JP2005250155A - 隠蔽情報所持体の作成装置、製造方法、画像形成装置、プリント制御装置、サービス方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型でメンテナンスの容易な装置により隠蔽情報所持体を作成できるようにする。
【解決手段】 有機感光体8と、有機感光体8上の静電潜像を現像するイエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12と、現像されたトナー像を有機感光体8から転写ベルト13へ転写するための半導電性のソフトロール14と、トナー像を転写ベルト13から記録紙Pに転写するための半導電性のソフトロール15及び16と、基紙の少なくとも片面に剥離樹脂層及び透明樹脂層を設けた隠蔽紙Aを搬送して記録紙Pに重ね合わせための用紙搬送ガイド30と、記録紙Pへの画像の定着と隠蔽紙Aの接着とを同時に行うための熱ロール24とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 有機感光体8と、有機感光体8上の静電潜像を現像するイエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12と、現像されたトナー像を有機感光体8から転写ベルト13へ転写するための半導電性のソフトロール14と、トナー像を転写ベルト13から記録紙Pに転写するための半導電性のソフトロール15及び16と、基紙の少なくとも片面に剥離樹脂層及び透明樹脂層を設けた隠蔽紙Aを搬送して記録紙Pに重ね合わせための用紙搬送ガイド30と、記録紙Pへの画像の定着と隠蔽紙Aの接着とを同時に行うための熱ロール24とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、情報を秘密保持可能に記録する隠蔽情報所持体の作成装置等に関する。
近年、高画質で高光沢な印刷が容易に行えるようになり、個人が作成した内容を代理ではがき等に印刷し郵送するサービスも登場してきているが、個人が作成した家族等の写真画像をはがき形式で郵送すると、郵送の途中でプライバシーの保持ができなかったり、輸送途中の折り曲げや傷・汚れ等の影響で印刷物が台無しになってしまったりする問題があった。そこで、個人が作成したはがき等の印刷物表面を保護し、また見えないように、別シートを貼り付けた、いわゆる隠蔽情報所持体として郵送したいというニーズが高まっている。
かかるニーズに応えるため、隠蔽情報所持体を画像形成装置により作成することが、従来よりなされていた(例えば、特許文献1、2参照。)。
かかるニーズに応えるため、隠蔽情報所持体を画像形成装置により作成することが、従来よりなされていた(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかしながら、特許文献1では、記録紙に隠蔽情報を印字する工程と、記録紙をZ字型に折り込み重ね合わせて接着させる工程とを別々に設けているため、装置を小型に構成できないという問題点があった。
また、特許文献2では、電子写真画像形成装置のトナー画像を記録紙に定着する定着装置と、隠蔽紙を重ね合わせて接着する装置とを兼用にして少ない構成で隠蔽情報所持体を作成する装置を提供するものであるが、定着装置にトナー画像を支持した記録紙を通過させた後に、記録紙を引き戻し、隠蔽紙を重ね合わせた後に、もう一度定着装置を用いて加熱して隠蔽紙を貼り合わせる複雑な構成を必要とするという問題点があった。
また、特許文献2では、電子写真画像形成装置のトナー画像を記録紙に定着する定着装置と、隠蔽紙を重ね合わせて接着する装置とを兼用にして少ない構成で隠蔽情報所持体を作成する装置を提供するものであるが、定着装置にトナー画像を支持した記録紙を通過させた後に、記録紙を引き戻し、隠蔽紙を重ね合わせた後に、もう一度定着装置を用いて加熱して隠蔽紙を貼り合わせる複雑な構成を必要とするという問題点があった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小型でメンテナンスの容易な装置により隠蔽情報所持体を作成できるようにすることにある。
また本発明の他の目的は、ユーザが指示した画像を隠蔽した隠蔽情報所持体を作成して郵送できるようにすることにある。
また本発明の他の目的は、ユーザが指示した画像を隠蔽した隠蔽情報所持体を作成して郵送できるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明では、記録紙に設けられた接着層面に画像を形成するのではなく、記録紙に直接画像を形成する方式を採用し、しかも、記録紙への画像の定着と隠蔽紙の接着とを同時に行うようにした。即ち、本発明の隠蔽情報所持体の作成装置は、記録紙を供給する記録紙供給部と、隠蔽紙を供給する隠蔽紙供給部と、記録紙供給部により供給された記録紙上に形成された画像の記録紙への定着と、隠蔽紙供給部により供給された隠蔽紙の記録紙への接着とを同時に行う定着部とを備えている。
また、本発明は、画像が形成された記録紙と情報を隠蔽するための隠蔽紙とを剥離可能に接着してなる隠蔽情報所持体の製造方法として捉えることもできる。その場合、本発明の隠蔽情報所持体の製造方法は、記録紙を供給するステップと、隠蔽紙を供給するステップと、供給された記録紙上に形成された画像の記録紙への定着と、供給された隠蔽紙の記録紙への接着とを同時に行うステップとを含んでいる。
さらに、本発明は、隠蔽情報所持体の作成機能を有する画像形成装置として捉えることもできる。その場合、本発明の画像形成装置は、トナー像が担持される像担持体と、記録紙を供給する記録紙供給部と、像担持体に担持されるトナー像を、記録紙供給部により供給された記録紙に転写する転写部と、情報を隠蔽するための隠蔽紙を供給する隠蔽紙供給部と、転写部により転写されたトナー像の記録紙への定着と、隠蔽紙供給部により供給された隠蔽紙の記録紙への接着とを同時に行う定着部とを備えている。
さらにまた、本発明では、記録紙と隠蔽紙とを剥離可能に貼り合わせる機能を有する画像形成装置を用いて隠蔽情報所持体を作成するサービスを提供する。
そのようなサービスにおけるプリント制御装置(サーバコンピュータ)は、その画像形成装置に接続されており、画像データを取得する画像データ取得部と、この画像データ取得部により取得された画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定する隠蔽部分特定部と、画像データ取得部により取得された画像データに基づく画像を記録紙に形成する指示と、形成された画像のうちの隠蔽部分特定部により特定された部分が隠蔽されるように隠蔽紙を記録紙に接着する指示とを、画像形成装置に対して行う画像形成指示部とを備えている。
そのようなサービスにおけるプリント制御装置(サーバコンピュータ)は、その画像形成装置に接続されており、画像データを取得する画像データ取得部と、この画像データ取得部により取得された画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定する隠蔽部分特定部と、画像データ取得部により取得された画像データに基づく画像を記録紙に形成する指示と、形成された画像のうちの隠蔽部分特定部により特定された部分が隠蔽されるように隠蔽紙を記録紙に接着する指示とを、画像形成装置に対して行う画像形成指示部とを備えている。
また、そのようなサービスの方法は、記録紙と隠蔽紙とを剥離可能に貼り合わせてなる隠蔽情報所持体を利用者の指示に応じて作成するものであって、所定の装置が、画像データを取得するステップと、所定の装置が、取得された画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定するステップと、所定の装置が、取得された画像データを、その隠蔽すべき部分が分かるような形式で記憶するステップと、所定の装置が、記憶された画像データに基づき記録紙に画像を形成すると共に、形成された画像のうちの隠蔽すべき部分が隠蔽されるように隠蔽紙を記録紙に接着することにより、隠蔽情報所持体を作成するステップとを含んでいる。
さらに、そのようなサービスを実現するプログラムは、コンピュータに、画像データを取得する機能と、取得された画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定する機能と、取得された画像データに基づく画像を記録紙に形成する指示と、形成された画像のうちの隠蔽すべき部分が隠蔽されるように隠蔽紙を記録紙に接着する指示とを画像形成装置に対して行う機能とを実現させるものである。
本発明によれば、小型でメンテナンスの容易な装置により隠蔽情報所持体を作成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略構成を示している。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置は、画像露光装置として、照明1、カラースキャナ3、画像処理装置4、レーザダイオード5、光学系(ROS)6を、帯電装置として、帯電器7を、電子写真感光体として、有機感光体8を、現像装置として、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12を、中間転写体として、有機感光体8と転写位置で接触する転写ベルト13を、第一転写装置として、転写ベルト13を挟んで転写位置で有機感光体8に対向した半導電性のソフトロール14を、第二転写装置として、転写ベルト13及び記録紙Pを挟む一対の半導電性のソフトロール15(バイアス電圧印加)及び16(接地)を、隠蔽紙重ね合わせ装置として、用紙搬送ガイド30を、定着装置として、一対の熱ロール24を有してなる。なお、符号2は、画像形成の元となる原稿を示している。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略構成を示している。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置は、画像露光装置として、照明1、カラースキャナ3、画像処理装置4、レーザダイオード5、光学系(ROS)6を、帯電装置として、帯電器7を、電子写真感光体として、有機感光体8を、現像装置として、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12を、中間転写体として、有機感光体8と転写位置で接触する転写ベルト13を、第一転写装置として、転写ベルト13を挟んで転写位置で有機感光体8に対向した半導電性のソフトロール14を、第二転写装置として、転写ベルト13及び記録紙Pを挟む一対の半導電性のソフトロール15(バイアス電圧印加)及び16(接地)を、隠蔽紙重ね合わせ装置として、用紙搬送ガイド30を、定着装置として、一対の熱ロール24を有してなる。なお、符号2は、画像形成の元となる原稿を示している。
