JP2001302089A - シート折り装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート折り装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2001302089A
JP2001302089A JP2000124693A JP2000124693A JP2001302089A JP 2001302089 A JP2001302089 A JP 2001302089A JP 2000124693 A JP2000124693 A JP 2000124693A JP 2000124693 A JP2000124693 A JP 2000124693A JP 2001302089 A JP2001302089 A JP 2001302089A
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sheet
folding
pair
conveying
roller
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Koji Nagano
宏二 永野
Hironori Sato
浩紀 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの折り位置に狂いが生じないようにす
る。 【解決手段】 シート折り装置50は、シートを挟んで
回転して搬送するシート搬送回転体対51,52と、シ
ート搬送回転体対によって搬送されてきたシートを渡し
て受け取る互いに逆回転可能なシート折り回転体対57
a,57bと、シート折り回転体対に渡されたシートの
中間部分を突いて、中間部分をシート折り回転体対間に
挿入するシート突き部材55と、シート折り回転体対間
よりシート搬送方向の下流側に配設されて、シートのシ
ート折り回転体対間より下流側の部分に、シート搬送方
向の上流側に向けてシートに搬送力を付与する上流方向
搬送力付与手段180,57aと、を備え、シートがシ
ート折り回転体対間に挿入されるとき、シート搬送回転
体対と上流方向搬送力付与手段とによって、シート折り
回転体対間の方に向けて同じ大きさの搬送力をシートに
付与するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを折るシー
ト折り装置と、このシート折り装置を本体に備えた複写
機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器等
の画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート折り装置が、特表平5−5
05154号公報、特開平9−183565号公報等に
開示されている。これらの公報に開示されているシート
折り装置は、ほぼ垂直な状態で綴じられたシート束を、
立てかけた状態で一方側に位置する折りローラ対間に、
他方の側に位置する突き板で押し込んで、折りローラ対
の加圧力によって折るようになっている。
【0003】また、従来、別のシート折り装置は、折り
部とは別のスタック部分において整合され、綴じ装置で
綴じられたシート束を折り部で受け取り、折り部より上
流側で、そのシート束を保持し、且つ下流側を移動自在
の状態にして、折るようになっている。なお、シートに
は、普通紙、普通紙の樹脂製の代用品、厚紙等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シート束を立
てかけた状態で折るシート折り装置は、シート束を厚み
方向の両側から保持する機構を備えていないため、シー
ト束を突き板で突いて折りローラ対に送り込むとき、折
り部の上流側と下流側に該当するシート束の部分と折り
部の傍の搬送路との間に生じる搬送抵抗力により折りロ
ーラ対に対するシート束の搬送が不安定であった。この
ため、突き板が折り目標位置を正確に突くことができ
ず、突き位置にずれが生じ、折り位置が狂うことがあっ
た。
【0005】また、シート束の上流側を保持してシート
を折るシート折り装置は、図21(a)、図21(b)
に示すように、シート束Pを突き板55で折りローラ対
57a,57bに送り込むとき、束搬送上ローラ51と
束搬送下ローラ52とに挟持されて拘束されている上流
側の部分Paと比較して、移動自在の状態になっている
下流側の部分Pbと比較して搬送抵抗が少なく、突き板
55より下流側の部分Pbが折りローラ対57a,57
b間に引き込まれて、突き板55が折り目標位置181
を正確に突くことができず、突き位置にずれが生じ、折
り位置が狂うことがあった。
【0006】(目的)本発明は、シートの折り位置に狂
いの生じないシート折り装置と、このシート折り装置を
備えた画像形成装置とを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート折り装置は、シートを挟んで回転し
て搬送するシート搬送回転体対と、前記シート搬送回転
体対によって搬送されてきたシートを渡して受け取る互
いに逆回転可能なシート折り回転体対と、前記シート折
り回転体対に渡された前記シートの中間部分を突いて、
前記中間部分を前記シート折り回転体対間に挿入するシ
ート突き部材と、前記シート折り回転体対間よりシート
搬送方向の下流側に配設されて、前記シートの前記シー
ト折り回転体対間より前記下流側の部分に、シート搬送
方向の上流側に向けて前記シートに搬送力を付与する上
流方向搬送力付与手段と、を備え、前記シートが前記シ
ート折り回転体対間に挿入されるとき、前記シート搬送
回転体対と前記上流方向搬送力付与手段とによって、前
記シート折り回転体対間の方に向けて同じ大きさの搬送
力を前記シートに付与するようになっている。
【0008】前記シート折り回転体対は、前記シート搬
送回転体対より低い位置に配設されている。
【0009】前記上流方向搬送力付与手段は、前記シー
ト折り回転体対の内、前記シート搬送方向の下流側のシ
ート折り回転体と、前記下流側のシート折り回転体に前
記シートを押圧する押圧部材とを有している。
【0010】前記上流方向搬送力付与手段は、前記シー
トの前記シート折り回転体対間より前記下流側の部分を
挟んで回転して前記上流側へ搬送するシート逆搬送回転
体対を有している。
【0011】前記シート搬送回転体対によって前記シー
トが搬送されてきているとき、前記シート折り回転体対
の内、前記下流側のシート折り回転体は、前記シート搬
送方向の上流側のシート折り回転体から離れて、前記シ
ートを前記下流方向へ搬送回転可能であり、前記上流方
向搬送力付与手段は、前記シート折り回転体対の内、前
記シート搬送方向の下流側のシート折り回転体と、前記
下流側のシート折り回転体に前記シートを押圧する押圧
部材とを有している。
【0012】前記押圧部材は、回転体である。前記押圧
部材は、押圧片である。
【0013】上記目的を達成するため、本発明のシート
折り装置は、シートを挟んで回転して搬送するシート搬
送回転体対と、前記シート搬送回転体対によって搬送さ
れてきたシートを渡して受け取る互いに逆回転可能なシ
ート折り回転体対と、前記シート折り回転体対に渡され
た前記シートの中間部分を突いて、前記中間部分を前記
シート折り回転体対間に挿入するシート突き部材と、前
記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の上流側に
配設されて、前記シートの前記シート折り回転体対間よ
り前記上流側の部分に、シート搬送方向の下流側に向け
て前記シートに搬送力を付与する下流方向搬送力付与手
段と、前記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の
下流側に配設されて、前記シートの前記シート折り回転
体対間より前記下流側の部分に、シート搬送方向の上流
側に向けて前記シートに搬送力を付与する上流方向搬送
力付与手段と、を備え、前記シート折り回転体対が互い
に離れた状態で、前記下流方向搬送力付与手段と前記上
流方向搬送力付与手段とによって、前記シート折り回転
体対間の方に向けて同じ大きさの搬送力を前記シートに
付与するようになっている。
【0014】前記下流方向搬送力付与手段は、前記シー
ト折り回転体対の内、前記シート搬送方向の上流側のシ
ート折り回転体と、前記上流側のシート折り回転体に前
記シートを押圧する上流側押圧部材とを有し、前記上流
方向搬送力付与手段は、前記シート折り回転体対の内、
前記シート搬送方向の下流側のシート折り回転体と、前
記下流側のシート折り回転体に前記シートを押圧する下
流側押圧部材とを有している。
【0015】前記上流側押圧部材と前記下流側押圧部材
とは、回転体である。前記上流側押圧部材と前記下流側
押圧部材とは、押圧片である。
【0016】上記目的を達成するため、本発明のシート
折り装置は、シートを挟んで回転して搬送するシート搬
送回転体対と、前記シート搬送回転体対によって搬送さ
れてきたシートを渡して受け取る互いに逆回転可能なシ
ート折り回転体対と、前記シート折り回転体対に渡され
た前記シートの中間部分を突いて、前記中間部分を前記
シート折り回転体対間に挿入するシート突き部材と、前
記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の下流側に
配設されて、前記シートが前記シート折り回転体対間に
挿入されるとき、前記シートの前記シート折り回転体対
間より前記下流側の部分に搬送抵抗力を付与する搬送抵
抗力付与手段と、を備え、前記シートが前記シート折り
回転体対間に挿入されるとき、前記シート搬送回転体対
が前記シートを挟持して回転可能な状態で、前記シート
搬送回転体対と前記搬送抵抗力付与手段とによって、前
記シート折り回転体対間から離れる方向で、且つ同じ大
きさの搬送抵抗力を、前記シートに付与するようになっ
ている。
【0017】前記搬送抵抗力付与手段は、前記シートが
前記シート折り回転体対間に挿入されるとき、前記シー
トの前記シート折り回転体対間より前記下流側の部分を
挟む回転可能なシート挟持回転体対と、前記シート挟持
回転体対に回転抵抗力を付与する回転抵抗部と、を有し
ている。
【0018】前記搬送抵抗力付与手段は、前記シートの
前記シート折り回転体対間より前記下流側の部分を挟ん
で正回転して前記下流側へ搬送するシート補助搬送回転
体対と、前記シート補助搬送回転体対の逆回転時に、前
記シート補助搬送回転体対に回転抵抗力を付与する回転
抵抗部と、を有している。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段によって画像が形成されたシートを折り
曲げる上記いずれか1つのシート折り装置と、を備えて
いる。
【0020】(作用)本発明のシート折り装置におい
て、シート搬送回転体対は、シートを挟んで回転して搬
送する。シート折り回転体対は、シート搬送回転体対に
よって搬送されてきたシートを渡して受け取る。シート
突き部材は、シート折り回転体対に渡されたシートの中
間部分を突いて、その中間部分をシート折り回転体対間
