JP5804023B2 - シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法 - Google Patents

シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法 Download PDF

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Description

本発明は、シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法に係り、特に用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、本明細書では、単に、「シート」と称する。)を折り処理する機能を備えたシート処理装置、シート処理装置を備えた画像形成システム、及び前記シート処理装置で実行されるシート束の増し折り方法に関する。
従来、複写機等の画像形成装置と組み合わせて使用される後処理装置において、1枚あるいは複数枚からなるシートに対し、シート中央部を綴じ、シート折り方向に平行に設置した折りローラ対でシート束中央部を折ることにより中綴じ冊子を製本するものがある。
さらに、中綴じ中折りを行った後、折り目に沿って増し折りローラが移動することによって折り処理後の中綴じ製本の折り目を強化する増し折り技術も既に知られている。
このような増し折り技術の1つとして例えば特開2012−153530号公報(特許文献1)に開示された技術が公知である。
この技術は、対となるローラのニップを通る間に用紙に折り目を形成する折りローラユニットと、折りローラユニットにより折られた用紙束の搬送方向に直交する第1の面側に設けられた第1のローラと、用紙束の搬送方向に直交する第1の面と異なる第2の面側に設けられ、第1のローラとニップを形成する第2及び第3のローラとを有する折り増しローラユニットを有し、第1のローラと第2のローラとのニップ及び第1のローラと第3のローラとのニップに用紙束を挟んだ状態で折り目に沿って折り増しローラユニットを移動させる駆動部を備えたことを特徴とし、この構成により、用紙の折り増しを行う場合に、折り増しを十分に行うことができるという効果を謳っている。
特許文献1に記載された折り増しローラユニットは、具体的には、3個の増し折りローラが備わっており、用紙束の折り目を挟んだ状態で折り目に沿って駆動するようになっている。その際、第1のローラは第2のローラ及び第3のローラよりも径が大きいローラを用いている。
このように3個の折りローラを使用するとニップは2個所になり、ニップの接線方向の角度は平行ではない。そのため、綴じ針に加わる力の方向が異なり、綴じ針が変形するおそれがある。
また、増し折りローラ対の接線方向とシート束の厚み方向の角度を90度から逸らすことによって折り目強化を行う方法もあるが、このような強化方法では、増し折り時の綴じ針の位置により綴じ針が変形する可能性がある。
すなわち、折り目の強化に重点をおくと、綴じ針が変形するおそれがあり、綴じ針が変形しないようにすると、折り目の強化が十分でなくなるというおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ユーザの意思により折り目強化を優先するか、綴じ針の変形の抑制を優先するかを選択可能とすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、折られたシート束の折り目部を第1の押圧部材と第2の押圧部材で挟み込んで押圧する押圧手段と、前記押圧手段の押圧位置をシート束の折り目方向に移動させる移動手段と、を有するシート処理装置であって、前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材の前記シート束の折り目方向の相対的な位置を変更する位置変更手段を備えたことを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、ユーザの意思により折り目強化を優先するか、綴じ針の変形の抑制を優先するかを選択することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り搬送路への搬入時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中綴じ時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 増し折りローラユニットと折りローラ対を示す要部正面図である。 図7を左側からみた要部側面図である。 案内部材の詳細を示す図である。 図9の要部を拡大して示す図で、経路切り替え爪が切り替えられていないときの状態を示す。 図9の要部を拡大して示す図で、第1の経路切り替え爪が切り替えられた状態を示す。 増し折り動作の初期状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットの往移動開始時の状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットのシート束の中央付近で第3の案内経路にかかったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第1の経路切り替え爪を押しのけて第2の案内経路に入るときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットがシート束を押圧したままの状態で端部方向に移動するときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第2の案内経路に沿って往移動の最終位置まで移動したときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが往移動の最終位置から復移動を開始したときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが復移動を開始し、第6の案内経路に至ったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第6の案内経路に至り、押圧解除状態から押圧状態に移行するときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第6の案内第5の案内経路に入ると、完全な押圧状態になったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りローラユニットが第5の案内経路をそのまま移動して初期位置に戻ったときの状態を示す動作説明図である。 増し折りユニットの構成を示す図である。 増し折りユニットの走行方向と上下の増し折りローラとの第1の位置に相当する位置関係を示す図である。 増し折りユニットの走行方向と上下の増し折りローラとの第2の位置に相当位置関係を示す図である。 綴じ針と増し折り時の増し折りローラ対が第1の位置にあり、綴じ針がシート束の中央に位置した状態を示す図である。 綴じ針と増し折り時の増し折りローラ対が第1の位置にあり、綴じ針がシート束の増し折りローラ/下側に位置した状態を示す図である。 綴じ針と増し折り時の増し折りローラ対が第1の位置にあり、綴じ針がシート束の増し折りローラ/上側に位置した状態を示す図である。 綴じ針と増し折り時の増し折りローラ対が第2の位置にあり、綴じ針がシート束の中央に位置した状態を示す図である。 ユーザ自身が増し折りしローラ/下を移動させる例を模式的に示す図である。 カムを使用して増し折りしローラ/下を移動させる例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 ユーザが操作パネルから設定した枚数設定情報に基づいて、増し折り処理の強弱を設定する制御手順を示すフローチャートである。 画像形成装置の給紙段にセットされたシートの厚さ情報に基づいて増し折り処理の強弱を設定する制御手順を示すフローチャートである。 増し折りするシート束の厚さを検出して増し折り強度を設定する制御手順を示すフローチャートである。 折り処理時に、折り目部に綴じ針により綴じ処理を施すか否かの設定に応じて増し折り強度を設定する制御手順を示すフローチャートである。 厚みセンサの構成及び動作を示す説明図である。 増し折りローラユニットがシート折り目方向に停止した状態で増し折りする例を示す動作説明図である。
