JP2005298185A - 用紙後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大がかりな折り曲げ装置を用いなくてもブックレットを作成できる、折り目でステープルにより綴じられた用紙束を作成する用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置から搬送された用紙に折り目付加手段によって折り目を付け、開いた状態で綴じ処理トレイに積み重ねる。積み重ねられた用紙束を、折り目の部分で綴じ処理トレイによりステープルで綴じ、排出トレイに排出する。開いた状態で排出された、綴じられた用紙束は、折り目が付いているため容易に二つ折りにしてブックレットとすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置で画像形成処理が施された用紙に後処理としての綴じ処理を施す用紙後処理装置に関するものである。
複写機、プリンタなどの画像形成装置で画像が形成された用紙は、積み重ねられ、いわゆる中綴じにより中央部をステープルで綴じて、二つ折りにしてブックレットとして用いられることがある。そのため、特許文献1に提案された画像形成装置の後処理装置では、用紙を積み重ねて中央部をステープルで綴じている。この後処理装置では、中央部を折って排出するか、綴じるだけで折らずに排出するか選択できるようになっている。
特開2002−284431号公報(第1頁、図1)
しかし、前記の用紙後処理装置で折る場合、複数枚の用紙が綴じられた用紙束を折って排出することから、折り曲げ手段が大がかりで高価なものとなる。折り作業を使用者の手にゆだねることとすれば、装置内に折り曲げ手段は必要なくなるが、用紙の枚数が多くなると用紙に折り目がないためきちんと中央部で折るのが困難になるとともに、折り自体にも大きな力が必要となる。さらに用紙束の外側になるほど折り目の曲率半径が大きくなるため、大きな力を加えても、平らに二つ折りにすることは難しい。そのため折り目のところが膨らんだブックレット形状になり、平積みした際に崩れやすかった。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置内部に大がかりな折り曲げ手段を設けなくても、使用者がステープルで綴じられた折り目の付いた部分で用紙を折るだけで、折り目のところで膨らみにくいブックレットを容易に作成することができる、ステープルで綴じられた用紙束を作成できる用紙後処理装置を提供することをその目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明の用紙後処理装置では、以下の構成要素を備える構成とする。
(a)画像形成装置の用紙排出側に連結される本体
(b)前記本体の前記画像形成装置に連結する面に設けられた用紙搬入口
(c)前記用紙搬入口に連続する用紙搬送路
(d)前記用紙搬送路の上流部に配置され、搬入される用紙の先端を検知するセンサ
(e)前記用紙搬送路において、前記用紙搬入口の下流側に配置された第1の搬送ローラ対
(f)前記用紙搬送路において、前記第1の搬送ローラ対よりさらに下流に所定距離を置いて配置された第2の搬送ローラ対
(g)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に配置された折り目付加手段
(h)前記用紙搬送路において、前記第2の搬送ローラ対の下流側に配置された綴じ処理トレイ
(i)前記綴じ処理トレイに設けられたステープルヘッド
(j)前記用紙搬送路から用紙を排出する排出手段
(k)前記排出された用紙を受ける排出トレイ
(l)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
前記折り目付加手段により用紙の折り目を付けたい位置に折り目を付け、
その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う制御部。
また、本発明の用紙後処理装置では、前記構成要素(g)および(l)として、それぞれ以下の(g−1)および(l−1)を備えるものとする。
(g−1)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に、用紙搬送路から側方に退避する形で配置された折りローラ対
(l−1)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
前記第2の搬送ローラ対を逆方向に回転させ、前記用紙を撓ませて正方向に回転する前記折りローラ対に接触させ、
前記折りローラ間に前記撓ませた用紙を挟み込むことにより折り目を付けたい位置に折り目を付け、
前記折りローラ対を逆方向に回転させて前記用紙の折り目を解放し、
