JP4977771B2 - 製本システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成された用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、単に、「シート」と称する)を綴じ処理後、折り処理を施し、綴じて束ねたシート束の背部を平坦に形成する背部形成装置を備えた製本システムに関する。
画像形成装置本体の後段に配置され、出力されるシートに綴じなどの後処理を施すシート処理装置は広く知られているが、昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ処理も一般化している。そこで、アウトプット品質の向上手段として中綴じし、折り処理された冊子の折り品質の向上を意図した技術が提案されている。
例えば、シート束を中綴じし、中折り(2つ折り)した場合、2つ折りされたシート束は、折目部近傍において厚み方向に膨らんでしまい、見栄えが悪いものとなる傾向がある。また、シート束が折目部近傍で膨らむと、冊子として背部側が厚く、小口側が薄くなり同じ方向にシート束を積載した場合に積載部数が大きくなるにしたがって傾き易くなる。このため、多数のシート束を積み重ねると、傾斜が大きくなり崩れ、多数部のシート束を積載することが困難となる。すなわち、簡易製本として世の中に幅広く使用されている中綴じ製本において、製本後の折り高さ(膨らみ)を小さくするニーズが非常に高い。通常、製本された冊子は数十部積み重ねられた状態で、運搬や納品など取り回すことが普通であるが、前述のような半折りして製作される中綴じ製本冊子は膨らんでしまうことから、小数部しか積み重ねることができない。
これに対し、2つ折りされたシート束の折目部を背表紙状に平坦化して冊子を形成すると、冊子の膨らみが押さえられ、多数の冊子を積み重ねることができる。すなわち、前述のように膨らんでいる冊子は卓上に数部積み重ねるだけで崩れてしまい、保管や運搬など取り回しに問題があるが、折目部に対応する背部を平坦化すると膨らみを最小限に抑えることが可能となり、前記問題は解決される。なお、ここで言う背部とは背面となる背表紙、背表紙に続く表紙部分と裏表紙部分とを含む背面部分(以下、背面部と称する)を意味し、冊子の反小口側の部分に相当する。
ユーザはその対応として重しを載せて放置する方法、複数回折りを加える機構、折目上に加圧ローラを走らせ増し折りする機構、あるいは冊子先端をクランプし、背面加圧ローラで折目に面を形成加工する機構など数多くの増し折り機構が提案されている。
これら提案されたもののうち、例えば特許文献1記載(特開2001−260564号公報)の発明では、背部が湾曲するように折りたたまれたシート束からなる小冊子の表面と裏面を、背部に隣接して押圧手段で把持して固定し、背部の湾曲を平滑化するのに十分な圧力で成形ローラを突き出た背部の長さ方向に沿って押し戻すように1回もしくは複数回走行させ、背部を平坦にするようにしている。
この発明では、背部の湾曲を平坦化する効果を上げているが、加圧ローラによって局所毎に連続して押圧し、冊子背部に面を形成することから、背面や綴じ部などに皺や破れなどが発生する場合があった。また、ローラを折目部に沿って移動させるので、加工時間が長くならざるを得なかった。
そこで、特許文献2記載(特開2007−237562号公報)の発明では、折りたたまれた用紙束の背部の周辺以外の部分を厚み方向に挟持する挟持手段と、背部押圧部材に形成された背部押圧面を前記挟持された用紙束の背部に押し付けることにより、背部の反対側の小口方向に背部を押圧する背部押圧手段と、前記押圧された用紙束の背部の周辺を厚み方向に圧縮して、用紙束の背部の周辺を成形する圧縮手段と、を備えた用紙束成形装置を特徴としている。この発明では、背部押圧手段によって小口方向に押圧され、膨らんだ折目近傍の表紙側及び裏表紙側の部分を圧縮手段によって圧縮することにより成形し、膨らみを抑えるようにしている。すなわち、従来の部材を高い圧力で背部に押し付けながら背部に沿って移動させる場合に比べ、成形処理による背部への影響を抑制することができるとしている。また、用紙背面突当て手段の突当て面に凹部を設けループステッチなど用紙背面から高く突出するものに対しての影響をなくすようにしている。
特許文献2記載の発明では、特許文献1記載の発明に対して背面や綴じ部などに皺や破れなどの重大な問題が発生させずに冊子背部に面を形成加工できるようになってはいるが、加工時間の点では、突当て板への冊子突当て停止後に、挟持手段、背部押圧手段、圧縮手段、等の多数の手段が順次動作する必要があり、加工時間短縮に対する効果は不十分であった。
また、従来の中綴じ、中折り冊子処理では冊子の膨らみを低減させるために折りローラの加圧力を増大させ、あるいは、折りローラの下流に増し折りローラを配置し、増し折りを行うことにより冊子の折り部を加圧して冊子の膨らみを低減させる処理を実施しているが、その際、冊子背部に面を形成加工する処理では、冊子を搬送路内で膨らませる処理が必要となる。従って、冊子折り部の膨らみ低減処理を実施した場合、冊子背部に面を形成加工する処理において冊子は膨らみ難くなってしまうので、背面の形成処理には不利となる。
しかしながら、冊子背部に面を形成加工する処理を実施しない冊子を出力する場合には、現状通りに折りローラの加圧力を増大させ、あるいは折りローラ下流に増し折りローラ等を配置することにより冊子折り部を加圧して冊子の膨らみを低減させる処理が必要となる。従って、冊子背部に面を形成加工する処理の実施有無により、中綴じ、中折り処理冊子の最適形状は変動してくる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、冊子背部に面を形成加工する処理の実施有無により、夫々最適な中綴じ、中折り処理された冊子(シート束)を形成し、冊子背部に面を形成加工する処理を行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、集積されたシート束を中折り処理する中折り手段と、記中折り処理されたシート束の折り部先端側及び当該シート束の両面側を押圧することによりシート束に背面形成処理する背面形成手段と、前記背面形成処理の実施の有無に応じて中折り処理の処理内容を変更する制御手段と、を有する製本システムにおいて、前記背部形成手段は、前記シート束を搬送する搬送手段と、前記シート束の折り部を突き当てる突当て板と、前記シート束を厚み方向で挟持する補助挟持板及び加圧挟持板と、前記シート束を排紙トレイへ排出する排出手段と、を有し、シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記補助挟持板、前記加圧挟持板、前記突当て板、前記排出手段が順に配置され、前記背面形成手段は、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折目部先端が前記突当て板に当接する位置から更に予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該突当て板と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させ、当該膨らみの一部を前記補助挟持板によって押圧し、前記突当て板と前記補助挟持板との間に形成される前記シート束の膨らみを前記加圧挟持板で押圧することによってシート束の背面形状を形成させることを特徴とする。
お、後述の実施形態では、中折り手段は折りプレート215及び第1折りローラ23
0に、増し折り手段は増し折りローラ520あるいは第2折りローラ233に、シート処
理装置はシート後処理装置1及び中綴じ処理装置2に、背部形成装置は符号3に、背面形
成手段は上下の補助挟持板320,321,上下の加圧挟持板325,326,突当て板
330,突当て面330aに、制御手段はCPU3−1,100−1に、搬送手段は上下
の搬送ベルト311,312に、突当て手段は突当て板330に、排紙手段は排紙ガイド板335及び上下の排紙ローラ340,341に、それぞれ対応する。
本発明によれば、冊子に対する背面形成処理の有無に拘わらず、補助挟持板、加圧挟持板、突当て板によって成形される冊子の折り高さを低減できる
