JP4560419B2 - シート材後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材後処理装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、シート材をZ状に折り曲げる装置として、例えば特許文献1には、搬送されるシート材の先端を一方の突き当て部材に突き当ててシート材に第1の撓みを形成し、さらにその撓みを他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、上方からシート材を押さえてZ状の折り目を付ける技術が開示されている。
一方、特許文献2には、搬送されるシート材の先端を一方の突き当て部材に突き当ててシート材に第1の撓みを形成し、第1の撓みを折りローラ対のニップ間に案内することで第1折り目を形成し、さらに第1折り目を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、第2の撓みを折りローラ対のニップ間に案内して第2折り目を付ける技術が開示されている。
特開2005−15073号公報 特開平7−76460号公報
上述の特許文献1及び特許文献2に記載の従来技術は、一方及び他方の突き当て部材が固定されてあるので、シート材の撓みの形成位置を変更することができ難く、折り目の位置を自在に変えることができ難いという問題があった。例えば、シート材をZ折りにした後に、折り目を付けていないシート材とZ折りにしたシート材とを束ねて製本する場合、折り目を付けていないシート材の端面を揃えるために、端面をカットするようにしているが、この場合、Z折りしてあるシート材の折り目の部分を一緒に切断するおそれがあった。よって、折り目を付けていないシート材とZ折りにしたシート材とを束ねて製本する場合、折り目の位置がカット位置から離れるように、折り目の位置を自在に変えることが望まれている。
本発明は、シート材をZ折りする際に、折り目の位置を自在に変えることができるシート材後処理装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、折りなしシート材をカットする際には、前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材を一方の折りローラ対及び他方の折りローラ対から離れた位置にそれぞれ移動させることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、折りなしシート材のカット量を設定する操作部と、前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材の移動を制御する移動制御部と、折りなしシート材のカット量を変更するカット量制御部とをさらに備え、折り目を付さずに搬送されてきたシート材をカットする際には、前記移動制御部は折りなしシート材のカット量に応じて各突き当て部材の移動量を変更することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材の移動量及び折りなしシート材のカット量を設定する操作部と、各突き当て部材の移動量が折りなしシート材のカット量に応じた適正な移動量であるか否かを判定する適正判定部をさらに備え、前記適正判定部は各突き当て部材の移動量が折りなしシート材のカット量に応じた適正な値でないと判定した場合には、異常を示す警告を行なうことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は3に記載のシート材後処理装置を備え、画像形成したシート材を折り目やカット処理を行なうシート材後処理装置に搬送しており、操作部は画像形成装置内の操作パネルに設けてあること特徴とする。
本発明によれば、一方の突き当て部材と一方の折りローラ対との間の距離(又は他方の突き当て部材と他方の折りローラ対との間の距離)を自在に変更して、シート材の搬送方向先端と撓み部分との距離(又は二つ折りにしたシート材の折り目と撓み部分との距離)を自在に変えられるので、シート材の第1折り目の位置(又は第2折り目の位置)を自由に変えることができ、折りなしシート材をカットする際には、そのシートと重ねて綴じられる、第1折り目と第2折り目を付したシート材の第2折り目をカットされない位置になるようにずらすことができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のZ折り装置を概略的に示す断面図、図2は用紙をZ折りにした状態を示す断面図、図3は図1に示すZ折り装置の要部を抜き出して示す図であり、第1折り目を付けるまでの折り工程を経時的に示す断面図、図4は図1に示すZ折り装置の要部を抜き出して示す図であり、Z折りにするまでの折り工程を経時的に示す断