次に、この画像形成装置が有する各構成及び用いられるトナーについて詳細に説明する。
−現像装置−
現像装置は、例えば、有色トナー現像装置であり、これは、絶縁性の有色トナーを電子写真感光体上に形成する手段である。かかる手段に該当する限り、あらゆる公知の現像装置を用いることができる。例えば、トナーをブラシやローラ等を用いて電子写真感光体に付着させる機能を有する公知の現像器が挙げられる。また、現像装置としては、公知のキャリアと混合、帯電された透明トナー及び有色トナーを用いてカラー画像を転写材上に形成するものが知られており、例えば、特開昭63−58374号公報に記載されているような公知の装置を使うことができる。その動作としては、例えば、まず帯電装置により電子写真感光体を帯電する。この電子写真感光体を画像露光装置により像様に露光して、電子写真感光体上に静電潜像を形成する。有色トナーを充填した現像装置によりこの静電潜像が現像され、電子写真感光体上に透明トナー及び有色トナーによるカラー画像が形成される。そして、このカラー画像が転写材上に転写される。また、キャリアを用いない一成分現像剤による現像装置を採用してカラー画像を形成してもよい。
−現像装置−
現像装置は、例えば、有色トナー現像装置であり、これは、絶縁性の有色トナーを電子写真感光体上に形成する手段である。かかる手段に該当する限り、あらゆる公知の現像装置を用いることができる。例えば、トナーをブラシやローラ等を用いて電子写真感光体に付着させる機能を有する公知の現像器が挙げられる。また、現像装置としては、公知のキャリアと混合、帯電された透明トナー及び有色トナーを用いてカラー画像を転写材上に形成するものが知られており、例えば、特開昭63−58374号公報に記載されているような公知の装置を使うことができる。その動作としては、例えば、まず帯電装置により電子写真感光体を帯電する。この電子写真感光体を画像露光装置により像様に露光して、電子写真感光体上に静電潜像を形成する。有色トナーを充填した現像装置によりこの静電潜像が現像され、電子写真感光体上に透明トナー及び有色トナーによるカラー画像が形成される。そして、このカラー画像が転写材上に転写される。また、キャリアを用いない一成分現像剤による現像装置を採用してカラー画像を形成してもよい。
−電子写真感光体−
電子写真感光体には、特に制限はなく、公知のものを用いてよい。単層構造のものであってもよいし、多層構造で機能分離型のものであってもよい。また、材質としては、セレン、アモルファスシリコン等の無機ものであってもよいし、有機のものであってもよい。
電子写真感光体には、特に制限はなく、公知のものを用いてよい。単層構造のものであってもよいし、多層構造で機能分離型のものであってもよい。また、材質としては、セレン、アモルファスシリコン等の無機ものであってもよいし、有機のものであってもよい。
−中間転写体−
中間転写体は、電子写真感光体上のカラートナー像を転写するためのものであるが、この表面を表面電位500V一様に帯電したときに電位半減時間が0.05秒以上、1.0秒以下であることが必要である。半減時間が0.05秒未満の場合には、第一転写装置で有色トナー像を中間転写体に均一に転写すること、及び、第二転写装置で有色トナー像を転写材に均一に転写することができない。上記半減時間の制約を満たしている限り、公知の中間転写体を使うことができる。
また、上記の半減時間に調節された中間転写体は、ポリイミド等の誘電体に導電性カーボン等の導電性無機粉、ポリアニリン等の導電性高分子等を分散することで得ることができる。ここで、半減時間は、まず中間転写体裏面を接地して、これを初期電位が-500Vになるように帯電スコロトロンで表面を帯電して、これを電位計の直下に0.05秒以内の時間で移動して電位低下を測定し、電位が-250Vになる時間(移動時間0.05秒を含む)で定義される。
中間転写体は、電子写真感光体上のカラートナー像を転写するためのものであるが、この表面を表面電位500V一様に帯電したときに電位半減時間が0.05秒以上、1.0秒以下であることが必要である。半減時間が0.05秒未満の場合には、第一転写装置で有色トナー像を中間転写体に均一に転写すること、及び、第二転写装置で有色トナー像を転写材に均一に転写することができない。上記半減時間の制約を満たしている限り、公知の中間転写体を使うことができる。
また、上記の半減時間に調節された中間転写体は、ポリイミド等の誘電体に導電性カーボン等の導電性無機粉、ポリアニリン等の導電性高分子等を分散することで得ることができる。ここで、半減時間は、まず中間転写体裏面を接地して、これを初期電位が-500Vになるように帯電スコロトロンで表面を帯電して、これを電位計の直下に0.05秒以内の時間で移動して電位低下を測定し、電位が-250Vになる時間(移動時間0.05秒を含む)で定義される。
−第一転写装置−
第一転写装置としては、例えば、電圧を印加した導電性または半導電性のローラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を用いて、電子写真感光体と中間転写体との間に電界を作り、荷電トナー粒子を転写する手段、コロナ放電を利用したコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器等で中間転写体の裏面をコロナ帯電して荷電トナー粒子を転写する手段等がある。
第一転写装置としては、例えば、電圧を印加した導電性または半導電性のローラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を用いて、電子写真感光体と中間転写体との間に電界を作り、荷電トナー粒子を転写する手段、コロナ放電を利用したコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器等で中間転写体の裏面をコロナ帯電して荷電トナー粒子を転写する手段等がある。
−第二転写装置−
中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する第二転写装置には、それ自体公知の転写装置を用いることができる。例えば、電圧を印加した一対の導電性または半導電性のローラ等を用いて、中間転写体と転写材の間に電界を作り、荷電トナー粒子を転写する手段、中間転写体の裏面または転写材裏面に備えたコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器等に対向電極を設けて、中間転写体の裏面または転写材裏面をコロナ帯電して荷電トナー粒子を転写する手段等がある。
中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する第二転写装置には、それ自体公知の転写装置を用いることができる。例えば、電圧を印加した一対の導電性または半導電性のローラ等を用いて、中間転写体と転写材の間に電界を作り、荷電トナー粒子を転写する手段、中間転写体の裏面または転写材裏面に備えたコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器等に対向電極を設けて、中間転写体の裏面または転写材裏面をコロナ帯電して荷電トナー粒子を転写する手段等がある。
−有色トナー−
有色トナーは、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有してなる絶縁性の粒子で、シアントナー、マジェンタトナー、イエロートナー、ブラックトナー等が挙げられる。有色トナーの組成、平均粒径等については、本発明の目的を害しない範囲の中から適宜選択される。
結着樹脂としては、透明トナーにおける結着樹脂として後述するものが挙げられる。また、熱ロール定着器と併用することを考慮すると、結着樹脂は、重量平均分子量5000〜12000のポリエステルであることが好ましい。着色剤としては、トナー用として通常用いられている着色剤であれば特に制限はなく、それ自体公知のシアン顔料または染料、マジェンタ顔料または染料、イエロー顔料または染料、ブラック顔料または染料の中から選択できる。好ましくは、高光沢が得られる効果を高めるためには、着色剤の顔料とバインダーの界面での乱反射を抑えることが重要であり、特開平4−242752に示された小粒径の顔料を高分散した着色剤との組合せが有効である。
有色トナーは、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有してなる絶縁性の粒子で、シアントナー、マジェンタトナー、イエロートナー、ブラックトナー等が挙げられる。有色トナーの組成、平均粒径等については、本発明の目的を害しない範囲の中から適宜選択される。
結着樹脂としては、透明トナーにおける結着樹脂として後述するものが挙げられる。また、熱ロール定着器と併用することを考慮すると、結着樹脂は、重量平均分子量5000〜12000のポリエステルであることが好ましい。着色剤としては、トナー用として通常用いられている着色剤であれば特に制限はなく、それ自体公知のシアン顔料または染料、マジェンタ顔料または染料、イエロー顔料または染料、ブラック顔料または染料の中から選択できる。好ましくは、高光沢が得られる効果を高めるためには、着色剤の顔料とバインダーの界面での乱反射を抑えることが重要であり、特開平4−242752に示された小粒径の顔料を高分散した着色剤との組合せが有効である。
また、有色トナーの粒径は、特に限定する必要はないが、画像露光器による静電潜像を忠実に再現できる機能を有することを考えると4μm以上、8μm以下が望ましい。
