JP6102272B2 - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シート処理装置及び画像形成システムに係り、特に用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、本明細書では、単に、「シート」と称する。)を折り処理する機能を有するシート処理装置、及びこのシート処理装置を備えた画像形成システムに関する。
従来、複写機等の画像形成装置と組み合わせて使用される後処理装置において、1枚あるいは複数枚からなるシートに対し、シート中央部を綴じ、シート折り方向に平行に設置した折りローラ対でシート束中央部を折ることにより中綴じ冊子を製本するものがある。さらに、中綴じ冊子の折り目を強化するために、冊子の背に沿って移動するローラによって増し折りする技術も既に知られている。
このような増し折り技術では、増し折りローラによって冊子(シート束)の背(折り目部)を増し折りするために、冊子の外側で待機していたローラを冊子の背の上にのせて移動させるようになっている。
この種の折り増し技術として、例えば特開2009−190824号公報(特許文献1)に記載された発明が公知である。この発明は、折り手段によって折られたシート束の折り目部上を転動する加圧ローラと、前記加圧ローラをシート束の厚み方向に弾性付勢する弾性付勢手段と、前記加圧ローラをシート束の搬送方向と直交する方向に移動させる駆動手段と、を備えた折り増し手段を有し、前記折り手段によって折られたシート束の折り目部を前記折り増し手段によって再加圧して折り目を強化するシート折り装置において、前記加圧ローラを前記シート束の端面部に至る前に当該端面部へ乗り上げないように一旦上昇させ、上昇後、所定の位置から下降させて前記端面部の前記折り目部の上面に当接させる上昇下降手段を備えていることを特徴としている。
この引用文献1に記載の発明では、加圧ローラがシート束の端部に当接する前に、加圧ローラをガイド部材により上昇させ、折り目の上面から増し折りするようになっているが、そのローラの移動に2本のスライド軸を使用するようになっている。
このように引用文献1に記載の発明では、シート束の背(折り目)に沿って移動する加圧ローラの移動にガイド部材としてガイド軸を使用していた。この構成では、シート束の折り目を強化するために加圧ローラに大きな荷重をかけると、スライド軸が撓むことがある。このようにスライド軸が撓むと、スライド軸の中央部で加圧力が不足し、シート束に対する加圧力の安定化を図ることが難しかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、中綴じされたシート束の背を増し折りする際に、加圧力を安定させることにある。
前記課題を解決するため、本発明の一態様は、折られたシート束の折り目部を押圧し、増し折りする押圧手段と、前記押圧手段をシート束の幅方向に往復移動させる移動手段と、を有するシート処理装置であって、前記押圧手段を支持し、当該押圧手段の移動をガイドするガイド軸と、前記押圧手段を支持し、前記シート処理装置の構造体上を移動する支持手段と、を備え、前記ガイド軸及び前記構造体により前記押圧手段の押圧荷重を分散させて支持することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、中綴じされたシート束の背を増し折りする際に、加圧力を安定させることができる。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
本発明の実施形態における画像形成装置と複数のシート処理装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り搬送路への搬入時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中綴じ時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 増し折りローラユニットと折りローラ対の基本構成を示す要部正面図である。 図7を左側からみた要部側面図である。 案内部材の詳細を示す図である。 図9の要部を拡大して示す図で、経路切り替え爪が切り替えられていないときの状態を示す。 図9の要部を拡大して示す図で、第1の経路切り替え爪が切り替えられた状態を示す。 増し折り動作の初期状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットの往移動開始時の状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットのシート束の中央付近で第3の案内経路にかかったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第1の経路切り替え爪を押しのけて第2の案内経路に入るときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットがシート束を押圧したままの状態で端部方向に移動するときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第2の案内経路に沿って往移動の最終位置まで移動したときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが往移動の最終位置から復移動を開始したときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが復移動を開始し、第6の案内経路に至ったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第6の案内経路に至り、押圧解除状態から押圧状態に移行するときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第6の案内第5の案内経路に入ると、完全な押圧状態になったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第5の案内経路をそのまま移動して初期位置に戻ったときの状態を示す動作説明図である。 本発明の実施形態に係る増し折りユニットの正面図である。 図23の右側面図である。 増し折りローラユニットの移動機構を示す要部斜視図である。 増し折りローラユニットでシート束を加圧するときの状態を示す説明図である。 増し折りローラユニットの移動機構を自走式とした例を示す図である。 増し折りローラユニットの移動機構をスライド移動方式とした例を示す図である。
