JP2005165184A - プリンタおよび定着条件設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現するための定着条件を簡単に設定することができるプリンタおよび定着条件設定方法を提供する。
【解決手段】 操作/表示部1による一回のチャート作成指示で、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用の光沢度チャートを像形成部120で形成して記録用紙上に転写させて一次定着部140で一次定着した後、その光沢度チャートを、二次定着部170の定着条件を所望の定着条件に制御部110で変更しながら定着させることにより、二次定着部170において複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像を記録用紙上に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送される記録用紙上に複数色のカラートナーによるトナー像を転写して定着することによりその記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成するプリンタ、およびカラー画像の光沢度を所望の光沢度に調整するための定着条件を設定する定着条件設定方法に関する。
カメラで撮影されたフィルムの現像から写真のプリントまでの一連の処理は、従来、写真店等の一般店舗とは別施設であるいわゆるラボ(現像所)で実施されていたが、近年、写真のプリントに必要な、焼き付けから現像・定着までの処理を実施する小型の装置(以下ミニラボと呼称する)を備え、店内でフィルムの現像や写真のプリントを行なう写真店等が広く普及するようになっている。このような写真店に設置されるミニラボとして、フィルム等から読み取られた画像データに基づいて印画紙に画像を露光し、その印画紙を現像液、定着液等の液中を通過させることにより写真画像を得る装置が一般に用いられている。しかしながら、このようなミニラボでは、現像液、定着液、および水の補充や、これらの液を溜めておくタンクの定期的な洗浄が必要であり、さらに、処理に手間とコストを要する廃液処理が必要である等といった問題がある。
一方、このような現像液、定着液、水、および廃液に関わる一切の処理が不要な、いわゆる電子写真方式のプリンタは、複写機等に広く用いられている。電子写真方式のプリンタは、像担持体の表面に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを吸着させることによって像担持体の表面にトナー像を形成し、記録用紙に対してそのトナー像の転写および定着を実施することにより、その記録用紙上に画像を形成する装置である。しかしながら、従来、電子写真方式のプリンタで得られる画像は、画像表面の光沢等といった画質面で従来のミニラボに劣り、写真画像としての観賞に耐えないため、電子写真方式のプリンタはミニラボへの適用が見送られている。
ところが、近年、このような電子写真方式のプリンタの画質面に関わる技術が向上し、ミニラボへの適用が考えられるようになってきている。例えば、記録用紙上に定着テスト画像を作成してその定着テスト画像の光沢度を実測し、実測した光沢度と要求光沢度との差分に基づいて、定着温度,定着速度,定着加圧力の定着条件のうちの少なくとも1つの定着条件を補正することにより、定着ロールの表面の弾性層が熱劣化した場合であっても、良好な光沢度を有する画像形成を確保する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、光沢比較用チャートを出力し、この光沢比較用チャートと予め用意されている基準画像とを目視で比較評価し、その結果に基づいて定着条件を変更することにより、定着関連部材の劣化や紙種の変更が行なわれた場合であっても、良好な光沢度を有する画像形成を確保する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−42700号公報 特開2003−241448号公報
電子写真方式のプリンタにおける画像の光沢度は、記録用紙の素材や製法等によって異なる。ここで、上述した特許文献1に提案された、定着テスト画像の光沢度と要求光沢度との差分に基づいて定着条件を補正する技術では、良好な光沢度を得るにあたり、定着条件を補正するための系は自動化することができるものの、素材や製法等が異なる各種の記録用紙ごとに適切な定着条件を決定するためには、試行錯誤を数多く繰り返す必要があり、従って適切な光沢度を再現するための定着条件の設定にあたり手間がかかるという問題がある。
また、上述した特許文献2に提案された技術では、ユーザやサービスマンが、出力された光沢比較用チャートと予め用意されている基準画像との光沢度が一致したと判断するまで、操作部で光沢度が高くなるようにもしくは低くなるように操作して得た情報に基づいて、定着条件を変更するための作業を繰返し行なう必要がある。従って、適切な光沢度を再現するための定着条件の設定にあたり、やはり手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現するための定着条件を簡単に設定することができるプリンタおよび定着条件設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のプリンタは、搬送される記録用紙上に複数色のカラートナーによるトナー像を転写して定着することによりその記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成するプリンタにおいて、
複数色のカラートナーによるトナー像を形成して記録用紙上に転写する像形成部と、
記録用紙上に転写されたトナー像をその記録用紙上に定着する一次定着部と、
