JP2005266127A - 画像形成装置及びこれに用いる制御装置 - Google Patents

画像形成装置及びこれに用いる制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 フィニッシング処理を行う内容にかかわらず、直ちにフィニッシング処理を開始して高速化が可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 フィニッシング処理指示部に指示されたフィニッシング処理の内容とともに、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部と、上記プリント指示制御部から出力されたセット開始コマンドとセット終了コマンドを格納し、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの情報に基づいて、フィニッシャーにおけるフィニッシング処理を制御するセット管理部とを備えるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置及び当該画像形成装置を制御する制御装置に関し、特にこの画像形成装置を、当該画像形成装置によって画像が形成された用紙に対して、ステープリング処理や穴あけ処理、あるいは製本処理やオフセット排出処理等のフィニッシング処理を施すフィニッシャーとを組み合わせて使用する場合に、当該フィニッシャーにおけるフィニッシング機能を管理する技術に関するものである。
特開平10−210196号公報 特開2000−307777号公報
従来、この種の電子写真方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置2000においては、図22に示すように、例えば、複数のページからなる一連の画像をプリントし、当該複数のページからなる一連の画像がプリントされた用紙に対して、ステープリング処理や穴あけ処理、あるいは製本処理やオフセット排出処理等のフィニッシング処理を施すフィニッシャー(用紙後処理装置)2001と組み合わせて使用される場合がある。
この場合、上記画像形成装置2000のコントローラは、図23に示すように、フィニッシャー2001の機種と、当該フィニッシャー2001で実行する機能毎に判断して、先にフィニッシャー2001にフィニッシング処理コマンドを送った後(ステップ2001)、プリンタにプリント指示コマンドを送付する(ステップ2002)。その後、上記画像形成装置2000のコントローラは、フィニッシャー2001の機種と、当該フィニッシャー2001で実行する機能毎に判断して、プリンタにフィニッシング処理コマンドを送るようになっている(ステップ2003)。
一方、上記画像形成装置2000のプリンタは、図24に示すように、コントローラからのコマンド通りにプリント動作、及びこれに伴うフィニッシング処理をフィニッシャー2001にて実行するように動作する(ステップ2101)。
しかし、上記画像形成装置の場合には、当該画像形成装置のコントローラが、フィニッシャーの機種と、当該フィニッシャーで実行する機能毎に判断して、プリンタを介して、フィニッシャーにフィニッシング処理コマンドを送るように構成されているため、コントローラがフィニッシャーに関する情報を常に把握している必要があり、当該コントローラの制御プログラムが複雑になるという問題点を有していた。
そこで、上記画像形成装置において、フィニッシング機能を管理するためのプログラムの構成を容易にすることなどが可能な技術としては、例えば、特開平10−210196号公報や、特開2000−307777号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開平10−210196号公報に係る画像形成装置は、通信回線を介して送信される頁毎の画像形成条件と画像情報とから構成される画像形成情報を受信する受信手段と、この受信手段で受信された頁毎の画像情報を画像形成条件における共通の条件毎に、頁を集合化して画像形成情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された画像形成情報の集合化された頁単位で、頁毎の画像情報に基づいて被画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、を具備するように構成したものである。
また、上記特開2000−307777号公報に係るディジタル複写装置は、原稿を読み取り、印刷出力するディジタル複写機と、該ディジタル複写機に接続されたプリンタコントローラと、該プリンタコントローラに接続され出力データを前記ディジタル複写機に送る少なくとも1のコンピュータとを備えたディジタル複写装置において、前記ディジタル複写機、もしくはプリンタコントローラに設けられた記憶手段に、複数のデータをこれらデータを相互に関連付けるリンク情報を付して記憶し、該リンク情報によって関連付けられたデータを1ジョブとして前記ディジタル複写機にて出力するように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平10−210196号公報に係る画像形成装置の場合には、複数の頁の画像情報を共通する条件毎に集合化してジョブとして管理し、画像形成を行う場合に、先頭にあるジョブヘッダーで処理方法や枚数等の共通する条件を指定して、画像形成動作を実行するように構成したものであるが、この画像形成装置の場合には、コピー処理などにおいて、すべての原稿の画像を読み込むか、コピー処理を行う前に、コピーを行う原稿の枚数を数えておくなどして、ジョブに共通する条件である総頁数が確定するまでは、先頭のジョブヘッダーを送信して画像形成動作を開始することができず、処理の高速化を図ることができないという問題点を有していた。
一方、上記特開2000−307777号公報に係るディジタル複写装置の場合には、複数のデータの処理をジョブとして管理し、プリント処理を行う場合に、プリントするデータ自体に相互に関連付けるリンク情報を付して、該リンク情報によって関連付けられたデータを1ジョブとしてディジタル複写機にて出力し、最後にフィニッシング処理の指示を行うコマンドを送ることにより、ジョブの管理を行うように構成したものであるため、フィニッシング処理中に割込み処理を受け付けることができないという問題点を有していた。
更に説明すると、上記特開2000−307777号公報に係るディジタル複写装置の場合には、例えば、フィニッシング処理に先立つプリント処理中に、他のユーザがディジタル複写装置をコピー機として使用したい場合などであっても、プリント中のジョブは、互いにリンク情報によって関連付けられているため、途中でプリント処理を中断することができず、プリント処理が終了するまで、他のユーザがコピー処理を実行することができないという問題点を有していた。
また、上記特開2000−307777号公報に係るディジタル複写装置にあっては、リンク情報によって関連付けられたデータを1ジョブの最後に、フィニッシング処理の指示を行うコマンドを送るように構成されており、リンク情報によって関連付けられたデータの送信中に、コントローラがプリンタと通信することができないため、複写装置のコントローラは、予め、プリンタとフィニッシャーのメカニカルな情報を有していなければ、プリンタ等にフィニッシング処理の指示コマンドを送信して制御することができないという問題点を有していた。
すなわち、上記特開2000−307777号公報に係るディジタル複写装置の場合には、プリンタやフィニッシャーの機種毎に、当該プリンタやフィニッシャーを制御するソフトウエアを変更する必要があり、ソフトウエアの開発が煩雑となるという問題点を有していた。
例えば、図22に示すように、フィニッシング処理を行う機構が、画像形成装置の出力トレイに付属している場合には、出力トレイを指定して、フィニッシング処理を指定するコマンドを送信すれば良い。しかし、フィニッシング処理を行う機構が、出力トレイとは別のところにある場合には、事前にフィニッシング処理を行う機構に出力指定を行った後、フィニッシング処理を行い、出力トレイに排出する制御を別途行う必要がある。このように、同じフィニッシング処理を行う場合であっても、フィニッシング機構が存在する位置によって、制御がまったく異なったものとなり、個別にソフトウエアを開発する必要がある。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フィニッシング処理を行う内容にかかわらず、直ちにフィニッシング処理を開始して高速化が可能であるとともに、割り込み処理に対応することができ、且つフィニッシング機構に依存することなく、フィニッシング処理を制御することが可能な画像形成装置及びこれに用いる制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、画像が形成された用紙に対して所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャーと組み合わせて使用される画像形成装置において、
上記フィニッシャーで実行するフィニッシング処理の内容を指示するフィニッシング処理指示部と、
入力されたデータに基づいて画像出力装置に出力するイメージデータを生成する画像生成部と、
上記フィニッシング処理指示部に指示されたフィニッシング処理の内容とともに、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部と、
上記プリント指示制御部から出力されたプリント指示コマンドを格納するプリント処理キュー部と、
