JP4682036B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いて画像を形成する画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
画像形成装置としては、例えば、カラー複写機、カラープリンタ、カラーファクシミリを挙げることができる。
近年、カラーマネージメント環境が整備されている。例えば、電子写真方式を用いた画像形成装置は、高速なモノクロ画像の出力のみならず、オフセット印刷機の色に、所有するプリンタにおける形成色をあわせたいという、デザイン業界におけるプルーファとして、該プリンタが使用されるようになってきた。
画像の画像濃度や色情報については、プリントアウト時にできるだけ保存されるようにプリンタ側に制御を施している。また色再現範囲を広げたトナーやドット再現性の向上によって、原稿画像にできるだけ忠実な再現ができるようにし、高画質出力を達成している。
したがって、オフィスユースだけでなく、色校正用のプルーファとして、電子写真方式の画像形成装置がデザイン業界にも浸透しつつある。
近年では、さらなる画質の向上やオフセット印刷画像のような高画質を達成するためや、色のみでなく光沢度(例えば、JIS Z8105−4003、Z8741等で規定される)をもできるだけ忠実に再現することが望まれている。
また、オフィス現場などにおいてプレゼンテーションに使用される画像を目立たせるためや、広告などでの工夫ある画像づくりのために光沢性に工夫をつけることが考えられる。
このように、市場では、カラー出力画像のうちモノクロ画像部(文字部など)を強調させたりカラー画像部(写真部など)を強調させるなどしてプレゼンテーション資料などの見栄えを良くしたいといった要望がある。
原稿画像の光沢度が照射光源と検出器等によって検出され、その検出結果に応じて、定着装置における定着速度、定着温度等を変更し、原稿の光沢度に忠実に再現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、同系色で形成画像上の光沢度の異なる複数のトナーを有する現像手段を具備することで、「つやあり」や「つやなし」などのユーザーの好みにあったさまざまな出力画像を得ることのできる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
光沢度の高い画像を形成するための現像装置でグラフィックス領域を現像し、光沢度の低い画像を形成するための現像装置で文章領域を現像する画像形成装置を提案されている(例えば、特許文献3参照)。
加圧力で光沢度を変化させる発明も提案されている(例えば特許文献4)。
特開平8−202199号公報 特開平4−204669号公報 特開平7−129039号公報 特開平11−84770号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、原稿画像に合わせるように出力画像の全面の光沢度を制御するのみで出力画像の面内で光沢度をコントロールすることはできない。また、特許文献2、4に記載のものでも、出力画像の全面の光沢度を制御するのみで同様な問題を抱えている。このように、特許文献1、2、4に記載のものでは上述したユーザーの新たなニーズに答えることができない。
特許文献3に記載のものでは、グラフィックス領域を高光沢トナーで現像する現像装置と文字領域を低光沢トナーで現像する現像装置を別々に具備している。従って、特許文献3の記載のものでは、出力画像の面内で光沢度をコントロールしているものの、画像の出力に多大な時間を要したり、また、装置の大型化や複雑化、更には消費電力が増大化するといった問題がある。このように、特許文献3のものでは、簡易な構成で上述したユーザーの新たなニーズに答えることができない。
従って、本発明の目的は、無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を簡易な構成で変更することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な特徴は、無彩色トナーと有彩色トナーを用いて記録材に画像を形成する画像形成手段と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱手段と、を有する画像形成装置において、無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を指定するための指定手段と、指定された光沢差に応じて前記画像加熱手段による画像加熱条件を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成方法の代表的な特徴は、無彩色トナーと有彩色トナーを用いて記録材に画像を形成する工程と、記録材に形成された画像を加熱する工程と、を有する画像形成方法において、無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を指定する工程と、指定された光沢差に応じて画像加熱条件を変更する工程と、を有することを特徴とする。
上記の本発明によれば、無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を簡易な構成で変更することができる。
(1)画像形成装置の概略構成
図1は本実施例における画像形成装置の概略構成を示す模式図である。本例の画像形成装置は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのレーザプリンタ(複写機)である。
Aはプリンタ部であり、記録材に対して4色フルカラー画像を形成する電子写真プロセス機構を内蔵させてある。BとCはプリンタ部Aの上面側に配設した原稿読取り部と操作ディスプレイ部である。原稿読取り部Bは、原稿台に載置されたフルカラー原稿を光学的に走査して画像を色分解光電読取ることにより、分解色毎の画像信号を得る。操作ディスプレイ部Cは、操作者からのコマンド入力や、操作者への装置の状態報知等を行う。D1はプリンタ部Aの図面上右側面側に連設した大容量ベーパーデッキであり、プリンタ部Aに対して記録材を給紙する。
プリンタ部A内において、以下に説明するように、記録材に画像を形成する画像形成手段が設置されている。
つまり、Pa・Pb・Pc・Pdは、図面上右から左に水平方向に並べて配設(インライン構成、タンデム型)した、第1から第4の4つの画像形成ステーションである。Eは上記の第1から第4の画像形成ステーションの上側に配設した、複数の光走査手段を有するレーザ走査機構(レーザスキャナ)である。Fは第1から第4の画像形成ステーションの下側に配設した転写ベルト機構である。D2とD3は転写ベルト機構Fよりも下側に上下2段に配設した第1と第2の2つの給紙カセット(カセット給紙部)である。D4はプリンタ部Aの図面上右側面側に配設した手差し給紙トレイ(手差し給紙部)である。この手差し給紙トレイD4はプリンタ部Aに対して実線示のように畳み込んで格納自在である。使用時は2点鎖線示のように開き状態にする。
