JP4929365B2 - 背面形成装置、及び製本装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、単に、「シート」と
称する)を綴じ処理後、折り処理を施し、綴じて束ねたシート束の背部を平坦に形成する
背面形成装置、及びこの背面形成装置と画像形成装置を含む製本装置に関する。
簡易製本として世の中に幅広く使用されている中綴じ製本において、製本後の折り高さ
(膨らみ)を小さくするニーズが非常に高い。製本された冊子は数十部積み重ねられた状
態で、運搬や納品など取り回すことが通常行われている。しかし、半折りして製作される
中綴じ製本冊子は膨らんでいることから、積み重ねると不安定ですぐに崩れてしまう。
すなわち、シート束を中綴じし、中折り(2つ折り)した場合、2つ折りされたシート
束は、折り目部近傍において厚み方向に膨らんでしまい、見栄えが悪いものとなる傾向が
ある。また、シート束が折り目部近傍で膨らむと、冊子として背部側が厚く、小口側が薄
くなり同じ方向にシート束を積載した場合に積載部数が大きくなるにしたがって傾きやす
くなる。このため、多数のシート束を積み重ねると、傾斜が大きくなって崩れてしまい、
多数部のシート束を積載することが困難となる。
これに対し、2つ折りされたシート束の折り目部を背表紙状に平坦化して冊子を形成す
ると、冊子の膨らみが押さえられ、多数の冊子を積み重ねることができる。すなわち、前
述のように膨らんでいる冊子は卓上に数部積み重ねるだけで崩れてしまい、保管や運搬な
ど取り回しに問題があるが、折り目部に対応する背部を平坦化すると、膨らみを最小限に
抑えることが可能となり、前記問題は解決される。なお、ここで言う背部とは背面となる
背表紙、背表紙に続く表紙部分と裏表紙部分とを含む背面部分(以下、背面部と称する)
を意味し、冊子の反小口側の部分に相当する。
そこで、冊子を平坦化する技術に注目すると、例えば特許文献1及び2に記載された発
明が公知である。特許文献1(特開2001−260564号公報)記載の発明では、背
部が湾曲するように折りたたまれたシート束からなる小冊子の表面と裏面を、背部に隣接
して押圧手段で把持して固定し、背部の湾曲を平滑化するのに十分な圧力で成形ローラを
突き出た背部の長さ方向に沿って押し戻すように1回もしくは複数回走行させ、背部を平
坦にするようにしている。
この発明では、背部の湾曲を平坦化する効果を上げているが、加圧ローラによって局所
毎に連続して押圧し、冊子背部に面を形成することから、背面や綴じ部などに皺や破れな
どが発生する場合があった。また、ローラを折り目部に沿って移動させるので、加工時間
が長くならざるを得なかった。
そこで、特許文献2(特開2007−237562号公報)記載の発明では、折りたた
まれた用紙束の背部の周辺以外の部分を厚み方向に挟持する挟持手段と、背部押圧部材に
形成された背部押圧面を前記挟持された用紙束の背部に押し付けることにより、背部の反
対側の小口方向に背部を押圧する背部押圧手段と、前記押圧された用紙束の背部の周辺を
厚み方向に圧縮して、用紙束の背部の周辺を成形する圧縮手段と、を備えた用紙束成形装
置を特徴としている。この発明では、背部押圧手段によって小口方向に押圧され、膨らん
だ折り目近傍の表紙側及び裏表紙側の部分を圧縮手段によって圧縮することにより成形し
、膨らみを抑えるようにしている。
しかしながら、特許文献1記載の発明のように、ローラの接触により部分的に突出部を
変形させると、折り目に直交する方向に皺等が発生し、見栄えが悪くなる傾向がある。ま
た、用紙のサイズが大きくなると、移動時間も必要となるため、シート束の枚数によって
は生産性が低下することにもなる。すなわち、昨今の省エネ事情により、この種の装置で
は、効率的に装置を動作させ、省エネ効果を得ることが重要になっている。一般的には、
効率性を考慮した場合、用紙の枚数、紙厚、種類によって加圧力や繰返し回数などの加工
条件が異なってくる。しかし、特許文献1記載のようなローラを用いた加工では、ローラ
の繰返し移動回数の選択しか行うことができず、最も効率的な条件設定で加工することが
できないという問題があった。
また、特許文献2記載の発明では、皺や破れの発生が抑制され、冊子背部に面を形成す
ることができるが、背部を小口方向に押圧し、その後、圧縮手段によって圧縮して表紙及
び裏表紙を平坦にするため、突き当て板への冊子突き当て停止後に、挟持手段、背部押圧
手段、圧縮手段等の多数の手段を順次動作させる必要があり、加工時間短縮に対する効果
は不十分であった。
加えて特許文献2記載の発明では、背部押圧部材で用紙束を小口方向に押圧する駆動モータが必要であり、装置が大型化するという問題があった。また、背部押圧部材で用紙束を押圧する際、背部押圧部材と押圧部材の間のシート束の短い部分について、背部押圧部材で押圧して膨らみを形成させるため、駆動モータは大きい駆動力が必要であり、消費電力が増えるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、シートの厚さや枚数に拘わらずシート束の
背面あるいは綴じ部などに皺、破れなどを発生させることなく、確実にシート束(冊子)
の背面部に平坦面を形成し、冊子の膨らみを低減することにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、中折りされたシート束の折り部先端側を平坦状の背面形状に形成する背面形成装置であって、折り処理されたシート束の前記折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、前記搬送手段によってシート束の折り部先端側を突き当てる突き当て部材と、シート束を厚み方向から押圧して挟持する押圧挟持手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記突き当て部材に当接する位置からさらに所定の距離だけ搬送して停止させることによって当該シート束の膨らみを形成させ、前記押圧挟持手段によって当該膨らみを押し潰すことにより前記背面形状に形成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記所定の距離を前記シート束情報に基づいて設定することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記押圧挟持手段が第1及び第2の2つの押圧挟持手段を含み、シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、及び前記突き当て部材が順に配置され、前記制御手段は、前記搬送手段、前記突き当て部材、前記第1及び第2の押圧挟持手段を制御し、前記第1の押圧挟持手段によって前記シート束の上流側を挟持して折り部に前記膨らみを形成させ、当該シート束の膨らみを前記第2の押圧挟持手段によって挟持して当該膨らみを押し潰させ、当該シート束の背面を前記形状に形成させることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記シート束情報は、シート枚数、シートの厚さ、シートサイズ、特殊紙情報のうち少なくとも一つであることを特徴とする。