上記プリント指示制御部から出力されたセット開始コマンドとセット終了コマンドを格納し、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの情報に基づいて、フィニッシャーにおけるフィニッシング処理を制御するセット管理部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、割込処理の要求を受け付けたときに、割込情報を付加したセット開始コマンドと、割込情報を付加したセット終了コマンドと、プリント指示コマンドとを出力することを特徴とする画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、差込処理の要求を受け付けたときに、差込情報を付加したセット開始コマンドと、差込情報を付加したセット終了コマンドと、プリント指示コマンドとを出力することを特徴とする画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、セット開始コマンドとセット終了コマンドを出力する際に、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの組合せが識別できるように識別情報を付加して、これらセット開始コマンドとセット終了コマンドを出力することを特徴とする画像形成装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、セットでの処理をキャンセルする要求を受け付けたときに、キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項6に記載された発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、キャンセル要求を受け付けるときに、キャンセルするセットを識別できるように識別情報を付加して、キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記プリント指示制御部は、すべてのセットでの処理をキャンセルする全キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置である。
又、請求項8に記載された発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記フィニッシング処理指示部は、フィニッシング処理として、ステープリング処理、穴あけ処理、製本処理、オフセット排出処理の少なくともいずれか1つを指示可能であることを特徴とする画像形成装置である。
更に、請求項9に記載された発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記セット管理部は、セット開始コマンドが送られてきているが、セット終了コマンドが送られていないセット指示コマンドを、実行中のアクティブなコマンドとして管理することを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項10に記載された発明は、画像が形成された用紙に対して所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャーと組み合わせて使用される画像形成装置を制御する制御装置において、
上記フィニッシャーで実行するフィニッシング処理の内容を指示するフィニッシング処理指示部と、
上記フィニッシング処理指示部に指示されたフィニッシング処理の内容とともに、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部とを備えたことを特徴とする制御装置である。
この発明によれば、フィニッシング処理を行う用紙の総数が事前にわからなくても、フィニッシング処理を開始することができ、高速化が可能であるとともに、割り込み処理に対応可能であり、且つフィニッシング機構に依存することなく、フィニッシング処理を制御することが可能な画像形成装置及びこれに用いる制御装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機(マルチファンクション機)を、フィニッシャー(用紙後処理装置)と組み合わせた状態を示す全体構成図である。
このデジタル複合機1は、原稿の画像をスキャナーで読み取り、当該スキャナーで読み取られた原稿の画像を複写するコピーモードと、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータなどから送られてくるポストスクリプト(PostScript)等のコードデータ又は画像データに基づいてプリントするプリントモードと、原稿の画像をスキャナーで読み取って送信したり、電話回線を介して送られてくる画像データをプリントしたりするFAXモードとに切替えて、各モードに基づく動作を実行することができるように構成されている。
また、上記デジタル複合機1には、図2に示すように、画像が形成された用紙に対して、所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャー(用紙後処理装置)2が組み合わされている。このフィニッシャー2は、デジタル複合機1によって画像が形成された用紙に対して、穿孔処理や綴じ処理、あるいは中綴じ折り処理(製本処理)などのフィニッシング処理を施すように構成されている。
また、上記フィニッシャー2には、デジタル複合機1によって画像が形成された用紙に対して、表紙やカラー画像が形成された用紙など、所望の用紙を所定のタイミングで適宜供給するインターポーザー3を備えたインターフェイスモジュール4が組み合わされている。更に、上記用紙後処理装置1には、必要に応じて、前記インターフェイスモジュール4を通過した用紙に対して、所望のZ折やC折り等の折り処理を施す図示しない折り処理装置なども組み合わせ可能となっている。
そして、上記フィニッシャー2では、デジタル複合機1によって画像が形成された用紙に対して、パンチユニットによって穿孔処理を施したり、ステープラーによって綴じ処理を施して、用紙束や小冊子を作成したり、オフセットするスタックトレイ(排出トレイ)によって複数枚の用紙を、1セット毎にオフセットさせて(ずらして)排出することが可能となっている。
上記インターフェイスモジュール4には、図2に示すように、その左側面の上部と下方とに導入口5、6が設けられており、これらの導入口5、6からは、デジタル複合機1によって画像が形成された用紙42が導入されるようになっている。また、上記上部の導入口5の内部には、水平に配置された用紙搬送路7が設けられているとともに、当該用紙搬送路7の出口側には、用紙を排出口8から排出するための搬送ロール9が配設されている。一方、下方の導入口6の内部には、斜め上方へ湾曲した状態で延びた用紙搬送路10が設けられているとともに、当該用紙搬送路10には、用紙42を搬入する搬入ロール11が配設されている。この用紙搬送路10は、搬送ロール9の手前側で水平に配置された用紙搬送路7と合流している。
さらに、上記インターフェイスモジュール4の上部には、デジタル複合機1によって画像が形成された用紙42に対して、表紙やカラー画像が形成された用紙など、所望の用紙を適宜供給するインターポーザー3が載置されている。このインターポーザー3は、用紙を載置する給紙トレイ12と、当該給紙トレイ12上に載置された用紙を1枚ずつ分離した状態で給紙するナジャーロール13・フィードロール14・リタードロール15と、給紙された用紙をインターフェイスモジュール4へ排出する出口ロール16とを備えている。また、上記インターフェイスモジュール4の内部には、インターポーザー3から導入された用紙を、排出口8へと搬送する搬送ロール17を備えた用紙搬送路18が設けられている。この用紙搬送路18も、搬送ロール9の手前側で水平に配置された用紙搬送路7と合流している。
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機の全体構成をも示すものである。
このデジタル複合機1は、原稿の画像をスキャナーで読み取り、当該スキャナーで読み取られた原稿の画像を複写するコピーモードと、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータなどから送られてくる画像データに基づいてプリントするプリントモードと、原稿の画像をスキャナーで読み取って送信したり、電話回線を介して送られてくる画像データをプリントしたりするFAXモードとに切替えて、各モードに基づく動作を実行することができるように構成されている。
図2において、21はデジタル複合機1の本体を示すものであり、このデジタル複合機本体21の上部には、図示しない原稿を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する原稿自動搬送装置(ADF)23と、当該原稿自動搬送装置23によって搬送される原稿の画像を読み取るスキャナー24が配設されている。このスキャナー24は、図2に示すように、図示しないプラテンガラス上に載置された原稿を光源26によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー27及びハーフレートミラー28、29及び結像レンズ30からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子31上に走査露光して読み取るように構成されている。
また、上記デジタル複合機本体21の内部は、主としてプリンタ300として機能するように構成されているが、このプリンタ300は、プリントモードに限らず、コピーモードやファックスモード等においても、用紙に画像を形成する画像出力装置(IOT)として機能するものである。なお、上記プリンタ300は、画像出力装置(IOT)としてのハードウエア的な構成ばかりではなく、後述するように、コントローラとの間で通信を行い、当該コントローラからの指示に基づいて、画像出力動作を制御する機能をも兼ね備えているものである。
