JP4196905B2 - 用紙断裁装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙束に対して、中綴じ処理、中折り処理を行い製本化した後、用紙の小口を揃えるため小口を断裁する用紙断裁装置、用紙断裁装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複数枚で1セットになる用紙束に対して中綴じ処理を行う用紙後処理装置として、従来、特許文献1、特許文献2、特許文献3等が知られている。
また、二つ折り処理を可能にする用紙後処理装置として、特許文献4、特許文献5等が提案されている。
用紙束に対して、中綴じ処理、中折り処理を行い製本化した後、用紙の小口を揃えるため小口を断裁する用紙断裁装置がある。また、近年、複写機、プリンタ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録された用紙束に対して、用紙後処理装置により中綴じ処理、中折り処理を行い週刊誌のように製本化した後、用紙断裁装置により用紙の小口を揃えるため小口を断裁する用紙断裁装置を備えた用紙後処理装置が提供されている。
特開平6−72064号公報 特開平7−187479号公報 特開平8−192951号公報 特開平10−148983号公報 特開平10−167562号公報
断裁処理済みの複数の冊子を積載して収容する従来の冊子収納手段の冊子積載台には、バケットタイプ、コンベアタイプ等が用いられている。
バケットタイプの冊子収納手段は、用紙断裁装置の側面下部に固設された排紙皿に、断裁処理済みの冊子をそのまま放出して積載するものである。このタイプの冊子収納手段では、冊子の収容量が少数であり、かつ、複数の冊子をまとめて取り出す際の操作性が悪い。
コンベアタイプの冊子収納手段は、用紙断裁装置の側面下部にほぼ水平配置されて回動する排紙ベルトを備えたものである。断裁処理済みの冊子は、回動する排紙ベルト上に載置されて移動し、後続の冊子は先行する冊子の一部に重なった状態で載置されて排紙ベルト上で移動する。このタイプの冊子収納手段は、長大な排紙ベルトが必要であり、その上、冊子の積載容量が少ない。
本発明は、中綴じ処理及び二つ折り処理済みの用紙束の小口を断裁処理後、出来上がり冊子を排出して積載する用紙収納部の操作性の向上、冊子の収容量の増大化、及び用紙断裁装置の小型化を達成することを目的とする。
上記課題は、以下の本発明の用紙断裁装置により達成される。
(1) 二つ折り処理された用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断裁装置において、断裁処理済みの複数の前記冊子を受容し、前記冊子の折り目部を上にして用紙面を重ね合わせて積載する冊子収納手段の冊子積載台と、前記冊子積載台に直立して支持され、前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を押圧する移動可能な押圧壁部材と、該押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する可動壁部材と、前記押圧壁部材を前記可動壁部材の方向にバネ付勢する長尺の板バネを巻き込んだゼンマイ状の定荷重バネ部材と、前記冊子積載台に直交する方向に移動可能であり、前記押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する仕切部材と、を有し、前記押圧壁部材は、前記冊子積載台に直立した押圧壁面部と、該押圧壁面部の上方に揺動可能に支持され、バネ付勢された傾斜面部とを備え、前記仕切部材は、上部に弾性変形可能な樹脂薄膜片を設けたことを特徴とする用紙断裁装置(請求項1)。
(2) 二つ折り処理された用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断裁装置において、断裁処理済みの複数の前記冊子を受容し、前記冊子の折り目部を上にして用紙面を重ね合わせて積載する冊子収納手段の冊子積載台と、前記冊子積載台に直立して支持され、前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を押圧し、前記冊子積載台上を往復動して前記冊子の用紙面を支持する可動壁部材と、前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を、前記可動壁部材に対向して押圧する移動可能な押圧壁部材と、前記冊子積載台に直交する方向に移動可能であり、前記押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する仕切部材と、を有し、前記押圧壁部材は、対向する前記可動壁部材の用紙支持壁面と平行し前記冊子積載台の冊子支持面に直立して冊子の用紙面を押圧する押圧壁面部と、該押圧壁面部の上方に揺動可能に支持され、バネ付勢された傾斜面部とを備え、前記仕切部材は、上部に弾性変形可能な樹脂薄膜片を設けたことを特徴とする用紙断裁装置(請求項)。