の手段は、シート状記録媒体に画像を形成する画像形成装置と、第1ないし第のいずれかの手段に係る背面形成装置とを備えた製本装置を特徴とする。
なお、後述の実施形態では、突当て部材は突当て板330に、制御手段は背面形成装置
3のCPU3−1に、背面形成手段は搬送手段、突当て手段、第1及び第2の押圧挟持手
段にそれぞれ対応し、搬送手段は上下の搬送ベルト311,312に、突き当て手段は突
き当て板330に、押圧挟持手段は上下の補助挟持板320,321、及び上下の加圧挟持板325,326に、画像形成装置は符号100に、それぞれ対応する。
本発明によれば、前記解決手段のように構成されているので、シートの厚さあるいは枚
数に多少に拘らずシート束の背面部に皺、破れを発生させず、確実に平坦面を形成し、冊
子の膨らみを低減することができる。
また、搬送手段によってシート束の折り目部先端が突き当て部材に当接する位置からさらに所定の距離だけ搬送することによってシート束に膨らみを形成させるので、突き当て部材を小口方向に移動させる駆動は必要なく、簡単な機構でかつ短時間で折り処理されたシート束の膨らみを低減化することが可能となる。
さらに、搬送手段と突き当て部材との間のシート束の長い部分について、搬送手段によってシート束の膨らみを形成させればよいので、搬送手段の駆動力が少なくてすみ、消費電力の低減を図ることができる。
本発明の実施形態におけるシート処理装置、中綴じ製本装置、及び背面形成装置を備えた背面形成のためのシート処理システムのシステム構成を示す図である。 図1におけるシート後処理装置の詳細を示す正面図である。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の搬入時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中綴じ時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 図1における背面形成装置の詳細を示す正面図である。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の他の例の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束搬入時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束先端の付け当て板当接時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持開始時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、加圧挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、押圧状態解除時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、シート束搬出時の状態を示す。 搬送ガイド板、補助挟持板、加圧挟持板、及び突き当て板をネジ駆動による上昇下降動作させる駆動機構の一例を示す図である。 シート処理システムを含む製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 シート束と加圧挟持部との関係を概略的に示す拡大図で、シート束が突き当て板に当たる直前の状態を示す。 シート束と加圧挟持部との関係を概略的に示す拡大図で、図20の状態から突き当て板に前記設定距離突き当てた状態を示す。 シート束の背面形成前と背面形成後の輪郭を示す説明図である。 シート束の平坦面形成時の加圧挟持部と冊子の状態を示す要部拡大図である。 冊子情報に応じた突き当て増し量をシート束厚から求められる突き当て距離に加算して突き当てて背面形成処理を行う処理手順を示すフローチャートである。
本発明は、冊子を形成するシート束の折り目部を平坦に形成し、また、折り目部とその
近傍の表紙部分と裏表紙部分を含む冊子背面部を加圧して平坦にすることにより、折り目
部を含む背面と表紙及び裏表紙との間をほぼ直角になるように、所謂スクウェアに成形し
たものである。これにより、多数部の平積みを可能とし、保管及び運搬などの取り回しに
際して問題が生じないようにした。このように成形するに際し、シート束の搬送方向上流
側から搬送手段、搬送ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段、突き当て手段、の順で配
置し、搬送手段で搬送した中綴じ中折りされたシート束を最下流に位置する突き当て手段
に突き当てることによりシート束先端部を搬送路内で膨らませ停止保持し、上流側の搬送
ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段の順に挟持間隔を狭めて加圧していき、膨らみを
下流に順次集中させる。そして、最終的にシート束先端部を突き当て手段に押しつつ加圧
挟持手段で加圧挟持する。これにより、シート束の背面部を上部小口側から見てコの字状
に成形している。
その際、シートの枚数が多く、あるいはシート厚が厚く、冊子背面部に平坦面を形成し
難い場合、突き当て手段に押し付けるシート束先端部の量を多くする。これにより、加圧
挟持する際にシート束の折り部をより鋭角に折ることが可能となるので、シート枚数の多
いシート束、あるいはシート厚が厚いシートのシート束のように折り難いシート束につい
ても確実に背面形成処理を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において
、同等な各部には、同一の参照符号を付し,重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態におけるシート後処理装置、中綴じ装置、背部形成装置を備え、背
面処理形成のためのシート処理システムのシステム構成を示すブロック図である。なお、
このシステムを画像形成装置の後段に接続して背面処理まで実行すると、インラインで画
像形成から製本処理まで実行可能な製本システムとして機能する。
このシステムでは、大略、シート後処理装置1のシート束排紙ローラ10から中綴じ処
理装置2内に搬入されたシート束に対して中綴じ処理を施し、さらに中折りした後、下排
紙ローラ231から背部形成装置3に搬送し、当該背部形成装置3でシート束の折り目部
(背面部)を平坦面に形成して装置外に排紙するようになっている。画像形成装置100
は入力された画像データ、もしくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記
録媒体に可視画像を形成するもので、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これら
の機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機(MFP−図19参照)など