その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う前記制御部。
また、本発明の用紙後処理装置では、前記用紙搬送路が第1の搬送ローラ対と第2の搬送ローラ対の間で、折りローラ対が外側となるようにカーブさせる。
また、本発明の用紙後処理装置では、前記折りローラ対の一方が、前記第2の搬送ローラ対の一方を兼ねることとする。
また、本発明の用紙後処理装置では、前記構成要素(g)および(l)として、それぞれ以下の(g−2)および(l−2)を備えるものとする。
(g−2)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に、前記用紙搬送路を挟んで互いに対向するように配置された、押し板受けおよび前記押し板受け方向に移動可能な押し板
(l−2)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
前記押し板を用紙の折り目を付けたい位置に接触させ、前記押し板受けに用紙を圧接させて用紙に折り目を付け、
前記押し板を待機位置に戻し、
その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う制御部。
また、本発明の用紙後処理装置では、前記押し板の用紙に接触する部分を鋸刃とする。
また、本発明では、画像形成装置に以上のいずれかの用紙後処理装置を備えさせる。
本発明による用紙後処理装置では、画像形成装置から搬入された用紙が、折り目付加手段によって1枚ずつ折り目を付けられ、平らに伸びた状態で綴じ処理トレイ部に積み重ねられ、折り目箇所にステープル針を打ち込まれる。これにより、複数枚の用紙の束を折るのに必要な大がかりな折り曲げ手段は必要なくなる。また、折り目付加手段で一枚ずつ折ったまま積み重ねたのではいちいち広げてからでないと中綴じできないが、用紙に折り目を付けてから平らに伸びた状態で綴じ処理トレイ部に積み重ねるため、容易に中綴じできる。さらに、中綴じされた用紙束は排出手段により排出トレイ上に平らに伸びた状態で積み重ねられるが、折り目箇所で綴じられているため、使用者は折り目の付いた部分で二つ折りにするだけで、ブックレットを作成することができる。
また、本発明によれば、折り目付加手段として折りローラ対を設け、用紙に折り目を付ける。これにより、折り目となる部分が、用紙が折りローラ対に挟み込まれるときと解放されるときの2回、折りローラ対の間を通るため、用紙に消えにくい折り目を付けることができる。
また、本発明によれば、前記用紙搬送路が前記第1の搬送ローラ対と前記第2の搬送ローラ対の間で、前記折りローラ対が外側となるようにカーブしているため、用紙を撓ませたときに確実に折りローラ対側に撓むことから、用紙を確実に所定の場所で折ることができ、用紙が逆に撓んで所定の場所以外で折れることによる無駄がなくなる。
また、本発明によれば、前記折りローラ対の一方が、前記第2の搬送ローラ対の一方を兼ねるため、部材を減らすことができ、装置を小さくすることおよび材料費を削減することができる。
また、本発明によれば、弾性を有する受け板および前記受け板方向に移動可能な押し板からなる折り目付加手段により、用紙に折り目を付ける。これにより、用紙を確実に所定の部分で折ることができ、できあがったブックレットのページの大きさが左右で異なることがなくなる。
また、本発明によれば、前記押し板の用紙に接触する部分が鋸刃であるため、折り目となる部分がミシン目となる。これにより、ブックレットを作成した際の折り目が、鋭く、戻りにくいしっかりしたものとなり、ブックレットが膨らみにくく、多量に積み重ねても崩れにくくなる。
また、本発明に係る画像形成装置は、以上のいずれかの用紙後処理装置を備えるため、容易にブックレットのように折り目で綴じられた二つ折りの用紙束を作成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は画像形成装置1に接続した本発明の第1の実施の形態に係る用紙後処理装置2の内部の概略構成図である。
用紙後処理装置2は、図1に点線で示す画像形成装置1の左側面に接続されており、画像形成装置1から搬入される用紙Pに折り目を付け、用紙の端、隅、中央部または折り目箇所をステープルで綴じるなどの後処理を施すものである。
用紙後処理装置2は、画像形成装置1から用紙Pを搬入する搬入口11、用紙搬送路12、用紙Pの先端を検知するセンサ13、第1の搬送ローラ対14、折り目付加手段20、第2の搬送ローラ対15、搬送方向切り替え器16、排出ローラ対17、綴じ処理トレイ40、排出トレイ3および全体を制御する制御部4を備える。
搬送方向切り替え器16は、用紙Pの搬送方向を綴じ処理トレイ40に向かう方向と直接排出トレイ3に向かう方向に切り替える。
