JP2008296409A - 中折り冊子成形装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】中折り冊子の背を角型に成形する装置において、背にしわ等を発生させず成形させることができ、耐久性の高い装置を得る。
【構成】中折り冊子の背を突出させて表裏から挟圧した状態で、中折り冊子側に凸形状で背に沿って長く形成された曲面形状の成形面を有する成形部材を、成形面が転がりながら中折り冊子の背との圧接部分が、背の天側端部から地側端部にかけて移動するように動作させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置や丁合装置から用紙を受け入れて形成した用紙束を2つ折りして冊子とし、その折り目である背を角型に成形する装置の技術分野に関する。
用紙束の中央部を綴じ、綴じた位置で2つ折りして冊子とする中綴じ折り冊子を作成する装置が知られている。この中綴じ折り冊子は、折られた後も、これを元に戻そうとする力が働くため、折り目が開き気味になる。特に用紙束の枚数が多いと、折った後に元に戻ろうとする力がそれだけ強くなり、折り目が開き気味になってしまう。折り目が開くことによって、冊子作成後に複数の冊子を束ねるなどの作業も行いにくくなり、見栄えも低下するから商品価値が下がるという問題がある。
そこで、この折り目の開きを少なくするためと、見栄えを向上させるため、中綴じ折冊子の背を角型に成形する装置が近年提案されてきている。その中に、背の部分が少しはみ出すように冊子を把持固定し、背側に沿ってローラを走らせて押圧して成形し、角型の背を得るものがある(特許文献1参照)。
特開2001−206465号公報(第3図及び第4図)
しかし、この特許文献1の装置では、冊子の幅に対してローラの径が小さいので、成形のときに冊子の背に圧接するローラ外周面の曲率が小さく、したがって成形の時の冊子の背は急激な変形を強いられる。このため、背の付近にしわが発生しやすいという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、背にしわ等を発生させず成形させることができる中折り冊子成形装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の給紙装置は、下記の構成を有する。
第1の構成は、搬送されてきた中折り冊子を、その折り目である背があらかじめ決められた位置になるように停止させる停止手段と、この停止手段により停止させられた中折り冊子の背を突出させて冊子を表裏から挟圧する挟圧部材と、中折り冊子側に凸形状で背に沿って長く形成された曲面形状の成形面を有し、この成形面の一部が停止させられた中折り冊子の背と圧接するように設けられた成形部材と、この成形部材の成形面が、中折り冊子の背の一端部から他端部にかけて、転がりながら中折り冊子の背との圧接部分が移動するように、成形部材が成形動作することにより、中折り冊子の背を角型に成形することを特徴とする中折り冊子成形装置である。
第2の構成は、前記第1の構成に加えて、成形部材を成形動作させる作動部材をさらに有し、成形部材は、成形面とは逆側を向いた作動面を有し、作動部材は、この作動面と当接しながら、中折り冊子の背に沿った方向に移動することにより、成形部材が成形動作することを特徴とする中折り冊子成形装置である。
第3の構成は、第1または第2の構成における成形面と、作動面とは、互いに同芯の円弧形状であることを特徴とする中折り冊子成形装置である。
第4の構成は、第1ないし第3の構成に加えて、成形動作する前記成形部材の成形面の一端部と他端部とをガイドするガイド面をさらに有することを特徴とする中折り冊子成形装置である。
すなわち、本発明は、中折り冊子側に凸形状で背に沿って長く形成された曲面形状の成形面を、中折り冊子の背に転がりながら圧接させるので、背に圧接する圧接面の曲率は比較的大きい。従って成形時、冊子の背の変形は緩やかなものとなるので、しわ等のないきれいな成形物が得られる。
本発明は、背にしわ等を発生させずきれいに成形させることができる中折り冊子成形装置が得られるというメリットがある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の成形装置300を含む製本システム500を示す正面図である。この製本システム500は、丁合機100、中綴じ折り機200、成形装置300を連結して構成されている。