本発明の実施形態における背部形成装置と、シート後処理装置とからなる背面形成のためのシート処理システムのシステム構成を示す図である。 図1におけるシート後処理装置の詳細を示す正面図である。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の搬入時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中綴じ時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 図1における背部形成装置の詳細を示す正面図である。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の他の例の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束搬入時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束先端の付当て板当接時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持開始時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、加圧挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、押圧状態解除時の状態を示す。 背部形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、シート束搬出時の状態を示す。 製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 折りローラの加圧力可変機構を示す説明図である。 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、中折り前の状態を示す。 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、2つ折り開始時の状態を示す 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、折りローラによって増し折りする例を示す。 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、図20に示した機構を平面視した状態を示す。 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、増し折りローラの移動状態を示す。 増し折り機構、及びその動作を説明するための図で、増し折りローラの動作パターンを示す。 シート束の折り部を膨らませ、背部に平坦面を形成したときに出力されるシート束の変化の状態を示す図である。 背面形成処理の実施の有無に応じて増し折り処理の処理内容を変更する制御手順を示すフローチャートである。 シート束の最適な膨らみ易さを増し折り(横折り)動作回数によって設定する処理手順を示すフローチャートである。 背面形成処理の実施の有無に応じて中折り処理の処理内容を変更する制御手段を示すフローチャートである。 シート束の最適な膨らみ易さを折りローラの加圧力の調整によって設定する処理手順を示すフローチャートである。 カッタユニット、スライドユニット、及びこれらの駆動機構を示す図である。 図31のカッタユニットの右側面図である。 カッタユニット及びその設置個所近傍を拡大して示す概略構成図である。
本発明は、上流から搬送手段、搬送ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段、突当て手段、の順で配置し、搬送手段で搬送した中綴じ冊子を最下流に位置する突当て手段に突き当てることによって冊子を搬送路内で膨らませ停止保持し、上流側の搬送ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段の順にGAPを狭め加圧していき、膨らみを下流に順次集中させ、最終的に冊子先端部を突当て手段に押しつつ加圧挟持手段で加圧挟持することにより、冊子背部に面を形成加工する際、背部形成の有無に応じて増し折りの制御を変更することを特徴とする。なお、本明細書では、シート束のうち、綴じられ、中綴じされたもの、言換えれば製本されたものを特に冊子と称している。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同等な各部には、同一の参照符号を付し,重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態における画像形成装置、シート後処理装置、中綴じ処理装置、背部形成装置からなり、画像形成後に背面処理まで実行する製本システムのシステム構成を示す図である。同図では、画像形成装置の後段にシート後処理装置1が連結され、シート後処理装置1の後段にシート処理装置としての中綴じ処理装置2及び背部形成装置3が連結されて1つの製本システムが構成されている。このシステムでは、大略、シート後処理装置1のシート束排紙ローラ10から中綴じ処理装置2内に搬入されたシート束に対して中綴じ処理を施し、更に中折りした後、下排紙ローラ231から背部形成装置3に搬送し、当該背部形成装置3でシート束の折目部を平坦面に形成して装置外に排紙するようになっている。シート後処理装置1には、図示しない画像形成装置から画像形成されたシートが搬入され、整合、端綴じなどが行われる端綴じ装置、あるいは合紙、表紙、裏表紙などが挿入されるインサータなどが含まれる。
画像形成装置は入力された画像データ、もしくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記録媒体に可視画像を形成するもので、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機(MFP100−図18参照)などがこれに相当する。なお、本実施形態における説明では、各ローラは対となった作用するローラ対であるが、単にローラと称している。なお、後述の増し折りローラ520のみが対となるローラを備えてない単独のローラである。
図2は図1における中綴じ処理装置の詳細な構成を示す図である。同図において、中綴じ処理装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設けられ、シート後処理装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シート搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスルー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置もしくは排紙トレイにシート束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折りを行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板207には、上部から束搬送ローラ上205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されている。後端叩き爪221は駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後述の可動フェンス側に叩き(押圧し)シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、束搬送ガイド板上207の中折り搬送路243から退避する(図2破線位置)。符号294は後端叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り搬送路243から退避した図2破線位置をホームポジションとして検出する。後端叩き爪221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じスティプラS1、中綴じジョガーフェンス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受入れるガイド板であり、幅方向には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じスティプラS1はシート束の中央部を綴じるスティプラである。