(3) 用紙給送手段により給送された用紙に、画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段と、画像形成された前記用紙を、中綴じ処理する綴じ手段、中綴じ処理された用紙束を二つ折り処理する折り手段を備えた用紙後処理装置と、前記(1)または(2)に記載の用紙断裁装置を有し、二つ折り処理及び中綴じ処理した用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げることを特徴とする画像形成装置(請求項)。
以上述べたように、本発明の用紙断裁装置及び用紙後処理装置により以下の効果が奏せられる。
(1) 本発明の用紙断裁装置によれば、冊子積載台上に積載される冊子の部数に関わりなく、用紙面を均一な押圧力により押圧して冊子揃えすることができる(請求項1)。
(2) 本発明の用紙断裁装置によれば、立姿勢の冊子下部を密接に挟持し、傾斜面部によって冊子の折り部の膨らみを押圧して圧縮でき、安定して大量の冊子をスタックすることが可能になる(請求項)。
(3) 本発明の複写機、プリンタ、これらの複合機等の画像形成装置により画像形成された用紙は、用紙後処理装置により中綴じと中折り処理され、用紙断裁装置の断裁手段により用紙の小口が均一に揃えられ、製本化された冊子となり、冊子収納手段により、安定して大量の冊子をスタックすることが可能になる(請求項)。
次に、本発明の用紙断裁装置、用紙後処理装置及び用紙後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて説明する。
図1は画像形成装置本体A、用紙断裁装置B、用紙後処理装置FSを備えた画像形成システムの全体構成図である。
図示の画像形成装置本体Aは、画像読み取り部1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5、給紙手段6、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を備えている。
画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置本体Aの図示の左側面の排紙部8側には、用紙断裁装置Bを備えた用紙後処理装置FSが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
画像書き込み部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5から給紙手段6により給送された用紙(記録紙)Sは転写手段4Bにより画像が用紙Sに転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれる。或いは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8から排出され、用紙後処理装置FSにおいて、中綴じ処理、二つ折り処理された後、用紙断裁装置Bに送り込まれる。
用紙断裁装置Bは、用紙後処理装置FSにより中綴じ処理、二つ折り処理された用紙束Sの小口近傍を、図3(d)に示すように、断裁して小口bを揃えるもので、図4以降において詳述する。
用紙後処理装置FSには、図示の上段から、固定排紙皿81、表紙給紙手段40、シフト処理搬送部20、第1積載部30、綴じ手段50、折り手段60が、ほぼ垂直方向に縦列配置されている。
用紙後処理装置FSの図示右上方には入口搬送部10が配置されている。また、用紙後処理装置FSの図示左側面には、端綴じ及びシフト処理済みの用紙を積載する昇降排紙皿82が配置されている。
図2は、用紙後処理装置FSの用紙搬送経路を示す模式図である。
用紙後処理装置FSは画像形成装置本体Aから搬出された用紙Sの入口部11が画像形成装置本体Aの排紙部8と合致するよう位置と高さを調節して設置されている。
入口部11の入口部ローラ対12の用紙搬送下流に接続する用紙Sの搬送路は、上段の第1搬送路r1と中段の第2搬送路r2および下段の第3搬送路r3の3系統に分岐されていて、切り替えゲートG1,G2の占める角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路に給送される。
(1)ノンステープル、ノンソート(第1搬送路r1)
画像形成装置本体Aから排出された画像形成済みの用紙Sは、入口部11に導入され、入口部ローラ対12により搬送されて、入り口通過センサPS1により用紙Sの搬送方向長さが検知される。用紙Sは上方の第1の切り替えゲートG1の右方の通路13を通過して、上方の搬送ローラ対14及び搬送ローラ対15に挟持されて上昇搬送され、更に排出ローラ対16に挟持されて機外上部の固定排紙皿81上に排出され、順次積載される。
