JP2012012220A - 画像形成システム、用紙処理装置、及び折り処理方法 - Google Patents

画像形成システム、用紙処理装置、及び折り処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】筋付け位置と折り処理位置の調整、さらには所定の位置に対する両者の調整を少ない操作で簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】用紙に対して折り処理を行う中折り機構Dと、中折りを行う位置に筋を付ける筋付け機構Cと、を有する画像形成システムにおいて、筋を付ける位置を変更する第1搬送手段1と、折り位置を変更する後端フェンス11と、筋付け位置の変更量と折り位置の変更量を入力する操作パネル20(15)と、を備え、操作パネルから前記変更量を入力し、折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、前段から搬送されてくるシート状部材(以下、用紙と称する。)などの用紙束を折る前に用紙に折り筋を付ける、あるいは筋付け(以下、クリースとも称する。)を行う筋付け装置と画像形成装置とを含む画像形成システム、筋付け装置を含む用紙処理装置、及び筋付け装置で実行される折り処理方法に関する。
従来から、画像形成装置から排出された複数の用紙を束状にまとめた用紙束に中綴じを行い、中綴じした用紙束を中央部で2つ折りにする、所謂中折りあるいは中折り製本が行われている。このように複数枚からなる用紙束をまとめて折ると、用紙束の外側は内側の用紙と比べて折り部の用紙の伸び量が大きくなる。そのため、外側の用紙の折り部では形成された画像部が伸びることにより、トナー剥がれ等、画像部にダメージが生じることがある。同様の現象はZ折り、3つ折り等、その他の折り処理でも発生する。また、用紙束の厚さによって折りが不十分であることがある。
そのため、用紙束を2つ折りする等の折り処理を行う前に、用紙の折り部に予め筋(折り筋)を付けておき、外側の用紙も折れやすくすることでトナー剥がれを防止するクリーサーと呼ばれる筋付け装置が既に知られている。このような筋付け装置では、ローラを走行させ、レーザーで焼き、あるいは筋入れ刃で押圧する等の方法によりを搬送方向と直角な方向に筋を付けている。
このような筋付け装置の一例として例えば特許文献1(特開2008−81258号公報)に開示された発明が公知である。この文献には、用紙の種類に応じて加工形状が良好で高精度の折り型を形成する目的で、折り型を形成するローラを用紙に合わせて最適なローラに取替え可能な構成とした発明が開示されている。
ところで、折り筋はその後に実行される折り処理の折り処理位置と一致していないと意味がない。そこで、クリース(筋付け)処理位置と折り処理位置を一致させる必要がある。さもないと、折り目と折り筋が合わず、二重の筋が入ったり、折り目側でない側の用紙端部が合わないという状態も発生しうる。また、これとは別に用紙に対する所望の位置に、クリース処理及び折り処理を行う場合もある。すなわち、2つ折りや中折り(中綴じ)であれば、折り位置と綴じ位置を用紙の長手方法の中心位置に一致させる必要がある。
図32及び図33は、折り位置、クリース(筋付け)位置、及び狙いの位置(折りが施されるべき位置)がずれたときの状態を示す説明図である。図32に示すように1枚の用紙Pに対して狙いの位置(用紙搬送方向の中心の位置)F1で折りたい場合に、クリース位置がF2、実際の折り位置がF3であった場合、折り位置F3で折り込むと、図33のようにクリース位置F2がずれ、さらに用紙の図32において左側の端部FLと右側の端部FRの重ね位置にずれ、折りずれFXが生じる。
このようにずれてしまうと、クリースを行う意味もなく、また、クリースによって必要のない折り筋が残る状態になる。そのため、クリース処理に行う場合には、
1)クリース処理位置と、折り処理位置を一致させる。
2)用紙の所定の位置にクリース処理と折り処理が行われるようにする。
という必要がある。
一方、一般的に用紙に対する後処理は処理位置のずれが発生するため、用紙位置を調整する必要がある。その際、前記1)及び2)の調整を行うには、クリース処理位置の調整手段と、折り処理位置の調整手段がそれぞれ必要となるが、前記1)の処理で両者を一致させている場合に、さらに、2)の処理でクリース処理位置の調整と、折り処置位置の調整を各々行うのは作業上煩わしく、効率も悪い。