JP5328236B2 - シート処理システム、シート処理システムの制御方法及びプログラム - Google Patents

シート処理システム、シート処理システムの制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷ジョブに従って印刷手段で印刷したシートに対して折り加工、断裁の少なくとも何れのシート処理をシート処理手段によって行わせることができるように構成されたシート処理システム、シート処理システムの制御方法及びプログラムに関する。
現在、POD(プリントオンデマンド)市場向けの印刷システム等では、印刷機とさまざまな後処理加工機とを直接接続(インライン接続)し、印刷された用紙に折り加工や断裁等の処理を施すことが行われている。
このとき、折り加工の排紙先と断裁の給紙先とが接続されていなかったり、折り加工方法と断裁方法の組み合わせによっては折り加工の折り目部分が切り離されてしまう可能性があった。このため、折り加工を行った場合には断裁を行えないように、操作パネル上での操作を制限することが行われている。また、特定の折り加工方法(例えば、Z折り)と特定の断裁方法(例えば、小口断裁)との組み合わせを行えないように、操作パネル上での操作を制限することが行われている。
このような折り加工方法と断裁方法の組み合わせによっては折り加工の折り目部分が切り離されてしまうという問題を解決するために、次のような技術が知られている。例えば、Z折り時に2つの折り目の双方を折り後の用紙の端より内側に位置させることで、折り目にかからずに最終的に切除可能な部分を位置させる技術がある。また、用紙が最終的に切除される部分を含んでいるか否かを判断し、この判断結果に基づいて折り目の位置を変更する技術がある(特許文献1参照)。
また、折り加工を行わない用紙だけを取り出して断裁できるように、折りを必要とする用紙と折りを必要としない用紙が混載している場合、折りを必要とする出力と折りを必要としない出力とに分け、それぞれをまとめて出力する技術がある(特許文献2参照)
特開2001−163514号公報 特開平10−186959号公報
しかしながら、上記従来の印刷システムでは、以下に掲げる問題があった。POD向けの印刷機では、1つの印刷ジョブ内でさまざまなサイズや紙質の用紙を混載させ、あるいはさまざまな加工方法を施した用紙を混載させて出力することが可能である。
特定の折り加工方法(例えば、Z折り)と特定の断裁方法(例えば、小口断裁)との組み合わせを行えないように操作パネル上での操作を制限する方法では、折り加工を行った用紙と折り加工をしていない用紙とが混載している場合に対応できなかった。
また、印刷内容によっては、特定の折り位置しか許されない場合や、印刷の注文内容に折り位置の指定が含まれている場合もある。これらの場合、特許文献1のように、折り位置を自動で調整して印刷を続行してしまうことは、PODや印刷の現場で必ずしも適用可能ではなかった。
また、印刷内容によっては、印刷出力の順番が重要である場合や、印刷の注文内容に印刷出力の順番が含まれている場合もある。これらの場合、特許文献2のように、折りを必要とする出力と折りを必要としない出力とに分けてしまうことも、PODや印刷の現場で必ずしも適用可能ではなかった。
そこで、本発明は、折り加工を行ったシートを含むシート束を不用意に断裁してしまうことを未然に防ぐことができるシート処理システム、シート処理システムの制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシート処理システムは、ートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理手段と、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されるかを判定する判定手段と、前記折り処理によって折られるシートの折り目が、前記断裁処理によって断裁されると前記判定手段によって判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されることをユーザに通知する通知手段と、前記通知手段による通知の後に、前記ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のシート処理システムの制御方法は、ジョブを実行することによって出力されるシートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理工程と、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されるかを判定する判定工程と、前記折り処理によって折られるシートの折り目が、前記断裁処理によって断裁されると前記判定工程で判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されることをユーザに通知する通知工程と、前記通知工程における通知の後に、前記ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付工程と、前記受付工程で受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御工程とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のシート処理システムは、シートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理手段と、前記断裁処理によって断裁されるシートの断裁位置を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された断裁位置に従って、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されない範囲内で、ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る印刷システムによれば、シートの折り断裁処理によって断裁されないように、ユーザが折り目の調整を行うことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
(PODシステムの構成)
図1は第1の実施形態の印刷システムを含むPODシステムの構成を示す図である。 このPODシステムは、印刷システム104、サーバコンピュータ(PC)102およびクライアントコンピュータ(PC)103を有し、これらはネットワーク101を介して接続されている。また、このPODシステムは、ネットワーク101を介して接続される、紙折り機106、断裁機107、中綴じ製本機108、くるみ製本機109等を有する。また、印刷システム104は、後述するように印刷装置105およびシート処理装置205から構成される。
サーバPC102は、ネットワーク101に接続された各種装置とのデータの送受信を管理する。クライアントPC103は、ネットワーク101を介して画像データを印刷システム104の印刷装置105やサーバPC102に送信する。
紙折り機106は、印刷装置105で印刷されたシートの折り処理を行う。断裁機107は、複数枚のシートからなるシート束毎に、印刷装置105で印刷されたシートの断裁処理を行う。中綴じ製本機108は、印刷装置105で印刷されたシートに対する中綴じ製本処理を行う。くるみ製本機109は、印刷装置105で印刷されたシートに対するくるみ製本処理を行う。