上記一次定着部により定着されたトナー像の少なくとも表面部分を溶融してそのトナー像の表面性状を整える二次定着部と、
一回のチャート作成指示で、上記像形成部に、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用のチャートを表わす、複数の定着条件により定着されるトナー像を形成させて記録用紙上に転写させ、上記一次定着部における一次定着の後、上記二次定着部に、そのチャートを表わすトナー像を、その二次定着部の定着条件を変更しながら定着させるチャート形成制御部と、
上記二次定着部の定着条件を所望の定着条件に制御する定着条件制御部とを備えたことを特徴とする。
尚、上記記録用紙としては、表面に熱可塑性樹脂層を備え、二次定着によりトナー像が熱可塑性樹脂層に埋没されるものが用いられる。
本発明のプリンタでは、一回のチャート作成指示で、二次定着部において複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像が記録用紙上に形成される。このため、上記複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像の中から所望の光沢度を持つ部分を選択し、その部分の定着条件を二次定着部の定着条件として設定すれば済む。従って、様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現するための定着条件を簡単に設定することができる。
ここで、本発明のプリンタにおける上記チャート形成制御部は、複数枚の記録用紙を用いて、各記録用紙1枚ずつについては、それぞれ1つずつの定着条件により定着させるものであることが好ましい。
このように、1枚の記録用紙について、1つの定着条件により定着された光沢度調整用のチャートを形成すると、複数の定着条件とそれら複数の定着条件で定着されるトナー像との管理が容易になる。
また、本発明のプリンタにおける上記チャート形成制御部は、1枚の記録用紙上のトナー像を、そのトナー像の各部分ごとに異なる定着条件により定着させるものであることも好ましい態様である。
このようにすると、複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを1枚の記録用紙上に形成することができるため、光沢度調整用のチャートを表わすトナー像を形成するための記録用紙を節約することができる。
また、上記目的を達成する本発明の定着条件設定方法は、複数色のカラートナーによるトナー像を形成して記録用紙上に転写する像形成部と、記録用紙上に転写されたトナー像をその記録用紙上に定着する一次定着部と、上記一次定着部により定着されたトナー像の少なくとも表面部分を溶融してそのトナー像の表面性状を整える二次定着部とを備え、その記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成するプリンタにおける、そのカラー画像の光沢度を所望の光沢度に調整するための、上記二次定着部の定着条件を設定する定着条件設定方法において、
一回のチャート作成指示で、上記像形成部に、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用のチャートを表わす、複数の定着条件により定着されるトナー像を形成させて記録用紙上に転写させ、上記一次定着部における一次定着の後、上記二次定着部に、そのチャートを表わすトナー像を、その二次定着部の定着条件を変更しながら定着させ、
複数の定着条件により定着されたチャートから、そのチャート上の所望の光沢度を持った部分を見つけることにより、そのプリンタの定着条件を設定することを特徴とする。
本発明の定着条件設定方法は、一回のチャート作成指示で、二次定着部において複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像を記録用紙上に定着し、そのチャートから所望の光沢度を持った部分を見つけて、その部分の定着条件をプリンタの定着条件として設定すれば済む。従って、様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現するための定着条件を簡単に設定することができる。
ここで、本発明の定着条件設定方法において、上記チャートを形成するにあたり、複数枚の記録用紙を用いて、各記録用紙1枚ずつについては、それぞれ1つずつの定着条件により定着させることが好ましい。
このように、1枚の記録用紙について、1つの定着条件により定着された光沢度調整用のチャートを形成すると、複数の定着条件とそれら複数の定着条件で定着されるトナー像との管理が容易になる。
また、本発明の定着条件設定方法において、上記チャートを形成するにあたり、1枚の記録用紙上のトナー像を、そのトナー像の各部分ごとに異なる定着条件により定着させることも好ましい態様である。
このようにすると、複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを1枚の記録用紙上に形成することができるため、光沢度調整用のチャートを表わすトナー像を形成するための記録用紙を節約することができる。
本発明によれば、様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現するための定着条件を簡単に設定することができるプリンタおよび定着条件設定方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のプリンタの一実施形態を示す図である。
図1には、プリンタ100と画像入力装置200とからなるミニラボのシステムが示されている。