本発明において、有色トナーは適宜作製したものであってもよいし、市販品であってもよい。
なお、透明トナー及び有色トナーは、適宜選択したそれ自体公知のキャリアと組み合わされて現像剤とされた後で使用される。また、一成分系現像剤として、現像スリーブまたは帯電部材と摩擦帯電して、帯電トナーを形成して、静電潜像に応じて現像する手段も適用できる。
本発明において、有色トナーは適宜作製したものであってもよいし、市販品であってもよい。
なお、透明トナー及び有色トナーは、適宜選択したそれ自体公知のキャリアと組み合わされて現像剤とされた後で使用される。また、一成分系現像剤として、現像スリーブまたは帯電部材と摩擦帯電して、帯電トナーを形成して、静電潜像に応じて現像する手段も適用できる。
次に、本発明で新たに設けた構成及び用いられる用紙について詳細に説明する。
−隠蔽紙重ね合わせ装置−
隠蔽紙重ね合わせ装置としては、レジ調整手段を有した隠蔽紙搬送装置であれば公知のものを用いることができる。
−定着装置−
記録紙上に形成されたトナー像と透明像の記録紙への定着と、接着後剥離可能な隠蔽紙の記録紙への接着とを同時に行う定着装置としては、公知の定着装置を用いることができ、例えば、加熱ロールと加圧ロールを用いてトナーを溶融変形させて定着する加熱ロール定着器が挙げられる。
−隠蔽紙重ね合わせ装置−
隠蔽紙重ね合わせ装置としては、レジ調整手段を有した隠蔽紙搬送装置であれば公知のものを用いることができる。
−定着装置−
記録紙上に形成されたトナー像と透明像の記録紙への定着と、接着後剥離可能な隠蔽紙の記録紙への接着とを同時に行う定着装置としては、公知の定着装置を用いることができ、例えば、加熱ロールと加圧ロールを用いてトナーを溶融変形させて定着する加熱ロール定着器が挙げられる。
−隠蔽紙A−
本実施の形態では、図2に示すように、中間転写体から記録紙に転写された有色トナー像と、あらかじめ透明樹脂層が形成された隠蔽紙とを重ね合わせることにより、隠蔽情報所持体を作成する(以下、このような形態で用いる隠蔽紙を「隠蔽紙A」という)。この隠蔽紙Aは、基紙の少なくとも片面に、界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤からなる剥離層を設けた上に、ポリエステル樹脂からなる透明樹脂層を設けたものである(例えば、特開平10−221877号公報参照)。
また、隠蔽紙Aの基紙としては、目的の光沢に合わせて、例えば普通紙、印刷用コート紙、アート紙、キャストコート紙等が選ばれるが、これらに限定されるものではなく、合成紙、プラスチックフィルム等も用いることができる。
本実施の形態では、図2に示すように、中間転写体から記録紙に転写された有色トナー像と、あらかじめ透明樹脂層が形成された隠蔽紙とを重ね合わせることにより、隠蔽情報所持体を作成する(以下、このような形態で用いる隠蔽紙を「隠蔽紙A」という)。この隠蔽紙Aは、基紙の少なくとも片面に、界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤からなる剥離層を設けた上に、ポリエステル樹脂からなる透明樹脂層を設けたものである(例えば、特開平10−221877号公報参照)。
また、隠蔽紙Aの基紙としては、目的の光沢に合わせて、例えば普通紙、印刷用コート紙、アート紙、キャストコート紙等が選ばれるが、これらに限定されるものではなく、合成紙、プラスチックフィルム等も用いることができる。
透明樹脂層を形成するポリエステル樹脂は、モノマーがビスフェノールAエチレンオキシド付加物/ビスフェノールAプロピレンオキシド付加物/テレフタル酸/グリセリンからなるポリエステル樹脂、ビスフェノールAプロピレンオキシド付加物/フマル酸からなるポリエステル樹脂、ビスフェノールAエチレンオキシド付加物/ドデシニルこはく酸/テレフタル酸からなるポリエステル樹脂、ビスフェノールAエチレングリコール付加物/フマル酸/イソプロピレングリコールからなるポリエステル樹脂等を使用できるが、これらに限定されるものではない。
剥離層を形成する樹脂層には界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤等を付加した樹脂を用いることができる。
滑剤としては、例えば、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸金属塩、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド及びそのメチロール化合物、ポリエチレンワックス等の炭化水素が使用される。滑剤の粒径は8μm以下が好ましい。
剥離層を形成する樹脂層には界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤等を付加した樹脂を用いることができる。
滑剤としては、例えば、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸金属塩、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド及びそのメチロール化合物、ポリエチレンワックス等の炭化水素が使用される。滑剤の粒径は8μm以下が好ましい。
次に、本実施の形態における画像形成装置の動作について説明する。
図1に示した画像形成装置を用いてカラーコピーをとる場合、まずコピーをとる原稿2に照明1を当て、その反射光をカラースキャナ3により色分解し、画像処理装置4で画像処理して、色補正を施して得られる複数色の有色トナーの画像データの画像データを色別にレーザダイオード5を用いて、変調されたレーザ光線とする。このレーザ光線を、帯電器7により所定の電位に帯電された有機感光体8に1色ずつ複数回照射して複数個の静電潜像を形成する。これら複数個の静電潜像をイエロー、マジェンタ、シアン、ブラックの4色の有色トナーを用い、これらを、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12にて順番に現像する。そして、現像されたカラートナー画像を有機感光体8上から転写ベルト13上に半導電性のソフトロール14にて転写し、4色の有色トナー像が転写ベルト13上に転写された後に、転写ベルト13から記録紙Pに第二転写装置で転写する。
図1に示した画像形成装置を用いてカラーコピーをとる場合、まずコピーをとる原稿2に照明1を当て、その反射光をカラースキャナ3により色分解し、画像処理装置4で画像処理して、色補正を施して得られる複数色の有色トナーの画像データの画像データを色別にレーザダイオード5を用いて、変調されたレーザ光線とする。このレーザ光線を、帯電器7により所定の電位に帯電された有機感光体8に1色ずつ複数回照射して複数個の静電潜像を形成する。これら複数個の静電潜像をイエロー、マジェンタ、シアン、ブラックの4色の有色トナーを用い、これらを、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12にて順番に現像する。そして、現像されたカラートナー画像を有機感光体8上から転写ベルト13上に半導電性のソフトロール14にて転写し、4色の有色トナー像が転写ベルト13上に転写された後に、転写ベルト13から記録紙Pに第二転写装置で転写する。
そして、記録紙P上の未定着トナー像面に、用紙搬送ガイド30によって搬送された隠蔽紙Aを重ね合わせ、熱ロール24で未定着トナーの加熱定着及び隠蔽紙Aの接着を行い、隠蔽情報支持体を形成する。その際、隠蔽紙Aに塗布された透明樹脂層は、熱ロール24の加熱により記録紙P及びトナーに融着し、高い接着力を持つこととなる。一方、隠蔽紙Aには、透明樹脂層が隠蔽紙Aから剥離可能なように離形助剤を介して塗布されているので加熱定着後も隠蔽紙Aと透明樹脂層との接着力は弱く、一定の引き剥がし力を加えることにより隠蔽紙Aと透明樹脂層を剥離させることができる。隠蔽紙Aから剥離された透明樹脂層の表面性は使用した隠蔽紙の基紙の表面性によって決まり、高光沢な基紙に離形助剤を介して透明樹脂層を塗布した隠蔽紙を用いることにより、高光沢な電子写真画像を有した隠蔽情報支持体が形成される。
以下、本実施の形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、本発明はこの実施例になんら限定されるものではない。
本実施例において、画像形成装置としては図1の画像形成装置を用い、あらかじめ離形層上に透明層が塗布された隠蔽紙Aの透明樹脂面と、電子写真方式によって記録紙Pに静電転写されたトナー像面とを重ね合わせて、熱ロール24によって重ね合わせたまま加圧加熱を行うことにより、電子写真方式における画像の定着と隠蔽紙の接着とを同時に行い、隠蔽情報所持体を作製した。隠蔽情報所持体作製後、隠蔽紙Aと記録紙Pは一時的には接着するが、必要に応じて容易に剥離することができ、剥離の際には、隠蔽紙Aに支持されていた透明樹脂層が記録紙P側に転写され、記録紙P上の画像情報を有する転写像トナー像を高光沢に被服する透明層を形成することができた。
本実施例において、画像形成装置としては図1の画像形成装置を用い、あらかじめ離形層上に透明層が塗布された隠蔽紙Aの透明樹脂面と、電子写真方式によって記録紙Pに静電転写されたトナー像面とを重ね合わせて、熱ロール24によって重ね合わせたまま加圧加熱を行うことにより、電子写真方式における画像の定着と隠蔽紙の接着とを同時に行い、隠蔽情報所持体を作製した。隠蔽情報所持体作製後、隠蔽紙Aと記録紙Pは一時的には接着するが、必要に応じて容易に剥離することができ、剥離の際には、隠蔽紙Aに支持されていた透明樹脂層が記録紙P側に転写され、記録紙P上の画像情報を有する転写像トナー像を高光沢に被服する透明層を形成することができた。
電子写真方式によって記録紙Pに静電転写されたトナー像面と、あらかじめ離形層上に透明層が形成された隠蔽紙Aを重ね合わせる態様、あるいは、記録紙Pの半分の面にあらかじめ離形層を形成すると共にその上に透明層を塗布した記録紙Pに電子写真方式によってトナー像を静電転写した後に二つ折りする等、各種の重ね合わせ態様で、一時的には接着するが必要に応じて、容易に剥離できる見開き面を有するはがき、通知書、各種帳票、各種カード等に適用される。