なお、本実施形態では、後述するように、印刷システム104のシート処理装置205が製本処理装置として機能しているが、本発明はこれに限定されるものでない。サーバPC102やクライアントPC103がネットワーク101に接続された紙折り機106、断裁機107、中綴じ製本機108、くるみ製本機109を利用し、製本処理装置として機能するようにしてもよい。また、印刷装置105とは切り離された後処理装置が製本処理装置としての機能を実行するようにしてもよい。
製本処理装置として、紙折り機106、断裁機107、中綴じ製本機108およびくるみ製本機109を利用する場合、ユーザは、印刷装置105で印刷されたシートを印刷システム104から取り出して利用する装置にセットし、その装置に処理を実行させる。このとき、PODシステムを構成する各装置は、ネットワーク101を介して互いに他の装置とデータ通信可能である。
(印刷システムの構成)
図2は印刷システム104の制御に係わる部分の構成を示すブロック図である。印刷システム104は、前述したように、印刷装置105およびシート処理装置205を有する。本実施の形態では、印刷装置105として、コピー機能、プリンタ機能等の複数の機能を有する多機能処理装置(MFP:Multi Function Peripheral)を例に説明する。
なお、印刷装置105としては、コピー機能のみ、あるいはプリンタ機能のみを有する単一機能型の印刷装置(プリンタ)であってもよい。ここで、図2において、印刷システム104に含まれる各ユニットのうち、シート処理装置205以外のユニットは印刷装置105に含まれる。また、印刷装置105には、任意の台数のユニットを組み合わせたシート処理装置205が接続可能である。
印刷システム104は、印刷装置105で印刷されたシートに対するシート処理を、印刷装置105に接続されたシート処理装置205が実行可能であるように、構成されている。ただし、シート処理装置205を接続せずに印刷装置105のみで印刷システム104を構成することも可能である。
シート処理装置205は、印刷装置105と通信可能に構成され、印刷装置105からの指示を受け、後述するようなシート処理を実行する。
印刷装置105は、制御部203、外部インタフェース(I/F)201、操作部202、プリンタ部206、圧縮伸長部207、ROM208、RAM209、ハードディスクドライブ210およびスキャナ部211を有する。
スキャナ部211は、原稿上の画像を読み取って画像データに変換し、他のユニットに画像データを転送する。外部I/F201は、ネットワーク101に接続された他の装置との間でデータの送受信を行う。プリンタ部206は、入力された画像データに基づく画像をシートに印刷する。操作部202は、後述するハードキー入力部(キー入力部)702やタッチパネル部701を有し、それらを介してユーザからの指示を受け付ける。また、操作部202は、タッチパネル部701に各種表示を行う。
制御部203は、CPU204を有し、印刷システム104内の各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御する。すなわち、制御部203は、印刷装置105および印刷装置105に接続されたシート処理装置205の動作も制御する。
ROM208は、CPU204によって実行される各種コンピュータプログラムを記憶する。例えば、ROM208は、後述するフローチャートで示される各種処理を制御部203に実行させるためのプログラムや、後述する各種設定画面を表示するために必要な表示制御プログラムを記憶する。また、ROM208は、サーバPC102やクライアントPC103等から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを、制御部203が解釈してラスタイメージデータに展開する動作を実行するためのプログラムを記憶する。さらに、ROM208は、ブートシーケンスやフォント情報等を記憶する。
RAM209は、スキャナ部211や外部I/F201から送信されてきた画像データや、ROM208からロードされた各種プログラムや設定情報を記憶する。また、RAM209は、シート処理装置205に関する情報を記憶する。シート処理装置205に関する情報には、印刷装置105に接続されたシート処理装置205のユニット台数、シート処理装置205の各機能に関する情報、シート処理装置205における各ユニットの接続順序等がある。なお、RAM209へのデータの書き込みやRAM209からのデータの読み出しは、CPU204の制御の下に実行される。
ハードディスクドライブ(HDD)210は、ハードディスク、このハードディスクへのデータの読み書きを行う駆動部等で構成される。HDD210は、スキャナ部211や外部I/F201から入力され、圧縮伸長部207によって圧縮された画像データを記憶する大容量の記憶装置である。また、HDD210は、後述するように、各項目のメモリ設定値(推奨調整値あるいはユーザ調整値)も記憶している。
制御部203は、ユーザからの指示に従って、HDD210に格納された画像データをプリンタ部206に出力して印刷を行わせる。また、制御部203は、ユーザからの指示に従って、HDD210に格納された画像データを、外部I/F201を介してサーバPC102等の外部装置に送信する。
圧縮伸長部207は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM209、HDD210に記憶されている画像データ等の圧縮・伸長動作を行う。
図3は印刷装置105の内部構成を示す断面図である。印刷装置105は、記録用紙に原稿画像を出力するプリンタ部206と、原稿画像のデータを読み取るスキャナ部211とから主に構成される。また、スキャナ部211の上部には、自動原稿送り装置12が設けられている。
この印刷装置105では、ユーザが操作部202を介してコピーモードなどを設定することにより、オペレーションが可能である。さらに、ユーザは、操作部202のタッチパネル部701に、印刷装置の各種設定値や現在のジョブ状況を表示させることができる。また、タッチパネル部701には、印刷装置内にトラブルが生じた場合にサービスマンコールが表示されたり、JAM発生時において装置内に滞留した記録用紙の位置が表示される場合もある。
また、プリンタ部206には、記録用紙が格納される、給紙段34、35、36、37が設けられている。ユーザは、用紙サイズに応じて、これらの給紙段34、35、36、37に自由に記録用紙を振り分ける。また、プリンタ部206の外部には、大容量のペーパデッキ15が接続可能である。記録用紙は、図示しないモータによって駆動される給紙搬送ローラ38、39、40、41、42によって画像形成部に搬送される。
スキャナ部211では、その上面の原稿台に置かれた原稿に、図中の左右方向に移動する光源21から光が照射される。この照射光は原稿によって反射され、その光学像はミラー22、23、24およびレンズ25を通してCCD26に結像される。CCD26では、結像された光学像が電気信号に変換され、デジタル画像データとなる。この画像データに対し、ユーザの要求に応じて拡大・縮小等の画像変換処理が行われ、画像変換処理後の画像データは、図示しない画像メモリに格納される。