本発明は、対となる第1の押圧部材と第2の押圧部材のシート束の折り目方向の相対的な位置を変更することによって折り目を強化するか、綴じ針の変形を抑制するかをユーザの意思により選択可能としたことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図である。本実施形態では、画像形成装置PRの後段に第1及び第2のシート後処理装置1,2がこの順で連結されている。
第1のシート後処理装置1は、画像形成装置PRからシートを1枚ずつ受け取り、順次重ね合わせ整合し、スタック部でシート束を作成するシート束作成機能を有するシート後処理装置で、シート束排紙ローラ10から後段の第2のシート処理装置2にシート束を排紙する。第2のシート後処理装置2は、搬送されてきたシート束を受け取り、中綴じ中折りを施す中綴じ製本装置である(本明細書では、第2のシート後処理装置について中綴じ製本装置とも称する)。
中綴じ製本装置2は製本した冊子(シート束)をそのまま排紙し、あるいは後段のシート処理装置に排紙する。画像形成装置PRは入力された画像データ、若しくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記録媒体に可視画像を形成するものである。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などがこれに相当する。画像形成装置PRは、例えば電子写真方式、液滴射出方式など公知の方式のものであり、画像形成方式は何れでも良い。
同図において、中綴じ製本装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設けられ、第1のシート後処理装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シート搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスルー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置若しくは排紙トレイにシート束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折り処理を行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板上207には、上部から束搬送ローラ上205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されている。後端叩き爪221は後端叩き爪駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後述の可動フェンス側に叩き(押圧し)、シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、束搬送ガイド板上207の中折り搬送路243から退避する(図1破線位置)。
符号294は後端叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り搬送路243から退避した図1破線位置(図2実線位置)をホームポジションとして検出する。後端叩き爪221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じステープラS1、中綴じジョガーフェンス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受け入れるガイド板であり、幅方向には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じステープラS1はシート束の中央部を綴じるステープラである。可動フェンス210はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴じステープラS1に対向する位置に位置させ、その位置でステープル処理、すなわち中綴じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持されるともに、図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シート束の先端が当接する可動フェンス210の可動範囲は、中綴じ製本装置2の処理可能な最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部には折りプレート215、折りローラ対230、増し折りローラユニット260、及び下排紙ローラ231が設けられている。増し折りローラユニット260は折りローラ対230及び下排紙ローラ231の間の排紙搬送路を挟んで上下に増し折りローラが配置されている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙搬送路244には、折り目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図1に示すように構成された中綴じ製本装置2では、図2ないし図6の動作説明図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置PRの図示しない操作パネルから中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。なお、ソレノイドに代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によって通過が確認された後、図2に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス210にシート束SBの先端が突き当たり、その状態を維持する(以下、当接と称す。)位置まで搬送される。その際、画像形成装置PRからのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向のサイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図2では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟んで保持し(以下、挟持と称す。)後端叩き爪221はホームポジション位置に待機している。
この状態で、図3に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタックされると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)の揃え動作が、また、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作がそれぞれ実行され、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイズ情報、シート束の枚数情報、シート束厚み情報によって、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更し整合する。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しきれないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより、より良い整合状態を実現することができる。さらに、上流側でシートを順次重ね合わせる時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受け入れるまでの時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はないことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。したがって、上流の処理時間に応じ、整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴じステープラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中央部に中綴じステープラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、中綴じ製本装置2の制御回路200のCPU200a(図32)によって実行される。
