JP7027976B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、トナーの消費を抑えつつ像担持体上のフィルミングの発生を防止することを、その目的とする。
カラープリンタ1は、筐体である画像形成装置本体(以下、「装置本体」と記載する)2の正面側の上部に、4色のニュートナーを個別に収容するニュートナー収容部19が設けられている。
画像形成ユニット3Y、3M、3C、3Kの下方には、露光手段としての光書込ユニット5が配置されている。光書込ユニット5は、光源、ポリゴンミラー、f-θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて露光光を照射する構成である。尚、Y、M、C、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット3Y、3M、3C、3Kは、上記装置・部を使って電子写真プロセスを実行することで、トナー像を担持する像担持体として感光体30Y、30M、30C、30K上にそれぞれ単色のトナー像を形成する構成である。
尚、以下の説明において、使用するトナーの色を説明する必要が無い場合には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の符号添え字を省略する。本実施形態では感光体の数、即ち作像ユニットとも称される画像形成ユニットの数を4つとしているが、これに限定されず、5以上であってもよい。
中間転写ベルト45は、複数の回転支持部材としての支持ローラ41、42、43、44に回転可能に巻き掛けられている。支持ローラ44が駆動ローラとして反時計回り方向に駆動されることによって、中間転写ベルト45は図1中、矢印W1方向(ベルト走行方向)に回転駆動される。
中間転写ベルト45は、多層構造となっており、ベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDシート、ポリイミド系樹脂で形成し、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被覆してなる。
尚、本実施形態では、中間転写ベルト45を支持する支持ローラの数を4つとしているが、これに限定されず、中間転写ベルト45を回転駆動するために最低限必要な2つ以上設けるものであればよい。
中間転写ユニット4の図面右側には、シート状の記録媒体としての用紙Pにトナー像を転写する二次転写部材としての二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は、二次転写部を形成する二次転写位置と、この二次転写位置から離間した離間位置との間で接離自在に構成されている。この接離機構は、二次転写位置に二次転写ローラ9を押し付ける向きに付勢する圧縮バネと、圧縮バネの付勢力に抗して二次転写ローラ9を離間位置に変位させるソレノイドとの組み合わせで構成された周知の二次用接離機構によって行われる。二次転写ローラ9の上方には、未定着のトナー像が形成された用紙Pに熱と圧力を加えることで定着させる定着ユニット12が配設されている。
感光体30Y、30M、30C、30Kは、それぞれ中間転写ベルト45の表面に当接しながら、時計回り方向に回転駆動される。先ず、最上流に位置する画像形成ユニット3Yの感光体30Yは、帯電装置31Yの帯電ローラに電源より所定の電圧が印加されて、帯電ローラによって所定の極性に帯電され、その帯電面に、光書込ユニット5から画像データに応じた出射した光変調されたレーザー光が照射され、静電潜像が書き込まれる。
これによって感光体30Yに静電潜像が形成され、静電潜像を担持した感光体30Y表面が現像装置32Yに到達すると、感光体30Yと対向配置される現像ローラにより、感光体30Y表面の静電潜像にイエロートナーが供給されて、イエロートナー像として可視像化される。
こうして、各トナー像が中間転写ベルト45上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト45上に4色の重ねトナー像が担持される。トナー像一次転写後の各感光体30上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置33によって除去される。
中間転写ベルト45上に重ね合わされた4色のトナー像は、二次転写ローラ9と中間転写ベルト45が接触する二次転写部8で用紙Pに転写される。このトナー像の二次転写は、二次転写ローラ9に電源より中間転写ベルト45上のトナー像と逆極性の電圧が印加されることで行われる。即ち、二次転写部8には、二次転写用の転写バイアスが供給される。尚、上記二次転写用の電圧の印加は、ACの重畳でもよい。