可動フェンス210はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴じスティプラS1に対向する位置に位置させ、その位置でスティプル処理、すなわち中綴じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持されるともに、図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シート束の先端が当接する可動フェンスの可動範囲は、中綴じ処理装置2の処理可能な最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部には折りプレート215、折りローラ対(第1折りローラ)230、排紙搬送路244、及び下排紙ローラ231が設けられている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙搬送路224には、折目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図2に示すように構成された中綴じ処理装置2では、図3ないし図7の動作説明図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置1の図示しない操作パネルから中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。なお、ソレノイドに代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によって通過が確認された後、図3に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス210にシート束SBの先端が当接する位置まで搬送される。その際、画像形成装置1からのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向のサイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図3では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟持し、後端叩き爪221はホームポジション位置に待機している。
この状態で、図4に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタックされると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作が実行され、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイズ情報、シート束の枚数情報、シート束厚み情報によって、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更し整合する。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しきれないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより、より良い整合状態を実現することができる。更に、上流側でシートを順次重ね合わせる時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受入れるまでの時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はないことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。従って、上流の処理時間に応じ、整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴じスティプラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中央部に中綴じスティプラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
なお、可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、中綴じ処理装置2の制御回路のCPU2−1(図18参照)によって実行される。
図4の状態で中綴じされたシート束SBは、図5に示すように束搬送ローラ下206の加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束SBの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図5の位置にシート束SBが達すると、図6に示すように折りプレート215が折りローラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SBに対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート215により押されて折りローラ対30のニップへと導かれ、予め回転していた折りローラ対230のニップに押込まれる。折りローラ対230は、ニップに押込まれたシート束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施される。図6は、シート束SBの折目部先端が折りローラ対230のニップに挟持され、加圧されているときの状態を示す。
図6の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図7に示すように折りローラ対230によって搬送され、更に下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。このとき、シート束SB後端が折目部通過センサ293に検知されると、折りプレート215及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態にそれぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数であれば、可動フェンス210は再び図3の位置に移動し、待機するようにしても良い。なお、これらの制御も前記中綴じ処理装置2のCPU2−1によって実行される。
図8は図1における背部形成装置3の詳細を示す正面図である。背部形成装置3にはシート束搬送路302に沿って上流側から搬送部、補助挟持部、加圧挟持部、突当て部、排紙部が設けられている。
搬送部は上下の搬送ベルト311,312を、補助挟持部は上下の搬送ガイド板315,316及び上下の補助挟持板320,321を、加圧挟持部は上下の加圧挟持板325,326を、突当て部は突当て板330を、排紙部は排紙ガイド板335及び上下の排紙ローラ340,341を、それぞれ備えている。なお、各部は図8では紙面の奥側に少なくともシート束SBの搬送幅以上の幅を有する。
上搬送ベルト311及び下搬送ベルト312はそれぞれ、揺動支点311a,312aに軸支された駆動側プーリ311b,312bと、この駆動側プーリ311b,312bよりも下流側に位置し、前記折りプレート215、折りローラ対230のニップ、下排紙ローラ231のニップを結ぶ線の延長上に設定される搬送中心301挟んで対向した従動側プーリ311c,312c間に掛け渡され、図示しない駆動モータにより駆動される。揺動支点311a,312aはシート束SBの厚さに応じて従動側プーリ311c,312cの間隔が倣うことができるように上下の搬送ベルト311,312を支持している。
図9は、上下の搬送ベルト311,312によってシート束SBを搬送する搬送機構(搬送部)の詳細を示す図である。図9(a)は初期状態を、図9(b)はシート束SBの搬送時の状態をそれぞれ示す。これらの図に示すように、駆動側プーリ311b,312bと従動側プーリ311c,312cはそれぞれ支持板311d,312dで連結され、駆動側プーリ311b,312bと従動側プーリ311c,312c間に上下の搬送ベルト311,312がそれぞれ掛け渡されている。これにより、上下の搬送ベルト311,312は、それぞれ駆動側プーリ311b,312bから駆動力を得て回転する。
一方、従動側プーリ311c,312cの回転軸には、連結軸313aによって回動可能に連結された2つの部材からなるリンク313が接続され、加圧バネ314によって常時近接する方向に弾性付勢力が付与されている。連結軸313aは、背部形成装置3の筐体に設けられた搬送方向に延びた長孔313bに沿って移動可能である。これによりリンク313の従動側プーリ311c,312cの開閉動作に伴って図9(b)に示すように連結軸313aが長孔313bに沿って移動し、シート束SBの厚さに追従してニップ間の距離が変化するとともに、所定の挟持圧を付与することが可能となる。
