものと
なってしまう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明したような従来のカラー画像形成装置においては次の
ような問題が有った。
【0025】即ち、一度目の定着速度と2度目の定着速
度が普通紙の定着速度と同じ設定である場合には、2度
定着を行っても、OHPシートの定着画像が十分な透過
性が得られない問題や、熱容量の大きい光沢紙や光沢フ
ィルムを記録材として使用する場合において十分な定着
後画像の光沢が得られない問題が有った。
【0026】一度目の定着速度を遅く設定して、2度目
の定着を行う場合では、一度目の定着速度が遅いため記
録材およびトナー像に加えられる熱量が多くなる。記録
材がOHPシートの場合には、加えられた熱のためOH
Pシート自体が軟化し、剛性が低下してしまうため、記
録材の反転搬送パスにおいてジャムが発生しやすくなる
問題が有った。
【0027】また、一度目の定着速度と、2度目の定着
速度を同じとし、速度設定を普通紙の定着速度よりも遅
く設定すると、2度の定着時間が長くなってしまうた
め、スループットが遅くなってしまう問題が有る。ま
た、記録材に熱が加えられすぎるため、記録材のぼこつ
きや、しわ、ホットオフセットなどの問題が有った。
【0028】OHPシートへのトナー画像の定着を行う
場合に、定着トナー像が黒色のみである白黒画像で有る
場合と、イエローY,マゼンタM,シアンCのいずれか
を使用したカラー単色画像やイエローY,マゼンタM,
シアンC,黒Kの複数色を使用したフルカラー画像の場
合を区別せず同じ定着モードとしていたので、定着後画
像の透過性が品質に影響を与えにくい白黒画像の場合の
スループットがカラー時と同じで有り、遅くなっている
問題が有った。
【0029】記録材がOHPシート以外の場合、2度の
定着を行うことで光沢アップを行うモードを画像形成装
置が有していても、常にスループットが遅くなってしま
う問題がり、また、黒単色のみの画像の場合には、光沢
アップを行うと、ぎらつきの有る定着後画像となってし
まい、かえってぎらつきにより画像品質が低下してしま
い、文字が読みにくくなったり、目がかえって疲れてし
まうことになる問題が有った。
【0030】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、第一の目的は、ウォームアップタイムの短いカ
ラー定着装置を用いて簡易な機構、方法で安価にOHP
シート画像の透過性を向上でき、OHPシートの画像の
種類により最適なOHPシートの定着モードで定着を行
うカラー画像形成装置の提供にある。
【0031】第二の目的は、ウォームアップタイムの短
いカラー定着装置を用いて簡易な機構、方法で安価に、
トナー画像の種類により最適な定着モードを選択できる
カラー画像形成装置の提供にある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするカラー画像形成装置である。
【0033】(1)記録材上に未定着トナー画像を形成
する画像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有
しない定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧
部材とからなる定着手段と、画像形成モードとして、黒
単色モードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色
カラーモードまたは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒
の4色のうち複数色を使用するフルカラーモードとを有
するカラー画像形成装置において、記録材がOHPシー
トである場合であって、 a)画像形成モードが黒単色モードである場合には、弾
性層を有しない定着部材側とOHPシート上の未定着ト
ナー画像とを定着ニップ部で圧接する一度の定着動作を
行い完成定着画像として排紙し、 b)画像形成モードが黒単色モード以外、即ちイエロ
ー、マゼンタ、シアンの単色カラーモードまたは、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のうち複数色を使用
するフルカラーモードである場合には、弾性層を有しな
い定着部材面とOHPシート上の未定着トナー画像面と
を定着ニップ部で圧接し定着した一度目の定着の後、定
着トナー画像面が定着ニップ部で弾性層を有する加圧部
材面側に接すように、定着されたOHPシートを再度給
紙し、OHPシート上の定着トナー画像面と加圧部材面
が定着ニップ部で圧接され、一度目の定着速度よりも遅
い定着速度で2度目の定着を行い完成定着画像として排
紙することを特徴としたカラー画像形成装置。
【0034】(2)記録材上に未定着トナー画像を形成
する画像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有
しない定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧
部材とからなる定着手段と、画像形成モードとして、黒
単色モードおよび、イエローY、マゼンタM、シアンC
の単色カラーモードまたは、イエローY、マゼンタM、
シアンC、黒Kの4色のうち複数色を使用するフルカラ
ーモードとを有するカラー画像形成装置において、記録
材がOHPシート以外である場合であって、 a)画像形成モードが黒単色モードである場合には、弾
性層を有しない定着部材側と記録材上の未定着トナー画
像とを定着ニップ部で圧接する一度の定着動作を行い完
成定着画像として排紙し、画像形成モードが黒単色モー
ド以外、即ちイエローY、マゼンタM、シアンCの単色
カラーモードまたは、イエローY、マゼンタM、シアン
C、黒Kの4色のうち複数色を使用するフルカラーモー
ドである場合には、弾性層を有しない定着部材側と記録
材上の未定着トナー画像とを定着ニップ部で圧接する一
度の定着動作を行い完成定着画像として排紙する通常モ
ードと、 b)弾性層を有しない定着部材面と転写材上の未定着ト
ナー画像面とを定着ニップ部で圧接し定着した一度目の
定着の後、完成定着画像の光沢を高くするため、定着ト
ナー画像面が定着ニップ部で弾性層を有する加圧部材面
