JP2001240301A - 製本方法及び画像形成装置 - Google Patents

製本方法及び画像形成装置

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JP2001240301A
JP2001240301A JP2000058803A JP2000058803A JP2001240301A JP 2001240301 A JP2001240301 A JP 2001240301A JP 2000058803 A JP2000058803 A JP 2000058803A JP 2000058803 A JP2000058803 A JP 2000058803A JP 2001240301 A JP2001240301 A JP 2001240301A
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Fumio Haniwara
文雄 埴原
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Konica Minolta Inc
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像形成装置により画像形成された用紙を、
PODに適応させて、上質製本を形成する製本方法を提
供する。 【解決手段】 綴じ処理された小冊子を複数部重ね合わ
せ、各小冊子の背部を揃え、背部近傍に糊付け処理を施
して本を作製する製本方法。前記製本方法に用いる画像
形成装置は以下の構成からなる。すなわち、画像形成装
置本体から排出された用紙の搬送方向中央部を綴じ合わ
せ処理する綴じ手段50、綴じ手段により中綴じ処理さ
れた用紙を二つ折り処理する折り手段60を有する用紙
後処理装置FSと、用紙後処理装置に接続され、中綴じ
処理と二つ折り処理された小冊子の小口を断裁する用紙
断裁装置Bと、断裁処理された小冊子を複数部重ね合わ
せ、各小冊子の背部を揃え、背部近傍に糊付け処理を施
して製本する糊付け製本装置Cと、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出された画像形成処理済みの多数枚の用紙を、簡易に
製本化する製本方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数枚で1セットになる用紙束に対して
中綴じ処理を行う用紙後処理装置として、従来、特開平
6−72064号、同7−187479号、同8−19
2951号公報等が知られている。
【0003】また、二つ折り処理を可能にする用紙後処
理装置として、特開平10−148983号、同10−
167562号各公報等が提案されている。
【0004】用紙束に対して、中綴じ処理、二つ折り処
理を行い製本化した後、用紙の小口を揃えるため小口を
断裁する用紙断裁装置がある。
【0005】近年、複写機、プリンタ、これらの複合機
等の画像形成装置により画像が記録された用紙束に対し
て、用紙後処理装置により中綴じ処理、二つ折り処理を
行い週刊誌のように製本化した後、用紙断裁装置により
用紙の小口を揃えるため小口を断裁する用紙断裁装置を
備えた用紙後処理装置が提供されている。
【0006】更に、画像形成装置により画像が記録され
た用紙の側縁部の所定位置に糊付け処理をして、製本化
する糊付け製本装置が提供されている。特表昭59−5
00907号公報に記載の製本装置は、搬送する用紙の
端縁部に線状に糊を塗布し、塗布済みの用紙を積載、整
合後に加圧して製本するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現存する複写機、プリ
ンタ等の電子写真方式の画像形成装置を、POD(プリ
ント オン デマンド)に使用する際に、製本装置の製
品化が要望されている。綴じ処理(ステイプル)、穴あ
け処理(パンチ)、折り処理(二つ折り、Z折り)等は
既に実現されているが、厚い本に必要な糊付け製本、特
に、上製本の作製が達成されていない。
【0008】図11(a)は、従来の糊付け製本の一例
を示す斜視図である。重ね合わせた用紙Sの一方の側辺
端に糊を塗布して、角背という形態の製本をする。
【0009】図11(b)は、従来の糊付け製本の他の
一例を示す斜視図である。用紙Sの1枚毎に線状に糊を
塗布し、これらの用紙を重ね合わせた後、加圧して本を
作製する。
【0010】上記の何れの製本形態も、作製できる本の
種類が限定され、印刷製本業界で作製されるような上製
本を、PODに適応させて作製することは困難である。
【0011】本発明は、画像形成装置により画像形成さ
れた用紙を、PODに適応させて上製本を形成する製本