綴じ処理トレイ40は綴じ処理トレイ上部41および綴じ処理トレイ下部42からなる。綴じ処理トレイ上部41と綴じ処理トレイ下部42は下方の支点43で開閉自在に接合されている。
綴じ処理トレイ上部41は平綴じおよび中綴じ用のステープルクリンチ46aおよび隅綴じ用のステープルクリンチ46bを備える。綴じ処理トレイ下部42は平綴じおよび中綴じ用のステープルヘッド45aおよび隅綴じ用のステープルヘッド45bを備えている。ここで、ステープルヘッドはステープル針を収容するものであり、ステープルクリンチはステープルの針を受けるものである。平綴じおよび中綴じ用のステープルヘッド45aとステープルクリンチ46aは用紙搬送路12のセンターラインの左右に対照的に1組ずつ、隅綴じ用のステープルヘッド45bとステープルクリンチ46bは用紙搬送路12の片側に1組設けられている。
また、綴じ処理トレイ下部42には、図2の正面図にも示すように、用紙束の綴じる位置を設定するための手段として、無端ベルト47および48が回転可能に設けられている。無端ベルト47には搬送されてくる用紙の先端中央部を受け止めるための中央支持部材49が設けられ、無端ベルト48には突起50が設けられている。突起50の作用については後述する。さらに、ステープルヘッド45aを用いて用紙束の先端近傍で平綴じまたはステープルヘッド45bを用いて用紙束の隅で隅綴じする場合に用紙束の先端を搬送方向に対して所定の位置に合わせるために、1対のストッパ51が設けられている。このストッパ51は、中綴じの場合には用紙の搬送を妨げないように、綴じ処理トレイ下部42の表面から内部に収納されるようになっている。さらに、1対の幅寄せ部材52および別の1対の幅寄せ部材53が用紙束の横の縁を揃え、ステープルヘッド45aおよび45bに対して正確に位置合わせするために設けられている。
平綴じする場合、ストッパ51は綴じ処理トレイ下部42の表面から用紙搬送路12に突き出し、搬送されてきた用紙Pを受け止める。用紙Pの先端から所定距離隔たった箇所が綴じ位置となるようにストッパ51の位置が設定されている。この綴じ位置は、用紙の端から0.3〜2.0cm程度、用紙の中央から両側に5〜10cm程度の、綴じられた用紙束が冊子として扱いやすい部位である。中央支持部材49はストッパ51と横並びか、あるいはそれよりも搬送方向下流側に退避した位置にある。1対の幅寄せ部材52は用紙Pを受け入れる間隔に開いている。また突起50は用紙搬送路12に突き出さない位置に回り込んでいる。
用紙搬送路12を送られてきた用紙Pは、順次ストッパ51に受け止められ、積み重なる。所定枚数の用紙Pが積み重なった時点で無端ベルト48が回転し、突起50を用紙Pの後端側に出現させ、さらに、ストッパ51と突起50の間隔が用紙Pの搬送方向長さに等しくなるまで突起50を移動させる。これにより、用紙Pの束は、後端が揃い、図3に示すように周囲が中央支持部材49、ストッパ51、幅寄せ部材52および突起50で取り囲まれた状態になる。この状態でステープルヘッド45aによりステープル針が打ち込まれる。
ステープル針で用紙束が綴じられると無端ベルト47が回転し、中央支持部材49で用紙束を押し上げる。無端ベルト48も同期して回転し、突起50が用紙束の動きを妨げないようにする。突起50はやがて用紙搬送路12の外に出る。中央支持部材49が無端ベルト48との境界位置に達したところで無端ベルト47は停止する。ここで、突起50が用紙搬送路12に再び出現し、図4に示す中央支持部材49に形成された溝(図4は中央支持部材の裏側の斜視図である)を通って、中央支持部材49を引き継ぐ形で用紙束を押し上げる。突起50に押し上げられた用紙束は、排出ローラ対17へ搬送され、排紙トレイ3上に排出される。
隅綴じする場合は、平綴じする場合と同様に、用紙Pの束の周囲が中央支持部材49、ストッパ51、幅寄せ部材52および突起50で取り囲まれた状態になる。その後、用紙束は幅寄せ部材52によって、用紙束の隅がステープルヘッド45bと対向する位置に移動せしめられ、ステープル針で綴じられた後、もとの位置へ戻される。このときステープル針が打ち込まれた位置は、用紙の隅から対角線方向に0.5〜2cm程度の、綴じられた用紙束が冊子として扱いやすい部位である。続いて平綴じする場合と同様に、排紙トレイ3上に排出される。
中綴じする場合は、ストッパ51は用紙と接触しないように綴じ処理トレイ下部42の内部に収納され、1対の幅寄せ部材53も幅寄せ部材52と同様に用紙Pを受け入れる間隔に開いている。そのほかは、平綴じする場合と同様の工程で、図5に示すように用紙Pの束の周囲が中央支持部材49、幅寄せ部材52、幅寄せ部材53および突起50で取り囲まれた状態となる。このとき、中央支持部材49によって折り目箇所Fがステープルヘッド45aと対向する位置に合わせられた状態となっている。この状態でステープル針により用紙束が綴じられ、続いて平綴じする場合と同様に排紙トレイ3上に排出される。