側に接すように、定着された記録材を再度給紙し、記録
材上の定着トナー画像面と加圧部材面が定着ニップ部で
圧接され2度目の定着を行い完成定着画像として排紙す
る光沢アップモードとが選択可能であることを特徴とし
たカラー画像形成装置。
【0035】(3)カラー画像形成装置は、自動両面機
構を備えており、2度目の定着が必要なモード時に、一
度目の定着後、記録材を自動両面機構を用いて反転給紙
搬送し、2度目の定着動作を自動的に行うことを特徴と
した(1)または(2)に記載のカラー画像形成装置。
【0036】(4)カラー画像形成装置は、自動両面機
構を備えていない場合に、2度目の定着が必要なモード
では、一度目の定着後、画像形成装置は、給紙トレイに
一度目の定着が終了した記録材がセットされるのを待つ
モードに移行し、ユーザーが給紙トレイにユーザーが一
度定着排紙された記録材を、2度目の定着で、一度目の
定着後トナー画像面が弾性層を有する加圧部材側に接す
るような方向にして給紙トレイに記録材をセットし、そ
の後、カラー画像形成装置が、給紙トレイに記録材がセ
ットされたのを検知して、自動的に給紙動作を行い2度
目の定着動作を行い完成定着画像として排紙するか、ま
たは給紙トレイに記録材をセット後、ユーザーが、画像
形成装置上のオペレーションボタンを操作することによ
り、または画像形成装置と通信可能なパソコンから、動
作スタートの指示を画像形成装置に送ること、のいずれ
かにより2度目の定着動作が行われ完成定着画像として
排紙されることを特徴とする(1)または(2)に記載
のカラー画像形成装置。
【0037】(5)前記弾性層を有しない定着部材とし
て、耐熱性樹脂または金属のエンドレスベルト上に離形
表面層を有する定着フィルムを使用することを特徴とす
る(1)〜(4)の何れか1つに記載のカラー画像形成
装置。
【0038】[作 用]本発明では、上記問題点を解決
するため、弾性層を有しない定着部材と、厚みが1mm
以上の弾性層を有する加圧部材を使用した定着装置を使
用したカラー画像形成装置にて、記録材がOHPシート
である場合、 a)OHPシート上のトナー画像が黒Kのみの場合(画
像形成が黒単色モード時)には、OHPシート上のトナ
ー画像を一度定着させたのみで完成定着画像として排紙
し、 b)OHPシート上のトナー画像が、Y,M,Cのいず
れかの単色カラーやY,M,C,Kの複数色を使用した
フルカラーである場合(画像形成が、Y,M,Cいずれ
かの単色カラーモードまたはフルカラーモードの場合)
には、一度定着装置において定着したOHPシートを、
定着後トナー画像が弾性層を有する加圧部材側に接する
ように定着装置に再度搬送を行い、一度目の定着速度よ
りも遅い定着速度にて2度目の定着を行い完成定着画像
として排紙することを特徴とするカラー画像形成装置の
提供により上記第一の目的を達成する。
【0039】また、弾性層を有しない定着部材と、厚み
が1mm以上の弾性層を有する加圧部材を使用した定着
装置を使用したカラー画像形成装置にて、記録材がOH
Pシート以外である場合、 a)記録材のトナー画像が黒Kのみの場合(画像形成が
黒単色モード時)には、記録材上のトナー画像を一度定
着させたのみで完成定着画像として排紙し、 b)記録材のトナー画像が、Y,M,Cのいずれかの単
色カラーやY,M,C,Kの複数色を使用したフルカラ
ーである場合(画像形成が、Y,M,Cいずれかの単色
カラーモードまたはフルカラーモードの場合)には、ユ
ーザーが b−1)記録材を一度定着装置において定着を行うのみ
で完成定着画像として排紙する通常モードと b−2)完成定着後トナー画像の光沢を向上させるため
に、記録材を一度定着装置において定着を行った後、定
着後トナー画像が弾性層を有する加圧部材側に接するよ
うに定着装置に再度搬送を行い、2度目の定着を行い完
成定着画像として排紙する光沢アップモード とが選択可能であることを特徴とするカラー画像形成装
置の提供により上記第二の目的を達成する。本発明で
は、弾性層を有しない定着部材と、厚みが1mm以上の
弾性層を有する加圧部材を使用した定着装置を使用した
カラー画像形成装置にて、記録材がOHPシートである
場合、画像形成モードにより定着動作を切り替えること
で、黒単色モード時には、スループットを早くすること
ができる。
【0040】黒色以外のモード時には、一度定着した記
録材を反転再給紙し、2度目の定着を定着トナー画像面
が弾性層を有する加圧部材と接するように行うことで、
記録材の凹凸や定着トナー画像の凹凸の凸と凹部での定
着の差を小さくすることが出来、また、2度目の定着速
度を遅くすることで十分な熱を記録材及びトナー画像に
加えることが出来て透過性が向上できる。一度目の定着
速度を遅くしないため、一度目の定着を通過したOHP
シートの軟化を少なく出来るので、反転搬送経路でのジ
ャム等を少なくすることができる。
【0041】また、記録材がOHPシート以外である場
合には、画像形成が黒単色モード時には、記録材上のト
ナー画像を一度定着させたのみで完成定着画像として排
紙することで、不必要な光沢アップを行う必要が無くな
り、定着後画像のぎらつきを抑えることが出来る。
【0042】画像形成モードが黒単色モード以外の場合
には、通常モードと光沢アップモードをユーザーが選択
できるようにしたため、ユーザーの要望に応じて定着後
画像の光沢が選択できる。また、弾性層を有しない定着
部材を使用した定着装置にても、一度定着した記録材を
反転再給紙し、2度目の定着を定着トナー画像面が弾性
層を有する加圧部材と接するように行うことで、記録材
の凹凸や定着トナー画像の凹凸の凸と凹部での定着の差
を小さくすることが出来て、光沢アップが行える。
【0043】
【発明の実施の形態】[実施例1] (1)カラー画像形成装置例 図1に本発明の一実施例であるカラー画像形成装置の概
略構成図を示す。本実施例では中間転写体方式のインラ
インカラー画像形成装置を用いている。また、定着装置
後に公知の自動両面搬送手段である自動両面機構(不図
示)を備えており、一度定着した記録材(以下、転写材
と記す)を自動的に表裏を反転させ再給紙搬送させるこ
とができる。
【0044】図1において、実線で示した部分は、一度
目の定着動作を行う転写材の搬送経路であり、点線で示
した部分は、前述した自動両面機構による転写材の反転