図3の状態で中綴じされたシート束SBは、図4に示すように束搬送ローラ下206の加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束SBの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図4の位置にシート束SBが達すると、図5に示すように折りプレート215が折りローラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SBに対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート215により押されて折りローラ対230のニップへと導かれ、予め回転していた折りローラ対230のニップに押し込まれる。折りローラ対230は、ニップに押し込まれたシート束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施され、簡易製本されたシート束SBが形成される。図5は、シート束SBの折り目部SB1の先端が折りローラ対230のニップに挟持され、加圧されているときの状態を示す。
図5の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図6に示すようにシート束SBとして折りローラ対230によって搬送され、さらに下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。このとき、シート束SB後端が折り目部通過センサ293に検知されると、折りプレート215及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態にそれぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数であれば、可動フェンス210は再び図2の位置に移動し、待機するようにしても良い。なお、これらの制御も前記制御回路200のCPU200aによって実行される。
図7は増し折りローラユニットと折りローラ対を示す要部正面図、図8は図7を左側からみた要部側面図である。増し折りローラユニット260は、折りローラ対230と下排紙ローラ231との間の排紙搬送路244に設置され、ユニット移動機構263、案内部材264及び押圧機構265を備えている。ユニット移動機構263は図示しない駆動源及び駆動機構により案内部材264に沿って増し折りユニット260を図示奥行き方向(シート搬送方向に対して直交する方向)に往復移動させる。押圧機構265は上下方向から圧を加え、シート束SBを押圧する機構であり、増し折りローラ/上ユニット261、増し折りローラ/下ユニット262を備えている。
増し折りローラ/上ユニット261は、ユニット移動機構263に対して支持部材265bによって上下方向に移動可能に支持され、増し折りローラ/下ユニット262は押圧機構265の支持部材265bの下端に移動不能に取り付けられている。増し折りローラ/上ユニット261の増し折りローラ/上261aは、増し折りローラ/下262aに対して加圧状態で接触(以下、圧接と称す。)可能となっており、両者のニップ間にシート束SBを挟んで加圧する。加圧力は増し折りローラ/上ユニット261を弾性力で加圧する加圧ばね265cによって付与される。そして、加圧状態で後述のようにシート束SBの幅方向(図8矢印D1方向、図24,図25X方向:折り目方向)に移動し、折り目部SB1に対して増し折りを実行する。
図9は案内部材264の詳細を示す図である。案内部材264は増し折りローラユニット260をシート束SBの幅方向に案内する案内経路270を備え、当該案内経路270には、
1) 往移動時に押圧機構265を押圧解除状態で案内する第1の案内経路271
2) 往移動時に押圧機構265を押圧状態で案内する第2の案内経路272
3) 往移動時に押圧機構265を押圧解除から押圧状態に切り替える第3の案内経路273
4) 復移動時に押圧機構265を押圧解除状態で案内する第4の案内経路274
5) 復移動時に押圧機構265を押圧状態で案内する第5の案内経路275
6) 復移動時に押圧機構265を押圧解除から押圧状態に切り替える第6の案内経路276
の6つの経路が設定されている。
図10及び図11は図9の要部を拡大して示す図である。図10及び図11に示すように第3の案内経路273と第2の案内経路272の交点、及び第6の案内経路276と第5の案内経路275の交点にはそれぞれ第1の経路切り替え爪277及び第2の経路切り替え爪278が設置されている。第1の経路切り替え爪277は図11に示すように第3の案内経路273から第2の案内経路272へ切り替え可能、第2の経路切り替え爪278は第6の案内経路276から第5の案内経路275へは切り替え可能である。しかし、前者では第2の案内経路272から第3の案内経路273への切り替え、後者では第5の案内経路275から第6の案内経路276への切り替えは不能となっている。すなわち、逆方向には切り替えられないように構成されている。なお、図11における矢印はガイドピン265aの移動軌跡を示している。
また、押圧機構265が案内経路270に沿って移動するのは、押圧機構265のガイドピン265aが案内経路270内にゆるみばめ状態で移動可能に嵌め合い(以下、嵌合と称す。)状態となっているからである。すなわち、案内経路270がカム溝として機能し、ガイドピン265aがこのカム溝に沿って移動する間に位置を変えるカムフォロワとして機能する。
図12ないし図22は、本実施形態における増し折りローラユニットによる増し折り動作の動作説明図である。
図12は折りローラ対230にて折られたシート束SBが予め設定された増し折り位置まで搬送されて停止し、増し折りローラユニット260が待機位置にいる状態を表している。この状態が増し折り動作の初期位置である。
図示左側の端部(一方の端部)SB2aより外側の初期位置(図12)から増し折りローラユニット260が図示右方向(矢印D2方向)に往移動を開始する(図13)。その際、増し折りローラユニット260内の押圧機構265は、ガイドピン265aの作用により案内部材264の案内経路270に沿って移動する。動作開始直後は第1の案内経路271に沿って移動する。その際、増し折りローラ対261a,262aは押圧解除状態にある。ここで、押圧解除状態とは増し折りローラ対261a,262aとシート束SBは接触しているがほとんど圧力がかかっていない状態、又は増し折りローラ対261a,262aとシート束SBとが離れている状態を表している。なお、増し折りローラ対261a,262aは対となる増し折りローラ/上261aと増し折りローラ/下262aによって構成される。
シート束SBの中央付近SB3で第3の案内経路273にかかると(図14)、押圧機構265は第3の案内経路273に沿って下降を開始し、第1の経路切り替え爪277を押しのけて第2の案内経路272に入る(図15)。このとき、押圧機構265は増し折りローラ/上ユニット261を押圧している状態となり、増し折りローラ/上ユニット261はシート束SBに当接し、押圧状態となる。
