JP2007003707A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】 形成するパッチ数を少なくしながらも、精度良いキャリブレーションを行いうる構成を提供する。
【解決手段】 カラーレーザプリンタ1は、濃度パッチを形成可能な画像形成部9と、濃度パッチの濃度を検出し、各基準濃度ごとの実測出力値を出力する濃度検知センサ71とを備え、さらに、実測出力値の基準となる基準出力値がROM92に記憶されている。このレーザプリンタ1では、実測出力値と基準出力値とに基づき、各基準濃度ごとの実測出力値と基準出力値との差を補うために記録濃度値に乗ずる比率が、基準比率として各基準濃度ごとに求められ、その求められた基準濃度ごとの基準比率に基づき、基準濃度以外の濃度に対応した推測比率が算出される。そして、基準比率及び推測比率に基づいて濃度補正が行われることとなる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来より、画像形成装置の分野では、画像品質を維持するため、キャリブレーション処理が一般的に行われている。このキャリブレーション処理は、装置の経年変化や環境の変化により、トナーにより形成される画像の濃度が変化してしまうことを防止するために、濃度パッチ(テストパターン)を形成すると共に、この濃度パッチの濃度を測定し、その測定結果に基づいて画像濃度を補正することにより行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−77060号公報
上記のキャリブレーション処理では、濃度の異なる複数の濃度パッチを実測した出力値と、基準となる基準出力値との差を補うための比率データ(補正データ)を作成するようにしている。この比率データ(補正データ)は、全濃度領域に亘って各階調ごとに多数必要となるため、そのような多数の比率データをどのようにして取得するのかが問題となる。例えば特許文献1の技術では、必要となる階調すべてについてテストパターンを形成すると共に全ての階調の濃度を実測し、入力値(実測値)と出力値とを補正する補正係数を得る例が開示されている。しかしながら、このように多数の階調すべてについて濃度を実測する方法を用いると、処理の迅速化が阻害され、また現像剤等の消耗品も消耗しやすくなる。
一方、適当な少数の濃度レベル(基準濃度)についての濃度パッチを作成すると共に各濃度パッチの実測出力値を取得するようにし、基準濃度以外の濃度レベルについては実測出力値を直線補間して相当する補間値を取得することが考えられる。この場合、濃度パッチを形成しない中間の濃度レベルについては補間値と基準出力値とに基づいて比率データ(補正データ)を作成することで基準濃度以外の比率データを容易に得ることができる。このようにすると、形成すべき濃度パッチが少なくなるため処理を迅速に行うことができ、消耗品の消耗も抑えられる。
しかしながら、実測出力値を単に直線補間して得られる補間値は、実際の濃度(実測した濃度)との誤差が大きく、このような補間値に基づいて得られる比率データは誤差を累積的に伴うものとなってしまう。従って、このような方法によって得られた比率データ(補正データ)を用いると、キャリブレーションの精度低下を招く虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、形成するパッチ数を少なくしながらも、精度良いキャリブレーションを行いうる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成可能に構成され、かつ、予め定められた複数の基準濃度に対応する複数の濃度パッチを形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段にて形成された複数の前記濃度パッチの濃度を検出し、各基準濃度ごとの実測出力値を出力するセンサと、前記実測出力値の基準となる基準出力値が、少なくとも前記濃度パッチを形成する各基準濃度ごとに記憶される記憶手段と、前記実測出力値と前記基準出力値とに基づき、各基準濃度ごとの前記実測出力値と前記基準出力値との差を補うための比率を、基準比率として各基準濃度ごとに求める基準比率決定手段と、前記基準比率決定手段にて決定された前記基準濃度ごとの前記基準比率に基づき、前記基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を決定する推測比率決定手段と、前記基準比率及び前記推測比率に基づいて濃度補正を行う濃度補正手段と、を備えたこと特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の少なくとも一部の濃度領域において、前記推測比率を、前記基準比率に基づく曲線近似により求めることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の少なくとも一部の濃度領域において、前記推測比率を一定比率に定めることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の最小濃度に隣接する前記基準濃度以下の第1濃度領域、及び最大濃度に隣接する前記基準濃度以上の第2濃度領域において、前記推測比率を一定比率に定めることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記記憶手段において、全濃度領域のうちの最小濃度に対応した前記基準出力値、及び最大濃度に対応した前記基準出力値が記憶されており、前記基準比率決定手段は、前記第1濃度領域の推測比率を、前記最小濃度に対応した前記基準出力値に基づいて決定し、前記第2濃度領域の推測比率を、前記最大濃度に対応した前記基準出力値に基づいて決定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記濃度パッチを形成する各基準濃度は、全濃度領域において、均等間隔で設定されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成可能に構成され、かつ、予め定められた複数の基準濃度に対応する複数の濃度パッチを形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段にて形成された複数の前記濃度パッチの濃度を検出し、各基準濃度ごとの実測出力値を出力するセンサと、前記実測出力値の基準となる基準出力値が、少なくとも前記濃度パッチを形成する各基準濃度ごとに記憶される記憶手段と、を備えた画像形成装置に用いられるプログラムであって、前記実測出力値と前記基準出力値とに基づき、各基準濃度ごとの前記実測出力値と前記基準出力値との差を補うための比率を、基準比率として各基準濃度ごとに、基準比率決定手段に求めさせるステップと、前記基準比率決定手段にて求められた前記基準濃度ごとの前記基準比率に基づき、前記基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を、推測比率決定手段に決定させるステップと、前記基準比率及び前記推測比率に基づいて、濃度補正手段に濃度補正を実行させるステップと、を備えたことを特徴とする。
<請求項1,7の発明>
請求項1,請求項7の構成によれば、各基準濃度ごとに得られる実測出力値と、各基準濃度ごとの基準出力値とに基づいて、実測出力値と基準出力値との差を補うための基準比率が求められる。即ち、各基準濃度について、濃度補正を行うための基準比率を、基準出力値を反映して精度高く得ることができる。
また、基準濃度以外の濃度においては、基準比率に基づく推測により推測比率が求められる。この推測比率は、基準比率に基づいて推測される値であるため、基準出力値を反映する推測値となる。つまり、基準比率及び推測比率からなる補正データ全体が基準出力値の特性を好適に反映したものとなるため、この補正データを用いることで高精度な濃度補正が可能となる。
さらに、複数の濃度パッチに基づいて各基準濃度に対応した基準比率を求め、その基準比率を用いて推測比率を得るようにしているため、形成する濃度パッチの数を少なくしつつ精度高い多数の補正データ(比率データ)を得ることが可能となる。
<請求項2の発明>
請求項2の構成によれば、急激な変化を抑え、基準比率を反映した滑らかな近似が可能となる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、推測比率をあまり変動させないほうが好ましい領域(濃度の変化率が大きい領域等)において適切な濃度調整が可能となる。
<請求項4の発明>
請求項4の構成によれば、濃度の変化率が大きい最小濃度付近の領域及び最大濃度付近の領域において安定した濃度調整が可能となる。
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、最小濃度を含んだ第1濃度領域の推測比率については、最小濃度での基準出力値を反映したものとなり、最大濃度を含んだ第2濃度領域の推測比率については、最大濃度での基準出力値を反映したものとなる。つまり、濃度変動が大きい第1濃度領域及び第2濃度領域における推測比率の設定を、それぞれの領域に対応した基準出力値に基づいて一定に定めることができ、基準をより反映した設定が可能となる。
<請求項6の発明>
請求項6の構成によれば、少ない濃度パッチ数を用いる状況下で、より精度の良い濃度補正を実現できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照しつつ説明する。
1.全体構成
図1は、本実施形態に係る画像形成装置としてのカラーレーザープリンタ1の主要部概略断面図である。図1に示すカラーレーザープリンタ1は4サイクル方式のカラーレーザープリンタとして構成されており、本体ケーシング3内に、被記録媒体としての用紙5を給紙するための給紙部7や、給紙された用紙5に所定の画像を形成するための画像形成部9などを備えている。なお、画像形成部9は特許請求の範囲でいう画像形成手段に相当する。
給紙部7は、用紙5を積層して収容した給紙トレイ11と、給紙トレイ11の最上位にある用紙5に当接し、回転により用紙5を一枚ずつ取り出す給紙ローラ13と、用紙5を画像形成位置に搬送する搬送ローラ15およびレジストローラ17を備えている。
この画像形成位置は、後述する中間転写ベルト51上のトナー像を用紙5に転写する転写位置であり、本実施例の場合、中間転写ベルト51と、後述する転写ローラ27との接触位置である。
画像形成部9は、スキャナユニット21、プロセス部23、中間転写ベルト機構部25、転写ローラ27および定着部29などを備えている。