方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、綴じ処理さ
れた小冊子を複数部重ね合わせ、各小冊子の背部を揃
え、該背部近傍に糊付け処理を施して本を作製すること
を特徴とする製本方法により達成される。
【0013】また、本発明の画像形成装置は、画像形成
装置本体から排出された用紙の搬送方向中央部を綴じ合
わせ処理する綴じ手段、前記綴じ手段により中綴じ処理
された用紙を二つ折り処理する折り手段を有する用紙後
処理装置と、前記用紙後処理装置に接続され、前記中綴
じ処理と二つ折り処理された小冊子の小口を断裁する用
紙断裁装置と、前記断裁処理された小冊子を複数部重ね
合わせ、各小冊子の背部を揃え、該背部近傍に糊付け処
理を施して製本する糊付け製本装置と、を有することを
特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は画像形成装置本体A、用紙
後処理装置FS、用紙断裁装置B、糊付け製本装置Cか
ら成る画像形成システムの全体構成図である。
【0015】図示の画像形成装置本体Aは、画像読み取
り部1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部
4、給紙カセット5、給紙手段6、定着装置7、排紙部
8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を備えている。
【0016】画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿
送り装置DFが搭載されている。画像形成装置本体Aの
図示の左側面の排紙部8側には、用紙断裁装置Bを備え
た用紙後処理装置FSが連結されている。
【0017】自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置さ
れた原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光
学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、C
CDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0018】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0019】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われる。給紙カセット5から給紙手段6により給送さ
れた用紙Sは転写手段4Bにより画像が用紙Sに転写さ
れる。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着
され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれ
る。或いは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー
給紙部9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再
び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8か
ら排出され、用紙後処理装置FSにおいて、中綴じ処
理、二つ折り処理された後、用紙断裁装置Bに送り込ま
れる。
【0020】用紙断裁装置Bは、用紙後処理装置FSに
より中綴じ処理、二つ折り処理された冊子SAの小口近
傍を、図3(d)に示すように、断裁して小口bを揃え
るもので、図4以降において詳述する。
【0021】用紙後処理装置FSには、図示の上段か
ら、固定排紙皿81、表紙給紙手段40、シフト処理搬
送部20、第1積載部30、綴じ手段50、折り手段6
0が、ほぼ垂直方向に縦列配置されている。
【0022】用紙後処理装置FSの図示右上方には入口
搬送部10が配置されている。また、用紙後処理装置F
Sの図示左側面には、端綴じ及びシフト処理済みの用紙
を積載する昇降排紙皿82が配置されている。
【0023】図2は、用紙後処理装置FSの用紙搬送経
過程を示す模式図である。用紙後処理装置FSは画像形
成装置本体Aから搬出された用紙Sの入口部11が画像
形成装置本体Aの排紙部8と合致するよう位置と高さを
調節して設置されている。
【0024】入口部11の入口部ローラ12の用紙搬送
下流に接続する用紙Sの搬送路は、上段の第1搬送路
と中段の第2搬送路および下段の第3搬送路の3系
統に分岐されていて、切り替えゲートG1,G2の占め
る角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路に給送され