上記スキャナー24によって読み取られた原稿の画像データは、必要に応じてIPS (Image Processing System)32によって所定の画像処理が施されて、後述するイメージ格納部に一時的に記憶された後、所定のタイミングでイメージデータとしてプリンタ300に送られる。また、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータなどから送られてくるコードデータは、後述する画像生成部によってプリンタ300に出力可能なフォーマットに変換された後、所定のタイミングでイメージデータとしてプリンタ300に送られる。
プリンタ300では、画像処理が施された画像情報に応じて、ROS(Raster Output Scanner)33によって感光体ドラム34上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記ROS33は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー35と、当該半導体レーザー35から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー36と、当該ポリゴンミラー36によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム34上に露光するための図示しないf−θレンズやミラー37、38等から構成されている。上記感光体ドラム34は、ROS33による画像露光に先立って、帯電ロールやスコロトロン等からなる一次帯電器39によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS33によって原稿の画像が露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム34上に形成された静電潜像は、現像装置40によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写コロトロン41の帯電によって記録媒体としての記録用紙42上に転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録用紙42は、分離コロトロン43の除電によって感光体ドラム34から分離される。上記感光体ドラム34からトナー像が転写される記録用紙42は、複写機本体21の内部に複数配設された給紙手段としての給紙トレイ44、45、46、47のいずれかより、給紙ロール50によって給紙され、搬送ロール51及びプリレジロール52を介して、レジストゲート53まで一旦搬送されて停止する。そして、上記記録用紙42は、感光体ドラム34の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート53を通過して、当該レジストゲート53の下流側に配設されたレジストロール54によって、感光体ドラム34の表面へと搬送され、上述したように、当該感光体ドラム34の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム34の表面から分離される。
上記複数の給紙トレイ44、45、46、47のうち、給紙トレイ44、45は、大サイズの用紙を収容するものであり、給紙トレイ46、47は、小サイズの用紙を大量に収容する大容量トレイとなっている。
上記感光体ドラム34の表面から分離された記録用紙42は、定着装置55へと搬送され、当該定着装置55によって記録用紙42上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された記録用紙42は、定着装置55の出口ロール56によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール57により機外に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された記録用紙42は、そのまま排出ロール57によって機外に排出されずに、反転ゲート59によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール60及び反転ロール61によって、反転通路62へと一旦搬送される。そして、上記記録用紙42は、今度は逆転する反転ロール61及び両面ロール63によって両面用通路64へと搬送され、この両面用通路64からプリレジロール52を介して、レジストゲート53まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート53及びレジストロール54によって感光体ドラム34上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール57によって機外に排出される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム34の表面は、クリーニング装置65によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
図3は上記の如く構成されるデジタル複合機1の画像形成部を拡大して示したものである。
感光体ドラム34は、帯電ロールやスコロトロンからなる一次帯電器39によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、当該感光体ドラム34の表面には、ROS33によって原稿などの画像が走査露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム34上に形成された静電潜像は、現像装置40によって現像されてトナー像となり、このトナー像は、転写前帯電器66による補助帯電を受けた後、前述したように、所望の給紙トレイ44〜47から給紙・搬送される記録用紙42上に、転写コロトロン41の帯電によって転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録用紙42は、分離コロトロン43の除電によって感光体ドラム34上から分離される。この感光体ドラム34上から分離された記録用紙42は、定着装置55へ搬送され、当該定着装置55によってトナー像が定着されて、片面複写の場合には、そのまま機外に排出され、両面複写の場合には、裏面への画像形成工程が繰り返される
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム34の表面は、クリーニング装置65のクリーニングブラシ67等によって残留トナーや紙粉等が除去された後、イレーズランプ68による露光を受け、残留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
図2はこの発明の実施の形態1に係るデジタル複合機と組み合わせて使用されるフィニッシャーの構成をも示すものである。
このフィニッシャー2には、図2に示すように、デジタル複合機1で画像が形成され、インターフェイスモジュール4を通過した用紙42を導入する導入口71が、その左側面に設けられている。この導入口71の内側には、フィニッシャー2の内部に導入された用紙42に対して、パンチ処理や端綴じ処理などを行うための第1の用紙搬送路72と、用紙後処理装置1の内部に導入された用紙に対して、中綴じや中折り等の処理を行うための第2の用紙搬送路73とが分岐した状態で設けられている。また、これら第1の用紙搬送路72と第2の用紙搬送路73の分岐位置には、用紙後処理装置1の内部に導入された用紙42を、第1の用紙搬送路72と第2の用紙搬送路73とに分岐させるブックレットゲート74が配設されている。そして、上記第1の用紙搬送路72には、用紙42を水平な用紙搬送路72に沿って搬送するための導入ロール75が設けられている。また、上記導入ロール75の下流側には、当該導入ロール75によって搬送されるとともに、この導入ロール75によって適宜逆送され、図示しない突き当て部に後端部が突き当てられて、スキューが補正された用紙42の所定位置に対して、パンチ処理を施す穿孔手段としてのパンチユニット76が配設されている。このパンチユニット76の下方には、パンチ屑を収容する少容量のダストボックス88が配設されている。さらに、上記パンチユニット76の下流側は、2つの用紙搬送路77、78に分岐されており、当該用紙搬送路77、78の分岐位置には、出力ゲート79が配設されている。上記用紙搬送路77、78のうち、上方に分岐した用紙搬送路77は、必要に応じてパンチ処理を施した用紙42や、画像が形成された用紙42をそのままトップトレイ80に排出するためのものである。一方、上記用紙搬送路77、78のうち、下方に分岐した用紙搬送路78は、用紙42を端部で綴じた後、排出するためのものである。この下方に分岐した用紙搬送路78には、ステープラー86によって端綴じ処理を施す際に、当該端綴じ処理に要する時間だけ、次に搬送されてくる用紙42を保持するバッファー用のロール81が配設されている。このバッファー用のロール81は、用紙搬送路73を搬送されてくる用紙42を、外周に巻き付けた状態で一時的に保持し、次に搬送されくる用紙42と互いに先端を一致させた状態で送り出すように構成されている。なお、上記バッファー用のロール81の出口には、当該バッファー用のロール81に巻き付けた用紙42を、排出するための排出ゲート81aが設けられている。
また、上記上方に分岐した用紙搬送路77には、搬送ロール82と、トップ排出ロール83が配設されており、必要に応じて穿孔処理を施した用紙42や、画像が形成された用紙42等をそのままトップトレイ80に排出するように構成されている。
さらに、上記下方に分岐した用紙搬送路78は、用紙42に対して一端縁に沿った綴じ処理や角部に綴じ処理を施したり、複数枚の用紙42をセット毎にオフセットさせた状態で排出するためのものである。この用紙搬送路78には、上述したバッファー用のロール81と、コンパイル排出ロール84とが配設されており、当該コンパイル排出ロール84によって用紙42を順次コンパイルトレイ85上に排出するようになっている。さらに、上記コンパイルトレイ85上に整列された所定枚数の用紙42は、必要に応じて、ステープラー86によって綴じ処理が施された後、排出手段としての上下一対の排出ロール87によってオフセットする排出トレイとしてのスタックトレイ89上に排出される。上記用紙42には、図4に示すように、ステープラー86によって、種々の綴じ処理が可能となっている。