スキャナユニット21は、本体ケーシング3内の中央部に、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。このスキャナユニット21では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザービームを、ポリゴンミラー、反射鏡およびレンズを介して通過あるいは反射させて、後述するベルト感光体機構部31のベルト感光体33の表面上に高速走査にて照射させる。
プロセス部23は、複数(4つ)の現像カートリッジ35、ベルト感光体機構部31などを備えている。4つの現像カートリッジ35は、色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ35Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ35M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ35Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ35Kのそれぞれが、本体ケーシング3内の前側において、上下方向において互いに所定の間隔を隔てて下から上に向かって並列状に順次配置されている。
各現像カートリッジ35は、それぞれ、現像ローラ37(イエロー現像ローラ37Y、マゼンタ現像ローラ37M、シアン現像ローラ37C、ブラック現像ローラ37K)、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよびトナー収容部などを備えており、各現像ローラ35を後述するベルト感光体33の表面に接触または離間させるために、それぞれ離間用ソレノイド38(イエロー離間用ソレノイド38Y、マゼンタ離間用ソレノイド38M、シアン離間用ソレノイド38C、ブラック離間用ソレノイド38K)によって、水平方向に移動可能に構成されている。
現像ローラ37は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料である弾性部材からなるローラが被覆されている。この現像ローラ37には、ベルト感光体33に対して、現像時には所定の現像バイアスが印加され、トナー回収時には所定の回収バイアスが印加される。
各現像カートリッジ35のトナー収容部には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分の球形の重合トナーがそれぞれ収容されている。そして、現像時には、そのトナーが供給ローラの回転によって、現像ローラ37に供給され、供給ローラと現像ローラ37との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ37上に供給されたトナーは、現像ローラ37の回転に伴って、層厚規制ブレードと現像ローラ37の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ37上に担持される。また、回収時には、現像ローラ37に逆バイアスを印加することにより、ベルト感光体33からトナーを回収して、トナー収容部にトナーが収容される。
ベルト感光体機構部31は、第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光ローラ41、第3ベルト感光体ローラ43と、これら第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光体ローラ41、及び第3ベルト感光体ローラ43に巻回されるベルト感光体33と、ベルト感光体帯電器45と、電位付加器47と、電位勾配制御器49と、を備えている。
中間転写ベルト機構部25は、ベルト感光体機構部31の後側に配置されており、第2ベルト感光体ローラ41にベルト感光体33および中間転写ベルト51を介して略対向配置される第1中間転写ベルトローラ53と、第1中間転写ベルトローラ53の斜め後側下方に配置される第2中間転写ベルトローラ55と、第2中間転写ベルトローラ55の後方であって、後述する転写ローラ27と中間転写ベルト51を介して対向配置される第3中間転写ベルトローラ57と、第1中間転写ベルトローラ53ないし第3中間転写ベルトローラ57の外周に巻回される、中間転写ベルト51とを備えている。
中間転写ベルト51は、メインモータ96(図2:後述)の駆動により図示しない駆動ギヤを介して第1中間転写ベルトローラ53が回転駆動されるとともに、第2中間転写ベルトローラ55および第3中間転写ベルトローラ57が従動することにより周回移動(時計方向に周回移動)される。
また、中間転写ベルト51上の各色の濃度を検知するためのフォトトランジスタからなる濃度検知センサ71が設けられている。
転写ローラ27は、中間転写ベルト機構部25の第3中間転写ベルトローラ57と中間転写ベルト51を挟んで対向するように配置され、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、回転可能に支持されている。この転写ローラ27は、図示しない転写ローラ接離機構によって、中間転写ベルト51から離間する待機位置と、中間転写ベルト51に近接する転写可能位置とに移動可能に構成されている。なお、転写ローラ接離機構は、用紙5の幅方向において、用紙5の搬送経路59を挟んで両側に対向配置されており、転写可能位置では、中間転写ベルト51との間で搬送経路59を通過する用紙5を押圧するように構成されている。