る。
【0025】(1)ノンステープル、ノンソート(第1
搬送路) 画像形成装置本体Aから排出された用紙Sは、入口部1
1に導入され、入口部ローラ12により搬送される。用
紙Sは第1の切り替えゲートG1の右方の通路13を通
過して、上方の搬送ローラ14及び搬送ローラ15に挟
持されて上昇搬送され、更に排出ローラ16に挟持され
て固定排紙皿81上に排出される。
【0026】(2)シフト処理又はノンソート(第2搬
送路) この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1は
ソレノイドSD1がオフの状態で、通路13を閉止し、
通路17を開放状態に保持し、用紙Sの通路17の通過
を可能にする。
【0027】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成済みの用紙Sは、入口部11、入口部ローラ12を通
過し、切り替えゲートG1の下方に開放状態に形成され
た通路17を通過して、搬送ローラ18に挟持されて、
第2搬送路である斜め下方の第2の切り替えゲートG
2の上方の通路21を通過して、搬送ローラ22に挟持
され、通路23を経て、シフト手段25、シフトローラ
24に挟持され、排出ローラ26により排出され、昇降
排紙皿82上に積載される。昇降排紙皿82には、大量
の用紙(例えば、約3000枚の用紙)を収納可能であ
る。
【0028】(3)端綴じ処理(第3搬送路) 端綴じ処理又は中綴じ処理を施す用紙Sは、入口部ロー
ラ12、第1の切り替えゲートG1の下方の通路17を
通過して、搬送ローラ18に挟持されて、第3搬送路
に搬送される。
【0029】第3搬送路において、用紙Sは、切り替
えゲートG2の下方の通路31を通過して、搬送ローラ
32、搬送ローラ34により挟持されて送り出され、第
1積載部30の傾斜配置された中間スタッカ35の上方
空間に排出され、中間スタッカ35または中間スタッカ
35上に積載された用紙Sの上面に接し、滑走上昇した
のち、搬送ローラ34から用紙Sの進行方向後端部が排
出されたのちには、用紙Sの自重により下降に転じ、中
間スタッカ35の傾斜面上を滑落し、綴じ手段50近傍
の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと
称す)51の用紙突き当て面に用紙Sの進行方向先端部
が当接して停止する。
【0030】中間スタッカ35の両側面に移動可能に設
けた一対の上流側幅整合手段36は、用紙搬送方向と直
交する方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ3
5上に排出される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く
開放され、中間スタッカ35上を搬送されて、端綴じス
トッパ51に当接して停止するときには、用紙Sの幅方
向の側縁を軽打して用紙束の幅揃え(幅整合)を行う。
【0031】この停止位置において、中間スタッカ35
上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴じ手段
50により端綴じ処理が行われ、用紙束が綴じ合わされ
る。この端綴じ処理は、最大50ページ(25枚)の用
紙Sを処理可能にする。
【0032】中間スタッカ35の用紙積載面の一部に
は、駆動プーリ37Aと従動プーリ37Bに巻回された
複数の排出ベルト38が回動可能に配置されている。排
出ベルト38の一部には、排出爪38aが一体に形成さ
れている。綴じ処理された用紙束は、排出ベルト38の
排出爪38aにより用紙Sの後端部を保持されて、排出
ベルト38上に載せられ、中間スタッカ35の載置面上
を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ26の
ニップ位置に進行する。回転する排出ローラ26に挟持
された用紙束は、昇降排紙皿82上に排出、積載され
る。
【0033】(4)表紙給紙(第4搬送路) 表紙給紙手段40は、表紙載置部41、表紙送り部42
から構成されている。
【0034】表紙給紙手段40から給紙された1枚の表
紙Kは、通路43を通過して、搬送ローラ14の他のニ
ップ位置を通過し、通路19、搬送ローラ18を通過し
た後、第3搬送路の搬送ローラ32、通路33、搬送
ローラ34を経て、中間スタッカ35上に到達する。
【0035】(5)中綴じ処理(第5搬送路) 綴じ手段50は、上部機構50Aと下部機構50Bとの
2分割構造に構成され、その中間に、用紙Sが通過可能
な通路52を形成している。
【0036】綴じ手段50は、用紙搬送方向に直交する