がこれに相当する。画像を形成する部分がプリンタエンジン、画像を読み取る部分がスキ
ャナエンジンで、両者が後述の図19におけるエンジン110に対応する。
図2は図1における中綴じ製本装置の詳細な構成を示す図である。同図において、中綴
じ製本装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243
を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設
けられ、シート後処理装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装
置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シー
ト搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている
。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスル
ー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、
入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置もしくは排紙トレイにシー
ト束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中
折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折り
を行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内
する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬
送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板207には、上部から束搬送ローラ上
205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221
は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されて
いる。後端叩き爪221は駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後
述の可動フェンス側に叩き(押圧し)シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入
される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、後端叩き爪221は束搬送ガ
イド板上207の中折り搬送路243から退避する(図2破線位置)。符号294は後端
叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り
搬送路243から退避した図2破線位置をホームポジションとして検出する。後端叩き爪
221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じスティプラS1、中綴じジョガーフェン
ス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送
ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受け入れるガイド板であり、幅方向
には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(
支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じスティプラS1はシート束の中央部を綴じるスティプラである。可動フェンス2
10はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴
じスティプラS1に対向する位置に位置させ、その位置でスティプル処理、すなわち中綴
じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持され、
図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シー
ト束の先端が当接する可動フェンス210の可動範囲は、中綴じ製本装置2の処理可能な
最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェ
ンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部
には折りプレート215、折りローラ対230、排紙搬送路244、及び下排紙ローラ2
31が設けられている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り
動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙
搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設
けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り
搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙
搬送路224には、折り目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端
を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図2に示すように構成された中綴じ製本装置2では、図3ないし図7の動作説明
図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置100の
操作パネル105(図19参照)から中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが
選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243
側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。また、ソレノイド
に代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ
上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によ
って通過が確認された後、図3に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス
210にシート束SBの先端が当接する位置まで搬送される。その際、画像形成装置10
0のCPU100−1からのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向の
サイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図
3では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟持し、後端叩き爪221はホ
ームポジション位置に待機している。
この状態で、図4に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向
)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタック
されると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的
な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交
する方向)、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作が実行さ
れ、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイ
ズ情報、シート束を構成するシート束構成情報としての枚数情報、シート束厚み情報によ
って、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更
し整合する。なお、前記サイズ情報、枚数情報、厚み情報に加えて特殊なシートであるこ
とを示す特殊紙情報は後述のモード設定の際にも使用される。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しき
れないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより
、より良い整合状態を実現することができる。さらに、上流側でシートを順次重ね合わせ
る時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受け入れるま
での時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はない
ことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。したがって、上流の処理時間に応じ、
整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴
じスティプラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動
フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置
でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中
央部に中綴じスティプラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴
じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
なお、可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位
置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位
置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、中綴じ製本
装置2の制御回路のCPU2−1(図19参照)によって実行される。
図4の状態で中綴じされたシート束SBは、図5に示すように束搬送ローラ下206の
加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束S
Bの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位
置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図5の位置にシート束SBが達すると、図6に示すように折りプレート215が折りロ
ーラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SB
に対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート
215により押されて折りローラ対30のニップへと導かれ、予め回転していた折りロー
ラ対230のニップに押し込まれる。折りローラ対230は、ニップに押し込まれたシー
ト束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施さ
れる。図6は、シート束SBの折り目部先端が折りローラ対230のニップに挟持され、
加圧されているときの状態を示す。
図6の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図7に示すように折りローラ対
230によって搬送され、さらに下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。こ
のとき、シート束SB後端が折り目部通過センサ293に検知されると、折りプレート2
15及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態に
それぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数
であれば、可動フェンス210は再び図3の位置に移動し、待機するようにしても良い。
なお、これらの制御も前記制御回路のCPU2−1によって実行される。
図8は図1における背面形成装置3の詳細を示す正面図である。背面形成装置3にはシ
ート束搬送路302に沿って上流側から搬送部、補助挟持部、加圧挟持部、突き当て部、
排紙部が設けられている。なお、本明細書では、冊子は中綴じ、中折りされた後のシート
束SBを称し、単なるシートSと区別している。
搬送部は上下の搬送ベルト311,312を、補助挟持部は上下の搬送ガイド板315
,316及び上下の補助挟持板320,321を、加圧挟持部は上下の加圧挟持板325
,326を、突き当て部は突き当て板330を、排紙部は排紙ガイド板335及び上下の
排紙ローラ340,341を、それぞれ備え、前記各部により構成される。なお、前記各
部は図8では紙面の奥側(紙面と直交する方向)に少なくともシート束SBの搬送幅(搬
送方向に直交する方向の幅寸法)以上の幅を有する。
上搬送ベルト311及び下搬送ベルト312はそれぞれ、揺動支点311a,312a
に軸支された駆動側プーリ311b,312bと、この駆動側プーリ311b,312b
よりも下流側に位置し、前記折りプレート215、折りローラ対230のニップ、下排紙
ローラ231のニップを結ぶ線の延長上に設定される搬送中心301挟んで対向した従動
