JP4843854B2 - Mosデバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、4H型SiCを用いたMOSデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、炭化珪素(SiC)あるいは窒化ガリウム(GaN)等の軽元素で構成される化合物半導体の研究が盛んに行なわれている。これらの化合物半導体は軽元素で構成されているため、結合エネルギーが強く、エネルギーの禁制帯幅(バンドギャップ)、絶縁破壊電界、熱伝導度が大きいという特徴がある。このワイドバンドギャップの特徴を活かした、高効率・高耐圧パワーデバイス、高周波パワーデバイス、高温動作デバイスが注目を集めている。特に、パワーMOSデバイスにおいては、SiCの高い絶縁破壊電圧を十分に生かすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SiCの{0001}面及び{0001}面に対して10°以内のオフ角を有する面方位をMOS界面に利用した従来のMOSデバイスでは、チャネル移動度が低い(約10cm2/Vs)という問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は上記課題を解決し、チャネル移動度を高めたMOSデバイスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るMOSデバイスは、4H型SiCの上面に酸化膜が積層され、酸化膜の上面に金属電極が設けられたMOSデバイスにおいて、酸化膜が積層された4H型SiCの面は、{03−38}面、又は、{03−38}面に対して10°以内のオフ角αを有する面であることを特徴とする。
【0006】
このように、{03−38}面、又は{03−38}面に対して10°以内のオフ角を有するSiCの面に酸化膜を積層することにより、MOSデバイスのチャネル移動度を高めることができる。これは、SiCの{0001}面は六方最密面であることから、構成原子の単位面積あたりの未結合手の密度が高く、界面準位が増加して電子の移動が妨げられるのに対し、{03−38}面は六方最密面からずれているため、電子が移動しやすいためであると考えられる。また、{03−38}面において、特に高いチャネル移動度が得られるのは、最密面から離れた面でありながら、原子の結合手が比較的周期的に表面に現れているためと考えられる。
【0007】
また、上記MOSデバイスにおいて、オフ角αは5°以内であることが好ましい。さらに、オフ角αは3°以内であることが好ましい。面方位が{03−38}面に近くなるほど、MOSデバイスのチャネル移動度が高くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明に係るMOSデバイスの好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明においては、MOSデバイスの例としてMOSFETを取り上げて説明する。ここで、格子面の記号の説明をすると、負の指数については、結晶学上、”−”(バー)を数字の上に付けることになっているが、明細書作成の都合上、数字の前に負号を付けることにする。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るMOSFET10の構成を示す断面図である。MOSFET10は、p型SiC基板11と、p型SiC基板11上に積層されたp型SiC成長層12と、p型SiC成長層12上に積層された酸化膜13と、酸化膜13上に設けられたゲート電極18と、ゲート電極18を挟むようにして設けられたソース電極16及びドレイン電極17とを有している。p型SiC成長層12と酸化膜13との界面におけるp型SiC成長層12の面方位は{03−38}となっている。p型SiC成長層12には、Nイオンが注入されたソース領域14及びドレイン領域15が形成されている。ソース電極16、及びドレイン電極17は酸化膜13を貫通して、ソース領域14及びドレイン領域15にそれぞれ接している。MOSFET10のチャネル長は50μm、チャネル幅は200μmである。
【0010】
次に、MOSFET10の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたp型SiC基板11上に、CVD法によってホウ素ドープp型SiC成長層12をエピタキシャル成長させる。ここで用いられるp型SiC基板11は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプ(“H”は六方晶系、“4”は原子積層が4層で一周期となる結晶構造を意味する)のSiC単結晶であり、ショットキー障壁の容量電圧特性から求めた実効アクセプタ密度は1〜6×1018/cm3、厚さは360〜420μmである。
【0011】
CVD法によるp型SiC成長層12の主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.5sccm、C3H8については0.66sccm、B2H6については1×10-5sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1500℃で100分間成長させる。このような成長条件によって成長されたp型SiC成長層12のアクセプタ密度は5〜8×1015/cm3、膜厚は4μmである。
【0012】
次に、p型SiC成長層12に窒素(N)イオンを注入して、ソース領域14及びドレイン領域15を形成する。Nイオン注入は140keV、80keV、50keV、25keVの4段階で行い、総ドーズ量は8×1014/cm2である。イオン注入は室温で行い、注入イオン活性化のための熱処理はアルゴンガス雰囲気中で、1550℃、30分の条件で行う。
【0013】
続いて、上記各工程によって加工された基板をRCA洗浄した後、HFデイップする。その後、ウェット酸化により、p型SiC成長層12上に酸化膜13を形成する。酸化条件は、1150℃、15分である。形成されるゲート酸化膜13の厚さは48〜54nmである。
【0014】
次に、p型SiC成長層12に形成されたソース領域14及びドレイン領域15のそれぞれに接するように、酸化膜13を貫通させてソース電極16及びドレイン電極17を取り付ける。また、ゲート電極18をソース電極16とドレイン電極17との間の酸化膜13上に取り付ける。ソース電極16及びドレイン電極17には、チタン/アルミ(Ti:30nm、Al:250nm)を用い、800℃で60分間の熱処理を施す。ゲート電極18にはAl(厚さ200nm)を用い、ゲート電極18形成後、フォーミングガス(H2/N2)中で450℃、10分間の熱処理を行う。これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。
【0015】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFET10の特性に関する実験結果について説明する。p型SiC成長層12の{03−38}面に酸化膜が積層されたMOSFET(以下、「4HSiC{03−38}MOSFET」という)10の特性を、SiC成長層の{0001}面から8°傾いた面に酸化膜が積層されたMOSFET(以下、「4HSiC{0001}MOSFET」という)の特性と比較して説明する。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET10の製造方法と基本的に同じであるが、p型SiC成長層12を成長させる際に導入するB2H6の流量が4×10-6sccmである点と、酸化膜13を形成するための酸化時間が2時間である点が異なる。酸化膜を形成するための酸化時間が異なるのは、SiC{03−38}面のSiC成長層12の方がSiC{0001}面のSiC成長層より酸化速度が速いためである。
【0016】