方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、用紙
搬送方向に直交する方向に移動可能である。この綴じ手
段50により、用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ
針SPを打つ。
【0037】中綴じモードに設定され、表紙K及び用紙
Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知される
と、中綴じ用可動ストッパ部材(以下、中綴じストッパ
と称す)53は所定位置に移動して停止する。中綴じス
トッパ53の起動に連動して端綴じストッパ51が退避
し、通路52を開放する。
【0038】表紙Kが中間スタッカ35上の所定位置に
載置された後、画像形成装置本体Aから搬出された用紙
Sが、用紙後処理装置FSの入口搬送部10から第3搬
送路を通過して、中間スタッカ35上に載置された表
紙Kの上面に順次積載され、用紙Sの端部が中綴じスト
ッパ53に当接して位置決めされる。中綴じ処理時に用
紙Sの幅方向を規制する下流側幅整合手段56は、上流
側幅整合手段36と同様に1枚の用紙Sが搬入される都
度、用紙Sの幅方向の側端を叩いて幅整合を行う。
【0039】中間スタッカ35上を進行し、綴じ手段5
0を中心にして上流側と下流側に亘って延長して積載さ
れる用紙S及び表紙Kは、上流側幅整合手段36と下流
側幅整合手段56とにより、用紙Sの全長に亘り正確に
幅整合される。
【0040】最終の用紙Sが中間スタッカ35上に位置
決め載置された後、表紙Kと用紙Sの全頁とから成る用
紙束に綴じ手段50による中綴じ処理を行う。この中綴
じ処理により、表紙K及び用紙Sの搬送方向の中央部に
綴じ針が打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ針打ち込み駆
動側を有する下部機構50Bから、綴じ針クリンチ側を
有する上部機構50Aに向けて打ち込まれる。
【0041】(6)二つ折り処理(第6搬送路)(図
2参照) 中綴じ処理後、中綴じストッパ53が揺動して、通路5
2の下流の通路を開放する。中綴じ処理された表紙Kと
用紙Sから成る用紙束は、湾曲した通路と中間搬送ロー
ラ61を通過して斜め下方の搬送ベルト62によりガイ
ド板63に案内されて搬送され、更に、第2積載部(ス
タック台)64上を搬送されて、折り部可動ストッパ手
段65に用紙束の搬送方向の先端部が当接して、所定位
置に停止する。折り部可動ストッパ手段65は用紙サイ
ズの設定又は検知と駆動手段により所定位置に移動可能
である。
【0042】折り手段60は、用紙突き出し手段66、
折りローラ67、搬送ベルト68、加圧ローラ69等か
ら構成されている。
【0043】二つ折り開始信号により、用紙突き出し手
段66の突き出し板66Aが斜め上方に直進して、突き
出し板66Aの先端部は、表紙Kと用紙Sから成る用紙
束の中央部を押し上げ、用紙束を介して折りローラ67
のニップ部を押し広げて揺動、離間させる。
【0044】突き出し板66Aの先端部が前記ニップ部
を通過後、突き出し板66Aが後退して、用紙束の中央
部は、折りローラ67により挟圧されて、折り目部が形
成される。この折り目部は、前述の中綴じ処理による用
紙束への綴じ針の打ち込み位置と一致する。この中綴
じ、二つ折り処理は、最大64ページ(16枚)の用紙
Sを処理可能にする。
【0045】回転する一対の折りローラ67により挟圧
されて折り目部を形成された用紙束の中央部は、一対の
搬送ベルト68に挟持されて搬送され、一対の加圧ロー
ラ69のニップ位置に送り込まれ、この位置で折り目部
が更にしっかり付けられた後、装置外に排出される。
【0046】図3(a)は用紙Sの二つ折りする折り目
部aに沿って中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針す
る中綴じ処理を示す用紙の平面図、図3(b)は中綴じ
と二つ折りの後処理を施した冊子SAの斜視図、図3
(c)は後処理済みの冊子SAを両開きした状態を示す
斜視図、図3(d)は中綴じと二つ折りの後処理を施し
た冊子SAの断面図である。これらの図において、bは
冊子SAの側端部の小口、cは小口揃えするための断裁
線である。
【0047】中綴じ処理と二つ折り処理により作製され
た冊子SAは、表紙Kの第1面(p1,p8)を外側に
向け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更にその内
側に中身である用紙Sの第1面(p3,p6)、その内
側に用紙Sの第2面(p4,p5)が配置され、図示の
ように8頁(p1〜p8)から成る冊子の頁揃えができ
