JP5664094B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに係り、更に詳しくは、筋付け手段を備えた用紙処理装置と、この用紙処理装置と複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を複合して有するデジタル複合機などの画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
従来から、画像形成装置から排出された複数の用紙、記録紙、転写紙、フィルム状部材等のシート状記録部材(以下、本明細書では「用紙」と称す。)を束状にまとめた用紙束に中綴じを行い、中綴じした用紙束を中央部で2つ折りにする中折りあるいは中折り製本が行われている。このように複数枚からなる用紙束をまとめて折ると、用紙束の外側は内側の用紙と比べて折り部の用紙の伸び量が大きくなる。そのため、外側の用紙の折り部では形成された画像部が伸びることにより、トナー剥がれ等、画像部にダメージが生じることがある。同様の現象は綴じを伴わなくともZ折り、3つ折り等、その他の折り処理でも発生する。また、用紙束の厚さによって折りが不十分であることがある。
そのため、用紙束を2つ折りする等の折り処理を行う前に、用紙の折り部に予め筋を付けておき、外側の用紙も折れやすくすることでトナー剥がれを防止するクリーサーと呼ばれる筋付け装置が既に知られている。この筋付け装置では、例えば、搬送方向と直角方向に筋入れを行う手段として、ローラー、レーザー、筋入れ刃の押圧などの手段が用いられている。
このような筋付け装置の1つとして、例えば特許文献1(特開2009−051667号公報)に記載された発明が公知である。この発明は、簡単な構造で、仕上がりの時の用紙の見栄えを向上させることを目的とし、用紙を送り方向に送る送り機構と、前記用紙に対して折り目をつける折り目付け部と、前記送り方向に対する前記用紙の傾きを検知するセンサと、前記センサにより検知した前記用紙の傾きに前記折り目付け部が整列するように前記折り目付け部を回転させる整列機構と、を備えた折り目付け装置を特徴とする。この折り目付装置では、前記折り目付け部は、例えば、前記用紙上を回転しつつ移動して前記用紙に折り目を形成するディスク状の折り目付け刃を有している。
しかし、今までの筋入れ処理は、筋入れ処理装置が単体(機構として)で用いられ用紙の搬送方向の長さ分のスペースが必要であった。具体的には、後処理システムで筋入れ処理を行う場合、筋入れ装置は画像形成装置と後処理(スティプルや中綴じ、パンチ、スタック、折り等)装置の間に備えられ、用紙を筋入れ処理装置内に受け入れ、スキュー補正等の用紙姿勢補正処理を経て筋入れ処理位置で用紙を停止させて筋を入れ、下流に受け渡して後処理を行うシステムとなっている。このような場合、筋入れ処理装置内で用紙の姿勢補正や筋入れを行うため、筋入れ処理装置は用紙の搬送方向のサイズ分のスペースが必要となり、装置自体が大きなスペースをとることになる。また、筋入れ処理装置内に用紙姿勢補正機構あるいは位置決め機構などが必要となるので、その分、電力消費が増加するという問題があった。さらに、用紙姿勢補正機構あるいは位置決め機構が筋入れ装置と後処理装置で別の機構を用いているような場合、両者間において用紙姿勢補正処理あるいは位置決め処理に誤差が生じ、精度がばらつきやすいという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、電力消費を少なくし、筋付け位置と各処理位置との間の精度のばらつきを最小限に抑えることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、用紙の姿勢を補正する補正手段と、前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に後処理する後処理手段と、前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に筋付けを行う筋付け手段と、を備えた用紙処理装置であって、前記後処理手段が綴じ手段であり、前記補正手段が用紙の搬送方向上流側の端部を規制して後端部を揃える基準フェンスであることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、補正手段は用紙後端が当接する基準フェンス305あるいは用紙先端が当接する基準フェンス412に、後処理手段は穿孔機構部200、綴じ機構部300及び折り機構部400に、用紙は符号Pに、用紙処理装置は用紙後処理装置100に、筋付け手段は筋付け機構500に、綴じ手段は綴じ機構部300に、それぞれ対応する。
本発明によれば、電力消費を少なくし、筋付け位置と各処理位置との間の精度のばらつきを最小限に抑えることができる。