第1実施形態の折り目付加手段20は図6(a)の正面図に示すように用紙搬送路12から上方に退避した箇所に配置された、互いに接する折りローラ対21からなる。
次にブックレットを作成する場合の動作を、図6および図7を用いて説明する。図7は折りローラ対21、第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15の状態を示すタイムチャートである。画像形成装置1から用紙搬入口11、用紙搬送路12を通って搬入された用紙Pの先端部がセンサ13で検出されると、制御部4の制御により、用紙先端部検出時点から所定の時間t1が経過するまで第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15によって搬送される。用紙Pの中央部分が折り目付加手段20に対向する位置に来たところで、第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15が停止し用紙Pの搬送が停止される。このとき、第1の搬送ローラ対14は固定されておらず、用紙Pが動くとそれに合わせて動く状態となっている。
第1の搬送ローラ対14は停止したままであるが、第2の搬送ローラ対15は逆方向に回転する。これにより、用紙Pが撓み、図6(b)の状態となる。さらに用紙Pを撓ませ、用紙Pを挟み込む方向に回転する折りローラ対21のニップの方向に折り目となる部分を押し込む。すると、用紙Pは折りローラ対21に挟み込まれる。折りローラ対21が回転を開始する時間t1の経過後、所定の時間t2が経過するまで折りローラ対21が回転を続けると、用紙Pの折り目が折りローラ対21をくぐり抜け、図6(c)の状態となる。
時間t2の経過後、所定の時間t3が経過するまで、折りローラ対21は逆回転して用紙Pを用紙搬送路12に押し戻し、最後に再び折り目を押圧してから用紙Pを解放する。同時に第2の搬送ローラ対15は正方向に回転して、用紙Pを伸ばす。用紙Pを伸ばすときに、第2の搬送ローラ対15を正方向に回転させるとともに、第1の搬送ローラ対14を逆回転させてもよい。折り目が伸びた用紙Pは第1の搬送ローラ対14、第2の搬送ローラ対15および搬送方向切り替え器16によって綴じ処理トレイ40に搬送され、積み重ねられる。
所定枚数積み重ねられた用紙Pは、前述したように綴じ処理トレイ40により折り目箇所においてステープル針を打ち込まれ、排出トレイ3に排出される。このようにして得られた、中央部の折り目箇所においてステープルで綴じられた用紙束は、折り癖が付いているので、手で折り目箇所において二つ折りにするだけでブックレットとすることができる。
これにより、大がかりな折り装置を必要とせず、用紙束の中央の折り目で綴じられたブックレットを得ることができる。
また、第1実施形態において、使用者が用紙の後処理を必要としない場合は、制御部4により、折り目付加手段20を作動させず、搬送方向切り替え器16を用紙Pが直接排紙トレイ3に向かう方向に切り替え、用紙Pをそのまま排紙トレイ3上に排出する。用紙Pの隅または端を平綴じする場合は、折り目付加手段20を作動させず、搬送方向切り替え器16を用紙Pが綴じ処理トレイ40に向かう方向に切り替え、用紙Pを所定枚数積み重ねた後、綴じ処理トレイ40により綴じて、排紙トレイ3上に排出する。
図8に本発明の第2実施形態に係る折り目付加手段20および用紙搬送路12の概略図を示す。第2実施形態においては、折りローラ対21のローラのうち、第2の搬送ローラ対15側のローラが第2の搬送ローラ対15の一方を兼ねているものとし、用紙搬送路12が第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15の間で、折りローラ対21が外側となるようにカーブしているものとする。
この場合、ローラを1本減らせるため、コストの削減および折り目付加手段に必要なスペースを小さくすることができる。また、搬送される用紙Pも折りローラ対21が外側となるようにカーブするため、用紙Pを、第1の搬送ローラ対14で固定し、第2の搬送ローラ対15が逆方向に回転して撓ませる際に、確実に折りローラ対21側に撓むこととなる。これにより、用紙Pが折りローラ対21と逆に撓むことによる用紙のしわや用紙後処理装置2の誤動作を防ぐことができる。
図9に本発明の第3実施形態に係る折り目付加手段20の概略図を示す。第3実施形態においては、折り目付加手段20は、押し板受け23と押し板受け23方向に移動可能な押し板22とからなる。押し板22は、図示しないモータで駆動されるカム機構25の回転により、押し板受け23に近接する作用位置と、用紙搬送路12から退避した退避位置との間を往復するように構成されている。