に挿入する。このとき、シート搬送回転体対と上流方向
搬送力付与手段は、シートを挟んで、シート折り回転体
対間の方に向けて同じ大きさの搬送力をシートに加え
る。シート折り回転対対は、シート折り回転体対間に挿
入されたシートを挟んで回転しながら折り曲げる。シー
トの上流側と下流側の部分には、シート折り回転体対間
の方に向けて同じ大きさの搬送力が加わっているため、
シートの上流側と下流側の部分が均等にシート折り回転
体対間に進入する。このため、シートの折り目標位置に
対するシート突き部材の突き位置がずれるようなことが
ない。
【0021】シート折り回転体対が、シート搬送回転体
対より低い位置に配設されていると、シートは自重によ
って、シート搬送回転体対に確実に移動する。
【0022】上流方向搬送力付与手段が、シート折り回
転体対の内、シート搬送方向の下流側のシート折り回転
体と、下流側のシート折り回転体にシートを押圧する押
圧部材とを有していると、押圧部材は、シートのシート
折り回転体対間より下流側の部分を下流側のシート折り
回転体に押圧し、下流側のシート折り回転体は、シート
を折り曲げるため、回転しながら、押圧されたシートに
シート搬送方向の上流側に向けてシート搬送力を付与す
る。
【0023】上流方向搬送力付与手段が、シートのシー
ト折り回転体対間より下流側の部分を挟んで回転して上
流側へ搬送するシート逆搬送回転体対を有していると、
シート逆搬送回転体対は、シートのシート折り回転体対
間より下流側の部分に、シート搬送方向の上流側に向け
てシート搬送力を付与する。
【0024】シート搬送回転体対によってシートがシー
ト折り回転体対に搬送されてくるとき、シート折り回転
体対の内、下流側のシート折り回転体を上流側のシート
折り回転体から離して、回転させると、シートを下流方
向へ搬送するのを助けることになる。そして、シートを
折るとき、下流側のシート折り回転体は、元の位置に戻
って、上流側のシート折り回転体に当接する。その後、
下流側のシート折り回転体に、シートが押圧部材によっ
て押し付けられる。この状態で、シート折り回転体対
は、回転してシートを折る。
【0025】本発明のシート折り装置において、シート
搬送回転体対は、シートを挟んで回転して搬送する。シ
ート折り回転体対は、シート搬送回転体対によって搬送
されてきたシートを渡して受け取る。シート突き部材
は、シート折り回転体対に渡されたシートの中間部分を
突いて、中間部分をシート折り回転体対間に挿入する。
このとき、シート搬送回転体対がシートの挟持搬送を解
除する。下流方向搬送力付与手段と上流方向搬送力付与
手段は、シート折り回転体対間の方に向けて同じ大きさ
の搬送力をシートに加える。シート折り回転対対は、シ
ート折り回転体対間に挿入されたシートを挟んで回転し
ながら折り曲げる。シートの上流側と下流側の部分に
は、下流方向搬送力付与手段と上流方向搬送力付与手段
によって、シート折り回転体対間の方に向けて同じ大き
さの搬送力が加わっているため、シートの上流側と下流
側の部分が均等にシート折り回転体対間に進入する。こ
のため、シートの折り目標位置に対するシート突き部材
の突き位置がずれるようなことがない。
【0026】下流方向搬送力付与手段が、シート折り回
転体対の内、シート搬送方向の上流側のシート折り回転
体と、上流側のシート折り回転体にシートを押圧する上
流側押圧部材とを有していると、上流側のシート折り回
転体と上流側押圧部材とによって、シートのシート折り
回転体対間より上流側の部分に、シート搬送方向の下流
側に向けてシート搬送力を付与する。上流方向搬送力付
与手段が、シート折り回転体対の内、シート搬送方向の
下流側のシート折り回転体と、下流側のシート折り回転
体に前記シートを押圧する下流側押圧部材とを有してい
ると、下流側のシート折り回転体と下流側押圧部材とに
よって、シートのシート折り回転体対間より下流側の部
分に、シート搬送方向の上流側に向けてシート搬送力を
付与する。
【0027】本発明のシート折り装置において、シート
搬送回転体対は、シートを挟んで回転して搬送する。シ
ート折り回転体対は、シート搬送回転体対によって搬送
されてきたシートを渡して受け取る。シート突き部材
は、シート折り回転体対に渡されたシートの中間部分を
突いて、中間部分をシート折り回転体対間に挿入する。
このとき、シート搬送回転体対は、駆動力を受けなくな
り、回転自在な状態になる。このため、シート折り回転
体対間に挿入されるシートの上流側はシート搬送回転体
対によって搬送抵抗を受ける。また、下流側は搬送抵抗
力付与手段によって搬送抵抗力を受ける。この両方の搬
送抵抗力は同じである。このため、シートの折り目標位
置に対するシート突き部材の突き位置がずれるようなこ
とがない。
【0028】搬送抵抗力付与手段が、シートがシート折
り回転体対間に挿入されるとき、シートのシート折り回
転体対間より下流側の部分を挟む回転可能なシート挟持
回転体対と、を有している場合、シートがシート折り回
転体対に渡して搬送されると、シート挟持回転体対は、
シートを受け入れるように離間し、シート折り曲げ時に
シートを挟み、シートの折り曲げにともなって、シート
折り回転体対間に引き込まれるシートによって回転す
る。しかし、シート挟持回転体対は、回転抵抗部から回
転抵抗力を受け、シートが搬送されにくいようにする。
すなわち,シート挟持回転体対は、シートに搬送抵抗力
を加える。
【0029】搬送抵抗力付与手段が、シートのシート折
り回転体対間より下流側の部分を挟んで正回転して下流
側へ搬送するシート補助搬送回転体対と、シート補助搬
送回転体対の逆回転時に、シート補助搬送回転体対に回
転抵抗力を付与する回転抵抗部と、を有している場合、
シートがシート折り回転体対に渡して搬送されると、シ
ート補助搬送回転体対は、正回転してシートを下流側に
搬送する。シート補助搬送回転体対は、シート折り曲げ
時にもシートを挟んでおり、シートの折り曲げにともな
って、シート折り回転体対間に引き込まれるシートによ
って逆回転する。しかし、シート補助搬送回転体対は、
回転抵抗部から回転抵抗力を受け、シートが搬送されに
くいようにする。すなわち,シート補助搬送回転体対
は、シートに搬送抵抗力を加える。
【0030】以上の作用の説明では、シートを折ること
について説明したが、シート束を折る場合も同様にし
て、折り動作が行われる。従って、特許請求の範囲にお
けるシートには、1枚のシートと、束状のシートとが含
まれている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
【0032】(複写機の本体)本発明に係るシートを折
り曲げる折りユニット(シート折り装置)を内在したシ
ート後処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写
機の本体を、図14に基づいて説明する。
【0033】複写機20の本体1には、原稿載置台とし
てのプラテンガラス906、光源907、レンズ系90
8、給紙部909、画像形成部902等が備えられてい
る。本体1の上部には、原稿Dをプラテンガラス906
に自動的に給送する原稿自動給送装置940が設けられ
ている。
【0034】給紙部909は、記録用のシートSを収納
して本体1に着脱自在なカセット910,911、及び
ペデイスタイル912に配置されたデッキ913を有し
ている。画像形成部(画像形成手段)902には、円筒
状の感光ドラム914、その周囲に配設された現像器9
15、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリー
ナ918、一次帯電器919等を備えている。画像形成
部902の下流側には、搬送装置920、定着装置90
4、排紙ローラ対1a,1b等が配設されている。
【0035】この複写機20の本体1内の各機構の動作
を説明する。
【0036】本体1に設けられている制御装置921か
ら給紙信号が出力されると、カセット910,911ま
たはデッキ913からシートSが給送される。一方、プ
ラテンガラス906に載置されている原稿Dに、光源9
07から当てられて反射した光は、レンズ系908を介
して感光ドラム914に照射される。感光ドラム914
は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されてお
り、光が照射されることによって静電潜像が形成され、
次いで現像器915により静電潜像を現像してトナー像
が形成される。
【0037】給紙部909から給送されたシートSは、
レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミ
ングが合わされて画像形成部902へ送られる。画像形
成部902では、感光ドラム914のトナー像が、送ら
れてきたシートSに転写用帯電器916によって転写さ
れる。トナー像が転写されたシートSは、分離帯電器9
17によって転写用電器916と逆極性に帯電されて、
感光ドラム914から分離される。
【0038】分離されたシートSは、搬送装置920に
より定着装置904に搬送されて、定着装置904によ
りシートSに転写画像が永久定着される。画像が定着さ
れたシートSは、排紙ローラ対1a,1bにより本体1
から外部に排出される。
【0039】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシートSには、画像が形成されて、シート後処理装
置2に排出される。
【0040】(シート後処理装置) (シート後処理装置のシート受け入れ、整合部分)図1
において、シート後処理装置(別名「フィニッシャ」)
2は、複写機の本体1の側部に設けられている。
【0041】複写機20の本体1に設けられた、排紙ロ
ーラ1aと、排紙ローラ1aに押圧されている排紙ロー
ラ1bは、排紙ローラ対を構成している。搬送ガイド対
3は、複写機20の排紙ローラ対1a,1bから排出さ
れたシートを受け取り、シート後処理装置2内に案内す
る。シート検知センサ4は、搬送ガイド3内を搬送され
るシートを検知するようになっている。このシート検知
センサ4のシート検知によって、整合タイミングなどを
決定するとともに、搬送ガイド3内でシートが詰まって
いないか(ジャムしていないか)否かを検知する働きも
するようになっている。排出ローラ対6は、回転して搬
送ガイド3内のシートを挟持して搬送するようになって
いる。
【0042】処理トレイ8は、排出ローラ対6によって
次々と排出されるシートを受け取って、積載するように
なっている。この処理トレイ8には、排出ローラ対6に
よって排出されるシートの幅の両端をガイドして幅寄せ
整合する一対の整合板9が設けられている。この整合板
9,9は、図2に示すように、シート搬送方向と交差す
る幅方向両端側に夫々配置してある。各整合板9,9
は、処理トレイ8の下方に配置されたステッピングモー
タからなる整合モータ14の軸に設けられたピンオン1
5に噛合する、整合板9と一体のラック16を有し、手
前側の整合モータ14と奥側の整合モータ14の回転に
よって、シート幅方向に適宜に移動するように処理トレ
