JP4598151B1 - 背面形成装置、シート処理装置、画像形成システム、及び背面形成方法 - Google Patents

背面形成装置、シート処理装置、画像形成システム、及び背面形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】皺、破れなどを発生させることなく、短時間でシート束背部に平坦面を形成し、シート束の膨らみを低減する。
【解決手段】シート束SBの折り目部を先端側にして搬送する搬送ベルト311,312と、折り目部先端SB1が当接する突き当て板330と、搬送ベルト311,312と突き当て板330との間に配置され、シート束SBを厚み方向から押圧し、挟持する補助挟持板320,321及び加圧挟持板325,326と、搬送ベルト311,312によって搬送されるシート束SBを、折り目部先端SB1が突き当て板330に当接する位置から予め設定された距離だけ搬送して停止させ、搬送方向上流側の補助挟持板320,321から下流側に順にシート束SBを押圧挟持させて突き当て板330と補助挟持板320,321との間に膨らみSB2を形成させ、この膨らみSB2を加圧挟持板325,326によって押圧し、突き当て板330と加圧挟持板325,326との間で形成される空間に倣う形状の背面を形成する。
【選択図】図14

Description

本発明は、用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、単に、「シート」と称する)を綴じ処理後、折り処理を施し、綴じて束ねたシート束の背部を平坦に形成する背面形成装置、この背面形成装置を備えたシート処理装置及び画像形成システム、並びに折り処理されたシート束の折り目部の背面を平坦に形成する背面形成方法に関する。
画像形成装置本体の下流側へ配置され、出力される記録紙などに綴じなどの後処理を施すシート処理装置は広く知られているが、昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ処理も一般化している。そこで、アウトプット品質の向上手段として中綴じし、折り処理された冊子の折り品質の向上を意図した技術が提案されている。
すなわち、シート束を中綴じし、中折り(2つ折り)した場合、2つ折りされたシート束は、折り目部近傍において厚み方向に膨らんでしまい、見栄えが悪いものとなる傾向がある。また、シート束が折り目部近傍で膨らむと、冊子として背部側が厚く、小口側が薄くなり同じ方向にシート束を積載した場合に積載部数が大きくなるにしたがって傾きやすくなる。このため、多数のシート束を積み重ねると、傾斜が大きくなり崩れ、多数部のシート束を積載することが困難となる。
これに対し、2つ折りされたシート束の折り目部を背表紙状に平坦化して冊子を形成すると、冊子の膨らみが押さえられ、多数の冊子を積み重ねることができる。すなわち、前述のように膨らんでいる冊子は卓上に数部積み重ねるだけで崩れてしまい、保管や運搬など取り回しに問題があるが、折り目部に対応する背部を平坦化すると膨らみを最小限に抑えることが可能となり、前記問題は解決される。なお、ここで言う背部とは背面となる背表紙、背表紙に続く表紙部分と裏表紙部分とを含む背面部分(以下、背面部と称する)を意味し、冊子の反小口側の部分に相当する。
そこで、例えば特許文献1記載の発明では、背部が湾曲するように折りたたまれたシート束からなる小冊子の表面と裏面を、背部に隣接して押圧手段で把持して固定し、背部の湾曲を平滑化するのに十分な圧力で成形ローラを突き出た背部の長さ方向に沿って押し戻すように1回もしくは複数回走行させ、背部を平坦にするようにしている。
この発明では、背部の湾曲を平坦化する効果を上げているが、加圧ローラによって局所毎に連続して押圧し、冊子背部に面を形成することから、背面や綴じ部などに皺や破れなどが発生する場合があった。また、ローラを折り目部に沿って移動させるので、加工時間が長くならざるを得なかった。
そこで、特許文献2記載の発明では、折りたたまれた用紙束の背部の周辺以外の部分を厚み方向に挟持する挟持手段と、背部押圧部材に形成された背部押圧面を前記挟持された用紙束の背部に押し付けることにより、背部の反対側の小口方向に背部を押圧する背部押圧手段と、前記押圧された用紙束の背部の周辺を厚み方向に圧縮して、用紙束の背部の周辺を成形する圧縮手段と、を備えた用紙束成形装置を特徴としている。この発明では、背部押圧手段によって小口方向に押圧され、膨らんだ折り目近傍の表紙側及び裏表紙側の部分を圧縮手段によって圧縮することにより成形し、膨らみを抑えるようにしている。
しかしながら、特許文献1記載の発明のように、ローラの接触により部分的に突出部を変形させると、折り目に直交する方向に皺等が発生し、見栄えが悪くなる傾向がある。また、用紙のサイズが大きくなると、移動時間も必要となるため、シート束の枚数によっては生産性が低下することにもなる。
また、特許文献2記載の発明では、皺や破れの発生が抑制され、冊子背部に面を形成することができるが、背部を小口方向に押圧し、その後、圧縮手段によって圧縮して表紙及び裏表紙を平坦にするため、突き当て板への冊子突き当て停止後に、挟持手段、背部押圧手段、圧縮手段等の多数の手段を順次動作させる必要があり、加工時間短縮に対する効果は不十分であった。また、背部押圧部材で用紙束を小口方向に押圧する駆動モータが必要であり、装置が大型化するという問題がある(図3、図9c)。また、背部押圧部材で用紙束を押圧する際、背部押圧部材と押圧部材の間のシート束の短い部分について背部押圧部材で押圧して膨らみを形成させるため、駆動モータは大きい駆動力が必要であり、消費電力が増えるという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、シート束の背面あるいは綴じ部などに皺、破れなどを発生させることなく、短時間でシート束背部に平坦面を形成し、シート束の膨らみを低減することにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、シート束の湾曲した折り目部を平坦状の背面部形状に形成する背面形成装置であって、折り処理されたシート束の前記折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート束の折り目部先端が当接する当接手段と、前記シート束を厚み方向から押圧して挟持する第1の押圧挟持手段及び第2の押圧挟持手段と、シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、前記当接手段が順に配置され、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記当接手段に当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該当接手段と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させ、当該膨らみの一部を第1