JP3156139B2 - 光沢画像形成方法 - Google Patents

光沢画像形成方法

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JP3156139B2
JP3156139B2 JP04878492A JP4878492A JP3156139B2 JP 3156139 B2 JP3156139 B2 JP 3156139B2 JP 04878492 A JP04878492 A JP 04878492A JP 4878492 A JP4878492 A JP 4878492A JP 3156139 B2 JP3156139 B2 JP 3156139B2
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の記録装
置で形成された定着画像を再処理する事により画質の向
上を図る分野に係る。特に定着済みのトナー画像の表面
平滑化と濃度増大、さらには光沢画像の形成に係る。
【0002】
【従来技術】カラー電子写真技術は、銀塩写真や印刷物
並みのカラー画質が手軽に素早くしかも安価に再現でき
るカラーハードコピー装置の実現を目指して展開して来
た。ところで、紙の上に転写されたトナー像の定着は、
熱ロールによる方法が主流となっていて、接触加熱され
たトナーは瞬間的に熔融し、自然冷却により接着固定さ
れているから、定着像の表面の凹凸むら、掠れ、だれ等
の平滑性の不足を伴い、適度な光沢や鮮明さが得られな
い等の原稿の再現性が不十分で、ユーザーの満足を十分
に得ていない。一方、近年の技術レベルの向上により、
通常ますます高速で定着され、加えて、ランニング・コ
ストの低減策に伴いラフペーパーにも対応するために、
定着時における熱容量、圧力の不足に伴う画質低下を克
服する方策が課題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高速で搬送されたトナ
ー像を瞬間的に熔融定着するために生ずる熱容量、圧力
の不足から、通常、定着面のトナー粒子は完全に一体化
されず、圧縮化は認められるものの間隙が存在し、トナ
ー粒子の偏りやまばらな段差が見られる等平滑さが不足
し、これに伴う適度な光沢や鮮明さが不足した定着像
を、再処理することによりいかにして定着像の画質を格
段と向上させるかが、本発明が解決しようとする課題で
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、定着済みの画
像を描出するトナー像の構成を、トナー像のみの構成に
は透明層とシート、あるいはさらに透明層を既に有する
構成のトナー像にはシートのみをそれぞれかぶせる再定
着で凝集、平滑化を計ることにより再構築させて、滑ら
かな光沢を有する高画質像を提供する手段を有する事を
特徴とする。
【0005】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の基本概念の説明図で、第2の支持体で被
覆する被覆工程A,加熱、加圧する定着工程B、冷却工
程C、剥離工程Dの順で示された例である。1および2
は挟持搬送用ローラ、3はローラ1を加熱するためのヒ
ータ、4は図2で示すように、第1の支持体上に透明層
さらにその上にトナー像が固着した3層構成のシート
(以下シート4と言う)、5はシート4上に重ね合わせ
る第2の支持体を示す(以下支持体5と言う)。
【0006】これらのローラ1および2の間には任意の
圧力が加えられると共に、シート4及び上に重ね合わせ
た支持体5を一体的に、任意の速度で矢示の方向に、不
図示の駆動手段で挟持搬送されるようにしてある。また
ローラ1の表面は、温度制御手段6、表面温度検知手段
7により定着トナー像の軟化が可能な、ある一定温度に
設定されている。この設定温度は定着トナー像全体を融
解するものでも良いが、これではなく、透明層と接合し
てトナー像が再構築できる程度に、定着トナー像が軟化
できるものであれば良い。
【0007】支持体5の被覆での挟圧工程A、Bでは、
形成済みの定着トナー画像と透明層とが第1、第2の支
持体に挟まれて搬送され、ローラ1、2間で加熱、加圧
される。この工程Bではローラ1表面の熱によって、支
持体5及びシート4中のトナー、透明層が軟化(または
融解)されるため、支持体5を介して加圧されると、ト
ナー像及び透明層は、支持体5及びシート4の面になら
うと同時に、トナー粒子及び透明層は凝集、平滑化され
る。
【0008】この後、冷却工程Cで、上記の如く加熱さ