この用紙搬送過程では、切り替えゲートG1はソレノイドSD1の駆動により揺動され、通路17を閉止し、通路13を開放状態にして、用紙Sの固定排紙皿81への通過を可能にする。
(2)シフト処理又はノンソート(第2搬送路r2)
この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1はソレノイドSD1がオフの状態で、通路13を閉止し、通路17を開放状態に保持し、用紙Sの通路17の通過を可能にする。
画像形成装置本体Aから排出された画像形成済みの用紙Sは、入口部11、入口部ローラ対12を通過し、切り替えゲートG1の下方に開放状態に形成された通路17を通過して、搬送ローラ対18に挟持されて、第2搬送路r2である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路21を通過して、搬送ローラ対22に挟持され、通路23を経て、シフト手段25、シフトローラ対24に挟持され、排出ローラ対26により排出され、大量の用紙を収納可能な昇降排紙皿82上に積載される。
(3)端綴じ処理(第3搬送路r3)
端綴じ処理又は中綴じ処理を施す用紙Sは、画像形成装置本体A内で画像形成処理されて、用紙後処理装置FSの入口部11に送り込まれ、入口部ローラ対12、第1の切り替えゲートG1の下方の通路17を通過して、搬送ローラ対18に挟持されて、第3搬送路r3に搬送される。
第3搬送路r3において、用紙Sは、切り替えゲートG2の下方の通路31を通過して、下流の搬送ローラ対32により挟持、搬送される。用紙Sは、更に下流の搬送ローラ対34により挟持されて送り出され、第1積載部30の傾斜配置された中間スタッカ35の上方空間に排出され、中間スタッカ35または中間スタッカ35上に積載された用紙Sの上面に接し、滑走上昇したのち、搬送ローラ対34から用紙Sの進行方向後端部が排出されたのちには、用紙Sの自重により下降に転じ、中間スタッカ35の傾斜面上を滑落し、綴じ手段50近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと称す)51の用紙突き当て面に用紙Sの進行方向先端部が当接して停止する。
36は中間スタッカ35の両側面に移動可能に設けた一対の上流側幅整合手段である。上流側幅整合手段36は用紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ35上に排出される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開放され、中間スタッカ35上を搬送されて、端綴じストッパ51に当接して停止するときには、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して用紙束の幅揃え(幅整合)を行う。
この停止位置において、中間スタッカ35上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴じ手段50により綴じ合わせ処理が行われ、用紙束が綴じ合わされる。
前記中間スタッカ35の用紙積載面の一部には、駆動プーリ37Aと従動プーリ37Bに巻回された複数の排出ベルト38が回動可能に配置されている。綴じ処理された用紙束は、排出ベルト38の排出爪38aにより用紙Sの後端部を保持されて、排出ベルト38上に載せられ、中間スタッカ35の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ対26のニップ位置に進行する。回転する排出ローラ対26に挟持された用紙束は、昇降排紙皿82上に排出、積載される。
(4)表紙給紙(第4搬送路r4)
表紙給紙手段40は、表紙載置部41、表紙送り部42から構成されている。
表紙給紙手段40から給紙された1枚の表紙Kは、通路43を通過して、搬送ローラ対14の他のニップ位置を通過し、通路19、搬送ローラ対18を通過した後、第3搬送路r4の搬送ローラ対32、通路33、搬送ローラ対34を経て、中間スタッカ35上に到達する。
(5)中綴じ処理(第5搬送路r5)
綴じ手段50は、上部機構50Aと下部機構50Bとの2分割構造に構成され、その中間に、用紙Sが通過可能な通路52を形成している。
綴じ手段50は、用紙搬送方向に直交する方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、用紙搬送方向に直交する方向に移動可能である。この綴じ手段50により、用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ。
中綴じモードに設定され、表紙K及び用紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知されると、中綴じ用可動ストッパ部材(以下、中綴じストッパと称す)53は所定位置に移動して停止する。中綴じストッパ53の起動に連動して端綴じストッパ51が退避し、通路52を開放する。