本発明は、中綴じされたシート束の背を増し折りするローラの移動に、ガイド軸のみではなく、ガイド軸と筐体でローラのガイド及び支持を行うことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。本実施形態では、画像形成装置PRの後段に第1及び第2のシート後処理装置1,2がこの順で連結されている。
第1のシート後処理装置1は、画像形成装置PRからシートを1枚ずつ受け取り、順次重ね合わせ整合し、スタック部でシート束を作成するシート束作成機能を有するシート後処理装置で、シート束排紙ローラ10から後段の第2のシート処理装置2にシート束を排紙する。第2のシート後処理装置2は、搬送されてきたシート束を受け取り、中綴じ中折りを施す中綴じ製本装置である(本明細書では、第2のシート後処理装置について中綴じ製本装置とも称する)。
中綴じ製本装置2は製本した冊子(シート束)をそのまま排紙し、あるいは後段のシート処理装置に排紙する。画像形成装置PRは入力された画像データ、若しくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記録媒体に可視画像を形成するものである。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などがこれに相当する。画像形成装置PRは、例えば電子写真方式、液滴射出方式など公知の方式のものであり、画像形成方式は何れでも良い。
同図において、中綴じ製本装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設けられ、第1のシート後処理装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シート搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスルー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置若しくは排紙トレイにシート束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折り処理を行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板上207には、上部から束搬送ローラ上205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されている。後端叩き爪221は後端叩き爪駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後述の可動フェンス側に叩き(押圧し)、シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、束搬送ガイド板上207の中折り搬送路243から退避する(図1破線位置)。
符号294は後端叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り搬送路243から退避した図1破線位置(図2実線位置)をホームポジションとして検出する。後端叩き爪221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じステープラS1、中綴じジョガーフェンス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受け入れるガイド板であり、幅方向には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じステープラS1はシート束の中央部を綴じるステープラである。可動フェンス210はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴じステープラS1に対向する位置に位置させ、その位置でステープル処理、すなわち中綴じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持されるともに、図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シート束の先端が当接する可動フェンス210の可動範囲は、中綴じ製本装置2の処理可能な最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部には折りプレート215、折りローラ対230、増し折りローラユニット260、及び下排紙ローラ231が設けられている。増し折りローラユニット260は折りローラ対230及び下排紙ローラ231の間の排紙搬送路を挟んで上下に増し折りローラが配置されている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙搬送路244には、折り目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図1に示すように構成された中綴じ製本装置2では、図2ないし図6の動作説明図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置PRの図示しない操作パネルから中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。