本発明の前提となる画像形成システムの概略構成を示す図である。 筋付け機構の概略と動作を示す説明図で、筋付けを行わないときの状態を示す。 筋付け機構の概略と動作を示す説明図で、筋付けを実行するときの状態を示す。 穿孔機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が搬入されてきたときの状態を示す。 穿孔機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙の姿勢が補正されるときの状態を示す。 穿孔機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙の姿勢が補正された後、穿孔位置に搬送されるときの状態を示す。 穿孔機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が穿孔位置で穿孔されているときの状態を示す。 綴じ機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が処理トレイに搬入されるときの状態を示す。 綴じ機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が処理トレイに排出されたときの状態を示す。 綴じ機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙の姿勢が処理トレイ内で補正されている状態を示す。 折り機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が折り機構部に搬入されてきたときの状態を示す。 折り機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が基準フェンスに当接したときの状態を示す。 折り機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙先端が基準フェンスに当接し、用紙後端が叩かれ姿勢が補正されているときの状態を示す。 折り機構部における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図で、用紙が折り位置で折り処理されているときの状態を示す。 筋付け機構が穿孔機構部で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が搬入されてきたときの状態を示す。 筋付け機構が穿孔機構部で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙の姿勢が補正されるときの状態を示す。 筋付け機構が穿孔機構部で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙の姿勢が補正された後、穿孔位置に搬送されるときの状態を示す。 筋付け機構が穿孔機構部で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が穿孔位置で穿孔されているときの状態を示す。 筋付け機構が穿孔機構部で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙に穿孔された後、筋付け処理を施しているときの状態を示す。 筋付け機構が綴じ機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が処理トレイに搬入されるときの状態を示す。 筋付け機構が綴じ機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が処理トレイに排出されたときの状態を示す。 筋付け機構が綴じ機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙の姿勢が処理トレイ内で補正されている状態を示す。 筋付け機構が綴じ機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙に処理トレイ内で筋付け処理を施しているときの状態を示す。 筋付け機構が折り機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が折り機構部に搬入されてきたときの状態を示す。 筋付け機構が折り機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙先端が基準フェンスに当接し、用紙後端が叩かれ姿勢が補正されているときの状態を示す。 筋付け機構が折り機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙に筋付け処理が施されているときの状態を示す。 筋付け機構が折り機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙に筋付け処理が行われた後、折り位置に移動したときの状態を示す。 筋付け機構が折り機構で筋付け処理を行うときの説明図で、用紙が折り位置で折り処理されているときの状態を示す。 実施例1ないし3に係る用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
本発明は、後段で折るための折り位置に筋を付ける際、筋付け対象となる用紙の姿勢を補正し、筋を付ける位置を決める必要があるが、この補正処理、あるいは筋付けの位置決め処理を後処理手段と同一構成の手段を使用して実行すること特徴としている。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[全体構成]
図1は本発明の前提となる画像形成システムの概略構成を示す図である。本画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置PR、及び画像形成装置PRから搬入された用紙Pに対して穴明け、整合、綴じ、折りなどの所定の処理を施す用紙処理装置、ここでは、用紙後処理装置100から基本的に構成されている。
画像形成装置PRはスキャナ、PC(パーソナルコンピュータ)などから入力された画像データを用紙上に可視像として顕像化して出力するもので、電子写真方式、液的吐出方式などの公知の作像エンジンが使用される。