表紙Kが中間スタッカ35上の所定位置に載置された後、画像形成装置本体Aから搬出された用紙Sが、用紙後処理装置FSの入口搬送部10から第3搬送路r3を通過して、中間スタッカ35上に載置された表紙Kの上面に順次積載され、用紙Sの端部が中綴じストッパ53に当接して位置決めされる。56は中綴じ処理時に用紙Sの幅方向を規制する下流側幅整合手段であり、前記上流側幅整合手段36と同様に1枚の用紙Sが搬入される都度、用紙Sの幅方向の側端を叩いて幅整合を行う。
また、中綴じ処理時に、中間スタッカ35上を搬送して綴じ手段50の上流側を進行する用紙Sに対して、用紙Sが中綴じストッパ53に突き当たる頃を見計らって、上流側幅整合手段36と下流側幅整合手段56とを同時に作動させて、用紙幅整合を行って用紙揃えする。
このようにして、中間スタッカ35上を進行し、綴じ手段50を中心にして上流側と下流側に亘って延長して積載される用紙S及び表紙Kは、上流側幅整合手段36と下流側幅整合手段56とにより、用紙Sの全長に亘り正確に幅整合される。
最終の用紙Sが中間スタッカ35上に位置決め載置された後、表紙Kと用紙Sの全頁とから成る用紙束に綴じ手段50による中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、表紙K及び用紙Sの搬送方向の中央部に綴じ針が打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ針打ち込み駆動側を有する下部機構50Bから、綴じ針クリンチ側を有する上部機構50Aに向けて打ち込まれる。
(6)二つ折り処理(第6搬送路r6)(図2参照)
中綴じ処理後、中綴じストッパ53が揺動して、通路52の下流の通路を開放する。中綴じ処理された表紙Kと用紙Sから成る用紙束は、湾曲した通路と中間搬送ローラ対61を通過して斜め下方の搬送ベルト62によりガイド板63に案内されて搬送され、更に、第2積載部(スタック台)64上を搬送されて、折り部可動ストッパ手段65に用紙束の搬送方向の先端部が当接して、所定位置に停止する。折り部可動ストッパ手段65は用紙サイズの設定又は検知と駆動手段により所定位置に移動可能である。
折り手段60は、用紙突き出し手段66、折りローラ67、搬送ベルト68、加圧ローラ69等から構成されている。
二つ折り開始信号により、用紙突き出し手段66の突き出し板66Aが斜め上方に直進して、突き出し板66Aの先端部は、表紙Kと用紙Sから成る用紙束の中央部を押し上げ、用紙束を介して折りローラ67のニップ部を押し広げて揺動、離間させる。
突き出し板66Aの先端部が前記ニップ部を通過後、突き出し板66Aが後退して、用紙束の中央部は、折りローラ67により挟圧されて、折り目部が形成される。この折り目部は、前述の中綴じ処理による用紙束への綴じ針の打ち込み位置と一致する。この中綴じ、中折り処理は、最大64ページ(16枚)の用紙を処理可能とする。
回転する一対の折りローラ67により挟圧されて折り目部を形成された用紙束の中央部は、一対の搬送ベルト68に挟持されて搬送され、一対の加圧ローラ69のニップ位置に送り込まれ、この位置で折り目部が更にしっかり付けられた後、排出される。
図3(a)は用紙Sの二つ折りする折り目部aに沿って中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する中綴じ処理を示す用紙の平面図、図3(b)は中綴じと二つ折りの後処理を施した冊子SAの斜視図、図3(c)は後処理済みの冊子SAを両開きした状態を示す斜視図、図3(d)は中綴じと二つ折りの後処理を施した冊子SAの断面図である。これらの図において、bは用紙Sの側端部の小口、cは小口揃えするための断裁線である。
中綴じ処理と二つ折り処理により作製された冊子SAは、表紙Kの第1面(p1,p8)を外側に向け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更にその内側に中身である用紙Sの第1面(p3,p6)、その内側に用紙Sの第2面(p4,p5)が配置され、図示のように8頁(p1〜p8)から成る冊子の頁揃えができる。
画像形成装置本体Aの操作部において、冊子作成オートモードを選択、設定し、表紙載置部41上に表紙Kを積載し、プリントを開始すると、画像形成装置本体Aの制御部により、前記の画像プロセスが実行され、画像を担持した用紙Sは用紙後処理装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続して冊子SAが作製、排出される。
用紙後処理装置FSの操作部において、冊子作製マニュアルモードを選択、設定し、表紙載置部41上に、表紙Kとその下に画像形成済みの1冊分の用紙Sとを積載し、送り出し動作を開始すると、用紙後処理装置FSの制御部により、表紙Kと用紙Sは用紙後処理装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、1冊分の冊子が作製、排出される。
