JP4506835B2 - 折り筋装置及びこれを用いた後処理装置並びに記録材処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折り筋装置及びこれを用いた後処理装置並びに記録材処理装置に関する。
従来における記録材処理装置や記録材に対する後処理装置には記録材に対して折り筋が付される折り筋装置を設けたものが既に提案されている。
この種の折り筋装置としては、例えば固定ブロックに筋入れ刃を設け、これに対向する部位に昇降ブロックにV字溝を設け、両者間に用紙束を挟んで折り筋を付すようにした技術(例えば特許文献1)や、エッジ状突部を有する折り目形成用型と、このエッジ状突部に接離するように昇降する押圧体とを備え、両者間に記録材を挟んで折り目を付す技術(例えば特許文献2)がある。
特開2000−301851号公報(発明の実施の形態,図3) 特開昭60−258065号公報(発明の構成、第2図)
本発明の技術的課題は、筋入れ部材による押し付け力を低減させると共に筋入れ部材、溝部材の寸法精度のバラツキをある程度許容しながら、記録材に対して折り筋を安定的に付与する折り筋装置及びこれを用いた後処理装置並びに記録材処理装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、記録材の所定ラインに沿って折り筋を付す折り筋装置であって記録材の所定ラインに沿って延び且つ記録材の所定ラインに対して折り筋を付す筋入れ部材と、この筋入れ部材に対向した部位に設けられ、筋入れ部材が挿入可能な挿入溝と、前記筋入れ部材を挟んで設けられ、前記筋入れ部材と前記挿入溝との間に記録材の所定ラインを配置した状態で且つ筋入れ部材の先端が記録材位置から突出しない待機位置に位置する状態で記録材の所定ラインを挟んだ部位を押さえ込む押さえ部材と、前記待機位置と記録材に折り筋が付される折り筋付与位置との間で筋入れ部材を進退可能に駆動すると共に、前記押さえ部材にて記録材が押さえ込まれた状態で筋入れ部材に記録材の所定ライン周辺部を沿わせるように押さえ部材による記録材の押さえ込み力に抗して挿入溝に対し待機位置にある筋入れ部材を折り筋付与位置まで挿入させる進退駆動手段とを備えたことを特徴とする折り筋装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、挿入溝が、筋入れ部材の厚みと記録材の厚みの2倍とを加算した値よりも大きい溝幅を有することを特徴とする折り筋装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、挿入溝が、筋入れ部材が折り筋付与位置に挿入された場合に、筋入れ部材の先端との間で記録材の折り筋先端を挟持する押し当て面を有していないことを特徴とする折り筋装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、挿入溝が、その縁部に入口側に向かって幅寸法が拡開する案内面を有し、筋入れ部材の折り筋付与位置を案内面よりも奥に設定することを特徴とする折り筋装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、押さえ部材が、記録材を押さえ込まない場合に記録材の案内部材を兼用することを特徴とする折り筋装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、進退駆動手段が、押さえ部材による記録材の押さえ込み動作後に挿入溝に対し待機位置にある筋入れ部材を折り筋付与位置まで挿入させることを特徴とする折り筋装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、進退駆動手段が、押さえ部材で記録材を押さえ込む間に、同一の記録材に対して筋入れ部材による進退動作を複数回繰り返すことを特徴とする折り筋装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、進退駆動手段が、筋入れ部材の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材の長手方向中央を境として両側に少なくとも配置される複数の個別進退機構と前記筋入れ部材の長手方向中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置への筋入れ部材の移動タイミングを異ならせ、記録材の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする折り筋装置である。
請求項9に係る発明は、請求項1に係る折り筋装置において、前記進退駆動手段が、筋入れ部材の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材の長手方向中央とこの中央を境として両側に配置される複数の個別進退機構と前記筋入れ部材の長手方向中央に位置する個別進退機構及び当該個別進退機構よりも中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置への筋入れ部材の移動タイミングを異ならせ、記録材の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の中央付近の部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする折り筋装置である。
請求項10に係る発明は、請求項8又は9に係る折り筋装置において、複数の個別進退機構が夫々筋入れ部材を進退させる回転可能な偏心カムを有し、駆動制御手段が各偏心カムを位相を異ならせた状態で同軸に設け、各偏心カムを回転駆動させるものであることを特徴とする折り筋装置である。
請求項11に係る発明は、後処理装置筐体内に請求項1ないし10いずれかに係る折り筋装置を備えたことを特徴とする後処理装置である。
請求項12に係る発明は、記録材に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置にて画像形成された記録材に対して後処理を施す後処理装置とを備え、前記後処理装置として請求項11に係る後処理装置を用いたことを特徴とする記録材処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、筋入れ部材による押し付け力を低減させると共に筋入れ部材、溝部材の寸法精度のバラツキをある程度許容しながら、記録材に対して折り筋を安定的に付与することができる。
このため、折り筋装置の筐体強度を低減でき、かつ、製造を容易にすると共に、記録材の折り筋形成具合を安定させることができる。
請求項2に係る発明によれば、挿入溝が筋入れ部材の厚みに対して十分に広く設定したとしても、挿入溝への筋入れ部材の挿入代を大きく確保すれば、記録材に対し折り筋を安定的に付すことができる。
請求項3に係る発明によれば、筋入れ部材の先端と挿入溝との間で記録材を押し付けることがなくなり、その分、筋入れ部材による押し付け力を有効に低減させることができる。
請求項4に係る発明によれば、記録材の折り筋周辺の損傷を回避することができる。
請求項5に係る発明によれば、記録材の案内搬送性を良好に保つことができる。
請求項6に係る発明によれば、記録材を押さえ込んだ後に折り筋付与処理を施すことになるため、記録材を押さえ込むと同時に折り筋付与処理を施す場合に比べて、記録材に対して折り筋を狙いの位置に安定的に形成することができる。
請求項7に係る発明によれば、筋入れ部材による折り筋付与処理を単数回施す場合に比べて、筋入れ部材による折り筋を安定的に形成することができる。