そして、転写ローラ27は、印刷時には、後述するように、色毎の可視像が、中間転写ベルト51に順次転写される間は、待機位置に位置し、全ての可視像がベルト感光体33から中間転写ベルト51に転写され中間転写ベルト51上にカラー画像が形成された時に、転写可能位置に位置する。また、キャリブレーション時には、待機位置に位置するよう制御される。
また、この転写ローラ27は、図示しない転写バイアス印加回路によって、転写可能位置において、中間転写ベルト51に対して所定の転写バイアスが印加される。定着部29は、中間転写ベルト機構部25の後方に配置され、加熱ローラ61と、その加熱ローラ61を押圧する押圧ローラ63と、加熱ローラ61および押圧ローラ63の下流側に設けられる1対の搬送ローラ65とを備えている。加熱ローラ61は、外層がシリコンゴム、内層が金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えている。
次に、カラーレーザープリンタ1の印刷時の動作を説明する。これらの動作は、後述する制御装置90が各部を制御することにより実現される。
給紙部7の給紙トレイ11に収容された用紙5のうち、最上位のものには給紙ローラ13が押圧されており、その給紙ローラ13の回転によって、用紙5は1枚毎に取り出される。取り出された用紙5は、搬送ローラ15およびレジストローラ17により、画像形成位置に給紙される。尚、給紙される用紙5には、レジストローラ17によって、所定のレジストが実行される。
ベルト感光体33の表面は、ベルト感光体帯電器45により一様に正帯電された後、画像データに基づき、スキャナユニット21からのレーザービームの高速走査により露光される。露光された部分では、帯電が解消されるので、ベルト感光体33の表面には、前記画像データに従って、正帯電された部分と、帯電されていない部分とが配置された静電潜像が形成される。
この時、第1ベルト感光体ローラ39及び第3ベルト感光体ローラ43は、それらが当接するベルト感光体33の基材層に給電し、その当接部の電位をGNDに維持する。
静電潜像が形成されたベルト感光体33に、イエロー離間用ソレノイド38Yによって、現像カートリッジ35のうちの、イエロー現像カートリッジ35Yを水平方向後方に移動させて、イエロー現像カートリッジ35Yの現像ローラ37を、静電潜像が形成されたベルト感光体33に接触させる。
イエロー現像カートリッジ35Yに収容されるイエローのトナーは、正に帯電しており、ベルト感光体33上において、帯電していない部分にのみ付着する。その結果、ベルト感光体33上に、イエローの可視像が形成される。
この時、マゼンタ現像カートリッジ35M、シアン現像カートリッジ35Cおよびブラック現像カートリッジ35Kは、各離間用ソレノイド38M,38C,38Kによって水平方向前方に移動させて、ベルト感光体33から離間させておく。
ベルト感光体33上に形成されたイエローの可視像は、ベルト感光体33の移動により、中間転写ベルト51と対向した時に、中間転写ベルト51の表面に転写される。
この時、第2ベルト感光体ローラ41には、ベルト感光体帯電器45の電源により、順バイアス(例えば+300Vの電位)を付加する。すると、導電性の基材層を介して、第2ベルト感光体ローラ41近傍の感光層も、+300Vの電位となる。そのため、正に帯電したイエローのトナーと感光層との間には反発力が生じ、中間転写ベルト51に転写され易くなる。
上記と同様に、マゼンタについても、ベルト感光体33上に、静電潜像を形成し、続いて、マゼンタの可視像を形成し、更には、中間転写ベルト51にマゼンタの可視像を転写する。
つまり、再びベルト感光体33上に静電潜像を形成し、次に、マゼンタ現像カートリッジ35Mを、マゼンタ離間用ソレノイド38Mによって水平方向後方に移動させて、マゼンタ現像カートリッジ35Mの現像ローラ37を、ベルト感光体33に接触させるとともに、イエロー現像カートリッジ35Y、シアン現像カートリッジ35Cおよびブラック現像カートリッジ35Kを、各離間用ソレノイド38Y,38C,38Kによって水平方向前方に移動させて、ベルト感光体33から離間させておくことにより、マゼンタ現像カートリッジ35Mに収容させるマゼンタのトナーのみによってベルト感光体33にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、上記と同様にして、ベルト感光体33の移動により、そのマゼンタの可視像が中間転写ベルト51と対向した時に、すでにイエローの可視像が転写されている、中間転写ベルト51上に重ねて転写される。
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ35Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ35Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト51上にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト51上に形成されたカラー画像は、用紙5が中間転写ベルト51と転写ローラ27との間を通る間に、転写可能位置に位置された転写ローラ27によって、用紙5に一括転写される。