図2は、それぞれのMOSFET10のゲート特性(ドレイン電圧0.1Vの線形領域)を示す図である。図2に示されるように、いずれのMOSFETについても、ドレイン特性には明確な線形領域と飽和領域が見られ、MOSFETとしての動作が確認できる。4HSiC{0001}MOSFETは9.4Vという高いしきい値電圧を示し、かつゲート電圧を15Vまで高めてもドレイン電流が1μA以下に留まっている。一方、4HSiC{03−38}MOSFET10は、しきい値電圧が4.3Vと低く、ゲート電圧の増大に対してドレイン電流が急峻に立ち上がる良好な特性が得られた。このゲート特性から求めた線形領域での実効チャネル移動度は、4HSiC{0001}MOSFETで5.4cm2/Vs、4HSiC{03−38}MOSFET10で86cm2/Vsとなり、4HSiC{03−38}を用いることによって15倍以上の高いチャネル移動度を達成することができた。飽和領域で求めた電界効果移動度も4HSiC{0001}MOSFETで4.2cm2/Vs、4HSiC{03−38}MOSFETで71cm2/Vsとなり、大きな違いが見られた。
【0017】
次に、それぞれのMOSFETの特性の温度による変化を100K〜600Kの範囲で評価した。測定には、ドライポンプによって真空に排気できる高温プローバを用いた。まず、ドレイン特性を調べたところ、ドレイン特性が面方位に大きく依存することが分かった。4HSiC{0001}MOSFETでは、温度上昇と共にドレイン電流が単調に増大した。同様の温度特性が他の研究機関からも報告されているように、これは熱暴走の原因となり、デバイス応用上望ましくない。一方、4HSiC{03−38}MOSFET10では高温になるほどドレイン電流が減少するという、SiMOSFETと同様の特性が得られた。図3は、ゲート特性の温度変化を求め、線形領域の実効チャネル移動度の温度特性を求めた結果を示す図である。4HSiC{0001}MOSFETのチャネル移動度は、温度上昇と共に単調に増大した。これは、MOS界面近傍に多数存在する欠陥(準位、トラップなど)に捕獲された反転層の電子が温度上昇と共に導電帯に放出されるためであると推測される。一方、4HSiC{03−38}MOSFET10のチャネル移動度は、その絶対値が高く、200K以上の温度領域では温度とともに減少するという半導体デバイス本来の特性が得られた。この結果は、4HSiC{03−38}MOS10の界面の欠陥密度が低いことを示唆している。図4は、しきい値電圧の温度依存性を示す図である。4HSiC{0001}MOSFETのしきい値電圧は温度上昇に伴って大幅に減少し、室温で9.4Vだったものが600Kでは0.4Vまで下がった。このようなしきい値電圧の大きな温度変化は、回路・システムを構成する上で大きな問題となる。一方、4HSiC{03−38}MOSFET10のしきい値電圧は、広い温度範囲において約4Vで一定という優れた結果が得られた。この結果も、4HSiC{03−38}MOS10の界面の欠陥密度が低いことを示している。
【0018】
このように、4HSiC{03−38}面という面方位では、界面における原子配列、結合ボンド密度とボンド角度、表面ポテンシャルが異なるので、界面準位やトラップが減少し、優れたMOSFET特性が得られると考えられる。また、4HSiC{03−38}MOSFET10の方が表面、界面の平坦性に優れることも、優れたMOSFET特性に寄与していると推測される。
【0019】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るMOSFETについて説明する。第2実施形態に係るMOSFETは、第1実施形態に係るMOSFET10と基本的な構成は同一であるが、酸化膜がSiO2膜である点が異なる。第2実施形態に係るMOSFETの製造方法についてもSiO2膜の堆積方法を除いては、第1実施形態に係るMOSFET10の製造方法と同様である。SiO2膜は、減圧CVD法によってp型SiC成長層上に堆積させる。減圧CVD法では、導入する気体流量を、SiH4については2.0sccm、O2については15sccm、H2については200sccmとし、基板温度620℃、圧力12Torrで3分間堆積させる。このような条件で堆積されたSiO2膜の厚さは、65nmである。SiO2膜堆積後に、ウェット酸素の雰囲気で920℃、1時間の再酸化処理を行なう。
【0020】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFETの特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}から8°傾いた面に酸化膜を積層して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。第2実施形態に係るMOSFETのドレイン特性は、明確な線形領域と飽和領域が見られ、MOSFETとしての動作が確認された。MOSFETのゲート特性(ドレイン電圧0.1Vの線形領域)から求めた4HSiC{03−38}MOSFETの実効チャネル移動度は76.1cm2/Vs、しきい値電圧は3.3Vであり、4HSiC{0001}MOSFETの実効チャネル移動度は12.4cm2/Vs、しきい値電圧は9.7Vである。
【0021】
このように4HSiC{0001}MOSFETは、10V程度の高いしきい値電圧と15cm2/Vs以下の低いチャネル移動度を示したのに対し、4HSiC{03−38}MOSFETは、しきい値電圧が約3Vと低く、チャネル移動度が70〜80cm2/Vsと非常に良好な特性を示した。従って、減圧CVD法によって堆積した酸化膜を用いた場合でも、4HSiC{03−38}面を活用すれば優れたデバイス特性が得られることが分かった。なお、第2実施形態では、酸化膜としてSiO2膜を用いることとしたが、SiON膜を用いても良い。SiON膜を堆積する場合は、導入する気体流量を、SiH4については2.0sccm、N2Oについては40sccm、H2については200sccmとし、基板温度860℃、圧力15Torrで5分間堆積させる。この条件によって堆積されるSiON膜の膜厚は57nmである。
【0022】
また、SiO2膜に代えて、CVD法によって形成したSiN膜、あるいはCVD法やMBE法で形成したAlN薄膜をゲート酸化膜に用いることも有望であると考えられる。
【0023】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るMOSFET30について説明する。図5は、第3実施形態に係るMOSFET30を示す断面図である。第3実施形態に係るMOSFET30は、p型SiC基板31と、p型SiC基板31上に積層されたp型SiC成長層32と、p型SiC成長層32の表層に形成されたn型SiC成長層39と、n型SiC成長層39上に積層された酸化膜33と、酸化膜33上に設けられたゲート電極38と、ゲート電極38を挟むようにして設けられたソース電極36及びドレイン電極37とを有している。n型SiC成長層39と酸化膜33との界面におけるn型SiC成長層39の面方位は{03−38}となっている。n型SiC成長層39の表層からn型SiC成長層39を貫いてp型SiC成長層32に達する領域に、Pイオンが注入されたソース領域34及びドレイン領域35が形成されている。ソース電極36、及びドレイン電極37は酸化膜33を貫通して、ソース領域34及びドレイン領域35にそれぞれ接している。なお、MOSFET30のチャネル長は、30μm、チャネル幅は200μmである。
【0024】
次に、MOSFET30の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたp型SiC基板31上に、CVD法によってAlドープp型SiC層32、Nドープn型SiC層39を連続してエピタキシャル成長させる。ここで用いられるp型SiC基板31は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶であり、ショットキー障壁の容量電圧特性から求めた実効アクセプタ密度は2〜4×1018/cm3、厚さは380〜420μmである。CVD法によるp型SiC成長層32の主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.3sccm、C3H8については0.25sccm、Al(CH3)3については8×10-3sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1520℃で120分間堆積させる。このような成長条件によって成長されたp型SiC成長層32のアクセプタ密度は7〜9×1016/cm3、膜厚は5μmである。また、CVD法によるn型SiC成長層39の主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.15sccm、C3H8については0.10sccm、N2については4×10-3sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1520℃で15分間堆積させる。n型SiC成長層39のドナー密度は、2×10-16/cm3、膜厚は0.3μmである。ノーマリーオフを実現するためには、ゲートがゼロバイアス状態において、このn型SiC成長層39が完全に空乏化するように設計することが好ましい。