なお、ソレノイドに代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によって通過が確認された後、図2に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス210にシート束SBの先端が当接する位置まで搬送される。その際、画像形成装置PRからのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向のサイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図2では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟持し、後端叩き爪221はホームポジション位置に待機している。
この状態で、図3に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタックされると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)の揃え動作が、また、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作がそれぞれ実行され、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイズ情報、シート束の枚数情報、シート束厚み情報によって、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更し整合する。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しきれないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより、より良い整合状態を実現することができる。さらに、上流側でシートを順次重ね合わせる時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受け入れるまでの時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はないことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。したがって、上流の処理時間に応じ、整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴じステープラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中央部に中綴じステープラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、中綴じ製本装置2の図示しない制御回路のCPUによって実行される。
図3の状態で中綴じされたシート束SBは、図4に示すように束搬送ローラ下206の加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束SBの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図4の位置にシート束SBが達すると、図5に示すように折りプレート215が折りローラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SBに対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート215により押されて折りローラ対230のニップへと導かれ、予め回転していた折りローラ対230のニップに押し込まれる。折りローラ対230は、ニップに押し込まれたシート束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施され、簡易製本されたシート束SBが形成される。図5は、シート束SBの折り目部SB1の先端が折りローラ対230のニップに挟持され、加圧されているときの状態を示す。
図5の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図6に示すようにシート束SBとして折りローラ対230によって搬送され、さらに下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。このとき、シート束SB後端が折り目部通過センサ293に検知されると、折りプレート215及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態にそれぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数であれば、可動フェンス210は再び図2の位置に移動し、待機するようにしても良い。なお、これらの制御も前記制御回路のCPUによって実行される。
図7は増し折りローラユニットと折りローラ対の基本構成を示す要部正面図、図8は図7を左側からみた要部側面図である。増し折りローラユニット260は、折りローラ対230と下排紙ローラ231との間の排紙搬送路244に設置され、ユニット移動機構263、案内部材264及び押圧機構265を備えている。ユニット移動機構263は図示しない駆動源及び駆動機構により案内部材264に沿って増し折りユニット260を図示奥行き方向(シート搬送方向に対して直交する方向)に往復移動させる。押圧機構265は上下方向から圧を加え、シート束SBを押圧する機構であり、増し折りローラ/上ユニット261、増し折りローラ/下ユニット262を備えている。