以下に本実施例における詳細な条件を記載しておく。
−有色トナー現像剤−
本実施例において使用した有色トナー現像剤は、富士ゼロックス株式会社製、A-Color用のシアン現像剤、マジェンタ現像剤、イエロー現像剤、ブラック現像剤を用いた。有色トナーの平均粒径は7μmだった。
−記録材−
カラー画像作製には、記録材として、新王子製紙株式会社製、OK特アート紙を用いた。
−有色トナー現像重量と画像信号−
現像する有色トナー重量は、各色とも画像信号Cin=100%部分で0.5(mg/cm2)とした。スキャナで読んだデータを画像処理装置によって色、階調、シャープネス補正を施し、各色の有色トナーの画像信号を生成した。
−有色トナー現像剤−
本実施例において使用した有色トナー現像剤は、富士ゼロックス株式会社製、A-Color用のシアン現像剤、マジェンタ現像剤、イエロー現像剤、ブラック現像剤を用いた。有色トナーの平均粒径は7μmだった。
−記録材−
カラー画像作製には、記録材として、新王子製紙株式会社製、OK特アート紙を用いた。
−有色トナー現像重量と画像信号−
現像する有色トナー重量は、各色とも画像信号Cin=100%部分で0.5(mg/cm2)とした。スキャナで読んだデータを画像処理装置によって色、階調、シャープネス補正を施し、各色の有色トナーの画像信号を生成した。
−中間転写体と有色トナー像の帯電−
中間転写体には、導電性カーボン粒子を分散したポリイミド樹脂からなるベルトを用いた。半減時間は0.1秒である。帯電電位は-500Vとした。
−隠蔽紙−
作成方法について説明する。本発明のポリエステル樹脂を酢酸エチルに溶解し、バーコータ法の塗布方法で基紙上に塗布して乾燥した。
坪量127.9g/m2のミラーコート紙(王子製紙株式会社製)のコート面上に、ポリエステル樹脂NE328-1を酢酸エチルに対して25重量%添加し、界面活性剤(エレガンLD-204(ニッサン/日本油脂))を1.5wt%(ポリエステル樹脂に対して)添加し、溶かした溶液をバーコータ法により塗布し、乾燥後の透明樹脂層の塗工厚12μmとなるようにし、隠蔽紙を作成した。
中間転写体には、導電性カーボン粒子を分散したポリイミド樹脂からなるベルトを用いた。半減時間は0.1秒である。帯電電位は-500Vとした。
−隠蔽紙−
作成方法について説明する。本発明のポリエステル樹脂を酢酸エチルに溶解し、バーコータ法の塗布方法で基紙上に塗布して乾燥した。
坪量127.9g/m2のミラーコート紙(王子製紙株式会社製)のコート面上に、ポリエステル樹脂NE328-1を酢酸エチルに対して25重量%添加し、界面活性剤(エレガンLD-204(ニッサン/日本油脂))を1.5wt%(ポリエステル樹脂に対して)添加し、溶かした溶液をバーコータ法により塗布し、乾燥後の透明樹脂層の塗工厚12μmとなるようにし、隠蔽紙を作成した。
このように、本実施の形態では、未定着トナーの記録紙Pへの定着と、隠蔽紙Aの記録紙Pへの接着とを同じ定着装置を用いて、しかも同時に行うことにより、小型でメンテナンスの容易な装置により隠蔽情報所持体を作成することが可能となる。
また、本実施の形態は、高光沢な電子写真画像を作成する際の生産性を高めることができるという副次的な効果をも有している。例えば、ベルト状の定着装置によってベルト面を記録紙上の画像に密着させ加熱し、冷却後ベルトから記録紙を剥離させ、記録紙上に平滑で均一な光沢を有する画像を形成することとした場合には、十分な冷却時間の後に記録紙をベルトから剥離させる必要があり、生産性を高めることができない。これに対し、本実施の形態では、隠蔽情報所持体として作成され、隠蔽情報を見る時点で隠蔽紙を引き剥がせばよいため、冷却時間を必要としないからである。
また、本実施の形態は、高光沢な電子写真画像を作成する際の生産性を高めることができるという副次的な効果をも有している。例えば、ベルト状の定着装置によってベルト面を記録紙上の画像に密着させ加熱し、冷却後ベルトから記録紙を剥離させ、記録紙上に平滑で均一な光沢を有する画像を形成することとした場合には、十分な冷却時間の後に記録紙をベルトから剥離させる必要があり、生産性を高めることができない。これに対し、本実施の形態では、隠蔽情報所持体として作成され、隠蔽情報を見る時点で隠蔽紙を引き剥がせばよいため、冷却時間を必要としないからである。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の概略構成を示している。
図3に示すように、本実施の形態の画像形成装置は、図1に示された構成に加え、透明トナー層形成装置として、感光体ドラム18、帯電装置19、画像露光装置20、透明トナー現像装置21、転写装置22を有している。
次に、この画像形成装置が有する各構成及び用いられるトナーについて詳細に説明する。なお、各構成のうち第1の実施の形態における画像形成装置にも存在する構成、及び、トナーのうち第1の実施の形態における画像形成装置でも用いられるものについては、その説明を省略する。
図3は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の概略構成を示している。
図3に示すように、本実施の形態の画像形成装置は、図1に示された構成に加え、透明トナー層形成装置として、感光体ドラム18、帯電装置19、画像露光装置20、透明トナー現像装置21、転写装置22を有している。
次に、この画像形成装置が有する各構成及び用いられるトナーについて詳細に説明する。なお、各構成のうち第1の実施の形態における画像形成装置にも存在する構成、及び、トナーのうち第1の実施の形態における画像形成装置でも用いられるものについては、その説明を省略する。
−透明トナー現像装置−
透明トナー現像装置としては、それ自体公知の二成分現像装置、一成分現像装置を用いることができる。記録紙と隠蔽紙とを重ねあわせる前に透明トナー層を設けることができればどこに構成しても機能に差はない。
透明トナー現像装置としては、それ自体公知の二成分現像装置、一成分現像装置を用いることができる。記録紙と隠蔽紙とを重ねあわせる前に透明トナー層を設けることができればどこに構成しても機能に差はない。
−透明トナー−
透明トナーは、少なくとも結着樹脂を含有してなる。
本発明において『透明トナー』とは、光吸収や光散乱による着色を目的とした色材(着色顔料、着色染料、黒色カーボン粒子、黒色磁性粉等)を含まないトナー粒子であることを意味する。本発明における透明トナーは、通常、無色透明であるが、その中に含まれる流動化剤や離型剤の種類や量によっては、透明度が若干低くなっていることがあるが、実質的には無色透明である。
結着樹脂としては、実質的に透明であればよく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、その他のビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレア系樹脂等の一般トナー用に用いられる公知の樹脂とその共重合体が挙げられる。これらの中でも、低温定着性、定着強度、保存性等のトナー特性を同時に満足し得る点でポリエステル系樹脂が好ましい。また、熱ロール定着器と併用することを考慮すると、結着樹脂は、重量平均分子量5000〜12000のポリエステルであることが好ましい。
透明トナーは、少なくとも結着樹脂を含有してなる。
本発明において『透明トナー』とは、光吸収や光散乱による着色を目的とした色材(着色顔料、着色染料、黒色カーボン粒子、黒色磁性粉等)を含まないトナー粒子であることを意味する。本発明における透明トナーは、通常、無色透明であるが、その中に含まれる流動化剤や離型剤の種類や量によっては、透明度が若干低くなっていることがあるが、実質的には無色透明である。
結着樹脂としては、実質的に透明であればよく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、その他のビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレア系樹脂等の一般トナー用に用いられる公知の樹脂とその共重合体が挙げられる。これらの中でも、低温定着性、定着強度、保存性等のトナー特性を同時に満足し得る点でポリエステル系樹脂が好ましい。また、熱ロール定着器と併用することを考慮すると、結着樹脂は、重量平均分子量5000〜12000のポリエステルであることが好ましい。
なお、透明トナーにおいて、高い光沢度をムラなく均一に得るためには、トナーの流動性と帯電性の制御が必要になる。透明トナーの流動性と帯電性を制御する観点から、透明トナーのトナー表面に、無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を外添ないし付着させることが好ましい。
無機微粒子としては、本発明の効果を害しない限り特に制限はなく、外添剤として用いられている公知の微粒子の中から目的に応じて適宜選択することができるが、その材質として例えば、シリカ、二酸化チタン、酸化すず、酸化モリブデンなどが上げられる。また、帯電性などの安定性を考慮し、これらの無機微粒子に対して、シランカップリング剤、チタンンカップリング剤等を用いて疎水化処理したものも使用できる。
無機微粒子としては、本発明の効果を害しない限り特に制限はなく、外添剤として用いられている公知の微粒子の中から目的に応じて適宜選択することができるが、その材質として例えば、シリカ、二酸化チタン、酸化すず、酸化モリブデンなどが上げられる。また、帯電性などの安定性を考慮し、これらの無機微粒子に対して、シランカップリング剤、チタンンカップリング剤等を用いて疎水化処理したものも使用できる。
有機微粒子としては、本発明の効果を害しない限り特に制限はなく、外添剤として用いられている公知の微粒子の中から目的に応じて適宜選択することができるが、その材質として例えば、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレア系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