画像形成部9の加熱ローラ61は、用紙5上に転写されたカラー画像を、用紙5が加熱ローラ61と押圧ローラ63との間を通過する間に熱定着させる。
そして、このように定着部29においてカラー画像が熱定着された用紙5は、搬送ローラ65によって1対の排紙ローラ67に搬送される。排紙ローラ67に送られた用紙5は、その排紙ローラ67によって本体ケーシング3の上部に形成される排紙トレイ69上に排紙される。
このようにして用紙に、カラー印刷を行うことができる。
2.電気的構成
次に、上記レーザプリンタ1の電気的構成について説明する。
図2は、レーザプリンタ1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。
レーザプリンタ1は、図2に示すようにCPU91、ROM92、RAM93、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)からなる制御部95によって各構成要素を制御する制御装置90が構成されている。さらに、制御部95と電気的に接続される形態にて、メインモータ96、スキャナモータ97、入力パネルなどからなる操作部98、各種ランプなどからなる表示部99、各種センサなどからなる検出部100などが設けられ、これらにより制御系が構成されている。
ROM92、RAM93は、CPU91に接続されており、CPU91は、ROM92に記憶された処理手順に従って、その処理結果をRAM93に記憶させながら、制御部95を介して各構成要素を制御する。
メインモータ96は、上述の第2ベルト感光体ローラ41、第1中間転写ベルトローラ53などを同期させつつ回転させるモータである。また、スキャナモータ97は、スキャナユニット21内のポリゴンミラー等を回転させるモータである。
CPU91は、予めROM92に格納されたプログラムに基づいて、メインモータ96やスキャナモータ97の駆動制御を行う。
制御部95は、CPU91からの指令に従い画像形成部9を制御する。具体的には、スキャナユニット21を構成する各部によりベルト感光体33表面を露光する露光制御を行ったり、中間転写ベルト51から用紙5にトナーを転写する際の転写バイアスの制御等を行う。
また、制御装置90には、パーソナルコンピュータなどの外部機器と接続するためのネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)94が設けられている。
また、検出部100は、上述した濃度検知センサ71及びその他の各種センサによって構成されており、これらセンサが、制御部95に電気的に接続されている。
3.特徴構成
次に、本実施形態の特徴構成について説明する。
本実施形態に係るレーザプリンタ1では、キャリブレーション処理が行われるようになっている。以下、キャリブレーション処理について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
(設定値取得)
まず、S100において、処理を行うため各設定値を取得する。
レーザプリンタ1には、キャリブレーションの基準となる基準出力値(実測出力値の基準となるセンサー値)が、ROM92(ROM92は、特許請求の範囲でいう記憶手段に相当する)において記憶されている。基準出力値は、例えば、製品出荷時のセンサ値として、当該製品の特性を考慮して定められるものであり、基準濃度と定義した20%、40%、60%、80%、100%の基準濃度に対応する5つのセンサー値が記憶されている。この基準出力値は、後述する濃度パッチを形成する各基準濃度に応じた値が例えばテーブルとして記憶されており、S100ではこの基準出力値を読み出す。
また、RAM93或いは図示しない不揮発性メモリなどのメモリにおいて、現状のガンマテーブル(以下、現状ガンマテーブルと称する)が記憶されており、S100では、この現状ガンマテーブルの各設定値(現状ガンマ出力値)も読み出す。現状ガンマテーブルに定められる現状ガンマ出力値は、画像データによって与えられる記録濃度値に応じて画像形成部に与える出力値を定めるものである。現状ガンマテーブルは例えば256個のデータが記憶されている。
(現状センサ値取得)
その後、S110において、現状のセンサー値、即ち実測出力値を取得する処理を行う。実測出力値は、形成した濃度パッチごとに実測されたセンサ値であり、本実施形態では、5つの実測出力値が得られるようになっている。具体的には以下のようにして取得される。
まず、中間転写ベルト51(図1)上に図4に示すようなパッチ列100が印刷される。このパッチ列100は、直線的につながり、中間転写ベルト51の周回移動方向に沿って一周長以内に収まるように中間転写ベルト51上に形成される。なお、このパッチ列は、色別に構成された濃度パッチが組み合わさって構成されている。具体的には、K色のマークK1、K2・・K5(途中K3、K4は省略)によりK色の濃度パッチが構成され、C色のマークC1、C2・・C5(途中C3、C4は省略)によってC色の濃度パッチが構成されており、その他にもM色、Y色の濃度パッチが構成されているが、各色の濃度パッチの1番目が102、2番目が103といった具合に配列されている。