画像入力装置200は、写真フィルム上に記録された撮影画像を光学的に読み取って撮影画像データを得るスキャナ201と、デジタルカメラ等で撮影が行なわれて小型記録媒体に記録された撮影画像データを小型記録媒体から読み込む小型記録媒体ドライブ202とを備えている。画像入力装置200は、これらスキャナ201あるいは小型記録媒体ドライブ202を経て得られた撮影画像データに色調補正やホワイトバランスの補正等といった補正処理を施して出力画像データを生成し、その出力画像データをプリンタ100に送る。
図1に示すプリンタ100は、搬送される記録用紙上に複数色のカラートナーによるトナー像を転写して定着することによりその記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成する電子写真方式のプリンタである。また、このプリンタ100には、カラー画像の光沢度を所望の光沢度に調整するための、後述する二次定着部170の定着条件を設定する本発明の定着条件設定方法の一例が適用されている。
このプリンタ100は、レーザから出射されるレーザ光を画像入力装置200から出力された出力画像データに基づいて変調するレーザ光変調部111を含む制御部110を備えている。制御部110の構成については後述するが、この制御部110は、以下に説明するプリンタ100の各構成要素の動作制御を行なう。
また、プリンタ100は、オペレータにより操作され各種の設定や表示を行なうための操作/表示部1を備えている。
さらに、プリンタ100は、4色のカラートナーによるトナー像を形成して記録用紙上に転写する像形成部120を有する。
この像形成部120は、露光部121と、像担持体ロール122と、帯電ロール123と、現像ユニット124と、クリーナ125と、中間転写部126と、二次転写ロール127とを備えている。
矢印A方向に回転する像担持体ロール122は帯電ロール123によって表面が帯電され、その帯電された像担持体ロール122の表面を、後述の露光部121が、画像入力装置200からの出力画像データに基づいて変調されたレーザ光で走査露光する。これにより、像担持体ロール122の表面に所定の表面電位からなる静電潜像が形成される。
露光部121は、内部に図示しない半導体レーザ等の光源や、画像入力装置200からの出力画像データに基づいてその光源から発せられるレーザ光を像担持体ロール122上に導いて走査露光するための、ポリゴンミラー、反射鏡、各種レンズ等からなる光学系等が適宜配置されている。このような露光部121によって、像担持体ロール122に静電潜像が書き込まれる。
現像ユニット124には、内部に90°間隔で配置されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B)の各色毎の現像装置124Y,124M,124C,124Bが備えられている。各現像装置124Y,124M,124C,124Bは、いずれも、いわゆる磁気ブラシ現像方式を採用するものであり、その装置内部にはトナーとキャリアを含む二成分現像剤が収容されている。現像ユニット124は矢印B方向に90°間隔で回動し、内蔵する各現像装置124Y,124M,124C,124Bのうちのいずれかを、像担持体ロール122に所定の微小間隔を保って近接対向させる。次いで、像担持体ロール122に近接対向した現像装置から、像担持体ロール122の表面に形成された静電潜像に磁気ブラシ効果によってトナーが静電的に付着されて、像担持体ロール122の表面にその現像装置に対応する色のトナー像が形成される。
中間転写部126は、中間転写ベルト126aが、内側に配置された張架ロール126bによって矢印C方向に移動自在に張架されて構成されている。さらに、中間転写ベルト126aと像担持体ロール122とが最も近接する一次転写位置には一次転写ロール126cが配置されており、この一次転写ロール126cによって転写電圧が中間転写ベルト126aに印加されている。現像ユニット124が内蔵する各現像装置124Y,124M,124C,124Bによって像担持体ロール122の表面に形成されたトナー像は、一次転写位置における転写電圧によって中間転写ベルト126aに転写される。
カラー画像を形成するには、先ず、露光部121によって像担持体ロール122の表面にイエロー(Y)用の静電潜像が形成され、その静電潜像に、現像ユニット124の回動によって像担持体ロール122に近接対向したイエローの現像装置124Yからトナーが吸着されて、像担持体ロール122の表面にイエローのトナー像が形成され、そのイエローのトナー像が、中間転写ベルト126aに転写される。その後、クリーナ125によって表面の残留トナーが除去された像担持体ロール122の表面に、露光部121によって像担持体ロール122の表面にマゼンタ(M)用の静電潜像が形成される。このときには、その静電潜像に、現像ユニット124の90°回動によって像担持体ロール122に近接対向したマゼンタの現像装置124Mからトナーが吸着されて、像担持体ロール122の表面にマゼンタのトナー像が形成され、そのマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト126a上に、既に転写されているイエローのトナー像に重ねられて転写される。以下、同様の動作を経て、残るシアン(C)とブラック(B)のトナー像が中間転写ベルト126a上に順次転写される。ここで、中間転写ベルト126aを移動させる張架ロール126bは、順次転写される各色のトナー像が互いに正確に重なり合うように制御部110によって制御される。
上述した動作を経て中間転写ベルト126aに転写されたトナー像が、上記の張架ロール126bのうちの一つと、中間転写ベルト126aを挟んで対向して配置されている二次転写ロール127によって、後述の媒体供給部130から搬送されてくるシート状の記録用紙にさらに転写される。その結果、この記録用紙の表面にカラーのトナー像が形成される。