面図、図5は本発明に係る画像形成システムの制御回路図、図6は用紙をカットする際のZ折り用紙の折り状態を示す図、図7はトリマー装置の構成を示す正面図、図8はトリマー装置の構成を示す断面図、図9はトリマー装置の上刃の駆動機構を示す断面図、図10はトリマー装置の動作説明図、図11は綴じ処理装置の全体を示す断面図、図12は画像形成システムの全体構成図、図13は第1実施の形態に係る画像形成システムの動作を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る画像形成システム1は、図12に示すように、用紙(シート材)Pに画像を形成する画像形成装置3と、後処理装置(シート材後処理装置)6とを備えている。後処理装置6は、画像形成の終了した用紙PにZ折りを付するZ折り装置7と、製本装置9とを備えている。
Z折り装置7は、画像形成装置3の側部に取り付けられており、用紙PをZ折りせずにそのまま製本装置9へと搬送する第1搬送路11と、折り処理部13へと用紙Pを導く第2搬送路12と、折り処理部13から排出ローラ17に向けて用紙Pを導く第3搬送路19と、第1搬送路11と第2搬送路12との間で用紙搬送の切換を行なう切換爪21と、画像形成装置3より排出された用紙をZ折り装置7内に導く入口ローラ15と、Z折り装置7外へ用紙を排出する排出ローラ17とを備えている。
折り処理部13は、用紙Pに第1折り目P1を付ける第1の折りローラ23及び第2の折りローラ24(一方の折りローラ対)と、用紙Pに第2折り目P2を付ける第2の折りローラ24及び第3の折りローラ25(他方の折りローラ対)と、搬送される用紙Pの搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材(ストッパA)26と、用紙の第1折り目P1を突き当てて用紙Pを位置決めする他方の突き当て部材(ストッパB)27とを備えている。
ストッパA及びストッパBは、画像形成装置3からの用紙サイズ情報によって、第2搬送路12に用紙Pが入ってくる前に、各サイズにあった位置へあらかじめ図示しないステッピングモータ等により移動し、ストッパA及びストッパBの位置によって用紙サイズごとの折り位置を変更できる。ストッパA及びストッパBは用紙サイズにあわせて、あらかじめ決められた位置へ移動するが、そのデフォルト値より異なる位置(本発明のように折り後の用紙サイズが小さいサイズにする)に設定する場合には、用紙出力がスタートする前に画像形成装置3よりデフォルト値からの±何mm移動するかの移動量データの指示を受けることで、用紙が搬送される前にストッパA及びストッパBをあらかじめ移動させておくことで、第1及び第2の折り量を設定する。
折り処理部13における用紙の折り動作について説明する。折り処理部13内に用紙Pが搬送されると、用紙Pの先端がストッパAに突き当り(図3(a))、さらに用紙Pが搬送されると、用紙に第1の撓みが形成される(図3(b))。さらに用紙の搬送が続くと、第1の撓みは大きくなり、第1の撓みは一方の折りローラ対23、24のニップ間に案内され、用紙に第1折り目P1が付けられる(図3(c))。第1折り目P1を付けた用紙Pは一方の折りローラ対23、24のニップ間からさらに搬送されて、ストッパBに突き当る。ストッパBに用紙Pが突き当ると、用紙Pに第2の撓みが形成され(図4(a))、形成された第2の撓みは他方の折りローラ対24、25のニップ間に案内され、用紙Pに第2折り目P2が付けられる(図4(b))。第2折り目P2が付けられた用紙PはZ状になって下流側に向けて搬送される(図4(c))。
製本装置9はZ折り装置7から搬送されてくる用紙Pに孔を開ける穿孔処理部29と、複数枚の用紙束に綴じ処理を行なう綴じ処理部31と、用紙束に中折りを行なう中折り処理部33と、用紙の端面をカットするトリマー部(端面切断部)35と、用紙の端面をカットしたものをスタックする排紙トレイ36とを備えている。トリマー部35は製本装置9の排紙部側に配置される。
トリマー部35は用紙をカットする上刃37及び下刃39とを備えている。上刃37を保持する上刃保持部40はカム41に接続されており、カム41には駆動モータ43が接続されている。そして、駆動モータ43の駆動によりカム41が回転して上刃37が上下動するようになっている。尚、上刃37の上限位置43及び下限位置44にはそれぞれ検知センサが設けられており、検知センサが上刃37の位置を検知するようになっている。また、用紙束のカットに際しては、下刃39を固定し、上刃37を上限位置43からスタートさせて再度、上限位置43に戻ってくるまでの動作中に上下の刃を交差させて用紙をカットしている。また、用紙をカットする際には、用紙搬送路をさえぎる搬送ストッパ45に用紙の搬送方向先端を突き当てて用紙の搬送を停止させて、用紙の位置決めを行なっている。