搬送経路である。
【0045】以下に本実施系のカラー画像形成装置の構
成について説明する。本実施例では、感光体ドラム(O
PCドラムを本実施例では使用)、帯電手段(不図
示)、トナー現像器(不図示)、感光体ドラムのクリー
ニング手段(クリーニングブレードを本実施例では使
用:不図示)等をひとつの容器にまとめた、いわゆるオ
ールインワンCRG(プロセスカートリッジ)2を使用
している。イエロー(Y)トナーを使用しているイエロ
ーCRG 2Y,マゼンタ(M)トナーを使用している
マゼンタCRG 2M,シアン(C)トナーを使用して
いるシアンCRG 2C、ブラック(K)トナーを使用
しているブラックCRG 2K、の4個のCRGを使用
している。
【0046】上記4色のトナーCRGに対応した、4個
の光学系1が設けられており、光学系(レーザー走査露
光光学系を本実施例では使用)より画像データに基づい
た走査光が、帯電手段(帯電ローラを本実施例では使
用)により一様に帯電された感光体ドラム上を露光する
ことにより、感光体ドラム表面に画像に対応する静電潜
像が形成される。現像剤であるトナー(非磁性1成分ト
ナーを本実施例では使用)が静電潜像の形成された感光
体ドラム表面に供給される。現像ローラに印加される現
像バイアスを、帯電電位と潜像(露光部)電位の間の適
切な値に設定することで、負の極性に帯電されたトナー
が、感光体ドラム上の静電潜像に選択的に付着される、
現像が行われる。
【0047】感光体ドラム上に現像された単色トナー画
像は、該感光体ドラムと同期して略等速で回転する中間
転写体3(中間転写ベルトを本実施例では使用)上へ、
一次転写ローラ9に印加されるトナーと逆極性である正
極性のバイアスにより1次転写される。
【0048】一次転写後、感光体ドラム上に転写残とし
て残ったトナーは、クリーニング手段(不図示:クリー
ニングブレードを本実施例では使用)により除去され
る。
【0049】上記工程を中間転写体3の回転に同期し
て、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色のCRG 2Y、2M、2C、2
Kに対して順次行い、中間転写体3上に各色の1次転写
トナー画像を順次重ねて形成していく。単色のみの画像
形成時(単色モード)には上記行程は目的の色(例えば
黒色)の現像器を有するCRGについてのみ行なわれ
る。
【0050】また、転写材供給部となる転写材カセット
13或いは転写材トレイ(MPトレイ)14にセットさ
れた転写材Pは、給送ローラ12により夫々選択的に給
送され、2次転写部に所定のタイミングでレジストロー
ラ対8により中間転写体3と2次転写手段10とのニッ
プ部に搬送される。
【0051】中間転写体3上に形成された一次転写トナ
ー画像は、2次転写手段10(2次転写ローラを本実施
例では使用)に印加されるトナーと逆極性である正極性
のバイアスにより転写材P上に一括転写される。
【0052】2次転写後、中間転写体3上に残った2次
転写残トナーは、中間転写体のクリーニング手段(クリ
ーニングブレードを本実施例では使用)4により除去さ
れる。
【0053】なお、図中、5は中間転写体3の駆動ロー
ラ、6はテンションローラ、7は2次転写対向ローラで
ある。
【0054】中間転写体3として使用している中間転写
ベルトとしては、厚さ50μm〜200μm、体積抵抗
率108Ωcm〜1016Ωcm程度のPVdF(ポリフ
ッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等
の樹脂フィルムベルトや0.5mm〜2mm厚程度の低
抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μmの離型性の良い高抵
抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を用いることが出来
る。
【0055】本実施例では、高耐久性とクリーニングブ
レードによるクリーニングが可能なことから厚み50〜
75umのポリイミドベルトを使用している。
【0056】転写材P上に2次転写されたトナー画像
は、定着手段となる定着装置11を通過することで転写
材P上に溶融定着され、画像形成装置の出力画像とな
る。
【0057】(2)定着装置11 本実施例において定着装置11としては、フィルム定着
方式の定着装置を使用している。図2に本実施例でのフ
ィルム定着方式の定着装置の概略を示す。
【0058】定着部材である定着フィルム25は、本実
施例では長さ約230mm、厚み50μm、外径φ18
mmの耐熱性樹脂(ポリイミド樹脂を本実施例では使
用)の円筒状エンドレスフィルムを基層27とし、その
上プライマー層および、厚み約10μmのPFAやPT
FE等からなる離形表面層21を順次形成しした定着フ
ィルムを用いていおり、定着部材である定着フィルム2
5には、シリコンゴム層などの弾性層は設けていない。
【0059】定着フィルム25の基層27としては他の
耐熱樹脂や金属製のものを用いても良い。
【0060】定着フィルム25内には発熱手段であるセ
ラミックヒータ28(アルミナ、窒化アルミなどのセラ
ミック基板28a上に抵抗発熱体34を設け、その上に
ガラスコート28bを設けたものを本実施例では使用)
が内包されている。
【0061】セラミックヒータ28の定着フィルム25
との非当接面側には温度検出手段であるサーミスタ29
が当接されており、該サーミスタ29によりセラミック
ヒータ28の温度を検知して温度制御が行なわれる。
【0062】30はフィルムガイドであり、定着フィル
ム25はフィルムガイド30により回転自在に支持され
ている。
【0063】また、フィルムガイド30に一体的に設け
られたセラミックヒータ28は図示しない加圧機構によ
り加圧部材26(加圧ローラを使用)の方向へ本実施例
では総圧196N(20kgf)の力で押圧されてお
り、これによりフィルムガイド30に回転自在に支持さ
れた定着フィルム25が加圧ローラ26に圧接されてい
る。
【0064】加圧ローラ26は外径φ14mmの鉄製芯
金31の上に、厚さ3mmのシリコンゴム弾性層32お
よび、離形表面層33として厚さ20μmのPFA(テ
トラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルエーテル
共重合体)やFEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体/4フッ化エチレン・6フ
ッ化プロピレン共重合樹脂)などのフッ素樹脂よりなる
コート層が順次形成されている。加圧ローラ26の外径
は、略φ20mmである。定着ニップ幅は約7.5mm
で有った。
【0065】加圧ローラ26の製品硬度は50度(高分
子計器株式会社製硬度計ASKER−Cを用い、総荷重
5.88N(600gf)での硬度値)であった。
【0066】加圧部材となる加圧ローラ26のシリコン
ゴム弾性層32は、厚さ1mm以下では、定着部材25
側に弾性層が無いため、十分な定着ニップ幅を確保でき
ない。また、加圧部材26側の弾性層32が厚み500
μm以下では、転写材の凹凸やトナー画像の凹凸に追従
しにくい。このため弾性層を有しない定着部材25と組
み合わせる加圧部材26の弾性層32の厚みとしては1
mm以上が好ましい。
【0067】本実施例では、加圧ローラ26に不図示の
駆動手段により回転駆動がかけられ、定着フィルム25
は従動回転している。
【0068】定着装置11では、加圧ローラ26が本実
施例では約100mm/secの周速度で回転駆動され
ると共に、定着ニップ部Nが未定着トナー画像35の定
着に適した温度となるようセラミックヒータ28への通
電が調整される。2次転写プロセスまでを終えて未定着
トナー画像35をその上に載せた転写材P(図2)は定
着ニップ部Nへ導かれ、該定着ニップ部Nで加えられる
圧力と定着フィルム25を介してセラミックヒータ28
から伝えられる熱により未定着トナー画像35が熱溶融
されて転写材P上に定着画像として定着される(一度目
の定着)。
【0069】本実施例の定着装置11は、弾性層を有し
ない定着フィルム25を使用したフィルム定着方式を用
いたので、定着ニップ部Nの温度の立ち上がりが早く、
ウェイトタイムを短くすることが出来る。
【0070】(3)トナー 本実施例に用いられるトナーとしては、重合法により製
造され、低軟化点物質を5〜30重量%含み、形状係数
SF−1が100〜110である実質球形トナー(以下
単に重合トナーと称す)を用いている。
【0071】低軟化点物質としては、ASTMD341
8−8に準拠し測定された主体極大ピーク値が40〜9
0℃を示す化合物である。重合トナーの極大ピーク値温
度の測定は、例えばパーキンエルマー社製DSC−7を
用いる。装置検出部の温度補正は、インジウムと亜鉛の
融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱
を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い対照
用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定
を行った。具体的には、パラフィンワックス、ポリオレ
フィン、フィッシャートロピッシュワックス、アミドワ
ックス、高級脂肪酸、エステルワックス及びこれらの誘
導体またはこれらのグラフト/ブロック化合物が利用で
きる。好ましくは、下記の一般構造式で示す炭素数が1
0以上の長鎖エステル部分を一個以上有するエステルワ
ックスである。具体的なエステルワックスの代表的な化
合物の構造式を下記に一般構造式、、及びとして
示す。
【0072】
【化1】
【0073】本発明で好ましく用いられるエステルワッ
クスは、硬度0.5〜5.0を有するものである。エス
テルワックスの硬度は、直径20mmで厚さが5mmの
円筒状のサンプルを作成した後、島津製作所製ダイナミ
ック微小硬度計(DUH−200)を用い、ビッカース
硬度を測定した値である。測定条件は、0.5gの荷重
で負荷速度が9.67mm/secの条件で10μm変
位させた後、15秒間保持し、得られた打痕形状を測定
しビッカース硬度を求める。本発明に好ましく用いられ
るエステルワックスの硬度は、0.5〜5.0の値を示
す。具体的化合物の例を下記の化学式(1)、(2)、
(3)、(4)に示す。
【0074】
【化2】
【0075】なお、ここでいう形状係数SF−1とは、
球状物質の球状の丸さの割合を示す数値であり、球状物
質を2次元平面上に投影してできる楕円状の図形の最大
長MAXLNGの2乗を図形面積AREAで割って、1
00π/4を乗じたときの値で表わされる。つまり、形
状係数SF−1は次式
【0076】
【数1】
【0077】で定義されるものである。
【0078】日立製作所FE−SEM(S−800)を
用いトナー像を無作為に100個サンプリングし、その
画像情報をインターフェースを介してニコレ社製画像解
析装置(Luzex3)に導入し解析を行い上式より算
出したものである。
【0079】シアントナーは、次のごとくして調整し
た。高速攪拌装置を備えた21リットル用四つ口フラス
コ中にイオン交換水710重量部と0.1モル/リット
ルNa 3PO4水溶液450重量部を添加し回転数を12
000回転に調整し、65℃に加温せしめた。ここに
1.0モル/リットルCaCL2水溶液68重量部を徐
々に添加し、微少な難水溶液性分散剤Ca3(PO42
を含む分散媒系を調整した。
【0080】一方、分散質系は、 スチレン単量体 165重量部 n−ブチルアクリレート単量体 35重量部 I.ピクメントブルー15:30 14重量部 飽和ポリエステル 10重量部 {テレフタール酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノール A酸価15、ピーク分子量:6000} サリチル酸金属化合物 2重量部 下記化合物(極大ピーク値59.4℃) 60重量部
【0081】
【化3】
【0082】上記混合物をアトライターを用い3時間分
散させた後、重合開始剤である2、2′−アゾビス
(2、4−ジメチルバレロニトリル)10重量部を添加
した分散物を分散媒中に投入し回転数を維持しつつ15
分間造粒した。
【0083】その後、高速攪拌器からプロペラ攪拌羽根
に攪拌器を変え、内温を80℃に昇温させ50回転で重
合を10時間継続させた。
【0084】重合終了後スリラーを冷却し、希塩酸を添
加し分散媒を除去せしめた。
【0085】更に洗浄し乾燥を行う事でコールターカウ
ンターで測定したシアントナーの重量平均粒径は6.2