また、連結軸313aを例えばラックアンドピニオン機構によって長孔313bに沿って移動できるようにし、ピニオンを駆動する駆動モータを制御して連結軸313aの位置を移動させるようにすることもできる。このようにすると、シート束SBの厚さが厚い場合、シート束SBを受入れるための搬送間隔(従動プーリ311c,312c間のニップ間距離)を設定することが可能となり、シート束SBの従動プーリ311c,312c側の搬送ベルト311,312がシート束SBの折目部先端SB1に乗り上げる際の圧力を緩和することができる。なお、一旦乗り上げた後、駆動モータへの電源供給を停止すれば、加圧バネ314だけの弾性付勢力で従動側プーリ311c,312cはシート束SBを挟持し、搬送力を付与することができる。
図10は、図9におけるリンク314に代えて揺動軸311a,312aにセクタギヤ311e,312eを設け、両者を噛合させて搬送中心301に対して対称に離間するように構成した例である。この場合も図10(a)は初期状態を、図10(b)はシート束SB搬送時の状態をそれぞれ示す。この場合も、セクタギヤ311e,312eの一方を、減速機構を含む駆動モータにより駆動できるようにしておけば、図9で示した例と同様にシート束SBを受入れるための搬送間隔を設定することが可能となる。
図8に示すように上下の搬送ベルト311,312の従動側プーリ311c,312cの搬送ニップ近傍には上下の搬送ガイド板315,316が搬送中心301を挟んで対称に配置されている。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ搬送ニップ近傍から上下の補助挟持板320,321の受け渡し部分まで平坦面で形成され、この平坦面が搬送面として機能する。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ上下の補助挟持板320,321に上下方向に変位可能でかつ加圧バネ317によって搬送中心301側に加圧(弾発)可能に取り付けられている。また、上下の補助挟持板320,321も上下方向に変位可能に図示しない筐体によってガイドされ、保持されている。なお、上下の搬送ガイド板315,316を省略して上下の補助挟持板320,321のシート束SBに対向する面の形状のみで代用することも可能である。
上下の補助挟持板320,321を備えた補助挟持部は、前述した搬送部の上下の搬送ベルト311,312による近接離間機構と同様に、搬送中心301に対し対称に近接離間動作を行う。この補助挟持部に設けられる近接離間機構は、搬送部で説明したリンク機構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用することによって構成することができる。変位位置検出の基準位置は補助挟持板HPセンサSN3の検知出力によって決められる。図示しない駆動機構と上下の補助挟持板320,321は搬送部における加圧バネ314と同様にバネ等を介して連結されているため、シート束SBを挟持する際に駆動機構に過負荷による破損が生じることはない。なお、上下の補助挟持板320,321のシート束SBを挟持する押圧挟持面は搬送方向、言換えれば搬送中心301に対して平行な平坦面となっている。
加圧挟持部は上下の加圧挟持板325,326を備えた含み、上下の加圧挟持板325,326は、前述した搬送部の上下の搬送ベルト311,312による近接離間機構と同様に、搬送中心301に対し対称に近接離間動作を行う。この加圧挟持部に設けられる近接離間機構は、搬送部で説明したリンク機構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用することによって構成することができる。上下の加圧挟持板325,326についても加圧挟持板HPセンサSN4の検知出力によって上下変位位置検出の基準位置が決められる。動作とその他の構成は前述の補助挟持板320,321と同様であるため、説明は省略する。なお、搬送部における駆動モータは必須ではないが、補助挟持部及び加圧挟持部は、駆動モータもしくはその他の駆動源は必須であり、この駆動モータもしくは駆動源による駆動力によってシート束SBの挟持位置、及び退避位置への移動が可能となる。また、上下の加圧挟持板325,326のシート束SBを挟持する押圧挟持面も補助挟持板320,321と同様に、搬送方向、言換えれば搬送中心301に対して平行な平坦面となっている。
加圧挟持部の下流には突当て部が設けられている。突当て部は突当て板330とこの突当て板330を昇降移動させる図示しない移動機構とからなる。突当て板330は搬送路302に対して進出後退可能に変位し、その変位位置検出の基準位置は突当て板HPセンサSN5の検知出力によって決められる。突当て板330の天面は搬送路302から退避した位置では、シート束SBの搬送ガイドとして機能する。そのため、当該天面はシート搬送方向、言換えれば搬送中心301に平行な平坦面として形成されている。前記移動機構は、例えば突当て板330の両側面(装置の前面側と後面側)に設けられた図示しないラックアンドピニオン機構と、ピニオンを駆動する駆動モータとから構成することができる。このように構成すると、駆動モータの駆動により突当て板330を昇降動作させ、更には、所定の位置に位置決めすることができる。
図11ないし図17はシート束SBの折目部を平坦に、かつ、折り面部に隣接する表紙部側と裏表紙部側を平坦状に形成する背部形成装置3の背面処理動作を示す動作説明図である。以下、これらの図を参照して、シート束SBの折目部先端、言換えればシート束SBの背面部の平坦形成動作について説明する。
背部形成装置3の図示しない入口センサ又は中綴じ処理装置2の折目部通過センサ293からのシート束SB検知信号により、背部形成装置3の各部は用紙受入れ準備の動作をする。受入れ準備動作では、上搬送ベルト311と下搬送ベルト312は回転を開始し、上補助挟持板320と下補助挟持板321は補助挟持板HPセンサSN3の検知位置、すなわちホームポジションに一旦移動した後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送ギャップ(離間距離)になるように移動し、その位置で停止する。上加圧挟持板325と下加圧挟持板326も加圧挟持板HPセンサSN4の検出位置(ホームポジション)まで移動し、その後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送ギャップ(離間距離)になるように移動し、その位置で停止する。なお、上下の補助挟持板320,321の場合も上下の加圧挟持板325,326の場合も、搬送中心301に対して対称に配置され、対称に動作するので、一方のホームポジションが検出できれば、他方も同じ状態である。そのため、HPセンサSN3,SN4は一方の側だけに設けられている。突当て板330は突当て板HPセンサSN5の検出位置(ホームポジション)まで移動した後、搬送中心301に向かって予め設定された距離移動し、搬送路302を塞ぐ位置で停止する。この状態は、図11においてシート束SBが搬入されていない状態に対応する。
この状態で、中綴じ処理装置2の下排紙ローラ231から排紙され、背部形成装置3に搬入されたシート束SBは、回転を開始している上搬送ベルト311と下搬送ベルト312によって図11に示すように機内に搬入される。シート束SBは搬送センサSN1により折目部先端SB1が検出され、折目部先端SB1が突当て板330に突き当たる距離と、折目部先端SB1を加工するために必要な膨らみSB2の発生のための距離分とを加算した予め設定された距離搬送された後に図12に示すように停止する。前記設定された距離は、紙厚、サイズ、綴じ、枚数、特殊紙等のシート束SB情報に対応して設定される。
図12の状態でシート束SBが停止すると、図13に示すように上補助挟持板320と下補助挟持板321は搬送中心301に向かって移動を開始し、まず、上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316がシート束SBを加圧バネ317の弾性力によって加圧状態で挟持する。上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316により一定の加圧力が加わった時点から、上補助挟持板320と下補助挟持板321は更に搬送中心301に向かって移動し、上補助挟持板320と下補助挟持板321によりシート束SBの折目部先端SB1よりも下流側は更に挟持され、予め設定された加圧力に達した時点で上補助挟持板320と下補助挟持板321の移動は停止し、図14に示すように当該加圧力下でシート束SBは保持状態になる。これにより、シート束SBの折目部先端SB1は突当て板330に当接し、折目部先端SB1の下流側に図13に示した膨らみSB2より更に大きな膨らみSB2が発生する。