用紙後処理装置100は、用紙搬送方向に沿って更に穿孔機構部200、綴じ機構部300及び折り機構部400等の各機構部に加え、シフト機構150、プルーフトレイ160、シフトトレイ170、積載トレイ180などを備えている。画像形成装置PRから搬送されてきた用紙は、図1に示す用紙搬入口200iから用紙後処理装置100内に受け入れられ、必要な処理に応じて搬送経路が変更される。穿孔処理を行う場合は、用紙Pは穿孔機構部200で姿勢補正が行われ、その後、穿孔位置まで搬送され、当該位置で穿孔され、再度搬送されて排紙される。綴じ処理の場合は、用紙Pは穿孔機構部200内を通って綴じ機構部300まで搬送され、綴じ機構部300内のトレイで姿勢補正が行われ、その後、綴じ処理され、再度搬送されて排紙される。折り処理の場合は、用紙Pは穿孔機構部200内を通って綴じ機構部300まで搬送され、綴じ機構部300内のトレイで姿勢補正が行われ、その後、折り機構部400内に搬送され、再度用紙姿勢補正が実行された後、折り処理が行われ、再度搬送されて排紙される。これらの処理は単独で行われる場合もあるが、例えば穿孔処理をしてから綴じ処理を行う等、組み合わされて処理される場合もある。
[筋付け機構]
図2及び図3は、筋付け機構の概略を示す説明図である。図2及び図3において、筋付け機構500は、用紙搬送方向に沿って上流側から下流側に配置された第1の搬送ガイド板501,502対、第2の搬送ガイド板503,504対、及び第3の搬送ガイド板505,506対、第1の搬送ガイド板501,502位置に設けられた第1の搬送ローラー507,508対、第2及び第3搬送ガイド板503,505の間に設けられ、筋付け部材509、この筋付け部材509に対向した位置であって第2及び第3搬送ガイド板504,506の間に設けられた受台510を備えている。筋付け部材509の受台510と対向する側の端部には用紙搬送方向に直交する方向に突出した筋付け凸刃509aが形成され、受台510の前記筋付け刃509aに対向する部分には、筋付け刃509aが嵌合可能な筋付け凹刃510aが形成されている。なお、後述の実施例では、筋付け機構500には、筋付け部材509の駆動機構を含んだ構成となっている。
用紙Pに対する筋付けは筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510bによって行われる。筋付けを行う際、図2に示すように用紙Pを搬送するための待機状態で筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aの間を、筋を入れたい位置まで用紙を搬送する(矢印D方向:用紙搬送方向)。その後、筋を入れたい位置に用紙Pを停止させてから、図3に示すように筋付け部材509を下降させ、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aとの間に用紙Pを挟み、両者の押圧力によって用紙Pに筋を付ける。筋を付けた後は筋付け凸刃509が待機位置まで戻り、両者間に空間を生じさせる。これにより、用紙は搬送可能な状態となり、下流へと搬送される。
図4ないし図14を参照し、従来からこの種の装置で実施されている用紙の姿勢補正と位置決めについて説明する。
[穿孔機構部]
図4ないし図7は、用紙後処理装置100で後処理として穿孔処理を行う穿孔機構部200における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図である。
図4は用紙が穿孔機構部200に搬入されてきた直後の状態を示す図である。同図において、穿孔機構部200は、用紙搬送方向(矢印D1方向)によって用紙搬送方向上流側から第2ないし第4の搬送ローラー対201,202,203、各対のガイド板間を用紙Pが搬送される第4の搬送ガイド板204,205対、第5の搬送ガイド板206,207対、第6の搬送ガイド板208,209対、第7の搬送ガイド板210,211対が配置され、第4の搬送ローラー対201,201は、第2の搬送ガイド板204,205対に、第3の搬送ローラー対202は第5の搬送ガイド板206,207対に、第4の搬送ローラー対203は第6の搬送ガイド板210,211対にそれぞれ設けられている。そして、第6の搬送ガイド板208,209対位置に、穿孔機構200Aが設けられている。
穿孔機構200Aは、カム216とカムフォロワーとしての穿孔部材(ポンチ)215を備え、穿孔部材215は当該穿孔部材215を常時カム216方向に弾性付勢するスプリングなどの弾性部材213と、穿孔部材215の非穿孔側の端部(図では上部)に設けられ、カム216が摺接する摺接台214を含む。カム216は図示しないモータと減速機構を含む駆動手段によって回転駆動され、穿孔部材215はカム216の回転位置に応じて昇降駆動される。なお、カム216はここでは偏芯カムである。本実施形態では、穿孔部材215は上側の第6の搬送ガイド板208の上部に設けられているので、下降動作時に下方に設置された図示しないダイスに嵌り込み、用紙の穿孔部分が打ち抜かれる。
図4において上側の第4の搬送ガイド板204には、用紙搬送方向D1と直交する方向に膨出部(膨らみ)204aが設けられ、また、下側の第4の搬送ガイド板205の第2の搬送ローラー対201の上流側には、用紙位置検知センサ212が配置されている。
