JP3467148B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP3467148B2
JP3467148B2 JP06911896A JP6911896A JP3467148B2 JP 3467148 B2 JP3467148 B2 JP 3467148B2 JP 06911896 A JP06911896 A JP 06911896A JP 6911896 A JP6911896 A JP 6911896A JP 3467148 B2 JP3467148 B2 JP 3467148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出された用紙を受け入れて、複数枚の用紙に対してス
テープル針による綴じを行う用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、これ
らの複合機又は印刷機等の画像形成装置から排出された
用紙を受け入れて、複数枚の用紙をステープル打ちによ
って綴じるようにした用紙処理装置は従来より周知であ
る。
【0003】このような用紙処理装置として、複数枚の
用紙を位置決め整合した後、その用紙の搬送方向である
縦方向の一方の端部側をステープル打ちによって綴じる
ことが可能であり、しかもその縦方向におけるほぼ中央
部をも綴じることができる装置が提案されている(例え
ば特願平7−158393号)。前者の綴じ形態を端部
綴じ、後者の綴じ形態を中央綴じと称することにする
と、この提案に係る用紙整合装置においては、1つのス
テープラ装置によって、端部綴じと中央綴じを選択的に
行えるように構成されている。かかるステープラ装置
を、用紙の横方向に移動させて、用紙横方向の任意の位
置をステープル打ちすることができるのである。
【0004】ところが、このような用紙処理装置による
と、そのステープラ装置として一体型のものは使用でき
ず、セパレート型のステープラ装置を用いなければなら
ない。一般に、ステープラ装置には、ステープル針を収
容したステープラ本体と、この本体から送り出されたス
テープル針を当該本体と協働して折り曲げるクリンチャ
ーとが互いに分離されているセパレート型のものと、ス
テープラ本体とクリンチャーとが互いに連結された一体
型のものが公知であるが、上記提案に係る用紙処理装置
においては、セパレート型のステープラ装置を用いなけ
ればならないのである。この用紙処理装置によって、用
紙に対し、中央綴じを実行するには、整合された複数枚
の用紙を、ステープラ本体とクリンチャーとの間に通し
て移動させ、その縦方向中央部を、ステープラ本体とク
リンチャーとによるステープル打ち位置にもたらさなけ
ればならないからである。一体型のステープラ装置を用
いれば、そのステープラ本体とクリンチャーとが互いに
連結されているので、これらの間を通して用紙を移送さ
せることはできない。
【0005】このような理由で従来提案されている用紙
処理装置においては、セパレート型ステープラ装置を用
い、そのステープラ本体とクリンチャーとを用紙の横方
向に移動させ、用紙の横方向における所定の位置を端部
綴じ又は中央綴じするのであるが、その際、ステープラ
本体とクリンチャーとの相対位置を常に正しく保ってい
ないと、所定のステープル打ちを行うことができず、用
紙に対する綴じ不良が発生する。従って、互いに分離し
たステープラ本体とクリンチャーとを用紙に対して横方
向に移動させるとき、これらを高精度に対応させながら
移動させる必要がある。しかしながら、両者の位置関係
を高精度に保ちつつこれらを移動させることは技術的に
難しく、またこれが可能であったとしても、両者の位置
を高精度に保ちながらこれらを移動させるように構成す
るには、装置のコストが著しく上昇する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去し、端部綴じと中央綴じとを、綴じ不
良を生じることなく確実に行えるようにした用紙処理装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、用紙処理装置本体に受け入れられて該本体
内を搬送される用紙を、その搬送方向である縦方向及び
該方向と直交する横方向に位置決め整合する用紙整合手
段と、整合位置に送り込まれてくる用紙の横方向外方に
配置され、装置本体の側に位置不動に支持されていて、
用紙整合手段により整合された複数枚の用紙の縦方向に
おけるほぼ中央部を綴じる中央綴じ用のセパレート型ス
テープラ装置と、用紙整合手段によって複数枚の用紙が
整合されたあと、該複数枚の用紙を整合位置から、中央
綴じ用のセパレート型ステープラ装置によってステープ
ル打ちの行われる中央綴じ位置に横方向に移送して、該
位置に位置決めする用紙横方向移送手段と、用紙整合手
段によって位置決め整合された複数枚の用紙の縦方向に
おける一方の端部側を綴じる端部綴じ用の一体型ステー
プラ装置と、該一体型ステープラ装置を、用紙に対し
て、その横方向に移動させて、当該方向の任意の位置で
位置決めする一体型ステープラ装置駆動手段とを具備す
ることを特徴とする用紙処理装置を提案する。
【0008】その際、用紙整合手段によって整合された