請求項8に係る発明によれば、筋入れ部材の長手方向中央付近の折り筋形成不良を有効に回避することができる。
請求項9に係る発明によれば、筋入れ部材の長手方向中央付近の折り筋形成不良をより有効に回避することができる。
請求項10に係る発明によれば、簡単な構成で筋入れ部材を進退駆動させることができる。
請求項11に係る発明によれば、折り筋装置の筐体強度を低減でき、かつ、製造を容易にすると共に、記録材の折り筋形成具合を安定させることが可能な後処理装置を提供することができる。
請求項12に係る発明によれば、折り筋装置の筐体強度を低減でき、かつ、製造を容易にすると共に、記録材の折り筋形成具合を安定させることが可能な記録材処理装置を提供することができる。
先ず、本発明を具現化する実施の形態の概要について説明する。
◎実施の形態の概要
本実施の形態に係る折り筋装置は、図1(a)(b)に示すように、記録材5の所定ラインに沿って折り筋を付すものであって、記録材5の所定ラインに沿って延び且つ記録材5の所定ラインに対して折り筋を付す筋入れ部材1と、この筋入れ部材1に対向した部位に設けられ、筋入れ部材1が挿入可能な挿入溝2と、筋入れ部材1を挟んで設けられ、筋入れ部材1と挿入溝2との間に記録材5の所定ラインを配置した状態で且つ筋入れ部材1の先端が記録材5位置から突出しない待機位置Hに位置する状態で記録材5の所定ラインを挟んだ部位を押さえ込む押さえ部材3と、待機位置Hと記録材5に折り筋が付される折り筋付与位置Mとの間で筋入れ部材1を進退可能に駆動すると共に、押さえ部材3にて記録材5が押さえ込まれた状態で筋入れ部材1に記録材5の所定ライン周辺部を沿わせるように押さえ部材3による記録材5の押さえ込み力に抗して挿入溝2に対し待機位置Hにある筋入れ部材1を折り筋付与位置Mまで挿入させる進退駆動手段4とを備えたものである。
このような技術的手段において、折り筋装置により記録材5に付される折り筋は通常記録材5の中央が多いが、これ以外の部位でも差し支えない。
また、挿入溝2については無底、有底を問わず、例えば挿入溝が有底である態様において筋入れ部材1に押し込まれた記録材5が挿入溝2の底に形式上接触することがあってもよい。
更に、筋入れ部材1の待機位置Hとしては、筋入れ部材1の先端が記録材5位置から突出しない位置であることを要する。仮に、筋入れ部材1の先端が記録材5位置から突出する位置でもよいとすると、筋入れ部材1の先端が邪魔になり、記録材5の所定ラインを筋入れ部材1に対応する位置に設定し難い懸念がある。
また、押さえ部材3については記録材5の折り筋を付与する部分を挟んだ部位を押さえ込むものであればよく、その駆動については進退駆動手段4と別個独立に設けてもよいし、あるいは、進退駆動手段4の駆動力を利用するようにしてもよい。
更に、進退駆動手段4については、筋入れ部材1の長手方向全体を一律に進退させるようにする態様でもよいし、あるいは、複数の個別進退機構にて支持し、筋入れ部材1を個別進退機構にて個別に進退させるようにしてもよい。
更にまた、進退駆動手段4は筋入れ部材1を待機位置Hと折り筋付与位置Mとの間で進退駆動させるものであればよく、折り筋付与位置Mを一定に設定してもよいし、調整可能に設定するようにしてもよい。尚、待機位置Hも一箇所に限られるものではなく、複数箇所に設けてもよい。
また、進退駆動手段4において、「押さえ部材3にて記録材5が押さえ込まれた状態で」とあるのは、押さえ部材3にて記録材5を押さえ込むと同時又はその後を意味する。
そしてまた、「押さえ部材3による記録材5の押さえ込み力に抗して……筋入れ部材1を挿入させる」とは筋入れ部材1の挿入動作に伴って張力のかかった記録材5を押し込む動作を可能にすることを意味する。
更に、本実施の形態では、図2(a)に示すように、筋入れ部材1の厚みをm、挿入溝2の溝幅をw、挿入溝2の折り筋付与位置Mまでの筋入れ部材1の挿入代をkとした場合、筋入れ部材1による押し付け力は記録材5を押し込むものであればよく、挿入溝2の押し付け面との間で記録材5を挟持した状態で記録材5に折り筋を付すものである必要はないし、また、筋入れ部材1による折り筋付与位置Mを十分に深く設定すれば、記録材5に対して折り筋を簡単に形成することも可能である。
よって、例えば使用すべき筋入れ部材1の厚みmを設定した場合に、挿入溝2の溝幅w、筋入れ部材1の挿入代kをある程度バラツキをもって設定したとしても、押さえ部材にて押さえ込まれた記録材5の折り筋周辺は挿入溝2の入口縁であるエッジ部と筋入れ部材1の先端位置との位置関係によって略V字状に押し付けられることになり、記録材5には折り筋が安定的に付与される。
これに対して、図2(b)に示す比較の形態モデル(筋入れ部材1+この筋入れ部材1が嵌合する嵌合溝2’を有する態様)では、筋入れ部材1と嵌合溝2’の溝底2a’との間に記録材5の折り筋部分を挟持した状態で押し付けることが必要であるため、筋入れ部材1の厚みをm、嵌合溝2’の溝幅をw’、嵌合溝2’の深さをd、筋入れ部材1の挿入代をk’とした場合、これらの寸法関係を精度良く調整しないと、記録材5に折り筋を付すことが困難になってしまう。
また、挿入溝2としては、筋入れ部材1の厚みと記録材5の厚みの2倍とを加算した値よりも大きい溝幅を有することが必要であり、溝幅wを十分に広い寸法に選定する場合には筋入れ部材1の挿入代kを大きく確保し、記録材5の所定ラインに沿って略V字状の折り筋を形成するようにすればよい。このとき、筋入れ部材1の挿入代kが浅いと折り筋部分の折曲角が緩やかになり、折り目が付きにくい懸念がある。
また、挿入溝2の好ましい態様としては、筋入れ部材1が折り筋付与位置Mに挿入された場合に、筋入れ部材1の先端との間で記録材5の折り筋先端を挟持する押し当て面を有していないものが挙げられる。本態様によれば、挿入溝2に筋入れ部材1を挿入した場合に挿入溝2と筋入れ部材1との間で記録材5を強く挟持する懸念が全くないため、折り筋装置の筐体強度をある程度低減しても、筐体強度が不足するという懸念が生じ難い点で好ましい。
更に、挿入溝2の好ましい態様としては、その縁部に入口側に向かって幅寸法が拡開する案内面を有し、筋入れ部材1の折り筋付与位置Mを案内面よりも奥に設定するものが挙げられる。ここで、案内面としては、直線状、湾曲状を問わないが、出来る限り角部がない方が好ましい。このような滑らかな案内面を設けるようにすれば、記録材5の折り筋周辺は案内面に沿って滑らかに配置されるため、記録材5の折り筋周辺が損傷する事態は有効に抑えられる。
また、押さえ部材3の好ましい態様としては、記録材5を押さえ込まない場合に記録材5の案内部材を兼用する態様が挙げられる。このとき、押さえ部材3の表面に記録材5を案内搬送する案内搬送面を形成する態様が好ましい。
更に、進退駆動手段4の好ましい態様としては、筋入れ部材1による折り筋処理の折り筋の位置精度及び折り筋の安定性を高めるという観点からすれば、押さえ部材3による記録材5の押さえ込み動作後に挿入溝2に対し待機位置Hにある筋入れ部材1を折り筋付与位置Mまで挿入させる方式が挙げられる。本態様によれば、挿入溝2に筋入れ部材1を挿入した際に記録材5が動いて折り筋位置がばらつく事態は有効に抑えられ、また、記録材5に張力がうまくかからず、折り筋が弱くなるという事態も有効に回避される。
更にまた、進退駆動手段4の好ましい態様として、筋入れ部材1による折り筋処理をより安定させるという観点からすれば、押さえ部材3で記録材5を押さえ込む間に、同一の記録材5に対して筋入れ部材1による進退動作を複数回繰り返す方式が挙げられる。