【0025】
次に、n型SiC成長層39にPイオンを注入して、ソース領域34及びドレイン領域35を形成する。Pイオン注入は180keV、110keV、60keV、30keVの4段階で行い、総ドーズ量は2×1015/cm2である。イオン注入は室温で行い、注入イオン活性化のための熱処理はアルゴンガス雰囲気中で、1600℃、30分の条件で行う。
【0026】
続いて、以上の工程によって加工された基板をRCA洗浄した後、HFデイップする。その後、ドライ酸化により、n型SiC成長層39上に酸化膜33を形成する。酸化膜33を形成するための酸化条件は、1150℃、25分であり、形成されるゲート酸化膜33の厚さは46〜52nmである。
【0027】
次に、ソース領域34及びドレイン領域34のそれぞれに接するようにして、酸化膜33を貫通するソース電極36及びドレイン電極37を取り付ける。また、ゲート電極38をソース電極36とドレイン電極37の間の酸化膜33上に取り付ける。ソース電極36及びドレイン電極37には、チタン/アルミ(Ti:30nm、Al:250nm)を用い、800℃で30分間の熱処理を施した。ゲート電極38にはAl(厚さ200nm)を用い、ゲート電極38形成後、フォーミングガス(H2/N2)中で450℃、10分間の熱処理を行った。これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。
【0028】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFET30の特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}面から8°傾いた面を積層して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET30の製造方法と基本的に同じであるが、p型SiC成長層を成長させる際に導入するAl(CH3)3の流量が1×10-3sccmである点、n型成長層を成長させる際に導入するN2の流量が2×10-2sccmである点、酸化膜の酸化時間が3時間である点が異なる。
【0029】
図6は、それぞれのMOSFETのドレイン特性を示す図である。図6に示されるように、いずれのMOSFETについてもドレイン特性には明確な線形領域と飽和領域が見られ、MOSFETとしての動作が確認された。図7は、ゲート特性から求めた線形領域での実効チャネル移動度のゲート電圧依存性を示す図である。4HSiC{0001}MOSFETでは、蓄積型の構造にすることによってチャネル移動度が反転型のMOSFET(例えば、第1実施形態に係るMOSFET)の5〜10cm2/Vs程度から、40〜60cm2/Vsにまで増大した。しかしながら、このときのしきい値電圧は0.6Vと小さかった。また、このMOSFETのしきい値電圧を150℃の高温において測定すると、しきい値電圧は−1.5Vと負にシフトし、ノーマリーオンの特性になった。実際のデバイスは自己発熱によって100℃以上の温度に加熱されるので、この高温におけるノーマリーオン特性は実用上、大きな問題となる。一方、4HSiC{03−38}MOSFET30ではチャネル移動度が100〜120cm2/Vsと高く、室温でのしきい値電圧は1.8Vとなった。また、この4HSiC{03−38}MOSFET30を150℃に昇温しても、しきい値電圧は1.4Vと正に留まっており、実用上問題のない優れた特性が得られた。
【0030】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係るMOSFET40について説明する。図8は、MOSFET40の構成を示す断面図である。MOSFET40は、nチャネル横型RESURF(Reduced Surface Field)MOSFETである。RESURF構造はSiの横型パワーMOSFETの分野で広く使われているもので、表面の薄いドリフト層(RESURF領域)を空乏化させることによって電界分布を均一化させ、横型デバイスでも容易に高い耐圧を達成できるものである。MOSFET40は、p型SiC基板41と、p型SiC基板41上に積層されたp型SiC成長層42と、p型成長層42上に積層された酸化膜43と、酸化膜43上に設けられたゲート電極48と、ゲート電極48を挟むようにして設けられたソース電極46及びドレイン電極47とを有している。p型SiC成長層42と酸化膜43との界面におけるp型SiC成長層42の面方位は{03−38}となっている。p型SiC成長層42の表層付近には、Pイオンが注入されたソース領域44、ドレイン領域45が形成されている。そして、ドレイン領域45を取り囲むようにして、Nイオンを注入したNイオン注入領域(RESURF領域)49が形成されている。ソース電極46及びドレイン電極47は、Ni/Alによって構成され、ゲート電極48はAlによって構成されている。ソース電極46及びドレイン電極47は、それぞれ酸化膜43を貫通してソース領域44及びドレイン領域45に接している。
【0031】
次に、MOSFET40の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたp型SiC基板上41に、CVD法によってアルミドープp型SiC層をエピタキシャル成長させる。ここで用いられるp型SiC基板41は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶であり、ショットキー障壁の容量電圧特性から求めた実効アクセプタ密度は5〜8×1018/cm3、厚さは320〜400μmである。CVD法によるエピタキシャル成長は、導入する気体流量をSiH4については0.75sccm、C3H8については0.75sccm、Al(CH3)3については2×10-3sccm、H2については6.0slmとし、基板温度1550℃で160分間行う。このような条件によって成長されたp型SiC成長層42のアクセプタ密度は5〜6×1015/cm3、膜厚は15μmである。
【0032】
次に、RESURF領域形成のために、p型SiC成長層42にNイオンを注入して深さ0.5μm、ドナー密度約1×1017/cm3のn型領域49を作製する。Nイオン注入は260keV、180keV、110keV、60keV、30keV、10keVの6段階で行い、総ドーズ量は4.5×1012/cm2である。
【0033】
続いて、p型SiC成長層42にPイオンを注入してソース領域44を形成し、RESURF領域49にPイオンを注入してドレイン領域45を形成する。Pイオン注入は180keV、110keV、60keV、30keVの4段階で行い、総ドーズ量は2×1015/cm2である。Nイオン及びPイオンの注入はともに室温で行う。イオン注入のマスクには、Al(厚さ4μm)、あるいはCVDにより形成したSiO2膜(厚さ5μm)を用いる。注入イオン活性化のための熱処理はアルゴンガス雰囲気中1500℃、30分の条件で行う。RESURF領域の長さは10μm、チャネル長は2μmである。
【0034】
続いて、ソース領域44及びドレイン領域45が形成された基板をRCA洗浄した後、HFデイップする。その後、ウェット酸化により、ゲート酸化膜43を形成する。酸化膜43を形成するための酸化条件は、1150℃、15分であり、形成されるゲート酸化膜の厚さは48〜54nmである。ゲート酸化のあと、減圧CVD法によって基板温度850℃で厚さ約1μmのフィールド酸化膜(SiO2)を堆積させる。
【0035】
次に、酸化膜43を貫通させ、ソース領域44及びドレイン領域45のそれぞれに接するようにして、ソース電極46及びドレイン電極47を取り付ける。また、ゲート電極48をソース電極46とドレイン電極47の間の酸化膜43上に取り付ける。ソース電極46及びドレイン電極47には、ニッケル/アルミ(Ni:200nmAl: 850nm)を用い、900℃で15分間の熱処理を施す。ゲート電極48にはAl(厚さ300nm)を用い、各電極46〜48形成後、フォーミングガス(H2/N2)中で450℃、10分間の熱処理を行う。なお、ゲート電極48の端部、およびドレイン電極47の端部における電界集中を緩和させるために、酸化膜43の上に電極47,48を一部重ねるフィールドプレート構造を採用した(図8参照)。酸化膜43上の電極重なり領域の幅は、それぞれ約2μmである。これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。この横型MOSFET40の総チャネル幅は3.2mm、活性領域の面積は6×10-4/cm2である。