次いで、図14の上下の補助挟持板320,321の加圧挟持状態から、図15に示すように上加圧挟持板325と下加圧挟持板326が搬送中心301に向かって移動を開始する。この移動に伴って折目部先端SB1に集められた膨らみSB2は徐々に加圧され、上加圧挟持板325、下加圧挟持板326及び突当て板330によって形成される空間の形状に倣って変形する。加圧が完了し終わると、シート束SBの折目部先端SB1は突当て板330の形状に倣って平坦面となり、シート束SBに平坦状の背面(背表紙)が形成される。また、折目部近傍の表紙部SB3及び裏表紙部SB4も平坦面に成形される。これによりシート束SBの中綴じ、中折り部にスクウェアな背面部が形成された冊子を提供することができる(図17参照)。
その後、図16に示すように、上補助挟持板320と下補助挟持板321、上加圧挟持板325と下加圧挟持板326はシート束SBから離間して所定位置で停止し、突当て板330もホームポジション側へ移動し、突当て板の上面でシート束SBを搬送ガイドできる位置で停止する。
上下の補助挟持板320,321、上下の加圧挟持板325,326、及び突当て板330が図16に示す待機位置に移動した後、図17に示すように上搬送ベルトと311と下搬送ベルト312、及び上排紙ローラ340と下排紙ローラ341が回転を開始し、シート束SBを背部形成装置3から機外に排出し、一連の背面処理動作は完了する。回転をしている上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,341は、排紙センサSN2の検知情報で一定時間後に停止する。また、それに併せてその他の可動部もホームポジションに移動する。中綴じ処理装置2から続けてシート束SBが搬送されてくる場合は、上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,341の回転停止タイミングは、後続のシート束SBの搬送状況に応じて変更される。また、その他の可動部も毎回ホームポジションに戻る必要はなく、シート束SBの受入れ位置も搬送状況やシート束SB情報に対応して移動しても良い。
図18は、製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。すなわち、MFP(画像形成装置)100に対してシート後処理装置1が接続され、このシート後処理装置1に中綴じ処理装置2が接続され、この中綴じ処理装置2に背部形成装置3が接続されている。MFP100、シート後処理装置1、中綴じ処理装置2及び背部形成装置3はそれぞれCPU100−1,CPU1−1,CPU2−1,CPU3−1と、通信ポート100−2,通信ポート1−2,通信ポート1−3,通信ポート2−2,通信ポート2−3,通信ポート3−2を備え、MFP100とシート後処理装置1は通信ポート100−2と通信ポート1−2により、シート後処理装置1と中綴じ処理装置2は通信ポート1−3と通信ポート2−2により、中綴じ処理装置2と(冊子)背部形成装置3は通信ポート2−3と通信ポート3−2より相互に通信可能となっている。また、MFP100には、操作パネル105が設けられ、MFP100のCPU100−1が操作パネル105の表示と操作入力を制御し、操作パネル105をユーザインターフェイスとして機能させている。
MFP100、シート後処理装置1、中綴じ処理装置2及び背部形成装置3にそれぞれ搭載されているCPU100−1,CPU1−1,CPU2−1,CPU3−1は、同じくMFP100、シート後処理装置1、中綴じ処理装置2及び背部形成装置3にそれぞれ搭載されたROMに格納されたプログラムコードをそれぞれ読み出し、RAMに展開するとともに、RAMをワークエリアとして使用して、前記プログラムコードに記載されたプログラムを実行する。これにより、前述したあるいは以降に述べる各種制御や処理が行われる。これらの各装置は、前記通信ポート100−2,通信ポート1−2,通信ポート1−3,通信ポート2−2,通信ポート2−3,通信ポート3−2を介して直列にライン状(インライン状)に接続されている。オンライン処理の場合には、MFP100のCPU100−1と通信を行い、MFP100のCPU100−1の制御下で制御される。なお、本実施形態でインラインと言うのは、画像形成からシート処理、中綴じ処理、あるいは冊子背面処理が1つの用紙の流れの中で処理されることを意味している。
図19は、折りローラ230の加圧力可変機構を示す説明図である。折りローラ230は搬送経路を挟んで上下一対で構成されているが、このうちの一方のローラ、図19で上側に図示された折りローラ230Uに対して加圧力可変機構が設けられている。加圧力可変機構は、弾性付勢手段としての圧縮バネ601と、圧縮バネ601の一端を支持する加圧部材602と、加圧部材602の反圧縮バネ601当接部側に当接する偏芯カム603と、偏芯カム603の中心から偏芯した位置に設けられた回転軸604と、上側の折りローラ230Uを下側の折りローラ230Dに対して近接離間可能かつ回転可能に支持する被加圧部材230aとから構成されている。
このように構成することにより、偏芯カム603の角度に応じて圧縮バネ601の圧縮長を調整し、折りローラ230U,230D間の加圧力を設定することができる。図19(a)は高加圧時の状態を、図19(b)は低加圧時の状態を示す図で、例えば高加圧時においては、図19(a)の位置に偏芯カム603を位置させ、最大圧の加圧力を発生させ、低加圧時では例えば図19(a)の位置から90度回転させて圧縮バネ601を伸長させ、加圧力を低減させることができる。
なお、このような加圧力可変機構は、公知の機構によって種々の形態で実施可能である。
図20ないし図25は、増し折り機構、及びその動作を説明するための図である。本実施形態では、図1に示すように前記第1折りローラ230と下排紙ローラ231の間に増し折りローラ520が設けられている。この増し折りローラ520はシート搬送方向と直交する方向に移動し、増し折りを行うようになっている。図20は中折り前の状態を、図21は2つ折り開始時の状態を、図22は増し折り機構の他の例を、図23は図20に示した機構の平面視を、図24は増し折りローラ520の移動状態を、図25は増し折りローラの動作パターンをそれぞれ示す。なお、図23においては、増し折りローラ520は最大移動位置に位置している。以下、図20ないし図25を参照して増し折り部に関連する機構について説明する。
増し折り部525は増し折りローラ520、圧縮スプリング521、及びスライダ522を備え、スライダ522は装置の前側板から後側板の間であって、シート搬送方向に直交する方向に設けられた一対のガイドロッド526に沿って移動可能に支持されている。また、増し折りローラ520は圧縮スプリング521によって所定の加圧力が付与された状態で転動するようになっている。すなわち、中折り処理部は第1折りローラ230と折りプレート215を含む2つ折り部と、増し折りを行う増し折りローラ520を含む増し折り部525と、第2折りローラ232とからなる。
増し折り部525は、シート搬送方向と直交する方向にシート束SBの折目部分を走査する増し折りローラ520によって増し折りしている。この増し折りは、弾性部材、ここでは圧縮スプリング521により増し折りローラ520に圧をかけ、加圧された状態でスライダ522をガイドロッド526に沿ってシート束SBの折目上を移動させ、前記圧縮スプリング521の加圧力によって折り癖を強化することにより行われる。なお、増し折りローラ520は第1折りローラ230のシート搬送方向下流側に設けられたシート受け面を有するガイド板528との間でシート束SBを挟み込むことにより、シート束SBに対する加圧が可能となっている。