図4は、本発明の用紙断裁装置Bの全体構成図である。用紙断裁装置Bは、第1搬送手段100、第2搬送手段200、断裁手段300、冊子収納手段400から構成されている。
図5は、用紙断裁装置Bの用紙搬送経路を示す断面図である。
用紙後処理装置FSの折り手段60により二つ折り処理された冊子SAは、用紙断裁装置Bの入口部に配置された搬送ベルト101上に排出される。搬送ベルト101は、支持部材102に回動可能に支持され、駆動ローラ103により回動される。
搬送ベルト101の用紙搬送方向下流側には、駆動ローラ112と従動ローラ113に巻回された下搬送ベルト111が回動可能に配置されている。下搬送ベルト111の上方には、上搬送ベルト114が圧接し、従動して回動される。ローラ115,116を巻回する上搬送ベルト114は、支持部材117に回動可能に支持されている。支持部材117は、バネ118により付勢され、上搬送ベルト114を下搬送ベルト111に圧接する。搬送ベルト101により搬送された冊子SAは、下搬送ベルト111と上搬送ベルト114により圧接、挟持されて搬送される。
下搬送ベルト111の用紙搬送方向下流側には、駆動手段に接続する駆動ローラ121と、駆動ローラ121に圧接して回動する従動ローラ122が配置されている。下搬送ベルト111と上搬送ベルト114とに挟持されて搬送される冊子SAは、案内板123を通過して、駆動ローラ121と従動ローラ122に挟持されて搬送される。
駆動ローラ121の用紙搬送方向下流側には、断裁上刃301、断裁下刃302、可動板310、押圧ローラ311、屑箱320及び駆動手段から成る断裁手段300が配置されている。断裁手段300の詳細は後述する。
断裁手段300により小口bを断裁されて仕上げられた冊子SAは、第2搬送手段200において、回動する下搬送ベルト201、従動して回動される上搬送ベルト206、及び駆動回転する上ローラ205に挟持されて搬送される。
下搬送ベルト201は、駆動手段に接続する駆動ローラ202により回動される。203は、下搬送ベルト201により従動回転する従動ローラである。下搬送ベルト201の内方で冊子搬送路近傍には、搬送支持板204が固設されている。
上搬送ベルト206は、ローラ207,208を巻回して回動可能であり、支持部材209に支持されている。支持部材209は、バネ付勢され、上搬送ベルト206を下搬送ベルト201を介して搬送支持板204に圧接する。断裁処理された冊子SAは、第2搬送手段200の下搬送ベルト201と上ローラ205との間隙を通過し、更に、下搬送ベルト201と上搬送ベルト206により圧接、挟持されて搬送される。
下搬送ベルト201により水平方向に搬送される冊子SAは、回転する大径ローラ211と、固定配置された案内板に案内されて、垂直上方に約90°偏向されて上昇搬送される。冊子SAは、更に大径ローラ211とピンチローラ213とに挟持されて、冊子排出口214を通過して排出され、冊子SAの折り目部aを上に、小口bを下にして、冊子収納手段400の冊子積載台401上に載置される。
冊子収納手段400は、冊子積載台401、可動壁部材410、仕切部材420、押圧壁部材430、保護部材440及び駆動手段とから構成されている。
冊子積載台401は、断裁処理済みの複数の冊子SAを冊子排出口214から順次受容して、冊子SAの折り目部aを上にして用紙面を重ね合わせて積載する。可動壁部材410は、冊子積載台401に直立して水平移動可能に支持され、冊子積載台401上に積載された冊子SAの用紙面を押圧し、冊子積載台401上と冊子排出口214との間を水平方向に往復動する。
可動壁部材410は、通常は冊子排出口214よりも前進した停止位置で冊子積載台401上に積載された冊子SAを受け止め、断裁処理済みの冊子SAが冊子積載台401に搬入される都度、冊子排出口214を開放する位置まで待避し、冊子SAが冊子排出口214を通過完了後に、冊子SAの用紙面を押圧しながら停止位置に復帰して待機する。
仕切部材420は、冊子積載台401に直交する垂直方向に移動可能であり、可動壁部材410が次の冊子受入のため、冊子排出口214が開放されるように待避を始めるとき、仕切部材420が可動壁部材410の代わりに積載済みの冊子SAの用紙面を受け止め、可動壁部材410が次の冊子SAの用紙面を押圧しながら停止位置に前進する動作に合わせて、仕切部材420が冊子積載台401の後端部に沿って下降を開始して待避し、冊子積載台401上に次の冊子SAを受け入れ可能にする。可動壁部材410が停止位置に移動完了するのに合わせて、仕切部材420が上昇開始する。
押圧壁部材430は、冊子積載台401に直立して移動可能に支持され、バネ付勢されている。押圧壁部材430の冊子接触面は、可動壁部材410又は仕切部材420に対向し、冊子積載台401上に積載された冊子SAの用紙面を押圧、保持する。
図6は冊子搬送系の駆動手段を示す構成図である。