【0036】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFET40の特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}面から8°傾いた面に酸化膜を積層して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET40の製造方法と基本的に同じであるが、p型SiC成長層42を成長させる際に導入するAl(CH3)3の流量が4×10-4sccmである点、酸化膜43の酸化時間が2時間である点が異なる。
【0037】
図9は、低ドレイン電圧領域におけるMOSFETの典型的なドレイン特性を示す図、図10は、高ドレイン電圧領域におけるにMOSFETの典型的なドレイン特性を示す図である。4HSiC{03−38}MOSFET40、4HSiC{0001}MOSFETは共に明確な線形領域と飽和領域が見られ、MOSFETとして動作することが確認されたが、その特性に大きな差が見られた。4HSiC{0001}MOSFETは、ゲート電圧を15Vまで増してもドレイン電流が1mA以下に留まっている。一方、4HSiC{03−38}MOSFET40は、比較的小さいゲート電圧、ドレイン電圧で60mA(100A/cm2)以上のドレイン電流が流れ、ゲート電圧15Vのときには、ドレイン電圧4.8Vで60mA(100A/cm2)のドレイン電流が流れた。この特性からオン抵抗を見積もると48mΩcm2となり、非常に良好な値が得られた。ちなみに、4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗が1300mΩcm2と大きかった。このようなオン抵抗の差異は、4HSiC{03−38}を用いることによってMOSチャネル移動度が大幅に向上したことに起因するものである。すなわち、4HSiC{0001}MOSFETではチャネル移動度が極めて低いために、オン抵抗がドリフト領域(この場合はRESURF領域)の抵抗ではなく、チャネル抵抗によって支配されてしまう。
【0038】
次に、ゲート電圧0V時(オフ状態)のドレイン耐圧に着目すると、図10に示されるように、4HSiC{0001}MOSFETで840V、4HSiC{03−38}MOSFET40で1080Vであり、4HSiCMOSFETの方が特性が優れていた。これは、4HSiC{03−38}を用いることによってデバイス活性領域となるSiCエピタキシャル成長層中の欠陥密度が低減されたからであると考えられる。実際、ゲート電圧0V、ドレイン電圧600V時のドレイン漏れ電流は、4HSiC{0001}で35μA、4HSiC{03−38}MOSFET40で0.62μAであった。
【0039】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係るMOSFET50について説明する。図11は、第5実施形態に係るMOSFET50を示す断面図である。第5実施形態に係るMOSFET50は、nチャネル縦型DI(Double Implanted)MOSFETである。
【0040】
次に、MOSFET50の製造方法について説明する。縦型のSiパワーMOSFETは二重拡散などのプロセスによって作製されるが、SiCではドーパント不純物の拡散係数が極めて小さいので、イオン注入によってp型ウェル、n型ソースなどを形成する必要がある。この構造では、イオン注入によって形成したp型領域とエピタキシャル成長によって形成したn型ドリフト層のpn接合によって耐圧を維持する。
【0041】
まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたn型SiC基板51上に、CVD法によって窒素ドープn型SiC層52をエピタキシャル成長させる。SiC成長層52はバッファ層52aとドリフト層52bからなり、バッファ層52aはドナー密度1〜5×1017/cm3、膜厚は2μm、ドリフト層52bはドナー密度5〜6×1015/cm3、膜厚は15μmである。ここで用いられるn型SiC基板51は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶であり、ホール効果測定によって求めたキャリア密度は8〜9×1018/cm3、厚さは160〜210μmである。このデバイスでは縦方向に電流を流すため、基板の抵抗を下げ、かつ薄い基板を用いるのが有効である。ここで、CVD法によるn型SiC成長層(バッファ層)52aの主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.3sccm、C3H8については0.30sccm、N2については1×10-2sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1550℃で45分間堆積させる。また、CVD法によるn型SiC成長層(ドリフト層)52bの主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.50sccm、C3H8については0.50sccm、N2については2×10-4sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1550℃、で280分間堆積させる。
【0042】
次に、p型ウェル領域53を形成するためにAlイオンを注入して深さ0.7μm、アクセプタ密度約0.5〜3×1017/cm3のp型ウェル領域53を形成する。Alイオン注入は560keV、420keV、300keV、180keV、100keV、50keVの6段階で行い、総ドーズ量は1.4×1013/cm2である。このとき、p型ウェル領域53の深い領域は接合近傍での電界集中を緩和するために1017/cm3以上の密度、浅い領域はn型反転層を得るためのしきい値電圧を低減し、かつ高いチャネル移動度を得るために1016/cm3台のドーパント密度になるように設計して作製する。次に、p型ウェル領域53にPイオンを注入してソース領域54及びドレイン領域55を形成する。Pイオン注入は180keV、110keV、60keV、30keVの4段階で行い、総ドーズ量は2×1015/cm2である。Alイオン及びPイオンの注入は、ともに室温で行う。また、デバイス端部での絶縁破壊を抑制するために、活性領域の周囲に幅150μm、深さ0.7μmのp型ガードリングを設けた。ガードリングはホウ素(B)イオン注入により形成した。Bイオン注入のエネルギーは30〜360keVで総ドーズ量は1.2×1013/cm2である。イオン注入のマスクには、Al(厚さ5μm)、あるいはCVDにより形成したSiO2膜(厚さ6μm)を用いた。注入イオン活性化のための熱処理はアルゴンガス雰囲気中1600℃、30分の条件で行った。チャネル長は2μm、セルピッチ(ストライプ構造)は22μmである。
【0043】
次に、上記工程によって加工された基板をRCA洗浄し、HFデイップした後、ドライ酸化によりゲート酸化膜58を形成する。酸化条件は、1150℃、25分であり、ゲート酸化膜58の厚さは、44〜51nmである。このゲート酸化膜58を形成した後、減圧CVD法によって基板温度850℃で厚さ約1μmの多結晶Siを堆積し、燐を850℃の拡散によりドーピングし、低抵抗n型多結晶Siを形成する。
【0044】
次に、反応性イオンエッチングによってこの多結晶Siを部分的にエッチングしてゲート電極59を作製する。続いて、ゲート・ドレイン間の絶縁用のSiO2膜(厚さ約0.8μm)58を基板温度500℃のプラズマCVD法によって堆積する。この後、裏面全面にニッケル(Ni:200nm)を蒸着し、ドレイン電極60を作製する。表面側のソース電極56にはニッケル/アルミ(Ni:100nm/Al:400nm)を用い、両方の電極を950℃で15分間の熱処理を施すことによって良好なオーミック接触を得ることができる。これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。
