JP2006225060A - 用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006225060A JP2006225060A JP2005037707A JP2005037707A JP2006225060A JP 2006225060 A JP2006225060 A JP 2006225060A JP 2005037707 A JP2005037707 A JP 2005037707A JP 2005037707 A JP2005037707 A JP 2005037707A JP 2006225060 A JP2006225060 A JP 2006225060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- paper
- alignment
- stopper
- aligning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pile Receivers (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
【課題】整合時間の短縮化と生産性の向上を図る。
【解決手段】搬入された用紙を搬送経路中で一時的に積載するステイプルトレイ34と、このステイプルトレイ34に放出された用紙の搬送方向と平行な方向の整合を行うジョガーフェンス36と、前記ステイプルトレイ34に放出された用紙の搬送方向と直交する方向の整合を行うストッパ37及び後端フェンス33とを備えた用紙整合装置において、前記ステイプルトレイ34の用紙搬送方向下流側に設けられたストッパ37が用紙を整合している間に前記ジョガーフェンス36を作動させ、用紙搬送方向と搬送方向に直交する方向の整合を並行して行う。
【選択図】図1
【解決手段】搬入された用紙を搬送経路中で一時的に積載するステイプルトレイ34と、このステイプルトレイ34に放出された用紙の搬送方向と平行な方向の整合を行うジョガーフェンス36と、前記ステイプルトレイ34に放出された用紙の搬送方向と直交する方向の整合を行うストッパ37及び後端フェンス33とを備えた用紙整合装置において、前記ステイプルトレイ34の用紙搬送方向下流側に設けられたストッパ37が用紙を整合している間に前記ジョガーフェンス36を作動させ、用紙搬送方向と搬送方向に直交する方向の整合を並行して行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置から排紙される記録紙を受け入れ、用紙を整合する用紙整合装置、整合された用紙に折り、仕分け、綴じ、穴明けなどの所定の処理を実行する用紙処理装置、及び前記用紙整合装置または前記用紙処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から画像形成後の用紙処理についての発明は多数提案されている。例えば用紙の整合性に注目した用紙後処理装置に、用紙搬送方向の整合をソレノイドのオンオフまたはモータのパルス制御によって戻しコロを振り子運動させて用紙に叩きつけ、コロの摩擦こより、用紙を後端フェンスに突き当てて用紙の揃えを行っている。戻しコロは用紙が後端フェンスに到達しても撓みにくいようにスポンジ等の発泡体で構成され、用紙との間でスリップできるようにしたものもある。
具体的には、例えば特許文献1には、画像形成装置から排出される用紙をスタックするステイプルトレイと、このステイプルトレイに設けられた用紙束を綴じるステイプル装置と、このステイプル装置によって用紙を綴じるために用紙の幅方向の揃え動作を行うジョガーフェンスと、綴じられた用紙束の端部が当接する放出爪を備え、この放出爪を用紙放出方向に移動させて用紙束を放出する放出ベルト及び放出爪を反用紙放出方向に移動させて用紙束の反対端に当接させ、用紙束の用紙進行方向の揃え動作を行わせる用紙後処理装置において、反用紙放出方向に移動させたとき用紙束の反対端に当接する放出爪の裏面に高摩擦係数部材で構成された裏打ち材を設け、紙揃え精度を確保と生産性の向上を図った発明が開示されている。
なお、用紙の整合について関連する技術としては、例えば、特許文献2ないし5に開示された発明が公知である。
特開2000−211795公報
特開2003−043763公報
特開2003−171057公報
特開2003−300665公報
特開2003−341912公報
しかしながら、このような構成では、戻しコロを用紙に打ち当てて後端フェンスに突き当てる間に戻しコロと用紙との間にスリップが発生するので、その間戻しコロを用紙に長く押さえつけなければならず、戻しコロの退避時間が遅れて生産性が悪くなっていた。また、同じサイズの用紙でも紙の厚さにより、飛び出し量が変わるため、戻しコロによる戻し時間を最も飛び出しす用紙に設定する必要があり、紙種によっては必要以上に戻しを行っており、戻しコロの退避時間が遅れ、この点についても生産性の低下の原因となっていた。