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、筋付け位置と折り処理位置の調整、さらには所定の位置に対する両者の調整を少ない操作で簡単に行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、用紙に対して折り処理を行う折り手段と、前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、を有する画像形成システムにおいて、前記筋を付ける位置を変更する筋付け位置変更手段と、前記折り位置を変更する折り位置変更手段と、前記筋付け位置の変更量を入力する筋付け位置変更量入力手段と、前記折り位置の変更量を入力する折り位置変更量入力手段と、を備え、前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更する第1のモードに加え、前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更のみを行う第2のモードを備えていることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、前記第1のモードとするか前記第2のモードとするかを選択する選択手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記筋付け位置変更手段により筋付け位置を変更したときには、筋付け位置の変更のみを行うことを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、システムの操作部の操作画面に設定されることを特徴とする。
第6の手段は、第3の手段において、前記選択手段はシステムの操作部の操作画面に設定され、設定画面からの選択動作によりいずれかのモードが選択されることを特徴とする。
第7の手段は、第5又は第6の手段において、前記システムの操作部の操作画面が画像形成装置の操作パネルであることを特徴とする。
第8の手段は、第5又は第6のいずれかの手段において、前記システムの操作部が折り手段を備えた折り装置の操作パネルであることを特徴とする。
第9の手段は、第5又は第6のいずれかの手段において、情報通信手段を有し、前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、前記情報通信手段による情報受信であることを特徴とする。
第10の手段は、用紙に対して折り処理を行う折り手段と、前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、有する用紙処理装置において、前記筋を付ける位置を変更する筋付け位置変更手段と、前記折り位置を変更する折り位置変更手段と、前記筋付け位置の変更量を入力する筋付け位置変更量入力手段と、前記折り位置の変更量を入力する折り位置変更量入力手段と、を備え、前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更することを特徴とする。
第11の手段は、第10の手段において、前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、装置の操作部の操作画面に設定されることを特徴とする。
第12の手段は、用紙に対して折り処理を行う折り手段と、前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、を備えた用紙処理装置における折り処理方法において、折り位置を変更したときは折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更し、筋付け位置を変更したときは筋付け位置のみ変更することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、折り手段は中折り機構Dに、筋付け手段は筋付け機構Cに、筋付け位置変更手段は搬送ローラ1に、折り位置変更手段は後端フェンス11に、筋付け位置変更量入力手段及び折り位置変更量入力手段はCPU_A1及び操作パネル20に、選択手段は操作パネル15,20に、システムの操作部は操作パネル15又は20に、情報通信手段は通信インターフェイス_A3及びA4に、操作画面は操作パネル15,20のクリース位置調整画面30、折り位置調整画面40及び選択画面50に、画像形成システムは画像形成装置PR、筋付け装置A、及び折り処理装置Bからなるシステムに、用紙処理装置は筋付け装置A及び折り処理装置Bを含むシステムに、それぞれ対応する。
本発明によれば、折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更するので、筋付け位置と折り処理位置の調整、さらには所定の位置に対する両者の調整を折り処理位置の調整だけで行うことができる。
本発明の実施形態における画像形成システムの概略構成を示す図である。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、用紙が筋付け装置に搬入されたときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、用紙先端が下流側の搬送ローラの直前まで搬送されてきたときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、筋付け処理が実行されているときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、筋を付けられた用紙が折り処理装置に搬入され、2枚目の用紙が筋付け装置に搬入されているときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、2枚目の用紙が筋付け位置で停止し、筋付け処理が行われているときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、3枚目の用紙に筋付け処理が行われているときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、最終枚目の用紙が中折り処理トレイに集積されたときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、図8の状態から用紙束が中折り位置に移動したときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、図9の状態から中折り処理が実行されているときの状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、折りローラにより中折りが行われながら排紙される状態を示す。 折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図で、中折りされた用紙束が積載トレイに排紙されたときの状態を示す。 筋付け機構の概略構成を示す図で、筋付け刃が最も上昇した位置で、用紙の受け入れ位置にある状態を示す図である。 筋付け機構の概略構成を示す図で、筋付け刃が最も下降した位置で、用紙への筋付け位置にある状態を示す図である。 図13の状態を用紙搬送方向と直交する方向から見た概略図である。 筋を付ける際の筋付け刃の動作を用紙搬送方向と直交する方向から見た動作説明図で、回転体が切欠き部から離間した状態を示す。 筋を付ける際の筋付け刃の動作を用紙搬送方向と直交する方向から見た動作説明図で、回転体が切欠き部まで下降し、用紙ガイドとして機能している状態を示す。 筋を付ける際の筋付け刃の動作を用紙搬送方向と直交する方向から見た動作説明図で、退避した状態から筋付け刃を用紙に向けて筋付け処理を行う直前の状態を示す。 筋を付ける際の筋付け刃の動作を用紙搬送方向と直交する方向から見た動作説明図で、筋付け刃が下降して用紙に筋を付けるときの状態を示す。 筋付け装置、折り処理装置、及び画像形成装置からなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 筋付け装置で筋付け処理を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 筋付け装置で筋付け処理を行わない場合の制御手順を示すフローチャートである。 操作パネルのクリース位置調整画面を示す図である。 操作パネルの折り位置調整画面を示す図である。 折り位置調整を行ったときの用紙の折り位置と筋付け位置の関係を示す図である。 図25の状態で用紙を折ったときの状態を示す図である。 折り位置とクリース位置は一致しているが、狙いの位置から外れている場合の用紙を折り込む前の状態を示す図である。 図27のずれ状態から用紙を折り込んだ状態を示す図である。 折り位置の調整を行い、折り位置と狙いの位置が一致したときの用紙状態を示す図である。 図29の状態から用紙を折り込んだ状態を示す図である。 折り位置調整時に筋付け位置の変更を同期して行うか否かの選択画面を示す図である。 折り位置、筋付け位置、及び狙いの位置がずれたときの状態を示す説明図で、折る前の用紙のおける前記各位置を示す説明図である。 図32の状態で狙いの位置で折ったときの状態を示す図である。
本発明は、折り位置の調整手段に同期して、折り位置の調整と筋付け(クリース)位置の調整を同時に行えるようにすることにより、筋付け(クリース)処理位置と、折り処理位置の調整を少ない操作で簡単に行うことができるようにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態における画像形成システムの概略構成を示す図である。本画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置PR、筋付けを付ける筋付け装置A、及び折り処理(後処理)を行う折り処理装置Bから基本的に構成されている。
筋付け装置Aは第1及び第2の搬送手段1,2と筋付け機構Cを備え、筋付け機構Cは筋付け部材6及び受け台7から構成され、筋付け部材6と受け台7で用紙を挟み込むことにより筋を付ける。筋装置Aで筋が付けられた後、用紙は下流の折り処理装置Bへ送られる。折り処理装置Bは第3ないし第5の搬送手段3,4,5、中折り機構D、及び積載トレイ12を備えている。なお、搬送手段は、本実施形態では搬送ローラによって構成されている。
画像形成装置PRはスキャナ、PCなどから入力された画像データを用紙上に可視像として顕像化して出力するもので、電子写真方式、液滴吐出方式などの公知の作像エンジンが使用される。
筋付け装置Aは搬送機構と筋付け機構Cからなり、筋付け機構Cは前述のように筋付け部材6及び受け台7を備え、筋付け部材6と受け台7で用紙を挟み込むことにより直線状の筋が付けられる。筋付け部材6の受け台7に対向する端面には筋を付けるための刃(クリース刃−凸刃:後述の筋付け刃C10に対応)が用紙搬送方向の直交する方向に直線状に設けられている。クリース刃は先端が尖った刃形状に形成されている。一方、受け台7の前記クリース刃と対向する面にはクリース刃の先端縁が嵌り込むような筋付け溝(凹刃)が切溝されている。このような形状に両者が形成されていることから、用紙を挟み込んだときに、先端形状(凸刃)と溝形状(凹刃)による筋が形成される。