イ8に設けられている。
【0043】図1において、搬入ガイド7は、排出ロー
ラ対6から排出されるシートを処理トレイ8内に案内す
るガイドである。搬入ガイド7の下方には、パドル17
が設けられている。このパドル17は、シートの搬入を
確実にするため、一定の弾力を備えたゴム材などから半
円状に形成されて、シートの上面に接し、軸17aを中
心にして回転するようになっている。また、パドル17
は、軸17aを中心にして、放射状に延びるフイン17
bと、パドル表面17cとが一体に成形されている。パ
ドル17は、シートが処理トレイ8に収積されるに従っ
て容易に変形し、シートに適切な搬送力を与えるように
なっている。
【0044】この処理トレイ8には、さらに、図1にお
いて、左右に第1プーリ軸10aに設けられた第1プー
リ10と、第2プーリ軸11aに設けられた第2プーリ
11とが配設されている。この第1プーリ10と第2プ
ーリ11には移送ベルト12が張設され、この移送ベル
ト12の外周の一部には押し出し爪13が突設されてい
る。
【0045】また、第1プーリ軸10aには、搬送下ロ
ーラ18が同軸状に設けられている。搬送下ローラ18
の上方には、搬送上ロ一ラ19が、搬送下ローラ18に
圧接する位置(図1において点線の位置)と、搬送下ロ
ーラ18から離れた離間位置(図1の実線)との間で移
動するように設けられている。
【0046】ストッパ21は、処理トレイ8に排出ロー
ラ対6によって排出され自重で落下し、さらにパドル1
7に回転によって移動するシートの端部を受け止めて規
制するようになっている。このストッパ12は、第1プ
ーリ軸10aにその一端が軸承され、常時、シート端部
を規制する位置に図示しないばねなどで突き出すように
なっている。
【0047】(シート後処理装置のステープラユニッ
ト)ステープラユニット30は、図1において2点鎖線
で示すようにユニット化されており、シート後処理装置
2から引き出すことができるようになっている。このス
テープラユニット30は、搬送通路を挟んで下方側に不
図示の針カートリッジを有する針打ち込みヘッドユニッ
ト31と、上方にこの針打ち込みヘッドユニット31か
ら打ち出される針を折り曲げるアンビルユニット33と
を有している。針打ち込みヘッドユニット31及びアン
ビルユニット33はシート搬送方向(図1において、右
側から左側へ)と交差する方向(紙面の表裏方向)に移
動可能となっている。案内ロッド33、34は、夫々ア
ンビルユニット32、打ち込みヘッドユニット31のシ
ート搬送方向と交差する方向への移動(シフト移動)を
案内するように上下に設けられている。スクリュー軸3
5、36は、アンビルユニット32、打ち込みヘッドユ
ニット31のシフト移動を行うねじ軸である。また、ア
ンビル駆動軸37及びヘッド駆動軸38は、アンビルユ
ニット32及び打ち込みヘッドユニット31に夫々に針
打ち込み動作、針折り曲げ動作を行わせるための駆動軸
である。搬送ガイド39は、ステープラユニット30内
を搬送されるシート束を案内するようになっている。
【0048】(シート後処理装置の折りユニット(シー
ト折り装置))シート束の折りユニット50は、図1に
おいて、2点鎖線で示すように、ユニット化され、ステ
ープラユニット30と同様に、シート後処理装置2から
引き出し可能になっている。シートの束搬送ガイド53
は、ステープラユニット30の入ロ側に位置する搬送上
ローラ19と搬送下ローラ18に挟まれて搬送されてく
るシート束を案内するようになっている。束搬送上ロー
ラ51は、折りユニット50の入ロ側に設けられてい
る。搬送下ローラ52は、この束搬送ローラ対51に対
向して配置されている。束搬送上ローラ51と束搬送下
ローラは、シート搬送回転体対を構成している。
【0049】束搬送上ローラ51は、束搬送下ローラ5
2に対して押圧した位置(図1の実線の位置)と離間し
た位置(図1の1点鎖線の位置)との問を移動するよう
になっている。束搬送上ローラ51は、ステープラユニ
ット30の入ロ側に位置する搬送上ローラ19と搬送下
ロ一ラ18によってシート束の先端部分が束搬送上ロー
ラ51と束搬送下ローラ52を通過するまで、搬送下ロ
ーラ52から離間した状態(図1の1点鎖線の位置)に
なっており、その後、束搬送下ローラ52に接する位置
(図1の実線の位置)に移動するようになっている。
【0050】シート束の端部を検知する束検知センサ5
4は、シート束の先端を検知すると、束搬送上ローラ5
1を束搬送上ローラ52に押圧させるとともに、シート
束の搬送方向の折り位置を設定制御するのに使用される
ようになっている。突き板(シート突き部材)55は、
先端の板厚が0.25mm程度のステンレス製の板であ
る。折りローラ対(シート折り回転体対)57a,57
bは、シート束搬送方向と交差する方向に伸びる円柱状
のローラであり、互いに押圧する方向に付勢されて夫々
回転するようになっている。
【0051】突き板55は、折りローラ対57a,57
bのほぼ真上に位置し、折りローラ対57a,57bの
ニップの近傍までその先端エッジが移動するようになっ
ている。折りローラ対57a,57bの上方の周囲に
は、搬送ガイド53とともにシート束の搬送を案内する
ほぼ円弧状のバックアップガイド59a,59bが設け
られている。このバックアップガイド59a,59b
は、突き板55の上下移動と連動して、突き板55の先
端エッジが折りローラ対57a,57bのニップ近傍ま
で移動したとき、折りローラ対57a,57bのシート
束に対する周面を開放するように移動するようになって
いる。
【0052】押圧ころ180は、図7(b)に示すよう
に、後述する1対の作動片117,118の内、一方の
作動片117に回転自在に設けられている。押圧ころ1
80は、作動片117と一体の押圧ころステイ190の
長孔191に軸192が挿入されて回転自在に支持さ
れ、ばね193によって折りローラ57aの方に付勢さ
れている。
【0053】束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52
は、ステープルユニット30において綴じられたシート
束を挟持して、突き板55の位置にシート束のステープ
ルが位置するように搬送するようになっている。作動片
117,118は、突き板55と連結しており、突き板
55がシート束を折りローラ対57a,57bへ案内す
る移動を開始すると、突き板55と同時に動作を開始す
るようになっている。作動片117,118は、シート
を支持するバックアップガイド59a,59bを折りロ
ーラ対57a,57bに沿って回転させるようになって
おり、シート束を折りローラ対57a,57bに進入し
やすくするようになっている。作動片117は、突き板
55がシート束に接触する以前に、押圧ころ180によ
って、シート束を折りローラ57aに押圧するようにな
っている。
【0054】突き板55がシート束を折りローラ対57
a,57bのニップに向かって突くとき、折りローラ対
57a,57bは、回転を継続するようになっている。
このため、押圧ころ180は、シート束を折りローラ5
7aに押圧して、シート束の折ろうとしている部分(折
りローラ対57a,57bのニップに対向する部分)よ
り下流側の部分に、上流側に向けて搬送力が加わるよう
にして、シート束の下流側の部分が、折りローラ対57
a,57bのニップに向けて搬送されるようにしてい
る。
【0055】また、束搬送上ローラ51と束搬送下ロー
ラ52は、シート束の上流側部分を挟持して、回転し、
シート束の折ろうとしている部分(折りローラ対57
a,57bのニップに対向する部分)より上流側の部分
に、下流側に向けて搬送力を与え、シート束の上流側の
部分が、折りローラ対57a,57bのニップに向けて
搬送できるようにしている。
【0056】なお、束搬送上ローラ51と束搬送下ロー
ラ52の回転は、押圧ころ180がシート束を折りロー
ラ57aに押圧するのと同時に開始されるようになって
いる。また、シート束の下流側の部分と上流側の部分と
搬送速度及び搬送力を同一にするため、束搬送上ローラ
51と束搬送下ローラ52の回転周速度と、折りローラ
対57a,57bの回転周速度は、同一に設定してあ
る。
【0057】このように、シート折り装置は、シート束
の下流側の部分と上流側の部分とに、同じ搬送速度と同
じ搬送力を加えるようにしているため、シート束の綴じ
位置を、突き板55と折りローラ対57a,57bを結
ぶ線上からずらすことなく撓ませ、突き板55によって
折りローラ対57a,57bのニップに案内するように
なっている。
【0058】シート束の案内ガイド56は、束搬送上ロ
ーラ51と束搬送下ローラ52に挟まれて搬送されるシ
ート束を下方側に案内し、シート束の先端部(下流端
部)がシート束通路58に垂れ下がるようにしている。
束排出ローラ対60a、60bの内、符号60aで示す
ローラが駆動ローラであり、符号60bで示すローラが
従動ころである。
【0059】折りシート束の束排出スタッカ80は、折
りローラ対57a,57bの折り動作によって折られ
て、束排出ローラ対60a、60bによって排出された
シート束をスタックするようになっている。折りシート
押さえ81は、束排出スタッカ80内に排出されるシー
ト束をばね又は自重によって押さえるようになってい
る。シート束通路58は、シート後処理装置2のフレー
ムと束排出スタッカ80との間に、シート束の移動可能
な空間として形成されている。
【0060】昇降トレイ90は、シート後処理装置2の
フレームに沿って上下方向に昇降して、図1中の実線の
位置と2点鎖線の位置との間を移動するようになってい
る。昇降トレイ90は、昇降トレイ支持部92を昇降ト
レイモータ155(図13参照)などの駆動手段によっ
て回転移動するベルトの一部に係合して昇降することが
できるようになっている。紙面センサ93は、昇降トレ
イ90上のシート最上面を検知するようになっている。
後端ガイド94は、垂直方向に昇降移動する昇降トレイ
91上のシートの後端をガイドするようになっている。
補助トレイ91は、昇降トレイ90に引き出し可能に設
けられ、大サイズシートなどを収積するときに、引き出
した状態で使用されるようになっている。
【0061】シート後処理装置2の処理トレイ8、ステ
ープラユニット30の折りユニット50の詳細な各構成
について、図2以下を参照して説明する。
【0062】図2は処理トレイ8部分の平面図である。
第1プーリ10と第2プーリ11は移送ベルト12を張
設して、シート幅方向の略中央の両側に位置している。
第1プーリ軸10a上には、搬送下ローラ18がシート
幅方向の略中央の両側に2箇所ずつ設けられている。こ
の搬送下ローラ18はタイヤ形式の中空ローラである。
【0063】第1プーリ軸10a上には上述のように移
送ベルト12を回転する第1プーリ10が2つ配置され
ている。第1プーリ10は、第1プーリ10と第1プー
リ軸10aとの間に介在するワンウェイクラッチ75に
よって、図1において、第1プーリ軸10aの反時計方
向の回転で駆動回転し、時計回りの方向への回転では駆
動が切断され停止するようになっている。第1プーリ軸