押圧したままの状態で増し折りローラユニット260はさらに矢印D2方向に移動する(図16)。その際、第2の経路切り替え爪278は逆方向へは移動できないので、第6の案内経路276に案内されることなく、第2の案内経路272に沿って移動し、シート束SBの右側の端部(他方の端部)SB2bを抜け、往移動の最終位置に位置する(図17)。ここまで移動すると、押圧機構265のガイドピン265aは第2の案内経路272から上部の第4の案内経路274に移行する。その結果、第2の案内経路272の上面によるガイドピン265aの位置規制が解除されるので、増し折りローラ/上261aは増し折りローラ/下262aから離れ、押圧解除状態となる。なお、ここではシート束SBの端部は符号SB2で示し、端部を特定する必要がある場合には、一方の端部は符号SB2aで、他方の端部は符号SB2bでそれぞれ示す。
次いで、ユニット移動機構263によって増し折りローラユニット260は復移動を開始する(図18)。復移動では、押圧機構265は第4の案内経路274に沿って図示左方向(矢印D3方向)に移動する。この移動により押圧機構265が第6の案内経路276に至ると(図19)、ガイドピン265aが第6の案内経路276の形状に沿って下方向に押され、押圧機構265は押圧解除状態から押圧状態に移行する(図20)。
そして、第5の案内経路275に入ると、完全な押圧状態になり、第5の案内経路275を矢印D3方向にそのまま移動して(図21)、シート束SBの前記一方の端部SB2aを抜ける(図22)。
このようにして増し折りローラユニット260を往復移動させてシート束SBに増し折りを施す。その際、シート束SBの中央付近SB3から他方の端部SB2b側への増し折りを開始し、シート束SBの他方の端部SB2bを抜ける。その後、他方の端部SB2bの外側から移動を開始して増し折りしたシート束SBの上を通り、シート束SBの中央付近SB3から前記一方の端部SB2a側への折り増しを開始し、当該一方の端部SB2aを抜けるという動作によって増し折りを行う。
このように動作させると、一方の端部SB2a側から移動を開始して折り増しを開始するとき、あるいは他方の端部SB2bを抜けた後、一方の端部SB2a側に戻るとき、シート束SBの端部SB2にシート束SBの外側から増し折りローラ対261a,262aが接触することも、加圧することもない。すなわち、シート束SBの端部SB2を当該端部SB2の外側から通過するときには増し折りローラユニット260は押圧解除状態にある。そのため、シート束SBの端部SB2へのダメージは発生しない。また、シート束SBの中央付近SB3から端部SB2にかけて増し折りするので、増し折り時のシート束SBを接触して走行する距離が短くなり、しわ等の原因になる縒れも蓄積され難い。そのため、シート束SBの折り目部(背)SB1を増し折りする際にシート束SBの端部SB2にダメージが生じることがなく、縒れの蓄積による折り目部SB1及びその近傍の捲れやしわの発生も抑制することができる。
シート束SBの端部SB2の外側から増し折りローラ対261a,262aが当該端部SB2上に乗り上げないようにするには、図12ないし図22から分かるように動作させる。すなわち、増し折りローラユニット260が往移動時に押圧を解除した状態でシート束SB上を移動する距離をLa(一方の端部SB2aからの距離)、復移動時に押圧を解除した状態でシート束SB上を移動する距離をLb(他方の端部SB2bからの距離)としたとき、シート束の幅方向の長さLと、前記距離La,Lbとの関係が、
L>La+Lb
であることが必須である(図12〜図14、図17〜図19)。
その際、前記距離La及びLbを略同一に設定し、例えばシート束SBの幅方向の中央付近SB3で押圧を開始するようにすればよい(図16、図20)。
なお、本実施形態における増し折りローラユニット260では、増し折りローラ/下ユニット262を用意して増し折りローラ対261a,262aによって増し折りを行っているが、増し折りローラ/下ユニット262を削除し、増し折りローラ/上ユニット261と、それに対向するような当接面を有する図示しない受け部材を設け、両者間で押圧するように構成しても良い。
さらに、本実施形態における増し折りローラユニット260では、増し折りローラ/上ユニット261は上下に可動に構成し、増し折りローラ/下ユニット262は上下方向には不動の構成であったが、増し折りローラ/下ユニット262も上下方向に可動に構成することもできる。このように構成すると、増し折りローラ対261a,262aが増し折り位置に対して対称に接離動作するので、増し折り位置がシート束SBの厚みに関係なく一定となり、さらに傷等のダメージを抑制することができる。
なお、図12から図22に示した例では、距離La及びLbを略同一に設定し、シート束SBの幅方向の中央付近SB3から押圧を開始するようにしている(図15、図20)。これに対し、シート束SBの幅方向の任意の位置、例えば端部SB2付近の内側から押圧を開始するように設定することもできる。その際、端部SB2付近の内側から押圧を開始する場合でも、距離La及びLbを略同一に設定して押圧を開始するようにすると、案内部材を対称形状に構成することができる。その結果、製造コストを低減することが可能となる。
このように押圧解除状態と押圧状態を設定すると、一方及び他方の端部SB2a,SB2bについては、それぞれシート束SBの内側から押圧し、それぞれの端部SB2a,SB2bの角部側から増し折りローラ対261a,262aが直接接触することはない。なお、このように設定する増し折りする場合の機構は図9、図10及び図11と同様であり、前記距離La,Lbの設定が異なるだけである。
図23は増し折りユニット260の構成について説明する図、図24及び図25は増し折りユニット260の走行方向と上下の増し折りローラ対261a,262aとの位置関係を示す図である。増し折りローラ/下ユニット262は図23に示すよう増し折りローラ/下262a、カバー262b、及び増し折りローラ/下ケース262cから構成されている。増し折りローラ/下262aは増し折りローラ/下ケース262cにより回転可能に支持されている。
図24及び図25に示すように増し折りローラ/下ケース262cには軸受部が2個所設けられている。2個所とは、第1の軸受部262dと第2の軸受部262eである。第1の軸受部262dは増し折りローラ対(上側及び下側増し折りローラ)261a,262aの回転軸261b,262fの中心261b1,262f1を結ぶ直線Yと増し折りユニット260の走行方向(シート束SBの幅方向に同じ)とのなす角θが90°になる位置に設けられている。図24はこの状態を示す図である。この増し折りユニット260の走行方向は、増し折りローラ対261a,262aのニップNの接線方向Gに一致する。
なお、増し折りローラ対261a,262aの回転軸261b,262fの中心261b1,262f1を結ぶ直線Yの方向はシート束SBの厚み方向tに対して平行である。また、図24はシート束SBの押圧開始前の初期状態を示し、この位置から増し折りローラ/上261aが下降して増し折りローラ/下262aとの間にシート束SBを挟み込んだ位置が第1の位置である。
第2の軸受部262eは、図25に示すように図24に示した第1の軸受部262dの位置から往路移動方向上流側3mmの位置に設けられている。これにより、第2の軸受部262fに増し折りローラ/下262aを移動させると、第1の軸受部262dに増し折りローラ/下262aが位置していたときに対して両ローラの回転軸の中心261b,262fを結ぶ直線Y’が直線Yから傾くことになる。
図26ないし図29は綴じ針と増し折り時の増し折りローラ対261a,262aとの関係を示す図である。図26から分かるように、増し折りローラ対261a,262が増し折りのためにシート束SBを両者のニップNに挟んだときには、直線Y’はシート束SBの幅方向Xに対して角度ηだけ傾く。これにより、シート束SBの折り目部SB1には、幅方向X(若しくは増し折りユニット260の走行方向)に対して傾いた状態で押圧力が加えられる。その結果、図24に示した場合に比べて折り目を強化することができる。なお、前記傾きは増し折りローラ対261a,262aのニップNの接線方向Gの傾きηに対応する。この位置が第2の位置である。