複数枚の用紙を、その縦方向に移送し、当該用紙に対す
る中央綴じ個所を調整する用紙縦方向移送手段を具備す
ると有利である。
【0009】また、用紙整合手段によって整合された複
数枚の用紙を移送するとき、当該用紙をクランプするク
ランプ手段を具備すると特に有利である。
【0010】さらに、端部綴じ用の一体型ステープラ装
置によるステープル打ちの向きを調整できるように、用
紙整合手段によって整合された複数枚の用紙に対して、
一体型ステープラ装置の姿勢を調整するステープラ首振
り手段を具備すると一層有利である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明一実施形態例の用紙処理装
置に具備される用紙処理機構部の斜視図である。かかる
機構部の構成及び作用を説明する前に、本例の用紙処理
装置の全体的な構成と作用について以下に明らかにして
おく。
【0013】図2において、用紙処理装置10の装置本
体10Aには、用紙受け入れ開口2が設けられ、図示し
ていない複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複
合機又は印刷機などの画像形成装置から排出されたプリ
ント済みの用紙Pは、その用紙受け入れ開口2を通って
装置本体10A内に入る。
【0014】装置本体10A内に入った用紙Pは、後述
するステープル綴じを行わない場合は、用紙進行方向切
り換え部材3によってガイドされつつ搬送路4に導か
れ、そのまま排出ローラ5によって排出トレイ6に排出
される。一方、綴じ処理を行う場合、用紙Pは、これが
搬送路7に進行するように位置の切り換えられた用紙進
行方向切り換え部材3によってガイドされつつ、その搬
送路7に導かれる。
【0015】搬送路7に導かれた用紙Pは、この搬送路
7を通ってブラシローラより成る紙送りローラ8とロー
ラ9との間から、用紙排出ベルト14に向けて排出され
る。この排出された用紙は、図1に示した一対のサイド
フェンス11,12Aによって、用紙の搬送方向(縦方
向)と直交する横方向に位置決め整合される。この詳細
については後述する。
【0016】寄せローラ15を自由端部に回転自在に軸
装した腕杆16は、図示していない駆動手段により、周
期的に揺動駆動されるようになっていて、この揺動時
に、寄せローラ15によって、紙送りローラ8とローラ
9との間から排出された用紙Pが、たたかれつつ、用紙
排出ベルト14の側に寄せられる。用紙排出ベルト14
は、装置本体に回転自在に支持された複数のプーリ14
B,14C,14Dに巻き掛けられ、これらのプーリの
1つが駆動プーリとなっている。
【0017】用紙Pは、後述するように用紙の搬送方
向、すなわちその縦方向にも位置決め整合されるように
なっていて、この整合された用紙は複数枚となった状態
で、後述する如く、ステープル打ちされて綴じ処理され
る。このあと、用紙排出ベルト14が図における反時計
方向に回転駆動されることによって、該ベルト14に設
けられたストッパ爪14Aにより押し上げられつつ、排
出ローラ5によって排出トレイ6上に排出される。
【0018】図1に戻って、用紙搬送方向には、ガイド
ステー20が装置本体に不動状態に保持され、このガイ
ドステー20の中央部に縦方向に設けた溝20Aには用
紙排出ベルト14の図における上側のベルト辺部が入っ
ている。
【0019】本体側板17とガイドステー20との間に
はガイド軸19が固定的に横架され、この軸19にはサ
イドフェンス11が用紙搬送方向と直交する方向、すな
わち用紙の横方向に移動自在に支持されている。サイド
フェンス11は、そのほぼ中央部が、一対のプーリに巻
き掛けられた無端のタイミングベルト22の一方のベル
ト辺部に係止され、ステッピングモータ等より成るモー
タ23が正転したり逆転したりすることにより、一方の
プーリが回転駆動され、これによってタイミングベルト
22が駆動され、サイドフェンス11が用紙搬送方向と
直交する横方向に移動駆動される。
【0020】本体側板17に相対向したもう一方の本体
側板18にはモータ固装ブラケット24が固定され、こ
のモータ固装ブラケット24と、ガイドステー20との
間にはガイド軸25が固定的に横架されている。ガイド
軸25と、これに平行したガイドレール26とには、横
移動ホルダ27が横方向に移動自在に支持されている。
【0021】モータ固装ブラケット24には、ステッピ
ングモータ等より成るモータ35が固装され、このモー
タの回転によって、モータ固装ブラケット24と、ガイ
ドステー20との間に横方向に張設された無端のタイミ
ングベルト36が回転駆動される。タイミングベルト3
6は、モータ固装ブラケット24とガイドステー20、
すなわち装置本体に回転自在に支持された一対のプーリ
に巻き掛けられ、その一方のプーリがモータ35により
回転駆動される。そして、このタイミングベルト36の
一方のベルト辺部には横移動ホルダ27が係止されてい
る。モータ35が正転したり逆転したりすることによっ
て、タイミングベルト36も同じく正転したり逆転した
りして、そのベルトに係止された横移動ホルダ27が横
方向に走行駆動されるのである。
【0022】横移動ホルダ27には、ガイド軸28が縦
方向に固定的に架設されている。横移動ホルダ27の上