側プーリ311c,312c間に掛け渡され、図示しない駆動モータにより駆動される。
揺動支点311a,312aはシート束SBの厚さに応じて従動側プーリ311c,31
2cの間隔が倣うことができるように上下の搬送ベルト311,312を支持している。
図9は、上下の搬送ベルト311,312によってシート束SBを搬送する搬送機構(
搬送部)の詳細を示す図である。図9(a)は初期状態を、図9(b)はシート束SBの
搬送時の状態をそれぞれ示す。これらの図に示すように、駆動側プーリ311b,312
bと従動側プーリ311c,312cはそれぞれ支持板311d,312dで連結され、
駆動側プーリ311b,312bと従動側プーリ311c,312c間に上下の搬送ベル
ト311,312がそれぞれ掛け渡されている。これにより、上下の搬送ベルト311,
312は、それぞれ駆動側プーリ311b,312bから駆動力を得て回転する。
一方、従動側プーリ311c,312cの回転軸には、連結軸313aによって回動可
能に連結された2つの部材からなるリンク313が接続され、加圧バネ314によって常
時近接する方向に弾性付勢力が付与されている。連結軸313aは、背面形成装置3の筐
体に設けられた搬送方向に延びた長孔313bに沿って移動可能である。これによりリン
ク313の従動側プーリ311c,312cの開閉動作に伴って図9(b)に示すように
連結軸313aが長孔313bに沿って移動し、シート束SBの厚さに追従してニップ間
の距離が変化するとともに、所定の挟持圧を付与することが可能となる。
また、連結軸313aを例えばラックアンドピニオン機構によって長孔313bに沿っ
て移動できるようにし、ピニオンを駆動する駆動モータを制御して連結軸313aの位置
を移動させるようにすることもできる。このようにすると、シート束SBの厚さが厚い場
合、シート束SBを受け入れるための搬送間隔(従動プーリ311c,312c間のニッ
プ間距離)を設定することが可能となり、シート束SBの従動プーリ311c,312c
側の搬送ベルト311,312がシート束SBの折り目部先端SB1に乗り上げる際の圧
力を緩和することができる。なお、一旦乗り上げた後、駆動モータへの電源供給を停止す
れば、加圧バネ314だけの弾性付勢力で従動側プーリ311c,312cはシート束S
Bを挟持し、搬送力を付与することができる。
図10は、図9におけるリンク314に代えて揺動軸311a,312aにセクタギヤ
311e,312eを設け、両者を噛合させて搬送中心301に対して対称に離間するよ
うに構成した例である。この場合も図10(a)は初期状態を、図10(b)はシート束
SB搬送時の状態をそれぞれ示す。この場合も、セクタギヤ311e,312eの一方を
、減速機構を含む駆動モータにより駆動できるようにしておけば、図9で示した例と同様
にシート束SBを受け入れるための搬送間隔を設定することが可能となる。
図8に示すように上下の搬送ベルト311,312の従動側プーリ311c,312c
の搬送ニップ近傍には上下の搬送ガイド板315,316が搬送中心301を挟んで対称
に配置されている。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ搬送ニップ近傍から
上下の補助挟持板320,321の受け渡し部分まで平坦面で形成され、この平坦面が搬
送面として機能する。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ上下の補助挟持板
320,321に上下方向に変位可能でかつ加圧バネ317によって搬送中心301側に
加圧(弾発)可能に取り付けられている。また、上下の補助挟持板320,321も上下
方向に変位可能に図示しない筐体によってガイドされ、保持されている。なお、上下の搬
送ガイド板315,316を省略して上下の補助挟持板320,321のシート束SBに
対向する面の形状のみで代用することも可能である。
上下の補助挟持板320,321を備えた補助挟持部は、前述した搬送部の上下の搬送
ベルト311,312による近接離間機構と同様に、搬送中心301に対し対称に近接離
間動作を行う。この補助挟持部に設けられる近接離間機構は、搬送部で説明したリンク機
構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用することによって構成することがで
きる。
変位位置検出の基準位置は補助挟持板HPセンサSN3の検知出力によって決められる
。図示しない駆動機構と上下の補助挟持板320,321は搬送部における加圧バネ31
4と同様にバネ等を介して連結されているため、シート束SBを挟持する際に駆動機構に
過負荷による破損が生じることはない。なお、上下の補助挟持板320,321のシート
束SBを挟持する押圧挟持面は搬送方向、言い換えれば搬送中心301に対して平行な平
坦面となっている。
加圧挟持部は上下の加圧挟持板325,326を備え、上下の加圧挟持板325,32
6は、前述した搬送部の上下の搬送ベルト311,312による近接離間機構と同様に、
搬送中心301に対し対称に近接離間動作を行う。この加圧挟持部に設けられる近接離間
機構は、搬送部で説明したリンク機構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用
することによって構成することができる。上下の加圧挟持板325,326についても加
圧挟持板HPセンサSN4の検知出力によって上下変位位置検出の基準位置が決められる
。動作とその他の構成は前述の補助挟持板320,321と同様であるため、説明は省略
する。なお、搬送部における駆動モータは必須ではないが、補助挟持部及び加圧挟持部は
、駆動モータもしくはその他の駆動源は必須であり、この駆動モータもしくは駆動源によ
る駆動力によってシート束SBの挟持位置、及び退避位置への移動が可能となる。また、
上下の加圧挟持板325,326のシート束SBを挟持する押圧挟持面も補助挟持板32
0,321と同様に、搬送方向、言い換えれば搬送中心301に対して平行な平坦面とな
っている。
加圧挟持部の下流には突き当て部が設けられている。突き当て部は突き当て板330と
この突き当て板330を昇降移動させる図示しない移動機構とからなる。突き当て板33
0は搬送路302に対して進出後退可能に変位し、その変位位置検出の基準位置は突き当
て板HPセンサSN5の検知出力によって決められる。突き当て板330の天面は搬送路
302から退避した位置では、シート束SBの搬送ガイドとして機能する。そのため、当
該天面はシート搬送方向、言い換えれば搬送中心301に平行な平坦面として形成されて
いる。前記移動機構は、例えば突き当て板330の両側面(装置の前面側と後面側)に設
けられた図示しないラックアンドピニオン機構と、ピニオンを駆動する駆動モータとから
構成することができる。このように構成すると、駆動モータの駆動により突き当て板33
0を昇降動作させ、さらには、所定の位置に位置決めすることができる。
なお、前記上下の搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記