増し折りローラ/上ユニット261は、ユニット移動機構263に対して支持部材265bによって上下方向に移動可能に支持され、増し折りローラ/下ユニット262は押圧機構265の支持部材265bの下端に移動不能に取り付けられている。増し折りローラ/上ユニット261の増し折りローラ/上261aは、増し折りローラ/下262aに対して圧接可能となっており、両者のニップ間にシート束SBを挟んで加圧する。加圧力は増し折りローラ/上ユニット261を弾性力で加圧する加圧ばね265cによって付与される。そして、加圧状態で後述のようにシート束SBの幅方向(図8矢印D1方向)に移動し、折り目部SB1に対して増し折りを実行する。
図9は案内部材264の詳細を示す図である。案内部材264は増し折りローラユニット260をシート束SBの幅方向に案内する案内経路270を備え、当該案内経路270には、
1) 往移動時に押圧機構265を押圧解除状態で案内する第1の案内経路271
2) 往移動時に押圧機構265を押圧状態で案内する第2の案内経路272
3) 往移動時に押圧手265を押圧解除から押圧状態に切り替える第3の案内経路273
4) 復移動時に押圧機構265を押圧解除状態で案内する第4の案内経路274
5) 復移動時に押圧機構265を押圧状態で案内する第5の案内経路275
6) 復移動時に押圧機構265を押圧解除から押圧状態に切り替える第6の案内経路276
の6つの経路が設定されている。
図10及び図11は図9の要部を拡大して示す図である。図10及び図11に示すように第3の案内経路273と第2の案内経路272の交点、及び第6の案内経路276と第5の案内経路275の交点にはそれぞれ第1の経路切り替え爪277及び第2の経路切り替え爪278が設置されている。第1の経路切り替え爪277は図11に示すように第3の案内経路273から第2の案内経路272へ切り替え可能、第2の経路切り替え爪278は第6の案内経路276から第5の案内経路275へは切り替え可能である。しかし、前者では第2の案内経路272から第3の案内経路273への切り替え、後者では第5の案内経路275から第6の案内経路276への切り替えは不能となっている。すなわち、逆方向には切り替えられないように構成されている。なお、図11における矢印はガイドピン265aの移動軌跡を示している。
また、押圧機構265が案内経路270に沿って移動するのは、押圧機構265のガイドピン265aが案内経路270内にゆるみばめ状態で移動可能に嵌合しているからである。すなわち、案内経路270がカム溝として機能し、ガイドピン265aがこのカム溝に沿って移動する間に位置を変えるカムフォロワとして機能する。
図12ないし図22は、本実施形態における増し折りローラユニットによる増し折り動作の動作説明図である。
図12は折りローラ対230にて折られたシート束SBが予め設定された増し折り位置まで搬送されて停止し、増し折りローラユニット260が待機位置にいる状態を表している。この状態が増し折り動作の初期位置である。
初期位置(図12)から増し折りローラユニット260が図示右方向(矢印D2方向)に往移動を開始する(図13)。その際、増し折りローラユニット260内の押圧機構265は、ガイドピン265aの作用により案内部材264の案内経路270に沿って移動する。動作開始直後は第1の案内経路271に沿って移動する。その際、増し折りローラ対261a,262aは押圧解除状態にある。ここで、押圧解除状態とは増し折りローラ対261a,262aとシート束SBは接触しているがほとんど圧力がかかっていない状態、又は増し折りローラ対261a,262aとシート束SBとが離れている状態を表している。なお、増し折りローラ対261a,262aは対となる増し折りローラ/上261aと増し折りローラ/下262aによって構成される。
シート束SBの中央付近で第3の案内経路273にかかると(図14)、押圧機構265は第3の案内経路273に沿って下降を開始し、第1の経路切り替え爪277を押しのけて第2の案内経路272に入る(図15)。このとき、押圧機構265は増し折りローラ/上ユニット261を押圧している状態となり、増し折りローラ/上ユニット261はシート束SBに当接し、押圧状態となる。
押圧したままの状態で増し折りローラユニット260はさらに矢印D2方向に移動する(図16)。その際、第2の経路切り替え爪278は逆方向へは移動できないので、第6の案内経路276に案内されることなく、第2の案内経路272に沿って移動し、シート束SBを抜け、往移動の最終位置に位置する(図17)。ここまで移動すると、押圧機構265のガイドピン265aは第2の案内経路272から上部の第4の案内経路274に移行する。その結果、第2の案内経路272の上面によるガイドピン265aの位置規制が解除されるので、増し折りローラ/上261aは増し折りローラ/下262aから離れ、押圧解除状態となる。
次いで、ユニット移動機構263によって増し折りローラユニット260は復移動を開始する(図18)。復移動では、押圧機構265は第4の案内経路274に沿って図示左方向(矢印D3方向)に移動する。この移動により押圧機構265が第6の案内経路276に至ると(図19)、ガイドピン265aが第6の案内経路276の形状に沿って下方向に押され、押圧機構265は押圧解除状態から押圧状態に移行する(図20)。この復移動時の押圧開始位置は、往移動時の押圧開始位置の手前側になる。
そして、第5の案内経路275に入ると、完全な押圧状態になり、第5の案内経路275を矢印D3方向にそのまま移動して(図21)、シート束SBを抜ける(図22)。
このようにして増し折りローラユニット260を往復移動させてシート束SBに増し折りを施す。その際、シート束SBの中央部から一方への増し折りを開始し、シート束SBの一方の端部SB2を抜ける。その後、増し折りしたシート束SBの上を通り、シート束の中央部から他方への折り増しを開始し、他方の端部SB2を抜けるという動作によって増し折りを行う。