無機微粒子及び有機微粒子の平均粒径は0.005〜1μmであるのが特に好ましい。平均粒径が0.005μm未満であると、透明トナーの表面に無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を付着させたときに凝集がおこり所望の効果が得られないことがある一方、1μmを越えたときにはより高光沢な画像を得ることが困難になるからである。
また、透明トナーの粒径は、特に限定する必要はないが、有色トナー像を乱さないという観点からは8μm以上、20μm以下が望ましい。粒径が8μm未満の場合、現像装置と中間転写体の間に高い電界を印加する必要が起こり、有色トナー像を乱し易く、20μmを超えると有色トナー像の隙間に透明トナーを忠実に現像することが難しく、一様な像ができないからである。
無機微粒子及び有機微粒子の平均粒径は0.005〜1μmであるのが特に好ましい。平均粒径が0.005μm未満であると、透明トナーの表面に無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を付着させたときに凝集がおこり所望の効果が得られないことがある一方、1μmを越えたときにはより高光沢な画像を得ることが困難になるからである。
また、透明トナーの粒径は、特に限定する必要はないが、有色トナー像を乱さないという観点からは8μm以上、20μm以下が望ましい。粒径が8μm未満の場合、現像装置と中間転写体の間に高い電界を印加する必要が起こり、有色トナー像を乱し易く、20μmを超えると有色トナー像の隙間に透明トナーを忠実に現像することが難しく、一様な像ができないからである。
次に、本発明で用いられる用紙について詳細に説明する。
−隠蔽紙B−
本実施の形態では、図4に示すように、中間転写体から記録紙に転写された有色トナー像と透明トナー現像装置による透明トナー層とからなる像と、隠蔽紙とを重ね合わせることにより、隠蔽情報所持体を作成する(以下、このような形態で用いる隠蔽紙を「隠蔽紙B」という)。この隠蔽紙Bは、剥離後の目的の光沢に合わせて、例えば普通紙、印刷用コート紙、アート紙、キャストコート紙等が選ばれ、剥離性の観点から、表面が、界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤や離型性の高い樹脂層、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等を設けたものを用いることができるが、これらに限定されるものではなく、表面が、シリコン樹脂、及び/またはフッ素系樹脂によって被覆されている合成紙、プラスチックフィルム等も用いることができる。
−隠蔽紙B−
本実施の形態では、図4に示すように、中間転写体から記録紙に転写された有色トナー像と透明トナー現像装置による透明トナー層とからなる像と、隠蔽紙とを重ね合わせることにより、隠蔽情報所持体を作成する(以下、このような形態で用いる隠蔽紙を「隠蔽紙B」という)。この隠蔽紙Bは、剥離後の目的の光沢に合わせて、例えば普通紙、印刷用コート紙、アート紙、キャストコート紙等が選ばれ、剥離性の観点から、表面が、界面活性剤、レベリング材、低分子WAX、離形助剤や離型性の高い樹脂層、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等を設けたものを用いることができるが、これらに限定されるものではなく、表面が、シリコン樹脂、及び/またはフッ素系樹脂によって被覆されている合成紙、プラスチックフィルム等も用いることができる。
次に、本実施の形態における画像形成装置の動作について説明する。
図3に示した画像形成装置を用いてカラーコピーをとる場合、まずコピーをとる原稿2に照明1を当て、その反射光をカラースキャナ3により色分解し、画像処理装置4で画像処理して、色補正を施して得られる複数色の有色トナーの画像データの画像データを色別にレーザダイオード5を用いて、変調されたレーザ光線とする。このレーザ光線を、帯電器7により所定の電位に帯電された有機感光体8に1色ずつ複数回照射して複数個の静電潜像を形成する。これら複数個の静電潜像をイエロー、マジェンタ、シアン、ブラックの4色の有色トナーを用い、これらを、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12にて順番に現像する。そして、現像されたカラートナー画像を有機感光体8上から転写ベルト13上に半導電性のソフトロール14にて転写し、4色の有色トナー像が転写ベルト13上に転写された後に、転写ベルト13から記録紙Pに第二転写装置で転写する。
図3に示した画像形成装置を用いてカラーコピーをとる場合、まずコピーをとる原稿2に照明1を当て、その反射光をカラースキャナ3により色分解し、画像処理装置4で画像処理して、色補正を施して得られる複数色の有色トナーの画像データの画像データを色別にレーザダイオード5を用いて、変調されたレーザ光線とする。このレーザ光線を、帯電器7により所定の電位に帯電された有機感光体8に1色ずつ複数回照射して複数個の静電潜像を形成する。これら複数個の静電潜像をイエロー、マジェンタ、シアン、ブラックの4色の有色トナーを用い、これらを、イエロー現像器9、マジェンタ現像器10、シアン現像器11、ブラック現像器12にて順番に現像する。そして、現像されたカラートナー画像を有機感光体8上から転写ベルト13上に半導電性のソフトロール14にて転写し、4色の有色トナー像が転写ベルト13上に転写された後に、転写ベルト13から記録紙Pに第二転写装置で転写する。
一方、帯電装置19により所定の電位に帯電された感光体ドラム18に対し、画像露光装置20がレーザ光線を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像を透明トナー現像装置21にて現像する。そして、現像された透明トナー画像を感光体ドラム18上から記録紙P上に転写装置22で転写する。
そして、記録紙P上の未定着トナー像と透明トナー層とが形成された面に、用紙搬送ガイド30によって搬送された隠蔽紙Bを重ね合わせ、熱ロール24で未定着トナー、透明トナーの加熱定着及び隠蔽紙Bの接着を行い、隠蔽情報支持体を形成する。その際、記録紙Pに形成された透明トナー層は、熱ロール24の加熱により記録紙P及びトナーに融着し、高い接着力を持つこととなる。一方、隠蔽紙Bには、透明トナー層が隠蔽紙Bから剥離可能なように離形助剤を介して塗布されているので加熱定着後も隠蔽紙Bと透明トナー層との接着力は弱く、一定の引き剥がし力を加えることにより隠蔽紙Bと透明トナー層を剥離させることができる。隠蔽紙Bから剥離された透明トナー層の表面性は使用した隠蔽紙の基紙の表面性によって決まり、高光沢な基紙を隠蔽紙として用いることにより、高光沢な電子写真画像を有した隠蔽情報支持体が形成される。
そして、記録紙P上の未定着トナー像と透明トナー層とが形成された面に、用紙搬送ガイド30によって搬送された隠蔽紙Bを重ね合わせ、熱ロール24で未定着トナー、透明トナーの加熱定着及び隠蔽紙Bの接着を行い、隠蔽情報支持体を形成する。その際、記録紙Pに形成された透明トナー層は、熱ロール24の加熱により記録紙P及びトナーに融着し、高い接着力を持つこととなる。一方、隠蔽紙Bには、透明トナー層が隠蔽紙Bから剥離可能なように離形助剤を介して塗布されているので加熱定着後も隠蔽紙Bと透明トナー層との接着力は弱く、一定の引き剥がし力を加えることにより隠蔽紙Bと透明トナー層を剥離させることができる。隠蔽紙Bから剥離された透明トナー層の表面性は使用した隠蔽紙の基紙の表面性によって決まり、高光沢な基紙を隠蔽紙として用いることにより、高光沢な電子写真画像を有した隠蔽情報支持体が形成される。
以下、本実施の形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、本発明はこの実施例になんら限定されるものではない。
電子写真装置において透明層である接着層を作成し、電子写真方式における画像の定着と隠蔽紙の接着とを同時に行う装置を用いた透明トナーの現像に、図1の画像形成装置用感光体に対向する現像装置の一部を用いて透明トナー層を形成し、隠蔽紙としては、厚さ70μmのポリイミドフィルムの表面層にゴム硬度40度、厚さ50μmのシリコン共重合体を使った。それ以外については、第1の実施の形態における実施例と同じである。
電子写真装置において透明層である接着層を作成し、電子写真方式における画像の定着と隠蔽紙の接着とを同時に行う装置を用いた透明トナーの現像に、図1の画像形成装置用感光体に対向する現像装置の一部を用いて透明トナー層を形成し、隠蔽紙としては、厚さ70μmのポリイミドフィルムの表面層にゴム硬度40度、厚さ50μmのシリコン共重合体を使った。それ以外については、第1の実施の形態における実施例と同じである。
以下に本実施例における詳細な条件を記載しておく。
−透明トナー−
結着樹脂にテレフタル酸/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比=5:4:1、Tg=62度、Mn=4500、Mw=10000)を用い、これをジェットミルで粉砕した後、風力式分級機で分級することで、d50=11μmの透明微粒子を作製した。この透明微粒子100重量部に、下記の2種類の無機微粒子A及びBを高速混合機で付着させた。
無機微粒子AはSiO2(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.05μm、添加量1.0重量部)である。無機微粒子BはTiO2(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添加量1.0重量部)である。
−隠蔽紙−
ベース層には、厚さ70μmのポリイミドフィルムを用い、表面層には、ゴム硬度40度、厚さ50μmのシリコン共重合体を用いた。なお、ベース層としては、例えば厚さ10〜300μmの耐熱性の高いシートを用いることが可能であり、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリアミドなどのポリマーシートなどを、表面層には離型性の高い樹脂層、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等を設けたものを用いることができる。
−透明トナー−