10aは、第1プーリ軸10aに固着されたプーリ7
3、タイミングベルト74、ギアプーリ72,71を介
して、搬送駆動源としてのステッピングモータ70のモ
ータ軸70aに連結されている。
【0064】従って、ステッピングモータ70が処理ト
レイ8上のシートを図1の、ステープル方向(図1、図
2矢印B方向)に移動する方向に回転するとき、第1プ
ーリ軸10aに固着されている搬送下ローラ18は回転
駆動されているが、移送ベルト12には、ワンウェイク
ラッチ75よって駆動力が伝達されず移送ベルト12
は、停止状態にある。ステッピングモータ70は、シー
トを昇降トレイ90の方に移動するように回転すると、
搬送下ローラ18、及び移送ベルト12はともに昇降ト
レイ90の方向(図1、図2矢印A方向)に回転する。
【0065】この移送ベルト12を、図3に基づいて説
明する。第1プーリ軸10aにワンウェイクラッチ75
を介在した第1プーリ10と第2プーリ11とに張設さ
れた移送ベルト12には、押し出し爪13が設けられて
いる。この押し出し爪13のホームポジション(図3の
HPの位置)位置出しを行うため、この押し出し爪13
に係合する押し出し爪13の押し出し爪センサ76と押
し出し爪検知アーム77が処理トレイ8の下面に設けら
れている。押し出し爪13が移送ベルト12によって移
動されて、押し出し爪検知アーム77を押し、押し出し
爪センサ76がOFFからONに切り変わったところを
ホームポジション(HP)とする。このときの位置関係
を図3に示す。搬送下ローラ18と搬送上ローラ19の
ニップをPとすると、ニップPからストッパ21までの
長さをLl、ニップPから押し出し爪13までの搬送ベ
ルト12に沿った長さをL2とすると、(Ll<L2)
に設定してある。
【0066】図示していないカム等の作動により、搬送
上ローラ19を搬送下ローラ18側に下降して押圧す
る。その後、搬送ステッピングモータ70を回転し、第
1プーリ回転軸10aを反時計回り方向に(図1、図2
の矢印A方向)に回転させると、搬送下ローラ18が回
転して、シート束も昇降トレイ90の方(矢印A方向)
へ移動する。
【0067】なお、搬送上ローラ19もステッピングモ
ータ70(図2参照)によって回転するようになってい
る。従って、シート束は、ステープラユニット30側に
入り込んだストッパ21の位置から、搬送下ローラ18
と搬送上ローラ19の回転により、矢印A方向へ移動す
るが、ニップ位置Pを過ぎると、今度は移送ベルト12
の回転に伴って押し出し爪13が当たり、この押し出し
爪13によって各図A矢印方向に押されながら昇降トレ
イ90に搬送される。この場合、前述の長さ関係が(L
l<L2)になっているので、押し出し爪13は、シー
ト束の下方側(図3において右端側)から押し上げるこ
とになり、常に、垂直状態でシート束端部を押し出すこ
とになる。これによって、シート束の移送の際に余分な
ストレスなどが発生しないようになっている。
【0068】綴じ処理を行う時は、押し出し爪13は図
3のHPの位置から、反時計方向に移動して、同期して
シート束を搬送するローラ対18、19によりストッパ
21より移動させたシート束を受け渡された後、押し出
す。
【0069】一方、処理トレイ8に搬入されてくるシー
トを、ステープラユニット30によって綴じ処理しない
場合には、ストッパ21の位置までシート束を搬入移動
する必要がないので、予め搬送ステッピングモータ70
を駆動して押し出し爪13を、図3のHP位置から、搬
送下ローラ18と搬送上ローラ19のニップ点よりも昇
降トレイ90の方向に移動待機位置((L2+α)分の
移動待機位置、図3のPreHP位置)に移動させてお
く。この(L2+α)分はステッピングモータ70のス
テップ数カウントで設定できる。従って、本シート後処
理装置2は、綴じ処理が不要なシートの場合、シートを
ストッパ21まで移送させることなく、予め、押し出し
爪をPreHPの位置に移動し、スタックしてから昇降
トレイ90に束にしてから押し出すことができるので、
処理速度の速い複写機本体に対応することができる。
【0070】なお、図3に示すように、押し出し爪13
のPreHPの位置が、搬入ガイド7と押し出し爪13
の上端とがオーバラップする位置であると、1枚ずつ搬
入されてくるシートを確実にPreHPの位置における
押し出し爪13の位置に収積スタックすることができ
る。このようにすると、その後、押し出し爪13は、シ
ート束を、昇降トレイ90に速やかに排出することがで
きる。
【0071】(ステープラユニットの詳細な説明)図
4、図5において、ステープラユニット30は、左右の
ユニットフレーム40,41と、そのフレーム40,4
1間に設けられたガイドロッド33,34、スクリュー
軸35,36、駆動軸37,38と、上方にアンビルユ
ニット32、下方に打ち込みヘッドユニット31を有し
ている。スクリュー軸36に打ち込みヘッドユニット3
1が係合しており、スクリュー軸36の回転によってヘ
ッドユニット31は図4において左右方向に移動するよ
うになっている。アンビルユニット32も同様な取付構
成になっている。スクリュー軸36はユニットフレーム
41外のギアを介してステープラスライドモータ42に
連続している。このステープラスライドモータ42の駆
動は、タイミングベルト43によってアンビルユニット
32にも伝達される。このため、ヘッドユニット31と
アンビルユニット32は上下位置がズレることがなくシ
ート搬送方向と交差する方向(図4の左右方向)に移動
する。
【0072】従って、シートの幅に応じて、ステープラ
スライドモータ42を駆動して、ヘッドユニット31、
アンビルユニット32を所定の位置に移動するようにコ
ントロールすると、任意の位置にスラール針を自由に打
ち込むことができる。
【0073】また、ヘッドユニット31内にある図示し
ない針を打ち込むヘッドの移動、針の移動及びアンビル
ユニット32内にある針の折り曲げ移動などの駆動力
は、シート後処理装置2側からカップリング装置44で
受けるようになっており、ユニットフレーム40側でタ
イミングベルト45によってアンビルユニット32側に
も伝達されている。移動アーム23(図5参照)とスト
ッパ21は、連結ピン23c、連結レバー22、連結ピ
ン21aによって、連結されている。ストッパ21はプ
ーリ軸10aに軸承されている。
【0074】図4、図5に基づいて、ヘッドユニット3
1のシート幅方向への移動によって、シート束の端部に
針打ち込み位置を設定するストッパ21のステープルパ
ス通路への出没移動構成を説明する。図4の打ち込みヘ
ッドユニット31の下方には、ストッパ21を移動アー
ム23と係合可能なストッパ係合突起24が設けられて
いる。ヘッドユニット31の移動によって、ストッパ係
合突起24が移動アーム突起23bに係合することによ
って、図5に示すようにこの移動アーム23は、回動軸
23aを中心として反時計方向に回転して2点鎖線の位
置に移動する。移動アーム23は、連結レバー22を介
して、プーリ軸10aに軸承されている点を中心にして
下方に回転し、図5中、2点鎖線の位置に移動する。従
って、ストッパ21はヘッドユニット31、アンビルユ
ニット32のシート幅方向移動に何ら妨げとなることが
ない。
【0075】(折りユニットの詳細な説明)折りユニッ
ト50を図6乃至図12に基づいて説明する。
【0076】図6は、折りユニット(シート折り装置)
50の折りユニットフレーム49の図である。折りユニ
ット50はシート後処理装置2に引き出し可能に設けら
れているので、図6の奥側のフレームも同様な形状に形
成されている。この折りユニット50の折りユニットフ
レーム49には、折りローラ57aの回転軸としての折
りローラ駆動軸61と束排出ローラ60aの駆動軸69
aが設けられている。一方の折りローラ57bの駆動軸
62は、軸69bを支点として回動する折りローラホル
ダ63に取付られている。折りローラホルダ63と折り
ユニットフレーム49との間には、約5kgの引っ張り
力を有する引張スプリング67が張設されている。折り
ユニットフレーム49には、折りローラ駆動軸62の折
りローラホルダ63による移動を許容する孔すなわちフ
レームガイド64が形成してある。
【0077】従って、折りローラ対57a,57bによ
って、シート束を折って搬送するとき、このシート束に
対して一定の圧力を引張スプリング67で付与すること
ができ、確実な折り動作を行うことができる。
【0078】折りユニットフレーム49には、突き板5
5を支持する支持ホルダ110に立設したころ66,6
6の移動を案内する長孔としての突き板フレームガイド
65が形成されている。この突き板フレームガイド65
によって突き板55が折りローラ対57a,57bに向
けて移動できるようになっている。
【0079】なお、突き板支持ホルダ110、突き板フ
レームガイド65、移動ころ66、及び突き板55等
は、シート突き出し手段を構成している。
【0080】折りユニットフレーム49には、さらに、
突き板55を移動させるカム板114を回転可能に軸支
する駆動軸111が設けられている。
【0081】また、折りユニットフレーム49には、シ
ート束を折りユニット50内に搬送する束搬送上ローラ
51の上ローラ軸101及び束搬送下ローラ52の下ロ
ーラ軸103も備えられている。折りユニットフレーム
49には、束搬送上ローラ51をシート束が折りユニッ
ト50内に搬入されて来るまで、束搬送下ローラ52か
ら離間した位置に位置させる機構が設けられている。
【0082】束搬送ローラ51の上ローラ軸101は軸
受ホルダ102に支持されている。この軸受ホルダ10
2の一端にはカムフォロア112が立設されている。こ
のカムフォロア112は折りユニットフレーム49に回
転可能に取付られた上ローラ移動カム68に係合してい
る。また、軸受ホルダ102の他端と下ローラ軸103
との間には、約300gの張力を有する引張りスプリン
グ104が張設してある。この引っ張りスプリング10
4は、常時、束搬送上ローラ51を束搬送下ローラ52
側に付勢している。上ローラ移動カム68の回転によ
り、軸受ホルダ102は、引っ張りスプリング104に
抗して、或いは引っ張られて昇降し、束搬送上ローラ5
1を束搬送下ローラ52から離間した位置と圧接する位
置とに移動させるようになっている。
【0083】図7は折り動作を行う機構を示した図であ
って、図6に示された折りユニットフレーム49の内側
に設けられている。
【0084】カム駆動軸111にはカム板114が固設
されていて、この軸111の回転に従ってカム板114
が回転駆動される。このカム板114には、軸113を
支点として回動可能な作動アーム115のほぼ中央に立
設されたカムフォロア116がカム板114のカム溝1
14bに入り込んでいる。作動アーム115の先端側に
は突き板55が支持ホルダ110を介して取付られてい
る。
【0085】従って、カム板114が回転駆動すること
によって、作動アーム115も昇降動作を行い、作動ア
ーム115に取り付けられている突き板55も昇降動作
を行う。シート束を押圧する突き板55の板厚は約0.
