JP2011081133A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明トナーを備える画像形成装置で出力したカラー画像上に透明トナー像を画像形成するだけでなく、透明トナーを持たない画像形成装置の出力上に透明トナーによって出力できるようにする。
【解決手段】記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル塗布量調節手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しない。
【選択図】図1
【解決手段】記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル塗布量調節手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しない。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置によってカラートナー像が定着された記録材の上に、さらに画像形成とトナー像の定着を行う画像形成装置に関するものである。
近年、透明トナーを用いた電子写真装置が提案されている。透明トナーを用いることで、様々な表現ができるようになり、出力物の付加価値が向上する。
透明トナーによる付加価値の向上とは、まず、画像部前面の均一光沢化が上げられる。
透明トナーを持たない電子写真装置では、出力画像の光沢が均一にならない場合が多い。なぜなら、白地部はトナーが乗らないため、記録材である紙の表面光沢がそのまま出力されるために常に一定の光沢となる。一方、ハイライト部では、トナーが細かい網点状に形成され、凹凸ができるため、光沢が下がってしまう。さらに、ソリッド部では、トナーが紙表面を十分に覆い、表面が滑らかになるため、ハイライト部と比べると光沢が上がってしまう。
したがって、画像全体が不均一な光沢になってしまい画像品位が落ちる。
そこで、全面を透明トナーで覆って定着し白地部からベタ部まで均一な光沢とすることで、成果物の付加価値が上げることができる。
また、透明トナーを用いて、記録材の白地部、または、画像部に、グロスマーク、ウォーターマーク、セキュリィティマークなどの透明トナーによるマークを形成する方法がある。
このような透明トナーを用いた電子写真装置はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の有彩色トナー(以下、カラートナーという)と、無色透明である透明トナーを用いた5色タンデム方式が一般的である。
このような装置の画像形成方法としては、記録材上にカラートナー像と透明トナー像を順次形成し、両トナー像を同時に定着する方法がある。しかしながら、この方法では、カラートナー像と透明トナー像の両方を同時に定着しなければならないため、一度に定着しなければならないトナー量が増えてしまう。このように増えたトナーを定着するために、定着の加熱量を上げていくと、今度は、記録材が定着ローラに巻き付いてしまうといった新たな課題が発生する。
これに対し、特許文献2,3には、記録材上にまずカラートナー像だけを形成して定着してから、その上に透明トナー像を形成して定着する方法が開示されている。
さて、従来の電子写真方式で用いられるトナーは、ワックスを含むトナーとワックスを含まないトナーが用いられる。ワックスを含まないトナーを用いる画像形成装置では、トナー像の定着の際に、トナーが溶けてトナーの付着力が増加するために、トナー像が定着ローラに付着する、いわゆる、定着オフセットが発生したり、記録材が定着ローラに巻き付いてジャムが発生したりするために、定着ローラにオイルを塗布する手段を用いて、定着ローラと、トナーとの付着力を下げている。
しかしながら、このような定着ローラにオイルを塗布する定着器は、定着オイルの塗布ムラによって、画像上に光沢ムラが発生し画像品位を下げてしまう。
そこで、定着ローラの離型剤として、トナーの中に予めワックスを含んでいるトナーが主流となってきている。
透明トナーを備える画像形成装置においても、画像品位の向上のためには、トナーの中に予めワックスを含んでいるトナーを用いることが望ましい。
特に、画像部全面に透明トナーをコートする場合というのは、画像の均一性の向上が求められるポートレート等の写真出力であることが多い。したがって、全面透明トナーコーティングの場合、上記した光沢ムラがないことが好ましい。
上記したような記録材上にまずカラートナー像だけを形成して定着してから、その上に透明トナー像を形成して定着する方法では、透明トナーを備える画像形成装置でカラーの画像形成を行った記録材だけでなく、透明トナーを持たないカラー画像形成装置によって画像形成を行った記録材に対して、透明トナーのみで画像形成するといった使い方も望まれていた。
つまり、透明トナーを備える画像形成装置で出力したカラー画像上に透明トナー像を画像形成するだけでなく、透明トナーを持たない画像形成装置の出力上に透明トナーによって出力できるようになると、画像のバリエーションが増えたり、生産性が上がったりといったメリットが出るからである。