そこで、ステイプルトレイに排出される用紙の先端をストッパで突き当て飛び出し量の規制を行ったうえで、ストッパが後端フェンスに移動して搬送方向の整合を行うように構成すると、前記問題を解決することが可能である。しかし、今度は、戻しコロの動作とジョガーフェンスの往復運動が干渉すると(例えば戻しコロを用紙に押し付けた状態でジョギングを行うと)、戻しコロの押圧力により用紙が横(搬送方向に直交する方向)に移動することができず横揃えが悪くなるため、戻しコロが退避してからジョギングを開始するようにせざるを得ない。
しかしながらこのように戻しコロによる搬送方向の整合を行ってからジョギングによる横方向の整合を行うと、搬送方向と横方向の整合時間がそれぞれ必要となり生産性が低下するという問題があった。特に綴じ枚数の多い高速機においては、戻し動作とジョギングを繰り返す回数が多く、生産性が著しく低下することになる。
そこで本発明の目的は、搬送方向の整合を行っている間でも、搬送方向に直交する方向の整合を行うことができるようにし、整合時間を短縮でき、生産性の向上を図ることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、搬入された用紙を搬送経路中で一時的に積載する積載トレイと、この積載トレイに放出された用紙の搬送方向と平行な方向の整合を行う第1の整合手段と、前記積載トレイに放出された用紙の搬送方向と直交する方向の整合を行う第2の整合手段とを備えた用紙整合装置において、前記積載トレイの用紙搬送方向下流側に設けられた第2の整合手段が用紙を整合している間に前記第1の整合手段を作動させ、用紙搬送方向と搬送方向に直交する方向の整合を並行して行うことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記第2の整合手段は、用紙先端を規制する第1の規制部材と、用紙下端を規制する第2の規制部材と、前記第1の規制部材を用紙搬送方向と平行な方向に移動させる駆動機構とからなることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、用紙整合後、前記積載トレイからの用紙放出時に前記第1の規制部材を用紙搬送路から退避させる退避手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記退避手段は、前記第1の規制部材を回動自在に支持する支軸と、前記駆動機構によって用紙搬送方向下流側の所定位置まで前記第1の規制部材が移動したとき、前記第1の規制部材の一部が当接して回動させる当接部材と、からなることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段に係る用紙整合装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段に係る用紙整合装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第7の手段は、第5の手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、積載トレイはステイプルトレイ34に、第1の整合手段はジョガーフェンス36に、第2の整合手段はストッパユニット50に、第1の規制部材はストッパ37に、第2の規制部材は後端フェンス33に、駆動機構は駆動部52及び可動部53に、支軸は第2回転軸70に、当接部材はブラケット56にそれぞれ対応する。
本発明によれば、用紙面に対して垂直方向から力が加わることがないので、搬送方向の整合を行っている間でも、搬送方向に直交する方向の整合を行うことができ、整合時間の短縮化と生産性の向上を図ることが可能となる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図で、この画像形成システムでは、用紙処理装置としての用紙後処理装置FRと、この用紙後処理装置FRに対して画像形成済みの用紙を排紙する画像形成装置PRとからなり、用紙後処理装置FRが画像形成装置PRに対して別体に設けられたシステム構成の画像形成装置である。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図で、この画像形成システムでは、用紙処理装置としての用紙後処理装置FRと、この用紙後処理装置FRに対して画像形成済みの用紙を排紙する画像形成装置PRとからなり、用紙後処理装置FRが画像形成装置PRに対して別体に設けられたシステム構成の画像形成装置である。
図1において、用紙後処理装置FRは、画像形成装置PRから排出されてきた画像形成済みの用紙Pを受け入れる搬入路1と、搬入路1から分岐する2つの搬送路、即ち排紙トレイ4へ向かう上搬送路2と、ステイプル処理を行う下搬送路3とを有する。なお、以下の説明において、用紙は紙、フィルム、合成樹脂材からなるシート状媒体などの印字可能なシート状記録媒体全般を総称したものである。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。図1に示した前記各構成要素の動作制御は図2に示す制御装置100によって実行される。制御装置100はCPU110、I/Oインターフェース120等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び入口センサ11、放出センサ31、排紙センサ22などの各センサからの信号がI/Oインターフェース120を介してCPU110へ入力される。