また、進退駆動手段4の好ましい態様として、筋入れ部材1の長手方向中央付近の折り筋形成不良を回避するという観点からすれば、筋入れ部材1の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材1の長手方向中央を境として両側に少なくとも配置される複数の個別進退機構と筋入れ部材1の長手方向中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置Mへの筋入れ部材1の移動タイミングを異ならせ、記録材5の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材5の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有するものが挙げられる。
ここで、個別進退機構は少なくとも筋入れ部材1の長手方向中央の両側に一つずつ配置されていればよいが、前記両側に複数ずつ設けるようにしてもよいし、更に、筋入れ部材1の長手方向中央に対応して設けてもよい。
本態様では、駆動制御手段としては、複数の個別進退機構による折り筋付与位置Mへの筋入れ部材1の移動タイミングが異なることを要する。これは、記録材5の所定ラインに折り筋を付すに当たり、記録材5の端から中央にかけて部分折り筋を付すことを可能にするための要件である。
特に、好ましい進退駆動手段4としては、筋入れ部材1の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材1の長手方向中央とこの中央を境として両側に配置される複数の個別進退機構と筋入れ部材1の長手方向中央に位置する個別進退機構及び当該個別進退機構よりも中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置Mへの筋入れ部材1の移動タイミングを異ならせ、記録材の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の中央付近の部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有する態様が挙げられる。
このような方式の進退駆動手段4の代表的態様としては、複数の個別進退機構が夫々筋入れ部材を進退させる回転可能な偏心カムを有し、駆動制御手段が各偏心カムを位相を異ならせた状態で同軸に設け、各偏心カムを回転駆動させるものが挙げられる。
この点、筋入れ部材1を一律に折り筋付与位置に移動させる態様では、筋入れ部材1の長手方向中央が撓んでしまう虞れがある。この場合、記録材5の折り筋ラインの中央の折り筋の形成具合が不安定になるため、折り筋装置の筐体強度を大きく設定することが必要である。
特に、厚紙やコート紙などの特殊記録材5にあっては曲げ強さが大きく、この特殊記録材5の曲げ強さが折り筋装置の筐体強度より大きい場合には、特殊記録材5に折り筋が付く前に筐体が歪み変形してしまうため、折り筋が付き難い。このため、特殊記録材5に対して折り筋を良好に付けるには筐体強度を大きくする必要性が高い。
尚、普通紙などの記録材5は通常曲げ強さが筐体強度よりも小さく、折り筋が付いた後に筐体が歪み変形することから、上述した特殊記録材5のような折り筋が付き難いという事態はあまり生じない。
本実施の形態では、このような折り筋装置は、記録材5に対して後処理を施す後処理装置や、この後処理装置を組み込んだ記録材処理装置の中で広く用いられる。
ここで、後処理装置には後処理具として少なくとも折り筋装置を備えていることが必要であるが、折り筋装置以外の後処理具(端綴じ装置、中綴じ装置、孔開け装置など)を含んでいてもよいことは勿論である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態1を示す説明図である。
―記録材処理装置の概要―
同図において、記録材処理装置は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置21と、この画像形成装置21にて画像形成された後の記録材に対して各種の後処理を施す後処理装置22とで構成される。
尚、後処理装置22は画像形成装置21に対して標準装備されるものであってもよいし、あるいは、ユーザーの要望に応じてオプションとして追加装備されるものであってもよい。
特に、本実施の形態では、画像形成装置21は画像形成部40が内蔵された装置筐体30を有し、この装置筐体30の頂部の幅方向一側に上方に突出する突出部31を設けると共に、この突出部31から記録材を排出する構成になっている。尚、画像形成装置21の突出部31の上方に図示外の画像読取装置を配設し、この画像読取装置にて読み込んだ画像を形成するようにしてもよい。
これに対し、後処理装置22は、画像形成装置21の側方に設けられる後処理装置筐体100を有し、この後処理装置筐体100内あるいはその外部に各種の後処理具を配設すると共に、画像形成装置21の装置筐体30の突出部31以外の頂部32には突出部31から排出された記録材Sが後処理装置筐体100側に搬送されるトランスポートユニット90を配設したものである。
―画像形成装置―
同図において、画像形成装置21は、装置筐体30内部に画像形成部40を配設し、この画像形成部40の下部には複数段(本例では四段)の記録材供給装置50(具体的には50a〜50d)を設ける一方、この記録材供給装置50から画像形成部40には略鉛直方向に延びる記録材搬送路51を設けたものである。
ここで、画像形成部40は、例えば電子写真方式を採用した中間転写型のものであって、各色トナー像を形成保持する複数の感光体41と、各感光体41に対向配置される中間転写ベルト47とを備えている。
そして、各感光体41の周囲には、各感光体41を帯電する帯電ロール等の帯電装置42と、帯電された感光体41に潜像を形成するレーザー走査装置などの露光装置43と、各感光体41上に形成された静電潜像を現像して可視像化する現像装置44と、各感光体41上のトナー像を中間転写ベルト47に一次転写する転写ロール等の転写装置45と、感光体41上の残留トナーを清掃する清掃装置46とを主要部として備えている。
そして、記録材搬送路51と中間転写ベルト47との間には中間転写ベルト47上に転写されたトナー像を記録材Sに二次転写するための二次転写装置52が配設され、記録材搬送路51の二次転写部位の下流側には記録材S上の未定着トナー像を定着するための定着装置53が配設されている。尚、符号54は二次転写部位の前に記録材Sを位置合わせ搬送する位置合わせロール、55は中間転写ベルト47上の残留トナーを清掃するための清掃装置である。
―後処理装置―
図4は図3に示す記録材処理装置から後処理装置22だけを抜き出した説明図である。
同図において、トランスポートユニット90は装置筐体30の突出部31以外の頂部32に沿って延びるユニット筐体91を有し、このユニット筐体91内には記録材搬送路92を設けると共に、この記録材搬送路92に沿って適宜数の搬送ロール111〜114を配設したものである。
また、後処理装置筐体100内にはトランスポートユニット90の記録材搬送路92に通じる記録材搬送路102が設けられ、この記録材搬送路102には適宜数の搬送ロール115,116が配設され、この搬送ロール115,116間に後処理具としての折り筋装置500が配設されている。更に、搬送ロール116の下方には複数の記録材Sを一時的に位置決め収容する位置決め収容受け150が配設されている。
そして更に、後処理装置筐体100には位置決め収容受け150に収容された記録材S束を搬送する搬送ロール117が設けられている。
また、搬送ロール115,116の間の下方には位置決め収容受け150に位置決めされた記録材Sの端部を綴じる後処理具としての端綴じ装置170が配設されている。