結着樹脂にテレフタル酸/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比=5:4:1、Tg=62度、Mn=4500、Mw=10000)を用い、これをジェットミルで粉砕した後、風力式分級機で分級することで、d50=11μmの透明微粒子を作製した。この透明微粒子100重量部に、下記の2種類の無機微粒子A及びBを高速混合機で付着させた。
無機微粒子AはSiO2(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.05μm、添加量1.0重量部)である。無機微粒子BはTiO2(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添加量1.0重量部)である。
−隠蔽紙−
ベース層には、厚さ70μmのポリイミドフィルムを用い、表面層には、ゴム硬度40度、厚さ50μmのシリコン共重合体を用いた。なお、ベース層としては、例えば厚さ10〜300μmの耐熱性の高いシートを用いることが可能であり、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリアミドなどのポリマーシートなどを、表面層には離型性の高い樹脂層、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等を設けたものを用いることができる。
このように、本実施の形態では、未定着トナー、透明トナーの記録紙Pへの定着と、隠蔽紙Bの記録紙Pへの接着とを同じ定着装置を用いて、しかも同時に行うことにより、小型でメンテナンスの容易な装置により隠蔽情報所持体を作成することが可能となる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明したのと同様の理由により、高光沢な電子写真画像を作成する際の生産性を高めることができるという副次的な効果がもたらされる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明したのと同様の理由により、高光沢な電子写真画像を作成する際の生産性を高めることができるという副次的な効果がもたらされる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、インターネット等に接続されたコンピュータによりユーザが編集した内容をユーザに代わってはがき等に印刷し、必要な部分は隠蔽紙で隠蔽した上で、ユーザにより指定された宛先に郵送する画像出力サービスである。
図5は、このような画像出力サービスを実現するためのシステムの構成例を示した図である。図5に示すように、本実施の形態におけるシステムは、端末装置51、52、…、5nと、サーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)60と、画像形成装置70と、これらを互いに接続するインターネット等の通信ネットワーク80とから構成される。
本実施の形態は、インターネット等に接続されたコンピュータによりユーザが編集した内容をユーザに代わってはがき等に印刷し、必要な部分は隠蔽紙で隠蔽した上で、ユーザにより指定された宛先に郵送する画像出力サービスである。
図5は、このような画像出力サービスを実現するためのシステムの構成例を示した図である。図5に示すように、本実施の形態におけるシステムは、端末装置51、52、…、5nと、サーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)60と、画像形成装置70と、これらを互いに接続するインターネット等の通信ネットワーク80とから構成される。
端末装置51、52、…、5nは、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)等の情報処理端末であり、通信ネットワーク80を介してサーバ60にアクセスするためのWebブラウザ等のソフトウェアがインストールされているものを想定する。
サーバ60は、例えば、インターネットにおけるWWWサーバであるが、本実施の形態では、画像形成装置70を制御する機能をさらに備えたサーバを想定する。なお、図5では、サーバ60として1台のサーバしか図示していないが、WWWサーバの機能と、画像形成装置70を制御する機能とをそれぞれ別のサーバによって実現してもよい。
画像形成装置70としては、図1又は図3に示したような隠蔽情報所持体作成機能を備えたものを想定する。なお、図5では、同一店舗内のような地理的に狭い範囲内にサーバ60と画像形成装置70とが設置されていることを想定し、サーバ60と画像形成装置70とがローカルな回線で接続される例を示しているが、サーバ60と画像形成装置70とが地理的に離れた場所に設置されている場合は、サーバ60と画像形成装置70とを通信ネットワーク80を介して接続するようにしてもよい。
サーバ60は、例えば、インターネットにおけるWWWサーバであるが、本実施の形態では、画像形成装置70を制御する機能をさらに備えたサーバを想定する。なお、図5では、サーバ60として1台のサーバしか図示していないが、WWWサーバの機能と、画像形成装置70を制御する機能とをそれぞれ別のサーバによって実現してもよい。
画像形成装置70としては、図1又は図3に示したような隠蔽情報所持体作成機能を備えたものを想定する。なお、図5では、同一店舗内のような地理的に狭い範囲内にサーバ60と画像形成装置70とが設置されていることを想定し、サーバ60と画像形成装置70とがローカルな回線で接続される例を示しているが、サーバ60と画像形成装置70とが地理的に離れた場所に設置されている場合は、サーバ60と画像形成装置70とを通信ネットワーク80を介して接続するようにしてもよい。
ユーザは、端末装置51、52、…、5nのうちのいずれか(例えば、端末装置51)上でWebブラウザ等のアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」という)を動作させることによりサーバ60に接続し、そのアプリケーション上で、はがき等の裏面に構成する画像を送信して貼り合わせたり、サーバ60が提供する画像ファイルから選択して貼り合わせたりして画像やコメント文等の文章を構成するとともに、はがき等の表面に配布先の住所等を同アプリケーション上で入力し、はがき等を郵送する際の画像レイアウトをアプリケーション上で構成することができる。また、入力した画像の一部を隠蔽することを指示する場合は、画像のどの部分を隠蔽するかの指定をサーバ60に送信することも可能である。
次に、このような画像出力サービスを可能とするサーバ60の構成について説明する。
図6に示すように、サーバ60は、会員情報記憶部61aと、履歴情報記憶部61bと、料金情報記憶部61cと、認証部62と、情報取得部63と、画像データ取得部64と、隠蔽部分特定部65と、広告可否判定部66と、画像形成指示部67と、履歴記録部68とを備えている。
図6に示すように、サーバ60は、会員情報記憶部61aと、履歴情報記憶部61bと、料金情報記憶部61cと、認証部62と、情報取得部63と、画像データ取得部64と、隠蔽部分特定部65と、広告可否判定部66と、画像形成指示部67と、履歴記録部68とを備えている。
会員情報記憶部61aは、この画像出力サービスにより隠蔽情報所持体の作成を依頼するためにあらかじめ会員登録したユーザの情報を記憶する部分である。
図7(a)に示すように、会員情報記憶部61aには、ユーザを一意に識別するID、ユーザがサービスを受ける際の認証に用いられるパスワード、ユーザの氏名、住所、サービスに対する代金の支払い方法(クレジット/プリペイド)、支払い方法が「プリペイド」の場合の残金等の情報が対応付けられて記憶されている。
図7(a)に示すように、会員情報記憶部61aには、ユーザを一意に識別するID、ユーザがサービスを受ける際の認証に用いられるパスワード、ユーザの氏名、住所、サービスに対する代金の支払い方法(クレジット/プリペイド)、支払い方法が「プリペイド」の場合の残金等の情報が対応付けられて記憶されている。
履歴情報記憶部61bは、隠蔽情報所持体の作成指示の履歴を記憶する部分である。
図7(b)に示すように、履歴情報記憶部61bには、隠蔽情報所持体の作成を指示した日時、隠蔽情報所持体の作成を依頼したユーザのID、隠蔽情報所持体が郵送されるべき宛先の氏名、住所、隠蔽情報所持体に形成される画像の元となる画像データが記録される画像データ記憶領域のアドレス情報、隠蔽情報所持体における隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるかどうかのフラグ、依頼者であるユーザに対し課金される料金等の情報が対応付けられて記憶されている。なお、画像データ記憶領域には、ユーザが送信した画像は全部隠蔽することとなっている場合には、画像をそのまま記憶し、ユーザが送信した画像の一部を隠蔽することが可能である場合には、画像をその隠蔽すべき部分が分かるような形式で記憶するようにする。
図7(b)に示すように、履歴情報記憶部61bには、隠蔽情報所持体の作成を指示した日時、隠蔽情報所持体の作成を依頼したユーザのID、隠蔽情報所持体が郵送されるべき宛先の氏名、住所、隠蔽情報所持体に形成される画像の元となる画像データが記録される画像データ記憶領域のアドレス情報、隠蔽情報所持体における隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるかどうかのフラグ、依頼者であるユーザに対し課金される料金等の情報が対応付けられて記憶されている。なお、画像データ記憶領域には、ユーザが送信した画像は全部隠蔽することとなっている場合には、画像をそのまま記憶し、ユーザが送信した画像の一部を隠蔽することが可能である場合には、画像をその隠蔽すべき部分が分かるような形式で記憶するようにする。
料金情報記憶部61cは、隠蔽情報所持体における隠蔽紙として広告を掲載したものを用いた場合の料金と広告を掲載しないものを用いた場合の料金とを記憶する部分である。
例えば、図7(c)に示す例では、隠蔽紙に広告を掲載した場合は、はがき1枚につき100円が課金され、隠蔽紙に広告を掲載しない場合は、はがき1枚につき200円が課金されることが示されている。