このように動作させると、折り増しを開始するとき、あるいは一方を抜けた後、他方に戻るとき、シート束SBの端部SB2にシート束SBの外側から増し折りローラ対261a,262aが接触することも、加圧することもない。すなわち、シート束SBの端部SB2を端部の外側から通過するときには増し折りローラユニット260は押圧解除状態にある。そのため、シート束SBの端部SB2へのダメージは発生しない。また、シート束SBの中央部付近から端部SBにかけて増し折りするので、増し折り時のシート束SBを接触して走行する距離が短くなり、しわ等の原因になる縒れも蓄積され難い。そのため、シート束SBの折り目部(背)SB1を増し折りする際にシート束SBの端部SB2にダメージが生じることがなく、縒れの蓄積による折り目部SB1及びその近傍の捲れやしわの発生も抑制することができる。
シート束SBの端部SB2の外側から増し折りローラ対261a,262aが当該端部SB2上に乗り上げないようにするには、図12ないし図22から分かるように動作させる。すなわち、増し折りローラユニット260が往移動時に押圧を解除した状態でシート束上を移動する距離をLa、復移動時に押圧を解除した状態でシート束を移動する距離をLbとしたとき、シート束の幅方向の長さLと、前記距離La,Lbとの関係が、
L>La+Lb
であることが必須である(図12〜図14、図17〜図19)。
また、前記距離La及びLbを略同一に設定し、シート束SBの幅方向の中央部付近で押圧を開始するようにすることが望ましい(図16、図20)。
なお、本実施形態における増し折りローラユニット260では、増し折りローラ/下ユニット262を用意して増し折りローラ対261a,262aによって増し折りを行っているが、増し折りローラ/下ユニット262を削除し、増し折りローラ/上ユニット261と、それに対向するような当接面を有する図示しない受け部材を設け、両者間で押圧するように構成しても良い。
さらに、本実施形態における増し折りローラユニット260では、増し折りローラ/上ユニット261は上下に可動に構成し、増し折りローラ/下ユニット262は上下方向には不動の構成であったが、増し折りローラ/下ユニット262も上下方向に可動に構成することもできる。このように構成すると、増し折りローラ対261a,262aが増し折り位置に対して対称に接離動作するので、増し折り位置がシート束SBの厚みに関係なく一定となり、さらに傷等のダメージを抑制することができる。
図23は本実施形態に係る増し折りローラユニット260の正面図、図24は図23の右側面図である。図23及び図24に示した増し折りローラユニット260は、図7及び図8に示した増し折りローラユニット260と基本構造は同一であり、同一若しくは同一と見なせる各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図23及び図24では、増し折りローラユニット260は、増し折りローラ/下262aを上下方向に固定して保持するローラホルダ262b及びローラホルダ262bに取り付けられた移動ローラ262mを下端部に備えている。
図25は増し折りローラユニット260のユニット移動機構263を示す要部斜視図である。ユニット移動機構263は前述のように図示しない駆動源及び駆動機構により案内部材264に沿って増し折りローラユニット260を図示奥行き方向(シート搬送方向に対して直交する方向)に往復移動させる。
増し折りローラユニット260は、前記案内部材264に沿って移動するが、往復移動は上側及び下側のガイド軸280a,280bによってガイドされる。すなわち、ユニット移動機構263は、案内部材264に加えて、上側及び下側のガイド軸280a,280bと、タイミングベルトから構成される上側及び下側の駆動ベルト281a,281bと、この駆動ベルト281a,281bを駆動する図において左右一対の上側及び下側のプーリ282a,282bと、両者を同軸で連結する連結軸283とを備えている。なお、図25では図示左側のプーリ及び連結軸は図示されていない。上側及び下側のプーリ282a,282bと連結軸283は図示しないモータによって駆動され、上側及び下側の駆動ベルト281a,281bを同期して駆動する。
また、増し折りローラユニット260には上側及び下側のスライダ部材263a1,263a2が設けられ、上側及び下側の駆動ベルト281a,281bにベルト噛合部263b1,263b2で噛み合っている。これにより、図示しないモータによって上側及び下側のプーリ282a,282bが駆動されると、駆動ベルト281a,281bがプーリ282a,282bの回転に同期してシート束SBの幅方向(図示矢印D4方向)に往復移動する。
一方、上側スライダ部材263a1は上側ガイド軸280aにスライド移動可能に装着され、移動方向をガイドされた状態で保持されている。同様に、ローラホルダ262bも下側駆動ベルト281bにより左右方向に移動可能となっている。下側スライダ部材263a2は下側ガイド軸280bにスライド移動可能に装着され、上側スライダ部材263a1と同様に移動方向をガイドされた状態で保持されている。なお、下側スライダ部材263a2はローラホルダ262bの一部として設けられている。
ローラホルダ262bの下部に取り付けられた回転部材である移動ローラ262mは、中綴じ製本装置2の構造体の一部であるステー284の上面に接触し、増し折りローラユニット260の重量を受けた状態で当該ステー284の上面を転動するようになっている。これにより、増し折りローラユニット260が駆動ベルト281a,281bの移動に伴って図示矢印D4方向へ移動する際には、移動ローラ262mがステー284上を転がってスムーズに移動することができる。