定着ユニット12には、定着ローラと加圧ローラが接触して対向配置されている。定着ローラ内側にはハロゲンヒータが備わり、定着ローラ表面が所定の温度となるように、電源からのヒータへ電力が供給されている。用紙P上の未定着のトナー像は、定着ニップにて定着ローラからの熱と圧力により用紙Pに定着される。トナー像が定着された用紙Pは定着ニップの回転搬送により、一対の排紙ローラ15へ搬送される。
トナー像が定着された用紙Pは、片面印刷の場合、排紙口13に向かって排紙ローラ15によって機外の排紙トレイ14に排出されてスタックされる。両面印刷の場合、各搬送ローラなどによって両面ユニットへ搬送される。
二次転写後の中間転写ベルト45上には、転写しきれなかったトナーを始めとして、トナーや紙等の添加物が薄い膜状に堆積するフィルミング(膜状添加物)などが経時で生じる。膜状添加物を含む残留物を清掃するため、中間転写ユニット4には、ベルトクリーニングユニット20が設けられている。
ベルトクリーニングユニット20は、図2に示すように、中間転写ベルト45の表面に接するクリーニングブレード22と、クリーニングブレード22で掻き取ったトナー等を外部へ搬送する搬送スクリュ24と、クリーニングブレード22及び搬送スクリュ24を収容するクリーニングケース21とを有している。
クリーニングブレード22が中間転写ベルト45に接する部位の反対側には、バックアップローラ26が配置されている。クリーニングブレード22は、中間転写ベルト45に転写しきれなかった残留トナーや、後述する基準パターンであるトナーパッチやベタ像を含むトナー像及びフィルミングを除去・クリーニングするクリーニング部材として機能する。
位置情報検出センサ213は、支持ローラ44の軸に設けられたエンコーダであるスリット板212の回転と相まって、支持ローラ44の回転数及び回転位置を検出する。これにより、中間転写ベルト45の表面に担持するトナー像の副走査方向W1の位置情報を検出する。
ここで、中間転写ベルト45の地肌部45bとは、中間転写ベルト45の表面におけるトナー像が形成されない部分(非画像部)や画像形成部位でトナー像が形成されていない部位をいう。詳しくは、感光体上で帯電され、書込み露光可能だが露光していない部分に対する中間転写ベルト45側の部分を指す。
ラインセンサ610は、上記したように複数直線状に配置される構成のため、図4に示すように、主走査方向Wの地肌部45bを任意の数に分割((A1)、(A2)・・・(An))して読取ることができる。このため、ラインセンサ610では、中間転写ベルト45の分割された領域それぞれの表面上に生じたフィルミング状態のムラや、表面上のトナー像の画素数を検知することができる利点がある。
CISからなるラインセンサ610は、主走査方向Wに直線状に並んだ単位セル毎に増幅器を有し、受光素子612R、612G、612Bで光変換された電気信号の読み出しによる電気ノイズの発生が抑えられている。この電気信号は、画素数情報として後述する図6の制御部500に入力される。
画素数検知手段としては、ラインセンサ610ではなく、任意の数に分割された領域ごとに個別な画像読取センサを列状に配置した形態や、1つのセンサユニットが主走査方向Wに移動機構によって移動する移動センサであってもよい。すなわち、中間転写ベルト45のおもて面45aを主走査方向Wにおい複数の領域としてとらえ、検知した情報を領域情報と関連付けられた画素数の情報として出力できるものであれば、その形態は問わない。
CPU501は、制御手段として機能する。RAM502は、電池でバックアップされており、画像形成ユニット3Y、3M、3C、3Kで消費されるトナー使用量を図1のカラープリンタ1のメイン電源がオフされた場合でも記憶保存する不揮発性メモリとして機能する。
各種センサ類は、検知又は検出した値を制御部500に出力し、制御部500は、入力された各種値をRAM502に保存する。
画像濃度調整モード(プロセスコントロール)時には、通常の画像形成動作とは別に、図8に示すように検知用トナー像としての濃度調整用トナーパターンKp、Cp、Mp、Ypが形成されて中間転写ベルト45上に転写される。濃度調整用トナーパターンは、ラインセンサ610によって検知され、検知結果に基づいて上述したような濃度調整が行われる。画像濃度調整モードで作像される濃度調整用トナーパターンは、除去モードで使用してもよい。
色ずれ補正モード時には、通常の画像形成動作とは別に検知用トナー像としての色ずれ補正用トナーパターンが主走査方向に傾斜した状態で形成され、中間転写ベルト45上に転写される。色ずれ補正用トナーパターンは、ラインセンサ610によって検知され、検知結果に基づいて主走査方向及び副走査方向の位置ずれが補正される。