また、後処理装置筐体100の側方には製本用処理装置200が上下動可能に設けられると共に、この製本用処理装置200の下方には端綴じ、中綴じ等の後処理済みの記録材S束や後処理しない記録材Sを収容する可動排出収容受け250が上下動可能に設けられている。
ここで、製本用処理装置200は記録材S束の中央部を綴じる中綴じ装置220が設けられており、この中綴じ装置220の中綴じ位置に対して記録材搬送方向下流側には中綴
じされた記録材S束を搬送する搬送ロール118(図7参照)が設けられている。
―位置決め収容受け―
本実施の形態で用いられる位置決め収容受け150を図5に示す。
図5(a)(b)において、位置決め収容受け150は、記録材搬送路102の搬送ロール116から排出された記録材Sが自然落下可能な程度に記録材Sの排出方向と逆側を下方して傾斜配置されており、その下端部に位置決め部としての位置決め壁151を形成すると共に、この位置決め壁151に隣接した側縁にも位置決め部としての側縁位置決め壁152を形成したものである。
また、位置決め収容受け150の位置決め壁151近傍には複数(本例では三つ)の回転揃え部材153が設けられると共に、側縁位置決め壁152に対向した部位には記録材Sを押し付ける押し揃え部材156が設けられている。
本実施の形態において、回転揃え部材153は回転軸154の周囲に複数の弾性羽根155を径方向に配置したものであり、回転動作時に弾性羽根155を弾性変形させながら位置決め収容受け150に置かれた記録材Sを位置決め壁151に向けて揃えるものである。
また、押し揃え部材156は、図5(b)に示すように、記録材Sのサイズに応じて図示外の駆動機構にて所定位置に移動配置され、付勢ばね158にて付勢される押し板157にて側縁位置決め壁152側に記録材Sを押し付けるものである。
―第7搬送ロール―
また、本実施の形態で用いられる第7搬送ロール117の支持構造は、図5に示すように、位置が固定された支持軸に回転駆動される駆動ロール161と、この駆動ロール161に対して図示外の接離機構を介して接離自在で且つ駆動ロール161との間で記録材S束を挟持する際に駆動ロール161に対して従動回転する接離ロール162とを備えている。
このような位置決め収容受け150及び第7搬送ロール117にあっては、例えば位置決め収容受け150に記録材Sが収容される過程においては、図5(a)に示すように、第7搬送ロール117の接離ロール162が駆動ロール161から離間配置されており、第6搬送ロール116から排出された記録材Sは、Pに示すように移動した後、記録材Sの後端が第6搬送ロール116から離れた時点で落下し、位置決め収容受け150に沿ってPに示す方向に移動していき、回転揃え部材153及び押し揃え部材156にて位置決め収容受け150に位置決め収容される。
―端綴じ装置―
本実施の形態で用いられる端綴じ装置170の詳細を図5,図6に示す。
本実施の形態において、端綴じ装置170は、位置決め収容受け150に位置決め収容された記録材Sの端部を綴じ針で綴じるものである。
この端綴じ装置170は、図6に示すように、記録材Sの一角部を綴じるコーナ用端綴じ装置170aと、主として記録材Sの一側縁部を綴じる側縁用端綴じ装置170bとを備えており、これらの端綴じ装置170(170a,170b)は案内軌道171に沿って移動可能に設けられ、駆動機構175(例えば駆動ベルトに追従して移動する機構などを使用)にて適宜位置まで移動するようになっている。尚、本実施の形態では、案内軌道171は記録材Sの一角部に対応した部位に円弧状の湾曲軌道部172と記録材Sの一側縁に沿って直線軌道部173とを有している。
特に、本実施の形態では、コーナ用端綴じ装置170aは初期位置として湾曲軌道部172に対応して配置されており、側縁用端綴じ装置170bは初期位置として直線軌道部173のうち湾曲軌道部172から離間した部位に配置されている。
そして、例えば記録材Sの一側縁を二箇所で綴じる端綴じ二箇所モードの場合には、記録材Sのサイズに合わせた位置に側縁用端綴じ装置170bを順次移動させて二箇所に端綴じするようにしてもよいし、あるいは、コーナ用端綴じ装置170aと側縁用端綴じ装置170bとを共に用いて二箇所に端綴じするようにしてもよく、適宜設計変更して差し支えない。
―製本用処理装置―
図7は実施の形態で用いられる製本用処理装置200の詳細を示す。
同図において、製本用処理装置200の製本用処理筐体210は、記録材搬送路211を上下で区画する上側区画部材212と下側区画部材213とを備えている。
本実施の形態において、下側区画部材213は、上側区画部材212に比べて後処理装置筐体100からの突出寸法が短く設定されており、下側区画部材213が存在しない上側区画部材212の下方部分は可動排出収容受け250への記録材S束の排出開口214として開口している。
そして、本実施の形態では、下側区画部材213の下方には可動区画部材240が設けられている。この可動区画部材240は、例えば一部に駆動ギア241に噛合う図示外のギア歯を形成し、駆動ギア241の回転に応じて下側区画部材213の区画面に略沿って適宜延長するように移動するものである。
これは、記録材Sのサイズが大きい場合に可動区画部材240にて記録材Sを支持し、中綴じ装置220による中綴じ処理を可能にするものであり、可動区画部材240は記録材Sのサイズに応じて適宜移動するようになっている。
更に、この製本用処理筐体210には中綴じ装置220及び第8搬送ロール118が組み込まれている。
―中綴じ装置―
本実施の形態において、中綴じ装置220は、図7に示すように、記録材Sの搬送方向に直交する方向(幅方向)に対して一対固定的に設けられており、上側区画部材212に設置される中綴じ装置本体221と、下側区画部材213の一部に記録材S束の搬送に支障のないように設けられる対向部材230とで構成されている。
本例において、中綴じ装置本体221は、上側区画部材212に固定設置される支持台222を有し、この支持台222に対し揺動自在な可動綴じ部223を設け、上側区画部材212の一部に開設した打ち込み開口224を介して記録材搬送路211中の記録材S束に綴じ針を打ち込むものである。尚、可動綴じ部223は綴じ針を打ち込む機能を具備したものであり、端綴じ装置170と略同様の構成を有するものである。
また、上記対向部材230は硬質材料からなるものであり、可動綴じ部223の中綴じ位置に対応して配置されている。
更に、本実施の形態では、一対の中綴じ装置220は固定的に設けられているが、例えば記録材Sのサイズに応じて中綴じ位置を可変設定するという要請がある場合には、一対の中綴じ装置220を記録材Sの幅方向に沿って移動させるように可動機構を介して支持するようにしても差し支えない。
―第8搬送ロール―
第8搬送ロール118は、図7及び図8に示すように、第7搬送ロール117と同様に、下側に駆動ロール161を有すると共に、上側に接離ロール162を有している。
尚、駆動ロール161は駆動モータ261からの駆動力を駆動伝達機構262を介して支持軸263に伝達するものであり、一方、接離ロール162は図示外の付勢ばねにて駆動ロール161側に付勢されている。
本実施の形態では、第8搬送ロール118は一対の中綴じ装置220の間に設けられており、上側区画部材212のロール開口225を介して両者が対向配置されている。
特に、本実施の形態では、第8搬送ロール118は、第7搬送ロール117によって記録材S束を挟持搬送している場合には、駆動ロール161と接離ロール162とを離間配置しており、一方、中綴じ装置220による中綴じ処理が終了した場合には、第8搬送ロール118は、駆動ロール161と接離ロール162とで記録材S束を挟持搬送するようになっている。