しかしながら、ワックスを含んでいる透明トナーとオイル塗布しない定着器を備える画像形成装置に、ワックスを含まないトナーによって画像形成した記録材を通紙すると、上記したように、トナー像の定着の際に、定着オフセットが発生したり、記録材が定着ローラに巻き付いたりしてしまう。
そこで、透明トナーを用いる定着器にオイル塗布手段をつけることも可能であるが、上記したオイル塗布ムラによって画像品位を下げることになってしまう。
従って、本発明は、上記の如き問題点を解決した画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、トナー像によってフルカラー画像が定着されている記録材の上に画像形成を行ってもジャムが発生せず、ワックスを含むトナーの場合には、そのメリットを活かした高品位な画像が得られる画像形成装置を提供することである。
上記、目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル塗布量調節手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しないことを特徴とする。
記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル塗布量調節手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しないことを特徴とする。
また、記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル回収手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しないことを特徴とする。
このような構成とすることによって、トナーと定着ローラの間に離型剤としてオイルまたはワックスが存在することになるため、記録材が定着ローラに巻き付かない。
かつ、全面クリアトナーによって全面均一光沢にしたい場合は、オイル塗布ムラがなく、高品位な画像を得られる。
本発明によれば、トナー像によってフルカラー画像が定着されている記録材の上に画像形成を行ってもジャムが発生せず、ワックスを含むトナーの場合には、そのメリットを活かした高品位な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。
以上の説明は、トナー像によってカラー画像が定着されている記録材の上に透明トナーを用いて画像形成を行う場合について説明したが、特に透明トナーである必要は無く、カラー画像が定着されている記録材の上にさらに、カラートナーを用いて画像形成を行う場合のついても効果的であることは言うまでも無い。
(実施例1)
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1に示すように、画像形成装置は、画像形成装置本体(以下、装置本体と記す)100の側面に、大容量の給送ユニット200が連設されている。この大容量給送ユニット200は、装置本体100に対して組み合わせて使用されるオプショナルな機能装置として構成されている。
装置本体100内には、5つの画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peが並設されている。ここでは、カラートナーであるイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックBkのトナーを用いる4つの画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdと、透明トナーである透明Tのトナーを用いる1つの画像形成部Peが並設された構成を例示している。
装置本体100の上面には、原稿読取部Aと操作ディスプレイ部Bが配設されている。原稿読取部Aは、原稿台ガラス21に載置された原稿Oを光学的に走査して原稿画像を色分解光電読取りする。操作ディスプレイ部Bは、操作者からのコマンド入力や、操作者への装置の状態報知等を行う。装置本体100内において、前記画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peの上側には、複数の光走査手段を有するレーザ走査機構Cが配設されている。また前記画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peの下側には、転写ベルト機構Dが配設されている。転写ベルト機構Dよりも下側には、2つの給送カセットE1,E2が上下2段に配設されている。また給送ユニット200の上側の、装置本体100の側面には、手差し給送トレイE3が開閉可能に設けられている。手差し給送トレイE3は、不使用時には装置本体100の側面に沿うように畳み込んで格納され、使用時には記録材を載置すべく開き状態にされる。更に転写ベルト機構Dよりも記録材搬送方向下流側には、記録材に形成されたトナー像を加熱して定着する定着装置Fが配設されている。