CPU501は、RAM502に記憶されているラインセンサ610の初期の出力値If0と、現在の出力値Ifとを比較し、現在の出力値の方がROM503に予め記憶された設定値よりも高い場合に、通常の用紙Pに転写して画像を形成する画像形成動作とは別に所定のトナー像を形成して、ベルトクリーニングユニット20で除去する制御(以下、「除去モード」ともいう)を実行する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる画像濃度調整や色ずれ補正制御では、感光体ドラム上や中間転写ベルト上に作成された検知用のトナーパターンの濃度や位置を光学センサで読み取って補正している。例えば、画像濃度調整(プロセスコントロール)では、反射型の光学センサの発光素子から発した光を中間転写ベルト表面のトナーが付着していない地肌部で反射させ、その反射光を受光素子で受光し反射光に応じた受光量を得る。
次に、予め定められた形状の基準トナー像(濃度調整用トナーパターン)を感光体ドラムの表面に形成し、その基準トナー像を中間転写ベルト上に転写して、発光素子から発した光を基準トナー像で反射させ、その反射光を受光素子で受光し反射光に応じた受光量を得る。
中間転写ベルト表面の地肌部における受光量を基準値として、この基準値と基準トナー像における受光量とを比較し、基準トナー像の単位面積あたりにおけるトナー付着量を把握する。把握したトナー付着量に基づいてトナー付着量が所望のものとなるように、感光体ドラムの帯電電位、現像バイアス、感光体ドラムに対する光書き込み強度及び現像剤のトナー濃度の制御目標値などといった作像条件を調整する。
色ずれ補正では、主走査方向に対して角度を有するトナーパターンを形成し、主走査方向と副走査方向の位置ずれを検知して補正するようになっている。濃度調整や色ずれ補正をする際には、中間転写ベルト表面の地肌部において、所定の受光量が得られるように光学センサの出力を調整している。すなわち、発光素子の出力(電流値)を調整して所定の受光量が得られるように光学センサの校正を行っている。
また、フィルミング状態のムラにより、センサの出力が安定せず正しく調整(補正)できないという問題があった。
これらの問題は、特に、画像面積率や1回当りの出力枚数が低く、あるいはフルカラー率が高い使われ方をすると発生しやすい。
印刷される画像の面積率が高い場合には、トナーの入力量が多いため、ベルト上にフィルミングが生じていた場合にはこれが除去され、自動的にベルトの光沢度の低下が防止され、低下した光沢度が上がることが知られている。
クリーニングブレードの偏摩耗を防いで、クリーニング不良を防止することを目的として、画像出力枚数に応じて、クリーニングブレードへのトナーの供給を強制的に実行する制御方式も知られている。
しかし、今まで構成の場合、フィルミングの発生は画像形成装置の使われ方に因るところがあるため、経時で中間転写ベルト上にフィルミングが生じて光沢度が低下してきても、それを適切なタイミングで除去する手段はなかった。
また、クリーニング性の向上や、ブレードめくれ防止を目的としてトナーを入力する制御は従来からあるが、目的が異なり、フィルミング発生の有無に関係なく実行されるため、フィルミングの除去が適切なタイミングで行われるとは限らない。さらにフィルミング自体が発生してしまう。このため、中間転写ベルト等の表面の経時の変化により濃度調整や色ずれ補正ができなくなり、調整精度や補正精度が低下するという問題は依然として解消されていない。
ラインセンサ610は、主走査方向において予め複数の領域に区分されている。画素数カウント部550は、ラインセンサ610で検知された情報のうち、画像のある部位の電気信号から画素数を検知し、領域ごとに区分してカウント(演算)する機能を備えている。画素数カウント部550は、所定期間となる走行距離の一定距離ごとに画素数を累積してカウントする機能を備えている。走行距離とは、例えば感光体や中間転写ベルト45が回転して移動した距離である。これら走行距離は、モータの回転数や中間転写ベルト45の全長と回転数などから制御部500によって演算され、RAM502に記憶される、所定期間とは、カラープリンタ1の稼働時間やであってもよく、この場合はタイマ504で累積の稼働時間を計測してRAM502に記憶するようにすればよい。つまり、画素数カウント部550は、領域毎に演算した画素数カウント値をRAM502に記憶する機能を備えている。