画像出力時、プリンタ部206は、この画像メモリに格納された画像データを呼び出し、デジタル信号からアナログ信号に再変換する。プリンタ部206は、このアナログ信号から光学照射部27によりレーザビームの光信号として、スキャナ28、レンズ29およびミラー30を介して感光ドラム31上に照射し、感光ドラム31上を走査する。
感光ドラム31は、表面に有機光導電体からなる光導電層を有し、コピージョブ中、一定の速度で回転駆動される。感光ドラム31は、トナー(図示せず)が充填されている現像器33からトナーを付着させられ、その表面に可視画像を形成する。
一方、記録用紙は、給紙段34、35、36、37から紙搬送路を通って運ばれ、可視画像に合わせて感光ドラム31の下側を通過する。転写帯電器48によって感光ドラム31上の可視画像は記録用紙に写しとられる(転写される)。未定着の可視画像(未定着画像)を載せた記録用紙は定着ローラ32と加圧ローラ43の間に導入される。未定着のトナー画像は定着ローラ32と加圧ローラ43からなる定着器によって溶着されると、トナーが定着した記録用紙は、プリンタ部206の外にあるシート処理装置205に向けて排出される。
図4はシート処理装置205の内部構成を示す断面図である。シート処理装置205は、上流の装置から下流の装置にシート搬送路を介してシートを搬送できるものであれば、任意の種類の装置(ユニット)を任意のユニット台数だけ連結することができる。
図4では、シート処理装置205は、印刷装置105に近い順に、紙折り機301、中綴じ製本機302、断裁機303の順序で連結している。印刷システム104は、これらをそれぞれ選択的に利用することができる。また、シート処理装置205の各ユニットは、それぞれ排出部を備える。ユーザは、シート処理が行われたシートを、各ユニットそれぞれの排出部から取り出すことができる。
具体的に、印刷装置105の定着器を経て排出されたシートは、シート処理装置205に入る。シート処理装置205には、サンプルトレイ321およびスタックトレイ307が設けられており、これらはジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えられ、排出されるシートを積載する。
また、これら2つのトレイに至るまでには、前述した紙折り機301および中綴じ製本機302が設けられている。紙折り機301はZ折り部311を有し、このZ折り部311でシート(紙)はZ字状に折られる。ゼット折りについては、周知の技術(特開2006−193288号等参照)であるので、ここではその詳細な説明を省略する。Z折りされたシートは搬送パス304を経由して中綴じ製本機302に送られる。
中綴じ製本機302には、サドルステッチャ308が設けられている。このサドルステッチャ308は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ308で製本されたシートは、ブックレットトレイ322に排出される。
その他、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、バインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁断)等を加えることも可能である。
また、インサータ331は、トレイ332にセットされたシートを、印刷装置105を通さずにトレイ307、321、322のいずれかに送るためのものである。これにより、シート処理装置205に送り込まれるシートとシートの間には、インサータ331にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。
断裁機(トリマ)303には、サドルステッチャ308によってブックレット(中綴じの小冊子)として出力されたシート束が入ってくる。その際、先ず、ブックレットとして出力されたシート束は、ローラ325で予め決められた長さ分だけ紙送りされ、カッタ部309で予め決められた長さだけ切断される。これにより、ブックレット内の複数ページ間でばらばらになっていた端部がきれいに揃えられることとなる。さらに、端部が揃えられたブックレットのシート束はブックレットホールド部310に格納される。なお、断裁機303は、カッタ部309の他、シート束の搬送方向に対して手前側および奥側にもカッタ部(図示せず)を備えており、小口断裁の他、三方断裁も行うことができる。
一方、制御部203は、印刷実行要求(印刷ジョブ)に含まれる印刷データの印刷をプリンタ部206に実行させる。また、制御部203は、印刷実行要求(印刷ジョブ)に同じく含まれる印刷制御情報を解析し、どのシート処理が必要であるかを決定する。そして、制御部203は、印刷処理が行われたシートを、指定されたシート処理を実行可能なシート処理装置205のユニットまでシート搬送路を介して搬送させ、そのシート処理装置205のユニットでシート処理を実行させる。
例えば、図5に示すように、印刷データがA4サイズの用紙で4シート、印刷制御情報としてステープルが指定されている場合を例に挙げる。図5はステープル処理を含む印刷ジョブの一例を示す図である。まず、制御部203は印刷データをプリンタ部206に印刷させる。これにより、シート401、402、403、404が得られる(図5(a)参照)。つぎに、制御部203は、印刷されたシート401〜404を紙折り機301内の搬送路304および中綴じ製本機302内の搬送路305を経由してステープラ306へ搬送させる。つぎに、制御部203は、ステープラ306で搬送されたシート401〜404のステープル処理を実行させる(図5(b)参照)。最後に、制御部203は、ステープル処理が行われたシート束406をスタックトレイ307から排出させる(図5(c)参照)。
また、図6に示すように、印刷データがA3ノビの用紙で4シート、印刷制御情報として中綴じとA4断裁が指定されている場合を例に挙げる。図6はステープル処理および断裁処理を含む印刷ジョブの一例を示す図である。まず、制御部203は印刷データをプリンタ部206に印刷させる。これにより、シート501、502、503、504が得られる(図6(a)参照)。つぎに、制御部203は、印刷されたシート501〜504を紙折り機301内の搬送路304を経由してサドルステッチャ308へ搬送させる。つぎに、制御部203は、サドルステッチャ308で搬送されたシート501〜504の中綴じ処理を実行させる(図6(b)参照)。
つぎに、制御部203は、中綴じ処理を行ったシート束506を断裁機303のカッタ部309に搬送させ、A4サイズの三方断裁処理を実行させる(図6(c)参照)。最後に、制御部203は、断裁処理を行ったシート束507をブックレットホールド部310から排出させる(図6(d)参照)。
また、図7に示すように、印刷データがA3サイズの用紙で4シート、印刷制御情報としてZ折りが指定されている場合を例に挙げる。図7は折り加工を含む印刷ジョブの一例を示す図である。まず、制御部203は印刷データをプリンタ部206に印刷させる。これにより、シート601、602、603、604が得られる(図7(a)参照)。つぎに、制御部203は、印刷されたシート601〜604を紙折り機301のZ折り部311に搬送させ、Z折り部311にZ折り処理を実行させる(図7(b)参照)。