このように本実施形態では、ローラホルダ262bは、下側のガイド軸280bのみで支持され、ガイドされるのではなく、ガイド軸280bとステー284で支持され、ガイドされる。このように増し折りローラユニット260を三者で支持することにより荷重を分散させ、ガイド軸602にかかる荷重を減らすことができる。その結果、上側及び下側のガイド軸280a,280bが撓むのを防止することが可能となる。これにより、上側及び下側のガイド軸280a,280bが撓むことによる加圧力不足を防ぎ、加圧力を安定させることができる。
図26は増し折りローラユニット260シート束SBを加圧するときの状態を示す説明図である。同図に示すように、移動ローラ262mは上側及び下側のガイド軸280a,280bよりもシート搬送方向上流側に配置されている。この配置によりシート束SBは移動ローラ262mとガイド軸280a,280bとの間で押圧される。この配置で押圧すると、荷重の分布が移動ローラ262m側の方が大きくなり、ステー284で大きな荷重を受けることができる。ステー284側で大きな荷重を受けるようにすると、ガイド軸280a,280bには小さな荷重しかかからないため、ガイド軸602が撓むのを防ぐことができ、加圧力の不足を防止し、加圧力を安定させることが可能となる。
図25に示した例では、駆動ベルト281a,281bを駆動して増し折りローラユニット260を往復動させていたが、駆動ベルト281a,281bに代えて移動ローラ262mをモータ駆動とし、自走式とすることもできる。図27はこの例を示す概略図である。図27に示した例では、ローラホルダ262b内に駆動モータ262nを搭載し、この駆動力をタイミングベルト及びプーリなどを使用した駆動力伝達機構262pを介して移動ローラ262mの両輪に伝達し、駆動するようにしている。このように構成すると、図25に示した例に比べて簡単な構成で増し折りローラユニット260の移動機構を構成することができる。
図28は増し折りローラユニット260のユニット移動機構263の他の例を示す要部斜視図である。
図25に示した例では、ステー284上を移動ローラ262mが転動するように構成されていたが、ローラを使用した転動方式に代えてスライド移動方式とすることもできる。この例を示したのが図28である。図28に示した例では、図25におけるローラホルダ262bのシート束搬送方向上流側の側板をスライド部材262qとし、その下端面を摺りあって移動する摺動部262q1としてステー284上に直接接触するように配置している。これにより、ローラホルダ262bの前記スライド部材262qで増し折りローラユニット260の荷重を受けた上で、ステー284上を摺動しながら移動することができる。なお、摺動部262q1での集中荷重を防ぐ意味で、摺動部262q1はある程度の長さがある方が好ましい。また、摩擦力を小さくするために、樹脂コーティングを施し、あるいは摩擦係数の小さな金属でコーティングすると良い。
このように構成すると、移動ローラ262m及び移動ローラ262mを回転可能に支持する軸受が不要となるので低コスト化が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1) 折られたシート束SBの折り目部SB1を押圧し、増し折りする増し折りローラユニット260(押圧手段)と、増し折りローラユニット260をシート束SBの幅方向に往復移動させるユニット移動機構263(移動手段)と、を有する中綴じ製本装置2(シート処理装置)であって、増し折りローラユニット260を支持し、移動をガイドする上側及び下側のガイド軸280a,280b(ガイド軸)と、増し折りローラユニット260を支持し、中綴じ製本装置2のステー284(構造体)上を移動する移動ローラ262m(支持手段)と、を備えているので、増し折りローラユニット260の荷重をガイド軸280a,280bとステー284で受けることができ、ガイド軸280a,280bが撓むのを防止することができる。その結果、ガイド軸280a,280bが撓むことによる加圧力不足を防ぎ、中綴じのシート束SB(冊子)の折り目部SB1(背)を増し折りする際に、加圧力を安定させることができる。
2) 増し折りローラユニット260は、増し折りローラ/上ユニット261(第1の押圧部)及び増し折りローラ/上ユニット261に対向する増し折りローラ/下ユニット262(第2の押圧部)を含み、増し折りローラ/上ユニット261は、当該増し折りローラ/上ユニット261を増し折りローラ/下ユニット262方向(第2の押圧部方向)に加圧する加圧ばね265c(加圧部材)を備え、増し折りローラ/下ユニット262は移動ローラ262mを備えているので、増し折りローラ/上ユニット261と増し折りローラ/下ユニット262とによりシート束SBの折り目部SB1を加圧した上で、シート束SBの幅方向の移動が可能となる。
3) ガイド軸は、増し折りローラ/上ユニット261をガイドする上側ガイド軸280a(第1のガイド軸)と、増し折りローラ/下ユニット262をガイドする下側ガイド軸280b(第2のガイド軸)とを含むので、安定した状態で精度良く増し折りローラユニット260を移動させることができる。
4) 回転部材である移動ローラ262m(支持手段)がステー284上を転動するので、低負荷で移動させることができる。
5) 移動ローラ262m(支持手段)は複数設けられているので、負荷を分散することができるとともに、移動時の走行安定性を高めることが可能となる。
6) 増し折りローラユニット260が移動ローラ262mを駆動して移動させる駆動モータ262nと駆動力伝達機構262p(駆動手段)を備えているので、増し折りローラユニット260の外部に駆動機構が不要となり、装置の小型化を図ることができる。
7) 支持手段として移動ローラ262mに代えてステー284上をスライド移動するスライド部材262qとしたので、低コストを図ることができる。