れているトナー画像、透明層、支持体5とが、自然また
は強制空冷により冷却されて、支持体5に透明層及びト
ナー像が十分固着した状態に至る。この時、支持体5上
にはトナー像さらにそのトナー像と接合した透明層が固
着した複体が形成されており、これら複体の表面の形状
は第1の支持体面をなぞっている。
【0009】更にこの後剥離工程Dで、第1の支持体を
前記複体から剥離して、シート4中のトナー像、透明層
を滑らかな光沢を有する高画質像に再構築した状態で、
この順に支持体5上へ移動させる(以下転写と言う)。
この工程A、B、C、Dを経過した後のトナー画像は、
透明層及びトナー粒子は凝集一体化され間隙が無く、ト
ナー画像表面のトップ及びスロープ部も一様でむらなく
平滑化され鮮明で光沢を有するため、豪華なトナー画像
に再構築されたと言える。
【0010】トナーはバインダ樹脂と色材を必須成分と
し、必要に応じて帯電制御剤、導電性制御剤、可塑剤、
離型剤、流動化剤などの各種有機、無機材料が内添若し
くは外添されている。この中でバインダは顔料微粒子を
固めるだけでなく、トナーに絶縁性と帯電性を与え、画
像形成後は紙面に顔料を固着するのに必要なもので、ト
ナーの質量の90%前後を占める場合が多い。バインダ樹
脂の基本構成は、主に定着方式で選択され、熱定着トナ
ーの場合はガラス転移温度(Tg)50〜70゜C 程度の非晶
質ポリマーが主に用いられる。代表的材料はスチレン/
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート等のスチレ
ン/アクリル系共重合体、スチレン/ブタジエン共重合
体、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ樹脂等であ
る。結晶性ポリマーの適用も検討されているが、実用例
としては低分子量ポリプロピレン、ポリエチレンその他
ワックス類をオイルレスヒートロール定着時の離型剤と
して使用するのが大半である。
【0011】透明層も主としてワックス/熱可塑性樹脂
からなるバインダ(表1)および柔軟剤、分散剤などの各
種添加剤から構成される。一般に、ワックス系バインダ
はブロードな融点と融点以上で急激に粘度低下する特性
を、レジン系バインダはシャープな融点特性と、融点以
上で緩やかに粘度低下する特性を示す。ブロードな融点
のバインダは加熱領域に多少の温度ムラがあっても一様
なトナー像の転移を可能にし、シャープな融点のものは
画像エッジの鮮明さに優れているトナー像の再構築を支
援する。
【0012】
【表1】
【0013】本願のシート4、つまり第1の支持体上に
透明層さらにその上にトナー像が固着した3層構成のシ
ート、このうちの第1の支持体の組成は熱熔融型感熱転
写プリンタのインクシートを構成するベースフィルムに
ついての公知の技術を転用すれば良い。つまり、コンデ
ンサ紙、グラシン紙、ポリエステル、ポリイミドなどの
耐熱性の高い薄いフィルムを利用できるが、3.5〜6μm
のポリエチレンテレフタレート(PET)が専ら利用さ
れているから、本願の第1の支持体の材質として例えば
これが使用できる。PETは263゜Cで軟化、熔融する。
【0014】本願の支持体5、つまりシート4上に重ね
合わせる第2の支持体には、表面の粗いPPC用紙やボ
ンド紙のような紙(以下ラフペーパーという)を転写記
録紙として用いることも出来るが、この際、トナー中の
顔料が接触していない転写記録紙の表面の凹部では、顔
料がブリッジ状となって該凹部に対向している。このよ
うな場合でも転写を可能にするには、従来の顔料より、
自己凝集力の大きい、熔融粘度の高い、さらに第2の支
持体との親和力の強いものが選ばれなければならない。
つまり転写の瞬間には、熔融した顔料と第2の支持体と
の接着力が最大で、次に熔融した顔料の自己凝集力、熔
融した顔料と第1の支持体との接着力が最小であって、
しかもこの3力の間には充分なコントラストが存在する
ような顔料の選択が必要である。このようなものとして
例えば150〜1500cP-90゜C のレジン系顔料が用いられ、
かつトナー像や透明層の転写をアシストするために第1
の支持体と透明層、トナー像との間にアンダーコート層
(ポリビニルブチラール)を設けても良い。トナーのバ
インダとしては、ポリイミド、ポリケトン、エチレンビ
ニルアセテートなどのサーモプラスチックが適してい
る。
【0015】以上述べた顔料やバインダーを組成とする
トナー像や透明層から構成されたシート4は、既に定着
済みの画像であって、この画像の画質の向上を問題とし