冊子搬送用モータM1は、第1搬送手段100及び第2搬送手段200を駆動する。モータM1の駆動軸に設けた歯車g1は、歯車g2,g3,g4,g5を介して第1搬送手段100の駆動ローラ121を回転させる。駆動ローラ121はベルトTB1を介して駆動ローラ112を回転させ、下搬送ベルト111を回動させる。
歯車g4と同軸上のプーリTP1を巻回するベルトTB2は、プーリTP2,TP3,TP4を巻回して回動可能である。プーリTP2の回転軸上には、上ローラ205が固定されて回転可能である。プーリTP4の回転軸上に固定された歯車g6は、駆動ローラ202の回転軸上に固定された歯車g7を回転させる。駆動ローラ202は下搬送ベルト201を回動させる。
駆動ローラ202の回転軸上に固定されたプーリTP5と、中間軸上のプーリTP6とを巻回するベルトTB3は、プーリTP6の回転軸上に固定された歯車g8,g9を介して、歯車g9の回転軸上に固定された大径ローラ211を回転させる。
図7は、第2搬送手段200の下搬送ベルト201、及び可動ストッパ221の駆動手段を示す断面図である。
ストッパ移動用モータM2は、歯車g11,g12、ベルトTB4を介して可動ストッパ221を用紙サイズに対応した所定位置に移動させる。ストッパ解除用モータM3は、歯車g13,g14を介してカム222を駆動回転させ、可動ストッパ221を起倒させる。可動ストッパ221は冊子SAの先端部の突き当て時には、起立した初期状態に保持され、冊子SAの排紙時には、モータM3の駆動により倒された状態になる。
冊子SAの厚さ、即ち、1枚の用紙の厚さと用紙束の枚数とにより、冊子断裁前の小口の突出量が異なるから、可動ストッパ221の設定位置は、これらの数値設定、又は冊子の厚さ検知により、制御手段が最適値を選択する。
図8は、上搬送ベルト206を含む押圧ユニットの駆動手段の正面図である。
プレス用モータM4は、歯車g21,g22,g23,g24,g25,g26を介して、回転円板231を回転させる。回転円板231に植設された偏心ピン232は、クランク233の下端部に接続し、クランク233を揺動させる。クランク233の上端部は、連結板234に接続し、連結板234を昇降させる。連結板234は2本のバネ235により図示下方に付勢されている。
連結板234の両側部に固定された2本の連結桿236は、固定枠体237に固定された軸受238に嵌合し、昇降可能に支持されている。連結桿236の上端部は、押圧板240に固定されている。
押圧板240は、上搬送ベルト206を支持する支持部材209に対してバネ付勢されて昇降可能に支持されている。下搬送ベルト201面上に載置された冊子SAの小口を断裁する時に、押圧板240は、回転円板231の駆動回転により、クランク233、連結板234、連結桿236を介して昇降する。更に、押圧板240は、冊子SAの厚さに応じて移動し、冊子SA上面を押圧する。
図9は、断裁手段300の断面図である。
断裁手段300は、断裁上刃301、断裁下刃302、断裁上刃301を昇降可能に駆動する駆動手段から成る。
断裁用モータM5は、歯車g31,g32,g33を回転させ、歯車g33の偏心位置に植設された偏心ピン303を偏心回転させる。偏心ピン303の先端部は、可動部材304の内周面を摺動して、可動部材304を昇降させる。
可動部材304と一体をなし昇降可能に支持された昇降シャフト305の上部には、上刃支持枠体306が固定されている。上刃支持枠体306には、断裁上刃301が固定されている。
下降する断裁上刃301の刃先と、固定位置の断裁下刃302の刃先とにより、冊子SAの小口が断裁される。320は小口から断裁された屑を収容する屑箱である。
上刃支持枠体306には、押圧板309がバネ308に付勢されて支持されている。上刃支持枠体306の下部には、可動板310を押圧する押圧ローラ311が支持されている。
上刃支持枠体306の下降行程では、押圧板309が下降して、断裁下刃302上に載置された冊子SAの上面を押圧し、次に、下降する押圧ローラ311が可動板310を押圧し、断裁上刃301の刃先が小口bを断裁する。
図10は、冊子排出口214近傍の可動壁部材410と仕切部材420を示す断面図である。
可動壁部材410は、積載された冊子SAを押圧する直立した垂直壁部411を有し、冊子積載台401方向に水平移動可能である。モータM6は、歯車g41,g42,g43,g44,g45を介して回転円板412を回転させる。回転円板412の偏心位置に植設された偏心ピン413は、クランク414の右端部に接続し、クランク414を揺動させる。クランク414の図示の左端部は、可動壁部材410に接続し、可動壁部材410を水平方向に移動させる。図示の実線で示す可動壁部材410は待避位置を示し、冊子排出口214を開口し、冊子SAを通過可能にする状態である。一点鎖線で示す位置は、可動壁部材410が駆動手段により水平方向に移動された停止位置である。