Gは転写ベルト機構Fよりも記録材搬送方向下流側に配設した定着装置である。
原稿読取り部Bにおいて、21は原稿台ガラス、22はその原稿台ガラスに対して開閉可能な原稿押え板である。原稿台ガラス21上にプリントすべきフルカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿押え板22を被せることで原稿Oをセットする。原稿押え板22を原稿自動送り装置(ADF,RDF)にして、原稿台ガラス21上に原稿Oを自動的に給送する構成にすることもできる。23は原稿台ガラス21の下面に沿って移動駆動される移動光学系である。この移動光学系23により原稿台ガラス21上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD210に結像されて、RGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。本例においては、原稿画像を600dpiの解像度で読み取り、読み取られたRGBの各信号が後述する画像処理部209(図7)に入力される。
画像処理部209はレーザ走査機構Eを制御して原稿読取り部Bからの各色分解読取り画像情報に対応して変調したレーザ光を第1から第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdに対してそれぞれ出力する。
図2は第1から第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pd部分と転写ベルト機構F部分の拡大図である。第1から第4の画像形成ステーションは互いに同様の構成である。すなわち、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラムと記す)1を有する。そして、この感光ドラム1に作用するプロセス手段である、全面露光ランプ(除電ランプ)2、一次帯電器3、現像器4、転写帯電器5、ドラムクリーナ6等が設けられている。
第1から第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdの現像器4にはそれぞれ供給装置により、イエローY・マゼンタM・シアンC・ブラックBkのカラートナーが充填されている。イエロー・マゼンタ・シアンのカラートナーは有彩色の色材、ブラックのトナーは無彩色の色材である。
転写ベルト機構Fは、エンドレスの転写ベルト7と、この転写ベルト7を懸回張設した駆動ローラ7aとターンローラ7b・7cを有する。駆動ローラ7aが駆動モータM1によりタイミングベルト装置等の動力伝達装置を介して回転駆動されることにより転写ベルト7が矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。転写ベルト7は、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂シート)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートによって構成されている。そして、そのシートの両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
フルカラー画像を形成するための動作は次の通りである。第1から第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdが画像形成の所定に制御タイミングに合わせて順次に駆動される。その駆動により各感光ドラム1が矢印の時計方向に回転する。また転写ベルト機構Fの転写ベルト7も回転駆動される。レーザ走査機構Eも駆動される。この駆動に同期して一次帯電器3が感光ドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。レーザ走査機構Eは各感光ドラム1の表面に画像信号に応じたレーザビーム走査露光Lを行なう。これによって各感光ドラム1の表面に画像信号に応じた静電潜像が形成される。すなわちレーザ走査機構Eは光源装置から発せられたレーザ光を、ポリゴンミラー8を回転させて走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム1の母線上に集光して露光する。これにより、感光ドラム上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器4によりトナー画像として現像される。
上記のような電子写真プロセス動作により、第1の画像形成ステーションPaの感光ドラム1の周面にはフルカラー画像のイエロー色のトナー像が形成される。第2の画像形成ステーションPbの感光ドラム1の周面にはフルカラー画像のマゼンタ色のトナー像が形成される。第3の画像形成ステーションPcの感光ドラム1の周面にはフルカラー画像のシアン色のトナー像が形成される。第4の画像形成ステーションPdの感光ドラム1の周面にはフルカラー画像のブラック色のトナー像が形成される。
一方、大容量給紙装置D1、第1の給紙カセットD2、第2の給紙カセットD3、手差し給紙トレイD4、の内で選択指定された給紙部の給紙ローラが駆動される。これにより、その給紙部に積載収納されている記録材Pが1枚分離給紙される。そして、複数の搬送ローラ、及びレジストローラ9を経て転写ベルト機構Fの転写ベルト7上に供給される。転写ベルト7上に供給された記録材Pは転写ベルト7による搬送で第1〜第4の各画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdの転写部に順次に送られる。
すなわち、転写ベルト機構Fの転写ベルト7が駆動ローラ7aによって回転駆動されて、所定の位置にあることが確認されると、記録材Pは、レジストローラ9から転写ベルト7に送り出され、第1の画像形成ステーションPaの転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それを基準としてあるタイミングで第1の画像形成ステーションPaの感光ドラム1に対し画像形成がなされる。そして、感光ドラム1の下側の転写部で転写帯電器5が電界又は電荷を付与することにより、感光ドラム1上に形成された第1色目のイエロートナー像が記録材P上に転写される。この転写により記録材Pは転写ベルト7上に静電吸着力でしっかりと保持され、引き続いて第2〜第4の画像形成ステーションPb・Pc・Pdの転写部へ順次に搬送される。そして、記録材Pは更に各画像形成ステーションの各感光ドラム上に形成された、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像の順次重畳転写を受ける。これにより記録材P上に4色フルカラーのトナー像が合成形成される。