また、上記コンパイルトレイ85の基端部には、用紙42の基端部を突き当てるガイド部材90が退避可能に配設されているとともに、用紙42を整列するパドル91が回転可能に配設されている。さらに、上記コンパイルトレイ85の中間部には、用紙42を幅方向に整列するタンパー92が図面に垂直な方向に移動可能に配設されている。また、上記コンパイルトレイ85の先端部には、用紙42を整列する補助パドル93と、用紙束を案内する出没可能なシェルフ部材94が配設されている。又さらに、上記スタックトレイ89の基端部には、当該トレイ89上に排出される用紙42の基端部を押さえる押さえ部材としてのクランパー95が回動可能に配設されている。
なお、上記排出手段としての上方の排出ロール87と補助パドル93は、所定のタイミングで、下方に移動可能となっている。
また、上記パンチユニット76の上流側から分岐した用紙搬送路73には、その下方に、用紙42を整列する整列手段としての整列トレイ96上に排出するための排出ロール97が設けられているとともに、前記整列トレイ96の下端部には、用紙42の下端部を突き当てるエンドガイド98が上下方向に移動可能に設けられている。さらに、上記整列トレイ96の中間部には、中綴じ手段としての中綴じ用のステープラー99と、用紙42を整列させる図示しないタンパーを駆動するタンパー駆動部100と、整列された用紙42を中央部で2つに折る折りナイフ部101とが配設されている。そして、上記整列トレイ96上で整列された用紙42は、折りナイフ部101と2組の折りロール102によって、中央部で2つに折られた後、出口ロール103によってブックトレイ104上に排出されるように構成されている。なお、105は整列トレイ96の上下に設けられて用紙42を整列させるためのパドルを示している。
図4はこの発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の制御回路を示すものである。
図4において、111はデジタル複合機を制御する制御装置としてのコントローラを示すものであり、このコントローラ200は、当該コントローラ200自体を制御するとともにデジタル複合機の動作を制御するCPU112と、このCPU112とバスブリッジ113を介して接続されたメモリ114とを備えている。このメモリ114は、CPU112で実行すべきプログラムが記憶されたROMや、画像データを複数のページにわたって展開したイメージデータを格納することが可能なイメージ格納部として機能するRAM等からなる描画メモリ114aを備えるように構成されている。
また、上記CPU112は、バス115を介して、ユーザーインターフェイス(UI) 116、スキャナーインターフェイス117、プリンタインターフェイス118、ファックスインターフェイス119と接続されており、スキャナーインターフェース117はスキャナー23に、プリンタインターフェース118はプリンタ300に、ファックス(FAX)インターフェース119はファックス(FAX)120にそれぞれ接続されている。なお、ファックス120は、通信回線を介して送られてくる画像データを展開したりスキャナー4で読み取られた画像データを圧縮したりして、通信回線を介して送信するためのものである。
さらに、上記CPU112は、バス115及びネットワークインターフェース121を介して、LANや電話回線あるいインターネット等からなるネットワーク122によってパーソナルコンピュータ(PC)123やワークステーション(WS)124などと接続可能となっている。
上記ユーザーインターフェイス(UI) 116は、デジタル複合機によって実行されるプリントモードや、コピーモード、ファックスモード等を選択したり、プリントモードやコピーモードなどの場合、プリントする用紙を給紙する給紙トレイの選択、プリント枚数、あるいはコピー倍率等の選択を行い、スタートボタンを押すことによって、プリント動作等を開始するように構成されている。
また、この実施の形態では、上記ユーザーインターフェイス(UI)116には、ユーザがフィニッシャー2によって画像が形成された用紙に対して、所望のフィニッシング処理を施したい場合など、所望のフィニッシング処理を指示するフィニッシング処理指示手段としてのフィニッシング処理指示ボタン116aが設けられている。なお、上記フィニッシング処理指示ボタン116aは、ステープリング処理や、穴あけ、製本、オフセット排出などの所望のフィニッシング処理を指示することが可能となっている。
さらに、図4に示すように、デジタル複合機1がパーソナルコンピュータ(PC)123などと接続されて、当該パーソナルコンピュータ(PC)123のプリンタとして機能する場合には、プリンタドライバがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)123によってプリント指示が出されるが、このパーソナルコンピュータ(PC)123のアイコンに設けられるフィニッシング処理指示ボタンによっても、所望のフィニッシング処理を指示することが可能である。
ところで、この実施の形態では、画像が形成された用紙に対して所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャーと組み合わせて使用される画像形成装置において、上記フィニッシャーで実行するフィニッシング処理の内容を指示するフィニッシング処理指示部と、入力されたデータに基づいて画像出力装置に出力するイメージデータを生成する画像生成部と、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部と、上記プリント指示制御部から出力されたプリント指示コマンドを格納するプリント処理キュー部と、上記プリント指示制御部から出力されたセット開始コマンドとセット終了コマンドを格納し、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの情報に基づいて、フィニッシャーにおけるフィニッシング処理を制御するセット管理部とを備えるように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係るデジタル複合機1は、図1に示すように、大別して、制御装置としてのコントローラ200と、画像出力装置としてのプリンタ300とから構成されている。これらコントローラ200とプリンタ300は、シリアル通信方式又はパラレル通信方式を採用した通信線400を介して互いに通信可能に接続されている。また、上記デジタル複合機1のプリンタ300とフィニッシャー2、3とは、シリアル通信方式又はパラレル通信方式を採用した通信線500を介して互いに通信可能に接続されている。なお、図1では、コントローラ200とプリンタ300との間、及びプリンタ300とフィニッシャー2、3との間が複数の線で結ばれているが、これらはパラレル通信方式であることを意味するものではなく、コントローラ200とプリンタ300との間、及びプリンタ300とフィニッシャー2、3との間で通信されるコマンド等を便宜上示しているにすぎない。上記コントローラ200とプリンタ300は、例えば、図2に示すように、デジタル複合機本体21に一体的に組み付けられたものであっても良い。また、上記コントローラ200とプリンタ300は、互いに別体として構成されていてもよく、例えば、プリンタ300を動作させるドライバ用のソフトウエアがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)123等をコントローラ200として用いても良い。
上記コントローラ200は、図1に示すように、画像生成部201と、イメージ格納部202と、プリント指示制御部203と、フィニッシング処理指示部204とを備えている。
上記画像生成部201は、図4に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)123等から入力されるポストスクリプト等からなるコードデータや画像データ、スキャナー23によって読み込まれた原稿の画像データ、あるいは電話回線やLAN等のネットワーク122を介して送られてくる画像データを、プリンタ300に出力できるフォーマットに変換して、イメージデータを生成するためのものである。この画像生成部201は、図4に示すように、CPU112によって実行されるソフトウエアや、図示しない画像データ展開回路(Video ASIC)等のハードウエアによって構成され、入力されたポストスクリプト等のコードデータや画像データを、プリンタ300に出力できるフォーマットに変換して、イメージデータを生成するように構成されている。
また、上記イメージ格納部202は、図4に示すように、例えば、メモリ114の内部に設けられ、画像生成部201で生成されたイメージデータを、複数ページ分にわたって記憶することが可能な描画メモリ114aによって構成されている。なお、このイメージ格納部202は、ハードディスク駆動装置(HDD)等によって構成しても良い。
さらに、上記プリント指示制御部203は、ユーザーインターフェイス(UI) 116に設けられたコピー開始ボタン(図示せず)が押されたり、パーソナルコンピュータ123のディスプレイ上に表示されるプリント処理を開始するプリント開始アイコンなどが操作された後、イメージ格納部202にイメージデータが少なくとも1つ格納されたことを検知すると、プリンタ300に対してプリント指示コマンド401を出力するものである。このプリント指示コマンド401は、1ページ単位で出力されるプリント動作を指示するコマンドからなる。また、プリント指示制御部203からは、プリント指示コマンド401に先立って、プリントすべき用紙のサイズや文字のフォント等を指示するプリント属性指定コマンド402も出力される。