μmで個数変動係数が27%であり、SF−1が104
であった。
【0086】同様にして、SF−1が104のイエロー
トナー、マゼンタトナー及びブラックトナーを製造し
た。なお、着色剤としては、イエロートナーでは、C.
I.ピグメントイエロー17、マゼンタトナーでは、
C.I.ピグメントレッド122及びブラックトナーで
は、カーボンブラックを用いた。
【0087】(4)制 御 本発明で、画像形成モードが黒単色モードか?もしく
は、Y,M,Cいずれかの単色カラーモードまたは複数
色を使用したフルカラーモードであるかを画像形成装置
が認識するためには、ユーザーがパソコン上からプリン
タードライバ上の設定で画像形成装置に指示したり、ユ
ーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等により
直接指示したり、転写材に記録される画像が、黒(K)
のみであるか?または、Y,M,Cのいずれかの単色カ
ラーやY,M,C,BKの複数色を使用したフルカラー
であるか?どうかを判断する画像判断手段をカラー画像
形成装置に設け、不図示のフォーマッタから画像形成装
置に送られてくる画像信号を基に不図示のCPUを用い
て、画像形成装置自体が自動的に判断するよう等のよう
にすればよい次に、本実施例では、転写材がOHPシー
トの場合に、画像形成モードにより動作を異ならせてい
る。
【0088】転写材が、OHPシートかどうかを知るた
めには、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサ
を設け、転写材がOHPシートだと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシートであると指定したりすればよい。
【0089】1)転写材がOHPシートであり、かつ、
画像形成が黒(K)単色モードの場合には、一度目の定
着のみを行い完成定着画像として排紙する。
【0090】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
【0091】2)転写材がOHPシートであり、かつ、
画像形成がフルカラーモードまたはY,M,Cいずれか
の単色カラーモードで有る場合には、一度目の定着条件
として、定着速度が略プロセススピードと同じ約100
mm/secで、定着温度は定着フィルム表面温度が約
150〜170℃であるように制御して定着動作を行っ
た。
【0092】一度目の定着を行ったのち定着装置から排
出された転写材は、定着装置下流にある自動両面機構に
よりスイッチバック搬送され、図中点線で示される反転
給紙搬送経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送され
る(図2→図3)。
【0093】2度目の定着時には、一度目に定着された
定着画像35′(図3)が、弾性層32を有する加圧部
材26側に接するため、転写材Pの凹凸や、トナー画像
の凹凸の、凸部と凹部に加えられる熱の差が少なくな
る。
【0094】2度目の定着条件としては、2度目の定着
速度を一度目の定着速度の約1/3である約30mm/
sec程度に遅くした。定着温度については、一度目の
定着温度と同じで行った。
【0095】2度目の定着を行った後、完成定着画像と
して排紙を行う。
【0096】画像形成がフルカラーモードや単色カラー
モードの場合には、上記のように2度目の定着速度を遅
くすることで、1度目のトナー画像の凸部と凹部に加え
られる熱の差が少なく、また、十分加えられることで、
2度目定着後トナー画像の表面平滑性が向上し、OHP
シート上定着トナー画像の透過性が向上できる。
【0097】また、一度目の定着速度を遅くしていない
ため、一度目定着終了後のOHPシートの熱による軟化
を少なくすることができ、反転給紙搬送経路などでのジ
ャムの発生をすくなくすることができる。
【0098】一方、画像形成が黒単色モードの場合に
は、上記のような2度定着を行わず、一度の定着のみ
で、透過性が悪くても、使用上問題ないため、定着動作
を一度のみで行うことで、スループットが遅くならなく
て済すむメリットがある。
【0099】OHPシートとして、3M社製のCG37
04A、LetterサイズのOHPシートを使用し、
黒単色モードのOHPシートではスループットが毎分約
16枚であり、それに対して、フルカラーモードや単色
カラーモードのOHPシートの場合には、毎分約2枚と
スループットが遅くなってしまった。
【0100】OHTの透過性については、次の方法で測
定を行った。OHPとして、3M社製の透過型OHP9
550を使用し、スペクトロメータとして、Photo
Research社のSpectra Scan P
R650を使用し、暗室環境において、OHPからスク
リーンに投影した画像のスペクトルを、前記スペクトロ
メータにて測定した。測定手順としては、最初に、OH
Pに被測定OHPシートサンプルを載せない状態でのス
ペクトルをReferenceとして測定を行い、つぎ
に被測定OHPシートサンプルをOHPに載せ、投影さ
れた像のスペクトルを測定し、前記のreferenc
eとの差から、計算によりL*、C*、H*を求め、透
過性のデータとした。ここでL*,は、JIS Z 8
729によるCIE 1976 L* a* b*表色
系での明度である。C*は、JIS Z 8729によ
るCIE 1976 L* a* b*表色系でのab
クロマであり、以下の式で求められる。
【0101】
【数2】
【0102】また、H*は、JIS Z 8729によ
るCIE 1976 L* a*b*表色系でのab色
相角であり、以下の式で求められる。
【0103】
【数3】
【0104】ここで、L*,C*,H*算出の条件とし
ては、光源として標準光源D65、等色関数として2°
視野の等色関数を用いている。
【0105】測定パッチとしてイエローべた部の透過性
を測定したところ、弾性層を有しない定着部材側の面の
みによる一度の定着でOHPシート上のトナー画像を定
着した場合、投影された像は透過性が悪く黒ずんでお
り、透過性の目安のひとつであるL*の値も、50以下
と低かった。
【0106】それに比べ、本発明のように弾性層を有し
ない定着部材を用いても、2度目の定着において、弾性