―折り筋装置―
本実施の形態において、折り筋装置500は、図9(a)に示すように、記録材搬送路102の下方側で記録材Sの搬送方向に直交する方向に進退可能に設けられると共に記録材Sの例えば搬送方向中央ラインに沿って折り筋を付す筋入れユニット501と、記録材搬送路102の上方側に設けられる溝形成ブロック502と、前記筋入れユニット501を待機位置と折り筋付与位置との間で昇降させる昇降装置503とを備えている。
尚、記録材搬送路102の一部には記録材Sの位置を検知するための位置検知器103が設けられている。
そして、この折り筋装置500は、図9(b)に示すように、筋入れユニット501に対応した部位に記録材Sの搬送方向中央ラインを配置し、図9(c)に示すように、筋入れユニット501と溝形成ブロック502との間で折り筋Saを形成するものである。
以下、本実施の形態で用いられる折り筋装置500をより詳細に説明する。
折り筋装置500は、図10ないし図17に示すように、上部枠体511と下部枠体512とが側板513にて連結された装置枠体510を有し、この装置枠体510内に筋入れユニット501,溝形成ブロック502及び昇降装置503を組み込んだものである。
尚、装置枠体510は、図10及び図11に示すように、位置決めピン515,516にて後処理装置筐体100の所定部位に位置決めされた後、調整ねじ517にて固定されるようになっている。
ここで、筋入れユニット501は、特に図13,図16及び図17に示すように、記録材Sの搬送方向中央ラインに沿って延びるSUS等の薄い板材からなる筋入れ刃520と、この筋入れ刃520の上側部分を残して保持する一対の保持板521と、この一対の保持板521の外側にねじ等の固定具523にて夫々固定配置される例えばPOM(ポリアセタール)からなる一対の押さえブロック522と、前記一対の保持板521の下部のうち長手方向中央及び両端部付近に固定具526にて固定される例えばPOMからなる複数(本例では3つ)のリング状のカムフォロワ525(525a〜525c)とを備えている。
そして、上記保持板521の長手方向両端部は装置枠体510の側板513の孔部を貫通して配置されており、装置枠体510の側板513に取り付けられた案内板519の上下方向に延びる案内溝519に沿って摺動自在に保持されている。
尚、符号524は保持板521を固定するためのねじ等の固定具、522dは保持板521の固定具524が押さえブロック522の上下動の際に干渉する事態を回避するための凹条、522eは中央に位置するカムフォロワ525c(525)と干渉しないように当該カムフォロワ525c(525)に対応して押さえブロック522部分を一部切欠形成した切欠である。
また、溝形成ブロック502は上部枠体511に位置決めピン531(図10参照)を介して位置決め固定されており、筋入れユニット501の筋入れ刃520に対応した部位にスリット状の挿入溝530(図18〜図20,図23参照)を形成したものである。
更に、昇降装置503は、装置枠体510の両側板513に貫通する回転軸540を有し、この回転軸540の中央及び両端部付近には偏心カム541(541a〜541c)を同軸に固定すると共に、前記カムフォロワ525(525a〜525c)内に対応する偏心カム541(541a〜541c)を嵌合させるようにしたものである。
本例では、偏心カム541a及び541bは筋入れユニット501の長手方向中央を境に対称的位置に配置されている。
そして、前記回転軸540は、装置枠体510の側板513に配設された駆動モータ542からの駆動力を例えば駆動伝達ギア列からなる駆動伝達機構543を介して駆動伝達されるようになっている。
更に、駆動伝達機構543の駆動伝達ギア列のうち前記回転軸540と同軸に設けられている駆動伝達ギアと同軸に回転板544を設け、この回転板544の一部を切欠き、この切欠の位置を光学検知器545にて検知することにより、偏心カム541のホームポジションを把握するようになっている。
更にまた、装置枠体510の下部枠体512には支持ブロック550が長手方向中央付近で分離した状態で設けられており、この支持ブロック550には長尺な軸受溝551が形成されると共に、この軸受溝551に回転軸540が回転可能に支持されている。そしてまた、支持ブロック550にはばね受け用凹部552が長手方向に沿って適宜間隔毎に設けられており、このばね受け用凹部552に例えばコイルスプリングからなる付勢ばね553が保持され、この付勢ばね553が押さえブロック522を弾性支持するようになっている。
尚、図17に示すよう押さえブロック522の下部にも前記付勢ばね553の上部が嵌合する嵌合孔527が設けられている。
−昇降装置による動作−
次に、昇降装置503による動作例を図18ないし図20に基づいて説明する。
図18は偏心カム541が下死点に位置する状態を示す。
このとき、偏心カム541に追従して動くカムフォロワ525も最も低い位置に位置することになる。このため、筋入れユニット501の筋入れ刃520は、最も低い待機位置Hに位置する。
次いで、図19に示すように、偏心カム541が所定角度(例えば90度)回転すると、偏心カム541による偏心量が下死点位置から上昇し、これに伴ってカムフォロワ525も追従して上昇し、筋入れユニット501の筋入れ刃520が上昇すると共に、筋入れ刃520の保持板521には固定具523が貫通しており、この固定具523を介して押さえブロック522も上昇する。
この状態では、押さえブロック522が溝形成ブロック502に接触するようになっており、記録材Sが搬送されていれば押さえブロック522にて記録材Sが押さえ込まれるようになっている。た、筋入れ刃520の先端は押さえブロック522と溝形成ブロック502との接触部よりも挿入溝530側に突出しないように配置されている。
更に、図20に示すように、偏心カム541が所定角度(例えば90度)回転すると、偏心カム541が上死点位置に到達することになり、これに伴ってカムフォロワ525が最も上昇した位置に到達し、筋入れユニット501の筋入れ刃520が溝形成ブロック502の挿入溝530に挿入する。
そして、筋入れ刃520が溝形成ブロック502の挿入溝530に挿入されると、押さえブロック522による記録材Sの押さえ込み力に抗して記録材Sが摺動し、筋入れ刃520が記録材の所定ラインに沿って折り筋を形成する。
このとき、筋入れ刃520の保持板521には固定具523が貫通しているが、この固定具523の貫通孔を図19の位置を境に上下方向に延びる長孔として形成しておけば、保持板521が上昇しても、固定具523の位置が上昇しない状態になり、この結果、押さえブロック522の位置は図19の状態と変化しない状態に保たれる。この状態では、押さえブロック522は付勢ばね553の付勢力で溝形成ブロック502に記録材Sを介して押し付けられる。
―昇降装置の偏心カムの位相差設定―
本実施の形態において、昇降装置503は、図21に示すように、駆動モータ542からの駆動力が駆動伝達機構543を介して回転軸540に伝達されて各偏心カム541(541a〜541c)が順次回転すると、筋入れユニット501の長手方向一端側に位置する偏心カム541(本例では541a)が最初に上死点に達し(工程I)、筋入れユニット501の長手方向他端側に位置する偏心カム541(本例では541b)が所定の位相差θab(例えば30度)をもって次に上死点に達し(工程II)、最後に筋入れユニット501の長手方向中央に位置する偏心カム541(本例では541c)が所定の位相差θbc(例えば30度)をもって上死点に達するようになっている(工程III)。