また、搬送ストッパ45はストッパ駆動モータ47の駆動によって用紙搬送方向にスライド自在であり、搬送ストッパ45の位置を用紙搬送方向にスライドさせることで、用紙のカット量を自在に変更できる。すなわち、搬送ストッパ45の位置を上刃37の位置から遠ざかる位置にすることで、用紙のカット量は多くなり、反対に搬送ストッパ45の位置を上刃37に近づける位置にすることで用紙のカット量を少なくできる。尚、用紙のカットが不要な場合には、搬送ストッパ45が用紙の搬送を遮らない位置に退避することで、用紙をストレートに下流側に搬送している。
トリマー部35における用紙のカット動作について説明する。図10(a)に示すように、用紙が搬送される前の時点では、搬送ストッパ45が用紙搬送路から退避した位置にあり、トリマー部35に用紙が搬送されると、カット量の入力値に応じて搬送ストッパ45の位置が移動する(図10(b))。搬送ストッパ45が所定の位置まで移動すると、搬送ストッパ45が用紙搬送路内に侵入し、用紙がトリマー部内に搬送されると、用紙先端が搬送ストッパ45に突き当って用紙は停止する(図10(c))。用紙が搬送ストッパ45で停止すると、上刃37が上方向から下降して用紙をカットする(図10(d))。用紙がカットされると、上刃37が元の位置に戻ると共に搬送ストッパ45が用紙搬送路から退避する。搬送ストッパ45が用紙搬送路から退避すると、用紙が下流側に向けて搬送されると共にカットされた用紙片は用紙搬送路外に排出される。また、このとき搬送ストッパ45も元の位置に戻される(図10(f)、(g))。
画像形成システム1の制御回路図について説明する。図5に示すように、中央演算処理装置(CPU)51は、ストッパA及びストッパBの移動を制御する移動制御部53、折りなし用紙のカット量を変更するカット量制御部54、画像形成装置3、各センサ等の各装置及び各モータドライバ(搬送モータドライバ59、ストッパ駆動モータドライバ56、57、切換爪切換SOLドライバ58)に接続しており、各センサからの信号をCPU51で受信し、画像形成装置3等の各装置及び各モータの制御を行っている。また、画像形成装置3には用紙サイズ、印刷画像の拡大・縮小、画像濃度の設定等を行う操作部52が設けられている。
次に、本実施の形態に係る画像形成システムの作用及び効果を説明する。図13に示すように、画像形成装置3のパネル操作部52において用紙のZ折り及び用紙カットの有無が入力される(ステップS11)。パネル操作により用紙のZ折り及び用紙カットの有無が入力されると、用紙にZ折りを行なうか否か判断され(ステップS12)、Z折りを行なう場合には次ステップに進み、Z折りを行なわない場合には、ステップS17に進む。次のステップでは用紙カットがあるか否か判断され(ステップS13)、用紙カットがある場合には次のステップに進み、用紙カットがない場合にはステップS17に進む。ステップS14ではパネル操作部52からのカット量の入力値に応じてストッパA、Bの移動量が算定され、かかる移動量がZ折り装置7に送信される。Z折り装置7では、ストッパAを一方の折りローラ対23、24から遠ざけると共に、ストッパBを他方の折りローラ対24、25から遠ざけるようにしている(ステップS15、16)。
各ストッパA、Bの位置が決まると、画像形成装置3において画像形成が開始される(ステップS17)。画像形成が終了した用紙はZ折り装置7に搬送され、Z折り処理が用紙になされる。Z折り処理がなされると、Z折りの終了した用紙Pは折り処理を施さない用紙Sと共に製本装置9に排出される(ステップS18)。製本装置9では綴じ処理部31に用紙P、Sが順次整合され、最終紙まで上記のステップが繰り返される(ステップS19)。用紙が所定枚数になると、綴じ処理部31において綴じ処理がなされ、綴じ処理の終えた用紙束はトリマー部35に搬送される(ステップS20)。トリマー部35に用紙束が搬送されると、折り処理をしていない用紙Sの端面にカット処理が実行され、製本された状態で排紙トレイ36に排出される(ステップS21、22)。
画像形成装置3のパネル操作部52において、Z折りと用紙端面カットの両方が選択された場合は、Z折りの第1折り目及び第2折り目の位置を、通常よりも用紙サイズが小さくなるように変更する必要がある。本実施の形態によれば、ストッパA及びストッパBの待機位置を画像形成装置3からの移動量データにより、用紙サイズ毎のデフォルト位置よりも折りローラ対から遠ざかる位置で待機させることで、折り位置の変更が可能であり、Z折り処理された用紙の仕上がりサイズを通常のZ折りされたサイズより小さくなるように折ることが可能となる。このように、Z折り時の第2折り目をカットされない位置になるようにずらすことで、折り処理された用紙がバラバラにカットされてしまう不具合を防止することが可能となる。また、用紙折りと用紙カットの両方が選択されることにより、自動的に折り位置を変更することでユーザーの操作性を向上させることが可能となる。