25mmのステンレス材で形成されている。次に、突き
板55を支持する支持ホルダ110は、折りローラ対5
7a,57bの周囲をガイドするバックアップガイド5
9a,59bに連動している。
【0086】バックアップガイド59a,59bは、シ
ート搬送方向を交差方向に伸びる円柱状の折りローラ対
57a,57bの外周面を覆うように配置され、折りロ
ーラ対57a,57bの軸61,62を中心にして折り
ローラ対57a,57bの外周面に対して回動可能にな
っている。
【0087】このバックアップガイド59a,59bの
外周端には、夫々レバー片119,120が設けられて
いる。このバックアップガイド59a,59bは,互い
にプリング121で牽引されている。レバー片119,
120は、支持ホルダ110の二股に分かれた作動片1
17,118に当接支持されている。従って、バックア
ップガイド59a,59bは、図7(a)の状態にある
とき、折りローラ対57a,57bの搬送通路側の外周
面を覆う位置にあり、シート束を折りローラ対57a,
57bのゴム表面に充分に接する状態にして案内するこ
とができ、さらに、シート束をバックアップする(支え
る)ガイドとしても機能している。なお、バックアップ
ガイド59a,59bは、通常は束搬送ガイドとともに
シート束の下側搬送ガイドとしても機能する。
【0088】押圧ころ180は、作動片117に取り付
けられており、シート束搬送時には、突き板55と共
に、折りローラ対57a,57bから離間した位置に待
機している。
【0089】シート束の折り動作を行うときは図7
(b)のように、支持ホルダ110の作動片117,1
18の下降に応じて、レバー片119,120を押し上
げる。この結果はバックアップガイド59a,59b
は、プリング121に抗して、軸61,62を中心に回
動しシート束に折りローラ対57a,57bの外周面が
確実に当接するようになっている。
【0090】また、作動片117に取り付けられた押圧
ころ180も、作動片117,118の移動にともなっ
て移動し、バックアップガイド59a,59bが移動し
て露出した折りローラ57aに、ばね193の弾力によ
って、シート束を押圧するようになっている。
【0091】折りユニット50の駆動伝達系について説
明する。駆動伝達系は、図8,図9に示す束搬送上ロー
ラ51、束搬送下ローラ52の回転及び離接系と、図1
0に示す折りローラ対57a,57及び突き板55移動
の駆動伝達系とに分けられる。これらの伝達系はいずれ
も図6に示す折りユニットフレーム49の奥側のフレー
ムに設けられている。
【0092】図8、図9に示す束搬送上ローラ51、搬
送下ローラ52への駆動力は、シート後処理装置2側に
設けられた正逆転可能な搬送モータ162からギア12
7,128を介して,折りユニット50側のギアプーリ
129に入力されるようになっている。このギアプーリ
129と上ローラ移動カム68を駆動する軸133との
間にはワンウェイクラッチ123を介在してあるので、
ギアプーリ129の一方向回転(図8の矢印と反対方向
の回転)のみで上ローラ移動カム68は回転し、束搬送
上ローラ51の上下移動を行うようになっている。ギア
プーリ129からの駆動は、タイミングベルト135を
介して、束搬送上ローラ軸101及び下ローラ軸103
にプーリ130,131によって伝達されるようになっ
ている。
【0093】さらに、アイドルプーリ132,133を
介して束排出もローラ60を回転駆動するようにタイミ
ングベルト135が張設されている。
【0094】図8のギアプーリ129が矢印方向に回転
すると、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52はシ
ート束を折りユニット50内に搬送する方向に回転す
る。ギアプーリ129が図示の矢印と反対方向に回転す
ると、前述したように上ローラ移動カム68が回転し、
束搬送上ローラ51は、束搬送下ローラ52からの離間
又は圧接される。これらの動作は、図示していないが、
軸113に設けられたフラグ突起をセンサなどで検知し
てコントロールされる。
【0095】図10は折りローラ対57a,57bの駆
動伝達系、突き板55の間欠駆動伝達系を示す図で、図
8、図9に示す駆動系の奥側のフレームに取付けられて
いる。
【0096】シート後処理装置2側からのステープル/
折りモータ170(図13参照)の駆動はカップリング
装置137で受けるようになっている。なお、図示して
いないが、ステープル/折りモータ170は正転で、図
4のステープラユニットのカップリング装置44を駆動
し、逆転で前記のカップリング装置137を回転するよ
うになっている。
【0097】カップリング装置137からの駆動は、軸
61に設けられたギヤ138によって、折りローラ57
bを回転させるギア139に伝達されるとともに、ギア
142にも伝達される。このギア142から突き板55
を移動する作動アーム115を作動するカム板114を
駆動する軸111にギア141によって伝達される。な
お、図示していないが、このカム板114の位置は、軸
111に固設されたフラグ突起をセンサで検知すること
によって、分かるようになっている。
【0098】次に、図11、図12を参照して折りユニ
ット50のシートの折り動作について説明する。
【0099】処理トレイ8中のシート束の搬送方向の略
中央にステープル処理(中綴じ)を行うため、束搬送上
ローラ51と、束搬送下ローラ52とが離間した状態で
シートが搬入される。この後、シート束先端が検知さ
れ、シート束の搬送方向中央を割り出たところで綴じ処
理を行う。この後、上ローラ移動カム68(図6参照)
を回転させて束搬送下ローラ52に束搬送上ローラ51
を押圧させて、シート搬送方向の中央が突き板55の直
下にくるまで束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52
を駆動してシート束を搬送させる。このときバックアッ
プガイド59a,59bが折りローラ周面を覆う位置に
あり、また、シート下面側をバックアップしている(支
えている)のでシート束は、スムーズに搬送される。シ
ート束の搬送方向略中央が突き板55の真下に到達する
と、束検知センサ54はそのことを検知して、一旦、束
搬送上ローラ51、束搬送下ロ一ラ52の駆動を停止す
る。この状態でシート束は、図11(a)に示すよう
に、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52によって
吊り下げられた状態になる。
【0100】これによって、シート束は、自重でシート
束の整列がなされる。シート束が吊り下げられているこ
とによって、突き板55より下流側の部分には、シート
ストッパなどの機構を設けることなく、単にシートパス
を設ければよいことになる。また、突き板55より下流
側の部分が下方側に傾斜しているので、折りユニット5
0及びシート後処理装置2全体をコンパクトにすること
ができる。
【0101】シート束が、図11(a)に示す折り曲げ
位置に到達すると、折りローラ駆動軸61が回転し、折
りローラ対(シート折回転体対)57a、57bもとも
に回転する。さらに、折りローラ駆動軸61によって、
カム板114(図7参照)も回転し、作動片117,1
18が、折りローラ対57a、57bに接近する。作動
片117,118の移動にともなって、バックアップガ
イド59a,59bが退避する。その後、さらに作動片
117,118が押し込まれ、一方の作動片117に設
けられている押圧ころ(上流方向搬送力付与手段、押圧
部材、回転体)180も一緒に押し込まれる。図11
(b)に示すように、押圧ころ180は、シート束に接
触し、折りローラ(上流方向搬送力付与手段、下流側シ
ート折り回転体)57aとで、シート束を挟持する。折
りローラ対57a、57bは、回転しているため、シー
ト束に搬送力が加わり、シート束は、折り方向へと搬送
される。これと同時に、束搬送上ローラ51及び束搬送
下ローラ52(シート搬送回転体対)によるシート束搬
送速度と、押圧ころ180と折りローラ57aによるシ
ート束搬送速度とが一致するように、束搬送上ローラ5
1と束搬送下ローラ52と、折りローラ57aは、回転
する。図12に示すように、さらに、これらの動作と共
に、カム板114と連動している突き板55は、シート
束を折りローラ対57a、57bのニップまで案内す
る。シート束は、折りローラ57a、57bに折り畳ま
れて、束排出ローラ対60a、60b(図1、図7参
照)に送り込まれ、この束排出ローラ対60a、60b
によって、折りシート束排出スタッカ80に排出され
る。
【0102】このように、シート折り装置は、シート束
の下流側部分を押圧ころ180と折りローラ57aとで
挟持し、且つ束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52
によるシート束搬送速度と、押圧ころ180と折りロー
ラ57aによるシート束搬送速度とが一致するようにし
て、シート束を送りながら折るようになっている。この
ため、シート束の上流端部と下流端部とがほぼ同じ速度
で搬送され、下流端部が上流端部より余分に移動するよ
うなことがない。よって、突き板(シート突き部材)5
5は、最初から最後まで、シート束の折り目標位置18
1に対してずれることなく、シート束を突くため、シー
ト束の折り曲げ位置に狂いを生じさせることなく、シー
ト束を折り曲げることができる。なお、折り目標位置1
81は、ステープルによって綴じられた位置でもある。
なお、本実施の形態では、シート束全長(L)の半分の
位置(L/2)を折り曲げるようになっている。
【0103】(制御ブロック回路図)図13に、シート
後処理装置2の制御に関わる概略ブロック図を示す。制
御ブロック149は、中央演算処理装置(CPU)と、
このCPUが実行する制御手段を予め記憶したROM、
CPUの演算データ及び複写機20の本体1から受信し
た制御データ等を記憶するRAMなどで構成されてい
る。
【0104】この制御ブロック149には、各種の1/
0が設けられている。制御ブロック149側に向いた矢
印を入力側、制御ブロック149から離れる方向に向い
た矢印を出力側とする。
【0105】シートの整合に関連する回路は、シートの
両端を処理トレイ8で整合する整合板9のホームポジシ
ョン(HP)を設定する手前整合HPセンサ151、及
び奥整合HPセンサ152を備えている。整合板9,9
(図2参照)は、最初のシートが処理トレイ8に搬入さ
れるまで、手前整合HPセンサ151、奥整合HPセン
サ152の位置に待機している。手前側の整合モータ1
4は、手前側の整合板9を移動させるパルスモータであ
り、奥側の整合モータ14は、奥側の整合板9を移動さ
せるパルスモータである。夫々の整合モータ14によっ
て、整合板9は移動させられ、シート束の幅に応じた幅
整合を行うことができる。また、整合板9は、シート束
ごとに、シート束ごとの搬送方向と交差する方向へのず
らし(ジョブ)も自由に行える。
【0106】次に、昇降トレイ90に関連する回路は、
昇降トレイ90上のシート最上面を検知する紙面センサ
93と、昇降トレイモータ155の回転量をエンコーダ
によって検知する昇降クロックセンサ150と、昇降ト
レイ90の昇降移動範囲を規制する上限スイッチ153
及び下限スイッチ154とを備えている。この回路は、
センサ93,150とスイッチ153,154との入力
信号によって、昇降トレイモータ155を制御して、昇
降トレイ90を駆動するようになっている。
【0107】昇降トレイ90及び折りシート排出スタッ
カ80内に、シート又はシート束が積載されているか否
かの積載シートを検知するのに関連する回路は、昇降ト
レイ90上の有無を検知する昇降トレイ紙センサ156
と、折りシート排出スタッカ80内の検知センサ折りシ
ートスタッカ紙センサ157とを備えている。これらの
センサ156,157は、シート後処理装置の起動前に
シートが残留されている場合や、所定時間経過後にシー
ト束が取り除かれない場合にもオペレータに警告するセ
ンサとしても使用される。
【0108】シート後処理装置2のドアの開放、画像形
成装置20の本体1にシート後処理装置の本体2が的確
に装備されているか否かを検知するドア開閉装置検知に
関連する回路は、前ドアセンサ158と、複写機本体1
にシート後処理2が正確に装着されているか否かを検知
するジョイントスイッチ159とを備えている。
【0109】シート搬送動作及びこのシートを収積した
状態でのシート束搬送動作に関連する回路は、シートが
複写機20の本体1からシート後処理装置2に搬入され