8) 移動ローラ262mあるいはスライド部材262qがガイド軸280a,280bの配設位置よりもシート束SBの搬送方向上流側に配置されているので、移動ローラ262mあるいはスライド部材262q側に荷重が加わり、ガイド軸280a,280bへの荷重を軽減することができる。その結果、ガイド軸280a,280bの撓みが少なくなり、折り目部SB1への加圧力を安定させることができる。
9) 増し折りローラユニット260は、往移動するときにシート束SBの幅方向の予め設定された位置(シート幅の中央部付近)から押圧を開始し、シート束SBの一方の端部SB2を抜けた後、押圧を解除し、復移動するときに前記予め設定された位置よりも手前から押圧を開始し、シート束SBの他方の端部SB2を抜けるので、シート束SBを押圧する際に、シート束SBの端部SB2の外側から移動してくるときには、常に押圧解除状態であり、シート束の折り目部SB1を増し折りする際にシート束の端部SB2にダメージを発生させすることがない。また、シート束の幅方向の全域を一度に増し折りするわけではないので、縒れの蓄積による折り目部及びその近傍の捲れやしわの発生を抑制することができる。
なお、特許請求の範囲においてシート束は本実施形態では符号SBに、折り目部は符号SB1に、押圧手段は増し折りローラユニット260に、移動手段はユニット移動機構263に、シート処理装置は中綴じ製本装置2に、ガイド軸は上側及び下側のガイド軸280a,280bに、構造体はステー284に、支持手段は移動ローラ262mあるいはスライド部材262qに、第1の押圧部は増し折りローラ/上ユニット261に、第2の押圧部は増し折りローラ/下ユニット262に、加圧部材は加圧ばね265cに、第1のガイド軸は上側ガイド軸280aに、第2のガイド軸は下側ガイド軸280bに、駆動手段は駆動モータ262n及び駆動力伝達機構262pに、シート束の端部は符号SB2に、画像形成システムは中綴じ製本装置2と画像形成装置PRとからなるシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
2 中綴じ製本装置
260 増し折りローラユニット
261 増し折りローラ/上ユニット
262 増し折りローラ/下ユニット
262m 移動ローラ
262n 駆動モータ
262p 駆動力伝達機構
262q スライド部材
263 ユニット移動機構
265c 加圧ばね
280a 上側ガイド軸
280b 下側ガイド軸
284 ステー
PR 画像形成装置
SB シート束
SB1 折り目部
SB2 シート束の端部
特開2009−190824号公報

Claims (10)

  1. 折られたシート束の折り目部を押圧し、増し折りする押圧手段と、前記押圧手段をシート束の幅方向に往復移動させる移動手段と、を有するシート処理装置であって、
    前記押圧手段を支持し、当該押圧手段の移動をガイドするガイド軸と、
    前記押圧手段を支持し、前記シート処理装置の構造体上を移動する支持手段と、
    を備え
    前記ガイド軸及び前記構造体により前記押圧手段の押圧荷重を分散させて支持することを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記押圧手段は、第1の押圧部及び前記第1の押圧部に対向する第2の押圧部を含み、
    前記第1の押圧部は、当該第1の押圧部を前記第2の押圧部方向に加圧する加圧部材を備え、
    前記第2の押圧部は、前記支持手段を備えていること
    を特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項2に記載のシート処理装置であって、
    前記ガイド軸は、前記第1の押圧部をガイドする第1のガイド軸と、前記第2の押圧部をガイドする第2のガイド軸とを含むこと
    を特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記支持手段は前記構造体上の予め設定された部分上を転動する回転部材を備えていること
    を特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記支持手段は複数設けられていること
    を特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項4に記載のシート処理装置であって、
    前記押圧手段が前記回転部材を駆動して前記支持手段を移動させる駆動手段を備えていること
    を特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記支持手段は前記構造体上の予め設定された部分上をスライド移動するスライド部材を備えていること
    を特徴とするシート処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記支持手段が前記ガイド軸よりも前記シート束搬送方向上流側に配置されていること
    を特徴とするシート処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記押圧手段は、
    往移動するときに前記シート束の幅方向の予め設定された位置から押圧を開始し、前記シート束の一方の端部を抜けた後、押圧を解除し、
    復移動するときに前記予め設定された位置よりも手前から押圧を開始し、前記シート束の他方の端部を抜けること
    を特徴とするシート処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えたこと
    を特徴とする画像形成システム。
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