本実施形態においてブックレットを作成する場合、用紙Pの中央部Fに対応した位置Gが押し板22と対向する位置に搬送されてくると、第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15は停止し、図9(a)に示す状態となる。このとき、第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15は用紙Pの動きに従動して回転できるようになっている。続いて前記退避位置に退避していた押し板22はカム機構25の回転により用紙Pに位置Fで接触し、用紙Pを押し板受け23に接触する前記作用位置まで持ち上げられ図9(b)のようになり、位置Fに折り目が付く。このとき第1の搬送ローラ対14および第2の搬送ローラ対15が用紙Pの動きに従動して回転する。その後、カム機構25がさらに回転し、押し板22は前記退避位置へと戻り、用紙Pは綴じ処理トレイ40へ搬送される。
これにより、ブックレットを作成する際には押し板22が確実に用紙Pの中央部を押し上げ、折り目を付けるため、左右のページの大きさが揃った見かけの美しいブックレットを作成することができる。
図10に本発明の第4実施形態に係る折り目付加手段20の概略図を示す。第4実施形態において、折り目付加手段20は、第2実施形態と同様の構成である。ここで、押し板22の用紙Pに接触する部分の形状は、正面図が図11(a)、断面図が図11(b)に示すような片刃の鋸刃である。押し板22の動作は第2実施形態と同様である。
このように構成した場合、折り目箇所がミシン目となるため、ブックレットを作成した際の折り目が、戻りにくいしっかりしたものとなり、ブックレットを薄くすることができ、多量のブックレットを作成して積み重ねた際も崩れにくくなる。また、カム機構25のストローク長を調整し、鋸刃が用紙Pに刺さる深さを変化させることにより、ミシン目の切れ目の長さを変化させることができ、紙の折りやすさを調整することができる。ここで、押し板22の断面が図12に示すような両刃であってもよい。いずれの場合も同様の効果が得られる。
また、第4実施形態において、押し板22の用紙Pに接触する部分の形状は正面形状が図13のような矩形波状であってもよい。この場合、断面は図11(b)のような片刃でも図12のような両刃であってもよい。これにより、ミシン目の切れ目の長さをカム機構25の位置のずれによらず一定とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成図 綴じ処理トレイ下部の正面図 平綴じする場合の綴じ処理トレイ下部の正面図 中央支持部材の裏側の斜視図 中綴じする場合の綴じ処理トレイ下部の正面図 第1実施形態に係る折り目付加手段の動作状態の正面図 第1実施形態に係る折り目付加手段および第1、第2の搬送ローラ対の動作状態を示すタイムチャート 第2実施形態に係る折り目付加手段および用紙搬送路の正面図 第3実施形態に係る折り目付加手段の正面図 第4実施形態に係る折り目付加手段の概略図 第4実施形態に係る押し板の正面図および断面図 第4実施形態に係る押し板の断面図 第4実施形態に係る押し板の正面図
符号の説明
1 画像形成装置
2 用紙後処理装置
14 第1の搬送ローラ対
15 第2の搬送ローラ対
20 折り目付加手段
40 綴じ処理トレイ
42 綴じ処理トレイ下部
21 折りローラ対
22 押し板
23 押し板受け

Claims (7)

  1. 以下の構成要素を備えた用紙後処理装置:
    (a)画像形成装置の用紙排出側に連結される本体
    (b)前記本体の前記画像形成装置に連結する面に設けられた用紙搬入口
    (c)前記用紙搬入口に連続する用紙搬送路
    (d)前記用紙搬送路の上流部に配置され、搬入される用紙の先端を検知するセンサ
    (e)前記用紙搬送路において、前記用紙搬入口の下流側に配置された第1の搬送ローラ対
    (f)前記用紙搬送路において、前記第1の搬送ローラ対よりさらに下流に所定距離を置いて配置された第2の搬送ローラ対
    (g)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に配置された折り目付加手段
    (h)前記用紙搬送路において、前記第2の搬送ローラ対の下流側に配置された綴じ処理トレイ
    (i)前記綴じ処理トレイに設けられたステープルヘッド
    (j)前記用紙搬送路から用紙を排出する排出手段
    (k)前記排出された用紙を受ける排出トレイ