また、上記プリント指示制御部203は、フィニッシャー2、3でフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンド401の先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドとからなるセット指示コマンド403を、プリント指示コマンド401と共に出力するように構成されている。
なお、上記プリント指示制御部203は、イメージ格納部202にイメージデータが少なくとも1つ格納されたことの通知によって、当該イメージデータの格納を検知して、プリンタ300に対してプリント指示コマンド401を出力するが、画像生成部201は、イメージ格納部202へのイメージデータの格納が完了していなくとも、イメージ格納を指示する信号か、あるいは当該画像生成部201でイメージデータの生成を開始する信号などの擬似格納通知をもって、イメージ格納部202へのイメージデータの格納が完了したものとみなして、プリント指示制御部203に擬似格納通知を出力するように構成しても良い。この場合、プリント指示制御部203は、画像生成部201からの擬似格納通知を受けて、プリンタ300にプリント指示コマンド401を出力するように構成される。こうすることによって、プリント指示コマンド401を早期に出力することができ、プリント開始までの時間を短縮することが可能となる。
図5は上記プリント指示制御部203から出力される種々のコマンドを示したものである。
上記プリント指定コマンド401は、用紙単位で出力されるコマンドであり、プリント指定コマンドコード401aと、プリントID401bと、表面情報401cと、裏面情報401dとから構成されている。
また、上記プリント属性指定コマンド402は、プリント属性が指定される毎に出力されるコマンドであり、属性指定コマンドコード402aと、属性の個数402aと、属性1・・・・属性N402cとから構成されている。上記属性402cとしては、例えば、A4サイズやA3サイズなどの用紙サイズ、入力トレイの指定、出力トレイの指定、カラーモード、階調、両面/片面などが挙げられる。
さらに、上記セット指定コマンド403は、フィニッシャー2でフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを基本とする。このセット指定コマンド403は、セット指定コマンドであることを示すセット指定コマンドコード403aと、1〜255までの8ビットの数字からなるセットのID(識別符号)403bと、セットであることを指定するSet指定403cと、フィニッシング機能指定403dとから構成されている。このフィニッシング機能指定403dは、ホッチキス留め、穴あけ、製本、オフセット、ラップ、処理なしを示すNothingなどからなるものである。
また、上記Set指定403cは、新規設定の開始コマンドであることを示すS:Startと、新規設定の終了コマンドであることを示すE:Endと、割込の開始コマンドであることを示すI:Interruptと、割込の終了コマンドであることを示すR:Resumeと、nterruptと、Startと、差込の開始コマンドであることを示すSS:Sub−Startと、差込の終了コマンドであることを示すSE:Sub−Endと、セット指定を解除するためのコマンドであるC:Cancelとから構成されている。なお、上記セット指定を解除するためのコマンドは、特定のセット指定を解除するコマンドと、すべてのセット指定を解除する全キャンセルコマンドとを含んでいる。
ここで、上記「割込」処理とは、図5の下段に示すように、例えば、通常のセット指定コマンドを実行中に、別のセット指定を割り込ませる処理であり、通常のセット指定と割込のセット指定との間には、何ら関係がない。
一方、上記「差込」処理とは、図5の下段に示すように、例えば、通常のセット指定コマンドを実行中に、当該通常のセット指定のなかで、更に1つのセットを指定するための処理であり、差込処理のセット指定は、常に、通常のセット指定に従属する関係にある。
なお、上記「割込」処理及び「差込」処理の数は、1つ限定されるものではなく、複数の「割込」処理や「差込」処理を実行しても勿論良い。例えば、複数の「差込」処理としては、通常のセット指定コマンドで表紙と裏表紙のセットを指定し、当該表紙と裏表紙のセットの間に、複数の「差込」処理として、白黒のページの用紙や、カラーのページの用紙などを挟み込むようにしても良い。
一方、上記プリンタ300は、図1に示すように、コマンド解釈部301と、ディクショナリー部302と、プリント処理キュー部303と、セット管理部304とを備えるように構成されている。
上記コマンド解釈部301は、コントローラ200からプリント指示コマンド401やプリント属性指示コマンド402等の種々のコマンドを受け付け、これら種々のコマンドを解釈するためのものである。また、このコマンド解釈部301は、コントローラ200から受け付けたセット指示コマンド403を解釈すると、解釈したセット指示コマンド403をセット管理部304に送付するようになっている。
また、上記プリント処理キュー部303は、コントローラ200のプリント指示制御部204から出力されたプリント指示コマンド401を、プリント属性と関連付けたプリント情報305として、1ページ分毎に順次格納するものである。また、このプリント処理キュー部303は、フィニッシャー2との間で、用紙の出力コマンド501をやり取りすることによって、プリンタ300からフィニッシャー2に用紙を排出するタイミングを制御している。
さらに、上記セット管理部304は、プリント指示制御部203から出力されたセット開始コマンドとセット終了コマンドからなるセット指示コマンド403を格納し、当該セット指示コマンド403の情報に基づいて、フィニッシャー2におけるフィニッシング処理を制御するためのものである。このセット管理部304からは、フィニッシャー2にフィニッシング指示コマンド502が出力される。
上記フィニッシャー2は、プリンタ300と通信する機能を備えており、プリンタ300から出力される用紙出力コマンド501や、フィニッシング指示コマンド502に基づいて、所定のフィニッシング処理を実行するように構成されている。このフィニッシャー2で実行されるフィニッシング処理は、図2で説明した通りであるが、ここで、フィニッシング処理を処理毎に分けて説明すると、次のようになる。
図6(a)はフィニッシャー2において、デジタル複合機1で画像が形成された用紙に対して、ステープル処理機構によってステープル処理を施して、出力トレイに出力する場合を示している。
また、図6(b)はフィニッシャー2において、デジタル複合機1で画像が形成された用紙に対して、穴あけ機構によって穴あけ処理を施して、出力トレイに出力する場合を示している。
さらに、図6(c)はフィニッシャー2において、デジタル複合機1で画像が形成された用紙に対して、まず、ステープル処理機構によってステープル処理を施した後、中折り機構によって製本処理(中折り処理)を施して、出力トレイに出力する場合を示している。なお、製本処理としては、中折り機構による中折り処理に限らず、表紙と裏表紙とを糊付けるする処理などであっても勿論良い。
又、図6(d)はフィニッシャー2において、デジタル複合機1で画像が形成された用紙に対して、穴あけ機構によって穴あけ処理を施した後、ステープル処理機構によってステープル処理を施し、更に中折り機構によって製本処理(中折り処理)を施して、出力トレイに出力する場合を示している。
以上の構成において、この実施の形態に係るデジタル複合機では、次のようにして、フィニッシング処理を行う内容にかかわらず、直ちにフィニッシング処理を開始して高速化が可能であるとともに、割り込み処理に対応することができ、且つフィニッシング機構に依存することなく、フィニッシング処理を制御することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るデジタル複合機1は、図2及び図6に示すように、フィニッシャー2と組み合わせて使用され、デジタル複合機1で画像が形成された用紙42に対して、フィニッシャー2によって所望のフィニッシング処理が施される。
その際、ユーザは、図1に示すように、デジタル複合機1のコントローラ200において、プリント指示制御部203によって所望のプリント指示を出すとともに、フィニッシング処理指示部204によって、希望するフィニッシング処理の内容を指示する。すると、上記プリント指示制御部203からは、プリント指示コマンド401とプリント属性指示コマンド402とが、プリンタ300に出力される。また、上記フィニッシング処理指示部204によってフィニッシング処理の内容が指示されると、当該フィニッシング処理指示部204からは、図1に示すように、セット指定コマンド403が出力される。
上記フィニッシャー2によるフィニッシング処理は、1枚の用紙に対してなされる場合もあるが、通常は、複数枚の用紙からなる1セットの用紙に対して、穴あけやステープル処理を行う処理が行われる。
そこで、フィニッシング処理指示部204は、セット処理が指示されると、図7に示すように、新しいSetIDでセット開始(Start)コマンド403をプリンタ300に送付する(ステップ101)。次に、フィニッシング処理指示部204は、割込み要求が発生したか否かを判別し(ステップ102)、割込み要求が発生した場合には、後述するように、割込処理を実行した後(ステップ103)、プリント指示制御部203によって、ジョブ内にプリントすべきデータが存在するか否かが判別される(ステップ104)。上記プリント指示制御部203は、ジョブ内にプリントすべきデータが存在しないと判別すると、プリンタ300でプリントすべきデータがないため、セット開始コマンドで使用したSetIDでセット終了コマンドをプリンタ300に出力して(ステップ110)、動作を終了する。