る。
【0048】画像形成装置本体Aの操作部において、冊
子作成オートモードを選択、設定し、表紙載置部41上
に表紙Kを積載し、プリントを開始すると、画像形成装
置本体Aの制御部により、前記の画像プロセスが実行さ
れ、画像を担持した用紙Sは用紙後処理装置FSによ
り、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続して
冊子SAが作製、排出される。
【0049】用紙後処理装置FSの操作部において、冊
子作製マニュアルモードを選択、設定し、表紙載置部4
1上に、表紙Kとその下に画像形成済みの1冊分の用紙
Sとを積載し、送り出し動作を開始すると、用紙後処理
装置FSの制御部により、表紙Kと用紙Sは用紙後処理
装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われ
て、1冊分の冊子が作製、排出される。
【0050】図4は、用紙断裁装置Bの全体構成図であ
る。用紙断裁装置Bは、第1搬送手段100、第2搬送
手段200、断裁手段300から構成されている。
【0051】用紙後処理装置FSの折り手段60により
二つ折り処理された冊子SAは、用紙断裁装置Bの入口
部に配置された搬送ベルト101上に排出される。搬送
ベルト101は、支持部材102に回動可能に支持さ
れ、駆動ローラ103により回動される。
【0052】搬送ベルト101の用紙搬送方向下流側に
は、駆動ローラ112と従動ローラ113に巻回された
下搬送ベルト111が回動可能に配置されている。下搬
送ベルト111の上方には、上搬送ベルト114が圧接
し、従動して回動される。ローラ115,116を巻回
する上搬送ベルト114は、支持部材117に回動可能
に支持されている。支持部材117は、バネ118によ
り付勢され、上搬送ベルト114を下搬送ベルト111
に圧接する。搬送ベルト101により搬送された冊子S
Aは、下搬送ベルト111と上搬送ベルト114により
圧接、挟持されて搬送される。
【0053】下搬送ベルト111の用紙搬送方向下流側
には、駆動手段に接続する駆動ローラ121と、駆動ロ
ーラ121に圧接して回動する従動ローラ122が配置
されている。下搬送ベルト111と上搬送ベルト114
とに挟持されて搬送される冊子SAは、ガイド板123
を通過して、駆動ローラ121と従動ローラ122に挟
持されて搬送される。
【0054】駆動ローラ121の用紙搬送方向下流側に
は、断裁上刃301、断裁下刃302、可動板310、
押圧ローラ311、屑箱320及び駆動手段等から成る
断裁手段300が配置されている。断裁手段300の詳
細は後述する。
【0055】断裁手段300により小口bを断裁されて
仕上げられた冊子SAは、第2搬送手段200におい
て、回動する下搬送ベルト201、従動して回動される
上搬送ベルト206、及び駆動回転する上ローラ205
に挟持されて搬送される。
【0056】下搬送ベルト201は、駆動手段に接続す
る駆動ローラ202により回動される。203は、下搬
送ベルト201により従動回転する従動ローラである。
上搬送ベルト206内方で冊子搬送路近傍には、搬送支
持板204が固設されている。
【0057】上搬送ベルト206は、ローラ207,2
08を巻回して回動可能であり、支持部材209に支持
されている。支持部材209は、バネ付勢され、上搬送
ベルト206を下搬送ベルト201を介して搬送支持板
204に圧接する。断裁処理された冊子SAは、第2搬
送手段200の下搬送ベルト201と上ローラ205と
の間隙を通過し、更に、下搬送ベルト201と上搬送ベ
ルト206により圧接、挟持されて搬送される。
【0058】断裁手段300の冊子搬送方向下流側に配
置された下搬送ベルト201と、冊子搬送路の上方の所
定位置に回転可能に支持された上ローラ205とは、図
示しないモータと駆動手段により駆動回転される。
【0059】図5は、断裁手段300の断面図である。
断裁手段300は、断裁上刃301、断裁下刃302、
断裁上刃301を昇降可能に駆動する駆動手段から成
る。
【0060】断裁用のモータM1は、歯車g1,g2,
g3を回転させ、歯車g3の偏心位置に植設された偏心
ピン303を偏心回転させる。偏心ピン303の先端部
は、可動部材304の内周面を摺動して、可動部材30
4を昇降させる。
【0061】可動部材304と一体をなし昇降可能に支
持された昇降シャフト305の上部には、上刃支持枠体
306が固定されている。上刃支持枠体306には、断
裁上刃301が固定されている。
【0062】下降する断裁上刃301の刃先と、固定位
置の断裁下刃302の刃先とにより、冊子SAの小口が
断裁される。320は小口から断裁された屑を収容する
屑箱である。