濃度パッチは、予め定められた複数の基準濃度(記録濃度値のうちの特定の濃度)に対応して形成されるようになっている。本実施形態では、濃度パッチを形成する基準濃度を、20%、40%、60%、80%、100%の5つの濃度としており、各基準濃度に対応した画像データが与えられ、各色ごとに5つの基準濃度に対応した濃度パッチが形成されるようになっている。より具体的には、現状ガンマテーブルにおいて各基準濃度に対応して定められている現状ガンマ出力値を用い、各基準濃度に対応した濃度パッチを形成する。
そして、パッチ列100が形成されると、パッチ列100の各濃度が測定される。これは、中間転写ベルト51を周回移動させて濃度検知センサ71が中間転写ベルト51上のパッチ列100を測定することによって行われる。なお、中間転写ベルト51の周回移動方向に沿って一周長以内に収まるようにパッチ列100が形成されているため、中間転写ベルト51を一周させるだけで、濃度検知センサ71はパッチ列100の全パッチの濃度を測定することができる。各濃度検知センサ71は、基準濃度ごとの実測出力値(現状のセンサー値)を出力することとなる。この実測出力値は、測定結果としてRAM93に記憶される。
(補正ガンマ入力値算出)
そして、S120において、各基準濃度の基準出力値を得るための記録濃度値(補正ガンマ入力値)を線形補間により算出する。図5は、画像データの濃度値(記録濃度値)と、センサ出力値との関係を示すグラフである。現状ガンマテーブルの設定では、基準濃度(20%、40%、60%、80%、100%)に対応した現状ガンマ出力値を用いて画像形成した場合、図5のようにセンサ値(実測出力値)が基準出力値を下回ってしまう。
そこで、当該処理では、どの記録濃度値に対応した現状ガンマ出力値を用いれば各基準濃度に対応した基準出力値と同等のセンサ値となるのかを算出している。即ち、対応する現状ガンマ出力値を用いた場合に、センサ値が基準濃度の基準出力値と同等となると推測される記録濃度値を補正ガンマ入力値として求めている。図5の例では、現状では、記録濃度値が130の場合にセンサ値が、基準濃度20%(記録濃度値102)の基準出力値に相当すると推測され、この130の記録濃度値が補正ガンマ入力値となる。図6(a)では、各基準濃度ごとに補正ガンマ入力値b1〜b5が定められることを概念的に説明している。
(補正ガンマ出力値算出)
さらに、S130において、現状ガンマテーブルと補正ガンマ入力値から、補正ガンマ出力値を算出する。この処理では、現状ガンマテーブルにおいて補正ガンマ入力値と対応して定められている現状ガンマ出力値が、補正ガンマ出力値として各基準濃度ごとに設定される。図6(a)では、各基準濃度に対応して補正ガンマ出力値c1〜c5が設定されることを概念的に説明している。
(ガンマ比率算出)
そして、S140において、ガンマ比率を算出する。
まず、各基準濃度ごとに、現状ガンマ出力値と、上記のように得られた補正ガンマ出力値との比率を算出する。図6(a)に示すように、現状ガンマ出力値は、基準濃度に対応した値a1〜a5が含まれており、図6(b)に示すように、このうちの20%、40%、60%、80%において、現状ガンマ出力値と、補正ガンマ出力値との比率をそれぞれ算出する。この算出された比率が基準比率となる。
そして、その基準比率に基づいて推測比率を算出する。本実施形態では、図6(b)のように、求められた基準濃度ごとの基準比率に基づき、基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を決定し、基準濃度及びそれ以外の濃度全てに対応した比率を定めるようにしている。この推測比率の算出は、3つの濃度領域に分けて行われる。
記録濃度値51〜204に対応した推測比率は、上記のように得られた4点の基準比率を用いた曲線近似に基づいて決定する。本実施形態では、その一例としてスプライン関数を用いた曲線近似により、記録濃度値51〜204における基準比率以外の推測比率を求めている。本構成では、全濃度領域(0%〜100%までの領域)の内の一部の濃度領域において、推測比率を、基準比率に基づく曲線近似により求めているため、当該領域においては急激な値の変化が抑えられ、基準比率を反映した滑らかな近似が可能となる。
また、全濃度領域の内の一部の濃度領域において、推測比率を一定比率に定めるようにしている。具体的には、全濃度領域の内の最小濃度0%に隣接する基準濃度(即ち20%)以下の第1濃度領域(記録濃度値0以上50以下の領域)、及び最大濃度に隣接する基準濃度(80%)以上の第2濃度領域(記録濃度値205以上255以下の領域)において、推測比率を一定比率に定めている。このように濃度の変化率が大きい最小濃度付近の領域及び最大濃度付近の領域においては、基準比率を補間するよりも一定比率としたほうが、より基準出力値を反映するため、一部の領域についてこのように選択的に設定することで、安定した濃度調整が可能となる。