加圧挟持板325,326、及び突き当て板330は、ネジ駆動とすることもできる。図
18はこれらの各部の駆動機構を駆動モータ361,362,363,364と、各駆動
モータ361〜364の駆動軸と同軸で設けられたネジ軸361a,362a,363a
,364aとから構成した例を示す図である。各駆動モータ361〜364はそれぞれ減
速機構を備え、搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記加圧
挟持板325,326を駆動するネジ軸361a,362a,363aには中央部(ここ
では搬送中心301)を境に逆方向にネジが切られている。前記補助挟持板320,32
1、前記加圧挟持板325,326はそれぞれ各ネジ軸361a,362a,363aの
逆方向に切られたネジ部分に取り付けられ、駆動モータ361〜364の回転方向に応じ
て、近接方向及び離間方向に対称に移動する。対称軸は搬送中心301である。突き当て
板330も駆動モータ364と同軸のネジ軸364aによって駆動され、上昇下降動作を
行う。
各ネジ軸361a,362a,363a,364aは背面形成装置3の通紙範囲外の奥
側に設置され、通紙範囲外の手前側には図示しないガイドロッドが配置されている。これ
により、上下の搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記加圧
挟持板325,326、及び突き当て板330は自身が螺合するネジ軸361a,362
a,363a,364aと、自身がスライド可能に案内されるガイドロッドに沿って平行
に上昇下降動作を行うことができる。
突き当て部の下流には排紙部が設けられている。排紙部は排紙ガイド板335と上下の
排紙ローラ340,341から構成され、背面が加工されたシート束SBは排紙ローラ3
40,341によって装置へ搬出される。排紙ローラ340,341は、後述するローラ
離間機構を有し、背面部通過時は、離間した状態となっており、平坦状に形成された背面
部が通過した後に冊子に圧接し、排出する。背面部形成処理時の停止位置、及び排紙ロー
ラ340,341の離間及び圧接タイミングは、搬送センサSN1によってシート束先端
部が検出されたその位置からの搬送量により管理される。
前記搬送量は、シート束SB先端が突き当て板330に突き当たる距離と、シート束S
B先端部を加工するために必要な膨らみ発生距離分とを加えた設定距離とする。この搬送
量は駆動モータのパルス管理やエンコーダー制御による。また、下排紙ローラ341の上
流側の直近には、排紙センサSN2が設けられ、搬送路302におけるシート束SBの通
過を検知する。
図11ないし図17はシート束SBの折り目部を平坦に、かつ、折り面部に隣接する表
紙部側と裏表紙部側を平坦状に形成する背面形成装置3の背面形成動作を示す動作説明図
である。以下、これらの図を参照して、シート束SBの折り目部先端、言い換えればシー
ト束SBの背面部の平坦形成動作について説明する。
背面形成装置3の図示しない入口センサ又は中綴じ製本装置2の折り目部通過センサ2
93からのシート束検知信号により、背面形成装置3の各部は用紙受入れ準備の動作をす
る。受入れ準備動作では、上搬送ベルト311と下搬送ベルト312は回転を開始し、上
補助挟持板320と下補助挟持板321は補助挟持板HPセンサSN3の検知位置、すな
わちホームポジションに一旦移動した後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送
ギャップ(離間距離)になるように移動し、その位置で停止する。上加圧挟持板325と
下加圧挟持板326も加圧挟持板HPセンサSN4の検出位置(ホームポジション)まで
移動し、その後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送ギャップ(離間距離)に
なるように移動し、その位置で停止する。なお、上下の補助挟持板320,321の場合
も上下の加圧挟持板325,326の場合も、搬送中心301に対して対称に配置され、
対称に動作するので、一方のホームポジションが検出できれば、他方も同じ状態である。
そのため、HPセンサSN3,SN4は一方の側だけに設けられている。突き当て板33
0は突き当て板HPセンサSN5の検出位置(ホームポジション)まで移動した後、搬送
中心301に向かって予め設定された距離移動し、搬送路302を塞ぐ位置で停止する。
この状態は、図11においてシート束SBが搬入されていない状態に対応する。
この状態で、中綴じ製本装置2の下排紙ローラ231から排紙され、背面形成装置3に
搬入されたシート束SBは、回転を開始している上搬送ベルト311と下搬送ベルト31
2によって図11に示すように機内に搬入される。シート束SBは搬送センサSN1によ
り折り目部先端SB1が検出され、折り目部先端SB1が突き当て板330に突き当たる
距離と、折り目部先端SB1を加工するために必要な膨らみSB2の発生のための距離分
とを加算した予め設定された距離(後述する設定突き当て距離δ)を上搬送ベルト311と下搬送ベルト312によって搬送された後に図12に示すように停止する。前記設定された距離は、紙厚、サイズ、綴じ、枚数、特殊紙等のシート束SB情報に対応して設定される。
図12の状態でシート束SBが停止すると、図13に示すように上補助挟持板320と
下補助挟持板321は搬送中心301に向かって移動を開始し、まず、上搬送ガイド板3
15と下搬送ガイド板316がシート束SBを加圧バネ317の弾性力によって加圧状態
で挟持する。上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316により一定の加圧力が加わっ
た時点から、上補助挟持板320と下補助挟持板321はさらに搬送中心301に向かっ
て移動し、上補助挟持板320と下補助挟持板321によりシート束SBの折り目部先端
SB1よりも下流側はさらに挟持され、予め設定された加圧力に達した時点で上補助挟持
板320と下補助挟持板321の移動は停止し、図14に示すように当該加圧力下でシー
ト束SBは保持状態になる。これにより、シート束SBの折り目部先端SB1は突き当て
板330に当接し、折り目部先端SB1の下流側に図13に示した膨らみSB2よりさら
に大きな膨らみSB2が発生する。
次いで、図14の上下の補助挟持板320,321の加圧挟持状態から、図15に示す
ように上加圧挟持板325と下加圧挟持板326が搬送中心301に向かって移動を開始
する。この移動に伴って折り目部先端SB1に集められた膨らみSB2は徐々に加圧され
、上加圧挟持板325、下加圧挟持板326及び突き当て板330によって形成される空
間の形状に倣って変形する。加圧が完了し終わると、シート束SBの折り目部先端SB1
は突き当て板330の形状に倣って平坦面となり、シート束SBに平坦状の背面(背表紙
)が形成される。また、折り目部近傍の表紙部SB3及び裏表紙部SB4も平坦面に成形
される。これによりシート束SBの中綴じ、中折り部にスクウェアな背面部が形成された