ここで、各偏心カム541(541a〜541c)について補足すると、図21に示すように、各偏心カム541(541a〜541c)は、同一の位相位置に下死点Pminを有しており、偏心カム541aは下死点Pminから位相差θaをもって上死点Pmaxに到達し、偏心カム541bは下死点Pminから位相差θbをもって上死点Pmaxに到達し、偏心カム541cは下死点Pminから位相差θcをもって上死点Pmaxに到達するようになっている。
本態様では、位相差θa〜θcはθa<θb<θcの関係に設定されており、各偏心カム541(541a〜541c)が上死点Pmaxに到達するタイミングが位相差θab(θb−θa)、θbc(θc−θb)だけずれるように設定されている。
また、各偏心カム541(541a〜541c)は、図22に示すように、同一の位相位置(0°)で下死点に位置し(図18参照)、例えば所定角度(例えば90°)回転した時点で押さえブロック522が溝形成ブロック502に接触する状態(図19参照)に到達し、その後、偏心カム541aが最初に上死点に到達し(図20参照)、位相差θab後に偏心カム541bが上死点に到達し、更に位相差θbc後に偏心カム541cが上死点に到達し、1回転することで最初の状態に戻る。
このため、本実施の形態において、上記昇降装置503の動作に伴って、図23(a)〜(c)に示すように、工程Iでは筋入れ刃520が長手方向一端側に片寄って上昇し、図23(d)に実線Iで示すような記録材Sの端から中央にかけての部分折り筋を形成し、工程IIでは筋入れ刃520が長手方向他端側に片寄って上昇し、図23(d)に点線IIで示すような記録材Sの端から中央にかけての部分折り筋を形成し、工程IIIでは筋入れ刃520が長手方向中央において最も上昇し、図23(d)に一点鎖線IIIで示すような記録材Sの中央付近での部分折り筋を形成することになる。
このように、本実施の形態では、記録材Sの長手方向の端から中央にかけての部分折り筋をつけた後に、記録材Sの中央にかけて部分折り筋をつけるようにしたため、例えば筋入れ刃520を一律に上昇させた場合に比べて、記録材Sの長手方向中央での折り筋形成不良は生じ難い。
ここで、筋入れユニット501による折り筋形成具合をより安定させるという観点からすれば、昇降装置503の回転軸540を複数回回転させ、筋入れ刃520による同じ箇所の部分折り筋の形成動作を繰り返すようにしてもよい。
―折り筋装置の各パラメータ―
図24(a)(b)に示すように、折り筋装置の各パラメータについて検討する。
先ず、以下のようにパラメータを定義する。
A1:溝形成ブロック502の表面からの筋入れ刃520の挿入代
A2:記録材Sの浮き量
B1:筋入れ刃520の厚み
B2:挿入溝530の溝幅
C1:挿入溝530の記録材搬送方向下流側に位置する案内面の深さ方向寸法
C2:前記案内面の記録材搬送方向に沿う寸法
F1,F2:押さえブロック522による記録材押さえ力
R:挿入溝530の記録材搬送方向下流側に位置する湾曲状の案内面の曲率半径
本実施の形態では、溝形成ブロック502の挿入溝530の記録材搬送方向上流側エッジ部に湾曲状の案内面536が形成されると共に、挿入溝530の記録材搬送方向下流側には直線状の案内面537が形成されている。
また、筋入れユニット501の前後に位置する押さえブロック522の溝形成ブロック502側に位置する表面には記録材搬送方向上流側に向かって記録材Sの搬送経路を拡開する案内傾斜面528,529が設けられている。
ここで、溝形成ブロック502側の案内面536,537は筋入れユニット501の筋入れ刃520を挿入溝530に挿入した場合に、記録材Sの折り筋周辺に肩部が形成されないように配慮したものである。
一方、押さえブロック522の案内傾斜面528,529は押さえブロック522が溝形成ブロック502と非接触である場合に、記録材Sが案内傾斜面528,529に沿って案内搬送されるようになっている。
先ず、A1については、案内面536,537のR、C1、C2を考慮し、これらの案内面536,537と挿入溝530との境界部よりも筋入れ刃520が挿入溝530に深く挿入されることを必要とする。
A2については押さえブロック522にて記録材Sを押さえるため、原則的にA2は0であることがよい。
B1については筋入れ刃520の厚みが厚くなると、例えば0.2mm以上であると折り筋の先端に2箇所の折り目がつき易くなるため、これ未満で設定することが好ましく、より好ましくは0.1mm以下で設定するのがよい。
B2については、例えばB1が0.1mmである場合には、B2が2.0mm程度であっても、A1の値を調整することで記録材Sに折り筋を付すことが可能である。
R、C1、C2は上述したように記録材Sの折り筋周辺に肩部が形成されない範囲で選定すればよく、これらが大きくなるとA1が小さくなることに相当するため、上述したように、A1の値を調整することが必要である。
更に、F1,F2については筋入れユニット501による折り筋形成時に押さえブロック522による記録材Sの押さえが摺動可能になるように設定することが必要である。この記録材押さえ力は、押さえブロック522と記録材S表面との摩擦係数によっても変化するため、押さえブロック522の記録材押さえ部分の表面形状としてリブや表面加工を施し、これにより記録材押さえ力を更に低減することが好ましい。
―筋入れユニットの変形形態―
本実施の形態において、筋入れユニット501は、図16に示す態様に限られるものではなく、例えば図25,26に示す態様を用いるようにしてもよい。
この筋入れユニット501は、筋入れ刃520を一対の保持板521で保持し、支持板560に保持板521を固定すると共に、支持板560の下部にカムフォロワ525を固定し、また、押さえブロック522については長手方向に沿って櫛歯状に押さえ部561を形成し、保持板521に対して押さえブロック522を上下動自在に取り付けるようにしたものである。
ここで、押さえブロック522の上下動自在な構造は、保持板521に上下方向に延びる長孔562を形成し、この長孔562に対して固定具563を摺動自在に移動させることにより、押さえブロック522が図示外の溝形成ブロックに接触した後には筋入れユニット501の筋入れ刃520だけを押さえブロック522に対して図示外の挿入溝側に挿入させるようにしたものである。
尚、図26に示すように、押さえブロック522の保持板521側面には上下方向に延びる凹条565が長手方向に沿って適宜間隔で形成されている。この凹条565は筋入れ刃520を一対の保持板521で保持固定する際のねじ等の固定具が押さえブロック522の上下動の際に干渉する事態を回避するようにしたものである。
―制御系―
図27は本実施の形態で用いられる記録材処理装置の制御系を示す。
同図において、画像形成装置21は、記録材Sのサイズ、部数、孔開け処理の有無、綴じモードの有無などを操作する操作部400と、この操作部400からの情報に基づいて各動作対象物(モータ・検出器等)420を制御する制御装置410とを備えている。
また、後処理装置22は、画像形成装置21の制御装置410との間で相互にやりとりする制御装置430を有し、この制御装置430にて各動作対象物(モータ・検出器等)440を制御することに加えて、各後処理具としての折り筋装置500、位置決め収容受け150での記録材位置決め処理、端綴じ装置170、中綴じ装置220、可動排出収容受け250などを制御するものである。
―記録材処理装置の作動―
次に、本実施の形態で用いられる記録材処理装置の作動について説明する。