更に、増し折り部525の上部には、前記増し折りローラ520を駆動し、同時に対となる束搬送ローラ下206、205の離接動作を行う駆動機構501が設けられている。この駆動機構501は、圧解除モータ510、圧解除ギヤ512、増し折りコロ駆動ギヤ519、及び増し折りコロ駆動プーリ514(駆動側プーリ、従動側プーリ)を備えている。圧解除ギヤ512は圧解除モータ510の回転軸に軸着されたプーリと駆動伝達ギヤ511との間に張設された駆動伝達ベルト515によって駆動力を得、中継ギヤ513を介して駆動される。また、前記中継ギヤ513には増し折りコロ駆動ギヤ519が噛合しており、圧解除モータ510の駆動により圧解除ギヤ512と増し折りコロ駆動ギヤ519が回転駆動される。
圧解除ギヤ512の図20において下面の外周部の近傍には、一端が束搬送ローラ下206の第1折りローラ230配設側の従動軸403の長手方向中央部に揺動自在に軸支されたレバー512aの他端側が回動自在に軸支されている。これにより、圧解除ギヤ512の回転に伴って従動軸403が対となる束搬送ローラ下230に対して往復直線運動を行い、中綴じ処理トレイGに搬入されてきたシート束SBに対して近接離反動作が可能となる。この近接離反動作と前記束搬送ローラ下230間のニップに挟持されたシート束SBに搬送力を与えるために弾性手段、ここでは、圧縮スプリング401の一端が固定板402に固定され、他端が従動軸403を束搬送ローラ下203が近接する側に弾性付勢している。なお、図23では、圧縮スプリング401が従動軸403の両端部を弾性付勢することから、符号401a,401bで圧縮スプリングを、符号402a,402bで固定板をそれぞれ示している。
一方、増し折りコロ駆動ギヤ519と増し折りコロ駆動プーリ514との間には増し折りコロ駆動ベルト517が張設され、圧解除モータ510の駆動力を増し折りコロ駆動プーリ514に伝達する。増し折りコロ駆動プーリ514には増し折りコロ従動プーリとの間に更に増し折りコロ移動ベルト516が張設され、この増し折りコロ移動ベルト516に増し折りローラ520を支持するスライダ522が取り付けられている。そのため、増し折りコロ移動ベルト516はガイドロッド526と平行になるように張設され、また、平行になるように増し折りコロ駆動プーリ514と増し折りコロ従動プーリとの相対的な位置が規定されている。
このように構成された中折り処理部では、束搬送ローラ下206は特に図示はしてないが、相対する束搬送ローラ下206に対して近接離反動作し、中綴じ処理トレイGに沿ってシート束SBを搬送する際に圧解除動作を行い、増し折りローラ520はシート搬送方向に略直交する方向に移動することにより増し折り動作を行う。すなわち図20から図21の状態に至る間に図4及び図5で示したように束搬送ローラ下206の離間動作が行われ、シート束SBの束搬送ローラ206のニップ間の拘束が解かれた状態で折りプレート215と第1折りローラ230による中折り動作が行われる。
前述のように束搬送ローラ下206と増し折りローラ520は圧解除モータ510によって駆動され、駆動伝達ベルト515から駆動伝達ギヤ511に駆動が伝えられる。伝えられた駆動力は中継ギヤ513から圧解除駆動ギヤ512と増し折りコロ駆動ギヤ519に伝達され、増し折りコロ駆動伝達ベルト517を介して増し折りコロ駆動プーリ514に更に駆動力が伝達され、増し折りコロ移動ベルト516が動作する。そして、最終的に増し折りコロ移動ベルト516によって増し折りローラ520は駆動されることになる。
増し折りローラ520と束搬送ローラ下206との位置関係は、増し折りローラ520がホームポジション又は最大移動位置に位置しているときは、束搬送ローラ下206の圧は解除された状態となっている。これは、第1折りローラ230で折り動作を行っている際に増し折りローラ520がシート束SBの搬送範囲に位置していると、シートジャムとなるからである。
増し折りローラ520を含む増し折り部525によって増し折りを行う場合、シート束SBが増し折り位置に到達すると、シート束SBは停止し、増し折りローラ520は停止したシート束の折り位置に沿うように略直角方向に走査する。この状態を図24に示す。図24(a)は増し折りする折目に乗り上げる直前の状態を、図24(b)は乗り上げて、増し折りを開始した直言状態を、図24(c)は増し折りを継続して行っている状態をそれぞれ示す。増し折りは、図25に示すようにシート束SBの幅方向に対して少なくとも1往復行われる。
増し折りローラ520による増し折りが終了したら、シート束SBは下流へ搬送され、下排紙ローラ231によって後段の背部形成装置、もしくは他の処理機に搬送される。後段の処理機がない場合には、そのまま図示しない排紙トレイに排紙される。
なお、図22は、増し折りローラ520に代えて第1折りローラ230の下流側に搬送ローラ232及び第2折りローラ233を設けた例である。この図22では、図20及び図21との対比で搬送ローラ232と第2折りローラ233を図示しているので、増し折りローラ520が図示されているが、実機では、増し折りローラ520を含む増し折り部525及び増し折り部525を駆動するための機構Qは省略される。
この例では、第1折りローラ230によって折り処理を行った後、更に第2折りローラ233によって第1折りローラ230と同様に折目と平行なニップで更に増し折りを行うようになっている。
これまで、シート束SBの背面に膨らみを持たせて背面を整形する場合と、シート束SBの折目をシート面に垂直な方向から力を加えて増し折りし、折り部を平坦にする場合とに関して説明してきたが、前者の場合、図26に示すように背部の整形に問題が生じることがある。図26は、シート束SBの折り部を膨らませ、背部に平坦面を形成したときに出力されるシート束の変化の状態を示す図である。
図11ないし図16の工程でシート束の背部を平坦に形成する場合、図26に示したようにシート束を正常に膨らませることによってシート束SBの背部に面を形成させ、角折り形状を形成した冊子を形成することが可能となる。その際、シート束SBの厚さ2aと膨らみ、あるいはスティプル針の綴じ位置と厚さ方向の膨らみ寸法の相違によって形成された背部品質に差が生じてしまう。図26(a)は適正な膨らみ量の場合の背部形成状態を、図26(b)は膨らみ量が適正値より小さい場合の背部形成状態を、図26(c)は膨らみ量が上側と下側で異なっている場合の背部形成状態をそれぞれ示す図で、これらの図では、膨らみ量が片側aの場合が適正量である。図26(a)では、2つ折りされたシート束SBの搬送中心301に関し、片側の膨らみ料がそれぞれ適正量aであると(同図(イ))、スティプル針Hに対して対称に、かつ各シートの背部の角もシャープに形成される。
これに対して図26(b)の(イ)に示すように、膨らみ量bが適正量2aよりも小さい場合(2a>b)、前記図26(b)(ロ)に示すように図26(a)と同じ厚さのシート束SBとして背部を整形しても、背部の平坦面が十分な面として形成されず、面形成領域が角折り部に移動してしまうことにより、角折り部がぼやけてしまい、あるいはこれに加えて、角折り部に移動した余分な用紙面が皺を発生させてしまうことになる。なお、皺は角部の内側に発生する。また、増し折り等によりシート束SBの折り部の膨らみが規制されている場合に、シート束SBを積極的に膨らませる処理を行った際に、図26(c)の(イ)に示すようにシート束SB全体の膨らみ量が2aで適正であったとしても、シート束SBが上下均等に膨らまなくなり(c≠d)、冊子背部に面を形成した際にスティプル針H位置が中央部(図では搬送中心301)よりずれた位置で平坦面が形成されてしまう。このうち後二者は不適切な場合の例である。これらのことから、シート束SBの背部に平坦面を形成加工する処理においてはシート束SBを膨らみ易い形状に保っておくことが必要であることが分る。すなわち、図26に示したようにシート束SBの背部に面を形成加工する処理においては、シート束SBを膨らみ易くすることがシート束SBの背部の面形成及びシート束SBの良好な角部形成に有利であるからである。
しかしながら、シート束SBの背部に平坦面を形成する処理を施さない場合には中折り冊子は必要な第1及び第2折りローラ230,233の加圧力及び、増し折りローラ520での増し折り動作が折り高さ低減に有効な手段となる。すなわち、第1及び第2折りローラ230,233、あるいは増し折りローラ520で、シート束SBの折り部を形成し、あるいは増し折りして折り部の膨らみを小さくした場合には、シート束SBを多数部積み重ねて取扱うことが可能となる。
そこで、本実施形態では、シート束SBの背部に平坦面を形成する処理の有無、シートの厚さ、シート束の厚さ、綴じ枚数に応じて、中折り処理動作を選択し、折り処理を行うシート束それぞれに対して最適な中折り処理を施して出力できるようにした。