の押圧挟持手段によって押圧し、前記当接手段と前記第1の押圧挟持手段との間に形成される前記シート束の膨らみを第2の押圧挟持手段で押圧することによってシート束の背面形状を形成させる制御手段と、を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記第1の押圧挟持手段が前記搬送手段のシート束搬送方向下流側に位置し、シート束の厚み方向に変位可能な補助挟持板対からなり、前記第2の押圧挟持手段が前記補助挟持板対のシート束搬送方向下流側に位置し、シート束の厚み方向に変位可能な加圧挟持板対からなることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、シート束の厚み方向にそれぞれ変位可能であって、前記補助挟持板対のシート束搬送方向上流側に前記シート束を当該補助挟持板対間に導くガイド板対を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記ガイド板対のそれぞれが、シート束を搬送する平坦な搬送面を有し、当該搬送面は、少なくとも前記搬送手段のニップ部から前記補助挟持板対にシート束を受け渡し可能な位置まで設けられていることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記少なくとも2段の押圧挟持手段のシート束を押圧挟持する面が平坦面であることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記搬送手段がシート搬送路の搬送中心に対して両側に設けられ、シート束の両側から当該シート束に駆動力を付与することを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記搬送手段はニップ形成位置からの変位量がそれぞれ等量になるように連結された支持手段により支持されていることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記搬送手段と前記当接手段の間にシート束の搬送位置を検出する検出手段を備え、前記シート束の折り目部先端が前記当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させる位置が、前記検出手段で検出した位置から前記折り目部先端が当接手段に突き当たるまでの距離と、折り目部先端を加工するために必要な膨らみ発生のための距離分とを加算した距離の位置であることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第8のいずれかの手段において、前記折り処理が中綴じ、中折り処理であることを特徴とする。
第10の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段に係る背面形成装置をシート処理装置が備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段に係る背面形成装置と、記録媒体に可視画像を形成する画像形成装置と、を一体又は別体に備えた画像形成システムを特徴とする。
第12の手段は、折り処理されたシート束の湾曲した折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記シート束の折り目部先端が当接する当接手段と、前記シート束を厚み方向から押圧して挟持する第1の押圧挟持手段及び第2の押圧挟持手段と、を有し、シート束の前記折り目部を、平坦状の背面を有する背面部形状に形成する背面形成装置における背面形成方法であって、シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、前記当接手段を順に配置し、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記当接手段に当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該当接手段と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させ、当該膨らみの一部を第1の押圧挟持手段によって押圧し、前記当接手段と前記第1の押圧挟持手段との間に形成される前記シート束の膨らみを第2の押圧挟持手段で押圧することによって、シート束の背面形状を形成させることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、シート束は符号SBに、折り目部は折り目部先端SB1に、背面形成装置は符号3に、搬送手段は上下の搬送ベルト311,312に、当接手段は突き当て板330に、第1の押圧挟持手段は上下の補助挟持板320,321に、第2の押圧挟持手段は上下の加圧挟持板325,326に、制御手段はCPU111に、ガイド板対は上下の搬送ガイド板315,316に、搬送面は符号315a,316aに、支持手段はリンク313あるいはセクタギヤ311e,312eに、検出手段は搬送センサSN1に、シート処理装置はシート後処理装置2に、画像形成装置は符号1にそれぞれ対応する。
本発明によれば、シート束の折り目部先端が当接手段に当接する位置から予め設定された距離だけ搬送して停止させ、搬送方向上流側の押圧挟持手段から下流側に順にシート束を押圧挟持させ、当接手段と第1の押圧挟持手段との間に膨らみを形成させ、当該膨らみを当接手段から搬送方向上流側直近の第2の押圧挟持手段によって押圧し、当接手段と直近の第2の押圧挟持手段との間で形成される空間に倣う形状の背面を形成させるので、背面や綴じ部などに皺や破れなどを発生させずに、短時間でシート束の折り目部に平坦面を形成することができる。その際、第2の押圧挟持手段の押圧面によって表紙及び裏表紙も平面状に成形することができるので、簡単な機構で折り処理されたシート束の膨らみを低減することが可能となる。
また、本発明によれば、搬送手段によってシート束の折り目部先端が当接手段に当接する位置から予め設定された距離だけ搬送することによってシート束に膨らみを形成させるので、突き当て板を小口方向に移動させる駆動は必要なく、簡単な機構でかつ短時間で折り処理されたシート束の膨らみを低減化することが可能となる。
さらに、搬送手段の最下流側の従動側プーリと突き当て板の間のシート束の長い部分について、当該従動側プーリによってシート束の膨らみを形成させれば良いので、搬送手段の駆動力が少なくてすみ、消費電力を低減できる。