にはクランプホルダ12が設けられ、このクランプホル
ダ12はガイド軸28によって縦方向に移動自在に支持
されている。横移動ホルダ27には下部にステッピング
モータ等より成るモータ31が固装され、横移動ホルダ
27上に縦方向に張設された無端のタイミングベルト3
2は、そのモータ31によって回転駆動される。タイミ
ングベルト32は、横移動ホルダ27に回転自在に支持
された一対のプーリに巻き掛けられ、その一方のプーリ
がモータ31により回転駆動されることによって、タイ
ミングベルト32が駆動される。
【0023】タイミングベルト32の一方のベルト辺部
にはクランプホルダ12が係止部12a(図3)におい
て係止され、モータ31が正転及び逆転すると、タイミ
ングベルト32も同様に正転及び逆転し、これに伴い、
該ベルトに係止されたクランプホルダ12が縦方向に走
行駆動される。
【0024】クランプホルダ12にはサイドフェンス1
2Aが固定されるか、若しくはクランプホルダの一部分
として一体形成されていて、クランプホルダ12が縦方
向に移動すると、サイドフェンス12Aもクランプホル
ダ12と一体となって同じ方向に移動する。サイドフェ
ンス12Aには、この上端の蝶番部33によってクラン
プ部材34が回動自在に枢着されている。サイドフェン
ス12Aと、これに相対向したサイドフェンス11の、
それぞれの端部には上方に折れ曲がった爪11a,12
Aaが一体に付設されている。
【0025】ここで、図2に示した両ローラ8,9から
は、用紙Pが、図1に示したガイドステー20及び停止
している用紙排出ベルト14に向けて排出されるのであ
るが、この際、両サイドフェンス11,12Aは、用紙
幅よりわずかに外側に広がった態勢にあり、この態勢
で、用紙Pが、寄せローラ15によって寄せられつつ、
両サイドフェンス間に入る。
【0026】用紙が両サイドフェンス間に入ると同時
に、制御部(不図示)からモータ駆動信号が出力され、
図1に示したモータ35が回転を始める。これに伴い、
タイミングベルト36が回転を始め、このベルトに係止
された横移動ホルダ27がクランプホルダ12もろと
も、ガイドステー20に接近する方向に移動する。すな
わち、一方のサイドフェンス12Aが、もう一方のサイ
ドフェンス11に接近する向きの横方向に移動するので
ある。このとき、サイドフェンス12Aは、この爪12
Aaが用紙の図における下側の端部に素早く入り込みつ
つ、用紙の側縁部を押して、用紙を横方向に移動させ、
用紙の他方の側縁部をサイドフェンス11に軽く突き当
てる。
【0027】かかる状態で、用紙Pは横方向と縦方向に
位置決め整合される。すなわち、縦方向の整合は、用紙
が両爪11a,12Aaによって受け止められることに
より行われ、横方向の整合は、両サイドフェンス11,
12Aによって行われるのである。なお、用紙は、例え
ばこの幅方向中心が用紙排出ベルト14の中心にほぼ合
致するように、位置決め整合される。
【0028】続いて次の用紙が搬送されて来ると、モー
タ35が逆転して、横移動ホルダ27がクランプホルダ
12もろともモータ35に接近する方向に若干移動し、
これに伴い、サイドフェンス12Aが元の位置に広が
り、次の用紙を受け入れる。そして、再び、サイドフェ
ンス12Aはガイドステー20に接近する方向に移動し
て、次の用紙を位置決め整合する。このときのサイドフ
ェンス12Aの移動ストロークは、例えば5mm程の極く
わずかなものであり、従ってこの作動時に、両爪11
a,12Aaによって既に保持されている前の用紙が爪
11a,12Aaから外れて落下することはない。
【0029】用紙1枚毎に、一対のサイドフェンスのう
ち、一方のサイドフェンス12Aのみが、横方向に小刻
みに往復動することによって、用紙が位置決め整合され
るのである。かかる位置決め整合を、一方のサイドフェ
ンス12Aを移動させると共に、他方のサイドフェンス
11を移動させることによっても行うことができる。両
サイドフェンス11,12Aを、共に、用紙が用紙排出
ベルト14に向けて排出される度毎に、広げたり狭めた
りするのである。他方のサイドフェンス11の移動は、
モータ23を正転及び逆転することによって、タイミン
グベルト22を作動させて行うことができる。
【0030】いずれにしても、用紙は、両爪11a,1
2Aaに受け止められることによって縦方向に位置決め
整合され、両サイドフェンス11,12Aによって横方
向に位置決め整合されるのである。
【0031】用紙搬送方向と直交する横方向に少なくと
も一方が選択的に駆動されるサイドフェンス11,12
Aと、各サイドフェンスに設けられた爪11a,12A
aとは、用紙処理装置本体10A内に受け入れられて、
該本体内を搬送される用紙を、その搬送方向である縦方
向及びこの方向と直交する横方向に位置決め整合する用
紙整合手段の一例を構成している。
【0032】本実施形態例の用紙処理装置においては、
各サイドフェンス11,12Aがそれぞれ別の独立した
駆動手段によって駆動される構成となっているので、両
サイドフェンスを共に移動させて用紙を位置決め整合す
ることもできるし、また、両者の一方を停止させ、他方
のみを移動させて、用紙を位置決め整合することもでき