折り処理装置Bは、折り処理を行う中折り機構Dを備え、筋付け装置Aによって筋が付けられた用紙が搬入され、当該用紙が搬送機構の第1ないし第3の搬送手段3,4,5によって中折り機構Dに導かれる。
中折り機構Dは中折り処理トレイ10、中折り処理トレイ10の下端(搬送方向最上流側)に設けられた後端フェンス11、筋に沿って折り込む折りプレート8及び折りローラ対9、並びに積載トレイ12を備えている。後端フェンス11は用紙の搬送方向の整合を行うもので、図示しない戻しローラによって中折り処理トレイ10に排紙された用紙の後端を強制的に後端フェンス11に押し付け、用紙の位置を揃える。また、図示しないジョガーフェンスによって搬送方向に直交する方向の整合も行われる。
折りプレート8は整合された用紙束に対して自身の先端縁を前記筋に沿って押し当て、折りローラ対9のニップに押し込む。これにより、用紙束は折りローラ対9のニップに押し込まれ、当該ニップで筋が付けられる。中綴じ処理を伴う場合には、筋を付ける部分に図示しない綴じ装置によって綴じ処理を行った後、この折り処理、所謂2つ折りが実行される。2つ折りされた用紙束は積載トレイ12に排紙され、積載される。
図2ないし図12は、この折り処理を伴う画像形成システムの一連の動作を示す説明図である。この画像形成システムでは、画像形成装置PRにおいて画像形成された用紙P1が筋付け装置A内に搬送され、筋を付ける位置で停止する(図2、図3)。図4に示すように用紙P1の先端が第2の搬送手段2のニップに当接した位置で停止すると、筋付け部材6を下降させ、筋付け部材6と受け台7によって用紙P1を挟む。更に詳細には、クリース刃と凹刃によって用紙P1を所定圧で挟む。これにより用紙P1に筋が付けられる(図4)。
その後、筋が付けられた用紙P1は折り処理装置Bへ搬送され(図5)、中折り処理トレイ10に一時収納される(図6)。上記の動作を所定枚数分繰り返し(図7)、所定枚数P1〜Pnの用紙束が収納されたら(図8)、後端フェンス11で用紙束を折り位置まで持ち上げて折り位置を合せ(図9)、折りプレート8を前進させて用紙に付けられている筋付け部分を押し、折りローラ対9のニップへ押し込んで折り処理を行い(図10)、折り処理された用紙束を積載トレイ12に排紙する(図11、図12)。この1冊の用紙束の作成工程が所定冊子数分繰り返され、用紙束は順次積載トレイ12上に積載されていく。
本実施形態では、クリース位置の変更機能(位置調整)及び折り位置の変更機能(位置調整)を備え、両者によりクリース位置と折り位置を一致させるが、折り位置を変更する場合には、図9から分かるように、後端フェンス11で用紙束を折り位置に合せ、折り処理を行うので、後端フェンス11の移動量を変更することによって折り位置を変更することが可能となる。
また、折り処理装置として本実施形態では、中折り処理を行う折り処理装置を例示しているが、この他に、3つ折り、Z折り、4つ折り、観音折りなどの複数の折り処理を行う公知の折り処理装置でも同様に適用することができる。
図13及び図14は筋付け機構の概略構成を示す図である。同図において、筋付け機構Cの筋付け部材6は回転体C9と筋付け刃C10から構成され、回転体C9と筋付け刃C10は一体となって駆動モータC5によって回転駆動される。また、回転体C9、筋付け刃C10、駆動モータC5、及び摺動部材C7は一体となって弾性材C8によって上方に弾性付勢され、摺動部材C7の上面でカムC4と摺接している。カムC4は一対設けられ、駆動モータC1の駆動が減速伝達機構C2及び伝達機構C3によって伝達され、回転する。このカムC4は偏芯カムであり、両者が同期して回転することにより摺動部材C7と一体に筋付け刃C10を上下方向に駆動する。
筋付け刃C10と対向する位置には受け台C11が設置され、筋付け刃C10と受け台C11との間で用紙を挟むことにより用紙に筋が付けられる。受け台C11は受け台本体7上面の溝部を含む部分である。図13は筋付け刃C7が最も上昇した位置が用紙の受け入れ位置に対応し、図14は筋付け刃C7が最も下降した位置が用紙への筋付け位置に対応する。図15は図13の状態を用紙搬送方向と直交する方向から見た概略図である。なお、図4に示した筋付け動作時には第1の搬送手段1のニップに用紙が保持されているが、筋付け刃C10の下降に伴って用紙に前進方向の力が加わると、第1の搬送手段1の軸部に設けられた図示しない一方向クラッチの作用により用紙の前進方向の移動を許容するようになっている。
図16ないし図19は筋を付ける際の筋付け刃の動作を用紙搬送方向と直交する方向から見た動作説明図である。一般に用紙の搬送は、ガイド部材G1,G2で用紙を挟んでガイドし、搬送手段で搬送力を与えることによって行っている。その際、筋付け刃C10と受け台C11とで用紙を挟んで筋を付けるために、図16に示すように、ガイド部材G1,G2には筋付け刃C10が通過する空間(切欠き部)G2aが必要となる。なお、ガイド部材G1,G2はガイド板とも称され、2枚のガイド板の間に搬送路が形成され、この搬送路に沿って用紙は搬送される。