大略上記のように構成された穿孔機構部200では、図5に示すように上流から矢印D1方向に搬送されてきた用紙Pは停止している第3の搬送ローラー対202のニップに突き当たることにより、撓みP1が形成され、用紙先端が第3の搬送ローラー対202のニップに沿って線状に当接することにより用紙Pの姿勢が補正される。なお、用紙先端を突き当てて用紙Pの姿勢を補正する部材としては、必ずしも搬送ローラー対である必要はなく、突き当て板を第5の搬送ガイド板206,207間に設けて突き当てても良い。また、第3の搬送ローラー対202は機能的には所謂レジストローラに相当する。
先端位置が補正された後、図6に示すように用紙Pは搬送されるが、この過程で、用紙後端が用紙位置検知センサ212によって検知され、用紙後処理装置100の後述するCPU100aがシート位置情報を取得する。CPU100aは、この取得したシート位置情報に基づいて第2ないし第4の搬送ローラー対201,202,203の回転を制御し、図7に示すように用紙Pを穿孔位置に停止させる。なお、シート位置情報に基づいて穿孔位置に用紙Pを停止させる場合、位置検知後所定の時間が経過してから停止でも良いし、所定の量(搬送手段の回転量)だけ搬送してから停止でも良い。
停止後、穿孔機構200A内のカム216が矢印R1方向(図示時計回り)に回転し、摺接台214が押し出され、摺接台214と一体の穿孔部材215が押し出されてダイスとの間で用紙を穿孔する。続けてカム216が回転することにより、弾性部材213に押されて摺接台214及び穿孔部材215は元の位置に戻り、再度用紙Pを搬送することによって下流側へと用紙Pは搬送され、穿孔処理が完了する。
[綴じ機構部]
図8ないし図10は、用紙後処理装置100で後処理として綴じ処理を行う綴じ機構部300における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図である。
図8は、用紙Pが処理トレイに搬入されるときの状態を示す図である。同図において、綴じ機構部300は、各対で用紙を挟持して用紙を搬送する第5及び第6の搬送ローラー対301,302、対となるガイド板間を用紙が搬送される湾曲した一対のガイド板からなる第8の搬送ガイド板303対、第8の搬送ガイド板303対の搬送方向下流側に位置し、用紙Pが放出され、用紙を仮積載する処理トレイ304を備えている。また、処理トレイ303の用紙搬送方向上流側(用紙後端側)には、用紙後端を揃えるための基準フェンス305が配置されている。また、処理トレイ303の下部には駆動プーリと従動プーリからなる一対のプーリ306間に張設された無端状のベルト307が当該処理トレイ304に沿って配置され、ベルト7には用紙先端を基準フェンス305側に叩くための叩き部材308が一体に立設されている。更に、処理トレイ304の下端の下部には、用紙後端を用紙の表裏から挟むように綴じ機構(スティプラ)300Aが配設されている。なお、綴じ機構300Aは基準フェンス305と干渉しない位置で用紙Pに対して綴じ処理が可能となっている。
大略上記のように構成された綴じ機構部300では、第5及び第6の搬送ローラー対301,302により搬送されてきた用紙Pは図9に示すように処理トレイ304へ排出され、用紙Pの自重により用紙搬送方向上流側に下降し、用紙後端が基準フェンス5へ突き当たることにより、綴じ処理を行うための処理位置が決まる。その後、図10に示すように図示しない駆動機構によりプーリ306が回転駆動されることによりベルト307が回転し、叩き部材308が矢印D2方向に移動して用紙先端を叩くことにより、用紙Pの後端を確実に基準フェンス305に押し当てる。これにより用紙Pの姿勢が補正される。この動作を綴じ枚数分だけ繰り返し、処理トレイ304上に用紙が積載される。その後、綴じ機構300Aにより用紙束に対して綴じ処理が行われ、用紙束は排出される。用紙束の排出は、図示しない放出機構によって行われる。
[折り機構部]
図11ないし図14は、用紙後処理装置100で後処理として折り処理を行う折り機構部400における用紙の姿勢補正機構及び位置決め機構について示す説明図である。
図11において、折り機構部(ここでは、中折り機構部)400は、対となるローラーで用紙を挟持して搬送する第7及び第8の搬送ローラー対401,402、各対のガイド板間で用紙が搬送される第9ないし第12の搬送ガイド板403,404,405,406対を備えている。また、駆動ローラーと従動ローラーからなる一対のローラー407間に第10の搬送ガイド板404bに沿って張設された無端状のベルト408と、ベルト408に一体に立設され、用紙の姿勢を補正する後端叩き部材409と、駆動プーリと従動プーリからなる一対のローラー410間に第12の搬送ガイド板406bに沿って張設された無端状のベルト411と、ベルト411に一体に立設され、用紙の折り位置を決めるための基準フェンス412とを備えている。なお、第12の搬送ガイド板406対は、搬送ガイド板406a及び406bからなる。
基準フェンス412の先端には、基準フェンス412の位置を検出させるためのフィラー413が設けられ、フィラー413と対向した第12の搬送ガイド板406b側の所定の位置には、このフィラー413を検知するための検知センサ414が配されている。第11の搬送ガイド板405対の下端と第12の搬送ガイド板406対の上端との間には、折りローラー対416が設けられ、当該折りローラー対416のニップと第11及び第12の搬送ガイド板405,406対の用紙搬送経路を挟んで対向する位置に折りプレート415が設けられている。