本発明の実施形態(実施例1)における背面形成装置と、シート後処理装置とからなる背面形成のためのシート処理システムのシステム構成を示す図である。 図1におけるシート後処理装置の詳細を示す正面図である。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の搬入時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中綴じ時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 シート後処理装置の動作説明図であり、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 図1における背面形成装置の詳細を示す正面図である。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 図1におけるシート束を搬送する搬送部の他の例の詳細を示す図で、(a)は初期状態を、(b)は搬送時の状態をそれぞれ示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束搬入時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束先端の付け当て板当接時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持開始時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、補助挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、加圧挟持板によるシート束の押圧挟持終了時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、押圧状態解除時の状態を示す。 背面形成装置の背面形成動作を示す動作説明図であり、シート束の背面形成動作を完了し、シート束搬出時の状態を示す。 搬送ガイド板、補助挟持板、加圧挟持板、及び突き当て板をネジ駆動による上昇下降動作させる駆動機構の一例を示す図である。 本発明の実施形態(実施例2)における背面形成装置と、シート後処理装置とからなる背面形成のためのシート処理システムのシステム構成を示す図である。 実施例1及び2におけるシート後処理装置の制御回路の回路構成の一例を示すブロック図である。
本発明は、冊子を形成するシート束の折り目部を平坦に形成し、また、折り目部とその近傍の表紙部分と裏表紙部分を含む冊子背面部を加圧して平坦にすることにより、折り目部を含む背面と表紙及び裏表紙との間をほぼ直角になるように、所謂スクウェアに成形したものである。これにより、多数部の平積みを可能とし、保管及び運搬などの取り回しに際して問題が生じないようにした。このように成形するに際し、シート束の搬送方向上流側から搬送手段、搬送ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段、突き当て手段、の順で配置し、搬送手段で搬送した中綴じ中折りされたシート束を最下流に位置する突き当て手段に突き当てることによりシート束先端部を搬送路内で膨らませ停止保持し、上流側の搬送ガイド板、補助挟持手段、加圧挟持手段の順に挟持間隔を狭めて加圧していき、膨らみを下流に順次集中させる。そして、最終的にシート束先端部を突き当て手段に押しつつ加圧挟持手段で加圧挟持する。これにより、シート束の背面部の成形性の向上と、加工能率の向上を図っている。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同等な各部には、同一の参照符号を付し,重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態の実施例1における背面形成装置と、シート後処理装置とからなる背面形成のためのシート処理システムのシステム構成を示す図である。同図では、画像形成装置1の後段にシート処理装置としてシート後処理装置2が連結され、シート後処理装置2の後段に背面形成装置3が連結されて1つのシート処理システムが構成されている。このシステムでは、大略、画像形成装置1のシート束排紙ローラ10からシート後処理装置2内に搬入されたシート束に対して中綴じ処理を施し、さらに中折りした後、下排紙ローラ231から背面形成装置3に搬送し、当該背面形成装置3でシート束の折り目部を平坦面に形成して装置外に排紙するようになっている。画像形成装置1は入力された画像データ、もしくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記録媒体に可視画像を形成するもので、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などがこれに相当する。
図2は図1におけるシート後処理装置の詳細な構成を示す図である。同図において、シート後処理装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設けられ、画像形成装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シート搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスルー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置もしくは排紙トレイにシート束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折りを行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板207には、上部から束搬送ローラ上205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されている。後端叩き爪221は駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後述の可動フェンス側に叩き(押圧し)シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、束搬送ガイド板上207の中折り搬送路243から退避する(図2破線位置)。符号294は後端叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り搬送路243から退避した図2破線位置をホームポジションとして検出する。後端叩き爪221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じスティプラS1、中綴じジョガーフェンス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受け入れるガイド板であり、幅方向には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じスティプラS1はシート束の中央部を綴じるスティプラである。