【0045】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFET50の特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}面を利用して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET50の製造方法と基本的に同じであるが、n型SiC成長層(バッファ層)52aを成長させる際に導入するN2の流量が8×10-3sccmである点、n型成長層(ドリフト層)52bを成長させる際に導入するN2の流量が2×10-3sccmである点、酸化膜58の酸化時間が3時間である点が異なる。
【0046】
ここでは、縦型MOSFETの活性領域の面積を4×10-4cm2(200μm角)から9×10-2cm-2(3mm角)まで変化させて特性を比較した。図12は低ドレイン電圧領域における縦型DIMOSFET(400μm角)の典型的なドレイン特性を示す図、図13は高ドレイン電圧領域における縦型DIMOSFET(400μm角)の典型的なドレイン特性を示す図である。4HSiC{0001}MOSFET、4HSiC{03−38}MOSFET50のドレイン特性には、ともに明確な線形領域と飽和領域が見られ、MOSFETとして動作することが確認されたが、その特性には大きな差が見られた。図12に見られるように、4HSiC{0001}MOSFETは、ゲート電圧を15Vまで増してもドレイン電流が10mA以下に留まっている。一方、4HSiC{03−38}MOSFET50は、比較的小さいゲート電圧、ドレイン電圧で160mA(100A/cm2)以上のドレイン電流が流れ、ゲート電圧15Vのときには、ドレイン電圧3.2Vで160mA(100A/cm2)のドレイン電流が流れた。この特性からオン抵抗を見積もると32mΩcm2となり、非常に良好な値が得られた。4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗が980mΩcm2と大きかったのに対し、4HSiC{03−38}MOSFET50のオン抵抗が小さかったのは、4HSiC{03−38}を用いることによってMOSチャネル移動度が大幅に向上したためである。すなわち、チャネル移動度が極めて低い4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗がドリフト領域の抵抗ではなく、MOSチャネル抵抗によって支配されてしまうこととなっていたが、チャネル移動度の高い4HSiC{03−38}MOSFET50ではそのようなことがないからである。
【0047】
次に、この400μm角のDIMOSFETにつき、ゲート電圧0V時(オフ状態)のドレイン耐圧を調べたところ、図13に示されるように、4H-SiC{0001}MOSFETで2140V、4HSiC{03−38}MOSFET50で2250Vであり、大きな差は見られなかった。しかしながら、デバイス面積の大きい素子では、ドレイン耐圧に明確な差が観測された。図14は、様々な面積を有するDIMOSFETの耐圧(平均値)のデバイス面積依存性を示す図である。4HSiC{0001}DIMOSFETでは、面積が2.5×10-3cm2(500μm角)を越えると急激に耐圧が低下する。このような比較的サイズの大きいデバイスでも、2000V以上の高い耐圧が得られるものもあったが、800〜1500V程度の低いドレイン電圧で破壊してしまうデバイスの頻度が増大した。面積9×10-2cm2(3mm角)のデバイスでは、平均耐圧が1060Vまで低下した。これに対して 4HSiC{03−38}DIMOSFET50では、9×10-2/cm2(3mm角)までスケールアップしても平均耐圧が1700Vを越えている。これは、4HSiC{03−38}を用いることによってデバイス活性領域となるSiCエピタキシャル成長層中の欠陥密度、特にマイクロパイプ密度が低減されたからであると考えられる。この3mm角の4H-SiC{03−38}DIMOSFET50では、ゲート電圧15V、ドレイン電圧4.5Vで5A以上のオン電流を流すことができた。
【0048】
(第6実施形態)
次に、第6実施形態に係るMOSFET70について説明する。第6実施形態に係るMOSFET70は、ドライエッチングにより形成されたU型のトレンチ溝の側壁にチャネルを設けた構造となっている。トレンチ型のUMOSFETは、単位面積あたりのチャネル幅を大きくできるので、低オン抵抗化に有利である。本実施形態に係るMOSFET70のチャネル長は約2μm、セルピッチは18μm、活性領域の面積は1×10-2cm2(1mm角)、総チャネル幅は約11cmである。
【0049】
次に、第6実施形態に係るMOSFET70の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたn型SiC基板71上に、CVD法によって窒素ドープn型SiC層72、アルミドープp型SiC層74を連続してエピタキシャル成長させる。ここで用いられるp型SiC基板71は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶であり、ホール効果測定によって求めたキャリア密度は8〜9×1018/cm3、厚さは180〜210μmである。このデバイスでは、縦方向に電流を流すため、基板の抵抗を下げると共に薄い基板を用いることが有効である。
【0050】
CVD法によって形成される各成長層は、n型バッファ層(ドナー密度1〜5×1017/cm3、膜厚2μm)72a、n型ドリフト層(ドナー密度3×1015/cm3、膜厚45μm)72b、p型ベース層(アクセプタ密度3×1017/cm3、膜厚2.5μm)74である。ここで、CVD法による各成長層の主な成長条件は、以下の通りである。まず、バッファ層72aは、導入する気体流量を、SiH4については3.0sccm、C3H8については1.2sccm、N2については5×10-2sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1700℃、圧力100Torrで35分間成長させる。ドリフト層72bは、導入する気体流量を、SiH4については15sccm、C3H8については3.6sccm、N2については5×10-4sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1700℃、圧力100Torrで150分間成長させる。ベース層74は、導入する気体流量を、SiH4については3.0sccm、C3H8については2.0sccm、Al(CH3)3については6×10-2sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1700℃、圧力100Torrで45分間成長させる。
【0051】
次に、p型ベース層74にNイオンを注入して低抵抗のn型ソース領域75を形成する。Nイオン注入は、140keV、100keV、70keV、40keV、20keVの5段階で行い、総ドーズ量は4×1015/cm2である。イオン注入は、500℃で行う。
【0052】
続いて、蒸着、フォトリソグラフィによって作製したニッケル/チタン(Ti:10nm/Ni:800nm)をマスクとして用いて、反応性イオンエッチングによって深さ4μmのトレンチ溝を形成する。反応性イオンエッチングにおいて、CF4とO2ガスの高周波プラズマを用いたチタン/ニッケルマスクを自己整合(セルフアライン)的に利用して、Alイオンを注入し、トレンチ溝の底部にp型領域79を形成する。トレンチ溝の底部に形成されるp型領域79は、トレンチ底部での酸化膜78の絶縁破壊を抑制すると共に、デバイスの周囲においては端部での電界集中を緩和するガードリングとしても作用する。p型領域79形成時のAlイオン注入のエネルギーは、30〜180keVで、総ドーズ量は1.0×1013/cm2、接合深さは0.4μmである。なお、Alイオン活性化のための熱処理は、Arガス雰囲気1650℃、30分間の条件で行う。
【0053】
続いて、RIE時やイオン注入後の高温アニールによる表面ダメージを除去するためにCF4とO2ガスの高周波プラズマを用いたプラズマエッチングによって表面層を約0.1μmエッチングし、かつ1100℃、2時間の犠牲酸化を行って、酸化膜をHFにより除去する。
【0054】