【0063】上刃支持枠体306には、押圧板309が
バネ308に付勢されて支持されている。上刃支持枠体
306の下部には、可動板310を押圧する押圧ローラ
311が支持されている。
【0064】上刃支持枠体306の下降行程では、押圧
板309が下降して、断裁下刃302上に載置された冊
子SAの上面を押圧し、次に、下降する押圧ローラ31
1が可動板310を押圧し、断裁上刃301の刃先が小
口bを断裁する。
【0065】図6は、糊付け製本装置Cの構成図であ
る。用紙断裁装置Bから排出された冊子SAは、糊付け
製本装置Cの入口部に搬入され、駆動手段に接続する下
搬送ベルト401と従動回転する上搬送ベルト402に
挟持されて搬送される。
【0066】冊子SAの先端部がセンサPS2の検知位
置を通過後、下搬送ベルト401の回動が停止され、冊
子SAの先端部がストッパ403に当接して停止し位置
決めされる。
【0067】停止位置にある冊子SAの先端部の上方に
は、糊吐出手段410が移動手段420に支持され、冊
子SAの搬送方向に直交する幅方向に移動可能である。
【0068】図7は糊吐出手段410の断面図である。
糊吐出手段410は、ノズル部材411、ケーシング4
12、電磁弁413、調整部材414、ニードル部材4
15、入口部材416から構成されている。
【0069】糊吐出部であるノズル部材411の先端部
の内径部は、先細の円錐形状をなし、最先端部は小口径
の開口部411aに形成されている。
【0070】ノズル部材411の内径部には、細長いニ
ードル部材415が移動可能に挿入されている。ニード
ル部材415の先端部は、先細形状をなし、ノズル部材
411の最先端部の小口径の開口部411aを開閉可能
にする。
【0071】ノズル部材411の後端部は、ケーシング
412に螺合して一体化されている。ケーシング412
の内部は、空洞状の圧力室412aに形成され、冊子S
Aを接着する糊が充填される。
【0072】ケーシング412の側面には、導入口41
2bが開口し、入口部材416に接続している。糊収納
容器440内に収容された用紙接着用の糊は、糊供給手
段430により圧送されて、供給管体431を経て、入
口部材416、導入口412bからケーシング412の
圧力室412a内に供給される。
【0073】圧力室412a内に収容された糊は、電磁
弁413の作動により突出されるニードル部材415に
より、ノズル部材411の開口部411aから吐出され
る。制御手段450は糊吐出手段410の電磁弁413
の駆動を指令する。
【0074】糊吐出手段410で使用される糊は、酢酸
ビニル系接着剤で、粘度は常温で750〜1500cp
である。
【0075】なお、冊子SAへの糊塗布手段は、糊吐出
手段410に限定されるものではなく、ローラ塗布、両
面粘着テープ接着等の他の処理も適用可能である。
【0076】図8は糊付け製本工程を示す模式図であ
る。 (1) 糊付け製本装置Cの入口部に搬入された冊子S
A1は、固定基準板404と幅整合板405により片側
整列され、ストッパ403により先端部位置決めされて
停止状態に保持される(図8(1)参照)。
【0077】(2) 冊子SA1の先端部通過をセンサ
により検知されて所定時間経過後に、移動手段420が
糊吐出手段410を移動させ、冊子SA1上の一方の端
部から他方の端部に移動する過程で、糊吐出手段410
により糊の吐出を行い、冊子SA1上の先端部近傍に直
線状の糊塗布部Nを形成する(図8(2)参照)。
【0078】(3) 糊塗布処理後、ストッパ403が
冊子搬送路から下方に待避し、下搬送ベルト401が回
動を開始する。下搬送ベルト401に固定された排紙爪
406は、冊子SA1の後端部を押圧して、冊子SA1
を加圧部460に搬送する。
【0079】(4) 加圧部460に搬送された糊塗布
済み冊子SA1は、搬送ベルト461上に載置され、ス
トッパ463による先端部位置決めと、固定基準板46
4と幅整合板465による幅整合とが行われ、所定位置
に載置される。搬送ベルト461の支持部材は昇降手段
462により昇降可能に支持されている(図8(3)参
照)。
【0080】(5) 後続の冊子SAも同様にして、糊
塗布処理後、搬送ベルト461上に排出され、先行の冊
子SA1上に積載される。
【0081】(6) 最終の冊子SA2は、糊塗布処理
を行わず、搬送ベルト461上に排出され、先行の冊子
SA1上に積載される。
【0082】(7) 最終の冊子SA2が積載された
後、回転可能な加圧ローラ466が駆動手段467によ
り冊子SAの幅方向に移動を開始する。加圧ローラ46
6は糊塗布処理された複数部の冊子SAの糊塗布部Nの
上方を圧接して移動し、冊子SA1,SA2間の接着を
確実にする(図8(4)参照)。