具体的には、第1濃度領域(記録濃度値0以上50以下の領域)については、隣接する基準濃度の基準比率(即ち20%の基準比率c1/a1)が推測比率となる。本実施形態では、第1濃度領域(記録濃度値0以上50以下の領域)の推測比率は、最小濃度に対応した基準出力値(図7の例では0)を基準として決定される。なお、ここでは、最小濃度に対応した最小基準出力値を0としているが、これ以外の所定の出力値であってもよい。例えば、最小基準出力値がgである場合には、(c1−g)/(a1−g)と定めることができる。
一方、第2濃度領域(記録濃度値205以上255以下の領域)の推測比率は、最大濃度に対応した基準出力値(図7の例ではf)に基づいて決定されるようになっている。具体的には、最大濃度に対応した最大基準出力値fと補正ガンマ出力値c4との差を、最大基準出力値fと現状ガンマ出力値a4との差で割った値、即ち、(f−c4)/(f−a4)が、第2濃度領域における一定比率となる。
本実施形態では、最小濃度を含んだ第1濃度領域の推測比率については、最小基準出力値(即ち0)を反映して一定に定め、最大濃度を含んだ第2濃度領域の推測比率については、最大基準出力値(即ちf)を反映して一定に定められる。つまり、濃度変動が大きい第1濃度領域及び第2濃度領域における推測比率の設定を、それぞれの領域に対応した基準出力値に基づいて一定に定められるため、単に一定に定める場合と比較して各領域の基準をより反映したものとなる。
(ガンマテーブル算出)
上記処理の後、図3に示すように、S150においてガンマテーブルを算出、記憶することとなる。このガンマテーブルは上記のように得られた基準比率及び推測比率(これらをガンマ比率と総称する)に基づいて算出する。具体的には、現状ガンマテーブルにて定められる各々の現状ガンマ出力値にガンマ比率を乗じ新たなガンマテーブルを算出する。即ち、記録濃度値0〜50までの領域については、現状ガンマテーブルの各現状ガンマ出力値に上記の一定比率c1/a1を乗ずる。また、記録濃度値51〜204までの領域については、現状ガンマテーブルの各現状ガンマ出力値に、対応する記録濃度値に係るガンマ比率(基準比率又は推測比率)を乗ずる。さらに、記録濃度値205〜255については、現状ガンマテーブルの各現状ガンマ出力値に対し、上記一定比率(f−c4)/(f−a4)を乗ずる。このようにすることで、図7(b)の破線にて仮想的に示すような、新たなガンマテーブルが得られることとなる。そして、この新たなガンマテーブルが、以降の現状ガンマテーブルとなり(即ち、テーブルの更新により、現状ガンマテーブルが、図7(b)の実線に相当するテーブルから破線に相当するテーブルに置き換わり)、補正に用いられることとなる。
そして、このように基準比率及び推測比率に基づいて得られたガンマテーブル(新たな現状ガンマテーブル)を用い、画像形成部9(図1)において画像形成する際の濃度補正を行うようにしている。具体的には、印刷を行おうとする画像データ中に含まれる記録濃度値と、印刷する印刷物の濃度とが一致するように、上記ガンマテーブル(現状ガンマテーブル)に基づく補正がなされた上で、用紙への印刷がなされることとなる。印刷時には、ガンマテーブルに基づいてレーザービームのパルス幅の調整、各現像ローラ37やベルト感光体帯電器45に印加する電圧の調整等が行われ、各色の濃度が適正に補正されることとなる。
なお、上記図3等のような処理を行うためのプログラムは、ROM92に記憶されている。このプログラムは、上述したように、CPU91に対して、実測出力値と基準出力値とに基づき、各基準濃度(20%,40%,60%,80%,100%)ごとの実測出力値と基準出力値との差を補うための比率を、基準比率として各基準濃度ごとに求めさせるステップ1と、その求められた基準濃度ごとの基準比率に基づき、基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を決定させるステップ2と、基準比率及び推測比率に基づいて濃度補正を実行させるステップ3とを備えている。なお、ステップ1,2は図3の流れに含まれるステップであり、ステップ3は、図3の処理終了後に実行されるステップである。
なお、本実施形態では、上記CPU91が、上記の基準比率決定機能、推測比率決定機能、濃度補正機能を果たすように構成され、特許請求の範囲でいう基準比率決定手段、推測比率決定手段、濃度補正手段に相当する。
本実施形態では、上記のように各基準濃度ごとに得られる実測出力値と、各基準濃度ごとの基準出力値とに基づいて、実測出力値と基準出力値との差を補うための基準比率が求められる。即ち、各基準濃度について、濃度補正を行うための基準比率を、基準出力値を反映して精度高く得ることができる。一方、基準濃度以外の濃度においては、基準比率に基づく推測により推測比率が求められる。この推測比率は、基準比率に基づいて推測される値であるため、基準出力値を反映する推測値となる。つまり、基準比率及び推測比率からなる補正データ全体が基準出力値の特性を好適に反映したものとなるため、この補正データを用いることで高精度な濃度補正が可能となる。
また、複数の濃度パッチに基づいて各基準濃度に対応した基準比率を求め、その基準比率を用いて推測比率を得るようにしているため、形成する濃度パッチの数を少なくつつ精度高い多数の補正データ(比率データ)を得ることが可能となっている。さらに、濃度パッチを形成する各基準濃度を、全濃度領域において、均等間隔で設定している。従って、少ない濃度パッチ数を用いる状況下で、より精度の良い濃度補正が可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では画像形成装置の例としてカラーレーザプリンタを示したが、本発明はカラーレーザプリンタ以外(例えばモノクロレーザプリンタ)にも適用できる。