ている。従って定着された画像が固着しているシート4
に第2の支持体をかぶせて、もう一度定着器を通す事に
なる。つまり複写機の定着器が二度使用される。定着工
程Bではヒートロールが加熱され,トナーや透明層の顔
料やバインダーが熔融、軟化して転写が実行される。冷
却工程Cにはいると、顔料やバインダーの熔融粘度、自
己凝集力、第1、第2の支持体への接着力間のコントラ
ストがバランス良く選択されていると、図3で示すよう
に、転写完了済みのシートから第1の支持体が曲率を有
して下方に剥離し始め、剥離工程Dの操作を容易にす
る。
【0016】実施例1A 実施例1の被覆工程Aでは、シート4に支持体5を重ね
た。この操作を変更して図6で示すように、シート4を
第2の支持体と台紙の間に挟みこむことにする。第2の
支持体と台紙の間に定着像(シート4)を挟んだこの状
態で搬送し定着器に通す。その後第1の支持体と台紙を
剥離する。台紙にはあらかじめ接着層を付設していても
良い。これにより、第1の支持体と台紙とが接着するか
ら、剥離工程が簡略化される。
【0017】実施例2 図1は本発明の基本概念の説明図で、第3の支持体で被
覆する被覆工程A,加熱、加圧する定着工程B、冷却工
程C、剥離工程Dの順で示された例である。1および2
は挟持搬送用ローラ、3はローラ1を加熱するためのヒ
ータ、4Aは図4で示すように第3の支持体の下面に透
明層が固着した2層構成のシート(以下シート4Aと言
う)、5Aは第4の支持体上にトナー像が固着したもの
(以下支持体5Aと言う)でこの上にシート4Aが重ね
られる。
【0018】これらのローラ1および2の間には任意の
圧力が加えられると共に、シート4A及び下に重ね合わ
せた支持体5Aを一体的に、任意の速度で矢示の方向
に、不図示の駆動手段で挟持搬送されるようにしてあ
る。またローラ1の表面は、温度制御手段6、表面温度
検知手段7により定着トナー像の軟化が可能な、ある一
定温度に設定されている。この設定温度は定着トナー像
全体を融解するものでも良いが、これではなく、透明層
と接合してトナー像が再構築できる程度に、定着トナー
像が軟化できるものであれば良い。
【0019】支持体5Aの被覆での挟圧工程A、Bで
は、形成済みの定着トナー画像と透明層とが第3、第4
の支持体に挟まれて搬送され、ローラ1、2間で加熱、
加圧される。この工程Bではローラ1表面の熱によっ
て、支持体5A及びシート4A中のトナー、透明層が軟
化(または融解)されるため、支持体5Aを介して加圧
されると、トナー像及び透明層は、支持体5A及びシー
ト4Aの面にならうと同時に、トナー粒子及び透明層は
凝集、平滑化される。
【0020】この後、冷却工程Cで、上記の如く加熱さ
れているトナー画像、透明層、支持体5Aとが、自然ま
たは強制空冷により冷却されて、支持体5Aに透明層及
びトナー像が十分固着した状態に至る。この時、支持体
5A上にはトナー像さらにそのトナー像と接合した透明
層が固着した複体が形成されており、これら複体の表面
の形状は第3の支持体面をなぞっている。
【0021】更にこの後剥離工程Dで、第3の支持体を
前記複体から剥離して、シート4A中の透明層を支持体
5A上のトナー像と接合して、滑らかな光沢を有する高
画質像に再構築した状態で支持体A5上へ移動させる
(以下転写と言う)。この工程A、B、C、Dを経過し
た後のトナー画像は、透明層及びトナー粒子は凝集一体
化され間隙が無く、トナー画像表面のトップ及びスロー
プ部も一様でむらなく平滑化され鮮明で光沢を有するた
め、豪華なトナー画像に再構築されたと言える。
【0022】トナーはバインダ樹脂と色材を必須成分と
し、必要に応じて帯電制御剤、導電性制御剤、可塑剤、
離型剤、流動化剤などの各種有機、無機材料が内添若し
くは外添されている。この中でバインダは顔料微粒子を
固めるだけでなく、トナーに絶縁性と帯電性を与え、画
像形成後は紙面に顔料を固着するのに必要なもので、ト
ナーの質量の90%前後を占める場合が多い。バインダ樹
脂の基本構成は、主に定着方式で選択され、熱定着トナ
ーの場合はガラス転移温度(Tg)50〜70゜C 程度の非晶
質ポリマーが主に用いられる。代表的材料はスチレン/
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート等のスチレ
ン/アクリル系共重合体、スチレン/ブタジエン共重合
体、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ樹脂等であ
る。結晶性ポリマーの適用も検討されているが、実用例