しかし、用紙搬送方向下流側に位置する上側のガイド部材G2の前記切欠き部G2a側の端部G2bは搬送されてくる用紙Pの先端と対向することになり、搬送されてくる用紙先端Paが引っかかる場合ある。そこで、本実施形態では図17に示すように、用紙先端Paが通過するまで回転体C9を図16の位置から矢印Y1方向に下降させ、回転体C9の一部でガイド部材G2の切欠き部G2aを塞ぐ。そして、図18に示すように用紙先端Paが切欠き部G2aを通過した後に回転体C9と筋付け刃C10を共に一旦上方に退避させ(矢印Y2方向)、さらに回転させて(矢印R1方向)筋付け刃C10を用紙に向ける。次いで、図19に示すように用紙Pが所定の位置(筋付け位置)に来たところで筋付け刃C10が下方を向いた状態で回転体C9を下降させ(矢印Y3方向)、筋付け刃C10と受け台C11で用紙Pを挟んで筋を付ける。
なお、図16ないし図19において、符号S1は搬送路上で用紙Pの先端位置を検知するための入口センサであり、筋付け装置Aに搬入されてきた用紙先端を検知し、その後の制御に当該検知タイミングが必要になることから、上流側の搬送手段(搬送ローラ対)1と装置入口との間に設けられている。
図20は筋付け装置A、折り処理を行う折り処理装置B、及び画像形成装置PRからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。筋付け装置AはCPU_A1、I/Oインターフェイス_A2等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、CPU_A1には、画像形成装置PRのCPUあるいは操作パネルの各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が通信インターフェイス_A3を介して入力され、CPU_A1は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。また、CPU_A1は折り処理装置Bとも通信インターフェイス_A4を介して同様の信号を授受し、入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。さらに、CPU_A1には、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インターフェイス_A2を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU_A1が読み込んで図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
また、図20における筋付け装置Aの制御は画像形成装置PRのCPUからの指示あるいは情報に基づいて実行される。ユーザの操作指示は画像形成装置PRの操作パネル20から行われ、画像形成装置PRと操作パネルは通信インターフェイス21を介して相互に接続されている。これにより、画像形成装置PRからは筋付け装置A、及び折り処理装置Bへ操作パネル20からの操作信号が送信され、また、各装置A,Bの処理状態や機能が操作パネル20を介してユーザ又は作業者に通知される。
図21は図16から図19に示した動作を実行する制御手順を示すフローチャートであり、筋付け装置AのCPU_A1で実行される。
同図において、用紙受け入れ準備が完了すると(ステップS101)、回転体C9を図16に示すホームポジション、すなわち、筋付け処理を行わない位置に退避させる(ステップS102)。この位置は、筋付け刃C10が用紙側(ガイド部材G2側)に向いていない位置である。
次いで、カムC4を回転させ、回転体C9を図16の状態から矢印Y1方向に下降させる(ステップS103:図17)。このとき、筋付け刃C10、駆動モータC5及び摺動部材C7も前述のように一体に下降する。これにより、切欠き部G2aが回転体C9でガードされる。
図17の状態で用紙Pの先端が切欠き部G2aを通過するのを待ち、用紙先端が通過した時点で(ステップS104−YES)、用紙先端がガイド部材G2の先端部G2bと干渉する虞がなくなるので、回転体C9を待機(退避)位置に移動させる(ステップS105)。この移動は、カム4の回転により筋付け刃C10を含む回転体C9、駆動モータC5及び摺動部材C7一体として行われる。そして、用紙Pが筋付け処理位置に達すると、回転体C9を回転させ、筋付け刃C10を筋付け位置に位置させ(ステップS106:図18)、カムC4を回転させて筋付け刃C10を含む回転体C9、駆動モータC5及び摺動部材C7を一体として下降させる(ステップS107:図19)。
これにより筋が付けられるので、カムC4を駆動し、回転体C9を上昇させ、待機(退避)位置に移動させる(ステップS108)。これにより、筋付け刃C10との干渉がなくなるので、用紙Pを搬出し、次用紙Pを受け入れることができる。
一方、筋付けを行わない用紙の場合は図17の状態のまま用紙を搬送させる。この制御手順を図22のフローチャートに示すが、このフローチャートは図21のステップS101、S102及びS103の処理に相当する。すなわち、ガイド部材G2の切欠き部G2aを封鎖する動作のみ実行することになる。