次に、他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。第2実施の形態では、パネル操作部52において、ストッパA及びストッパBの移動量及び用紙のカット量を設定できるようになっている。
図14に示すように、第2の実施形態に係る画像形成システム1において、ステップS30〜ステップS33の動作及びステップS38〜ステップS43の動作は第1実施の形態と同じである。ステップS33において用紙カットがあると判断された場合、次のステップにおいてカット量が所定量より多いかどうか判断される(ステップS34)。このステップにおいてカット量が所定量より多いと判断された場合にはステップS35に進み、カット量が少ないと判断された場合にはステップS44に進む。ステップS35においては、ストッパA、Bの移動量がZ折り装置7に知らされ、Z折り装置7ではストッパA 、Bを折りローラ対から遠ざかる位置まで移動させる(ステップS36、S37)。一方、ステップS44においては、ストッパA、Bの移動量がZ折り装置7に知らされ、Z折り装置7ではストッパA、Bを折りローラ対から近づける位置に移動させることとなる(ステップS45、46)。本実施の形態では、ストッパA、Bの移動量は、用紙カット量にあわせて移動させることで、見た目に仕上がりの良い冊子を作成することが可能となる。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る画像形成システム1において、ステップS50〜ステップS53の動作及びステップS56〜ステップS61の動作は第1実施の形態と同じである。第3の実施形態では、CPU51にはストッパA 、Bの移動量が用紙のカット量に応じた適正な移動量であるか否かを判定する適正判定部55を備え、適正判定部55がストッパA、Bの移動量が用紙のカット量に応じた適正な値でないと判定した場合には、異常を示す警告を行なうようにしている。
図15に示すように、ステップS53において用紙カットがあると判断された場合、次のステップにおいてカットをした用紙の残り量がZ折り用紙の第2折り量(図6で示す)より大きいか否か判断される(ステップS54)。ステップS54において、カットをした用紙の残り量がZ折り用紙の第2折り量より大きいと判断された場合には、次のステップS55に進み、Z折り用紙の第2折り量より小さいと判断された場合には、ステップS62に進む。ステップS55では、Z折りしない用紙長さからZ折り用紙の第2折り量を引いた値が第1折り量より大きいか否か判断される(ステップS55)。ステップS55において、第1折り量より大きいと判断された場合は、次のステップS56に進んで、画像形成装置3において画像形成処理が開始される。一方、第1折り量より小さいと判断された場合は、ステップS62に進む。ステップS62においては設定ミスであることを画像形成装置3からブザー音を発してオペレータに警告することで、設定ミスであることを通知すると共に、処理動作が停止する。
本実施の形態では、画像形成装置3のパネル操作においてZ折り位置と用紙カット位置をそれぞれ独立して別々に設定可能にした場合において、トリマー部35の搬送ストッパ45の位置が上刃37から離れた位置にあるにもかかわらず、Z折り装置7のストッパA及びストッパBの待機位置が、折りローラ対に近い位置で待機していると判断された場合に、設定ミスをオペレータに警告している。よって、Z折りされる用紙Pの第2折り目P2が、トリマー装置35でカットされてしまう位置にくることを防止でき、設定ミスによる無駄な用紙出力を避けることができ、より操作性の良い装置を提供することが可能となる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。上述の第3実施の形態では設定ミスであることをブザー音を発してオペレータに警告したが、これに限定されず、パネル操作部52上にエラーメッセージを表示したり、パネル画面が点滅しても良い。
本発明のZ折り装置を概略的に示す断面図である。 用紙をZ折りにした状態を示す断面図である。 図1に示すZ折り装置の要部を抜き出して示す図であり、第1折り目を付けるまでの折り工程を経時的に示す断面図である。 図1に示すZ折り装置の要部を抜き出して示す図であり、Z折りにするまでの折り工程を経時的に示す断面図である。 本発明に係る画像形成システムの制御回路図である。 用紙をカットする際のZ折り用紙の折り状態を示す図である。 トリマー装置の構成を示す正面図である。 トリマー装置の構成を示す断面図である。 トリマー装置の上刃の駆動機構を示す断面図である。 トリマー装置の動作説明図である。 綴じ処理装置の全体を示す断面図である。 画像形成システムの全体構成図である。 第1実施の形態に係る画像形成システムの動作を示すフローチャートである。 第2実施の形態に係る画像形成システムの動作を示すフローチャートである。 第3実施の形態に係る画像形成システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