前記画像形成装置は、プリンタモード時に、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置(不図示)から入力された電気的画像情報に応じて、画像を形成して出力することが可能である。なお、パーソナルコンピュータから画像形成装置本体に入力される画像情報は、プリンタドライバによって、出力機器に合わせた画像情報に変換して、画像形成装置本体に電気信号として送られる。
前記画像形成装置の構成について、コピーモード時の動作に流れに沿って説明する。コピーモード時は、原稿台ガラス21上にカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿押え板22を被せることで原稿Oをセットする。原稿台ガラス21の下面に沿って移動駆動される移動光学系23により、原稿台ガラス21上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCDに結像されて、RGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読み取りされる。読み取られたRGBの各信号が画像処理部(コントローラ部、制御基板)25に入力される。
なお、クリアの画像は、操作ディスプレイ部Bでクリア原稿を白黒画像として読み取るモードに設定してから原稿読取部Aで読み取ればよい。
画像処理部25はレーザ走査機構Cを制御して原稿読取部Aからの各色分解読取画像情報(電気的画像情報)に対応して変調したレーザ光を第1から第5の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peに対してそれぞれ出力する。
第1から第5の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peは互いに同様の電子写真プロセス構成である。即ち、各画像形成部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)を有する。そして、このドラムに作用するプロセス手段である、全面露光ランプ(除電ランプ)、一次帯電器、現像器、転写帯電器、ドラムクリーナ等を有する。各画像形成部の現像器には、それぞれ供給装置によりイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックBkのカラートナー、クリアTの透明トナーが充填されている。
転写ベルト機構Dは、エンドレスの転写ベルト7と、この転写ベルト7を懸回張設した駆動ローラ7aとターンローラ7b,7cを有する。駆動ローラ7aが駆動モータにより動力伝達装置を介して回転駆動されることにより、転写ベルト7が反時計回り方向に所定の速度で回転駆動される。転写ベルト7は、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂シート)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートによって構成されている。そして、転写ベルト7は、そのシートの両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
フルカラー画像を形成するための動作は次の通りである。第1から第5の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peが所定の制御タイミングに合わせて順次に駆動される。その駆動により各画像形成部のドラムが時計回り方向に回転する。また転写ベルト機構Dの転写ベルト7も反時計回り方向に回転駆動される。レーザ走査機構Cも駆動される。この駆動に同期して一次帯電器がドラムの表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。レーザ走査機構Cは各ドラムの表面に画像信号に応じたレーザビーム走査露光を行う。これによって各ドラムの表面に画像信号に応じた静電潜像が形成される。すなわちレーザ走査機構Cは光源装置から発せられたレーザ光を、ポリゴンミラー8を回転させて走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズによりドラムの母線上に集光して露光する。これにより、ドラム上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器によりトナー画像として現像される。
ここでは、上記のような電子写真プロセス動作により、第1の画像形成部Paのドラムの周面にはフルカラー画像のイエロー色のトナー像が形成される。第2の画像形成部Pbのドラムの周面にはフルカラー画像のマゼンタ色のトナー像が形成される。第3の画像形成部Pcのドラムの周面にはフルカラー画像のシアン色のトナー像が形成される。第4の画像形成部Pdのドラムの周面にはフルカラー画像のブラック色のトナー像が形成される。第5の画像形成部Peのドラムの周面には透明トナー像が形成される。
一方、記録材Pは、大容量給送ユニット200、第1の給送カセットE1、第2の給送カセットE2、手差し給送トレイE3のいずれかから、選択的に一枚ずつ分離給送される。そして、搬送ローラ及びレジストローラ9を経て、転写ベルト機構Dの転写ベルト7上に供給される。転写ベルト7上に供給された記録材Pは、転写ベルト7による搬送で第1〜第5の各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peの転写部に順次に送られる。