次に、図1に示すプリンタ100に備えられた、像形成部120にシート状の記録用紙を供給する媒体供給部130について説明する。
媒体供給部130は、巻回された長尺のロール紙131aが記録用紙として装填されるロール紙収納部131を備えている。ロール紙収納部131には、そのロール紙収納部131を識別するためのマガジンID検出センサ131bが備えられている。尚、図1には2つのロール紙収納部131を備えた例が示されているが、本発明はこれに限るものではない。本発明のプリンタは、例えば、ロール紙収納部131を1つ備えるものであってもよく、また幅方向のサイズや種類が互いに異なるロール紙131aが装填されるロール紙収納部を3つ以上備えるものであってもよい。
ロール紙131aは、ロール紙収納部131のロール紙取出し口近傍に設けられた位置決めロール101によって引き出され、記録用紙の搬送径路における、その位置決めロール101の下流側に配されたロール紙カッタ134に搬送される。搬送されたロール紙131aは、上記の位置決めロール101によって位置決めされた後、ロール紙カッタ134によって長手方向に所定の寸法に裁断される。ここで、上記の位置決めロール101は、裁断される寸法に応じてロール紙131aの位置決めをするように、制御部110によって制御されている。
ロール紙収納部131から切り出され、シート状となった記録用紙は、プリンタ100内の各所に配置された複数の搬送ロール102によって形成された搬送経路上を、これら搬送ロール102によって搬送される。
また、媒体供給部130は、記録用紙としてシート状の記録シート132aが収納されたシートカセット132も備えている。シートカセット132には、そのシートカセット132を識別するためのマガジンID検出センサ132bが備えられている。尚、図1には1つのシートカセット132を備えた例が示されているが、本発明はこれに限るものではない。本発明のプリンタは、例えば、サイズや種類が互いに異なる記録シート132aが収納されるシートカセット132を複数備えるものであってもよい。
記録シート132aは、シートカセット132の記録用紙取出し口近傍に配置された搬送ロール102によって取り出され、搬送経路における下流側に搬送される。
上記のロール紙カッタ134からの搬送経路およびシートカセット132からの搬送経路は、下流側で1つの経路に合流し、その1つの経路上に、搬送されてきた記録用紙の裏面に各種プリント情報を印字する印字ヘッド135が配置されている。この印字ヘッド135によって印字されるプリント情報には、例えば、これからその記録用紙にプリントされる画像がフィルム上のどの画像に相当するのかを示すコマ番号や、その画像が撮影された日付等の他に、オペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータ等といった情報が含まれる。
印字ヘッド135による裏面への印字が終了した記録用紙は、印字ヘッド135の下流側に配置されたレジストロール103によって、搬送経路のさらに下流側である、前述した像形成部120の二次転写ロール127まで、後述するようにタイミングを合わせて搬送され、搬送されてきた記録用紙に、既に中間転写ベルト126aに形成されているカラーのトナー像が、この二次転写ロール127によって転写される。
前述したように、中間転写ベルト126aにカラーのトナー像を形成するにあたり、中間転写ベルト126aは矢印C方向に4回回転移動され、YMCB4色のトナー像が、中間転写ベルト126aが一回回転移動する度に1色ずつ中間転写ベルト126aに転写される。本実施形態では、中間転写ベルト126aにカラーのトナー像を形成するにあたり、レジストロール103による二次転写ロール127への記録用紙の搬送は4色全てのトナー像が転写されて中間転写ベルト126aに形成されたトナー像が、最初に二次転写ロール127と対向するタイミングに、上記の記録用紙が二次転写ロール127に搬送されるように実行される。レジストロール103は、このようなタイミングで記録用紙の搬送を行なうように、制御部110で制御される。
以上説明したような手順を経て、トナー像が転写された記録用紙は、二次転写ロール127の下流側に配置された搬送ベルト104にのせられて、搬送経路のさらに下流側に配置された一次定着部140に搬送される。トナー像が転写された記録用紙は、この一次定着部140で、加熱および加圧処理を施され、これらの処理により、トナー像が記録用紙に定着される。ここで、この一次定着部140で実施されるトナー像の定着によって得られる画像は、写真画像等に求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機等で得られる画像が有する画質と同等の画質を有する。
一次定着部140で処理を施された記録用紙は、搬送ロール102で二次定着部170に搬送される。
二次定着部170は、一次定着部140で処理が施されてトナー像が定着された記録用紙に加熱および加圧処理を施す加熱加圧ロール171と、循環移動する、平滑な光沢面を有する二次定着ベルト172と、加熱加圧ロール171によって加熱された記録用紙を冷却する冷却部173とを備えている。また、二次定着部170は、加熱加圧ロール171の温度を検出するための温度センサ170aと、この二次定着部170を識別するための定着ユニットID検出センサ170bを備えている。ここでは、二次定着部170は、トナー像の表面を平滑化し光沢を持たせるという表面処理を実行する二次定着ベルト172を備えた例で説明するが、この二次定着部170は、画像を観る者に対する視覚効果をねらいトナー像の表面を意図的に曇らせるマット処理を実行するものであってもよい。このような二次定着部170における二次定着ベルトは、トナー像の表面を意図的に曇らせるためのざらついた面を有したものとなる。このような二次定着部170は、ユニット交換することができ、定着ユニットID検出センサ170bは、このようにユニット交換された二次定着部170を識別するためのセンサである。