可動フェンス210はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴じスティプラS1に対向する位置に位置させ、その位置でスティプル処理、すなわち中綴じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持されるともに、図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シート束の先端が当接する可動フェンスの可動範囲は、シート後処理装置2の処理可能な最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部には折りプレート215、折りローラ対230、排紙搬送路244、及び下排紙ローラ231が設けられている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙搬送路224には、折り目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図2に示すように構成されたシート後処理装置2では、図3ないし図7の動作説明図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置1の図示しない操作パネルから中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。なお、ソレノイドに代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によって通過が確認された後、図3に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス210にシート束SBの先端が当接する位置まで搬送される。その際、画像形成装置1からのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向のサイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図3では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟持し、後端叩き爪221はホームポジション位置に待機している。
この状態で、図4に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタックされると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作が実行され、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイズ情報、シート束の枚数情報、シート束厚み情報によって、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更し整合する。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しきれないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより、より良い整合状態を実現することができる。さらに、上流側でシートを順次重ね合わせる時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受け入れるまでの時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はないことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。したがって、上流の処理時間に応じ、整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴じスティプラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中央部に中綴じスティプラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
なお、可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、シート後処理装置2の制御回路のCPUによって実行される。図20はCPU111、I/Oインターフェース112等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路110の概略を示すブロック図である。制御回路110には、画像形成装置1本体の操作パネル113の各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号がI/Oインターフェース112を介してCPU111へ入力され、CPU111は入力された信号に基づいて後述の各制御を実行する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU111が読み込み、図示しないRAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
図4の状態で中綴じされたシート束SBは、図5に示すように束搬送ローラ下206の加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束SBの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図5の位置にシート束SBが達すると、図6に示すように折りプレート215が折りローラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SBに対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート215により押されて折りローラ対30のニップへと導かれ、予め回転していた折りローラ対230のニップに押し込まれる。折りローラ対230は、ニップに押し込まれたシート束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施される。図6は、シート束SBの折り目部先端が折りローラ対230のニップに挟持され、加圧されているときの状態を示す。
図6の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図7に示すように折りローラ対230によって搬送され、さらに下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。このとき、シート束SB後端が折り目部通過センサ293に検知されると、折りプレート215及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態にそれぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数であれば、可動フェンス210は再び図3の位置に移動し、待機するようにしても良い。なお、これらの制御も前記制御回路110のCPU111によって実行される。
図8は図1における背面形成装置3の詳細を示す正面図である。背面形成装置3には子と束搬送路302に沿って上流側から搬送部、補助挟持部、加圧挟持部、突き当て部、排紙部が設けられている。