たことを搬送ガイド3上で検知するシート検知センサ4
と、処理トレイ8上のシートの有無を検知する処理トレ
イシート検知センサ160と、処理トレイ8から搬送さ
れてくるシートの搬送方向中央へのステープル針を打ち
込む位置とこのステープル針を打ち込んだ位置と同じ位
置でシートを折り曲げる位置を割り出すために、シート
束の搬送方向先端を検知する中央綴じ位置及び中央綴じ
折り位置センサ95,95と、処理トレイ8上のシート
束を昇降トレイ90側に移送する移送ベルト12に設け
られている押し出し爪13のホームポジション位置を検
知する押し出し爪センサ76と、折りユニット50の入
りロにある束搬送上ローラ51が束搬送下ローラ52か
ら離間した位置のホームポジション位置を検知する束搬
送上ローラHPセンサ161とを備え、各センサからの
信号に基づいて、搬送モータ162とステッピングモー
タ70とを制御するようになっている。搬送モータ16
2の回転力は、搬送ローラ対5、排出ローラ対6、束搬
送上ローラ51、及び束搬送下ロ一ラ52、及び束排出
ローラ対60a,60bに伝達されている。搬送モータ
162の逆回転で束搬送上ローラ51を移動させる上ロ
ーラ移動カム68を回動させる。ステッピングモータ7
0の回転力は、処理トレイ8に配設された搬送下ローラ
18、搬送上ローラ19、移送ベルト12を循環させる
第1プーリ10に伝達されている。
【0110】パドル17の制御に関連する回路は、パド
ル17の回転位置を検知するパドルHPセンサ163
と、搬送上ローラ19が搬送下ローラ18から離間した
位置を検知する搬送上HPセンサ164とを備え、各セ
ンサ163,164からの信号に基づいて、パドルモー
タ165を制御するようになっている。
【0111】ステープル/折り動作の制御に関連する回
路は、ステープラユニット30中の打ち込みヘッドユニ
ット31とアンビルユニット32とが夫々針打ち可能で
あることを検知するステープルHPセンサ166と、打
ち込みヘッドユニット31内にステープル針がセットさ
れているか否かを検知する針センサ167と、打ち込み
ヘッドユニット31とアンビルユニット32とのシート
搬送方向移動シフトに際して初期位置(図4の位置)に
あるか否かを検知するステープルスライドHPセンサ1
68と、ステープラユニット30の駆動と折りユニット
50の駆動を正逆転で切り換えるステープル/折りモー
タ170の回転方向を検知するステープル/折りクロッ
クセンサ171と、ステープラユニット30及び折りユ
ニット50が作動可能状態であることを検知する安全ス
イッチ172とを備え、これらのセンサ、スイッチ等に
よって、ステープスライドモータ42、ステープル/折
りモータ170とを制御するようになっている。
【0112】ステープラスライドモータ42は、打ち込
みヘッドユニット31、アンビルユニット32をシート
搬送方向と交差する方向に移動するガイドスクリュー軸
36に回転力を伝達している。ステープル/折りモータ
170は、正逆転駆動の一方向回転でステープラユニッ
ト30のカップリング装置44(図4参照)と、他方回
転で、折りユニット50のカップリング装置137(図
10参照)を駆動するようになっている。
【0113】次に、シート後処理装置2の各処理モード
における動作について説明する。
【0114】基本的な処理モードとして、(1) ノン
ステープルモード:シートを綴じ処理することなく昇降
トレイ90に積載するモードと、(2) サイドステー
プルモード:シートの搬送方向の端部(サイド)に1ケ
所又は複数ケ所を綴じ昇降トレイ90に積載するモード
と、(3) サドルステップモード:シート搬送方向の
シート長さの半分の位置を複数ケ所綴じ、その綴じた位
置でシートを折り曲げて製本し、束排紙スタッカ80に
集積するモードと、の3つがある。
【0115】[(1)ノンステープルモード]このモー
ドが選択されると、まず、制御ブロック149は、移送
ベルト12を循環させるステッピングモータ70を駆動
して、ホームポジション位置(図3、HP位置)にある
押し出し爪13を処理トレイ8上でのシート集積基準位
置であるプレホームポジション(図3、PreHP位
置)に移動させて、停止させる。これと同時に、搬送モ
ータ162を駆動し、搬送ローラ対5、排出ローラ対6
を回転して、複写機20の本体1の排紙ローラ1a,l
bからシートが排出されるのを待つ。シートが排出され
て来ると、搬送ローラ対5、排出ローラ対6は、シート
を処理トレイ8に搬送する。シート検知センサ4はシー
トを検知して、整合板9を移動する整合モータ14,1
4、パドル17を回転するパドルモータ165の起動タ
イミングを計る。
【0116】制御ブロック149は、シートが処理トレ
イ8上に排出されて積載される間に整合モータ14,1
4及びパドルモータ165を駆動する。この駆動によ
り、整合板9,9はシート搬送方向と交わる幅方向に移
動し、シート両端を整合するとともに、パドル17はP
reHP位置で押し出し爪13にシート端部が突き当た
り整列するように回転する。この動作は、シートが夫々
処理トレイ8に排出される度毎に繰り返される。所定枚
数のシートが押し出し爪13に整列されると、制御ブロ
ック149は、搬送モータ162とパドルモータ165
との回転を停止させるとともに、移送ベルト12を駆動
するステッピングモータ70を再始動させる。これによ
ってシート束は昇降トレイ90側(図1、矢印A方向)
に移動する。移動されたシート束は昇降トレイ90上に
積載される。シート束の排出にともなって、制御ブロッ
ク149は、昇降トレイモータ155を昇降トレイ90
が下降する方向に一定量、一旦、下降させ、その後、紙
面センサ93が最上位のシートを検知するまで、上昇方
向に駆動して停止させ、次のシート束が載置されるま
で、待機させる。
【0117】[(2)サイドステープルモード]このモ
ードが選択されると、制御ブロック149は、搬送モー
タ162を駆動し、搬送ローラ対5、排出ローラ対6を
回転させて、複写機20の本体1からシートを処理トレ
イ8に排出し、積載する。また、制御ブロック149
は、シートが排出積載される間に、整合モータ14,1
4及びパドルモータ165を駆動させる。これによりシ
ートは、幅方向両端を整合板9,9で整合されるととも
にシート端部はストッパ21まで移送されて停止され
る。これを特定枚数繰り返す。
【0118】シート束がストッパ21に規制された状態
で、搬送上ローラ19を搬送下ローラ18側に移動させ
て搬送上ローラ19と搬送下ローラ18とでシート束を
挟む。その後、制御ブロック149は、綴じ処理を行う
ため、ステープル/折りモータ170をステープル動作
方向に駆動回転させて、打ち込みヘッドユニット31、
アンビルユニット32により綴じ処理を行う。なお、シ
ート端部の複数位置に綴じ処理を行う場合には、ステー
プルスライドモータ42を駆動して移動後、綴じ処理を
行う。
【0119】この綴じ処理が完了すると、綴じ処理後の
シート束を、搬送下ローラ18、搬送上ローラ19、移
送ベルト12をステッピングモータ70によって昇降ト
レイ90側(図1において、矢印A方向)に移動さる。
これによってシート束は、搬送下ローラ18、搬送上ロ
ーラ19から押し出し爪13の順に引き渡され昇降トレ
イ90に積載される。以後の昇降トレイ90の動作は前
述のノンステープルモードと同じなので省略する。
【0120】[(3)サドルステップモード]このモー
ドは、シート搬送方向のシート長さ略中央位置への綴じ
処理と、折り処理とを行なうモードである。画像形成装
置1から排出されるシートを処理トレイ8上に積載する
動作は前述のサイドステープルモードと同様であるの
で、その動作の説明は省略する。
【0121】処理トレイ8上にシートを整合積載した
後、搬送上ローラ19を搬送下ローラ18側に下降し、
搬送上ローラ19と搬送下ローラ18とで、シート束を
挟む。次に、ストッパ21をシート束搬送通路から退避
させ、図1の、矢印B方向にシート束を移送するため
に、制御ブロック149は、ステープルスライドモータ
42を駆動する。この駆動によって、図4、図5に示す
ように打ち込みヘッドユニット31のストッパ係合突起
24も移動し、移動アーム23に係合して、ストッパ2
1が打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット3
2の移動領域から退避する。打ち込みヘッドユニット3
1、アンビルユニット32はシート移動方向と支差する
方向の打ち込み設定位置で停止している。引き続いて、
制御ブロック149は、ステッピングモータ70を、ノ
ンステープルモードやサイドステープルモードとは逆方
向に回転させる。この駆動によりシート束は昇降トレイ
90とは逆方向(図1、矢印B方向)に移送される。こ
の移送によって、折りユニット50内にある束検知セン
サ54がシート束の搬送方向先端を検知すると、予め送
られてきている搬送方向シート長さ情報に基づいて、搬
送上ローラ19と搬送下ローラ18は、シート搬送方向
略中央部を綴じ位置に一致するところまでシート束を搬
送して停止する。
【0122】なお、ステッピングモータ70が逆方向に
回転した場合、移送ベルト12を張設する第1プーリ1
0と第1プーリ軸10aとの間にワンウェイクラッチ7
5が介在しているので、ステッピングモータ70の回転
力は伝達されずに移送ベルト12及び押し出し爪13は
停止した状態を保っている。
【0123】次に、制御ブロック149は、ヘッド駆動
軸38、及びアンビル駆動軸37を駆動するステープル
/折りモータ170をこれらを作動する方向に回転させ
て、綴じ処理を行なう。複数箇所を綴じる場合は、ステ
ープラスライドモータ42を駆動して、スクリュー軸3
5,36の回転によってシート搬送方向と交差する方向
の所定位置に移動した後に綴じ処理を行う。
【0124】なお、この綴じ処理位置にシート束が搬送
されたとき、そのシート束の搬送方向先端側の位置は、
すでに折りユニット50内の束搬送下ローラ52とこれ
から離間している束搬送上ローラ51を通過した位置に
ある。
【0125】綴じ処理完了後、折り処理を行なうには、
まず、図8に示す搬送モータ162を逆転して、図6及
び図9に示す上ローラ移動カム68を回転させる。この
回転により軸受ホルダ102が移動し、束搬送上ローラ
51を束搬送下ローラ52側に下降させ、シート束を引
張りスプリング104で挟む状態にする。
【0126】次に、処理トレイ8中の搬送上ローラ19
をシート束から上昇させ、シート束の挟持を解除する。
今度は、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52を搬
送モータ162によって駆動して、シート束をさらに下
流に搬送する。この搬送時、束検知センサ54の信号と
シート長さ情報から、シート束の搬送方向略中央部、即
ち、綴じ処理位置が折り位置となるように、搬送モータ
162を減速しながら停止する。シート束は、束搬送上
ローラ51と束搬送下ローラ52に挟まれて搬送パス内
に吊り下がった状態になる。
【0127】そして、ステープル/折りモータ170を
綴じ処理とは逆の方向に駆動すると図7(b)に示すよ
うに、折りローラ対57a,57bがシート束を挟む方
向に回転するとともに突き板55が下降する。これと同
時に、バックアップガイド59a,59bもシート束側
の折りローラ周面を開放するように移動する。シート束
が折りローラ57aと押圧ころ180とに挟まれて、折
りローラ57aによって折りローラ対57a,57bの
ニップに搬送されつつ、突き板55がシート束を回転す
る折りローラ対57a,57bに挟むように移動した
後、シート束は折りローラ対57a,57bに巻き込ま
れる。続いて、突き板55はシート束から離れる方向に
移動するが、シート束はさらに折りローラ対57a,5
7bによって折り込まれていく。この段階で、束搬送上
ローラ51、束搬送下ローラ52、及び束搬送ローラ対
60a,60bを、搬送モータ162で折りシート束排
出スタッカ80の方にシート束を排出できる方向に回転
させる。一方、折りローラ対57a,57bは、突き板
55が上昇し、突き板55が突き板Hpセンサ169に
検知されると停止する。束排出ローラ60a,60bに
挟まれて搬送されたシート束は、折りシート束排出スタ
ッカ80に排出され、積載される。折られたシート束
は、折りシート押さえ81によって押さえられて開かな
いようにされ、次の折りシート束の搬入を妨げないよう
になっている。
【0128】なお、折り動作が開始されて、シート束が
折りローラ対57a,57bにニップされるまでの時間