このとき、制御部203は、Z折り部の下端部の幅606を、Z折り前のシート幅の1/2で算出される値に、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値を読み取って加算した値とするように、Z折り部311に指示を行う。この調整値(オフセット値)は推奨調整値あるいはユーザ調整値である。また、制御部203は、Z折り部の上端部の折り幅607を、Z折り前のシート幅の1/4で算出される値に、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値を読み取って減算した値とするように、Z折り部311に指示を行う。この調整値は推奨設定値あるいはユーザ調整値である。
例えば、Z折り前のシート幅が420mm、HDD210にメモリ設定値(推奨調整値あるいはユーザ調整値)として保持されている調整値が+5mmの場合を考える。この場合、Z折り部の下端部の幅606は、420mm/2+5mmで215mmとなる。また、Z折り部の上端部の折り幅607は、420mm/4−5mmで100mmとなる。最後に、制御部203は、Z折り処理を行ったシート605を搬送路304および中綴じ製本機302を経由してスタックトレイ307に排出させ、シート束608とする。
本実施の形態では、折り加工としてZ折りを使用した場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、断裁によって影響を受ける折り加工であれば他の折り加工が含まれていてもよい。例えば、二つ折り、四つ折り、観音折り、じゃばら折り等が挙げられる。また、印刷ジョブには、複数の折り加工が混在してもよい。
また、本実施の形態では、Z折りの折り位置を調整する方法として、Z折り部の下端部の折り幅606や上端部の折り幅607に対し、加算あるいは減算を行うオフセット値をHDD210に保持しておくことで行っているが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、Z折り部の下端部の折り幅606や上端部の折り幅607が用紙の幅に対して占める比率を指定して調整する方法や、Z折り部の下端部の折り幅606や上端部の折り幅607の値を用紙サイズごとに絶対値で指定して調整する方法など、他の方法でもよい。
(操作部の外観)
図8は印刷装置105の操作部202の外観を示す図である。この操作部202は、前述したように、タッチパネル部701およびキー入力部702を備える。タッチパネル部701は、液晶表示部およびその上に貼られた透明電極を有し、ユーザから指示を受け付けるための各種設定画面を表示する。このタッチパネル部701は、各種画面を表示する機能と、ユーザからの指示を受け付ける指示入力機能を兼ね備える。
一方、キー入力部702は、電源キー703、ストップキー704、スタートキー705、ガイドキー706、ユーザモードキー707およびテンキー708を備える。スタートキー705は、印刷装置105に対し、コピージョブや送信ジョブの実行を開始させる場合に用いられる。テンキー708は、印刷部数等の数値入力の設定を行う場合に用いられる。
制御部203は、タッチパネル部701に表示される各種画面を介して受け付けたユーザ指示や、キー入力部702を介して受け付けたユーザ指示に基づいた各種処理を行うように、印刷システム104を制御する。
タッチパネル部701は、コピー、送信、ボックス、拡張などの各種動作モードを設定するモードボタンや、印刷倍率、シート設定などを行うための各種指示ボタンを表示する。これら各種指示ボタンは周知のものであるので、それらの説明を省略する。
(印刷制御情報)
図9は図6に示す印刷ジョブのための印刷制御情報の一例を示す図である。なお、図中左側に3桁で示した数字は、単に行番号を明示するための表記であり、印刷制御情報の一部ではない。
1行目の<印刷制御情報>タグは印刷制御情報の開始を指定する。2行目の<印刷ジョブ>タグは印刷制御情報に含まれる印刷ジョブの開始を指定し、「シート数」属性でこの印刷ジョブに含まれるシート数を指定する。ここでは、指定されたシート数は4シートである。
3行目の<シート>タグは、この印刷ジョブに含まれる各シートのシート情報の開始を指定し、「番号」属性で対象となるシートを指定する。ここでは、1シートから4シート、すなわち全てのシートが対象である。4行目の<用紙>タグは、対象となるシートの用紙情報を指定し、「サイズ」属性で用紙サイズを指定する。ここでは、用紙サイズはA3ノビサイズである。
5行目の<折り>タグは、対象となるシートの折り情報を指定し、「方法」属性で折り方法を指定する。ここでは、折り方法は“none”、すなわち折りなしである。7行目の<綴じ>タグは、この印刷ジョブに含まれる全シートに対する綴じ情報を指定し、「方法」属性で綴じ方法を指定する。ここでは、綴じ方法は中綴じである。8行目の<断裁>タグはこの印刷ジョブに含まれる全シートに対する断裁情報を指定し、「サイズ」属性で断裁サイズを指定する。ここでは、断裁サイズはA4サイズである。
なお、本実施の形態では、印刷制御情報として、図9に示したような記法を使用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、シートごとの折り方法や断裁方法が指定可能であれば、他の記法でもよい。例えば、JDF(Job Definition Format)を使用することができる。
図10は折りを行うシートと折りを行わないシートが混在している印刷ジョブの一例を示す図である。1シート目のシート901、2シート目のシート902および4シート目のシート904はA4ノビサイズである。3シート目のシート903はA3ノビサイズである(図10(a)参照)。
1シート目のシート901、2シート目のシート902および4シート目のシート904については折りを行わず、3シート目のシート903についてはZ折りを行う(図10(b)参照)。これらの4シートに対し、A4サイズの断裁を行う(図10(c)参照)。
図10(d)には、横方向の断裁の様子が示される。A4ノビサイズは、A4サイズ(横210mm、縦297mm)より一回り大きなサイズのことであり、特定の定められたサイズではないが、ここでは横220mm、縦307mmのサイズとする。また、A3ノビサイズは、A3サイズ(横420mm、縦297mm)より一回り大きなサイズのことであり、特定の定められたサイズではないが、ここでは横440mm、縦307mmのサイズとする。また、断裁サイズはA4サイズであるので、横210mm、縦297mmで断裁が行われる。
1シート目のシート901、2シート目のシート902および4シート目のシート904はA4ノビであるので、横寸法は220mmである。3シート目のシート903はA3ノビであるので、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値が0mmの場合、Z折り部の下端部の折り幅は、前述した計算式にしたがって、440mm/2+0mm=220mmとなる。また、Z折り部の上端部の折り幅は、前述した計算式にしたがって、440mm/4−0mm=110mmとなる。
ここで、断裁幅は前述したように210mmであるので、この断裁が実行されると、Z折り部の下端部が、図中破線aに示すように、断裁によって切り離されてしまうことになる。
なお、本実施の形態では、A4ノビサイズとA3ノビサイズを使用して説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、印刷システム104で処理可能なサイズであれば任意のサイズでよい。