図18及び図19から分かるように、筋付け位置は搬送ローラ1および2の搬送量を制御することによって決定され、また、制御される。用紙Pの位置は入口センサSN1の用紙先端又は用紙後端の検知タイミングをトリガとして搬送手段1,2を駆動するステッピングモータの駆動ステップに基づいて制御される。そのため、搬送手段1,2の駆動量を変更することによって、用紙Pに対する筋付け位置を変更することが可能であり、前述のように後端フェンス11の移動量を変更することによって、折り位置を変更することができる。
前述の図32、図33を参照して説明したように、用紙Pの所望の折り位置(以下、「狙いの位置」と称する。)F1、クリース位置F2及び実際の折り位置F3がずれると、折りずれFXが生じる。また、折りずれFXが生じないように調整することの手間については、前述した通りである。
そこで、本実施形態では、筋付け位置の変更(クリース位置調整)及び折り位置の変更(折り位置調整)を操作パネル20からの作業者入力で実行できるようにした。図23は操作パネル20のクリース位置調整画面を、図24は折り位置調整画面をそれぞれ示す。
図23において、操作パネル20に表示されるクリース位置調整画面30には、「調整番号 xx−xxxx」と「クリース位置調整」との表示が行われ、中央部に入力ボックス31が表示される。また、この例では、入力ボックス31の下に初期値「0」と、調整値「−2.0〜+2.0mm」の表示がされている。ここでは、入力ボックス31に「−0.5」という値が入力ボックス31に入力された状態が示されている。
図24の折り位置調整画面40には、「調整番号 xx−xxxx」と「折り位置調整」との表示が行われ、中央部に入力ボックス41が表示される。また、この例では、入力ボックス34の下にクリース位置調整表示画面30と同様に初期値「0」と、調整値「−2.0〜+2.0mm」の表示がされている。ここでは、入力ボックス31に「+1.0」という値が入力された状態が示されている。
すなわち、両画面では、初期値に対してクリース位置調整が「−0.5mm」、折り位置調整が「+1.0mm」であることを示している。このような入力の後、図示しないエンターキーを押下すると、入力した調整値に応じて、筋付け位置及び折り位置が変更される。が行なわれる。
すなわち、図32に示したずれ状態から、ずれ量に応じて筋付け位置の変更(クリース位置調整)及び折り位置の変更(折り位置調整)を操作パネル20から入力することにより、狙いの位置F1、折り位置F3及び筋付け位置F2を図25及び図26に示すように合わせることができる。なお、図25は、狙いの位置F1、折り位置F3及び筋付け位置F2が合った状態を示す図、図26は、図25の状態から折り込んだときの状態を示す図である。
クリース位置調整値及び折り位置調整値は、1枚目の用紙に筋を付け、さらに折り位置で折った用紙を広げて、用紙の中心である狙いの位置F1との間のずれを測定し、その測定値を入力し、この測定値に基づいて調整する。
なお、ずれの発生する原因はいくつかあるが、大きく分けると
1)用紙検出センサ、筋付け機構、折り機構、等の取り付け位置のばらつき
2)元々の用紙サイズのばらつき、用紙伸縮によるサイズばらつき(特に搬送方向長さ)の2つに分けられる。上記1)は、機械毎に一定のずれが発生するので、一度調整を行えばその後ずれることはない。2)については、使用する用紙や環境によって変化するものである。
用紙サイズのばらつきによって変化するのは、用紙Pの狙いの位置(中心)F1である。用紙Pの長手方向サイズが変われば、中心位置も変わってくるからである。
一方、本実施形態では、筋付け位置F2は用紙後端を入口センサSN1で検出して停止位置を決定するので、用紙Pの中心位置が変わっても、用紙後端からの筋付け位置F2は変わらない。また、折り位置F3は後端フェンス11移動量で決まるので、用紙Pの中心位置が変わっても、用紙後端からの折り位置F3は変わらない。すなわち、用紙サイズが変化すると、狙いの位置(中心位置)F1が変わるので、折り位置F3及び筋付け位置F2と、狙いの位置F1がずれてくる。しかし、折り位置F3と筋付け位置F2の関係は用紙後端からの位置であるため、ずれることはない。
従って、一度折り位置F3と折筋付け位置F2の調整を行った後は、折り位置F3と折筋付け位置F2の関係は、ずれが発生しにくい。しかし、狙いの位置F1は用紙サイズによってずれが発生する。図27は折り位置F3と筋付け位置(クリース位置)F2は一致しているが、狙いの位置F1からはずれている場合の折り込む前の状態を示す図で、図28は図27のずれ状態から折り込んだ状態を示す図である。この状態で折り込むと、図28に示すように用紙端部FL,FRが重ならず、折りずれFXが生じていることが分かる。
そこで、まず折り位置F3の調整を行うと、図29に示すように折り位置F3と狙いの位置F1が一致し、図30のように折ることができる。そこで、折り位置F3を調整し、その後、筋付け位置F2の調整を行うと、図25及び図26に示したようなずれのない状態になる。
このように狙いの位置F1での折り込んだときにずれが生じるようであれば、折り位置F3の調整と筋付け位置F2の調整をそれぞれ行う必要があり、調整する作業者にとって煩わしい。