まず記録材Pは、レジストローラ9から転写ベルト7に送り出され、第1の画像形成部Paの転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それを基準として所定の制御タイミングで第1の画像形成部Paのドラムに対し画像形成がなされる。そして、その転写部で転写帯電器5により、ドラム1上に形成された第1色目のイエロートナー像が記録材P上に転写される。更に記録材Pは第2〜第5の画像形成部Pb,Pc,Pd,Peの転写部へ順次搬送され、各画像形成部の各ドラム上に形成された、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が順次重畳転写される。これにより記録材P上に未定着の4色フルカラーのトナー像が形成される。
4色フルカラーのトナー像が形成された記録材Pは、転写ベルト7の搬送方向下流部で分離帯電器10により除電されて静電吸着力が減衰されることによって、転写ベルト7の末端から離脱する。なお、記録材Pが分離された転写ベルト7は、クリーニング装置11によりクリーニングされる。
転写ベルト7から離脱した記録材Pは、搬送ベルト12により定着装置Fに導入される。
図4は定着装置F部分の拡大図である。この定着装置Fについては後で詳述する。定着装置Fに導入された記録材Pは、定着ローラ51と加圧ローラ52との圧接部である定着ニップ部N1に進入して挟持搬送されることで、記録材Pが加熱及び加圧されて、各色トナー像の混色及び記録材Pへの定着が行われる。定着ニップ部N1を通った記録材Pは定着排出ローラ56により排出搬送される。
そして、記録材は、第1姿勢(図4の実線)に切り替えられたセレクタ13に案内されて排出ローラ対14に導入され、この排出ローラ対14により挟持搬送されて、装置外の排出トレイ上に排出される。
本画像形成装置は、記録材にカラートナーのみでトナー像を形成し定着するカラーモードと、記録材にカラートナーと透明トナーを用いたトナー像を形成し定着する5色モードと、記録材に透明トナー像のみを形成し定着するクリアモードと、を備えている。
また、両面画像形成モードが選択されている場合には、装置本体100において、定着装置Fを出た1面目画像形成済みの記録材Pは、第2姿勢(図2の点線)に切り替えられたセレクタ13によって反転再給送機構G側に進路変更される。そしてこの反転再給送機構Gの反転部(スイッチバック機構)20で表裏反転され、両面搬送パス26に送られ、中間トレイ27に一旦収納される。中間トレイ27に収納された記録材は、所定の制御タイミングで駆動された給送ローラにより中間トレイ27からレジストローラ9に向けて送り出される。このレジストローラ9から再度、転写ベルト機構Dの転写ベルト7上に2面目が上向きの状態で給送される。そして、1面目に対する画像形成の場合と同様に、第1〜第5の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peにより2面目に対する4色フルカラーのトナー画像の形成が実行される。2面目に対するトナー像形成を受けた記録材Pは転写ベルト7から分離されて定着装置Fへ搬送され、2面目に対するトナー像の定着処理を受ける。
4色のカラートナーのみの出力の場合は第5の画像形成部Peは停止している。
また、透明トナーで画像形成を行う5色モードの場合でカラー画像形成を行った後、第一の定着を行い、その後に透明トナーによって画像形成と第二の定着を行う場合を説明する。
まず記録材に画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdで画像形成を行い、定着装置Fで定着した後に、記録材の表裏の反転を行わずに搬送パス26を通してレジストローラ9から転写ベルト7上に搬送する。そして、画像形成部Peで透明トナーの画像形成を行った後に再び定着装置Fで定着して出力する。
前記カラーの画像形成だけでなく、透明トナーのみのクリアモード、さらには、モノクロの画像形成あるいは単色の画像形成も可能である。この場合は、その画像形成モードを選択すると、第1〜第5の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Peのうち、選択された画像形成モードに対応した画像形成部だけが画像形成動作する。そして、画像形成動作した画像形成部の転写部において、転写ベルト機構Dで搬送される記録材Pにトナー像を転写するシーケンスが実行される。
ここで、画像形成装置本体100に設けられた定着装置Fについて詳しく説明する。
定着装置Fにおいて、定着ローラ51と加圧ローラ52はそれぞれ回転自在に軸受支持されている。
定着ローラ51は、同心円状に3層構造を採用しており、コア部分51a、弾性層51b、離型層51cを有する。コア部分51aは直径44mm、厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。弾性層51bはJIS−A硬度50度、厚さ2.5mmのシリコンゴムにより構成される。離型層51cは厚さ50μmのPFAにより構成される。コア部分51aの中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプH1が配設されている。