図11は図10に示す印刷ジョブのための印刷制御情報の一例を示す図である。なお、図9と同じく、左側に3桁で示した数字は、単に行番号を明示するための表記であり、印刷制御情報の一部ではない。1行目と2行目のタグは図9と同じである。3行目〜6行目のタグは、1シート目と2シート目の用紙サイズがA4ノビサイズであり、折りなしであることを指定する。7行目〜10行目のタグは、3シート目の用紙サイズがA3ノビであり、Z折りを行うことを指定する。11行目〜14行目のタグは、4シート目の用紙サイズがA4ノビであり、折りなしであることを指定する。15行目のタグは、この印刷ジョブに含まれる全シートに対して綴じを行わないことを指定する。16行目のタグは、この印刷ジョブに含まれる全シートに対してA4サイズで断裁を行うことを指定する。
図12は印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはROM208に格納されており、制御部203内のCPU204によって実行される。まず、制御部203は、印刷が指定された印刷ジョブのうち印刷制御情報をRAM209に読み込む(ステップS1)。制御部203は、ステップS1でRAM209に読み込んだ印刷制御情報を順次走査していき、折りが指定されているシートがあるか否かを判定する(ステップS2)。このステップS2の処理は折り加工判定手段の一例である。
折りが指定されているシートがある場合、制御部203は、ステップS1でRAM209に読み込んだ印刷制御情報を走査し、印刷ジョブに対して断裁が指定されているか否か、つまり印刷ジョブが断裁の対象であるか否かを判定する(ステップS3)。このステップS3の処理は断裁判定手段の一例である。なお、ステップS2、S3の処理の順番は入れ替えてもよい。
断裁が指定されていない場合、あるいはステップS2で折りが指定されているシートがない場合、制御部203は通常の印刷処理を行う(ステップS4)。この印刷処理では、制御部203は、印刷ジョブに含まれる印刷データと印刷制御情報に従って印刷を行う。この後、制御部203は本処理を終了する。
一方、ステップS3で断裁が指定されている場合、制御部203は、印刷を中止し、エラー処理を行う(ステップS5)。このステップS5の処理は印刷中止手段の一例である。このエラー処理では、制御部203は、操作部202のタッチパネル部701に図13に示すようなメッセージを表示し、ユーザにエラーの原因を知らせる。図13はエラーメッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。この画面には、メッセージ1201として、断裁が指定された印刷ジョブに折り加工を行う用紙が含まれているので、印刷を中止する旨が表示されている。制御部203は、画面に表示されたOKボタン1202へのユーザの入力をタッチパネル部701から受け付けると、メッセージの表示を終了する。この後、制御部203は本処理を終了する。
ここで、図6に示す印刷ジョブに図9に示す印刷制御情報が指定されている場合、全てのシートに折りが指定されていないので、ステップS2の判定がNOとなり、ステップS4で通常の印刷処理が行われる。
また、図10に示す印刷ジョブに図11に示す印刷制御情報が指定されている場合、3シート目のシートにZ折りが指定されている(図11の9行目)ので、ステップS2の判定がYESとなる。さらに、印刷ジョブ全体に断裁が指定されている(図11の16行目)ので、ステップS3の判定もYESとなる。従って、ステップS5でエラー処理が行われる。
このように、第1の実施形態の印刷システムによれば、折り加工を行ったシートを含むシート束を不用意に断裁してしまうことを未然に防ぐことができる。これにより、発注者の指定ミスや印刷オペレータ(ユーザ)の入力ミス等で折りを含む用紙セットを断裁してしまうことが防止される。
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態においては、断裁が指定された印刷ジョブに折り加工を行うシートが含まれている場合、印刷を中止することを示したが、折り位置が断裁によって影響を受けない場合でも、印刷を中止していた。第2の実施形態では、折り位置が断裁によって影響を受けない場合、印刷が実行されるようにした。なお、印刷システムの構成は前記第1の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図14は第2の実施形態における折り位置が断裁によって影響を受けない印刷ジョブの一例を示す図である。1シート目のシート1301、2シート目のシート1302および4シート目のシート1304はA4ノビサイズであり、3シート目のシート1303はA3ノビサイズである(図14(a)参照)。
また、1シート目のシート1301、2シート目のシート1302および4シート目のシート1304については折りを行わず、3シート目のシート1303についてはZ折りを行う(図14(b)参照)。これらの4シートに対し、A4サイズの断裁を行う(図14(c)参照)。
図14(d)には、横方向の断裁が示されている。ここで、A4ノビサイズを横220mm、縦307mmとし、A3ノビサイズを横440mm、縦307mmのサイズとする。1シート目のシート1301、2シート目のシート1302および4シート目のシート1304はA4ノビサイズであるので、横寸法は220mmである。
一方、3シート目のシート1303はA3ノビサイズである。HDD210にメモリ設定値(推奨調整値またはユーザ調整値)として保持されている調整値を−15mmとすると、シート1303におけるZ折り部の下端部の幅は、前述した計算式に従って、440mm/2+(−15mm)=205mmとなる。
また、Z折り部の上端部の折り幅は、前述した計算式に従って、440mm/4―(―15mm)=125mmとなる。断裁幅は210mmである。この断裁が実行されても、Z折り部の下端部は図中破線bに示すように断裁によって影響を受けない。
図15は印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはROM208に格納されており、制御部203内のCPU204によって実行される。まず、制御部203は、印刷が指定された印刷ジョブのうち印刷制御情報をRAM209に読み込む(ステップS11)。
制御部203は、ステップS11でRAM209に読み込んだ印刷制御情報を順次走査していき、折りが指定されているシートがあるか否かを判定する(ステップS12)。折りが指定されているシートがある場合、制御部203は、ステップS11でRAM209に読み込んだ印刷制御情報を走査し、印刷ジョブに対して断裁が指定されているか否かを判定する(ステップS13)。なお、ステップS12、S13の処理の順番は入れ替えてもよい。
断裁が指定されていない場合、あるいはステップS12で折りが指定されているシートがない場合、制御部203は通常の印刷処理を行う(ステップS14)。この印刷処理では、制御部203は、印刷ジョブに含まれる印刷データと印刷制御情報に従って印刷を行う。この後、制御部203は本処理を終了する。
一方、ステップS13で断裁が指定されている場合、制御部203は、用紙の左端から折り位置までの幅を計算し、そのうち最大の値をRAM209に用意された変数Wfoldに格納する処理を行う(ステップS15)。このステップS15の処理は折り量取得手段の一例である。この計算では、ステップS12で検出された折りが指定されている各シートについて、ステップS11でRAM209に読み込んだ印刷制御情報と、HDD210にメモリ設定値(推奨調整値またはユーザ調整値)として保持されている調整値が使用される。