二次定着部170では、まず、加熱加圧ロール171によって、一次定着部140で定着されたトナー像が加熱され溶融されるとともに、溶融されたトナー像の表面が、二次定着ベルト172の平滑な光沢面に押圧される。次いで、記録用紙は二次定着ベルト172の光沢面に張り付いた状態で下流側へと搬送され、さらに、この光沢面に張り付いた状態の記録用紙が、加熱加圧ロール171の下流側に配置された冷却部173によって冷却される。これにより、記録用紙の溶融されたトナー像が凝固される。その後、記録用紙はさらに下流側に搬送され、二次定着ベルト172が曲がって戻るのに伴い、記録用紙自身の剛性によって二次定着ベルト172の光沢面から剥離する。
二次定着部170のさらに下流側にはXYカッタ180が配置されている。記録用紙は、このXYカッタ180に搬送される。
このXYカッタ180は、記録用紙を搬送方向に対して垂直に裁断する第1カッタ181と、搬送方向に沿って裁断する第2カッタ182とからなり、これら第1カッタ181および第2カッタ182は搬送経路上に直列に配置されている。また、第1カッタ181の上流側および下流側と、第2カッタ182の下流側には位置決めロール101が配置されており、これらの位置決めロール101が、XYカッタ180に対する記録用紙の位置決めを行なう。これらの位置決めロール101による、記録用紙の位置決めが、制御部110によるこれらの位置決めロール101に対する制御によって実行される。
また、このXYカッタ180による記録用紙の裁断は、顧客の要望に応じたオペレータの設定によって実施される。例えば、XYカッタ180に搬送されて来た記録用紙が、長尺のロール紙131aから切り出されたものであって、ロール紙131aから切り出された記録用紙のサイズが写真サイズよりも大き目のものである場合、この写真サイズに応じた裁断がXYカッタ180によって実施される。また、最終的に顧客が求めているものが縁無しの写真プリントである場合、記録用紙における、写真画像を囲む枠をカットするように裁断がXYカッタ180によって実施される。また、例えば、XYカッタ180に搬送されて来た記録用紙が、シートカセット132から取り出された写真サイズのものである場合には、XYカッタ180による裁断は行なわれずに、記録用紙は後述のソータ190に搬送される。また、例えば、はがき等といった規定サイズの記録用紙に写真をプリントするような場合にも、記録用紙は後述のソータ190にそのまま搬送される。
以上説明した、定着および裁断等といった処理を経た記録用紙が、写真プリントとして、用紙搬送経路の最下流に配置されたソータ190に搬送されスタックされる。このソータ190への記録用紙のスタックは次のように実行される。例えば、1本のフィルムから得られた一件分の記録用紙が、ソータ190の、所定の格納位置にある格納部191に格納されると、ソータ190が矢印D方向に回動し、空の格納部191が上記の格納位置に移動する。そしてこの空の格納部191に、次の一件分の記録用紙が格納される。これにより、全件分の記録用紙が、一件毎に仕分けされて各格納部191に格納される。ここで、このソータ190の動作は、制御部110の制御によって実行される。
図2は、図1に示すプリンタの、制御の概要を示すブロック図である。
図2には、図1に示す制御部110を構成する、CPU110_1、ROM110_2、RAM110_3、画像メモリ110_4、および記憶装置110_5が示されている。また、前述した操作/表示部1も示されている。
CPU110_1は、ROM110_2に格納されたプログラムを読み出し、RAM110_3を作業領域として種々の処理を実行する。
ROM110_2には、このプリンタ100全体の制御を行なうためのプログラムが格納されている。
RAM110_3には、CPU110_1が種々の処理を実行するための作業領域が備えられている。
画像メモリ110_4には、記憶装置110_5からの画像データが格納される。
記憶装置110_5には、画像データや、後述する光沢度チャートの情報が記憶される。
また、制御部110には、画像メモリ110_4や記憶装置110_5から出力された画像データを一時的に格納(バッファリング)するための画像出力バッファ110_6が備えられている。画像出力バッファ110_6から出力された画像データは、レーザ光変調部111に入力される。レーザ光変調部111は、これらの画像データに基づいてレーザ光を変調し、露光部121はそのレーザ光で走査露光する。これにより、図1に示す像担持体ロール122の表面に所定の表面電位からなる静電潜像が形成される。
さらに、制御部110には、媒体供給部制御ドライバ110_7が備えられている。この媒体供給部制御ドライバ110_7は、媒体供給部130に備えられた図2に示す搬送モータ130_1および前述したロール紙カッタ134の動作を制御する。
また、制御部110には、前述した像形成部120を制御する像形成部制御ドライバ110_8が備えられている。さらに、制御部110には、一次定着部制御ドライバ110_9および二次定着部制御ドライバ110_10が備えられている。一次定着部制御ドライバ110_9は、一次定着部140に備えられた図2に示す搬送モータ140_1およびヒータ140_2の動作を制御する。また、二次定着部制御ドライバ110_10は、二次定着部170に備えられた図2に示す搬送モータ170_1、ヒータ170_2、および冷却部173の動作を制御する。