大略上記のように構成された折り機構部400では、図11に示すように第7及び第8の搬送ローラー401,402によって搬送されてきた用紙Pは、図12に示すように先端が第12の搬送ガイド板406によって規定された搬送経路に突出した基準フェンス412に突き当たる。基準フェンス412は、検知センサ414によるフィラー413の検知位置と搬送されてきた用紙Pの用紙情報に応じて所定の位置に移動し、当該位置で待機している。この位置は、用紙後処理装置100のCPU100aがフィラー413の検知位置と搬送されてきた用紙Pの用紙情報に応じて設定する。
用紙P若しくは用紙束Pa(用紙束Paの場合、処理トレイ304で複数枚の用紙が積層され、一体に搬送される。)は基準フェンス412へ突き当たった後、図13に示すように叩き部材409が回動して、用紙後端を叩き、用紙P若しくは用紙束Paの姿勢を補正する。この位置、若しくはこの位置から用紙P若しくは用紙束Paを基準フェンス412により中折り位置まで押し上げ、折りプレート415を折りローラー対416のニップ方向に突き出し、用紙P若しくは用紙束Paを折りローラー対416のニップに押し込み、折りローラー対416により用紙P若しくは用紙束Paを折り込む。その後、折りローラー対416により、折られた用紙P若しくは用紙束Paは搬送され、積載トレイ180に排紙される。
図15ないし図19は実施例1に係る用紙後処理装置100の穿孔動作と筋付け動作を示す動作説明図である。この実施例1は図4ないし図7を参照して説明した穿孔機構部200に本実施形態に係る筋付け機構500を適用した例である。すなわち、この実施例1では、穿孔機構部200の用紙の姿勢補正機構と位置決め機構を使用して筋付けを行うようになっている。以下、前述の図2ないし図7と同等の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図15において、筋付け機構500の筋付け部材509の上端には穿孔機構200Aにおける摺接台214と同様の摺接台518が一体に設けられ、その下部には例えばスプリングからなる弾性部材517が備えられている。摺接台518の上部には、図4に示した穿孔機構200Aにおけるカム216と略同一構造のカム520が設けられ、穿孔機構200Aと同様に機能するようになっている。
また、下側の第4の搬送ガイド板211には、受台510が設置され、受台510の筋付け凹刃510aが上側の第4の搬送ガイド板210の上部に設けられた筋付け部材509の筋付け凸刃509aと対向し、筋付け部材509が下降したときには凸刃509aと凹刃510aが嵌合し、筋付けが可能となっている。なお、筋付け部材509と受台510の関係は、図2及び図3を参照して説明した筋付け機構500と同一である。また、図15に示した例では、穿孔機構200Aの下流側に筋付け機構500が並設されているが、この逆でも良い。
その他、特に説明しない各部は前述の図2及び図3を参照して説明した筋付け機構500の各部、及び図4ないし図7を参照して説明した穿孔機構部200の各部と同一である。
上記のように構成された用紙後処理装置100では、図15に示すように第2の搬送ローラー対201から第4の搬送ガイド板204,205対間を搬送されてきた用紙Pは、用紙先端が図16に示すように停止している第3の搬送ローラー対202のニップに突き当たることにより撓みが形成され、用紙Pの姿勢が補正される。その後、さらに用紙Pが搬送され、図17に示すように用紙後端が用紙位置検知センサ212により検知されると、図18に示すように検知された位置情報に基づいてCPU100aは穿孔位置に用紙Pを停止させ、穿孔する。その後、CPU100aは、再度前用紙Pの位置情報に基づいて筋付け位置まで用紙Pを搬送して停止させ、図19に示すように、筋付け機構500内のカム520を動作(回転)させる。これにより、筋付け部材509が下降し、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aとの間で用紙Pが加圧され、筋付け処理が行われる。筋付け後はカム520が続けて動作することにより、弾性部材517の弾性力によって筋付け部材509は元の位置に戻り、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aの間隔が開いて用紙Pは下流へと搬送される。
なお、図15ないし図18間での動作は、図4ないし図7を参照して説明した穿孔機構部200の動作と同一である。
この実施例1は、穿孔処理と筋付け処理を行った場合の動作であるが、穿孔処理を行わず筋付け処理のみを行っても良い。その場合は、穿孔位置で停止することなく、筋付け位置で停止し、筋付け処理が実行される。
図20ないし図23は実施例2に係る用紙後処理装置100の綴じ動作と筋付け動作を示す動作説明図である。この実施例1は図8ないし図10を参照して説明した綴じ機構部300に本実施形態に係る筋付け機構500を適用した例である。すなわち、この実施例2では、綴じ機構部300の用紙の姿勢補正機構と位置決め機構を使用して筋付けを行うようになっている。以下、前述の図2及び図3、図8ないし図10と同等の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例では、図20に示すように筋付け機構500が処理トレイ304に対して平行移動可能に設けられている。すなわち、処理トレイ304の上面と受台510の上面が処理トレイ304と同一平面上にあり、筋付け機構500の受台510が処理トレイ304とベルト307の間であって、駆動プーリと従動プーリからなる一対のプーリ515間に張設された無端状のベルト516に取り付けられている。これにより、図示しない駆動機構によりプーリ515が回転駆動されると、筋付け機構500全体がベルト516と一体に移動する。移動範囲はベルト516の移動範囲であり、筋付け機構500はこの範囲内で処理トレイ304の上面に対して平行に移動する。なお、符号513は受台510と筋付け凸刃509a間の搬送ガイド板であり、図4及び図19の第7の搬送ガイド板210に相当する。