CPU110は、入力された信号に基づいて搬送ローラ21,30、分岐爪20、前記駆動機構、ステイプラ35等の各部を駆動するモータ、ステッピングモータ、ソレノイドなどの駆動部品を制御する。用紙後処理装置FRの制御は前記CPU110が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、プログラムデータは前記ROMに代えて、あるいは加えてネットワークを介してサーバから、あるいはCD−ROM、SDカードなどの記録媒体から記録媒体駆動装置を介して図示しないハードディスク装置などの記憶媒体にダウンロードされ、あるいはバージョンアップされて使用することもできる。
用紙後処理装置FRの最前段である搬入路1には入口ローラ10、入口センサ11が配置され、搬入路の終端部の分岐部には分岐爪20が設けられている。分岐爪20は図示しない支軸に関して揺動することにより上搬送路2と、下搬送路3にシートの搬送方向を切り換える。上搬送路2には搬送ローラ21、排紙センサ22、排紙ローラ23、及び寄せローラ24が配され、下搬送路3に搬送されなかった用紙を上搬送路2を経て排紙トレイ4上に排出し、排紙された用紙Pは順次排紙トレイ4上にスタックされていく。排紙口上方付近には、フィラー41の基端が、排紙トレイ4上にスタックされた用紙Pの搬送方向と直交する方向の中央付近の位置に揺動自由に配置されている。フィラー41の先端は用紙Pまたは排紙されていない排紙トレイ4の上面に接し、フィラー41の根元付近に設けられた上面検知センサ42,43によりフィラー41の先端の高さ位置を検知する。これらによりスタックされた用紙Pの紙面高きが検知される。2つの上面検知センサ42,43はフィラー41の根元付近部を上下に挟む状態で配置され、フィラー41の根元付近部が2つの上面検知センサ42,43の貢中になる状態(2つの上面検知センサ42,43がともにOFF)で、下側の上面検知センサ43に近い位置、即ち、下側の上面検知センサ43がONからOFFになった位置をホーム位置としている。前記各センサ42,43からの検出出力はI/O120からCPU110に入力される。
排紙トレイ4上の堆積枚数の増大に伴って用紙の高さが上昇するに従ってフィラー41が図示時計方向に回動し、上面検知センサ43がオン(フォトインタラプタ43の光路を開放)すると、CPU110は排紙トレイ4を上下動させるステッピングモータを駆動して排紙トレイ4を下降させる。排紙トレイ4が下降し上面検知センサ43がオフ(フォトインタラプタ43の光路を遮蔽)になると、排紙トレイ4の下降が停止する。この動作を繰り返し、トレイ4が規定のトレイ満杯高さまで達すると、用紙後処理装置FRから画像形成装置PRに停止信号を出力し、画像形成装置PRの画像形成動作を停止させる。
下搬送路3には、下搬送ローラ30、放出センサ31、放出ローラ32が配置され、また、下搬送路3の終端位置にはステイプルユニット5が配置されている。ステイプルユニット5は、紙面と直交する方向へ進退するステイプル装置35と、放出ローラ32から放出される用紙を一時的に積載するステイプルトレイ34と、ステイプルトレイ34の下端(用紙搬送方向最上流側)に用紙の後端基準となる後端フェンス33と、搬送方向と直交する方向に往復運動してしてステイプルトレイ34上の用紙の整合を行うジョガーフェンス36と、放出ローラ32から排紙される用紙の先端に突き当たり後端フェンス33側に移動するストッパ37と、用紙束を排紙トレイ4側に放出する放出ベルト38及び放出爪38aとからなる。
下搬送路3を経て搬送されてきた用紙は最終的に放出ローラ32によりステイプルトレイ34上に排出され、ストッパ37に用紙先端を突き当て、放出ローラ32から用紙後端が抜けると、ストッパ37は後端フェンス33に向かって移動して搬送方向の整合を行う。このとき、ジョガーフェンス36による横方向(搬送方向に直交する方向)の整合は、搬送方向の整合と同時に行われる。
このようにして揃えられた用紙束はステイプル装置35が紙面と直交する方向に移動して用紙束の下縁部の所定の位置をステイプルすることによ綴じられる。ステイプル済みの用紙束は、放出爪38aにより用紙下縁部を支持した状態で放出ベルト38を図示反時計方向へ回転させることにより、上方に移動し、排紙トレイ4上に排紙される。ステイプルモード時には、フィラー41の根元付近部が2つの上面検知知センサ42,43の真ん中になる状態(2つの上面検知センサ42、43がともにOFFで、上側の上面検知センサ42に近い位置、すなわち、上側の上面検知センサ42がOFFからONになった位置をホーム位置としている。排紙トレイ4上の用紙束数の増大に伴つて上面の高さが上昇するにしたがって、上面検知センサ42がオフすると、CPU51は排紙トレイ4を上下動させるステッピングモータを駆動して排紙トレイ4を下降させる。排紙トレイ4が下降し、上面検知センサ42がオンすると排紙トレイ4の下降を停止する。この動作を繰り返し、排紙トレイ4が規定のトレイ満杯高さまで達すると、用紙後処理装置FRから画像形成装置PRに停止信号を出し、システムの画像形成動作を停止させる。