る。位置決め整合の仕方の選択が自在となるのである。
【0033】図1において、両本体側板17,18間に
は、互いに平行に横方向に延びるガイド軸37とガイド
ステー38とがそれぞれ固定的に横架され、両者には、
端部綴じ用の一体型ステープラ装置41が横方向に移動
自在に支持されている。本例では、一体型ステープラ装
置41が、ブラケット41Bに後述するように組付けら
れていて、そのブラケット41Bに突設された係止部4
1aが、無端のタイミングベルト39の一方のベルト辺
部に係止されている。タイミングベルト39は装置本体
に回転自在に支持された一対のプーリに巻き掛けられ、
その一方のプーリがステッピングモータ等より成るモー
タ43に連結され、このモータ43が正転したり逆転し
たりすることによって、当該ベルト39が用紙搬送方向
である縦方向と直交する方向、すなわち横方向に移送さ
れる。
【0034】一体型ステープラ装置は、図示していない
ステープル針を収容したステープラ本体41Aと、この
本体41Aから送り出されたステープル針を、当該本体
41Aと協働して折り曲げ、複数枚の用紙をステープル
綴じするクリンチャー41Cとを有し、そのステープラ
本体41Aとクリンチャー41Cが互いに連結されてい
る。例えば、一般のオフィスなどで使用されているホッ
チキスと同様にステープラ本体41Aとクリンチャー4
1Cとが、その基端側において互いに回動開閉可能に枢
着されている。そして、ステープラ本体41Aとクリン
チャー41Cとの間の隙間Sに用紙の端部側を挿入した
状態で、ステープラ装置41の図示していないモータが
作動することによりステープラ本体41Aとクリンチャ
ー41Cの先端部側が互いに近づき、ステープラ本体4
1Aから送り出されたステープル針を折り曲げて用紙を
綴じることができるように構成されている。
【0035】複数枚の用紙が、両サイドフェンス11,
12A及びこれらに設けられた爪11a,12Aaによ
って、それが位置決め整合されると、モータ駆動信号が
出力され、これに伴いモータ43が回転し、一体型ステ
ープラ装置41が所定の綴じ位置まで移動する。そし
て、モータ43が停止すると、一体型ステープラ装置4
1はその綴じ位置に停止し、かかる綴じ位置において、
一体型ステープラ装置41が上述した態様で作動し、複
数枚の用紙に対してステープル打ちが行われて、用紙の
縦方向における一方の端部側が綴じられる。例えば、図
5(a)に示すように、複数枚の用紙P′に対して、図
における下側の左隅部がステープル針30により綴じら
れる。一体型ステープラ装置41は、かようなステープ
ル打ちの行われる綴じ位置に位置決めされるのである。
【0036】上述のように、端部綴じ用の一体型ステー
プラ装置41は、用紙整合手段によって位置決め整合さ
れた複数枚の用紙の縦方向における一方の端部側を綴じ
るものである。
【0037】ステープラ装置41を横移動させ、かつ、
それを別の位置に位置決めすることによって、図5
(b)に示すように、図における下側の右隅部をステー
プル針30によって綴じることもできる。更に、一体型
ステープラ装置41を2個所にわたって位置決めし、そ
れぞれの位置で、それを作動させることにより、同図
(c)に示すように、図における右隅部と左隅部とをス
テープル針30で綴じることもできる。
【0038】ガイド軸37、ガイドステー38、ブラケ
ット41B、モータ43、これによって駆動されるタイ
ミングベルト39等は、端部綴じ用の一体型ステープラ
装置41を、用紙に対して、その横方向に移動させて、
当該方向の任意の位置で位置決めする一体型ステープラ
装置駆動手段の一例を構成している。
【0039】なお、図1に示すように、一体型ステープ
ラ装置41を支持するブラケット41Bは、ガイド軸3
7とガイドステー38により横方向に移動自在に支持さ
れるようになっているが、ブラケット41Bの折り曲げ
端部に転子44を設け、その転子44を、図2及び図6
示すように、装置本体の側に固定されたガイドレール4
5に転動自在に嵌入し、これによっても、ブラケット4
1B、ひいては一体型ステープラ装置41を横方向に移
動自在に支持することもできる。
【0040】ここで、端部綴じ用の一体型ステープラ装
置41は、複数枚の用紙に対して斜め綴じを行うことも
できるように構成されている。すなわち、このステープ
ラ装置41は、枢軸46によってブラケット41Bに枢
着され、枢軸46の中心軸線周りに旋回が可能になって
いる。ステープラ本体41Aの内部には、ステープラ装
置41を旋回させて任意の旋回位置に位置決めする駆動
機構(不図示)が設けられている。また、図6に示すよ
うに、ステープラ本体41Aにはガイドローラ48が、
ブラケット41Bには円弧状ガイド穴41B1がそれぞ
れ設けられ、ステープラ装置41の旋回時に、それらに
より、ステープラ本体がガイドされるようになってい
る。
【0041】今、図7に示す複数枚の用紙P′が整合位
置にあるものとして、ステープラ装置41を、例えば綴
じ位置Aにおいて位置決めし、且つ、上記駆動機構によ
って、ステープラ装置41を、図6に示した傾斜位置に
旋回させ、且つ、この旋回位置で位置決めした上、ステ
ープラ装置41を作動させると、位置決め整合された複
数枚の用紙P′(図7)が、A部のところで、ステープ