搬送部は上下の搬送ベルト311,312を、補助挟持部は上下の搬送ガイド板315,316及び上下の補助挟持板320,321を、加圧挟持部は上下の加圧挟持板325,326を、突き当て部は突き当て板330を、排紙部は排紙ガイド板335及び上下の排紙ローラ340,341を、それぞれ備えている。なお、各部は図8では紙面の奥側に少なくともシート束SBの搬送幅以上の幅を有する。
上搬送ベルト311及び下搬送ベルト312はそれぞれ、揺動支点311a,312aに軸支された駆動側プーリ311b,312bと、この駆動側プーリ311b,312bよりも下流側に位置し、前記折りプレート215、折りローラ対230のニップ、下排紙ローラ231のニップを結ぶ線の延長上に設定される搬送中心301挟んで対向した従動側プーリ311c,312c間に掛け渡され、図示しない駆動モータにより駆動される。揺動支点311a,312aはシート束SBの厚さに応じて従動側プーリ311c,312cの間隔が倣うことができるように上下の搬送ベルト311,312を支持している。
図9は、上下の搬送ベルト311,312によってシート束SBを搬送する搬送機構(搬送部)の詳細を示す図である。図9(a)は初期状態を、図9(b)はシート束SBの搬送時の状態をそれぞれ示す。これらの図に示すように、駆動側プーリ311b,312bと従動側プーリ311c,312cはそれぞれ支持板311d,312dで連結され、駆動側プーリ311b,312bと従動側プーリ311c,312c間に上下の搬送ベルト311,312がそれぞれ掛け渡されている。これにより、上下の搬送ベルト311,312は、それぞれ駆動側プーリ311b,312bから駆動力を得て回転する。
一方、従動側プーリ311c,312cの回転軸には、連結軸313aによって回動可能に連結された2つの部材からなるリンク313が接続され、加圧バネ314によって常時近接する方向に弾性付勢力が付与されている。連結軸313aは、背面形成装置3の筐体に設けられた搬送方向に延びた長孔313bに沿って移動可能である。これによりリンク313の従動側プーリ311c,312cの開閉動作に伴って図9(b)に示すように連結軸313aが長孔313bに沿って移動し、シート束SBの厚さに追従してニップ間の距離が変化するとともに、所定の挟持圧を付与することが可能となる。
また、連結軸313aを例えばラックアンドピニオン機構によって長孔313bに沿って移動できるようにし、ピニオンを駆動する駆動モータを制御して連結軸313aの位置を移動させるようにすることもできる。このようにすると、シート束SBの厚さが厚い場合、シート束SBを受け入れるための搬送間隔(従動プーリ311c,312c間のニップ間距離)を設定することが可能となり、シート束SBの従動プーリ311c,312c側の搬送ベルト311,312がシート束SBの折り目部先端SB1に乗り上げる際の圧力を緩和することができる。なお、一旦乗り上げた後、駆動モータへの電源供給を停止すれば、加圧バネ314だけの弾性付勢力で従動側プーリ311c,312cはシート束SBを挟持し、搬送力を付与することができる。
図10は、図9におけるリンク314に代えて揺動軸311a,312aにセクタギヤ311e,312eを設け、両者を噛合させて搬送中心301に対して対称に離間するように構成した例である。この場合も図10(a)は初期状態を、図10(b)はシート束SB搬送時の状態をそれぞれ示す。この場合も、セクタギヤ311e,312eの一方を、減速機構を含む駆動モータにより駆動できるようにしておけば、図9で示した例と同様にシート束SBを受け入れるための搬送間隔を設定することが可能となる。
図8に示すように上下の搬送ベルト311,312の従動側プーリ311c,312cの搬送ニップ近傍には上下の搬送ガイド板315,316が搬送中心301を挟んで対称に配置されている。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ搬送ニップ近傍から上下の補助挟持板320,321の受け渡し部分まで平坦面で形成され、この平坦面が搬送面として機能する。上下の搬送ガイド板315,316は、それぞれ上下の補助挟持板320,321に上下方向に変位可能でかつ加圧バネ317によって搬送中心301側に加圧(弾発)可能に取り付けられている。また、上下の補助挟持板320,321も上下方向に変位可能に図示しない筐体によってガイドされ、保持されている。なお、上下の搬送ガイド板315,316を省略して上下の補助挟持板320,321のシート束SBに対向する面の形状のみで代用することも可能である。
上下の補助挟持板320,321を備えた補助挟持部は、前述した搬送部の上下の搬送ベルト311,312による近接離間機構と同様に、搬送中心301に対し対称に近接離間動作を行う。この補助挟持部に設けられる近接離間機構は、搬送部で説明したリンク機構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用することによって構成することができる。変位位置検出の基準位置は補助挟持板HPセンサSN3の検知出力によって決められる。図示しない駆動機構と上下の補助挟持板320,321は搬送部における加圧バネ314と同様にバネ等を介して連結されているため、シート束SBを挟持する際に駆動機構に過負荷による破損が生じることはない。なお、上下の補助挟持板320,321のシート束SBを挟持する押圧挟持面は搬送方向、言い換えれば搬送中心301に対して平行な平坦面となっている。
加圧挟持部は上下の加圧挟持板325,326を備えた含み、上下の加圧挟持板325,326は、前述した搬送部の上下の搬送ベルト311,312による近接離間機構と同様に、搬送中心301に対し対称に近接離間動作を行う。この加圧挟持部に設けられる近接離間機構は、搬送部で説明したリンク機構、あるいはラックとセクタギヤでの連結機構を使用することによって構成することができる。上下の加圧挟持板325,326についても加圧挟持板HPセンサSN4の検知出力によって上下変位位置検出の基準位置が決められる。動作とその他の構成は前述の補助挟持板320,321と同様であるため、説明は省略する。なお、搬送部における駆動モータは必須ではないが、補助挟持部及び加圧挟持部は、駆動モータもしくはその他の駆動源は必須であり、この駆動モータもしくは駆動源による駆動力によってシート束SBの挟持位置、及び退避位置への移動が可能となる。また、上下の加圧挟持板325,326のシート束SBを挟持する押圧挟持面も補助挟持板320,321と同様に、搬送方向、言い換えれば搬送中心301に対して平行な平坦面となっている。
加圧挟持部の下流には突き当て部が設けられている。突き当て部は突き当て板330とこの突き当て板330を昇降移動させる図示しない移動機構とからなる。突き当て板330は搬送路302に対して進出後退可能に変位し、その変位位置検出の基準位置は突き当て板HPセンサSN5の検知出力によって決められる。突き当て板330の天面は搬送路302から退避した位置では、シート束SBの搬送ガイドとして機能する。そのため、当該天面はシート搬送方向、言い換えれば搬送中心301に平行な平坦面として形成されている。前記移動機構は、例えば突き当て板330の両側面(装置の前面側と後面側)に設けられた図示しないラックアンドピニオン機構と、ピニオンを駆動する駆動モータとから構成することができる。このように構成すると、駆動モータの駆動により突き当て板330を昇降動作させ、更には、所定の位置に位置決めすることができる。