この第2の位置では、図27に示すように綴じ針SB3が増し折りローラ/下262aに接する位置にあるとき、あるいは図28に示すように増し折りローラ/上261aに接する位置にあるとき、綴じ針SB3が変形しやすい。これは、綴じ針SB3に増し折りローラ/下262aあるいは増し折りローラ/上261aから直接力が加わるからである。このように綴じ針SB3が変形すると、シート束SBの折り目部SB1の綴じ針SB3で綴じた部分が変形し、折り品質としては劣化する。
そこで、折り品質が問題になる場合には、図24に示したように前記角θが90°になる第1の軸受部262dに増し折りローラ/下262aの位置を変更する。この位置は第1の位置である。これにより、図29に示すように綴じ針SB3が湾曲するような力が加わらないので、シート束SBの折り目部SB1の綴じ針SB3で綴じた部分が変形することはない。そのため、高品質の折りを保証することができる。
なお、本実施形態では、増し折りローラ/下ケース262cに軸受け個所を2個所設けているが、3個所以上設けて、増し折りローラ/上ユニット261側に設けても良い。また、本実施形態では、2個所目の第2の軸受部262eが往路移動方向に対して3mm上流側に設けられているが、下流側に設けても良い。
図30は増し折りローラ/下262aを移動させるときの操作手順を示す説明図である。
図30(a)は初期状態であり、図23に示した図と同一である。この状態では、増し折りローラ/下262aは第1の軸受部262dに装着されている。図30(b)に示すようにカバー262bには、その外側に増し折りローラ/下ケース262cと係り合って(以下、係合と称す。)両者を弾性的に結合する係合片262b1が設けられている。図30(b)は係合片262b1が増し折りローラ/下ケース262cに係合し、カバー262bが増し折りローラ/下ケース262cにロックされて増し折りローラ/下262aを第1の軸受部262dに回転可能に保持した状態である。
この状態から図30(b)において矢印で示すように操作し、係合片262b1の増し折りローラ/下ケース262cに対する弾性的な係合状態を解除する。これにより、図30(c)に示すようにカバー262bが開き、増し折りローラ/下262aの軸262gを第1の軸受部262dから第2の軸受部262eに移動させることができる。カバー262bは弾性的な係合を可能とするため、弾性を有する材料、例えばPOM(polyoxymethylene:ポリアセタール)によって一体成型により形成されている。
なお、図30(c)及び(d)は増し折りローラ/下262aを第2の軸受部262eに移動させた後の状態を示している。
また、第1及び第2の軸受部262d,262eは、カバー262b側の軸受部分262b1,262b2と対で構成され、カバー262bを開くと、第1及び第2の軸受部262d,262eも開放される。
図30はユーザ自身が直接操作するように構成された例を示しているが、機械的に軸受位置を変更することも可能である。図31は、カムを使用して増し折りローラ/下262a位置を変更する例を模式的に示す図である。
この例では、増し折りローラ/下262aの軸262gをカムフォロワとして偏心カム262hによって軸位置を移動させるようになっている。具体的には、図31に示すように、軸262gは引張りスプリング262iによって偏心カム262hのカム面に押し付けられて、軸位置が規制されている。一方、偏心カム262hは図31(c)に示すようにモータ262jによって回転駆動される。そして、増し折りローラ/下262aは偏心カム262hの回転位置に応じて増し折りローラ/下ケース262cのガイド面262kに沿って直線的に往復する。これにより増し折りローラ/上261aに対して増し折りローラ/下262aの相対的な位置を往復移動可能な範囲で任意に変更することができる。
図31では、図31(a)が図24の位置に、図31(b)が図25の位置にそれぞれ対応する。
なお、モータ262jは、例えば、画像形成装置PR側に設けられた図示しない制御パネルからの操作入力に基づいて中綴じ製本装置2に搭載された制御回路200のCPU200aによって制御される。CPU200aは、制御部と演算部を含み、制御部が命令の解釈とプログラムの制御の流れを制御し、演算部が演算を実行する。また、プログラムは図示しないメモリに格納され、実行すべき命令(ある数値又は数値の並び)を前記プログラムの置かれたメモリから取り出し、前記プログラムを実行する。
また、偏心カム262hとモータ262jに代えてソレノイドを使用することもできる。ただし、ソレノイドで駆動する場合、図30に示した場合と同様に図24及び図25の位置に対応する2位置しかとることはできない。
図32は、本実施形態における画像形成装置PRと、複数のシート処理装置1,2とからなる画像形成システムSYの制御構成を示すブロック図である。画像形成装置PR、第1のシート後処理装置1及び中綴じ製本装置2はそれぞれ第1の通信インターフェイス200c及び第2の通信インターフェイス200dによって直列に接続され、それぞれの間で通信可能となっている。また、中綴じ製本装置2全体及び各部の制御は中綴じ製本装置2の制御回路200によって実行される。
中綴じ製本装置2はCPU200a、I/Oインターフェイス200b等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路200を備えている。CPU200aには、画像形成装置PRのCPUあるいは操作パネルPRaの各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が第1の通信インターフェイス200c、第1のシート後処理装置1及び第2の通信インターフェイス200dを介して入力される。中綴じ製本装置2の制御回路200では、CPU200aが入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。
すなわち、中綴じ製本装置2の制御は画像形成装置PRのCPUからの指示若しくは情報に基づいて実行される。利用者の操作指示は画像形成装置PRの操作パネルPRaから行われる。なお、中綴じ製本装置2に操作パネルが設けられている場合には、この操作パネルから行うようにすることもできる。
これにより、画像形成装置PRからは中綴じ製本装置2へ操作パネルPRaからの操作信号が送信され、また、中綴じ製本装置2の処理状態や機能が操作パネルPRaを介して利用者に通知される。
さらに、CPU200aは、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インターフェイス200bを介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。
第1のシート後処理装置1も中綴じ製本装置2と同様にCPU、I/Oインターフェイス等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、シート束作成機能に対応した制御を実行する。
図33ないし図36は、本実施形態に係る中綴じ製本装置2における増し折り強度を設定する制御手順を示すフローチャートである。なお、この制御手順は中綴じ製本装置2のCPU200aによって実行され、制御及び設定の主体はCPU200aである。
図33は、ユーザが操作パネルPRaから設定した枚数設定情報に基づいて、増し折り処理の強弱(増し折り強度)を設定する制御手順を示すフローチャートである。
この制御手順では、まず、ユーザが操作パネルPRaから増し折りされるシート枚数を入力する。これにより枚数設定が行われる(ステップS101)。CPU200aはユーザ設定によるシート枚数が、予め設定された枚数N枚以上であるか否かを判定する(ステップS102)。N枚以上であれば(ステップS102:Yes)、増し折り強度を“強”に設定する(ステップS104)。これにより、図31を参照して説明したように、増し折りローラユニット260の偏心カム262hをモータ262jにより回転させて図26に示すηを変更(大きく)し、増し折り“強”で増し折りを行うことができる。