その他、特に説明しない各部は前述の図2及び図3を参照して説明した筋付け機構500の各部、及び図8ないし図10を参照して説明した綴じ機構部300の各部と同一である。
上記のように構成された用紙後処理装置100では、図20に示すように第1及び第2の搬送ローラー対301,302によって処理トレイ304側に搬送されてきた用紙Pは、第2の搬送ローラー対302によって処理トレイ4上へ排出され、図21に示すように用紙Pの自重により用紙後端側の基準フェンス5へ突き当たることによって用紙搬送方向の処理位置が決まる。次いで、基準フェンス305の位置と、用紙Pのサイズ情報に基づいてCPU100aが筋付け位置を決定し、図22に示すように筋付け位置まで筋付け機構500を移動させる。その間に先端叩き部材308が用紙先端を叩き、用紙後端を基準フェンス305に当接させて用紙搬送方向の用紙の姿勢を補正し、補正後、図23に示すようにカム520を回転させて筋付け機構500の筋付け部材509を下降させ、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aにより用紙Pに筋付けを行う。続けてカム12が回転することにより、弾性部材517により上方に弾発されて筋付け部材509が元の位置に戻り、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510aの間隔が開いて用紙Pは下流へと搬送される。なお、図22の用紙搬送方向の用紙Pの姿勢を補正する際、図示しないジョガーフェンスが用紙搬送方向と直交する方向から用紙Pの両側部に当接し、用紙搬送方向と直交する方向(用紙の幅方向)の整合動作も実行する。
なお、図20ないし図22での動作は、図8ないし図10を参照して説明した綴じ機構部300の動作と同一である。
この実施例2では、綴じ機構300Aと筋付け機構500が同一処理トレイ304内に配置されているので、筋付け機能500のためのスペースを余分に設ける必要がなく、コンパクトに構成することができる。
図24ないし図28は実施例3に係る用紙後処理装置100の折り動作と筋付け動作を示す動作説明図である。この実施例2は、図11ないし図14を参照して説明した折り機構部400に本実施形態に係る筋付け機構500を適用した例である。すなわち、この実施例3では、折り装置の用紙の姿勢補正機構と位置決め機構を使用して筋付けを行うようになっている。以下、前述の図2及び図3、図11ないし図14と同等の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例では、図24に示すように、鉛直方向に配置された第12の搬送ガイド板406に対して直交するように(水平に)、かつ、折りローラー対416配置側に筋付け部材509が、折りプレート415配置側に受台510がそれぞれ位置するように筋付け機構500が設けられている。また、筋付け機構500は、基準フェンス412を駆動する一対のプーリ410と折りローラー対416との間に設置されている。筋付け機構500自体は実施例1に示したものと同一であり、受台510の筋付け凹刃510a側の平面は基準フェンス412の駆動機構配置側の第12の搬送ガイド板406bの内面と同一平面になるように設置され、筋付け凸刃509aの先端部は、初期状態では筋付け部材509配置側の第12の搬送ガイド板406aよりも後退した位置にある。
その他、特に説明しない各部は前述の図2及び図3を参照して説明した筋付け機構500の各部、及び図11ないし図14を参照して説明した綴じ機構部300の各部と同一である。
大略上記のように構成された折り機構部400では、図24に示すように第7及び第8の搬送ローラー401,402対によって搬送されてきた用紙Pは、図25に示すように先端が基準フェンス412に突き当たり、この位置で停止する。基準フェンス412は用紙P又は用紙束Paの搬送中に、用紙Pのサイズ情報に基づいてCPU100aが筋付け位置を決定し、図24に示すホームポジション(初期位置)から図25に示す筋付け位置まで移動している(矢印D3方向)。この状態で、用紙Pa若しくは用紙束Paが基準フェンス412へ突き当たると、これに引き続いてベルト408が回転して叩き部材409が上方から矢印D4方向に移動して用紙後端を叩き、用紙P若しくは用紙束Paの姿勢を補正する。この位置で筋付け機構500の筋付け部材509がカム520の回転により受台510方向に押し出され、図26に示すように筋付け凸刃509aが用紙P又は用紙束Paを筋付け凹刃510a側に加圧し、両者間で筋付けが行われる。
筋付け処理後はカム520の回転により筋付け部材509が後退し、筋付け凸刃509aと筋付け凹刃510a間の間隔が開く。これにより用紙P又は用紙束Paの移動が可能となることから、CPU100aが用紙Pのサイズ情報及び筋付け情報により基準フェンス412の駆動機構であるプーリ410を駆動し、図27に示すように用紙P又は用紙束Paを折り位置まで押し上げる(矢印D5方向)。用紙P又は用紙束Paの筋付けした部分が折り位置に位置すると、CPU100aは折りプレート15の駆動機構を動作させ、図28に示すように折りプレート15を筋付けした部分に向けて押し出させる(矢印D6方向)。これにより折りプレート15の先端が筋付け部分に当接し、当接した部分を折りローラー対416のニップに押し込み、折り処理が行われる。折り処理された用紙P又は用紙束Paは、折りローラー対416により搬送され、積載トレイ180に排紙される。