【0083】(8) 複数部の冊子SAの接着処理後、
ストッパ463が冊子搬送路から下方に待避し、搬送ベ
ルト461が回動を開始する。搬送ベルト461に固定
された排紙爪468は、冊子SAの後端部を押圧して、
冊子SAを装置外の排紙皿469に排出する。
【0084】図9(a)は、加圧部460に載置された
冊子SA1と、冊子SA1上に積載される冊子SA2の
斜視図である。図9(b)は、冊子SA1,SA2を糊
付け処理した製本の斜視図である。図9(c)は、冊子
SA1,SA2を糊付け処理した製本の断面図である。
【0085】中綴じ、二つ折り、断裁処理された複数部
の冊子の背部eの近傍を糊付け処理して製本化すること
により、大量の用紙から成る分厚い本を確実かつ体裁良
く形成することができる。
【0086】図10は、本発明の他の実施の形態を示す
斜視図である。図10(a)は、端綴じ処理し、糊塗布
部Nを形成した冊子SA1と、冊子SA2の斜視図であ
る。図10(b)は、冊子SA1,SA2を糊付け処理
した製本の斜視図である。このようにして、端綴じ処理
した複数部の冊子を糊付け処理して製本化することによ
り、大量の用紙から成る分厚い製本を確実かつ体裁良く
形成することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明の製本方法により、画像形成装置
により画像形成された用紙を、PODに適応させて、上
製本を形成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、用紙後処理装置、用紙断裁
装置、糊付け製本装置から成る画像形成システムの全体
構成図。
【図2】用紙後処理装置の用紙搬送経過程を示す模式
図。
【図3】中綴じ処理した用紙の平面図、中綴じと二つ折
りの後処理を施した冊子の斜視図、冊子を両開きした状
態を示す斜視図、冊子の断面図。
【図4】用紙断裁装置の全体構成図。
【図5】断裁手段の断面図。
【図6】糊付け製本装置の構成図。
【図7】糊吐出手段の断面図。
【図8】糊付け製本工程を示す模式図。
【図9】加圧部に載置される複数の冊子の斜視図、複数
の冊子を糊付け処理した製本の斜視図、冊子を糊付け処
理した製本の断面図。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す冊子の斜視
図、及び糊付け処理した製本の斜視図。
【図11】従来の糊付け製本の一例を示す斜視図、及び
従来の糊付け製本の他の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
50 綴じ手段 60 折り手段 100 第1搬送手段 200 第2搬送手段 300 断裁手段 401 下搬送ベルト 402 上搬送ベルト 403 ストッパ 410 糊吐出手段 420 移動手段 460 加圧部 461 搬送ベルト 462 昇降手段 463 ストッパ 466 加圧ローラ 467 駆動手段 A 画像形成装置本体 B 用紙断裁装置 C 糊付け製本装置 FS 用紙後処理装置 N 糊塗布部 SA,SA1,SA2 冊子 SP 綴じ針 a 折り目部 e 背部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴じ処理された小冊子を複数部重ね合わ
    せ、各小冊子の背部を揃え、該背部近傍に糊付け処理を
    施して本を作製することを特徴とする製本方法。
  2. 【請求項2】 前記小冊子は、中綴じ処理及び二つ折り
    処理されて形成されたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の製本方法。
  3. 【請求項3】 前記小冊子は、用紙の側縁に平行した位
    置に端綴じ処理されて形成されたものであることを特徴
    とする請求項1に記載の製本方法。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体から排出された用紙の
    搬送方向中央部を綴じ合わせ処理する綴じ手段、前記綴
    じ手段により中綴じ処理された用紙を二つ折り処理する
    折り手段を有する用紙後処理装置と、前記用紙後処理装
    置に接続され、前記中綴じ処理と二つ折り処理された小
    冊子の小口を断裁する用紙断裁装置と、前記断裁処理さ
    れた小冊子を複数部重ね合わせ、各小冊子の背部を揃
    え、該背部近傍に糊付け処理を施して製本する糊付け製
    本装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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