次に、犠牲酸化がなされた後の基板をRCA洗浄し、HFディップした後、ドライ酸化によりゲート酸化膜78を形成する。この際の酸化条件は、1150℃、30分である。ゲート酸化膜78形成後、同じ温度で炉の雰囲気をアルゴン(Ar)に切り替え、30分間のアニールを行う。
【0055】
次に、減圧CVD法によって、基板温度850℃で厚さ1μmの多結晶Siを堆積し、堆積された多結晶Siに燐(P)を850℃の拡散によってドープし、低抵抗のn型多結晶Siを形成する。続いて、反応性イオンエッチングによって多結晶Siを部分的にエッチングしてゲート電極77を形成する。
【0056】
次に、n型SiC基板71の裏面全体にニッケル(Ni:200nm)を蒸着し、ドレイン電極80を形成する。表面のソース電極76には、ニッケル/アルミ(Ni:100nm/Al:400nm)を用いる。良好なオーミック接触を得るために、両方の電極76,80に950℃で15分間の熱処理を施す。これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。
【0057】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSFET70の特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}面を利用して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET70の製造方法と基本的に同じであるが、バッファ層72aを成長させる際に導入するN2の流量が3×10-1sccmである点、ドリフト層72bを成長させる際に導入するN2の流量が6×10-3sccmである点、ベース層74を成長させる際に導入するAl(CH3)3の流量が9×10-3sccmである点、酸化膜78の酸化時間が3時間である点が異なる。
【0058】
4HSiC{0001}MOSFET、4HSiC{03−38}MOSFET共に、MOSチャネルを形成するトレンチ溝の側壁が(11−20)あるいは(11−20)からのずれが10°以内となるように作製することが望ましい。(11−20)面に近い面にMOSチャネルを形成することにより、高いチャネル移動度が得られる。
【0059】
まず、MOSFETのトレンチ溝近傍の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)によって観察した。4HSiC{0001}MOSFETでは、酸化膜の厚さがトレンチ溝の側壁(ゲート部)で153〜168nm、トレンチ溝の底部で44〜51nmであり、酸化膜厚に大きな違いが見られた。一方、4HSiC{03−38}MOSFET70では、酸化膜78の厚さがトレンチ溝の側壁、底部共に46〜53nmであり、非常に均一が酸化膜78が形成されていることとが分かった。これは、SiC{0001}面は特異面であり、この面上では酸化速度が遅いが、この面から離れると酸化速度の面方位依存性が比較的小さくなることに基づくと考えられる。
【0060】
図16は低ドレイン電圧領域におけるMOSFETのドレイン特性を示す図、図17は高ドレイン電圧領域におけるMOSFETのドレイン特性を示す図である。図16を参照すると、4HSiC{0001}MOSFET、4HSiC{03−38}MOSFET70共に、ドレイン特性に明確な線形領域と飽和領域とが見られ、MOSFETとして動作することが確認できるが、そのドレイン特性には大きな違いが見られる。4HSiC{0001}MOSFETは、ゲート電圧を15Vまで増加させても、ドレイン電流は100mA以下に留まっている。一方、4HSiC{03−38}MOSFET70は、比較的小さいゲート電圧、ドレイン電圧で1A(100A/cm2)以上のドレイン電流が流れ、ゲート電圧15Vのときは、ドレイン電圧3.8Vで1A(100A/cm2)のドレイン電流が流れた。この特性からオン抵抗を見積もると、35mΩcm2となり、非常に良好な値が得られた。一方、4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗が752mΩcm2と大きかった。これは、トレンチ側壁のゲート酸化膜が厚いためMOSFET自体の電流駆動力が低いためであると考えられる。4HSiC{03−38}面を用いることにより、トレンチ側壁のゲート酸化膜の厚さを制度良く制御することができるので、電流駆動力の高い最適なMOSFET特性を実現することができる。
【0061】
次に、UMOSFETのゲート電圧0V時(オフ状態)のドレイン耐圧(平均値)を調べたところ、4HSiC{0001}MOSFETで1360V、4HSiC{03−38}MOSFET70で4640Vとなり、大きな差が見られた。得られた最高耐圧は、図17に示すように、4HSiC{0001}MOSFETで1710V、4HSiC{03−38}MOSFET70で5120Vであった。この差異の原因の一つは、トレンチ溝周辺での酸化膜厚分布によると考えられる。すなわち、4HSiC{0001}MOSFETでは、MOSFETのオフ時に電界強度が高くなるトレンチ溝の底部における酸化膜が薄いので、酸化膜の絶縁破壊が生じてしまう。一方で、4HSiC{03−38}MOSFET70は、トレンチ溝の底部でも酸化膜厚が均一で、酸化膜の絶縁破壊が起こりにくいので、SiC本来の優れた絶縁破壊特性を発揮することができる。また、4HSiC{03−38}面を用いることによって、デバイス活性領域となるSiCエピタキシャル成長層中の欠陥密度、特にマイクロパイプ密度が低減されるため、高い耐圧を再現性良く達成できるようになった。
【0062】
(第7実施形態)
次に、第7実施形態に係るMOSFET90について説明する。第7実施形態に係るMOSFETは、多層pn接合を活用したスーパージャンクション(SJ)構造の高耐圧MOSFET(SJ−MOSFET)であり、第5実施形態に係るDIMOSFET50のn型ドリフト領域52bにSJ構造を導入した構成となっている。MOSFET90のチャネル長は1.6μm、セルピッチは8μm、活性領域は9×10-2/cm2(3mm角)、総チャネル幅は140cmである。
【0063】
次に、第7実施形態に係るMOSFET90の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたn型SiC基板91上に、CVD法によって第1の窒素ドープn型SiC層(以下、「第1成長層」という)92をエピタキシャル成長させる。ここで用いられるn型SiC基板91は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶であり、ホール効果測定によって求めたキャリア密度は8〜9×1018/cm3、厚さは170〜210μmである。このデバイスでは縦方向に電流を流すため、基板の抵抗を下げ、かつ薄い基板を用いるのが有効である。第1成長層92は、バッファ層93とドリフト層94とからなり、バッファ層93はドナー密度1〜5×1017/cm3、膜厚は2μm、ドリフト層94はドナー密度4×1016/cm3、膜厚は3.5μmである。ここで、CVD法による第1成長層92の主な成長条件は、以下の通りである。まず、バッファ層93は、導入する気体流量を、SiH4については0.30sccm、C3H8については0.30sccm、N2については1.0×10-2sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1520℃で45分間成長させる。ドリフト層94は、導入する気体流量を、SiH4については0.50sccm、C3H8については0.50sccm、N2については2×10-3sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1520℃、60分間成長させる。
【0064】
続いて、ドリフト層94の上面に減圧CVD法によって厚さ6μmのSiO2膜を堆積する。堆積されたSiO2膜上にAlを蒸着し、フォトリソグラフィによって幅2μmのストライプ状のパターンを形成する。そして、AlパターンをマスクとしてCF4とO2ガスを用いた反応性イオンエッチングによってSiO2膜を選択的にエッチングする。
【0065】