加圧ローラ52も、上記定着ローラ51と同様に、コア部分52a、弾性層52b、離型層53cの3層構造である。ただし、弾性層52bは厚さ3mmのシリコンゴムを用いる。これは弾性層52bにより定着ニップ部N1の幅を稼ぐためである。加圧ローラ52のコア部分52aの中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプH2が配設されている。
定着ローラ51と加圧ローラ52は所定の押圧力で圧接させて記録材搬送方向において所定幅の加熱及び加圧部としての定着ニップ部N1を形成させている。加圧ローラ52の加圧力は、総圧で588N(60kgf)とした。このときの定着ニップ部N1の幅は7mmであった。
定着ローラ51と加圧ローラ52は駆動モータ(不図示)により矢印の方向に互いに圧接しながら回転駆動される。ヒータH1,H2はそれぞれ電源回路(不図示)から電力が供給されて発熱する。定着ローラ51と加圧ローラ52はこのヒータH1,H2の発熱によりそれぞれ内側から加熱される。ヒータH1は800W、ヒータH2は500Wのヒータを用いた。そして、定着ローラ51と加圧ローラ52の表面温度がそれぞれに接触させたサーミスタ等の温度センサTH1,TH2によりモニタされ、その検知温度に関する電気的情報が定着制御部(不図示)に入力される。定着制御部は、その入力情報に基づいて、定着ローラ51と加圧ローラ52のそれぞれの表面温度(定着温度)が所定の制御温度に維持されるように、電源回路からヒータH1,H2への供給電力を制御する。すなわち、定着ローラ51と加圧ローラ52を所定の温度に温調管理して定着ニップ部N1の温度を所定の定着温度に温度管理する。
離型剤塗布装置53は、定着ローラ51の表面に離型剤としてのジメチルシリコーンオイル等を塗布する。図5は離型剤塗布装置53の拡大図である。
容器64内に収容したシリコーンオイル65として粘度300csのジメチルシリコーンオイルを、上下の汲み上げローラ61A,61Bで汲み上げて、定着ローラ51に塗布する。定着ローラ51へのシリコーンオイル65の塗布量は、上の供給ローラ61Aへ当接させた調整ローラ63により、調整される。また、塗布ローラ62は、図示しないソレノイドによって、離接可能な構成となっている。
シリコーンオイルの種類としては特にこれに限定するものではなく、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、および各種の有機変性シリコーンオイルが利用可能である。
ウエブ方式のクリーニング装置54は、定着ローラ51の表面を拭掃して清掃する。ウエブ方式のクリーニング装置55は、加圧ローラ52の表面を拭掃して清掃する。各クリーニング装置54,55のウエブは耐熱性クリーニング部材である。
定着ローラ51と加圧ローラ52とが回転駆動され、また、それらのローラ51,52がそれぞれヒータH1,H2により内部加熱されて表面温度がそれぞれの所定の制御温度に立ち上げられて温調される。この状態において、転写ベルト機構D側から搬送ベルト12により未定着トナー画像が形成された記録材Pが定着装置F内に導入される。そして、定着ニップ部N1に進入して挟持搬送されていく過程において、定着ローラ51と加圧ローラ52により加熱され、またニップ圧により加圧される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の多重トナー像が溶融混色してフルカラー画像として記録材Pの表面に定着される。定着ニップ部Nから出た記録材Pは分離爪(不図示)によって定着ローラ51または加圧ローラ52から分離され、定着排出ローラ56に中継ぎされて、定着装置Fから送り出される。
前述したように、クリアモードにおいて、カラートナーの画像形成装置は、ほかの画像形成装置も用いることができる。
次に、トナーについて説明する。ここでは、トナーは、ポリエステル系の樹脂を使用したトナーを用いた。トナーは粉砕法によって製造することも可能であるが、ここでは、トナーを製造する方法として、懸濁重合法、界面重合法、分散重合法等の媒体中で直接トナーを製造する方法(重合法)が好ましく挙げられる。なお、トナーの成分、製造方法はこれに限定されるものではない。
カラートナーは、低融点ワックスを5重量%添加している。
透明トナーは、カラートナーの製造方法とほぼ同一の製造方法で、カラートナーの製造過程で、顔料成分を入れる工程を無くしたものを用いている。使用したメインバインダーも同一で、ワックスの添加量、外添剤の処方も同一とした。
顔料成分を入れた場合と入れない場合とで、トナーの樹脂特性は若干変化するが、前述の如きカラートナーと透明トナーによれば、ガラス転移点温度Tgの差が10℃以下となる。
次に、トナー量について説明する。
画像形成部に入力される画像データは、原稿となる画像のC、M、Y、Kの各色に分解された600dpiの0〜255のデータが入力される。