としては低分子量ポリプロピレン、ポリエチレンその他
ワックス類をオイルレスヒートロール定着時の離型剤と
して使用するのが大半である。
【0023】透明層も主としてワックス/熱可塑性樹脂
からなるバインダ(表1)および柔軟剤、分散剤などの各
種添加剤から構成される。一般に、ワックス系バインダ
はブロードな融点と融点以上で急激に粘度低下する特性
を、レジン系バインダはシャープな融点特性と、融点以
上で緩やかに粘度低下する特性を示す。ブロードな融点
のバインダは加熱領域に多少の温度ムラがあっても一様
なトナー像の転移を可能にし、シャープな融点のものは
画像エッジの鮮明さに優れているトナー像の再構築を支
援する。
【0024】
【表2】
【0025】本願のシート4A、つまり第3の支持体下
に透明層が固着した2層構成のシート、このうちの第3
の支持体の組成は熱熔融型感熱転写プリンタのインクシ
ートを構成するベースフィルムについての公知の技術を
転用すれば良い。つまり、コンデンサ紙、グラシン紙、
ポリエステル、ポリイミドなどの耐熱性の高い薄いフィ
ルムを利用できるが、3.5〜6μmのポリエチレンテレフ
タレート(PET)が専ら利用されているから、本願の
第3の支持体の材質として例えばこれが使用できる。P
ETは263゜Cで軟化、熔融する。
【0026】本願の支持体5A、つまりシート4A下に
重ね合わせる第4の支持体には、表面の粗いPPC用紙
やボンド紙のような紙(以下ラフペーパーという)を転
写記録紙として用いることも出来るが、この際、トナー
中の顔料が接触していない転写記録紙の表面の凹部で
は、顔料がブリッジ状となって該凹部に対向している。
このような場合でも転写を可能にするには、従来の顔料
より、自己凝集力の大きい、熔融粘度の高い、さらに第
4の支持体との親和力の強いものが選ばれなければなら
ない。つまり転写の瞬間には、熔融した顔料と第4の支
持体との接着力が最大で、次に熔融した顔料の自己吸着
力、熔融した顔料と第4の支持体との接着力が最小であ
って、しかもこの3力の間には充分なコントラストが存
在するような顔料の選択が必要である。このようなもの
として例えば150〜1500cP-90゜C のレジン系顔料が用い
られ、かつトナー像や透明層の転写をアシストするため
に第3の支持体と透明層、トナー像との間にアンダーコ
ート層(ポリビニルブチラール)を設けても良い。トナ
ーのバインダとしては、ポリイミド、ポリケトン、エチ
レンビニルアセテートなどのサーモプラスチックが適し
ている。
【0027】以上の支持体5Aに固着したトナー像は、
既に定着済みの画像を使用している。従って定着された
画像に透明層を固着したシート4Aをかぶせて、もう一
度定着器を通す事になる。つまり複写機の定着器が二度
使用される。定着工程Bではヒートロールが加熱され,
トナーや透明層の顔料やバインダーが熔融、軟化して転
写が実行される。冷却工程Cにはいると、顔料やバイン
ダーの熔融粘度、自己凝集力、第3、第4の支持体への
接着力間のコントラストがバランス良く選択されている
と、図5で示すように、転写完了済みのシートから第3
の支持体が曲率を有して上方に剥離し始め、剥離工程D
の操作を容易にする。
【0028】実施例2A 実施例2の被覆工程では、支持体5Aの上にシート4A
を重ねた。この操作を変更して図6が示すように、支持
体5Aをシート4Aと台紙の間に挟みこむことにする。
シート4Aと台紙の間に定着像(支持体5A)を挟んだ
この状態で搬送し定着器に通す。その後第3の支持体と
台紙を剥離する。シート4Aの透明層面にあらかじめ接
着層を付設していても良い。これにより、シート4Aの
透明層と支持体5Aとが接着するから、剥離工程が容易
になる。
【0029】実施例2B 実施例2Aのシート4Aの替わりに接着層、透明層、第
3の支持体の層序で構成されたフィルム(以下フィルム
と言う)を用いる。更にこのフィルムの形を可変にし
て、図7に示すように光沢にしたい領域にのみフィルム
をのせて定着器に通し、その後第3の支持体を除去す
る。転写紙にフィルムが付着して定着器迄搬送出来るよ
うに透明層表面に接着剤などを塗布しておく。この際図
8のように保護層を設け、使用時にこの保護層をはぎと
ることにより、接着剤の付着した面を転写紙にかぶせ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は適度の光沢や鮮明さが不足した
定着像を、必要ならば透明層をかぶせて再定着すること
により、その画質は画像濃度が高められ、適度の光沢を