4色フルカラーのトナー像が合成形成された記録材Pは、転写ベルト7の搬送方向下流部で分離帯電器10により除電されて静電吸着力が減衰されることによって、転写ベルト7の末端から離脱する。特に、低湿環境では記録材Pが乾燥して電気抵抗が高くなるため、転写ベルト7との静電吸着力が大きくなり、分離帯電器10の効果は大きくなる。通常、分離帯電器10は、トナー像未定着の状態で記録材Pに帯電するため、非接触帯電器が用いられる。
転写ベルト7から剥離された記録材Pは、搬送ベルト11により定着装置Gへ搬送され、該定着装置Gで加熱・加圧されて各色トナー像の混色及び記録材Pへの定着が行われ、フルカラー画像形成物となる。
片面画像形成モードが選択されている場合には、定着装置Gを出た記録材Pは、第1姿勢に保持されているセレクタ12の上側を通り、排紙ローラ13により排紙口14から機外の排紙トレイ15上に排紙される。
両面画像形成モードが選択されている場合には、定着装置Gを出た1面目定着済みの記録材Pは、第2姿勢に切換えられたセレクタ12によって反転再給紙機構H側に進路変更される。そしてこの反転再給紙機構Hの反転部(スイッチバック機構)16で表裏反転され、両面搬送パス17に送られ、中間トレイ18に一旦収納される。中間トレイ18に収納された記録材は、所定の制御タイミングで駆動された給紙ローラにより中間トレイ18からレジストローラ9に向けて送り出され、このレジストローラ9から再度、転写ベルト機構Fの転写ベルト7上に2面目が上向きの状態で給紙される。そして、1面目に対する画像形成の場合と同様に、第1〜第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdにより2面目に対する4色フルカラーのトナー画像の合成形成が実行される。
2面目に対するトナー像形成を受けた記録材Pは転写ベルト7から分離されて定着装置Gへ搬送され、該定着装置Gで2面目に対するトナー像の定着処理を受ける。そして、第1姿勢に切換えられたセレクタ12の上側を通り、排紙ローラ13により排紙口14から機外の排紙トレイ15上に両面画像形成物として排紙される。
モノクロ画像形成物あるいは単色画像形成物の出力も可能である。この場合は、その画像形成モードを選択すると、第1〜第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdのうち選択された画像形成モードに対応した画像形成部だけが画像形成動作する。他の画像形成部は感光ドラムの回転駆動はなされるけれども画像形成動作はなされない。そして、画像形成動作した画像形成ステーションの転写部において、転写ベルト機構Fで搬送される記録材Pにトナー像を転写するシーケンスが実行される。
(2)定着装置G
図3は画像加熱手段としての定着装置G部分の拡大模式図である。本例の定着装置Gは熱ローラ方式の定着装置である。51と52はそれぞれ回転自在に軸受支持させた定着ローラと加圧ローラであり、上下に並行に配列してある。また、該両ローラ51・52は加圧機構265により圧接されて定着ニップ部Nを形成している。
定着ローラ51は、鉄やアルミニウムなどの中空金属ローラを主体とし、その外周面にフッ素樹脂などの離型層を形成してある。加圧ローラ52は、中空の芯金の外周面に、耐熱ゴム等の弾性層、さらには離型層を形成した弾性ローラである。定着ローラ51と加圧ローラ52とを加圧ローラ弾性層の弾性に抗して圧接させて記録材搬送方向に関して所定幅の定着ニップ部Nを形成させている。
260は定着制御部であり、定着装置Gの定着ニップ部圧・定着温度(画像加熱温度)・記録材搬送速度(画像加熱手段通過時の記録材搬送速度)等の定着実行条件(画像加熱条件)を可変制御する。この定着制御部260は後述する画像処理部209の光沢差制御部220により制御される。
定着制御部260は、加圧制御部261、速度制御部262、通電制御部263、離型剤塗布量制御部264等を有する。
加圧機構265は、例えば、回転角が制御されることで定着ローラ51と加圧ローラ52との加圧力を加減することができる加圧カムを有する。加圧制御部261は、その加圧カムの回転角を制御して、定着ローラ51と加圧ローラ52とを所定の制御加圧値で加圧した状態にする。
定着ローラ51と加圧ローラ52は駆動モータM2により矢印の方向に互いに圧接しながら回転駆動される。速度制御部262は、この駆動モータM2を制御して、記録材Pの搬送速度、すなわち記録材Pの表裏両面を加圧・加熱する定着ローラ51と加圧ローラ52との回転速度を所定の制御速度に制御する。
定着ローラ51と加圧ローラ52の内側にはハロゲンランプなどのヒータH1・H2がそれぞれ配設されている。ヒータH1・H2はそれぞれ電源回路S1・S2から電力が供給されて発熱する。定着ローラ51と加圧ローラ52はこのヒータH1・H2の発熱によりそれぞれ内側から加熱される。そして、定着ローラ51と加圧ローラ52の表面温度がそれぞれに接触させたサーミスタ等の温度センサーTH1・TH2によりモニターされ、その検知温度に関する電気的情報が定着制御部260に入力する。定着制御部260は、その入力情報に基づいて、定着ローラ51と加圧ローラ52のそれぞれの表面温度(定着温度)が所定の制御温度に維持されるように、通電制御部263を制御して、電源回路S1・S2からヒータH1・H2への供給電力を制御する。
53は定着ローラ51の表面に離型剤としてのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置である。54は定着ローラ51の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。55は加圧ローラ52の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。
定着ローラ51と加圧ローラ52とが回転駆動され、また、それらのローラ51・52がそれぞれヒータH1・H2により内部加熱されて表面温度がそれぞれの所定の制御温度に立ち上げられて温調される。この状態において、転写ベルト機構F側から搬送ベルト11を介して未定着トナー画像が形成された記録材Pが定着装置G内に導入される。そして、定着ニップ部Nに進入して挟持搬送されていく過程において、定着ローラ51と加圧ローラ52により加熱され、またニップにより加圧される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の多重トナー像が溶融混色してフルーカラ画像として記録材Pの表面に永久定着される。定着ニップ部Nから出た記録材Pは不図示の分離爪によって定着ローラ51または加圧ローラ52から分離され、定着排紙ローラ56に中継ぎされて、定着装置Gから送り出される。
離型剤塗布装置53は定着ローラ51の表面にシリコンオイルを塗布して、記録材Pが定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないようにしている。クリーニング装置54・55はそれぞれ定着ローラ51と加圧ローラ52の表面にオフセットしたトナーを除去する。