制御部203は、ステップS11でRAM209に読み込んだ印刷制御情報から断裁幅を計算し、その値を制御部203がRAM209に用意した変数Wcutに格納する処理を行う(ステップS16)。このステップS16の処理は断裁位置取得手段の一例である。
制御部203は、変数Wfoldと変数Wcutとを比較する処理を行い、変数Wfoldが変数Wcutより小さいか否かを判別する(ステップS17)。このステップS17の処理は比較判定手段の一例である。変数Wfoldの方が小さい場合、制御部203はステップS14の処理に進む。一方、変数Wfoldが変数Wcut以上の大きさである場合、制御部203はエラー処理を行う(ステップS18)。
このエラー処理では、制御部203は、操作部202のタッチパネル部701に図16に示すようなメッセージを表示し、ユーザにエラーの原因を知らせる。図16はエラーメッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。この画面には、メッセージ1501として、断裁によって影響を受ける折り加工が含まれているので、印刷を中止する旨が表示されている。制御部203は、OKボタン1502へのユーザの入力をタッチパネル部701から受け付けると、メッセージの表示を終了する。この後、制御部203は本処理を終了する。
ここで、図6に示す印刷ジョブに図9に示す印刷制御情報が指定されている場合、全てのシートに折りが指定されていないので、ステップS12の判定がNOとなり、ステップS14で通常の印刷処理が行われる。
また、図10に示す印刷ジョブに図11に示す印刷制御情報が指定されている場合であって、図10に示すように、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値が0mmの場合、つぎのような処理が行われる。この場合、3シート目にZ折りが指定されている(図11の9行目)ので、ステップS12の判定がYESとなり、印刷ジョブ全体に断裁が指定されている(図11の16行目)ので、ステップS13の判定もYESとなる。
折りが指定されているシートは3シート目だけであり、その折り位置までの幅は220mmであるので、ステップS15における変数Wfoldは220mmとなる。また、断裁幅は210mmであるので、ステップS16における変数Wcutは210mmとなる。従って、ステップS17の判定はNOとなり、ステップS17でエラー処理が行われる。
また、図14に示す印刷ジョブに図11に示す印刷制御情報が指定されている場合であって、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値が−15mmの場合、つぎのような処理が行われる。この場合、3シート目にZ折りが指定されている(図11の9行目)ので、ステップS12の判定がYESとなり、印刷ジョブ全体に断裁が指定されている(図11の16行目)ので、ステップS13の判定もYESとなる。
折りが指定されているシートは3シート目だけであり、その折り位置までの幅は205mmであるので、ステップS15における変数Wfoldは205mmとなる。断裁幅は210mmであるので、ステップS16における変数Wcutは210mmとなる。従って、ステップS17の判定はYESとなり、ステップS14で通常の印刷処理が行われる。
このように、第2の実施形態の印刷システムによれば、折り加工を行ったシートを含むシート束を断裁する際、折り位置の設定が断裁の影響を受けるような場合、予期しない印刷を未然に防ぐことができる。これにより、発注者の指定ミスや印刷オペレータ(ユーザ)の入力ミス等で折り位置の設定が断裁の影響を受けるような場合、予期しない印刷が防止される。
[第3の実施形態]
前記第2の実施形態では、断裁が指定された印刷ジョブに折り加工を行うシートが含まれている場合であって、折り加工が断裁によって影響を受ける場合に限り印刷を中止することを示したが、折り位置がユーザによって調整可能な場合でも、印刷を中止していた。
第3の実施形態では、折り位置がユーザによって調整可能な場合、印刷が実行されるようにした。なお、印刷システムの構成は前記第1の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図17は第3の実施形態における印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはROM208に格納されており、制御部203内のCPU204によって実行される。前記第2の実施形態と同一のステップ処理については同一のステップ番号を付すことによりその説明を省略する。具体的に、ステップS11〜S17の処理は前記第2の実施形態と同じである。
ステップS17で変数Wfoldが変数Wcut以上の大きさである場合、制御部203は、警告メッセージの表示処理を行う(ステップS17A)。この表示処理では、制御部203は、操作部202のタッチパネル部701に、図18に示すようなメッセージを表示してユーザにエラーの原因を知らせるとともに、ユーザの希望する処理を受け付ける。図18は警告メッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。この画面には、警告メッセージ1601として、断裁によって影響を受ける折り加工が含まれており、折り位置の調整を行うか否か打診する旨が表示されている。制御部203は、OKボタン1603またはキャンセルボタン1602へのユーザの入力をタッチパネル部701から受け付けると、メッセージの表示を終了する。
制御部203は、ユーザがキャンセルボタンを押したか否かを判定する処理を行う(ステップS17B)。ユーザがキャンセルボタン1602を押したと判定した場合、制御部203は、印刷を中止する処理を行う(ステップS18)。この後、制御部203は本処理を終了する。
ステップS17Bでユーザがキャンセルボタン1602を押していないと判定した場合、制御部203は折り位置の調整処理を行う(ステップS17C)。このステップS17Cの処理は折り量調整手段の一例である。この折り位置の調整処理では、制御部203は操作部202のタッチパネル部701に調整画面を表示する。図19は折り位置の調整画面が表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。印刷ジョブに含まれる折りの方法によって調整方法は異なるが、図19ではZ折りの場合の調整画面の一例が示される。この画面では、HDD210にメモリ設定値(推奨調整値またはユーザ調整値)として保持されている調整値が変更可能である。
画面内のフィールド1701は、テンキー708を使用して数値入力を直接受け付ける。制御部203は、ユーザがテンキー708で入力した数字を判定し、フィールド1701に表示する。
また、ボタン1702およびボタン1703はタッチパネル部701を使用して数字の変更を受け付ける。制御部203は、ユーザがタッチパネル部701のボタン1702を押したか、あるいはボタン1703を押したかを判定する。制御部203は、ボタン1702を押したと判定した場合、フィールド1701の表示を、例えば値0.5増加させる。同様に、制御部203は、ボタン1703を押したと判定した場合、フィールド1701の表示を、例えば値0.5減少させる。