層を有する加圧部材側にトナー画像が接するようにして
定着を行い、また、2度目の定着速度を1度目の定着速
度よりも遅くすることで完成定着後画像表面の平滑性が
向上し、透過性もL*が70〜75程度と向上した。
【0107】本実施例では、2回目の搬送時に画像形成
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない(一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにする
など)ようにした。
【0108】尚、本実施例ではウェイトタイムの短い定
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
【0109】また、カラー画像形成装置としてインラン
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
【0110】[実施例2]本発明に関わる実施例2を以
下に説明する。ただし、実施例1と重複する部分につい
ては、説明を省略する。
【0111】本実施例2では、転写材がOHPシート以
外の場合に、画像形成モードにより、通常モードと光沢
アップモードが選択可能としている。
【0112】転写材がOHPシート以外だと知るために
は、画像形成装置に転写材の種類を判別するセンサを設
け、転写材がOHPシート以外だと判断するか、また
は、ユーザーが画像形成装置のオペレーションボタン等
やパソコン上のプリンタードライバ設定の操作により転
写材がOHPシート以外であると指定したりすればよ
い。
【0113】次に各動作モードについて説明する。
【0114】1)転写材がOHPシート以外でかつ、画
像形成が黒単色モードの場合には、一度目の定着のみを
行い完成定着画像として排紙する。
【0115】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度は定着フィルム表面温度が約150〜170℃であ
るように制御して定着動作を行った。
【0116】2)転写材がOHPシート以外でかつ、画
像形成が黒単色モード以外の場合(フルカラーモードや
単色カラーモードの場合)には、 .転写材を一度定着装置において定着を行うのみで完
成定着画像として排紙する通常モードが、ユーザーによ
り選択された場合には、一度目の定着のみを行い完成定
着画像として排紙する。
【0117】一度目の定着条件としたは、定着速度が略
プロセススピードと同じ約100mm/secで、定着
温度が、定着フィルム表面温度が約150〜170℃で
あるようにして定着動作を行った。
【0118】.完成定着後トナー画像の光沢として、
の通常モードよりも光沢の高い完成定着後画像を得る
ための光沢アップモードをユーザーが選択した場合に
は、一度目の定着を行ったのち定着装置から排出された
転写材は、定着装置下流にある自動両面機構によりスイ
ッチバック搬送され、図中点線で示される反転給紙搬送
経路を通り再給紙され定着装置に再度搬送される。
【0119】2度目の定着時には、一度目に定着された
定着画像が、弾性層を有する加圧部材側に接するため、
転写材の凹凸や、トナー画像の凹凸の、凸部と凹部に加
えられる熱の差が少なくなる。2度目の定着を行った
後、完成定着画像として排紙を行う。
【0120】一度目と2度目の定着条件としては、転写
材の種類により適切な定着条件で定着を行うことが好ま
しい。
【0121】転写材として、キヤノン販売株式会社製の
光沢フィルムGF−2のA4サイズ品を使用した場合の
光沢について説明する。定着後画像の光沢を次の方法を
用いて測定を行った。測定器として、日本電色工業株式
会社製の光沢計PG―3Dを使用し、JIS Z 874
1における75度鏡面光沢測定方法により測定を行っ
た。
【0122】転写材上のトナー量としては、Y,M,
C,BKのいわゆる1次色のべた画像部のトナー量が約
0.5〜0.6mg/cm2、R,G,Bのいわゆる2
次色のべた部が約1.0〜1.2mg/cm2の状態で
定着を行い、定着後画像の光沢を測定した。
【0123】転写材が光沢フィルムGF−2を使用する
場合、光沢アップモードでは、一度目の定着条件を通常
モードと同じ条件で行い、2度目の定着時の定着速度を
1度目の定着速度の約1/3とした。また、2度目定着
時の定着温調温度は、1度目と同じとした。
【0124】定着を1回だけ行った場合の通常モードで
の完成定着後トナー画像の光沢Gs(75°)が約10
以下と低光沢で有ったのに対し、光沢アップモードでの
定着後画像光沢Gs(75°)は約50と光沢が上昇
し、画質の向上を行うことが出来た。
【0125】本実施例では、2回目の搬送時に画像形成
装置は、少なくとも任意の画像形成を行なわない、一例
としてベタ白画像を形成し、転写位置を通過してもトナ
ー画像面の裏面にトナー画像が形成されないようにし
た。
【0126】尚、本実施例ではウェイトタイムの短い定
着装置としてフィルム定着方式の定着装置を採用した
が、その他、磁気誘導加熱等の誘導加熱定着方式を用い
た定着装置等を採用しても良い。
【0127】また、カラー画像形成装置としてインラン
カラー(タンデム)方式のものについて説明したが、他
のカラー画像形成方式のものについても同様の効果が得
られる。
【0128】[実施例3]以下に本発明に関わる実施例
3について説明する。ただし、実施例1や実施例2と重
複する部分については、説明を省略する。
【0129】本実施例3においては、カラー画像形成装
置に自動両面機構が付いていない場合についての実施例
を説明する。
【0130】本実施例では、2度目の定着が必要なモー
ドの場合(転写材がOHPシートで、画像形成モードが
黒単色モード以外の場合や、転写材がOHPシート以外
で画像形成モードが黒単色モード以外で、かつユーザー
が光沢アップモードを選択した場合)に、一度定着され
排紙された後、カラー画像形成装置は、転写材が再度給
紙トレイにセットされるのを待つモードに移行する。
【0131】そして、ユーザーが一度定着排紙された転
写材を、2度目の定着で、一度目の定着後トナー画像面
が弾性層を有する加圧部材側に接するような方向にして
(転写材の表裏を反転させ)、給紙口に転写材をセット
する。
【0132】その後、カラー画像形成装置が、給紙口に
転写材がセットされたのを検知して、自動的に給紙動作