ル針30により綴じられる。同様にして、一体型ステー
プラ装置41をB位置に位置決めし、且つ、そのステー
プラ装置41を前述した場合と逆方向に旋回させて、こ
の旋回位置で位置決めした上、ステープラ装置41を作
動させれば、B部のところで、ステープル針30により
用紙は綴じられる。すなわち、図における左隅部と、右
隅部との任意の一方の位置において、斜め綴じを行うこ
とができるのである。この斜め綴じも、端部綴じのはん
ちゅうに入る。
【0042】このように、本例の端部綴じ用の一体型ス
テープラ装置41は、図5に示す綴じ方を平行綴じとす
るならば、図7に示すような斜め綴じを可能にする首振
り式のステープラ装置となっている。ブラケット41
B、枢軸46、ステープラ本体41A内の駆動機構、ガ
イドローラ48、円弧状ガイド穴41B1は、端部綴じ
用の一体型ステープラ装置41によるステープル打ちの
向きを調整できるように、用紙整合手段によって整合さ
れた複数枚の用紙P′に対して、一体型ステープラ装置
41の姿勢を調整するステープラ首振り手段の一例を構
成している。かかるステープラ首振り手段を設けること
によって、複数枚の用紙に対し、所望する角度姿勢でス
テープル針を打ち込むことができる。
【0043】上述した如き端部綴じを終了すると、平行
綴じ、斜め綴じに拘らず、制御部から、図1に示した用
紙排出ベルト14を駆動する駆動モータ(不図示)に駆
動信号が出力され、これに伴い、そのモータが回転を始
める。すると、用紙排出ベルト14も、図2において反
時計方向に回転を始め、このベルトに設けられたストッ
パ爪14Aによって、綴じられた複数枚の用紙が押し上
げられつつ、ベルト14によって排出ローラ5に向けて
搬送され、このローラによって排出トレイ6に排出され
る。
【0044】本実施形態例の用紙処理装置は、次に述べ
るように、上述した端部綴じはもとより、中央綴じも可
能になっている。
【0045】図1において符号42で示すものは、中央
綴じ用のセパレート型ステープラ装置である。このステ
ープラ装置42は、前述の用紙整合手段により整合され
た複数枚の用紙の縦方向におけるほぼ中央部を綴じるも
のである。かかるステープラ装置42は、図示していな
いステープル針を収容したステープラ本体42Aと、こ
の上に配置され、ステープラ本体42Aから送り出され
たステープル針を、その本体42Aと協働して折り曲
げ、複数枚の用紙をステープル綴じするクリンチャー4
2Bとを有し、両者の間には連結関係がなく、互いに分
離され、両者の間を用紙が通過可能となっている。この
ような中央綴じ用のセパレート型ステープラ装置42
は、整合位置に送り込まれてくる用紙の横方向外方に配
置されている。そして、一方のステープラ本体42Aは
本体側板18に固定されたブラケット47に、他方のク
リンチャー42Bは本体側板18の上側の別の図示して
いない本体側板にそれぞれ支持されている。ステープラ
本体42Aとクリンチャー42Bは、用紙の綴じ動作を
行うとき、相対的にわずかに動くものの、これらは位置
不動に装置本体に支持されている。このように中央綴じ
用のセパレート型ステープラ装置42は、装置本体の側
に位置不動に支持されている。
【0046】ここで、中央綴じの行われる複数枚の用紙
は、図1に示したサイドフェンス11,12Aのいずれ
か一方、又は両者の横方向の移動によって、該方向に位
置決め整合され、且つ、両爪11a,12Aaによって
縦方向に位置決め整合されるのであるが、かかる位置決
め整合を終了すると、制御部からソレノイド励磁信号が
出力され、これに伴い、クランプホルダ12上に固設さ
れたソレノイド49が励磁されるようになっている。す
ると、ソレノイド49と作動レバー50との間に介装さ
れたバネ51が引かれ、作動レバー50が、この回動支
点となっている枢軸53(図3)の周りに、クランプ部
材34に形成した延出片34aを押し上げる方向に回動
する。この回動によって、クランプ部材34は、蝶番部
33の部位を回動支点として、その側縁部34bが下降
する方向に回動する。この回動は、延出片34aの先端
部と、クランプホルダ12との間に介装されたバネ52
(図3)の緊縮弾力に抗して行われる。
【0047】クランプ部材34が回動することによっ
て、位置決め整合された複数枚の用紙が、そのクランプ
部材34によってサイドフェンス12Aの平坦な本体部
12cの間でクランプされる。このクランプ位置は、複
数枚の用紙の側縁部側となる。
【0048】このクランプを終了すると、制御部からモ
ータ駆動信号が出力され、ステッピングモータ35が回
転を始める。すると、タイミングベルト36が駆動さ
れ、これに伴い、横移動ホルダ27がクランプホルダ1
2もろとも、図1においてモータ35に接近する方向に
移動する。すなわち、複数枚の用紙がクランプ部材34
にクランプされたまま、整合位置から中央綴じ位置に横
方向に移送されるのである。このとき複数枚の用紙は、
ステープラ本体42Aとクリンチャー42Bとの間に入
り込む(図3)。なお、整合位置というのは、前でも若
干触れたところであるが、横方向については、サイドフ
ェンス11,12Aによって位置決めされた位置であっ
て、例えば、図1に示した用紙排出ベルト14の中心位