この1画素当たりのデータを画像データ量と呼ぶ。各色の最大の画像データ量を100%として表す。この0〜100%の画像データ量に応じて、画像形成すべきトナー量が計算される。
トナー量とは、記録材上に画像形成される1画素当たりのトナーの量である。トナー量も、画像データ量と同様に、0〜100%で表す。1cm2に画像形成した場合のトナーの重量を載り量という。単色で100%のトナー量のときに、その色の最大載り量となり、最大濃度となる。透明トナーの場合は、濃度ではなく、光沢度が指標となる。
最大濃度、および、光沢度は、画像設計、トナーの特性、定着装置(定着器)の定着条件、記録材の種類などによって決定される。
本実施例では、透明トナーの最大載り量を0.5mg/cm2とした。このときの光沢度は、坪量が150g/m2のA2グロスコート紙に透明トナーで画像形成を行ったところ、0.5mg/cm2の載り量で60度グロス測定において、40%のグロスを得た。グロスの測定方法は、日本電色工業株式会社製ハンディ型光沢計(PG−1M)を用いた(JISZ8741鏡面光沢度−測定方法に準拠)。
本発明の課題に対して、効果的な透明トナーの載り量は0.3mg/cm2以上0.6mg/cm2以下である。なぜなら、透明トナーの載り量が0.3mg/cm2を下回ると、透明トナーが記録材と定着ローラの間に介在するスペーサーとしての機能を持たなくなり、0.6mg/cm2を上回ると、トナーを溶かすために設定温度を高くした場合に、定着ローラへの巻きつきやホットオフセットが起きやすくなるためである。
さて、全面クリア画像と部分クリア画像を出力する方法について説明する。図8に、操作フローを示す。
まず、PC(パーソナルコンピュータ)から5色モードで全面クリア画像をプリント出力する場合について説明すると、4色のカラー画像については、特にアプリケーションソフトの制限はなく、フルカラー画像が扱えるアプリケーションソフトであればどのようなアプリケーションソフトを用いても構わない。4色の画像データを作成したのちに、ファイルのプリントボタンで、印刷ダイアログを開いて、プリンタのプロパティによってプリンタドライバを開く。そして、表示画面の中に予め用意しておいた全面クリアボタンを選択する。この全面クリアボタンは画像形成可能エリアに100%の全面クリアを画像形成する画像信号を画像生成装置に送ると共に、オイル塗布ローラをOFFにして画像を行う。
このように透明トナーで全面を覆う出力では、記録材の最上層、すなわち、定着ローラに接触するトナー像は、透明トナーになるため、その下に、ワックスを含むトナーがあっても、ワックスを含まないトナーがあっても、ジャムることがない。したがって、オイル塗布ムラのない高品位の画像が得るために、オイル塗布ローラをOFFにして画像を行う。
5色モードで部分クリア画像を出力する場合は、まず、アドビ(株)製のPhotoshop(登録商標)、Illustrator(商標)、In Design(商標)など、特色が扱えるアプリケーションソフトを用いてクリアを含む5色画像をデザインする。そして、特色に対応したプリンタドライバによってCMYK+透明の5色の版に分けて画像形成する。このときクリア版に部分画像があるかないかを調べて、部分画像があればオイル塗布ローラをONし、画像を出力する。クリア版の画像が全面か部分かは、画像データの各ピクセルの画像データ量を調べて、一定値でなければ、部分画像であると判断できる。
この場合、カセット内にワックスを含まないトナーによるプレプリント紙が置かれている可能性がある。そして、プレプリント紙のカラートナーの上に、透明トナーで画像形成を行わない場合には、カラートナーが定着ローラに接触して、ジャムが発生する可能性があるので、オイル塗布ローラをONにして、定着ローラの離型性を上げてこのような場合でも記録材がジャムらないようにしておく。
次に、クリア単色モードについて説明する。
クリア単色モードで全面クリア画像を出力する場合は、プレプリント紙を本体にセットして操作パネル上の全面クリアボタンを選択する。このとき画像形成可能エリアに100%の全面クリアを画像形成すると共に、オイル塗布ローラをOFFし、画像を出力する。このときオイル塗布ムラのない高品位の画像が得られる。
クリア単色モードで部分クリア画像を出力する場合は、プリンタドライバが白黒画像を出力すると、透明トナーによって画像形成するようにできている。
つまり、PC上でアプリケーションソフトを用いて白黒画像を描画して、出力すると透明トナーで出力するようになっている。この場合でも、カセット内にワックスを含まないトナーによるプレプリント紙が置かれている可能性がある。そして、プレプリント紙のカラートナーの上に、透明トナーで画像形成を行わない場合には、カラートナーが定着ローラに接触して、ジャムが発生する可能性があるので、オイル塗布ローラをONにして、定着ローラの離型性を上げてこのような場合でも記録材がジャムらないようにしておく。
以上、説明したように、上記のような構成にすることで、ワックスを含まないトナーが定着ローラに触れることがなくなりジャムが発生しなくなった。また、全面クリアの場合には、ワックスを含むトナーのメリットを活かして、オイル塗布をしないので光沢ムラが発生しなくなった。