離型剤塗布量制御部264は、離型剤塗布装置53を制御して、定着ローラ51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御する。
(3)光沢差のある画像の選択と出力
ここで、以下において、光沢差とは、カラー画像出力において、記録材の同一画面内での定着後の無彩色画像部と有彩色画像部との間の光沢差である。無彩色画像部はブラックトナーによる単色画像部である。有彩色画像部は少なくとも有彩色トナーを用いて形成された画像部を指し、例えば、Yトナー単色画像部や、Yトナー、Mトナー、Cトナー、Kトナーが重畳された多色画像部が含まれる。なお、有彩色画像部に無彩色トナーが混色している場合でも、無彩色トナーによる光沢度低下分はほぼ無視することができ、有彩色画像部全体としての光沢度は無彩色トナーを用いない場合に比べてほぼ変わらない。従って、どちらの場合であっても、後述するような有彩色画像部と無彩色画像部間に同等に光沢差を生じさせることができる。
本実施例では、ユーザーが所望した光沢差のあるカラー画像を出力するために、有彩色トナーであるカラートナー(Y・M・C)と、無彩色トナーであるブラックトナー(Bk)は、定着条件が同じ場合に光沢特性が異なるものにしている。
また、複数の光沢差選択モードを用意している。本実施例では、光沢差選択モードを下記〔1〕〜〔4〕の4つ用意している。ただし、モード数4という数字にそれほど意味はなく、用意するモード数はこれ以上でも良いし、以下でもかまわない。また、光沢差が異なるモード1〜4の操作部での表記については下記のような表記に限らず、光沢差の違いに対応する表記であれば他の表記(文章)でも構わない。つまり、光沢差に対応する情報が表記されていれば構わない。
光沢差選択モード
モード〔1〕:カラーくっきり&モノクロマットモード
モード〔2〕:カラーややくっきり&モノクロややマットモード
モード〔3〕:カラーマット&モノクロマットモード
モード〔4〕:カラー&モノクロ通常モード
モード〔4〕のカラー&モノクロ通常モードは、カラー部とモノクロ部の両者の光沢差でいえば、モード〔2〕とモード〔3〕の間である。カラー部とモノクロ部の両者の光沢度がほぼ同じ画像(光沢度の違いが人により認識できないレベルであり実際には光沢度に差がある)の出力はモード〔3〕である。
そして、本実施例において、上記の各モード〔1〕〜〔4〕における光沢差の制御方法としては、定着装置Gの定着条件としての定着温度を下記のように変更制御する方法を取っている。
モード〔1〕:定着温度を通常の定着温度の20℃増しに制御(光沢差−大)
モード〔2〕:定着温度を通常の定着温度の10℃増しに制御(光沢差−中)
モード〔3〕:定着温度を通常の定着温度の10℃減に制御(光沢差−小)
モード〔4〕:定着温度を通常の定着温度に制御
上記において、通常の定着温度は、装置構成やトナー特性によって種々に設定すればよく本例では定着性を考慮して約180℃に設定している。
上述したように、本例では、有彩色トナーであるカラートナー(Y・M・C)と無彩色トナーであるブラックトナー(Bk)は、定着条件が同じ場合に光沢特性が異なるものを使用している。
図4に、本実施例で使用した、ブラックトナーとカラートナーの定着温度と光沢度(定着画像の光沢度)の関係を示す。トナー載り量(記録材上でのトナーの載り量)もしくは色材特性(トナー特性)もしくはその組み合わせが異なると、光沢度と定着温度との関係が異なる。
図4において、aはブラックトナーの定着温度と光沢度の関係を示すグラフ、bはカラートナーの定着温度と光沢度の関係を示すグラフである。ブラックトナーもカラートナーも定着温度を高くしていくと定着画像の光沢度が高くなるが、定着温度を高くしていったときの光沢度の上昇勾配はブラックトナーよりもカラートナーの方が大きい。
そのため、フルカラー画像を出力する際に、定着温度を切替え制御することで、ブラックトナーのみを用いて形成された無彩色画像部と少なくともカラートナーを用いて形成された有彩色画像部との間の光沢差を大小変化させることが出来る。
図5に、定着温度を切替え制御して、無彩色画像部と有彩色画像部の光沢差コントロールを行ったときの光沢差特性例を示す。なお、図4及び図5は記録材Pが坪量80g/mの普通紙の場合である。
そこで本実施例においては、上記のように4つの光沢差をもつ光沢差選択モード〔1〕〜〔4〕を用意することにより、ユーザーが所望する光沢差特性となる画像を出力する環境を整えた。つまり、図13に示すように、画像形成装置の上部に設けられた液晶表示器などから構成される操作部(指定手段)Cにおいて、上述した光沢差選択モードの選択・指定がユーザーにより行えるようにした。言い換えると、無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差に対応する情報を操作部にてユーザーにより指定(入力)が行えるようにした。
なお、操作ディスプレイがない画像形成装置(プリンタ)において、出力依頼を外部装置(ホストコンピュータ等)から設定する場合、図15のような設定画面を用意するのが好ましい。つまり、ユーザーによる光沢差に対応する情報の指定(入力)は、後述するように、画像形成装置とLANケーブルにてネットワーク接続された外部装置(ホストコンピュータなど)からも行えるように構成されている。この表示は外部装置(ホストコンピュータ)のディスプレイに表示させることで、画像形成装置をプリンタとして使用される場合に有効である。この画面において、ユーザーが光沢差選択モードのチェックを入れると、4つのモードから1つを選択することができる。そして、外部装置から光沢差を指定する信号がインターフェース113を介して変更手段としてのCPU(制御手段)110へ入力されると、この信号を受けたCPU110はこの光沢差の指定に応じて定着条件を設定する構成とされている。
図4及び図5のグラフに示す、有彩色画像部と無彩色画像部の光沢度または光沢差は、JIS Z8741に規定された方法により画像光沢度の測定を行い、演算する。つまり、記録材に対し、規定された入射角で規定の開き角の光束を入射し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束を受光器で測るものである。図6はそのような光沢度検出機構60の概略図である。光源61で照射された光束は、レンズ62を通り、記録材Pに角度θで入射する。そして、鏡面反射方向に反射した光束をレンズ63を通して受光器64によって検出する。この光沢度検出機構60を配置することにより、記録材自体の表面光沢を検出することができる。なお、本例では入射角θを60°として光沢度の検出を行ったものである。
図7に、本実施例における画像処理部209の詳細ブロック構成を示す。前述した原稿読取り部BにおけるCCD210は、原稿画像を600dpiの解像度で色分解光電読取りする。そして、読み取られたRGBの各信号が画像処理部209に入力される。