を行い2度目の定着動作を行い完成定着画像として排紙
してもよいし、また、給紙口に転写材をセット後、ユー
ザーが、画像形成装置上のオペレーションボタンを操作
したり、画像形成装置と通信可能なパソコンから、動作
再スタートの指示を画像形成装置に送ることで、2度目
の定着動作が行われ完成定着画像として排紙されても良
い。
【0133】本実施例によれば、カラー画像形成装置が
自動両面機構を付けていなくても良いので、安価に行う
ことができる。
【0134】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、弾性層を
有しない定着部材と、厚みが1mm以上の弾性層を有す
る加圧部材を使用した定着装置を使用したカラー画像形
成装置にて、記録材がOHPシートである場合、画像形
成モードにより定着動作を切り替えることで、黒単色モ
ード時には、スループットが早くなる効果があり、黒色
以外のモード時には、弾性層を有しない定着部材を使用
する定着装置においても十分な透過性が得られる効果が
あり、また、一度目の定着速度を遅くしないため反転搬
送経路でのジャム等を少なくすることができる効果があ
る。
【0135】また、記録材がOHPシート以外である場
合には、画像形成が黒単色モード時には、記録材上のト
ナー画像を一度定着させたのみで完成定着画像として排
紙することで、不必要な光沢アップを行う必要が無くな
り、定着後画像のぎらつきを抑えることが出来るので、
画像品質の低下を少なくし、文字が読みやすくなった
り、目が疲れにくい効果が有る。
【0136】画像形成モードが黒単色モード以外の場合
には、通常モードと光沢アップモードをユーザーが選択
できるようにしたため、ユーザーの要望に応じて定着後
画像の光沢が選択できる効果がある。また、弾性層を有
しない定着部材を使用した定着装置にても光沢アップが
可能である効果がある。
【0137】また、自動両面機構や手動両面により2度
目の定着時の反転再給紙を行うので、従来例のような加
圧解除機構や複雑な再給紙搬送部が必要なく安価に本発
明を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるカラー画像形成装置
の概略説明図である。
【図2】 本発明のカラー画像形成装置に使用される定
着装置の概略構成図であり、一度目の定着時のものであ
る(トナー画像面が、定着部材面側)。
【図3】 本発明のカラー画像形成装置に使用される定
着装置の概略構成図であり、二度目の定着時のものであ
る(定着トナー画像面が、加圧部材面側)。
【図4】 弾性層を有する定着部材を使用した定着装置
の一例である熱ローラ定着装置の概略構成図である。
【図5】弾性層を有しない定着フィルムを使用した定着
装置の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・光学系(スキャナ)、2・・カートリッジ、3・
・中間転写体、4・・クリーナ、5・・駆動ローラ、6
・・テンションローラ、7・・2転対向ローラ、8・・
レジローラ、9・・1次転写ローラ、10・・2次転写
ローラ、11・・定着装置、12・12′・・給紙ロー
ラ、13・・給紙カセット、14・・給紙トレイ、P・
・転写材、25・・定着フィルム、21・・表面離形
層、27・・エンドレスベルト、28・・セラミックヒ
ータ、28a・・セラミック基盤、29・・サーミス
タ、34・・抵抗発熱体、26・・加圧ローラ、31・
・芯金、32・・弾性層(シリコンゴム層)、33・・
表面離形層、35・・未定着トナー像、35′・・一度
目定着後のトナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 384 G03G 21/00 384 21/14 372 (72)発明者 平井 政秀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 AR01 AS13 CK08 2H027 DC02 DC03 DC11 DE01 DE07 DE09 EB04 EB06 EC06 EC09 ED17 ED18 ED19 ED25 EE10 EJ15 FA13 FA15 FA28 FA30 FA35 FB07 FB11 FB18 FB19 GA01 ZA08 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 BD03 2H030 AD01 AD04 AD07 AD08 AD17 BB23 BB43 BB46 BB63 BB71 2H033 AA10 AA11 AA30 AA46 AA47 BA25 BA58 BB02 BB18 BB28 BB29 BB33 BB34 BE03 CA13 CA16 CA20 CA36 CA37 CA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材上に未定着トナー画像を形成する画
    像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有しない
    定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧部材と
    からなる定着手段と、画像形成モードとして、黒単色モ
    ードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色カラー
    モードまたは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色
    のうち複数色を使用するフルカラーモードとを有するカ
    ラー画像形成装置において、 記録材がOHPシートである場合であって、 a)画像形成モードが黒単色モードである場合には、弾
    性層を有しない定着部材側とOHPシート上の未定着ト
    ナー画像とを定着ニップ部で圧接する一度の定着動作を
    行い完成定着画像として排紙し、 b)画像形成モードが黒単色モード以外、即ちイエロ
    ー、マゼンタ、シアンの単色カラーモードまたは、イエ
    ロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のうち複数色を使用
    するフルカラーモードである場合には、弾性層を有しな