図3はストッパ37を含むストッパユニット50の詳細を示す斜視図である。
ストッパユニット50はユニットを支持するステー51と、ストッパ37を駆動させる駆動部52と、ストッパ37を回動させる可動部53より大略構成されている。
ストッパユニット50はユニットを支持するステー51と、ストッパ37を駆動させる駆動部52と、ストッパ37を回動させる可動部53より大略構成されている。
ステー51はステイプルトレイ34の用紙載置面の上方に平行にネジによって取り付けられている。ステー51には支持板54が取り付けられ、この支持板54にさらに、駆動部52、可動部53、ストッパ37のホームポジションを検知するセンサ55、及びストッパ57を回動(退避)させるブラケット56が取り付けられている。
駆動部52は、ステッピングモータ57、駆動ベルト58、第1駆動ギア59、第2駆動ギア60、第3駆動ギア61、回転軸62、第1プーリ63、搬送ベルト64、第2プーリ65、第1支点軸66及びスライド軸67から構成されている。ステッピングモータ57はプーリ(不図示)を一体に備え、駆動ベルト58を介して駆動力をプーリとギアを一体に形成した第1駆動ギア59に伝達する。第1駆動ギア59は、これと噛合する第2駆動ギア60、第2駆動ギア60と組み合わされた第3駆動ギア61に駆動力を伝え、第3駆動ギア61は回転軸62を介して第1プーリ63を回転させる。第1プーリ63は搬送ベルト64を介して第2プーリ65を回転させる。第1支点軸66は第2プーリ65の回転中心として機能し、スライド軸67は可動部53をスライド自在に支持している。
可動部53は、ストッパ37、搬送ベルト64、スライド軸67、ホルダ68、ブラケット69、第2回転軸70及びトーションスプリング(不図示)から構成されている。ホルダ68は搬送ベルト64の一端に固定され、スライド軸67上を摺動して移動する。ブラケット69はホルダ68に固定され、第2回転軸70を支持するとともに、一端が前記センサ55を作動させる。第2回転軸70はブラケット69に挿通され、ストッパ37はこの第2回転軸70を支点として回転自在に取り付けられている。トーションスプリングは図1に示す実線方向にストッパ37を常時弾性付勢している。
このようなストッパユニット60を備えた用紙後処理装置FRでは、ステイプルモード時には以下のように動作する。
画像形成装置PRから搬入路1に搬入される用紙Pは入口センサ11によって検知され、CPU110はこの検知入力により分岐爪20を搬送路3に導入される方向に回動させる。用紙Pが入口ローラ10により搬送され下搬送路3に導かれると、下搬送ローラ30によりステイプルトレイ34方向へ搬送される。用紙先端が放出センサ31を通過すると、ストッパ37はホームポジション(図1に示す破線位置)から用紙先端規制位置(図4)へ移動する。同様に放出センサ31の検知出力をトリガーにジョガーフェンス36もホームポジションから用紙幅より若干開いた受入れ位置に移動する。ストッパ37はホームポジションのときは、図3において破線で示すようにブラケット56の一端に当接することにより第2回転軸70を支点として回転し、ステイプルトレイ34上の用紙搬送路から退避する。放出ローラ32によりステイプルトレイ34上へ用紙が排出されると、図4に示すようにシート先端をストッパ37に突き当て、飛び出し量の規制を行う。このとき用紙後端の位置をサイズに関係なく放出ローラ32から常に一定となるようにストッパ37の移動量を変更して飛び出し量を調整している。このストッパ37の移動量の可変制御はCPU110が実行し、用紙サイズに応じてステッピングモータ57を駆動し、ストッパ37の位置を設定する。
画像形成装置PRから搬入路1に搬入される用紙Pは入口センサ11によって検知され、CPU110はこの検知入力により分岐爪20を搬送路3に導入される方向に回動させる。用紙Pが入口ローラ10により搬送され下搬送路3に導かれると、下搬送ローラ30によりステイプルトレイ34方向へ搬送される。用紙先端が放出センサ31を通過すると、ストッパ37はホームポジション(図1に示す破線位置)から用紙先端規制位置(図4)へ移動する。同様に放出センサ31の検知出力をトリガーにジョガーフェンス36もホームポジションから用紙幅より若干開いた受入れ位置に移動する。ストッパ37はホームポジションのときは、図3において破線で示すようにブラケット56の一端に当接することにより第2回転軸70を支点として回転し、ステイプルトレイ34上の用紙搬送路から退避する。放出ローラ32によりステイプルトレイ34上へ用紙が排出されると、図4に示すようにシート先端をストッパ37に突き当て、飛び出し量の規制を行う。このとき用紙後端の位置をサイズに関係なく放出ローラ32から常に一定となるようにストッパ37の移動量を変更して飛び出し量を調整している。このストッパ37の移動量の可変制御はCPU110が実行し、用紙サイズに応じてステッピングモータ57を駆動し、ストッパ37の位置を設定する。