(2)上記実施形態では、中間転写ベルト上に濃度パッチを形成する例を示したが、本発明はこれ以外の構成にも適用できる。例えば、濃度パッチを形成する対象物が感光体、用紙、用紙搬送ベルトなどであってもよい。
本発明の実施形態1に係るカラーレーザープリンタを例示する主要部概略断面図 図1のカラーレーザプリンタの電気的構成を例示するブロック図 濃度補正処理の流れを例示するフローチャート 濃度パッチを例示する説明図 濃度記録値とセンサ出力値との関係を示すグラフ (a)は、各基準濃度と現状ガンマ出力値、補正ガンマ入力値、補正ガンマ出力値との関係を説明する説明図、(b)は、記録濃度値と基準比率の関係を説明する説明図 現状ガンマ出力値と補正ガンマ出力値との関係を示すグラフ
符号の説明
1…カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
5…用紙(被記録媒体)
9…画像形成部(画像形成手段)
71…濃度検知センサ(センサ)
91…CPU(基準比率決定手段、推測比率決定手段、濃度補正手段)
92…ROM(記憶手段)

Claims (7)

  1. 画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成可能に構成され、かつ、予め定められた複数の基準濃度に対応する複数の濃度パッチを形成可能な画像形成手段と、
    前記画像形成手段にて形成された複数の前記濃度パッチの濃度を検出し、各基準濃度ごとの実測出力値を出力するセンサと、
    前記実測出力値の基準となる基準出力値が、少なくとも前記濃度パッチを形成する各基準濃度ごとに記憶される記憶手段と、
    前記実測出力値と前記基準出力値とに基づき、各基準濃度ごとの前記実測出力値と前記基準出力値との差を補うための比率を、基準比率として各基準濃度ごとに求める基準比率決定手段と、
    前記基準比率決定手段にて決定された前記基準濃度ごとの前記基準比率に基づき、前記基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を決定する推測比率決定手段と、
    前記基準比率及び前記推測比率に基づいて濃度補正を行う濃度補正手段と、
    を備えたこと特徴とする画像形成装置。
  2. 前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の少なくとも一部の濃度領域において、前記推測比率を、前記基準比率に基づく曲線近似により求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の少なくとも一部の濃度領域において、前記推測比率を一定比率に定めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記推測比率決定手段は、全濃度領域の内の最小濃度に隣接する前記基準濃度以下の第1濃度領域、及び最大濃度に隣接する前記基準濃度以上の第2濃度領域において、前記推測比率を一定比率に定めることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段において、全濃度領域のうちの最小濃度に対応した前記基準出力値、及び最大濃度に対応した前記基準出力値が記憶されており、
    前記基準比率決定手段は、
    前記第1濃度領域の推測比率を、前記最小濃度に対応した前記基準出力値に基づいて決定し、
    前記第2濃度領域の推測比率を、前記最大濃度に対応した前記基準出力値に基づいて決定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記濃度パッチを形成する各基準濃度は、全濃度領域において、均等間隔で設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成可能に構成され、かつ、予め定められた複数の基準濃度に対応する複数の濃度パッチを形成可能な画像形成手段と、
    前記画像形成手段にて形成された複数の前記濃度パッチの濃度を検出し、各基準濃度ごとの実測出力値を出力するセンサと、
    前記実測出力値の基準となる基準出力値が、少なくとも前記濃度パッチを形成する各基準濃度ごとに記憶される記憶手段と、
    を備えた画像形成装置に用いられるプログラムであって、
    前記実測出力値と前記基準出力値とに基づき、各基準濃度ごとの前記実測出力値と前記基準出力値との差を補うための比率を、基準比率として各基準濃度ごとに、基準比率決定手段に求めさせるステップと、
    前記基準比率決定手段にて求められた前記基準濃度ごとの前記基準比率に基づき、前記基準濃度以外の濃度に対応した推測比率を、推測比率決定手段に決定させるステップと、
    前記基準比率及び前記推測比率に基づいて、濃度補正手段に濃度補正を実行させるステップと、
    を備えたことを特徴とするプログラム。
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