一方、ステップS102でN枚未満であれば(ステップS102:No)、増し折り強度を“弱”に設定する(ステップS103)。これにより、図31を参照して説明したように、増し折りローラユニット260の偏心カム262hをモータ262jにより回転させて図26に示すηを変更(小さく)し、増し折り“弱”で増し折りを行うことができる。
なお、ステップS103及びS104では、説明を簡単にするために、増し折り強度“弱”、“強”の2段階として説明しているが、シート枚数情報に応じて、増し折り強度を、より多段階、あるいは連続的に設定することもできる。また、“弱”の場合には、η=0(θ=90°)と設定することも可能である。多段階あるいは連続的に設定する場合には、CPU200aはモータ262jの回転角を制御すればよい。増し折り強度を適切若しくは最適に設定するためには、連続的に強度を設定できるようにする必要がある。この制御には、例えばステッピングモータが好適である。
ステップS103及びS104で増し折り強度が設定されると、画像形成装置PRにおいて画像形成動作を実行し、第1のシート後処理装置1で設定された枚数のシート束SBを作成し、中綴じ製本装置2に搬送する(ステップS105)。次いで、図2ないし図6で説明したシート束SBの折り処理を実行し(ステップS106)、さらに、図12ないし図22で説明した増し折り処理を実行する(ステップS107)。そして、増し折り処理実行後、シート束SBを排出する(ステップS108)。
図34は、画像形成装置PRの図示しない給紙段にセットされたシートの厚さ情報に基づいて増し折り処理の強弱(増し折り強度)を設定する制御手順を示すフローチャートである。
例えば、シートの厚さが厚い場合、コート紙など特殊紙に設定されている場合は、増し折り強度を強くする必要がある。この例では、シート厚については給紙段に収納されたシート情報から取得し、その情報に基づいて増し折り強度を適切若しくは最適に制御する。
この制御手順では、画像形成装置PRの給紙段が選択されると(ステップS201)、その給紙段に収納されているシートの厚さ情報からシートが予め設定された基準の厚さよりも厚いか否かを判定する(ステップS202)。シートが基準よりも厚い場合(厚紙である場合)には(ステップS202:Yes)、増し折り強度を“強”に設定する(ステップS204)。一方、ステップS202で基準よりも薄い場合には(ステップS202:No)、増し折り強度を“弱”に設定する(ステップS203)。この設定に基づいて増し折りローラユニット260のモータ262jによって偏心カム262hを回転させ、増し折りローラユニット260を前記“強”あるいは“弱”の状態とする。
次いで、ステップS205ないしステップS208で前述のステップS105ないしステップS108と同様の搬送処理、折り処理、増し折り処理、排出処理を実行し、処理を終える。
この場合も、説明を簡単にするために、増し折り強度“弱”、“強”の2段階として説明しているが、シート枚数情報に応じて、増し折り強度を、より多段階、あるいは連続的に設定することもできる。また、“弱”の場合には、η=0(θ=90°)と設定することも可能である。
図35は、増し折りするシート束SBの厚さを検出して増し折り強度を設定する制御手順を示すフローチャートである。
シート束SBの厚さは図37を参照して後述するが、増し折りローラユニット260にシート束SBの増し折り目部SB1の厚さを検出する厚みセンサ266を設け、この厚みセンサ266のセンサ出力に基づいて増し折り対象のシート束SBの折り目部SB1の厚さ、あるいはシート束SBの厚さを検出するようになっている。
この制御手順では、まず、画像形成装置PRの画像形成動作が終了すると、第1のシート後処理装置1で1部の中綴じ製本対象となる枚数のシート束SBを作成し、中綴じ製本装置2に搬送する(ステップS301)。次いで、図2ないし図6で説明したシート束SBの折り処理を実行し(ステップS302)、厚みセンサ266によって検出したシート束SBの厚さが予め設定された厚さ以上か否かを判定する(ステップS303)。予め設定された厚さ以上であると判定されると(ステップS303:Yes)、増し折り強度を“強”に設定する(ステップS305)。一方、ステップS202で基準よりも薄い場合には(ステップS303:No)、増し折り強度を“弱”に設定する(ステップS304)。この設定により、増し折りローラユニット260のモータ262jによって偏心カム262hを回転させ、増し折りローラユニット260を前記“強”あるいは“弱”の状態とする。
次いで、ステップS306で前述のステップS107の増し折り処理を実行し、ステップS307で前述のステップS108と同様の排出処理を実行し、処理を終える。
この場合も、説明を簡単にするために、増し折り強度“弱”、“強”の2段階として説明しているが、シート枚数情報に応じて、増し折り強度を、より多段階、あるいは連続的に設定することもできる。また、“弱”の場合には、η=0(θ=90°)と設定することも可能である。
さらに、この制御手順では、シート束SBの折り処理後の厚みを、増し折りローラユニット260内に設けられた厚みセンサ266により検出しているが、折り処理前のシート束SBの厚みを検出して、同様の制御手順で処理することも可能である。
図36は、折り処理時に、折り目部SB1に綴じ針SB3により綴じ処理を施すか否かの設定に応じて増し折り強度を設定する制御手順を示すフローチャートである。
図27及び図28を参照して説明したように中綴じする際、綴じ針SB3が変形することがある。すなわち、綴じ針SB3が増し折りローラ/上、下261a,262aに挟まれ、さらに綴じ針SB3が増し折りローラ261a,262aに接している場合は特に増し折り処理により、綴じ針SB3が変形してしまうおそれがある。そこで、綴じ処理を実施する場合に、増し折り強度“弱”に設定すると、綴じ針SB3の変形を抑制することができる。図36に示したフローチャートは、自動的に綴じ針SB3の変形を抑制する制御手順を示している。
この制御手順では、まず、折り処理モードを設定する(ステップS401)。この折り処理モードの設定では綴じ処理の有無が設定される。次いで、この設定の内容、すなわち、折り処理において綴じ処理を行うか否かが判定される(ステップS402)。
綴じ処理無と判定されると(ステップS402:No)、増し折り強度を“強”に設定する(ステップS404)。一方、綴じ処理有りと判定されると(ステップS402:Yes)、増し折り強度を“弱”に設定する(ステップS403)。この設定により、それぞれ増し折りローラユニット260のモータ262jによって偏心カム262hを回転させ、増し折りローラユニット260を前記“強”あるいは“弱”の状態とする。
そして、画像形成装置PRの画像形成動作が終了すると、第1のシート後処理装置1で1部の中綴じ製本対象となる枚数のシート束SBを作成し、中綴じ製本装置2に搬送する(ステップS405)。次いで、中綴じ製本装置2で綴じ処理無しの場合には折り処理が実行され、綴じ処理有りの場合には綴じ処理及び折り処理が実行される(ステップS406)。折り処理実行後、前記ステップS403,S404で設定された“弱”あるいは“強”の増し折り強度で、ステップS107,S108と同様にして増し折りが実行され(ステップS407)、シート束SBは排紙される(ステップS408)。
なお、シート束SBの綴じ枚数が少ない場合には特に変形が懸念されるので、図33、図34あるいは図35で説明したシート束SBの枚数情報、厚み情報、あるいは厚み検出結果などの情報と組み合わせて、増し折り強度を設定することもできる。また、綴じ処理が施されている場合でも、シート束SBの厚みが大きいときには、綴じ針SB3の変形が起こりにくく、むしろ増し折り強度が強くなるように制御するほうが望ましいこともある。
そこで、例えば、予め実験で種々の組み合わせに即した増し折り強度を求め、その結果をテーブル化しておき、CPU200aが増し折り強度を設定する際に、前記テーブルを参照して増し折り対象となるシート束の増し折り強度を決定するようにする。このようにすると、適切若しくは最適な増し折り強度でシート束SBの折り目部SB1を押圧し、折り目部SB1の強化を図ることができる。