一方、上記プリント指示制御部203は、ジョブ内にプリントすべきデータが存在すると判別した場合には、次に、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであるか否かを判別する(ステップ105)。そして、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであると判別した場合には、後述するように、内包された差込ジョブを実行した後(ステップ106)、プリント属性の変更が必要か否かを判別する(ステップ107)。上記プリント指示制御部203は、プリント属性の変更が必要であると判別した場合には、図8に示すように、プリント属性指示コマンド402を送付した後(ステップ108)、プリント指示コマンド401をプリンタ300に送付して(ステップ109)、ステップ102に戻る。
このように、通常のセット指定コマンド403の場合には、図8に示すように、フィニッシング処理指示部204からセット指定コマンド403がプリンタ300に送付されるとともに、プリント指示コマンド401がプリンタ300に送付されて、このプリンタ300によってプリント処理が実行される。
また、上記プリンタ300のコマンド解釈部301では、図9に示すように、コントローラ200から送付されてきたコマンドが、プリント指示コマンド401か、プリント属性指示コマンド402か、セット指示コマンド403かを判別し(ステップ201)、セット指示コマンド403である場合には、後述するように、当該セット指示コマンド403を実行し(ステップ201)、プリント属性指示コマンド402である場合には、ディクショナリー部302に記録されている属性情報を付加して、図8に示すように、プリント情報305としてプリント処理キュー部303に格納する(ステップ203)。また、上記コマンド解釈部301は、コントローラ200から送付されてきたコマンドが、プリント指示コマンド401である場合には、ディクショナリー部302に記録されている属性情報を付加して、図8に示すように、プリント情報305としてプリント処理キュー部303に格納した後(ステップ204)、セット管理部304に登録されているセットは、アクティブ状態か否かが判別される(ステップ205)。そして、上記コマンド解釈部301は、セット管理部304に登録されているセットがアクティブ状態でない場合には処理を終了し、セット管理部304に登録されているセットがアクティブ状態である場合には、アクティブなセットからプリント情報にリンクを張るようになっている(ステップ206)。
ここで、セット管理部に登録されているセットがアクティブ状態であるとは、セット管理部に登録されているセットの終わりが確定していない状態を示す。具体的には、セット開始コマンドの属性のStart、InterruptまたはSub−Startは受け取っているが、それぞれのセット終了コマンドの属性であるEnd、Resume、Sub−Endを受け取っておらず、セット指定の終了がおこなわれていない状態である。
次に、図7のステップ103における割込処理について説明する。
この割込処理では、図10に示すように、新しいSetIDでセット開始(Interrupt)コマンド403をプリンタ300に送付する(ステップ301)。次に、フィニッシング処理指示部204は、割込み要求が発生したか否かを判別し(ステップ302)、この場合には、割込み要求が発生しているため、当該割込処理を実行する(ステップ303)。この割込処理では、プリント指示制御部203によって、ジョブ内にプリントすべきデータが存在するか否かが判別され(ステップ304)、ジョブ内にプリントすべきデータが存在しないと判別されると、セット開始(Interrupt)コマンドで使用したSetIDでセット終了(Resume)コマンドをプリンタ300に出力して (ステップ310)、動作を終了する。
一方、上記プリント指示制御部203は、ジョブ内にプリントすべきデータが存在すると判別した場合には、次に、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであるか否かを判別する(ステップ305)。そして、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであると判別した場合には、後述するように、内包された差込ジョブを実行した後(ステップ306)、プリント属性の変更が必要か否かを判別する(ステップ307)。上記プリント指示制御部203は、プリント属性の変更が必要であると判別した場合には、プリント属性指示コマンド402を送付した後(ステップ308)、プリント指示コマンド401をプリンタ300に送付して(ステップ309)、ステップ102に戻る。
このように、図11に示すように、通常のセット処理中であっても、割込処理を実行することが可能となる。
次に、図7のステップ106における差込処理について説明する。
この差込処理では、図12に示すように、新しいSetIDで差込開始(Sub−Start)コマンド403をプリンタ300に送付する(ステップ401)。次に、フィニッシング処理指示部204は、割込み要求が発生したか否かを判別し(ステップ402)、割込み要求が発生している場合には、割込処理を実行する(ステップ403)。その後、プリント指示制御部203は、ジョブ内にプリントすべきデータが存在するか否かを判別し(ステップ404)、ジョブ内にプリントすべきデータが存在しないと判別されると、差込開始(Sub−Start)コマンドで使用したSetIDで差込終了(Sub−End)コマンドをプリンタ300に出力して(ステップ410)、動作を終了する。
一方、上記プリント指示制御部203は、ジョブ内にプリントすべきデータが存在すると判別した場合には、次に、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであるか否かを判別する(ステップ405)。そして、当該ジョブが処理中のジョブに内包されているジョブであると判別した場合には、後述するように、内包された差込ジョブを実行した後(ステップ406)、プリント属性の変更が必要か否かを判別する(ステップ407)。上記プリント指示制御部203は、プリント属性の変更が必要であると判別した場合には、プリント属性指示コマンド402を送付した後(ステップ408)、プリント指示コマンド401をプリンタ300に送付して(ステップ409)、ステップ402に戻る。
このように、図13に示すように、通常のセット処理中であっても、差込処理を実行することが可能となる。この差込処理では、通常のジョブと、差込処理のジョブとは従属関係にあり、リンクが張られている。
これに対して、プリンタ300のセット管理部304では、コントローラ200のフィニッシング処理指示部204から送付されてくるセット指示コマンド403に基づいて、次のような動作を行う。
上記セット管理部304は、コントローラ200のフィニッシング処理指示部204から送付されてくるセット指示コマンド403を実行する。このセット管理部304は、図14に示すように、セット指示コマンド403がStartか否かを判別し(ステップ501)、セット指示コマンド403がStartである場合には、Set指示Startの処理を実行する(ステップ502)。
次に、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がEndか否かを判別し(ステップ503)、セット指示コマンド403がEndである場合には、Set指示Endの処理を実行する(ステップ504)。
その後、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がInterruptか否かを判別し(ステップ505)、セット指示コマンド403がInterruptである場合には、Set指示Interruptの処理を実行する(ステップ506)。
次に、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がResumeか否かを判別し(ステップ507)、セット指示コマンド403がResumeである場合には、Set指示Resumeの処理を実行する(ステップ508)。
その後、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がSub−Startか否かを判別し(ステップ509)、セット指示コマンド403がSub−Startである場合には、Set指示Sub−Startの処理を実行する(ステップ510)。
また、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がSub−Endか否かを判別し(ステップ511)、セット指示コマンド403がSub−Endである場合には、Set指示Sub−Endの処理を実行する(ステップ512)。
さらに、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403がCancelか否かを判別し(ステップ513)、セット指示コマンド403がCancelである場合には、Set指示Cancelの処理を実行する(ステップ514)。
なお、上記セット管理部304は、セット指示コマンド403が上記のいずれでもないと判別した場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知する(ステップ515)。
上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がStartであると判別すると、図15に示すように、Set指示Startの処理を実行する。