なお、前記上下の搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記加圧挟持板325,326、及び突き当て板330は、ネジ駆動とすることもできる。図18はこれらの各部の駆動機構を駆動モータ361,362,363,364と、各駆動モータ361〜364の駆動軸と同軸で設けられたネジ軸361a,362a,363a,364aとから構成した例を示す図である。各駆動モータ361〜364はそれぞれ減速機構を備え、搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記加圧挟持板325,326を駆動するネジ軸361a,362a,363aには中央部(ここでは搬送中心301)を境に逆方向にネジが切られている。前記補助挟持板320,321、前記加圧挟持板325,326はそれぞれ各ネジ軸361a,362a,363aの逆方向に切られたネジ部分に取り付けられ、駆動モータ361〜364の回転方向に応じて、近接方向及び離間方向に対称に移動する。対称軸は搬送中心301である。突き当て板330も駆動モータ364と同軸のネジ軸364aによって駆動され、上昇下降動作を行う。
各ネジ軸361a,362a,363a,364aは背面形成装置3の通紙範囲外の奥側に設置され、通紙範囲外の手前側には図示しないガイドロッドが配置されている。これにより、上下の搬送ガイド板315,316、前記補助挟持板320,321、前記加圧挟持板325,326、及び突き当て板330は自身が螺合するネジ軸361a,362a,363a,364aと、自身がスライド可能に案内されるガイドロッドに沿って平行に上昇下降動作を行うことができる。
突き当て部の下流には排紙部が設けられている。排紙部は排紙ガイド板335と上下の排紙ローラ340,341から構成され、背面が加工されたシート束SBは排紙ローラ340,341によって装置へ搬出される。シート束SB加工時の停止位置、すなわち、シート束SBの折り目先端部が突き当て板330に当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させる位置は、搬送センサSN1により先端部が検出され、その位置からの搬送量により管理される。前記搬送量は、シート束SB先端が突き当て板330に突き当たる距離と、シート束SB先端部を加工するために必要な膨らみ発生距離分とを加えた設定距離とする。この搬送量は駆動モータのパルス管理やエンコーダー制御による。なお、搬送センサSN1は搬送ベルト311,312と突き当て板330の間に配置されている。また、下排紙ローラ341の上流側の直近には、排紙センサSN2が設けられ、搬送路302におけるシート束SBの通過を検知する。
なお、制御回路自体は図20に示したシート後処理装置2の制御回路110に準じたもので、背面形成装置3に備えられ、当該制御回路のCPUによって動作制御される。また、シート後処理装置2の制御回路110及び背面形成装置3の制御回路は画像形成装置1の制御回路に対してシリアルに連結され、画像形成装置1からのシート束SB情報がシート後処理装置2及び背面形成装置3に通知され、シート後処理装置2と背面形成装置3のCPUはそれぞれ自身に必要な制御を実行し、動作終了を画像形成装置1の制御回路側に通知する。
図11ないし図17はシート束SBの折り目部を平坦に、かつ、折り面部に隣接する表紙部側と裏表紙部側を平坦状に形成する背面形成装置3の背面形成動作を示す動作説明図である。以下、これらの図を参照して、シート束SBの折り目部先端、言い換えればシート束SBの背面部の平坦形成動作について説明する。
背面形成装置3の図示しない入口センサ又はシート後処理装置2の折り目部通過センサ293からのシート束SB検知信号により、背面形成装置3の各部は用紙受け入れ準備の動作をする。受け入れ準備動作では、上搬送ベルト311と下搬送ベルト312は回転を開始し、上補助挟持板320と下補助挟持板321は補助挟持板HPセンサSN3の検知位置、すなわちホームポジションに一旦移動した後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送ギャップ(離間距離)になるように移動し、その位置で停止する。上加圧挟持板325と下加圧挟持板326も加圧挟持板HPセンサSN4の検出位置(ホームポジション)まで移動し、その後、搬送中心301に向かって予め設定された搬送ギャップ(離間距離)になるように移動し、その位置で停止する。なお、上下の補助挟持板320,321の場合も上下の加圧挟持板325,326の場合も、搬送中心301に対して対称に配置され、対称に動作するので、一方のホームポジションが検出できれば、他方も同じ状態である。そのため、HPセンサSN3,SN4は一方の側だけに設けられている。突き当て板330は突き当て板HPセンサSN5の検出位置(ホームポジション)まで移動した後、搬送中心301に向かって予め設定された距離移動し、搬送路302を塞ぐ位置で停止する。この状態は、図11においてシート束SBが搬入されていない状態に対応する。
この状態で、シート後処理装置2の下排紙ローラ231から排紙され、背面形成装置3に搬入されたシート束SBは、回転を開始している上搬送ベルト311と下搬送ベルト312によって図11に示すように機内に搬入される。シート束SBは搬送センサSN1により折り目部先端SB1が検出され、折り目部先端SB1が突き当て板330に突き当たる距離と、折り目部先端SB1を加工するために必要な膨らみSB2の発生のための距離分とを加算した予め設定された距離搬送された後に図12に示すように停止する。前記設定された距離は、紙厚、サイズ、綴じ、枚数、特殊紙等のシート束SB情報に対応して設定される。
図12の状態でシート束SBが停止すると、図13に示すように上補助挟持板320と下補助挟持板321は搬送中心301に向かって移動を開始し、まず、上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316がシート束SBを加圧バネ317の弾性力によって加圧状態で挟持する。上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316により一定の加圧力が加わった時点から、上補助挟持板320と下補助挟持板321はさらに搬送中心301に向かって移動し、上補助挟持板320と下補助挟持板321によって上搬送ガイド板315と下搬送ガイド板316よりも下流側のシート束SB部分はさらに挟持され、予め設定された加圧力に達した時点で上補助挟持板320と下補助挟持板321の移動は停止し、図14に示すように当該加圧力下でシート束SBは保持状態になる。これにより、シート束SBの折り目部先端SB1は突き当て板330に当接し、折り目部先端SB1の下流側に図13に示した膨らみSB2よりさらに大きな膨らみSB2が発生する。