置に、用紙の幅方向中心が合致するような位置のことで
ある。また、縦方向については、両爪11a,12Aa
によって用紙が受け止められる位置である。
【0049】図3は、複数枚の用紙(以下、必要に応じ
て用紙束という)P′が上記中央綴じ位置に置かれた状
態を示し、用紙束がかかる位置に来ると、ステッピング
モータ35は停止し、用紙束P′は、該位置に位置決め
される。この位置決めを終了すると、制御部からステー
プラ作動信号が出力され、これに伴いステープラ装置4
2が前述のように作動して、図8に示すように、用紙束
P′のC部に、ステープル打ちが行われる。続いて、図
3に示した用紙束P′が図における左方側へ同様にして
移送され、綴じ部D(図8)がステープラ装置42の部
位にくると、ステープラ装置42が再び作動して、D部
にステープル打ちが行われる。用紙束P′の縦方向の中
央部に、2個所にわたって、ステープル針30により用
紙束が綴じられるのである。勿論、中央綴じ個所は、1
個所又は3個所以上であってもよい。
【0050】かかる中央綴じを終了すると、図3に示し
たステッピングモータ35が逆転し、これに伴い、横移
動ホルダ27はクランプホルダ12もろとも、元の位
置、例えば図1に示した位置まで戻る。また、これと共
に、図3に示したソレノイド49の励磁が解除されるよ
うになっていて、これに伴って、作動レバー50が図1
の位置まで回動し、図3のクランプ部材34はバネ52
に引かれて図1の位置に回動復帰する。このあと図2に
示した用紙排出ベルト14が回転を始め、中央綴じされ
た用紙束は、ストッパ爪14Aによって押し上げられつ
つ、排出ローラ5を経て排出トレイ6に排出される。
【0051】図1に示したモータ固装ブラケット24、
ガイド軸25、ガイドレール26、モータ35、タイミ
ングベルト36、横移動ホルダ27、クランプホルダ1
2等は、前述の用紙整合手段によって複数枚の用紙が整
合されたあと、該複数枚の用紙を、整合位置から、セパ
レート型ステープラ装置によってステープル打ちの行わ
れる中央綴じ位置に横方向に移送して、該位置に位置決
めする用紙横方向移送手段の一例を構成している。
【0052】図3に示した用紙束P′に対して、これよ
りも縦方向に大きいサイズの用紙束の中央綴じを行う場
合には、次のようにして、その用紙束を移送する。図4
において、符号P′aで示すものは、その大きいサイズ
の複数枚の用紙の束である。この用紙束P′aが、前述
の用紙整合手段によって用紙搬送方向である縦方向及び
この方向と直交する横方向につき、位置決め整合される
と、ソレノイド49が励磁され、作動レバー50が回動
し、更にクランプ部材34が回動して、用紙束P′aの
側縁部側がクランプされる。
【0053】このあと、図3に示したステッピングモー
タ31が回転を始めるようになっていて、これに伴いタ
イミングベルト32が回転を始め、このベルトに係止さ
れたクランプホルダ12がガイド軸28にガイドされつ
つ、図3に示した位置から図4に示した位置まで移動す
る。すなわち、用紙束P′aはクランプ部材34によっ
てクランプされたまま、用紙束の縦方向中央部がセパレ
ート型ステープラ装置42の位置にくるように、移送さ
れるのである。これで、用紙束の縦方向の位置決めは終
了する。
【0054】縦方向の位置決めを終了したあと、今度
は、ステッピングモータ35が回転を始め、用紙束P′
aが、横方向に移送される。すなわち、初めの中央綴じ
位置、例えば、図8において、C部に相当する部分がス
テープラ装置42の位置に来るように用紙束が横方向に
移送されるのである。この位置で、用紙束P′aは、横
方向の綴じ位置に位置決めされ、ここでステープル打ち
が行われる。続いて、モータ35が再度回転を始め、用
紙束P′aは、2ケ所目の綴じ位置(図8においてDに
相当する位置)に置かれ、ここで、ステープル打ちが行
われる。図8に示す用紙束P′のように、本例では2ケ
所、中央綴じモードによるステープル打ちが行われるの
である。この場合も、勿論、1個所又は3個所以上中央
綴じを行ってもよい。このように用紙の縦方向サイズが
異なっていても、これに合せて、その用紙に対する中央
綴じ個所を調整することができる。
【0055】上述したステープル打ちを終了すると、図
4に示したモータ35が逆転し、これに伴い、横移動ホ
ルダ27が図4から図1の位置まで戻される。更に、ス
テッピングモータ31が逆転し、クランプホルダ12
が、図4から図3の位置まで戻される。そして、ソレノ
イド49がオフされて、クランプ部材34は図1に示し
たクランプ解除位置に回動復帰する。このあと、図2に
示す用紙排出ベルト14が回転して、中央綴じされた用
紙束P′aが排出トレイ6に向けて排出される。
【0056】上述のように、モータ31、タイミングベ
ルト32、クランプホルダ12、ガイド軸28等は、用
紙整合手段によって整合された複数枚の用紙を、その縦
方向に移送し、当該用紙に対する中央綴じ個所を調整す
る用紙縦方向移送手段の一例を構成している。かかる移
送手段を設けることによって、縦方向サイズの異なる各
種の用紙に対しても、支障なく中央綴じを行うことがで
きる。
【0057】また、前述のように用紙整合手段によって
整合された複数枚の用紙P′,P′aは、用紙横方向移