ここで、制御部110は、本発明にいうチャート形成制御部の役割を担っており、操作/表示部1の一回のチャート作成指示で、像形成部120に、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用のチャートを表わす、複数の定着条件により定着されるトナー像(以下、光沢度チャートと記述する)を形成させて記録用紙上に定着させる。さらに、一次定着部140における一次定着の後、二次定着部170に、その光沢度チャートを、二次定着部170の定着条件を変更しながら定着させる。
また、制御部110は、本発明にいう定着条件制御部の役割を担っており、二次定着部170の定着条件を所望の定着条件に制御する。詳細については後述する。
さらに、制御部110には、記録用紙排出部制御ドライバ110_11およびセンサI/F110_12が備えられている。記録用紙排出部制御ドライバ110_11は、前述したXYカッタ180およびソータ190の動作を制御する。また、センサI/F110_12は、前述したマガジンID検出センサ131b,132b、定着ユニットID検出センサ170b、および温度センサ170aからの信号を受け取ってCPU110_1に伝達する。
本実施形態のプリンタ100は、操作/表示部1による一回のチャート作成指示で、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用の光沢度チャートを像形成部120で形成して記録用紙上に転写させて一次定着部140で一次定着した後、その光沢度チャートを、二次定着部170の定着条件を所望の定着条件に制御部110で変更しながら定着させるものである。このため、一回のチャート作成指示で、二次定着部170において複数の定着条件により定着された複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像が記録用紙上に形成される。カラー画像の形成にあたっては、これら複数の光沢度調整用のチャートを表わすトナー像の中から所望の光沢度を持つ部分を選択し、その部分の定着条件を設定すれば済む。従って、素材や製法等が異なる様々な種類の記録用紙ごとに適切な光沢度を再現する定着条件を設定する手間が削減される。以下、詳細に説明する。
図3は、本実施形態のプリンタにおいて、光沢度チャートを形成するための処理ルーチンの前半のフローを示す図、図4は、その処理ルーチンの後半のフローを示す図である。
本実施形態のプリンタ100で光沢度チャートを形成するには、先ず、図3に示すステップS1において、光沢度チャートを形成するための記録用紙が収納されたマガジンID(ここでは、ロール紙収納部131のIDとする)を、マガジンID検出センサ131bで取得する。
次に、ステップS2において、二次定着ユニットID(ここでは、トナー像の表面を平滑化し光沢を持たせるという表面処理を実行する二次定着ベルト172を備えた二次定着部170のIDとする)を定着ユニットID検出センサ170bで取得する。
さらに、ステップS3において、後述するチャート出力制御パターンを選択して、ステップS4に進む。
ステップS4では、マガジン(ここでは、ロール紙収納部131)を選択する。
さらに、ステップS5において、光沢度チャートを形成するためのスタート指示が行なわれたか否かが判定される。スタート指示が行なわれていないと判定された場合は、スタート指示が行なわれるまでこのステップS5を繰返し実行する。スタート指示が行なわれたと判定された場合は、ステップS6に進む。
ステップS6では、ロール紙である記録用紙をカットし、カットした記録用紙の搬送を開始する。
次いで、ステップS7において、記録用紙上に、光沢度チャートを構成する後述する濃度(D)/カラーチャート(C、M、Y)/インデックス(IX)を転写する。
さらに、ステップS8において、一次定着部140で一次定着して、図4に示すステップS9に進む。
ステップS9では、二次定着部170の昇温制御を開始する。この昇温制御についても後述する。
ステップS10では、二次定着部170において記録用紙が所定量搬送したか否かが判定される。所定量搬送されていないと判定された場合は、所定量搬送されるまでこのステップS10を繰返し実行する。所定量搬送されたと判定された場合は、ステップS11に進む。
ステップS11では、二次定着部170のヒータ170_2(図2参照)の温度を温度センサ170aで測定して、ステップS12に進む。
ステップS12では、光沢度チャートが二次定着部170を通過したか否かが判定される。光沢度チャートが二次定着部170を通過していないと判定された場合はステップS10に戻る。一方、光沢度チャートが二次定着部170を通過したと判定された場合はステップS13に進む。
ステップS13では、光沢度チャートが形成された記録用紙をソータ190に排出して、このルーチンを終了する。
図5は、記録用紙上の位置と目標加熱温度の関係を示す図である。
図5の横軸は、記録用紙上の位置を、二次定着部170を構成する搬送モータ170_1(図2参照)のパルス数で表わしたものである。また、図5の縦軸は、二次定着部170を構成するヒータ170_2の、温度センサ170aで測定される加熱温度を表わしたものである。図5の横軸に示すパルス数200,400,600,800,1000に対応するステップ1,2,3,4,5の位置にて、光沢度チャートを構成する5つの部分トナー像(後述する濃度(D)/カラーチャート(C、M、Y)からなる部分トナー像)が形成される。尚、図5には、記録用紙上のステップ1,2,3,4,5の位置にて、目標温度が比較的低いパターン1と、目標温度が比較的高いパターン3と、目標温度がそれらパターン1,3の中間であるパターン2とが示されている。
図6は、チャート出力制御パターンを表わすテーブルの一例を示す図である。
このテーブルは、光沢度チャートを形成する毎に作成されて、記憶装置110_5(図2参照)に記憶される。