そこで、本実施形態では、折り位置F3を変更したときは、折り位置F3の変更に同期して筋付け位置F2が変更されるような機能を備えた構成とした。すなわち、筋付け位置F2は折り位置F3を変更するだけで同期して変更される。従って、図27、図28の状態から折り位置の調整を行うだけで、図25、図26のずれのない状態になる。
このように、折り位置F3の変更に同期して筋付け位置F2が変更されるようにする機能を備えた場合、この機能を使用するか否を作業者あるいはユーザが選択できるようにする。すなわち、折り位置F3を変更した時に、折り位置F3の変更に同期して筋付け位置F2の変更も行うかどうかをモード切り替えで設定可能とすれば、幅広い使用者要望に対応することができる。
そこで、本実施形態では、折り位置F3調整時に、図31に示すように筋付け位置F2の変更を同期して行うか否かを操作パネル20の選択画面50に表示し、この選択画面から同期して変更するかどうかを「はい」選択キー52あるいは「いいえ」選択キー53からの選択動作によって設定する。
これにより、筋付け位置F2の変更を折り位置F3に変更同期して行う場合には、「はい」を選択し、筋付け位置F2の変更と折り位置F3の変更を個別に行う場合には、「いいえ」を選択すればよい。
なお、本実施形態では、作業者の入力デバイスとして画像形成装置PRの操作パネル20を使用しているが、折り処理装置Bに操作パネル15を設け、この操作パネル15から入力するように構成することもできる。その他、複数の後処理機器が用紙の搬送方向に沿って直線上に連結され、これらの各機器が1つのシステムとして構成されている画像形成システムに設けられた操作パネルであれば、図23、図24、及び図31に示したように構成して折り位置F3、筋付け位置F2及び狙いの位置F1を一致させるように制御することは容易である。
以上のように本実施形態によれば、折り位置F3の調整に同期して、折り位置F3の調整と筋付け(クリース)位置F2の調整を同時に行えるので、筋付け位置F2と折り位置F3の調整を少ない操作で簡単に行うことができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
1 搬送ローラ1
11 後端フェンス
15,20 操作パネル
30 クリース位置調整画面
40 折り位置調整画面
50 選択画面
A 筋付け装置
A1 CPU
A3,A4 通信インターフェイス
B 折り処理装置
C 筋付け機構
D 折り機構
PR 画像形成装置
特開2008−81258号公報
図13及び図14は筋付け機構の概略構成を示す図である。同図において、筋付け機構Cの筋付け部材6は部材C9と筋付け刃C10から構成され、部材C9と筋付け刃C10は一体となって駆動モータCによって回転駆動される。また、部材C9、筋付け刃C10、駆動モータC5、及び摺動部材C7は一体となって弾性材Cによって上方に弾性付勢され、部材C9の上面でカムC4と摺接している。カムC4は一対設けられ、駆動モータC1の駆動が減速伝達機構C2及び伝達機構C3によって伝達され、回転する。このカムC4は偏芯カムであり、両者が同期して回転することにより部材C9と一体に筋付け刃C10を上下方向に駆動する。
しかし、用紙搬送方向下流側に位置する上側のガイド部材G2の前記切欠き部G2a
側の端部G2bは搬送されてくる用紙Pの先端と対向することになり、搬送されてくる用
紙先端Paが引っかかる場合ある。そこで、本実施形態では図17に示すように、用紙先
端Paが通過するまで部材C9を図16の位置から矢印Y1方向に下降させ、部材C9の一部でガイド部材G2の切欠き部G2aを塞ぐ。そして、図18に示すように用紙先端Paが切欠き部G2aを通過した後に部材C9と筋付け刃C10を共に一旦上方に退避させ(矢印Y2方向)、さらに回転させて(矢印R1方向)筋付け刃C10を用紙に向ける。次いで、図19に示すように用紙Pが所定の位置(筋付け位置)に来たところで筋付け刃C10が下方を向いた状態で部材C9を下降させ(矢印Y3方向)、筋付け刃C10と受け台C11で用紙Pを挟んで筋を付ける。
同図において、用紙受け入れ準備が完了すると(ステップS101)、部材C9を図16に示すホームポジション、すなわち、筋付け処理を行わない位置に退避させる(ステップS102)。この位置は、筋付け刃C10が用紙側(ガイド部材G2側)に向いていない位置である。
次いで、カムC4を回転させ、部材C9を図16の状態から矢印Y1方向に下降させる(ステップS103:図17)。このとき、筋付け刃C10、駆動モータC5及び摺動部材C7も前述のように一体に下降する。これにより、切欠き部G2aが部材C9でガードされる。
図17の状態で用紙Pの先端が切欠き部G2aを通過するのを待ち、用紙先端が通過した時点で(ステップS104−YES)、用紙先端がガイド部材G2の先端部G2bと干渉する虞がなくなるので、部材C9を待機(退避)位置に移動させる(ステップS105)。この移動は、カム4の回転により筋付け刃C10を含む部材C9、駆動モータC5及び摺動部材C7一体として行われる。そして、用紙Pが筋付け処理位置に達すると、部材C9を回転させ、筋付け刃C10を筋付け位置に位置させ(ステップS106:図18)、カムC4を回転させて筋付け刃C10を含む部材C9、駆動モータC5及び摺動部材C7を一体として下降させる(ステップS107:図19)。