具体的には、
1)シート束SBの背部に平坦面を形成する処理を実施しない場合には、折りローラの加圧力を調整し、又は増し折りローラでの増し折り動作を実施する。
2)シート束SBの背部に平坦面を形成する処理を実施する場合には、増し折り動作をキャンセルする。
3)シート束SBの背部に平坦面を形成する処理を実施する場合には、折りローラの加圧力を低減させ、シート束SBの背部に平坦面を形成する処理を行うときに膨らみ易い状態にし、背面に平坦面を作成する後段の処理装置に搬送する。
等の処理を行う。
図27は背面形成処理の実施の有無に応じて増し折り処理の処理内容を変更する制御手順を示すフローチャート、図28はシート束SBの最適な膨らみ易さを増し折り(横折り)動作回数によって設定する処理手順を示すフローチャートである。これらの処理は、MFP100のCPU100−1と通信を行い、MFP100のCPU100−1の制御下で背部形成装置3のCPU3−1により実行される。
図27において、中綴じ、中折り処理指示を受け、中綴じ処理装置2に搬送されてきたシート束SB(ステップS100)は中綴じ処理装置2において中綴じ処理動作が施される(ステップS101)。次いで、シート束SBの背面(フローチャートでは、シート束SBを冊子と記す)に平坦面を形成する処理(フローチャートでは冊子背面形成処理と称す)を行うか否かを判定する(ステップS102)。この判定は、背面形成処理の実施の有無設定を判断するもので、背面形成処理が設定されていなければ(ステップS102−NO)、中綴じ処理装置2では通常の増し折り処理を施して(ステップS112)、背部形成装置3へと搬送され、背部形成装置3から冊子として出力される(ステップS114)。
背面形成処理が設定されていれば(ステップS102−YES)、増し折り処理動作をキャンセルして(ステップS103)、背部形成装置3へ搬送され、背部形成装置3で背部形成処理が実行された後(ステップS113)、冊子として出力される。
また、シート束SBの最適な膨らみ易さを増し折り(横折り)動作回数によって設定する場合には、図28において、中綴じ、中折り処理指示を受け、中綴じ処理装置2に搬送されてきたシート束SBは中綴じ処理装置2において中綴じ処理動作が施される(ステップS101)。次いで、シート束SBの背面に平坦面を形成する冊子背面形成処理を行うか否かを判定する(ステップS102)。背面形成処理が設定されていなければ(ステップS102−NO)、中綴じ処理装置2では通常の増し折り処理を施して(ステップS112)、背部形成装置3へと搬送される(S112)。ここでは、シート束SB(冊子)の背面形成処理は未実施であることから、背面処理は未処理でシート束SBは出力される(ステップS114)。
ステップS102で背部形成処理が設定されていれば(ステップS102−YES)、第1判定基準であるステップS103−105により用紙種(用紙厚)、綴じ枚数、用紙束厚の規定を判別する。この判別処理で規定を満たした場合には、増し折り(横折り)処理はキャンセルされる(ステップS106)。ここでの判定基準(第1判定基準及び後述する第2判定基準)は、中綴じ用紙束の膨らみ易さを基準にして設定したものであり、数値に関しては使用用紙の特性(筋目方向等)により変更可能である。また、第1判定基準ステップS103−105において判別した後に再度第2判定基準ステップS107−109において用紙種、綴じ枚数、用紙束厚の規定を判別して通常設定より少ない増し折り動作回数にて処理を実施する(ステップS110)。また、用紙種、綴じ枚数、用紙束厚の条件によって、シート束SBの剛性が強くシート束SBが開き易い状態の場合には通常設定した増し折り動作回数にて処理を実施する(ステップS111)。
本実施形態では、第1判定基準は、ステップS103では用紙厚110g/m以下、ステップS104では中綴じ枚数10枚以下、ステップS105では用紙束厚1.5mm以下であり、第2判定基準は、ステップS107では用紙厚130g/m以下、ステップS108では中綴じ枚数15枚以下、ステップS109では用紙束厚2.0mm以下である。また、通常設定の増し折り回数は2回(ステップS111)、通常設定より少ない増し折り回数は1回(ステップS110)である。
このように設定されていることから、ステップS103で用紙厚が110g/mより厚い場合は、ステップS107で更に用紙厚が130g/m以下かどうかを判別し、130g/mより厚い場合にはステップS111で2回の増し折りを行い、以下であればステップS108に移行する。ステップS108の判別処理は、ステップS103で用紙厚が110g/m以下であって、中綴じ枚数が10枚より多い場合(ステップS104−NO)にも行われ、中綴じ枚数が15枚より多い場合には、ステップS111で2回の増し折り処理を実行し、15枚以下の場合には、ステップS109に移行する。ステップS109の判別処理は、ステップS104で中綴じ枚数が10枚以下である場合で合って、用紙束厚が1.5mmより厚い場合にも行われ、用紙束厚が2.0mmより厚い場合には、ステップS111で2回の増し折りが施され、用紙束厚が2.0mm以下の場合にのみ、ステップS110で1回の増し折りが施される。
ステップS103ないしステップS111で所定の処理が施されたシート束SBは冊子背部形成装置3へと搬送され、シート束SBの背部を平坦面に形成する背面形成処理が実施され(ステップS113)、背部に平坦面が形成されたシート束(冊子)SBが出力される(ステップS114)。
なお、図28のフローチャートでは、判定基準及び判定による処理モードを2通り示したが、この判定基準及び判定による処理モードを必要に応じて追加することも可能である。また、前述のように判別に使用した用紙種、綴じ枚数、用紙束厚の数値は用紙の特性に応じて適宜設定される。
また、前述の図22に示したように増し折りローラ520による増し折りに代えて第2折りローラ233を使用して増し折りすることも可能である。その場合には、ステップS112及びS111では、第2折りローラ233による増し折りを行い、ステップS110では第1折りローラ230だけの折り処理で処理する。
図29は背面形成処理の実施の有無に応じて中折り処理の処理内容を変更する制御手段を示すフローチャート、図30はシート束SBの最適な膨らみ易さを折りローラの加圧力の調整によって設定する処理手順を示すフローチャートである。
図29において、中綴じ、中折り処理指示を受け、中綴じ処理装置2に搬送されてきたシート束SB(ステップS200)は中綴じ処理装置2において中綴じ処理動作が施される(ステップS201)。次いで、シート束SBの背面に冊子背面形成処理を施すか否かを判定する(ステップS202)。この判定で背面形成処理が設定されていなければ(ステップS202−NO)、中綴じ処理装置2では折りローラ230の加圧力を予め設定されたAに設定してシート束SBを中折りし(ステップS212)、背部形成装置3へと搬送し、背部形成装置3で冊子背面部処理を行うことなく冊子として出力する(ステップS214)。
背面形成処理が設定されていれば(ステップS202−YES)、折りローラ230の加圧力を前記Aよりも小さいBに設定して中折りを行い(ステップS206)、背部形成装置3へ搬送し、背部形成装置3で背面形成処理を実行した後(ステップS213)、冊子として出力される(ステップS214)。なお、前記加圧力A及びBは例えば前述の図19(a)及び(b)に示した高加圧力及び低加圧力に設定することができる。
シート束SBの最適な膨らみ易さを折りローラの加圧力の調整によって設定する場合には、図30に示すようにステップS200ないしS214の処理を実行する。その際、ステップS206、ステップS210〜S212以外の処理ステップは、図28に示したフローチャートのステップS106、S110〜S112以外の処理ステップと同一なので、重複する説明は省略する。
なお、ステップS211及び212では、折りローラ230の加圧力は図19(a)に示した高加圧力で、ステップS206では図19(b)に示した加圧力の最も小さな低加圧時(加圧力低減1)の加圧力で、ステップS210では、偏芯カム603の回動角が図19(a)と(b)の間であって両者間の中間(中央値)の加圧力(加圧力低減2)で加圧し、ステップS113で背部形成装置3に搬送する。
背部に平坦面が形成され、あるいは増し折りにより平坦化されたシート束(冊子)SBは、そのまま排紙され、あるいは背部形成による小口の不揃いを解消するため、小口裁断装置4で小口を裁断するようにすることもできる。