制御部203は、OKボタン1704またはキャンセルボタン1705へのユーザの入力をタッチパネル部701から受け付けると、メッセージの表示を終了する。ユーザがOKボタン1704を押したと判定した場合、制御部203は、フィールド1701に表示されている値をHDD210に保存し、メモリ設定値(推奨調整値またはユーザ調整値)として保持されている調整値を置き換える。一方、ユーザがキャンセルボタン1705を押したと判定した場合、制御部203は何もしない。そして、折り位置の調整処理終了後、制御部203はステップS15の処理に戻る。
ここで、図10に示す印刷ジョブに図11に示す印刷制御情報が指定されている場合であって、図10に示すようにHDD210にメモリ設定値として保持されている調整値が0mmの場合、3シート目にZ折りが指定されている(図11の9行目)。従って、ステップS12の判定がYESとなる。また、印刷ジョブ全体に断裁が指定されている(図11の16行目)ので、ステップS13判定もYESとなる。
折りが指定されているのは3シート目だけであり、その折り位置までの下端部の折り幅は220mmであるので、ステップS15で変数Wfoldは220mmとなる。また、断裁幅は210mmであるので、ステップS16で変数Wcutは210mmとなる。
従って、ステップS17の判定はNOとなり、ステップS17Aで警告メッセージが表示される。ステップ17Bでユーザがキャンセルしなかった場合、ステップS17Bの判定がNOとなり、ステップS17Cで折り調整が可能となる。
例えば、調整値を−20mmに設定した場合、ステップS15で変数Wfoldは、前述した計算式に従って、440mm/2+(−20mm)=200mmとなる。従って、ステップS17の判定がYESなり、ステップS14で通常の印刷処理が行われる。
このように、第3の実施形態の印刷システムによれば、折り位置の設定が断裁の影響を受けるような場合でも、折り位置を印刷オペレータ(ユーザ)が調整することで印刷を行うことができる。従って、発注者の指定ミスや印刷オペレータの入力ミス等で折り位置の設定が断裁の影響を受けるような場合でも、予期しない印刷が防止される。
[第4の実施形態]
前記第3の実施形態においては、断裁が指定された印刷ジョブに折り加工を行うシートが含まれている場合であって、折り加工が断裁によって影響を受ける場合、折り位置をユーザによって調整可能としていた。しかし、ユーザがどの程度調整してよいのかよくわからず試行錯誤を行う必要のある場合があった。
第4の実施形態では、図17のステップS17Cで折り位置の調整画面を表示する際、HDD210にメモリ設定値(推奨調整値またはユーザ調整値)として保持されている調整値に対し、「Wcut−Wfold」の値を考慮して調整した値を予め設定しておく。
例えば、図10に示す印刷ジョブに図11に示す印刷制御情報が指定されている場合であって、HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値が0mmの場合、第3の実施形態のように、変数Wfoldは220mm、変数Wcutは210mmとなる。
このとき、ステップS17の判定がYESとなるためには、変数Wfoldが210mmより小さい値でなければならない。従って、ステップS17Cで折り調整画面を表示する際、数式(1)で計算される値−10mmより小さい値、例えば−10.1mmをあらかじめフィールド1701に表示しておく。
HDD210にメモリ設定値として保持されている調整値−(Wfold−Wcut)=0mm−(220mm−210mm)=−10mm ……(1)
ユーザは、この推奨調整値を目安として、ボタン1702、1703を用いて調整値を適正な値に変更可能である。折り量を、推奨調整値を用いた推奨折り量に変更することができる。
このように、第4の実施形態の印刷システムによれば、折り位置を印刷オペレータ(ユーザ)が調整しなければならない場合、断裁の影響を受けない調整量をあらかじめ知ることができ、試行錯誤の回数を減らすことができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記各実施形態では、折り加工としてZ折りの場合を示したが、前述したように、二つ折り、四つ折り、観音折り、じゃばら折り等であってもよく、また、印刷ジョブには、複数の折り加工が混在してもよい。上記各実施形態の処理は、複数の折り加工が混在する場合においても、適用可能である。
また、制御部203(CPU204)によって実行される上記各実施形態における各種の判断、制御の全て又は一部の仕組みを、印刷装置100とは異なる他装置の制御部(CPU)によって実行する。当該他装置としては、例えば、コンピュータ102、103の情報処理装置、印刷装置100に接続可能なシート処理装置205とは異なるタイプのシート処理装置(例えば106〜109)が適用される。このように印刷装置100とは異なる他装置の制御部(CPU)を適用する場合、例えば上記各形態のフローチャートに係る処理をコンピュータに実行させる為の制御プログラムを、所定のプログラム供給源から当該他装置内部のメモリにダウンロードする。この制御プログラムには、各形態で説明した各種画面などユーザインタフェースについての制御プログラムも含まれる。この所定のプログラム供給源としては、該装置に接続可能なリムーバブルメディアや、ネットワーク接続された外部のサーバ等が適用される。そして、当該装置の内部メモリに格納された当該プログラムを該装置のCPUによって読み出し実行することで、上述の各形態で示される各種仕組みの全て或いは一部を実現する。本実施形態は、このような構成にも適用可能である。
また、本実施形態では、印刷システムを構成するシート処理装置が製本処理装置として機能しているが、本発明はこれに限定されるものでない。前述したように、サーバPCやクライアントPCがネットワークに接続された紙折り機、断裁機、中綴じ製本機等を利用し、製本処理装置として機能するようにしてもよい。また、印刷装置とは切り離された後処理装置が製本処理装置としての機能を実行するようにしてもよい。
また、印刷装置としては、本来の印刷装置の他、印刷機能を有するファクシミリ装置、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能等を有する複合機(MFP)であってもよい。
上記実施の形態では、印刷装置の印刷方式を電子写真方式とした場合を例に挙げたが、本発明は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など各種印刷方式に適用することができる。
また、印刷装置には、その機能を拡張する多種多様なオプション装置(アクセサリあるいは付属装置ともいう)が利用者の要求に応じて任意に接続可能である。例えば、オプション装置として、大量の用紙を給紙・搬送可能な大容量ペーパデッキや、画像が形成された用紙を綴じるステープル装置が挙げられる。また、用紙を折り曲げる折り装置や、用紙を仕分けするソート装置が挙げられる。また、用紙に綴じ穴をあける穴あけ装置や、用紙の両面に画像を形成するための自動両面搬送装置が挙げられる。また、用紙間に別の用紙を挿入する中挿し装置や、大量の用紙を同時に裁断可能な裁断装置が挙げられる。また、原稿を自動的にスキャナに送り込む自動原稿送り装置や、出力画像を高品位に処理する定着後処理装置が挙げられる。