例えば、図7(c)に示す例では、隠蔽紙に広告を掲載した場合は、はがき1枚につき100円が課金され、隠蔽紙に広告を掲載しない場合は、はがき1枚につき200円が課金されることが示されている。
また、認証部62は、ユーザが入力したID及びパスワードを会員情報記憶部61aに記憶されたID及びパスワードと照合し、一致していればサービスの利用を許可する部分である。情報取得部63は、ユーザが入力したIDに対応する氏名、住所等の情報を取得する部分であり、画像データ取得部64は、ユーザが入力した画像データを取得する部分であり、隠蔽部分特定部65は、入力した画像データのうちの隠蔽する部分を特定する部分であり、広告可否判定部66は、隠蔽情報所持体における隠蔽紙に広告を掲載するかどうかを判定する部分である。さらに、画像形成指示部67は、情報取得部63、画像データ取得部64、隠蔽部分特定部65、広告可否判定部66による処理結果に基づき、画像形成装置70に対し隠蔽情報所持体の作成を指示する部分であり、履歴記録部68は、料金情報記憶部61cを参照しつつ、履歴情報記憶部61bに隠蔽情報所持体の作成指示履歴を記録する部分である。
なお、これらの各機能部は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、サーバ60の図示しないCPU(Central Processing Unit)が、例えば、図示しない補助記憶装置に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能が実現される。
また、このプログラムは、有線または無線の通信手段を用いてサーバ60にダウンロードされインストールされたものであってもよい。
また、このプログラムは、有線または無線の通信手段を用いてサーバ60にダウンロードされインストールされたものであってもよい。
次に、本実施の形態におけるサーバ60の動作について、図8を参照しながら説明する。サーバ60が提供するホームページをユーザが端末装置51に表示し、ID及びパスワードを入力してサーバ60に送信することにより、この動作は開始される。
動作が開始すると、まず、認証部62は、ユーザが送信したID及びパスワードを受信し(ステップ601)、それらが、会員情報記憶部61aに記憶されたID及びパスワードと一致しているかどうかを判定する(ステップ602)。ここで、一致していないと判定されれば、端末装置51にサービスを受けられない旨を返信して処理は終了するが、一致していると判定されれば、画像形成装置70に隠蔽情報所持体の作成指示を行うために必要な各種情報を取得する。
動作が開始すると、まず、認証部62は、ユーザが送信したID及びパスワードを受信し(ステップ601)、それらが、会員情報記憶部61aに記憶されたID及びパスワードと一致しているかどうかを判定する(ステップ602)。ここで、一致していないと判定されれば、端末装置51にサービスを受けられない旨を返信して処理は終了するが、一致していると判定されれば、画像形成装置70に隠蔽情報所持体の作成指示を行うために必要な各種情報を取得する。
具体的には、情報取得部63が、隠蔽情報所持体の差出人の情報や、宛先の情報を取得する(ステップ603)。ここで、差出人の情報としては、ステップ601で受信したIDに対応する氏名、住所等の情報を会員情報記憶部61aから取得する。また、宛先の情報としては、ユーザが事前にアドレス帳をサーバ60に登録していれば、その中からユーザが選択した氏名、住所等を取得し、あるいは、ユーザが端末装置51に入力した氏名、住所等を取得してもよい。
次に、画像データ取得部64が、画像データの入力をユーザに促し、これに応じてユーザが入力した画像データを取得する(ステップ604)。
次に、画像データ取得部64が、画像データの入力をユーザに促し、これに応じてユーザが入力した画像データを取得する(ステップ604)。
また、隠蔽部分特定部65が、ステップ604で取得した画像データのうち隠蔽すべき部分を特定する(ステップ605)。例えば、ユーザがサーバ60に送信する画像データは全て隠蔽すべきものとして扱われる場合、隠蔽部分特定部65は、ユーザから受信した画像データの全部を隠蔽すべき部分として特定する。また、ユーザがサーバ60に送信する画像データのうちの隠蔽すべき部分をユーザが明示的に示すようになっている場合は、ユーザが端末装置51で画像の隠蔽すべき部分を指定する操作を行い、隠蔽部分特定部65は、その操作に基づき、隠蔽すべき部分を特定する。
また、広告可否判定部66が、隠蔽情報所持体における隠蔽紙として広告を掲載したものを用いるかどうかを判定する(ステップ606)。この判定は、ユーザが端末装置51に入力する意思表示に基づき行ってもよいが、会員情報記憶部61aにIDと対応付けて事前に意思表示を登録しておき、その意思表示に基づき行ってもよい。あるいは、何らかのルールに則って広告可否判定部66が自動判定を行うようにしてもよい。
なお、ステップ603〜ステップ606については、ここではこの順序で処理がなされているが、いかなる順序で処理がなされるように構成してもよい。
なお、ステップ603〜ステップ606については、ここではこの順序で処理がなされているが、いかなる順序で処理がなされるように構成してもよい。
次に、画像形成指示部67が、情報取得部63が取得した差出人の情報や宛先の情報、画像データ取得部64が取得した画像データ、隠蔽部分特定部65が特定した隠蔽部分の情報、広告可否判定部66が生成したによる判定結果を画像形成装置70に送ることで、隠蔽情報所持体の作成(記録紙への画像形成及び隠蔽紙の接着)を指示する(ステップ607)。
この指示により、画像形成装置70では、差出人の情報や宛先の情報、画像データに基づき、記録紙に対する画像形成が行われ、特定された隠蔽部分に対し、隠蔽紙が接着される。ここで、隠蔽紙としては、サーバ60から伝えられた広告掲載に関する判定結果に沿ったものが使用される。なお、隠蔽紙の供給方法としては、サーバ60から伝えられた判定結果を、例えば、画像形成装置70に設けられたディスプレイに表示し、それに基づき、店員が広告掲載/広告非掲載のいずれかの隠蔽紙を供給することが考えられる。また、広告が掲載された隠蔽紙を供給する手段と、広告が掲載されていない隠蔽紙を供給する手段と、これらの手段を切り替える手段とを設け、サーバ60から伝えられた判定結果に基づき、隠蔽紙を供給する手段を画像形成装置70が自動的に切り替えるようにしてもよい。
この指示により、画像形成装置70では、差出人の情報や宛先の情報、画像データに基づき、記録紙に対する画像形成が行われ、特定された隠蔽部分に対し、隠蔽紙が接着される。ここで、隠蔽紙としては、サーバ60から伝えられた広告掲載に関する判定結果に沿ったものが使用される。なお、隠蔽紙の供給方法としては、サーバ60から伝えられた判定結果を、例えば、画像形成装置70に設けられたディスプレイに表示し、それに基づき、店員が広告掲載/広告非掲載のいずれかの隠蔽紙を供給することが考えられる。また、広告が掲載された隠蔽紙を供給する手段と、広告が掲載されていない隠蔽紙を供給する手段と、これらの手段を切り替える手段とを設け、サーバ60から伝えられた判定結果に基づき、隠蔽紙を供給する手段を画像形成装置70が自動的に切り替えるようにしてもよい。
一方、履歴記録部68は、隠蔽情報所持体の作成指示の履歴を履歴情報記憶部61bに記録する(ステップ608)。具体的には、図7(b)に示したような情報を履歴として記録する。なお、料金の欄には、今回の隠蔽情報所持体の作成についてユーザに課金する料金の情報が記録されるが、この料金の情報の記録に当たっては、図7(c)の料金情報記憶部61cに示した情報が参照される。即ち、ステップ606での判定結果が広告掲載であれば、料金情報記憶部61cにおいて「広告有」に対応付けられた料金である「100円」が記録され、ステップ606での判定結果が広告非掲載であれば、料金情報記憶部61cにおいて「広告無」に対応付けられた料金である「200円」が記録される。
その後、画像形成装置70にて隠蔽情報所持体が作成され、指定された宛先に対する隠蔽情報所持体の郵送が手配される。また、この郵送の手配の完了が確認された後の所定のタイミングで、履歴情報記憶部61bの料金の欄に記録された料金の情報に基づき、隠蔽情報所持体の郵送を依頼したユーザに対し、課金処理が行われる。具体的には、会員情報記憶部61aにそのユーザの支払い方法が「クレジット」である旨が記憶されていれば、クレジット会社を通じて課金がなされる。また、会員情報記憶部61aにそのユーザの支払い方法が「プリペイド」である旨が記憶されていれば、会員情報記憶部61aの残金の欄に記憶された金額から履歴情報記憶部61bの料金の欄に記憶された金額を減算して得た金額を会員情報記憶部61aの残金の欄に書き戻す処理を行う。
以上のような処理により作成されて郵送される隠蔽情報所持体の例を、図9(a)〜(c)に示す。このような隠蔽情報支持体を受け取った人は、隠蔽紙を剥がし、はがきに添付されている高光沢な写真等を見ることができる。
上述したように従来の画像形成装置と隠蔽情報所持体作成装置とを組み合わせた本発明の画像形成装置を用いることにより、(1)ユーザのプライバシー情報である家族写真などの情報を、郵送途中の経路はもとより、サーバ及び画像形成装置を設置してはがきを作成している店員にも秘密に作成することができる、(2)ユーザの添付した高光沢で高画質な写真画像を郵送途中などの取り扱いによる汚れ・傷・透明樹脂層の割れなどから防止することができる、(3)画像形成装置としては、従来は高光沢で均一な透明樹脂層を形成するために、十分な冷却剥離時間を確保しなければないために画像形成装置の生産性が低かったが、本発明の画像形成装置では冷却剥離を行う必要が無く、生産性を高めることができる、といった効果が得られる。