画像処理部209において、102はCCD210から入力されるRGBの各信号をデジタル信号に変換するためのAD変換器である。103は原稿読取り部Bにおける照明光量やレンズ光学系で発生するCCD210の受光面上の光量むら及びCCD210の各画素の感度むらを補正するためのシェーディング補正部である。104は画像の倍率をコントロールする変倍部である。105は読み取りRGB信号をデバイスに依存しない色空間CIE L*a*b*へ変換するための入力ダイレクトマッピング部である。106は入力デバイスの再現可能色空間を出力デバイスにおける色再現可能色空間に変換するためのガマットマッピングを行うCMM(カラーマネージメントモジュール)である。107はデバイスに依存しないCIE L*a*b*色空間から出力デバイス固有のCMYK信号に変換するための出力ダイレクトマッピング部である。108は読み取り解像度600dpiを1200dpiに変換する解像度変換部である。109は平均濃度保存法等の演算方法により多値信号を2値画像処理信号に変換する2値画像処理変換部である。上記の変換部108と同109のどちらもCPU110からの制御によりオン/オフ制御が可能である。2値画像処理変換部109から出力されたC,M,Y,Kの各信号が、プリンタ部Aのレーザ走査機構Eのレーザ制御部250へ順次送出される。
CPU110は、ROM111に保持された制御プログラムに基づいて画像処理部209内の各構成を統括的に制御する。また、CPU110は操作ディスプレイ部Cや外部I/F113と接続されている。112はCPU110の作業領域となるRAMである。
以下、上述した構成をなす画像処理部209における動作、および光沢モード記憶部の働き、定着制御部などの、ユーザーが所望する光沢差画像の出力フローについて説明する。
ユーザーは操作ディスプレイ部Cに表示させた図8のような光沢差選択画面(光沢差選択手段:例えば、タッチパネル)から所望の光沢差選択モード(=前記の光沢差選択モード〔1〕〜〔4〕)を選択する。その選択されたモード情報が画像処理部209に入力する。画像処理部209は入力されたモード情報を記憶部(RAM)110に記憶する。また、画像処理部209は、ユーザーがどのような光沢差特性を所望したか判別を行う所望光沢差判定部210を備えている。また、画像処理部209は、該判定部210からの判定結果に基づき定着装置Gの定着制御部260に対してリクエストを行う変更手段としての光沢差制御部220を備えている。これらの働きにより、ユーザーが所望した光沢差の画像形成が可能となる。
すなわち、画像処理部209のROM111には、使用されている無彩色トナーである黒トナーと有彩色トナーに関する図4や図5のような定着温度と定着画像光沢度もし光沢差の関係特性データがあらかじめメモリされている。画像処理部209は上記のように所望の光沢差情報が入力されると、上記のメモリされている特性データを参照して、定着装置Gの定着条件、本実施例では定着温度を、入力された所望の光沢差情報に対応する温度条件に変更する。この温度条件のもとで、プリンタ部Aでカラー画像形成が実行されることで、無彩色画像部と有彩色画像部との間で所望の光沢差があるカラー画像が出力される。
本実施例においては、画像処理部209は、図9のフローチャートのように、操作ディスプレイ部Cからのユーザーにより入力された光沢差選択モード情報で光沢差を決定し、所望光沢差の入力情報に応じて、画像形成条件を決定する。本実施例の場合は、定着温度を決定する。具体的には、モード〔1〕の場合は、定着温度を通常の定着温度の20℃増に決定する。モード〔2〕は、定着温度を通常の定着温度の10℃増に決定する。モード〔3〕の場合は、定着温度を通常の定着温度の10℃減に決定する。モード〔4〕の場合は、定着温度を通常の定着温度に決定する。
そして、定着装置Gをその決定した定着温度に設定して、決定した光沢差モードでの画像形成をプリンタ部Aに実行させる。
(4)トナーについて
無彩色と有彩色の色材特性(トナー特性)とは、結着樹脂及び2種以上の外添剤特性、それらの融解特性と粘度特性、分子量である。有彩色トナーであるイエロー・マゼンタ・シアンのカラートナーと、無彩色トナーであるブラックトナーは、定着条件が同じ場合に光沢特性が所望に異なるように、それぞれのトナー特性を設計して調製する。
本実施例において使用したトナーは、下記のように懸濁重合によるトナーであり、ブラックトナーの融点を90℃、カラートナーの融点を100℃にした。
なお、下記の組成はイエロートナーである。下記の組成で、C.I.ピグメントイエローを、マゼンタピグメント、シアンピグメント、カーボンブラックに置換することでマセンター、シアン、ブラックのトナーを調製できる。
スチレン 170重量部
ブチルメタアクリレート 30重量部
パラフィンワックス(mp.62℃) 40重量部
α−オレフィン−マレート共重合体 2重量部
(オレフィン部炭素鎖8) (ワックスに対して5wt%)
C.I.ピグメントイエロー17 10重量部
スチレン−メタクリル酸メチル共重合体 3重量部
ジ−tert−ブチルサリチル酸金属化合物 3重量部
を70℃に保温したハイラインミル(特殊機化工業(株))で混合、分散し、単量体混合物を得た。
さらに、70℃に保持しながら、開始剤ジメチル2,2’−アゾビスイソブチレート12重量部を加えて溶解し、単量体組成物を調製した。
前記ホモミキサーの容器中で調製した分散媒に上記単量体組成分を投入した。
70℃で、窒素雰囲気下にてホモミキサーを7000rpm.で15分間撹拌し、単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で撹拌し、70℃で10時間反応させた。
重合反応終了後、冷却し、アルカリを加えて、シリカを溶解し、濾過、水洗、乾燥することにより8.5μmの重合トナーを得た。
得られたトナー100重量部に対して、BET法による比表面積が200m/gである疎水性シリカ0.7重量部を外添した。
このトナー7重量部に対し、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体で表面被覆したCu−Zn−Fe系フェライトキャリア93重量部を混合し、2成分現像剤とする。
一方で、トナーには、熱を印加した際の溶融性、混色性が良いことが必要であり、シャープメルトトナーというものがある。このようなシャープメルトトナーは、例えばポリエステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル樹脂のごとき結着樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、荷電制御剤等のトナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分級することにより製造される。必要とあらば、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する外添工程を付加してもよい。このようなカラートナーとしては定着性、シャープメルト性を考慮すると結着樹脂としてポリエステル樹脂を使用したものが特に好ましい。シャープメルト性ポリエステル樹脂としてはジオール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高分子化合物が例示される。