図37は図35のフローチャートのステップS303の判定で使用する厚みセンサ266の構成及び動作を示す説明図である。
厚みセンサ266は変位センサ266aと金属板266bとから構成される。金属板266bは増し折りローラ/上261aの上部に接するように固定され、増し折りローラユニット/上261aの変位と一体に変位する。一方、変位センサ266aは予め設定された位置に前記金属板266bとギャップG隔てた位置に設置されている。これにより、シート束SBの厚さが薄い場合(図37(a):SB(1))には、ギャップは符号GP(1)で示すように大きくなる。これに対して、シート束SBの厚さが厚い場合(図37(b):SB(2))には、ギャップは符号GP(2)で示すように大きくなる。
変位センサ266aは、例えば、図示しないセンサ表面に構成されたコイルと、図示しない発振回路に対し、発振回路に微弱な電流を流し、コイル周辺に磁界が形成されるようにしておく。コイル近傍の金属板266bの影響により、磁束が変化し、発振回路に影響を及ぼし、コイルと金属板266bとの距離が変化すると周波数が変化する。そこで、変位センサ266aと、増し折りローラ/上261aに固定された金属板266bとのギャップGの広さを、前記周波数の変化により検出し、増し折りローラ/上261aの変位を検出する。この変位は、CPU200aに入力され、CPU200aによってシート束SBが薄いか厚いか、あるいは厚さの度合いが検出される。
すなわち、例えばこのような構造の厚さセンサ266を使用して増し折りローラユニット260に搬送されてきたシート束SBの折り目部SB1の厚さを検出できる。なお、コイルを使用した変位センサ266aと金属板266bを使用した厚みセンサ266はシート束SBの厚さを検出する検出手段の一例であり、この他に超音波センサなどの広く一般的に用いられる変位センサを使用して厚みセンサ266とすることができる。
図33ないし図36に示したフローチャートでは、増し折り強度を図31に示した偏心カム262hとモータ262jを使用してCPU200aが設定するように処理されている。しかし、シート束SBに関する情報を中綴じ製本装置2自体で取得するものでない場合には、図30に示したようにユーザ自身が増し折りローラ/下262aを移動させて増し折り強度を設定若しくは変更することもできる。
また、公知例では、折り目部SB1にさらに圧力を加えて折り目部SB1の折りを強化する動作のことを「折り増し」と称している。これに対して本実施形態では、同様の動作を「増し折り」と称している。両者は表現が異なるだけで実質的に同一である。
また、前記実施形態では、シート束SBが停止状態で、増し折りローラユニット260が移動することにより増し折りを行っているが、両者の関係は相対的なものである。そこで、増し折りローラユニット260がシート折り目方向に停止した状態で、増し折りローラ対261a,262aがシート束SBの折り目部SB1を押圧した状態で回転させるように構成することもできる。この例を図38に示す。
図38は増し折りローラユニット260がシート折り目方向に停止した状態で増し折りする例を示す動作説明図である。
この例では、図38に示すように折りローラ対330で搬送したシート束SBは、図示しないシート束搬送部材によって増し折りローラユニット360に向けて搬送される。増し折りローラ/上361aが増し折りローラ/下362aに対して離間した状態(押圧解除状態)でシート束SBを受け入れる(図38(a))。その後、増し折りローラ/上361aと増し折りローラ/下362aが押圧状態に移行する(図38(b))。そして、押圧状態で増し折りローラ対261a,262aを折り目方向に回転駆動する。これによりシート束SBは折り目方向に搬送され(図38(c)、この過程で折り目部SB1に対して増し折りが実行される。
なお、図38において、符号365は押圧機構、符号361は増し折りローラ/上ユニット、符号362は増し折りローラ/下ユニット、符号365bは支持部材であり、それぞれ符号265,261,262,265bで示した前述の押圧機構、増し折りローラ/上ユニット、増し折りローラ/下ユニット及び支持部材と同様の機能を有する。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1) 折られたシート束SBの折り目部SB1を増し折りローラ/上261a(第1の押圧部材)と増し折りローラ/下261b(第2の押圧部材)で挟み込んで押圧する増し折りローラユニット260(押圧手段)と、前記増し折りローラユニット260の押圧位置をシート束SBの折り目方向[矢印D1方向]に移動させるユニット移動機構263(移動手段)と、を有する中綴じ製本装置2(シート処理装置)であって、前記増し折りローラ/上261aと増し折りローラ/下261bの前記シート束SBの折り目方向の相対的な位置を変更する位置変更手段を備えたので、変更位置に応じて折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
2) 前記位置変更手段は、前記増し折りローラ/上261a(第1の押圧部材)のシート束SBの第1の押圧位置と増し折りローラ/下261b(第2の押圧部材)のシート束SBの第2の押圧位置がシート束SBの折り目方向にずれている位置[例えば図25:直線Y’上の位置]と、前記第1の押圧位置と前記第2の押圧位置がシート束SBの折り目方向で同じ位置[例えば図25:直線Y上の位置]にそれぞれ設定されているので、いずれかの位置を選択することにより、折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
3) 前記位置変更手段は、前記相対的n位置を任意の位置に変更可能であるので、折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができるばかりでなく、両者の重視の程度を相対的に設定することが可能となる。
4) 前記位置変更手段は、前記相対的な位置を前記シート束SBに関する情報に応じて変更するので、例えばシート枚数情報、給紙段にセットされたシートの厚さ情報、シート束の厚さ情報等に基づいて折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
5) 前記位置変更手段は、前記相対的な位置を前記シート束SBに対する綴じ処理の有無の情報に応じて変更するので、綴じ処理の有無に応じて折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
6) 前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材が、それぞれ増し折りローラ/上261a(第1のローラ部材)、増し折りローラ/下262a(第2のローラ部材)を含み、前記位置変更手段が前記増し折りローラ/上261a又は増し折りローラ/下262aの一方[図25、図30では、増し折りローラ/下262a]を回転可能に支持する第1の軸受部262d及び第2の軸受部262eを備え、前記増し折りローラ/上261a(第1のローラ部材)又は増し折りローラ/下262a(第2のローラ部材)の一方[図25、図30では、増し折りローラ/下262a]の軸262gを前記第1の軸受部262d及び第2の軸受部262eの一方に位置させることにより、前記相対的な位置を変更するので、軸受部の選択だけで、折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
また、位置変更手段として第1及び第2の軸受部262d,262eを予め形成しておくだけで良いので、低コストで提供することが可能である。さらに、位置変更に際して電力を消費することがなく、ランニングコストも不要である。その際、軸受部を3個以上形成すれば角度ηの微調整も可能である。