このSet指示Startの処理では、図15に示すように、アクティブなSetが存在するか否かを判別し(ステップ601)、Set指定Startの処理であるにもかかわらず、アクティブなSetが存在する場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ605)、当該処理を終了する。一方、セット管理部304は、アクティブなSetが存在しないと判別した場合には、アクティブなSetを生成し、SetIDの番号を設定する(ステップ602)。次に、セット管理部304は、ディクショナリー部302のプリント属性を退避した後(ステップ603)、関連するフィニッシャー2にセット処理が開始されたことを通知して(ステップ604)、当該処理を終了する。
次に、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がEndであると判別すると、図16に示すように、Set指示Endの処理を実行する。
このSet指示Endの処理では、図16に示すように、Startから生成されたアクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDか否かを判別し(ステップ701)、Startから生成されたアクティブなSetが存在しないか、又は同じSetIDでない場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ704)、当該処理を終了する。一方、セット管理部304は、Startから生成されたアクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDであると判別した場合には、関連するフィニッシャー2にセット処理が終了したことを通知して(ステップ702)、退避してあったプリント属性をディクショナリー部302に復活させて(ステップ703)、当該処理を終了する。
また、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がInterrruptであると判別すると、図17に示すように、Set指示Interrruptの処理を実行する。
このSet指示Interrruptの処理では、図17に示すように、アクティブなSetが存在するか否かを判別し(ステップ801)、アクティブなSetが存在しない場合には、アクティブなSetを生成し、SetIDの番号を設定して(ステップ806)、ステップ805に進む。一方、セット管理部304は、アクティブなSetが存在すると判別した場合には、新たなSetを生成し、SetIDの番号を設定した後(ステップ802)、アクティブなSetにInterrrupt Flagを立てて、インアクティブにし、新たに生成したSetをアクティブにする(ステップ803)。次に、セット管理部304は、インアクティブになったSetのディクショナリー部302のプリント属性を退避した後(ステップ804)、関連するフィニッシャー2にセット処理が開始されたことを通知して(ステップ805)、当該処理を終了する。
さらに、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がResumeであると判別すると、図18に示すように、Set指示Resumeの処理を実行する。
このSet指示Resumeの処理では、図18に示すように、Interrruptから生成されたアクティブなSetは存在し、且つ同じSetIDか否かを判別し(ステップ901)、Interrruptから生成されたアクティブなSetは存在しないか、又は同じSetIDでない場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ906)、ステップ905に進む。一方、セット管理部304は、Interrruptから生成されたアクティブなSetは存在し、且つ同じSetIDであると判別した場合には、Interrrupt Flagが立ったインアクティブなSetがあるか否かを判別する(ステップ902)。そして、Interrrupt Flagが立ったインアクティブなSetがあると判別した場合には、アクティブなSetをセット指示完了の状態とするとともに、Interrrupt Flagが立ったインアクティブなSetをアクティブにする(ステップ903)。Interrrupt Flagが立ったインアクティブなSetがないと判別した場合には、アクティブなSetをセット指示完了の状態とする (ステップ906)。その後、セット管理部304は、退避してあったプリント属性をディクショナリー部302に復活させた後(ステップ904)、関連するフィニッシャー2にセット処理が開始されたことを通知して(ステップ905)、当該処理を終了する。
また更に、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がSub−Startであると判別すると、図19に示すように、Set指示Sub−Startの処理を実行する。
このSet指示Sub−Startの処理では、図19に示すように、アクティブなSetが存在するか否かを判別し(ステップ1001)、アクティブなSetが存在しない場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ1006)、当該処理を終了する。一方、セット管理部304は、アクティブなSetが存在すると判別した場合には、新たなSetを生成して、SetIDの番号を設定した後(ステップ1002)、アクティブなSetに新規に生成したSetからリンクを張り、アクティブなSetをインアクティブにし、新規に生成したSetをアクティブにする(ステップ1003)。次に、セット管理部304は、インアクティブになったSetのディクショナリー部302のプリント属性を退避した後(ステップ1004)、関連するフィニッシャー2にセット処理が開始されたことを通知して(ステップ1005)、当該処理を終了する。
次に、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がSub−Endであると判別すると、図20に示すように、Set指示Sub−Endの処理を実行する。
このSet指示Sub−Endの処理では、図20に示すように、Sub−Startから生成されたアクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDか否かを判別し(ステップ1101)、Sub−Startから生成されたアクティブなSetが存在しないか、又は同じSetIDでない場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ1107)、当該処理を終了する。一方、セット管理部304は、Sub−Startから生成されたアクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDであると判別した場合には、アクティブなSetからリンクを張っているSetがあるか否かを判別する(ステップ1102)。そして、アクティブなSetからリンクを張っているSetがあると判別した場合には、アクティブなSetをセット指示完了の状態とするとともに、リンクを張っているSetをアクティブにする(ステップ1103)。アクティブなSetからリンクを張っているSetがないと判別した場合には、アクティブなSetをセット指示完了の状態とする(ステップ1106)。その後、セット管理部304は、退避してあったプリント属性をディクショナリー部302に復活させた後(ステップ1104)、関連するフィニッシャー2にセット処理が開始されたことを通知して(ステップ1105)、当該処理を終了する。
最後に、上記プリンタ300のセット管理部304は、セット指示コマンド403がCancelであると判別すると、図21に示すように、Set指示Cancelの処理を実行する。
このSet指示Cancelの処理では、図21に示すように、SetIDは" 0" か否かを判別し(ステップ1201)、SetIDが" 0" である場合には、セット開始コマンドを出力して、セット終了コマンドを出力していないすべてのフィニッシャー2にキャンセルが起きたことを通知し(ステップ1206)、当該セット管理部304のすべてのSetを削除して(ステップ1207)、ステップ1204に進む。一方、セット管理部304は、SetIDが" 0" でない場合には、アクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDであるか否かを判別する(ステップ1202)。そして、アクティブなSetが存在し、且つ同じSetIDであると判別した場合には、アクティブなSetを削除するとともに、ひとつ前にアクティブだったSetをアクティブにし(ステップ1203)、退避してあったプリント属性をディクショナリー部302に復活させる(ステップ1204)。また、アクティブなSetが存在しないか、又は同じSetIDでないと判別した場合には、Set指定のエラー発生をコントローラ200に通知し(ステップ1107)、当該処理を終了する。
このように、上記実施の形態によれば、ステープル処理やオフセット排出等のフィニッシング処理をおこなうときに、コントローラ200がフィニッシング処理のセット開始コマンドを指定して、プリント指示コマンド401を送り、セット終了コマンドを出力するだけで、次の効果を実現することができる。
まず、第1に、フィニッシング処理を効率良く行うことができる。つまり、セット処理を行う用紙の総枚数が不明でも、セット処理を開始することができる。具体的には、セット開始コマンド403とプリント指示コマンド401を送り、最後のプリントデータが確定するまでは、各画像のプリント指示コマンド401を必要に応じて送付し、最後のプリントデータが確定したときに、その画像のプリント指示コマンド401とセツト終了コマンド403を送れば良い。そのため、フィニッシング処理が連続して行われる場合には、セット開始コマンド403と、複数のプリント指示コマンド401と、セット終了コマンド403の組をプリンタ300に送るだけで、プリンタ300が紙送りとイメージ転送の最適なタイミングを生成することができる。