特に、次式
で代表されるビスフェノール誘導体もしくはその置換体をジオール成分とし、カルボン酸成分とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有するのでより好ましい。上記において、カルボン酸成分は、2価以上のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分である。具体的には、例えば、フマル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,フタル酸,テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメリット酸等である。
シャープメルト性ポリエステル樹脂の軟化点は75〜150℃、好ましくは80〜120℃が良い。このポリエステル樹脂を結着樹脂として含有するシャープメルトトナーの軟化特性の例を図16に示す。測定条件は以下の通りである。フローテスターCFT−500A型(島津製作所製)を使用する。ダイ(ノズル)の直径0.2mm、厚み1.0mmとして20kgの押出荷重を加え、初期設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分の速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャー降下量−温度曲線(以下軟化S字曲線という)を求めた。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用い、プランジャー断面積は1.0cmとする。軟化S字曲線は図16のようなカーブとなる。等速昇温するに従い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プランジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態となったトナーは大きく流出し(B→C→D)、プランジャー降下が停止終了する(D→E)。
S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/2のC点に対応する温度T0はトナーまたは樹脂の軟化点を示す。トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融粘度を測定することにより判定できる。
このようなシャープメルト性を有するトナーまたは結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が10ポイズを示すときの温度をT1、5×10ポイズを示すときの温度をT2としたとき、
T1=90〜150℃
|ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃
の条件を満たすものをいう。
これらの温度−溶融粘度特性を有するシャープメルト性樹脂は加熱されることにより極めてシャープに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混合を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に増加させ、良好な減色混合を起こすものである。
懸濁重合によるトナー(以後、重合トナー)は、ワックスを内包することができ、良好な定着性・対オフセット性・対ブロッキング性が得られる。このトナーについても、粉砕系トナーと同様に、やはり無彩色と有彩色で、定着条件が同じ場合に光沢特性が異なることがわかっている。そのメカニズムには不明な点があるが、主には無彩色剤には黒色の発色のため、カーボンブラックが添加されている点が大きいと思われる。一方で有彩色トナーには、着色剤として、カーボンは使用されていない。
いわゆる粉砕系トナーや重合系トナーのいづれの無彩色にもカーボンブラックが使用されていることが多い。
本実施例では、重合系トナーを使用し、検討を行ったが、粉砕系トナーに関しても、定着条件の調整により、同じ効果が得られる。
また、光沢差を変動させる一要因として、溶融特性が挙げられる。溶融特性をホン実施例では、無彩色は90℃、有彩色は100℃としている。


以上のような本例の構成を採用することにより、グラフィックアーツやPOD市場、オフィスユースのプレゼンテーションの現場などにおいてモノクロ部もしくはカラー部を目立たせる出力物を形成することができる。つまりカラー出力物の価値を高めることができる。
本実施例は、光沢差画像出力モードを実行する際に、ユーザーが所望の光沢差を容易に判断できるように、光沢差特性を変化させたサンプル画像を複数枚出力させて、実際に光沢度差の程度を視認できるようにしたものである。
図11は、本実施例における、光沢差のある画像の選択と出力のフローチャートである。
ユーザーは、操作ディスプレイ部Cにより光沢差画像出力モードを入力する。画像処理部209は、その入力に基いて、プリンタAにサンプル画像出力モードを実行させる。すなわち、画像処理部209は、ROM111にあらかじめメモリされている所定の幾つかの定着条件のもとでプリンタAにカラーのチャート画像を形成する作像動作を実行させる。これにより、無彩色画像部と有彩色画像部との間の光沢差が段階的に振れている複数枚の参照画像としてのカラーサンプル画像が出力される。図11のフローチャートでは、光沢差特性を変化させた4枚のサンプル画像を出力させている。サンプル画像となるチャート画像は画像処理部209のROM111にあらかじめメモリされている。チャート画像としては、文字とイメージ図が混在した画像が適当である。なお、サンプル画像は4枚の記録材にそれぞれ形成する場合だけでなく、1枚の記録材に4つのサンプル画像を形成する構成しても構わない。
段階的に光沢差が振れているサンプル画像の出力枚数としては、定着装置Gの温調機能や光沢差のある画像を出力するたびのユーザーの待ち時間、そして本発明の目的から3〜8枚が適当だと思われる。ただし、本発明の目的からそれ以上でもそれ以下でも構わない。
ユーザーは、上記のように光沢差を変化させて出力した複数枚のサンプル画像の中から、所望の光沢差のもの、もしくはそれに近いサンプル画像を選び出す。出力したサンプル画像には、その情報がわかりやすいように、順番に1から4までの画像番号がチャート画像と同様に形成されている。