オイル塗布ローラの当接、離間は、ソレノイドだけでなく、カムなどのメカ機構によっても変更することができる。
また、オイル塗布ローラの当接、離間の代わりに、オイル塗布量調整ローラを動作させてオイル塗布量を調整することもできる。図6は、離型剤塗布装置53の拡大図である。
定着ローラ51へのシリコーンオイル65の塗布量は、供給ローラ61Aへ当接させた塗布量調整ローラ66により調整される。塗布量調整ローラ66が、図示しないモータとカムによって、塗布ローラ62に対して侵入すると、塗布ローラ62に塗布されたシリコーンオイルが搾り出されて減少し、オイルは容器64内に流れ込む。したがって、定着ローラ51へのオイル塗布量が減る。塗布量調整手段は、塗布量調整ローラ66のような調整ローラに限定するものではなく、塗布量調整ブレード67のような調整ブレードを用いることも可能である。
このとき、オイル塗布量が10mg/A4を下回るように調整すると全面クリア画像の出力時には光沢ムラのない画像が得られた。しかしながら、この条件では、透明トナーがないときにはオイル量が足りず、ジャムが起こる可能性がある。すなわち、カラートナーと定着ローラの間にワックスを含むトナーが介在しない場合、オイルの塗布量は10mg/A4以上となるように、オイル塗布ローラを調整することが望ましい。
また前述した形態では、5つの画像形成部を有する構成を例示したが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した形態では、画像形成装置としてプリンタ機能とコピー機能を有する複合機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばプリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能のいずれか1つの機能を有する画像形成装置であっても良い。或いは前述した組み合わせ以外に、これらの機能を組み合わせた他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した形態では、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、加熱ローラ対の定着器を用いたが、これに限定されるわけではなく、定着ベルトを用いた定着器等でも効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施例では、指定された用紙サイズに対応した余白を除いた印字可能領域に対応する範囲(ほぼ用紙全域)に対して100%の出力をトナーの画像形成部に与える。これによって、プレプリント紙の色トナー領域がカバーできる。
また、本実施例では、透明トナーを用いたが、これに限定されるわけではなく、例えば金色や銀色の特色トナー等でも効果が得られることは言うまでもない。
以上、説明したように、トナー像によってフルカラー画像が定着されている記録材の上に画像形成を行ってもジャムが発生せず、全面、クリア画像の場合には、ワックスを含むトナーのメリットを活かした高品位な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。
(実施例2)
図7に、本発明を適用することができる他の画像形成装置の概略構成を模式的に示す。
図7に、本発明を適用することができる他の画像形成装置の概略構成を模式的に示す。
同図に示す画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置であり、透明トナーの画像形成装置のみを備える。
感光ドラム1は、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム1表面を一様に帯電する一次帯電器2、帯電後の感光ドラム1表面を露光して静電潜像を形成する露光装置3、静電潜像にトナーを付着して透明トナー像として現像する現像装置4、このトナー像を記録材P上に転写する転写装置5、トナー像転写後の感光ドラム1表面を清掃するクリーニング装置6が配設されている。
上述の記録材Pは、給紙カセット7に収納されていたものが、給紙ローラ等を介してレジストローラ10に搬送され、感光ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせるようにして供給され、トナー像の転写が行われる。
トナー像転写後の記録材Pは定着装置12に搬送され、ここで、加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の記録材Pは、排紙トレイ15上に排出される。これにより、1枚の記録材Pに対する画像形成(コピー)が終了する。
次にオイル塗布手段について説明する。
オイルパン71内に貯えられた離型剤たるシリコーンオイルを浸透させた離型剤塗布手段たるフェルト70が接触するように配設されており、オイル塗布を行うようになっている。この状態でのオイル塗布量はフェルト70の浸透性や押圧力並びに加熱ローラ51の周速によりある程度規制されているが、これだけでは加熱ローラ51表面上のオイル層はムラやスジのある不均一な塗布状態になっている。