なお、図11と図24では、ホームポジションセンサ414の位置が異なっているが、ホームポジションセンサ414の位置をどこに設定するかは設計的なもので、ホームポジションセンサ414で検出した位置から基準フェンス414の位置が設定できれば良い。これには例えばエンコーダを位置検出に使用し、あるいは駆動源としてステッピングモータを使用すれば、駆動ステップにより位置を特定することができる。また、図24、図25、図27及び図28での動作は、図11ないし図14を参照して説明した綴じ機構部300の動作と同一である。
また、実施例1ないし3に例示したように、筋付け機構500は、穿孔機構部200、綴じ機構部300、あるいは折り機構部400のいずれかの機構部に設置されるものである。また、用紙後処理装置100によって綴じ機構部300と折り機構部400のみで穿孔機構200は備えていないものもあり、折り処理装置では綴じ機構を備えていないものもあるので、筋付け機構500をどの機構部に設置するかは用紙後処理装置100の機能によって適宜選択される。
さらに、穿孔機構部200及び綴じ機構部300に筋付け機構500を設置する場合には、用紙Pの1枚ごとに筋付け処理を行うことが可能であるが、折り機構部400で用紙束に筋付け処理する場合には、1枚の用紙あるいは少数枚の用紙束に一度に筋付け処理を行うことになる。
図29は本実施形態における実施例1ないし3に係る用紙後処理装置100と画像形成装置PRとからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。本実施形態における画像形成システムの制御構成は、エンジンPRb及びその制御手段としてのCPU_PRaを備えた画像形成装置PRと、筋付け機構500、穿孔機構部200、綴じ機後部300、折り機構部400及びこれらの制御手段としてのCPU100aを備えた用紙後処理装置100からなる。画像形成装置PRのCPU_PRaと用紙後処理装置100のCPU100aはそれぞれ図示しない通信ポートを介して接続された通信手段によって通信可能に接続され、用紙後処理装置100aのCPU100aは画像形成装置PRのCPU_PRaをメインCPUとして画像形成装置PRのCPU_PRaによって制御される。これにより、用紙後処理装置100aの各部も実質的に画像形成装置PRのCPU_PRaによって制御される。
画像形成装置PRのCPU_PRaと用紙後処理装置100のCPU100aも図示しないROM及びRAMを備え、それぞれROMに格納されたプログラムをRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら各プログラムで定義された制御を実行する。これにより、用紙Pの搬送、穿孔機後部200での姿勢補正、穿孔位置での停止、穿孔処理、筋付け位置での停止及び筋付け処理、綴じ機構部300での姿勢補正、筋付け処理及び綴じ処理、折り機構部400での姿勢補正、筋付け処理、及び折り処理などの各処理が実行される。
以上のように、本実施形態によれば、
1)いずれかの後処理機構部に筋付け機構を配置するので、従来、画像形成装置PRと用紙後処理装置100との間に設置された筋付け装置のスペースが不要となり、省スペース化を果たすことができる。
2)筋付け装置を別途設ける必要がないので、筋付け機構500の駆動以外に費やすエネルギー消費を抑えることができる。
3)筋付け機構500の直近の後処理機構部200,300,400の姿勢補正機構を使用して用紙の姿勢が補正されるので、筋付け処理と後処理の精度向上を図ることができる。
4)後処理機構部200,300,400に筋付け機構500を組み込むので、用紙後処理装置100の大型化を招くことがなく、省スペースでの筋付けが可能となる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記各実施例は、好適な実施形態をそれぞれ示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に含まれる。
100 用紙後処理装置
100a CPU1
200 穿孔機構部
201 第2の搬送ローラー対
202 第3の搬送ローラー対
203 第4の搬送ローラー対
300 綴じ機構部
304 処理トレイ
305,412 基準フェンス
308,409 叩き爪
400 折り機構部
410,515 プーリ
411 516 ベルト
500 筋付け機構
P 用紙
PR 画像形成装置
特開2009−051667号公報

Claims (15)

  1. 用紙の姿勢を補正する補正手段と、
    前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に後処理する後処理手段と、
    前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に筋付けを行う筋付け手段と、
    を備えた用紙処理装置であって、
    前記後処理手段が綴じ手段であり、
    前記補正手段が用紙の搬送方向上流側の端部を規制して後端部を揃える基準フェンスであること
    を特徴とする用紙処理装置。
  2. 数の後処理手段の1つが、
    用紙の姿勢を補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された用紙に筋付けを行う筋付け手段と、