第2に、コントローラ200は、プリンタ300のフィニッシング装置の機構を意識しないで、フィニッシング処理を実行することができる。従来技術では、フィニッシングを行う機構が出力トレイに付属している場台、出力トレイを指定してフィニッシング指定コマンドを送れば良い。しかし、フィニッシングを行う機構が出力トレイとは別のところに有る場合は、事前にフィニッシングをおこなう機構に出力指定をおこなった後、フィニッシング処理を行い、出力トレイに排出する制御となる。このように、フィニッシング機構が異なると処理シーケンスも異なっていた。これに対して、本発明では、コントローラ200は、プリンタ300のフィニッシング装置の機構を意識しないで、フィニッシング処理を実行することができる。
第3に、コントローラ200は、プリンタ300のフィニッシング装置の機構を意識しないで、割込み処理が発生した場合であっても、フィニッシング処理を制御することができる。プリンタ300でフィニッシング処理を実行する際、コントローラ200は、セット開始コマンドと複数のプリント指示コマンドを送信するが、セット終了コマンドを送る前に、コピー機等として割込みが発生する場合がある。この場合、コントローラ200はセット終了のコマンドを送る前に割込み処理用に新SetIDが割当てられたセット開始コマンド403と複数のプリント指示コマンド401を送り、最後に割込みのセット開始コマンド403で使用したSetIDを付加したセット終了コマンド403を送ることにより、割込み処理を実行することができる。コントローラ200は、割込み処理のセット終了コマンド403を送付した後、当初のフィニッシング処理からの続きのプリント指示コマンド401とセット終了コマンド403を送れば良い。このように、割込み前の処理も正常に処理することが可能となる。
第4に、セット指定コマンド403でフィニッシング処理を複数指定することによって、フィニッシング処理を多重に指定することが可能となる。例えば、ステープル処理したものに表紙と背表紙を付けた製本の処理指定を正確に指定することができる。
以上の通り、この実施の形態では、フィニッシング処理を行う内容にかかわらず、直ちにフィニッシング処理を開始して高速化が可能であるとともに、割り込み処理に対応することができ、且つフィニッシング機構に依存することなく、フィニッシング処理を制御することが可能となっている。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の制御回路を示すブロック図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態を示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機の画像形成部を示す構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の制御回路を示すブロック図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機で使用されるコマンド群を示す説明図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態をそれぞれ示す概略構成図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示す説明図である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図10はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図11はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示す説明図である。 図12はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図13はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示す説明図である。 図14はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図15はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図16はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図17はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図18はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図19はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図20はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図21はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図22は従来の画像形成装置をフィニッシャーと組み合わせた状態を示す概略構成図である。 図23は従来の画像形成装置をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。 図24は従来の画像形成装置をフィニッシャーと組み合わせた状態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
200:コントローラ、300:プリンタ、201:画像生成部、202:イメージ格納部、204:フィニッシング処理指示部、301:コマンド解釈部、303:プリント処理キュー部、304:セット管理部。

Claims (10)

  1. 画像が形成された用紙に対して所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャーと組み合わせて使用される画像形成装置において、
    上記フィニッシャーで実行するフィニッシング処理の内容を指示するフィニッシング処理指示部と、
    入力されたデータに基づいて画像出力装置に出力するイメージデータを生成する画像生成部と、
    上記フィニッシング処理指示部に指示されたフィニッシング処理の内容とともに、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部と、
    上記プリント指示制御部から出力されたプリント指示コマンドを格納するプリント処理キュー部と、
    上記プリント指示制御部から出力されたセット開始コマンドとセット終了コマンドを格納し、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの情報に基づいて、フィニッシャーにおけるフィニッシング処理を制御するセット管理部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、割込処理の要求を受け付けたときに、割込情報を付加したセット開始コマンドと、割込情報を付加したセット終了コマンドと、プリント指示コマンドとを出力することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、差込処理の要求を受け付けたときに、差込情報を付加したセット開始コマンドと、差込情報を付加したセット終了コマンドと、プリント指示コマンドとを出力することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、セット開始コマンドとセット終了コマンドを出力する際に、当該セット開始コマンドとセット終了コマンドの組合せが識別できるように識別情報を付加して、これらセット開始コマンドとセット終了コマンドを出力することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、セットでの処理をキャンセルする要求を受け付けたときに、キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、キャンセル要求を受け付けるときに、キャンセルするセットを識別できるように識別情報を付加して、キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記プリント指示制御部は、すべてのセットでの処理をキャンセルする全キャンセルコマンドを出力することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記フィニッシング処理指示部は、フィニッシング処理として、ステープリング処理、穴あけ処理、製本処理、オフセット排出処理の少なくともいずれか1つを指示可能であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記セット管理部は、セット開始コマンドが送られてきているが、セット終了コマンドが送られていないセット指示コマンドを、実行中のアクティブなコマンドとして管理することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像が形成された用紙に対して所望のフィニッシング処理を施すフィニッシャーと組み合わせて使用される画像形成装置を制御する制御装置において、
    上記フィニッシャーで実行するフィニッシング処理の内容を指示するフィニッシング処理指示部と、
    上記フィニッシング処理指示部に指示されたフィニッシング処理の内容とともに、上記フィニッシャーでフィニッシング処理を施す1セットのデータであることを指示するコマンドであって、用紙へのプリント指示コマンドの先頭に付加されるセット開始コマンドと、用紙へのプリント指示コマンドの最後に付加されるセット終了コマンドを、プリント指示コマンドと共に出力するプリント指示制御部とを備えたことを特徴とする制御装置。
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