の経過後、束搬送上ローラ51は、束搬送下ローラ52
から離間するように上昇して次のシート束の搬入に備え
る。
【0129】また、本実施形態のサドルステッチモード
は、綴じ処理と折り処理とを一連で行なうものを示した
が、綴じ処理を行なわず、折り処理のみを行なう場合に
も採用できることは言うまでもない。
【0130】(他の実施形態)以上の実施形態シート折
り装置では、回転自在な押圧ころ(上流方向搬送力付与
手段、押圧部材、回転体)180によってシート束を折
りローラ(上流方向搬送力付与手段、下流側シート折り
回転体)57aに押圧するようになっているが、図15
(a)、図15(b)に示すように、押圧ころ180の
代わりにシート束押圧部材(上流方向搬送力付与手段、
押圧部材、押圧片)182によって、シート束を折りロ
ーラ57aに押圧するようにしてもよい。シート束押圧
部材182は、シート束に対する摺動抵抗の少ない、樹
脂成型品であり、不図示のモータ或いはプランジャで回
動するようになっている。
【0131】図16(a)、図16(b)に示す、押圧
ころ180は、シート束搬送ローラ184に常時圧接さ
れて、追従回転するようになっている。シート束搬送ロ
ーラ184は、図16(a)の矢印方向に回転(正回
転)するとともに、図16(b)の矢印方向に回転(逆
回転)するようになっている。押圧ころ180とシート
束搬送ローラ184は、シート束搬送ローラ184が逆
回転すると、シート束を上流側に搬送することができる
ため、シート逆搬送回転体対186を構成している。
【0132】シート逆搬送回転対対186の搬送力は、
束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52とによるシー
ト束の搬送力と同じに設定されている。
【0133】折りローラ対57a,57bにシート束が
渡すように送り込まれてくると、図16(a)に示すよ
うに、シート束搬送ローラ184は押圧ころ180とで
シート束を挟持して正回転し、シート束を下流側に搬送
する。押圧ころ180は、折りローラ57aに追従回転
をする。この間、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ
52は、シート束を送る回転をしていても、送り回転し
ていない回転自在な状態になっていてもよい。
【0134】シート束の折り目標位置181が突き板5
5の先端に対向する位置にくると、図16(b)に示す
ように、シート束搬送ローラ184、折りローラ対57
a,57b、束搬送上ローラ51、及び束搬送下ローラ
52は、矢印方向に回転する。
【0135】この結果、シート束Pは、折りローラ57
a,57bのニップより下流側部分Pbがシート束搬送
ローラ184の回転力によって上流側に向けて搬送力を
受け、折りローラ57a,57bのニップより上流側部
分Paが束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52とに
よって下流側に向けて下流側部分と同じ大きさで且つ逆
向きの搬送力を受けながら、突き板55によって折り曲
げられるので、突き板55に対して、折り目標位置18
1がずれるようなことがなく、確実に折り曲げられる。
【0136】なお、図16に示す実施形態において、押
圧ころ180の代わりに、図15に示すシート束押圧部
材(押圧部材、押圧片)182で、シート束をシート束
搬送ローラ184に圧接してもよい。
【0137】図17(a)、図17(b)に示す、押圧
ころ180は、下流側の折りローラ57aに常時圧接さ
せられて、不図示の固定部材にシート束の搬送方向に移
動するように設けられている。下流側の折りローラ57
aの折ローラ駆動軸61は、図18に示すように、折り
ユニットフレーム49に形成された長孔49aに支持さ
れて折りローラ57aとともにシート搬送方向に移動す
るようになっている。押圧ころ180と折りローラ57
aは、不図示のプランジャによって、一緒に、あるいは
別々に、シート搬送方向に移動するようになっている。
なお、折りローラ57aが移動するため、カップリング
装置137も折りローラ57aと一体に移動できるよう
にする必要がある。このため、カップリング装置137
とステープル/折りモータ170との間には、不図示の
自在継ぎ手が設けられている。
【0138】折りローラ対57a,57bにシート束が
送り込まれてくると、下流側の折りローラ57aは、図
17(a)に示すように、上流側の折りローラ57bか
ら離れて、矢印方向に回転し、シート束を下流側に搬送
する。押圧ころ180は、折りローラ57aに追従回転
をする。折りローラ57aと一体のギア138(図18
参照)は、ギア139とギア142とから離れている。
このため、上流側の折りローラ57bは、回転自在の状
態になっており、シート束に引かれて矢印方向に追従回
転をする。また、ギア139が回転しないことによっ
て、突き板55は、図17(a)に示す、シート束に接
触しない位置に停止している。なお、この間、束搬送上
ローラ51と束搬送下ローラ52は、シート束を送る回
転をしていても、送り回転していない回転自在な状態に
なっていてもよい。
【0139】シート束の折り目標位置181が突き板5
5の先端に対向する位置にくると、折りローラ57a
は、図17(a)の矢印方向に回転しながら上流側の折
りローラ57bに当接する。すると、折りローラ57a
と一体のギア138(図18参照)が、ギア139とギ
ア142とに噛合する。このため、上流側の折りローラ
57bは、矢印方向に回転駆動力を受けるとともに、突
き板55が、突き動作を開始する。そして、束搬送上ロ
ーラ51と束搬送下ローラ52は、回転を開始する。
【0140】この結果、シート束は、折りローラ57
a,57bのニップより下流側部分が折りローラ57a
の回転力によって上流側に向けて搬送力を受け、折りロ
ーラ57a,57bのニップより上流側部分が束搬送上
ローラ51と束搬送下ローラ52とによって下流側に向
けて下流側部分と同じ大きさで且つ逆向きの搬送力を受
けて、突き板55によって折り曲げられるので、突き板
55に対して、折り曲げ目標位置181がずれるような
ことがなく、確実に折り曲げられる。
【0141】なお、図17に示す実施形態において、押
圧ころ180の代わりに、図15に示すシート束押圧部
材(押圧部材、押圧片)182で、シート束を折りロー
ラ57aに圧接してもよい。
【0142】図19(a)、図19(b)に示す実施の
形態は、各折りローラ57a,57bに押圧ころ18
0,180を接離可能に対向させた構成になっている。
折りローラ(上流側のシート折り回転体)57bと押圧
ころ(上流側押圧部材、回転体)180は、シート束の
折りローラ対57a,57bのニップより上流側の部分
に、シート束の搬送方向の下流側に向けてシート束搬送
力を発生させる下流方向搬送力付与回転体対(下流方向
搬送力付与手段)187を構成している。
【0143】折りローラ(下流側のシート折り回転体)
57aと押圧ころ(下流側押圧部材、回転体)180
は、シート束の折りローラ対57a,57bのニップよ
り下流側の部分に、シート束の搬送方向の上流側に向け
てシート束搬送力を発生させる上流方向搬送力付与回転
体対(上流方向搬送力付与手段)188を構成してい
る。
【0144】下流方向搬送力付与回転体対187のシー
ト束搬送力と、上流方向搬送力付与回転体対188のシ
ート束搬送力は、大きさが同じで、向きがシートの折目
標位置181の方に向いている。
【0145】束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52
の回転によって、折りローラ対57a,57bにシート
束が渡すように送り込まれてくると、押圧ころ180,
180は、折りローラ57a,57bから離れる。シー
ト束の折目標位置181が突き板55の先端に対向する
位置にくると、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ5
2の回転が停止し、押圧ころ180,180がシート束
を折りローラ57a,57bに圧接させる。そして、束
搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52とが互いに離れ
る。その後、折りローラ対57a,57bが、図19
(b)に示す方向に回転するとともに、突き板55が突
出してくる。
【0146】この結果、シート束は、折りローラ57
a,57bのニップより下流側部分が折りローラ57a
の回転力によって上流側に向けて搬送力を受け、折りロ
ーラ57a,57bのニップより上流側部分が折りロー
ラ57bの回転力によって下流側に向けて上流側部分と
同じ大きさで且つ逆向きの搬送力を受けながら、突き板
55によって折り曲げられるので、突き板55に対し
て、折り目標位置181がずれるようなことがなく、確
実に折り曲げられる。
【0147】なお、図19に示す実施形態において、押
圧ころ180の代わりに、図15に示すシート束押圧部
材182で、シート束を折りローラ57a,57bに圧
接してもよい。
【0148】図20に示す実施形態の押圧ころ180
は、折りローラ57aより下流側に配設されて、トルク
リミッタ183を備えたシート束挟持ローラ185に接
離可能になっている。押圧ころ180、シート束挟持ロ
ーラ185、及びトルクリミッタ183は、シート束が
折り曲げられるとき、シート束の折りローラ対57a,
57bのニップより下流側の部分を挟持し、突き板55
によってシート束が引っ張られるの対して搬送抵抗力を
与える搬送抵抗力付与機構(搬送抵抗力付与手段)18
9を構成している。この搬送抵抗力は、束搬送上ローラ
51と束搬送下ローラ52とに駆動力が加わっていない
回転自在な状態で、シート束の折りローラ対57a,5
7bのニップより上流側の部分を挟持し、突き板55に
よってシート束が引っ張られるの対して与える抵抗力と
同じに設定されている。
【0149】束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52
の回転によって、折りローラ対57a,57bにシート
束が渡すように送り込まれてくると、押圧ころ180
は、シート束挟持ローラ185から離れて、シート束の
下流端部をシート束挟持ローラ185を受け入れる。こ
の場合、押圧ころ180をシート束挟持ローラ185に
圧接したままで、シート束挟持ローラ185を図20に
おいて右回転させて、シート束を受け入れてもよい。シ
ート束の折目標位置181が突き板55の先端に対向す
る位置にくると、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ
52の回転が停止し、押圧ころ180は、シート束挟持
ローラ184とで、シート束の下流端部を挟持する。そ
の後、折りローラ対57a,57bが、図19(b)に
示す方向に回転するとともに、突き板55が突出してく
る。突き板55は、束搬送上ローラ51と束搬送下ロー
ラ52によって挟持されたシート束の上流側部分と、押
圧ころ180とシート束挟持ローラ184とで挟持され
たシート束の下流側部分とを引っ張りながら、折りロー
ラ対57a,57bにシート束を送り込む。
【0150】この結果、シート束は、下流側部分がトル
クリミッタ183の搬送抵抗力を受け、上流側部分が束
搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52によって同じ搬
送抵抗力を受け受けながら、突き板55によって折り曲
げられるので、突き板55に対して、折り目標位置18
1がずれるようなことがなく、確実に折り曲げられる。
【0151】なお、図19に示す実施形態において、押
圧ころ180の代わりに、図15に示すシート束押圧部
材182で、シート束をシート束挟持ローラ(押圧部
材、押圧片)185に押圧してもよい。
【0152】
【発明の効果】本発明のシート折り装置は、シートの上
流側と下流側の部分に、シート折り回転体対間の方に向
けて同じ大きさの搬送力が加わるようにしているため、
シート突き部材の突き動作にともなって、シートの上流
側と下流側の部分が均等にシート折り回転体対間に進入
し、シートの折り目標位置に対するシート突き部材の突
き位置がずれるようなことがなく、シートを折り目標位
置で正確に折ることができる。
【0153】また、シートを折るとき、シート搬送回転
体対がシートを挟持しながら回転するため、シートを斜
めにした状態、或いは縦にした状態においても、シート
を折り目標位置で正確に折ることができる。