冊子を提供することができる(図17参照)。
その後、図16に示すように、上補助挟持板320と下補助挟持板321、上加圧挟持
板325と下加圧挟持板326はシート束SBから離間して所定位置で停止し、突き当て
板330もホームポジション側へ移動し、突き当て板の上面でシート束SBを搬送ガイド
できる位置で停止する。上下の補助挟持板320,321、上下の加圧挟持板325,3
26、及び突き当て板330が図16に示す待機位置に移動した後、排紙ローラ340,
341によって冊子は機外に排出され、一連の動作は完了する。
回転している上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,341
は、排紙センサSN2の検知情報で一定時間後に停止する。また、それに併せてその他の
可動部もホームポジションに移動する。中綴じ製本装置2から続けてシート束SBが搬送
されてくる場合は、上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,3
41の回転停止タイミングは、後続のシート束SBの搬送状況に応じて変更される。また
、その他の可動部も毎回ホームポジションに戻る必要はなく、シート束SBの受入れ位置
も搬送状況やシート束SB情報に対応して移動しても良い。なお、これらの制御は、背面
形成装置3の制御回路のCPU3−1によって実行される。
制御回路は図19に示すようにオンライン構成となっている。図19はシート処理シス
テムを含む製本システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。すなわ
ち、エンジン110を備えた画像形成装置(MFP)100に対してシート処理装置1が
接続され、このシート処理装置1に中綴じ処理装置2が接続され、この中綴じ処理装置2
に背面形成装置3が接続されている。画像形成装置100、シート処理装置1、中綴じ処
理装置2及び背面形成装置3はそれぞれCPU100−1,CPU1−1,CPU2−1
,CPU3−1と、通信ポート100−2,通信ポート1−2,通信ポート1−3,通信
ポート2−2,通信ポート2−3,通信ポート3−2を備え、MFP100とシート処理
装置1は通信ポート100−2と通信ポート1−2により、シート処理装置1と中綴じ処
理装置2は通信ポート1−3と通信ポート2−2により、中綴じ処理装置2と背面形成装
置3は通信ポート2−3と通信ポート3−2より相互に通信可能となっている。また、画
像形成装置100には、操作パネル105が設けられ、画像形成装置100のCPU10
0−1が操作パネル105の表示と操作入力を制御し、操作パネル105をユーザインタ
ーフェイスとして機能させている。
画像形成装置100、シート処理装置1、中綴じ処理装置2及び背面形成装置3にそれ
ぞれ搭載されているCPU100−1,CPU1−1,CPU2−1,CPU3−1は、
同じく画像形成装置100、シート処理装置1、中綴じ処理装置2及び背面形成装置3に
それぞれ搭載されたROMに格納されたプログラムコードをそれぞれ読み出し、RAMに
展開するとともに、RAMをワークエリアとして使用して、前記プログラムコードに記載
されたプログラムを実行する。これにより、前述したあるいは以降に述べる各種制御や処
理が行われる。これらの各装置は、前記通信ポート100−2,通信ポート1−2,通信
ポート1−3,通信ポート2−2,通信ポート2−3,通信ポート3−2を介して直列に
ライン状(インライン状)に接続されている。オンライン処理の場合には、画像形成装置
100のCPU100−1と通信を行い、画像形成装置100のCPU100−1から出
力される制御情報に基づいてCPU100−1の制御下で各CPU1−1,2−1,3−
1が動作する。
なお、本実施形態でインラインと言うのは、画像形成からシート処理、中綴じ処理、あ
るいは冊子背面処理が1つの用紙の流れの中で処理されることを意味している。また、制
御情報には、前記シート束SB情報が含まれ、シート束SB情報には、さらに、枚数情報
、紙厚情報、サイズ情報、又は特殊紙情報のうちの少なくとも枚数情報と紙厚情報が含ま
れる。また、特殊紙情報が含まれる場合には、特殊紙の種類を判別するためのOHP、ラ
ベル紙、コーティング紙、折りを施した異形紙、又はミシン目付き紙であることを示す情
報が付加される。
また、画像形成装置100、シート後処理装置1、中綴じ装置2、背部形成装置3のC
PU100−1,CPU1−1,CPU2−1,CPU3−1、図示しないROM、RA
Mを含む記憶装置、MFP100の操作パネル105などはコンピュータで背面形成処理
を実行させる際の資源として機能する。
図20及び図21はシート束と加圧挟持部との関係を概略的に示す拡大図である。図2
0はシート束(冊子)SBが突き当て板330に当たる直前の状態を、図21は図20の
状態から突き当て板330に前記設定距離突き当てた状態をそれぞれ示す。図20は概略
的に示しているので、シート束SBの折り部の膨らみは示していないが前記図14の状態
に、図21は図15の状態にそれぞれ対応する。また、図22は冊子の背面形成前と背面
形成後の輪郭を示す説明図である。図22から、冊子の折り部先端のR形状が突き当て板
330に対する突き当てにより平面を形成するので、幾何学的な観点から、普通紙の場合、
2(t/2−δdef)+t=πt/2 ・・・(1)
ただし、t:シート束厚
δdef:設定突き当て距離(突出量)
π:円周率
が成り立つ。
上記(1)式から、
δdef=(1−π/4)t ・・・(2)
となり、上搬送ベルト311と下搬送ベルト312によってシート束SBを突き当て板330に突き当てる設定突き当て距離は突出量δdefと同一もしくはその近傍の値に設定するのが良い。
また、Tdef:普通紙の1枚の紙厚、N:綴じ枚数とすると、シート束SBは2つ折りされているので、
t=2×Tdef×N・・・(3)
となり、式(2)及び(3)より、
δdef=(2−π/2)TdefN ・・・(4)
となる。
このように綴じ枚数が増えるほど、シート束SBの突出量δdefが大きくなるので、前述した通り、設定突き当て距離は突出量δdefと同一もしくはその近傍の値にすることによって、綴じ枚数に拘わらずシート束の背面部を確実に平坦化して、冊子の膨らみを低減することができる。
図23は、平坦面形成時の加圧挟持部と冊子の状態を示す要部拡大図である。同図から分かるように、設定突き当て距離δが大きい場合、加圧挟持板325,326により加圧される際、折り目部先端SB1の加圧挟持板325,326の下流側の面からの突出量がより多くなるので、その分が背面部における表紙及び裏表紙にあたる平面部分から側方に突出する。また、図23のように加圧挟持板325,326の加圧面の下流側部分は、お互いに離間する方向に傾斜した形状になっている。これにより、図23のP部として図示するように背面部の角部がより鋭角に折られ、よりしっかりと面が形成されることになる。