次いで、図14の上下の補助挟持板320,321の加圧挟持状態から、図15に示すように上加圧挟持板325と下加圧挟持板326が搬送中心301に向かって移動を開始する。この移動に伴って折り目部先端SB1に集められた膨らみSB2は徐々に加圧され、上加圧挟持板325、下加圧挟持板326及び突き当て板330によって形成される空間の形状に倣って変形する。加圧が完了し終わると、シート束SBの折り目部先端SB1は突き当て板330の形状に倣って平坦面となり、シート束SBに平坦状の背面(背表紙)が形成される。また、折り目部近傍の表紙部SB3及び裏表紙部SB4も平坦面に成形される。これによりシート束SBの中綴じ、中折り部にスクウェアな背面部が形成された冊子を提供することができる(図17参照)。
その後、図16に示すように、上補助挟持板320と下補助挟持板321、上加圧挟持板325と下加圧挟持板326はシート束SBから離間して所定位置で停止し、突き当て板330もホームポジション側へ移動し、突き当て板の上面でシート束SBを搬送ガイドできる位置で停止する。
上下の補助挟持板320,321、上下の加圧挟持板325,326、及び突き当て板330が図16に示す待機位置に移動した後、図17に示すように上搬送ベルトと311と下搬送ベルト312、及び上排紙ローラ340と下排紙ローラ341が回転を開始し、シート束SBを背面形成装置3から機外に排出し、一連の背面形成動作は完了する。回転をしている上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,341は、排紙センサSN2の検知情報で一定時間後に停止する。また、それに併せてその他の可動部もホームポジションに移動する。シート後処理装置2から続けてシート束SBが搬送されてくる場合は、上下の搬送ベルト311,312、及び上下の排紙ローラ340,341の回転停止タイミングは、後続のシート束SBの搬送状況に応じて変更される。また、その他の可動部も毎回ホームポジションに戻る必要はなく、シート束SBの受け入れ位置も搬送状況やシート束SB情報に対応して移動しても良い。なお、これらの制御は、前述の制御回路のCPUによって実行される。
図19は、シート後処理装置2として所謂フィニッシャを使用したときの背面形成装置を含むシステムの実施例2のシステム構成を示す図である。実施例2では、中綴じ中折り装置はフィニッシャに組み込まれ、背面形成装置3は、フィニッシャで中綴じ中折りされたシート束SBに対して背面の形成を行う。背面形成装置3自体は図8に示したものと同一であり、フィニッシャの中綴じ中折り機構自体は図2に示したシート後処理装置2と同等なので、重複する説明は省略する。
図19において、シート後処理装置(フィニッシャ)2は、前段の画像形成装置1からシートを受け入れる入口搬送路A、入口搬送路Aからプルーフトレイにシートを排出するプルーフトレイ側搬送路B、入口搬送路Aからシート及び後述の端面綴じ処理トレイFで整合もしくは綴じ処理されたシート束をシフトトレイに排出するシフトトレイ側搬送路C、入口搬送路A側から端面綴じ処理トレイF側にシートを搬送する処理トレイ側搬送路D、処理トレイ側搬送路Dに搬入されたシートを複数枚積層して待機するプルーフトレイ側搬送路E、処理トレイ側搬送路Dを経て搬送され、積層されたシート束を整合し、必要に応じて端面綴じ処理を行う端面綴じ処理トレイF、端面綴じ処理トレイFで整合されたシート束が搬送され、中綴じ、中折り処理を行う中綴じ中折り処理トレイG、中綴じ中折り処理トレイGで中綴じ、中折り処理されたシート束が搬送され、背面成形処理を行う背面形成装置3から基本的に構成されている。なお、図1に示したシート後処理装置1は周知の構成のものであり、ここでは、構成及び動作の詳細については説明を省略する。
以下、動作の概略について説明する。
中綴じ処理を施すためにシート後処理装置2に搬送されてきたシートは、端面綴じ処理トレイFに順次積載される。端面綴じ処理トレイFでは幅方向の整合をジョガーフェンスにて行い、搬送方向の整合を叩きコロの後端フェンス(搬送方向上流側)方向の叩き搬送動作と放出ベルトの逆転動作による放出爪背面のシート先端部押さえ動作により行う。両方向の整合が行われたシート束は放出爪と加圧ローラによりガイドローラに沿って大きくターンして中綴じ中折り処理トレイG側に搬送される。
中綴じ中折り処理トレイGに搬送されたシート束SBは可動フェンス210まで搬送され、中綴じ部ジョガーフェンス225により幅方向が整合され、シート後端を後端叩き爪221により叩くことによって搬送方向の整合が行われる。整合後、中綴じスティプラS1によってシート束中央部に対して綴じ処理が行われる。その後、可動フェンス210により、シート束中央部(綴じ処理部)を折りプレート215に対向する折り位置まで押し上げ、折りプレート215の先端部をシート束の折り位置に押し当てて折りローラ対230のニップに押し込むことによって折り処理を行う。折り処理が行われたシート束は下排紙ローラ231により背面形成装置3に搬送される。
背面形成装置3は図8ないし図10を参照して説明した実施例1と同一であり、動作も図11ないし図17を参照して説明した背面形成動作と同一なので、重複する説明は省略する。
なお、実施例1及び2において、搬送部、補助挟持部、加圧挟持部、及び突き当て部の各構成要素を駆動する駆動機構は、公知の機械的機構を適宜採用すれば良いので、実施例1及び2で説明した機構に限定するものではない。
以上のように本実施形態では、以下のようにして冊子の背面を成形することができる。
1)動作搬送路302に沿って上流側から上下の搬送ベルト311,312、上下の搬送ガイド板315,316、上下の補助挟持板320,321、上下の加圧挟持板325,326、突き当て板330を、この順で配置し、上下の搬送ベルト311,312で搬送した中綴じ中折りされたシート束SBを最下流に位置する突き当て板330に突き当ててシート束SBの折り目部先端近傍を搬送路302内で膨らませる。
2)この状態で停止させて保持し、上流側の搬送ガイド板315,316、補助挟持板320,321、加圧挟持板325,326の順に離間距離を縮め、加圧することにより膨らみSB2を下流に順次集中させる。
3)そして、最終的に折り目部先端SB1を突き当て板330に押し当てた状態で加圧挟持板325,326によって加圧挟持する。
4)これにより、加圧挟持板325,326と突き当て板330との間の形成される空間に倣う形状に折り目部先端近傍が成形され、折り目部先端SB1が平坦面で、これに続く表紙部及び裏表紙部も平坦面となり、これらを含む背面部がスクウェアな形状に成形される。