上述したように従来の画像形成装置と隠蔽情報所持体作成装置とを組み合わせた本発明の画像形成装置を用いることにより、(1)ユーザのプライバシー情報である家族写真などの情報を、郵送途中の経路はもとより、サーバ及び画像形成装置を設置してはがきを作成している店員にも秘密に作成することができる、(2)ユーザの添付した高光沢で高画質な写真画像を郵送途中などの取り扱いによる汚れ・傷・透明樹脂層の割れなどから防止することができる、(3)画像形成装置としては、従来は高光沢で均一な透明樹脂層を形成するために、十分な冷却剥離時間を確保しなければないために画像形成装置の生産性が低かったが、本発明の画像形成装置では冷却剥離を行う必要が無く、生産性を高めることができる、といった効果が得られる。
また、本実施の形態では、広告が掲載された隠蔽紙を用いることを可能とし、広告が掲載された隠蔽紙を用いた場合にはプリント料金が安くなるシステムを構成した。これにより、はがきの作成依頼者に対して料金面でのメリットを与えた上で、受け取った人が広告は見るが剥離後は広告の無い通常のはがきとして保管するようにすることが可能となる。
なお、本実施の形態では、画像形成装置70として、第1又は第2の実施の形態で説明したような記録紙への画像定着と隠蔽紙の接着とを同時に行うものを用いることを前提に説明したが、隠蔽情報所持体の作成機能を備えた画像形成装置であれば、いかなるものを用いてもよい。
なお、本実施の形態では、画像形成装置70として、第1又は第2の実施の形態で説明したような記録紙への画像定着と隠蔽紙の接着とを同時に行うものを用いることを前提に説明したが、隠蔽情報所持体の作成機能を備えた画像形成装置であれば、いかなるものを用いてもよい。
1…照明、2…原稿、3…カラースキャナ、4…画像処理装置、5…レーザダイオード、6…光学系(ROS)、7…帯電器、8…有機感光体、9…イエロー現像器、10…マジェンタ現像器、11…シアン現像器、12…ブラック現像器、13…転写ベルト、14〜16…半導電性のソフトロール、18…感光体ドラム、19…帯電装置、20…画像露光装置、21…透明トナー現像装置、22…転写装置、24…熱ロール、30…用紙搬送ガイド、51〜5n…端末装置、60…サーバ、61a…会員情報記憶部、61b…履歴情報記憶部、61c…料金情報記憶部、62…認証部、63…情報取得部、64…画像データ取得部、65…隠蔽部分特定部、66…広告可否判定部、67…画像形成指示部、68…履歴記録部、70…画像形成装置、80…通信ネットワーク
Claims (16)
- 画像が形成された記録紙と情報を隠蔽するための隠蔽紙とを剥離可能に接着してなる隠蔽情報所持体の作成装置であって、
前記記録紙を供給する記録紙供給部と、
前記隠蔽紙を供給する隠蔽紙供給部と、
前記記録紙供給部により供給された前記記録紙上に形成された画像の当該記録紙への定着と、前記隠蔽紙供給部により供給された前記隠蔽紙の当該記録紙への接着とを同時に行う定着部と
を備えたことを特徴とする隠蔽情報所持体の作成装置。 - 前記定着部は、前記隠蔽紙の前記記録紙への接着を、当該隠蔽紙の当該記録紙に対向する面にあらかじめ形成された透明樹脂層を加圧すると共に加熱することにより行うことを特徴とする請求項1記載の隠蔽情報所持体の作成装置。
- 前記記録紙供給部により供給された前記記録紙の前記隠蔽紙に対向する面に透明樹脂層を形成する透明樹脂層形成部をさらに備え、
前記定着部は、前記隠蔽紙の前記記録紙への接着を、前記透明樹脂層形成部により形成された前記透明樹脂層を加圧すると共に加熱することにより行うことを特徴とする請求項1記載の隠蔽情報所持体の作成装置。 - 前記透明樹脂層形成部は、前記透明樹脂層として、透明な熱可塑性粒子(トナー)の層を形成することを特徴とする請求項3記載の隠蔽情報所持体の作成装置。
- 画像が形成された記録紙と情報を隠蔽するための隠蔽紙とを剥離可能に接着してなる隠蔽情報所持体の製造方法であって、
前記記録紙を供給するステップと、
前記隠蔽紙を供給するステップと、
供給された前記記録紙上に形成された画像の当該記録紙への定着と、供給された前記隠蔽紙の当該記録紙への接着とを同時に行うステップと
を含むことを特徴とする隠蔽情報所持体の製造方法。 - トナー像が担持される像担持体と、
記録紙を供給する記録紙供給部と、
前記像担持体に担持される前記トナー像を、前記記録紙供給部により供給された前記記録紙に転写する転写部と、
情報を隠蔽するための隠蔽紙を供給する隠蔽紙供給部と、
前記転写部により転写された前記トナー像の前記記録紙への定着と、前記隠蔽紙供給部により供給された前記隠蔽紙の前記記録紙への接着とを同時に行う定着部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着部は、前記隠蔽紙の前記記録紙への接着を、当該隠蔽紙の当該記録紙に対向する面にあらかじめ形成された透明樹脂層を加圧すると共に加熱することにより行うことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記記録紙供給部により供給された前記記録紙の前記隠蔽紙に対向する面に透明樹脂層を形成する透明樹脂層形成部をさらに備え、
前記定着部は、前記隠蔽紙の前記記録紙への接着を、前記透明樹脂層形成部により形成された透明樹脂層を加圧すると共に加熱することにより行うことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。 - 前記透明樹脂層形成部は、前記透明樹脂層として、透明な熱可塑性粒子(トナー)の層を形成することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 記録紙と隠蔽紙とを剥離可能に貼り合わせる機能を有する画像形成装置に接続されたプリント制御装置であって、
画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された前記画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定する隠蔽部分特定部と、
前記画像データ取得部により取得された画像データに基づく画像を前記記録紙に形成する指示と、形成された画像のうちの前記隠蔽部分特定部により特定された部分が隠蔽されるように前記隠蔽紙を当該記録紙に接着する指示とを、前記画像形成装置に対して行う画像形成指示部と
を備えたことを特徴とするプリント制御装置。 - 前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるかどうかを判定する広告可否判定部をさらに備え、
前記画像形成指示部は、前記広告可否判定部による判定結果に従い、前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるべきかどうかの指示も前記画像形成装置に対して行うことを特徴とする請求項10記載のプリント制御装置。 - 前記画像形成指示部により前記隠蔽紙として広告が掲載されていないものを用いるべき旨の指示がなされた場合に、当該指示に基づく隠蔽情報所持体の作成に対する料金として、第1の金額を記録し、前記画像形成指示部により前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるべき旨の指示がなされた場合に、当該指示に基づく隠蔽情報所持体の作成に対して課金する料金として、前記第1の金額よりも低額の第2の金額を記録する履歴記録部をさらに備えたことを特徴とする請求項11記載のプリント制御装置。
- 記録紙と隠蔽紙とを剥離可能に貼り合わせてなる隠蔽情報所持体を利用者の指示に応じて作成するサービス方法であって、
所定の装置が、画像データを取得するステップと、
所定の装置が、取得された前記画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定するステップと、
所定の装置が、取得された前記画像データを、その隠蔽すべき部分が分かるような形式で記憶するステップと、
所定の装置が、記憶された前記画像データに基づき前記記録紙に画像を形成すると共に、形成された画像のうちの隠蔽すべき部分が隠蔽されるように前記隠蔽紙を当該記録紙に接着することにより、前記隠蔽情報所持体を作成するステップと
を含むことを特徴とするサービス方法。 - 前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるかどうかを決定するステップと、
前記隠蔽紙として広告が掲載されていないものを用いることが決定された場合に、サービスに対する料金として第1の金額を記録し、前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いることが決定された場合に、サービスに対する料金として前記第1の金額よりも低額の第2の金額を記録するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項13記載のサービス方法。 - コンピュータに、
画像データを取得する機能と、
取得された前記画像データの全部又は一部を隠蔽すべき部分として特定する機能と、
取得された前記画像データに基づく画像を記録紙に形成する指示と、形成された画像のうちの隠蔽すべき部分が隠蔽されるように隠蔽紙を当該記録紙に接着する指示とを画像形成装置に対して行う機能と
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いるかどうかを決定する機能と、
前記隠蔽紙として広告が掲載されていないものを用いることが決定された場合に、サービスに対する料金として第1の金額を記録し、前記隠蔽紙として広告が掲載されたものを用いることが決定された場合に、サービスに対する料金として前記第1の金額よりも低額の第2の金額を記録する機能と
をさらに実現させるための請求項15記載のプログラム。
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US11/896,885 US7526220B2 (en) | 2004-03-04 | 2007-09-06 | Apparatus and method for producing member having hidden information, image formation apparatus, print control apparatus, service method, and program |
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