    い定着部材面とOHPシート上の未定着トナー画像面と
    を定着ニップ部で圧接し定着した一度目の定着の後、定
    着トナー画像面が定着ニップ部で弾性層を有する加圧部
    材面側に接すように、定着されたOHPシートを再度給
    紙し、OHPシート上の定着トナー画像面と加圧部材面
    が定着ニップ部で圧接され、一度目の定着速度よりも遅
    い定着速度で2度目の定着を行い完成定着画像として排
    紙することを特徴としたカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】記録材上に未定着トナー画像を形成する画
    像形成手段と、少なくとも発熱手段、弾性層を有しない
    定着部材、厚み1mm以上の弾性層を有する加圧部材と
    からなる定着手段と、画像形成モードとして、黒単色モ
    ードおよび、イエロー、マゼンタ、シアンの単色カラー
    モードまたは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色
    のうち複数色を使用するフルカラーモードとを有するカ
    ラー画像形成装置において、 記録材がOHPシート以外である場合であって、 a)画像形成モードが黒単色モードである場合には、弾
    性層を有しない定着部材側と記録材上の未定着トナー画
    像とを定着ニップ部で圧接する一度の定着動作を行い完
    成定着画像として排紙し、画像形成モードが黒単色モー
    ド以外、即ちイエロー、マゼンタ、シアンの単色カラー
    モードまたは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色
    のうち複数色を使用するフルカラーモードである場合に
    は、弾性層を有しない定着部材側と記録材上の未定着ト
    ナー画像とを定着ニップ部で圧接する一度の定着動作を
    行い完成定着画像として排紙する通常モードと、 b)弾性層を有しない定着部材面と転写材上の未定着ト
    ナー画像面とを定着ニップ部で圧接し定着した一度目の
    定着の後、完成定着画像の光沢を高くするため、定着ト
    ナー画像面が定着ニップ部で弾性層を有する加圧部材面
    側に接すように、定着された記録材を再度給紙し、記録
    材上の定着トナー画像面と加圧部材面が定着ニップ部で
    圧接され2度目の定着を行い完成定着画像として排紙す
    る光沢アップモードとが選択可能であることを特徴とし
    たカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】カラー画像形成装置は、自動両面機構を備
    えており、2度目の定着が必要なモード時に、一度目の
    定着後、記録材を自動両面機構を用いて反転給紙搬送
    し、2度目の定着動作を自動的に行うことを特徴とした
    請求項1または請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】カラー画像形成装置は、自動両面機構を備
    えていない場合に、2度目の定着が必要なモードでは、
    一度目の定着後、画像形成装置は、給紙トレイに一度目
    の定着が終了した記録材がセットされるのを待つモード
    に移行し、ユーザーが給紙トレイにユーザーが一度定着
    排紙された記録材を、2度目の定着で、一度目の定着後
    トナー画像面が弾性層を有する加圧部材側に接するよう
    な方向にして給紙トレイに記録材をセットし、その後、
    カラー画像形成装置が、給紙トレイに記録材がセットさ
    れたのを検知して、自動的に給紙動作を行い2度目の定
    着動作を行い完成定着画像として排紙するか、または給
    紙トレイに記録材をセット後、ユーザーが、画像形成装
    置上のオペレーションボタンを操作することにより、ま
    たは画像形成装置と通信可能なパソコンから、動作スタ
    ートの指示を画像形成装置に送ること、のいずれかによ
    り2度目の定着動作が行われ完成定着画像として排紙さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    カラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記弾性層を有しない定着部材として、耐
    熱性樹脂または金属のエンドレスベルト上に離形表面層
    を有する定着フィルムを使用することを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
JP2001264584A 2001-08-31 2001-08-31 カラー画像形成装置 Pending JP2003076096A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7551868B2 (en) 2006-07-11 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method
US7657218B2 (en) 2006-08-22 2010-02-02 Ricoh Company Ltd. Gloss providing sheet and image formation apparatus
US7787815B2 (en) 2006-09-04 2010-08-31 Ricoh Company, Ltd. Image forming device

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US7551868B2 (en) 2006-07-11 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method
US7657218B2 (en) 2006-08-22 2010-02-02 Ricoh Company Ltd. Gloss providing sheet and image formation apparatus
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