    を備えた用紙処理装置であって、
    前記後処理手段が綴じ手段であり、
    前記補正手段が用紙の搬送方向上流側の端部を規制して後端部を揃える基準フェンスであること
    を特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙処理装置であって、
    前記筋付け手段は前記後処理手段の用紙搬送方向上流側に設けられていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載の用紙処理装置であって、
    前記筋付け手段は前記後処理手段の用紙搬送方向下流側に設けられていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記後処理手段が穿孔手段であり、
    前記補正手段が搬送途中で用紙先端がニップに突き当たり、先端を揃える搬送ローラー
    対であること
    を特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    用紙と前記筋付け手段との相対的な位置決めを行う位置決め手段をさらに備え、
    前記筋付け手段は、前記位置決め手段によって位置決めした後、筋付け処理を行うこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項6に記載の用紙処理装置であって、
    前記位置決め手段が、
    前記補正手段によって用紙の姿勢を補正した後、用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の送り量を制御する制御手段と、
    からなることを特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項1又は2に記載の用紙処理装置であって、
    用紙と前記筋付け手段との相対的な位置決めを行う位置決め手段をさらに備え、
    前記筋付け手段は前記位置決め手段によって位置決めした後、筋付け処理を行うこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  9. 請求項8に記載の用紙処理装置であって、
    前記綴じ手段が用紙を載置するトレイを備え、
    前記筋付け手段が前記トレイ内に配置されていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  10. 請求項9に記載の用紙処理装置であって、
    前記位置決め手段が、前記筋付け手段を前記トレイに平行に移動させ、用紙の筋付け位置に位置決めする移動手段を含むこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記筋付け処理が施された用紙を折る折り手段を備えていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  12. 用紙の姿勢を補正する補正手段と、
    前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に後処理する後処理手段と、
    前記補正手段で用紙の姿勢を補正した後に筋付けを行う筋付け手段と、
    を備え、
    前記後処理手段が折り手段であり、
    前記補正手段が用紙の搬送方向下流側の端部を規制して先端部を揃える基準フェンスである用紙処理装置であって、
    用紙と前記筋付け手段との相対的な位置決めを行う位置決め手段をさらに備え、
    前記位置決め手段が、前記基準フェンスを移動させ、用紙を筋付け位置に位置決めする移動手段を含み、
    前記筋付け手段は前記位置決め手段によって位置決めした後、筋付け処理を行うこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  13. 複数の後処理手段の1つが、
    用紙の姿勢を補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された用紙に筋付けを行う筋付け手段と、
    を備え
    前記後処理手段が折り手段であり、
    前記補正手段が用紙の搬送方向下流側の端部を規制して先端部を揃える基準フェンスである用紙処理装置であって、
    用紙と前記筋付け手段との相対的な位置決めを行う位置決め手段をさらに備え、
    前記位置決め手段が、前記基準フェンスを移動させ、用紙を筋付け位置に位置決めする移動手段を含み、
    前記筋付け手段は前記位置決め手段によって位置決めした後、筋付け処理を行うこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  14. 請求項1、2、12又は13のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    用紙の反基準フェンス側の端部を叩いて、用紙を前記基準フェンス側に移動させる叩き手段を備えていること
    を特徴とする用紙処理装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の用紙処理装置
    用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    を備えていることを特徴とする画像形成システム
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