本実施の形態において、画像形成装置21の制御装置410及び後処理装置22の制御装置430は、図28に示すように、後処理の有無について判断し、後処理が端綴じモードか、折り筋モードか、中綴じモードか、それ以外かを判断し、後処理のない場合には通常モードを実行し、また、後処理のモードに応じて、端綴じモード、中綴じモード、折り筋モード、あるいは、その他のモード(例えば孔開けモード等)を実行する。
―通常モード―
今、記録材処理装置が通常モードで実行されている場合について説明すると、記録材供給装置50(50a〜50d)から供給された記録材Sに画像形成部40により画像が形成されると、作像済みの記録材Sは定着装置53を経てトランスポートユニット90を経由して後処理装置22に移行した後、何等後処理を施されずに可動排出収容受け250に排出収容される。
このとき、本実施の形態では、製本用処理装置200は通常モード時には初期位置である上方に退避移動するため、製本用処理装置200を経由することなく、後処理装置22内を搬送される記録材Sはそのまま可動排出収容受け250に排出される。
尚、本実施の形態では、通常モードの記録材も、後処理済みの記録材もいずれも可動排出収容受け250に排出するようにしているが、これに限られるものではなく、例えば画像形成装置21の装置筐体30に通常モードの記録材Sを収容するための排出収容部を別に設け、こちらの通常モードの記録材Sを収容するようにしてもよい。
―折り筋モード―
次に、記録材処理装置が折り筋モードで実行されているとすると、画像形成装置21で画像形成された記録材Sは、トランスポートユニット90を経由して後処理装置22の記録材搬送路102に搬送される。
そして、記録材搬送路102に搬入した記録材Sは、図9に示すように、位置検知器103にて所定位置まで搬送された後、記録材Sの搬送方向中央が折り筋装置500による折り筋処理位置に到達した時点で搬送ロール115,116の駆動を停止させることで一端停止する。
この状態において、本実施の形態では、折り筋装置500が記録材Sの中央に折り筋を付与する。
この後、折り筋が付与された記録材は、図29に示すように、位置決め収容受け150に一旦位置決め収容される。
この後、搬送ロール117にて折り筋が付された記録材S束がまとめて搬送され、可動排出収容受け250にそのまま排出収容される。
尚、本モードでは、製本用処理装置200は、初期位置においては上方に退避しているため、位置決め収容受け150から排出される記録材S束は製本用処理装置200を介さずに可動排出収容受け250に排出される位置関係に設定される。
―端綴じモード―
次に、記録材処理装置が端綴じモードで実行されている場合について説明すると、以下のようである。
製本用処理装置200は、初期位置においては上方に退避しているため、位置決め収容受け150から排出される記録材S束は製本用処理装置200を介さずに可動排出収容受け250に排出される位置関係に設定される。
この状態において、画像形成装置21にて作像された記録材Sはトランスポートユニット90を経由して後処理装置22へと導かれる。
そして、後処理装置22に導かれた記録材Sは順次位置決め収容受け150に位置決め排出される。
このとき、図30に示すように、第7搬送ロール117は離間配置されているため、記録材Sが第7搬送ロール117に邪魔されて位置決め収容受け150への排出動作に支障をきたすことはない。
しかる後、この位置決め収容受け150では、回転揃え部材153、及び、押し揃え部材156にて記録材Sが隣接する二方向にて位置決め収容される。
上記動作を所定枚数繰り返し、所定枚数の記録材S束が位置決め収容受け150に揃えられると、端綴じ装置170は、位置決め収容受け150に位置決め収容された記録材S束の端部(記録材S束の一角部を一箇所又は一側縁部を二箇所)を綴じ針190で綴じる。
そして、端綴じ装置170の端綴じ処理が終了すると、第7搬送ロール117は位置決め収容受け150内の端綴じ済み記録材S束を挟持して搬送し、可動排出収容受け250に排出する。
また、本実施の形態にあっては、製本用処理装置200は、端綴じモード時には初期位置に退避しているため、可動排出収容受け250の上方空間部が広くなり、可動排出収容受け250から端綴じ済記録材S束を取出し易い点で好ましい。
尚、本実施の形態では、製本用処理装置200が端綴じモード時に初期位置に退避する態様を採用しているが、これに限られるものではなく、製本用処理装置200を中綴じモード時の位置に固定的に設けるようにしても差し支えない。この場合には、中綴じ装置220による中綴じ処理を行うことなく、第7搬送ロール117にて端綴じ記録材S束を挟持搬送した後に第8搬送ロール118に受け渡した上で可動排出収容受け250に排出するようにすればよい。
―中綴じモード―
記録材処理装置が中綴じモードを実行する場合について説明すると、以下のようである(図31参照)。
今、中綴じモードが選択されると、製本用処理装置200は初期位置から中綴じ処理可能なセット位置まで下降する。
この状態において、画像形成装置21にて作像済みの記録材Sはトランスポートユニット90を経由して後処理装置22に導かれる。
この後、後処理装置22では、上述した折り筋モードと同様な折り筋処理が行われ、記録材Sを一旦停止後に、記録材S中央部に折り筋装置500による折り筋Saを形成する。
しかる後、折り筋Saの付された記録材Sは位置決め収容受け150に一旦排出収容される(図31(a)参照)。
この位置決め収容受け150では、回転揃え部材153、及び、押し揃え部材156にて記録材Sが隣接する二方向にて位置決め収容される。
上記動作を所定枚数繰り返し、所定枚数の記録材S束が揃った状態で、第7搬送ロール117が位置決め収容受け150にて位置決め収容された記録材S束を挟持した後、記録材Sのサイズに応じて所定量m、具体的には中綴じ装置220による中綴じ位置が記録材S束中央部となる位置まで搬送する(図31(a)参照)。
この後、中綴じ装置220にて綴じ針190による中綴じ処理が行われ、しかる後、第8搬送ロール118が中綴じ済みの記録材S束を挟持して搬送し、可動排出収容受け250に排出する(図31(b)参照)。尚、第8搬送ロール118にて記録材S束が挟持搬送された場合には、記録材S束の搬送性を良好に保つ上で第7搬送ロール117は離間配置されている。
今、図32(b)に示す実施例モデルにおいて、折り筋装置500の基本的構成として、溝形成ブロック502に挿入溝530を形成すると共に、この挿入溝530に筋入れユニット501の筋入れ刃520を挿入可能とし、この挿入溝530を挟んだ記録材Sの搬送方向前後に押さえブロック522を設け、挿入溝530のエッジ部には特に案内面などを形成しないようにした。
この実施例モデルにおいて、SUS製の筋入れ刃520の厚みを0.1mmとし、筋入れ刃520の挿入溝530への挿入代A1と、挿入溝530の溝幅B2とをパラメータとして変化させ、折り筋形成具合の良否について調べたところ、図32(a)に示す結果が得られた。
図32(a)において、●は折りOK、△は折り目不十分、×は折りNG(筋に沿って折れない)であることを示す。
同図によれば、B2に対してA1を大きくすれば、記録材Sの折り筋部分の先端を鋭くすることが可能になるため、折り筋形成具合が良好であることが理解される。