このように本実施形態では、シート束SBの搬送タイミングに沿って上流側からシート束SBの押圧挟持動作と先端突き当て動作を実行して折り目部先端SB1の下流側に膨らみSB2を形成し、最終的に加圧挟持板325,326の1工程の押圧挟持動作により背面を形成することができる。このため、本実施形態では、従来技術における突き当て板のシート束SBの小口方向への移動による膨らませ工程が不要となり、加工時間の短縮化と背面成形機構の簡素化を図ることができる。
その結果、装置の小型化、低コスト、更には消費電力の低減に貢献し、環境にやさしい装置とすることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
1 画像形成装置
2 シート後処理装置
3 背面形成装置
111 CPU
311 上搬送ベルト
311e,312e セクタギヤ
312 下搬送ベルト
313 リンク
315 上搬送ガイド板
316 下搬送ガイド板
320 上補助挟持板
321 下補助挟持板
325 上加圧挟持板
326 下加圧挟持板
330 突き当て板
SB シート束
SB1 折り目部先端
SB2 膨らみ
SB3 表紙部
SB4 裏表紙部
SN1 搬送センサ
特開2001−260564号公報 特開2007−237562号公報

Claims (12)

  1. シート束の湾曲した折り目部を平坦状の背面形状に形成する背面形成装置であって、
    折り処理されたシート束の前記折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート束の折り目部先端が当接する当接手段と、
    前記シート束を厚み方向から押圧して挟持する第1の押圧挟持手段及び第2の押圧挟持手段と、
    シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、前記当接手段が順に配置され、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記当接手段に当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該当接手段と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させ、当該膨らみの一部を第1の押圧挟持手段によって押圧し、前記当接手段と前記第1の押圧挟持手段との間に形成される前記シート束の膨らみを第2の押圧挟持手段で押圧することによってシート束の背面形状を形成させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする背面形成装置。
  2. 請求項1記載の背面形成装置であって、
    前記第1の押圧挟持手段が前記搬送手段のシート束搬送方向下流側に位置し、シート束の厚み方向に変位可能な補助挟持板対からなり、
    前記第2の押圧挟持手段が前記補助挟持板対のシート束搬送方向下流側に位置し、シート束の厚み方向に変位可能な加圧挟持板対からなること
    を特徴とする背面形成装置。
  3. 請求項2記載の背面形成装置であって、
    前記補助挟持板対のシート束搬送方向上流側に、シート束の厚み方向にそれぞれ変位可能であって、前記シート束を当該補助挟持板対間に導くガイド板対を備えていること
    を特徴とする背面形成装置。
  4. 請求項3記載の背面形成装置であって、
    前記ガイド板対のそれぞれが、シート束を搬送する平坦な搬送面を有し、
    当該搬送面は、少なくとも前記搬送手段のニップ部から前記補助挟持板対にシート束を受け渡し可能な位置まで設けられていること
    を特徴とする背面形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の背面形成装置であって、
    前記少なくとも2段の押圧挟持手段のシート束を押圧挟持する面が平坦面であることを特徴とする背面形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の背面形成装置であって、
    前記搬送手段がシート搬送路の搬送中心に対して両側に設けられ、シート束の両側から当該シート束に駆動力を付与すること
    を特徴とする背面形成装置。
  7. 請求項6記載の背面形成装置であって、
    前記搬送手段はニップ形成位置からの変位量がそれぞれ等量になるように連結された支持手段により支持されていること
    を特徴とする背面形成装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の背面形成装置であって、
    前記搬送手段と前記当接手段の間にシート束の搬送位置を検出する検出手段を備え、
    前記シート束の折り目部先端が前記当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させる位置が、前記検出手段で検出した位置から前記折り目部先端が当接手段に突き当たるまでの距離と、折り目部先端を加工するために必要な膨らみ発生のための距離分とを加算した距離の位置であること
    を特徴とする背面形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の背面形成装置であって、
    前記折り処理が中綴じ、中折り処理であることを特徴とする背面形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の背面形成装置を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の背面装置と、
    記録媒体に可視画像を形成する画像形成装置と、
    を一体又は別体に備えていることを特徴とする画像形成システム。
  12. 折り処理されたシート束の湾曲した折り目部を先端側にして搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記シート束の折り目部先端が当接する当接手段と、
    前記シート束を厚み方向から押圧して挟持する第1の押圧挟持手段及び第2の押圧挟持手段と、
    を有し、シート束の前記折り目部を、平坦状の背面を有する背面部形状に形成する背面形成装置における背面形成方法であって、
    シート搬送方向の上流側から下流側に前記搬送手段、前記第1の押圧挟持手段、前記第2の押圧挟持手段、前記当接手段が順に配置され、前記搬送手段によって搬送される前記シート束を、当該シート束の折り目部先端が前記当接手段に当接する位置からさらに予め設定された距離だけ搬送して停止させることによって当該当接手段と当該搬送手段との間に当該シート束の膨らみを形成させる工程と、
    当該膨らみの一部を第1の押圧挟持手段によって押圧し、前記当接手段と前記第1の押圧挟持手段との間に形成される前記シート束の膨らみを第2の押圧挟持手段で押圧することによって、シート束の背面形状を形成させる工程と、
    を備えていることを特徴とする背面形成方法。
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