図6に示すテーブルには、マガジンIDとして、ロール紙収納部131を示す数値2が示されている。また、二次定着ユニットIDとして、トナー像の表面を平滑化し光沢を持たせるという表面処理を実行する二次定着ベルト172を示す数値1が示されている。さらに、光沢度チャートを識別するためのチャートIX番号(インデックスIX)として、数値1234が示されている。また、前述した加熱制御パターンとして、パターン1を示す数値1が示されている。さらに、上記ステップ1,2,3,4,5の位置における温度として、数値100,105,110,115,120が示されている。
図7は、図6に示すテーブルに基づいて形成された光沢度チャートの一例を示す図である。
図7には、1枚の記録用紙上に形成された光沢度チャート300が示されている。この光沢度チャート300には、この光沢度チャート300を識別するためのチャートIX番号としての数値1234が形成されている。また、この光沢度チャート300には、パターン1の、ステップ1,2,3,4,5の位置における定着条件で形成された部分トナー像301,302,303,304,305が形成されている。これらの部分トナー像301,302,303,304,305は、それぞれ、この図7の上から順に、濃度(D)を表わす濃度パッチ310Dと、シアンパッチ310Cと、マゼンタパッチ310Mと、イエローパッチ310Yとから構成されている。また、部分トナー像301,302,303,304,305の下部には、これら部分トナー像301,302,303,304,305を特定するための番号1,2、3,4,5が形成されている。ここで、濃度パッチ310Dについて、図8、図9を参照して説明する。
図8は、濃度パッチの光沢度とトナーレベルとの関係を示す図である。
図8の縦軸は濃度パッチ310Dの光沢度レベルを示す。また、図8の横軸は濃度パッチ310Dのトナーレベル(黒レベル)を示す。図8に示すように、濃度パッチ310Dの光沢度レベルは、トナーの定着温度が適切な範囲内であれば、トナーレベルが0%(白)〜100%(黒)の範囲において、常に良好なレベルに維持されるものの、定着温度が低くなるにつれて、トナーレベル40%を中心に低くなる。このため、濃度パッチ310Dのトナーレベルは40%に設定することが好ましい。
図9は、図8に示す光沢度とトナーレベルとの関係を定性的に説明するための図である。
定着温度が高い場合(適切な場合)は、トナー400が記録用紙500の熱可塑性樹脂層と一体となり、表面が鏡面状態となる。従って、トナーレベル(濃度)に関係なく鏡面状態(反射率が一定)となる。
一方、定着温度が低い場合には、トナー400が記録用紙500の熱可塑性樹脂層に溶け込まない状態となる。しかし、トナーレベルが高い場合には、表面状態が一定なので反射率は比較的高い。また、トナーレベルが中間の場合には、トナー400が記録用紙500の表面にまだらに存在するため、入射光が吸収,散乱し、反射率が低くなる。さらに、トナーレベルが低い場合には、トナー400の影響が少なくなり、記録用紙500自体の反射率に近くなる。
再び図7に戻って説明を続ける。図7に示す光沢度チャート300を構成する部分トナー像301,302,303,304,305のうち、部分トナー像301,302,303は比較的低い温度で定着されている。このため、光沢ムラ,レリーフ(凸凹),エッジボイド等の画像欠陥が発生し易い。一方、部分トナー像304は適切な温度で定着されているため、良好な画像が得られることとなる。また、部分トナー像305は比較的高い温度で定着されているため、ブリスタが発生し易い。そこで、本実施形態では、適切な温度で定着されているトナー像304の定着条件をプリンタ100に設定して画像形成を行なうこととする。
図10は、本実施形態のプリンタの、定着条件設定ルーチンのフローを示す図である。
先ず、ステップS21において、操作/表示部1によりチャートIX番号(ここでは、1234)を入力する。
次に、ステップS22において、適正条件番号としてトナー像304を特定するための番号4を入力する。
さらに、ステップS23において、後述する図11に示す処理条件テーブルに、制御データとして、トナー像304処理時の二次定着部170に備えられたヒータ170_2の温度等を登録して、このルーチンを終了する。このようにして、トナー像304の定着条件がプリンタ100に設定されて、所望の光沢度を持った画像形成が行なわれる。
図11は、処理条件テーブルを示す図である。
図11に示す処理条件テーブルには、上記ステップS23でのデータが登録される。即ち、処理条件テーブルの第1行目には、マガジンIDとして、図1に示すロール紙収納部131を示す数値2が登録される。また、二次定着ユニットIDとして、トナー像の表面を平滑化し光沢を持たせるという表面処理を実行する二次定着ベルト172を示す数値1が登録される。さらに、二次定着加熱温度[℃]として、数値115が登録される。また、二次定着部搬送速度[mm/sec]が登録される。以下、同様にして、処理条件テーブルの第2,3,4行目に、マガジンIDとして数値3,3,10が登録され、二次定着ユニットIDとして数値1,2,1が登録され、二次定着加熱温度[℃]として数値105,130,120が登録され、二次定着部搬送速度[mm/sec]として数値50,50,50が登録される。
尚、本実施形態のプリンタ100では、1枚の記録用紙上に、異なる定着条件により部分トナー像301,302,303,304,305を定着させた例で説明したが、これに限られるものではなく、5枚の記録用紙を用いて、各記録用紙1枚ずつについては、それぞれ1つずつの定着条件により各部分トナー像301,302,303,304,305を定着させてもよい。