これら、領域毎の画素数のカウントや画像カウント値に応じてトナー像を形成して閾値Aを下回った領域にトナー像を供給する動作は、ここでは、フィルミング(膜状添加物)を除去する除去モード時に制御部500によって実行される。
これにより、画像形成ユニット内のトナーのリフレッシュもすることができると共に、早急なトナーエンドとなるのを回避することができる。ここでのリフレッシュとは、現像装置を駆動していても、トナーを消費しないと過剰帯電トナーとなり、感光体上の静電潜像を適切に現像できなくなり、これを防ぐため定期的に現像装置内のトナーを感光体に担持させ強制的に消費させることを意味する。
除去モードの所定トナー像形成を実行するタイミングを、通常の画像形成動作で形成されたトナー像を転写する記録媒体間、即ち連続する印刷の紙間とした場合、通常の画像形成動作に影響なく除去モードを実行できる、という利点がある。
また、除去モードの所定トナー像形成を実行するタイミングを、他の画像測定又は画像調整と同じタイミング、即ち画像濃度調整モードや色ずれ補正モードと同時のタイミングとした場合、画像濃度調整モードや色ずれ補正モードが影響なく実行できる、という利点がある。
さらに、除去モードの閾値判定を実行するタイミングを、他の画像測定又は画像調整と同じタイミング、即ち画像濃度調整モードや色ずれ補正モードのための地肌部45bにおいての校正タイミングとした場合、画像濃度調整モードや色ずれ補正モードのための校正を適切に行うことができる、という利点がある。
制御部500は、ステップST1において、中間転写ベルト45のおもて面45aの画素数情報を、ラインセンサ610から取得する。
なお、制御部500は、画像濃度調整や色ずれ補正等の調整モード実行時、あるいは除去モードが開始される前に、中間転写ベルト45の地肌部の読取値(ラインセンサ610の反射光量(受光量))が一定になるようにラインセンサ610の出力値(順電流If)を調整し、調整後の出力値を取得するのが好ましい。
制御部500は、ステップS2において領域毎の画素数を画素数カウント部550でカウントし、ステップS13に進む。制御部500は、所定期間経過したか否かを判定する。ここでは、例えば、ROM503に予め設定した基準距離K0と中間転写ベルト45の走行距離K1とを比較し、K0≦K1でなければ所定期間経過していないものと判定してステップS11へ戻り画素数の検知と累積カウントを継続し、K0≦K1の場合にはステップS4に進む。
制御部500は、ステップS14において所定期間内の画素数総数Aa1、Aa2・・を領域毎に算出する。すなわち、所定期間内にカウントした累積画素数を算出してステップS15に進む。制御部500は、ステップS15において、ROM503に設定された閾値Aと累積画素数A1aとを比較し、閾値Aを下回る累積画素数(画素カウント値)がない場合にはこの制御を終え、閾値Aを下回る累積画素数(画素カウント値)がある場合には、ステップS16に進む。そして、制御部500は、ステップS16において閾値以下の領域へトナー像を供給する。すなわち、制御部500は累積画素数が閾値以下を示した中間転写ベルト45のおもて面45aの領域(A1・・)にトナー像が供給されるように除去トナー像形成手段600の動作を制御する。
制御部500は、トナー像の供給後は、ステップS17に進んで、カウントした画素数をリセットしてこの制御を終える。
また、中間転写ベルト45のおもと面45aを主走査方向Wにおいて複数の領域に区切ることで、中間転写ベルト45からクリーニングブレード22へ余分にトナーを供給することがなくなるので、トナーを効率的に供給して効率的にフィルミングを除去することができる。
図10は、一定走行距離区間内における中間転写ベルト45のおもて面45a上の総累積画像数をプロットした図である。図10において縦軸は画像数を示し、横軸は長手方向(主走査方向/ベルト幅方向)に区分された領域を示す。図10では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像形成時の各色のトナーの画素数を累積したものを示している。例えば閾値Aの値を画素数「5」とした場合、領域A1、Axがトナー供給対象の領域となる。また、閾値Aの値を画素数「10」とした場合、領域Azもトナー供給対象の領域となる。
なお、除去モードにおけるにおける一次転写バイアスは、通常出力時と同じ場合でもよいが、通常状態よりトナーが中間転写ベルト45に付着しやすいバイアス値に切り替えて供給してもよい。あるいは、除去モードにおける中間転写ベルト45の搬送速度を通常印刷時の搬送速度より遅くしてもよい。