    (l)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
    前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
    その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
    前記折り目付加手段により用紙の折り目を付けたい位置に折り目を付け、
    その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
    その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
    前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う制御部。
  2. 前記構成要素(g)および(l)として、それぞれ以下の(g−1)および(l−1)を備えた請求項1に記載の用紙後処理装置:
    (g−1)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に、用紙搬送路から側方に退避する形で配置された折りローラ対
    (l−1)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
    前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
    その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
    前記第2の搬送ローラ対を逆方向に回転させ、前記用紙を撓ませて正方向に回転する前記折りローラ対に接触させ、
    前記折りローラ間に前記撓ませた用紙を挟み込むことにより折り目を付けたい位置に折り目を付け、
    前記折りローラ対を逆方向に回転させて前記用紙の折り目を解放し、
    その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
    その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
    前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う前記制御部。
  3. 前記用紙搬送路が前記第1の搬送ローラ対と前記第2の搬送ローラ対の間で、前記折りローラ対が外側となるようにカーブしていることを特徴とする請求項2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記折りローラ対の一方が、前記第2の搬送ローラ対の一方を兼ねることを特徴とする請求項2または3に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記構成要素(g)および(l)として、それぞれ以下の(g−2)および(l−2)を備えた請求項1に記載の用紙後処理装置:
    (g−2)前記第1および第2の搬送ローラ対の中間位置に、前記用紙搬送路を挟んで互いに対向するように配置された、押し板受けおよび前記押し板受け方向に移動可能な押し板
    (l−2)画像形成装置から前記用紙搬入口に搬入された用紙の先端部を前記センサが検知したことを受けて、
    前記用紙の折り目を付けたい位置が前記折り目付加手段に対向する位置となるように、用紙の先端を検知してから所定の時間が経過するまで前記第1および第2の搬送ローラ対により用紙を搬送させ、
    その後、用紙の搬送を停止し、前記第1および第2の搬送ローラ対を用紙の折り目付加の動きに応答して回転できるようにした後、
    前記押し板を用紙の折り目を付けたい位置に接触させ、前記押し板受けに用紙を圧接させて用紙に折り目を付け、
    前記押し板を待機位置に戻し、
    その後、前記第2の搬送ローラにより、折り目の付いた用紙を平らに伸ばし、
    その後、前記第1の搬送ローラを作動させ、折り目の付いた用紙を綴じ処理トレイ部に搬送し、積み重ね、
    前記ステープルヘッドに前記積み重ねた用紙の折り目箇所にステープル針を打ち込ませて綴じ処理を行い、綴じ処理後の用紙を前記排出手段により前記排出トレイに排出する制御を行う制御部。
  6. 前記押し板の用紙に接触する部分が鋸刃であることを特徴とする請求項5に記載の用紙後処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の用紙後処理装置を有する画像形成装置。
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