また、シートとしては、紙媒体、OHPシート、厚紙用紙など、特に限定されない。
以上、本発明の様々な例と実施形態について説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではないことは明らかである。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
第1の実施形態の印刷システムを含むPODシステムの構成を示す図である。 印刷システム104の制御に係わる部分の構成を示すブロック図である。 印刷装置105の内部構成を示す断面図である。 シート処理装置205の内部構成を示す断面図である。 ステープル処理を含む印刷ジョブの一例を示す図である。 ステープル処理および断裁処理を含む印刷ジョブの一例を示す図である。 折り加工を含む印刷ジョブの一例を示す図である。 印刷装置105の操作部202の外観を示す図である。 図6に示す印刷ジョブのための印刷制御情報の一例を示す図である。 折りを行うシートと折りを行わないシートが混在している印刷ジョブの一例を示す図である。 図10に示す印刷ジョブのための印刷制御情報の一例を示す図である。 印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。 エラーメッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。 第2の実施形態における折り位置が断裁によって影響を受けない印刷ジョブの一例を示す図である。 印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。 エラーメッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。 第3の実施形態における印刷装置105の処理手順を示すフローチャートである。 警告メッセージが表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。 折り位置の調整画面が表示されたタッチパネル部701の画面を示す図である。
符号の説明
104 印刷システム
105 印刷装置
203 制御部
205 シート処理装置
301 紙折り機
303 断裁機

Claims (9)

  1. ートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理手段と、
    前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されるかを判定する判定手段と、
    前記折り処理によって折られるシートの折り目が、前記断裁処理によって断裁されると前記判定手段によって判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されることをユーザに通知する通知手段と、
    前記通知手段による通知の後に、前記ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御手段とを有することを特徴とするシート処理システム。
  2. 前記折り処理によって折られるシートの折り目の位置を取得する第1の取得手段と、
    前記断裁処理によって断裁されるシートの断裁位置を取得する第2の取得手段とをさらに有し、
    前記判定手段は、前記第1の取得手段によって取得された前記折り目の位置と、前記第2の取得手段によって取得された前記断裁位置によって、前記折り処理によって折られるシートの折り目が、前記断裁処理によって断裁されるかを判定することを特徴とする請求項1に記載のシート処理システム。
  3. シートに画像を印刷する印刷手段をさらに有し、
    前記処理手段は、前記印刷手段によって画像が印刷されたシートに対して前記折り処理及び前記断裁処理を前記シート処理手段に実行させることを特徴とする請求項1または2に記載のシート処理システム。
  4. 前記通知手段は、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されると前記判定手段によって判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されることを示すメッセージを表示することによって通知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理システム。
  5. 前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されると前記判定手段によって判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されないようにするための折り目の位置をユーザに提示する提示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理システム。
  6. 前記処理手段は、ジョブを実行することによって出力されるシートに対して前記折り処理及び前記断裁処理を前記シート処理手段に実行させ、
    前記判定手段は、前記ジョブに対応する印刷制御情報を参照して判定を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理システム。
  7. ジョブを実行することによって出力されるシートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理工程と、
    前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されるかを判定する判定工程と、
    前記折り処理によって折られるシートの折り目が、前記断裁処理によって断裁されると前記判定工程で判定した場合に、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されることをユーザに通知する通知工程と、
    前記通知工程における通知の後に、前記ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程で受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御工程とを有することを特徴とするシート処理システムの制御方法。
  8. 請求項7に記載のシート処理システムの制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. シートに対して折り処理及び断裁処理をシート処理手段に実行させる処理手段と、
    前記断裁処理によって断裁されるシートの断裁位置を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された断裁位置に従って、前記折り処理によって折られるシートの折り目が前記断裁処理によって断裁されない範囲内で、ユーザから前記折り目の位置を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた折り目の位置に従って、前記シート処理手段に前記折り処理を実行させる制御手段とを有することを特徴とするシート処理システム。
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