丁合機100は、縦方向に複数配列された給紙部101(101a〜101j)を有し、この給紙部101それぞれに積載された用紙束から用紙を1枚ずつ取り出す。それぞれの給紙部101から取り出された用紙は縦搬送路102において重ね合わせられながら下方へ搬送され、1冊分の丁合束となって接続ブリッジ103を経由して中綴じ折り機200に入る。
中綴じ折り機200は、綴じ部201と、この綴じ部201の用紙搬送方向下流側に折り部251を有している。中綴じ折り機200に入った丁合束はまず綴じ部201に搬入され、その先端が綴じストッパ202に当接して停止する。停止した丁合束の後端側にはバックジョガー204が用紙搬送方向と平行に往復動可能に設けられている。このバックジョガー204が、丁合束の後端に当接する位置と、丁合束から離れた位置との間を往復動作することにより、バックジョガー204と綴じストッパ202との間で、丁合束の前後方向の端部が揃えられる。また、丁合束の幅方向の両側にサイドジョガー203が、幅方向に往復動可能に設けられている。このサイドジョガー203が、丁合束の幅方向両端に当接する位置と、丁合束から離れた位置との間を往復動作することにより、1対のサイドジョガー203の両者間で、丁合束の幅方向の端部が揃えられる。揃えられた丁合束には、その搬送方向中央部に、ステッチャー205により綴じ針が打たれる。
丁合束がステッチャー205により綴じられると、綴じストッパ202が下方に退避して、丁合束はさらに前進して折り部251に搬入され、その先端が折りストッパ252に当接して停止する。その後折りナイフ253が上昇して、丁合束の搬送方向中央部すなわち綴じ針が打たれた部分に当接し、1対の折りローラ254の間に押し込む。1対の折りローラ254は互いに近づく方向にバネ等(図示せず)により付勢されており、押し込まれた丁合束の搬送方向中央部を圧縮してに折り目をつける。また、1対の折りローラ254は押し込まれた丁合束を図示上方に搬送するように、駆動が付与されている。この構成によって丁合束は綴じ針が打たれた部分を折り目として二つ折りされ、この折り目を背とした冊子となり、その背を先頭として上方へ搬送される。
折りローラ254の図示上方には1対のプレスローラ255が設けられている。このプレスローラ255は、折りローラ254と同様に互いに近づく方向にバネ等(図示せず)により付勢され、折りローラ254により形成された折り目をさらに圧縮して折り目を強化する。また、このプレスローラ255にも丁合束を図示上方に搬送するように、駆動が付与されている。この構成によって、冊子はプレスローラ255間を通過して再度折り目が圧縮され、折り目が強化される。
プレスローラ255の冊子搬送方向下流側には冊子搬送路256が設けられ、プレスローラ255を通過した冊子を受け取って、図示左方へ搬送し、冊子の背を先頭として成形装置300に引き渡す。
図2は図1における成形装置300の詳細を示す正面図、図3はそのA−A断面図である。図2及び図3に示すように、背Fを先頭にして搬送されてきた冊子Pが矢印C方向から搬入される。この搬入される冊子Pを上下から挟んで前進させる上搬送ベルト1、下搬送ベルト2が設けられている。上搬送ベルト1は上搬送ベルト上下動機構3により、冊子Pから上方に離間した退避位置と、下搬送ベルト2とともに冊子Pを挟む搬送位置との間を移動できるようになっている。また、上搬送ベルト1、下搬送ベルト2が掛けられているプーリには、それぞれモータM1、M2から駆動が与えられえいる。モータM1、M2及び上搬送ベルト上下動機構3はCPU4により制御される。
上搬送ベルト1、下搬送ベルト2の冊子搬入方向下流側に、冊子Pの背Fを突出させて冊子Pを上下から挟圧する上挟圧部材5と、下挟圧部材6とが設けられている。上挟圧部材5は上挟圧部材上下動機構7により、冊子Pから上方に離間した退避位置と、下挟圧部材6とともに冊子Pを挟む挟圧位置との間を移動できるようになっている。また、挟圧位置において冊子Pを上下から挟む圧をかけるためのバネ8、9が設けられている。上挟圧部材上下動機構7もCPU4により制御される。
上挟圧部材5、下挟圧部材6の冊子搬入方向下流側に、冊子Pの背Fを当接させて、背Fがあらかじめ決められた位置になるように停止させるストッパ10が設けられている。このストッパ10は図示下方に、上下にラックギヤ10aが形成されており、このラック10aがピニオンギヤ11とかみ合っている。ピニオンギヤ11はモータM3の出力軸に設けられている。すなわち、モータM3を駆動させることにより、ストッパ10が上下動できるようになっている。モータM3もCPU4により制御される。ストッパ10の冊子搬入方向上流側に、冊子Pの背Fがストッパ10に当接したことを検知する光学センサS1が設けられ、上挟圧部材5及び下挟圧部材6には、センサS1の光軸を通すための穴5b、6bがそれぞれ設けられている。