有する鮮明な画像に再構築してくれる。
【0031】特に本発明は簡単な方法により、葉書や送
り状などのような支持体へ豪華な画像を提供するもので
あり、実用性、効果面で格別に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要説明図
【図2】再定着前の支持体、透明層、トナー像の構成説
明図
【図3】剥離工程の概要説明図
【図4】再定着前の支持体、透明層、トナー像の構成説
明図
【図5】剥離工程の概要説明図
【図6】本発明実施例の被覆説明図
【図7】本発明実施例のフィルム被覆説明図
【図8】本発明実施例の保護層説明図
【符号の説明】
1 挟持搬送用ローラ 2 挟持搬送用ローラ 3 加熱ヒータ 4、4A シート 5、5A 支持体 6 温度制御手段 7 表面温度検知手段 A 本発明の被覆工程 B 定着工程 C 冷却工程 D 剥離工程
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/16 G03G 15/16 15/20 15/20 (56)参考文献 特開 平3−144657(JP,A) 特開 平5−165246(JP,A) 特開 昭60−61285(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 8/00 G03G 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の支持体上の、ワックスと熱可塑性
    樹脂を備えた透明層に定着したトナー像に、第2の支持
    体をかぶせて重ね合わせ、 重ね合わせた前記第1の支持体と前記第2の支持体を加
    圧、加熱し、 重ね合わせた前記第1の支持体を前記第2の支持体から
    剥離することにより、 前記第1の支持体の前記トナー像を、前記第2の支持体
    に転写することを特徴とする光沢画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の支持体を、前記第2の支持体
    と台紙とで挟んで重ね合わせ、 重ね合わせた前記第1の支持体、前記第2の支持体、前
    記台紙を加圧、加熱し、 前記第2の支持体から前記第1の支持体を剥離するとと
    もに、前記台紙を剥離することを特徴とする請求項1に
    記載の光沢画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の支持体表面に接着層を有する
    事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の光沢画
    像形成方法。
  4. 【請求項4】 第4の支持体上に定着したトナー像に、
    ワックスと熱可塑性樹脂を備えた透明層が固着した第3
    の支持体をかぶせて重ね合わせ、 重ね合わせた前記第3の支持体と前記第4の支持体を加
    圧、加熱し、 重ね合わせた前記第3の支持体を前記第4の支持体から
    剥離することにより、 前記第3の支持体の前記透明層を、前記第4の支持体の
    前記トナー像に接合させることを特徴とする光沢画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記第4の支持体を、前記第3の支持体
    と台紙とで挟んで重ね合わせ、 重ね合わせた前記第3の支持体、前記第4の支持体、前
    記台紙を加圧、加熱し、 前記第4の支持体から前記第3の支持体を剥離するとと
    もに、前記台紙を剥離することを特徴とする請求項4に
    記載の光沢画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の支持体の前記透明層表面に、
    接着層を有する事を特徴とする請求項4または請求項5
    記載の光沢画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の支持体下に透明層が固着した
    2層構成のシート、このシートの形状を可変とし、前記
    トナー像がその上に固着した第4の支持体の上の特定領
    域のみにかぶせる事を特徴とする請求項4記載の光沢画
    像形成方法。
  8. 【請求項8】 上記の形状を可変としたシート、このシ
    ートの透明層表面に、接着層を有することを特徴とする
    請求項4記載の光沢画像形成方法。
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