次に、ストライプ状のパターンに加工されたSiO2膜をマスクとして高エネルギーイオン注入を行ってドリフト層94の一部をp型に変換し、ドリフト層94を貫通する深いp型領域94bを形成する。この際に注入するイオンをAlイオンであり、注入エネルギーは30keV〜6500keVの15段階で、総ドーズ量は3×1012/cm-2である。イオン注入時の試料加熱は行わない。また、注入イオン活性化のための熱処理はアルゴンガス雰囲気中1600℃、30分の条件で行う。このイオン注入によって、幅約2μmのストライプ状の注入領域はアクセプタ密度が約4×1016/cm3のp型(深さ約3.5μm)となり、SJ構造が形成される。
【0066】
次に、SJ構造が形成されたウエハ上に、CVD法によって第2の窒素ドープn型SiC層(以下、「第2成長層」という)95をエピタキシャル成長させる。主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.15sccm、C3H8については0.15sccm、N2については8×10-3sccm、H2については3.0slmとし、基板温度1520℃で30分間成長させる。このような成長条件によって形成される第2成長層95のドナー密度は2×1017/cm3、膜厚は0.6μmである。
【0067】
次に、第2成長層95にアルミ(Al)イオンを注入して深さ0.6μm、アクセプタ密度約2〜3×1017/cm3のp型ウェル領域95bを形成する。Alイオン注入は、520keV、400keV、280keV、180keV、100keV、50keVの6段階で行い、総ドーズ量は1.6×1013/cm2である。
【0068】
続いて、燐(P)イオンを注入して低抵抗のソース領域96、ドレイン領域97を形成する。Pイオン注入は、180keV、110keV、60keV、30keVの4段階で行い、総ドーズ量は2×1015/cm2である。Alイオン及びPイオンの注入は、共に室温で行う。また、デバイス端部での絶縁破壊を抑制するために、活性領域の周囲に幅約150μm、深さ0.7ミクロンのp型ガードリングを設ける。ガードリングは、ホウ素(B)イオンを注入することにより形成する。Bイオン注入のエネルギーは、30〜360keVで総ドーズ量は、1.2×1013/cm2である。イオン注入の際のマスクには、Al(厚さ5μm)、あるいはCVDによって形成したSiO2膜(厚さ4μm)を用いる。注入イオン活性化のための熱処理は、アルゴンガス雰囲気中1600℃、30分の条件で行う。
【0069】
次に、上記工程によって加工された基板をRCA洗浄し、HFディップをした後、ウェット酸化によりゲート酸化膜99を形成する。酸化条件は1100℃、25分であり、形成されたゲート酸化膜99の厚さは42〜49nmである。
【0070】
ゲート酸化膜99を形成した後に、減圧CVD法によって基板温度850℃で厚さ約1μmの多結晶Siを堆積し、燐(P)を850℃の拡散によってドーピングし、低抵抗n型多結晶Siを形成する。続いて、反応イオンエッチングによって多結晶Siを部分的にエッチングしてゲート電極100を作製する。作製されたゲート電極100とドレイン電極102との間を絶縁するためのSiO2膜(厚さ約0.8μm)を基板温度500℃のプラズマCVD法によって堆積する。
【0071】
次に、n型SiC基板91の裏面全体にニッケル(Ni:200nm)を蒸着し、ドレイン電極102を作製する。表面側のソース電極101にはニッケル/アルミ(Ni:100nm/Al:400nm)を用いる。続いて、ソース電極101及びドレイン電極102のオーミック接触を良好にするため、ソース電極101及びドレイン電極102に950℃で15分間の熱処理を施す。
【0072】
これらの選択的イオン注入用マスクや電極金属のパターニングには、フォトリソグラフィ技術を用いる。
【0073】
以下、上記製造方法によって製造されたSJ−MOSFETの特性に関する実験結果について説明する。第1実施形態の場合と同様に、SiC成長層の{0001}面を利用して製造したMOSFETと比較する(第1実施形態の場合と同様に、それぞれを「4HSiC{0001}MOSFET」「4HSiC{03−38}MOSFET」という)。なお、4HSiC{0001}MOSFETの製造方法は、4HSiC{03−38}MOSFET90の製造方法と基本的に同じであるが、第1成長層92のバッファ層93を成長させる際に導入するN2の流量が8×10-2sccmである点、第1成長層92のドリフト層94を成長させる際に導入するN2の流量が1×10-2sccmである点、第2成長層95を成長させる際に導入するN2の流量が6×10-2sccmである点、酸化膜99の酸化時間が3時間である点が異なる。
【0074】
図19は低ドレイン電圧領域におけるMOSFETのドレイン特性を示す図、図20は高ドレイン電圧領域におけるMOSFETのドレイン特性を示す図である。図19に見られるように、4HSiC{0001}MOSFET、4HSiC{03−38}MOSFET90のドレイン特性には、ともに明確な線形領域と飽和領域とが見られ、MOSFETとしての動作が確認された。しかしながら、そのドレイン特性には大きな差が見られた。
【0075】
4HSiC{0001}MOSFETは、ゲート電圧を15Vにまで増加してもドレイン電流は100mA以下に留まっている。一方、4HSiC{03−38}MOSFET90は、比較的小さいゲート電圧、ドレイン電圧で5A(55A/cm2)以上のドレイン電流が流れ、ゲート電圧が15Vのときにはドレイン電圧1.2Vで9A(100A/cm2)のドレイン電流が流れた。このドレイン特性から計算されるオン抵抗は11mΩcm2であり、非常に良好な値が得られた。4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗が741mΩcm2と大きかったのに対し、4HSiC{03−38}MOSFET90のオン抵抗が小さかったのは、4HSiC{03−38}を用いることによってMOSチャネル移動度が大幅に向上したためである。すなわち、チャネル移動度が極めて低い4HSiC{0001}MOSFETでは、オン抵抗がドリフト領域の抵抗ではなく、MOSチャネル抵抗によって支配されてしまうこととなっていたが、チャネル移動度の高い4HSiC{03−38}MOSFET90ではそのようなことがないからである。
【0076】
次に、3mm角のSJ−MOSFETについてゲート電圧0V時(オフ状態)のドレイン耐圧を調べたところ、図20に示されるように4HSiC{0001}MOSFETでは380V、4HSiC{03−38}MOSFET90では655Vであり、大きな差が見られた。このように4HSiC{03−38}MOSFETにおいて高いドレイン耐圧が得られたのは、4HSiC{03−38}を用いることによって、デバイス活性領域となるSiCエピタキシャル成長層中の欠陥密度、特にマイクロパイプ密度が低減されたためであると考えられる。
(絶縁破壊電圧について)
次に、SiC成長層と酸化膜との間の界面に、SiCの{0001}面を用いた場合と{03−38}面を用いた場合の酸化膜の絶縁破壊電圧について説明する。図21は、n型4H-SiCエピタキシャル成長層を用いて、作成したMOSキャパシタ110を示す断面図である。MOSキャパシタ110は、n型SiC基板111と、n型SiC基板111に積層されたn型SiC成長層112と、n型SiC成長層112の上面に積層された酸化膜113と、酸化膜113上に堆積されたリンドープ多結晶Si114と、n型SiC基板111の下面に蒸着されたNi115とを有する。
【0077】
次に、このMOSキャパシタ110の製造方法について説明する。まず、改良レーリー法によって成長したインゴットをスライスし、鏡面研磨することによって作製されたn型SiC基板111上に、CVD法によって窒素ドープn型SiC層112をエピタキシャル成長させる。ここで用いられるn型SiC基板111は、{03−38}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶と{0001}面が露出した4H型ポリタイプのSiC単結晶である。SiC単結晶のショットキー障壁の容量電圧特性から求めた実効ドナー密度は3〜8×1018/cm3、厚さは360〜420μmである。ここで、CVD法によるp型SiC成長層112の主な成長条件は、以下の通りである。導入する気体流量を、SiH4については0.50sccm、C3H8については0.40sccm、N2については3×10-4sccm({0001}面に成長させる場合には2×10-3/sccm)、H2については3.0slmとし、基板温度1500℃で90分間成長させる。このような条件によって成長された窒素ドープN型SiC成長層112は、ドナー密度は2〜4×1015/cm3、膜厚は5μmである。