そして、ユーザーは、操作ディスプレイ部Cに、図10のように表示された画像番号選択画面(例えば、タッチパネル)からユーザー希望の光沢差を有するチャート画像の画像番号を選択する。その選択された画像番号が画像処理部209に入力する。画像処理部209は選択された画像番号に対応した画像形成条件を決定する。
すなわち、画像処理部209のROM111には、使用されている無彩色トナーである黒トナーと有彩色トナーに関する図4や図5のような定着温度と定着画像光沢度もし光沢差の関係特性データがあらかじめメモリされている。画像処理部209は上記のように所望のサンプル画像番号情報が入力されると、上記のメモリされている特性データを参照して、定着装置Gの定着条件、本実施例では定着温度を、入力されたサンプル画像番号情報に対応する温度条件に変更する。この温度条件のもとで、プリンタ部Aでカラー画像形成が実行されることで、無彩色画像部と有彩色画像部との間で所望の光沢差があるカラー画像が出力される。
本実施例においては、図11のように、定着温度を決定する。具体的には、
画像番号1の場合は、実施例1におけるモード1に対応しており、定着温度を通常の定着温度の20℃増に決定する。
画像番号2の場合は、モード2に対応しており、定着温度を通常の定着温度の10℃増に決定する。
画像番号3の場合は、モード3に対応しており、定着温度を通常の定着温度の10℃減に決定する。
画像番号4の場合は、モード4に対応しており、定着温度を通常の定着温度に決定する。
そして、定着装置Gをその決定した定着温度に設定して、決定した光沢差モードでの画像形成をプリンタ部Aに実行させる。
実施例1や実施例2において、それぞれに記載した機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例1や実施例2の機能が実現される。それだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施例は、実施例1または2において、光沢差のコントロールを定着装置Gの定着スピードの変更で行うことを特徴とする。
すなわち、実施例1や2のように定着温度で光沢差をコントロールするだけでなく、定着スピードによっても光沢差をコントロールすることができる。
図12に、本実施例で使用した、無彩色トナーであるブラックトナーと、有彩色トナーであるカラートナーの定着スピードと光沢度(定着画像の光沢度)の関係を示す。
図12において、aはブラックトナーの定着スピードと光沢度の関係グラフ、bはカラートナーの定着スピードと光沢度の関係グラフである。ブラックトナーもカラートナーも定着スピードを上げていくと定着画像の光沢度が高くなるが、定着スピードを上げていったときの光沢度の上昇勾配はブラックトナーよりもカラートナーが大きい。そのため、カラー画像出力において、定着スピードを大小制御することで、無彩色画像部と有彩色画像部との間の光沢差を大小変化させることが出来る。図12は記録材Pが坪量80g/mの普通紙の場合である。
本実施例では、光沢差選択モードを実施例1と2に記載したと同様にモード〔1〕〜〔4〕の4つ用意している。
そして、本実施例において、各モード〔1〕〜〔4〕における光沢差の制御方法としては、定着装置Gの定着条件としての定着スピードを下記のように変更制御する方法を取っている。
モード〔1〕:定着スピードを通常の定着スピードの20%減に制御(光沢差−大)
モード〔2〕:定着スピードを通常の定着スピードの10%減に制御(光沢差−中)
モード〔3〕:定着スピードを通常の定着スピードの10%増しに制御(光沢差−小)
モード〔4〕:定着スピードを通常の定着スピードに制御
これら4つの光沢差をもつ光沢差選択モードを用意することにより、実施例1や2の場合と同様に、ユーザーが所望する光沢差特性となる画像を出力することができる。
本実施例は、光沢差のコントロールを定着温度と定着スピードを組み合わせて行うことを特徴とする。
光沢差と定着制御の関係を、実施例1・2の画像形成装置を用いて検討、考察した結果、光沢差変動幅を広げることができる定着制御は定着温度と定着スピードを組み合わせてコントロールすることも有効であった。その他に、光沢差が変化する定着条件パラメータとして、定着温度、定着速度、定着加圧力、オイル塗布量、オイル温度などが上げられる。
本実施例3では、実施例1と実施例3、または実施例2と実施例3の組み合わせ形態で、光沢差モードにおける制御定着条件としては定着温度と定着スピードとした。
もちろん、定着ローラが高耐久化したものや、オイル塗布部材に改良を重ねたものなどを、画像形成装置に組み込むことができれば、上記光沢モードにおける定着制御パラメータに加えても良い。そのため、定着温度及び定着スピードの組み合わせに限った発明ではなく、結果的に光沢差度合いが制御できる系であれば何ら問題ない。
本実施例は、実施例1〜4の画像形成装置において、定着装置Gを出た記録材上の定着画像の有彩色画像部と無彩色画像部の光沢差を検出し、検出した光沢差と、はじめに選択した光沢差選択モードに対応した光沢差とのズレが狭まる方向に定着条件を補正する。
図13は、本実施例における画像処理部209の詳細ブロック構成を示す。前述した図7と同様の構成には同一番号を付してある。変更となる点は、検出手段としての光沢センサー212による検出結果を光沢差計算部211によって計算する。その計算結果に基づき補正手段としての定着条件補正部213で定着条件を所定の光沢差になるように補正する。
光沢差計算部211で計算される計算式は
光沢差=有彩色画像部の光沢度−無彩色画像部の光沢度
である。
具体的に、本実施例においては、実施例1〜4の画像形成装置において、定着装置Gとセレクタ12との間の記録材搬送経路上に、定着装置Gを出た記録材上の定着画像の光沢度を検出する光沢センサー212を配設する。この光沢センサー212は前述した図6の光沢度計と同様である。画像制御部209は、定着装置Gを出た記録材上の定着画像の有彩色画像部の光沢度と無彩色画像部の光沢度を所定の制御タイミングで測定する。その測定情報が光沢差計算部211に入力する。光沢差計算部211は上記の式により、実際に出力されているカラー画像の有彩色画像部と無彩色画像部の光沢差を算出する。定着条件補正部213は、その出力カラー画像について検出された実際の光沢差と、はじめに選択した光沢差選択モードに対応している所定の光沢差とのズレを算出し、そのズレが狭まる方向に定着条件を補正する。光沢差制御部220は定着条件補正部213で算出された補正後の定着条件で定着装置Gの定着動作がなされるように定着制御部260を制御する。
これにより、はじめに選択した光沢差選択モードに対応している所定の光沢差と略同じ光沢差を有するカラー画像を出力させることができる。
本実施例は、実施例2の画像形成装置において、図10のフローチャートで、所望光沢差を選択する際にサンプル画像を出力せずに、所望の光沢差で画像を出力することができる制御フローを付加したものである。
すなわち、図10のフローチャートに
“光沢差特性の異なるサンプルが4枚ありますか?”