つまり、黒モードによる印刷時にカラー用の画像形成ユニット(プロセスカートリッジユニット)3Y、3M、3Cが駆動しない構成の場合においては、黒モード印刷後にトナーを中間転写ベルト45を介してクリーニングブレード22へ供給する場合、黒トナーによるトナー像を画像形成ユニット3Kで形成し、閾値Aを下回った領域へ黒色のトナーによるトナー像を供給するで、フィルミングの発生を防止することができる。
例えば、領域において各色の総画素数の比率、すなわち特定の色の偏りを閾値にしてもよい。一例を示すと、黒色を示す画像数がROM503に設定された閾値A1よりも低い領域がある場合に、その閾値A1よりも低い領域にトナー像を供給するようにしてもよい。このようにすると、トナーの消費を抑えつつフィルミングの発生を防止しつつも、各色のトナー材質毎の特徴に影響するフィルミングを回避することができる。
例えば像担持体(潜像担持体)である感光体に形成したトナー像を、中間転写ベルトを介さずに、直接用紙Pに転写する直接転写方式の画像形成装置に適用することもできる。この場合、ラインセンサ610に代表される画素数検知手段は感光体と対向配置し、用紙Pへの転写後の感光体表面の画素数を検知するように配置し、所定期間内の累積画素数が閾値を下回った領域の感光体表面にトナー像を形成し、感光体クリーニング部材へと供給する。このような構成の場合、感光体クリーニング部材と感光体のおもて面の特定の領域(閾値を下回った領域)における摩擦係数の低下ないし感光体クリーニング部材の掻き取り機能が増加し、感光体上の異物やフィルミングをトナー像と一緒に除去することができ、トナーの消費を抑えつつフィルミング発生を防止できるとともに、たとえ発生した場合でも適切なタイミングで除去することができる。
2 装置本体
3(Y、M、C、K)画像形成ユニット
4 中間転写ユニット
5 光書込ユニット
6(Y、M、C、K) 一次転写ローラ(一次転写部材)
7(Y、M、C、K) 一次転写部
8(Y、M、C、K) 二次転写部
9(Y、M、C、K) 二次転写ローラ(二次転写部材)
10 給紙カセット
20 ベルトクリーニングユニット
22 クリーニングブレード(クリーニング部材の一例)
30(Y、M、C、K) 感光体(潜像担持体・像担持体)
31(Y、M、C、K) 帯電装置
32(Y、M、C、K) 現像装置
33(Y、M、C、K) クリーニング装置
41~44 支持ローラ
45 中間転写ベルト(像担持体)
50 感光体駆動モータ
51 帯電ローラ電源部
52 現像装置駆動部
53 クリーニング装置駆動部
211 ベルト駆動モータ
212 スリット板
213 位置情報検出センサ(位置検出部材)
214 光書込ユニットの駆動部
215 ベルト接離駆動部
216 各種電源部
218 二次転写ローラ用ソレノイド
550 画素数カウント部
560 トナー供給制御手段
610 ラインセンサ(画素数検知手段)
A1、A2・・領域
P 用紙(記録媒体の一例)
W 主走査方向
W1 副走査方向
Claims (4)
- 表面にトナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体の表面のトナー像を除去するクリーニング部材と、
前記像担持体の主走査方向における領域ごとの所定期間あたりの画素数をカウントする画素数カウント部と、
前記画素数カウント部による画素カウント値に基づき、前記領域毎に前記像担持体へトナーを供給するトナー供給制御手段と、
前記トナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、を有し、
前記画素数カウント部は、前記複数の画像形成ユニットから前記像担持体の各領域に供給されたトナー像の画素数をそれぞれカウントし、
前記トナー供給制御手段は、前記画素数カウント部でカウントされた画素数のうち、最も小さい値の領域に、前記複数の画像形成ユニットのうちの少なくとも1つの画像形成ユニットを用いて前記トナー像を供給する画像形成装置。 - 前記像担持体は、前記トナー像を形成する画像形成ユニットと対向配置されていて、前記画像形成ユニットで形成されたトナー像を記録媒体へ供給する転写位置を形成するベルト部材である請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体へトナーを供給する時期は、通常の画像形成動作の終了時である請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体へトナーを供給する時期は、他の画像測定又は画像調整と同じ時期である請求項1または2に記載の画像形成装置。
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