本発明のプリンタの一実施形態を示す図である。 図1に示すプリンタの、制御の概要を示すブロック図である。 本実施形態のプリンタにおいて、光沢度チャートを形成するための処理ルーチンの前半のフローを示す図である。 図3に示す処理ルーチンの後半のフローを示す図である。 記録用紙上の位置と目標加熱温度の関係を示す図である。 チャート出力制御パターンを表わすテーブルの一例を示す図である。 図6に示すテーブルに基づいて形成された光沢度チャートの一例を示す図である。 濃度パッチの光沢度とトナーレベルとの関係を示す図である。 図8に示す光沢度とトナーレベルとの関係を定性的に説明するための図である。 本実施形態のプリンタの、定着条件設定ルーチンのフローを示す図である。 処理条件テーブルを示す図である。
符号の説明
1 操作/表示部
100 プリンタ
101 位置決めロール
102 搬送ロール
103 レジストロール
104 搬送ベルト
110 制御部
110_1 CPU
110_2 ROM
110_3 RAM
110_4 画像メモリ
110_5 記憶装置
110_6 画像出力バッファ
110_7 媒体供給部制御ドライバ
110_8 像形成部制御ドライバ
110_9 一次定着部制御ドライバ
110_10 二次定着部制御ドライバ
110_11 記録用紙排出部制御ドライバ
110_12 センサI/F
111 レーザ光変調部
120 像形成部
121 露光部
122 像担持体ロール
123 帯電ロール
124 現像ユニット
124Y,124M,124C,124B 現像装置
125 クリーナ
126 一次転写部
126a 一次転写ベルト
126b 張架ロール
126c 一次転写ロール
127 二次転写ロール
130 媒体供給部
130_1, 140_1,170_1 搬送モータ
131 ロール紙収納部
131a ロール紙
131b,132b マガジンID検出センサ
132 シートカセット
132a 記録シート
134 ロール紙カッタ
135 印字ヘッド
140 一次定着部
140_2,170_2 ヒータ
170 二次定着部
170a 温度センサ
170b 定着ユニットID検出センサ
171 加熱加圧ロール
172 二次定着ベルト
173 冷却部
180 XYカッタ
181 第1カッタ
182 第2カッタ
190 ソータ
191 格納部
200 画像入力装置
201 スキャナ
202 小型記録媒体ドライブ
300 光沢度チャート
301,302,303,304,305 部分トナー像
310D 濃度パッチ
310C シアンパッチ
310M マゼンタパッチ
310Y イエローパッチ
400 トナー
500 記録用紙

Claims (6)

  1. 搬送される記録用紙上に複数色のカラートナーによるトナー像を転写して定着することにより該記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成するプリンタにおいて、
    複数色のカラートナーによるトナー像を形成して記録用紙上に転写する像形成部と、
    記録用紙上に転写されたトナー像を該記録用紙上に定着する一次定着部と、
    前記一次定着部により定着されたトナー像の少なくとも表面部分を溶融して該トナー像の表面性状を整える二次定着部と、
    一回のチャート作成指示で、前記像形成部に、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用のチャートを表わす、複数の定着条件により定着されるトナー像を形成させて記録用紙上に転写させ、前記一次定着部における一次定着の後、前記二次定着部に、該チャートを表わすトナー像を、該二次定着部の定着条件を変更しながら定着させるチャート形成制御部と、
    前記二次定着部の定着条件を所望の定着条件に制御する定着条件制御部とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記チャート形成制御部は、複数枚の記録用紙を用いて、各記録用紙1枚ずつについては、それぞれ1つずつの定着条件により定着させるものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記チャート形成制御部は、1枚の記録用紙上のトナー像を、該トナー像の各部分ごとに異なる定着条件により定着させるものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 複数色のカラートナーによるトナー像を形成して記録用紙上に転写する像形成部と、記録用紙上に転写されたトナー像を該記録用紙上に定着する一次定着部と、前記一次定着部により定着されたトナー像の少なくとも表面部分を溶融して該トナー像の表面性状を整える二次定着部とを備え、該記録用紙上に定着トナー像からなるカラー画像を形成するプリンタにおける、該カラー画像の光沢度を所望の光沢度に調整するための、前記二次定着部の定着条件を設定する定着条件設定方法において、
    一回のチャート作成指示で、前記像形成部に、記録用紙上に形成される画像の光沢度調整用のチャートを表わす、複数の定着条件により定着されるトナー像を形成させて記録用紙上に転写させ、前記一次定着部における一次定着の後、前記二次定着部に、該チャートを表わすトナー像を、該二次定着部の定着条件を変更しながら定着させ、
    複数の定着条件により定着されたチャートから、該チャート上の所望の光沢度を持った部分を見つけることにより、該プリンタの定着条件を設定することを特徴とする定着条件設定方法。
  5. 前記チャートを形成するにあたり、複数枚の記録用紙を用いて、各記録用紙1枚ずつについては、それぞれ1つずつの定着条件により定着させることを特徴とする請求項4記載の定着条件設定方法。
  6. 前記チャートを形成するにあたり、1枚の記録用紙上のトナー像を、該トナー像の各部分ごとに異なる定着条件により定着させることを特徴とする請求項4記載の定着条件設定方法。
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