用紙Pがストッパ37に突き当たると、用紙Pは自重で後端フェンス33側へ落下する。このとき、用紙間の摩擦や帯電により用紙同士が張り付いて自重で落下することができない場合があるため、図5に示すようストッパ37を後端フェンス33へ向かって移動させ、搬送方向の整合をより確実に行っている。この動作も前述のようにCPU110がステッピングモータ57の駆動を制御することにより実行される。また、ストッパ37は、戻しコロのように用紙をステイプルトレイ34の底板方向(紙面垂直方向)に押し付けないので、ストッパ37で搬送方向の整合を行いつつ、用紙は横方向に自由に移動することが可能である。そこで、本実施形態においては、用紙後端が後端フェンス33に突き当たるまで、すなわち搬送方向の整合を行っている最中にジョガーフェンス36によって搬送方向と直交する方向の整合を完了するようにして生産性を向上させている。
図6に示すよう用紙後端が後端フェンス33に突き当たると、ストッパ37は図7に示すように逆方向に移動し、次の用紙を受け入れるために規制位置(図4)へ移動する。また、ジョガーフェンス36も用紙幅より若干開いた位置に戻り次の用紙を受け入れる状態になる。ステイプルトレイ34に搬入される用紙に対し同様の動作を行いステイプル枚数に到達すると、ステイプル装置35が用紙束の下端に移動し、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われるとき、ストッパ37は、図6に示すように用紙後端を後端フェンス33に挿さえつけた状態で経じ動作を行う。
ステイプル後、ストッパ37は逆方向に移動し、一端がブラケット56に当接することにより回転し、図1に示すホームポジション(破線)に戻る。これにより放出される用紙束が干渉しない位置(搬送経路外)まで退避することになる。その後、ステイプル処理された用紙束は、放出爪38aにより用紙下端部を支持した状態で搬送ベルト38を反時計方向へ回転させ排紙トレイ4上に排紙する。
以上のように本実施形態によれば、ステイプルトレイ34に排出される用紙の先端をストッパ37で突き当て飛び出し量の規制を行ったうえで、ストッパ37が後端フェンス33側に移動して搬送方向の整合を行うので、どのようなサイズ、紙厚の用紙でも飛び出し量を一定にでき、かつ、スリップ等によるロスタイムの発生しない生産性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
また、搬送方向の整合を用紙端面を押圧して行い、用紙面を押圧しないので、搬送方向の整合と横方向の整合を同時に行うことが可能となり、生産性の向上を図ることができる。
3 下搬送路
31 放出センサ
33 後端フェンス
34 ステイプルと例
35 ステイプラ
36 ジョガーフェンス
37 ストッパ
50 ストッパユニット
52 駆動部
53 可動部
56 ブラケット
57 ステッピングモータ
64 搬送ベルト
67 スライド軸
70 第2回転軸
31 放出センサ
33 後端フェンス
34 ステイプルと例
35 ステイプラ
36 ジョガーフェンス
37 ストッパ
50 ストッパユニット
52 駆動部
53 可動部
56 ブラケット
57 ステッピングモータ
64 搬送ベルト
67 スライド軸
70 第2回転軸
Claims (7)
- 搬入された用紙を搬送経路中で一時的に積載する積載トレイと、
この積載トレイに放出された用紙の搬送方向と平行な方向の整合を行う第1の整合手段と、
前記積載トレイに放出された用紙の搬送方向と直交する方向の整合を行う第2の整合手段と、
を備えた用紙整合装置において、
前記積載トレイの用紙搬送方向下流側に設けられた前記第2の整合手段が用紙を整合している間に前記第1の整合手段を作動させ、用紙搬送方向と搬送方向に直交する方向の整合を並行して行うことを特徴とする用紙整合装置。 - 前記第2の整合手段は、用紙先端を規制する第1の規制部材と、用紙下端を規制する第2の規制部材と、前記第1の規制部材を用紙搬送方向と平行な方向に移動させる駆動機構とからなることを特徴とする請求項1記載の用紙整合装置。
- 用紙整合後、前記積載トレイからの用紙放出時に前記第1の規制部材を用紙搬送路から退避させる退避手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の用紙整合装置。
- 前記退避手段は、前記第1の規制部材を回動自在に支持する支軸と、前記駆動機構によって用紙搬送方向下流側の所定位置まで前記第1の規制部材が移動したとき、前記第1の規制部材の一部が当接して回動させる当接部材と、からなることを特徴とする請求項3記載の用紙整合装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙整合装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙整合装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005037707A JP2006225060A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005037707A