【0078】
次に、上記各工程によって加工された基板をRCA洗浄し、HFデイップした後、ウェット酸化により酸化膜113を形成する。酸化条件は、{03−38}面に成長させたSiC層112を酸化させる場合は1150℃、15分であり、{0001}面に成長させたSiC層112を酸化させる場合は1150℃、2時間である。なお、形成されるゲート酸化膜113の厚さは48〜54nmである。
【0079】
次に、ニッケル(Ni:150nm)115を900℃で20分間の熱処理をすることによって、n型SiC基板111の裏面にオーミック電極として取り付ける。続いて、燐ドープ多結晶Si(厚さ300nm)114を用い、酸化膜113の表面にゲート電極114を取り付ける。電極形成後、フォーミングガス(H2/N2)中で450℃、10分間の熱処理を行った。ゲート電極114は円形で直径は300μmである。
【0080】
以下、上記製造方法によって製造されたMOSキャパシタ110の絶縁破壊に関する実験結果について説明する。4HSiC{0001}、及び4HSiC{03−38}面上に作製したMOSキャパシタ110の表面電極側に正の電圧を印加させ、蓄積状態にして酸化膜の絶縁破壊電界を求めた。絶縁破壊電界の平均値は、4HSiC{0001}オフ面上で8.6MV/cm、4HSiC{03−38}面上で9.4MV/cmとなり、{03−38}面を用いる方が少し高かった。次に、絶縁膜としての信頼性を評価するために、高温での時間依存絶縁破壊(TDDB)測定を行った。MOSキャパシタ110を300℃に加熱し、F−Nトンネル電流が流れる高電界(6〜9MV/cm)を印加して、35〜45個のMOSキャパシタの破壊特性を調べた。図22は、破壊特性の典型的な結果(電界強度7.5MV/cm)を故障解析で使われるワイブルプロットによって示す図である。4HSiC{0001}面上に作製したMOSキャパシタ110では、素子の多くが1000秒以下の短時間で破壊するのに対し、4HSiC{03−38}面上に作製したMOSキャパシタ110は破壊に至るまでの時間がかなり長いことが分かる。この条件における破壊に至る平均時間は、{0001}面上の素子で540秒、{03−38}面上の素子で96000秒となり、{03−38}面を用いることで酸化膜113の寿命を大幅に改善できることが分かった。図23は、異なる電界強度で同様の測定を行い、それぞれの条件における破壊に至る平均時間をプロットした結果を示す図である。高電界で得られた結果を外挿し、実際のデバイス動作時に使われると思われる2〜3MV/cmでの寿命を概算すると、{0001}面では約0.4年、{03−38}面では50年以上となった。したがって、4HSiC{03−38}面を用いることによって、従来、問題であった高温における酸化膜の信頼性を大幅に改善できることが分かった。この原因はまだ明らかでないが、SiMOSの分野では、MOS界面の欠陥と機械的歪が酸化膜の信頼性を支配することが知られている。SiCMOS構造の場合も、4HSiC{03−38}面という新しい面方位では、界面における原子配列、結合ボンド密度とボンド角度、表面ポテンシャルが異なるので、界面準位や歪が低減されたものと推測される。実際、MOSキャパシタの容量電圧特性から界面準位密度を見積もると、{0001}面上の素子で2〜5×1011cm2/Vs、{03−38}面上の素子で0.8〜2×1011cm2/Vsとなり、{03−38}面の方が界面準位密度が低いことが分かった。また、4HSiC{03−38}の方が表面、界面の平坦性に優れることも寄与している可能性がある。
【0081】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0082】
上記各実施形態では、SiC成長層の{03−38}面に酸化膜を積層した構成のMOSデバイスについて説明したが、{03−38}面に対して10°以内のオフ角αを有する面に酸化膜を積層した構成のMOSデバイスも上記各実施形態の場合と同様に、チャネル移動度を高めることができる。
【0083】
また、上記各実施形態では、主にnチャネルMOSFETと、その特性評価について記述したが、MOS構造を含む他のデバイスを作製するときにも、4HSiC{03−38}が有効であることは自明である。例えば、Siパワーデバイスの分野で広く研究開発、および工業化が進められているIGBT (Insulate Gate Bipolar Transistor)やMOS制御型サイリスタ、さらにはMOSFETやpチャネルMOSFET、CMOSを用いた高温動作集積回路やセンサーを作製する場合にも、4HSiC{03−38}面を用いることが有効である。さらに、この面上で良好な絶縁膜/SiC界面特性が得られることを利用すれば、非常に優れた表面保護膜を形成できることも自明である。この場合には、非常に安定で、界面におけるキャリヤ生成速度の低い界面特性が得られるので、表面漏れ電流や雑音特性に優れた半導体デバイスが実現できる。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、{03−38}面、又は{03−38}面に対して10°以内のオフ角を有するSiCの面に酸化膜を積層することにより、MOSデバイスのチャネル移動度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図3】第1実施形態に係るMOSFETのチャネル移動度の温度依存性を示す図である。
【図4】第1実施形態に係るMOSFETのしきい値電圧の温度依存性を示す図である。
【図5】第3実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図6】第3実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図7】第3実施形態に係るMOSFETのチャネル移動度を示す図である。
【図8】第4実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図9】第4実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図10】第4実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図11】第5実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図12】第5実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図13】第5実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図14】第5実施形態に係るドレイン耐圧とデバイス面積との関係を示す図である。
【図15】第6実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図16】第6実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図17】第6実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図18】第7実施形態に係るMOSFETの構成を示す断面図である。
【図19】第7実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図20】第7実施形態に係るMOSFETのドレイン特性を示す図である。
【図21】MOSキャパシタの構成を示す断面図である。
【図22】MOSキャパシタの破壊特性の結果ワイブルプロットによって示す図である
【図23】MOSキャパシタの破壊に至る平均時間を示す図である
【符号の説明】
10…4HSiC{03−38}MOSFET、11…p型SiC基板、12…型成長層、13…酸化膜、14…ソース領域、15…ドレイン領域、16…ソース電極、17…ドレイン電極、18…ゲート電極。
Claims (1)
- 4H型SiCの上面に酸化膜が積層され、前記酸化膜の上面に金属電極が設けられたMOSデバイスにおいて、
前記酸化膜が積層された前記4H型SiCの面は、{03−38}面、又は、{03−38}面に対して10°以内のオフ角αを有する面であることを特徴とするMOSデバイス。
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