可動壁部材410の近傍に平行配置された仕切部材420の両側端部に配置された可動保持部材421は、2組のローラ422,423を回転可能に保持している。2組のローラ422,423は、装置本体の両側端部に配置されたガイドレール424に転動して、可動保持部材421を昇降可能にする。
即ち、可動保持部材421は、ガイドレール424の下部に設けた図示しないモータM7及び駆動手段により、ガイドレール424に沿って昇降駆動される。図示の仕切部材420は下方の待避位置から上昇し、冊子SAを保持可能にする状態を示す。
図11は、可動壁部材410、仕切部材420、押圧壁部材430の斜視図である。可動壁部材410の冊子幅方向の外形寸法W1は、可動壁部材410の外側に配置された仕切部材420の冊子幅方向の内側寸法W2より小さく設定されているから、可動壁部材410と仕切部材420とが干渉することはない。
仕切部材420の上部に設けられた弾性変形可能な樹脂薄膜片425により、仕切部材420の上昇時に、可動壁部材410の両端部にある積載済みの冊子下部と、仕切部材420との衝突を防止する。
図12は、冊子収納手段400の冊子積載台401と押圧壁部材430とを示す断面図である。
押圧壁部材430は、垂直な押圧壁面部431、傾斜角を有する傾斜面部432、バネ取付部433、ローラ取付部434から成る。押圧壁面部431は、冊子積載台401上に折り目部aを上にして載置された冊子SAの下方を押圧する。押圧壁面部431の垂直方向長さは、冊子SAの高さ方向最小長さの半分以下の長さに設定されている。押圧壁面部431の上方に接続する傾斜面部432は、冊子SAの上方の倒れを保持する。
押圧壁部材430の底部のローラ取付部434は、ローラ435,436を回転可能に保持する。ローラ435,436は、冊子積載台401の下方に平行配置された案内部材437の平行面に沿って転動し、押圧壁部材430を直線移動させる。
バネ取付部433に一端を固定された定荷重バネ部材438の他端は、バネ巻き取り部材439に巻き込まれて固定されている。定荷重バネ部材438は、バネ性を有する板バネをゼンマイ状に巻回したもので、その張力により押圧壁部材430を可動壁部材410側に引き寄せ、冊子SAを挟持する。
押圧壁部材430の他の実施の形態として、傾斜面部432を揺動可能に支持し、かつ、バネ付勢しておき、冊子の折り部の膨らみを押圧して圧縮するような構成にすることも可能である。
冊子SAの収納過程を以下に示す。図13は、冊子SAを冊子収納手段400に収容する過程を示すタイムチャートである。図14〜図17は、冊子収納手段400に冊子SAが積載される過程を示す断面図である。
(1) 図14は、冊子SAを冊子収納手段400に収容する以前の初期状態を示す断面図である。この初期状態においては、可動壁部材410が前進して冊子排出口214を閉鎖した位置に、仕切部材420が上昇した位置に、それぞれ停止している。先行する冊子SA1の下部は、可動壁部材410の垂直壁部411と押圧壁部材430の押圧壁面部431とに挟持されている。冊子SA1の二つ折り処理された上部は、ふくらみを有し自重で押圧壁部材430の傾斜面部432に倒れて載置されている。
(2) 冊子SAの小口断裁処理後、所定時間経過すると、モータM6の駆動により可動壁部材410が後退して冊子排出口214を開放した位置に停止し、後続の冊子SA2の受入を可能にする。仕切部材420は初期位置の上方に停止したまま、可動壁部材410に代わって冊子SA1を挟持する(図15参照)。
(3) 後続の冊子SA2が冊子排出口214から送り出されて、冊子SA2の下端部が大径ローラ211とピンチローラ213の挟持位置を通過後、可動壁部材410が前進を開始する。可動壁部材410は前進して冊子SA2を押圧し、仕切部材420方向に押し進める。可動壁部材410の前進開始とほぼ同時に、モータM7の駆動開始により仕切部材420が下降開始する(図16参照)。
(4) 仕切部材420が下降して、冊子積載台401より下方に待避して停止すると、冊子SA2は、前進する可動壁部材410に押圧され、先行の冊子SA1に折り重なるように積載される(図17参照)。
(5) 可動壁部材410が前進して停止位置に到達後停止すると、冊子SA1,SA2は、可動壁部材410と、バネ付勢された押圧壁部材430に挟持される。その後、仕切部材420が上昇して、可動壁部材410の背部の初期位置に到達して停止する(図14、図18参照)。
図18は、冊子積載台401上に複数部の冊子SAを積載した状態の冊子収納手段400を示す断面図である。
冊子SAの下部は、可動壁部材410と、バネ付勢された押圧壁部材430により、立姿勢で密接に挟持される。折り目部を有し膨れた形状をなす冊子SAの上部は、押圧壁部材430の傾斜面部432の上方に広がった空間部に折り重なるように積載される。冊子積載完了後、又は冊子積載動作中に、冊子SAの上部を把持して容易に取り出すことができる。