7) 前記位置変更手段は、前記軸262gを移動させる際、開放し、移動させた後、閉鎖して前記軸262gを前記軸受部262d,262eで回転可能に保持する弾性体からなるカバー262dを備えているので、カバー262bを開閉することによりユーザの意志によって容易に折り目強化重視か綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。また、増し折りローラ/下262aは軸受着脱可能となっているため、増し折りローラ/下262aが磨耗した際にユーザが容易に交換することも可能である。
8) 増し折りローラ対261a,262aの一方をユニット移動機構263(移動手段)の移動方向に平行に移動するように案内するガイド面262k(ガイド手段)と、増し折りローラ/下262a(一方の増し折りローラ)を前記ガイド面262kに沿って往復移動させる偏心カム262h及びモータ262j、あるいは偏心カム262h及びソレノイド(カム手段)と、を備えているので、ユーザが操作パネルからの操作入力によりモータ駆動で位置を変更することにより、折り目強化重視か、あるいは綴じ針変形抑制重視かを選択することができる。
9) 前記増し折りローラユニット260(押圧手段)の押圧及び押圧解除を行わせる案内経路270(押圧駆動手段)を備えているので、案内経路270の形状に応じて押圧開始位置及び押圧解除位置を任意に設定することができる。
10) 前記増し折りローラユニット260(押圧手段)は、シート束SBの一方の端部SB2a側から往移動するときに、前記シート束SBの幅方向[D1方向]のシート束の端部SB2から距離Laの位置(予め設定された第1の位置)から押圧を開始し、前記シート束SBの他方の端部SB2bを抜けた後、押圧を解除し、前記他方の端部SB2b側から復移動するときに、当該端部SB2bから距離Lbの位置(予め設定された第2の位置)から押圧を開始し、前記シート束SBの他方の端部SB2bを抜けるので、シート束SBの端部SB2の外側から移動してくるときには、常に押圧解除状態であり、シート束SBの折り目部SB1を増し折りする際にシート束SBの端部SB2にダメージを発生させすることがない。
また、シート束SBの幅方向の全域を一度に増し折りするわけではないので、縒れの蓄積による折り目部SB1及びその近傍の捲れやしわの発生を抑制することができる。
なお、前記実施形態における効果の説明では、本実施形態の各部について、特許請求の範囲における各構成要素を丸括弧書きで示し、若しくは参照符号を付し、両者の対応関係を明確にした。加えて、実施形態との対応も必要に応じて角括弧書きで示した。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
2 中綴じ製本装置(第2のシート後処理装置)
260 増し折りローラユニット
261a 増し折りローラ/上
261b1,262f1 中心
262a 増し折りローラ/下
262b カバー
262d 第1の軸受部
262e 第2の軸受部
262h 偏心カム
262j モータ
262k ガイド面
263 ユニット移動機構
265 押圧機構
PR 画像形成装置
SB シート束
SB1 折り目部
SY 画像形成システム
X シート幅方向(増し折りユニットの走行方向)
Y,Y’ 中心を結ぶ線
特開2012−153530号公報

Claims (13)

  1. 折られたシート束の折り目部を第1の押圧部材と第2の押圧部材で挟み込んで押圧する押圧手段と、
    前記押圧手段の押圧位置をシート束の折り目方向に移動させる移動手段と、
    を有するシート処理装置であって、
    前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材の前記シート束の折り目方向の相対的な位置を変更する位置変更手段を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段は、前記第1の押圧部材のシート束の第1の押圧位置と前記第2の押圧部材のシート束の第2の押圧位置がシート束の折り目方向にずれている位置と、前記第1の押圧位置と前記第2の押圧位置がシート束の折り目方向で同じ位置にそれぞれ設定されていることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段は、前記相対的な位置を任意の位置に変更可能であることを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段は、前記相対的な位置を前記シート束に関する情報に応じて変更することを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段は、前記相対的な位置を前記シート束に対する綴じ処理の有無の情報に応じて変更することを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項1に記載のシート処理装置であって
    前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材が、それぞれ第1のローラ部材と第2のローラ部材を含み、
    前記位置変更手段が前記第1のローラ部材又は第2のローラ部材の一方を回転可能に支持する第1の軸受部及び第2の軸受部を備え、前記第1のローラ部材又は第2のローラ部材の一方の軸を前記第1の軸受部又は第2の軸受部の一方に位置させることにより、前記相対的な位置を変更することを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項6に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段は、前記軸を移動させる際、開放し、移動させた後、閉鎖して前記軸を前記軸受部で回転可能に保持する弾性体からなるカバーを備えていることを特徴とするシート処理装置。
  8. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段が、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の一方を前記折り目方向に移動するように案内するガイド手段と、前記一方の押圧部材を前記ガイド手段に沿って移動させるカム手段と、を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  9. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記位置変更手段が、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の一方を前記折り目方向に移動するように案内するガイド手段と、前記一方の押圧部材を前記ガイド手段に沿って移動させるソレノイドと、を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記押圧手段の押圧開始及び押圧解除を行わせる押圧駆動手段を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  11. 請求項10に記載のシート処理装置であって、
    前記押圧手段は、往移動するときに前記シート束の幅方向の予め設定された第1の位置から押圧を開始し、前記シート束の一方の端部を抜けた後、押圧を解除し、復移動するときに予め設定された第2の位置から押圧を開始し、前記シート束の他方の端部を抜けることを特徴とするシート処理装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えた画像形成システム。
  13. 折られたシート束の折り目部を第1の押圧部材と第2の押圧部材で挟み込んで押圧する押圧手段と、前記押圧手段の押圧位置をシート束の折り目方向に移動させる移動手段と、を有するシート処理装置におけるシート束の増し折り方法であって、
    位置変更手段により前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材の前記シート束の折り目方向の相対的な位置を変更する工程を備えたことを特徴とするシート束の増し折り方法。
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