ストッパ10により停止した冊子Pに対し、その背側に隣接して成形機構部50が設けられている。この成形機構部50は、冊子側に開口が向いた箱状の筐体52を有し、筐体52の内部に形成された内部空間52aに成形部材51を内包している。この成形部材51は、その冊子P側に向いた面に成形面51aを形成している。この成形面51aは冊子の背に沿って長く形成され、背側に凸となっている曲面形状になっていて、その一部が上挟圧部材5、下挟圧部材6の、冊子搬入方向下流側側面5a、6aに当接するようになっている。
この成形部材51には、成形面51aとは逆側に、作動面51bを有しており、成形面51aと作動面51bとは、互いに同芯の円弧形状となっている。この作動面51bには、作動コロ53の外周面が接触している。作動コロ53は軸54に支持されていて、この軸54は上方が筐体52の上壁52bに形成された長穴52cに挿通されて上壁52bの上部に突出し、下方が筐体52の下壁52dに形成された長穴52eに挿通されて下壁52dの下方に突出している。また軸54は上端が上移動ブロック55に、下端は下移動ブロック56にそれぞれ固定され、上移動ブロック55は上壁52bに設けられたスライドレール57上を、下移動ブロック56は下壁52dに設けられたスライドレール58上を、それぞれスライド移動可能に設けられている。スライドレール57、58は、それぞれ長穴52c、52eの両側に1対、長穴と平行に設けられているので、上移動ブロック55と、下移動ブロック56はそれぞれ長穴52c、52eと平行な方向に移動可能になっている。
上移動ブロック55は一端がタイミングベルト59に固定されており、下移動ブロック56のいったんはタイミングベルト60に固定されている。タイミングベルト59は、内部空間52aに対して冊子搬入方向と直交する方向の両サイドに設けられたタイミングプーリ61,62間に掛けられている。タイミングプーリ61,62はそれぞれ軸65,66に固定支持され、この軸65,66は筐体52に設けられた穴に回転自在に挿通されている。軸65,66はタイミングプーリ61,62に対して筐体52を挟んで反対側にタイミングプーリ63,64を有し、それぞれ軸65,66に固定されている。タイミングベルト60は、このタイミングプーリ63,64間に掛けられている。軸66には駆動モータM5が設けられているので、この駆動モータM5の駆動力により、軸66とこれに固定されたタイミングプーリ62,64が回転するので、タイミングベルト59,60が走行し、上移動ブロック55、下移動ブロック56が長穴に沿って移動させることができる。上移動ブロック55、下移動ブロック56が長穴に沿って移動すると、これとともに軸54が長穴52c、52eに沿って、すなわち中折り冊子の背に沿った方向に移動することができる。
図3においては、作動コロ53は図示最上位置にある。モータ66を駆動させ、作動コロ53を上方から下方へ移動させると、成形部材51の成形面51aは、上挟圧部材5、下挟圧部材6の冊子搬入方向下流側側面5a、6aに対し転がり接触しながら、その接触位置が下方へ移動する。図中一点鎖線は、作動コロ53を最下位置まで移動させたときの、作動コロ53と成形部材51の位置を示す。この移動の途中に、上挟圧部材5、下挟圧部材6からはみ出した冊子Pの背Fが、成形面51aによってつぶされるので、背Fは角型に成形される。筐体52の内部空間52aを形成する壁面であるガイド面52f、52gは、成形部材51の一端51c、及び他端51dをガイドするように形成されており、成形部材51は両端がこのガイド面52f、52gに沿うように動作することにより、上挟圧部材5、下挟圧部材6の冊子搬入方向下流側側面5a、6aに対し転がり接触するように移動させることができる。
成形される冊子Pの上下にそれぞれ排出ローラ68、69が2個ずつ設けられ、このうち上側の排出ローラ68には排出ローラ上下動機構70により、冊子Pから上方に離間した退避位置と、排出ローラ69とともに冊子Pを挟む排出搬送位置との間を移動できるようになっている。また排出ローラ68にはモータM4から駆動が与えられ、モータM4及び排出ローラ上下動機構70はCPU4により制御される。成形を終えた冊子Pはこの排出ローラ68,69に挟まれて、矢印D方向に排出される。