画像形成装置本体、用紙断裁装置、用紙後処理装置を備えた画像形成システムの全体構成図。 用紙後処理装置の用紙搬送経路を示す模式図。 中綴じ処理した用紙の平面図、中綴じと二つ折りの後処理を施した冊子の斜視図、冊子を両開きした状態を示す斜視図、冊子の断面図。 本発明の用紙断裁装置の全体構成図。 用紙断裁装置の用紙搬送経路を示す断面図。 冊子搬送系の駆動手段を示す構成図。 第2搬送手段の下搬送ベルト、可動ストッパの駆動手段を示す断面図。 上搬送ベルトを含む押圧ユニットの駆動手段の正面図。 断裁手段の断面図。 冊子排出口近傍の可動壁部材と仕切部材を示す断面図。 可動壁部材、仕切部材、押圧壁部材の斜視図。 冊子収納手段の冊子積載台と押圧壁部材とを示す断面図。 冊子を冊子収納手段に収容する過程を示すタイムチャート。 冊子収納手段の初期状態を示す断面図。 冊子収納手段に冊子が積載される過程を示す断面図。 冊子収納手段に冊子が積載される過程を示す断面図。 冊子収納手段に冊子が積載される過程を示す断面図。 冊子積載台上に複数部の冊子を積載した状態の冊子収納手段を示す断面図。
符号の説明
50 綴じ手段
60 折り手段
100 第1搬送手段
200 第2搬送手段
211 大径ローラ
212 案内板
213 ピンチローラ
214 冊子排出口
300 断裁手段
400 冊子収納手段
401 冊子積載台
410 可動壁部材(プッシャ)
420 仕切部材(ホールド板)
421 可動保持部材
430 押圧壁部材
431 押圧壁面部
432 傾斜面部
438 定荷重バネ部材
439 バネ巻き取り部材
A 画像形成装置本体
B 用紙断裁装置
FS 用紙後処理装置
M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7 モータ
SA,SA1,SA2 冊子
a 折り目部
b 小口

Claims (3)

  1. 二つ折り処理された用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断裁装置において、
    断裁処理済みの複数の前記冊子を受容し、前記冊子の折り目部を上にして用紙面を重ね合わせて積載する冊子収納手段の冊子積載台と、
    前記冊子積載台に直立して支持され、前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を押圧する移動可能な押圧壁部材と、
    該押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する可動壁部材と、
    前記押圧壁部材を前記可動壁部材の方向にバネ付勢する長尺の板バネを巻き込んだゼンマイ状の定荷重バネ部材と、
    前記冊子積載台に直交する方向に移動可能であり、前記押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する仕切部材と、を有し、
    前記押圧壁部材は、前記冊子積載台に直立した押圧壁面部と、該押圧壁面部の上方に揺動可能に支持され、バネ付勢された傾斜面部とを備え
    前記仕切部材は、上部に弾性変形可能な樹脂薄膜片を設けたことを特徴とする用紙断裁装置。
  2. 二つ折り処理された用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げる用紙断裁装置において、
    断裁処理済みの複数の前記冊子を受容し、前記冊子の折り目部を上にして用紙面を重ね合わせて積載する冊子収納手段の冊子積載台と、
    前記冊子積載台に直立して支持され、前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を押圧し、前記冊子積載台上を往復動して前記冊子の用紙面を支持する可動壁部材と、
    前記冊子積載台上に積載された冊子の用紙面を、前記可動壁部材に対向して押圧する移動可能な押圧壁部材と、
    前記冊子積載台に直交する方向に移動可能であり、前記押圧壁部材との間で冊子の用紙面を押圧する仕切部材と、を有し、
    前記押圧壁部材は、対向する前記可動壁部材の用紙支持壁面と平行し前記冊子積載台の冊子支持面に直立して冊子の用紙面を押圧する押圧壁面部と、該押圧壁面部の上方に揺動可能に支持され、バネ付勢された傾斜面部とを備え、
    前記仕切部材は、上部に弾性変形可能な樹脂薄膜片を設けたことを特徴とする用紙断裁装置。
  3. 用紙給送手段により給送された用紙に、画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成された前記用紙を、中綴じ処理する綴じ手段、中綴じ処理された用紙束を二つ折り処理する折り手段を備えた用紙後処理装置と、
    請求項1または2に記載の用紙断裁装置を有し、
    二つ折り処理及び中綴じ処理した用紙束の小口を断裁手段により断裁して冊子を仕上げることを特徴とする画像形成装置。
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