JP2006225060A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006225060A true JP2006225060A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36986760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005037707A Pending JP2006225060A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006225060A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012076883A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 用紙処理装置及び画像形成システム |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005037707A patent/JP2006225060A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012076883A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 用紙処理装置及び画像形成システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8162306B2 (en) | Sheet aligning apparatus, sheet processing apparatus, and image forming apparatus | |
JP6360285B2 (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
US7326167B2 (en) | Sheet folding device | |
JP6130751B2 (ja) | シート搬送装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP2002003069A (ja) | 用紙断裁装置及び画像形成装置 | |
JP2015016973A5 (ja) | ||
JP2015020339A (ja) | シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP2015030592A (ja) | シート綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP2015016974A (ja) | シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP2015030602A (ja) | シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP2015020823A (ja) | シート束綴じ処理装置 | |
JP2000143081A (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP4065506B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP2006225060A (ja) | 用紙整合装置、用紙処理装置及び画像形成装置 | |
JP4759185B2 (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2003261258A (ja) | 用紙処理装置および画像形成システム | |
JP3902962B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP4006237B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP2004114196A (ja) | シート束裁断装置及びシート処理装置及び画像形成装置 | |
JP2005314092A (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP2002226129A (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2003073011A (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP7088752B2 (ja) | 用紙後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム | |
JP2007168926A (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP6194494B2 (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成システム |