という表示を操作部に行う。この表示の下部には「はい」と「いいえ」という表示も同時に行われている。
図14がそのフローチャートとなる。ユーザーが「はい」というボタン(キー)を押すと画像形成装置はサンプルがあると判断し、所望する光沢差の画像番号の入力をユーザーに促す表示を操作部に行う。
ユーザーが「いいえ」というボタン(キー)を押すと画像形成装置はサンプルがないと判断し、4種類の光沢差特性のあるサンプル画像を自動的に出力する。その後所望する光沢差の画像番号の入力をユーザーに促す表示を操作部に行う。これ以降の出力フローは実施例2と同様であるため、説明を省略する。
以上のフローにより、実施例2の画像形成装置をより向上させた画像形成装置を提供することができる。
実施例1〜6では有彩色トナーとしてシアントナー(濃シアントナー)、マゼンタトナー(濃マゼンタトナー)、イエロートナーを使用する例について述べたが、本例では使用するトナーを追加した。
つまり、有彩色トナーにライトシアントナー(淡シアントナー)とライトマゼンタトナー(淡マゼンタトナー)を追加し、無彩色トナーにライトブラック(グレー)を追加している。
なお、濃シアントナーと淡シアントナーは色相がほぼ同じで濃度が異なる特性を備えている。濃マゼンタトナーと淡マゼンタトナーについても同様である。
本実施例における淡色シアントナー及び濃色シアントナーに用いることのできる着色剤としては、銅フタロシアニン化合物及びその誘導体、アンスラキノン化合物、塩基染料レーキ化合物等が挙げられる。
特に好適に利用できる着色剤としては、具体的には、C.I.ピグメントブルー1、7、15、15:1、15:2、15:3、15:4、60、62、66が挙げられる。
淡色シアントナー及び濃色シアントナーに用いることのできる着色剤には、前述したシアン着色剤の他に、例えば後述のイエロー着色剤やマゼンタ着色剤等の他色の着色剤を用いても良い。
これらの着色剤を混合することによってa*、b*、c*、L*の値を調整することが可能である。
また、淡色マゼンタトナー及び濃色マゼンタトナーに用いることのできる着色剤としては、縮合アゾ化合物、ジケトピロロピロール化合物、アンスラキノン、キナクリドン化合物が挙げられる。また、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベンズイミダゾロン化合物、チオインジゴ化合物、ペリレン化合物が挙げられる。
特に好適に利用できる着色剤としては下記が例示される。
C.I.ピグメントレッド31、48:1、48:2、48:3、48:4、57:1、88、95、144、146、150、177、202、214、220、221、254、264、269、C.I.ピグメントバイオレット19が挙げられる。
淡色マゼンタトナー及び濃色マゼンタトナーに用いることのできる着色剤には、前述したマゼンタ着色剤の他に、例えば後述のイエロー着色剤やシアン着色剤等の他色の着色剤を用いても良い。これらの着色剤を混合することによってa*、b*、c*、L*の値を調整することが可能である。
これらの着色剤は、単独で、又は混合した状態で用いることができる。さらには、固溶体の状態でも用いることができる。着色剤は、色相角度、彩度、明度、耐候性、OHP透明性、トナー粒子中への分散性の点から選択される。着色剤には、顔料を用いることが好ましい。
着色剤の好ましい添加量は、使用する着色剤の種類等によって異なる。しかし、淡色シアントナー及び淡色マゼンタトナーは、トナー全量に対し0.4乃至1.5質量%であり、濃色シアントナー及び濃色マゼンタトナーは、トナー全量に対し2.5〜8.5質量%である。
淡トナーの定着条件による光沢度は、濃トナーとほとんど同じ傾向を示す。なぜなら、上記のような着色剤の量や種類が光沢度に与える影響は通常では小さい。光沢度は、トナーの着色剤以外の要因である結着樹脂やワックス、それらの融解特性や親和性と粘度特性、分子量が支配的であるためである。淡トナーと濃トナーで、着色剤以外のそれらの特性が大きく異なることはない。
実施例1の画像形成装置の概略構成図 第1から第4の画像形成ステーション部分と転写ベルト機構部分の拡大図 定着装置部分の拡大図 定着温度と光沢度の関係を示す図 無彩色と有彩色の光沢差コントロールを行ったときの光沢差特性例を示す図 光沢度計の概略構成を示す図 画像処理部の構成を示すブロック図 操作ディスプレイ部に表示される光沢差選択画面の図 光沢差のある画像の選択と出力のフローチャート 実施例2における、操作ディスプレイ部に表示される画像番号選択画面の図 実施例2における、光沢差のある画像の選択と出力のフローチャート 実施例3における、定着スピードと光沢差の関係を示す図 実施例5における、画像処理部の構成を示すブロック図 実施例6における、光沢差のある画像の選択と出力のフローチャート 出力依頼をクライアントPCから設定する場合の設定画面図 シャープメルトトナーの軟化特性例の図
符号の説明
A・・プリンタ部、B・・画像読取り部、C・・操作ディスプレイ部、D1〜D4・・給紙部、E・・レーザ走査機構、F・・転写ベルト機構、G・・定着装置、H・・反転再給紙機構、209・・画像処理部、260・・定着制御部

Claims (9)

  1. 無彩色トナーと有彩色トナーを用いて記録材に画像を形成する画像形成手段と、記録材に形成された画像を加熱する画像加熱手段と、を有する画像形成装置において、
    無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を指定するための指定手段と、指定された光沢差に応じて前記画像加熱手段による画像加熱条件を変更する変更手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像加熱条件は、画像加熱温度、画像加熱手段通過時の記録材搬送速度のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 互いに異なる所定の画像加熱条件にて複数の参照画像を出力するモードを有することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 所定の画像加熱条件にて形成された参照画像の光沢度を検出する検出手段と、参照画像の無彩色画像部と有彩色画像部の光沢度の検出結果に応じて所定の画像加熱条件を補正する補正手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。
  5. 無彩色トナーはブラックトナーを含み、有彩色トナーはイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置。
  6. 無彩色トナーと有彩色トナーを用いて記録材に画像を形成する工程と、記録材に形成された画像を加熱する工程と、を有する画像形成方法において、
    無彩色画像部と有彩色画像部間の光沢差を指定する工程と、指定された光沢差に応じて画像加熱条件を変更する工程と、を有することを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記画像加熱条件は、画像加熱温度、画像加熱手段通過時の記録材搬送速度のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6の画像形成方法。
  8. 互いに異なる所定の画像加熱条件にて複数の参照画像を出力する工程を有することを特徴とする請求項6又は7の画像形成方法。
  9. 無彩色トナーはブラックトナーを含み、有彩色トナーはイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーを含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかの画像形成方法。
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