本実施形態では、さらに、シート束SBを形成する紙種が、普通紙以外の厚紙、OHP、コーティング紙等の特殊紙の場合は、前記(2)式で表される設定突き当て距離δdefに突き当て増し量δnを付加した突き当て距離(δdef+δn)で突き当てる。これにより、より確実に背面部に平坦な面を形成することが可能となる。
この突き当て増し量δnは、紙厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙等の冊子情報に応じて適切に設定される。すなわち、予め実験的に折り対象となるシート束に対して前記冊子条件を設定して背面形成処理を実行し、その結果から冊子情報に応じて最適な突き当て増し量δnを設定し、テーブルに格納する。そして、実際のシート束SBに対して背面形成処理を行う際に、そのシート束SBの冊子情報に応じた突き当て増し量δnを引き出し、シート束厚から求められる突き当て距離δに加算して突き当てる。
図24は、このときの背面形成装置3のCPU3−1の制御手順を示すフローチャート
である。同図において、ジョブがスタートし背面形成処理を実行する際、突き当て増し量
の設定が自動設定かユーザ設定かを判定し(ステップS101)、自動設定であれば、普
通紙かどうかをチェックする(ステップS102)。普通紙であれば、デフォルト設定の
突き当て量(δdef=式(2))を設定し(ステップS103)、その突き当て量で突き当て板330
に突き当てる。
ステップS102のチェックで普通紙でなければ、紙厚、紙種(特殊紙情報)、シートサイズ、綴じ枚数に応じて突き当て量、すなわち、デフォルトの突き当て量δdefに対して突き当て増し量δnを選定し(ステップS104)、選定された突き当て距離(δdef+δn)で突き当て板330に突き当てる。なお、nは1からnまでの正の整数であり、n通り設定された突き当て増し量からが設定され、紙厚、紙種(特殊紙情報)、シートサイズ、綴じ枚数に応じて前記設定された突き当て増し量が選択する。
ステップS101でユーザ設定が選択された場合には、突き当て増し量δnを任意に設
定し(ステップS105)、その設定量を付加した突き当て距離(δ+δn)で突き当て
板330に突き当てることになる(ステップS106)。なお、ステップS105におけ
る突き当て増し量δnの任意の設定は、例えば、画像形成装置100の操作パネル105
のテンキーからの入力により行われる。
なお、このフローチャートでは、突き当て増し量δnを複数(n=1,2,・・・)個
設定し、紙厚、紙種(特殊紙情報)などの上記冊子情報に応じて選定されるが、冊子情報から計算により算出するように構成することもできる。冊子情報から計算により算出する場合には、例えば、使用紙厚をT、用紙サイズをS、綴じ枚数をN、特殊紙情報をLとしたとき、突当て増し量δnを算出するための係数をそれぞれα、β、γ、θとし、前記冊子情報T,S,N、Lに対して前記係数を乗じ、
突き当て増し量δn=(αT+βS+γN+θL)×A ・・・(5)
ただしAは:突当て増し量算出係数
となり、前述の式(2)に式(5)を加算すると、
付加された突き当て距離(δdef+δn)=δdef+(αT+βS+γN+θL)A
として特殊紙の場合の突き当て増し量を計算式によって設定することもできる。
また、ユーザが任意の用紙を使用する場合、上記予め設定された設定突き当て量及び突
き当て増し量δnが必ずしも最適であるとは限らない。そこで、ステップS105の処理
として示したように前記突き当て距離増し量δnを適宜任意に調整することが可能である
ようにする。これにより、使用した用紙、及び要旨の枚数によらず、冊子背面に平坦面を
形成するための最適な条件に設定することができる。
このように本実施形態によれば、シート束のシートが厚紙である場合、シートの枚数が
多く背面形成し難いときに、自動設定により突当て増し量δnを変化させ、突当て距離(
δ+δn)を変更することによりシート厚さや枚数に拘わらず、確実に背面形成加工を行
うことができる。
また、ユーザがシート束を折る際、シートの厚さ、枚数に応じて自身で突当て増し量δ
nを変化させて突当て距離(δ+δn)を変更することにより、ユーザに意志に応じた最
適な設定で確実に背面形成加工を行うことができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請
求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる
3 背面形成装置
3−1 CPU
100 画像形成装置
311 上搬送ベルト
312 下搬送ベルト
320 上補助挟持板
321 下補助挟持板
325 上加圧挟持板
326 下加圧挟持板
330 突当て板
特開2001−260564号公報 特開2007−237562号公報

Claims (4)

  1. 中折りされたシート束の折り部先端側を平坦状の背面形状に形成する背面形成装置であって、
    折り処理されたシート束の前記折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によってシート束の折り部先端側を突き当てる突き当て部材と、
    シート束を厚み方向から押圧して挟持する押圧挟持手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記突き当て部材に当接する位置からさらに所定の距離だけ搬送して停止させることによって当該シート束の膨らみを形成させ、前記押圧挟持手段によって当該膨らみを押し潰すことにより前記背面形状に形成する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記所定の距離を前記シート束情報に基づいて設定すること
    を特徴とする背面形成装置。
  2. 請求項1記載の背面形成装置であって、
    前記押圧挟持手段が第1及び第2の2つの押圧挟持手段を含み、
    シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、及び前記突き当て部材が順に配置され、
    前記制御手段は、前記搬送手段、前記突き当て部材、前記第1及び第2の押圧挟持手段を制御し、前記第1の押圧挟持手段によって前記シート束の上流側を挟持して折り部に前記膨らみを形成させ、当該シート束の膨らみを前記第2の押圧挟持手段によって挟持して当該膨らみを押し潰させ、当該シート束の背面を前記形状に形成させること
    を特徴とする背面形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の背面形成装置であって、
    前記シート束情報は、シート枚数、シートの厚さ、シートサイズ、特殊紙情報のうち少なくとも一つであること
    を特徴とする背面形成装置。
  4. シート状記録媒体に画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の背面形成装置と、
    を備えていることを特徴とする製本装置。
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