次に本発明の成形装置300の動作を説明する。図4ないし図13は本発明の成形装置300の動作を示す図で、図4,6,8,10,12が図3におけるB−B断面により表し、図5,7,9,11,13が図2におけるA−A断面により動作を表している。
図4,5に示すように、中綴じ折り機200(図1参照)で中綴じ折りされた冊子Pが上搬送ベルト1と下搬送ベルト2にくわえ込まれて、背Fを先頭に矢印C方向に搬送されてくる。排出ローラ68と上挟圧部材6は上方の退避位置にあり、ストッパ10は冊子Pと当接する上昇位置にある。冊子Pはその先端である背Fがストッパ10に当接するまで搬送される。
続いて図6,7に示すように、冊子Pの背Fがストッパ10に当接したことが、センサS1によって検知されると、上搬送ベルト1と下搬送ベルト2は駆動を停止するとともに、上挟圧部材上下動機構7が駆動し、上挟圧部材5が下挟圧部材6とともに冊子Pを挟む挟圧位置へ移動し、バネ8、9の圧によって冊子Pを挟圧する。上挟圧部材5及び下挟圧部材6は、ストッパ10に対し隙間を有しているので、冊子Pの背Fは、上挟圧部材5、下挟圧部材6の、冊子搬入方向下流側側面5a、6aから突出した状態で挟み込まれる。
続いて図8,9に示すように、モータM3が駆動してストッパ10が下方に退避する。続いてモータM5が駆動して、軸66及びタイミングプーリ62,64は矢印K方向(図9)に回転駆動され、タイミングベルト59、60が矢印E方向(図9)に走行する。するとタイミングベルト59に固定された上移動ブロック55と、タイミングベルト60に固定された下移動ブロック56とが、互いの相対位置を同じくして共に矢印L方向(図9)に移動する。すると、上移動ブロック55と下移動ブロック56との間に設けられている軸54と、この軸54に支持されている作動コロ53も矢印L方向に移動する。すると、成形部材51は、その成形面51aが ともに上挟圧部材5、下挟圧部材6の、冊子搬入方向下流側側面5a、6aと転がり接触しながら、その接触位置90が図9に示す上方から下方へ移動する。このとき、成形部材51の一端51cはガイド面52fにガイドされながら矢印G方向(図9)に移動し、成形部材51の他端51gはガイド面52gにガイドされながら矢印H方向(図9)に移動する。このガイド面51c、51fにより、成形部材51の図9における上下方向への移動を規制するため、成形部材51は上挟圧部材5、下挟圧部材6に対して上下方向にずれることなく転がり接触することができる。なお、このガイド面は本実施形態のように成形部材51の両端をガイドするものに限らず、例えば成形部材51から突起を立設させ、この突起をガイドするように構成してもよい。要は成形部材51を上挟圧部材5、下挟圧部材6に対して上下方向にずれないように転がり接触させることができる構成ならばどのようなものでも良い。
接触位置90が図9に示す上方から下方へ移動する途中で、冊子搬入方向下流側側面5a、6aからはみ出した冊子Pの背Fの天側端部P1(本実施形態における一端部)から地側端部P2(本実施形態における他端部)にかけて、成形面51aが背Fと圧接しながらその圧接部分が移動するとともに、上挟圧部材5、下挟圧部材6から突出した背Fが圧接によりつぶされて、角型に成形される。軸54が長穴52c、52eにより規制されているので、成形の反力で作動コロ53及び成形部材51が逃げることなく、確実に成形される。
続いて図10,11に示すように、上移動ブロック55、下移動ブロック56が図11における最下位置まで移動し、接触位置90も最下位置まで移動する。その後図12、13に示すように、上搬送ベルト1と上挟圧部材5が上方の退避位置に移動して冊子Pから上方に離間する。さらに排出ローラ上下動機構70により排出ローラ68が下降して排出ローラ69とともに冊子Pを挟み、続いてモータM4が駆動回転されるので排出ローラ68が回転し、成形後の冊子Pは図13に示す矢印D方向に排出されて成形処理が完了する。
なお成形部材51を作動させる作動コロ53(作動部材)はコロのような形態に限らず、成形部材51の作動面51bに接触しながら移動可能な部材ならどのような形でも良い。ただし、接触部で発生する摩擦の軽減を考慮すると、作動面51bに対する接触部は曲面で形成するのが最も良い。
中綴じ折りされた冊子Pは、背Fの頂部に綴じ針P3が突出しているので、図14に示すように、成形部材51の成形面51は綴じ針P3を避けるための溝91を設けていてもよい。この溝91によって、背Fと成形部材51との間に綴じ針が介在して綴じ針の周囲で成形が甘くなるのを防ぐことができる。