3 画像形成装置
23 第1の折りローラ
24 第2の折りローラ
25 第3の折りローラ
26 ストッパA(一方の突き当て部材)
27 ストッパB(他方の突き当て部材)
31 綴じ処理部
35 トリマー部(端面切断部)
52 操作部
53 移動制御部
54 カット量制御部
55 適正判定部


Claims (4)

  1. シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、
    前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、
    前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、
    前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、
    折りなしシート材をカットする際には、前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材を一方の折りローラ対及び他方の折りローラ対から離れた位置にそれぞれ移動させることを特徴とするシート材後処理装置。
  2. シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、
    前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、
    前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、
    前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、
    折りなしシート材のカット量を設定する操作部と、前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材の移動を制御する移動制御部と、折りなしシート材のカット量を変更するカット量制御部とをさらに備え、折り目を付さずに搬送されてきたシート材をカットする際には、前記移動制御部は折りなしシート材のカット量に応じて各突き当て部材の移動量を変更することを特徴とするシート材後処理装置。
  3. シート材に第1折り目と第2折り目を付す折り曲げ部、綴じ処理部及び端面切断部とを備えたシート材後処理装置であって、
    前記折り曲げ部は、シート材に第1折り目を付ける一方の折りローラ対と、搬送されてきたシート材に第2折り目を付ける他方の折りローラ対と、搬送されるシート材の搬送方向先端を突き当てて位置決めする一方の突き当て部材と、シート材の第1折り目を突き当ててシート材を位置決めする他方の突き当て部材とを備え、一方の突き当て部材にシート材の搬送方向先端を突き当ててシート材に第1の撓みを形成すると共に、形成した第1の撓みを一方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第1折り目を付け、第1折り目を付けたシート材を他方の突き当て部材に突き当ててシート材に第2の撓みを形成し、形成した第2の撓みを他方の折りローラ対のニップ間に案内してシート材に第2折り目を付けており、一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材は搬送方向に移動自在であり、
    前記綴じ処理部は、第1折り目と第2折り目を付したシート材と折りなしシート材とを重ねて綴じる処理部であり、
    前記端面切断部は、折りなしシート材の搬送方向端面をカットする切断部であり、
    前記折り曲げ部の一方の突き当て部材及び他方の突き当て部材の移動量及び折りなしシート材のカット量を設定する操作部と、各突き当て部材の移動量が折りなしシート材のカット量に応じた適正な移動量であるか否かを判定する適正判定部をさらに備え、
    前記適正判定部は各突き当て部材の移動量が折りなしシート材のカット量に応じた適正な値でないと判定した場合には、異常を示す警告を行なうことを特徴とするシート材後処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載のシート材後処理装置を備え、画像形成したシート材を折り目やカット処理を行なうシート材後処理装置に搬送しており、操作部は画像形成装置内の操作パネルに設けてあることを特徴とする画像形成装置。
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