送手段又は用紙縦方向移送手段によって移送されるが、
このように複数枚の用紙を移送するとき、その用紙は前
述のようにクランプ手段によってクランプされる。本例
では、クランプホルダ12、クランプ部材34、蝶番部
33、ソレノイド49、作動レバー50、バネ51,5
2等が、そのクランプ手段の一例を構成している。かか
るクランプ手段を設けることによって、複数枚の用紙
P′,P′aを揃えたまま、これを移送でき、これらを
正しくステープル綴じすることができる。
【0058】本例の用紙処理装置の特徴とするところ
は、図9に示すように、用紙束の端部綴じには一体型ス
テープラ装置41を用い、そのステープラ装置を用紙搬
送方向と直交する方向、すなわち用紙の横方向xにその
端部に沿って移送し、用紙束の中央綴じにはセパレート
型ステープラ装置42を用い、このステープラ装置のス
テープラ本体と、クリンチャーとの間で用紙束を通し、
所定の中央綴じ位置にその用紙束を移送する点にある。
中央綴じ用のステープラ装置42を分割型にして、これ
を位置不動に支持し、かかるステープラ装置42に対し
て、用紙束の方を、その用紙の縦方向と直交する横方向
xに移送させ、また必要に応じて用紙をその縦方向yに
移送させ、用紙束の、綴じ位置における位置決めを行う
のである。なお、図9において、中央綴じされる用紙束
においては便宜上、大サイズの用紙束P′aにつき示し
てある。
【0059】従来の提案に係る用紙処理装置のように、
ステープラ装置41をセパレート型のものにして、用紙
束をステープラ本体とクリンチャーの間で通しながら、
用紙束を移送すると共に、ステープラ装置を用紙束の横
方向移動させることによっても、端部綴じと中央綴じを
行うことができる。
【0060】しかしながら、横方向に移動するステープ
ラ装置をセパレート型とすると、それを横方向に移動さ
せるとき、ステープラ本体とクリンチャーの相対位置関
係が狂うおそれがあり、綴じ不良が発生し易くなる。ま
たこのような狂いが生じないようにステープラ装置を構
成すると、そのコストが大きく上昇する。
【0061】これに対し、本実施形態例においては、横
方向に移動する端部綴じ用のステープラ装置として、ス
テープラ本体とクリンチャーとの間の位置関係が狂いに
くい一体型ステープラ装置を用いているので、かかるス
テープラ装置を横方向に移動させたとき、ステープラ本
体41Aとクリンチャー41Cとの相対位置が狂うこと
を阻止でき、綴じ不良の発生を防止することができる。
用紙束の端部を確実に正しく綴じることができるのであ
る。
【0062】また、中央綴じ用のステープラ装置とし
て、セパレート型のステープラ装置を用いるものの、こ
の装置を構成するステープラ本体と、クリンチャーとが
位置不動に保持され、これらが用紙の横方向に移動する
ことはないので、用紙束を前述のように所定の中央綴じ
位置に移送しさえすれば、端部綴じの場合と同様に、綴
じ不良を生じることなく、確実に用紙束を中央綴じする
ことができる。
【0063】また、端部綴じ用のステープラ装置41は
一体型であるため、前述のように、そのステープラ装置
41に首振り手段を設けることができ、これによって用
紙に対して各種の傾きにステープル針を打ち込むことが
できる。従来の提案に係る用紙処理装置のように、端部
綴じ用のステープラ装置としてセパレート型のものを用
いると、これを首振り可能に構成することはできず、用
紙に対して異なった向きからステープル打ちを行うこと
は不可能である。本例の用紙処理装置のように、端部綴
じ用のステープラ装置として一体型のものを使用するこ
とによって、これに首振り手段を付設することが可能と
なるのである。
【0064】また、本例の用紙処理装置においては、中
央綴じ用のステープラ装置42がセパレート型であると
共に、これが整合位置に送り込まれてくる用紙の横方向
外方に配置されている。すなわち、図9において、用紙
束P′が、用紙搬送方向及びこの方向と直交する横方向
に位置決め整合されたものであるとして、中央綴じ用の
セパレート型ステープラ装置42は、その用紙束P′
の、用紙搬送方向と平行した側縁部P′yよりも外側の
位置に設置され、且つ装置本体の側に位置不動に設けら
れているのである。
【0065】用紙は、図2に示した両ローラ8,9の間
から排出され、図9において矢印F方向に進行するので
あるが、このとき、ステープラ装置42が、整合される
用紙束P′の範囲内に設置されていると、いくら、かか
るステープラ装置がセパレート型であっても、ステープ
ラ本体42A(図2)とクリンチャー42Bとの間で進
行する用紙が詰まったり、或いは用紙の進行が阻害され
たりすることがある。本用紙処理装置においては、上述
のように、側縁部P′yの外側にセパレート型ステープ
ラ装置42を設置したので、用紙が、ステープラ本体と
クリンチャーとの間で詰まったり、用紙の進行がステー
プラ装置によって阻害されたりすることがないのであ
る。
【0066】なお、用紙束をクランプ部材34でクラン
プして、整合位置から中央綴じ位置に移送する場合、図
1に示したサイドフェンス11は、これを停止させたま
まとしてもよいし、このサイドフェンスも、このフェン
ス側の用紙束側縁部を押さえながら横方向に移動するよ
うに構成することも可能である。このときの移動は勿