さらに、本実施形態では冊子Pの背Fの天側端部P1から地側端部P2にかけて、成形面51aと背Fとの圧接部分が移動するように動作するが、逆方向、すなわち背Fの地側端部P2から天側端部P1にかけて、圧接部分が移動するようにしても成形可能なことはもちろんである。要は、天側端部と地側端部のどちらか一方(背の一端部)から他方(背の他端部)にかけて圧接部分を移動させればよい。さらに、同一の冊子Bに対していったん天側端部から地側端部かけて圧接部分を移動させた後、モータM5を逆転させて地側端部から天側端部にかけて圧接部分を移動させても良い。すなわち同一の冊子に対して圧接部分を往復移動させることにより、分厚い変形しにくい用紙など1回のつぶしでは成形が不十分な場合でも、繰り返し押しつぶすように動作させることにより成形を確実なものとすることができる。また、往復動作後にさらにモータM5を逆転動作させることにより、3回、4回と成形回数を増やすこともできる。
さらに、天側端部から地側端部かけて圧接部分を移動させた後、地側端部から天側端部にかけて圧接部分を移動させる往復成形動作とするか、天側端部から地側端部かけての片道のみの成形動作とするかをユーザが切り替えられるようにしても良い。この切り替えは、製本システム500のいずれかに、スイッチまたはタッチパネル等の切り替え手段を設け、紙質や枚数等に応じてユーザが切り替えられるようにする。3回以上の成形動作をも含めて選択可能としても良い。さらに、製本システム500が丁合機100における用紙が積載されている給紙部の数などによって把握している用紙束の枚数によって、片道動作か往復動作かの推奨モードに自動的に切り替わるようにしても良い。
なお本実施形態における製本システム500は丁合機100で形成した丁合束を製本し、成形するものであるが、これに限らず、ページ順に複数冊分積載された用紙束から1冊分の用紙を取り出し、中綴じ折り機の綴じ部に蓄積して綴じるもの、また、印刷機からページ順に排出される用紙を1冊分蓄積して綴じるものなど、様々なシステムに適用可能である。
本発明の成形装置300を含む製本システム500を示す正面図である。 図1における成形装置300の詳細を示す正面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の動作を示す図である。 本発明の成形装置300の変形例を示す図である。
符号の説明
1;上搬送ベルト
2;下搬送ベルト
4;CPU
5;上挟圧部材
6;下挟圧部材
10;ストッパ
50;成形機構部
51;成形部材
51a;成形面
51b;作動面
52;筐体
52a;内部空間
52c,52e;長穴
52f,52g;ガイド面
53;作動コロ
55;上移動ブロック
56;下移動ブロック
68,69;排出ローラ
90;接触位置
100;丁合機
101;給紙部
200;中綴じ折り機
201;綴じ部
251;折り部
300;成形装置
500;製本システム
C,D,E,G,H,K,L;矢印
F;背
M1,M2,M3,M4,M5;モータ
P;冊子
P1;天側端部
P2;地側端部
P3;綴じ針
S1;センサ

Claims (4)

  1. 搬送されてきた中折り冊子を、その折り目である背があらかじめ決められた位置になるように停止させる停止手段と、この停止手段により停止させられた中折り冊子の背を突出させて冊子を表裏から挟圧する挟圧部材と、中折り冊子側に凸形状で背に沿って長く形成された曲面形状の成形面を有し、この成形面の一部が停止させられた中折り冊子の背と圧接するように設けられた成形部材と、この成形部材の成形面が、中折り冊子の背の一端部から他端部にかけて、転がりながら中折り冊子の背との圧接部分が移動するように、成形部材が成形動作することにより、中折り冊子の背を角型に成形することを特徴とする中折り冊子成形装置。
  2. 前記成形部材を成形動作させる作動部材をさらに有し、前記成形部材は、前記成形面とは逆側を向いた作動面を有し、前記作動部材は、この作動面と当接しながら、中折り冊子の背に沿った方向に移動することにより、成形部材が成形動作することを特徴とする請求項1記載の中折り冊子成形装置。
  3. 前記成形面と、前記作動面とは、互いに同芯の円弧形状であることを特徴とする請求項1または2記載の中折り冊子成形装置。
  4. 成形動作する前記成形部材の一端と他端とをガイドするガイド面をさらに有することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の中折り冊子成形装置。
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