そこで、上記フェルト70よりもローラの回転方向下流側にはオイル回収手段であるゴムブレード72がゴムブレード支持体に固定され、回収したオイルを受けるためのオイルパン73が配設されている。ゴムブレード72は、上述のシリコーンオイルを最適なオイル量に調整することができる。
ゴムブレード72が、図示しないモータとカムによって、定着装置12に対して侵入すると、塗布ローラ62に塗布されたシリコーンオイルがかき取られて減少し、オイルはオイルパン73内に流れ込む。したがって、定着装置12へのオイル塗布量が減る。
操作部は、実施例1ものと同様である。
さて、このような画像形成装置を用いて画像形成を行った。
出力の方法は、実施例1の画像生成装置のクリアモードと同様である。
クリア単色モードで全面クリア画像を出力する場合は、プレプリント紙を本体にセットして操作パネル上の全面クリアボタンを選択する。このとき画像形成可能エリアに100%の全面クリアを画像形成すると共に、オイル回収手段であるゴムブレードによってオイル塗布量を減らし、画像を出力する。このときオイル塗布ムラのない高品位の画像が得られる。
部分クリア画像を出力する場合は、プリンタドライバが白黒画像を出力すると、透明トナーによって画像形成するようにできている。
つまり、PC上でアプリケーションソフトを用いて白黒画像を描画して、出力すると透明トナーで出力するようになっている。この場合でも、カセット内にワックスを含まないトナーによるプレプリント紙が置かれている可能性がある。そして、プレプリント紙のカラートナーの上に、透明トナーで画像形成を行わない場合には、カラートナーが定着ローラに接触して、ジャムが発生する可能性があるので、オイル回収手段であるゴムブレードによってオイル塗布量を増やし、定着ローラの離型性を上げてこのような場合でも記録材がジャムらないようにしておく。
以上、説明したように、トナー像によってフルカラー画像が定着されている記録材の上に画像形成を行ってもジャムが発生せず、全面、クリア画像の場合には、ワックスを含むトナーのメリットを活かした高品位な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。
100 画像形成装置(装置本体)
Pa〜Pe 第1〜第5の画像形成部
F 熱ローラ定着装置
P 記録材
Pa〜Pe 第1〜第5の画像形成部
F 熱ローラ定着装置
P 記録材
Claims (7)
- 記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル塗布量調節手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しないことを特徴とする画像形成装置。
- 記録材に離型剤を含有するトナーによるトナー像を形成する手段と、前記トナー像を定着する定着手段と、前記定着手段に定着部材とオイル塗布手段とオイル回収手段とを備える画像形成装置において、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードと、所定領域にトナー像を形成する部分モードを備え、全面モードのときは、部分モードに比べてオイル塗布量を減らす、または、全面モードのときはオイル塗布しないことを特徴とする画像形成装置。
- 前記、オイル塗布手段の離接によってオイル塗布量を変えることを特徴とする請求項1、2に記載の画像形成装置。
- 前記、オイル塗布量調節手段の侵入量によってオイル塗布量を変えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記、オイル回収手段の侵入量によってオイル塗布量を変えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 全面モードを選択した場合には、部分モードに比べてオイル供給量が50%以下であることを特徴とする請求項1〜5に記載の画像形成装置。
- 前記、記録材のサイズに応じた所定領域にほぼ一様にトナーで記録材表面を被覆するようにトナー像を形成する全面モードのときに、記録材に形成されるトナーの単位面積あたりのトナー量は0.3〜0.6mg/cm2であることを特徴とする請求項1〜6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232481A JP2011081133A (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016012020A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 株式会社沖データ | 画像形成装置 |
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2009
- 2009-10-06 JP JP2009232481A patent/JP2011081133A/ja active Pending
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