小口裁断装置4は、図33に示すように、背部形成装置3の後段に接続される。小口裁断装置4の給紙経路は背部形成装置3の排紙経路に接続され、小口裁断装置4には、背部形成装置3の排紙経路の最下流に設けられた下排紙ローラ340,341によってシート束SBは搬入される。
図31はカッタユニット、スライドユニット、及びこれらの駆動機構を示す正面図、図32は図31のカッタユニットの右側面図である。これらの図において、固定刃620はステー609に固定され、ステー609は側板610,611に固定され、独立したユニットとして成立可能な構成を取っている。側板610,611には各々ブラケット608とモータブラケット612が固定され、それぞれにアイドラプーリ606、カッタモータ604が固定されている。一方、スライダベース613はコロ614が回転自在にステー609を挟み込む形で配置され、スライダベース613は直線的に移動可能となっている。このスライダベース613にはベルト歯形とギヤ歯形を持った2段形のアイドラギヤ605が設置されている。また丸刃601は軸を介してスライダベース613を挟む形で駆動ギヤ602と接続されており、アイドラギヤ605が回転すると丸刃601も回転する構成となる。
丸刃601は駆動ギヤ602側から板バネ615で押圧されており、常に適切な押圧力を持ちながら固定刃620に当接している。タイミングベルト607は有端のベルトで両端を図29のように固定され、カッタモータ604もプーリとアイドラプーリ606、2個のアイドラギヤ605に掛け渡されている。このように掛け渡すことによってカッタモータ604を図29において時計方向に回転させると、スライドユニット600は丸刃601が反時計方向に回転しながら図31において左方向に移動することとなる。このとき丸刃601と固定刃620の隙間に用紙があれば裁断が行われる。
また、スライドユニット600のホームポジションはカッタHPセンサ616により検出される。なお、カッタユニットJの下部には、カットした切り屑を回収するための2つのホッパ702,705が設けられている。
図33はカッタユニットJ及びその設置個所近傍を拡大して示す概略構成図である。同図において、ホッパ702,705の上部にはカッタユニットJにより裁断された切り屑をホッパ702,705に導くガイド700が設けられている。ガイド700は、切り屑を受け取るためのカッタ付近の開口部とホッパ上方に設けられた開口部を備えている。
ホッパ702,705は、切り屑を収納するための箱状のものであり、紙面奥行き方向に対し最大用紙サイズ以上の幅を有しており、用紙満杯時は、ホッパ702,705をホルダ703,706により、紙面手前側に引き出せる構成としている。また、ガイド700の出口部には切替爪701が設けられ、切り屑を各ホッパ702,705に振り分けるようになっている。この振り分けは、実線と2点鎖線の位置の回動往復移動により行われる。符号704,707はホッパ内の切り屑が満杯かどうかを検知する満杯センサである。なお、丸刃600で小口が裁断された冊子(シート束)SBは、排紙ローラ710から排紙トレイ711上に排紙される。
以上のように、背部形成装置3によってシート束SBの背部に平坦面を形成する場合、従来の中綴じ、中折り冊子処理では冊子の膨らみを低減させるために折りローラの加圧力を増大させ、あるいは折りローラ下流に増し折りローラ等を配置することにより2つ折りした折り部を加圧して冊子の厚み方向の膨らみを低減させる処理を実施している。しかし、冊子背部に平坦面を形成する処理において、冊子の厚み方向の膨らみを低減させると、冊子の背部に平坦面を形成する際、冊子の背部が膨らみ難くなってしまう。そこで、本実施形態では、冊子背部に平坦面を形成する場合、形成しない場合に応じて、増し折りローラ520の増し折り処理の回数、第2折りローラ233による増し折り処理の追加、第1折りローラ230の加圧力調整などを行うことにより、冊子の厚さ方向の膨らみを低減するようにした。その結果、本実施形態によれば、
1)背面や綴じ部などに皺や破れなどを発生させずに従来よりも短時間で冊子背部に面を形成するように処理するので、冊子の厚さ方向の膨らみを低減することができる。
2)冊子背部に平坦面を形成する処理と単に中綴じ、中折り加工する処理を実施する冊子に対して各々最適な折り処理を施すようにしたので、厚さ方向膨らみが最良の状態で低減された冊子を提供することができる。
3)制御の変更のみで低減可能であり、機構を複雑化する必要がないので、装置の小型化、低コスト化、更には消費電力の低減が期待でき、環境にやさしい装置を提供することが可能となる。
等の効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
1 シート後処理装置
1−1 CPU
2 中綴じ処理装置
2−1 CPU
3 背部形成装置
3−1 CPU
4 小口裁断装置
100 MFP(画像形成装置)
100−1 CPU
215 折りプレート
230 第1折りローラ
233 第2折りローラ
320 上補助挟持板
321 下補助挟持板
325 上加圧挟持板
326 下加圧挟持板
330 突当て板
330a 突当て面
340 上排紙ローラ
341 下排紙ローラ
520 増し折りローラ
G 中綴じ処理トレイ
S1 中綴じスティプラ
SB シート束(冊子)
特開2001−260564号公報 特開2007−237562号公報

Claims (7)

  1. 集積されたシート束を中折り処理する中折り手段と、
    記中折り処理されたシート束の折り部先端側及び当該シート束の両面側を押圧することによりシート束に背面形成処理する背面形成手段と、
    前記背面形成処理の実施の有無に応じて中折り処理の処理内容を変更する制御手段と、
    を有する製本システムにおいて、
    前記背部形成手段は、
    前記シート束を搬送する搬送手段と、
    前記シート束の折り部を突き当てる突当て板と、
    前記シート束を厚み方向で挟持する補助挟持板及び加圧挟持板と、
    前記シート束を排紙トレイへ排出する排出手段と、
    を有し、
    シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記補助挟持板、前記加圧挟持板、前記突当て板、前記排出手段が順に配置され、
    前記背面形成手段は、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折目部先端が前記突当て板に当接する位置から更に予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該突当て板と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させ、当該膨らみの一部を前記補助挟持板によって押圧し、前記突当て板と前記補助挟持板との間に形成される前記シート束の膨らみを前記加圧挟持板で押圧することによってシート束の背面形状を形成させること
    を特徴とする製本システム。
  2. 請求項1に記載の製本システムにおいて、
    前記制御手段は、前記背面形成処理の実施の有無に加え、シート及びシート束に対する予め設定された条件に基づいて中折り処理の処理内容を変更すること
    を特徴とする製本システム。
  3. 請求項1に記載の製本システムにおいて、
    前記中折り手段は、シート束に対する加圧力を可変する加圧力可変手段を有し、
    前記制御手段は、前記背面形成処理の実施の有無に応じて前記加圧力可変手段の加圧力を変更することを特徴とする製本システム。
  4. 請求項に記載の製本システムにおいて、
    前記予め設定された条件がシートの厚さを含むシート種に基づいて設定されていること
    を特徴とする製本システム。
  5. 請求項2に記載の製本システムにおいて、
    前記予め設定された条件がシート束の枚数に基づいて設定されていること
    を特徴とする製本システム。
  6. 請求項に記載の製本システムにおいて、
    前記予め設定された条件が中折りされたシート束の厚さに基づいて設定されていること
    を特徴とする製本システム。
  7. 請求項ないし6のいずれか1項に記載の製本システムにおいて、
    前段が画像形成装置であること
    を特徴とする製本システム。
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