これにより筋が付けられるので、カムC4を駆動し、部材C9を上昇させ、待機(退避)位置に移動させる(ステップS108)。これにより、筋付け刃C10との干渉がなくなるので、用紙Pを搬出し、次用紙Pを受け入れることができる。

Claims (12)

  1. 用紙に対して折り処理を行う折り手段と、
    前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、
    を有する画像形成システムにおいて、
    前記筋を付ける位置を変更する筋付け位置変更手段と、
    前記折り位置を変更する折り位置変更手段と、
    前記筋付け位置の変更量を入力する筋付け位置変更量入力手段と、
    前記折り位置の変更量を入力する折り位置変更量入力手段と、
    を備え、
    前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
    前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更する第1のモードに加え、
    前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更のみを行う第2のモードを備えていること
    を特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2記載の画像形成システムにおいて、
    前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、前記第1のモードとするか前記第2のモードとするかを選択する選択手段を備えていること
    を特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
    前記筋付け位置変更手段により筋付け位置を変更したときには、筋付け位置の変更のみを行うこと
    を特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、
    前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、システムの操作部の操作画面に設定されること
    を特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項3記載の画像形成システムにおいて、
    前記選択手段はシステムの操作部の操作画面に設定され、設定画面からの選択動作によりいずれかのモードが選択されることを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項5又は6記載の画像形成システムにおいて、
    前記システムの操作部の操作画面が画像形成装置の操作パネルであること
    を特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項5又は6記載の画像形成システムにおいて、
    前記システムの操作部が折り手段を備えた折り装置の操作パネルであること
    を特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項5又は6記載の画像形成システムにおいて、
    情報通信手段を有し、前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、前記情報通信手段による情報受信であること
    を特徴とする画像形成システム。
  10. 用紙に対して折り処理を行う折り手段と、
    前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、
    を有する用紙処理装置において、
    前記筋を付ける位置を変更する筋付け位置変更手段と、
    前記折り位置を変更する折り位置変更手段と、
    前記筋付け位置の変更量を入力する筋付け位置変更量入力手段と、
    前記折り位置の変更量を入力する折り位置変更量入力手段と、
    を備え、
    前記折り位置変更量入力手段によって折り位置を変更したとき、折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更することを特徴とする用紙処理装置。
  11. 請求項10記載の用紙処理装置において、
    前記筋付け位置変更量入力手段及び前記折り位置変更量入力手段は、装置の操作部の操作画面に設定されること
    を特徴とする用紙処理装置。
  12. 用紙に対して折り処理を行う折り手段と、
    前記用紙の折り処理を行う位置に折り処理前に筋を付ける筋付け手段と、
    を備えた用紙処理装置における折り処理方法において、
    折り位置を変更したときは折り位置の変更に合わせて筋付け位置も変更し、
    筋付け位置を変更したときは筋付け位置のみ変更すること
    を特徴とする折り処理方法。
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