【0154】本発明のシート折り装置は、シートを折る
とき、シートの上流側と下流側の部分に、同じ大きさの
引っ張り抵抗力が加わるようにしているため、シート突
き部材の突き動作にともなって、シートの上流側と下流
側の部分が均等にシート折り回転体対間に進入し、シー
トの折り目標位置に対するシート突き部材の突き位置が
ずれるようなことがなく、シートを折り目標位置で正確
に折ることができる。
【0155】本発明の画像形成装置は、シート又はシー
ト束の所望の位置を確実に折ることのできる上記シート
折り装置を備えているので、品質のよい画像が形成され
たシート束を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシート折り装置である折
りユニットを装備したシート後処理装置の正面断面図で
ある。
【図2】同、シート後処理装置の処理トレイ部分を上方
から見た図である。
【図3】同、シート後処理装置の移送ベルト部分の拡大
図である。
【図4】同、シート後処理装置のステープラユニットを
左側から見た図である。
【図5】同、シート後処理装置のストッパの動作説明図
である。
【図6】同、シート後処理装置の折りユニットのフレー
ムの正面図である。
【図7】シート後処理装置の折りユニットの動作説明図
である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図8】同、シート後処理装置の折りユニット駆動機構
の図である。
【図9】同、シート後処理装置の折りユニットの駆動機
構の図である。
【図10】同、シート後処理装置の折りユニットの駆動
機構の図である。
【図11】同、シート後処理装置の折りユニットの突き
板によるシート束折り動作動説明図である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図12】同、シート後処理装置の折りユニットの突き
板によってシート束を折っている状態の図である。
【図13】同、シート後処理装置の概略制御ブロック図
である。
【図14】同、折りユニットを装備したシート後処理装
置を本体に備えた複写機の概略正面断面図である。
【図15】他の実施形態の折りユニットの動作説明用の
概略図である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図16】さらに、他の実施形態の折りユニットの動作
説明用の概略図である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図17】さらに、他の実施形態の折りユニットの動作
説明用の概略図である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図18】図17における折ユニットの駆動機構の図で
ある。
【図19】さらに、他の実施形態の折りユニットの動作
説明用の概略図である。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図20】さらに、他の実施形態の折りユニットのシー
ト折り曲げ動作説明用の概略図である。
【図21】従来の折りユニットの動作説明用の概略図で
ある。 (a)シート折り曲げ前の状態図である。 (b)シート折り曲げ中の状態図である。
【符号の説明】
P シート、シート束 1 複写機(画像形成装置)の本体 2 シート後処理装置 20 複写機(画像形成装置) 50 折りユニット(シート折り装置) 51 束搬送上ローラ(シート搬送回転体対) 52 束搬送下ローラ(シート搬送回転体対) 57a 折りローラ、折りローラ対(シート折り回転
体対、下流側シート折り回転体、上流方向搬送力付与手
段) 57b 折りローラ、折りローラ対(シート折り回転
体対、上流側シート折り回転体) 55 突き板(シート突き部材) 180 押圧ころ(上流方向搬送力付与手段、押圧
部材、回転体) 181 折り目標位置 182 シート束押圧部材(上流方向搬送力付与手
段、押圧部材、押圧片) 183 トルクリミッタ 184 シート束搬送ローラ 185 シート束挟持ローラ 186 シート逆搬送回転体対 187 下流方向搬送力付与回転体対(下流方向搬
送力付与手段) 188 上流方向搬送力付与回転体対(上流方向搬
送力付与手段) 189 搬送抵抗力付与機構(搬送抵抗力付与手
段) 190 押圧ころステイ 191 長孔 192 軸 193 ばね 902 画像形成部(画像形成手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを挟んで回転して搬送するシート
    搬送回転体対と、 前記シート搬送回転体対によって搬送されてきたシート
    を渡して受け取る互いに逆回転可能なシート折り回転体
    対と、 前記シート折り回転体対に渡された前記シートの中間部
    分を突いて、前記中間部分を前記シート折り回転体対間
    に挿入するシート突き部材と、 前記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の下流側
    に配設されて、前記シートの前記シート折り回転体対間
    より前記下流側の部分に、シート搬送方向の上流側に向
    けて前記シートに搬送力を付与する上流方向搬送力付与
    手段と、を備え、 前記シートが前記シート折り回転体対間に挿入されると
    き、前記シート搬送回転体対と前記上流方向搬送力付与
    手段とによって、前記シート折り回転体対間の方に向け
    て同じ大きさの搬送力を前記シートに付与することを特
    徴とするシート折り装置。
  2. 【請求項2】 前記シート折り回転体対が、前記シート
    搬送回転体対より低い位置に配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載のシート折り装置。
  3. 【請求項3】 前記上流方向搬送力付与手段が、前記シ
    ート折り回転体対の内、前記シート搬送方向の下流側の
    シート折り回転体と、前記下流側のシート折り回転体に
    前記シートを押圧する押圧部材とを有していることを特
    徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
  4. 【請求項4】 前記上流方向搬送力付与手段が、前記シ
    ートの前記シート折り回転体対間より前記下流側の部分
    を挟んで回転して前記上流側へ搬送するシート逆搬送回
    転体対を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    シート折り装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送回転体対によって前記シ
    ートが搬送されてきているとき、前記シート折り回転体
    対の内、前記下流側のシート折り回転体が、前記シート
    搬送方向の上流側のシート折り回転体から離れて、前記
    シートを前記下流方向へ搬送回転可能であり、前記上流
    方向搬送力付与手段が、前記シート折り回転体対の内、
    前記シート搬送方向の下流側のシート折り回転体と、前
    記下流側のシート折り回転体に前記シートを押圧する押
    圧部材とを有していることを特徴とする請求項1に記載
    のシート折り装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材が、回転体であることを特
    徴とする請求項3又は4又は5に記載のシート折り装
    置。
  7. 【請求項7】 前記押圧部材が、押圧片であることを特
    徴とする請求項3又は4又は5に記載のシート折り装
    置。
  8. 【請求項8】 シートを挟んで回転して搬送するシート
    搬送回転体対と、 前記シート搬送回転体対によって搬送されてきたシート
    を渡して受け取る互いに逆回転可能なシート折り回転体
    対と、 前記シート折り回転体対に渡された前記シートの中間部
    分を突いて、前記中間部分を前記シート折り回転体対間
    に挿入するシート突き部材と、 前記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の上流側
    に配設されて、前記シートの前記シート折り回転体対間
    より前記上流側の部分に、シート搬送方向の下流側に向
    けて前記シートに搬送力を付与する下流方向搬送力付与
    手段と、前記シート折り回転体対間よりシート搬送方向
    の下流側に配設されて、前記シートの前記シート折り回
    転体対間より前記下流側の部分に、シート搬送方向の上
    流側に向けて前記シートに搬送力を付与する上流方向搬
    送力付与手段と、を備え、前記シート折り回転体対が互
    いに離れた状態で、前記下流方向搬送力付与手段と前記
    上流方向搬送力付与手段とによって、前記シート折り回
    転体対間の方に向けて同じ大きさの搬送力を前記シート
    に付与することを特徴とするシート折り装置。
  9. 【請求項9】 前記下流方向搬送力付与手段が、前記シ
    ート折り回転体対の内、前記シート搬送方向の上流側の
    シート折り回転体と、前記上流側のシート折り回転体に
    前記シートを押圧する上流側押圧部材とを有し、 前記上流方向搬送力付与手段が、前記シート折り回転体
    対の内、前記シート搬送方向の下流側のシート折り回転
    体と、前記下流側のシート折り回転体に前記シートを押
    圧する下流側押圧部材とを有していることを特徴とする
    請求項8に記載のシート折り装置。
  10. 【請求項10】 前記上流側押圧部材と前記下流側押圧
    部材とが、回転体であることを特徴とする請求項9に記
    載のシート折り装置。
  11. 【請求項11】 前記上流側押圧部材と前記下流側押圧
    部材とが、押圧片であることを特徴とする請求項9に記
    載のシート折り装置。
  12. 【請求項12】 シートを挟んで回転して搬送するシ
    ート搬送回転体対と、 前記シート搬送回転体対によって搬送されてきたシート
    を渡して受け取る互いに逆回転可能なシート折り回転体
    対と、 前記シート折り回転体対に渡された前記シートの中間部
    分を突いて、前記中間部分を前記シート折り回転体対間
    に挿入するシート突き部材と、 前記シート折り回転体対間よりシート搬送方向の下流側
    に配設されて、前記シートが前記シート折り回転体対間
    に挿入されるとき、前記シートの前記シート折り回転体
    対間より前記下流側の部分に搬送抵抗力を付与する搬送
    抵抗力付与手段と、 を備え、 前記シートが前記シート折り回転体対間に挿入されると
    き、前記シート搬送回転体対が前記シートを挟持して回
    転可能な状態で、前記シート搬送回転体対と前記搬送抵
    抗力付与手段とによって、前記シート折り回転体対間か
    ら離れる方向で、且つ同じ大きさの搬送抵抗力を、前記
    シートに付与することを特徴とするシート折り装置。
  13. 【請求項13】 前記搬送抵抗力付与手段が、 前記シートが前記シート折り回転体対間に挿入されると
    き、前記シートの前記シート折り回転体対間より前記下
    流側の部分を挟む回転可能なシート挟持回転体対と、 前記シート挟持回転体対に回転抵抗力を付与する回転抵
    抗部と、 を有していることを特徴とする請求項12に記載のシー
    ト折り装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送抵抗力付与手段が、 前記シートの前記シート折り回転体対間より前記下流側
    の部分を挟んで正回転して前記下流側へ搬送するシート
    補助搬送回転体対と、 前記シート補助搬送回転体対の逆回転時に、前記シート
    補助搬送回転体対に回転抵抗力を付与する回転抵抗部
    と、 を有することを特徴とする請求項12に記載のシート折
    り装置。
  15. 【請求項15】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを折
    り曲げる請求項1乃至14に記載の内、いずれか1項に
    記載のシート折り装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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