本発明が具現化される実施の形態モデルに係る折り筋装置の概要を示し、(a)は折り筋付与前の状態、(b)は折り筋付与時の状態を示す説明図である。 (a)は実施の形態モデルに係る折り筋装置の折り筋形成原理を示す説明図、(b)は比較の形態モデルに係る折り筋装置の折り筋形成原理を示す説明図である。 本発明が適用された実施の形態1に係る記録材処理装置の全体構成を示す説明図である。 図3の記録材処理装置で用いられる後処理装置を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる位置決め収容受け及び端綴じ装置の概要を示す説明図、(b)は(a)中B−B線断面説明図である。 実施の形態1で用いられる端綴じ装置の配置関係を示す説明図である。 実施の形態で用いられる中綴じ装置及び排出収容受けの概要を示す説明図である。 図7中VIII方向から見た矢視図である。 (a)は実施の形態1で用いられる折り筋装置の概要を示す説明図、(b)(c)は(a)に示す折り筋装置で折り筋を施す状態を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる折り筋装置の詳細を示す斜視説明図である。 図10に示す折り筋装置を別の方向から見た斜視説明図である。 図10に示す折り筋装置の正面説明図である。 図10に示す折り筋装置の上部フレームと溝形成部材とを取りはずした状態を示す斜視説明図である。 図13に示す折り筋装置から更に筋入れユニットを取り外した状態を示す斜視説明図である。 図14に示す折り筋装置を底面側から見た斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる筋入れユニットの全体構成を示す説明図である。 図16に示す筋入れユニットを底面側から見た矢視図である。 折り筋装置の昇降装置の偏心カム下死点時の状態を示す説明図である。 折り筋装置の昇降装置の押さえブロックが溝形成ブロックに接触した時の状態を示す説明図である。 折り筋装置の昇降装置の偏心カム上死点時の状態を示す説明図である。 折り筋装置の昇降装置の各偏心カムの位相差関係を示す説明図である。 折り筋装置の昇降装置の各偏心カムの回転挙動をまとめた説明図である。 (a)〜(c)は折り筋装置による折り筋付与処理の工程I〜IIIの動作例を示す説明図、(d)は各工程における記録材への折り筋処理状態の一例を示す説明図である。 折り筋装置による折り筋付与処理の内容を示し、(a)は折り筋付与処理前の状態、(b)は折り筋付与処理時の状態を示す説明図である。 筋入れユニットの変形形態を示す説明図である。 図25に示す筋入れユニットの分解説明図である。 実施の形態1で用いられる制御系を示す説明図である。 図27の制御系における記録材処理制御過程を示すフローチャートである。 折り筋モード時における各部の処理内容を示す説明図である。 端綴じモード時における各部の処理内容を示す説明図である。 (a)(b)は中綴じモード時における各部の処理内容を示す説明図である。 (a)は簡易な実施例モデルについて各部の寸法パラメータを可変設定して折り筋処理を評価した説明図、(b)は簡易な実施例モデルの概要を示す説明図である。
符号の説明
1…筋入れ部材,2…挿入溝,3…押さえ部材,4…進退駆動手段,5…記録材,H…待機位置,M…折り筋付与位置

Claims (12)

  1. 記録材の所定ラインに沿って折り筋を付す折り筋装置であって、
    記録材の所定ラインに沿って延び且つ記録材の所定ラインに対して折り筋を付す筋入れ部材と、
    この筋入れ部材に対向した部位に設けられ、筋入れ部材が挿入可能な挿入溝と、
    前記筋入れ部材を挟んで設けられ、前記筋入れ部材と前記挿入溝との間に記録材の所定ラインを配置した状態で且つ筋入れ部材の先端が記録材位置から突出しない待機位置に位置する状態で記録材の所定ラインを挟んだ部位を押さえ込む押さえ部材と、
    前記待機位置と記録材に折り筋が付される折り筋付与位置との間で筋入れ部材を進退可能に駆動すると共に、前記押さえ部材にて記録材が押さえ込まれた状態で筋入れ部材に記録材の所定ライン周辺部を沿わせるように押さえ部材による記録材の押さえ込み力に抗して挿入溝に対し待機位置にある筋入れ部材を折り筋付与位置まで挿入させる進退駆動手段とを備えたことを特徴とする折り筋装置。
  2. 請求項1記載の折り筋装置において、
    挿入溝は、筋入れ部材の厚みと記録材の厚みの2倍とを加算した値よりも大きい溝幅を有することを特徴とする折り筋装置。
  3. 請求項1記載の折り筋装置において、
    挿入溝は、筋入れ部材が折り筋付与位置に挿入された場合に、筋入れ部材の先端との間で記録材の折り筋先端を挟持する押し当て面を有していないことを特徴とする折り筋装置。
  4. 請求項1記載の折り筋装置において、
    挿入溝は、その縁部に入口側に向かって幅寸法が拡開する案内面を有し、筋入れ部材の折り筋付与位置を案内面よりも奥に設定することを特徴とする折り筋装置。
  5. 請求項1記載の折り筋装置において、
    押さえ部材は、記録材を押さえ込まない場合に記録材の案内部材を兼用することを特徴とする折り筋装置。
  6. 請求項1記載の折り筋装置において、
    進退駆動手段は、押さえ部材による記録材の押さえ込み動作後に挿入溝に対し待機位置にある筋入れ部材を折り筋付与位置まで挿入させることを特徴とする折り筋装置。
  7. 請求項1記載の折り筋装置において、
    進退駆動手段は、押さえ部材で記録材を押さえ込む間に、同一の記録材に対して筋入れ部材による進退動作を複数回繰り返すことを特徴とする折り筋装置。
  8. 請求項1記載の折り筋装置において、
    進退駆動手段は、
    筋入れ部材の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材の長手方向中央を境として両側に少なくとも配置される複数の個別進退機構と前記筋入れ部材の長手方向中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置への筋入れ部材の移動タイミングを異ならせ、記録材の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする折り筋装置。
  9. 請求項1記載の折り筋装置において、
    前記進退駆動手段は、
    筋入れ部材の長手方向の複数箇所で且つ筋入れ部材の長手方向中央とこの中央を境として両側に配置される複数の個別進退機構と前記筋入れ部材の長手方向中央に位置する個別進退機構及び当該個別進退機構よりも中央を境として両側に位置する個別進退機構による折り筋付与位置への筋入れ部材の移動タイミングを異ならせ、記録材の所定ラインの一端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の所定ラインの他端から中央にかけての部分筋入れと、記録材の中央付近の部分筋入れとを別々に付与するように駆動制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする折り筋装置。
  10. 請求項8又は9記載の折り筋装置において、
    複数の個別進退機構は夫々筋入れ部材を進退させる回転可能な偏心カムを有し、
    駆動制御手段は各偏心カムを位相を異ならせた状態で同軸に設け、各偏心カムを回転駆動させるものであることを特徴とする折り筋装置。
  11. 後処理装置筐体内に請求項1ないし10いずれかに記載の折り筋装置を備えたことを特徴とする後処理装置。
  12. 記録材に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置にて画像形成された記録材に対して後処理を施す後処理装置とを備え、前記後処理装置として請求項11記載の後処理装置を用いたことを特徴とする記録材処理装置。
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