論、モータ23の駆動によって行われる。
【0067】
【発明の効果】請求項1に記載の用紙処理装置によれ
ば、複数枚の用紙に対して、綴じ不良を生じることな
く、端部綴じと中央綴じを確実に行うことができる。ま
た、用紙処理装置本体内に受け入れられて、用紙整合位
置に用紙が排出される際、中央綴じ用のセパレート型ス
テープラ装置によって、その進行が阻害されることもな
い。
【0068】請求項2に記載の用紙処理装置によれば、
用紙の縦方向サイズが異なったときも、これを確実に正
しく中央綴じすることができる。
【0069】請求項3に記載の用紙処理装置によれば、
複数枚の用紙が乱されることなく、これを揃えた状態で
移送でき、かかる複数枚の用紙を正しく中央綴じするこ
とができる。
【0070】請求項4に記載の用紙処理装置によれば、
用紙の端部側を、異なった向きにステープル綴じするこ
とができる。平行綴じに限らず、斜め綴じも自由に行う
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の用紙処理装置に具備され
る用紙処理機構部の斜視図である。
【図2】本発明一実施形態例の用紙処理装置の全体構成
図である。
【図3】用紙横方向移送手段の作用を説明する拡大斜視
図である。
【図4】用紙縦方向移送手段の作用を説明するため、大
サイズの用紙束が中央綴じ位置に保持された状態を示す
斜視図である。
【図5】用紙束に対して、端部綴じの仕方の違いを、各
例につき説明するための図である。
【図6】首振リ式の一体型ステープラ装置が斜め綴じ位
置に旋回することを説明するためのステープラ装置の平
面図である。
【図7】用紙束に対して、斜め綴じを行うことを説明す
るための図である。
【図8】用紙束に対して、中央綴じを行うことを説明す
るための図である。
【図9】端部綴じと中央綴じを行う場合における端部綴
じ用ステープラ装置と、用紙束との各移送方向を説明す
る図である。
【符号の説明】
10 用紙処理装置 10A 用紙処理装置本体 41 一体型ステープラ装置 42 セパレート型ステープラ装置 P 用紙 P′ 複数枚の用紙 P′a 複数枚の用紙 x 横方向 y 縦方向
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−12174(JP,A) 特開 平7−69514(JP,A) 特開 平6−107368(JP,A) 特開 平6−191715(JP,A) 特開 平6−24179(JP,A) 特開 平8−295448(JP,A) 実開 昭63−201766(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 G03G 15/00 534

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙処理装置本体に受け入れられて該本
    体内を搬送される用紙を、その搬送方向である縦方向及
    び該方向と直交する横方向に位置決め整合する用紙整合
    手段と、整合位置に送り込まれてくる用紙の横方向外方
    に配置され、装置本体の側に位置不動に支持されてい
    て、用紙整合手段により整合された複数枚の用紙の縦方
    向におけるほぼ中央部を綴じる中央綴じ用のセパレート
    型ステープラ装置と、用紙整合手段によって複数枚の用
    紙が整合されたあと、該複数枚の用紙を整合位置から、
    中央綴じ用のセパレート型ステープラ装置によってステ
    ープル打ちの行われる中央綴じ位置に横方向に移送し
    て、該位置に位置決めする用紙横方向移送手段と、用紙
    整合手段によって位置決め整合された複数枚の用紙の縦
    方向における一方の端部側を綴じる端部綴じ用の一体型
    ステープラ装置と、該一体型ステープラ装置を、用紙に
    対して、その横方向に移動させて、当該方向の任意の位
    置で位置決めする一体型ステープラ装置駆動手段とを具
    備することを特徴とする用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 用紙整合手段によって整合された複数枚
    の用紙を、その縦方向に移送し、当該用紙に対する中央
    綴じ個所を調整する用紙縦方向移送手段を具備する請求
    項1に記載の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 用紙整合手段によって整合された複数枚
    の用紙を移送するとき、当該用紙をクランプするクラン
    プ手段を具備する請求項1又は2に記載の用紙処理装
    置。
  4. 【請求項4】 端部綴じ用の一体型ステープラ装置によ
    るステープル打ちの向きを調整できるように、用紙整合
    手段によって整合された複数枚の用紙に対して、一体型
    ステープラ装置の姿勢を調整するステープラ首振り手段
    を具備する請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙処理
    装置。
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